JP6902209B2 - レバー式コネクタ - Google Patents

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    • H01R13/639Additional means for holding or locking coupling parts together, after engagement, e.g. separate keylock, retainer strap

Description

本明細書によって開示される技術は、レバー式コネクタに関する。
従来、ユニットのインタフェースに接続可能なワイヤハーネスコネクタを備えたコネクタシステムとして、特表2016−531393号公報(下記特許文献1)に記載のものが知られている。ワイヤハーネスコネクタは第1の固定部材と第2の固定部材とを有している。第2の固定部材は、第1の固定部材による本来のコネクタロックに加えて、導線及びワイヤハーネスコネクタをユニットに直接に遊び無く固定する。これにより、インタフェースとワイヤハーネスコネクタとは同じ振動レベルを有することになるので、コネクタシステムの電気的なコンタクト素子の摩耗が最小限に抑えられる。
特表2016−531393号公報
しかしながら、上記のコネクタシステムでは、第2の固定部材が固定されるロック部材がユニットに設けられており、ユニットの設計変更なしには成立しないため、容易に対策することができない。したがって、ユニットの設計変更を伴うことなく、ワイヤハーネスコネクタの設計変更のみで振動対策を行うようにすることが最も望ましいといえる。
本明細書によって開示されるレバー式コネクタは、嵌合部を有し、前記嵌合部の外周から第1ピンと第2ピンとが直交する配置で突出して設けられた端子台と、前記嵌合部を内部に嵌合可能なフード部を有するハウジングと、前記ハウジングに装着され、前記第1ピンに係合することで前記嵌合部を前記フード部内に嵌合および離脱させる第1レバーと、前記フード部に装着され、前記第2ピンに係止する係止位置と前記第2ピンに係止しない非係止位置との間を移動可能とされた第2レバーとを備え、前記第2ピンは、前記嵌合部の外周に連結された第2軸部と、前記第2軸部の先端に位置して前記第2軸部よりも大径の第2フランジ部とを備えて構成され、前記係止位置では前記第2軸部を中心として前記嵌合部の嵌合方向における前後両側で前記第2フランジ部に前記第2レバーが係止する構成とした。
このような構成によると、嵌合部をフード部内に浅く嵌合させた後、第1レバーを移動させて第1ピンに係合させることにより嵌合を進行させる。フード部と嵌合部の嵌合が完了した後、第2レバーを非係止位置から係止位置へ移動させると、第2フランジ部が第2軸部の前後両側で第2レバーに当接することになる。
ここで、ハウジングが左右方向に動こうとした場合、第1レバーが第1ピンに係合しているため、ハウジングの左右方向への動きが抑制される。また、ハウジングが上下方向に動こうとした場合、第2レバーが第2ピンの第2フランジ部に係止するため、ハウジングの上下方向への動きが抑制される。したがって、左右方向と上下方向の双方についてハウジングの動きを抑制でき、端子台が取り付けられる機器側の設計変更を伴うことなく、ハウジングと端子台の設計変更のみで振動対策を行うことができる。
本明細書によって開示されるレバー式コネクタは、以下の構成としてもよい。
前記端子台の前記嵌合部は、正面視において横長の略長方形状をなしており、前記嵌合部の外周のうち横方向に延びる長辺部分に一対の前記第2ピンが横方向に並んで設けられている構成としてもよい。
このような構成によると、一対の第2ピンが横方向に並んで設けられているから、上下方向におけるハウジングの振れをより抑制できるとともに、ハウジングが嵌合方向に延びる軸線を中心として回転方向に動こうとした場合、回転方向の振れを抑制することができる。
前記長辺部分の一方に一対の前記第2ピンが横方向に並んで設けられ、前記長辺部分の他方に一対の前記第2ピンが横方向に並んで設けられている構成としてもよい。
このような構成によると、ハウジングの振れ抑制を一対の長辺部分でそれぞれ行うことができるため、一方の長辺部分で行う場合よりも抑制しやすくなる。
前記第2レバーは、前記第2軸部を挿通させる溝を有し、この溝は、前記嵌合部の嵌合方向に延びる縦溝と、前記縦溝と直交する配置で設けられた横溝とからなる構成としてもよい。
このような構成によると、嵌合部をフード部内に嵌合させる際には第2軸部が縦溝を進行し、嵌合後に第2レバーを非係止位置から係止位置へ移動させる際には第2軸部が横溝を進行することになる。したがって、横溝の両側部分が第2フランジ部に係止することになる。
本明細書によって開示されるレバー式コネクタによれば、端子台が取り付けられる機器側の設計変更を伴うことなく、ハウジングと端子台の設計変更のみで振動対策を行うことができる。
端子台とハウジングを嵌合させる前のレバー式コネクタの斜視図 端子台とハウジングを嵌合させて第2レバーが非係止位置にある状態を示したレバー式コネクタの斜視図 第2レバーを係止位置へ移動させた状態を示したレバー式コネクタの斜視図 第2レバーが非係止位置にある状態を示したレバー式コネクタの平面図 第2レバーが非係止位置にある状態を示したレバー式コネクタの底面図 第1レバーが初期位置にある状態を示したレバー式コネクタの側面図 図6の一部を切り欠いて第2レバーを拡大して示した一部切り欠き側面図 第1レバーが初期位置にある状態を示したハウジングの正面図 第1レバーが初期位置にある状態を示したハウジングの背面図 第2レバーが係止位置にある状態を示したレバー式コネクタの平面図 図10のA−A線断面図 図10のB−B線断面図 第1レバーが嵌合位置にある状態を示したレバー式コネクタの側面図 図13のC−C線断面図 第2レバーが係止位置にある状態を示したレバー式コネクタの底面図 端子台の平面図 端子台の正面図 端子台の側面図
<実施形態>
実施形態を図1から図18の図面を参照しながら説明する。本実施形態のレバー式コネクタ10は、図1に示すように、端子台20と、ハウジング30と、第1レバー40と、第2レバー50とを備えて構成されている。第1レバー40はハウジング30に対して回動可能に装着されており、図1に示す初期位置と図2に示す嵌合位置との間を移動可能とされている。また、第2レバー50はハウジング30に対してスライド可能に装着されており、図2に示す非係止位置と図3に示す係止位置との間を移動可能とされている。
端子台20は、図示しない機器に取り付けられる取付板21、取付板21から前方に突出して設けられた嵌合部22、嵌合部22の内部に保持された一対の雄端子23などを備えて構成されている。図17に示すように、嵌合部22は、正面視において横長の長方形状をなしている。嵌合部22の上面部分24と下面部分25は両側面部分26よりも長くなっている。また、雄端子23は平タブ状とされている。
両側面部分26には第1ピン27がそれぞれ一つずつ設けられている。一つの第1ピン27は、それぞれ反対方向を向いて側方に突出している。また、上面部分24には左右一対の第2ピン28が横方向に並んで上方に突出して設けられ、下面部分25には左右一対の第2ピン28が横方向に並んで下方に突出して設けられている。上側の左右一対の第2ピン28と下側の左右一対の第2ピン28とは上下方向に揃う配置とされている。一対の第1ピン27と4つの第2ピン28とは周方向に並んで配置されている。
第1ピン27は、側面部分26に連結された第1軸部27Aと、第1軸部27Aの先端に位置して第1軸部27Aよりも大径でかつ同軸に配置された第1フランジ部27Bとを備えて構成されている。同様に、第2ピン28は、上面部分24もしくは下面部分25に連結された第2軸部28Aと、第2軸部28Aの先端に位置して第2軸部28Aよりも大径でかつ同軸に配置された第2フランジ部28Bとを備えて構成されている。
ハウジング30は合成樹脂製であって、図1に示すように、嵌合部22が内部に嵌合するフード部31を有している。フード部31は前方に開口する形態をなし、フード部31の内部には、一対の雌端子32と、それらの雌端子32が内部に保持された一対の端子保持部33とが設けられている。嵌合部22をフード部31内に嵌合させると、一対の雄端子23と一対の雌端子32が導通可能に接続される。図12に示すように、雌端子32は、雄端子23に接続される端子接続部32Aと、電線60の端末が接続された電線接続部32Bとを備えて構成されている。電線60は、ハウジング30から後方に引き出されている。
ハウジング30におけるフード部31の後方には、電線60とともにゴム栓70が内部に収容されたゴム栓収容部34が設けられている。ゴム栓70はゴム栓収容部34内の後端に収容されており、バックリテーナ71によって抜け止めされている。ゴム栓70は電線60の外周面とゴム栓収容部34の内周面との双方に密着しており、ゴム栓収容部34内に後方から水が浸入することを防止している。
フード部31の両側面には、一対のレバー軸部35が互いに反対方向を向いて突出して設けられている。一方、第1レバー40は、図1に示すように、一対のカム板41と、両カム板41を連結する操作部42とを備えて構成されている。カム板41には、軸孔43が設けられており、この軸孔43にレバー軸部35が挿通されている。これにより、第1レバー40は、一対のレバー軸部35を中心として回動可能とされている。
カム板41にはカム溝44が形成されている。図1に示すように、第1レバー40が初期位置にあるときには、カム溝44の入口が前方に開口した姿勢をとっているため、嵌合部22をフード部31内に浅く嵌合させると、第1ピン27がカム溝44の入口に進入した状態となる。この後、第1レバー40を回動させて初期位置から嵌合位置に向けて移動させると、第1ピン27とカム溝44の内壁とが係合しカム作用を発揮することによって嵌合部22とフード部31との嵌合が進行する。そして、第1レバー40が嵌合位置に至ると、図2に示すように、嵌合部22とフード部31との嵌合が完了する。これとは逆に、第1レバー40を嵌合位置から初期位置へ回動させると、嵌合部22とフード部31との離脱が進行し、初期位置で嵌合部22とフード部31とを手動で引き離すことによって嵌合部22とフード部31との離脱が完了する。
図6に示すように、第1レバー40の操作部42の両側には嵌合位置ロック部45が一対設けられており、カム板41の両側には初期位置ロック部46が一対設けられている。初期位置ロック部46がフード部31の側部に設けられた突起に係止することで第1レバー40が初期位置に保持される。また、図13に示すように、嵌合位置ロック部45がゴム栓収容部34の側部に設けられた突起に係止することで第1レバー40が嵌合位置に保持される。
図1に示すように、フード部31の前縁には第2ピン28を挿通させる挿通溝36が設けられている。挿通溝36は、フード部31の前縁から後方に真っ直ぐ延びる形態とされている。また、挿通溝36は、非係止位置における第2ピン28の位置に対応して配されており、フード部31の上下両側にそれぞれ一対ずつ設けられている。
図4および図5に示すように、フード部31の上下両側には一対の第2レバー50が装着されている。第2レバー50は、平面視において横長の長方形状とされ、嵌合部22とフード部31の嵌合方向と直交する方向にスライド可能とされている。このスライド構造は、図7に示すように、フード部31の外周からあり溝状に突出して設けられたガイド凹部37と、第2レバー50から突出して設けられたガイド凸部51とによって構成されている。ガイド凸部51がガイド凹部37に沿って移動することにより第2レバー50がフード部31から外れることなくフード部31の外周に沿って平行に移動するようになっている。
第2レバー50は、図4に示すように、縦溝52と横溝53とからなるL字状の溝を有している。縦溝52は、非係止位置ではフード部31の挿通溝36と整合するようになっている。このため、嵌合部22をフード部31内に嵌合させる際には、第2軸部28Aが縦溝52の入口から奥端に向けて進行し、嵌合が完了すると、第2軸部28Aが縦溝52の奥端に至る。嵌合部22とフード部31の嵌合完了後に第2レバー50を非係止位置から係止位置へ移動させる際には、図10に示すように、第2軸部28Aが横溝53の入口から奥端に向けて進行し、第2レバー50が係止位置に至ると、第2軸部28Aが横溝53の奥端に至る。このとき、挿通溝36と縦溝52は平面視において互いに重複しない配置となるため、第2ピン28が挿通溝36を通ってフード部31の前方へ移動することはない。
さて、本実施形態のレバー式コネクタ10では、第1レバー40と第2レバー50の双方によって様々な方向の振動対策が施されている。
まず、左右方向の振動対策について説明する。ここで、左右方向とは、図10に矢線L、Rで示した図示上下方向のことであり、Lは左方、Rは右方を意味している。電線60が左右方向に振られると、これに伴ってハウジング30も左右方向に動こうとする。しかしながら、図14に示すように、第1ピン27がカム溝44に係合しており、左右方向への移動が抑制される。詳細に説明すると、カム溝44の内壁のうち第1軸部27Aの前後両側に位置する一対の底壁44F、44Rと第1フランジ部27Bとが互いに当接することによって左右方向への移動が抑制されるようになっている。電線60が左方Lへ振られると、右側の第1ピン27においては前側の底壁44Fが第1フランジ部27Bに係止し、左側の第1ピン27においては後側の底壁44Rが第1フランジ部27Bに係止することでハウジング30の左方Lへの移動が抑制される。これとは逆に、電線60が右方Rへ振られると、右側の第1ピン27においては後側の底壁44Rが第1フランジ部27Bに係止し、左側の第1ピン27においては前側の底壁44Fが第1フランジ部27Bに係止することでハウジング30の右方Rへの移動が抑制される。
次に、上下方向の振動対策について説明する。ここで、上下方向とは、図12に矢線U、Dで示した図示上下方向のことであり、Uは上方、Dは下方を意味している。電線60が上下方向に振られると、第2レバー50が第2ピン28に係止することで上下方向への移動が抑制されるようになっている。すなわち、第2レバー50のうち第2軸部28Aの前側に位置する前壁50F、および後側に位置する後壁50Rと第2フランジ部28Bとが互いに係止することによって上下方向への移動が抑制されるようになっている。電線60が上方Uへ振られると、上側の第2ピン28においては後壁50Rが第2フランジ部28Bに係止し、下側の第2ピン28においては前壁50Fが第2フランジ部28Bに係止することでハウジング30の上方Uへの移動が抑制される。これとは逆に、電線60が下方Dへ振られると、上側の第2ピン28においては前壁50Fが第2フランジ部28Bに係止し、下側の第2ピン28においては後壁50Rが第2フランジ部28Bに係止することでハウジング30の下方Dへの移動が抑制される。
次に、嵌合方向に延びる軸線P(図10、図11参照)を中心とした回転方向の振動対策について説明する。ここで、軸線Pとは、一対の電線60の中心位置を嵌合方向に延びる軸線のことである。また、回転方向とは、図11に矢線R1、R2で示した方向のことであり、R1は時計回り方向、R2は反時計回り方向を意味している。電線60が時計回り方向R1に振られると、左上と右下の第2ピン28において第2レバー50が第2フランジ部28Bに係止することでハウジング30の時計回り方向R1への移動が抑制される。これとは逆に、電線60が反時計回り方向R2へ振られると、右上と左下の第2ピン28において第2レバー50が第2フランジ部28Bに係止することでハウジング30の反時計回り方向R2への移動が抑制される。
このようにハウジング30は、第1レバー40によって左右方向の移動が抑制され、第2レバー50によって上下方向および回転方向の移動が抑制された状態となる。したがって、レバー式コネクタ10が全体として振動を受けた場合でも端子台20とハウジング30が相対的に移動することを抑制でき、両端子23、32の接点部が摩耗することを回避できる。
以上のように本実施形態では、嵌合部22をフード部31内に浅く嵌合させた後、第1レバー40を移動させて第1ピン27に係合させることにより嵌合を進行させる。フード部31と嵌合部22の嵌合が完了した後、第2レバー50を非係止位置から係止位置へ移動させると、第2フランジ部28Bが第2軸部28Aの前後両側で第2レバー50に当接することになる。
ここで、ハウジング30が左右方向に動こうとした場合、第1レバー40が第1ピン27に係合しているため、ハウジング30の左右方向への動きが抑制される。また、ハウジング30が上下方向に動こうとした場合、第2レバー50が第2ピン28の第2フランジ部28Bに係止するため、ハウジング30の上下方向への動きが抑制される。したがって、左右方向と上下方向の双方についてハウジング30の動きを抑制でき、端子台20が取り付けられる機器側の設計変更を伴うことなく、ハウジング30と端子台20の設計変更のみで振動対策を行うことができる。
端子台20の嵌合部22は、正面視において横長の略長方形状をなしており、嵌合部22の外周のうち横方向に延びる長辺部分(上面部分24)に一対の第2ピン28が横方向に並んで設けられている構成としてもよい。
このような構成によると、一対の第2ピン28が横方向に並んで設けられているから、上下方向におけるハウジング30の振れをより抑制できるとともに、ハウジング30が嵌合方向に延びる軸線Pを中心として回転方向に動こうとした場合、回転方向の振れを抑制することができる。
長辺部分の一方に一対の第2ピン28が横方向に並んで設けられ、長辺部分の他方に一対の第2ピン28が横方向に並んで設けられている構成としてもよい。
このような構成によると、ハウジング30の振れ抑制を一対の長辺部分でそれぞれ行うことができるため、一方の長辺部分で行う場合よりも抑制しやすくなる。
第2レバー50は、第2軸部28Aを挿通させる溝を有し、この溝は、嵌合部22の嵌合方向に延びる縦溝52と、縦溝52と直交する配置で設けられた横溝53とからなる構成としてもよい。
このような構成によると、嵌合部22をフード部31内に嵌合させる際には第2軸部28Aが縦溝52を進行し、嵌合後に第2レバー50を非係止位置から係止位置へ移動させる際には第2軸部28Aが横溝53を進行することになる。したがって、横溝53の両側部分が第2フランジ部28Bに係止することになる。
<他の実施形態>
本明細書によって開示される技術は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような種々の態様も含まれる。
(1)上記実施形態ではスライド式の第2レバー50を例示したが、回動式の第2レバーとしてもよい。また、上記実施形態では回動式の第1レバー40を例示したが、スライド式の第1レバーとしてもよい。
(2)上記実施形態では第2レバー50の移動方向が嵌合方向と直交する方向とされているものの、第2レバーの移動方向を嵌合方向と同じ方向にしてもよい。
(3)上記実施形態では嵌合部22の外周のうち横方向に延びる長辺部分(上面部分24、下面部分25)に一対の第2ピン28を設けているものの、長辺部分に第2ピンを一つだけ設けてもよい。
(4)上記実施形態では第2レバー50が縦溝52と横溝53を有しているものとしたが、第2レバーが横溝だけを有しているものとしてもよい。
10…レバー式コネクタ
20…端子台
22…嵌合部
24…上面部分(長辺部分)
25…下面部分(長辺部分)
27…第1ピン
28…第2ピン
28A…第2軸部
28B…第2フランジ部
30…ハウジング
31…フード部
40…第1レバー
50…第2レバー
52…縦溝
53…横溝

Claims (4)

  1. 嵌合部を有し、前記嵌合部の外周から第1ピンと第2ピンとが直交する配置で突出して設けられた端子台と、
    前記嵌合部を内部に嵌合可能なフード部を有するハウジングと、
    前記ハウジングに装着され、前記第1ピンに係合することで前記嵌合部を前記フード部内に嵌合および離脱させる第1レバーと、
    前記フード部に装着され、前記第2ピンに係止する係止位置と前記第2ピンに係止しない非係止位置との間を移動可能とされた第2レバーとを備え、
    前記第2ピンは、前記嵌合部の外周に連結された第2軸部と、前記第2軸部の先端に位置して前記第2軸部よりも大径の第2フランジ部とを備えて構成され、前記係止位置では前記第2軸部を中心として前記嵌合部の嵌合方向における前後両側で前記第2フランジ部に前記第2レバーが係止するレバー式コネクタ。
  2. 前記端子台の前記嵌合部は、正面視において横長の略長方形状をなしており、前記嵌合部の外周のうち横方向に延びる長辺部分に一対の前記第2ピンが横方向に並んで設けられている請求項1に記載のレバー式コネクタ。
  3. 前記長辺部分の一方に一対の前記第2ピンが横方向に並んで設けられ、前記長辺部分の他方に一対の前記第2ピンが横方向に並んで設けられている請求項2に記載のレバー式コネクタ。
  4. 前記第2レバーは、前記第2軸部を挿通させる溝を有し、この溝は、前記嵌合部の嵌合方向に延びる縦溝と、前記縦溝と直交する配置で設けられた横溝とからなる請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のレバー式コネクタ。
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