JP2000062011A - プリフォームの加熱装置 - Google Patents

プリフォームの加熱装置

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JP2000062011A
JP2000062011A JP25187998A JP25187998A JP2000062011A JP 2000062011 A JP2000062011 A JP 2000062011A JP 25187998 A JP25187998 A JP 25187998A JP 25187998 A JP25187998 A JP 25187998A JP 2000062011 A JP2000062011 A JP 2000062011A
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preform
heating
heating device
shutter member
neck portion
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Shuichi Ogiwara
修一 荻原
Masataka Yokoyama
聖孝 横山
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Nissei ASB Machine Co Ltd
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  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の加熱部ごとの加熱制御が可能で、しか
も、隣接する装置に対する影響を低減することのできる
プリフォームの加熱装置を提供する。 【解決手段】 間欠搬送されるプリフォーム12の搬送
路14に沿ってプリフォーム12の間欠停止位置に複数
の加熱部16を有し、各加熱部16で順次プリフォーム
12を加熱する。この場合、各加熱部16は、間欠停止
したプリフォーム12の搬送方向前後位置を遮蔽する一
対の遮蔽板76を有し、この遮蔽板76は、進退駆動手
段82によって、プリフォーム12の搬送時に搬送路1
4からの退避位置に退避させ、プリフォーム12の間欠
停止時に遮蔽位置に移動される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリフォームの加
熱装置に関し、特に、間欠搬送されるプリフォームを加
熱するプリフォームの加熱装置に関する。
【0002】
【背景技術及び発明が解決しようとする課題】本願出願
人が先に提案した特開平10−113978号公報にプ
リフォームの加熱装置を有する延伸ブロー成形装置が記
載されている。
【0003】このプリフォームの加熱装置は、間欠搬送
されるプリフォームの搬送路に沿ってプリフォームの間
欠停止位置に複数の加熱部を有し、各加熱部で順次プリ
フォームを加熱するようになっている。
【0004】各加熱部は、搬送路の片側にプリフォーム
の搬送路に臨ませてプリフォームの軸方向に間隔をおい
て複数本の赤外線ヒータが配置され、プリフォームの搬
送路を挟んで赤外線ヒータの反対側に反射板を配置した
状態となっている。
【0005】そして、搬送路に沿って間欠搬送されて各
加熱部内で停止し、自転しているプリフォームに対し赤
外線ヒータの輻射熱により加熱するようにしている。
【0006】また、プリフォームは、開口部を含むネッ
ク部と、これに連なる有底の胴部とからなり、ネック部
の胴部側の位置に取手を一体に有するものとなってお
り、この取手を含むネック部に対する加熱を防止するた
め、胴部とネック部との境界付近で、ネック部に対して
熱を遮断するシャッター部材をプリフォームに対して進
退動させるようになっている。
【0007】しかし、この加熱装置では、搬送路に沿っ
て搬送されるプリフォームが、各加熱部内を通過するこ
とができるように、各加熱部の搬送方向前後側が開放さ
れた状態となっており、隣接する加熱部同士が互いに他
方の加熱部の影響を受け合って、各加熱部ごとの加熱制
御がなし難い。
【0008】また、加熱装置には、隣接する他の装置、
例えば、ブロー成形装置等が配設されており、この隣接
する装置が加熱装置の熱によって影響を受けやすい。
【0009】特に、加熱装置の前後位置にブロー成形や
加熱のためにプリフォームを待機させているような場合
には、待機中のプリフォームが加熱装置の影響を受ける
こととなる。
【0010】本発明の目的は、複数の加熱部ごとの加熱
制御が可能で、しかも、隣接する装置に対する影響を低
減することのできるプリフォームの加熱装置を提供する
ことにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、間欠搬送されるプリフォー
ムの搬送路に沿って前記プリフォームの間欠停止位置に
複数の加熱部を有し、前記各加熱部で順次プリフォーム
を加熱するプリフォームの加熱装置において、前記各加
熱部は、間欠停止した前記プリフォームの搬送方向前後
位置を遮蔽する一対の遮蔽板を有し、前記遮蔽板は、進
退駆動手段によって、前記プリフォームの搬送時に搬送
路からの退避位置に退避させ、前記プリフォームの間欠
停止時に遮蔽位置に移動されることを特徴とする。
【0012】本発明によれば、各加熱部のプリフォーム
の搬送方向前後位置を遮蔽する遮蔽板を、進退駆動手段
によって、プリフォームの搬送時に搬送路から退避さ
せ、プリフォームの間欠停止時に遮蔽位置に移動させる
ことで、各加熱部内へのプリフォームの搬入出に影響が
なく、しかも、各加熱部を遮蔽して、各加熱部ごとの加
熱制御を行うことができ、良好なプリフォームの加熱処
理が可能となる。
【0013】また、加熱装置に隣接する装置側も遮蔽さ
れるため、隣接する装置に対する熱の影響を低減するこ
とができる。
【0014】特に、加熱装置と隣接位置にプリフォーム
を待機させている場合に、待機しているプリフォームに
対する熱の影響を防止することができる。
【0015】請求項2記載の発明は、請求項1におい
て、前記プリフォームは、開口部を含むネック部と、こ
のネック部に連なる有底の胴部とを有し、前記各加熱部
は、間欠停止した前記プリフォームの前記ネック部と前
記胴部との境界付近で、前記ネック部に対し熱源からの
熱を遮断するシャッター部材を有し、前記進退駆動手段
は、前記遮蔽板と共に、前記シャッター部材を進退動さ
せることを特徴とする。
【0016】本発明によれば、請求項1の状態に加え、
プリフォームのネック部に対し熱源からの熱を遮断する
シャッター部材を、遮蔽板と共に進退動させることで、
ネック部への加熱を防止することができ、しかも、シャ
ッター部材の進退動のための機構を省略して簡略かつ安
価にすることができる。
【0017】請求項3記載の発明は、請求項2におい
て、前記各加熱部は、前記シャッター部材に冷却エアを
吹き付け、前記シャッター部材を案内にして前記冷却エ
アを前記ネック部と前記胴部との境界付近に導くプリフ
ォーム冷却手段を有することを特徴とする。
【0018】本発明によれば、請求項2の状態に加え、
プリフォーム冷却手段からの冷却エアをシャッター部材
に吹き付けることで、シャッター部材を冷却することが
でき、しかも、シャッター部材を案内にして冷却エアを
確実にネック部と胴部との境界付近に導いて冷却するこ
とができる。
【0019】請求項4記載の発明は、請求項3におい
て、前記プリフォームは、前記ネック部の胴部側の位置
に取手を一体に有し、前記プリフォーム冷却手段は、前
記取手の前記熱源側の面に冷却エアを吹き付けることを
特徴とする。
【0020】本発明によれば、請求項3の状態に加え、
プリフォーム冷却手段からの冷却エアを、シャッター部
材を案内にしてネック部に一体に形成した取手の熱源側
の面に確実に吹き付けて冷却し、熱源からの熱によって
取手が変形するのを防止することができる。
【0021】請求項5記載の発明は、請求項1〜4のい
ずれかにおいて、前記各加熱部は、前記搬送路の片側に
配設した熱源と、前記搬送路を挟んで前記熱源の反対側
に配設した反射板とを有し、前記反射板は、前記進退駆
動手段により、前記遮蔽板と共に、進退動されることを
特徴とする。
【0022】本発明によれば、請求項1〜4のいずれか
の状態に加え、反射板を進退駆動手段により遮蔽板と共
に進退動可能にすることにより、反射板を後退させた状
態で熱源と反射板との間にスペースを確保することがで
き、このスペースを利用することで、熱源等のメンテナ
ンスを容易にすることができる。
【0023】請求項6記載の発明は、請求項1〜5のい
ずれかにおいて、前記各加熱部は、熱源の背後から前記
搬送路に向けて冷却エアを供給する冷却ファンを有し、
前記冷却ファンの吸気側にエアフローセンサが設けられ
ていることを特徴とする。
【0024】本発明によれば、請求項1〜5のいずれか
の状態に加え、冷却ファンにエアフローセンサを設ける
ことにより、冷却ファンから確実に冷却エアが供給され
ているかを検出することができ、確実な冷却状態を確保
して各加熱部の熱による損傷を防止することができる。
【0025】また、エアフローセンサを冷却ファンの給
気側に設けることで、エアフローセンサが熱源により悪
影響を受けるのを防止することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して詳細に説明する。
【0027】図1〜図4は、本発明の一実施の形態にか
かるプリフォームの加熱装置を示す図である。
【0028】なお、図4においては、中央O位置から上
が遮蔽板およびシャッター部材の退避状態、下が過熱状
態を示しており、過熱状態のうちP位置から下が断面状
態で示されている。
【0029】このプリフォームの加熱装置10は、図4
に示すように、プリフォーム12の搬送路14と、搬送
路14の途中に配設された複数、例えば3つの加熱部1
6とを有する。
【0030】搬送路14は、図1〜図3にも示すよう
に、機台18上に環状に設置された搬送台20と、搬送
用スプロケット22に掛け渡されて搬送台20に沿って
移動可能にされた搬送用チェーン24と、この搬送用チ
ェーン24に所定の間隔で固定された複数の搬送部材2
6とを有している。
【0031】また、プリフォーム12は、図1〜図3に
示すように、開口部を含むネック部28と、このネック
部28に連なる有底の胴部30とを有し、ネック部28
には胴部30側の外面に取手32が一体に形成された状
態となっている。
【0032】そして、ネック部28を下にした倒立状態
でプリフォーム12を搬送部材26に支持させ、何れか
の搬送用スプロケット22の駆動により搬送用チェーン
24を間欠駆動させることで、搬送部材26上のプリフ
ォーム12を所定の間隔を維持しながら、例えば1個ず
つ間欠搬送するようにしている。
【0033】なお、この搬送路14は、図示せぬが、例
えば、略方形状に形成され、その一辺にプリフォーム1
2を1個ずつ受け取る受取り位置、これに隣接した辺に
加熱装置10を有する加熱位置、この加熱入りに隣接し
た辺にブロー成形装置を有するブロー成形位置、さらに
このブロー成形位置に隣接した辺に容器の取出位置が配
設されるようになっている。
【0034】各加熱部16は、プリフォーム12が搬送
路14に沿って、例えば図4に示す搬送方向Aへと間欠
搬送されて停止する3箇所の間欠停止位置に対応して隣
接配置されている。
【0035】また、各加熱部16では、自転機構34に
よってプリフォーム12を自転させながら加熱すること
で、プリフォーム12を周方向で均一に加熱できるよう
にしている。
【0036】自転機構34は、搬送方向Aにおける両端
の加熱部16を越えた位置に配設された一対の自転用ス
プロケット36と、この自転用スプロケット36に掛け
渡された自転用チェーン38とを有し、自転用スプロケ
ット36の一方を駆動することで自転用チェーン38を
回転させるようにしている。
【0037】そして、搬送部材26が各加熱部16を通
過する際、搬送部材26に設けられたスプロケット40
が自転用チェーン38と噛合して回転し、プリフォーム
12を自転させるようになっている。
【0038】さらに、各加熱部16は、搬送路14の外
側に配設した熱源としての赤外線ヒータ42と、搬送路
14を挟んで赤外線ヒータの反対側(搬送路14の内
側)に配設した反射板44とを有している。
【0039】具体的には、搬送路14の外側には、機台
18上で高さ調節可能にされた支持台50が設けられ、
この支持台50上に各加熱部16に跨り各加熱部16対
応位置が開口した取付フレーム52が固定され、この取
付フレーム52の各開口部分に背後から搬送路14側に
向けて加熱カセット54が差し込み固定可能にされてい
る。
【0040】取付フレーム52は、上面に水冷ジャケッ
ト56を有し、加熱カセット54の過加熱を防止するよ
うにしている。
【0041】各加熱カセット54は、前面板58、背面
板60および両側面板62からなるボックス状をなし、
両側面板62に支持部材64を介して搬送方向Aに延び
る赤外線ヒータ42がプリフォーム12の軸方向に複
数、例えば5本設けられ、これらの赤外線ヒータ42が
上下および前後の位置が調節可能に設けられている。
【0042】また、最下段には、容器の肩部に相当する
プリフォーム12の部分を加熱するための赤外線ヒータ
66が搬送路14を挟んで両側に固定状態で設けられて
いる。
【0043】前面板58は、背後から搬送路14側へ通
気可能に多数の孔があいた状態とされると共に、赤外線
ヒータ42、66の光を反射する反射板として用いられ
るようになっている。
【0044】背面板60には、脱着用ハンドル68が設
けられ、加熱カセット54の取付フレーム52に対する
脱着が容易にされている。
【0045】また、背面板60には、冷却ファンとして
のシロッコファン70が設けられ、このシロッコファン
70からの冷却エアを前面板58と背面板60との間に
供給し、前面板58の多数の孔を通して赤外線ヒータ4
2、66の背後から搬送路14に向けて冷却エアを供給
することで、各加熱部16、プリフォーム12の過加熱
を防止すると共に、プリフォーム12の表面を冷却する
ようにしている。
【0046】また、このシロッコファン70の給気側に
エアフローセンサ72を配設し、給気側のエアの流れに
よってシロッコファン70から確実に冷却エアが供給さ
れているかを検出して、各冷却部16の過加熱を確実に
防止できるようにしている。
【0047】この場合、エアフローセンサ72は、背面
板60の外側に配設されているため、エアフローセンサ
72が赤外線ヒータ42、66によって悪影響を受ける
のを防止することができる。
【0048】なお、図1および図2の74は、端子台で
ある。
【0049】反射板44は、図4に示すように、3つの
加熱部16に跨る長さとされ、各加熱部16に共通のも
のとされている。
【0050】また、反射板44には、各加熱部16にお
けるプリフォーム12の前後位置の搬入搬出口を遮蔽す
る4枚の遮蔽板76と、各加熱部16で間欠停止したプ
リフォーム12のネック部28と胴部30の境界付近で
ネック部28に対し赤外線ヒータ42、66からの熱を
遮断する3枚のシャッター部材78とが一体に設けられ
ている。
【0051】4枚の遮蔽板76のうち外側2枚は、両端
の加熱部16の専用の遮蔽板とされ、中間の2枚は両側
と中央の加熱部16の兼用の遮蔽板とされている。
【0052】3枚のシャッター部材78は、各加熱部1
6に対応して設けられ、各シャッター部材78は、間欠
搬送されるプリフォーム12の対応部分の径よりも広い
幅の切欠部80を有し、ほぼ完全に取手32及びネック
部28を覆うようになっている。
【0053】そして、これら反射板44、遮蔽板76お
よびシャッター部材78が、進退駆動手段82によっ
て、搬送路14に対し一体に進退駆動されるようになっ
ている。
【0054】進退駆動手段82は、進退駆動機構84
と、ガイド機構86とを取付フレーム52上に有してい
る。
【0055】進退駆動機構84は、エアシリンダ88
と、一対のガイドロッド90と、連結部材92とを有し
ている。
【0056】エアシリンダ88は、取付フレーム52の
水冷ジャケット56上の搬送方向Aにおける略中央位置
に配設され、シリンダロッド94を搬送方向Aと直交さ
せて外方に向けた状態とされている。
【0057】また、このエアシリンダ88は、取付板9
6を介して水冷ジャケット56に取り付けられており、
この取付板96は水冷ジャケット56に対して搬送方向
Aと交差する方向で位置調節可能にされ、プリフォーム
12の外径が変更された場合などに遮蔽板76やシャッ
ター部材78の位置を調整可能にされている。
【0058】一対のガイドロッド90は、シリンダロッ
ド94の両側で、シリンダロッド94と平行に配設され
ると共に、シリンダロッド94に沿ってスライド可能に
されている。
【0059】連結部材92は、一対のガイドロッド90
の先端と、シリンダロッド94の先端とを連結して、ガ
イドロッド90にシリンダロッド94の案内をさせるよ
うになっている。
【0060】ガイド機構86は、一対のガイド筒98
と、反射板44用の一対のガイドロッド100と、連結
部材102とを有している。
【0061】一対のガイド筒98は、水冷ジャケット5
6上で、エアシリンダ88を挟んでその両側に所定間隔
をおいて、エアシリンダ88と平行に配設されている。
【0062】一対のガイドロッド100は、各ガイド筒
98内に挿通支持されてエアシリンダ88側のガイドロ
ッド90と平行に移動可能にされている。
【0063】連結部材102は、搬送路14の外側に位
置するガイドロッド100の端部同士を連結すると共
に、エアシリンダ88側の連結部材92に固定されてい
る。
【0064】また、一対のガイドロッド100の連結部
材102が取り付けられている端部と反対側(搬送路1
4の内側)の端部には、反射板44が上部で連結固定さ
れ、この反射板44とガイド筒98との間のガイドロッ
ド100に作動時のクッションとしてばね部材104が
装着されている。
【0065】そして、エアシリンダ88によって、ガイ
ドロッド100を介し、反射板44を搬送路14から離
れる方向に移動させ、この反射板44の移動と共に、遮
蔽板76およびシャッター部材78を搬送路14から退
避させておくことで、搬送路14に沿ってプリフォーム
12を支障なく搬送することができる。
【0066】また、プリフォーム12が搬送路14に沿
って各加熱部16に間欠搬送されて停止した状態で、エ
アシリンダ88によって、ガイドロッド100を介し、
反射板44を搬送路14に近づける方向に移動させ、こ
の反射板44の移動と共に、遮蔽板76およびシャッタ
ー部材78を退避位置から搬送路14上に移動させるこ
とで、遮蔽板76によって各加熱部16のプリフォーム
12の搬入搬出口を遮蔽し、かつ、シャッター部材78
によってプリフォーム12のネック部28に対する赤外
線ヒータ42の熱を遮断することができる。
【0067】このように遮蔽板76によって各加熱部1
6の搬入出口を遮蔽することにより、各加熱部16ごと
の加熱制御を行うことができ、良好なプリフォーム12
の加熱処理を行うことができると共に、隣接するブロー
成形装置や待機しているプリフォーム12などに対する
熱の影響を防止することが可能となる。
【0068】また、シャッター部材78によってネック
部28や取手32に対する加熱を防止することができる
と共に、赤外線ヒータ42、66からの光をシャッター
部材76で反射して最も延びにくい容器の肩部に相当す
るプリフォーム12の部分を効果的に加熱することがで
きる。
【0069】さらに、反射板44を進退動可能にするこ
とで、赤外線ヒータ42と反射板44との間にスペース
を確保でき、赤外線ヒータ42等のメンテナンスを容易
にすることができる。
【0070】また、取付フレーム52を支持する支持台
50には、図1〜図3に示すように、プリフォーム供給
手段としての複数の冷却エア吹出し口106が、支持台
50の搬送路14と対向する面に所定間隔で設けられて
いる。
【0071】この複数の冷却エア吹出し口106は、冷
却エア配管108に接続され、図示せぬ冷却エア供給源
から冷却エアが供給されるようになっている。
【0072】そして、複数の冷却エア吹出し口108か
ら、図2中矢印で示すように、シャッター部材78の下
面に冷却エアを吹き付け、シャッター部材78の下面を
案内にして取手32の上面に冷却エアを吹き付けるよう
にしている。
【0073】このようにすることで、赤外線ヒータ4
2、66からの熱によって取手32が上向きに変形する
のを防止するようにしている。
【0074】また、冷却エアをシャッター部材78に吹
き付けることで、シャッター部材78を冷却して赤外線
ヒータ42、66の熱によってシャッター部材78が損
傷するのを防止することができる。
【0075】本発明は前記実施の形態に限定されるもの
ではなく、本発明の要旨の範囲内において、種々の変形
が可能である。
【0076】たとえば、前記実施の形態においては、搬
送路が環状で、プリフォームを循環搬送するようにされ
ているが、この例に限定されるものではなく、搬送路を
直線状にすることも可能である。
【0077】また、前記実施の形態では、プリフォーム
をネック部を下にした倒立状態で搬送するようにしてい
るが、プリフォームをネック部を上にした正立状態で搬
送することも可能である。
【0078】さらに、前記実施の形態では、3つの加熱
部を有する場合について説明したが、加熱部の数は、プ
リフォームの加熱条件に応じて種々に設定可能である。
【0079】また、前記実施の形態では、搬送路により
プリフォームを1個ずつ間欠搬送するようにしている
が、複数個のプリフォーム毎に間欠搬送して加熱するこ
とも可能である。
【0080】この場合、加熱部内に各プリフォーム同士
を遮蔽する遮蔽板を設けることも可能である。
【0081】さらに、前記実施の形態では、反射板を各
加熱部共通のものとしているが、各加熱部に独立の反射
板とすることもできる。
【0082】また、遮蔽板、シャッター部材および反射
板が一体に進退駆動されるようになっているが、遮蔽板
を単独で進退駆動させるようにしてもよく、あるいは遮
蔽板とシャッター部材または反射板とを一体に進退駆動
させるようにすることも可能である。
【0083】さらに、プリフォームがネック部に取手を
有するものとされているが、取手を有しないプリフォー
ムの加熱にも適用することができる。
【0084】この場合、プリフォーム冷却手段によっ
て、シャッター部材に冷却エアを吹き付け、シャッター
部材を案内にして冷却エアをプリフォームのネック部と
胴部との境界付近に導くようにすることもできる。
【0085】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るプリフォームの加
熱装置を、図4の矢視I方向から見た側面図である。
【図2】図1の方向から見たプリフォームの加熱装置の
断面図である。
【図3】図4の矢視III方向から見たプリフォームの加
熱装置の側面図である。
【図4】プリフォームの加熱装置の平面図である。
【符号の説明】
10 プリフォームの加熱装置 12 プリフォーム 14 搬送路 16 加熱部 28 ネック部 30 胴部 32 取手 42、66 赤外線ヒータ 70 シロッコファン 72 エアフローセンサ 76 遮蔽板 78 シャッター部材 82 進退駆動手段 A 搬送方向
フロントページの続き Fターム(参考) 4F201 AG07 AG29 AH55 AK02 AK04 AQ04 AR06 BA04 BC05 BC06 BC07 BC12 BC21 BC29 BD04 BD06 BN01 BN02 BN08 BN12 BQ07 BQ12 BQ22 BQ38 4F208 AG07 AG29 AH55 AK02 AK04 AQ04 AR06 LA02 LB01 LG03 LG08 LG28 LH01 LH06 LH07 LH09 LH10

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 間欠搬送されるプリフォームの搬送路に
    沿って前記プリフォームの間欠停止位置に複数の加熱部
    を有し、前記各加熱部で順次プリフォームを加熱するプ
    リフォームの加熱装置において、 前記各加熱部は、間欠停止した前記プリフォームの搬送
    方向前後位置を遮蔽する一対の遮蔽板を有し、 前記遮蔽板は、進退駆動手段によって、前記プリフォー
    ムの搬送時に搬送路からの退避位置に退避させ、前記プ
    リフォームの間欠停止時に遮蔽位置に移動されることを
    特徴とするプリフォームの加熱装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記プリフォームは、開口部を含むネック部と、このネ
    ック部に連なる有底の胴部とを有し、 前記各加熱部は、間欠停止した前記プリフォームの前記
    ネック部と前記胴部との境界付近で、前記ネック部に対
    し熱源からの熱を遮断するシャッター部材を有し、 前記進退駆動手段は、前記遮蔽板と共に、前記シャッタ
    ー部材を進退動させることを特徴とするプリフォームの
    加熱装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 前記各加熱部は、前記シャッター部材に冷却エアを吹き
    付け、前記シャッター部材を案内にして前記冷却エアを
    前記ネック部と前記胴部との境界付近に導くプリフォー
    ム冷却手段を有することを特徴とするプリフォームの加
    熱装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 前記プリフォームは、前記ネック部の胴部側の位置に取
    手を一体に有し、 前記プリフォーム冷却手段は、前記取手の前記熱源側の
    面に冷却エアを吹き付けることを特徴とするプリフォー
    ムの加熱装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかにおいて、 前記各加熱部は、前記搬送路の片側に配設した熱源と、
    前記搬送路を挟んで前記熱源の反対側に配設した反射板
    とを有し、 前記反射板は、前記進退駆動手段により、前記遮蔽板と
    共に、進退動されることを特徴とするプリフォームの加
    熱装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかにおいて、 前記各加熱部は、熱源の背後から前記搬送路に向けて冷
    却エアを供給する冷却ファンを有し、 前記冷却ファンの吸気側にエアフローセンサが設けられ
    ていることを特徴とするプリフォームの加熱装置。
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