JP6895870B2 - 個別化ステーション - Google Patents

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Description

本発明は、請求項1の前提部に記載の個別化ステーションに関する。このような個別化ステーションは、例えばフランキングシステムの郵便物ルートのステーションとして、物品処理システムにおいて使用される。
フランキングシステムの郵便物ルートは、通常、直列に個々に配置された複数の郵便物片処理ステーションから成る。配置ステーションは、個別化ステーションの郵便物流れに関して上流において、すなわち、しばしば郵便物ルートの出発点において設置されており、積重ねを個別化する個別化ステーションに個々のまたは積み重ねられた郵便物を配置するために機能する。異なるフォーマットの郵便物片の積重ね(混ざった郵便物)が個別化ステーションに配置されるならば、個別化のための高い要求が満たされなければならない。個別化された郵便物は、直接的にまたはダイナミックスケールを介して、フランキングマシンへ供給され、次いで、トレーステーションに蓄積される。
8.5インチ×11インチ(21.59cm×27.94cm)の手紙、8.5インチ×14インチ(21.59cm×35.56cm)の手紙、14と8分の7インチ×11.69インチ(37.8×29.69cm)の手紙などの標準的な“手紙”のフォーマットが、米国では処理される。
特にドイツでは、B4(25.0cm×35.3cm)、B5(17.6cm×25.0cm)、B6(12.5cm×17.6cm)およびC4(22.9cm×32.4cm)、C5(16.2cm×22.9cm)、C6(11.4cm×16.2cm)のフォーマットが典型的である。ドイツの紙のフォーマットのサイズは、既に、DIN規格DIN476においてドイツ規格協会(DIN)によって1922年に確立された。
以下で積重ねが説明される場合、それが意味するのは、個別化することができる手紙の積重ね、葉書の積重ねおよびその他の郵便物片の積重ねであるが、異なる積み重ねられた平坦な物品も排除されるべきではない。
郵便物片を搬送し、郵便物が互いの上でより容易に滑ることができるように積重ねの郵便物片(開かれたまたは閉じられた封入された手紙封筒)をばらすための手段は、下流および整列壁の方向の両方で、既に公知である。さらに、積重ねマガジン領域における郵便物積重ねプレートの複数の傾斜が、郵便物片を整列させるために重力を使用するように提案されている。積重ねマガジン領域における郵便物積重ねプレートの複数の傾斜により、手紙封筒は、特に開放した封筒フラップの場合に、場合によっては同様に供給領域への移行部においても水平方向で挟まれることができる。郵便物片の整列は、小さな角度範囲により、制限された程度にのみ可能である。
欧州特許第1533260号明細書(EP 1 533 260 B1)によれば、郵便物片(手紙)を個別化ステーションに供給するための振動装置が提案されている。前記個別化ステーションのスルースの全幅に沿って、可動なスライドレールを有する外側バーが配置されており、可動なスライドレールの端部に振動駆動フラップが配置されている。寝かせた状態の手紙の積重ねを配置した後、手紙は、振動駆動フラップによって長手方向に整列壁に当接するように滑らされ、これにより、前記振動駆動フラップによってばらされ、これにより、後続の個別化および印刷の前に正しい位置に整列させられる、すなわち、もたらされる。振動駆動フラップは、スライドウェイを有する横方向に可動なストッパを形成しており、ストッパは、手紙幅に合わせて調節されなければならず、この位置において、摩擦ブレーキによって停止させることができる。振動駆動フラップは、郵便物片の横方向位置決めに直接的に作用する。加えて、第2のスライドウェイも設けられており、第2のスライドウェイは、手紙を挟まないようにばねによって弾性的なオーバーストロークを可能にする。しかしながら、同じフォーマットの手紙のみをこれと整列させることができる。
欧州特許第1958902号明細書(EP 1 958 902 B1)によれば、供給装置には、複数の同伴手段を有する改良された搬送装置が設けられており、複数の同伴手段の特徴は、これらが、歯車の形式で、その周囲に取り付けられた歯を有する円筒状のホイールから成り、これらの歯の間には、独立して回転することができる小さな駆動されないローラのための軸が配置されている。郵便物片または郵便物片の積重ねが整列壁上へ手作業で滑らされることによって、整列が可能である。
欧州特許第1510480号明細書(EP 1 510 480 B1)は、郵便物処理システムの整列装置に関する。整列装置は、複数の後退可能なエレメントを有する振動および整列装置を有しており、複数の後退可能なエレメントは、水平プレートの開口を通じて突出しており、郵便物片を拘束するために、整列壁(基準壁)からの水平プレートの距離を、郵便物片のフォーマットに応じて調節することができ、これは、郵便物片の傾斜を防止することに寄与するべきである。
前記欧州特許第1533260号明細書(EP 1 533 260 B1)、欧州特許第1958902号明細書(EP 1 958 902 B1)および欧州特許第1510480号明細書(EP 1 510 480 B1)では、配置ステーションおよび個別化ステーションの機能は1つの供給および印刷ステーションに組み合わされている。郵便物片の正しい整列は、様々なスライドエレメントおよび振動駆動エレメントを介して実現される。
これらの物品処理装置は、作動時に極めて騒々しく、また、郵便物片の積重ねの処理中に故障しやすい。個々の郵便物片の整列は問題ないが、問題は、郵便物片がフォーマットのずれを有する場合に同じフォーマットの郵便物片の積重ねの整列において既に生じ得る。異なる厚さの不均一な郵便物片を含む混ざった郵便物の積重ねの整列においては、より大きな問題が生じる。
フランキングマシンの分野では、郵便物流れに関して搬送方向で下流に、積重ねから個別化された郵便物片を搬送し、搬送中に前記郵便物片に料金別納証を印刷することが既に公知である。出願人のCentormail(登録商標)フランキングマシンでは、混ざった郵便物は、搬送ベルトによって縁部で立ったまま既に搬送され、その時、縁部における郵便物片の整列が重力によって自動的に行われる。2009年に設計変更された自動供給ステーションは、Centormailフランキングマシンに属する。異なる長さを有し、個別化シャフトに取り付けられたスライディングレバーは、個別化領域に隣接しており、これらのスライディングレバーはリセット手段とも接続されている。手紙は、20mmまでの厚さであると有利であり、それにもかかわらず、郵便物片の積重ねからの最適なテイクオフ動作が自動供給ステーションによって可能である。
フランキングマシンの分野では、郵便物の流れに関して搬送方向で下流へ、寝かせた状態の郵便物片を搬送する解決手段、例えば、当出願人のPostBase(登録商標)フランキングマシンも公知である。このフランキングマシンの前には、郵便物に関して入口側で、自動供給ステーションが配置されていてもよい。寝かせた状態で搬送される平坦な物品のために、供給ステーションが独国実用新案第202012011877号明細書(DE 20 2012 011 877 U1)から公知であり、この供給ステーションは、接触圧ボックスを有し、この接触圧ボックスは、物品の流れに関してさらに下流へ平坦な物品を搬送するために、フレームにおいて回転可能に支持された2つの搬送ドラムと相互作用する2つの接触圧ドラムを有する。物品の流れに関して下流に配置された半分において、接触圧ボックスはリンクを支持しており、このリンクは、一方の端部において、回転軸を中心に回転可能に支持されており、物品の流れに関して上流の他方の端部において、アプローチプレートを支持しており、このアプローチプレートには個別化フィンガが取り付けられており、個別化フィンガは第2の個別化ドラムと相互作用する。個別化ギャップは、不利なことに、スルースがさらに開放するほど、搬送方向xにさらにシフトさせられる。プレ個別化プレートが、供給デッキと向き合ってフレームに取り付けられており、これにより、プレスルースの不変のギャップを形成している。ギャップを拡大することができないので、プレ個別化プレートにおける詰まりは、困難を伴ってのみ解消することができる。このような形式で形成されたフランキングシステムは、郵便物の不均一なアイテムのためだけに適してもいる。
複数の回転可能なフィンガを有する、郵便物を選択するための装置が、欧州特許第2325120号明細書(EP 2 325 120 B1)から公知である。互いに独立して回転することができる少なくとも2つの隣接するセレクタは、異なる長さのフィンガを有しており、各セレクタフィンガは、共通の回転軸を中心に、それぞれ関連した弾性的なリセット手段とは逆に回転することができる。これにより、有利には、郵便物(手紙封筒)の二重供給が回避される。
欧州特許第2325808号明細書(EP 2 325 808 B1)から、個別化装置が公知であり、この個別化装置は、スルースの上側部分において、インボリュート状に湾曲した複数の選択レバーが設けられており、これらの選択レバーはスルースの下側部分における選択ローラと相互作用する。複数の選択レバーは、ロッドに互いに隣接して配置されており、ロッドの軸は、選択レバーの回転軸を形成している。各選択レバーのための円のインボリュートは、鉛直方向セグメントを有する。各選択レバーは、弾性力によって別々にリセットされ、選択レバーのうちの少なくとも1つは、整列壁に対して平行な郵便物片の中心線から、整列壁から最も遠い郵便物片の平行な縁部まで延びる領域において、郵便物片と接触する。第1の選択レバーは整列壁から60〜85mmの第1の距離に配置されており、第2の選択レバーは整列壁から120〜150mmの第2の距離に配置されており、第3の選択レバーは整列壁から180〜230mmの第3の距離に配置されている。選択レバーは、互いに独立してのみ移動させられてよい。B4 DIN フォーマットの場合、郵便物片は、25cmの幅と、35.3cmの長さとを有する。フォーマットのずれは、作動の妨害を生じ得る。3分の2の幅でしかない郵便物片は、16.67cmの幅であり、これにより、B5 DIN フォーマット(17.6cm×25cm)よりも幅が小さい。第3の選択レバーのための前記の最も小さい距離180mmは、まだ大きすぎ、B4 DIN フォーマットの幅の3分の2の郵便物片を、スルースの下側部分における第3の選択レバーによって選択ローラへ押し付けることができないという効果を有する。8.5インチ×11インチ(21.59cm×27.94cm)の最も大きい米国の“手紙”の標準的なフォーマットからプラス2cmのフォーマットずれがあるとすると、整列壁から230mmの第3の距離における第3の選択レバーはまだ有効であり、B4 DIN フォーマットの郵便物片をスルースの下側部分における選択ローラへ押し付ける。米国フォーマットからの僅かに正のずれがある場合、例えば、22cm幅のフォーマットの縁部が第3の選択レバーに届かず、弾性力に抗して押し上げられるかまたはさらにはこれにすぐ隣接して配置され、望ましくない摩擦を生じると、妨害が生じ得る。
フォーマットのずれを有する少なくとも2つの郵便物片の積重ねの場合および/または不正確に整列させられた傾斜した積重ねの場合、特に一番下側の郵便物片がより厚くかつより小さなフォーマットのものであると、例えば一番下側の郵便物片がB5 DIN フォーマットを有しかつ上側の郵便物片がB4 DIN フォーマットを有すると、上側に位置する郵便物片が垂れ下がることがある。例えば、第2の選択レバーは、B5 DIN フォーマットの上側の郵便物片および一番下側の郵便物片を選択ローラに押し付け、第3の選択レバーは、B4 DIN フォーマットの上側の郵便物片のみを選択ローラに押し付け、これらの選択ローラは、2つの郵便物片を同時にスルースのギャップへ引き込む。
実用的には、フォーマットのずれは郵便物片においても生じ、これは、作動の望ましくない妨害につながり得る。信頼性のために、郵便物片の積重ねは、次いで、手作業で積重ねの1つの縁部において整列させられ、そうしてから初めて前記積重ねは手作業で個別化ステーションに配置される。
混ざった郵便物として以下で理解されるべきものは、寸法の±20mmまでの公差にもかかわらず郵便物処理ステーションによって処理されなければならない、異なる厚さの積重ねの、平坦な、主に均一な郵便物片である。
1つの平坦な物品および平坦な物品の積重ねの双方のためのおよび後続のステーションへの個別化された物品の供給のための個別化ステーションを開発することが課題である。個別化ステーションは、従来技術の前記欠点が生じることなく、寝かせた状態で搬送される平坦な物品の高いスループットを可能にするべきである。
さらに、より大きな標準的なフォーマットの詰まりが簡単に解消されるべきである。積重ねにおける平坦な物品は、様々な異なる寸法(10mmまでの厚さと、フォーマットのずれ)を有することが許容されるべきである。しかしながら、個別化ステーションは、配置された積重ねにおいて20mmまでの長さおよび幅のフォーマットずれを有する、異なる積重ね可能な物品にも適しているべきである。平坦な物品は、長い側において、物品の流れに関して上流に配置された整列壁に当接するべきであり、個別化されて次のステーションへ送られる前に、整列して個別化ステーションへ引き込まれるべきである。
この課題は、請求項1記載の個別化ステーションの特徴によって達成される。
個別化ステーションは、スルースの下側部分における個別化領域の第1のドラムを有する第1のスルース領域を有する。少なくとも1つの個別化ローラは、個別化領域の第1のドラムに形成されている。各個別化ローラは、タイヤによって被覆されたローラ本体から成る。ゴムまたはプラスチックまたは高い摩擦係数を有する異なる材料から成るタイヤを備える複数の個別化ローラが存在し、各個別化ローラは、デカルト座標系のz方向に個別化ステーションの供給デッキにおける関連する開口を貫通しており、z方向は重力の方向とは反対である。物品の流れに関して上流に配置された端部において、回転支持されたリンクが延びており、個別化手段キャリヤの端部がリンク端部に取り付けられており、これにより、変位させられていない個別化手段キャリヤの停止側がデカルト座標系のy/z平面に対して平行に整列させられかつy方向とは反対に延びていることが提供される。物品の流れに関して入口側におけるデカルト座標系のy/x平面の平面図で見ると、リンクおよび個別化手段キャリヤのL字形配列が上側スルース部分において生じている。
複数の個別化フィンガが、個別化領域の第1のドラムと向き合って個別化手段キャリヤに設けられている。個別化フィンガはそれぞれ、被覆された個別化ローラと対を成して横方向に関連させられている。両エレメントは、下側の物品がそれぞれ積重ねから個別化され、物品の流れに関して下流へ搬送されるように、相互作用する。個別化手段キャリヤは、ねじれ抵抗輪郭を有しており、また、物品の流れに関して上流に配置された鉛直方向停止壁であって、この停止壁において平坦な物品の積重ねが停止させられる停止壁と、スルースにおける傾斜した導入領域を形成するアプローチプレートとを有しており、個別化フィンガは個別化手段キャリヤの傾斜したアプローチプレートに取り付けられている。
個別化手段キャリヤはリンクに取り付けられており、このリンクは、物品の流れに関して下流に配置されたその一方の端部において回転可能に支持されている。個別化時、個別化フィンガを備える個別化手段キャリヤは、個別化ローラから、物品の高さに対応して、重力に逆らって持ち上がり、個別化手段キャリヤは、供給デッキの上方の所定の距離まで持ち上げられ、この距離は、平坦な物品の厚さに対応して可変である。スルースと回転箇所との間の距離は、リンクの延長アームによって増大させられ、この増大は、10mmまでの平坦な物品の個別化において、個別化ギャップが、スルースが開放したときに搬送方向xで僅かだけシフトする程度である。より大きな標準的なフォーマットの詰まりは、有利には、単にリンクおよび個別化手段キャリヤのL字形配列によって解消することができ、その場合、物品は、ブームの後に手作業で掴まれ、個別化ギャップから引き出され、そのために、個別化ステーションのブームの後に、供給デッキの減じられた幅も下流に設けられている。ブームは、個別化手段キャリヤを上方からU字形に被覆している。
第2のスルース領域は、y方向とは反対に、第1のスルース領域に隣接して配置されており、下側スルース部分に少なくとも1つの別個の個別化ローラを有する。この少なくとも1つの別個の個別化ローラは、搬送方向xに対して横方向に、第1のスルース領域と一列に、個別化ステーションの鉛直方向整列壁から距離cに配置されている。距離cは、±20mmのフォーマットのずれで、最大フォーマットの平坦な物品の幅の約3分の2〜5分の4、好適には4分の3に対応する。少なくとも1つの別個の個別化ローラは、個別化領域の第1のドラムとポジティブまたは非ポジティブに接続されている。第1のスルース領域における個別化領域の第1のドラムと、第2のスルース領域における少なくとも1つの別個の個別化ローラとは、好適には、共通の回転軸によって駆動される。上側スルース部分において、個別化手段キャリヤによって、第1および第2のスルース領域の間に剛性の機械的接続が形成されている。2つのスルース領域の間の領域において、個別化手段にギャップが形成されている。対応するフォーマット幅を有する個別化される平坦な物品は、トラクションにより、両スルース領域を同時に通過することが提供されている。第2のスルース領域の個別化手段は、第1のスルース領域の個別化手段がz方向に移動させられる程度に移動する。経験的に以下のことが分かっている。すなわち、付加的な平坦な物品(郵便物片)が少なくとも第1の個別化ローラに押し付けられるという危険性を、したがって、有利には減じることができ、この危険性は、スルースのギャップへの郵便物片の二重のまたは反復された取込みにつながり得る。択一的に、個別化手段にギャップを有する幅広の単一のスルースが設けられてもよい。2つのスルース領域を有する幅広のスルースまたは2つの剛性に接続されたスルース(回転軸における複数の個別化ローラと向き合った個別化手段)によって、それぞれの一番下側の平坦な物品を取出し位置へ引き込むときに積重ねが安定して保持され、これは、積重ねのそれぞれの一番下側の平坦な物品(郵便物片)の取出し時に、後続の付加的な平坦な物品(郵便物片)の傾斜を防止する。この利点は、振動エレメントおよび/または付加的な手段を用いることなしにも達成される。
1つの実施の形態では、リンクの延長が延長アームによって達成されるのみならず、これにより、調節手段の配置も容易に可能である。例えば、延長アームは箱形に曲げられた板状部品から成り、2つの側面と、保持プレートの2つのスペーサドームが取り付けられたヨークとを備える。延長アームと2つのスペーサドームとの間に存在する空間に、リンク案内のためのキャリヤプレートが配置されており、このキャリヤプレートに調節手段が関連させられている。
例えば、z方向でのリンクの正確な案内は、個別化手段キャリヤの保持プレートに成形された案内路によって達成され、リンク案内のためにキャリヤプレートにおけるボルトにそれぞれ配置された2つの玉軸受を備える。リンク案内のためのキャリヤプレートは、y方向に可動であり、固定軸に支持されており、調節ナットによって、第1のスルース領域における個別化領域の第1のドラムの少なくとも1つの個別化ローラ(ローラ本体)と、第2のスルース領域における少なくとも1つの別個の個別化ローラ(ローラ本体)とに対する、個別化フィンガの正確な調節を可能にする。リンク案内のためのキャリヤプレートの2つのダブルサイドの曲げは、搬送方向xを指しており、キャリヤアングルプレートに取り付けられた固定軸のための開口を有する。少なくとも2つの接触圧フィンガは、回転可能に、軸に互いに隣接して取り付けられており、接触圧フィンガは、好適には、同じ長さに設計されている。個別化領域における第2のドラムと、接触圧フィンガとは、平坦な物品を押さえつけ、平坦な物品をさらに搬送するために、相互作用する。
調節手段は、固定軸に支持されており、個別化領域における第1のドラムの少なくとも1つの個別化ローラにおいて個別化フィンガの重なり合いを許容し、少なくとも1つの別個の個別化ローラが調節されることを許容する。個別化手段キャリヤの2つの取付けエレメントは、供給デッキに対する全ての個別化フィンガの短い縁部の平行な整列を設定するために、保持プレートに係止させられている。
個別化手段キャリヤは、物品の流れに関して入口側に配置された機械的な保持プレートの表面に取り付けられている。個別化手段キャリヤは、アプローチプレートを有する。アプローチプレートは、物品の流れに関して上流に、y/z平面に対して平行に配置されたアプローチプレートの停止側から、搬送方向xで、重力の方向において斜めの角度で下方へ曲げられている。アプローチプレートに個別化手段が取り付けられている。個別化手段は、第1のスルース領域における個別化領域の第1のドラムの少なくとも1つの個別化ローラと相互作用しかつ第2のスルース領域における別個の個別化領域と相互作用し、それぞれの一番下側の郵便物片の厚さに対応してスルースを開放させる。搬送方向xで、搬送領域における第1および第2のドラムは、個別化領域における第1および第2のドラムに続いている。全てのドラムは、供給デッキの下方でフレームに回転可能に支持されており、一体化されたフリーホイール機構が設けられている。後側フレーム壁は、平坦な物品のための鉛直方向整列壁の後側の背後にz方向に延びている。キャリヤアングルプレートは、後側フレーム壁に取り付けられており、y方向に曲げられている。保持プレートに取り付けられた個別化手段キャリヤは、個別化ステーションの鉛直方向整列壁の近くの取付け箇所で配置されており、平坦な物品の最大可能フォーマットの幅に対応する幅を有しており、y方向とは反対の、範囲外の端部において搬送方向xに曲げられている。個別化領域の第1のドラムの少なくとも1つの個別化ローラは、鉛直方向整列壁からの距離aを有しており、第1のスルース領域の中央に正確に配置されており、最も小さいフォーマットは第1のスルース領域の幅を決定し、ひいては、距離aを決定し、この距離aにおいて、最小可能フォーマットを有する平坦な物品がまだ確実に個別化される。付加的な個別化ローラは、少なくとも1つの個別化ローラの両側に対称的に配置されていてもよい。各ローラキャリヤに取り付けられたカバーの走行面は、したがって、有利には、狭く保たれ得る。カバーは、ゴムタイヤとして設計されていてもよいか、または高い摩擦係数を有する異なる人工的な材料から成ってもよい。
しかしながら、少なくとも1つの個別化ローラが第1のスルース領域の幅を有する択一的な実施の形態の態様は、好適な実施の形態の態様によって排除されるべきではない。
第1のスルース領域を形成するために、第1のドラムの少なくとも1つの第1の個別化ローラは、個別化手段と向き合って配置されかつ個別化手段からy方向にずれており、第2のスルース領域を形成するために、付加的な別個の個別化ローラは、個別化手段と向き合って配置されかつ個別化手段からy方向にずれており、第2のスルース領域の付加的な別個の個別化ローラが、搬送方向に対して横方向にかつ第1のスルース領域に対して平行に、2つのスルース領域の間に個別化手段におけるギャップが形成されるような、個別化ステーションの鉛直方向整列壁からの(最も遠い)距離cに、配置されており、個別化される平坦な物品がトラクションによって2つのスルース領域を同時に通過し、個別化手段は、個別化手段キャリヤのアプローチプレートに取り付けられた複数の個別化フィンガを有することが、提供される。
y方向とは反対に、整列壁から最大距離に配置された個別化フィンガは、ローラ本体のゴムタイヤから、上側スルース部分全体も個別化手段キャリヤと一緒にz方向に移動させられる程度まで、離れる。
一方では、以下のことが経験的に分かっている。すなわち、これにより、郵便物片が第1のスルース領域において個別化領域の少なくとも1つの個別化ローラの第1のドラムに押し付けられかつ付加的な郵便物片が第2のスルース領域において別個の個別化ローラに押し付けられ、これが、郵便物片が同時にスルースへ二重にまたは複数取り込まれることにつながり得る、という危険性を有利には低減することができる。
他方では、以下のことが経験的に分かっている。すなわち、それぞれの一番下側の平坦な物品を取り出す時、積重ねは、2つの剛性に接続された平行なスルース領域または幅広のスルースによって取出し位置に安定して保持されてもよく、これは、積重ねのそれぞれの一番下側の平坦な物品(郵便物片)の取出し時に後続の付加的な平坦な物品(郵便物片)の傾斜を防止する。この利点は、振動エレメントおよび/または付加的な手段を用いることなしにも達成される。供給デッキは、1つの部材または2つの部材として設計されてもよく、個別化領域内への平坦な物品のための搬送経路の始点から延在し、個別化ステーションの搬送領域の端部まで延びている。2部設計の場合、第1の部分および第2の部分は一緒に、配置ステーションの配置デッキと同じ幅を有する。
発明の有利な発展形は、従属請求項において特徴が示されておりまたは図面を用いて発明の好適な実施の形態の説明とともに以下に詳細に示されている。
左上前方から見た、配置ステーションおよび個別化ステーションの斜視図を示している。 配置ステーションおよび個別化ステーションの正面図を示している。 上側ケーシングが省略された個別化ステーションを右上前方から見た斜視図である。 リンクの最大たわみの作動段階における、上側ケーシングが省略された個別化ステーションを右上前方から見た斜視図である。 積重ねが配置された、積重ねの個別化の前の、配置ステーションの詳細および個別化ステーションの詳細の概略的な正面図を示している。 積重ねが配置された、積重ねの個別化の間の、配置ステーションの詳細および個別化ステーションの詳細の概略的な正面図を示している。 個別化ステーションの個別化手段キャリヤの詳細を右上前方から見た斜視図である。 リンク案内のためのキャリヤプレート269の詳細を右上前方から見た斜視図である。 個別化ステーションのリンクの詳細の平面図である。 個別化ステーションを左側から見た詳細な断面図である。 個別化ステーションにおけるリンク案内のためのキャリヤプレートの配置を右上前方から見た斜視図である。
図1は、左上前方から見た、配置ステーション10および個別化ステーション20の斜視図を示している。配置ステーション10は、デカルト座標系の、x/z平面における鉛直方向整列壁11と、x/y平面における配置デッキ12とを有する。配置ステーション10の設計は、既に、前に公開されていない独国実用新案第202016102202号明細書(DE 20 2016 102 202 U1)にさらに詳細に説明されている。個別化ステーション20は、デカルト座標系の、x/z平面における鉛直方向整列壁21と、x/y平面における供給デッキ22とを有する。鉛直方向整列壁21は、y方向で供給デッキ22の境界を定めている。個別化の領域では、供給デッキ22は、ほぼ郵便物片C4の最大幅Wである幅を有する。配置デッキは、個別化領域の後、個別化ステーションの最後までより狭くなっていてもよい。図1に示したように、配置デッキは複数の部分から成ってもよい。供給デッキ22の第1の部分221は、個別化領域における平坦な物品のための搬送経路の始めに配置されており、個別化ステーション20の搬送領域の最後まで延びている。供給デッキ22の第2の部分222は、同様に、搬送経路の始めに配置されており、長さL2だけ、第1の部分221に対して平行にかつ第1の部分221に隣接して、鉛直方向整列壁21から所定の距離に延びている。供給デッキの両部分221および222の表面は、テーブルプレート上で、z方向の配置デッキの高さと同じ高さKに位置している。第1の部分221および第2の部分222は合わせて、配置デッキと同じ幅Wを有する。第2の部分222は、物品の流れに関して上流に、個別化ステーション20に配置されており、第1の部分221よりも小さな長さを有する。第1の部分221は、平坦な物品の最も一般的なフォーマットに対応する幅を有しており、その側縁において、個別化ステーション20の鉛直方向整列壁21に当接する。例えば、部分222は、搬送方向xで長さL2を有し、この長さL2は、配置デッキの長さL1の半分未満に達する。上側ハウジングシェル29の前側半分291は、z方向でサービス位置へ可動であり、供給デッキ22の第1および第2の部分221,222の上方の所定の距離に配置されている。上側ハウジングシェル29の後側半分292は、下側ハウジングシェルにしっかりと取り付けられている。上方から個別化手段を被覆する個別化ステーション20のブーム28は、供給デッキの第1および第2の部分221,222の上方に、供給デッキから前記所定の距離に配置されている。個別化手段は、同じ長さの複数の個別化フィンガと、ローラ本体などの、それぞれの個別化領域における関連するトラクション手段とから成り、トラクション手段には、高い摩擦係数を有する材料から形成されたタイヤ、例えばゴムタイヤが取り付けられている。個別化手段およびトラクション手段は、スルースを形成している。スルースは、平坦な物品が配置されていない瞬間などにおいて、個別化手段キャリヤによる上側スルース部分の最小限の撓みの作動状態において、閉鎖されたままである(図3aおよび図7も参照)。供給デッキの第1の部分221(形式は示されていない)は、物品の流れに関して個別化ステーション20の上流で、鉛直方向整列壁21(図7)から様々な異なる距離において、第1のスルース領域における個別化領域の第1のドラム23aの個別化ローラのための複数の開口を有しており、開口は、y方向とは反対に相前後して間隔を置いて配置されている。鉛直方向整列壁21から最も遠いローラ本体235aは、供給デッキの第2の部分222における開口205を通って突出している。
物品の流れに関して上流へ方向付けられたブーム28のハウジング壁は、積重ね停止壁281を形成している。ブーム28は、上側ハウジングシェル29の前側半分291としっかりと接続されており、前側半分291は接触圧ボックス26(図3)に取り付けられている。ボタン263の作動により停止が開始されるとすぐに、案内ロッド276(図3)に取り付けられた圧縮ばね274(図示せず)が接触圧ボックス26をz方向へ移動させ、ブーム28を備えた上側ハウジングシェル29(図1)の前側半分291と、個別化ステーション20の前側とが、サービス位置(図示せず)に到達する。サービス位置は、平坦な物品の詰まりの場合のダスト除去のためのまたはメンテナンスのための搬送経路への良好なアクセスを可能にする。物品の流れに関して上流のブーム28の前に、選択的に、配置ステーション10に、y方向およびそれとは反対に移動させることができるスライダ19が配置されてもよい。
図2は、配置ステーション10および個別化ステーション20の正面図を示している。スライダ19は、鉛直方向整列壁11の高さの約3分の2〜5分の4に達する。ブーム28と向き合って、別個の個別化ローラのローラ本体235aは、個別化ステーション20の供給デッキ22(または図1における222)の対応する開口を通ってz方向に突出しており、ローラ本体(図示せず)は、個別化領域の第1のドラム23aの被駆動回転軸と機械的に接続されている。このローラ本体によって妨げられた第1のドラム23aの付加的なローラ本体は、同様に、個別化ステーション20の供給デッキ22の対応する開口を通ってz方向に突出している(図7)。個別化領域の第1のドラム23aは第1のスルース領域の下側スルース部分に配置されており、関連する個別化フィンガは上側スルース部分にばね取付けされている。複数の接触圧フィンガ2682と向き合って配置された個別化領域の第2のドラム23bは、搬送経路において物品の流れに関して下流に、搬送方向xですぐに続いて配置されている。第2のドラムは、下側スルース部分に配置されており、接触圧フィンガは、上側スルース部分に弾性的にかつ回転可能に支持されている。接触圧フィンガは、柔軟な平坦な物品を押さえつけるためにも働く。第2のドラム23bは、搬送方向xで個別化領域におけるトラクションを改善する。第2のドラム23bは、好適には、第1のドラム23aと同じに設計されている。しかしながら、その回転軸は、より小さい長さ寸法を有している。同様に、第2のドラム23bには、構造化されたドラム本体における第1、第2および第3のローラ本体231b,232bおよび233bが配置されており、これらには、ゴムタイヤが設けられている。第2のドラムの同様の配置は、既に、独国実用新案第202012011877号明細書(DE 20 2012 011 877 U1)に示されている。個別化ステーション20の搬送領域において、第1および第2の搬送ドラム24および25は、個別化ステーション20の供給デッキ22の対応する開口を通ってz方向に突出している。
図3aは、上側ハウジングシェルが省略された個別化ステーション20を右上前方から見た斜視図である。供給デッキの第1の部分221の境界は、y方向で鉛直方向整列壁21によって定められている。
個別化領域の第1のドラム23aは、一体化されたフリーホイール機構を有する構造化されたドラム本体から成り(形式は示されていない)、その構造は、それぞれのゴムタイヤが取り付けられた、最大直径フォームローラ本体231a,232aおよび233aを有する。個別化領域の第1のドラム23aは、(図7に示された形式で)被駆動回転軸において配設されており、被駆動回転軸は、一体化されたフリーホイール機構を備える別個の第4のローラ本体234aおよび一体化されたフリーホイール機構を備える別個の第5のローラ本体235aも駆動する。それぞれに同様に、取り付けられたタイヤがそれぞれ設けられたローラ本体231a,232a,233a,234aは、供給デッキ22の第1の部分221におけるそれぞれの開口を通って突出しており、開口は、y方向とは反対に、一列に互いに隣接して間隔を置いて配置されている。下側ハウジングシェルは、前側において付加的なハウジング部分223によって補足されており、したがって、供給デッキの第2の部分222に合致しており、第2の部分222は、付加的なハウジング部分223に支持されている。付加的なハウジング部分223は、第1のドラム23aの回転駆動軸230aを受け入れることができるために後側に開口(図示せず)を有する。第5のローラ本体235aは、供給デッキの取り付けられた第2の部分222の開口205を通ってz方向に突出している。第5のローラ本体235aには、ゴムタイヤが設けられており、第5のローラ本体235aは、別個のドラム本体(図示せず)と接続されている。別個のドラム本体は、一体化されたフリーホイール機構が設けられており、別個のドラム本体は、駆動される回転軸230a(図7)において延びている。このような形式で駆動される個別化ローラを介して、個別化の間、平坦な物品の積重ねのそれぞれの一番下側の平坦な物品は、トラクションによりスルースを通って引き込まれる(図4b)。
ゴムタイヤが設けられた第1、第2および第3のローラ本体231a,232a,233aは、それぞれ、両側において、以下で図7を用いて詳細に説明されるアプローチプレート265に取り付けられた合計で4つの個別化フィンガによって挟まれている。第5のローラ本体235aは、同様に、両側において、個別化フィンガ2656,2655によって挟まれている。弾性フィンガ26575,26576は、それぞれ個別化フィンガ2655,2656に弾性的に配置されている。対応するローラ本体に対する全ての個別化フィンガの位置は、調節手段によって、いずれのローラ本体も個別化フィンガに接触しないように位置決めすることができる。
第4のローラ本体234aは、y方向とは反対方向に鉛直方向整列壁21から第2の距離bにおける供給デッキの第1の部分221における付加的な開口204をz方向に通過している。この第4のローラ本体234aにも、別個のドラム本体(図示せず)が設けられており、別個のドラム本体には、一体化されたフリーホイール機構が設けられておりかつ別個のドラム本体は、駆動される回転軸230aに配設されている。しかしながら、この第4のローラ本体は、両側において個別化フィンガによって挟まれておらず、第4のローラ本体234aと向き合って配置された異なる個別化手段によっても挟まれていない。むしろ、個別化フィンガが取り付けられていない長さfのギャップ(図7)が、第4のローラ本体234aと向き合って配置されている。
択一的に、個別化領域の第1のドラム23aは、対応して、別個のローラ本体が回転軸に取り付けられる必要がないように、延長された設計で実行されてもよい。したがって1つのみが必要とされ、フリーホイール機構のコストがこれにより最小化され得る。
第2のドラム23b(図2)の第1、第2および第3のローラ本体231b(図示せず),232bおよび233bは、同様に、駆動される回転軸230b(図3aに示されていない)において延びるフリーホイール機構を備える構造化されたドラム本体に配置されている。個別化領域の第2のドラム23bの構造化されたドラム本体における第1、第2および第3のローラ本体の同様の配置は、既に、独国実用新案第202012011877号明細書(DE 20 2012 011 877 U1)に示されている。
搬送経路において、第1の搬送ドラム24は搬送領域において第2のドラム23bに続いており、第1の搬送ドラム24は第1の接触圧ドラム261と向き合って配置されている。搬送経路において、第2の接触圧ドラム262と向き合って配置された第2の搬送ドラム25は搬送領域において続いている。2つの接触圧ドラムは、接触圧ボックス26においてばね負荷されかつ回転可能に取り付けられている。接触圧ボックス26は、前壁の中央の近くで、リンク264の回転軸260のための開口を有する。接触圧ボックス26に取り付けられたボタン263の操作により、接触圧ボックス26は、案内ロッド276に沿ってz方向に弾性力により移動させられ、これは、同様に、既に独国実用新案第202012011877号明細書(DE 20 2012 011 877 U1)に示されている。
相違点は、第1に、(独国実用新案第202012011877号明細書(DE 20 2012 011 877 U1)のように)第2のドラムではなく、第1のドラム23aが今や、個別化フィンガを備える個別化手段キャリヤ267の約20%〜40%の、リンクのレバーアーム長さの延長により、個別化領域と向き合って配置されており、個別化手段キャリヤに取り付けられた個別化フィンガが、レバー原理および重力により、個別化される平坦な物品を第1のドラム23aに対してより強く押し付ける、ということである。これにより、静止摩擦が高められ、トラクションが改善される。第2に、y方向での個別化手段キャリヤ267の幅が、最大郵便物フォーマットB4の約3分の2〜5分の4、好適には4分の3に増大されており、今や幅Wに近くなっており、これは、特に大きなフォーマットを有するこのような平坦な物品の斜めの取込みまたは重複する取込みの可能性を低減する。第3に、接触圧フィンガ2681,2682(図3b)は、平坦な物品を供給デッキの近くに保持し、これにより、詰まりの危険性が減じられる。第4に、詰まりが容易に解消され得る。なぜならば、ボタン263が操作されるとすぐに、接触圧ボックス26の上昇によって、個別化スルースのギャップが増大されるからである。個別化領域のボタン263の操作により、ブーム28もz方向に移動させられる。物品の流れに関して入口側におけるブーム28の積重ね停止壁281と、供給デッキ22とが、平坦な物品の積重ねのためのプレスルースを形成していることが提供される。プレスルースは同様に、詰まりを解消することができるように、ボタンを押すと開放させられる。
リンク264の延長アーム2641は、y方向にずれた前側の横方向レッグ26411および後側の横方向レッグ26412を有しており、これらの横方向レッグは、物品の流れに関して上流に配置されたヨーク26413によって互いに接続されている。延長アーム2641のヨーク26413は、好適には、回転軸260を備える他方のリンク端部と反対側に配置されたリンク端部から所定の距離に配置されており、この距離は、第1のドラム23aまでの距離がブリッジされるのに十分に大きい。回転軸260からの距離は、これにより、保持プレート2642が、ヨーク26413に取り付けられた2つのスペーサドーム2644,2645を有することにより、さらに増大され、延長アーム2641のヨークからの個別化手段キャリヤ267の取付けプレート2673の距離をさらに増大させる。個別化手段キャリヤ267は、物品の流れに関して上流に、y/z平面に対して平行に配置された停止側2671を有する。物品の流れに関して上流に方向付けられたブーム28の積重ね停止壁281は、平坦な物品の積重ねの第1のサブセットを停止させ、平坦な物品の第2の積重ねサブセットが停止させられる停止側2671(図1)へ段部において落ち込んでいる。停止側2671から、アプローチプレートは、重力の方向および搬送方向xにおいて供給デッキに対して所定の角度で一方の側へ曲げられており、これにより、斜面のように配置された、平坦な物品のためのアプローチプレート265が形成されている。他方の側では、搬送方向xへの曲げ部2672が、個別化手段キャリヤ267の停止側2671の上縁から提供されており、この曲げ部2672は、供給デッキからより大きな距離を有しており、供給デッキに対してほぼ平行に配置されている。供給デッキからのこの距離は、最大でも、平坦な物品が個別化ギャップに配置されていないときに、最大厚さの平坦な物品の約3つ〜5つ分の高さと等しい。例えば、配置デッキのローラまたは供給デッキの個別化ローラは、供給デッキの平面を5mm超えて突出しており、アプローチプレート265の下縁の最大距離は、例えば、郵便物片が配置されていないかまたは郵便物片がスルースを通って送られるべきではない場合において、供給デッキの平面から6mmである。郵便物片が、郵便物片の厚さに対応するスルースのギャップを通って送られる場合、供給デッキからのアプローチプレート265の下縁の距離は増大する。アプローチプレートの最大変位は、少なくとも供給デッキから45mmである(図3b参照)。
個別化手段キャリヤ267の取付けプレート2673は、曲げ部2672の端部からz方向に曲げられている。搬送方向における個別化手段キャリヤ267の停止側2671からの付加的な曲げ部2674が、個別化フィンガの横方向保護のために個別化手段キャリヤ267の前側端部に設けられており、個別化ステーションを操作する人の怪我の起こりえるリスクを排除する。フレーム27は、キャリヤアングルプレート2751が取り付けられた後壁272を有する。延長アーム2641におけるタペットピン26414は、平坦な物品が個別化ギャップに配置されていないならば、接触圧ボックスにおいてリンク264の近くに配置される。
図3bは、最大厚さを有する平坦な物品によるリンクの最大変位の作動段階における、上部ケーシングが省略された個別化ステーション20を右上前方から見た斜視図を示しており、平坦な物品は示されていない。個別化手段キャリヤ267は、保持プレート2642に成形されたスペーサドーム2644,2645上で延長アーム2641に取り付けられている。個別化手段キャリヤ267は、y方向に対して平行に整列させられており、全ての個別化手段を支持している。2つの取付けプレート26581,26582は、弾性フィンガとして設計された板ばねとともに個別化フィンガの取付けのためにアプローチプレート265に設けられている。個別化フィンガの設計は、図5aを用いてより詳細に説明されている。
択一的に、個別化フィンガは、少なくとも1つの取付けプレートによって、弾性フィンガとして設計されたそれぞれの板ばねと共に、アプローチプレート265に取り付けられている。
キャリヤアングルプレート2751(部分的に示されている)は、後側フレーム壁272に取り付けられている。キャリヤアングルプレートは、固定軸2680を有しており、この固定軸には、リンク案内のためのキャリヤプレート269が配置されており、このキャリヤプレート269は、搬送方向に対して横方向に移動させることができる。タブ2695(図5b)は、これにより、z方向に、キャリヤプレート269から中央で、スペーサドーム2644,2645の間の自由領域内へ突出している。自由領域には、2つの玉軸受2693,2694も配置されており、これらの玉軸受は、保持プレート2642の案内チャネル2643に係合している(図5a)。
キャリヤプレート269は、搬送方向xで曲げ部2691(妨げられている)および曲げ部2692を有しており、それぞれ開口26910(妨げられている)および26920を備える。搬送方向xに対して横方向の個別化フィンガ位置を調節するために、調節手段は固定軸2680と係合する。キャリヤアングルプレート2751に取り付けられた固定軸2680は、開口26910(妨げられている)および26920を通って突出している。前側端部において、固定軸2680はねじ山2684を有する。例えば、調節ナット2685は、個別化フィンガのための調節手段として提供されている(図8参照)。したがって、全ての個別化フィンガの同時調節が有利には可能である。
図4aは、積重ねが配置され、積重ねの個別化の前の、配置ステーションの詳細および個別化ステーションの詳細の概略的な正面図を示している。平坦な物品の積重ねSTの第1のサブセットがアプローチプレート265に突き当たる一方、平坦な物品の積重ねSTの第2のサブセットは、個別化手段キャリヤ267の停止側2671によって停止させられる。平坦な物品の積重ねSTの第3のサブセットは、物品の流れに関して個別化手段キャリヤ267の上流に配置されたブーム28の積重ね停止壁281によって停止させられ、この積重ね停止壁281は、作動モードにおいて供給デッキから一定の距離に配置される。アプローチプレート265は、物品の流れに関して下流の一方の端部において、歯に移行しており、図4aに示された歯26511は他の歯と重なっている。y方向で歯26511に隣接して、関連する弾性フィンガ26576および取付けプレート26582を備える個別化フィンガ2656が配置されている。アプローチプレート265は、別の端部において縁部を有しており、z方向で個別化手段キャリヤ267の壁部に移行しており、この壁部は、物品の流れに関して上流に、停止側2671を有しておりかつ曲げ部2672において搬送方向xに曲げられている。停止側2671は、前記縁部まで高さh2maxを有する。曲げ部2672は、個別化手段キャリヤ267の取付けプレート2673に移行している。取付けプレート2673は、z方向に曲げられている。上側スルース部分全体の高いねじり抵抗は、個別化手段キャリヤ267のZ字形輪郭により生じる。積重ね停止壁281の下縁は、第5の個別化ローラ235aの周面における最も高い箇所より上方の高さhに配置されている。
第5の個別化ローラ235aは、y方向で、関連する弾性フィンガ26576を備える個別化フィンガ2656に隣接して配置されており、個別化ローラ235aは、ギャップなしに個別化手段(2656,26576)と重なり合っている。アプローチプレート265の傾斜角度αは、28°〜35°の範囲であり、好適には、搬送方向xに対して平行に、配置ステーションの供給デッキ12からまたは供給ステーションの供給デッキ22から所定の距離mにおいて延びる直線的な一点鎖線に対してα=32°である。アプローチプレート265の前記縁部と、前記直線的な一点鎖線mとの間の仮想鉛直線(示されていない)は、h1minの高さを有する。平坦な物品の積重ねSTの第1および第2のサブセットは、全体で高さh=h1min+h2maxを有しており、作動モードにおいて定置の積重ね停止壁281の下方を通過し、積重ね停止壁281は、プレスルースの第1のスルース段を形成している。第3のサブセットは高さh3を有する。
平坦な物品の積重ねSTの第1のサブセットは、理論的に、高さh1minを有してもよいが、図4aの概略図において、中間厚さの第1の平坦な物品G1のみが存在する。平坦な物品の積重ねSTの第2のサブセットは、最大厚さDmaxを備える第2の平坦な物品G2から成る。物品G2は、個別化手段キャリヤ267の停止側2671によって停止させられる。最大厚さを備える第3の平坦な物品G3は、第2の平坦な物品G2の上方に配置されている。その厚さにより、物品G3は、積重ね停止壁281によって、ひいてはプレスルースの第1の段によって停止させられる。同様にプレスルースによって停止させられる平坦な物品の積重ねSTの第3のサブセットの物品G4、物品G5などが、物品G3の後に続いている。
図4bは、積重ねが配置され、積重ねの個別化の間の、配置ステーションの詳細および個別化ステーションの詳細の概略的な正面図を示している。上側スルース部分における個別化手段キャリヤ267が、第1の平坦な物品G1の厚さに対応して上昇させられる一方、第1の平坦な物品G1はトラクションによってスルースを通って引き込まれる。同時に、物品G2はアプローチプレート265上をスライドし、物品G3は停止側2671に衝突するが、積重ねの残りの平坦な物品は重力の方向で下方へスライドする。個別化手段キャリヤ267の上昇により、個別化手段キャリヤ267の停止側2671は、高さh2*<h2maxまでのみ有効である。作動モードにおいて、ブーム28の積重ね停止壁281は、第1の不変の段を形成しており、個別化手段キャリヤ267の停止側2671は、プレスルースの第2の可変の段を形成している。中間厚さを有する物品G1の代わりにスルース(図示せず)内に最大厚さの平坦な物品があるとすると、h2*ではなく、高さh2minが生じる。したがって、可変の段高さh2min<h2*<h2maxにより、停止側2671における詰まりのリスクは、個別化される物品の厚さが増大するのに対応して、減少する。段高さh2*が小さくなるほど、積重ね停止壁281の下縁と停止壁2671との間に平坦な物品が挟まれるリスクが小さくなる。
図5aは、個別化ステーションの個別化手段キャリヤの詳細を右上前方から見た斜視図を示している。個別化手段キャリヤ267は、成形された案内チャネル2643を有する保持プレート2642に取り付けられている。個別化フィンガ2651〜2654は、第1のスルース領域31(図7)に配置されており、少なくとも1つのそれぞれの弾性フィンガ26571〜26574と一緒に、搬送方向に配置されたアプローチプレート265の表面に取り付けられている。各弾性フィンガは、規定されたばね力を有するべきである。これを達成するために、複数の弾性フィンガを、互いに上下に取り付けてもよい。弾性フィンガは、薄い板ばねプレートの縁部において薄い板ばねプレートから打抜き加工されるか、薄い板ばねプレートの積重ねから打抜き加工され、これにより、弾性フィンガは、歯のように形成されており、板ばねプレートの残りの部分にコーム状に配置されており、個別に弾性的に動くことができる。4つの個別化フィンガ2651,2652,2653および2654は、高い摩擦係数を有するフレキシブルな弾性材料から成り、アプローチプレート265のそれぞれの歯26501〜26507によって側部で挟まれており、これらの歯は、両側にコーム状に配置されている。個別化フィンガ2651,2652,2653および2654は、取外し可能であるように取付けプレート26581を介してアプローチプレート265に取り付けられている。個別化フィンガ2655,2656は、第2のスルース領域32(図7)に配置されており、同様に、複数の弾性フィンガ26575,26576と共に、アプローチプレート265の表面に取り付けられている。個別化フィンガ2655,2656は、第1のスルース領域31の個別化フィンガと同じ材料から成る(図7)。コーム状に配置された歯26508〜26511は、個別化フィンガを側部で挟んでいる。個別化フィンガ2655,2656は、取外し可能であるように取付けプレート26852を介して取り付けられている。両スルース領域は、個別化手段キャリヤ267と堅く接続されている。個別化手段キャリヤ267は、取外し可能であるように保持プレート2642に接続されている。保持プレートの後側には、z方向に整列させられた案内チャネル2643が設けられており、この案内チャネル2643は、リンク案内用のキャリヤプレート269に取り付けられた玉軸受2693,2694を受け入れる。
図5bは、リンク案内用のキャリヤプレート269の詳細を右上前方から見た斜視図を示している。図5aにおける描写に対して、リンク案内用のキャリヤプレート269は、デカルト座標系のz方向を中心に左へ、つまり90°だけ回転させられて示されている。z方向に延びるタブ2695は、リンク案内用のキャリヤプレート269に形成されている。第1の玉軸受2693は、タブ2695の上流側の表面に配置されており、第2の玉軸受2694は、リンク案内用のキャリヤプレート269の下縁における中央において、リンク案内用のキャリヤプレート269の上流面に配置されている。両玉軸受は、重力の方向に一列に位置しており、図5aに記載の保持プレート2642の成形された案内チャネル2643に嵌合する。
図6に、個別化ステーションの詳細の平面図が示されている。リンク264において、物品の流れに関して上流で、延長アーム2641が取り付けられている。延長アーム2641は、前側横方向レッグ26411と、後側横方向レッグ26412と、ヨーク26413と、タペットピン26414とを有する。保持プレート2642は、リンク264の延長アーム2641のヨーク26413に、個別化手段キャリヤ267の一方の側に向けて、取り付けられている。保持プレート2642は、2つのスペーサドーム2644,2645と、案内チャネル2643とを有する。保持プレート2642のスペーサドーム2644,2645は、ヨーク26413と、リンク全体の案内チャネル2643のためのおよびリンク案内用のキャリヤプレートにおけるタブ2695における玉軸受2693のための保持プレート2642との間の空間をブリッジしている。個別化手段キャリヤの他方の側は、y方向とは反対方向に向かって、延長アーム2641からL字形に突出している。タブ2695は、リンク案内用のキャリヤプレート269の中央に配置された狭い部分である。タブ2695は、スペーサドーム2644,2645の間の自由領域内へz方向に突出している。タブ2695の(z方向で)上側の縁部における第1の玉軸受2693は、物品の流れに関して上流に方向付けられた表面に取り付けられている。リンク案内のために、第2の玉軸受(図示せず)は、物品の流れに関して上流に向けられたキャリヤプレート269の表面において、重力の方向にこの第1の玉軸受2693から所定の距離に設けられている。
左側から見た個別化ステーションの断面詳細図が図7に示されている。駆動される回転軸230aには、第1のドラム本体23aの構造化されたドラム本体が取り付けられている。第1のドラム本体23aは、3つのローラ本体231a,232a,233aと、高い摩擦係数を有するゴムタイヤがそれぞれ設けられた2つの同様に設計された別個のローラ本体234a,235aとを有している。構造化されたドラム本体は、供給デッキの下方または供給デッキの一部の下方に配置されており、ドラム本体には、一体化されたフリーホイール機構が設けられている。個別化フィンガ2651〜2654および3つのローラ本体231a,232a,233aは、第1のスルース領域31に位置している。例えば、スルース領域31は、最大でもC6フォーマットの郵便物片の幅または少なくとも最小郵便物片フォーマットの幅を有する。第2のローラ本体232aは、第1のドラム23aの構造化されたドラム本体の中央に配置されている。第2のローラ本体232aの走行面の中央は、好適には、鉛直方向整列壁21から第1の距離a=4.5cmに配置されており、第1および第3のローラ本体231aおよび233aは、第1のドラム23aの構造化されたドラム本体において、第2のローラ本体232aの両側に配置されている。第1のスルース領域31は、好適には、e=8.3cmの幅を有する。したがって、B6およびC6フォーマットの郵便物片は、アプローチプレート265の下縁の下方を通って確実に引き込まれ、搬送方向xに搬送され得る。第4のローラ本体234aは、回転駆動軸230aにおいて、第1のスルース領域31に隣接して、例えば鉛直方向整列壁21からC5フォーマットの郵便物片の幅の約3分の2以上の第2の距離bに、配置されている。好適には、b=10.7cmである。したがって、B5およびC5フォーマットの郵便物片は、下方から支持され、搬送方向xへ搬送され得る。
個別化フィンガ2655〜2656および別個のローラ本体235aは、第2のスルース領域32に位置する。別個の第5のローラ本体235aの走行面の中央は、鉛直方向整列壁21から、第3の距離c≦B4フォーマットの郵便物片の幅の4分の3、好適にはc=18.25cmに配置されている。第2のスルース領域32は、鉛直方向整列壁21から、第4の距離d≧B4フォーマットの郵便物片の幅の5分の4、好適には距離d=20.15cmにおいて終わっている。第2のスルース領域32は、好適には、g=3.8cmの幅を有する。鉛直方向整列壁21に隣接して配置された第1のスルース領域31の縁部は、好適には、距離a−e/2=(4.5−8.3/2)cm=0.35cmに配置されている。鉛直方向整列壁21からさらに離れて配置された第1のスルース領域31の縁部は、好適には、距離a+e/2=(4.5+8.3/2)cm=8.65cmに配置されている。後者の距離a+e/2は、好適には、第2のスルース領域32の内縁から、距離f=c−g/2−(a+e/2)=18.25−3.8/2−(4.5+8.3/2)cm=16.35−8.65cm=7.7cmに位置している。それぞれの別個のローラ本体には、同様に、一体化されたフリーホイール機構が設けられている。第1のドラム23aの構造化されたドラム本体の第1、第2および第3のローラ本体231a,232aおよび233aは、約4cmの直径を有しており、好適には1.0〜1.2cmの幅であり、互いに等しい距離だけ離間させられている。これらのローラ本体はそれぞれ、供給デッキの第1の部分221における対応する開口201,202,203を通って突出している。第1の距離aは、第2の距離bよりも小さい。第2の距離bは、第3の距離cよりも小さく、第3の距離cは、第4の距離dよりも小さい。a<b<c<dが当てはまる。ドラム本体23aは、駆動される回転軸230aにおいて配設されている。第1、第2、第3および第4のローラ本体のための開口201,202,203,204は、供給デッキ22の第1の部分221に設けられており、第5のローラ本体235aのための1つの開口205のみが、供給デッキ22の第2の部分222に設けられている。第1、第2、第3および第5のローラ本体は、個別化される平坦な物品がトラクションによって通過するスルースを形成するために、個別化手段と向き合って配置されている。別個の第4のローラ本体234aは、第2の距離bにおいて、供給デッキの第1の部分221における第4の開口204をz方向に通過する。ゴムタイヤは、同様に、別個の第4のローラ本体234aに取り付けられている。別個の第5のローラ本体235aは、鉛直方向整列壁21から、著しくより大きな第3の距離cに配置されており、第5のゴムタイヤが設けられており、第2の部分222における第5の開口205を通過する。別個のローラ本体234aおよび235aは、それぞれのフリーホイール機構と共に、第1のドラム23aの駆動される回転軸に取り付けられている。
択一的に、第1のドラム23aの延長した、構造化されたドラム本体が再び使用されてもよく、このドラム本体は、少なくとも1つの付加的なローラ本体構造を有する。
第1のドラム23aのローラ本体231a,232a,233aの3つのゴムタイヤと、個別化フィンガ2651〜2656とは、プラスチック、ゴムまたは平坦な物品と使用する場合に極めて高い摩擦係数を有する別の材料から成り、平坦な物品は、好適には、紙または厚紙から形成された郵便物片を含む。ローラ本体234a,235aの残りのタイヤは、同様に、極めて高い摩擦係数を有する異なる材料から形成されたプラスチックまたはゴムから成る。
図8は、個別化ステーションにおけるリンク案内用のキャリヤプレートの配置を右上前方から見た斜視図を示している。リンク案内用のキャリヤプレート269において両側に、固定軸2680のためのそれぞれの開口26910,26920を有する直角の曲げ部2691,2692が設けられている。固定軸2680と、リンク案内用のキャリヤプレート269の案内のための固定の捕捉ピン273とは、キャリヤアングルプレート2751に隙間を生じながら互いに隣り合って取り付けられている。キャリヤアングルプレート2751は、フレーム(部分的に示されていない)の後壁272の前側に取り付けられている。取り付けられた状態では、リンク案内用のキャリヤプレート269の第1の直角の曲げ部2691は、リンク案内用のキャリヤプレート269の第2の直角の曲げ部2692よりも、後壁272の近くに配置されている。
開口26910に加えて、第1の直角の曲げ部2691は、リンク案内用のキャリヤプレート269の案内のための捕捉ピン273のための付加的な開口26911を有しており、リンク案内用のキャリヤプレート269は、固定軸2680および捕捉ピン273においてy方向に横方向に可動に配置されている。
固定軸2680の一部は、キャリヤアングルプレート2751により近い距離に配置されており、より大きな直径D1を有する。2つの接触圧フィンガ2681,2682は、それぞれの接触圧フィンガばね26811,26821と共に固定軸のこの部分に弾性的にかつ回転可能に取り付けられている。
固定軸2680の別の部分は、キャリヤアングルプレート2751からさらに遠い距離に配置されており、D1よりも小さな直径D2を有する。固定軸2680の別の部分は、より小さな直径D2を有するボルト状に設計されており、突出した端部においてボルトねじ山2684を有する。圧縮ばね2683は、より小さな直径D2を有する固定軸2680のこの部分に取り付けられている。
リンク案内用のキャリヤプレート269はU字形に湾曲させられており、これにより、第1の直角の曲げ部2691の内壁と、第2の直角の曲げ部2692の内壁とは、互いに面してかつ平行に配置されている。より小さな直径D2を有する固定軸2680の部分における肩部は、取り付けられた圧縮ばね2683の一方の端部のための第1のストッパを形成しており、第2の直角の曲げ部2692の内壁は、取り付けられた圧縮ばね2683の他方の端部のための第2のストッパを形成している。開口26920を通って突出したねじ山2684に調節ナット2685が取り付けられている。調節ナット2685を介して、リンク案内用のキャリヤプレート269は、y方向およびy方向とは反対方向に調節されてもよく、延長アーム2641もまた、調節に対応して回転する。なぜならば、玉軸受2693,2694が保持プレートの案内チャネルにおいて移動し、これらの玉軸受2693,2694は、プレートタブ2695と、横方向に可動な、リンク案内用のキャリヤプレート269とに取り付けられているからである(図5a)。
この例、すなわち好適には第1の態様による個別化ステーションにおいて、特定の実施の形態が詳細に説明されているとしても、発明の同じ基本概念に基づいて使用されてもよくかつ添付の保護請求項によって包含される付加的な態様による別の実施の形態は、しかしながら、これにより、保護範囲から排除されるべきではない。
10 配置ステーション
11 整列壁
12 配置ステーション10の配置デッキ
19 スライダ
20 個別化ステーション
201,202,203,204,205 第1のドラム23aのための供給デッキ22における開口
21 個別化ステーション20の鉛直方向整列壁
22 個別化ステーション20の供給デッキ22
221 供給デッキ22の部分1
222 供給デッキ22の部分2
23a 個別化領域における第1のドラム
230a 個別化領域における第1のドラム23aの回転軸
231a 個別化領域の第1のスルース領域における第1のドラム23aの鉛直方向整列壁21から最も小さな距離を有するローラ本体
232a,233a 個別化領域の第1のスルース領域における第1のドラム23aのローラ本体
234a 個別化領域におけるローラ本体
235a 個別化領域の第2のスルース領域におけるローラ本体
23b 個別化領域における第2のローラ
230b 個別化領域における第2のドラムの回転軸
231b 個別化領域における第2のドラム23bの鉛直方向整列壁21から最も小さな距離を有するローラ本体
232b,233b 個別化領域における第2のドラム23bのローラ本体
24 第1の搬送ドラム
25 第2の搬送ドラム
26 接触圧ボックス
260 回転軸
261 第1の接触圧ドラム
262 第2の接触圧ドラム
263 ボタン
264 リンク
2641 リンク264の延長アーム
26411 延長アーム2641の前側横方向レッグ
26412 延長アーム2641の後側横方向レッグ
26413 延長アーム2641のヨーク
26414 リンク264の延長アーム2641におけるタペットピン
2642 個別化手段キャリヤ267の保持プレート
2643 保持プレート2642の案内チャネル
2644,2645 延長アーム2641における保持プレート2643のスペーサドーム
265 アプローチプレート
26501〜26511 アプローチプレート265の歯
2651〜2656 個別化フィンガ
26571〜26576 弾性フィンガ
26581,26582 取付けプレート
267 個別化手段キャリヤ
2671 個別化手段キャリヤ267における停止側
2672 個別化手段キャリヤ267における搬送方向xの曲げ部
2673 個別化手段キャリヤ267の取付けプレート
2674 個別化手段キャリヤ267における曲げ部
2675 個別化手段キャリヤ267における第1の取付けエレメント
2676 個別化手段キャリヤ267における第2の取付けエレメント
2680 接触圧フィンガが回転可能に取り付けられた固定軸
2681,2682 接触圧フィンガ
26811,26821 接触圧フィンガばね
2683 固定回転軸に取り付けられた圧縮ばね
2684 接触圧フィンガの固定軸のボルトねじ山
2656 個別化フィンガのための調節手段としての調節ナット
269 リンク案内用のキャリヤプレート
2691,2692 リンク案内用のキャリヤプレート269の曲げ部
26910 キャリヤプレート269の曲げ部2691における開口
26911 キャリヤプレート269の固定軸273のための開口
26920 キャリヤプレート269の曲げ部2692における開口
2693 第1の玉軸受
2694 第2の玉軸受
2695 キャリヤプレート269の、中央に配置された狭いタブ
272 フレームの後壁
273 キャリヤプレート269を案内するための捕捉ピン
274 案内ロッド276に取り付けられた、接触圧ボックスの圧縮ばね
2751 キャリヤアングルプレート
276 案内ロッド
28 ブーム
281 ブームの積重ね停止壁
29 上側ハウジングシェル
291 上側ハウジングシェル29の前側半分
292 上側ハウジングシェル29の後側半分
31,32 スルース領域
a,b,c,d,e,f,g,m 距離
h,h1,h2,h3 積重ねSTの部分の高さ
D1 固定軸2680のより大きな直径D1
D2 固定軸2680のより小さな直径D2
L1 配置デッキ12の長さ
L2 供給デッキ22の第2の部分222の長さ
K 配置デッキ12または供給デッキ22の高さ
ST 平坦な物品G1,G2,...の積重ね
W 配置デッキの幅
x,y,z デカルト座標系の方向

Claims (17)

  1. 個別化ステーションであって、
    デカルト座標系の搬送方向xで搬送経路において続く物品処理装置へ平坦な物品を供給するための供給デッキ(22)を有し、該供給デッキ(22)は、個別化領域における少なくとも1つの第1のドラム(23a)のための前記供給デッキ(22)における開口と、個別化手段と、前記物品の流れに関して下流に配置された端部において回転することができるように支持されたリンク(264)を有する接触圧ボックス(26)とを備え、該接触圧ボックス(26)は、前記デカルト座標系のz方向に可動であるように取り付けられている個別化ステーションにおいて、
    個別化手段キャリヤ(267)の一方の端部は、前記接触圧ボックス(26)に回転可能に支持された前記リンク(264)の別の端部にL字形に取り付けられており、前記別の端部は、前記物品の流れに関して上流に配置されており、これにより、変位させられていない前記個別化手段キャリヤ(267)の停止側(2671)は、y/z平面に対して平行に整列させられておりかつ前記デカルト座標系のy方向とは反対方向に延びており、前記個別化手段キャリヤ(267)は、個別化される前記平坦な物品の厚さに対応して可変の供給デッキ(22)の上方の距離に変位させることができ、調節手段によってy方向およびy方向とは反対方向に調節可能であることを特徴とする、個別化ステーション。
  2. 回転可能であるように支持された前記リンク(264)は、延長アーム(2641)によって前記物品の流れに関して上流に配置された端部において延長させられており、
    前記個別化手段キャリヤ(267)は、アプローチプレート(265)を有しており、該アプローチプレート(265)は、前記物品の流れに関して上流側で、y/z平面に対して平行に配置された前記停止側(2671)から搬送方向xに、かつ前記供給デッキ(22)に対して搬送方向xに、重力の方向に対して所定の角度で曲げられており、前記個別化手段は、前記搬送方向xに配置された前記アプローチプレート(265)の表面に取り付けられていることを特徴とする、請求項1記載の個別化ステーション。
  3. 第1のスルース領域(31)を形成するために、前記第1のドラム(23a)の少なくとも1つの第1の個別化ローラが、下側スルース部分に配置されておりかつ関連する個別化手段の間に配置されて取り付けられており、第2のスルース領域(32)を形成するために、付加的な別個の個別化ローラが、関連する個別化手段の間に配置されており、前記第2のスルース領域(32)の前記付加的な別個の個別化ローラは、前記下側スルース部分において、搬送方向に対して横方向にかつ前記第1のスルース領域(31)に対して平行に、2つの前記スルース領域の間に個別化手段におけるギャップが形成されるような、前記個別化ステーションの鉛直方向整列壁(21)からの距離cに、配置されており、個別化される平坦な物品は、トラクションによって2つの前記スルース領域を同時に通過し、前記個別化手段は、前記個別化手段キャリヤ(267)の前記アプローチプレート(265)に取り付けられた複数の個別化フィンガ(2651〜2655)を有することを特徴とする、請求項記載の個別化ステーション。
  4. 前記個別化フィンガ(2651〜2655)は、取付けプレート(26581,26582)のうちの少なくとも1つによって、それぞれの弾性フィンガ(26571〜26576)と共に前記個別化手段キャリヤ(267)の前記アプローチプレート(265)に取り付けられており、前記少なくとも1つの個別化ローラは、第1のドラム(23a)の一部であり、該ドラム(23a)は、一体化されたフリーホイール機構を備える構造化されたドラム本体から成りかつ前記供給デッキ(22)の下方または前記供給デッキ(22)の一部の下方に配置されており、各個別化ローラは、高い摩擦係数を有するタイヤによって被覆されたローラ本体から成ることを特徴とする、請求項記載の個別化ステーション。
  5. 前記供給デッキ(22)のそれぞれの第1の部分(221)および第2の部分(222)が設けられており、前記物品の流れに関して入口側における前記供給デッキの前記第1の部分(221)の縁部は、前記物品の流れに関して前記入口側における前記供給デッキ(22)の前記第2の部分(222)の縁部にy方向に隣接して配置されており、前記第2の部分(222)の搬送方向xでの長さL2は、前記第1の部分(221)の長さよりも短く、前記第1のドラム(23a)の前記少なくとも1つの個別化ローラの前記ローラ本体は、前記第1の部分(221)の下方に配置されており、前記少なくとも1つの付加的な個別化ローラの別個のローラ本体は、前記供給デッキ(22)の前記第2の部分(222)の下方に配置されていることを特徴とする、請求項記載の個別化ステーション。
  6. 上側ハウジングシェル(29)の前側半分(291)は、前記デカルト座標系のz方向で前記接触圧ボックス(26)に取り付けられており、前記供給デッキから所定の距離に配置されたブーム(28)が、前記供給デッキ(22)の前記第1および第2の部分(221,222)上に設けられており、前記ブーム(28)は、上方から前記個別化手段を包囲しており、前記個別化手段は、前記第1のドラム(23a)の前記少なくとも1つのローラ本体と共に前記第1のスルース領域(31)を形成する同じ長さの複数の個別化フィンガ(2651〜2656)から成り、前記ブーム(28)は、前記上側ハウジングシェル(29)の前記前側半分(291)としっかりと結合されていることを特徴とする、請求項記載の個別化ステーション。
  7. 前記供給デッキ(22)の前記第1の部分(221)における開口(201,202,203,204)は、第1、第2、第3および第4のローラ本体のために設けられており、開口(205)は、第5のローラ本体のために前記供給デッキ(22)の前記第2の部分(222)に設けられており、第4のローラ本体は、鉛直方向整列壁(21)から中間の距離を有しており、第5のローラ本体(235a)は、前記鉛直方向整列壁(21)から最も遠い距離cに、前記供給デッキ(22)の第2の部分(222)に配置されており、前記最も遠い距離cは、個別化することができる最大フォーマットの幅の約5分の4の幅に相当し、
    前記個別化手段は、個別化される平坦な物品がトラクションによって通過する第1および第2のスルース領域(31,32)または1つの幅広のスルースを形成するために、第1、第2、第3および第5のローラ本体に対してy方向にコーム状にずれて取り付けられており、
    第4のローラ本体(234a)は、y方向とは反対方向に、前記鉛直方向整列壁(21)から第2の距離bに配置されており、前記供給デッキの前記第1の部分(221)の前記開口(204)をz方向に通過し、前記第4のローラ本体は、前記鉛直方向整列壁(21)から中間の距離に、前記第1および第2のスルース領域(31,32)の間または1つの幅広のスルースに配置されており、前記個別化手段は、前記第4のローラ本体(234a)の向かい側に配置されたギャップを有することを特徴とする、請求項記載の個別化ステーション。
  8. 前記リンク(264)の前記延長アーム(2641)は、前記物品の流れに関して上流に配置されたヨーク(26413)を介して互いに接続された、y方向でずれた前側横方向レッグ(26411)と後側横方向レッグ(26412)とを有しており、前記個別化手段キャリヤ(267)は、保持プレート(2642)を介して前記延長アーム(2641)に取り付けられていることを特徴とする、請求項2記載の個別化ステーション。
  9. 前記保持プレート(2642)に、案内チャネル(2643)および2つのスペーサドーム(2644,2645)が成形されており、前記2つのスペーサドームは、前記延長アーム(2641)の前記ヨーク(26413)に取り付けられていることを特徴とする、請求項8記載の個別化ステーション。
  10. 前記案内チャネル(2643)は、前記物品の流れに関して上流へ向けて取り付けられた保持プレート(2642)の表面に成形されており、キャリヤプレート(269)が設けられており、該キャリヤプレート(269)は、該キャリヤプレート(269)が取り付けられた場合にy/z平面に対して平行に配置される表面を有しており、該表面において中央に配置された狭いタブ(2695)によって、前記スペーサドーム(2644,2645)の間の自由領域内へz方向に突出しており、第1の玉軸受(2693)が、前記狭いタブ(2695)の上縁において、前記物品の流れに関して上流へ設けられた表面に取り付けられており、第2の玉軸受(2694)が、重力の方向に、前記第1の玉軸受(2693)に対して所定の距離に、前記物品の流れに関して上流へ向けられた前記狭い部分(2695)の表面に設けられており、両玉軸受は、前記キャリヤプレート(269)の、中央に配置された狭いタブ(2695)に取り付けられており、該中央に配置された狭い部分(2695)から搬送方向xとは反対に突出しており、取り付けられたキャリヤプレート(269)の前記2つの玉軸受(2693,2694)は、前記物品の流れに関して上流へ前記案内チャネル(2643)内へ突出していることを特徴とする、請求項9記載の個別化ステーション。
  11. 前記キャリヤプレート(269)の直角の曲げ部(2691,2692)は、両側に固定軸(2680)のためのそれぞれの開口(26910,26920)が設けられており、前記固定軸(2680)と、前記キャリヤプレート(269)を案内するための固定の捕捉ピン(273)とは、互いに隣接して隙間を生じるようにキャリヤアングルプレート(2751)に取り付けられており、該キャリヤアングルプレート(2751)は、フレームの後壁(272)の前側に取り付けられており、1の前記直角の曲げ部(2691)は、2の前記直角の曲げ部(2692)よりも前記後壁(272)の近くに配置されており、前記第1の前記直角の曲げ部(2691)は、前記開口(26910)に隣接して、前記キャリヤプレート(269)を案内するための前記捕捉ピン(273)のための付加的な開口(26911)を有しており、前記キャリヤプレート(269)は、前記固定軸(2680)および前記固定の捕捉ピン(273)においてy方向で横方向に可動であるように配置されていることを特徴とする、請求項10記載の個別化ステーション。
  12. 触圧フィンガのための前記固定軸(2680)の一部は、前記キャリヤアングルプレート(2751)の近くでより大きな直径D1を有し、前記キャリヤアングルプレート(2751)から所定の距離において前記固定軸(2680)の一部はオフセットされておりかつより小さな直径D2を有しており、該より小さな直径D2を有する前記固定軸(2680)の部分は、そのオフセットした端部においてねじ山(2684)を有しており、前記より小さな直径を有する前記固定軸(2680)の前記部分に圧縮ばね(2683)が取り付けられていることを特徴とする、請求項11記載の個別化ステーション。
  13. 前記個別化手段は、前記個別化手段キャリヤ(267)の前記アプローチプレート(265)に取り付けられた複数の個別化フィンガ(2651〜2655)を有しており、前記第1の前記直角の曲げ部(2691)の内壁と、前記第2の前記直角の曲げ部(2692)の内壁とは、互いに面してかつ互いに平行に配置されており、前記より小さな直径D2を有する前記固定軸(2680)の一部における肩部は、取り付けられた前記圧縮ばね(2683)の一方の端部のための第1のストッパを形成しており、前記第2の前記直角の曲げ部(2692)の前記内壁は、取り付けられた前記圧縮ばね(2683)の他方の端部のための第2のストッパを形成しており、前記個別化フィンガのための調節ナット(2685)が、前記開口(26920)を通って突出する前記ねじ山(2684)に取り付けられていることを特徴とする、請求項12記載の個別化ステーション。
  14. 全ての個別化フィンガ(2651〜2656)と、前記第1のドラム(23a)の3つのローラ本体(231a,232a,233a)のタイヤと、残りの別個のローラ本体(234a,235a)のタイヤとは、プラスチック、ゴムまたは極めて高い摩擦係数を有する別の材料から成ることを特徴とする、請求項記載の個別化ステーション。
  15. 前記物品の流れに関して入口側における前記ブーム(28)の積重ね停止壁(281)の下縁と、前記供給デッキ(22)とは、前記平坦な物品の積重ねのためのプレスルースを形成しており、ボタン(263)が設けられており、前記ブーム(28)と、前記上側ハウジングシェル(29)の前記前側半分(291)と、前記接触圧ボックス(26)とは、前記ボタン(263)の操作時にz方向に前記個別化手段キャリヤ(267)と共に移動させられることを特徴とする、請求項6記載の個別化ステーション。
  16. 郵便物処理において、個別化することができる最大フォーマットは、プラス2cmの公差を有するB4 DIN フォーマットであることを特徴とする、請求項6記載の個別化ステーション。
  17. 作動モードにおいて、前記ブーム(28)の前記積重ね停止壁(281)は、プレスルースの第1の不変の段を形成しており、前記個別化手段キャリヤ(267)の前記停止側(2671)は、前記プレスルースの第2の可変の段を形成しており、個別化される物品の増大する厚さに対応する、前記停止側(2671)における詰まりのリスクは、前記第2の可変の段の可変のステップ高さh2min<h2*<h2maxに基づいて減少することを特徴とする、請求項15記載の個別化ステーション。
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