JP2009272239A - コネクタ - Google Patents
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Abstract
【課題】撓み片が過度に撓むことを規制しつつコネクタ全体を低背化する。
【解決手段】本発明は、サブコネクタ係止部11Bを有するサブコネクタ11と、サブコネクタ11が組み付けられる組み付け空間14を有するホルダ12と、組み付け空間14を構成する内壁を貫通して設けられた貫通孔18と、組み付け空間14から貫通孔18の内部へ撓み可能な撓み片21と、撓み片21の自由端側に設けられ、サブコネクタ係止部11Bと係止することによりサブコネクタ11を組み付け空間14の内部に保持するホルダ係止部22とを備えたコネクタ10であって、一対のホルダ係止部22を撓み片21の両側縁21Aから張り出して形成することにより貫通孔18の孔縁部18Aに係止可能に設けられ、撓み片21が過度に撓むことを規制する過度撓み規制部23を備えた構成としたところに特徴を有する。
【選択図】図6
【解決手段】本発明は、サブコネクタ係止部11Bを有するサブコネクタ11と、サブコネクタ11が組み付けられる組み付け空間14を有するホルダ12と、組み付け空間14を構成する内壁を貫通して設けられた貫通孔18と、組み付け空間14から貫通孔18の内部へ撓み可能な撓み片21と、撓み片21の自由端側に設けられ、サブコネクタ係止部11Bと係止することによりサブコネクタ11を組み付け空間14の内部に保持するホルダ係止部22とを備えたコネクタ10であって、一対のホルダ係止部22を撓み片21の両側縁21Aから張り出して形成することにより貫通孔18の孔縁部18Aに係止可能に設けられ、撓み片21が過度に撓むことを規制する過度撓み規制部23を備えた構成としたところに特徴を有する。
【選択図】図6
Description
本発明は、コネクタに関する。
従来、複数のサブコネクタをホルダに組み付けて構成されるコネクタとして、例えば下記特許文献1に記載のコネクタが知られている。ホルダ1は、図13または図14に示すように、サブコネクタ2を収容可能とする組み付け空間3を有し、この組み付け空間3を構成する内壁の底面側には、図15に示すように、下方に撓み可能な撓み片4が設けられている。撓み片4の自由端側には、図16に示すように、サブコネクタ2に設けられたサブコネクタ係止部2Aと係止可能なホルダ係止部4Aが設けられている。撓み片4の下方には、その撓み空間5が設けられ、撓み空間5のさらに下方には、過度撓み規制部6が設けられている。このような構成によると、撓み片4が過度撓み規制部6に当接することで、撓み片4が弾性限度を超えて過度に撓むことを規制できる。
特開2003−249304公報
しかしながら、上記の構成では、撓み空間5の下方に過度撓み規制部6が設けられているため、撓み空間5と過度撓み規制部6の高さ寸法分だけコネクタ全体が大きくなってしまう。これに対し、コネクタ全体を薄肉化して低背化するにしても、コネクタの強度確保の面から、薄肉化するにも限界がある。また、組み付け空間5の内壁に孔を設けて撓み片4の撓み空間を形成する方法も考えられるものの、これでは、撓み片4が孔の内部に入り込み、撓み片4が過度に撓むことを規制できない。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、撓み片が過度に撓むことを規制しつつコネクタ全体を低背化することを目的とする。
本発明は、サブコネクタ係止部を有するサブコネクタと、サブコネクタが組み付けられる組み付け空間を有するホルダと、組み付け空間を構成する内壁を貫通して設けられた貫通孔と、組み付け空間から貫通孔の内部へ撓み可能な撓み片と、撓み片の自由端側に設けられ、サブコネクタ係止部と係止することによりサブコネクタを組み付け空間の内部に保持するホルダ係止部とを備えたコネクタであって、ホルダ係止部を撓み片の側縁から張り出して形成することにより貫通孔の孔縁部に係止可能に設けられ、撓み片が過度に撓むことを規制する過度撓み規制部を備えた構成としたところに特徴を有する。
このような構成によると、サブコネクタ係止部とホルダ係止部が係止することによりサブコネクタを組み付け空間の内部に保持することができる。ここで、内壁に貫通して設けた貫通孔の内部を撓み片の撓み空間をとしたから、内壁を外側にずらして組み付け空間の内部に撓み空間を確保する必要がなく、コネクタ全体を低背化することができる。また、過度撓み規制部を撓み片の側縁から張り出し形成したから、撓み空間の下方に過度撓み規制部を設ける必要がなく、コネクタ全体を低背化することができる。
本発明の実施の態様として、以下の構成が好ましい。
過度撓み規制部は、ホルダ係止部とともにサブコネクタ係止部に係止する構成としてもよい。
このような構成によると、過度撓み規制部をサブコネクタ係止部に係止させることができるから、サブコネクタ係止部との係止代を稼いで係止力を高めることができる。
過度撓み規制部は、ホルダ係止部とともにサブコネクタ係止部に係止する構成としてもよい。
このような構成によると、過度撓み規制部をサブコネクタ係止部に係止させることができるから、サブコネクタ係止部との係止代を稼いで係止力を高めることができる。
サブコネクタを組み付け空間に組み付ける途中においてサブコネクタ係止部が乗り上げる乗上面は、ホルダ係止部から過度撓み規制部にかけて面一となるように形成されている構成としてもよい。
このような構成によると、サブコネクタ係止部がホルダ係止部から過度撓み規制部にかけて面一に形成された乗上面に乗り上げ可能となるから、サブコネクタ係止部をホルダ係止部の幅に合わせて幅狭に形成しなくてもよい。したがって、サブコネクタ係止部を幅広にすることで剛性を高め、ホルダ係止部との係止力を高めることができる。
このような構成によると、サブコネクタ係止部がホルダ係止部から過度撓み規制部にかけて面一に形成された乗上面に乗り上げ可能となるから、サブコネクタ係止部をホルダ係止部の幅に合わせて幅狭に形成しなくてもよい。したがって、サブコネクタ係止部を幅広にすることで剛性を高め、ホルダ係止部との係止力を高めることができる。
本発明によれば、サブコネクタを収容するホルダにおいて低背化を図りつつ、撓み片の過度撓み規制を行うことができる。
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1ないし図8の図面を参照しながら説明する。本実施形態のコネクタ10は、レバー式コネクタであって、レバー50を回動操作することにより相手側コネクタ(図示せず)と嵌合及び離脱可能とされている。このコネクタ10は、端子金具(図示せず)を収容する複数のサブコネクタ11と、これらのサブコネクタ11を収容する枠状のホルダ12と、このホルダ12に組み付けられるレバー50とを備えて構成されている。なお、以下の説明において前後方向とはコネクタ10と相手側コネクタとの嵌合方向を基準として嵌合面側を前側とする。
本発明の実施形態1を図1ないし図8の図面を参照しながら説明する。本実施形態のコネクタ10は、レバー式コネクタであって、レバー50を回動操作することにより相手側コネクタ(図示せず)と嵌合及び離脱可能とされている。このコネクタ10は、端子金具(図示せず)を収容する複数のサブコネクタ11と、これらのサブコネクタ11を収容する枠状のホルダ12と、このホルダ12に組み付けられるレバー50とを備えて構成されている。なお、以下の説明において前後方向とはコネクタ10と相手側コネクタとの嵌合方向を基準として嵌合面側を前側とする。
ホルダ12は、合成樹脂材料からなり、図1ないし図3に示すように、前後方向に貫通するとともに全体として横長方形の枠状をなしている。即ちホルダ12は、上面壁12A、下面壁12B、及び左右両側面壁12Cを有し、この4枚の壁で囲まれた空間のうち、上面壁12Aおよびこの上面壁12Aと平行な天井壁12Dとの間に区画された横長スリット状をなす空間は、レバー50を収容するための収容空間13とされている。
ホルダ12の内部空間のうち収容空間13よりも下方の領域は、天井壁12Dと下面壁12Bとの間に設けられた2枚の仕切壁12Eにより、左右3つの組み付け空間14が構成されており、この組み付け空間14の内部には、それぞれ、サブコネクタ11が後方から嵌入されるようになっている。下面壁12Bには各組み付け空間14に対応して弾性撓み可能なランス20が形成されている。さらに、ホルダ12の下面壁12Bには、ホルダ12の左右方向に長いリテーナ装着部16が下方に開口して形成されており、このリテーナ装着部16の内部には、リテーナ30が下方から嵌合される。なお、ランス20の構造については後述する。
サブコネクタ11は、合成樹脂材料からなり、全体として方形ブロック状をなす。各サブコネクタ11の内部には、複数のキャビティ11Aが形成され、このキャビティ11Aには後方から端子金具が挿入されている。また、各端子金具に固着した電線(図示せず)はサブコネクタ11の後面から後方へ引き出されている。各サブコネクタ11は、ホルダ12の組み付け空間14に対して後方から嵌入されつつ組み付けられるようになっている。なお、組み付けられたサブコネクタ11は、ランス20と、リテーナ装着部16に嵌合されたリテーナ30とが2重に係止することで抜止め状態に保持されている。
レバー50は、合成樹脂材料からなり、図4もしくは図5に示すように、全体として水平な板状をなしている。レバー50は、やや細長い平板状をなすカム板部51を備えており、その一端側の下面に円形の軸受孔52が凹設されている。この軸受孔52には、ホルダ12の収容空間13の内部における天井壁12Dから上向きに突出して設けられた支持軸15が嵌合可能である。このため、レバー50は支持軸15を中心として初期位置と嵌合完了位置との間を水平方向に回動可能とされている。
レバー50は、相手側コネクタに設けられたカムピン(図示せず)と係合可能なカム溝(図示せず)を有している。これにより、コネクタ10を相手側コネクタに嵌合させる際には、カム溝の入口にカムピンを進入させてレバー50を回動させることで、カムピンの外周面とカム溝の内壁とが係合しカム作用を発揮することによってコネクタ10と相手側コネクタとが互いに引き寄せられて正規嵌合に至る。
レバー50には、カム板部51の軸受孔52とは反対側の端部で、かつ嵌合完了位置においてホルダ12の後面側になる位置に操作部53が設けられている。操作部53は、カム板部51よりもその板厚方向に張り出した角枠部53Aと、角枠部53Aから軸受孔52に対して離間する側へ張り出した指かけ部53Bとを備えて構成されている。
レバー50における操作部53側の端部には、レバー50を嵌合完了位置にロックするための弾性ロック片54が設けられている。この弾性ロック片54は、嵌合完了位置において後方となる側へ片持ち状に延びて、全体としてカム板部51の板面に沿うような平板状をなし、その厚み方向(レバー50の回動軸方向)に撓み変形可能とされている。弾性ロック片54の上面には、係止突起54Aが形成され、嵌合完了位置においてはこの係止突起54Aがホルダ12の上面壁12Aに形成された爪部19(図3参照)に係止する。また、弾性ロック片54の先端部には、爪部19に対する係止の解除操作を行うための平板状の指押し部54Bが形成されている。この指押し部54Bは、角枠部53Aの内側に配されている。
さて、組み付け空間14を構成する内壁のうち下面壁12Bには、図2に示すように、前後方向に沿って挿通溝17が設けられている。挿通溝17は、下面壁12Bの内面より一段低く形成され、組み付け空間14に面して配置されている。この挿通溝17には、サブコネクタ11の下面前端から下方に突出して設けられたサブコネクタ係止部11Bが後方から進入可能とされている。なお、サブコネクタ係止部11Bの後面は、切り立った垂直面11Cとされ、サブコネクタ係止部11Bの前端下部は、丸みを帯びた摺接面11Dとされている。
ランス20は、図6に示すように、上下方向に撓み可能な撓み片21、サブコネクタ係止部11Bと係止することによりサブコネクタ11を組み付け空間14の内部に保持するホルダ係止部22などを備えて構成されている。挿通溝17の前端部には、図4に示すように、下面壁12Bを上下方向に貫通することにより貫通孔18が形成されている。ランス20は、この貫通孔18の上方に配置され、撓み片21が組み付け空間14から貫通孔18の内部へ撓み可能とされている。
貫通孔18は、図7に示すように、下面側が全周に亘って面一に形成されているものの、上面側ついては、貫通孔18の後側を構成する後面壁18Rが、同前側を構成する前面壁18Fよりも一段高く形成されている。前記した撓み片21は、貫通孔18の後面壁18Rから前方に突出して設けられている。撓み片21の前端は、貫通孔18の前面壁18Fのやや後方に位置している。したがって、撓み片21は、図8に示すように、撓み片21の前端と貫通孔18の前面壁18Fとが干渉することなく貫通孔18の内部に入り込むようになっている。
また、撓み片21の下面は、図7に示すように、後端部から前端部へ向けてやや上方へ向かう傾斜をなし、撓み片21の上面は、サブコネクタ係止部11Bの進入方向に沿ってほぼ水平に形成されている。すなわち、撓み片21は、後端部から前端部へ向けて次第に薄くなるように形成され、図8に示すように、撓み片21が最も撓んだときに、撓み片21の前端が貫通孔18の内部から外部へ突出する量が最小限に留められるようにされている。
撓み片21の上面における前端寄りには、図7に示すように、ホルダ係止部22が上方に突出して設けられている。ホルダ係止部22の前面は、ややオーバーハング状に切り立ったホルダ係止面22Aとされ、ホルダ係止部22の後面は、後方に向けて緩やかな下り勾配をなす乗上面22Bとされている。したがって、サブコネクタ11を組み付け空間14の内部に組み付けると、図8に示すように、サブコネクタ係止部11Bの摺接面11Dが乗上面22Bに摺接しつつ撓み片21が貫通孔18の内部に弾性変形する。そして、乗上面22Bがサブコネクタ係止部11Bの下面に摺接しつつサブコネクタ係止部11Bがホルダ係止部22を乗り越えると、図7に示すように、撓み片21が弾性的に復帰して垂直面11Cとホルダ係止面22Aとが前後方向に係止する。これにより、サブコネクタ11が組み付け空間14の内部において後方へ抜止された状態に保持される。
ところで、本実施形態では、撓み片22が弾性限度を超えて過度に撓むことを規制する過度撓み規制部23が設けられている。過度撓み規制部23は、図6に示すように、ホルダ係止部22を左右両側に張り出し形成することにより撓み片21の左右両側縁21Aよりも左右両側に突出した形態で一対設けられている。両過度撓み規制部23の下面は、貫通孔18の孔縁部18Aに当接可能な当接面23Aとされている。したがって、撓み片21に無理な力が加わるなどして下方に押し込まれても、両過度撓み規制部23の当接面23Aが貫通孔18の孔縁部18Aに当接することにより撓み片21が過度に撓んで塑性変形することが規制される。なお、両過度撓み規制部23の当接面23Aは、ホルダ係止部22と撓み片21との境界面とほぼ同一平面をなすように配置されている。
このように本実施形態では、両過度撓み規制部23がホルダ係止部22の左右両側に配置されているから、従来のように(図16参照)、組み付け空間3の内部において撓み片4の撓み空間5の下方に過度撓み規制部6を設けた場合よりも上下寸法を小さくすることができる。しかも、本実施形態では、挿通溝17の下面を貫通することにより貫通孔18を形成し、この貫通孔18の内部を撓み片21の撓み空間としているから、従来のように(図15参照)、組み付け空間3の内部に撓み空間5と過度撓み規制部6とを上下に配置した場合よりも上下寸法を小さくすることができる。
また、両過度撓み規制部23の上面は、それぞれホルダ係止部22の乗上面22Bと面一に形成されている。このため、サブコネクタ係止部11Bをホルダ係止部22の左右寸法に合わせて幅狭に形成しなくてもよく、両過度撓み規制部23の上面にかかる左右寸法で幅広に形成することができるから、サブコネクタ係止部11Bの剛性を高めることができる。したがって、サブコネクタ係止部11Bのホルダ係止部22に対する係止力を高めることができる。
さらに、両過度撓み規制部23の前面は、それぞれホルダ係止部22のホルダ係止面22Aと面一に形成されている。一方、サブコネクタ係止部11Bは、ホルダ係止部22と両過度撓み規制部23との双方に係止可能な大きさとされている。すなわち、両過度撓み規制部23の前面は、ホルダ係止面22Aとともにサブコネクタ係止部11Bの垂直面11Cに係止可能である。したがって、ホルダ係止面22Aのみで係止する場合よりもサブコネクタ係止部11Bの垂直面11Cに対する係止代を稼ぐことができる。
本実施形態は以上のような構造であって、続いてその作用を説明する。組み付けに際しては、まず、図1に示すようにホルダ12の各組み付け空間14に対し後方からサブコネクタ11を嵌合させる。このとき、サブコネクタ係止部11Bは、組み付け空間14の内部の挿通溝17に沿って前方へ進入し、サブコネクタ係止部11Bの摺接面11Dは、ホルダ係止部22の乗上面22Bに乗り上げるようにして撓み片21を貫通孔18の内部へ撓ませる。
この後、サブコネクタ係止部11Bの下面は、図5に示すように、ホルダ係止部22の上面に摺接しつつサブコネクタ11が組み付け空間14の内部を前方へ移動する。そして、サブコネクタ11が組み付け空間14の内部において正規の組み付け位置に至ると、図4に示すように、サブコネクタ係止部11Bがホルダ係止部22を乗り越えて撓み片21が元の姿勢に復帰する。このとき、図7に示すように、サブコネクタ係止部11Bの垂直面11Cとホルダ係止部22のホルダ係止面22Aとが、前後方向に係止することによりサブコネクタ11が組み付け空間14の内部において後方に抜け止めされた状態に保持される。
次に、コネクタ10と相手側コネクタとの嵌合に際しては、レバー50のカム溝がカムピンを受け入れ可能な位置にレバー50をセットし、コネクタ10と相手側コネクタとを浅く嵌合させてカムピンをカム溝の入口に進入させる。この状態からレバー50を回動させると、カムピンとカム溝との係合によるカム作用によりコネクタ10と相手側コネクタとが互いに引き寄せられる。こうして、コネクタ10と相手側コネクタとが正規嵌合に至ると、端子金具と相手側端子金具とが導通可能に接続される。
以上のように本実施形態では、挿通溝17の下面に貫通して設けた貫通孔18の内部を撓み片21の撓み空間をとしたから、挿通溝17の下面を下方にずらして撓み空間を確保する必要がなく、コネクタ10全体を低背化することができる。また、両過度撓み規制部23を撓み片21の両側縁21Aから左右両側に張り出して形成したから、貫通孔18の下方に過度撓み規制部を設ける必要がなく、コネクタ10全体を低背化することができる。
また、過度撓み規制部23をサブコネクタ係止部11Bとの係止に寄与させることができるから、サブコネクタ係止部11Bとの係止代を稼いで係止力を高めることができる。さらに、サブコネクタ係止部11Bをホルダ係止部22と過度撓み規制部23の双方に乗り上げ可能にしたから、サブコネクタ係止部11Bを幅広にすることで剛性を高め、ホルダ係止部22との係止力を高めることができる。
<実施形態2>
次に、本発明の実施形態2を図9ないし図12の図面を参照しながら説明する。本実施形態は、実施形態1のランス20の構造を一部変更したものであって、その他の共通する構成については同一の符号を付すものとし、その他の重複する構成、作用、および効果についてはその説明を省略する。
次に、本発明の実施形態2を図9ないし図12の図面を参照しながら説明する。本実施形態は、実施形態1のランス20の構造を一部変更したものであって、その他の共通する構成については同一の符号を付すものとし、その他の重複する構成、作用、および効果についてはその説明を省略する。
本実施形態のランス60は、図9に示すように、実施形態1と同様に、上下に撓み可能な撓み片61、サブコネクタ係止部11Bと係止することによりサブコネクタ11を組み付け空間14の内部に保持するホルダ係止部62、ホルダ係止部62の左右両側に張り出して形成された一対の過度撓み規制部63などを備えて構成されている。
本実施形態の過度撓み規制部63が実施形態1の過度撓み規制部23と異なる点は、図10に示すように、実施形態1よりも大きく形成されている点である。具体的に説明すると、過度撓み規制部63の上面は、図12に示すように、ホルダ係止部62の乗上面62Bよりも上方に位置し、乗上面62Bと面一をなしていない。なお、過度撓み規制部63の上面は、図11に示すように、撓み片61が貫通孔18の内部に撓んだときにサブコネクタ係止部11Bの下面とほぼ揃うように形成されている。
一方、サブコネクタ係止部11Bの左右寸法は、両過度撓み規制部23の間に収まる大きさとされている。このため、サブコネクタ11を組み付け空間14の内部に組み付ける際には、サブコネクタ係止部11Bの摺接面11Dがホルダ係止部62の乗上面62Bに摺接しつつサブコネクタ係止部11Bが両過度撓み規制部63の間を通過してホルダ係止部22を乗り越えるように構成されている。そして、図12に示すように、ホルダ係止部62のホルダ係止面62Aとサブコネクタ係止部11Bの垂直面11Cとが係止することによりサブコネクタ11が組み付け空間14の内部において後方に抜け止めされた状態に保持される。
以上のように、本実施形態の過度撓み規制部63は、実施形態1の過度撓み規制部23よりも大きく形成されているため、剛性を高めることができ、より強い力に対して撓み片61の過度撓み規制をすることができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)本実施形態では3つのサブコネクタ11がホルダ12に組み付け可能とされているものの、本発明によると、サブコネクタ11の組み付け個数は2つ以下としてもよいし、4つ以上としてもよい。
(2)本実施形態では過度撓み規制部がホルダ係止部の左右両側に一対設けられているものの、本発明によると、過度撓み規制部をホルダ係止部の片側に一つ設けた構成としてもよい。
(3)実施形態1では過度撓み規制部23の上面とホルダ係止部22の乗上面22Bとが面一に形成されているものの、本発明によると、過度撓み規制部23の上面をホルダ係止部22の乗上面22Bよりも下方に設けてもよい。このようにすると、サブコネクタ係止部11Bの左右寸法を実施形態1と同幅で形成することができる。
(4)本実施形態ではコネクタ10としてレバー式コネクタを例示しているものの、本発明によると、レバー式でないコネクタ、例えばロックアームを用いて相手側コネクタと嵌合状態に保持するコネクタとしてもよい。
10…コネクタ
11…サブコネクタ
11B…サブコネクタ係止部
12…ホルダ
14…組み付け空間
18…貫通孔
18A…孔縁部
21,61…撓み片
22,62…ホルダ係止部
23,63…過度撓み規制部
11…サブコネクタ
11B…サブコネクタ係止部
12…ホルダ
14…組み付け空間
18…貫通孔
18A…孔縁部
21,61…撓み片
22,62…ホルダ係止部
23,63…過度撓み規制部
Claims (3)
- サブコネクタ係止部を有するサブコネクタと、
前記サブコネクタが組み付けられる組み付け空間を有するホルダと、
前記組み付け空間を構成する内壁を貫通して設けられた貫通孔と、
前記組み付け空間から前記貫通孔の内部へ撓み可能な撓み片と、
前記撓み片の自由端側に設けられ、前記サブコネクタ係止部と係止することにより前記サブコネクタを前記組み付け空間の内部に保持するホルダ係止部とを備えたコネクタであって、
前記ホルダ係止部を前記撓み片の側縁から張り出して形成することにより前記貫通孔の孔縁部に係止可能に設けられ、前記撓み片が過度に撓むことを規制する過度撓み規制部を備えたことを特徴とするコネクタ。 - 前記過度撓み規制部は、前記ホルダ係止部とともに前記サブコネクタ係止部に係止することを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。
- 前記サブコネクタを前記組み付け空間に組み付ける途中において前記サブコネクタ係止部が乗り上げる乗上面は、前記ホルダ係止部から前記過度撓み規制部にかけて面一となるように形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のコネクタ。
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2011018908A1 (ja) | 2009-08-13 | 2011-02-17 | 国立大学法人 東京工業大学 | 強酸性ジルコニウム粒子の製造方法、プロトン伝導性材料、プロトン伝導性膜の製造方法、プロトン伝導性膜、燃料電池用電極、膜-電極接合体、燃料電池 |
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2008
- 2008-05-09 JP JP2008123682A patent/JP2009272239A/ja active Pending
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