JP2003081459A - 原稿搬送装置及び画像形成装置 - Google Patents

原稿搬送装置及び画像形成装置

Info

Publication number
JP2003081459A
JP2003081459A JP2001273980A JP2001273980A JP2003081459A JP 2003081459 A JP2003081459 A JP 2003081459A JP 2001273980 A JP2001273980 A JP 2001273980A JP 2001273980 A JP2001273980 A JP 2001273980A JP 2003081459 A JP2003081459 A JP 2003081459A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
document
roller
image forming
sheet
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001273980A
Other languages
English (en)
Inventor
Kisen Shin
輝鮮 秦
Takeshi Misuhata
剛 水端
Masa Aoki
雅 青木
Nobutaka Kato
信孝 加藤
Osamu Kato
修 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP2001273980A priority Critical patent/JP2003081459A/ja
Publication of JP2003081459A publication Critical patent/JP2003081459A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】取り付け方向が決められているローラを簡単な
構成で逆取り付けを不可能とすることが可能である。 【解決手段】原稿dを原稿搬送部400により搬送し、
読取部422で原稿dの読み取りを行なう原稿搬送装置
において、原稿搬送部400に、同一軸535上に原稿
dを搬送する取り付け方向が決められているローラと、
軸535に駆動を伝えるための駆動伝達手段とが備えら
れ、ローラの芯金の一部は、駆動伝達手段に重なるよう
に配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電子写真複写
機、プリンタ、ファクシミリ、これらの複数の機能を有
する複合機や印刷機等の画像形成装置により画像を形成
するために、原稿を搬送して画像読み込みを可能とする
原稿搬送装置及び画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】このようなデジタル式の画像形成装置に
備えられる原稿搬送装置では、給紙皿上に積載された原
稿を1枚ずつ分離して原稿搬送部で搬送し、原稿の両面
を読取部で読取可能なものがある。
【0003】このような原稿搬送装置では、原稿を搬送
するローラが軸上に組み付けられており、このローラは
原稿の搬送で摩耗すると新しいローラと交換される。従
来はローラの逆取り付けの対応として、メンテナンスブ
ック等で作業者に注意を呼びかけたり、ローラ芯金に色
を付けて間違いを防止していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、メンテナ
ンスブック等で注意を呼びかける等では、ローラの逆取
り付けを防止することができなかった。
【0005】この発明は、かかる点に鑑みてなされたも
ので、取り付け方向が決められているローラを簡単な構
成で逆取り付けを不可能とすることが可能な原稿搬送装
置及び画像形成装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決し、かつ
目的を達成するために、この発明は、以下のように構成
した。
【0007】請求項1に記載の発明は、『原稿を原稿搬
送部により搬送し、読取部で原稿の読み取りを行なう原
稿搬送装置において、前記原稿搬送部に、同一軸上に原
稿を搬送する取り付け方向が決められているローラと、
前記軸に駆動を伝えるための駆動伝達手段とが備えら
れ、前記ローラの芯金の一部は、前記駆動伝達手段に重
なるように配置することを特徴とする原稿搬送装置。』
である。
【0008】この請求項1に記載の発明によれば、ロー
ラの芯金の一部は、駆動伝達手段に重なるように配置す
ることで、ローラを取り外して交換する際に、ローラを
逆に取り付けると、ローラの芯金が駆動伝達手段と当接
して重なることがなくなって取り付けることができず、
ローラを簡単な構成で逆取り付けを不可能とすることが
でき、しかも特別に用意する部品が無いのでコスト的に
有利である。
【0009】請求項2に記載の発明は、『前記駆動伝達
手段は、歯車であることを特徴とする請求項1に記載の
原稿搬送装置。』である。
【0010】この請求項2に記載の発明によれば、歯車
によりローラが駆動され、ローラを逆に取り付けると、
ローラの芯金が歯車と当接して重なることがなくなって
取り付けることができない。
【0011】請求項3に記載の発明は、『前記駆動伝達
手段は、プーリであることを特徴とする請求項1に記載
の原稿搬送装置。』である。
【0012】この請求項3に記載の発明によれば、プー
リによりローラが駆動され、ローラを逆に取り付ける
と、ローラの芯金がプーリと当接して重なることがなく
なって取り付けることができない。
【0013】請求項4に記載の発明は、『前記ローラに
は、ワンウェイクラッチが配置されていることを特徴と
する請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の原稿
搬送装置。』である。
【0014】この請求項4に記載の発明によれば、ロー
ラには、ワンウェイクラッチが配置され、一方向に回転
するローラの逆取り付けを不可能とすることによって間
違いがなくなる。
【0015】請求項5に記載の発明は、『前記請求項1
乃至請求項4のいずれか1項に記載の原稿搬送装置を備
えてなることを特徴とする画像形成装置。』である。
【0016】この請求項5に記載の発明によれば、メン
テナンス等でローラを取り外し、再度取り付けの時に取
り付け方向を間違えないようにすることができ、特別に
用意する部品が無いのでコスト的に有利である。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、この発明の原稿搬送装置を
備えた画像形成装置の実施の形態を図面に基づいて説明
するが、この発明は、この実施の形態に限定されない。
【0018】図1は用紙後処理装置FSと原稿搬送装置
DFと画像読み取り装置(スキャナ)SCとを装備した
画像形成装置1の全体構成図である。
【0019】図示の画像形成装置本体1Aは、画像処理
部2、画像書き込み部3、画像形成部4、高圧電源部
5、カセット給紙部6、定着装置7、排紙部8、自動両
面コピーのための再搬送手段(ADU)9を備えてい
る。
【0020】画像形成装置本体1Aの上部には、画像読
み取り装置SCと原稿搬送装置DFが搭載されている。
画像形成装置本体1Aの図示の左上部の排紙部8側に
は、用紙後処理装置FSが連結されている。
【0021】原稿搬送装置DFの原稿台上に第1面を上
向きにして載置された原稿dは、矢印方向に搬送され画
像読み取り装置SCの光学系により原稿の片面又は両面
の画像が読みとられ、CCDイメージセンサC1に読み
込まれる。
【0022】CCDイメージセンサC1により光電変換
されたアナログ信号は、画像処理部2において、アナロ
グ処理、A/D変換、シェーディング補正、画像圧縮処
理等を行った後、画像書き込み部3に信号を送る。
【0023】画像書き込み部3においては、半導体レー
ザからの出力光が画像形成部4の感光体ドラム4Aに照
射され、潜像を形成する。画像形成部4においては、帯
電、露光、現像、転写、分離、クリーニング等の処理が
行われ、カセット給紙部6から搬送された用紙Sに画像
が転写される。画像を担持した用紙Sは、定着装置7に
より定着され、排紙部8から用紙後処理装置FSに送り
込まれる。或いは排紙路切り替え板8Aにより再搬送手
段9に送り込まれた片面画像処理済みの用紙Sは、再び
画像形成部4において両面画像処理された後、排紙部8
の排紙ローラ8Bにより用紙後処理装置FSに送り込ま
れる。
【0024】用紙後処理装置FSは、画像形成装置本体
1Aの左上部に着脱可能に装着される。用紙後処理装置
FSは、用紙搬送手段10、排紙手段20、後処理手段
30、昇降排紙手段40からなり、これらは用紙後処理
装置本体45に配置される。
【0025】図1において、画像形成装置本体1A内の
右寄り側には、画像形成部4を中心にして、画像形成装
置本体1Aの高さ方向下方にカセット給紙部6が、上方
に定着装置7、排紙部8が設けられている。この垂直配
列構成により、ほぼ垂直方向の用紙搬送路が形成され
る。カセット給紙部6から送り出された用紙Sは、この
垂直上方の用紙搬送路に沿って搬送されて画像形成装
置本体1A外に排出される。
【0026】この垂直方向用紙搬送路にほぼ平行し
て、再搬送手段9による用紙搬送路が形成されてい
る。
【0027】上記の垂直方向の用紙搬送路、を形成
することにより、カセット給紙部6から排紙部8に至る
最短距離の用紙搬送路が構成される。
【0028】画像形成装置本体1Aの図示の上方の空間
部に用紙後処理装置FSの用紙搬送手段10が収容され
る。用紙搬送手段10の用紙入口部11は、画像形成装
置本体1Aの排紙部8の排紙ローラ8Bに接続する。ま
た、この装着状態では、画像形成装置本体1Aの図示の
左上方の空間部に、用紙後処理装置FSの排紙手段20
及び後処理手段30が収容される。複数の排紙皿(ビン
とも称す)41と昇降駆動手段42から成る昇降排紙手
段40は、後処理手段30の図示左側に位置する。
【0029】次に、図2乃至図7に基づいて原稿搬送装
置を説明する。図2は原稿搬送装置の断面図、図3は原
稿搬送装置の平面図、図4は原稿搬送装置の要部の拡大
図、図5は切換部の拡大図、図6は片面通紙経路を示す
図、図7は両面通紙経路を示す図である。
【0030】原稿搬送装置DFには、原稿給紙部20
0、原稿排紙部300及び原稿搬送部400が配置され
ている。
【0031】原稿給紙部200は、原稿を複数枚セット
可能な給紙皿201を有し、この給紙皿201に原稿の
幅方向に位置決めを行なう一対の規制板202が幅方向
に移動可能に設けられている。また、給紙皿201に
は、原稿の長さ方向を検知する長さ方向検知手段S1
1,S12を構成するセンサが2箇所に配置されてい
る。
【0032】原稿排紙部300は、排紙皿301を有
し、この排紙皿301は原稿給紙部200の下方位置に
配置されている。排紙皿301上に、原稿搬送部400
で片面が読み取られるように搬送され、または両面が読
み取られるように搬送された原稿が排紙される。
【0033】原稿搬送部400は、上流側の第1搬送路
410と、下流側に分岐した第2搬送路420及び第3
搬送路430と、排出部440とを有している。第1搬
送路410には、可動押圧板411、ピックアップロー
ラ412、分離搬送ローラ413、重送防止ローラ41
4が配置されている。可動押圧板411は毎給紙時に上
昇して原稿をピックアップローラ412に押し当て分離
搬送ローラ413に原稿を押圧し、分離搬送ローラ41
3及び重送防止ローラ414により原稿が1枚ずつ分離
して搬送される。また、分離搬送ローラ413及び重送
防止ローラ414の下流側には、原稿長さ検知手段S2
1を構成するセンサが配置されている。
【0034】第2搬送路420には、レジストローラ4
21、読取部422、読取押えローラ423及び搬送ロ
ーラ424が配置されている。レジストローラ421の
下流側には原稿先端検知手段S31を構成するセンサが
配置されている。レジストローラ421、読取押えロー
ラ423及び搬送ローラ424は、正逆回転可能であ
る。
【0035】第3搬送路430には、搬送ローラ431
及び反転部432が配置されている。反転部432は、
反転ローラ433を有している。搬送ローラ431及び
反転ローラ433は正逆回転可能である。排出部440
には、排紙ローラ441が配置されている。
【0036】また、第1搬送路410には、第1搬送路
410から下流側の第2搬送路420と第3搬送路43
0とに切り換え可能な第1切換部材450が備えられて
いる。この第1切換部材450は、支持軸453と一体
に回動可能に設けられている。支持軸453の一端部に
はアーム453aが設けられ、他端部にはアーム453
bが設けられ、アーム453aはバネ451により付勢
され、第1切換部材450は第2搬送路420を開き、
第3搬送路430を閉じるようになっている。また、ア
ーム453bはソレノイド452によりバネ451に抗
して作動し、ソレノイド452が作動すると第2搬送路
420を閉じ、第3搬送路430を開くようになってい
る。
【0037】さらに、支持軸453には、一体に形成さ
れた第2切換部材460と第3切換部材470とが回動
可能に軸支されている。第2切換部材460と第3切換
部材470はバネ471により付勢され、第2切換部材
460は第2搬送路420を開き、第3切換部材470
が第3搬送路430を閉じるようになっている。
【0038】第2搬送路420には、第1搬送路410
と第3搬送路430の両側から搬送を可能とする1方向
に付勢された第2切換部材460が配置され、この第2
切換部材460はバネ471により第1搬送路410か
らの搬送を許容し、第3搬送路430からの搬送を規制
するように付勢されているが、第3搬送路430から原
稿が搬送されると、この原稿の搬送によって自動的に開
いて搬送可能である。
【0039】また、第3搬送路430には、第1搬送路
410と第2搬送路420の両側から搬送を可能とする
1方向に付勢された第3切換部材470が配置され、こ
の第3切換部材470はバネ471により第1搬送路4
10からの搬送を規制し、第3搬送路430からの搬送
を許容するように付勢されているが、第1搬送路410
から原稿が搬送されると、この原稿の搬送によって自動
的に開いて搬送可能である。
【0040】第1切換部材450、第2切換部材460
及び第3切換部材470は、第1搬送路410、第2搬
送路420、第3搬送路430の合流部に配置された同
一軸の支持軸453を支点として開閉動作可能であり、
1箇所で配置スペースの確保が容易で、小型化が可能で
ある。
【0041】また、読取部422の下流側には、反転部
432と排出部440とに切り換え可能な第4切換部材
490が支持軸493と一体回転可能に備えられてい
る。支持軸493の一端部にはアーム493aが設けら
れ、他端部にはアーム493bが設けられ、アーム49
3aはバネ491により付勢され、排出部440の入口
440aを開き、反転部432の入口432aを閉じる
ようになっている。また、アーム493bはソレノイド
492によりバネ491に抗して作動し、ソレノイド4
92が作動すると排出部440の入口440aを閉じ、
反転部432の入口432aを開くようになっている。
【0042】この実施の形態で原稿dの片面の読み込み
を行なう場合には、図6に示すように、原稿dの片面を
読取部422で読み取り排紙する片面通紙経路P1を搬
送する。
【0043】即ち、給紙皿201上に積載された原稿d
を1枚ずつ分離して搬送し、第1切換部材450は第3
搬送路430を閉じているから、原稿dは第1搬送路4
10から第2搬送路420に搬送され、読取部422で
原稿dの片面を読み取りを行なう。この読み取りが行な
われた原稿dは、第4切換部材490が反転部432の
入口432aを閉じ、排出部440の入口440aを開
いているから、排出部440を通って排紙皿301上に
排紙される。
【0044】原稿dの両面の読み込みを行なう場合に
は、図7に示すように、原稿dの片面を反転部432に
導き反転して搬送し、読取部422で読み取り反転部4
32に導き、この反転部432で再度反転して搬送し、
原稿dの他方の片面を読取部422で読み取り排紙する
両面通紙経路P2を搬送する。
【0045】即ち、給紙皿201上に積載された原稿d
を1枚ずつ分離して搬送し、ソレノイド452が作動し
て第1切換部材450は第3搬送路430を開いてお
り、原稿dは第1搬送路410から第3搬送路430に
搬送される。第3搬送路430に配置される第3切換部
材470は、第3搬送路430を閉じているが、搬送さ
れる原稿dによって押されてバネ471に抗して開き、
原稿dが通過すると閉じる。
【0046】この第3搬送路430では搬送ローラ43
1及び反転部432の反転ローラ433が正転して原稿
dを搬入し、この搬送ローラ431及び反転ローラ43
3が逆転して原稿dをスイッチバックして搬送し、第2
切換部材460及び第3切換部材470を介して第3搬
送路430から第2搬送路420に搬送され、読取部4
22で原稿dの片面を読み取る。
【0047】この原稿dをスイッチバックして搬送する
状態では、第2切換部材460及び第3切換部材470
は、バネ471によって初期位置にあり、スイッチバッ
クして搬送される原稿dは、第3切換部材470に案内
されて第2切換部材460を押す。第2切換部材460
は、搬送される原稿dによって押されてバネ471に抗
して開き、原稿dが通過すると閉じる。
【0048】この読み取りが行なわれた原稿dは、ソレ
ノイド492が作動して第4切換部材490が反転部4
32の入口432aを開き、排出部440の入口440
aを閉じているから、反転部432の入口432aを通
って反転部432に送られる。そして、搬送ローラ43
1及び反転ローラ433が逆転して原稿dをスイッチバ
ックして搬送し、第2切換部材460及び第3切換部材
470を介して第3搬送路430から第2搬送路420
に搬送され、読取部422で原稿dの他方の片面を読み
取る。
【0049】この読み取りが行なわれた原稿dは、第4
切換部材490が反転部432の入口432aを閉じ、
排出部440の入口440aを開いているから、排出部
440を通って排紙皿301上に排紙される。
【0050】この原稿dの片面と原稿dの両面とを読み
取り可能な原稿搬送装置は、読取部422の上流かつ反
転部432の下流に配置した一対のローラにて原稿先端
を突き当てて揃える原稿レジスト機構Aを有し、この原
稿レジスト機構Aはレジストローラ421で構成され
る。原稿レジスト機構Aを読取部422の上流かつ反転
部432の下流に配置し、この原稿レジスト機構Aの一
対のローラにて原稿先端を突き当てて揃えることで、原
稿dの片面、両面とも曲がりの補正を1箇所で処理でき
る。
【0051】この原稿レジスト機構Aにより原稿dを揃
える時に生じる原稿dのループを許容するレジストルー
プ形成空間SP1が片面通紙経路P1に形成され、レジ
ストループ形成空間SP2が両面通紙経路P2に形成さ
れ、原稿レジスト機構Aにより原稿を揃える時に生じる
原稿dのループをレジストループ形成空間SP1,SP
2で許容することで、原稿dの片面、両面共に確実な曲
がり補正ができる。
【0052】また、原稿レジスト機構Aの上流側に原稿
位置検知手段S41が配置され、片面通紙経路P1と両
面通紙経路P2との合流点直後に、原稿の位置を検知す
る原稿位置検知手段S41を配置することで、原稿dの
片面、両面共に原稿dの位置を検知することができる。
【0053】この実施の形態では、図8乃至図10に示
すように構成され、図8はピックアップローラ及び分離
搬送ローラの平面図、図9は分離搬送ローラの正常位置
取付時の断面図、図10は分離搬送ローラの逆位置取付
時の断面図である。
【0054】原稿搬送装置DFの原稿搬送部400に
は、同一軸535上に原稿を搬送する取り付け方向が決
められているローラであるピックアップローラ412
と、軸535に駆動を伝えるための駆動伝達手段である
プーリ811とが備えられている。分離搬送ローラ41
3は、駆動軸533に一体回転可能に設けられている。
駆動軸533に設けられたプーリ812と、軸535の
プーリ811とはタイミングベルト534が掛け渡さ
れ、駆動軸533の回転によって分離搬送ローラ413
を回転すると共に、軸535を回転する。
【0055】軸535には、ピックアップローラ412
が設けられている。ピックアップローラ412は、ロー
ラ部412aと芯金412bから構成され、ローラ部4
12aはゴムで形成されている。芯金412bの一方側
には、芯金412bと軸535との間にワンウェイクラ
ッチ813が配置され、ピックアップローラ412が搬
送方向にのみ回転可能になっている。
【0056】ピックアップローラ412の芯金412b
の他方側には、一部412b1を軸方向に突出し、プー
リ811の凹部811aに入り込み、プーリ811に重
なるように配置されている。ピックアップローラ412
は、両側のリング溝535a,535bに設けられたE
リング止め814,815によって軸535に軸方向の
移動が規制されている。
【0057】このように、ピックアップローラ412の
芯金412bの一部412b1は、プーリ811に重な
るように配置することで、Eリング止め814を軸53
5から外してピックアップローラ412を取り外し、摩
耗したローラ部412aを新たなローラ部412bに交
換することができる。
【0058】このピックアップローラ412のローラ部
412aを交換する際に、図10に示すように、ピック
アップローラ412を逆に取り付けると、ピックアップ
ローラ412の芯金412bの端部がプーリ811と当
接して重なることがなくなる。このため、ピックアップ
ローラ412の芯金412bの一部412b1がリング
溝535aを覆っており、Eリング止め814が逆位置
で取り付けようとすると芯金412bの一部412b1
に当接し、Eリング止め814が止められなくなる。
【0059】従って、作業者はこの時点でピックアップ
ローラ412を逆に取り付けていることがわかり、ピッ
クアップローラ412を簡単な構成で逆取り付けを不可
能とすることができ、しかも特別に用意する部品が無い
のでコスト的に有利である。
【0060】また、この実施の形態では、駆動伝達手段
にプーリ811で構成しているが、図11に示すよう
に、歯車820であってもピックアップローラ412の
芯金412bの他方側には、一部412b1を軸方向に
突出し、歯車820の凹部820aに入り込み、歯車8
20に重なるように配置されている。
【0061】従って、ピックアップローラ412を逆に
取り付けると、ピックアップローラ412の芯金412
bが歯車820と当接して重なることがなくなり、Eリ
ング止め814が逆位置で取り付けようとすると芯金4
12bの一部412b1に当接し、Eリング止め814
が止められなくなる。
【0062】なお、本発明の実施の形態では、複写機に
接続した原稿搬送装置を示したが、プリンタ、ファクシ
ミリ等の画像形成装置や、これらの複数の機能を有する
複合機及び軽印刷機等と接続して使用する原稿搬送装置
にも適用可能である。
【0063】
【発明の効果】前記したように、請求項1に記載の発明
では、ローラの芯金の一部は、駆動伝達手段に重なるよ
うに配置することで、ローラを取り外して交換する際
に、ローラを逆に取り付けると、ローラの芯金が駆動伝
達手段と当接して重なることがなくなって取り付けるこ
とができず、ローラを簡単な構成で逆取り付けを不可能
とすることができ、しかも特別に用意する部品が無いの
でコスト的に有利である。
【0064】請求項2に記載の発明では、歯車によりロ
ーラが駆動され、ローラを逆に取り付けると、ローラの
芯金が歯車と当接して重なることがなくなって取り付け
ることができない。
【0065】請求項3に記載の発明では、プーリにより
ローラが駆動され、ローラを逆に取り付けると、ローラ
の芯金がプーリと当接して重なることがなくなって取り
付けることができない。
【0066】請求項4に記載の発明では、ローラには、
ワンウェイクラッチが配置され、一方向に回転するロー
ラの逆取り付けを不可能とすることによって間違いがな
くなる。
【0067】請求項5に記載の発明では、請求項1乃至
請求項4のいずれか1項に記載の原稿搬送装置を備えて
なり、メンテナンス等でローラを取り外し、再度取り付
けの時に取り付け方向を間違えないようにすることがで
き、特別に用意する部品が無いのでコスト的に有利であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】用紙後処理装置と原稿搬送装置と画像読み取り
装置を装備した画像形成装置の全体構成図である。
【図2】原稿搬送装置の断面図である。
【図3】原稿搬送装置の平面図である。
【図4】原稿搬送装置の要部の拡大図である。
【図5】切換部の拡大図である。
【図6】片面通紙経路を示す図である。
【図7】両面通紙経路を示す図である。
【図8】ピックアップローラ及び分離搬送ローラの平面
図である。
【図9】分離搬送ローラの正常位置取付時の断面図であ
る。
【図10】分離搬送ローラの逆位置取付時の断面図であ
る。
【図11】分離搬送ローラの正常位置取付時の断面図で
ある。
【符号の説明】
DF 原稿搬送装置 1 画像形成装置 1A 画像形成装置本体 400 原稿搬送部 412 ピックアップローラ 413 分離搬送ローラ 422 読取部 533 駆動軸 534 タイミングベルト 535 軸 811,812 プーリ d 原稿
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 青木 雅 東京都八王子市石川町2970 コニカ株式会 社内 (72)発明者 加藤 信孝 東京都東久留米市南町1丁目7番地都営ア パート1−510号室 (72)発明者 加藤 修 東京都東村山市栄町3丁目1番地28号 久 米川マンション309号室 Fターム(参考) 2H076 BA24 BA45 3F049 AA03 DA14 EA02 LA01 LB02 3F343 FA03 FB02 FB04 FB05 FC01 FC22 GA03 GB01 GC01 GD01 HB02 HD17 JA01 JA14 JD04 JD09 KB05 KB18 LD28 LD29 5C062 AA02 AA05 AB32 AD06 BA00

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿を原稿搬送部により搬送し、読取部で
    原稿の読み取りを行なう原稿搬送装置において、 前記原稿搬送部に、同一軸上に原稿を搬送する取り付け
    方向が決められているローラと、前記軸に駆動を伝える
    ための駆動伝達手段とが備えられ、 前記ローラの芯金の一部は、前記駆動伝達手段に重なる
    ように配置することを特徴とする原稿搬送装置。
  2. 【請求項2】前記駆動伝達手段は、歯車であることを特
    徴とする請求項1に記載の原稿搬送装置。
  3. 【請求項3】前記駆動伝達手段は、プーリであることを
    特徴とする請求項1に記載の原稿搬送装置。
  4. 【請求項4】前記ローラには、ワンウェイクラッチが配
    置されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3の
    いずれか1項に記載の原稿搬送装置。
  5. 【請求項5】前記請求項1乃至請求項4のいずれか1項
    に記載の原稿搬送装置を備えてなることを特徴とする画
    像形成装置。
JP2001273980A 2001-09-10 2001-09-10 原稿搬送装置及び画像形成装置 Pending JP2003081459A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001273980A JP2003081459A (ja) 2001-09-10 2001-09-10 原稿搬送装置及び画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001273980A JP2003081459A (ja) 2001-09-10 2001-09-10 原稿搬送装置及び画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003081459A true JP2003081459A (ja) 2003-03-19

Family

ID=19099107

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001273980A Pending JP2003081459A (ja) 2001-09-10 2001-09-10 原稿搬送装置及び画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003081459A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009113956A (ja) * 2007-11-08 2009-05-28 Fuji Xerox Co Ltd シート搬送装置及び画像形成装置
JP2015075497A (ja) * 2013-10-04 2015-04-20 キヤノン株式会社 連結装置およびシート搬送装置ならびに駆動伝達装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009113956A (ja) * 2007-11-08 2009-05-28 Fuji Xerox Co Ltd シート搬送装置及び画像形成装置
JP2015075497A (ja) * 2013-10-04 2015-04-20 キヤノン株式会社 連結装置およびシート搬送装置ならびに駆動伝達装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4635797B2 (ja) 自動原稿搬送装置
JP4097659B2 (ja) 画像形成装置の給紙構造
JP2003087463A (ja) 画像形成装置
JP2003081459A (ja) 原稿搬送装置及び画像形成装置
JP2003063667A (ja) 原稿搬送装置及び画像形成装置
JP2003261242A (ja) シート搬送装置および画像形成装置
JP2003212382A (ja) 原稿搬送装置及び画像形成装置
JPH07301962A (ja) 原稿読み取り装置
JP2008260614A (ja) 原稿分離供給装置及びこれを備えた画像読取装置
JP4508933B2 (ja) シート搬送装置、シート処理装置及び画像形成装置
JP3904141B2 (ja) 原稿搬送装置及び画像形成装置
JP2003063664A (ja) 原稿搬送装置及び画像形成装置
JP2003098767A (ja) 原稿搬送装置及び画像形成装置
JP2003087464A (ja) 原稿搬送装置及び画像形成装置
JP2000047436A (ja) 自動原稿搬送装置
JP2003081485A (ja) 原稿搬送装置及び画像形成装置
JP4253993B2 (ja) 画像読取装置
JP2003212380A (ja) 原稿搬送装置及び画像形成装置
JP2003069788A (ja) 原稿搬送装置及び画像形成装置
JP2003081445A (ja) 原稿搬送装置及び画像形成装置
JP2010052848A (ja) 原稿搬送装置及びそれを備えた画像形成装置
JP2003298811A (ja) 画像読取装置およびこれを備えた画像読取記録装置
JP2003095480A (ja) 原稿搬送装置及び画像形成装置
JP2003063687A (ja) 原稿搬送装置及び画像形成装置
JP2003063699A (ja) 原稿搬送装置及び画像形成装置