JP6895282B2 - 合成梁の設計方法及び合成梁 - Google Patents

合成梁の設計方法及び合成梁 Download PDF

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Description

本発明は、合成梁の設計方法及び合成梁に関する。
H型断面の梁と、梁のフランジに接合されるコンクリートスラブとを有する合成梁の設計方法であって、コンクリートスラブによる梁のフランジの横座屈変形に対する拘束力(拘束効果)を考慮して、梁の弾性横座屈耐力を求める合成梁の設計方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2012−012788号公報
特許文献1に開示された合成梁の設計方法では、コンクリートスラブと梁とのねじり剛性比を所定値以上にすることで、コンクリートスラブによるフランジの横座屈変形に対する拘束力を確保し、梁の横座屈を抑制している。
しかしながら、コンクリートスラブと梁とのねじり剛性比のさらなる最適化が望まれる。
本発明は、上記の事実を考慮し、梁の横座屈を抑制しつつ、コンクリートスラブと梁とのねじり剛性比を最適化することを目的とする。
第1態様に係る合成梁の設計方法は、上下方向に互いに対向する一対のフランジと一対の前記フランジを接続するウェブとを有し、柱に接合される梁と、前記フランジに接合されるコンクリートスラブと、を備える合成梁の設計方法であって、前記梁に設計部材角を与えた場合に、該梁が横座屈しないように、前記コンクリートスラブと前記梁とのねじり剛性比を設定する。
第1態様に係る合成梁の設計方法によれば、梁に設計部材角を与えた場合に、当該梁が横座屈しないように、コンクリートスラブと梁とのねじり剛性比を設定する。
ここで、梁のフランジの回転を拘束するために必要となるコンクリートスラブのねじり剛性は、梁の設計部材角(梁の必要部材角)に応じて変動する。すなわち、梁の設計部材角が小さくなると、当該梁のフランジの回転を拘束するために必要となるコンクリートスラブのねじり剛性も小さくなる。一方、梁の設計部材角が大きくなると、当該梁のフランジの回転を拘束するために必要となるコンクリートスラブのねじり剛性も大きくなる。
そこで、本発明では、梁に設計部材角を与えた場合に、梁が横座屈しないように、コンクリートスラブと梁とのねじり剛性比を設定する。これにより、梁の横座屈を抑制しつつ、コンクリートスラブと梁とのねじり剛性比を最適化することができる。
第2態様に係る合成梁の設計方法は、前記ねじり剛性比は、式(1)を満たすように設定する。
第2態様に係る合成梁の設計方法によれば、コンクリートスラブと梁とのねじり剛性比は、式(1)を満たすように設定する。これにより、コンクリートスラブと梁とのねじり剛性比を容易に最適化することができる。
第3態様に係る合成梁の設計方法は、第1態様又は第2態様に係る合成梁の設計方法において、前記コンクリートスラブのスラブ厚は、140mm以上、又は前記コンクリートスラブと前記梁との間にデッキプレートがある場合は、130mm以上である。
第3態様に係る合成梁の設計方法によれば、コンクリートスラブのスラブ厚を実用的な範囲で設定することにより、コンクリートスラブと梁とのねじり剛性比をさらに最適化することができる。
第4態様に係る合成梁は、上下方向に互いに対向する一対のフランジと一対の前記フランジを接続するウェブとを有し、柱に接合される梁と、前記フランジに接合されるコンクリートスラブと、を備える合成梁であって、前記梁に設計部材角が与えられた場合に、該梁が横座屈しないように、前記コンクリートスラブと前記梁とのねじり剛性比が設定された。
第4態様に係る合成梁によれば、梁に設計部材角が与えられた場合に、当該梁が横座屈しないように、コンクリートスラブと前記梁とのねじり剛性比が設定される。
ここで、梁のフランジの回転を拘束するために必要となるコンクリートスラブのねじり剛性は、前述したように、梁の設計部材角(梁の必要部材角)に応じて変動する。
そこで、本発明では、梁に設計部材角が与えられた場合に、当該梁が横座屈しないように、コンクリートスラブと梁とのねじり剛性比が設定される。これにより、梁の横座屈を抑制しつつ、コンクリートスラブと梁とのねじり剛性比を最適化することができる。
以上説明したように、本発明に係る合成梁の設計方法及び合成梁によれば、梁の横座屈を抑制しつつ、コンクリートスラブと梁とのねじり剛性比を最適化することができる。
一実施形態に係る合成梁を示す立面図である。 図1の2−2線断面図である。 合成梁を構成するコンクリートスラブのモデル図である。 解析で用いた合成梁を示す斜視図である。 (A)及び(B)は、合成梁の解析モデルを示す斜視図である。 梁の弾性横座屈耐力(Mcre/Mcr0)と、コンクリートスラブと梁とのねじり剛性比xとの関係を示すグラフである。 載荷実験で用いた梁の試験体の寸法、及び解析結果を示す表である。 (A)は、梁の両端の支持条件が両端固定支持の場合において、コンクリートスラブの拘束力による梁の耐力上昇係数α,αと、梁のウェブ辺長比λとの関係を示すグラフであり、(B)は、梁の両端の支持条件が、一端固定支持で他端ピン支持の場合において、コンクリートスラブの拘束力による梁の耐力上昇係数α,αと、梁のウェブ辺長比λとの関係を示すグラフである。 (A)は、図8(A)に示されるウェブ辺長比λをウェブ幅厚比d/tで除したグラフであり、(B)は、図8(B)に示されるウェブ辺長比λをウェブ幅厚比d/tで除したグラフである。 梁の弾性横座屈耐力(Mcre/Mcr0)と、コンクリートスラブと梁とのねじれ剛性比xとの関係を示すグラフである。 載荷実験で用いた梁の試験体の寸法、及び解析結果を示す表である。 載荷実験装置を示す立面図である。 (A)は、載荷実験で用いたスケルトンカーブを示し、(B)は、実験から得られた梁のモーメントMと部材角Rとの関係を示すグラフである。 梁の塑性率の計算値と実験値との比較結果を示す表である。 (A)及び(B)には、梁の塑性率μの計算値と実験値との関係を示すグラフである。
(一実施形態)
以下、図面を参照しながら、一実施形態について説明する。
(合成梁)
図1及び図2に示されるように、本実施形態に合成梁10は、梁12と、コンクリートスラブ20とを備えている。梁12は、断面H型に形成されている。また、梁12は、上下方向に互いに対向する一対のフランジ12A,12Bと、一対のフランジ12A,12Bを接続するウェブ12Cとを有している。この梁12は、例えば、一対の柱14に架設されている。
なお、梁12は、例えば、ロール成形によって成形されたロールHであっても良いし、一対のフランジ12A,12Bとウェブ12Cとを溶接して組み立てたビルドHであっても良い。また、梁12の断面形状は、一対のフランジ12A,12B及びウェブ12Cの板厚や幅が異なる偏断面形状であっても良い。
また、梁12の材軸方向の両端12E1,12E2の支持条件は、後述するように、両端固定支持であっても良いし、一端固定支持で他端ピン支持であっても良い。また、後述する梁12の一般化横座屈細長比λは、150〜250とされる。なお、本実施形態における「下限値〜上限値」は、下限値以上、かつ、上限値以下を意味する。
コンクリートスラブ20は、例えば、鉄筋コンクリート造やPCaコンクリート造とされている。このコンクリートスラブ20のスラブ厚t(図2参照)は、例えば、140mm以上とされる。また、コンクリートスラブがデッキスラブ(合成スラブ)の場合、すなわちコンクリートスラブ20と梁12との間に図示しないデッキプレートがある場合、コンクリートスラブのスラブ厚tは、例えば、130mm以上とされる。
コンクリートスラブ20は、複数のスタッド22を介して梁12の上側のフランジ12Aに接合されており、梁12と共に合成梁10を構成している。複数のスタッド22は、例えば、頭付スタッドとされる。また、各スタッド22は、フランジ12Aの上面から上方へ突出されている。これらのスタッド22は、梁12の材軸方向(長手方向)の間隔を空けて配置されている。また、図2に示されるように、複数のスタッド22は、フランジ12Aの幅方向に間隔を空けて配置されている。なお、フランジ12Aの幅方向に並ぶスタッド22の本数は、1本であっても良い。
また、複数のスタッド22の本数や強度は、例えば、コンクリートスラブ20によって梁12のフランジ12Aの横移動が拘束可能に設定されている。また、梁12のフランジ12Aとコンクリートスラブ20とは、スタッド22に限らず、他の接合部材によって接合されても良い。
ここで、地震時には、梁12のウェブ12Cが面外方向にはらみ出す横座屈が発生する可能性がある。この対策として、例えば、梁12に図示しない横補剛材(横座屈抑制部材)を取り付け、梁12のウェブ12Cに面外剛性を付与することが考えられる。しかしながら、梁12に横補剛材を取り付けるためには、手間がかかる。
そこで、本実施形態では、コンクリートスラブ20の拘束力(拘束効果)によって、梁12が横座屈しないように、コンクリートスラブ20のねじり剛性と、梁12のねじり剛性との比(以下、単に「ねじり剛性比x」ともいう)が設定されている。これにより、本実施形態では、横補剛材を不要にしつつ、梁12の横座屈を抑制することができる。
ここで、梁12のフランジ12Aの回転を拘束するために必要となるコンクリートスラブ20のねじり剛性は、梁12の設計部材角θ(梁の必要部材角)に応じて変動する。すなわち、梁12の設計部材角θが小さくなると、梁12のフランジ12Aの回転を拘束するために必要となるコンクリートスラブ20のねじり剛性も小さくなる。一方、梁12の設計部材角θが大きくなると、梁12のフランジ12Aの回転を拘束するために必要となるコンクリートスラブ20のねじり剛性も大きくなる。
そこで、本実施形態では、梁12に設計部材角θを与えた場合に、梁12が横座屈しないように、コンクリートスラブ20と梁12とのねじり剛性比xが設定されている。より具体的には、コンクリートスラブ20と梁12とのねじり剛性比xは、下記式(1)を満たすように設定されている。これにより、梁12の横座屈を抑制しつつ、コンクリートスラブ20と梁12とのねじり剛性比xを最適化することができる。なお、ねじり剛性比xが負の場合(x<0)は、コンクリートスラブ20のねじり剛性の大きさに関わらず、梁12に横座屈は発生しない。
Figure 0006895282

ただし、
b:梁の両端の支持条件によって決まる定数
<梁の両端の支持条件:両端固定支持の場合>
b=1.82〜8.15
<梁の両端の支持条件:一端固定支持で他端ピン支持の場合>
b=2.67〜4.69
θM:梁に設計部材角θを与えた場合に、梁の端部に発生する端部曲げモーメント
cr0:等曲げモーメントによる梁の弾性横座屈耐力
α,α:コンクリートスラブの拘束力による梁の耐力上昇係数
<梁の両端の支持条件:両端固定支持の場合>
α=2.74〜3.91
α=3.40〜7.47
<梁の両端の支持条件:一端固定支持で他端ピン支持の場合>
α=2.43〜2.59
α=3.99〜6.61
である。
(コンクリートスラブと梁とのねじり剛性比の算出方法)
以下、横補剛材の要否を検討しつつ、コンクリートスラブ20と梁12とのねじり剛性比xの算出方法について説明する。
横補剛材の要否は、例えば、梁12の塑性変形性能に基づいて判断される。この梁12の塑性変形性能、すなわち梁12の塑性率(保有塑性率)μは、下記式(2)及び式(3)で表される。
Figure 0006895282

ただし、
λ:一般化横座屈細長比
cre:コンクリートスラブの拘束力を考慮した梁の弾性横座屈耐力
:梁の全塑性耐力
である。
上記式(2)及び式(3)の精度を高めるためには、コンクリートスラブ20の拘束力を考慮した梁12の弾性横座屈耐力Mcreを精度良く求める必要がある。このコンクリートスラブ20の拘束力は、例えば、図3に示されるように、梁12のフランジ12Aの横移動を拘束する横移動拘束ばねkと、梁12のフランジ12Aの回転を拘束する回転拘束ばねkβとにモデル化される。
ここで、梁12とコンクリートスラブ20とが一体に接合されて合成梁10を構成する場合、梁12のフランジ12Aの横移動は、基本的に、コンクリートスラブ20によって拘束される。そのため、本実施形態では、フランジ12Aの横移動は、コンクリートスラブ20の横移動拘束ばねkによって完全に拘束されるものとし、コンクリートスラブ20の回転拘束ばねkβによるフランジ12Aの回転拘束力について検討する。
先ず、解析により、コンクリートスラブ20の回転拘束力、すなわちコンクリートスラブ20のねじり剛性と、梁12の横座屈耐力Mcreとの関係を求める。
(解析モデル)
図4、及び図5(A)には、梁12の解析モデルが示されている。この梁12の材軸方向の両端12E1,12E2の支持条件は、固定とされている。つまり、梁12の両端12E1,12E2では、強軸周り及び弱軸周りの各々の回転及びそりが拘束されている。また、本解析では、梁スパン(梁の全長)lが異なる三種類の梁12が用いられる。
コンクリートスラブ20の解析モデルは、ねじり剛性のみを有する梁要素としてモデル化されている。このコンクリートスラブ20のスラブ幅Bは、例えば、梁12が接合される柱14の柱幅に設定される。
なお、図5(B)には、梁12の両端12E1,12E2の支持条件が、一端固定支持で他端ピン支持の解析モデルが示されている。
(解析方法)
本解析では、梁スパンlが異なる三種類の梁12に対し、コンクリートスラブ20のねじり剛性をパラメータとして逆対称曲げモーメントM(図5(A)参照)を与え、各梁12の弾性横座屈耐力Mcreをそれぞれ求めた。
また、コンクリートスラブ20を省略した梁12に対し、すなわちフランジ12Aの横移動及び回転が非拘束とされた梁12に対し、等曲げモーメントを与えた場合の各梁12の弾性横座屈耐力Mcr0を、解析ではなく計算(手計算)で求めた。なお、弾性横座屈耐力Mcr0を求める際の梁12の両端12E1,12E2の支持条件は、弾性横座屈耐力Mcreの場合と同じ固定である。
(解析結果、梁の両端の支持条件:固定支持の場合)
図6には、梁12の両端12E1,12E2の支持条件が固定支持の場合の解析結果が示されている。なお、図6の縦軸は、解析で求めた梁12の弾性横座屈耐力Mcreを弾性横座屈耐力Mcr0で除した値である。また、図6の横軸は、コンクリートスラブ20と梁12とのねじり剛性比xである。
図6に示されるように、弾性横座屈耐力(Mcre/Mcr0)は、コンクリートスラブ20と梁12とのねじり剛性比xが0.01以下の場合に下限値に漸近し、ねじり剛性比xが100以上の場合に上限値に漸近する。
ここで、弾性横座屈耐力(Mcre/Mcr0)が下限値の場合、すなわち、梁12に対するコンクリートスラブ20のねじり剛性比xが0.01以下の場合は、コンクリートスラブ20のねじり剛性が小さいため、コンクリートスラブ20による梁12のフランジ12Aの回転拘束力も小さくなる。したがって、基本的に、コンクリートスラブ20によって梁12のフランジ12Aの回転は拘束されず、フランジ12Aの横移動のみが拘束された状態になる。
一方、弾性横座屈耐力(Mcre/Mcr0)が上限値の場合、すなわち、梁12に対するコンクリートスラブ20のねじり剛性比xが100以上の場合は、コンクリートスラブ20のねじり剛性が大きいため、コンクリートスラブ20による梁12のフランジ12Aの回転拘束力も大きくなる。したがって、基本的に、コンクリートスラブ20によってフランジ12Aの回転が拘束される。つまり、コンクリートスラブ20によって、フランジ12Aの回転及び横移動が完全に拘束された状態となる。
このように弾性横座屈耐力(Mcre/Mcr0)が下限値及び上限値に収束する関数は、下記式(4)に示されるロジスティック関数によって表すことができる。
Figure 0006895282

ただし、
f:下限値
f+a:上限値
a,b,c,f:未知数(定数)
である。
ここで、式(4)のyを梁12の弾性横座屈耐力Mcreとし、式(4)のxをコンクリートスラブ20と梁12とのねじり剛性比xとする。この場合、弾性横座屈耐力Mcreの下限値fは、フランジ12Aの回転は非拘束で、フランジ12Aの横移動のみが完全に拘束された梁12の横座屈耐力Mcr1となる。また、弾性横座屈耐力Mcreの上限値f+aは、フランジ12Aの回転及び横移動が完全に拘束された梁12の横座屈耐力をMcr2となり、下記式(5)で表される。
Figure 0006895282
なお、式(5)では、簡略化のために、xを自然対数で表している。また、ねじり剛性比xは、下記式(6)で表される。
Figure 0006895282

ただし、
G:コンクリートスラブのせん断弾性係数
J:コンクリートスラブのサンブナンのねじり定数
G:梁のせん断弾性係数
J:梁のサンブナンのねじり定数
である。
また、コンクリートスラブ20のサンブナンのねじり定数Jは、下記式(7)で表される。
Figure 0006895282

ただし、
:コンクリートスラブのスラブ幅(有効幅)
:コンクリートスラブのスラブ厚
である。
また、梁12のサンブナンのねじり定数Jは、下記式(8)で表される。
Figure 0006895282

ただし、
H:梁成
:梁のフランジの板厚
:ウェブの板厚
B:梁の幅
である。
次に、上記式(4)の係数b,cを、解析結果をもとに最小二乗法により求める。図7には、梁12の試験体の寸法、及び解析結果が示されている。なお、図7におけるcr1cr2は、解析値であり、Mcr0,Mcr1,Mcr2は、式(9)等の計算値である。このことは、図11についても同様である。
図7に示されるように、係数cは、梁12の形状寸法に関わらず、1.0前後となった。そのため、本実施形態では、一例として、係数cを1.0(c=1.0)とする。次に、係数bは、1.82〜8.15の範囲となった。そのため、本実施形態では、一例として、係数bを複数の梁12の平均値である4.31(b=4.31)とする。
なお、係数bは、平均値4.31に限らず、1.82〜8.15の範囲であっても良い。これと同様に、係数cは、1.0に限らず、1.0前後であっても良い。
次に、座屈耐力(弾性横座屈耐力)Mcr1,Mcr2を、下記式(9a)及び式(9b)のように定義する。
Figure 0006895282

ただし、
α,α:コンクリートスラブの拘束力による梁の耐力上昇係数(横座屈耐力上昇係数)
である。
また、弾性横座屈耐力Mcr0は、前述したように、等曲げモーメントによる梁12の弾性横座屈耐力(フランジ12Aの横移動及び回転は非拘束)であり、下記式(10)で表される。
Figure 0006895282

ただし、
E:梁の弾性係数
:梁の弱軸周りの断面二次モーメント
:梁の曲げねじり定数
:梁の有効座屈長さ(両端固定支持の場合、l=0.5×l)
l:梁スパン
である。
なお、梁の曲げねじり定数は、下記式(11)で表される。
Figure 0006895282

ただし、
:梁のフランジの板厚
:梁のフランジの幅
h:上下のフランジの中心間距離
である。
また、梁12のウェブ辺長比λは、下記式(12)で表される。
Figure 0006895282

ただし、
l:梁スパン
H:梁成
:フランジの板厚
である。
次に、図8(A)には、梁12の耐力上昇係数α,αとウェブ辺長比λとの関係が示されている。なお、耐力上昇係数α,αは、固有値解析から得られた梁12の横座屈耐力Mcr1,Mcr2を、上記式(10)の弾性横座屈耐力Mcr0で除すことにより求めた。
図8(A)から分かるように、耐力上昇係数αは、ウェブ辺長比λと概ね線形関係にあるが、耐力上昇係数αには、ばらつきがある。そこで、図9(A)に示されるように、ウェブ辺長比λをウェブ幅厚比d/tで除して整理した。なお、dは、梁12のウェブ12Cの高さ(図2参照)であり、tは、ウェブ12Cの板厚である。
図9(A)に示されるように、梁12の耐力上昇係数α,αは、ウェブ辺長比λ/(ウェブ幅厚比d/t)と概ね線形関係にある。そこで、耐力上昇係数α,αを下記式(13a)及び式(13b)のように定義する。
Figure 0006895282

ただし、
λ:梁のウェブ辺長比
d:ウェブ成(ウェブの高さ)
:ウェブの板厚
である。
なお、梁12の耐力上昇係数αは、上記式(13a)に限らず、2.74〜3.91の範囲(図7参照)であっても良い。これと同様に、梁12の耐力上昇係数αは、上記式(13b)に限らず、3.40〜7.47の範囲(図7参照)であっても良い。
ところで、式(9a)及び式(9b)より、上記式(8)は、下記式(14)で表される。
Figure 0006895282
上記式(14)から、コンクリートスラブ20による梁12のフランジ12Aの拘束力は、下記式(15)で表される。
Figure 0006895282
また、図10には、式(14)から求めた梁12の弾性横座屈耐力(Mcre/Mcr0)と、解析から得られた梁12の弾性横座屈耐力(Mcre/Mcr0)が示されている。なお、図10中のプロット(黒丸)は、コンクリートスラブ20のスラブ幅(有効幅)Bを柱幅とした場合のねじり剛性比xを示している。
図10に示されるように、計算値のグラフ(実線)と、解析値のグラフ(破線)とは良く対応している。このことから、式(14)が、妥当であることが分かる。
(梁の両端の支持条件:一端固定で他端ピン支持の場合)
上記と同様の方法により、梁12の両端12E1,12E2の支持条件が、一端固定支持で他端ピン支持の場合についても検討した。
梁12の両端12E1,12E2の支持条件が、一端固定支持で他端ピン支持の場合、梁12の有効座屈長さlは、0.7l(l=0.7l)となる。また、図11に示されるように、係数bは、2.67〜4.69の範囲になり、その平均値は3.92(b=3.92)となる。また、係数cは1.0前後(c=1.0)となる。
なお、係数bは、平均値3.92に限らず、2.67〜4.69の範囲であっても良い。これと同様に、係数cは、1.0に限らず、1.0前後であっても良い。
さらに、図8(B)に示されるように、梁12の耐力上昇係数αは、ウェブ辺長比λと概ね線形関係にあるが、耐力上昇係数αには、ばらつきがある。そのため、図9(B)に示されるように、ウェブ辺長比λをウェブ幅厚比d/tで除して整理した。
図9(B)に示されるように、耐力上昇係数α,αは、ウェブ辺長比λ/(ウェブ幅厚比d/t)と概ね線形関係にある。そこで、耐力上昇係数α,αを下記式(13a’)及び式(13b’)のように定義する。
Figure 0006895282

ただし、
λ:梁のウェブ辺長比
d:ウェブ成(ウェブの高さ)
:ウェブの板厚
である。
なお、梁12の耐力上昇係数αは、上記式(13a’)に限らず、2.43〜2.59の範囲(図11参照)であっても良い。これと同様に、梁12の耐力上昇係数αは、上記式(13b’)に限らず、3.99〜6.61の範囲(図11参照)であっても良い。
(式(14)の妥当性の確認)
次に、式(14)の妥当性を検証する。具体的には、式(14)で求めた梁12の弾性横座屈耐力Mcreから、梁12の塑性率μを算出する。そして、算出した梁12の塑性率μと、実験値から求めた梁12の塑性率μ’とを比較することにより、式(14)の妥当性を検証する。
先ず、式(14)を式(3)に代入すると、梁12の一般化横座屈細長比(一般化細長比)λは、下記式(16)で表される。
Figure 0006895282
また、上記式(16)を式(2)に代入すると、梁12の塑性率μは、下記式(17)で表される。この式(17)から、梁12の塑性率μを求めた。
Figure 0006895282
(載荷実験概要)
載荷実験では、図12に示される載荷装置30によって、梁12に繰り返し荷重を載荷し、得られたモーメントMと部材角Rとの関係から塑性率μを求めた。
(載荷装置)
図12に示されるように、載荷装置30は、一対の柱38と、一対の柱38に支持された加力梁46とを備えている。一対の柱38は、基礎58を介して床56に支持されている。また、一対の柱38の柱脚部は、回転軸50を介して基礎58に連結され、柱38の柱頭部は、回転軸51を介して加力梁46にされている。これにより、一対の柱38が、傾倒可能とされている。この一対の柱38間に、合成梁10が架設されている。なお、合成梁10の上には、当該合成梁10に長期荷重を付与する錘48が適宜載せられている。
また、加力梁46の一端部と反力壁57とは、ジャッキ40及びロードセル42を介して連結されている。このジャッキ40によって、加力梁46の一端部に水平力を載荷することにより、合成梁10に逆対称曲げモーメントが付与される。
(実験結果)
図13(A)に従ってスケルトンカーブを作成し、上記載荷実験によって梁12の耐力が、計算で求めた合成梁10の全塑性耐力まで低下したときの梁12の変形(梁12の耐力が、計算で求めた合成梁10の全塑性耐力まで低下しなかった場合は、梁12の最大変形)を、図13(B)に示されるように、実験値の弾性剛性とgeneral yield法による全塑性耐力から求めた全塑性耐力時の弾性変形Rで除すことで、塑性率μを求めた。
ここで、図14、図15(A)、及び図15(B)には、上記式(17)から求めた塑性率μと、実験値から求めた塑性率μ’との関係が示されている。なお、図15(A)では、塑性率μ’に正負の平均値を採用し、図15(B)は、塑性率μ’に正負の最大値を採用している。つまり、本実施形態では、二種類の指標で、式(14)を評価した。
図15(A)からは、上記式(17)から求めた梁12の塑性率μが、実験値から求めた梁12の塑性率μ’と良く対応することが分かる。一方、図15(B)からは、上記式(17)から求めた梁12の塑性率μが、実験値から求めた梁12の塑性率μ’よりも僅かに大きくなることが分かる。つまり、上記式(17)では、梁12の塑性率μが安全側に評価されたことが分かる。
また、図15(B)には、梁12の両端12E1,12E2の支持条件が、一端固定支持で他端ピン支持の場合の比較結果が示されている。この場合も、上記式(17)から求めた梁12の塑性率μが、実験値から求めた梁12の塑性率μ’よりも僅かに大きくなることが分かる。つまり、上記式(17)では、梁12の塑性率μが安全側に評価されることが分かる。
なお、一端固定支持で他端ピン支持の場合の載荷実験では、下側のフランジ12Bが圧縮となる載荷履歴において、梁12の耐力が、計算で求めた合成梁10の全塑性耐力まで低下したときの変形に基づいて、梁12の塑性率μを求めた。
以上のように、図15(A)及び図15(B)から、式(14)が妥当であることが分かる。
(横補剛材の要否)
次に、横補剛材の要否について検討する。
先ず、梁12の設計部材角θと、梁12の塑性率μとの関係について説明する。梁12の設計部材角θと、塑性率μrqとの関係は、下記式(18)及び式(19)で表される。
Figure 0006895282

ただし、
θ:梁の全塑性耐力到達時の弾性部材角
:梁の強軸周りの断面二次モーメント
である。
なお、横座屈の検討が必要となる梁12は、一般に細長比が大きく、曲げ変形が卓越することが多い。そのため、上記式(18)では、梁12のせん断変形は考慮せず、梁12の曲げ変形のみを考慮している。
ここで、横補剛材が不要なる条件は、式(17)の塑性率μが式(18)の塑性率μrq以上であり、下記式(20)で表される。この式(20)から、横補剛材の要否は、梁12の鋼種に依存しないことが分かる。
Figure 0006895282
また、逆対称曲げモーメントを受ける梁12(弾性部材)において、梁12の部材角が所定の部材角(設計部材角)θのときに、梁12の端部に発生する端部曲げモーメントθMは、下記式(21)で表される。
Figure 0006895282
そうすると、上記式(20)は、下記式(22)で表される。
Figure 0006895282
なお、梁12の両端12E1,12E2の支持条件が、一端固定支持で他端ピン支持の場合、梁12の端部曲げモーメントθMは、下記式(21’)で表される。
Figure 0006895282
上記式(22)は、コンクリートスラブ20による拘束力を考慮した梁12の弾性横座屈耐力Mcreが、設計部材角θが与えられた梁12の端部に発生する端部曲げモーメントθM以上の場合に、横補剛材が不要であることを示している。したがって、上記式(22)を満たすように、梁12の弾性横座屈耐力Mcreを設定することにより、横補剛材を不要にすることができる。
また、上記式(22)及び式(14)より、下記式(23)が得られる。
Figure 0006895282
上記式(23)をねじれ剛性比xについて解くと、上記式(1)が得られる。したがって、式(1)を満たすように、コンクリートスラブ20と梁12とのねじれ剛性比xを設定することにより、横補剛材を不要にしつつ、梁12の横座屈を抑制することができる。
ここで、梁12の設計部材角θに、例えば、構造物の終局時の層間変形角が採用される。これにより、梁12の設計部材角θの選定が容易となる。また、一般に、梁12の部材角(変形量)は、構造物の層間変形角の4〜6割程度となる。したがって、梁12の設計部材角θに、構造物の終局時(終局耐力時)の層間変形角を採用することにより、梁12を安全側に評価することができる。
なお、梁12の設計部材角θは、構造物の終局時の層間変形角に限らず、必要に応じて適宜変更可能である。
(補足)
式(20)について補足すると、式(20)の両辺を梁12の全塑性耐力Mで除し、さらに、式(1)の塑性率μ)、及び式(15)の塑性率μrqを代入すると、梁12の塑性率μは、下記式(24)で表すことができる。
Figure 0006895282
(変形例)
次に、上記実施形態の変形例について説明する。
上記実施形態では、コンクリートスラブ20が、梁12の上側のフランジ12Aに接合されるが、コンクリートスラブ20は、梁12の下側のフランジ12Bに接合されても良い。
また、上記実施形態では、コンクリートスラブ20と梁12とのねじり剛性比xの算出に式(1)を用いたが、上記実施形態はこれに限らない。コンクリートスラブ20と梁12とのねじり剛性比は、梁12に設計部材角θを与えた場合に、当該梁12が横座屈しないように設定されていれば良く、その算出方法は適宜変更可能である。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明はこうした実施形態に限定されるものでなく、一実施形態及び各種の変形例を適宜組み合わせて用いても良いし、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは勿論である。
12 梁
12A フランジ
12E1 一端(梁の材軸方向の一端)
12E2 他端(梁の材軸方向の他端)
14 柱
20 コンクリートスラブ

Claims (3)

  1. 上下方向に互いに対向する一対のフランジと一対の前記フランジを接続するウェブとを有し、柱に接合される梁と、前記フランジに接合されるコンクリートスラブと、を備える合成梁の設計方法であって、
    前記梁に設計部材角を与えた場合に、該梁が横座屈しないように、前記コンクリートスラブと前記梁とのねじり剛性比を、式(1)を満たすように設定する、
    合成梁の設計方法。
    Figure 0006895282

    ただし、
    b:梁の両端の支持条件によって決まる定数
    <梁の両端の支持条件:両端固定支持の場合>
    b=1.82〜8.15
    <梁の両端の支持条件:一端固定支持で他端ピン支持の場合>
    b=2.67〜4.69
    θ M:梁に設計部材角θを与えた場合に、梁の端部に発生する端部曲げモーメント
    cr0 :等曲げモーメントによる梁の弾性横座屈耐力
    α ,α :コンクリートスラブの拘束力による梁の耐力上昇係数
    <梁の両端の支持条件:両端固定支持の場合>
    α =2.74〜3.91
    α =3.40〜7.47
    <梁の両端の支持条件:一端固定支持で他端ピン支持の場合>
    α1=2.43〜2.59
    α2=3.99〜6.61
    である。
  2. 前記コンクリートスラブのスラブ厚は、140mm以上、又は前記コンクリートスラブと前記梁との間にデッキプレートがある場合は、130mm以上である、
    請求項1に記載の合成梁の設計方法。
  3. 上下方向に互いに対向する一対のフランジと一対の前記フランジを接続するウェブとを有し、柱に接合される梁と、前記フランジに接合されるコンクリートスラブと、を備える合成梁であって、
    前記梁に設計部材角が与えられた場合に、該梁が横座屈しないように、前記コンクリートスラブと前記梁とのねじり剛性比が式(1)を満たすように設定された、
    合成梁。
    Figure 0006895282

    ただし、
    b:梁の両端の支持条件によって決まる定数
    <梁の両端の支持条件:両端固定支持の場合>
    b=1.82〜8.15
    <梁の両端の支持条件:一端固定支持で他端ピン支持の場合>
    b=2.67〜4.69
    θ M:梁に設計部材角θを与えた場合に、梁の端部に発生する端部曲げモーメント
    cr0 :等曲げモーメントによる梁の弾性横座屈耐力
    α ,α :コンクリートスラブの拘束力による梁の耐力上昇係数
    <梁の両端の支持条件:両端固定支持の場合>
    α =2.74〜3.91
    α =3.40〜7.47
    <梁の両端の支持条件:一端固定支持で他端ピン支持の場合>
    α1=2.43〜2.59
    α2=3.99〜6.61
    である。
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