JP2003098767A - 原稿搬送装置及び画像形成装置 - Google Patents

原稿搬送装置及び画像形成装置

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JP2003098767A
JP2003098767A JP2001293018A JP2001293018A JP2003098767A JP 2003098767 A JP2003098767 A JP 2003098767A JP 2001293018 A JP2001293018 A JP 2001293018A JP 2001293018 A JP2001293018 A JP 2001293018A JP 2003098767 A JP2003098767 A JP 2003098767A
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JP2001293018A
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Satoru Endo
悟 遠藤
Takeshi Misuhata
剛 水端
Kisen Shin
輝鮮 秦
Osamu Kato
修 加藤
Nobutaka Kato
信孝 加藤
Kazuaki Itou
計章 伊藤
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Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】簡単な構造で、原稿のジャム処理を容易にす
る。 【解決手段】原稿搬送装置は、原稿給紙部1から搬送さ
れた原稿を読み取る原稿搬送部1と、読み取りが終了し
た原稿を積載する原稿排紙部300と、原稿給紙部1と
原稿搬送部1との間に反転ローラのローラ対により原稿
を反転する反転通紙経路とを備え、送出ローラ412、
分離ローラ413及びレジストローラ414の一方のロ
ーラを有し、支点により支持されて開閉可能なカバーユ
ニット910を備え、可動式原稿押圧板1、重送防止ロ
ーラ1、レジストローラ414の他方のローラ及び反転
ローラの一方のローラを有し、支点により支持されて開
閉可能な給紙ユニット920を備え、反転ローラの他方
のローラを装置本体930側に備え、カバーユニット9
10、給紙ユニット920及び装置本体930側との間
は、ギア係合部で動力伝達可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電子写真複写
機、プリンタ、ファクシミリ、これらの複数の機能を有
する複合機や印刷機等の画像形成装置により画像を形成
するために、原稿を搬送して画像読み込みを可能とする
原稿搬送装置及び画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】このようなデジタル式の画像形成装置に
備えられる原稿搬送装置では、給紙皿上に積載された原
稿を1枚ずつ分離して搬送し、原稿の両面を読取部で読
取可能なものがある。
【0003】このような画像形成装置として、図17に
示すように、給紙皿100上に積載された原稿を原稿給
紙部108の捌き機構101で1枚ずつ分離し、レジス
ト機構102で原稿を揃えて搬送し、原稿の片面を読み
取る場合には、読取部103で読み取り原稿排紙部10
4から排紙皿105に排紙し、原稿の両面を読み取る場
合には、切換ゲート106a,106bで反転部107
へ送り反転し、切換ゲート106b,106cの切り換
えで原稿の片面を読取部103で読み取り再度反転部1
07へ送り反転し、原稿の他方の片面を読取部103へ
送り、読取部103で読み取り原稿排紙部104から排
紙皿105に排紙するものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、反転部10
7は、固定されたガイド板を有し、原稿でジャム処理時
には原稿の位置によって切換ゲートを上方向へ開放し処
理する場合と、装置本体を開放した後下方向ヘガイド板
を開放し処理しており、作業が面倒であった。また、切
換ゲートやガイド板に挟まれた原稿を取り出す際、原稿
にダメージを与えてしまう可能性があった。
【0005】また、カバー122を開く時には、読取前
ローラ110が装置本体120に設けられており、ニッ
プ解除されていない。また、図18に示すように、カバ
ー122と共に、前カバー123が開くように構成し、
この前カバー123に読取前ローラ110のローラ対の
一方のローラを設けることで、ニップも解除されるが、
カバー開時に前側に大きなスペースを必要とする。
【0006】また、図18に示すように、原稿給紙部1
08と、カバー122と共に、前カバー123が開くよ
うに構成したものでは、装置本体側と原稿給紙部108
及びカバー122とのギア係合は、それぞれの1つのギ
ア130,131を支点に1つの揺動部材132,13
3が配置されていたため、各々スペースが必要であり、
また部品数も増える等の問題があった。
【0007】また、図18に示すように、原稿給紙部1
08と給紙皿100の間に給紙部保持用のストッパー部
140を専用に設け、さらに原稿ジャム処理時に原稿給
紙部108を保持するためのストッパー141が専用に
必要なため幅方向にスペースを必要とする装置になって
しまうことがある。
【0008】また、、図18に示すように、原稿給紙部
108を開閉させる場合、機構が複雑化するため、通常
は反転部107のローラ対等のローラは装置本体側に配
置され、その結果として原稿給紙部108を開けても原
稿はローラ間にニップされたままであり、原稿ジャム処
理操作性は良くない。また、原稿ジャム処理操作性を良
くしようと開閉可能な原稿給紙部108内にローラ対を
配置するとそれを動作させるソレノイドも配置するとこ
ととなり、原稿給紙部108全体が大きくなり、重くも
なる。可動する原稿給紙部108からの束線処理ともな
るので設計上の制約も多くなる。
【0009】この発明は、かかる点に鑑みなされたもの
で、簡単な構造で、原稿のジャム処理を容易にするもの
で、特に請求項1に記載の発明は、原稿ジャム処理が容
易に行え、かつ処理の際に生じる原稿へのダメージを極
力少なくでき、請求項2乃至請求項5に記載の発明は、
カバー開時にスペースを必要とせず、なおかつ読取前ロ
ーラのニップを解除することが可能であり、請求項6に
記載の発明は、ギア係合部の小型化と部品点数削減を可
能とし、請求項7に記載の発明は、幅方向でスペースを
取る必要がなく、また小サイズ原稿の視認性を損なわな
いことが可能であり、請求項8に記載の発明は、原稿ジ
ャム処理性向上とそれを実現する原稿給紙部を開閉に対
応した構成とする原稿搬送装置であり、請求項8に記載
の発明は、原稿搬送装置を備える画像形成装置を提供す
ることを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決し、かつ
目的を達成するために、この発明は、以下のように構成
した。
【0011】請求項1に記載の発明は、『給紙皿に載置
された原稿を可動式原稿押圧板、送出ローラ、分離ロー
ラ、重送防止ローラにより1枚ずつ分離してレジストロ
ーラのローラ対で揃えて搬送する原稿給紙部と、この原
稿給紙部から搬送された原稿を読み取る原稿搬送部と、
読み取りが終了した原稿を積載する原稿排紙部と、前記
原稿給紙部と前記原稿搬送部との間に反転ローラのロー
ラ対により原稿を反転する反転通紙経路とを備える原稿
搬送装置において、前記送出ローラ、分離ローラ及びレ
ジストローラの一方のローラを有し、支点により支持さ
れて開閉可能なカバーユニットを備え、前記可動式原稿
押圧板、前記重送防止ローラ、前記レジストローラの他
方のローラ及び前記反転ローラの一方のローラを有し、
支点により支持されて開閉可能な給紙ユニットを備え、
前記反転ローラの他方のローラを装置本体側に備え、前
記カバーユニット、前記給紙ユニット及び装置本体側と
の間は、ギア係合部で動力伝達可能であることを特徴と
する原稿搬送装置。』である。
【0012】この請求項1に記載の発明によれば、原稿
ジャム処理時には、カバーユニット、給紙ユニットを開
くことで開放され、原稿ジャム処理が容易に行え、しか
も原稿ジャム処理に起因する原稿へのダメージを極力少
なくすることができる。
【0013】請求項2に記載の発明は、『原稿を載置す
る給紙皿と、前記給紙皿に載置された原稿を給送する給
送手段と、この給送手段によって給送された原稿を読取
る原稿読取り手段と、読取りを終えた原稿を積載する排
紙皿とを有する原稿搬送装置において、前記給送手段の
上方付近に位置する開閉可能なカバーを有し、このカバ
ーは複数段に折れ曲がりが可能であることを特徴とする
原稿搬送装置。』である。
【0014】この請求項2に記載の発明によれば、給送
手段の上方付近に位置する開閉可能なカバーを有し、こ
のカバーは複数段に折れ曲がりが可能で、原稿読取り手
段の解除を可能とするが、カバーの開動作が小スペース
で可能である。
【0015】請求項3に記載の発明は、『前記カバー
は、開閉する時に2段に折れ曲がることを特徴とする請
求項2に記載の原稿搬送装置。』である。
【0016】この請求項3に記載の発明によれば、カバ
ーは、開閉する時に2段に折れ曲がることで、カバーの
開動作が小スペースで可能である。
【0017】請求項4に記載の発明は、『原稿を読取る
読取り手段と、読取る原稿を載置する給紙皿と、前記給
紙皿に載置された原稿を給紙する給紙手段と、この給紙
手段によって給紙された原稿を捌く捌き手段と、捌き手
段から送られた原稿の曲がりを矯正する曲がり矯正手段
と、曲がり矯正手段から送られてきた原稿を前記読取り
手段に搬送する搬送手段を有する原稿搬送装置におい
て、前記給紙手段と前記捌き手段と前記曲がり矯正手段
とを覆うように設置された第1カバーと、前記搬送手段
を覆うように設置された第2カバーとを有し、前記第1
カバーと前記第2カバーとが接続され、同調して開閉す
ることを特徴とする原稿搬送装置。』である。
【0018】この請求項4に記載の発明によれば、第1
カバーと第2カバーとが接続され、同調して開閉するこ
とで、簡単な操作で、しかも第1カバーと第2カバーの
開動作が小スペースで可能である。
【0019】請求項5に記載の発明は、『原稿を読取る
読取り手段と、読取る原稿を載置する給紙皿と、前記給
紙皿に載置された原稿を給紙する給紙手段と、この給紙
手段によって給紙された原稿を捌く捌き手段と、捌き手
段から送られた原稿の曲がりを矯正する曲がり矯正手段
と、曲がり矯正手段から送られてきた原稿を前記読取り
手段に搬送する搬送手段を有する原稿搬送装置におい
て、前記給紙手段、前記捌き手段、前記曲がり矯正手
段、前記搬送手段がそれぞれローラ対、またはローラと
部材とで原稿搬送を可能にし、各ローラ対の一方のロー
ラ、またはローラと部材の一方をカバー側に設置し、前
記カバー側を開くことによって前記ローラのニップが解
除可能であることを特徴とする原稿搬送装置。』であ
る。
【0020】この請求項5に記載の発明によれば、カバ
ー側を開くことによってローラのニップが解除可能であ
り、原稿のジャム処理を容易にすることができる。
【0021】請求項6に記載の発明は、『原稿を搬送す
る複数のユニットが装置本体側に開閉、取り外し可能な
原稿搬送装置において、前記装置本体側に支点となる駆
動ギアを設け、この駆動ギアを支点として前記複数のユ
ニットに対応した揺動部材を介して揺動ギアをそれぞれ
設け、前記揺動ギアと前記ユニットに設けた従動ギアと
をそれぞれ係合して動力伝達可能であることを特徴とす
る原稿搬送装置。』である。
【0022】この請求項6に記載の発明によれば、装置
本体側に支点となる駆動ギアを設け、この駆動ギアを支
点として複数のユニットに対応した揺動部材を介して揺
動ギアをそれぞれ設け、揺動ギアと従動ギアとをそれぞ
れ係合して動力伝達可能であり、ユニットの小型化がで
き、しかも部品点数の削減ができる。
【0023】請求項7に記載の発明は、『原稿を載置す
る給紙皿と、この給紙皿に載置された原稿を1枚毎に分
離し搬送するために前記給紙皿の略水平方向に設置され
た原稿給紙部と、この原稿給紙部から搬送された原稿を
読み取るために前記原稿給紙部の下方に設置された原稿
搬送部と、読み取りが終了した原稿を積載するために前
記給紙皿の下方の設置された原稿排紙部と、前記原稿給
紙部と前記原稿搬送部との間に反転ローラのローラ対に
よる原稿を反転する反転通紙経路とを備える原稿搬送装
置において、前記原稿給紙部は原稿ジャム処理時に開放
可能に軸支され、この原稿給紙部の開放の回動を規制す
るストッパーを、前記給紙皿の支持アームと共用したこ
とを特徴とする原稿搬送装置。』である。
【0024】この請求項7に記載の発明によれば、原稿
給紙部は原稿ジャム処理時に開放可能に軸支され、この
原稿給紙部の開放の回動を規制するストッパーを給紙皿
の支持アームと共用し、給紙皿の支持アームにて原稿給
紙部のストッパーを兼用しているので幅方向でスペース
を取る必要がなく、また、給紙皿を原稿給紙部側に寄せ
ているので、小サイズ原稿の視認性を損なわない。
【0025】請求項8に記載の発明は、『給紙皿に載置
された原稿を可動式原稿押圧板、送出ローラ、分離ロー
ラ、重送防止ローラにより1枚ずつ分離してレジストロ
ーラのローラ対で揃えて搬送する原稿給紙部と、この原
稿給紙部から搬送された原稿を読み取る原稿搬送部と、
読み取りが終了した原稿を積載する原稿排紙部と、前記
原稿給紙部と前記原稿搬送部との間に反転ローラのロー
ラ対により原稿を反転する反転通紙経路とを備える原稿
搬送装置において、前記可動式原稿押圧板、重送防止ロ
ーラ及び反転ローラの一方のローラを有し、支点により
支持されて開閉可能な原稿給紙部を備え、前記反転ロー
ラのローラ対の一方のローラを、他方のローラに圧着離
間可能に配置し、前記ローラ対の一方のローラを他方の
ローラに圧着離間動作を行うアクチュエータを装置本体
側に配置したことを特徴とする原稿搬送装置。』であ
る。
【0026】この請求項8に記載の発明によれば、開閉
可能な原稿給紙部に備えた反転ローラのローラ対の一方
のローラを、他方のローラに圧着離間可能に配置し、ロ
ーラ対の一方のローラを他方のローラに圧着離間動作を
行うアクチュエータを装置本体側に配置することで、原
稿ジャム処理が容易に行え、原稿給紙部の小型、軽量化
が可能である。
【0027】請求項9に記載の発明は、『前記請求項1
乃至請求項8のいずれか1項に記載の原稿搬送装置を備
えてなることを特徴とする画像形成装置。』である。
【0028】この請求項9に記載の発明によれば、請求
項1乃至請求項8のいずれか1項に記載の原稿搬送装置
を備えることで、簡単な構造で、原稿のジャム処理を容
易にすることができる。
【0029】
【発明の実施の形態】次に、この発明の原稿搬送装置を
備えた画像形成装置の実施の形態を図面に基づいて説明
するが、この発明は、この実施の形態に限定されない。
【0030】図1は用紙後処理装置FSと原稿搬送装置
DFと画像読み取り装置(スキャナ)SCとを装備した
画像形成装置1の全体構成図である。
【0031】図示の画像形成装置本体1Aは、画像処理
部2、画像書き込み部3、画像形成部4、高圧電源部
5、カセット給紙部6、定着装置7、排紙部8、自動両
面コピーのための再搬送手段(ADU)9を備えてい
る。
【0032】画像形成装置本体1Aの上部には、画像読
み取り装置SCと原稿搬送装置DFが搭載されている。
画像形成装置本体1Aの図示の左上部の排紙部8側に
は、用紙後処理装置FSが連結されている。
【0033】原稿搬送装置DFの原稿台上に第1面を上
向きにして載置された原稿dは、矢印方向に搬送され画
像読み取り装置SCの光学系により原稿の片面又は両面
の画像が読みとられ、CCDイメージセンサC1に読み
込まれる。
【0034】CCDイメージセンサC1により光電変換
されたアナログ信号は、画像処理部2において、アナロ
グ処理、A/D変換、シェーディング補正、画像圧縮処
理等を行った後、画像書き込み部3に信号を送る。
【0035】画像書き込み部3においては、半導体レー
ザからの出力光が画像形成部4の感光体ドラム4Aに照
射され、潜像を形成する。画像形成部4においては、帯
電、露光、現像、転写、分離、クリーニング等の処理が
行われ、カセット給紙部6から搬送された用紙Sに画像
が転写される。画像を担持した用紙Sは、定着装置7に
より定着され、排紙部8から用紙後処理装置FSに送り
込まれる。或いは排紙路切り替え板8Aにより再搬送手
段9に送り込まれた片面画像処理済みの用紙Sは、再び
画像形成部4において両面画像処理された後、排紙部8
の排紙ローラ8Bにより用紙後処理装置FSに送り込ま
れる。
【0036】用紙後処理装置FSは、画像形成装置本体
1Aの左上部に着脱可能に装着される。用紙後処理装置
FSは、用紙搬送手段10、排紙手段20、後処理手段
30、昇降排紙手段40からなり、これらは用紙後処理
装置本体45に配置される。
【0037】図1において、画像形成装置本体1A内の
右寄り側には、画像形成部4を中心にして、画像形成装
置本体1Aの高さ方向下方にカセット給紙部6が、上方
に定着装置7、排紙部8が設けられている。この垂直配
列構成により、ほぼ垂直方向の用紙搬送路が形成され
る。カセット給紙部6から送り出された用紙Sは、この
垂直上方の用紙搬送路に沿って搬送されて画像形成装
置本体1A外に排出される。
【0038】この垂直方向用紙搬送路にほぼ平行し
て、再搬送手段9による用紙搬送路が形成されてい
る。
【0039】上記の垂直方向の用紙搬送路、を形成
することにより、カセット給紙部6から排紙部8に至る
最短距離の用紙搬送路が構成される。
【0040】画像形成装置本体1Aの図示の上方の空間
部に用紙後処理装置FSの用紙搬送手段10が収容され
る。用紙搬送手段10の用紙入口部11は、画像形成装
置本体1Aの排紙部8の排紙ローラ8Bに接続する。ま
た、この装着状態では、画像形成装置本体1Aの図示の
左上方の空間部に、用紙後処理装置FSの排紙手段20
及び後処理手段30が収容される。複数の排紙皿(ビン
とも称す)41と昇降駆動手段42から成る昇降排紙手
段40は、後処理手段30の図示左側に位置する。
【0041】次に、図2乃至図10に基づいて原稿搬送
装置を説明する。図2は原稿搬送装置の断面図、図3は
原稿搬送装置の平面図、図4は原稿搬送装置の要部の拡
大断面図、図5は切換部の拡大図、図6は駆動系を示す
側面図、図7は送出ローラの駆動系を示す平面図、図8
は反転ローラの駆動系を示す平面図、図9は片面通紙経
路を示す図、図10は両面通紙経路を示す図である。
【0042】原稿搬送装置DFには、原稿給紙部20
0、原稿排紙部300及び原稿搬送部400が配置され
ている。
【0043】原稿給紙部200は、原稿を複数枚セット
可能な給紙皿201を有し、この給紙皿201に原稿の
幅方向に位置決めを行なう一対の規制板202が幅方向
に移動可能に設けられている。また、給紙皿201に
は、載置された原稿のサイズを検知する原稿サイズ検知
手段S11,S12を構成するセンサが2箇所に配置さ
れ、サイズが同じ原稿の読み込みを行なう場合に原稿サ
イズを検知する。
【0044】原稿排紙部300は、排紙皿301を有
し、この排紙皿301は原稿給紙部200の下方位置に
配置されている。排紙皿301上に、原稿搬送部400
で片面が読み取られるように搬送され、または両面が読
み取られるように搬送された原稿が排紙される。
【0045】原稿搬送部400は、上流側の第1搬送路
410と、下流側に分岐した第2搬送路420及び第3
搬送路430と、排出部440とを有している。
【0046】第1搬送路410には、可動式原稿押圧板
520、送出ローラ412、分離ローラ413が配置さ
れている。分離ローラ413には、重送防止ローラ90
0が圧接され、重送防止ローラ900は分離ローラ41
3の回転に従動して回転する。
【0047】可動式原稿押圧板520は毎給紙時に上昇
して原稿を送出ローラ412に押し当て分離ローラ41
3に原稿を押圧し、分離ローラ413により原稿が1枚
ずつ分離搬送される。
【0048】また、分離ローラ413の下流側には、原
稿長さ検知手段S21を構成するセンサが配置され、さ
らに送り出された原稿のタイミング、曲がりを矯正する
ためのレジストローラ414が配置されている。
【0049】第2搬送路420には、原稿を読取部42
2へ搬送する読取前ローラ421と、読取部422にて
原稿を押さえる読取ローラ423と、読み取られた原稿
を排出部440に案内する読取後ローラ424が配置さ
れている。
【0050】読取前ローラ421の下流側には原稿先端
検知手段S31を構成するセンサが配置されている。読
取前ローラ421、読取ローラ423及び読取後ローラ
424は、正逆回転可能である。
【0051】第3搬送路430には、原稿を表裏反転し
て読取部422へ搬送するための反転部432が設けら
れ、反転部432には第1反転ローラ433と第2反転
ローラ434とが配置されている。第1反転ローラ43
3及び第2反転ローラ434は正逆回転可能である。排
出部440には、排紙ローラ441が配置されている。
【0052】送出ローラ412、分離ローラ413、重
送防止ローラ900、レジストローラ414及び第1及
び第2反転ローラ433,434は、第1モータM1で
駆動される。
【0053】次に、第1モータM1による駆動系を説明
する。第1モータM1による駆動系は、画像形成装置本
体1Aの奥側に配置されている。第1モータM1のモー
タ軸500からの回転力が駆動ギア501、タイミング
ベルト502を介して上方に配置された駆動軸503の
従動ギア504に伝達され、駆動軸503に固定された
プーリ505を回転する。
【0054】このプーリ505の回転によりタイミング
ベルト506を介してプーリ507を回転し、このプー
リ507と同軸上のギア508を回転し、クラッチ機構
600に伝達される。クラッチ機構600は、クラッチ
軸601と、クラッチ軸601に回動可能に設けられた
クラッチギア602と、クラッチ軸601上に配置され
た電磁クラッチ603から構成される。電磁クラッチ6
03の接続でクラッチギア602の回転でクラッチ軸6
01が一体に回転し、解除でクラッチギア602の回転
がクラッチ軸601に伝達されない。
【0055】クラッチ軸601の回転で、クラッチ軸6
01上に設けられたギア510,511が一体に回転
し、ギア510に噛み合うギア512からギア513,
514が連動して回転し、ギア514の中間軸515に
設けられたプーリ516を回転する。プーリ516の回
転は、タイミングベルト517を介してプーリ518か
ら駆動軸519に伝達される。
【0056】駆動軸519の回転により可動式原稿押圧
板520が上下動し、可動式原稿押圧板520上の原稿
を送出ローラ412に押し当てる。駆動軸519にはト
ルクリミッタ521が配置されている。可動式原稿押圧
板520の昇降動作はトルクリミッタ521で規制さ
れ、可動式原稿押圧板520の原稿押圧力を調整してい
る。
【0057】クラッチ軸601のギア511の回転でギ
ア522,530が連動して回転する。ギア522の回
転で駆動軸536が回転し、駆動軸536に設けられた
分離ローラ413の下側の重送防止ローラ900が回転
する。また、ギア530を介して駆動軸531が回転
し、駆動軸531の回転は機械式カップリング532を
介してローラ駆動軸533に伝達される。このローラ駆
動軸533の回転で分離ローラ413を回転すると共
に、タイミングベルト534を介して送出ローラ駆動軸
535を回転する。この送出ローラ駆動軸535の回転
で送出ローラ412が連動して回転する。
【0058】機械式カップリング532は、図7
(b)、(c)に示すように、ローラ駆動軸533に設
けたカップリング532aのピン溝532bに、駆動軸
531の先端に設けたピン532cを係合する構成であ
る。また、駆動軸531とカップリング532aとの間
にはカップリング戻しバネ532dが設けられ、カップ
リング戻しバネ532dはピン532cが常に図7
(c)のピン溝532bの端部532b1に当接するよ
うにカップリング532aを付勢している。
【0059】給紙皿201に載置された原稿の送出しが
終了すると、第1モータM1を逆転させて可動式原稿押
圧板520を下降させて、図2に実線で示す位置に移動
すると共に、駆動軸531が逆転しカップリング戻しバ
ネ532dによりカップリング532aによりピン53
2cが図7(c)の二点鎖線で示す位置に移動し、ピン
532cがピン溝532bの端部532b1に当接して
保持される。
【0060】再度、給紙皿201に原稿を載置して送出
す際に、第1モータM1を正転すると、駆動軸531が
正転するが、ピン532cが図7(c)の二点鎖線で示
す位置にあるために、カップリング532aが回転して
ピン532cがピン溝532bを移動して端部532b
2に当接まで伝達されず、ピン532cがピン溝532
bの端部532b2に当接することで、カップリング5
32aを介してローラ駆動軸533に回転が伝達され
る。
【0061】このように、ピン溝532bによりカップ
リング532aの回転方向に伝達を遅らせ、可動式原稿
押圧板520が原稿に圧を掛けるまで分離ローラ413
に回転駆動を伝達しないようになっており、機械的に分
離ローラ413と可動式原稿押圧板520との動作に時
間差を持たせ、駆動源である第1モータM1を正転、逆
転させる簡単な制御で動作することができる。
【0062】また、可動式原稿押圧板520と、送出ロ
ーラ412及び分離ローラ413、重送防止ローラ90
0は、第1モータM1により駆動され、駆動源が同一で
あることで、部品点数を削減し、配置スペースの確保が
容易でコンパクトな構成である。
【0063】クラッチ軸601のギア511の回転でギ
ア540,541が連動して回転し、さらにレジストロ
ーラ駆動軸542のギア543が回転し、このレジスト
ローラ駆動軸542の回転でレジストローラ414の下
側ローラが回転し、上側ローラが連動して回転する。
【0064】また、駆動軸503にはギア550が固定
され、このギア550は駆動軸519に回転可能に支持
された駆動筒551のギア552を回転する。このギア
552の回転で駆動筒551のプーリ553からタイミ
ングベルト554、プーリ555を介して駆動軸556
を回転する。駆動軸556の中央部には駆動ローラ55
7が設けられ、この駆動ローラ557により第2反転ロ
ーラ434の上側ローラを回転し、下側ローラを連動し
て回転する。
【0065】駆動軸556の端部にはギア558が設け
られ、ギア558の回転でギア559,560が回転
し、ギア560により駆動軸561が回転する。この駆
動軸561には第1反転ローラ433の上側ローラが設
けられ、この上側ローラと下側ローラが連動して回転す
る。
【0066】読取前ローラ421、読取ローラ423、
読取後ローラ424及び排紙ローラ441は、第2モー
タM2で駆動される。この第2モータM2による駆動系
を説明する。第2モータM2による駆動系は、画像形成
装置本体1Aの奥側に配置されている。第2モータM2
のモータ軸700のプーリ701、読取前ローラ421
の駆動軸702のプーリ703、読取後ローラ424の
駆動軸704のプーリ705にはベルト706が掛け渡
され、読取前ローラ421、読取後ローラ424が連動
して回転する。このベルト706にはアイドルローラ7
07で圧力調整が行なわれる。
【0067】読取前ローラ421の駆動軸702のプー
リ710と、読取ローラ423の駆動軸711のプーリ
712にはベルト713が掛け渡され、読取前ローラ4
21と読取ローラ423とが連動して回転する。
【0068】読取後ローラ424の駆動軸704にはギ
ア714が設けられ、このギア714の回転でギア71
5,716を介して駆動軸717のギア718に伝達さ
れ、駆動軸717の回転で排紙ローラ441の下側ロー
ラと上側ローラが連動して回転する。
【0069】また、第1搬送路410には、第1搬送路
410から下流側の第2搬送路420と第3搬送路43
0とに切り換え可能な第1切換部材450が備えられて
いる。この第1切換部材450は、支持軸453と一体
に回動可能に設けられている。支持軸453の一端部に
はアーム453aが設けられ、他端部にはアーム453
bが設けられ、アーム453aはバネ451により付勢
され、第1切換部材450は第2搬送路420を開き、
第3搬送路430を閉じるようになっている。また、ア
ーム453bはソレノイド452によりバネ451に抗
して作動し、ソレノイド452が作動すると第2搬送路
420を閉じ、第3搬送路430を開くようになってい
る。
【0070】さらに、支持軸453には、一体に形成さ
れた第2切換部材460と第3切換部材470とが回動
可能に軸支されている。第2切換部材460と第3切換
部材470はバネ471により付勢され、第2切換部材
460は第2搬送路420を開き、第3切換部材470
が第3搬送路430を閉じるようになっている。
【0071】第2搬送路420には、第1搬送路410
と第3搬送路430の両側から搬送を可能とする1方向
に付勢された第2切換部材460が配置され、この第2
切換部材460はバネ471により第1搬送路410か
らの搬送を許容し、第3搬送路430からの搬送を規制
するように付勢されているが、第3搬送路430から原
稿が搬送されると、この原稿の搬送によって自動的に開
いて搬送可能である。
【0072】また、第3搬送路430には、第1搬送路
410と第2搬送路420の両側から搬送を可能とする
1方向に付勢された第3切換部材470が配置され、こ
の第3切換部材470はバネ471により第1搬送路4
10からの搬送を規制し、第3搬送路430からの搬送
を許容するように付勢されているが、第1搬送路410
から原稿が搬送されると、この原稿の搬送によって自動
的に開いて搬送可能である。
【0073】第1切換部材450、第2切換部材460
及び第3切換部材470は、第1搬送路410、第2搬
送路420、第3搬送路430の合流部に配置された同
一軸の支持軸453を支点として開閉動作可能であり、
1箇所で配置スペースの確保が容易で、小型化が可能で
ある。
【0074】また、読取部422の下流側には、反転部
432と排出部440とに切り換え可能な第4切換部材
490が支持軸493と一体回転可能に備えられてい
る。支持軸493の一端部にはアーム493aが設けら
れ、他端部にはアーム493bが設けられ、アーム49
3aはバネ491により付勢され、排出部440の入口
440aを開き、反転部432の入口432aを閉じる
ようになっている。また、アーム493bはソレノイド
492によりバネ491に抗して作動し、ソレノイド4
92が作動すると排出部440の入口440aを閉じ、
反転部432の入口432aを開くようになっている。
【0075】この実施の形態で原稿dの片面の読み込み
を行なう場合には、図9に示すように、原稿dの片面を
読取部422で読み取り排紙する片面通紙経路P1を搬
送する。
【0076】即ち、給紙皿201上に積載された原稿d
を1枚ずつ分離して搬送し、レジストローラ414で送
り出された原稿のタイミング、曲がりを矯正する。第1
切換部材450は第3搬送路430を閉じているから、
原稿dは第1搬送路410から第2搬送路420に搬送
される。
【0077】このとき、原稿dの搬送によって第2切換
部材460がバネ461に抗して開き、読取部422で
原稿dの片面を読み取りを行なう。この読み取りが行な
われた原稿dは、第4切換部材490が反転部432の
入口432aを閉じ、排出部440の入口440aを開
いているから、排出部440を通って排紙皿301上に
排紙される。
【0078】原稿dの両面の読み込みを行なう場合に
は、図10に示すように、原稿dの片面を読取部422
で読み取り反転部432に導き、この反転部432から
原稿dの他方の片面を読取部422で読み取り排紙する
両面通紙経路P2を搬送する。
【0079】即ち、給紙皿201上に積載された原稿d
を1枚ずつ分離して搬送し、レジストローラ414で送
り出された原稿のタイミング、曲がりを矯正する。ソレ
ノイド452が作動して第1切換部材450は第3搬送
路430を開いており、原稿dは第1搬送路410から
第3搬送路430に搬送される。
【0080】この第3搬送路430では、クラッチ機構
600の駆動が接続しており、第1モータM1を正転し
て反転部432の第1反転ローラ433及び第2反転ロ
ーラ434が正転して原稿dを搬入し、クラッチ機構6
00の駆動を解除して第1モータM1を逆転する。これ
により、第1反転ローラ433及び第2反転ローラ43
4が逆転して原稿dをスイッチバックして搬送し、第2
切換部材460及び第3切換部材470を介して第3搬
送路430から第2搬送路420に搬送され、読取部4
22で原稿dの片面を読み取る。
【0081】この読み取りが行なわれた原稿dは、ソレ
ノイド492が作動して第4切換部材490が反転部4
32の入口432aを開き、排出部440の入口440
aを閉じているから、第1モータM2を逆転して読取前
ローラ421、読取ローラ423、読取後ローラ424
を逆転し、第1モータM1を正転して反転部432の第
1反転ローラ433及び第2反転ローラ434が正転
し、反転部432の入口432aを通って反転部432
に送られる。
【0082】この第1モータM1の正転では、クラッチ
機構600の駆動が接続されており、送出ローラ41
2、分離ローラ413及びレジストローラ414が回転
し、両面原稿を反転して、読取部422へ搬送するタイ
ミングで次の原稿をレジストローラ414まで搬送し、
搬送を終了している。
【0083】そして、クラッチ機構600の駆動を解除
して第1モータM1を逆転して第1反転ローラ433及
び第2反転ローラ434が逆転して原稿dをスイッチバ
ックして搬送し、第2切換部材460及び第3切換部材
470を介して第3搬送路430から第2搬送路420
に搬送し、読取部422で原稿dの他方の片面を読み取
る。この両面原稿を反転して、読取部422へ搬送する
タイミングで次の原稿をレジストローラ414まで搬送
し、搬送を終了することで、生産性を向上することがで
きる。
【0084】この読み取りが行なわれた原稿dは、第4
切換部材490が反転部432の入口432aを閉じ、
排出部440の入口440aを開いているから、排出部
440を通って排紙皿301上に排紙される。
【0085】この原稿dの片面と原稿dの両面とを読み
取り可能な原稿搬送装置は、読取部422の上流かつ反
転部432の下流に配置した一対のローラにて原稿先端
を突き当てて揃える原稿レジスト機構Aを有し、この原
稿レジスト機構Aは読取前ローラ421で構成される。
原稿レジスト機構Aを読取部422の上流かつ反転部4
32の下流に配置し、この原稿レジスト機構Aの一対の
ローラにて原稿先端を突き当てて揃える。
【0086】この原稿レジスト機構Aにより原稿dを揃
える時に生じる原稿dのループを許容するレジストルー
プ形成空間SP1が片面通紙経路P1に形成され、レジ
ストループ形成空間SP2が両面通紙経路P2に形成さ
れ、原稿レジスト機構Aにより原稿を揃える時に生じる
原稿dのループをレジストループ形成空間SP1,SP
2で許容することで、原稿dの片面、両面共に確実な曲
がり補正ができる。
【0087】また、原稿レジスト機構Aの上流側に原稿
位置検知手段S41が配置され、片面通紙経路P1と両
面通紙経路P2との合流点直後に、原稿の位置を検知す
る原稿位置検知手段S41を配置することで、原稿dの
片面、両面共に原稿dの位置を検知することができる。
【0088】また、第1搬送路410から下流側の第2
搬送路420と第3搬送路430とに切り換え可能な第
1切換部材450を有し、第2搬送路420には、第1
搬送路410と第3搬送路430の両側から搬送を可能
とする1方向に付勢された第2切換部材460が備えら
れ、また第3搬送路430には、第1搬送路410と第
2搬送路420の両側から搬送を可能とする1方向に付
勢された第3切換部材470が備えられている。
【0089】さらに、第2搬送路420に配置された読
取前ローラ421、読取ローラ423、読取後ローラ4
24が正逆回転可能な一対の搬送ローラであり、また第
3搬送路430に配置された第1反転ローラ433及び
第2反転ローラ434が正逆回転可能な一対の搬送ロー
ラであり、また排出部440の排紙ローラ441も正逆
回転可能な一対の搬送ローラである。
【0090】サイズの異なる原稿dを給紙皿201に載
置して読み取りを行なう場合に、給紙皿201に載置し
た状態では原稿サイズの判定ができないことから、第1
搬送路410から第2搬送路420に搬送して原稿長さ
検知手段S21により原稿サイズの判定を行なう。
【0091】この原稿サイズの判定が終了すると、第2
搬送路420に配置された読取前ローラ421、読取ロ
ーラ423及び読取後ローラ424を逆転し、さらに排
出部440の排紙ローラ441も逆転し、また第3搬送
路430に配置された第1反転ローラ433及び第2反
転ローラ434を逆転し、原稿dを第2搬送路420か
ら第3搬送路430へ戻す。そして、第3搬送路430
に配置された第1反転ローラ433及び第2反転ローラ
434を正転し、第2搬送路420に配置された読取前
ローラ421、読取ローラ423及び読取後ローラ42
4を正転し、さらに排出部440の排紙ローラ441も
正転してスイッチバックし、第3搬送路430から第2
搬送路420に搬送し、読取部422で原稿dの読み込
みを行なう。
【0092】第1モータM1により送出ローラ412、
分離ローラ413、重送防止ローラ900、レジストロ
ーラ414及び第1反転ローラ431と第2反転ローラ
432を駆動し、第2モータM2により読取前ローラ4
21、読取ローラ423、読取後ローラ424及び排紙
ローラ441を駆動し、送出ローラ412、分離ローラ
413、重送防止ローラ900、レジストローラ414
の駆動を接続、解除可能なクラッチ機構600を備えて
おり、原稿の給送のときにはクラッチ機構600を接続
して送出ローラ412、分離ローラ413、重送防止ロ
ーラ900、レジストローラ414の駆動と、第1反転
ローラ431、第2反転ローラ432の駆動を行ない、
反転のときにはクラッチ機構600を解除して送出ロー
ラ412、分離ローラ413、重送防止ローラ900、
レジストローラ414の駆動を行なわない。
【0093】この実施の形態では、原稿ジャム処理を行
なうために、図11乃至図16に示すように構成されて
いる。図11は通常使用時の原稿搬送装置の構成図、図
12は原稿ジャム処理時の原稿搬送装置の構成図、図1
3は原稿給紙部の動力伝達構造を示す図、図14は反転
部の構造を示す図、図15は反転部の作動を示す図、図
16は原稿ジャム処理時の反転部の構成図である。
【0094】この実施の形態の原稿搬送装置DFは、図
11及び図12に示すように、給紙皿201に載置され
た原稿を可動式原稿押圧板520、送出ローラ412、
分離ローラ413、重送防止ローラ900により1枚ず
つ分離してレジストローラ414のローラ対で揃えて搬
送する原稿給紙部200と、この原稿給紙部200から
搬送された原稿を読み取る原稿搬送部400と、読み取
りが終了した原稿を積載する原稿排紙部300と、原稿
給紙部200と原稿搬送部400との間に反転部432
とを備えている。送出ローラ412は、給紙皿に載置さ
れた原稿を給紙する給送手段を構成し、分離ローラ41
3及び重送防止ローラ900は、原稿を捌く捌き手段を
構成する。また、レジストローラ414は、捌き手段か
ら送られた原稿の曲がりを矯正する曲がり矯正手段を構
成する原稿搬送部400は、給送手段によって給送され
た原稿を搬送する搬送手段と、原稿を読取る原稿読取り
手段とを有する。
【0095】反転部432は、第1反転ローラ433及
び第2反転ローラ434と、この第1反転ローラ433
及び第2反転ローラ434のローラ対により原稿を反転
する反転通紙経路である第3搬送路430とを備えてい
る。
【0096】この実施の形態の原稿搬送装置DFは、支
点により支持されて開閉可能なカバーユニット910
と、支点により支持されて開閉可能な給紙ユニット92
0とを有している。
【0097】カバーユニット910は、第1カバー91
1と第2カバー912を有し、第2カバー912は支点
913により第2カバー912に支持され、第2カバー
912は支点914により装置本体930に支持されて
いる。第1カバー911には、送出ローラ412、分離
ローラ413及びレジストローラ414のローラ対の一
方の上ローラ414aが設けられている。第2カバー9
12には、搬送手段を構成する読取前ローラ421のロ
ーラ対の一方のローラ421aが設けられている。読取
前ローラ421のローラ対の他方のローラ421bは、
装置本体930に設けられている。
【0098】また、第1カバー911には、ロック爪9
15が支持軸916を介して設けられ、ロック爪915
はロックバネ917により常にロック方向に付勢されて
いる。この第1カバー911のロック爪915は、装置
本体930の係止ピン931に係止され、原稿ジャム処
理にロック爪915を係止ピン931から外すことで、
図12に示すように、第1カバー911は支点913に
より、第2カバー912は支点914により開閉するこ
とができる。
【0099】給紙ユニット920には、可動式原稿押圧
板520、重送防止ローラ900、レジストローラ41
4のローラ対の他方のローラ414b、第1反転ローラ
433及び第2反転ローラ434のローラ対の一方のロ
ーラ433a,434aが設けられている。この給紙ユ
ニット920は、支点921により支持され、図12に
示すように、開閉可能になっている。
【0100】第1反転ローラ433及び第2反転ローラ
434のローラ対の一方のローラ433b,434b
は、装置本体930に備えられている。原稿ジャム処理
時には、図12に示すように、カバーユニット910及
び給紙ユニット920を開くことで、反転部432の第
3搬送路430が開放され、原稿ジャム処理が容易に行
え、しかも原稿ジャム処理に起因する原稿へのダメージ
を極力少なくすることができる。
【0101】カバーユニット910は、原稿給紙部20
0に備えられる給送手段の上方付近に位置する開閉可能
な第1カバー911と、原稿搬送部400の前側に位置
する第2カバー912とからなるカバーを有し、このカ
バーの第1カバー911と第2カバー912は、支点9
13により2段に折れ曲がることが可能である。
【0102】この第1カバー911と第2カバー912
は、複数段に折れ曲がりが可能であり、原稿給紙部20
0の給送手段を解除可能で、さらに原稿搬送部400の
原稿読取り手段の解除を可能とするが、第1カバー91
1と第2カバー912のカバー開動作が小スペースで可
能である。即ち、図12に示すように、カバーを開くた
めのスペースは、原稿搬送装置DF上側に必要とされる
だけなので、壁際への設置が可能となり、また用紙後処
理装置FS等との干渉もなくなる。
【0103】また、カバーの第1カバー911と第2カ
バー912は、開閉する時に2段に折れ曲がることで、
カバーの開動作が小スペースで可能である。また、第1
カバー911と第2カバー912とが接続され、同調し
て開閉することで、簡単な操作で開閉することができ
る。
【0104】また、第1カバー911には、送出ローラ
412、分離ローラ413及びレジストローラ414の
ローラ対の一方の上ローラ414aが設けられ、第2カ
バー912には、読取前ローラ421のローラ対の一方
のローラ421aが設けられており、この第1カバー9
11及び第2カバー912を開くことで、ローラのニッ
プが解除可能であり、原稿のジャム処理を容易にするこ
とができる。
【0105】このように、カバーユニット910と給紙
ユニット920の原稿を搬送する複数のユニットが装置
本体930側に開閉、取り外し可能であり、カバーユニ
ット910、給紙ユニット920及び装置本体930側
との間は、ギア係合部で動力伝達可能であり、図13に
示すように構成される。
【0106】即ち、装置本体930側に支点となる駆動
ギアを構成するギア511を設けており、このギア51
1は図7に示すように、クラッチ軸601に固定されて
いる。このギア511には、揺動ギアを構成するギア5
22,540が噛み合うようになっている。
【0107】ギア522は、揺動部材940によりクラ
ッチ軸601に支持され、ギア540は揺動部材941
によりクラッチ軸601に支持されている。揺動部材9
40と装置本体930の係止部932との間には、揺動
部材規制バネ942が設けられ、また揺動部材941と
装置本体930の係止部933との間には、揺動部材規
制バネ943が設けられ、それぞれギア522及びギア
540を所定の位置に付勢している。
【0108】ギア522は、図6、図7、図11及び図
13に示すように、駆動軸531に固定されたギア53
0と噛み合うようになっており、ギア511からの動力
が、ギア522、ギア530、駆動軸531、ローラ駆
動軸533を介して分離ローラ413に伝達される。
【0109】また、ギア540は、図6、図7及び図1
1に示すように、同軸上に設けられたギア541がレジ
ストローラ駆動軸542に固定されたギア543と噛み
合うようになっており、ギア540からの動力が、ギア
541、レジストローラ駆動軸542を介してレジスト
ローラ414のローラ対の他方のローラ414bに伝達
される。
【0110】このように、装置本体930側に支点とな
るギア511を設け、このギア511を支点として複数
のユニットであるカバーユニット910と給紙ユニット
920に対応した揺動部材940,941を介してギア
540,522をそれぞれ設け、揺動ギアであるギア5
40,522と従動ギアであるギア543,530とに
動力伝達可能とすることで、ユニットの小型化ができ、
しかも部品点数の削減ができる。
【0111】また、この実施の形態の原稿搬送装置DF
は、給紙皿201の略水平方向に設置された原稿給紙部
200と、原稿給紙部200の下方に設置された原稿搬
送部400と、給紙皿201の下方の設置された原稿排
紙部300とを備えており、原稿給紙部200の給紙ユ
ニット920は、図11乃至図13に示すように、原稿
ジャム処理時に支点921により開放可能になってい
る。
【0112】給紙ユニット920は、図12及び図13
に示すような開放状態では、給紙ユニット920の上端
部920aが給紙皿201の支持アーム201aに当接
している。このように、給紙ユニット920の開放の回
動を規制するストッパーは、給紙皿201の支持アーム
201aと共用しており、給紙皿201の支持アーム2
01aにて給紙ユニット920のストッパーを兼用して
いるので幅方向でスペースを取る必要がなく、また、給
紙皿201を原稿給紙部側に寄せているので、小サイズ
原稿の視認性を損なわない。
【0113】また、この実施の形態の原稿搬送装置DF
は、図14乃至図16に示すように、給紙ユニット92
0には、第1反転ローラ433及び第2反転ローラ43
4のローラ対の一方のローラ433a,434aが設け
られ、第1反転ローラ433及び第2反転ローラ434
のローラ対の他方のローラ433b,434bは装置本
体930に設けられている。
【0114】第2反転ローラ434のローラ対の一方の
ローラ434aを、他方のローラ434bに圧着離間可
能に配置し、アクチュエータ950によりローラ対の一
方のローラ434aを他方のローラ434bに圧着離間
動作を行うことができる。
【0115】このアクチュエータ950は、装置本体9
30側に配置され、ソレノイド951で構成される。ソ
レノイド951の作動ロッド952は、本体側レバー9
53の長溝953aにピン954を介して連結されてい
る。本体側レバー953は支持ピン955を介して装置
本体930に回動可能に支持されている。また、装置本
体930には本体側レバー953の移動を規制するスト
ッパー956が設けられている。
【0116】第2反転ローラ434のローラ対の一方の
ローラ434aは、給紙ユニット920に給紙ユニット
側レバー960を介して支点961を中心に揺動可能に
支持されている。給紙ユニット側レバー960は、支点
961に設けたバネ962により常に給紙ユニット側レ
バー960のアーム部960aに設けられたローラ43
4aを、装置本体930のローラ434bに圧着する方
向に付勢されている。
【0117】通常使用時は、図14及び図15(a)に
示すように、本体側レバー953と給紙ユニット側レバ
ー960のアーム部960bとが当接し、バネ962に
より常に給紙ユニット側レバー960のアーム部960
aに設けられたローラ434aが装置本体930のロー
ラ434bに圧着する方向に付勢されている。この通常
使用時は、ソレノイド951は、OFFであり、作動ロ
ッド952が突出して本体側レバー953がストッパー
956に当接することで位置規制されている。
【0118】原稿ジャム処理時には、図15(b)に示
すように、ソレノイド951をONすることで、作動ロ
ッド952が移動して引っ込む。これにより本体側レバ
ー953が給紙ユニット側レバー960のアーム部96
0bを押動する。このため、給紙ユニット側レバー96
0が支点961を中心に回転し、給紙ユニット側レバー
960のアーム部960aに設けられたローラ434a
が、装置本体930のローラ434bから離間する。
【0119】このように、開閉可能な原稿給紙部200
の給紙ユニット920に備えた第1反転ローラ434の
ローラ対の一方のローラ434aを、他方のローラ43
4bに圧着離間可能に配置し、ローラ対の一方のローラ
434aを他方のローラ434bに圧着離間動作を行う
アクチュエータ950を装置本体930側に配置するこ
とで、原稿ジャム処理が容易に行え、原稿給紙部200
の小型、軽量化が可能である。
【0120】なお、本発明の実施の形態では、複写機に
接続した原稿搬送装置を示したが、プリンタ、ファクシ
ミリ等の画像形成装置や、これらの複数の機能を有する
複合機及び軽印刷機等と接続して使用する原稿搬送装置
にも適用可能である。
【0121】
【発明の効果】前記したように、請求項1に記載の発明
では、原稿ジャム処理時には、カバーユニット、給紙ユ
ニットを開くことで開放され、原稿ジャム処理が容易に
行え、しかも原稿ジャム処理に起因する原稿へのダメー
ジを極力少なくすることができる。
【0122】請求項2に記載の発明では、給送手段の上
方付近に位置する開閉可能なカバーを有し、このカバー
は複数段に折れ曲がりが可能で、原稿読取り手段の解除
を可能とするが、カバーの開動作が小スペースで可能で
ある。
【0123】請求項3に記載の発明では、カバーは、開
閉する時に2段に折れ曲がることで、カバーの開動作が
小スペースで可能である。
【0124】請求項4に記載の発明では、第1カバーと
第2カバーとが接続され、同調して開閉することで、簡
単な操作で、しかも第1カバーと第2カバーの開動作が
小スペースで可能である。
【0125】請求項5に記載の発明では、カバー側を開
くことによってローラのニップが解除可能であり、原稿
のジャム処理を容易にすることができる。
【0126】請求項6に記載の発明では、装置本体側に
支点となる駆動ギアを設け、この駆動ギアを支点として
複数のユニットに対応した揺動部材を介して揺動ギアを
それぞれ設け、揺動ギアと従動ギアとをそれぞれ係合し
て動力伝達可能であり、ユニットの小型化ができ、しか
も部品点数の削減ができる。
【0127】請求項7に記載の発明では、原稿給紙部は
原稿ジャム処理時に開放可能に軸支され、この原稿給紙
部の開放の回動を規制するストッパーを給紙皿の支持ア
ームと共用し、給紙皿の支持アームにて原稿給紙部のス
トッパーを兼用しているので幅方向でスペースを取る必
要がなく、また、給紙皿を原稿給紙部側に寄せているの
で、小サイズ原稿の視認性を損なわない。
【0128】請求項8に記載の発明では、開閉可能な原
稿給紙部に備えた反転ローラのローラ対の一方のローラ
を、他方のローラに圧着離間可能に配置し、ローラ対の
一方のローラを他方のローラに圧着離間動作を行うアク
チュエータを装置本体側に配置することで、原稿ジャム
処理が容易に行え、原稿給紙部の小型、軽量化が可能で
ある。
【0129】請求項9に記載の発明では、請求項1乃至
請求項8のいずれか1項に記載の原稿搬送装置を備える
ことで、簡単な構造で、原稿のジャム処理を容易にする
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】用紙後処理装置と原稿搬送装置と画像読み取り
装置を装備した画像形成装置の全体構成図である。
【図2】原稿搬送装置の断面図である。
【図3】原稿搬送装置の平面図である。
【図4】原稿搬送装置の要部の拡大断面図である。
【図5】切換部の拡大図である。
【図6】駆動系を示す側面図である。
【図7】送出ローラの駆動系を示す平面図である。
【図8】反転ローラの駆動系を示す平面図である。
【図9】片面通紙経路を示す図である。
【図10】両面通紙経路を示す図である。
【図11】通常使用時の原稿搬送装置の構成図である。
【図12】原稿ジャム処理時の原稿搬送装置の構成図で
ある。
【図13】原稿給紙部の動力伝達構造を示す図である。
【図14】反転部の構造を示す図である。
【図15】反転部の作動を示す図である。
【図16】原稿ジャム処理時の反転部の構成図である。
【図17】従来の原稿搬送装置の断面図である。
【図18】従来の原稿搬送装置の断面図である。
【符号の説明】
DF 原稿搬送装置 1 画像形成装置 1A 画像形成装置本体 200 原稿給紙部 201 給紙皿 300 原稿排紙部 400 原稿搬送部 412 送出ローラ 413 分離ローラ 414 レジストローラ 432 反転部 520 可動式原稿押圧板 900 重送防止ローラ 910 カバーユニット 920 給紙ユニット 930 装置本体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 秦 輝鮮 東京都八王子市石川町2970 コニカ株式会 社内 (72)発明者 加藤 修 東京都東村山市栄町3丁目1番地28号 久 米川マンション309号室 (72)発明者 加藤 信孝 東京都東久留米市南町1丁目7番地都営ア パート1−510号室 (72)発明者 伊藤 計章 埼玉県川越市石原町1丁目24番地3号朝日 パリオ川越406号室 Fターム(参考) 2H076 BA17 BA24 BA35 BA36 BA41 BA42 BA46 BA47 BA48 BA49 3F049 AA04 DA11 DA12 LA03 LA05 LA07 LB02 3F053 BA03 BA12 BA14 LA02 LA05 LB02 3F102 AA02 AA03 AA07 AA10 AB01 BA02 BA11 BB02 BB03 CA05 CB02 DA08 EA03 FA07 FA08 3F343 FA03 FB02 FB03 FC10 GA02 GB01 GC01 GD01 HB01 JA01 JD03 JD04 JD09 JD33 KB04 KB17 LA04 LA16 LB08

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】給紙皿に載置された原稿を可動式原稿押圧
    板、送出ローラ、分離ローラ、重送防止ローラにより1
    枚ずつ分離してレジストローラのローラ対で揃えて搬送
    する原稿給紙部と、この原稿給紙部から搬送された原稿
    を読み取る原稿搬送部と、読み取りが終了した原稿を積
    載する原稿排紙部と、前記原稿給紙部と前記原稿搬送部
    との間に反転ローラのローラ対により原稿を反転する反
    転通紙経路とを備える原稿搬送装置において、 前記送出ローラ、分離ローラ及びレジストローラの一方
    のローラを有し、支点により支持されて開閉可能なカバ
    ーユニットを備え、 前記可動式原稿押圧板、前記重送防止ローラ、前記レジ
    ストローラの他方のローラ及び前記反転ローラの一方の
    ローラを有し、支点により支持されて開閉可能な給紙ユ
    ニットを備え、 前記反転ローラの他方のローラを装置本体側に備え、 前記カバーユニット、前記給紙ユニット及び装置本体側
    との間は、ギア係合部で動力伝達可能であることを特徴
    とする原稿搬送装置。
  2. 【請求項2】原稿を載置する給紙皿と、前記給紙皿に載
    置された原稿を給送する給送手段と、この給送手段によ
    って給送された原稿を読取る原稿読取り手段と、読取り
    を終えた原稿を積載する排紙皿とを有する原稿搬送装置
    において、 前記給送手段の上方付近に位置する開閉可能なカバーを
    有し、このカバーは複数段に折れ曲がりが可能であるこ
    とを特徴とする原稿搬送装置。
  3. 【請求項3】前記カバーは、開閉する時に2段に折れ曲
    がることを特徴とする請求項2に記載の原稿搬送装置。
  4. 【請求項4】原稿を読取る読取り手段と、読取る原稿を
    載置する給紙皿と、前記給紙皿に載置された原稿を給紙
    する給紙手段と、この給紙手段によって給紙された原稿
    を捌く捌き手段と、捌き手段から送られた原稿の曲がり
    を矯正する曲がり矯正手段と、曲がり矯正手段から送ら
    れてきた原稿を前記読取り手段に搬送する搬送手段を有
    する原稿搬送装置において、 前記給紙手段と前記捌き手段と前記曲がり矯正手段とを
    覆うように設置された第1カバーと、前記搬送手段を覆
    うように設置された第2カバーとを有し、 前記第1カバーと前記第2カバーとが接続され、同調し
    て開閉することを特徴とする原稿搬送装置。
  5. 【請求項5】原稿を読取る読取り手段と、読取る原稿を
    載置する給紙皿と、前記給紙皿に載置された原稿を給紙
    する給紙手段と、この給紙手段によって給紙された原稿
    を捌く捌き手段と、捌き手段から送られた原稿の曲がり
    を矯正する曲がり矯正手段と、曲がり矯正手段から送ら
    れてきた原稿を前記読取り手段に搬送する搬送手段を有
    する原稿搬送装置において、 前記給紙手段、前記捌き手段、前記曲がり矯正手段、前
    記搬送手段がそれぞれローラ対、またはローラと部材と
    で原稿搬送を可能にし、各ローラ対の一方のローラ、ま
    たはローラと部材の一方をカバー側に設置し、前記カバ
    ー側を開くことによって前記ローラのニップが解除可能
    であることを特徴とする原稿搬送装置。
  6. 【請求項6】原稿を搬送する複数のユニットが装置本体
    側に開閉、取り外し可能な原稿搬送装置において、 前記装置本体側に支点となる駆動ギアを設け、この駆動
    ギアを支点として前記複数のユニットに対応した揺動部
    材を介して揺動ギアをそれぞれ設け、 前記揺動ギアと前記ユニットに設けた従動ギアとが動力
    伝達可能であることを特徴とする原稿搬送装置。
  7. 【請求項7】原稿を載置する給紙皿と、この給紙皿に載
    置された原稿を1枚毎に分離し搬送するために前記給紙
    皿の略水平方向に設置された原稿給紙部と、この原稿給
    紙部から搬送された原稿を読み取るために前記原稿給紙
    部の下方に設置された原稿搬送部と、読み取りが終了し
    た原稿を積載するために前記給紙皿の下方の設置された
    原稿排紙部と、前記原稿給紙部と前記原稿搬送部との間
    に反転ローラのローラ対による原稿を反転する反転通紙
    経路とを備える原稿搬送装置において、 前記原稿給紙部は原稿ジャム処理時に開放可能に軸支さ
    れ、この原稿給紙部の開放の回動を規制するストッパー
    を、前記給紙皿の支持アームと共用したことを特徴とす
    る原稿搬送装置。
  8. 【請求項8】給紙皿に載置された原稿を可動式原稿押圧
    板、送出ローラ、分離ローラ、重送防止ローラにより1
    枚ずつ分離してレジストローラのローラ対で揃えて搬送
    する原稿給紙部と、この原稿給紙部から搬送された原稿
    を読み取る原稿搬送部と、読み取りが終了した原稿を積
    載する原稿排紙部と、前記原稿給紙部と前記原稿搬送部
    との間に反転ローラのローラ対により原稿を反転する反
    転通紙経路とを備える原稿搬送装置において、 前記可動式原稿押圧板、重送防止ローラ及び反転ローラ
    の一方のローラを有し、支点により支持されて開閉可能
    な原稿給紙部を備え、 前記反転ローラのローラ対の一方のローラを、他方のロ
    ーラに圧着離間可能に配置し、 前記ローラ対の一方のローラを他方のローラに圧着離間
    動作を行うアクチュエータを装置本体側に配置したこと
    を特徴とする原稿搬送装置。
  9. 【請求項9】前記請求項1乃至請求項8のいずれか1項
    に記載の原稿搬送装置を備えてなることを特徴とする画
    像形成装置。
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