JP6893637B2 - 車両のトーションビーム構造 - Google Patents

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Description

本発明は車両のトーションビーム構造に関する。
特許文献1,2には、車両のサスペンションの一形態であるトーションビーム式サスペンションが記載されている。このサスペンションは、車輪を支持する車体左右のトレーリングアームと、この両アームを連結するトーションビームとを備えている。トレーリングアームは、基端部が車体に回動自在に連結され、先端部に車輪が回転自在に取り付けられる。トーションビームの端部がトレーリングアームに結合される。トーションビームの端部とトレーリングアームとにスプリング受けが結合され、スプリング受けと車体との間にコイルスプリングが配設される。
トーションビームは、車両ロール時の姿勢制御等の観点から適性なねじり剛性をもつ必要がある。その一方、トーションビームは、その端部がトレーリングアーム及びスプリング受けに結合されるから、その結合強度を確保することが必要になる。特許文献1,2に記載されているサスペンションでは、閉断面構造のトーションビームが採用されている。このトーションビームは、ビーム中央部の断面形状を上壁及び下壁が共に上方へ凸になった略逆V形状にすることにより、捩じれ易くされている。また、ビーム中央部からビームの両端に近づくにつれて、上壁と下壁の間隔が漸次大きくなるように、つまり、断面積が漸次大きくなるように断面形状を変化させ、これにより、ビームの曲げ強度が高められている。
特開2013−091433号公報 特開2016−199209号公報
上述の如く、トーションビームにおいては、ねじり剛性の適性化と曲げ強度の確保の両立を図ることが求められる。従来は、周長が全長にわたって一定になった鋼管からプレス成形等によってトーションビームが得られているが、周長が一定であることが前提になっているから、断面形状の変化によって当該両立を図るといっても、その程度には自ずと限界があった。
本発明は、トーションビームに、適性なねじり剛性を与えながら、トレーリングアームが結合される強度部材として必要な強度を確保することを課題とする。
本発明は、上記課題を解決するために、トーションビームの両側部に周長がビーム端に向かって増大する周長増大部を設け、該周長増大部の車体前後方向の幅をビーム端に向かって漸増させるようにした。
ここに開示する車両のトーションビーム構造は、車体左右のトレーリングアームを連結する閉断面構造のトーションビームであって、
車体左右方向の中央部に位置するビーム中央部は、上壁及び下壁が共に上方へ凸になった断面略逆V形状に、又は上壁及び下壁が共に下方へ凸になった断面略V形状に形成されていて、
上記ビーム中央部の両側に、トーションビームの周方向の全長である周長が上記ビーム中央部よりも大きく且つビーム端に近くなるほど大きくなった周長増大部を備え、
上記周長増大部は、トーションビームの車体前後方向の幅であるビーム前後幅がビーム端に向かって漸増しており、且つビーム端に近くなるほど上記ビーム前後幅の漸増率が大きくなっていることを特徴とする。
これによれば、ビーム中央部を断面略逆V形状又は断面略V形状にするから、トーションビームを捩じれ易くして、車両のロール時の姿勢制御及び車両の操縦安定性の観点から適性なロール剛性を確保することが容易になる。一方、ビーム中央部両側の周長増大部は、トレーリングアームが結合されるビーム端に向かってビーム前後幅が漸増している。この漸増によって、ビーム端側の垂直軸回りの曲げ強度が大きくなるから、トレーリングアームの取付強度の確保に有利になる。
ここに、垂直軸回りの曲げ強度を大きくすべくビーム前後幅を漸増させても、その漸増に伴ってビーム高さ(ビームの上下方向の寸法)が低くなるのであれば、水平軸回りの曲げ強度が低下するから、所期のトレーリングアーム取付強度を確保することが難しい。
これに対して、上記トーションビーム構造では、上記ビーム前後幅が漸増する部分は、周長がビーム端に向かって増大する周長増大部である。従って、ビーム前後幅が漸増するにつれてビーム高さが低くなることを、当該周長の増大を利用して抑えることができる。すなわち、ビーム高さの低下を抑えて水平軸回りの曲げ強度を維持しながら、ビーム前後幅の漸増によって垂直軸回りの曲げ強度の増大を図ることができる。
よって、トレーリングアームの取付強度を向上によるサスペンションの瞬間中心の変位抑制に有利になる。
また、ビーム前後幅をビーム中央部からビーム端に向かって一定の漸増率で増大させるケースでは、ビーム端でのビーム前後幅を大きくしようとすると、ビーム中央部とビーム前後幅が漸増する部分との境界において形状の不連続が顕著になる。
これに対して、上記トーションビーム構造では、ビーム前後幅の漸増率は一定ではなく、ビーム端に近づくほど漸増率が大きくなっている。従って、ビーム前後幅の急変(形状の不連続)が抑えられ、応力集中が避けられる。
ここに、上記周長増大部の周長については、該周長増大部の全長にわたってビーム端に向かって漸増するようにしても、周長が漸増する部分と周長が一定になった部分とを交互に有する構成としてもよい。周長が周長増大部の全長にわたってビーム端に向かって漸増するケースでは、周長が一定の漸増率で増大する構成であっても、ビーム端に近くなるほどその漸増率が大きくなる構成であってもよい。
発明を限定する趣旨ではないが、トーションビーム全長の例えば5%以上20%以下の範囲を周長が一定のビーム中央部とし、その両側のビーム両端に至る部分を周長が漸増する周長増大部とすることができる。或いは、ビーム端からトーションビーム全長の3%以上10%以下を周長が一定で且つビーム中央部よりも大きい周長大端部とし、ビーム中央部と周長大端部の間を周長が漸増する周長増大部とすることができる。
一実施形態では、上記周長増大部は、ビーム内部の空洞部を含む断面積がビーム端に向かって漸増しており、ビーム端に近くなるほど上記断面積の漸増率が大きくなっている。
これによれば、応力集中を避けながら、トーションビームのトレーリングアーム取付強度を大きくすることができ、サスペンションの瞬間中心の変位抑制にさらに有利になる。
一実施形態では、上記周長増大部の板厚が上記ビーム中央部の板厚と略等しい。これにより、上記ビーム前後幅の漸増によるトレーリングアーム取付強度の確保に有利になる。
上記周長増大部のビーム前後幅については、ビーム中央部からビーム端に向かってなだらか増大するようにしてもよいが、一実施形態では次のようになっている。
すなわち、上記周長増大部は、各々上記ビーム前後幅がビーム端に向かって漸増する複数の車体左右方向に並ぶ領域を有し、ビーム端に近い領域ほど上記ビーム前後幅の漸増率が大きくなっている。この場合でも、周長増大部をビーム前後幅の漸増率が異なる複数の領域に分けるから、ビーム中央部と周長増大部の間や、相隣る領域間において、ビーム前後幅が急変すること(応力集中を生ずること)は避けられる。
発明を限定する趣旨ではないが、上記周長増大部を上記ビーム中央部に続く第1領域と、この第1領域に続く第2領域とで構成する場合、周長増大部の全長の40%以上60%以下の範囲を第1領域とし、残りの範囲を第2領域とすればよい。第1領域及び第2領域各々は、周長がビーム端に向かって漸増する構成とすることができ、各領域の周長の漸増率は、限定する趣旨ではないが、車体左右方向の長さ100mm当たり、例えば、5mm以上25mm以下とすればよい。
この場合、ビーム前後幅については、例えば、第1領域のビーム前後幅の漸増率を、車体左右方向の長さ100mm当たり8mm以上12mm以下とし、第2領域のビーム前後幅の漸増率を、車体左右方向の長さ100mm当たり12mm以上30mm以下とし、且つ第2領域のビーム前後幅の漸増率を第1領域のビーム前後幅の漸増率の1.5倍以上3倍以下とすることが好ましい。
上記ビーム内部の空洞部を含む断面積に関し、一実施形態では、上記周長増大部の車体左右方向に並ぶ上記複数の領域各々は、上記断面積がビーム端に向かって漸増しており、ビーム端に近い領域ほど上記断面積の漸増率が大きくなっている。この場合でも、周長増大部を断面積の漸増率が異なる複数の領域に分けるから、相隣る領域間において断面積が急変すること(応力集中を生ずること)は避けられる。
一実施形態では、上記ビーム中央部は、一定の上記断面略逆V字形状又は上記断面略V字形状で車体左右方向に延び、
上記周長増大部は、上記複数の領域として、上記ビーム中央部に続く第1領域と該第1領域に続く第2領域を備え、
上記第1領域は、上記ビーム中央部と同様の上記断面略逆V形状又は上記断面略V形状に形成されていて、且つその突端の車体前後方向に広がる突端幅が上記第2領域に向かって漸増している。
これによれば、ビーム中央部に続く周長増大部の第1領域は、その突端幅の漸増により、垂直軸回りの曲げ強度がビーム中央部よりも高くなり、ねじり剛性もビーム中央部よりも高くなる。
その結果、トーションビームのねじり剛性は、一定の断面形状で車体左右方向に延びるねじれ易いビーム中央部のねじり特性で基本的には決まることになる。その一方、周長増大部の第1領域は、曲げ強度及びねじり剛性がビーム中央部から離れるに従って次第に大きくなるから、ビーム中央部と周長増大部の境界付近に大きな応力集中を招くことが避けられ、また、ビーム端側の曲げ強度を高めることができる。
一実施形態では、上記第1領域は、ビーム上下方向の寸法であるビーム高さが、上記ビーム中央部のビーム高さと略同じであるか、又は上記ビーム中央部から上記第2領域に向かって漸増している。これは、すなわち、第1領域について、ビーム高さを減ずることなく、上記突端幅を漸増しているということである。
ビーム高さはトーションビームと直交する水平軸回りの曲げ強度に影響するところ、第1領域のビーム高さが、ビーム中央部のビーム高さと略同じか又はビーム中央部から漸増しているということは、ビーム中央部から離れても、上記水平軸回りの曲げ強度についてはビーム中央部と同等以上の強度が確保されているということである。よって、ビーム中央部でねじり剛性の適性化を図りながら、トレーリングアームが結合されるビーム両端部の強度を高める上で有利になる。
一実施形態では、上記第2領域は、その上壁と下壁が上記両端に近づくにしたがって上下方向に漸次離れて、ビーム内部の空洞部を含む断面積がビーム端に向かって漸増している。これにより、トレーリングアームが結合されるビーム両端部の強度を高めることが容易になる。
一実施形態では、上記ビーム中央部の上記周長を基準とする、上記周長増大部の上記周長の最大増大率(ビーム中央部の周長をLcとし、周長増大部の周長が最も大きくなった部位の周長をLmaxとしたときの、(Lmax−Lc)×100÷Lc)が10%以上である。これにより、上記ビーム前後幅の漸増によるトレーリングアームが結合されるビーム両端部の強度向上が容易になる。
上記周長の最大増大率は、トーションビームの重量増を抑制する観点から30%以下であることが好ましい。
本発明によれば、ビーム中央部の両側に周長がビーム端に近づくほど大きくなった周長増大部を設け、ビーム中央部を断面略逆V形状又は断面略V形状に形成し、周長増大部のビーム前後幅をビーム端に向かって漸増させるとともに、ビーム端に近くなるほどビーム前後幅の漸増率が大きくなるようにしたから、応力集中を招くことなく、所期のサスペンション特性のためのねじり剛性の適性化と、トレーリングアームの取付強度の確保を両立させることが容易になる。
実施形態に係るトーションビーム式サスペンションの平面図。 トーションビーム素材である金属管の断面図。 同金属管を成形する素材である金属板の平面図。 同金属板から同金属管を得るまでの形状変化を示す断面図。 トーションビームの一部を示す正面図。 トーションビームのビーム中央部2箇所の切断端面図。 トーションビームの周長拡大部の第1領域5箇所の切断端面図。 トーションビームの周長拡大部の第2領域5箇所の切断端面図。 トーションビームの周長の変化を示すグラフ図。 トーションビームの前後幅比率の変化を示すグラフ図。 トーションビームのIyの変化を示すグラフ図。 トーションビームのIy'の変化を示すグラフ図。 トーションビームのIzの変化を示すグラフ図。 トーションビームのIz'の変化を示すグラフ図。 トーションビームのIz''の変化を示すグラフ図。 トーションビームのIpの変化を示すグラフ図。 トーションビームのIp'の変化を示すグラフ図。
以下、本発明を実施するための形態を図面に基づいて説明する。以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
<トーションビーム式サスペンション>
図1(平面図)に示す車両のトーションビーム式リヤサスペンションは、車輪を支持する車体左右のトレーリングアーム1と、この両アーム1,1を連結して車体左右方向に延びる閉断面構造のトーションビーム2とを備えている。
トレーリングアーム1は、後端部が上下に揺動するように、前端部がピボットとゴムブッシュとからなるジョイント3によって車体のリヤサイドフレームに枢支されている。トレーリングアーム1の後端部にはキャリア4が設けられている。このキャリア4が、ドライブシャフトにより回転駆動される車輪を回転自在に支持している。
符号5はトレーリングアーム1の後部内側部分とトーションビーム2の端部後側部分と跨がるように設けられたガセットを示す。このガセット5にスプリング受け6が設けられている。スプリング受け6とその上方の車体の間に、車両の振動吸収機構を構成する圧縮コイルスプリングが介装される。
<トーションビーム素材>
本実施形態では、トーションビーム2は、図2に示す金属管(鋼管)11を成形して得ている。
金属管11は、断面円形の管であって、一定の管径で長手方向に延びる中央の定径部11aと、該定径部11aに続いて管径が管端に向かって漸増した両側の拡径部11bとを備えている。拡径部11bは管径が中央の定径部11aよりも大きな両端定径部11cに続いている。金属管11は、その全長にわたって板厚が略一定になっている。
金属管11は、図3に示す金属板12からUO成形(U曲げ工程とO曲げ工程の組み合わせによる成形)によって得ることができる。金属板12は、金属管11の中央定径部11aを形成するための板幅が一定になった中央の定幅部12aと、該定幅部12aの両側に続く、金属管11の拡径部11bを形成するための板幅が漸増する拡幅部12bと、該拡幅部12bに続く、金属管11の両端の定径部11cを形成するための板幅が略一定になった両端定幅部12cを備えている。
図4に示すように、金属板12から、U曲げ工程A、予備成形工程B及びO曲げ工程Cを順に行なうことによって金属管11を得ることができる。
U曲げ工程Aでは、金属板12からパンチとダイによって断面U字状の金属板13を成形する。得られた金属板13は、スプリングバックにより、相対する側壁14の間隔が端部に行くほど広くなった拡開形状になっている。
予備成形工程Bでは、金属板13の拡開形状になっている相対する側壁14を互いに内側に傾斜させるとともに、部分的に内側への倒れが大きくなった内倒れ部15を形成する。金属板12がUO成形によって金属管11になるときには、金属板12の拡幅部12bと定幅部12cとの境界に余肉部(図3にハッチキングを付けた部分)12dを生ずるから、この余肉部12dに対応する箇所を内倒れ部15として、金属管11に歪を生ずることを避けるものである。
O曲げ工程Cでは、予備成形工程Bを経た金属板13の底部を、相対する半円弧状成形面を有する一対の割型の一方で受けた状態で、両割型を合わせる。これにより、上記U字状金属板13が断面O字状にプレス成形されて金属管11が得られる。
<トーションビームの構成>
本実施形態に係るトーションビーム2は、上述の管径が管端に向かって漸増した拡径部11bを有する金属管11から、機械プレス、液圧プレス、ハイドロフォーム等によって成形することができる。
図5はトーションビーム2の一部(中央部から一方の端部にわたる部分)を示す側面図である。図6〜図8は図5のA−AからL−Lの各ラインで切断したトーションビーム2の横断面(垂直断面)を示す。A−AはBL座標(車両を正面より見て中心線を0として車体左右方向の位置を指定するmm単位の座標)が0の位置である。B−BからK−Kの各ラインはBL座標上で50mm刻みでとった各位置を示し、L−LはK−Kからビーム端に向かってさらに10mm離れた位置(BL=510)である。
トーションビーム2の板厚はその全長にわたって略一定である。
以下、トーションビーム2の構成を具体的に説明する。
[トーションビームの周長Lについて]
図9にトーションビーム2のA−AからL−Lの各位置の周長L(ビーム外周の周方向の全長)を示す。BL=0(A−A位置)及びBL=50(B−B位置)の周長Lは同じである。トーションビーム2はBL=0に関して左右対称であり、BL=−50の位置の周長LもBL=0位置と同じである。すなわち、トーションビーム2のビーム中央部21であるBL=−50からBL=50の範囲は周長Lが一定である。
図9に示すように、トーションビーム2のBL=50(B−B位置)からBL=510(L−L位置)までは周長Lが車体左右方向の両端に向かって増大している。このBL=50(B−B位置)からBL=510(L−L位置)の範囲が周長増大部22を構成している。トーションビーム2はBL=0に関して左右対称であるから、周長増大部22はビーム中央部21の両側に設けられている。
トーションビーム素材である図2に示す金属管11の中央の定径部11aがトーションビーム2のビーム中央部21を形成し、金属管11の拡径部11bがトーションビーム2の周長増大部22を形成し、金属管11の両端定径部11cがトーションビーム2の周長大端部23を形成している。
本実施形態では、周長増大部22の周長Lは、ビーム中央部21からビーム端に向かって略一定の比率(BL座標100mm当たり約18mm)で増大している。ビーム中央部21の周長Lを基準とする、周長増大部22の周長Lの最大増大率は30%弱である。
[トーションビームの前後幅の概略説明]
トーションビーム2の車体前後方向の幅であるビーム前後幅BWについて説明する。図10は、BL=0(A−A位置)でのビーム前後幅BWを100とするBL座標の各位置のビーム前後幅BWの比率を示す。
同図から明らかなように、ビーム中央部21(BL=−50から+50)のビーム前後幅BWは略一定である。
周長増大部22(BL=50からBL=510)では、ビーム前後幅BWがビーム端に向かって漸増しており、且つビーム端に近くなるほど上記ビーム前後幅BWの漸増率が大きくなっている。
すなわち、BL=50(B−B位置)からBL=300(G−G位置)の間、並びにBL=350(H−H位置)からBL=500(K−K位置)間各々のビーム前後幅BWの漸増率は略一定であるが、BL=300からBL=350の間で当該漸増率が変化し、BL=350からBL=500間の漸増率が、BL=50からBL=300間の漸増率よりも大きくなっている。
このように、周長増大部22は、ビーム中央部21に続くBL=50から上記漸増率の変化点(BL=300とBL=350の間)に至る漸増率が相対的に小さい第1領域と、この第1領域に続く当該変化点からBL=510に至る漸増率が相対的に大きい第2領域を備え、第1領域と第2領域が車体左右方向に並んでいる。
[トーションビームの断面形状について]
−ビーム中央部21−
図6は、トーションビーム2のA−A位置(BL=0)及びB−B位置(BL=50)の断面形状、すなわち、ビーム中央部21の断面形状を示す。同図から明らかなように、ビーム中央部21では、該ビーム中央部21の全長にわたって、上壁21a及び下壁21bが共に上方へ凸になった同一の断面略逆V形状に形成されている。
上壁21a及び下壁21bは、互いの突端部からその両側傾斜部の中間に至る上部において互いに重なり、両側傾斜部各々の中間部から湾曲した折返し部に至る下部において離れている。
このように、ビーム中央部21は、断面円形の金属管11を断面略逆V字形状になるようプレスで押し潰してなるから、円管に比べてねじり易くなり、車両の姿勢制御に適したねじり剛性を発揮することになる。
−周長増大部22の第1領域−
図7は、トーションビーム2のC−C位置(BL=100)からG−G位置(BL=300)の断面形状、すなわち、周長増大部22の第1領域の断面形状を示す。
第1領域は、C−C位置(BL=100)では、ビーム中央部21と同じく、断面略逆V字形状であるが、その逆Vの突端部の車体前後方向に広がる突端幅TWがB−B位置(BL=50)の突端幅TWよりも大きくなっている。なお、ここでは、「突端幅TW」は、突端部両側の略直線状に下る傾斜部の上端間の距離としている。
図7に示すC−CからG−Gの各断面形状から明らかなように、第1領域のB−B位置(BL=50)からG−G位置(BL=300)までは、上記突端幅TWがビーム端に向かって漸増している。その結果、ビーム前後幅BWがビーム端に向かって漸増している。その漸増率は、図10から明らかなように、略一定(BL座標100mm当たり約10mm)である。
一方、トーションビーム2のA−A位置からG−G位置までのビーム高さBHは略一定である。すなわち、第1領域では、B−B位置から漸増する周長Lの増大分でビーム前後幅BWを漸増(突端幅TWを漸増)させることにより、当該ビーム高さBHが略一定になるようにしている。
ここに、第1領域におけるトーションビーム2の頂点の高さは第1領域の全長にわたって一定であり、且つこの第1領域の頂点の高さはビーム中央部21の当該頂点の高さと同じである。
第1領域では、周長増大部22の下壁22bの突端が上壁22aの突端に接触しているが、ビーム前後幅BWの漸増に伴って、ビーム内部の空洞部を含む断面積がビーム端に向かって漸増している。
図11はトーションビーム2のy軸(トーションビームに直交する水平軸)に関する断面二次モーメントIyのBL座標上での変化を示し、図12はBL座標の距離でのIyの1階微分Iy'を示す。図11によれば、第1領域では、断面二次モーメントIyの低下がない(僅かに漸増している)。このことから、第1領域は、ビーム高さBHが略一定であることにより、水平軸回りの曲げ(縦曲げ)強度が維持されていることがわかる。
図13はトーションビーム2のz軸(垂直軸)に関する断面二次モーメントIzのBL座標上での変化を示し、図14はBL座標の距離でのIzの1階微分Iz'を示し、図15はBL座標の距離でのIzの2階微分Iz''を示す。図13によれば、周長増大部22の第1領域では、断面二次モーメントIzが略一定の比率で漸増している。これは、ビーム前後幅BW及び断面積がビーム端に向かって漸増していることによる。
以上のように、周長増大部22の第1領域では、ビーム高さBHが略一定のままでビーム前後幅BWがビーム端に向かって漸増させていることにより、水平軸回りの曲げ強度が維持された状態で、垂直軸回りの曲げ(横曲げ)強度がビーム端に向かって漸増している。
−周長増大部22の第2領域−
図8は、トーションビーム2のH−H位置(BL=350)からL−L位置(BL=510)の断面形状、すなわち、周長増大部22の第2領域の断面形状を示す。
第2領域のH−H位置(BL=350)では、断面の基本的形状は第1領域と同じく逆V字形状であるが、第1領域とは違って、下壁22bの突端が上壁22aの突端から離れ、且つ上壁22aの突端の湾曲が緩やかになっている。その結果、ビーム前後幅BWが第1領域よりも拡大し、ビーム高さBHも大きくなっている。この傾向は、I−I位置(BL=400)、J−J位置(BL=450)、K−K位置(BL=500)と続き、L−L位置(BL=510)では、下壁22bは略平坦になるまで形状が変化している。
すなわち、第2領域では、ビーム前後幅BWがビーム端に向かって漸増しているとともに、ビーム高さBHがビーム端に向かって漸増している。その結果、ビーム内部の空洞部を含む断面積がビーム端に向かって漸増している。
第2領域のビーム前後幅BWの漸増率は、略一定であって、且つ第1領域の当該漸増率よりも大きく、すなわち、BL座標100mm当たり約20mmである。
第2領域の断面積の漸増率も、略一定であって、第1領域の断面積の漸増率よりも大きくなっている。
ここに、第2領域におけるトーションビーム2の頂点の高さは第2領域の全長にわたって一定であり、且つこの第2領域の頂点の高さはビーム中央部21及び第1領域の当該頂点の高さと同じである。
図11によれば、第2領域では、y軸(トーションビームに直交する水平軸)に関する断面二次モーメントIyがビーム端に向かって大きく増大している。これは、ビーム高さBH及び断面積の漸増によるものである。また、図13によれば、第2領域では、z軸(垂直軸)に関する断面二次モーメントIzが第1領域よりも大きな漸増率で増大している。これは、ビーム前後幅BW及び断面積の漸増によるものである。
以上のように、周長増大部22の第2領域では、ビーム前後幅BW、ビーム高さBH及び断面積がビーム端に向かって漸増させていることにより、水平軸回りの曲げ(縦曲げ)強度及び垂直軸回りの曲げ(横曲げ)強度がビーム端に向かって漸増している。
−ねじり特性について−
図16はトーションビーム2のy軸(トーションビームに直交する水平軸)に関する断面二次極モーメントIpのBL座標上での変化を示し、図17はBL座標の距離でのIpの1階微分Ip'を示す。断面二次極モーメントIpはねじりにくさを表し、Ip=Iy+Iz である。
図11のIyのBL座標における変化特性と図13のIzのBL座標における変化特性からも明らかなように、ビーム中央部21(BL=−50から+50の範囲)のIpは略一定であり、周長拡大部22の第1領域ではIpが漸増し、第2領域では第1領域よりも大きな漸増率でIpが増大している。
Z軸に関する断面二次モーメントIz に係る図14の1階微分Iz'及び図15の2階微分Iz''によれば、ビーム中央部21と周長増大部22の境界付近(BL=50からBL=100の範囲)でIzが増大方向に大きく変動している。これに対応して、図16のIp'特性にみられるように、Ipが増大方向に大きく変動している。
これは、Ipが略一定のビーム中央部21ではトーションビーム2が角度一定でねじれ、周長増大部22になる急にねじれにくくなっていることを意味する。すなわち、トーションビーム2のねじれ変形の殆どはビーム中央部21の変形であり、トーションビーム2のねじり剛性はビーム中央部21のねじり剛性でほぼ決まることを意味する。
従って、上記トーションビームの構成によれば、ビーム中央部21と周長増大部22の長さの比率を変えることによって、サスペンション特性を調整することができる。例えば、ビーム中央部21を長めにすると、軟らかめのサスペンション特性となって車両の乗り心地を向上し、ビーム中央部21を短めにすると、硬めのサスペンション特性となって車両の操縦安定性が向上することになる。
<むすび>
断面形状が一定のビーム中央部21の両側にビーム端に向かって周長Lが漸増する周長増大部22を設けたことにより、次の作用効果が得られる。
ビーム中央部21の両側において、ビーム高さBHを減少させることなく、ビーム前後幅BWをビーム端に向かって漸増させることができる。よって、ビーム端におけるトレーリングアーム1の取付強度の確保が容易になる。
また、ビーム中央部21のIpを略一定とし、その両側においてIpをビーム端に向かって漸増させることができる。よって、ビーム中央部21の断面形状及び長さの調整によって、トーションビーム2のねじり剛性を調整することができ、所期のサスペンション特性のためのねじり剛性の適性化と、トレーリングアームの取付強度の確保を両立させることが容易になる。
ビーム中央部21の両側を車体左右方向において複数の領域に分け、ビーム端に近くなるほどビーム前後幅BWの漸増率を大きくすることが容易になる。
そうして、上記実施形態のように、ビーム中央部21の両側の周長増大部22を第1領域と第2領域に分けるようにすれば、ビーム前後幅BWを第1領域と第2領域の2段階に分けて漸増させることができる。
これにより、第1領域にはねじり剛性と曲げ強度(縦曲げ及び横曲げ)を確保する機能を与え、第2領域には曲げ強度を更に高める機能を与えて、ねじり剛性の適性化と曲げ強度の確保の両立を図ることができる。しかも、第1領域と第2領域の境界でビーム前後幅が急変することを抑制して、応力集中を避けることができる。すなわち、応力集中を避けながら、トレーリングアーム1の取付強度を確保することができる。
なお、上記実施形態では、ビーム中央部21の断面形状が略逆V字形であるが、その断面形状は略V字形にしてもよい。
上記実施形態では、周長増大部22が第1と第2の領域で構成されているが、領域数は3以上にすることもできる。
1 トレーリングアーム
2 トーションビーム
5 ガセット
6 スプリング受け
21 ビーム中央部
22 周長増大部

Claims (11)

  1. 車体左右のトレーリングアームを連結する閉断面構造のトーションビームであって、
    車体左右方向の中央部に位置するビーム中央部は、上壁及び下壁が共に上方へ凸になった断面略逆V形状に、又は上壁及び下壁が共に下方へ凸になった断面略V形状に形成されていて、
    上記ビーム中央部の両側に、トーションビームの周方向の全長である周長が上記ビーム中央部よりも大きく且つビーム端に近くなるほど大きくなった周長増大部を備え、
    上記周長増大部は、トーションビームの車体前後方向の幅であるビーム前後幅がビーム端に向かって漸増しており、且つビーム端に近くなるほど上記ビーム前後幅の漸増率が大きくなっていることを特徴とする車両のトーションビーム構造。
  2. 請求項1において、
    上記周長増大部は、ビーム内部の空洞部を含む断面積がビーム端に向かって漸増しており、且つビーム端に近くなるほど上記断面積の漸増率が大きくなっていること特徴とする車両のトーションビーム構造。
  3. 請求項1又は請求項2において、
    上記周長増大部の板厚が上記ビーム中央部の板厚と略等しいことを特徴とする車両のトーションビーム構造。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか一において、
    上記周長増大部は、各々上記ビーム前後幅がビーム端に向かって漸増する複数の車体左右方向に並ぶ領域を有し、ビーム端に近い領域ほど上記ビーム前後幅の漸増率が大きくなっていることを特徴とする車両のトーションビーム構造。
  5. 請求項4において、
    上記複数の領域各々は、その周長がビーム端に向かって漸増していることを特徴とする車両のトーションビーム構造。
  6. 請求項4又は請求項5において、
    上記周長増大部の車体左右方向に並ぶ上記複数の領域各々は、上記断面積がビーム端に向かって漸増しており、ビーム端に近い領域ほど上記断面積の漸増率が大きくなっていることを特徴とする車両のトーションビーム構造。
  7. 請求項4乃至請求項6のいずれか一において、
    上記ビーム中央部は、一定の上記断面略逆V字形状又は上記断面略V字形状で車体左右方向に延び、
    上記周長増大部は、上記複数の領域として、上記ビーム中央部に続く第1領域と該第1領域に続く第2領域を備え、
    上記第1領域は、上記ビーム中央部と同様の上記断面略逆V形状又は上記断面略V形状に形成されていて、且つその突端の車体前後方向に広がる突端幅が上記第2領域に向かって漸増していることを特徴とする車両のトーションビーム構造。
  8. 請求項7において、
    上記第1領域は、ビーム上下方向の寸法であるビーム高さが、上記ビーム中央部のビーム高さと略同じであるか、又は上記ビーム中央部から上記第2領域に向かって漸増していることを特徴とする車両のトーションビーム構造。
  9. 請求項7又は請求項8において、
    上記第2領域は、その上壁と下壁がビーム端に近づくにしたがって上下方向に漸次離れて、ビーム内部の空洞部を含む断面積がビーム端に向かって漸増していることを特徴とする車両のトーションビーム構造。
  10. 請求項1乃至請求項9のいずれか一において、
    上記ビーム中央部の上記周長を基準とする、上記周長増大部の上記周長の最大増大率が10%以上であることを特徴とする車両のトーションビーム構造。
  11. 請求項1乃至請求項10のいずれか一において、
    上記ビーム中央部の上記周長を基準とする、上記周長増大部の上記周長の最大増大率が30%以下であることを特徴とする車両のトーションビーム構造。
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