JP6906271B1 - 道路劣化診断装置、道路劣化診断方法、及び、プログラム - Google Patents

道路劣化診断装置、道路劣化診断方法、及び、プログラム Download PDF

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Abstract

道路劣化を、保守形態に合わせて効率的に管理する。記憶部2は、所定の地域を所定の大きさで分割した各区画について、該区画内の道路劣化の検出有無を示す検出状況、及び、検出された道路劣化の保守状況を含む劣化情報を記憶する。表示制御部3は、各区画における劣化情報を示す地図を表示手段に表示させる。

Description

本開示は、道路劣化診断装置、道路劣化診断方法、及び、記録媒体に関する。
走行する車両により収集した画像や加速度を分析することにより道路劣化を判定するシステムが知られている。例えば、特許文献1には、路面を撮影した画像に画像処理を行って、路面の状態を判定する路面状況判定装置が開示されている。また、特許文献2には、検出された路面の状況に基づいて、要修繕箇所を自動的に検出し、地図上に表示する装置が開示されている。
道路を管理する事業者(自治体等)は、このように、車両から収集された情報から道路劣化が検出されると、当該道路劣化が検出された場所(現地)に作業者を派遣して、現状を確認させたり、確認後に補修させたりして、道路の保守を行なっている。また、作業者は、一般的な保守の形態として、現地において、検出された道路劣化のみを保守するだけでなく、当該道路劣化の周辺(例えば、目視で確認できる範囲)に他の道路劣化を見つければ、その新たに見つけた道路劣化に対しても確認や、補修を行う。
特開2002−140789号公報 特開2018−154986号公報
特許文献2に開示された装置では、検出した道路劣化が、それぞれ、地図上に表示される。すなわち、それぞれの道路劣化が、要修繕箇所として管理される。一般に、事業者は、例えば、ポットホール等、早期に補修が必要な道路劣化を迅速に発見するために、地域内に車両を繰り返し走行させて道路劣化を検出している。このため、狭い範囲に道路劣化が集中して発生すると、それぞれの道路劣化を管理している場合に、その範囲の多数の道路劣化を管理する必要が生じ煩雑となる。しかしながら、上述した現地における作業者の保守形態を考慮すると、狭い範囲で個々の道路劣化を管理する必要はない。なお、特許文献1には、道路劣化を地図上で管理することの開示はない。
本開示の目的の一つは、上述の課題を解決し、道路劣化を保守形態に合わせて効率的に管理できる、道路劣化診断装置、道路劣化診断方法、及び、記録媒体を提供することである。
本開示の一態様における第1の道路劣化診断装置は、所定の地域を所定の大きさで分割した各区画について、該区画内のポットホールの検出状況と検出されたポットホールの保守状況とを含む劣化情報を記憶する記憶手段と、前記各区画における前記劣化情報を示す地図を表示手段に表示させる表示制御手段と、を備える。
本開示の一態様における第2の道路劣化診断装置は、所定の地域を所定の大きさで分割した各区画について、該区画内の道路劣化の検出状況と検出された道路劣化の保守状況とを含む劣化情報を記憶する記憶手段と、前記検出状況が未検出の区画で道路劣化が検出された場合に、該区画の検出状況に検出済みを設定し、該道路劣化の保守の状況に応じて、該区画の前記保守状況を更新し、該保守状況を所定の状況に更新してから所定の期間経過後に、前記検出状況を未検出に更新する、更新手段と、前記各区画における前記劣化情報を示す地図を表示手段に表示させる表示制御手段と、を備える。
本開示の一態様における道路劣化診断方法は、所定の地域を所定の大きさで分割した各区画について、該区画内のポットホールの検出状況と検出されたポットホールの保守状況とを含む劣化情報を記憶し、前記各区画における前記劣化情報を示す地図を表示手段に表示させる。
本開示の一態様における記録媒体は、コンピュータに、所定の地域を所定の大きさで分割した各区画について、該区画内のポットホールの検出状況と検出されたポットホールの保守状況とを含む劣化情報を記憶し、前記各区画における前記劣化情報を示す地図を表示手段に表示させる、処理を実行させるプログラムを記録する。
本開示の効果は、道路劣化を、保守形態に合わせて効率的に管理できることである。
第1の実施形態における、道路劣化診断システム10の構成を示すブロック図である 第1の実施形態における、道路劣化診断装置20の構成の例を示すブロック図である。 第1の実施形態における、センサ情報の例を示す図である。 第1の実施形態における、道路劣化の検出結果の例を示す図である。 第1の実施形態における、劣化情報の例を示す図である。 第1の実施形態における、道路劣化の確認結果の例を示す図である。 第1の実施形態における、道路劣化の補修結果の例を示す図である。 第1の実施形態における、道路劣化検出処理を示すフローチャートである。 第1の実施形態における、保守状況更新処理を示すフローチャートである。 第1の実施形態における、有効期限処理を示すフローチャートである。 第1の実施形態における、ある区画の劣化情報における検出状況、及び、保守状況の時系列変化の例を示す図である。 第1の実施形態における、ある区画の劣化情報における検出状況、及び、保守状況の時系列変化の他の例を示す図である。 第1の実施形態における、道路劣化位置表示処理を示すフローチャートである。 第1の実施形態における、地図上への劣化情報の表示例を示す図である。 第1の実施形態における、劣化情報の詳細情報の表示例を示す図である。 第2の実施形態における、道路劣化診断装置1の構成を示すブロック図である。 コンピュータ500のハードウェア構成の例を示すブロック図である。
(第1の実施形態)
第1の実施形態について説明する。
(システム構成)
はじめに、第1の実施形態における、道路劣化診断システムの構成を説明する。図1は、第1の実施形態における、道路劣化診断システム10の構成を示すブロック図である。図1を参照すると、道路劣化診断システム10は、道路劣化診断装置20、表示装置30、移動体である、複数の車両40_1、40_2、…40_N(Nは自然数)(以下、まとめて、車両40とも記載)を含む。移動体は、自動二輪車や自転車、ドローン、自動運転機能の付いたロボットまたは車両、人(歩行者)でもよい。
車両40は、搭載されたセンサが取得する所定のセンサ情報を取得する。センサ情報としては、画像や、加速度、取得日時、及び、位置等が含まれる。画像は、例えば、車両40に搭載されたドライブレコーダーのカメラ等の撮像装置により、道路を走行しながら、撮像(取得)される道路の路面の画像である。また、加速度は、道路を走行しながら、例えば、加速度センサにより、検出(取得)される道路の路面の凹凸を上下方向の振動として表されたものである。また、位置は、撮像装置による画像撮像時や、加速度センサによる加速度取得時に、GPS(Global Positioning System)等の位置検出センサにより取得される位置である。車両40は、画像、加速度、これらの情報の取得日時、及び、位置を含むセンサ情報を、道路劣化診断装置20へ送信する。例えば、位置としては、緯度及び経度を用いてもよい。また、本実施形態では、センサ情報に画像及び加速度の両方が含まれている場合について説明するが、それに限らず、画像及び加速度の少なくともどちらか一方が含まれていればよい。
道路劣化診断装置20は、車両40から送信されるセンサ情報に基づいて、道路劣化を検出する。ここで、道路劣化診断装置20は、各地域の地表面を区画に分割し、検出した道路劣化を各区画で管理する。道路劣化診断装置20は、区画ごとの劣化情報を表示装置30に表示させることにより、劣化情報を、道路劣化診断装置20のユーザへ提示する。ここで、ユーザとは、例えば、事業者の職員(管理者や作業者)である。
道路劣化診断装置20及び表示装置30は、例えば、事業者の設備管理施設に配置される。道路劣化診断装置20及び表示装置30は、一体でも別体でもよい。また、道路劣化診断装置20は、事業者の設備管理施設以外に配置されてもよい。この場合、道路劣化診断装置20は、クラウドコンピューティングシステムにより実現されてもよい。なお、表示装置30は、本開示の表示手段の一実施形態である。
センサ情報に基づく道路結果の検出方法には、画像解析や加速度を用いた公知技術が用いられる。画像解析を用いた道路劣化の検出としては、例えば、AI(Artificial Intelligence)を用いて道路劣化を解析する方法が挙げられる。また、加速度を用いた道路劣化の検出としては、例えば、路面に対して垂直方向の加速度を用いた路面の凹凸の程度を検出する方法が挙げられる。
図2は、第1の実施形態における、道路劣化診断装置20の構成の例を示すブロック図である。道路劣化診断装置20は、図2に示すように、センサ情報取得部21、センサ情報記憶部22、劣化検出部23、劣化情報更新部24、区画情報記憶部25、劣化情報記憶部26、及び、表示制御部27を含む。なお、区画情報記憶部25、劣化情報更新部24、及び、表示制御部27は、本開示の記憶手段、更新手段、及び、表示制御手段の一実施形態である。
センサ情報取得部21は、車両40からセンサ情報を取得する。センサ情報取得部21は、取得したセンサ情報をセンサ情報記憶部22に出力する。
センサ情報記憶部22は、センサ情報取得部21が出力したセンサ情報を記憶する。図3は、第1の実施形態における、センサ情報の例を示す図である。図3の例では、センサ情報は、日時、位置、画像、及び、加速度を含む。日時は、車両40が画像及び加速度を取得した日時を示す。位置は、画像及び加速度を取得した位置を示す。
劣化検出部23は、センサ情報に含まれる画像及び加速度の少なくとも一方に基づいて、道路劣化を検出する。ここで、劣化検出部23は、道路劣化として、例えば、ポットホールを検出する。ポットホールは、路面の舗装表面に生じた、例えば、直径0.1〜1m程度の穴のことである。劣化検出部23は、これに限らず、道路劣化として、ひび割れや、わだち掘れ等を検出してもよい。また、劣化検出部23は、道路劣化を示す指標に基づき、道路劣化を検出してもよい。この場合、指標として、例えば、ひび割れ率や、わだち掘れ量、平坦性、MCI(Maintenance Control Index)、IRI(International Roughness Index)等が用いられる。劣化検出部23は、指標の値が所定の閾値を超えた場合、道路劣化として検出する。
以下、第1の実施形態では、劣化検出部23が道路劣化としてポットホールを検出する場合を例に説明する。
劣化検出部23は、検出した道路劣化についての検出結果を、劣化情報更新部24に出力する。
図4は、第1の実施形態における、道路劣化の検出結果の例を示す図である。図4の例では、検出結果は、検出日時、検出位置、及び、検出元の画像を含む。ここで、検出日時、検出位置、及び、検出元の画像は、それぞれ、道路劣化(ポットホール)が検出されたセンサ情報に含まれる、日時、位置、及び、画像である。
劣化情報更新部24は、道路劣化が検出されたセンサ情報に含まれる位置と、区画情報記憶部25に記憶された区画(メッシュ)の情報に基づき、道路劣化が検出された区画を特定する。そして、劣化情報更新部24は、劣化検出部23から取得した道路劣化の検出結果に基づき、劣化情報記憶部26に記憶された各区画の劣化情報を設定、更新する。
図5は、第1の実施形態における、劣化情報の例を示す図である。図5の例では、劣化情報は、検出状況、保守状況、検出結果、確認結果、補修結果、及び、有効期限を含む。
検出状況とは、ある区画における、道路劣化が検出されているか否かを示す項目である。検出状況には、道路劣化が検出されていないことを示す「未検出」か、検出されていることを示す「検出済み」が設定される。
保守状況とは、ある区画における、道路劣化に対する保守の状況を示す項目である。保守状況には、道路劣化の現地での確認がされていない(確認待ちである)ことを示す「未確認」、現地での確認がされた(補修待ちである)ことを示す「確認済み」、及び、補修が行われたことを示す「補修済み」が設定される。以下、保守状況「未確認」、「確認済み」、及び、「補修済み」を、それぞれ、第1の状況、第2の状況、及び、第3の状況とも記載する。
検出結果には、上述の道路劣化の検出結果が設定される。
確認結果、及び、補修結果には、それぞれ、作業者等による現地での確認結果、及び、補修結果が設定される。確認結果、及び、補修結果は、例えば、図示しない、作業者の携帯端末等から送信される。
図6は、第1の実施形態における、道路劣化の確認結果の例を示す図である。図6の例では、確認結果は、確認日時、確認位置、確認画像、及び、確認コメントを含む。ここで、確認日時、確認位置、確認画像、及び、確認コメントは、それぞれ、道路劣化の確認作業が行われた日時、位置、確認した道路劣化の画像、及び、確認した作業者のコメントである。
図7は、第1の実施形態における、道路劣化の補修結果の例を示す図である。図7の例では、補修結果は、補修日時、補修位置、補修画像、及び、補修コメントを含む。ここで、補修日時、補修位置、補修画像、及び、補修コメントは、それぞれ、道路劣化の補修作業が行われた日時、位置、補修済みの道路劣化の画像、及び、補修した作業者のコメントである。
有効期限には、劣化情報の有効期限が設定される。ここで、保守状況が「確認済み」の劣化情報には、有効期限として、保守状況が「確認済み」に更新された日時から、所定の確認済み有効期間後の日時が設定される。また、保守状況が「補修済み」の劣化情報には、有効期限として、保守状況が「補修済み」に更新された日時から、所定の補修済み有効期間後の日時が設定される。以下、これら、確認済み有効期間、補修済み有効期間を、それぞれ、第1の有効期間、第2の有効期間とも記載する。確認済み有効期間、補修済み有効期間は、所定の条件(例えば、区画の道路の補修履歴、交通量、材質等)に応じて、予め設定される。
劣化情報更新部24は、検出状況が「未検出」の区画で道路劣化が検出された場合に、該区画の検出状況に「検出済み」を設定する。
劣化情報更新部24は、区画の道路劣化の保守の状況に応じて、該区画の劣化情報の保守状況を更新する。また、劣化情報更新部24は、区画の劣化情報の有効期限が過ぎた場合に、該区画の劣化情報を初期化する(検出状況に「未検出」を設定する)。
図5の例において、区画ID「001」では、ポットホールが検出されておらず、劣化情報には検出状況「未検出」が設定されている。区画ID「002」では、ポットホールが検出され、現地での確認が行われていないため、劣化情報には検出状況「検出済み」、保守状況「未確認」、及び、検出結果が設定されている。区画ID「003」では、ポットホールが検出され、現地での確認が行われているため、劣化情報には検出状況「検出済み」、保守状況「確認済み」、検出結果、確認結果、及び、確認済み有効期間に基づく有効期限「E003」が設定されている。区画ID「004」では、ポットホールが検出され、補修が行われているため、劣化情報には検出状況「検出済み」、保守状況「補修済み」、検出結果、確認結果、補修結果、及び、補修済み有効期間に基づく有効期限「E004」が設定されている。
区画情報記憶部25は、区画(メッシュ)の情報として、例えば、緯線及び経線に基づき各地域の地表面を所定の大きさで区切った区画(メッシュ)と、当該区画の各々を識別する区画ID(IDentifier)(メッシュコード)と、を記憶する。区画の大きさとしては、例えば、現地で保守を行う作業者が目視で確認できる程度の大きさが用いられる。例えば、区画及び区画IDとしては、国等の行政機関が作成している標準地域メッシュ、標準地域メッシュを更に細分化した分割地域メッシュ、または、分割地域メッシュを更に細分化した地域メッシュが用いられる。地域メッシュとして、例えば、一辺の長さが約15.6mのメッシュや、それよりも短いメッシュを用いてもよい。
劣化情報記憶部26は、各区画の劣化情報を記憶する。劣化情報記憶部26は、図5のように、各区画の区画IDに関連づけて、当該区画の劣化情報を記憶する。
表示制御部27は、劣化情報記憶部26から劣化情報を取得し、区画ごとに劣化情報を所定の表示態様で、例えば、表示装置30に表示させる。
次に、第1の実施形態の動作について説明する。
(道路劣化検出処理)
道路劣化検出処理について説明する。道路劣化検出処理は、各車両40から送信されるセンサ情報に基づき検出した道路劣化について、区画ごとに、劣化情報を更新する処理である。以下、図3のセンサ情報と、図5の劣化情報と、を用いて、道路劣化検出処理について説明する。
図8は、第1の実施形態における、道路劣化検出処理を示すフローチャートである。道路劣化診断装置20のセンサ情報取得部21は、例えば、車両40から送信されるセンサ情報(日時、位置、画像、及び、加速度)を取得する(ステップS11)。例えば、センサ情報取得部21は、図3のようなセンサ情報を取得する。センサ情報取得部21は、取得したセンサ情報を、センサ情報記憶部22に記憶させる。
劣化検出部23は、センサ情報をセンサ情報記憶部22から取得し、取得したセンサ情報に基づいて、当該センサ情報の位置における道路劣化を検出する(ステップS12)。道路劣化が検出された場合(ステップS13/Yes)、劣化検出部23は、検出結果を劣化情報更新部24に出力する。例えば、図3の日時「TD002」のセンサ情報によりポットホールが検出された場合、劣化検出部23は、図4の検出結果「D002」を劣化情報更新部24に出力する。
道路劣化が検出されなかった場合(ステップS13/No)、ステップS11からの処理が繰り返される。
劣化情報更新部24は、検出結果に基づき、道路劣化を検出した区画の区画IDを取得する(ステップS14)。ここで、劣化情報更新部24は、区画情報記憶部25に記憶されている区画情報を参照して、道路劣化の検出位置が含まれる区画を判定して、当該区画の区画IDを取得する。例えば、劣化情報更新部24は、検出結果ID「D002」の検出位置「L002」が含まれる区画の区画ID「002」を取得する。
劣化情報更新部24は、劣化情報記憶部26に記憶されている、道路劣化を検出した区画の劣化情報を取得する(ステップS15)。
取得した劣化情報の検出状況が「未検出」の場合(ステップS16/未検出)、劣化情報更新部24は、劣化情報の検出状況に「検出済み」を設定する(ステップS17)。また、劣化情報更新部24は、劣化情報の保守状況に「未確認」を設定する(ステップS18)。さらに、劣化情報更新部24は、劣化情報に、劣化検出部23から取得した検出結果を設定する(ステップS19)。
例えば、区画「002」の検出状況が「未検出」のときに検出結果「D002」が得られた場合、区画「002」の劣化情報は図5のように設定される。
なお、この場合、劣化情報更新部24は、劣化情報の検出状況に「検出済み」に設定されたこと(区画内で道路劣化が検出されたこと)を、表示装置30等を介して、ユーザに通知してもよい。
以降、ステップS11からの処理が繰り返される。
また、取得した劣化情報の検出状況が「検出済み」の場合(ステップS16/検出済み)、劣化情報の検出状況や保守状況を更新することなく、ステップS11からの処理が繰り返される。
(保守状況更新処理)
保守状況更新処理について説明する。保守状況更新処理は、検出された道路劣化の保守の状況に応じて、劣化情報の保守状況を更新する処理である。保守状況更新処理は、道路劣化診断装置20が、作業者の携帯端末等から送信された、道路劣化の確認結果または補修結果を取得した場合に実行される。
図9は、第1の実施形態における、保守状況更新処理を示すフローチャートである。道路劣化診断装置20の劣化情報更新部24は、確認結果または補修結果を取得する(ステップS21)。
劣化情報更新部24は、確認結果または補修結果に基づき、確認または補修が行われた区画の区画IDを取得する(ステップS22)。ここで、劣化情報更新部24は、区画情報記憶部25に記憶されている区画情報を参照して、確認位置または補修位置が含まれる区画を判定して、当該区画の区画IDを取得する。なお、取得した確認結果または補修結果が、確認または補修が行われた区画の区画IDを含む場合、劣化情報更新部24は、該区画IDを用いてもよい。
確認結果を取得した場合(ステップS23/確認結果)、劣化情報更新部24は、確認が行われた区画の劣化情報の保守状況を「確認済み」で更新する(ステップS24)。また、劣化情報更新部24は、劣化情報に、確認結果を設定する(ステップS25)。さらに、劣化情報更新部24は、劣化情報の有効期限に、確認済み有効期間に基づく有効期限を設定する(ステップS26)。
例えば、区画「003」の保守状況が「未確認」のときに、該区画の確認結果が得られた場合、区画「003」の劣化情報は、図5のように更新される。
補修結果を取得した場合(ステップS23/補修結果)、劣化情報更新部24は、補修が行われた区画の劣化情報の保守状況を「補修済み」で更新する(ステップS27)。また、劣化情報更新部24は、劣化情報に、補修結果を設定する(ステップS28)。さらに、劣化情報更新部24は、劣化情報の有効期限に、補修済み有効期間に基づく有効期限を設定する(ステップS29)。
例えば、区画「004」の保守状況が「確認済み」のときに、該区画の補修結果が得られた場合、区画「004」の劣化情報は、図5のように更新される。
(有効期限処理)
有効期限処理について説明する。有効期限処理は、各区画の劣化情報の有効期限を過ぎた場合に、該区画の劣化情報を初期化するための処理である。有効期限処理は、所定の期間ごとに繰り返し実行される。
図10は、第1の実施形態における、有効期限処理を示すフローチャートである。
劣化情報更新部24は、区画を一つ選択する(ステップS31)。
劣化情報更新部24は、劣化情報記憶部26から、選択した区画の劣化情報を取得する(ステップS32)。
現在時刻が、選択した区画の劣化情報における有効期限を過ぎている場合(ステップS33/Yes)、劣化情報更新部24は、該劣化情報を初期化する。すなわち、劣化情報更新部24は、該劣化情報の検出状況に「未検出」を設定し、検出状況以外の情報を消去する(ステップS34)。この場合、劣化情報更新部24は、劣化情報の検出状況に「未検出」が設定されたこと(区画内の保守状況「確認済み」、「補修済み」の有効期限をこえたこと)を、表示装置30等を介して、ユーザに通知してもよい。
また、劣化情報更新部24は、初期化前の劣化情報を、図示しない記憶部に記憶させてもよい。これにより、後述するように、有効期限を過ぎた後でも、有効期限を過ぎた、保守状況「確認済み」、「補修済み」の劣化情報を、ユーザに提示できる。
劣化情報更新部24は、劣化情報記憶部26に記憶されている全ての区画について、ステップS31からの処理を繰り返す(ステップS35)。
(劣化情報更新の具体例)
ここで、上述の道路劣化検出処理、保守状況更新処理、及び、有効期限処理に伴う、劣化情報更新の具体例を説明する。
図11は、第1の実施形態における、ある区画の劣化情報における検出状況、及び、保守状況の時系列変化の例を示す図である。
図11に示すように、時刻T1に車両40が該区画を走行したセンサ情報に基づき、該区画内でポットホールが検出された場合、劣化情報更新部24は、検出状況に「検出済み」を設定するともに(ステップS17)、保守状況に「未確認」を設定する(ステップS18)。
次いで、時刻T2に、作業者により現地でポットホールが確認された場合、劣化情報更新部24は、保守状況を「確認済み」で更新し(ステップS24)、確認済み有効期間に基づく有効期限を設定する(ステップS26)。
その後、有効期限を過ぎる前の時刻T3、T4のセンサ情報に基づき、該区画内の時刻T1と同じ位置や異なる位置でポットホールが検出されても、検出状況「検出済み」、保守状況「確認済み」が維持される。
次いで、有効期限を過ぎると、劣化情報更新部24は、劣化情報を初期化(検出状況に「未検出」を設定)する(ステップS34)。
さらに、時刻T8に車両40が該区画を走行したセンサ情報に基づき、該区画内でポットホールが検出された場合、劣化情報更新部24は、検出状況に「検出済み」を設定するともに(ステップS17)、保守状況に「未確認」を設定する(ステップS18)。
本実施形態では、このように、劣化情報の保守状況に「確認済み」が設定されている場合は、ポットホールが検出されても、検出状況「検出済み」、保守状況「確認済み」が維持される。そのため、車両40が繰り返し走行した場合に検出される、確認済みのポットホールや、そのポットホールの補修時に確認、補修可能な他のポットホールについての情報を不必要に管理する事態を防ぐことができる。
また、本実施形態では、このように、有効期限を過ぎると、検出状況に「未検出」が設定され、再度ポットホールが検出された時点で、検出状況「検出済み」、保守状況「未確認」が設定される。そのため、確認済みのポットホールの補修がされなかったとしても、車両40が繰り返し走行することにより、そのポットホールについての情報は再び管理されることになるため、ポットホールが放置される事態を防ぐことができる。
図12は、第1の実施形態における、ある区画の劣化情報における検出状況、及び、保守状況の時系列変化の他の例を示す図である。
図12において、劣化情報更新部24は、図11と同様に、時刻T1に検出状況「検出済み」、保守状況「未確認」を設定し(ステップS17、S18)、時刻T2に、保守状況を「確認済み」で更新する(ステップS24)。
次いで、時刻T5に、作業者により現地でポットホールが補修された場合、劣化情報更新部24は、保守状況を「補修済み」で更新し(ステップS27)、補修済み有効期間に基づく有効期限を設定する(ステップS29)。
その後、有効期限を過ぎる前の時刻T6、T7のセンサ情報に基づき、該区画内の時刻T1と同じ位置や異なる位置でポットホールが検出されても、検出状況「検出済み」、保守状況「補修済み」が維持される。
次いで、有効期限を過ぎると、劣化情報更新部24は、劣化情報を初期化(検出状況に「未検出」を設定)する(ステップS34)。
さらに、劣化情報更新部24は、図11と同様に、時刻T8に検出状況「検出済み」、保守状況「未確認」を設定する(ステップS17、S18)。
一般に、画像による劣化検出では、ポットホールの補修跡は、補修後しばらくの間、ポットホールとして誤検出される可能性がある。
本実施形態では、このように、劣化情報の保守状況に「補修済み」が設定されている場合は、ポットホールが検出されても、検出状況「検出済み」、保守状況「補修済み」が維持される。そのため、補修跡がある箇所を車両40が繰り返し走行した場合に、ポットホールの補修跡が、ポットホールとして誤検出されことにより、不必要な情報が提供される事態を防ぐことができる。
なお、このような、ポットホールの誤検出をより低減するために、劣化検出部23は、補修済み有効期間の間、画像による劣化検出の検出閾値として、通常より厳しい値を用いてもよい。
(道路劣化位置表示処理)
道路劣化位置表示処理について説明する。道路劣化位置表示処理は、劣化情報を地図上に表示する処理である。
図13は、第1の実施形態における、道路劣化位置表示処理を示すフローチャートである。表示制御部27は、道路劣化診断装置20のユーザから、地図表示要求を受け付ける(ステップS41)。
表示制御部27は、劣化情報記憶部26に記憶されている各区画の劣化情報を取得する(ステップS42)。
表示制御部27は、取得した各区画の劣化情報を、地図上に表示する(ステップS43)。ここで、表示制御部27は、例えば、各区画の劣化情報の検出結果に含まれる位置に、検出状況、及び、保守状況を表示する。
図14は、第1の実施形態における、地図上への劣化情報の表示例を示す図である。図14の例は、図5の劣化情報に対応する。表示制御部27は、例えば、図14のように、検出状況「検出済み」の各区画における、ポットホールが検出された位置に、保守状況に応じたアイコンを表示させる。図14の例では、保守状況「未確認」、「確認済み」、「補修済み」が、それぞれ、丸いアイコンの色「黒」、「グレー」、「白」で表示されている。
また、図14の例では、有効期限を過ぎた劣化情報の表示を指定するためのラジオボタン「期限切れを含む」と、有効期限の範囲を指定するフィールドが表示されている。表示制御部27は、該有効期限の範囲とともに有効期限を過ぎた劣化情報の表示が指定された場合、図示しない記憶部に記憶された有効期限を過ぎた劣化情報の内、有効期限が指定された範囲内の劣化情報も地図上に表示させてよい。この場合、表示制御部27は、有効期限を過ぎた劣化情報を、他の劣化情報と異なる態様で表示してもよい。
さらに、表示制御部27は、例えば、ユーザにより、アイコンがクリックまたはマウスオーバーされた場合に、アイコンの区画に対応する劣化情報の検出状況、保守状況に加えて、検出結果や確認結果、補修結果、有効期限等の詳細情報を表示させてもよい。ここで、詳細情報として、検出日時や検出元の画像、確認日時、確認画像、保守日時、補修画像を表示させてもよい。
図15は、第1の実施形態における、劣化情報の詳細情報の表示例を示す図である。図15では、区画ID「003」の保守状況「確認済み」のアイコンが、クリックまたはマウスオーバーされたことで、当該区画の劣化情報の詳細情報が表示されている。
以上により、第1の実施形態の動作が完了する。
なお、第1の実施形態では、道路劣化としてポットホールを検出し、区画ごとのポットホールの検出状況、及び、保守状況を管理する場合を例に説明した。しかしながら、これに限らず、道路劣化として他の道路劣化(ひび割れ、わだち掘れ等)や、指標(ひび割れ率、わだち掘れ量、平坦性、MCI、IRI等)に基づく道路劣化を検出し、区画ごとの道路劣化の検出状況、及び、保守状況を管理してもよい。
(第1の実施形態の効果)
第1の実施形態によれば、道路劣化を、保守形態に合わせて効率的に管理できる。その理由は、道路劣化診断装置20の劣化情報記憶部26が、所定の地域を所定の大きさで分割した各区画について、該区画内の道路劣化の検出有無を示す検出状況、及び、検出された道路劣化の保守状況を含む劣化情報を記憶し、表示制御部27が、各区画における劣化情報を示す地図を表示装置30に表示させるためである。これにより、作業者が、現地において、道路劣化が検出された位置の周辺の道路劣化も同時に確認、補修を行うような保守形態において、個々の道路劣化を管理する場合のように管理が煩雑になる事態を防ぐことができる。例えば、道路劣化のうちでもポットホールを管理する場合が、その補修の緊急度から、そのような保守形態がとられる一例である。
(第2の実施形態)
第2の実施形態について説明する。
図16は、第2の実施形態における、道路劣化診断装置1の構成を示すブロック図である。図16を参照すると、道路劣化診断装置1は、記憶部2、及び、表示制御部3を含む。記憶部2、及び、表示制御部3は、それぞれ、記憶手段、及び、表示制御手段の一実施形態である。
記憶部2は、所定の地域を所定の大きさで分割した各区画について、該区画内の道路劣化の検出有無を示す検出状況、及び、検出された道路劣化の保守状況を含む劣化情報を記憶する。表示制御部3は、各区画における劣化情報を示す地図を表示手段に表示させる。
次に、第2の実施形態の効果を説明する。
第2の実施形態によれば、道路劣化を、保守形態に合わせて効率的に管理できる。その理由は、記憶部2が、所定の地域を所定の大きさで分割した各区画について、該区画内の道路劣化の検出有無を示す検出状況、及び、検出された道路劣化の保守状況を含む劣化情報を記憶し、表示制御部3が、各区画における劣化情報を示す地図を表示手段に表示させるためである。
(ハードウェア構成)
上述した各実施形態において、道路劣化診断装置1、20の各構成要素は、機能単位のブロックを示している。各装置の各構成要素の一部又は全部は、コンピュータ500とプログラムとの任意の組み合わせにより実現されてもよい。このプログラムは、不揮発性記録媒体に記録されていてもよい。不揮発性記録媒体は、例えば、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)やDVD(Digital Versatile Disc)、SSD(Solid State Drive)、等である。
図17は、コンピュータ500のハードウェア構成の例を示すブロック図である。図17を参照すると、コンピュータ500は、例えば、CPU(Central Processing Unit)501、ROM(Read Only Memory)502、RAM(Random Access Memory)503、プログラム504、記憶装置505、ドライブ装置507、通信インタフェース508、入力装置509、出力装置510、入出力インタフェース511、及び、バス512を含む。
プログラム504は、各装置の各機能を実現するための命令(instruction)を含む。プログラム504は、予め、ROM502やRAM503、記憶装置505に格納される。CPU501は、プログラム504に含まれる命令を実行することにより、各装置の各機能を実現する。例えば、道路劣化診断装置20のCPU501がプログラム504に含まれる命令を実行することにより、センサ情報取得部21、劣化検出部23、劣化情報更新部24、及び、表示制御部27の機能を実現する。また、RAM503は、各装置の各機能において処理されるデータを記憶してもよい。例えば、道路劣化診断装置20のRAM503が、センサ情報記憶部22のデータ(センサ情報)、区画情報記憶部25のデータ(区画情報)、劣化情報記憶部26のデータ(劣化情報)等を記憶してもよい。
ドライブ装置507は、記録媒体506の読み書きを行う。通信インタフェース508は、通信ネットワークとのインタフェースを提供する。入力装置509は、例えば、マウスやキーボード等であり、オペレータ等からの情報の入力を受け付ける。出力装置510は、例えば、ディスプレイであり、オペレータ等へ情報を出力(表示)する。入出力インタフェース511は、周辺機器とのインタフェースを提供する。バス512は、これらハードウェアの各構成要素を接続する。なお、プログラム504は、通信ネットワークを介してCPU501に供給されてもよいし、予め、記録媒体506に格納され、ドライブ装置507により読み出され、CPU501に供給されてもよい。
なお、図17に示されているハードウェア構成は例示であり、これら以外の構成要素が追加されていてもよく、一部の構成要素を含まなくてもよい。
各装置の実現方法には、様々な変形例がある。例えば、各装置は、構成要素毎にそれぞれ異なるコンピュータとプログラムとの任意の組み合わせにより実現されてもよい。また、各装置が備える複数の構成要素が、一つのコンピュータとプログラムとの任意の組み合わせにより実現されてもよい。
また、各装置の各構成要素の一部または全部は、プロセッサ等を含む汎用または専用の回路(circuitry)や、これらの組み合わせによって実現されてもよい。これらの回路は、単一のチップによって構成されてもよいし、バスを介して接続される複数のチップによって構成されてもよい。各装置の各構成要素の一部又は全部は、上述した回路等とプログラムとの組み合わせによって実現されてもよい。
また、各装置の各構成要素の一部又は全部が複数のコンピュータや回路等により実現される場合、複数のコンピュータや回路等は、集中配置されてもよいし、分散配置されてもよい。
以上、実施形態を参照して本開示を説明したが、本開示は上記実施形態に限定されるものではない。本開示の構成や詳細には、本開示のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。また、各実施形態における構成は、本開示のスコープを逸脱しない限りにおいて、互いに組み合わせることが可能である。
1、20 道路劣化診断装置
2 記憶部
3、27 表示制御部
10 道路劣化診断システム
21 センサ情報取得部
22 センサ情報記憶部
23 劣化検出部
24 劣化情報更新部
25 区画情報記憶部
26 劣化情報記憶部
500 コンピュータ
501 CPU
502 ROM
503 RAM
504 プログラム
505 記憶装置
506 記録媒体
507 ドライブ装置
508 通信インタフェース
509 入力装置
510 出力装置
511 入出力インタフェース
512 バス

Claims (9)

  1. 所定の地域を所定の大きさで分割した各区画について、該区画内の道路劣化の検出状況と検出された道路劣化の保守状況とを含む劣化情報を記憶する記憶手段と、
    前記検出状況が未検出の区画で道路劣化が検出された場合に、該区画の検出状況に検出済みを設定し、該道路劣化の保守の状況に応じて、該区画の前記保守状況を更新し、該保守状況を所定の状況に更新してから所定の期間経過後に、前記検出状況を未検出に更新する、更新手段と、
    前記各区画における前記劣化情報を示す地図を表示手段に表示させる表示制御手段と、
    を備える、
    道路劣化診断装置。
  2. 前記更新手段は、
    前記検出状況が未検出の区画で前記道路劣化が検出された場合に、該区画の前記保守状況に、該道路劣化が未確認であることを示す第1の状況を設定する、
    請求項に記載の道路劣化診断装置。
  3. 前記更新手段は、
    前記区画内の道路劣化が確認された場合に、該区画の前記保守状況を、該道路劣化が確認済みであることを示す第2の状況で更新し、
    該保守状況を前記第2の状況に更新してから第1の期間経過後に、該区画の前記検出状況に未検出を設定する、
    請求項またはに記載の道路劣化診断装置。
  4. 前記更新手段は、
    前記区画内の道路劣化が補修された場合に、該区画の前記保守状況を、該道路劣化が補修済みであることを示す第3の状況で更新し、
    該保守状況を前記第3の状況に更新してから第2の期間経過後に、該区画の前記検出状況に未検出を設定する、
    請求項乃至のいずれか1項に記載の道路劣化診断装置。
  5. 前記表示制御手段は、ユーザの操作に応じて、前記所定の期間を経過した前記劣化情報を示す地図を表示させる、
    請求項乃至のいずれか1項に記載の道路劣化診断装置。
  6. 前記劣化情報は、前記道路劣化の検出に用いた検出元の画像、該道路劣化の確認時の確認画像、及び、該道路劣化の補修時の補修画像を含み、
    前記表示制御手段は、ユーザの操作に応じて、前記各区画の、前記検出元の画像、前記確認画像、及び、前記補修画像のうちの1以上を表示する、
    請求項1乃至のいずれか1項に記載の道路劣化診断装置。
  7. 前記道路劣化はポットホールである、
    請求項1乃至6のいずれか1項に記載の道路劣化診断装置。
  8. 所定の地域を所定の大きさで分割した各区画について、該区画内の道路劣化の検出状況と検出された道路劣化の保守状況とを含む劣化情報を記憶し、
    前記検出状況が未検出の区画で道路劣化が検出された場合に、該区画の検出状況に検出済みを設定し、該道路劣化の保守の状況に応じて、該区画の前記保守状況を更新し、該保守状況を所定の状況に更新してから所定の期間経過後に、前記検出状況を未検出に更新し、
    前記各区画における前記劣化情報を示す地図を表示手段に表示させる、
    道路劣化診断方法。
  9. コンピュータに、
    所定の地域を所定の大きさで分割した各区画について、該区画内の道路劣化の検出状況と検出された道路劣化の保守状況とを含む劣化情報を記憶し、
    前記検出状況が未検出の区画で道路劣化が検出された場合に、該区画の検出状況に検出済みを設定し、該道路劣化の保守の状況に応じて、該区画の前記保守状況を更新し、該保守状況を所定の状況に更新してから所定の期間経過後に、前記検出状況を未検出に更新し、
    前記各区画における前記劣化情報を示す地図を表示手段に表示させる、
    処理を実行させるプログラム。
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