JP6892981B2 - トレーサビリティサポートシステムおよびトレーサビリティサポート装置 - Google Patents

トレーサビリティサポートシステムおよびトレーサビリティサポート装置 Download PDF

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Description

本発明は、製品メーカが、製品出荷後に不具合や事故が発生した場合に備えて、製品の位置情報を管理し、製品サポートを実施するシステムに関する。
1995年にPL法が施行され、製造等した製品の不具合が原因で事故が起こった場合には製造メーカ等に損害賠償責任が課されている。製造メーカは、自社製品に事故が起こった場合には、様々なメディアを通じて、製品を特定する情報を通知し、製品の設置場所の特定に努めるが、製品が販売されてから長期間が経過している場合には、多額の費用を費やしても製品の設置場所を把握できず、製品に対するサポートを実施できないのが現状である。
この製品を設置場所を把握するための方法として、例えば、特許文献1には、位置情報を送信する位置情報端末をパソコンと組み合わせて設置しておき、その位置情報端末が送信する位置情報に基づいて紛失したパソコンを追跡するシステムが記載されている。また、特許文献2、3には、製品に取り付けたICタグやバーコード、製品の画像データ等を携帯端末等で読み取り、携帯端末が取得したGPS情報とともにコンピュータに送信することにより製品の設置場所を把握する所在データ管理システムも提案されている。
特開2011−182375号公報 特開2006−117413号公報 特開2008−175913号公報
しかしながら、特許文献1のシステムでは、各製品毎にGPS機能と位置情報を送信する機能を備えた位置情報端末を備える必要があるため、製品の製造を行う製造業者にとっては経済的負担が大きい。一方、特許文献2、3のように比較的安価なICタグやバーコードを用いた場合には、経済的負担は軽減されるが、ICタグやバーコードを読み取るリーダが製品から離れた場所に設置されていてICタグ等を読み取れない場合には、当該製品の設置場所を把握することができない。
また、特許文献2の様に、製品に備えられているICタグ、バーコードを読み取ることにより製品の設置場所を把握することはできるが、ICタグ、バーコードの読み取りを行う者として想定されるのは製品を購入した購入者であり、製品の位置情報の把握できるかは、製品の購入者が所有者情報を送るかどうかに依存するので、購入後の製品のサポートを確実に実施することができない場合もある。
本発明は、以上のような問題を解決するためになされたものであり、製品の位置情報を管理するシステムにおいて、製品納品後の製品の設置位置の管理と製品サポートを確実に実施することができるシステムを提供することを目的とする。
上述したような課題を解決するために、本発明に係るトレーサビリティサポートシステムは、製品を設置した際の位置情報を含む前記製品の所有者情報を送信する第1の携帯端末と、前記製品の所有者情報およびサポート情報を管理するトレーサビリティサポート装置を備えたトレーサビリティサポートシステムにおいて、前記第1の携帯端末は、前記製品の製品識別情報と前記トレーサビリティサポート装置のアドレス情報を含むコード情報を読み取る手段と、前記製品の所有者情報を入力する手段と、前記製品の所有者情報を前記製品識別情報と関連付けて前記トレーサビリティサポート装置に送信する手段とを備え、前記トレーサビリティサポート装置は、少なくとも前記製品識別情報、前記製品の保証期間情報、および前記製品の所有者情報を含む製品管理情報を保存する保存手段と、前記製品の所有者からサポート要求を受信した際に、前記製品管理情報に基づいて前記製品のサポートの可否を判定する判定手段を備え、前記製品の所有者情報が登録されていることが、前記製品のサポート可の条件となることを特徴とする。
また、前記製品管理情報は、前記製品の所有者情報の登録時間情報を含み、前記製品の所有者情報の登録時間情報は、前記製品の保証期間の開始の判定に用いられてもよい。
また、前記製品のサポートを行った際のサポート情報を送信する第2の携帯端末を備え、前記第2の携帯端末は、前記製品の製品識別情報と前記トレーサビリティサポート装置のアドレス情報を含むコード情報を読み取る手段と、前記サポート情報を入力する手段と、前記第2の携帯端末の位置情報を取得する手段とを備え、前記第2の携帯端末の位置情報および前記サポート情報を前記製品識別情報と関連付けて前記トレーサビリティサポート装置に送信する手段とを備えてもよい。
また、本発明に係るトレーサビリティサポート装置は、前述したいずれかのトレーサビリティサポートシステムで用いられるトレーサビリティサポート装置である。
本発明によれば、製品の位置情報の提供者に対して過度な負担を課すことなく、製品の位置情報を把握することができ、さらには、製品の位置情報の管理と製品サポートの提供をワンストップで提供するシステムを構築することにより、製品納品後の製品の設置位置の管理と製品サポートを確実に実施することが可能となる。
図1は、本発明のトレーサビリティサポートシステムを用いた製品位置情報、サポート情報の管理を説明するための概略図である。 図2は、本発明の実施の形態に係るトレーサビリティサポート装置の機能ブロック図を含むトレーサビリティサポートシステムの全体構成図である。 図3は、本発明の実施の形態に係る製品情報管理表の構成例である。 図4は、本発明の実施の形態に係るトレーサビリティサポートシステムを用いた製品情報管理(製品の設置場所における位置情報の登録)の流れを表す図である。 図5は、本発明の実施の形態に係るトレーサビリティサポートシステムを用いた製品情報管理(製品のサポート場所におけるサポート情報の登録)の流れを表す図である。 図6は、本発明の実施の形態に係るトレーサビリティサポート装置における処理(製品の設置場所における位置情報の登録)のフローチャートである。 図7は、本発明の実施の形態に係るトレーサビリティサポート装置における処理(製品のサポート場所におけるサポート情報の登録)のフローチャートである。 図8は、本発明の実施の形態に係る所有者情報を入力し、位置情報を取得する携帯端末の画面の構成例である。 図9は、本発明の実施の形態に係るサポート情報を入力し、位置情報を取得する携帯端末の画面の構成例である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明のトレーサビリティサポートシステムを用いた製品位置情報、サポート情報の管理を説明するための概略図である。本発明のトレーサビリティサポートシステムでは、製品の納品後に、製品の所有者が携帯端末から所有者情報を携帯端末の位置情報とともにトレーサビリティサポート装置に送信し、製品毎に製品の保証期間、所有者情報、位置情報を管理する。
さらに、トレーサビリティサポート装置は、製品の所有者から製品のサポート要求を受信した場合には、当該製品の保証期間等に基づき製品のサポートの可否判定を行い、サポート可能な場合には、サポート業者に製品のサポートを指示する。サポート指示を受けたサポート業者は、サポート対象の製品の設置場所において、製品のサポートを実施し、携帯端末からサポート情報をトレーサビリティサポート装置に送信し、トレーサビリティサポート装置は、製品毎に製品の保証期間、所有者情報、位置情報およびサポート報を管理し、製品管理情報の提供を求める製品メーカに製品管理情報を提供する。
このように、製品の保証情報、位置情報およびサポート情報を集中管理して、製品の位置情報の提供、製品のサポート要求の受信、および製品サポートの指示をワンストップで提供するシステムを構築することにより、製品納品後の製品の設置位置の管理(トレーサビリティ)と製品サポートを確実に実施することが可能となる。ここで、製品を設置した際の携帯端末の位置情報の送信は、製品を設置する流通業者や施工業者が行ってもよい。また、サポートを行う際に、製品の所有者やサポートを行うサポート業者が携帯端末の位置情報を送信するようにしてもよい。これにより、製品が当初の設置場所から変更された場合であっても、製品の位置を把握することが可能となる。
図2は、本発明の実施の形態に係るトレーサビリティサポート装置の機能ブロック図を含むトレーサビリティサポートシステムの全体構成図である。本図においては、製品に対して、製品を識別する製品識別情報と位置情報の送付先の情報、例えば、トレーサビリティサポートシステムのURL等が保存されているQRコード(登録商標)等のバーコード10が貼付されている。携帯端末30は、製品の所有者が位置情報等を送信するため、およびサポート業者がサポート情報等を送信するために用いられる。
携帯端末30は、製品のQRコード10を撮影するカメラ部33、QRコード等の内容を読み取るコードリーダ部32、携帯端末の位置を取得するためのGPSセンサ部34、アンテナ部35、製品の位置情報を送信するための無線部36、アンテナ部37、各部を制御する制御部31から構成されている。
尚、製品識別情報等を含むQRコードは、製品出荷時に製品に貼付しておいてもよいし、製品の所有者が製品に貼付しても、流通業者が納品の際に製品に貼付するようにしてもよい。
また、図2では、携帯端末30の位置を取得するのにGPS衛星による測位方式を用いた構成を示したが、携帯端末30の位置が取得できるのであれば、無線LANの電波による測位等の他の測位方式やそれらの組み合わせた測位方式を用いてもよい。以下の実施の形態の説明においても同様である。
トレーサビリティサポート装置40は、CPU(中央処理装置)を備えた製品情報管理部41、コード情報生成部42、記憶部43、インターフェース部44およびバス45からなるコンピュータ・ハードウェア装置と、各部を制御するコンピュータ・プログラムとによって構成される。コード情報生成部42では、製品を識別する製品識別情報とトレーサビリティサポート装置40のURL等が保存されているQRコードが生成される。記憶部43には、製品毎に製品の保証期間、所有者情報、位置情報およびサポート情報、サポート情報を入力するためのサポート情報入力シートが保存されており、インタフェース部44は、ネットワーク50を経由して携帯端末30や工事業者/製品メーカ端末(60−1〜60−n)と情報の送受信を行う。なお、QRコードは、トレーサビリティサポート装置40とは別の装置で生成するように構成してもよい。
QRコードが貼付された製品が納品されると、製品の所有者は、携帯端末30のカメラ部33とコードリーダ部32の機能を用いて、QRコードを読み取って製品識別情報および位置情報の送付先であるトレーサビリティサポートシステムのURLの情報を取得する。携帯端末30は、読み取ったURL情報を用いて、製品識別情報をトレーサビリティサポート装置40に送信し、トレーサビリティサポート装置40は、記憶部43に保存されている製品管理情報からその製品識別情報に対応する製品管理情報を読み出して携帯端末30に送信する。
製品の所有者は、受信した製品管理情報を確認し、携帯端末30に所有者情報を入力し、入力した所有者情報と携帯端末30のGPSセンサ部34により取得した携帯端末30の位置情報を製品識別情報に関連付けて、携帯端末30の無線部36を介してトレーサビリティサポート装置40に送信する。トレーサビリティサポート装置40は、ネットワーク50及びインタフェース部44を介して所有者情報と位置情報を受信し、製品情報管理部41は、製品毎に受信した所有者情報、位置情報を記憶部43に保存する。
また、製品が納品された際のQRコードの読み取りと位置情報の取得を、製品を納品した流通業者が所有する携帯端末30により実施してもよい。この場合、流通業者が所有する携帯端末30では、所有者情報の入力は行われない。
サポート業者が製品サポートを行い、サポート情報を入力する場合においても、サポート業者が所有する携帯端末30により、QRコードの読み取りとサポート情報の入力が行われる。サポート業者によりサポートが実施されると、携帯端末30のカメラ部33とコードリーダ部32の機能を用いて、QRコードを読み取って製品識別情報およびサポート情報の送付先であるトレーサビリティサポート装置40のURL等の情報を取得する。携帯端末30は、読み取ったURL情報を用いて製品識別情報をトレーサビリティサポート装置40に送信し、トレーサビリティサポート装置40は、記憶部43に保存されているサポート情報入力シートからその製品識別情報に対応するサポート情報入力シートを読み出して携帯端末30に送信する。
サポート業者は、受信したサポート情報入力シートに従って携帯端末30にサポート情報を入力し、入力したサポート情報を製品識別情報に関連付けて、携帯端末30の無線部36を介してトレーサビリティサポート装置40に送信する。ここで、サポート業者がサポート情報を送信する際に、携帯端末30の位置情報を送信するようにしてもよい。
トレーサビリティサポート装置40では、ネットワーク50及びインタフェース部44を経由してサポート情報を受信すると、製品情報管理部41は、サポート情報を、製品の所有者情報、位置情報とともに記憶部43に保存する。
トレーサビリティサポート装置40における製品情報管理表の構成例を図3に示す。製品情報管理表80には、製品識別情報、例えば、製品型番、製品名、製品メーカ名とともに、製品の保証期間、製品の所有者情報、製品の位置情報およびサポート情報が保存されている。ここで、製品の保証期間の情報は、製品メーカからサービス提供依頼を受信した際に、製品毎に登録されるものであり、製品のグレードに応じた保証期間が予め定められている。
また、必要に応じて、所有者情報あるいは位置情報の登録時間情報を保存するようにしてもよい。この所有者情報あるいは位置情報の登録時間情報は、製品の保証期間の開始の判断に用いることができる。
本発明の実施の形態では、携帯端末で製品に貼付されたQRコードの情報を読み取り、携帯端末の位置情報やサポート情報をトレーサビリティサポート装置に送信する。
まず、本発明の実施の形態における製品の設置場所における位置情報の登録について説明する。図4は、本発明の実施の形態に係るトレーサビリティサポートシステムを用いた製品情報管理(製品の設置場所における位置情報の登録)の流れを表す図である。
製品メーカは、製品情報の管理を依頼したい場合には、トレーサビリティサポート装置に、製品識別情報が含まれるサービス提供依頼を送信する。サービス提供依頼を受け取ったトレーサビリティサポート装置は、製品識別情報に対応する製品の保証期間を登録し、管理を行う製品の製品識別情報および位置情報の送付先のURL等を書きこんだQRコードを作成し、製品メーカに送付する。ここで、QRコードは、製品出荷時に製品に貼付しておいてもよいし、製品の所有者が製品に貼付しても、流通業者が納品の際に製品に貼付するようにしてもよい。
製品識別情報等を含むQRコードが貼付された製品が納品されると、製品の所有者は、携帯端末を用いて製品識別情報等の読み取りを行い、製品識別情報をトレーサビリティサポート装置に送信し、トレーサビリティサポート装置から製品管理情報を受信する。携帯端末では、製品管理情報に製品の所有者情報を入力し、所有者情報と携帯端末のGPS機能により取得した位置情報を製品識別情報と関連付けてトレーサビリティサポート装置に送信する。
ここで、図示するように、製品が納品された際のQRコードの読み取りと位置情報の取得を、製品を納品した流通業者が所有する携帯端末により実施してもよい。この場合、流通業者が所有する携帯端末では、所有者情報の入力は行われない。
所有者情報と位置情報を受け取ったトレーサビリティサポート装置は、図3の製品管理情報に、受信した所有者情報と位置情報および位置情報の登録時間情報を、製品の保証期間情報とともに保存する。
次に、本発明の実施の形態におけるサポート情報の登録について説明する。図5は、本発明の実施の形態に係るトレーサビリティサポートシステムを用いた製品情報管理(製品のサポート場所におけるサポート情報の登録)の流れを表す図である。
製品に不具合等が発生した場合、製品の所有者は携帯端末を用いて製品に貼付されているQRコードを読み取り、製品識別情報を取得してトレーサビリティサポート装置に送信する。トレーサビリティサポート装置では、受信した製品識別情報に対応する製品管理情報を所有者の携帯端末に送信する。所有者の携帯端末では、製品管理情報を確認するとともに、製品サポート要求を送信する。ここで、製品の所有者の情報や位置情報が変わっている場合等には、必要に応じて、所有者情報の入力や位置情報の取得を行って、トレーサビリティサポート装置に送信してもよい。
トレーサビリティサポート装置では、受信した製品サポート要求信号に対応する製品管理情報に基づいて、製品のサポートの可否を判定する。例えば、サポート要求信号が受信された時間と、製品管理情報に含まれる保証期間に基づいて、製品の保証期間内であるかにより、サポートの可否を判定する。なお、サポート可否の判定条件はこれに限定されず、保証期間と同様に、製品のグレードに応じて適宜設定することができる。製品が設置された際の所有者情報や位置情報が記録されていることをサポート可の条件にしてもよい。
製品のサポートが可能であると判定された場合には、トレーサビリティサポート装置は、サポート業者に対して製品サポートを指示する。図の例では、製品サポートの指示は、サポート業者の携帯端末に直接送信しているが、サポート業者が保有する他の装置に送信し、サポート業者の携帯端末に転送するようにしてもよい。
サポート指示を受けたサポート業者は、携帯端末を用いて製品に貼付されているQRコードを読み取り、製品識別情報を取得してトレーサビリティサポート装置に送信する。
トレーサビリティサポート装置は、受信した製品識別情報に対応する製品のサポート情報入力シートをサポート業者の携帯端末に送信する。
サポート業者は、製品のサポートを実施した後に、サポート情報入力シートに従ってサポート情報を入力し、入力したサポート情報を製品識別情報と関連付けてトレーサビリティサポート装置に送信する。トレーサビリティサポート装置は、受信したサポート情報を、製品の保証期間情報等とともに保存する。ここで、サポートを実施する際に携帯端末の位置情報を送信してもよく、その場合には、サポート業者の携帯端末は、サポート情報とともに携帯端末の位置情報をトレーサビリティサポート装置に送信する。
なお、製品を設置した際の位置情報とサポートを行った際の位置情報が異なっている場合には、最新の位置情報に更新してもよいし、過去の位置情報を含めた位置情報の履歴を保存するようにしてもよい。
トレーサビリティサポート装置は、製品メーカ等から製品管理情報の提供依頼を受信すると、その依頼に従って製品管理情報を提供する。
図6を用いてトレーサビリティサポート装置における製品の設置場所における位置情報の登録処理について説明する。図6は、本発明の実施の形態に係るトレーサビリティサポート装置における処理(製品の設置場所における位置情報の登録)のフローチャートである。
トレーサビリティサポート装置は、サービス提供依頼を受信すると(S1−1)、製品識別情報に対応する製品の保証期間を登録し(S1−2)、管理を行う製品の製品識別情報および位置情報の送付先のURL等を書きこんだQRコードを作成し、製品メーカに送付する(S1−3)。
製品が納品された際に、流通業者が製品の位置情報を登録する場合には、トレーサビリティサポート装置は、流通業者の携帯端末から製品識別情報を受信すると(S1−4)、流通業者の携帯端末に、製品管理情報を送信する(S1−5)。次に、携帯端末から携帯端末の位置情報を受信すると(S1−6)、携帯端末の位置情報を登録する(S1−7)。
さらに、製品の所有者が製品の位置情報を登録する場合には、製品の所有者の携帯端末から製品識別情報を受信すると(S1−8)、トレーサビリティサポート装置は、製品の所有者の携帯端末に製品管理情報を送信する(S1−9)。次に、携帯端末から製品の所有者情報と携帯端末の位置情報を受信すると(S1−10)、所有者情報と位置情報を登録する(S1−7)。
次に、トレーサビリティサポート装置における製品のサポート場所におけるサポート情報の登録処理について説明する。図7は、本発明の実施の形態に係るトレーサビリティサポート装置における処理(製品のサポート場所におけるサポート情報の登録)のフローチャートである。
トレーサビリティサポート装置は、製品所有者の携帯端末から製品識別情報を受信すると(S2−1)、受信した製品識別情報に対応する製品管理情報を所有者の携帯端末に送信する(S2−2)。トレーサビリティサポート装置は、所有者の携帯端末からサポート要求信号を受信し(S2−3)、製品サポート要求信号に所有者の情報や位置情報が含まれる場合には、受信した所有者情報と位置情報を製品管理情報に登録する(S2−4)。
トレーサビリティサポート装置では、受信した製品サポート要求信号に対応する製品管理情報に基づいて、製品のサポートの可否を判定する(S2−5)。例えば、サポート要求信号の受信された時間と、製品管理情報に含まれる保証期間に基づいて、製品の保証期間内であるかにより、サポートの可否を判定する。なお、サポート可否の判定条件はこれに限定されず、適宜設定することができることは、前述した通りである。
製品のサポートが可能である場合には、トレーサビリティサポート装置は、サポート業者に対して製品サポートを指示する(S2−6)。ここで、製品サポートの指示は、サポート業者の携帯端末に直接送信しているが、サポート業者が保有する他の装置に送信し、サポート業者の携帯端末に転送するようにしてもよいことは、前述した通りである。
トレーサビリティサポート装置は、サポート業者の携帯端末から製品識別情報を受信すると(S2−7)、製品識別情報に対応するサポート情報入力シートをサポート業者の携帯端末に送信する(S2−8)。トレーサビリティサポート装置は、サポート業者の携帯端末からサポート情報を受信すると(S2−9)、製品管理情報にサポート情報を登録する(S2−10)。
ここで、サポート情報とともに携帯端末の位置情報を受信した場合には、位置情報を製品管理情報に登録する。なお、製品を設置した際の位置情報とサポートを行った際に位置情報が異なっている場合には、最新の位置情報に更新してもよいし、過去の位置情報を含めた履歴を保存するようにしてもよいことは、前述した通りである。
トレーサビリティサポート装置は、製品メーカ等から製品管理情報の提供依頼を受信すると(S2−11)、その依頼に従って、製品管理情報を提供する(S2−12)。
図8は、本発明の実施の形態に係る製品の所有者情報を入力し、位置情報を取得する携帯端末の画面の構成例である。
携帯端末30に備えられたコードリーダによりQRコード10を読み取るとQRコード10に保存された製品型番、製品名、製品メーカ名、トレーサビリティサポート装置のURL等の情報を取得することができる。携帯端末30は、取得したURLを用いて、製品型番等の製品識別情報をトレーサビリティサポート装置に送信することにより、製品管理情報を受信し、携帯端末の画面に表示する。
製品の所有者は、携帯端末の画面に表示された製品管理情報の製品識別情報や保証期間の情報を確認した後に、所有者情報を入力し、製品識別情報と関連づけてトレーサビリティサポート装置に送信する。ここで、所有者情報とともに位置情報を送信する場合には、携帯端末の画面に表示された位置情報取得ボタンを押すことにより、携帯端末の位置情報を取得し、入力した所有者情報とともにトレーサビリティサポート装置に送信する。尚、この位置情報取得ボタンは予め携帯端末のソフトウェアに設定しておけばよい。
図9は、本発明の実施の形態に係るサポート情報を入力し、位置情報を取得する携帯端末の画面の構成例である。
サポート業者の携帯端末30に備えられたコードリーダによりQRコード10を読み取るとQRコード10に保存された製品型番、製品名、製品メーカ名、トレーサビリティサポート装置のURL等の情報を取得することができる。携帯端末30は、取得したURLを用いて、製品型番等の製品識別情報をトレーサビリティサポート装置に送信することにより、サポート情報を入力するためのサポート情報入力シートを入手し、画面に表示する。
サポート業者の担当者は、携帯端末の画面に表示されたサポート情報入力シートに従って、サポート情報を入力する。尚、図9のサポート情報入力シートは例示であり、その内容は、サポートの内容に応じて適宜作成することができる。
サポート業者の担当者は、サポート情報の入力が終了すると入力したサポート情報をトレーサビリティサポート装置に送信する。ここで、サポート情報とともに位置情報を送信する場合には、携帯端末の画面に表示された位置情報取得ボタンを押すことにより、携帯端末の位置情報を取得し、入力したサポート情報に関連付けられた状態でトレーサビリティサポート装置に送信する。
以上述べたように、本発明の実施の形態によれば、製品の位置情報の提供者に対して過度な負担を課すことなく、製品の位置情報を把握することができ、さらには、製品の保証情報、位置情報およびサポート情報を集中管理して、製品の位置情報の提供、製品のサポート要求の受信、および製品サポートの指示をワンストップで提供するシステムを構築することにより、製品納品後の製品の設置位置の管理と製品サポートを確実に実施することが可能となる。
本発明は、製品メーカが、製品出荷後に不具合や事故が発生した場合に備えて、製品の位置情報を管理するシステムに利用することができる。
10…QRコード、20…GPS衛星、30…携帯端末(流通業者、所有者)、31…制御部、32…コードリーダ部、33…カメラ部、34…GPSセンサ部、35…アンテナ、36…無線部、37…アンテナ、40…トレーサビリティサポート装置、41…製品情報管理部、42…コード情報生成部、43…記憶部、44…インタフェース部、45…バス、50…ネットワーク、60−1〜60−n…製品メーカ端末、70…製品情報管理表。

Claims (4)

  1. 製品を設置した際の位置情報を含む前記製品の所有者情報を送信する第1の携帯端末と、前記製品の所有者情報およびサポート情報を管理するトレーサビリティサポート装置を備えたトレーサビリティサポートシステムにおいて、
    前記第1の携帯端末は、
    前記製品の製品識別情報と前記トレーサビリティサポート装置のアドレス情報を含むコード情報を読み取る手段と、前記製品の所有者情報を入力する手段と、前記製品の所有者情報を前記製品識別情報と関連付けて前記トレーサビリティサポート装置に送信する手段とを備え、
    前記トレーサビリティサポート装置は、
    少なくとも前記製品識別情報、前記製品の保証期間情報、および前記製品の所有者情報を含む製品管理情報を保存する保存手段と、前記製品の所有者からサポート要求を受信した際に、前記製品管理情報に基づいて前記製品のサポートの可否を判定する判定手段を備え、
    前記製品の所有者情報として前記位置情報が登録されていることが、前記製品のサポート可の条件となること
    を特徴とするトレーサビリティサポートシステム。
  2. 前記製品管理情報は、前記製品の所有者情報の登録時間情報を含み、
    前記製品の所有者情報の登録時間情報は、前記製品の保証期間の開始の判定に用いられること
    を特徴とする請求項1記載のトレーサビリティサポートシステム。
  3. 前記製品のサポートを行った際のサポート情報を送信する第2の携帯端末を備え、
    前記第2の携帯端末は、
    前記製品の製品識別情報と前記トレーサビリティサポート装置のアドレス情報を含むコード情報を読み取る手段と、前記サポート情報を入力する手段と、前記第2の携帯端末の位置情報を取得する手段とを備え、前記第2の携帯端末の位置情報および前記サポート情報を前記製品識別情報と関連付けて前記トレーサビリティサポート装置に送信する手段とを備えること
    を特徴とする請求項1または2記載のトレーサビリティサポートシステム。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載のトレーサビリティサポートシステムにおけるトレーサビリティサポート装置。
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