JP4104288B2 - 用紙処理装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像形成装置に付設され、あるいは一体に構成され、画像形成済みの用紙に対して所定の処理を施す用紙処理装置に係り、特に、用紙のシフト機能を備えた用紙処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の技術として、例えば(1)特開平8−81112号公報に開示された発明が知られている。この発明では、シフト手段の下流にある排紙ローラに対し、下ガイド板が移動することによって排紙ローラが搬送面から埋没し、露出するようになっており、また、排紙ローラに圧接・離間する移動可能な減速排紙押圧部材が、下ガイド板が移動すると同時に上ガイド板よりも上に退避する構成となっている。これにより、通常排紙時は排紙ローラが搬送面から埋没し、減速排紙押圧部材も上ガイド板よりも上に退避して用紙は排紙ローラ、減速排紙押圧部材に接触することなく排紙トレイ上へ排出され、仕分けする時はシフト後に排紙ローラを搬送面に露出し、減速排紙押圧部材を排紙ローラに圧接させて紙を排紙トレイ上へ排出するようになっている。
【0003】
また、(2)特開平2−286567号公報に開示された発明も公知である。この発明は、トレイ上へ紙を排紙する排紙ローラがシフト可能に構成され、その上流の搬送ローラが圧解除可能となっている。
【0004】
また、(3)特開平10−109812号公報、および(4)特開平11−92019号公報に開示された発明も知られている。これらの発明では、仕分け動作は排紙トレイぞのものが左右に移動することにより行われる(トレイシフト方式)もので、排紙ガイド板は仕分けモード中は閉じた状態のままで、紙のトレイへの排紙手段となっている。一方、ステイプルモード時は、ステイプルトレイ上へ用紙が積載されている間は、排紙ガイド板が開放状態になっており、紙束が排紙トレイ上へ放出される時には、閉じることで用紙放出手段となっている。
【0005】
さらに、(5)特開平9−48557号公報に開示された発明も知られている。この発明では、排紙ガイド板が開閉可能に構成され、通常排紙時は閉じたままで、ステイプルモード時は開閉動作をするようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
前記(1)の装置の場合、通常排紙時にはシフト手段の下流にある排紙ローラは搬送力を持たないため、シフト手段の搬送力のみで排紙トレイ上へ紙を排出させる必要がある。このためシフト手段では、用紙に下ガイド板を飛び越えて排紙トレイまで飛び出すための勢いをつけることになり、また、下ガイド板が上へ移動して排紙ローラを埋没させるので、排紙トレイと排紙口の高さが相対的に高くなる。その結果、排紙トレイ上に排出される用紙は、排紙トレイの積載面に対し高い所から不安定な状態に放出されることになり、バラバラに乱れてスタックされてしまう。そのため、ユーザがト排紙レイから取り出した後、用紙を自分で揃えなくてはならなくなり、使い勝手が良くないものとなっていた。
【0007】
また、前記(2)の場合シフト手段と排紙手段とが同一のため、仕分けされる紙とステイデル処理された紙束をトレイ上へ排出しようとした場合、排紙ローラ対の軸間が固定されているために1枚毎の用紙は排紙可能であるが、複数枚の用紙を綴じた紙束は排紙ローラ対のニップに詰まってしまい排紙することができない。このためステイプルされた紙束を排出するための排出手段を別途設ける必要がある。また、圧解除を半月ローラで行っているため、そのローラ径を大きくする必要があり、機械全体を小型化することができない。
【0008】
また、前記(3)、(4)の場合、仕分け処理はトレイシフト方式のため、比較的コピースピードの速い複写システムにおいても追従可能であるが、排紙トレイ全体を用紙搬送方向に直交する方向に往復移動させなければならない。そのため、駆動手段は排紙トレイ上に最大限積載される紙束の負荷以上の駆動力を必要とし、駆動手段がコスト高にならざるを得ない。
【0009】
さらに、前記(5)では1つのトレイ上で仕分けをするといった機能がないため、仕分けはトレイの枚数分しかできず、効率が悪い。
【0010】
本発明は、このような従来技術の実情に鑑みてなされたもので、その目的は、トレイシフト方式に比べ安価な構成で、比較的速い画像形成スピードのシステムに追従できる用紙処理装置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、第1の手段は、搬送されてくる用紙を搬送方向と直行する方向へ一定量移動させて排出することで仕分けを行うシフト手段と、排出された用紙を積載する排紙トレイと、前記シフト手段の排出方向下流にあって、搬送されてきた用紙を挟持して前記排紙トレイ上へ排出する排紙ローラおよび従動ローラとからなる排出手段と、スティプルモード時に前記排出手段によって前記排紙トレイ上へ排出する前に前記用紙を第1の搬送経路へ搬送し、前記用紙の束を綴じるステイプル手段と、を有する用紙処理装置において、シフト手段によってシフトを行う際、前記排紙ローラの用紙面への接触を回避させる手段を備え、前記排出手段は、用紙を通過させる際にシフト動作を行うシフトモード時の方がステイプル動作を行うステイプルモード時より小さな開放量に設定され、前記回避させる手段は、シフトモード時に用紙が搬送される第2の搬送経路に固定され、前記排出手段が開放されたとき、用紙を従動ローラ側へ押し当てる弾性部材からなることを特徴とする。
【0018】
この場合、前記排出手段の開放は、ステッピングモータによって行うことが好ましい。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施形態について図面を参照して説明する。
【0020】
<第1の実施形態>
図1は本発明の第1の実施形態に係る用紙処理装置としての用紙後処理装置の全体構成図である。
【0021】
この用紙後処理装置は、図1に示すように画像形成装置1の側部に取り付けられており、4つの搬送路A,B,C,Dが設けられている。搬送路Aは、画像形成装置1から排出された用紙をプルーフトレイ3へ導く搬送路で、搬送路Bは大量スタックおよびステイプル綴じを行うための搬送路で、偏向爪2によって切り替えられ、送り先が選択される。搬送路Cは大量排紙トレイ5へ導く搬送路で、搬送路Dはステイプル綴じを行うためのステイプルユニットEに導く搬送路である。搬送路C,Dは、搬送路Bに設けられた偏向爪4によって切り替えられ、送り先が選択される。
【0022】
用紙後処理装置1の入口部には、画像形成装置1から排出された用紙を受け取る搬送ローラ6が設けられ、その直前部分(用紙搬送方向上流側)には入口センサS1が設けられている。入口センサS1は搬送されてくる用紙の先端および後端を検知する。搬送ローラ6の下流側には前記偏向爪2が配されており、この偏向爪2は図示しないソレノイドおよびスプリング等により駆動されるようになっている。
【0023】
プルーフトレイ用搬送路Aには、排紙ローラ7と、この排紙ローラ7に従動する従動コロ8が設けられ、画像形成装置1から排出された用紙をプルーフトレイ3へ導く。また、搬送路Bにおいては、搬送ローラ9と、この搬送ローラ9に従動する従動コロ10が設けられている。搬送路Cには、仕分けを行うシフトローラ11と、このシフトローラ11に従動する従動コロ12、および排紙ローラ13と、この排紙ローラ13に従動する従動コロ14が設けられている。従動コロ14は排紙開閉ガイド板31に取付けられており、排紙開閉ガイド板31は図2に示すように矢印Y2方向に開閉可能に構成されている。ステイプル綴じを行うための搬送路Dには、複数の搬送ローラ27、15、16および従動ローラ17、18、19が設けられており、これらの駆動力により用紙をステイブルユニットEへ導く。
【0024】
大量排紙トレイ5は図示しない上下駆動モータにより矢印Ylの方向へ移動可能に構成され、排紙ローラ13の下には紙面検知センサS2が配設されている。紙面検知センサS2は、大量排紙トレイ5上へ排出される用紙の積載高さを検知し、排紙ローラ13からトレイの用紙上面までの高さが常に一定になるように図示しない制御手段により制御されている。
【0025】
図2、図3、図4に仕分けを行うシフトローラ11を有する搬送路Cについて詳しく説明する。図2は排紙開閉ガイド板31が開放された状態を示す図、図3は排紙開閉ガイド板31が閉鎖された状態を示す図、図4はシフトローラ11の駆動機構を示す斜視図である。
【0026】
図2および図3において、搬送路Cへ導かれた紙は開閉ガイド板40および下側ガイド板41の間に入り、シフトローラ11とそれに従動する従動コロ12に導かれる。紙の後端が図1の搬送ローラ9および従動コロ10を抜けるとシフトローラ11とそれに従動する従動コロ12が紙を挟んだ状態で、シフトモータ62が所定量回転することによりリンクギヤ63、リンク52を介してシフトローラ11が駆動され、用紙は搬送方向と直交する方向に所定量移動する。また、排紙開閉ガイド板31が支点31aを中心に開いて排紙ローラ13とそれに従動するように排紙開閉ガイド板31に取付けられた従動コロ14が離間する(図2の状態)。一方、シフトローラ11と排紙ローラ13の間に取り付けられた排紙下ガイド板42が排紙ローラ13の手前で盛上がった形状(曲率が大きな曲面)に形成されているので、この形状のためシフトローラ11から搬送された用紙は、排紙開閉ガイド板31が開いた状態では排紙ローラ13に接触しないようになっている。このように構成することにより、シフト動作時に用紙が排紙ローラ13に接触してスキューしたり傷ついたりしないようになっている。
【0027】
排紙下ガイド板42には、更に紙に腰つけするために、例えばガイド板の搬送方向中央付近にリプのような突起42aを設けても良い。なお、この場合排紙開閉ガイド板31が閉じたときには紙にしわ、キズなどがつかないように排紙開閉ガイド板31に逃がしを設けるなどの工夫がしてあることは言うまでもない。
【0028】
シフト動作が終了すると排紙開閉ガイド板31が閉じて(図3の状態)、排紙ローラ13とそれに従動する従動コロ14によって用紙は大量排紙トレイ5上へ排紙される。この動きを繰り返し、1部毎にシフトモータ62の回転方向を変えることで、大量排紙トレイ5上へ排出される紙の排出位置を変えて仕分けを行う。
【0029】
シフト機構は図4に示すようにシフトローラ11とシフトローラ11の軸方向への往復駆動機構とからなる。往復駆動機構は、シフトモータ62、リンクギア63およびリンク52とから基本的に構成されている。さらに詳しくは、ブラケット61にシフトモータ62、リンクギヤ63が取付けられており、シフトモータ62に取付けられたギヤ64とリンクギヤ63が噛み合うように構成されている。また、リンクギヤ63には中心から所定のシフト移動量オフセットした位置に突起63aが設けられており、突起63aはシフトローラ11の端部に設けられたリンク52の溝に入り込むように構成されている。このように構成すると、シフトモータ62の回転に応じてリンクギヤ63の突起63aは円弧状に回転し、リンク52を介して軸11aとともにシフトローラ11を搬送方向と直交する方向に往復直線移動させる。従動コロ12は、軸受73によって軸方向に可動に支持された軸74に、常時中央方向にバネ75によって弾性付勢された状態で保持され、また、バネ76によってシフトローラ11側に弾性付勢されている。この弾性力は、少なくとも用紙を挟持した状態で前記軸74の軸方向に移動したとき、用紙が脱落したりずれたりしないだけの力であればよい。
【0030】
通常排紙時は搬送路Cへ導かれた紙は開閉ガイド板40および下側ガイド板41の間に入り、シフトローラ11とそれに従動する従動コロ12に導かれるが、シフトローラ11によりシフト移動されることなくそのまま排紙下ガイド板42と排紙開閉ガイド板31の間に入り、排紙ローラ13とそれに従動する従動コロ14へ導かれ大量排紙トレイ5上へ排紙される。排紙開閉ガイド板31は排紙モード中は閉じたままの状態となっている。
【0031】
以上のように、本実施形態では排紙部の排紙開閉ガイド板を開閉し、開放時に排紙下ガイド板42の凸状の膨らみ形状によって用紙先端を排紙開閉ガイド板41側に案内することによって用紙のシフト動作時の排紙ローラ13への接触を防止しているので、通常排紙時とシフト排紙時で排紙トレイ5の積載面から排紙口までの高さが変わることはなく、また通常排紙時に排紙開閉ガイド板31を開状態にして、シフトローラ11による搬送力で排紙ローラ13を超えて排紙トレイ5まで飛ばして俳出する必要もないので、どちらのモードの場合でも紙を大量排紙トレイ5上へ安定して排出することができる。
【0032】
<第2の実施形態>
この第2の実施形態における用紙後処理装置は、前述の第1の実施形態において図1に示した用紙後処理装置1と同様なので、同等な各部には同一の参照符号を付し、重複する説明は省略する。
【0033】
図5は第2の実施形態に係る用紙後処理装置の排紙開閉ガイド板31近傍の構成を示す図で、前述の第1の実施形態における図2に対応している。この実施形態では、前述の第1の実施形態における膨らみ形状および/または突起42aに代えて、排紙開閉ガイド板31側に用紙を押圧できるように下側ガイド板41に弾性部材42が取り付けられている。シフト動作時は排紙開閉ガイド板31がわずかに開いて、排紙ローラ13と、この排紙ローラ13に従動するように排紙開閉ガイド板31に取り付けられた従動コロ14が排紙ローラ13から離間する。これによって用紙は前記弾性部材42に弾性付勢され、シフト動作時に排紙ローラ13に接触しないように制御される。
【0034】
前記排紙開閉ガイド板31の開閉量をわずかにするのは、シフト動作時に排紙ローラ13と、この排紙ローラ13に従動する従動コロ14のニップが1〜2mm離れてさえいればシフト動作は十分可能であるからである。なお、前記のように1〜2mm以上大きく開けてもメリットはなく、逆にわずかにすることで排紙開閉ガイド板31の開閉時間を短縮することができる。これにより1枚の紙をシフトするシフト動作全体にかかる時間の短縮化を図ることができるので、用紙の送られてくる間隔がより短いシステムに対応できる。
【0035】
シフト動作が終了すると排紙開閉ガイド板31が閉じて、排紙ローラ13とそれに従動する従動コロ14により用紙は大量排紙トレイ5上へ排紙される。この動きを繰り返し、1部毎にシフトモータ62の回転方向を変えることによって大量排紙トレイ5上へ排出される用紙の排出位置を変えて仕分けを行う。
【0036】
なお、用紙のシフト機構は図4に示した第1の実施形態と同等に構成されているので、説明は省略する。
【0037】
前述のようにシフト動作を行うシフトモード時には、排紙ローラ13と従動コロ14間を移動する用紙は1枚なので、1枚が障害なく移動できる必要最小限の開放量で十分である。しかし、ステイプルモード時にはステイプルされた用紙束が排紙ローラ13と従動コロ14間を通過することになるので、1枚の用紙を通過させるに足る開放量では厚い用紙束は排紙ローラ13と従動コロ14間を通過できない。そこで、ステイプルモード時には排紙コロ13と従動コロ14間の開放量を大きくする必要がある。
【0038】
ステイプルモードでは、搬送路Dを介してステイブルトレイ43上へ排紙された紙は、図1に示すように戻しコロ22によりステイプルトレイ43の下端に2箇所設けられた後端フェンス23、24に押し付けられるように縦方向が揃えられ、また、用紙搬送方向に平行に設けられた一対のジョガーフェ20、21が用紙の搬送方向に直交する方向から紙サイズに叩くことにより前記直交する方向(幅方向)の揃えが行われる。この動きを用紙がステイプルトレイ43上へ排紙される毎に繰り返し行い、一部に相当する用紙がスデイブルトレイ43上へスタックされると、ステイプラ25によりステイブル綴じが行われる。
【0039】
図6は開閉ガイド板40と従動コロ12を示す斜視図、図7および図8は排紙開閉ガイド板31と排紙下ガイド板42を示す斜視図で、図7は排紙開閉ガイド板31が開放された状態を、図8は閉鎖された状態をそれぞれ示す。
【0040】
ステイブルされた用紙束を排出する場合には、排紙ガイド板31は駆動モータ37によりギヤ32、33して支点31aを中心にリンク34により図7において上方(時計方向)に回動することで、排紙ローラ13と従動コロ14が最大限離間するように制御されている。排紙ガイド板31の両側には図示しない装置筐体との間に弾性部材35a,35bが取り付けられており、排紙ガイド板31が上方に回動すると、弾性部材35a、35bは伸ばされた状態となる。
【0041】
ステイブルされた用紙束は放出ベルト52に設けられた放出爪26によりステイブルトレイ43上から大量排紙トレイ5方向へ押し出され、離間している排紙ローラ13と従動コロ14の間を通過する。なお、符号54は放出爪26のホームポジションセンサ、符号70はステイプラ25のホームポジションセンサである。
【0042】
用紙束の後端が所定量排紙ローラ13に近づくと、駆動モータ37が前記解放時と逆方向に回転し、排紙ガイド板31がギヤ32、33とリンク34を介して支点31aを中心に下方(反時計方向)に回動し、図8に示すように排紙ローラ13と従動コロ14が圧接するように制御される。用紙束には前記弾性部材35a、35bの弾性力によって排紙ガイド板31を付勢することによる従動コロ14への加圧力と排紙ガイド板31の自重から搬送力が与えられ、用紙束は大量排紙トレイ5上へ排出される。
【0043】
用紙束を排出後、排紙ガイド板31は駆動モータ37によりギヤ32、33とリンク34によって支点31aを中心に再度上方(時計方向)に回動し、従動コロ14は排紙ローラ13に対して最大限離間した位置に移動する。これにより搬送路Dからステイブルトレイ43上にA3などの長い紙がされる時に、用紙束の先端が排紙ローラ13や従動コロ14に当接して排出されにくくなるといった不具合を防止している。また、用紙先端がカールしているような紙がスタックされ、大量排紙トレイ5へ排出される時にも引っ掛からないようにしている。
【0044】
なお、前記駆動モータ37にはステッピングモータを使用する。これにより、排紙ガイド板31を動作範囲で自由な位置に精度良く停止させることができ、またその制御構成はDCサーボモータを使ったよりも安価に実現できる。
【0045】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、シフト動作全体にかかる時間の短縮化を図ることが可能となり、用紙の送られてくる間隔がより短いシステムに対応することができる。これにより、トレイシフト方式に比べ安価な構成で、比較的速い画像形成スピードのシステムに追従できる用紙処理装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る用紙処理装置としての用紙後処理装置の全体構成図である。
【図2】第1の実施形態に係る用紙後処理装置の排紙ガイド板とその近傍の構成を示す図で、排紙ガイド板が開放された状態を示す。
【図3】第1の実施形態に係る用紙後処理装置の排紙ガイド板とその近傍の構成を示す図で、排紙ガイド板が閉鎖された状態を示す。
【図4】第1の実施形態に係る用紙後処理装置のシフト部の機構を示す斜視図である。
【図5】第2の実施形態に係る用紙後処理装置の排紙ガイド板とその近傍の構成を示す図で、排紙ガイド板が閉鎖された状態を示す。
【図6】第2の実施形態に係る開閉ガイド板と従動コロを示す斜視図である。
【図7】第2の実施形態における排紙開閉ガイド板と排紙下ガイド板を示す斜視図で、排紙開閉ガイド板が開放された状態を示す。
【図8】第2の実施形態における排紙開閉ガイド板と排紙下ガイド板を示す斜視図で、排紙開閉ガイド板が閉鎖された状態を示す。
【符号の説明】
1 用紙後処理装置
5 大量排紙トレイ
11 シフトローラ
12,14 従動コロ
13 排紙ローラ
31 排紙開閉ガイド板
40 開閉ガイド板
41 下側ガイド板
42 排紙下ガイド板
42a リブ
52 リンク
62 シフトモータ
63 リンクギア

Claims (2)

  1. 搬送されてくる用紙を搬送方向と直行する方向へ一定量移動させて排出することで仕分けを行うシフト手段と、排出された用紙を積載する排紙トレイと、前記シフト手段の排出方向下流にあって、搬送されてきた用紙を挟持して前記排紙トレイ上へ排出する排紙ローラおよび従動ローラとからなる排出手段と、スティプルモード時に前記排出手段によって前記排紙トレイ上へ排出する前に前記用紙を第1の搬送経路へ搬送し、前記用紙の束を綴じるステイプル手段と、を有する用紙処理装置において、
    シフト手段によってシフトを行う際、前記排紙ローラの用紙面への接触を回避させる手段を備え、
    前記排出手段は、用紙を通過させる際にシフト動作を行うシフトモード時の方がステイプル動作を行うステイプルモード時より小さな開放量に設定され
    前記回避させる手段は、シフトモード時に用紙が搬送される第2の搬送経路に固定され、前記排出手段が開放されたとき、用紙を従動ローラ側へ押し当てる弾性部材からなることを特徴とする用紙処理装置。
  2. 前記排出手段の開放は、ステッピングモータによって行われることを特徴とする請求項1記載の用紙処理装置。
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