JP6905209B2 - 記録装置 - Google Patents
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Description
もう一つは、特許文献2に示される様に、用紙先端をレジストローラー対に所定量食い付かせ、その後レジストローラー対を逆転させて用紙先端をレジストローラー対の上流側に吐き出し、レジストローラー対のニップ位置に用紙先端を倣わせる方式(以下「食い付き吐き出し方式」と言う)がある。
しかし、装置の小型化をすすめるとレジストローラー対の径が小さくなり、この場合、用紙先端がレジストローラー対のニップ位置に誘われず、レジストローラー対を構成する一方側のローラーの周面に突き当たってしまい(以下「用紙先端の腹当たり」と言う)、適切にスキュー矯正が行えない場合が生じるというデメリットがある。
加えて、スキュー矯正の際にレジストローラー対上流の送りローラーを正転させる為、レジストローラー対と、その上流の送りローラーとの間で用紙を撓ませる際の撓みが大きくなり、この点も装置の小型化に対しては障壁となる。
しかし、逆転突き当て方式のスキュー矯正に比べて用紙先端がレジストローラー対のニップ位置に押し当たる力が弱く、逆転突き当て方式よりもスキュー矯正の効果は劣り易いというデメリットがある。
また本発明の別の目的は、スキュー矯正を行うに際してより適切な装置構成を備えた記録装置を提供することにある。
特に、装置の小型化に伴い前記搬送ローラー対を構成するローラーを小径化しても、適切にスキューを矯正できる。
そしてその後前記第1スキュー矯正動作即ち逆転突き当て方式のスキュー矯正動作を行うことで、媒体のスキューを適切に矯正することができる。
特に、装置の小型化に伴い前記搬送ローラー対を構成するローラーを小径化しても、適切にスキューを矯正できる。
本態様によれば、前記制御手段は、媒体のサイズに応じて前記複合スキュー矯正モードを選択するので、スキューが生じ難いサイズの媒体(例えばサイズの大きい媒体)に対しては前記複合スキュー矯正モードを適用しないことでスループットの低下を抑制でき、またスキューが生じ易いサイズの媒体(例えばサイズの小さい媒体)に対しては前記複合スキュー矯正モードを適用することで、適切にスキューを矯正できる。
本態様によれば、前記制御手段は、媒体の種類に応じて前記複合スキュー矯正モードを選択するので、例えば前記搬送ローラー対への媒体先端の腹当たりが生じ難い媒体に対しては前記複合スキュー矯正モードを適用しないことでスループットの低下を抑制でき、また前記搬送ローラー対への媒体先端の腹当たりが生じ易い種類の媒体に対しては前記複合スキュー矯正モードを適用することで、適切にスキューを矯正できる。
本態様によれば、上記第7の態様と同様な作用効果が得られる。
尚、「第2ローラーの回転軸心線」とは、第2ローラーの回転軸の軸中心線ではなく第2ローラーそのものの回転軸心線を意味する。即ち本発明は、第2ローラーそのものの回転軸心線と、第2ローラーの回転軸の軸中心線とが非平行となる場合があることを前提としている。
本態様によれば、前記第1ローラーの周方向に沿って複数の従動ローラーが設けられ、複数の前記従動ローラーのうち、少なくとも前記搬送ローラー対の上流側に最初に位置する前記従動ローラー、或いはその上流側に最初に位置する前記従動ローラーが、前記第2ローラーであるので、スキュー矯正に大きい影響を及ぼす従動ローラーに対して前記第2ローラーを適用することで、効果的にスキューを矯正することができる。
本態様によれば、前記第1ローラーと前記第2ローラーとのニップ位置から外れた媒体後端の、前記第2ローラー側への跳ね上がりを規制する跳ね上がり規制部を備えるので、上述の記録品質の乱れを抑制することができる。
また、図4はプリンター1の用紙搬送経路の部分拡大図、図5〜図7は中間ローラー20と搬送ローラー対30との間の用紙搬送経路の模式図、図8は記録動作の流れを示すフローチャートである。更に、図9は給送経路、用紙種類・サイズに応じて設定されるスキュー矯正方法を示す表である。
スキャナユニット3は、装置本体2に対して回動可能に設けられており、回動することにより、閉じた状態(図1)と開いた状態(不図示)とをとり得る。
スキャナユニット3は、原稿台6(図2)を開閉する原稿カバー5を備えている。
続いて、装置本体2の後方上部には、給紙口カバー4が開閉可能に設けられており、給紙口カバー4を開くことにより、用紙セット部23が露呈し、装置上方斜め上からの記録用紙の送り込みが可能となる。また給紙口カバー4は、開くことにより、図2に示す様に記録用紙を傾斜姿勢に支持可能な姿勢となる。
尚、プリンター1は記録用紙の両面に記録が実行可能であり、図2において中間ローラー20の右下に付された矢印Dは、第1面(おもて面)に記録が行われた記録用紙をバックフィードして再び中間ローラー20に向けて搬送する際の搬送方向を示している。
そして送り出される記録用紙の先端が分離斜面16に接しながら下流側に進むことで、給送されるべき最上位の記録用紙と次位以降の用紙Pとの分離が行われる。
中間ローラー20には従動回転可能な「第2ローラー」としての複数のローラーが周方向に沿って配置さており、具体的には、符号21a、21b、21c、21dで示すローラーが、それぞれ中間ローラー20に接して従動回転可能な第1、第2、第3、第4従動ローラーである。給紙カセット13から送り出された記録用紙は、第1従動ローラー21a、第2従動ローラー21b、第3従動ローラー21cを経由し、搬送ローラー対30へと送られる。
記録ヘッド35が設けられたキャリッジ33は、記録ヘッド35の走査方向(X方向)に往復動可能に設けられているとともに、不図示の動力源から動力を得て、記録ヘッド35の走査方向に動作する。その動力源は、後述する制御部150(図3)により制御される。
プラテン31は、記録用紙を支持することにより、記録ヘッド35と記録用紙との間のギャップを規定する。
尚、上述したように記録用紙の両面を記録する場合には、第1面(おもて面)を記録ヘッド35で記録した後、スイッチバックさせることで、記録用紙を中間ローラー20と第4従動ローラー21dとの間に送り込み、中間ローラー20によって反転させることで、記録用紙の第2面(うら面)に記録を行うことが可能となる。
符号T2は、用紙セット部23から送り出される記録用紙の給送経路を示している。
先ず、図4を参照しつつスキュー矯正の為に必要な記録用紙の撓み空間について説明する。
図4において符号40、41、42は、中間ローラー20と第3従動ローラー21cとの間から下流側の搬送ローラー対30に向かう記録用紙を案内するガイド部材である。
中間ローラー20と第3従動ローラー21cとの間から搬送ローラー対30に向けて給送される記録用紙は、ガイド部材40、41、42によって形成されるスペースAr内で、スキュー矯正時に撓むことができる。符号Prは、記録用紙に形成される撓み部分を示している。スペースArが大きいほど、スキュー矯正時において記録用紙に充分な撓みを形成することができる。換言すれば、装置の小型化を図ると、スペースArが小さくなり、記録用紙の撓み量は制限される。
尚、符号Afで示す空間は、用紙セット部23にセットされ、給送ローラー24によって給送される記録用紙がスキュー矯正時に撓むことができるスペースである。符号43は、搬送従動ローラー30bを支持する支持部材である。
図10、図11に示す様に第2従動ローラー21bはローラー支持部材51に支持されており、ローラー支持部材51は経路部材50に支持されている。
経路部材50には軸保持部50b、50bが設けられており、ローラー支持部材51は、揺動軸51a、51aが軸保持部50b、50bに支持されることにより、経路部材50に対し揺動可能に設けられている。第2従動ローラー21bは、ローラー支持部材51の揺動により、用紙搬送経路に対して進退する。尚、ローラー支持部材51の揺動軸51aは、第2従動ローラー21bよりも用紙搬送方向の上流側に位置する。
本実施形態では、第2従動ローラー21bを含め、中間ローラー20に接する各従動ローラーは一例として三井化学(株)の高摺動性特殊ポリエチレン「リュブマー」(同社登録商標)のうちグレードL5000を用いている。
各従動ローラーは上記材料に限定されることはないが、ローラーの外周面22aと用紙との間の摩擦係数が可能な限り低いものであることが好ましい。
尚、図13では2つの第2従動ローラー21bのうち一方側に対して設けられる突起51fが表れているが、他方側に対しても同様の突起51fが設けられている。
図16において符号aは、凸部21fの形成範囲を示しており、図17において符号L1は、回転軸52の軸中心線を示し、符号L2は、第2従動ローラー21bが回転する際の回転軸心線を示している。また、符号αは、第2従動ローラー21bが回転軸52に対して揺動した際の、回転軸52の軸中心線L1と第2従動ローラー21bの回転軸心線L2との成す角度を示している。
しかしながら第2従動ローラー21bの内周部には上記の通り凸部21fが形成されており、用紙の搬送に伴って凸部21fを支点として第2従動ローラー21bが回転軸52に対して揺動し、即ち用紙搬送方向Dと第2従動ローラー21bの回転軸心線L2との成す角度が調整される様になっている。従って仮に第2従動ローラー21bの取り付け精度が悪く、回転軸心線L2が用紙搬送方向Dに対して直角を成していない場合でも、用紙の搬送に伴って第2従動ローラー21(回転軸心線L2)が用紙搬送方向Dと直角を成す方向に倣うことで、中間ローラー20と第2従動ローラー21とによる用紙搬送方向がより適正な方向に調整され、ひいてはスキューを抑制できる。
以上により凸部21fは、用紙搬送方向Dと第2従動ローラー21bの回転軸心線L2との成す角度を調整する調整手段を構成する。
尚、規制部51eは、本実施形態では3箇所設けられている。図17では、図示の便宜上ローラー支持部材51の本体は図示を省略し、規制部51eのみを示している。
但し、スキュー矯正に大きな影響を及ぼさないその他の従動ローラーに対して上記角度調整手段を設けても良い。
尚、本実施形態では中間ローラー20に対して第2従動ローラー21bが複数設けられていたが、中間ローラー20に対して第2従動ローラー21bが一つ設けられた構成であっても、上記角度調整手段の作用効果を得ることができる。
尚、中間ローラー20とこれに接する従動ローラーは、用紙幅方向においてより多く設けることがスキュー抑制の観点では好ましい。本実施形態では、中間ローラー20とこれに接する従動ローラーは、用紙幅方向における中間位置に設けられているが、例えば用紙幅方向に沿って適宜の間隔で複数設ければ、スキュー抑制の観点ではより好ましい。
図18及び図19において、符号26は、用紙Pの先端の進行方向を規制する規制部材を示している。即ち、両面印刷の為に用紙Pを中間ローラー20によって反転させた際に、用紙Pの先端が破線Pjで示す様に下向きにカールし、その結果下流側に適切に進まずにジャムとなってしまう虞がある。しかしながら規制部材26によって用紙先端の進行方向がより下流側に向くように規制されるので、上述の原因に伴うジャムを抑制することができる。
しかしながら上述の通り、規制部材26によって用紙先端の進行方向がより下流側に向くように規制されるので、上述の原因に伴うジャムを抑制することができる。
尚、図19において符号27は、用紙端部領域の進行方向を規制する規制部材である。本実施形態では、規制部材27は、規制部材26よりも用紙搬送方向下流側に延設されている。規制部材27も、本実施形態では規制部材26と同様に、弾性を有するシート材で形成されている。
経路部材60は用紙幅方向に延設されており、用紙搬送経路を形成する面には用紙搬送方向に沿って延びるリブ60aが、用紙幅方向に沿って適宜の間隔で複数設けられている。
経路部材60には軸保持部60b、60bが設けられており、ローラー支持部材61は、揺動軸61a、61a(図24)が軸保持部60b、60bに支持されることにより、経路部材60に対し揺動可能に設けられている。第2従動ローラー21bは、ローラー支持部材61の揺動により、用紙搬送経路に対して進退する。ローラー支持部材61の揺動軸61aは、第2従動ローラー21bよりも用紙搬送方向の上流側に位置する。ローラー支持部材61は、不図示の付勢手段によって第2従動ローラー21bが中間ローラー20に接する方向に付勢されている。
即ち、用紙後端Prが中間ローラー20と第1従動ローラー21aとのニップ位置から外れると、中間ローラー20の外周面に沿って湾曲していた用紙が元の状態に復帰しようとする為、用紙後端Prが中間ローラー20から跳ね上がろうとする(弾かれる)現象が生じ、その際に用紙搬送精度が乱れ、その結果記録品質が乱れる虞がある。
しかしながら規制部67、68と、その下流側に設けられた規制部69が、中間ローラー20と第1従動ローラー21aとのニップ位置を外れた用紙後端Prの、第1従動ローラー21a側への跳ね上がりを規制するので、上述の記録品質の乱れを抑制することができる。
図22は、ローラー支持部材62を示す斜視図である。ローラー支持部材62には、リブ62b、62c、62d、のこれらが、用紙幅方向に沿って適宜の間隔で形成されており、これらリブが、図20、図21の規制部67を構成する。
また、図23に示す様に、経路部材60には、リブ60c、60cが用紙幅方向に所定の間隔を空けて複数(本実施形態では、2箇所)形成されている。このリブ60c、60cも、図20、図21の規制部68を構成する。
本実施形態では、用紙幅方向において中央領域に重点的に規制部67を設けたが、用紙幅方向全体に亘って規制部67、68を設けても良い。
また本実施形態では、用紙幅方向において規制部67より用紙幅方向端部側に規制部68を設けたが、用紙幅方向全体に亘って規制部68を設けても良い。
本実施形態では、用紙幅方向において中央領域に重点的に規制部69を設けたが、用紙幅方向全体に亘って規制部69を設けても良い。
この規制部70は、図23に示す様に、ローラー支持部材61に設けられたリブ61b、61b、61d、61dにより構成される。
本実施形態では、用紙幅方向において中央領域に重点的に規制部70を設けたが、用紙幅方向全体に亘って規制部70を設けても良い。
即ち、第4従動ローラー21dの近傍には、給紙カセット13から中間ローラー20に向かう用紙の給送経路と、第1面(おもて面)に記録が行われてスイッチバックされる用紙Pの搬送経路とを切り換えるフラップ65が設けられている。フラップ65は不図示の揺動軸を中心に揺動可能に設けられており、給紙カセット13から中間ローラー20に向かう用紙の給送経路を開放する姿勢(図25の実線)と、第1面(おもて面)に記録が行われてスイッチバックされる用紙Pの搬送経路を開放する姿勢(図25の二点鎖線及び符号65−1)とを切り換え可能に構成されている。
尚、ばね66の収容領域に対し上流側(図26の左側)には規制リブ42dが設けられており、この規制リブ42dにより、ばね66の設置位置が上流側に寄ることが抑制されている。
また、第2スキュー矯正動作は、記録用紙の先端を搬送ローラー対30のニップ位置から所定量下流側に送った後、中間ローラー20を駆動せずに搬送ローラー対30を逆転させ、記録用紙の先端を搬送ローラー対30の上流側に吐き出して、搬送ローラー対30のニップ位置に用紙先端を倣わせる動作である。以下、説明の便宜上この第2スキュー矯正動作を「食い付き吐き出し方式」のスキュー矯正動作と言う。
尚、図5及び後の説明に用いる図6、図7は、説明の便宜上各ローラーの大きさや配置間隔を模式的に示しており、また、記録用紙の撓みの形状及び大きさについても、模式的に示している。図5、図6、図7は、専ら用紙先端の位置と各ローラーの回転方向の関係を示すことを目的としている。
以下では先ず、図8を参照しつつ本実施例に係る記録動作の流れを概説する。
図8において制御部150は、ドライバ情報をもとにして給送経路情報を取得し(ステップS101)、また、ドライバ情報から用紙種類及び用紙サイズ情報を取得する(ステップS102)。そしてステップS101で取得した給送経路情報とステップS102で取得した用紙種類及び用紙サイズ情報をもとにして、スキュー矯正方法を設定する(ステップS103)。
ステップS103のスキュー矯正方法については予め設定テーブルとしてメモリに記憶されているものであるが、その内容については後に説明する。
次いで、片面記録の場合(ステップS106においてNo)、記録用紙を排出する(ステップS110)。
両面記録の場合には(ステップS106においてYes)、再度ステップS103と同様にスキュー矯正方法を設定し(ステップS107)、用紙の反転と設定したスキュー矯正方法に基づいたスキュー矯正を行い(ステップS108)、第2面(うら面)への記録を実行する(ステップS109)。次いで、記録用紙を排出する(ステップS110)。
本実施例では、一例として図9に示す様に設定する。
具体的には、用紙給送経路T1(給紙カセット13から給紙)或いは両面記録の場合、記録用紙がハガキであれば複合スキュー矯正モードを選択する。また、記録用紙が普通紙の場合には食い付き吐き出し方式のスキュー矯正動作(第2スキュー矯正動作)のみ実行し、それ以外の記録用紙であれば逆転突き当て方式のスキュー矯正動作(第1スキュー矯正動作)のみ実行する。
図6は、最初に逆転突き当て方式のスキュー矯正動作(第1スキュー矯正動作)を実行し、次いで食い付き吐き出し方式のスキュー矯正動作(第2スキュー矯正動作)を実行する複合スキュー矯正モードを説明するものである。
特に、装置の小型化に伴い搬送ローラー対30を構成する各ローラー(特に本実施形態では搬送駆動ローラー30a)を小径化しても、適切にスキューを矯正できる。
図7の[状態1]は、食い付き吐き出し方式のスキュー矯正動作において、用紙先端Pfを搬送ローラー対30のニップ位置から所定量Lだけ下流側に送り出した状態(食い付かせた状態)を示している。
そしてその後逆転突き当て方式のスキュー矯正動作を行うことで、記録用紙Pのスキューを適切に矯正することができる。
特に、装置の小型化に伴い搬送ローラー対30を構成するローラーを小径化しても、適切にスキューを矯正できる。
即ち、スキューが生じ難い給送経路にて記録用紙が給送される場合には、複合スキュー矯正モードを選択しないので、スループットの低下を抑制できる。
(1)上記実施例では、制御部150はハガキ、普通紙以外の紙種の場合には一律に逆転突き当て方式のスキュー矯正動作のみを行うが、例えば厚手の用紙の場合に、複合スキュー矯正モードを採用しても良い。厚手の用紙の場合は、用紙の剛性が高いため、搬送駆動ローラー30aへの用紙先端の腹当たりが生じ易い。よってその様な場合に、図6或いは図7を参照しつつ説明した複合スキュー矯正モードを適用すれば、搬送駆動ローラー30aへの用紙先端の腹当たりを抑制し、より適切にスキューを矯正できる。
この様に、用紙種類に応じて複合スキュー矯正モードを選択すれば、搬送ローラー対30への用紙先端の腹当たりが生じ難い記録用紙に対しては複合スキュー矯正モードを適用しないことでスループットの低下を抑制でき、また搬送ローラー対30への用紙先端の腹当たりが生じ易い記録用紙に対しては複合スキュー矯正モードを適用することで、適切にスキューを矯正できる。
この様な構成において、記録用紙が、第1面(おもて面)及び第2面(うら面)のうちいずれか一方の面が、他方の面に対して相対的に搬送駆動ローラー30aとの間の摩擦係数が高い場合、前記摩擦係数の高い用紙の面が搬送駆動ローラー30aと接する際に用紙先端の腹当たりが生じ易くなる為、複合スキュー矯正モードを選択することが考えられる。
或いは、搬送ローラー対30を逆転させて用紙先端を搬送ローラー対30の上流側に吐き出す際、中間ローラー20を正転させ、記録用紙により大きな撓みを形成することもできる。
(4)上記実施例では、逆転突き当て方式のスキュー矯正動作(第1スキュー矯正動作)において、その名の通り用紙先端を搬送ローラー対30に突き当てる際に搬送ローラー対30を逆転駆動しているが、用紙先端を搬送ローラー対30に突き当てる際に搬送ローラー対30を停止させることもできる。
22g…軸孔、22h…円筒部、23…用紙セット部、24…給送ローラー、25…従動ローラー、26…規制部材、27…規制部材、29…用紙検出センサー、30…搬送ローラー対、30a…搬送駆動ローラー、30b…搬送従動ローラー、31…プラテン、33…キャリッジ、34…キャリッジガイド軸、35…記録ヘッド、36…インクカートリッジ、37…排出ローラー対、40…ガイド部材、41…ガイド部材、42…ガイド部材、42b、42c…ガイド、42d…規制リブ、43…支持部材、50…経路部材、50a…リブ、50b…軸保持部、51…ローラー支持部材、51a…揺動軸、51b…軸規制部、51c…軸規制面、51d…軸受面、51e…規制部、51f…突起、52…回転軸、53…ばね、60…経路部材、60a…リブ、60b…軸保持部、60c…リブ、61…ローラー支持部材、61a…揺動軸、61b、61c、61d…リブ、62…ローラー支持部材、62a…揺動軸、62b、62c、62d…リブ、65…フラップ、66…ばね、67、68、69、70…規制部、P…記録用紙、T1、T2…用紙給送経路
Claims (13)
- 媒体に記録を行う記録手段と、
媒体の搬送経路において前記記録手段の上流に設けられ、前記記録手段と対向する位置に媒体を搬送する搬送ローラー対と、
前記搬送ローラー対に向けて媒体を給送する給送ローラーと、
媒体の第1面に記録を行った後、媒体を再度前記給送ローラーに送り込み、前記第1面とは反対側の第2面が前記記録手段と対向する様に媒体を反転させる反転経路と、
前記搬送ローラー対及び前記給送ローラーを制御する制御手段と、備え、
前記制御手段は、前記搬送ローラー対の逆回転と前記給送ローラーの正回転とを利用して、前記給送ローラーと前記搬送ローラー対との間で媒体への撓みの形成を伴って媒体の先端を前記搬送ローラー対に突き当てる第1スキュー矯正動作と、
媒体の先端を前記搬送ローラー対のニップ位置から所定量下流側に送った後、前記給送ローラーを駆動せずに前記搬送ローラー対を逆転させ、媒体の先端を前記搬送ローラー対の上流側に吐き出す第2スキュー矯正動作と、のいずれか一方を実行した後に、他方を実行する複合スキュー矯正モードを実行可能であり、
前記制御手段は、記録を行う媒体の面に応じて、前記複合スキュー矯正モードを選択する、
ことを特徴とする記録装置。 - 請求項1に記載の記録装置において、前記複合スキュー矯正モードは、前記第1スキュー矯正動作を実行した後に前記第2スキュー矯正動作を実行するモードである、
ことを特徴とする記録装置。 - 請求項1に記載の記録装置において、前記複合スキュー矯正モードは、前記第2スキュー矯正動作を実行した後に前記第1スキュー矯正動作を実行するモードである、
ことを特徴とする記録装置。 - 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の記録装置において、媒体をセット可能な第1のセット部及び第2のセット部を備え、
前記給送ローラーは、前記第1のセット部から送り出された媒体を前記搬送ローラー対に向けて反転させるローラーであり、
前記第2のセット部から送り出される媒体は、反転されることなく前記搬送ローラー対に給送される構成を備え、
前記制御手段は、少なくとも前記第2のセット部から媒体を給送する場合、前記複合スキュー矯正モードを選択しない、
ことを特徴とする記録装置。 - 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の記録装置において、前記制御手段は、媒体のサイズに応じて前記複合スキュー矯正モードを選択する、
ことを特徴とする記録装置。 - 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の記録装置において、前記制御手段は、媒体の種類に応じて前記複合スキュー矯正モードを選択する、
ことを特徴とする記録装置。 - 請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の記録装置において、前記搬送ローラー対は、第1搬送ローラーと、当該第1搬送ローラーより媒体との間の摩擦係数が相対的に低い第2搬送ローラーと、を備えて構成され、
前記制御手段は、媒体の前記第1面及び前記第2面のうちいずれか一方の面が、他方の面に対して相対的に前記第1搬送ローラーとの間の摩擦係数が高い場合、前記摩擦係数の高い媒体の面が前記第1搬送ローラーと接する際に、前記複合スキュー矯正モードを選択する、
ことを特徴とする記録装置。 - 請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の記録装置において、前記給送ローラーを第1ローラーとして、前記第1ローラーの幅に対して複数設けられ、前記第1ローラーと接して従動回転する第2ローラーと、
前記第2ローラーの回転軸心線が媒体搬送方向と成す角度を調整する調整手段と、を備える、
ことを特徴とする記録装置。 - 請求項8に記載の記録装置において、前記第2ローラーは、当該第2ローラーの回転軸の軸線方向に沿って変位可能に設けられており、
前記軸線方向において前記第2ローラーの両側であって媒体搬送方向において前記回転軸より上流側に、前記第2ローラーの前記軸線方向への変位を規制する規制部が設けられている、
ことを特徴とする記録装置。 - 請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の記録装置において、前記給送ローラーを第1ローラーとして、前記第1ローラーと接して従動回転する第2ローラーと、
前記第2ローラーの回転軸心線が媒体搬送方向と成す角度を調整する調整手段と、を備え、
前記第2ローラーは、当該第2ローラーの回転軸の軸線方向に沿って変位可能に設けられており、
前記軸線方向において前記第2ローラーの両側であって媒体搬送方向において前記回転軸より上流側に、前記第2ローラーの前記軸線方向への変位を規制する規制部が設けられている、
ことを特徴とする記録装置。 - 請求項8から請求項10のいずれか一項に記載の記録装置において、前記第1ローラーの周方向に沿って複数の従動ローラーが設けられ、
複数の前記従動ローラーのうち、少なくとも前記搬送ローラー対の上流側に最初に位置する前記従動ローラー、或いはその上流側に最初に位置する前記従動ローラーが、前記第2ローラーである、
ことを特徴とする記録装置。 - 請求項8から請求項11のいずれか一項に記載の記録装置において、前記調整手段は、前記第2ローラーにおいて前記第2ローラーの回転軸と接する内周部に設けられた凸部を備えて構成され、
前記第2ローラーが前記凸部と前記回転軸との接触部を支点に揺動し、前記回転軸心線が媒体搬送方向と成す角度が調整される、
ことを特徴とする記録装置。 - 請求項8から請求項12のいずれか一項に記載の記録装置において、前記第1ローラーと前記第2ローラーとのニップ位置から外れた媒体後端の、前記第2ローラー側への跳ね上がりを規制する跳ね上がり規制部を備える、
ことを特徴とする記録装置。
Priority Applications (3)
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