JP6901111B2 - 包装用容器の本体又は蓋体の補強構造 - Google Patents

包装用容器の本体又は蓋体の補強構造 Download PDF

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本発明は、弁当、惣菜、生鮮食料品などの収容に用いることができる包装用容器の本体又は蓋体の補強構造に関する。
スーパー、デパートやコンビニエンスストアなどの小売店の店頭には、弁当、惣菜或いは青果物、刺身などの生鮮食料品等の食品が食品包装容器に包装されて数多く陳列されている。このような食品包装容器は、例えば、PET、ポリスチレン、ポリプロピレンなどからなる熱可塑性合成樹脂シートを、真空成形や圧空成形など熱成形して製造されているものが多い。
ところで、近年は上記合成樹脂の価格が上昇しているため、食品包装容器の厚さをより薄くすることが求められている。一方、食品包装容器は、弁当などを収容し複数縦積みして運搬されるとともに、スーパーなどの陳列棚に複数縦積みして陳列されるため、本体又は蓋部が上方からの荷重により押し潰されないよう、ある程度の強度を確保することが求められている。
例えば、下記特許文献1に記載の食品包装容器は、蓋部の天面の縁部及び側面に上下方向に延びる補強部を形成したものであり、下記特許文献2に記載の食品包装容器は、蓋部の側面に上下方向に延びる補強リブを形成したものであり、これらの食品包装容器の蓋部は上方向からの荷重に耐えうる強度が確保されている。
特開2016−145053号公報 特開2011−073725号公報
しかし、特許文献1及び特許文献2に記載の食品包装容器の本体又は蓋部には、本体又は蓋部の側面の所定の範囲にその上下方向に延びるリブ等が複数形成されているため、そのリブ等により視界が遮られ収容物の視認性が低下するという問題が生じていた。
そこで、本発明の目的は、蓋部の上方向からの荷重に耐える強度を確保でき、さらには、収容物の視認性に優れた包装用容器の本体又は蓋体の補強構造及びその構造を備えた包装用容器を提供することにある。
本発明の包装用容器の本体又は蓋体の補強構造の一態様は、透明な熱可塑性合成樹脂シートからなる包装用容器の本体又は蓋体の補強構造であって、該蓋体の周壁部の下端部又は該本体の周壁部の上端部から外方に張り出す鍔部を備え、前記周壁部及び前記鍔部により形成される角部に沿って延びる複数の膨出状の補強部を所定間隔で設け、前記補強部の両端部を、本体又は蓋体の周方向に延びる先鋭状としたことを特徴とする。
上記補強構造は、角部に沿って所定間隔で補強部を設けたため、本体又は蓋体が上方向から荷重を受けた場合に外力が集中する角部の強度が確保され、本体又は蓋部が上方向から荷重を受けた場合であっても容易に押し潰されるということはない。また、補強部はその形成されている面積が小さく、角部に沿い形成されているため、収容物の視認性が大きく低下することはなく、本体又は蓋体を含めた包装用容器全体の美感を損ねることもない。
上記補強構造の好ましい態様は、前記補強部を、前記角部を外方に細長状に膨出させて形成することができ、また、断面湾曲状に膨出させて形成することができる。
このような構成にすることにより、補強部は細長状に形成されているため収容物の視認性が大きく低下することはない。
上記補強構造の好ましい態様は、前記補強部を、前記本体又は前記蓋体の周方向に略等間隔に設けて形成したものである。
このような構成にすることにより、本体又は蓋体の強度を全体的に均等に高めることができる。
本発明の補強構造を備えた蓋体の一実施形態を示した平面図である。 本発明の補強構造を備えた本体の一実施形態を示した斜視図である。 図1及び図2に示した本体及び蓋体の断面図である。 図1に示した蓋体の角部付近を示した部分拡大斜視図である。 本発明の補強構造を備えた蓋体の他の実施形態を示した部分拡大斜視図である。 図1に示した蓋体の変形例を示した部分拡大断面図である。
以下、本発明の包装用容器の本体又は蓋体の補強構造の一実施形態を、図面に基づいて説明する。
本発明の一実施形態の包装用容器の本体又は蓋体の補強構造は、図1〜図3などに示すように、包装用容器の本体又は蓋体に適用することができ、例えば、惣菜、青果物、刺身などの生鮮食品を収容する包装用容器の本体又は蓋体に用いることができる。
図1には、本実施形態の補強構造を備えた蓋体1が示され、図2には、本実施形態の補強構造を備えた本体11が示されている。
蓋体1又は本体11は、例えば、シート厚0.1mm〜5mm、好ましくは0.2mm〜1.5mmの熱可塑性合成樹脂シートを熱成形して製造することができる。合成樹脂シートとしては、発泡、非発泡を問わず、例えば、ポリエチレン系樹脂シートやポリプロピレン系樹脂シートなどのポリオレフィン系樹脂シート、ポリスチレン系樹脂シート、ポリエチレンテレフタレート系樹脂シートや耐熱ポリエチレンテレフタレート系樹脂シートなどのポリエステル系樹脂シートなどの熱可塑性樹脂シートを挙げることができる。また、積層シートを用いることもでき、積層シートとしては、例えば、発泡シートにフィルムをラミネートしたフィルムラミネート発泡シート、共押出ラミネートシート、押出ラミネートシートなどを挙げることができる。シート厚は、蓋体1又は本体11とで異なってもよい。
熱成形としては、例えば、真空成形、圧空成形、真空圧空成形、熱板成形などの熱成形をして製造することができる。
この熱可塑性合成樹脂シートは、収容物の視認性を確保するため、蓋体1は透明乃至半透明にすることが好ましい。本体11は透明乃至半透明にすることが好ましいが、黒色や白色などの有色でもよい。蓋体1は透明、本体11は白色にするなど両者が相違してもよい。また、蓋体1又は本体11には模様などデザインを付してもよい。
蓋体1は、図1又は図3に示すように、上面を形成する平面視略円形状の天板部2と、天板部2の周囲に下方に向けて垂下させた周壁部3とを備える。周壁部3の下端部には外方に張り出す所定幅の鍔部4を形成し、その外縁部には下方に向けて垂下させた垂下面6を形成してある。また、垂下面6には、その面上に水平方向に筋状に内側に向かい凹ませ、本体11に係合できる係合部7を等しい長さで等間隔に複数箇所に形成してある。本実施形態では、係合部7を等しい長さで等間隔に複数箇所に形成してあるが、これに限定されるものではなく、不規則な間隔で設けてもよく、また、全周に渡り設けてもよい。
本体11は、図2又は図3に示すように、平面視略円形状の底面部12と、底面部12の周囲に上方に向けて拡開するように傾斜させた周壁部13とを備える。周壁部13の上端部には外方に張り出す所定幅の鍔部14を形成し、その外縁部には下方に向けて垂下させた垂下面16を形成してある。
このような蓋体1又は本体11の構造により、収容物を収容した包装用容器の本体11に蓋体1を被せたときに、本体11の鍔部14と蓋体1の鍔部4が当接し、係合部7が本体11の垂下面16の下端部に係合して、蓋体1が本体11に外嵌合することができる。
蓋体1又は本体11は、本実施形態では、平面視略円形状としてあるが、これに限定されるものではなく、平面視三角状、平面視矩形状、平面視六角形状、平面視八角形状などの多角形状などにすることもできる。
蓋体1の周壁部3と鍔部4とにより形成される角部5には、図3又は図4などに示すように、蓋体1の外側に向けて膨出する補強部8が所定間隔で形成してある。各補強部8は、断面視湾曲状(略扇状)であって角部5に沿って細長状(筋状)に複数形成してある。
本体11の周壁部13と鍔部14とにより形成される角部15には、図2又は図3に示すように、本体11の外側に向けて膨出する補強部18が所定間隔で形成してある。各補強部18は、断面視湾曲状(略扇状)であって角部15に沿って細長状(筋状)に複数形成してある。
各補強部8,18は、曲面で形成されるのが好ましいが、これに限定されるのもではなく、例えば、図5(A)に示すように、断面三角状に形成することもできる。また、図5(B)に示すように、長さ方向に同一形状の断面ではなく、各補強部8,18の両端部が先細り窄まる形状としてもよい。
各補強部8,18の長さは、特に限定するものではないが、2mm〜50mm、好ましくは20mm〜30mm、特に好ましくは約25mmに形成することができる。外側に突出する幅は、特に限定するものではないが、周壁部3,13から0.5mm〜5mm、好ましくは1mm〜4mm、特に好ましくは2mm〜3mmに形成してある。なお、各補強部8,18は、蓋1又は本体11の周方向に等間隔に形成することが好ましい。各補強部8,18の間隔は、特に限定するものではないが、2mm〜50mm、好ましくは20mm〜30mm、特に好ましくは22mm〜27mmの間隔で形成することができる。蓋体1の補強部8と本体11の補強部18とは、長さ及び間隔が同じでも相違していてもよく、嵌合した際、重なる位置に形成してもずれる位置に形成してもよい。
補強部8,18を所定間隔で設けることにより、角部5,15と補強部8,18とが交互に形成されるため蓋体1又は本体11の角部5,15の強度がバランスよく高められ、蓋1又は本体11が上下方向から荷重を受けた場合、角部5,15に外力が集中するのを緩和し、角部5,15が容易に鋭角に折れ曲がって沈み込むようなことを防ぎ、蓋体1又は本体11を使用した包装用容器を縦積みしても蓋体1又は本体11が容易に押し潰されてその形が崩れることがない。また、各補強部8,18は角部5,15に沿って細長状(筋状)に形成してあるためその外観は目立たず、その形成されている面積も小さい。そのため、蓋体1又は本体11を透明乃至半透明な合成樹脂シートで形成した場合、収容物の視認性が大きく低下することがなく、また、蓋体1又は本体11を含めた包装用容器全体の美感を損なうことがない。
本実施形態では、角部5は、略垂直乃至鈍角状に角折れさせてあるが、図6(A)に示すように、R状に形成してもよく、また、図6(B)に示すように、鍔部4の角部5近傍を下方に凹ませて水滴落とし9を形成してもよい。本体11の角部15も同様にすることができる。
また、本実施形態では、蓋体1同士を複数積み重ねた際に蓋体1間に隙間を形成するため、角部5において蓋体1の上下方向に延び、蓋体1の外側に向けて突出した略台形柱状のスタック10が、蓋体1の周方向に複数形成してある。各スタック10は略同じ大きさで、蓋体1の周方向に等間隔に形成することが好ましい。なお、スタック10は設けなくてもよい。
また、本実施形態では、蓋体1を本体11に外嵌合する構造としてあるが、これに限定されるものではなく、鍔部4の外縁部から上方に向けて略垂直状に立ち上がる周壁部を形成し、その上端部には外方に張り出すフランジ部を形成することで、収容物を収容した食品包装用容器の本体に蓋体1を被せたときに、蓋体1が本体に内嵌合するように形成してもよい。また、内外嵌合構造や嵌合させず蓋1を本体11に載せ、ステープラや粘着テープなどで留め合せる構造にしてもよい。
上記実施形態の構成態様は、本発明を限定するものとして挙げたものではなく、技術目的を共通にする限り変更は可能であり、本発明はそのような変更を含むものである。例えば、蓋体1と本体11とをヒンジなどで一体的に形成した、いわゆるフードパックなども当然に含まれるものである。
1 蓋体
2 天板部
3 周壁部
4 鍔部
5 角部
6 垂下面
7 係合部
8 補強部
9 水滴落とし
10 スタック
11 本体
12 底面部
13 周壁部
14 鍔部
15 角部
16 垂下面
18 補強部

Claims (5)

  1. 透明な熱可塑性合成樹脂シートからなる包装用容器の本体又は蓋体の補強構造であって、該蓋体の周壁部の下端部又は該本体の周壁部の上端部から外方に張り出す鍔部を備え、前記周壁部及び前記鍔部により形成される角部に沿って延びる複数の膨出状の補強部を所定間隔で設け、前記補強部の両端部を、本体又は蓋体の周方向に延びる先鋭状とした包装用容器の本体又は蓋体の補強構造。
  2. 前記補強部は、前記角部を外方に細長状に膨出させたものである請求項1に記載の補強構造。
  3. 前記補強部は、断面湾曲状に膨出させた請求項2に記載の補強構造。
  4. 前記補強部を、前記本体又は前記蓋体の周方向に略等間隔に設けた請求項1〜3のいずれかに記載の補強構造。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の補強構造を備えた包装用容器。
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