JP6892724B1 - ラベル装着装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】被装着物の形状に応じてラベルの収縮の仕方を柔軟に調整できるようにすることで、ラベルの周方向の異なる位置で収縮率が異なる場合であっても、ラベルを綺麗に装着できるようにする。【解決手段】本加熱室30が、搬入された被装着物Xの周囲に設けられて、上下方向に沿って延びるスリットSから高温の気体をラベルLに吹き付ける複数のスリットノズルSNと、前記複数のスリットノズルSNのスリットSうち、一部を開放したまま、残りを閉塞することで、ラベルLの周方向に沿った異なる位置それぞれに与える熱量を調整して、ラベルLに与える熱量を周方向において偏らせる熱量調整機構50と、スリットノズルSNの向きを調整するための向き調整機構70とを具備するようにした。【選択図】図8

Description

本発明は、シュリンクラベル等のラベルを加熱して被装着物に装着するラベル装着装置に関するものである。
この種のラベル装着装置としては、特許文献1に示すように、被装着物に被覆されたラベルを予熱室で予備加熱した後、その被装着物を本加熱室に搬入し、ラベルをさらに加熱して被装着物に装着させるように構成されたものがある。
このように予熱室及び本加熱室を備えた構成において、予熱室では、本加熱室よりも時間をかけてラベルを加熱することで、ラベルを若干収縮させる或いは収縮しやすい状態にまで加熱し、本加熱室では、より高温の熱風を用いて、一気にラベルを収縮させて密着させる。
ここで、例えば下の方が小径で上の方が大径の容器にラベルを装着することを考える。このような容器に対しても、装着するラベルは高さ方向に沿って径が変わらず円筒形状をなすことから、ラベルの下方と上方とでは収縮率が異なり、ラベルが部分的に引っ張られて、例えばプリントされた絵柄等が歪んでしまう。
そこで、従来は、時間をかけてラベルを加熱する予熱室において、熱風を吐出する複数の吐出口のうち、例えばある高さに設けられた吐出口を閉じることで、ラベルの加熱される部位を限定し、ラベルの高さ方向に温度分布を持たせていた。
しかしながら、ラベルの高さ方向に温度分布を持たせたとしても、例えばスプレー容器のように歪な形状の容器にラベルを装着する場合、周方向の異なる位置で収縮率が異なるので、結局のところラベルが部分的に引っ張られることは解決されない。
このように、予熱室での熱風の当て方に着目した従来の技術常識のみでは、近時の被装着物の形状の多様化に対応しきれない中、本願発明者が本加熱室での熱風の当て方を鋭意検討してなされたのが本願発明である。
特許第5990723号公報
本願発明は、上記問題点を解決すべくなされたものであり、被装着物の形状に応じてラベルの収縮の仕方を柔軟に調整できるようにすることで、ラベルの周方向の異なる位置で収縮率が異なる場合であっても、ラベルを綺麗に装着できるようにすることをその主たる課題とするものである。
すなわち、本発明に係るラベル装着装置は、被装着物に被覆されたラベルを予熱室で予備加熱した後、その被装着物を本加熱室に搬入し、前記ラベルをさらに加熱して前記被装着物に装着させるラベル装着装置であって、前記本加熱室が、搬入された前記被装着物の周囲に設けられ、上下方向に延びるスリットから高温の気体を前記ラベルに吹き付ける複数のスリットノズルと、前記複数のスリットノズルのスリットうち、一部を開放したまま、残りを閉塞することで、前記ラベルの周方向に沿った異なる位置それぞれに与える熱量を調整して、前記ラベルに与える熱量を周方向において偏らせる熱量調整機構と、前記スリットノズルの向きを調整するための向き調整機構とを具備することを特徴とするものである。
このように構成されたラベル装着装置であれば、被装着物が例えば非円筒形状のような歪な形状であり、ラベルの周方向の異なる位置で収縮率が異なる場合であっても、熱量調整機構がラベルに与える熱量を周方向において偏らせるので、ラベルを部分的に引っ張られないように収縮させることができ、ラベルを綺麗に装着することが可能となる。
しかも、スリットノズルの向きを調整するための向き調整機構をさらに具備するので、被装着物の形状に応じてラベルの収縮の仕方をより柔軟に調整することができ、例えば被装着物の外周面が軸方向に対して傾斜していたり、径方向に対して傾斜していたりしても、ラベルを綺麗に装着することが可能となる。
前記向き調整機構の具体的な実施態様としては、前記スリットノズルの向きを上下方向又は左右方向の一方又は両方に沿って変更させるものを挙げることができる。
前記向き調整機構が、前記スリットノズルに接続されて、当該スリットノズルの向きを変更させる向き操作部を有し、前記向き操作部が、前記本加熱室の外部に設けられていることが好ましい。
このように向き操作部を本加熱室の外部に設けることがで、作業の安全性を向上させることができる。
さらに、本発明に係るラベル装着装置は、被装着物に被覆されたラベルを予熱室で予備加熱した後、その被装着物を本加熱室に搬入し、前記ラベルをさらに加熱して前記被装着物に装着させるラベル装着装置であって、前記本加熱室が、搬入された前記被装着物の周囲に設けられ、上下方向に延びるスリットから高温の気体を前記ラベルに吹き付ける複数のスリットノズルと、前記複数のスリットノズルのスリットうち、一部を開放したまま、残りを閉塞することで、前記ラベルの周方向に沿った異なる位置それぞれに与える熱量を調整して、前記ラベルに与える熱量を周方向において偏らせる熱量調整機構と、前記スリットノズルを進退移動させて、前記スリットノズルと前記被装着部との離間距離を調整するための距離調整機構とを具備することを特徴とするものである。
このように構成されたラベル装着装置であれば、被装着物が例えば非円筒形状のような歪な形状であり、ラベルの周方向の異なる位置で収縮率が異なる場合であっても、熱量調整機構がラベルに与える熱量を周方向において偏らせるので、ラベルを部分的に引っ張られないように収縮させることができ、ラベルを綺麗に装着することが可能となる。
しかも、スリットノズルと被装着物との離間距離を調整するための距離調整機構をさらに具備するので、被装着物の形状に応じてラベルの収縮の仕方をより柔軟に調整することができ、例えば径寸法の大きい被装着物に対しても、径寸法の小さい被装着物に対しても、ラベルを綺麗に装着することが可能となる。
前記距離調整機構の実施態様としては、複数の前記スリットノズルからなるスリットノズル群を一体的に進退移動させる態様を挙げることができる。
これならば、複数のスリットノズルを一挙に進退移動させることができ、操作性が良い。
また、前記距離調整機構の別の実施態様としては、複数の前記スリットノズルそれぞれを独立して進退移動させる態様を挙げることができる。
これならば、1つ1つのスリットノズルを個別に進退移動させることができ、スリットノズルと被装着物との離間距離をより細やかに調整することができる。
前記距離調整機構が、前記スリットノズルに接続されて、当該スリットノズルを進退移動させる距離操作部を有し、前記距離操作部が、前記本加熱室の外部に設けられていることが好ましい。
このように距離操作部を本加熱室の外部に設けることがで、作業の安全性を向上させることができる。
このように構成した本発明によれば、被装着物の形状に応じてラベルの収縮の仕方を柔軟に調整できるようにすることで、ラベルの周方向の異なる位置で収縮率が異なる場合であっても、ラベルを綺麗に装着することができる。
本実施形態のラベル装着装置の全体構成を示す模式図。 本実施形態のラベル装着装置の内部構成を示す模式図。 本実施形態の予熱室の構成を示す模式図。 本実施形態の本加熱室の構成を示す模式図。 本実施形態の本加熱室の構成を示す模式図。 本実施形態のスリットノズルの構成を示す模式図。 本実施形態の熱量調整機構の動作及び構成を説明する模式図。 その他の実施形態における向き調整機構の動作及び構成を説明する模式図。 その他の実施形態における距離調整機構の構成及び動作を説明する模式図。
以下に、本発明に係るラベル装着装置の第1実施形態について、図面を参照して説明する。
<第1実施形態の装置構成>
本実施形態のラベル装着装置100は、図1に示すように、被装着物Xに被覆された状態のシュリンクラベルL(以下、単にラベルLという)を加熱して、該ラベルLを被装着物Xに装着するために用いられるものである。なお、本実施形態のラベルLは、例えば樹脂製などの熱収縮性を有する円筒状のフィルムである。また、被装着物Xは、例えば樹脂製、ガラス製、或いは金属製の容器などである。この被装着物Xは、ここでは上方から視て非対称な形状であり、より具体的には上方から視て非円形状であり、高さ方向に沿って断面形状が変わるものである。
ラベル装着装置100は、図1に示すように、ラベルLが被覆された被装着物Xを搬送する搬送機構10と、ラベルLを予備加熱して若干収縮させる或いは収縮しやすい状態にする予熱室20と、予備加熱されたラベルLをさらに加熱して被装着物Xに密着させる本加熱室30とを具備している。なお、図1では1つの予熱室20が設けられている構成を示してあるが、連続する2つ以上の予熱室20が設けられていても良いし、予熱室20が設けられていなくても良い。
搬送機構10は、図1に示すように、被装着物Xが載置される例えば無端ベルトなどの搬送ベルト11と、搬送ベルト11を動かすためのモータなどの駆動部12とを備えたものであり、ここでは被装着物Xを直線状に搬送して予熱室20と本加熱室30とをこの順に通過させるように設けられている。
予熱室20は、図2に示すように、内部が予熱空間2Sとして形成された第1筐体21と、ラベルLを加熱するための高温の気体を生成する予熱室用加熱機構22とを備えている。
第1筐体21は、被装着物Xを搬入出するための開口が側壁に形成されたものである。ここでは、互いに対向する側壁それぞれに開口が形成されており、前壁211に形成された開口が搬入口21aであり、後壁212に形成された開口が搬出口21bである。
予熱室用加熱機構22は、例えば圧送機構(不図示)により供給された空気を高温に加熱するものであり、具体的には例えばフィン付きカートリッジヒータ等のヒータ221を備えたものである。より具体的に説明すると、図3に示すように、第1筐体21内における予熱空間2Sの上方には圧送された空気が供給される供給空間2Pが設けられており、この供給空間2Pに複数本のヒータ221が例えば千鳥状に配置されている。
この予熱室用加熱機構22により加熱された高温の空気は、第1筐体21の側壁に形成された送風孔21hから予熱空間2Sに送り込まれる。より詳細に説明すると、第1筐体21の側壁のうち搬送方向とは直交する方向に対面する左壁213及び右壁214それぞれの内壁面には、例えばパンチングメタルが設けられている。これにより、左壁213及び右壁214の内壁面には多数の送風孔21hが形成されており、これらの送風孔21hから高温の空気が吹き出される。
本加熱室30は、図2に示すように、内部が本加熱空間3Sとして形成された第2筐体31と、ラベルLをさらに加熱するための高温の気体を生成する本加熱室用加熱機構32とを備えている。
第2筐体31は、被装着物Xを搬入出するための開口が側壁に形成されたものであり、ここでは第1筐体21と隣接して配置されている。つまり、第2筐体31の前壁311は、第1筐体21の後壁212に対面しており、この前壁311に形成された開口が搬入口31aである。また、第2筐体31の前壁311に対向する後壁312に形成された開口が搬出口31bである。
本加熱室用加熱機構32は、例えば圧送機構(不図示)により供給された空気を高温に加熱するものであり、具体的には例えばフィン付きカートリッジヒータ等のヒータ321を備えたものである。より具体的に説明すると、図4に示すように、第2筐体31内における本加熱空間3Sの上方には圧送された空気が供給される供給空間3Pが設けられており、この供給空間3Pに複数本のヒータ321が例えば千鳥状に配置されている。
この本加熱室用加熱機構32により加熱された高温の空気は、図5に示すように、第2筐体31の側壁に沿って並び設けられた複数のスリットノズルSNから本加熱空間3Sに送り込まれる。より詳細に説明すると、第2筐体31の側壁のうち搬送方向と直交する方向に対面する左壁313及び右壁314それぞれに複数のスリットノズルSNが設けられており、これらのスリットノズルSNから高温の空気が吹き出される。
本実施形態では、左壁313及び右壁314の内壁面が、本加熱室30内に搬入された被処理物を取り囲むように設けられており、左壁313及び右壁314それぞれに複数のスリットノズルSNが設けられている。具体的に左壁313及び右壁314の内壁面は、搬送方向と平行な第1要素331と、第1要素331の搬入口側端部から搬入口31a側に向かって屈曲又は湾曲した第2要素332と、第1要素331の搬出口側端部から搬出口31b側に向かって屈曲又は湾曲した第3要素333とからなり、各要素331、332、333それぞれにスリットノズルSNが設けられている。なお、第1要素331には搬入口31a側及び搬出口31b側に1つずつスリットノズルSNが設けられており、第2要素332及び第3要素333にはそれぞれ1つのスリットノズルSNが設けられているが、スリットノズルSNの数はこれに限られるものではない。
各スリットノズルSNは、図5及び図6に示すように、吹き出される高温の気体を被装着物Xに導く一対の案内板4を備えている。
一対の案内板4それぞれは、被装着物Xの高さ方向(上下方向)に沿って延びる長尺状の板状部材であり、図6に示すように、基端部41から先端部42に向かうに連れて徐々に近づくように延びている。これにより、一対の案内板4の先端部42の間が、上下方向に延びるとともに高温の空気を吐出するスリットSとして形成されている。
然して、本実施形態の本加熱室は、図6及び図7に示すように、複数のスリットノズルSNのスリットSうち、一部を開放したまま、残りを閉塞することで、ラベルLの周方向に沿った異なる位置それぞれに与える熱量を調整して、ラベルLに与える熱量を周方向において偏らせる、すなわち与える熱量をラベルLの周方向の位置によって異ならせる熱量調整機構50をさらに備えてなる。
なお、ここでいう複数のスリットノズルSNのスリットSのうちの一部を開放するとは、1つのスリットSに着目した場合、そのスリットSの全体を開放する態様のみならず、一部を開放する態様も含む概念である。また、本明細書において、複数のスリットノズルSNのスリットSのうちの一部を閉塞するとは、1つのスリットSに着目した場合、そのスリットSの全体を閉塞する態様のみならず、一部を閉塞する態様も含む概念である。
より具体的に説明すると、熱量調整機構50は、図6及び図7に示すように、スリットSの長手方向に沿って移動可能に設けられて、スリットSの少なくとも一部を遮蔽する遮蔽部材51を有する。
この遮蔽部材51は、それぞれのスリットノズルSNに対応して設けられており、互いに独立して移動可能に設けられている。各遮蔽部材51は、スリットSの長手方向に沿ってスライド移動可能に設けられている。これにより、それぞれのスリットSの開口の態様(長さ、位置、数)は互いに独立して調整可能であり、例えば開口長さは無段階に調整可能である。
この熱量調整機構50は、図6に示すように、スリットノズルSNそれぞれを収容する収容ケース52をさらに有し、この収容ケース52に上述した遮蔽部材51が取り付けられている。
より具体的に説明すると、この収容ケース52は、前壁のスリットSに対向する箇所に開口が形成されており、図7に示すように、その開口の左右両側それぞれに遮蔽部材51を取り付けるための取付箇所5L、5Rが設けられている。
開口の左側には複数の左側取付箇所5Lが上下方向に例えば等間隔に配置されており、開口の右側には複数の右側取付箇所5Rが上下方向に例えば等間隔に配置されている。一方、遮蔽部材51は、平板状をなし、例えば上下方向に延びる長穴(不図示)が厚み方向に貫通して設けられている。これにより、この長穴を介して例えばボルト等の締結具により遮蔽部材51を取付箇所5L、5Rに取り付けられるように構成してある。
本実施形態では、図7に示すように、1つのスリットノズルSNに対して少なくとも2枚の遮蔽部材51が設けられており、ここでは4枚の遮蔽部材51が設けられている。
これらの遮蔽部材51は、一部(ここでは2枚)が左側取付箇所5Lに取り付けられるとともに、残り(ここでは2枚)が右側取付箇所5Rに取り付けられている。そして、左側取付箇所5Lに取り付けられた遮蔽部材51と、右側取付箇所5Rに取り付けられた遮蔽部材51とが、図6に示すように、前後方向にずれて配置されている。これにより、これらの遮蔽部材51は、互いに重なり合いながらスリットSの長手方向に沿って移動可能となる。
かかる構成により、スリットSに対して複数枚の遮蔽部材51をスライド移動させることにより、スリットSの開口は、図7に示すように、スリットSの全体を開放する全開状態(図7A)、スリットSの一部を開放する部分開放状態(図7B、C)、スリットSの全体を閉塞する全閉状態(図7D)とに変更される。なお、部分開放状態においては、開口長さを無段階に調整できるうえ、開口箇所の位置や数をも変更することができる。
また、本実施形態の熱量調整機構50は、図6に示すように、遮蔽部材51に接続されて当該遮蔽部材51を移動させる熱量操作部53を有している。この熱量操作部53は、ユーザにより操作されるものであり、ユーザにより把持される把持部が本加熱室30の外部に設けられている。
<第1実施形態の効果>
このように構成した本実施形態のラベル装着装置100によれば、被装着物Xが例えば非円筒形状のような歪な形状であり、ラベルLの周方向の異なる位置で収縮率が異なる場合であっても、熱量調整機構50がラベルLに与える熱量を周方向において偏らせるので、ラベルLを部分的に引っ張られないように収縮させることができ、ラベルLを綺麗に装着することが可能となる。
しかも、この熱量調整機構50が、ラベルLに与える熱量を高さ方向においても偏らせるので、被装着物Xの形状に応じてラベルLの収縮の仕方をより柔軟に調整することができ、例えば被装着物Xの首周りや胴周りなどラベルLの高さ方向の異なる位置で収縮率が異なる場合であっても、ラベルLを綺麗に装着することが可能となる。
また、熱量調整機構50がスリットSの一部を遮蔽する遮蔽部材51を有するので、この遮蔽部材51を移動させることで、ラベルLに与える熱量を高さ方向において簡単に偏らせることができる。
さらに、遮蔽部材51がスリットSの長手方向に沿ってスライド可能に設けられているので、スリットSの開口長さを無段階に調整することができ、ラベルLの高さ方向に沿った熱量を繊細に調整することが可能となり、被装着物X(容器)の多種多様な形状に対応することができる。
そのうえ、少なくとも2枚の遮蔽部材51が、互いに重なり合いながらスリットSの長手方向に沿って移動可能であるので、スリットSの開口を全開状態、全閉状態、及び部分開放状態に変更することができ、しかも部分開放状態においては、開口長さを無段階に調整できるうえ、開口箇所の位置や数をも変更することができる。
加えて、遮蔽部材51を左側取付箇所5L及び右側取付箇所5Rに取り付けるので、コンパクトな構成で複数枚の遮蔽部材51を互いに重なり合わせることができる。
さらに加えて、複数のスリットノズルSNそれぞれに対して設けられた遮蔽部材51が互いに独立して移動するので、ラベルLの周方向における互いに異なる箇所それぞれにおいて、与える熱量を高さ方向に沿って調整することができる。
そのうえ、熱量操作部53が本加熱室30の外部に設けられているので、作業の安全性を向上させることができる。
<第2実施形態の装置構成>
次に、本発明に係るラベル装着装置100の第2実施形態について、図面を参照して説明する。
本実施形態のラベル装着装置100は、複数のスリットノズルSNのスリットSのうち、一部を開放したまま、残りを閉塞することで、ラベルLの周方向に沿った異なる位置それぞれに与える熱量を調整して、ラベルLに与える熱量を周方向において偏らせる熱量調整機構50を備える点において、前記第1実施形態のラベル装着装置と共通している。
一方、本実施形態のラベル装着装置100は、図8に示すように、スリットノズルSNの向きを調整するための向き調整機構60を備える点において、前記第1実施形態のラベル装着装置とは構成が異なる。
この向き調整機構60は、スリットノズルSNの向きを上下方向(被装着物Xの高さ方向)及び/又は左右方向(被装着物Xの搬送方向)に変更するものであり、ここではスリットSが上端部から下端部に向かうに連れて被装着物Xから離れるように、或いは、上端部から下端部に向かうに連れて被装着物Xに近づくように、スリットSを上下方向に対して傾斜させるものである。
より具体的に向き調整機構60は、例えばスリットノズルSNを吊り下げた状態で向きを変更するものであり、本加熱室30の例えば上壁に取り付けられた第1アーム部材61と、一端部が第1アーム部材61に対して回転可能に接続されるとともに、他端部がスリットノズルSNに接続された第2アーム部材62とを備えている。かかる構成により、第1アーム部材61に対して第2アーム部材62を回転させることで、スリットノズルSNの向きを変更することができる。
また、この向き調整機構は60、スリットノズルSNに接続されて、当該スリットノズルの向きを変更させる向き操作部(不図示)を有している。この向き操作部は、ユーザにより操作されるものであり、ユーザにより把持される把持部が本加熱室30の外部に設けられている。
<第2実施形態の効果>
このように構成されたラベル装着装置100によれば、前記第1実施形態と同様、被装着物Xが例えば非円筒形状のような歪な形状であり、ラベルLの周方向の異なる位置で収縮率が異なる場合であっても、ラベルLを綺麗に装着することができる。
しかも、スリットノズルSNの向きを調整するための向き調整機構60をさらに具備するので、被装着物Xの形状に応じてラベルLの収縮の仕方をより柔軟に調整することができ、例えば被装着物Xの外周面が軸方向に対して傾斜していたり、径方向に対して傾斜していたりしても、ラベルLを綺麗に装着することが可能となる。
さらに、向き操作部が本加熱室の外部に設けられているので、作業の安全性を向上させることができる。
<第3実施形態の装置構成>
次に、本発明に係るラベル装着装置の第3実施形態について、図面を参照して説明する。
本実施形態のラベル装着装置100は、複数のスリットノズルSNのスリットSのうち、一部を開放したまま、残りを閉塞することで、ラベルLの周方向に沿った異なる位置それぞれに与える熱量を調整して、ラベルLに与える熱量を周方向において偏らせる熱量調整機構50を備える点において、前記第1実施形態のラベル装着装置100と共通している。
一方、本実施形態のラベル装着装置100は、図9に示すように、スリットノズルSNを進退移動させて、スリットノズルSNと被装着物Xとの離間距離を調整するための距離調整機構70を備える点において、前記第1実施形態のラベル装着装置とは構成が異なる。
この距離調整機構70は、ここでは複数のスリットノズルSNからなるスリットノズル群を一体的に進退移動させるものである。なお、距離調整機構70としては、複数のスリットノズルSNそれぞれを独立して進退移動させるものであっても良い。
ここでは、本加熱室30に搬送された被装着物Xを挟む一方側に配置された複数のスリットノズルSN、すなわち左壁313又は右壁314の一方に配置された複数のスリットノズルSNからなる第1のスリットノズル群と、本加熱室30に搬送された被装着物Xを挟む他方側に配置された複数のスリットノズルSN、すなわち左壁313又は右壁314の他方に配置された複数のスリットノズルSNからなる第2のスリットノズル群とが設けられている。
そして、距離調整機構70は、第1のスリットノズル群を本加熱室30に搬送された被装着物Xに対して進退移動させるとともに、第2のスリットノズル群を本加熱室30に搬送された被装着物Xに対して進退移動させるように構成されている。
より具体的に距離調整機構70は、例えばスリットノズル群を一体的に支持するとともに、被装着物Xの搬送方向と直交する方向に移動可能な支持部材71を備えている。かかる構成により、支持部材71を移動させることで、スリットノズル群を一体的に進退移動させることができる。
また、この距離調整機構は70、スリットノズルSNに接続されて、当該スリットノズル進退移動させる距離操作部(不図示)を有している。この距離操作部は、ユーザにより操作されるものであり、ユーザにより把持される把持部が本加熱室30の外部に設けられている。
<第3実施形態の効果>
このように構成されたラベル装着装置100によれば、前記第1実施形態と同様、被装着物Xが例えば非円筒形状のような歪な形状であり、ラベルLの周方向の異なる位置で収縮率が異なる場合であっても、ラベルLを綺麗に装着することができる。
しかも、スリットノズルSNと被装着物Xとの離間距離を調整するための距離調整機構70をさらに具備するので、被装着物Xの形状に応じてラベルの収縮の仕方をより柔軟に調整することができ、例えば径寸法の大きい被装着物に対しても、径寸法の小さい被装着物Xに対しても、ラベルを綺麗に装着することが可能となる。
また、距離調整機構70がスリットノズル群を一体的に進退移動させるので、複数のスリットノズルSNを一挙に進退移動させることができ、操作性が良い。
一方、距離調整機構70が複数のスリットノズルSNそれぞれを独立して進退移動させるものであれば、1つ1つのスリットノズルSNと被装着物Xとの離間距離をより細やかに調整することができる。
さらに、距離操作部が本加熱室30の外部に設けられているので、作業の安全性を向上させることができる。
なお、本発明は前記実施形態に限られるものではない。
例えば、第2実施形態や第3実施形態における熱量調整機構は、前記第1実施形態のようにラベルに与える熱量を高さ方向において偏らせるように構成されていても良いし、かかる構成や機能を備えていないものであっても良い。
また、第2実施形態や第3実施形態における熱量調整機構は、図10に示すように、それぞれのスリットノズルのスリットを全開又は全閉の何れか一方に切り替えるものであっても良い。具体的な態様としては、遮蔽部材51が、スリットノズルSNの内部流路4L内に設けられており、例えば所定の軸回りに回転することでスリットノズルSNの全体を開閉するものを挙げることができる。
その他、本発明は前記実施形態に限られず、その趣旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能であるのは言うまでもない。
100・・・ラベル装着装置
10 ・・・搬送機構
20 ・・・予熱室
30 ・・・本加熱室
4 ・・・案内板
SN ・・・スリットノズル
50 ・・・熱量調整機構
51 ・・・遮蔽部材
60 ・・・向き調整機構
70 ・・・距離調整機構

Claims (7)

  1. 被装着物に被覆されたラベルを予熱室で予備加熱した後、その被装着物を本加熱室に搬入し、前記ラベルをさらに加熱して前記被装着物に装着させるラベル装着装置であって、
    前記本加熱室が、
    搬入された前記被装着物の周囲に設けられ、上下方向に延びるスリットから高温の気体を前記ラベルに吹き付ける複数のスリットノズルと、
    前記複数のスリットノズルのスリットうち、一部を開放したまま、残りを閉塞することで、前記ラベルの周方向に沿った異なる位置それぞれに与える熱量を調整して、前記ラベルに与える熱量を周方向において偏らせる熱量調整機構と、
    前記スリットノズルの向きを調整するための向き調整機構とを具備することを特徴とするラベル装着装置。
  2. 前記向き調整機構が、
    前記スリットノズルの向きを上下方向又は左右方向の一方又は両方に沿って変更させるものであることを特徴とする請求項1記載のラベル装着装置。
  3. 前記向き調整機構が、
    前記スリットノズルに接続されて、当該スリットノズルの向きを変更させる向き操作部を有し、
    前記向き操作部が、前記本加熱室の外部に設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載のラベル装着装置。
  4. 被装着物に被覆されたラベルを予熱室で予備加熱した後、その被装着物を本加熱室に搬入し、前記ラベルをさらに加熱して前記被装着物に装着させるラベル装着装置であって、
    前記本加熱室が、
    搬入された前記被装着物の周囲に設けられ、上下方向に延びるスリットから高温の気体を前記ラベルに吹き付ける複数のスリットノズルと、
    前記複数のスリットノズルのスリットうち、一部を開放したまま、残りを閉塞することで、前記ラベルの周方向に沿った異なる位置それぞれに与える熱量を調整して、前記ラベルに与える熱量を周方向において偏らせる熱量調整機構と、
    前記スリットノズルを進退移動させて、前記スリットノズルと前記被装着物との離間距離を調整するための距離調整機構とを具備することを特徴とするラベル装着装置。
  5. 前記距離調整機構が、複数の前記スリットノズルからなるスリットノズル群を一体的に進退移動させることを特徴とする請求項4記載のラベル装着装置。
  6. 前記距離調整機構が、複数の前記スリットノズルそれぞれを独立して進退移動させることを特徴とする請求項4記載のラベル装着装置。
  7. 前記距離調整機構が、
    前記スリットノズルに接続されて、当該スリットノズルを進退移動させる距離操作部を有し、
    前記距離操作部が、前記本加熱室の外部に設けられていることを特徴とする請求項4乃至6のうち何れか一項に記載のラベル装着装置。
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