JP6894656B1 - 構造物の変位を推定するためのシステム、方法、及びプログラム - Google Patents

構造物の変位を推定するためのシステム、方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

変位推定システム1は、橋梁9の長手方向であるx軸方向において所定の間隔を空けて配置されている加速度計11−1、11−2、・・・、11−m(以下、加速度計11と総称する)と、加速度計11が測定した加速度の測定値を示す加速度データを加速度計11から受信し、加速度データが示すx軸方向の加速度からx軸方向における基準位置からの距離とz軸方向における基準姿勢からの変位との関係を推定するデータ処理装置12を備える。データ処理装置12によれば、x軸方向の任意の位置における橋梁9の変位が推定される。また、データ処理装置12は、加速度計11が配置されている位置(測定位置)の各々に関し、加速度データが示すz軸方向の加速度からz軸方向における橋梁9の変位の微細変動成分を算出し、推定したz軸方向における変位に算出した微細変動成分を加算することで、測定位置の各々における橋梁9の詳細な変位を推定する。

Description

本発明は、橋梁や塔のような長尺な構造物の変位を推定するための技術に関する。
橋梁や塔のような長尺な構造物の変位を知りたい、というニーズがある。例えば、橋梁の変位を継続的に知ることができれば、橋梁の経年劣化の程度を推定することができる。
構造物の変位を特定する方法の1つに、レーザ光等を用いた非接触型距離計により基準位置から構造物の特定点までの距離を測定する方法がある。例えば、特許文献1には、橋梁の下方に設置した非接触距離計によって橋梁の下面に設定した複数の特定点までの距離を測定し、それらの測定の結果を用いた演算により、橋梁の撓みによる変位を特定する方法が提案されている。
特開2014−74685号公報
非接触型距離計を用いて対象物の変位を特定する方法には、非接触型距離計から対象物までの距離が長い程、特定される対象物の変位の精度が下がる、という問題がある。また、非接触型距離計を用いて対象物の変位を特定する方法には、非接触型距離計が揺れると、特定される対象物の変位の精度が下がる、という問題もある。また、対象物の周りに障害物がある場合、非接触型距離計を用いてその対象物の変位を特定することはできない。
上記の事情に鑑み、本発明は、様々な設置環境下にある長尺な構造物の変位を推定できる手段を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するため、本発明は、1以上の固定点を持つ長尺な構造物の基準姿勢における長手方向を第1の方向とし、前記第1の方向に垂直な特定の方向を第2の方向とし、前記第1の方向と前記第2の方向を含む平面を基準面とするとき、複数の異なるタイミングの各々において、前記第1の方向における基準位置からの距離が異なる複数の測定位置の各々で測定された前記構造物の前記基準面における前記第1の方向に対する傾斜角を取得する取得手段と、前記複数の異なるタイミングの各々に関し、前記取得手段が取得した傾斜角を用いて、前記第1の方向における前記基準位置からの距離と、前記基準位置から当該距離だけ離れた位置における前記構造物の前記基準面における前記基準姿勢からの変位との関係を推定する関係推定手段と、前記複数の異なるタイミングの各々に関し前記関係推定手段が推定した前記関係を用いて、前記第1の方向における特定の位置における前記構造物の前記基準姿勢からの変位の時系列値を特定する変位時系列値特定手段と、を備え、前記取得手段は、前記第1の方向における特定の測定位置において測定された前記第2の方向における前記構造物の加速度の時系列値を取得し、前記取得手段が取得した前記構造物の加速度の時系列値が示す波形から所定の閾値以上の周波数の成分を抽出する抽出手段と、前記抽出手段が抽出した加速度の成分を積分し、前記特定の測定位置における前記構造物の前記第2の方向における変位の微細変動成分の時系列値を算出する算出手段とを備え、前記変位時系列値特定手段は、前記関係推定手段が推定した前記関係を用いて特定した変位の時系列値を、前記算出手段が算出した変位の微細変動成分の時系列値を加算することにより補正するシステムを、第の態様として提供する。
の態様に係るシステムによれば、長尺な構造物の特定位置における変位の経時変化を微細な点まで知ることができる。
また、本発明は、1以上の固定点を持つ構造物の基準姿勢における長手方向を第1の方向とし、前記第1の方向に垂直な特定の方向を第2の方向とし、前記第1の方向に垂直で前記第2の方向と異なる特定の方向を第3の方向とし、前記第1の方向と前記第2の方向を含む平面を第1の基準面とし、前記第1の方向と前記第3の方向を含む平面を第2の基準面とするとき、前記第1の方向における基準位置からの距離が異なる複数の測定位置の各々で特定のタイミングに測定された前記構造物の前記第1の基準面における前記第1の方向に対する傾斜角と、前記複数の測定位置の各々で前記特定のタイミングに測定された前記構造物の前記第2の基準面における前記第1の方向に対する傾斜角とを取得する取得手段と、前記取得手段が取得した前記第1の基準面における傾斜角を用いて、前記第1の方向における前記基準位置からの距離と、前記基準位置から当該距離だけ離れた位置における前記構造物の前記第1の基準面における前記基準姿勢からの変位との関係を推定し、前記取得手段が取得した前記第2の基準面における傾斜角を用いて、前記第1の方向における前記基準位置からの距離と、前記基準位置から当該距離だけ離れた位置における前記構造物の前記第2の基準面における前記基準姿勢からの変位との関係を推定する関係推定手段とを備えるシステムを、第の態様として提供する。
の態様に係るシステムによれば、長尺な構造物の変形が、構造物の軸に垂直な一方向における変形に限られない場合であっても、測定時における当該構造物の3次元形状を推定することができる。
また、本発明は、1以上の固定点を持つ長尺な構造物の基準姿勢における長手方向を第1の方向とし、前記第1の方向に垂直な特定の方向を第2の方向とし、前記第1の方向と前記第2の方向を含む平面を基準面とするとき、複数の異なるタイミングの各々において、前記第1の方向における基準位置からの距離が異なる複数の測定位置の各々で測定された前記構造物の前記基準面における前記第1の方向に対する傾斜角を取得するステップと、前記複数の異なるタイミングの各々に関し、前記取得するステップにおいて取得した傾斜角を用いて、前記第1の方向における前記基準位置からの距離と、前記基準位置から当該距離だけ離れた位置における前記構造物の前記基準面における前記基準姿勢からの変位との関係を推定するステップと、前記複数の異なるタイミングの各々に関し前記推定するステップにおいて推定した前記関係を用いて、前記第1の方向における特定の位置における前記構造物の前記基準姿勢からの変位の時系列値を特定するステップと、を備え、前記取得するステップにおいて、前記第1の方向における特定の測定位置において測定された前記第2の方向における前記構造物の加速度の時系列値を取得し、前記取得するステップにおいて取得した前記構造物の加速度の時系列値が示す波形から所定の閾値以上の周波数の成分を抽出するステップと、前記抽出するステップにおいて抽出した加速度の成分を積分し、前記特定の測定位置における前記構造物の前記第2の方向における変位の微細変動成分の時系列値を算出するステップとを備え、前記特定するステップにおいて、前記推定するステップにおいて推定した前記関係を用いて特定した変位の時系列値を、前記算出するステップにおいて算出した変位の微細変動成分の時系列値を加算することにより補正する方法を、第の態様として提供する。
また、本発明は、1以上の固定点を持つ長尺な構造物の基準姿勢における長手方向を第1の方向とし、前記第1の方向に垂直な特定の方向を第2の方向とし、前記第1の方向と前記第2の方向を含む平面を基準面とするとき、コンピュータに、複数の異なるタイミングの各々において、前記第1の方向における基準位置からの距離が異なる複数の測定位置の各々で測定された前記構造物の前記基準面における前記第1の方向に対する傾斜角を取得する処理と、前記複数の異なるタイミングの各々に関し、前記取得する処理において取得した傾斜角を用いて、前記第1の方向における前記基準位置からの距離と、前記基準位置から当該距離だけ離れた位置における前記構造物の前記基準面における前記基準姿勢からの変位との関係を推定する処理と、前記複数の異なるタイミングの各々に関し前記推定する処理において推定した前記関係を用いて、前記第1の方向における特定の位置における前記構造物の前記基準姿勢からの変位の時系列値を特定する処理と、を実行させ、前記取得する処理において、前記第1の方向における特定の測定位置において測定された前記第2の方向における前記構造物の加速度の時系列値を取得させ、前記取得する処理において取得した前記構造物の加速度の時系列値が示す波形から所定の閾値以上の周波数の成分を抽出する処理と、前記抽出する処理において抽出した加速度の成分を積分し、前記特定の測定位置における前記構造物の前記第2の方向における変位の微細変動成分の時系列値を算出する処理とを実行させ、前記特定する処理において、前記推定する処理において推定した前記関係を用いて特定した変位の時系列値を、前記算出する処理において算出した変位の微細変動成分の時系列値を加算することにより補正させるためのプログラムを、第の態様として提供する。
また、本発明は、1以上の固定点を持つ構造物の基準姿勢における長手方向を第1の方向とし、前記第1の方向に垂直な特定の方向を第2の方向とし、前記第1の方向に垂直で前記第2の方向と異なる特定の方向を第3の方向とし、前記第1の方向と前記第2の方向を含む平面を第1の基準面とし、前記第1の方向と前記第3の方向を含む平面を第2の基準面とするとき、前記第1の方向における基準位置からの距離が異なる複数の測定位置の各々で特定のタイミングに測定された前記構造物の前記第1の基準面における前記第1の方向に対する傾斜角と、前記複数の測定位置の各々で前記特定のタイミングに測定された前記構造物の前記第2の基準面における前記第1の方向に対する傾斜角とを取得するステップと、前記取得するステップにおいて取得した前記第1の基準面における傾斜角を用いて、前記第1の方向における前記基準位置からの距離と、前記基準位置から当該距離だけ離れた位置における前記構造物の前記第1の基準面における前記基準姿勢からの変位との関係を推定し、前記取得するステップにおいて取得した前記第2の基準面における傾斜角を用いて、前記第1の方向における前記基準位置からの距離と、前記基準位置から当該距離だけ離れた位置における前記構造物の前記第2の基準面における前記基準姿勢からの変位との関係を推定するステップとを備える方法を、第の態様として提供する。
また、本発明は、1以上の固定点を持つ構造物の基準姿勢における長手方向を第1の方向とし、前記第1の方向に垂直な特定の方向を第2の方向とし、前記第1の方向に垂直で前記第2の方向と異なる特定の方向を第3の方向とし、前記第1の方向と前記第2の方向を含む平面を第1の基準面とし、前記第1の方向と前記第3の方向を含む平面を第2の基準面とするとき、コンピュータに、前記第1の方向における基準位置からの距離が異なる複数の測定位置の各々で特定のタイミングに測定された前記構造物の前記第1の基準面における前記第1の方向に対する傾斜角と、前記複数の測定位置の各々で前記特定のタイミングに測定された前記構造物の前記第2の基準面における前記第1の方向に対する傾斜角とを取得する処理と、前記取得する処理において取得した前記第1の基準面における傾斜角を用いて、前記第1の方向における前記基準位置からの距離と、前記基準位置から当該距離だけ離れた位置における前記構造物の前記第1の基準面における前記基準姿勢からの変位との関係を推定し、前記取得する処理において取得した前記第2の基準面における傾斜角を用いて、前記第1の方向における前記基準位置からの距離と、前記基準位置から当該距離だけ離れた位置における前記構造物の前記第2の基準面における前記基準姿勢からの変位との関係を推定する処理とを実行させるためのプログラムを、第の態様として提供する。
本発明によれば、様々な設置環境下にある長尺な構造物の変位を推定できる。
一実施形態に係る変位推定システムの全体構成を示した図。 一実施形態に係るデータ処理装置の実現のために用いられるコンピュータの構成を示した図。 一実施形態に係るデータ処理装置の構成を示した図。 一実施形態に係る変位推定システムが実行する処理のシーケンスを示した図。 一実施形態に係る変位推定システムが生成する撓み角の時系列値が示す波形を表したグラフの例。 一実施形態に係る変位推定システムが生成する撓み角の時系列値が示す波形(ドリフト除去後)を表したグラフの例。 一実施形態に係る変位推定システムが抽出する撓み角と、測定位置のx軸方向における基準位置からの距離との関係を表したグラフの例。 一実施形態に係る変位推定システムが推定する距離と変位との関係を表したグラフの例。 一実施形態に係る変位推定システムが実行する処理のシーケンスを示した図。 一実施形態に係る変位推定システムが実行する処理のシーケンスを示した図。 一実施形態に係る変位推定システムが特定する変位の時系列値を表すグラフの例。 一実施形態に係る変位推定システムが特定する変位の微細変動成分の時系列値を表すグラフの例。 一実施形態に係る変位推定システムが微細変動成分の加算により補正した変位の時系列値を表すグラフの例。 一実施形態に係る変位推定システムが推定した変位の推定値と変位計による変位の測定値とを比較したグラフ。 一変形例に係る変位推定システムの全体構成を示した図。 一変形例に係る変位推定システムが推定した変位の時系列値を表したグラフの例。 一変形例に係る変位推定システムが、長手方向が鉛直方向の構造物上の測定位置の鉛直方向における変位を算出する方法を説明するための図。
以下に本発明の一実施形態に係る変位推定システム1を説明する。変位推定システム1は、外力を受けて変形する長尺な構造物の複数の位置の各々における変位を推定するシステムである。
図1は、変位推定システム1の全体構成を示した図である。図1の例では、変位推定システム1は橋梁9(長尺な構造物の一例)の変位を推定するために用いられる。橋梁9は、例えば車両8がその上を走行すると、車両8の重量による荷重を受けて変形する。図1(A)は橋梁9を側方から見た図であり、図1(B)は橋梁9を上方から見た図である。
図1に示されるように、以下の説明において、橋梁9の長手方向をx軸方向(図1の右方向を正方向)、鉛直方向をz軸方向(図1(A)の上方向を正方向)、x軸方向とz軸方向に垂直な方向をy軸方向(図1(B)の下方向を正方向)とする。また、図1における橋梁9の左端をx軸方向の基準位置(x=0)とする。また、橋梁9が外力を受けていない状態において、図1(B)にRで示される基準面(y軸方向に垂直な平面で、後述する加速度計11が設置されている位置を含む平面)における橋梁9の上部工の下面(加速度計11が設置されている面)の位置を橋梁9の基準姿勢と呼ぶものとする。
変位推定システム1は、m個の加速度計11と、m個の加速度計11の各々との間でデータ通信を行うデータ処理装置12を備える。加速度計11は、例えば3軸加速度計である。ただし、本実施形態においては、x軸方向(第1の方向の一例)とz軸方向(第2の方向の一例)の加速度の測定値が用いられ、y軸方向の加速度の測定値は用いられないので、2軸加速度計が加速度計11として用いられてもよい。以下、m個の加速度計11を各々区別する場合、加速度計11−1〜11−mのように枝番号を付す。
m個の加速度計11は、橋梁9の上部工の下面に、x軸方向に所定の間隔を空けて、加速度計11−1、加速度計11−2、・・・、加速度計11−mの順に並べて設置されている。上述したように、m個の加速度計11は基準面R内に設置されている。加速度計11−1〜11−mの各々が設置されている位置を、以下、測定位置P1〜Pmという。
m個の加速度計11の各々は、例えば無線により、継続的に測定する加速度の測定値を示す加速度データを順次、データ処理装置12に送信する。
データ処理装置12は、加速度計11の各々から継続的に送信されてくる加速度データを受信し、受信した加速度データを用いて、橋梁9のx軸方向における任意の位置における基準姿勢からの大まかな変位を特定できる関係式を推定するとともに、測定位置P1〜Pmの各々における基準姿勢からの詳細な変位を推定する装置である。
本実施形態において、データ処理装置12はコンピュータにより実現される。すなわち、コンピュータが、本実施形態に係るプログラムに従う処理を実行することにより、データ処理装置12として機能する。図2は、データ処理装置12の実現のために用いられるコンピュータ10の構成を示した図である。コンピュータ10は、プログラムに従い各種データ処理を行うプロセッサ101と、プログラムを含む各種データを記憶するメモリ102と、外部の装置との間でデータ通信を行う通信インタフェース103を備える。
図3は、データ処理装置12の構成を示した図である。コンピュータ10が、本実施形態に係るプログラムに従う処理を実行すると、図3に示した構成部を備えるデータ処理装置12が実現される。以下にデータ処理装置12の構成部の各々を説明する。
取得手段121は、主としてプロセッサ101の制御下の通信インタフェース103及びプロセッサ101により実現され、特定のタイミングに測定された、測定位置P1〜Pmの各々における橋梁9の基準面Rにおけるx軸方向に対する傾斜角を取得する。本実施形態において、取得手段121は、加速度計11が測定したx軸方向の加速度から上記の傾斜角を算出することにより取得する。そのため、取得手段121は、加速度計11から送信されてくる加速度データを受信する受信手段1211と、加速度データが示す測定位置P1〜Pmの各々におけるx軸方向の加速度の時系列値が示す波形から所定の閾値以下の周波数の成分を抽出する抽出手段1212と、抽出手段1212が抽出した加速度の成分から測定位置P1〜Pmの各々における橋梁9の傾斜角を算出する算出手段1213を備える。受信手段1211は、主としてプロセッサ101の制御下の通信インタフェース103により実現される。また、抽出手段1212及び算出手段1213は主としてプロセッサ101により実現される。
記憶手段122は、主としてプロセッサ101の制御下のメモリ102により実現され、各種データを記憶する。記憶手段122が記憶するデータには、受信手段1211が加速度計11から受信した加速度データや、算出手段1213が算出した傾斜角を示すデータ等のデータ処理装置12の構成部が生成したデータが含まれる。
関係推定手段123は、主としてプロセッサ101により実現され、取得手段121が取得した傾斜角を用いて、x軸方向における基準位置からの距離と、基準位置から当該距離だけ離れた位置における橋梁9の基準面Rにおける基準姿勢からの変位との関係を推定する。関係推定手段123により推定される関係により、x軸方向における橋梁9の任意の位置(測定位置P1〜Pmに限られない)における基準姿勢からの大まかな変位が分かる。
変位時系列値特定手段124は、主としてプロセッサ101により実現され、複数の異なるタイミングの各々に関し関係推定手段123が推定した関係を用いて、x軸方向における特定の位置における橋梁9の基準姿勢からの変位の時系列値を特定する。
抽出手段125は、主としてプロセッサ101により実現され、受信手段1211が受信した加速度データから得られる、測定位置P1〜Pmの各々(x軸方向における特定の位置の例)におけるz軸方向の加速度の時系列値が示す波形から、所定の閾値以上の周波数の成分を抽出する。
算出手段126は、主としてプロセッサ101により実現され、抽出手段125が抽出した加速度の成分を積分し、測定位置P1〜Pmの各々における橋梁9のz軸方向における変位の微細変動成分の時系列値を算出する。算出手段126により算出された変位の微細変動成分の時系列値は、変位時系列値特定手段124により、測定位置P1〜Pmの各々における橋梁9の基準姿勢からの大まかな変位、すなわち、z軸方向における大まかな変位の時系列値に加算される。この加算により、測定位置P1〜Pmにおける橋梁9の詳細な変位の時系列値が分かる。
続いて、変位推定システム1が行う処理を説明する。まず、受信手段1211は、継続的に加速度計11の各々から送信されてくる加速度データを受信する。受信手段1211により受信された加速度データは記憶手段122に記憶される。
上記の加速度データの受信及び記憶の処理と並行して、変位推定システム1は以下に図4及び図9に示すシーケンスに従う処理を所定時間の経過毎に実行する。
図4は、所定時間の経過毎に変位推定システム1が行う処理のうち、x軸方向における任意の位置(測定位置P1〜Pmを含む)における橋梁9の大まかな基準姿勢からの変位を推定する処理のシーケンスを示している。
まず、抽出手段1212は、測定位置P1〜Pmの各々に関し、直近の所定時間長の期間Tにおける加速度データを記憶手段122から読み出し、それらの加速度データが示すx軸方向の加速度の測定値の時系列値が示す波形を平滑化する(ステップS101)。例えば、抽出手段1212は、加速度の時系列値が示す波形を、ローパスフィルタに通すことで、所定の閾値(カットオフ周波数)以下の周波数の成分を抽出することで、当該波形の平滑化を行う。
続いて、算出手段1213は、測定位置P1〜Pmの各々に関し、ステップS101において平滑化されたx軸方向の加速度の測定値の時系列値から、橋梁9のx軸方向に対する傾斜角を算出する(ステップS102)。橋梁9の測定位置におけるx軸方向に対する傾斜角は、橋梁9の撓みにより生じる傾斜角である。以下、構造物の撓みによりその構造物の測定位置に生じる傾斜角を「撓み角」と呼ぶ。なお、或る位置における橋梁9のx軸方向の加速度をAxとすると、z軸方向の加速度は重力加速度Gであるので、その或る位置における橋梁9のx軸方向に対する撓み角φは以下の数1の式に従い算出される。
Figure 0006894656
図5は、ステップS102の処理により生成される、或る測定位置における橋梁9のx軸方向に対する撓み角の時系列値が示す波形を表したグラフの例である。
続いて、関係推定手段123は、測定位置P1〜Pmの各々に関し、ステップS102において算出された撓み角の時系列値が示す波形からドリフトを特定し、特定したドリフトをその波形から除去する(ステップS103)。なお、ステップS103において特定される撓み角のドリフトとは、温度等の外乱の影響を受けて加速度計11の測定値に生じる実際の加速度からのズレにより、加速度の測定値から算出される撓み角に生じる実際の撓み角からのズレを意味する。
関係推定手段123は、例えば、ステップS102において算出された撓み角の時系列値が示す波形(図5参照)において、撓み角が0の近傍で安定している期間における波形を近似する直線を、ドリフトを示す直線として特定する。図6は、ステップS103の処理により生成される、或る測定位置における橋梁9のx軸方向に対する撓み角の時系列値が示す波形(ドリフト除去後)を表したグラフの例である。
続いて、関係推定手段123は、測定位置P1〜Pmの各々に関し、ステップS103において生成されるドリフト除去後の撓み角の時系列値から特定の時刻t(例えば、期間Tの開始タイミングからT/2だけ経過したタイミング)における撓み角を抽出する(ステップS104)。図7は、ステップS104において抽出される撓み角と、測定位置のx軸方向における基準位置からの距離との関係を表したグラフの例である。
続いて、関係推定手段123は、ステップS104において抽出した時刻tにおける、測定位置P1〜Pmにおける撓み角と、測定位置P1〜Pmのx軸方向における基準位置からの距離とに基づき、時刻tにおける、x軸方向の基準位置からの距離xと、その位置における橋梁9の基準姿勢からの変位δ(x)との関係を推定する(ステップS105)。
以下に、ステップS105において関係推定手段123が距離xの関数である変位δ(x)を推定する方法を説明する。
x軸方向の基準位置から距離xの位置における撓み角をφ(x)とすると、x軸方向に対する橋梁9の基準姿勢からの変位δ(x)は撓み角φ(x)の積分、すなわち以下の数2の式により算出される。
Figure 0006894656
橋梁9の桁全体の撓み角φ(x)は、例えば以下の数3に示すn次の多項式関数で近似することができる。
Figure 0006894656
数2及び数3の式から、変位δ(x)は以下の数4の式で近似される。
Figure 0006894656
従って、時刻tにおいて、測定位置Pi(i=1、2、・・・、m)のx軸方向における基準位置からの距離をxiとし、測定位置Piにおける撓み角をφiとすると、最小二乗法を用いて、上記の数4の式の各次数の係数は以下の数5の行列式により算出される。
Figure 0006894656
これにより、上記の数5の行列式により各次数の係数が算出され、距離xと変位δ(x)の関係が推定される。図8は、ステップS105において推定される時刻tにおける距離と変位との関係を表したグラフの例である。ステップS105において推定された時刻tにおける距離と変位の関係を示す関係データは、記憶手段122に記憶される。
図4に戻り、変位推定システム1の処理の説明を続ける。続いて、変位時系列値特定手段124は、測定位置P1〜Pmの各々に関し、ステップS105において推定した距離xと変位δ(x)の関係に従い、時刻tにおける測定位置P1〜Pmの各々における橋梁9の基準姿勢からの変位を算出する(ステップS106)。
具体的には、ステップS105において推定された変位を表す関数をδ(x)とし、測定位置Pi(i=1、2、・・・、m)のx軸方向における基準位置からの距離をxiとすると、変位時系列値特定手段124は以下の数6の行列式により、時刻tにおける測定位置Piにおける橋梁9の基準姿勢からの変位δiを算出する。
Figure 0006894656
ステップS106において測定位置P1〜Pmの各々に関し算出された、時刻tにおける変位を示す変位データは、記憶手段122に記憶される。
図9は、所定時間の経過毎に変位推定システム1が行う処理のうち、測定位置P1〜Pmにおける橋梁9の基準姿勢からの変位の微細変動成分を算出する処理のシーケンスを示している。
まず、抽出手段125は、測定位置P1〜Pmの各々に関し、直近の所定時間長の期間Tにおける加速度データを記憶手段122から読み出し、それらの加速度データが示すz軸方向の加速度の測定値の時系列値が示す波形から高周波数成分を抽出する(ステップS201)。例えば、抽出手段125は、加速度の時系列値が示す波形を、ハイパスフィルタに通すことで、所定の閾値(カットオフ周波数)以上の周波数の成分を抽出する。
続いて、算出手段126は、測定位置P1〜Pmの各々に関し、ステップS201において抽出されたz軸方向の加速度の時系列が示す波形の高周波数成分を時刻tにおいて二階積分し、時刻tにおける橋梁9の基準姿勢からの変位の微細変動成分を算出する(ステップS202)。ステップS202において測定位置P1〜Pmの各々に関し算出された、時刻tにおける変位の微細変動成分を示す変位微細変動成分データは、記憶手段122に記憶される。
変位推定システム1は、例えば所定時間の経過毎に、図10に示すシーケンスに従う処理を実行する。
まず、変位時系列値特定手段124は、測定位置P1〜Pmの各々に関し、過去の所定時間長の期間UにステップS106において算出された橋梁9の大まかな変位を示す変位データを記憶手段122から読み出し、読み出したそれらの変位データが示す変位の時系列値を特定する(ステップS301)。図11は、ステップS301において特定される、或る測定位置における橋梁9の基準姿勢からの変位の時系列値を表すグラフの例である。
続いて、変位時系列値特定手段124は、測定位置P1〜Pmの各々に関し、過去の所定時間長の期間UにステップS202において算出された橋梁9の変位の微細変動成分を示す変位微細変動成分データを記憶手段122から読み出し、読み出したそれらの変位微細変動成分データが示す変位の微細変動成分の時系列値を特定する(ステップS302)。図12は、ステップS302において特定される、或る測定位置における橋梁9の基準姿勢からの変位の微細変動成分の時系列値を表すグラフの例である。
続いて、変位時系列値特定手段124は、測定位置P1〜Pmの各々に関し、ステップS301において特定した変位の時系列値に、ステップS302において特定した変位の微細変動成分の時系列値を加算することによって、ステップS301において特定した変位の時系列値を補正する(ステップS303)。図13は、ステップS303において微細変動成分の加算により補正された、或る測定位置における橋梁9の基準姿勢からの変位の時系列値を表すグラフの例である。ステップS303において測定位置P1〜Pmの各々に関し補正された変位の時系列値を表す変位時系列データは、記憶手段122に記憶される。
上述したように、変位推定システム1によれば、特定の時刻tにおける、長尺な構造物の長手方向の任意の位置における基準姿勢からの大まかな変位が推定される。また、変位推定システム1によれば、特定の時刻tにおける、長尺な構造物の長手方向の特定の位置(測定位置)における基準姿勢からの詳細な変位が推定される。
図14は、或る測定位置において変位計により測定された橋梁9の基準姿勢からの変位の測定値と、変位推定システム1により推定された同じ測定位置における橋梁9の基準姿勢からの変位の推定値とを比較したグラフである。図14(A)は、変位計により測定された変位の測定値の時系列値を表している。図14(B)は、変位推定システム1により推定された変位の推定値の時系列値を表している。図14(C)は、図14(A)のグラフと図14(B)のグラフを重ね合わせたものである。図14のグラフから、変位推定システム1により推定される変位が、変位計により測定される変位と、よく合致していることが判る。
[変形例]
上述した実施形態は、本発明の技術的思想の範囲内で様々に変形することができる。以下にそれらの変形の例を示す。なお、以下の2以上の変形例が組み合わされてもよい。
(1)上述した実施形態において、変位推定システム1は加速度計11によりx軸方向の加速度を測定し、測定した加速度から橋梁9の撓み角(x軸方向に対する傾斜角)を算出する(ステップS102)。これに代えて、変位推定システム1が測定位置P1〜Pmの各々に設置された傾斜計を備え、それらの傾斜計により測定される傾斜角を用いて、直接、測定して用いてもよい。この変形例による場合、変位推定システム1はステップS103の処理において、傾斜計により測定される傾斜角の測定値を用いる。
(2)上述した実施形態において、変位推定システム1は図1に示される、固定点の数が2つの長尺な構造物の変位を推定する。本発明に係る変位推定システムが変位を推定する対象の構造物の固定点の数は2つに限られず、1つ又は3つ以上であってもよい。また、本発明に係る変位推定システムが変位を推定する対象の構造物の種別は橋梁に限られない。また、本発明に係る変位推定システムが変位を推定する対象の構造物の長手方向は水平方向に限られない。
図15は、標識柱7の変位を推定するために用いられる変位推定システム2の全体構成を示した図である。図15(A)は標識柱7を側方から見た図であり、図15(B)は標識柱7を上方から見た図である。標識柱7は下端が地盤に固定され、上端付近に標識が取り付けられている、鉛直方向を長手方向とする長尺な構造物である。標識柱7の固定点の数は1つである。
データ処理装置12は、標識柱7の長手方向(z軸方向)において所定の間隔を空けて配置された複数の加速度計21と、加速度計21の各々が測定した加速度を示す加速度データを加速度計21から受信し、受信した加速度データを用いて、標識柱7の基準姿勢からの変位を推定するデータ処理装置22を備える。
加速度計21は、3軸加速度計であり、x軸方向、y軸方向(第3の方向の一例)、z軸方向の各々における加速度を測定する。データ処理装置22は、データ処理装置12と比較し、z軸方向における変位に代えて、x軸方向及びy軸方向における変位を推定する点が異なっている。データ処理装置22は、データ処理装置12がz軸方向における変位を推定する場合と同様の処理を、x軸方向及びy軸方向の各々に関し行う。
図16は、標識柱7の変位の時系列値を表したグラフの例である。図16(A)は、或る測定位置における標識柱7の、x軸方向における基準姿勢からの変位の時系列値を表している。図16(B)は、或る測定位置における標識柱7の、y軸方向における基準姿勢からの変位の時系列値を表している。図16(C)は、或る時刻における標識柱7のz軸方向における基準位置からの距離とx軸方向における変位との関係を表したグラフである。図16(D)は、或る時刻における標識柱7のz軸方向における基準位置からの距離とy軸方向における変位との関係を表したグラフである。
上述したように、変位推定システム2によれば、或る時刻における長尺な構造物の三次元形状が推定される。
また、変位推定システム2が、上記のように推定した標識柱7のx軸方向及びy軸方向における変位を用いて、測定位置(図17の点Q)のz軸方向における変位を算出してもよい。例えば、標識柱7が或る時刻において、図17に示すようにx軸方向に撓って、点Qが基準姿勢における位置からx軸方向にdxだけ移動し、測定位置の加速度計21が鉛直方向に対する角度θの傾きを測定した場合、点Qのz軸方向における変位dz(絶対値)は以下の数7の式により算出される。
Figure 0006894656
(3)上述した実施形態において、変位推定システム1の加速度計11とデータ処理装置12は無線によりデータ通信を行うものとしたが、加速度計11とデータ処理装置12がデータ通信を行う方法は無線に限られず、それらの装置が有線によりデータ通信を行ってもよい。
(4)上述した実施形態において、関係推定手段123は橋梁9の桁全体の撓み角を、x軸方向における基準位置からの距離xを変数とする多項式関数で近似するものとした。関係推定手段123が構造物の撓み角を近似する関数の種類は多項式関数に限られない。例えば、多項式関数に代えて、指数関数や対数関数等が採用されてもよい。
(5)上述した実施形態において、データ処理装置12はコンピュータがプログラムに従った処理を実行することにより実現される。これに代えて、データ処理装置12が、いわゆる専用装置として構成されてもよい。
(6)上述した実施形態において、コンピュータ10がデータ処理装置12を実現するために実行するプログラムは、例えばインターネット等のネットワークを介してコンピュータ10にダウンロードされてもよいし、記録媒体に持続的に記録されて配布され、当該記録媒体からコンピュータ10に読み取られてもよい。
1…変位推定システム、2…変位推定システム、7…標識柱、8…車両、9…橋梁、10…コンピュータ、11…加速度計、12…データ処理装置、21…加速度計、22…データ処理装置、101…プロセッサ、102…メモリ、103…通信インタフェース、121…取得手段、122…記憶手段、123…関係推定手段、124…変位時系列値特定手段、125…抽出手段、126…算出手段、1211…受信手段、1212…抽出手段、1213…算出手段。

Claims (6)

  1. 1以上の固定点を持つ長尺な構造物の基準姿勢における長手方向を第1の方向とし、前記第1の方向に垂直な特定の方向を第2の方向とし、前記第1の方向と前記第2の方向を含む平面を基準面とするとき、
    複数の異なるタイミングの各々において、前記第1の方向における基準位置からの距離が異なる複数の測定位置の各々で測定された前記構造物の前記基準面における前記第1の方向に対する傾斜角を取得する取得手段と、
    前記複数の異なるタイミングの各々に関し、前記取得手段が取得した傾斜角を用いて、前記第1の方向における前記基準位置からの距離と、前記基準位置から当該距離だけ離れた位置における前記構造物の前記基準面における前記基準姿勢からの変位との関係を推定する関係推定手段と、
    前記複数の異なるタイミングの各々に関し前記関係推定手段が推定した前記関係を用いて、前記第1の方向における特定の位置における前記構造物の前記基準姿勢からの変位の時系列値を特定する変位時系列値特定手段と、
    を備え、
    前記取得手段は、前記第1の方向における特定の測定位置において測定された前記第2の方向における前記構造物の加速度の時系列値を取得し、
    前記取得手段が取得した前記構造物の加速度の時系列値が示す波形から所定の閾値以上の周波数の成分を抽出する抽出手段と、
    前記抽出手段が抽出した加速度の成分を積分し、前記特定の測定位置における前記構造物の前記第2の方向における変位の微細変動成分の時系列値を算出する算出手段と
    を備え、
    前記変位時系列値特定手段は、前記関係推定手段が推定した前記関係を用いて特定した変位の時系列値を、前記算出手段が算出した変位の微細変動成分の時系列値を加算することにより補正する
    システム。
  2. 1以上の固定点を持つ構造物の基準姿勢における長手方向を第1の方向とし、前記第1の方向に垂直な特定の方向を第2の方向とし、前記第1の方向に垂直で前記第2の方向と異なる特定の方向を第3の方向とし、前記第1の方向と前記第2の方向を含む平面を第1の基準面とし、前記第1の方向と前記第3の方向を含む平面を第2の基準面とするとき、
    前記第1の方向における基準位置からの距離が異なる複数の測定位置の各々で特定のタイミングに測定された前記構造物の前記第1の基準面における前記第1の方向に対する傾斜角と、前記複数の測定位置の各々で前記特定のタイミングに測定された前記構造物の前記第2の基準面における前記第1の方向に対する傾斜角とを取得する取得手段と、
    前記取得手段が取得した前記第1の基準面における傾斜角を用いて、前記第1の方向における前記基準位置からの距離と、前記基準位置から当該距離だけ離れた位置における前記構造物の前記第1の基準面における前記基準姿勢からの変位との関係を推定し、前記取得手段が取得した前記第2の基準面における傾斜角を用いて、前記第1の方向における前記基準位置からの距離と、前記基準位置から当該距離だけ離れた位置における前記構造物の前記第2の基準面における前記基準姿勢からの変位との関係を推定する関係推定手段と
    を備えるシステム。
  3. 1以上の固定点を持つ長尺な構造物の基準姿勢における長手方向を第1の方向とし、前記第1の方向に垂直な特定の方向を第2の方向とし、前記第1の方向と前記第2の方向を含む平面を基準面とするとき、
    複数の異なるタイミングの各々において、前記第1の方向における基準位置からの距離が異なる複数の測定位置の各々で測定された前記構造物の前記基準面における前記第1の方向に対する傾斜角を取得するステップと、
    前記複数の異なるタイミングの各々に関し、前記取得するステップにおいて取得した傾斜角を用いて、前記第1の方向における前記基準位置からの距離と、前記基準位置から当該距離だけ離れた位置における前記構造物の前記基準面における前記基準姿勢からの変位との関係を推定するステップと、
    前記複数の異なるタイミングの各々に関し前記推定するステップにおいて推定した前記関係を用いて、前記第1の方向における特定の位置における前記構造物の前記基準姿勢からの変位の時系列値を特定するステップと、
    を備え、
    前記取得するステップにおいて、前記第1の方向における特定の測定位置において測定された前記第2の方向における前記構造物の加速度の時系列値を取得し、
    前記取得するステップにおいて取得した前記構造物の加速度の時系列値が示す波形から所定の閾値以上の周波数の成分を抽出するステップと、
    前記抽出するステップにおいて抽出した加速度の成分を積分し、前記特定の測定位置における前記構造物の前記第2の方向における変位の微細変動成分の時系列値を算出するステップと
    を備え、
    前記特定するステップにおいて、前記推定するステップにおいて推定した前記関係を用いて特定した変位の時系列値を、前記算出するステップにおいて算出した変位の微細変動成分の時系列値を加算することにより補正する
    方法。
  4. 1以上の固定点を持つ長尺な構造物の基準姿勢における長手方向を第1の方向とし、前記第1の方向に垂直な特定の方向を第2の方向とし、前記第1の方向と前記第2の方向を含む平面を基準面とするとき、
    コンピュータに、
    複数の異なるタイミングの各々において、前記第1の方向における基準位置からの距離が異なる複数の測定位置の各々で測定された前記構造物の前記基準面における前記第1の方向に対する傾斜角を取得する処理と、
    前記複数の異なるタイミングの各々に関し、前記取得する処理において取得した傾斜角を用いて、前記第1の方向における前記基準位置からの距離と、前記基準位置から当該距離だけ離れた位置における前記構造物の前記基準面における前記基準姿勢からの変位との関係を推定する処理と、
    前記複数の異なるタイミングの各々に関し前記推定する処理において推定した前記関係を用いて、前記第1の方向における特定の位置における前記構造物の前記基準姿勢からの変位の時系列値を特定する処理と、
    を実行させ、
    前記取得する処理において、前記第1の方向における特定の測定位置において測定された前記第2の方向における前記構造物の加速度の時系列値を取得させ、
    前記取得する処理において取得した前記構造物の加速度の時系列値が示す波形から所定の閾値以上の周波数の成分を抽出する処理と、
    前記抽出する処理において抽出した加速度の成分を積分し、前記特定の測定位置における前記構造物の前記第2の方向における変位の微細変動成分の時系列値を算出する処理と
    を実行させ、
    前記特定する処理において、前記推定する処理において推定した前記関係を用いて特定した変位の時系列値を、前記算出する処理において算出した変位の微細変動成分の時系列値を加算することにより補正させる
    ためのプログラム。
  5. 1以上の固定点を持つ構造物の基準姿勢における長手方向を第1の方向とし、前記第1の方向に垂直な特定の方向を第2の方向とし、前記第1の方向に垂直で前記第2の方向と異なる特定の方向を第3の方向とし、前記第1の方向と前記第2の方向を含む平面を第1の基準面とし、前記第1の方向と前記第3の方向を含む平面を第2の基準面とするとき、
    前記第1の方向における基準位置からの距離が異なる複数の測定位置の各々で特定のタイミングに測定された前記構造物の前記第1の基準面における前記第1の方向に対する傾斜角と、前記複数の測定位置の各々で前記特定のタイミングに測定された前記構造物の前記第2の基準面における前記第1の方向に対する傾斜角とを取得するステップと、
    前記取得するステップにおいて取得した前記第1の基準面における傾斜角を用いて、前記第1の方向における前記基準位置からの距離と、前記基準位置から当該距離だけ離れた位置における前記構造物の前記第1の基準面における前記基準姿勢からの変位との関係を推定し、前記取得するステップにおいて取得した前記第2の基準面における傾斜角を用いて、前記第1の方向における前記基準位置からの距離と、前記基準位置から当該距離だけ離れた位置における前記構造物の前記第2の基準面における前記基準姿勢からの変位との関係を推定するステップと
    を備える方法。
  6. 1以上の固定点を持つ構造物の基準姿勢における長手方向を第1の方向とし、前記第1の方向に垂直な特定の方向を第2の方向とし、前記第1の方向に垂直で前記第2の方向と異なる特定の方向を第3の方向とし、前記第1の方向と前記第2の方向を含む平面を第1の基準面とし、前記第1の方向と前記第3の方向を含む平面を第2の基準面とするとき、
    コンピュータに、
    前記第1の方向における基準位置からの距離が異なる複数の測定位置の各々で特定のタイミングに測定された前記構造物の前記第1の基準面における前記第1の方向に対する傾斜角と、前記複数の測定位置の各々で前記特定のタイミングに測定された前記構造物の前記第2の基準面における前記第1の方向に対する傾斜角とを取得する処理と、
    前記取得する処理において取得した前記第1の基準面における傾斜角を用いて、前記第1の方向における前記基準位置からの距離と、前記基準位置から当該距離だけ離れた位置における前記構造物の前記第1の基準面における前記基準姿勢からの変位との関係を推定し、前記取得する処理において取得した前記第2の基準面における傾斜角を用いて、前記第1の方向における前記基準位置からの距離と、前記基準位置から当該距離だけ離れた位置における前記構造物の前記第2の基準面における前記基準姿勢からの変位との関係を推定する処理と
    を実行させるためのプログラム。
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