JP3816657B2 - プリフォームの加熱装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、射出成形もしくは押出生成されたプリフォームを加熱した後ブロー成形するブロー成形機に用いられるプリフォームの加熱装置に関し、特に、種々の容器の特性に応じてプリフォームを加熱するためのプリフォームの加熱装置に関する。
【0002】
【背景技術及び発明が解決しようとする課題】
本願出願人が先に提案した特開平8−132517号公報にプリフォームの加熱装置を有する延伸ブロー成形装置が記載されている。
【0003】
このプリフォームの加熱装置は、プリフォームの搬送経路の側部に加熱ボックスを配置し、プリフォームの搬送経路を挟んで加熱ボックスの反対側に反射板を配置した状態となっている。
【0004】
加熱ボックス内には、プリフォームの搬送経路に臨ませてプリフォームの軸方向に間隔をおいて複数本の赤外線ヒータが配置されている。
【0005】
これら複数の赤外線ヒータは、プリフォームの軸方向に所望の温度分布を付与できるように各々上下及び前後の位置を任意に設定できるようになっている。
【0006】
そして、搬送経路に沿って間欠搬送されて加熱装置内で停止し、自転しているプリフォームに対し赤外線ヒータの輻射熱により加熱するようにしている。
【0007】
しかし、成形する容器の中には、特定部分に装飾を施したものや、把手などのインサート部材と係合するもの、あるいは、特定部分の強度を必要とするものなど製品の用途に応じた多くの要求があり、このようなプリフォームの加熱装置だけでは不十分なものもある。
【0008】
すなわち、通常プリフォームの軸方向の温度分布を付与するために、複数配置された赤外線ヒータの電圧、もしくは電力量を調節し、さらに赤外線ヒータとプリフォームの間隔を調節するが、赤外線ヒータは熱量を与えるだけで、奪うことはないので、極端な温度分布を付与することは困難である、
本発明の目的は、従来のプリフォームの加熱装置に大きな変更を加えることなく、簡単な装置を取り付けることで、容易にプリフォームの温度調節を行うことのできるプリフォームの加熱装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、プリフォームの搬送経路に臨ませてプリフォームの軸方向に間隔をおいて複数本配設された赤外線ヒータを有する加熱ボックスを有し、前記搬送経路上を間欠搬送されてこの加熱ボックスの前記赤外線ヒータ前方位置に停止したプリフォームを自転させながら加熱するプリフォームの加熱装置において、
前記プリフォームを挟んで前記赤外線ヒータの反対側のプリフォームの停止位置と対向する位置に冷却エア吹出し口から冷却エアを前記プリフォームに向けて吹き出す冷却エア吹出しノズルを配置した冷却エア吹出し手段を有し、
前記冷却エア吹出し手段は、前記冷却エア吹出し口からの冷却エアの吹出し量を調節する吹出し量調節手段を有すると共に、前記冷却エア吹出し口の吹出し位置を可変にされていることを特徴とする。
【0010】
本発明によれば、複数の赤外線ヒータによりプリフォームに対し軸方向で温度分布を付与すると共に、冷却エア吹出し手段により、冷却エア吹出しノズルの冷却エア吹出し口の吹出し位置を適宜位置に設定し、吹出し量調節手段により調節された冷却エアをプリフォームに吹き出すことで、プリフォームを部分的に冷却して、赤外線ヒータのみでは得られない、形成される容器の要求に応じた大きな温度分布の変化が得られることとなる。
【0011】
特に、このプリフォームの加熱装置では、冷却エア吹出し手段を付加するのみで、従来のプリフォームの加熱装置に大きな変更を加えることなく簡単な構造で、容易にプリフォームの温度調節を行うことができる。
【0012】
さらに冷却エア吹出し口から出る冷却エアの量を吹出し量調節手段により調節することができるので、冷やしすぎてブロー成形できないといった不具合も生じない。
【0013】
請求項2の発明は、請求項1において、
前記冷却エア吹出しノズルは、前記プリフォームの軸方向で移動可能にされて、前記冷却エア吹出し口の吹出し位置が可変にされることを特徴とする。
【0014】
本発明によれば、請求項1の状態に加え、成形された容器が肉厚分布などの要求に適合していない場合には、冷却エア吹出しノズルをプリフォームの軸方向に移動させることで、容易に冷却エア吹出し口の吹出し位置を変更することができ、成形される容器の要求に容易に対応することができる。
【0015】
請求項3の発明は、請求項1または2において、
前記冷却エア吹出しノズルは、複数設けられていることを特徴とする。
【0016】
本発明によれば、請求項1または2の状態に加え、複数の冷却エア吹出しノズルの冷却エア吹出し口の位置を変化させることで、より多様な容器の要求に容易に対応することができる。
【0017】
請求項4の発明は、請求項1において、
前記加熱ボックスは前記プリフォームの搬送経路に沿って複数設けられ、前記冷却エア吹出し手段も前記各加熱ボックスに対応して設けられ、これら冷却エア吹出し手段は各々吹出し量調節手段を有することを特徴とする。
【0018】
本発明によれば、請求項3の状態に加え、複数の加熱ボックスにそれぞれ設けられた各冷却エア吹出しノズルからの冷却エアの供給、停止や吹出し量を各冷却エア吹出しノズルに設けた吹出し量調節手段により制御することで、より一層多様な容器の要求に対応することができる。
【0019】
請求項5の発明は、請求項1〜4のいずれかにおいて、
前記冷却エア吹出しノズルは、前記プリフォームの軸方向に複数の冷却エア吹出し口を有し、各冷却エア吹出し口が選択的に開閉可能にされていることを特徴とする。
【0020】
本発明によれば、請求項1〜4のいずれかの状態に加え、冷却エア吹出しノズルの複数の冷却エア吹出し口を用いてプリフォームの軸方向における任意の位置に冷却エアを吹き出すことができ、より一層多様な容器の要求に容易に対応することができる。
【0021】
請求項6の発明は、請求項1〜5のいずれかにおいて、
前記プリフォームの搬送経路を挟んで前記加熱ボックスの反対側に前記赤外線ヒータの光を反射する前記反射板が前記赤外線ヒータと平行に設けられており、前記冷却エア吹出しノズルは、前記プリフォームの停止位置を通る前記赤外線ヒータの垂線上であって、前記反射板と前記プリフォームの停止位置との間に設けられていることを特徴とする。
【0022】
本発明によれば、請求項1〜5のいずれかの状態に加え、反射板によって光を反射することで、プリフォームを搬送路の両側から効率よく短時間で加熱することができるとともに、冷却エア吹出しノズルを赤外線ヒータの光の影響が最も少ない位置に配置したことで、効率よく冷却が可能である。
【0023】
請求項7の発明は、請求項1〜6のいずれかにおいて、
前記加熱ボックス内にエアを供給するエア供給手段により前記赤外線ヒータの背後から前記プリフォームの搬送経路方向に向けてエアを供給可能にされていることを特徴とする。
【0024】
本発明によれば、請求項1〜6のいずれかの状態に加え、赤外線ヒータの背後からエアを供給することで、加熱ボックス内の雰囲気熱が過剰に上昇するのを防止して、プリフォームの過加熱を防止することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態について、図面を参照して説明する。
【0026】
図1及び図2は、本発明の一実施の形態に係るプリフォームの加熱装置を示す図である。
【0027】
このプリフォームの加熱装置10は、プリフォーム12の搬送経路14の途中に配設され、搬送部材16に倒立状態で保持されたプリフォーム12が搬送経路14に沿って図2に示す搬送方向Aへと間欠搬送されて加熱装置10位置で停止した状態で、プリフォーム12を自転機構(図示せず)にて自転させながら、ブロー成形適温まで加熱するもので、本実施の形態では、例えば、図2の平面図に示すように、2つの加熱装置10をプリフォーム12の搬送経路14に沿って配置している。
【0028】
各加熱装置10は、加熱ボックス18と、反射板20と、冷却エア吹出し手段22とを備える。
【0029】
加熱ボックス18は、プリフォーム12の搬送経路14の一側部に配置され、搬送経路14側の面が開放された状態となっている。
【0030】
加熱ボックス18内には、プリフォーム12の搬送経路14に臨ませてプリフォーム12の軸方向に間隔をおいて複数本、例えば5本の赤外線ヒータ24a、24b、24c、24d、24eが配置され、これら赤外線ヒータ24a、24b、24c、24d、24eの輻射熱によりプリフォーム12を加熱して、プリフォーム12に対し軸方向で温度分布を付与するようにしている。
【0031】
この場合、プリフォーム12は、加熱時に自転しているため、円周方向で均等に加熱することができる。
【0032】
また、これらの赤外線ヒータ24a、24b、24c、24d、24eのうち4本の赤外線ヒータ24a、24b、24c、24dは、軸方向調節手段26及び前後位置調節手段28により、プリフォーム12の大きさや容器の要求に応じて、プリフォーム12に対し軸方向位置及び前後位置を任意に調節できるようになっている。
【0033】
軸方向調節手段26は、加熱ボックス18の上部より突出して下端でそれぞれ赤外線ヒータ24a、24b、24c、24dを支持するそれぞれ2つの支持ブロック30a、30b、30c、30dと接続したそれぞれ2本の軸方向位置調節ロッド32a、32b、32c、32dを有している。そして、これら軸方向位置調節ロッド32a、32b、32c、32dを上下方向にスライドさせて調節し、任意の位置で固定することで、各赤外線ヒータ24a、24b、24c、24dの軸方向位置を調節できるようになっている。
【0034】
前後位置調節手段28は、先端が赤外線ヒータ24a、24b、24c、24dに接続されたそれぞれ2本の前後位置調節ロッド34a、34b、34c、34dが各支持ブロック30a、30b、30c、30dに対してスライド可能に支持されている。また、それぞれ2本の前後位置調節ロッド34a、34b、34c、34dの基端部を連結する連結部材35に前後位置調節ロッド34a、34b、34c、34dを移動させる操作ロッド36a、36b、36c、36dが取り付けられている。そして、操作ロッド36a、36b、36c、36dに設けられたナットを調節することで、前後位置調節ロッド34a、34b、34c、34dが各支持ブロック30a、30b、30c、30dに対してスライドして、各赤外線ヒータ24a、24b、24c、24dの前後位置が調節できるようになっている。
【0035】
このように、軸方向調節手段26によって赤外線ヒータ24a、24b、24c、24dの軸方向位置を任意に調節してプリフォーム12の大きさや容器の要求に応じた軸方向位置に容易に設定でき、しかも、前後位置調節手段28によって赤外線ヒータ24a、24b、24c、24dとプリフォーム12との間隔を任意に調節することで、赤外線ヒータ24a、24b、24c、24dの電圧もしくは電力量の調節に加え、より良好な温度分布の付与が可能となる。
【0036】
また、加熱ボックス18上には、エア供給手段としてのブロア38が配設され、このブロア38にて加熱ボックス18内にエアを供給し、赤外線ヒータ24a、24b、24c、24d、24eの背後からプリフォーム12の搬送経路14方向に向けてエアを供給することで、加熱装置10内の雰囲気熱が過剰に上昇するのを防止して、プリフォーム12の過加熱を防止するようにしている。
【0037】
また、このブロア38からのエアは、加熱ボックス18の下側からプリフォーム12のネック部及び搬送部材16に供給され、加熱を防止している。
【0038】
反射板20は、プリフォーム12の搬送経路14を挟んで加熱ボックス18の反対側に配置され、この反射板20によって赤外線ヒータ24a、24b、24c、24d、24eからの光を反射して、プリフォーム12を搬送路14の両側から効率よく短時間で加熱できるようになっている。
【0039】
なお、この反射板20の下部にも赤外線ヒータ24eと対向して赤外線ヒータ40が設けられ、容器のショルダー部に相当するプリフォーム12の部分を十分に加熱できるようにしている。
【0040】
冷却エア吹出し手段22は、プリフォーム12適宜の位置に冷却エアを吹き出すことでプリフォーム12を部分的に冷却するもので、冷却エア吹出しノズル42と、吹出し量調節手段44とを有する。
【0041】
冷却エア吹出しノズル42は、プリフォーム12を挟んで赤外線ヒータ24a、24b、24c、24d、24eの反対側の反射板20とプリフォーム12との間で、プリフォーム12の停止位置と対向する位置に配置されている。
【0042】
また、この冷却エア吹出しノズル42は、先端がL字状に形成され、その先端に冷却エアをプリフォーム12に向けて吹き出す1つの冷却エア吹出し口46が設けられると共に、反射板20の上部で支持部材48によりプリフォーム12の軸方向に移動可能に支持され、冷却エア吹出し口46の吹出し位置が可変にされている。
【0043】
吹出し量調節手段44は、冷却エア吹出し口46からの冷却エアの吹出し量を調節するもので、一方でエア回路50に接続され、他方で冷却エア吹出しノズル42に接続されている。
【0044】
この吹出し量調節手段44としては、例えば、減圧弁や流量調節弁などを用いることができる。
【0045】
このように、冷却エア吹出しノズル42をプリフォーム12の軸方向に移動可能にすることで、例えば、図4に示すように、把手付き容器52を成形する場合に、容器本体54の把手56との係合部58に相当するプリフォーム12の部分に冷却エア吹出しノズル42の冷却エア吹出し口46の位置を調節して、冷却エアを吹き出し、係合部58相当部分を冷却することができる。
【0046】
この場合、冷却エア吹出しノズル42の冷却エア吹出し口46から吹き出された冷却エアは、プリフォーム12の表面に直接あたり、その部分の熱を奪うこととなり、単に赤外線ヒータ24a、24b、24c、24d、24eの電圧もしくは電力量を調節したり、プリフォーム12との間の間隔を調節しただけの場合に比し、明確な温度分布を付与することができる。
【0047】
また、このとき、プリフォーム12は自転しているので、円周方向で均等に熱を奪うことができる。
【0048】
しかも、冷却エア吹出しノズル42は、赤外線ヒータ24a、24b、24c、24d、24eから見てプリフォーム12の背後に位置するので、赤外線ヒータ24a、24b、24c、24d、24eからの輻射熱を遮ることがなく、プリフォーム12の加熱に影響を与えることがない。
【0049】
さらに、冷却エアは、赤外線ヒータ24a、24b、24c、24d、24eの背後から吹き出されているブロア38からのエアのように、赤外線ヒータ24a、24b、24c、24d、24eを通過してくることもないので、温風ではなく、プリフォーム12の所望位置を確実に冷却することができる。
【0050】
また、冷却エアの供給は、常時行うのではなく、少なくともプリフォーム12の停止時間内に行われればよいので、経済的である。
【0051】
この冷却エアの供給、停止は、適宜タイマーを用いてもよいし、同じ時間エアを供給する他の駆動系、例えば、加熱装置10で加熱後にプリフォーム12をブロー成形するブロー成形装置(図示せず)の延伸ユニットのシリンダへのエア供給側の回路と単純に並列に接続し、シリンダへのエアの供給開始と同時に冷却エア吹出しノズル42の冷却エア吹出し口46から冷却エアを吹き出させるようにすることもできる。
【0052】
このブロー成形装置と接続させる場合、ブロー成形時間は、プリフォーム12の最少停止時間であるので、ブロー成形終了まで冷却エアの供給を継続させることで、冷却エアの供給時間を非常に簡単に制御することができる。
【0053】
また、図2に示される様に、複数の加熱装置10が設けられた場合、各加熱装置10毎に冷却エア吹出し手段22を設け、各冷却エア吹出し手段22毎に吹出し量調節手段44を設けている。そうすることで、加熱の前半、後半で吹出し量を変えることができるので、さらに成形条件の調整幅を広げることができる。
【0054】
図3は、本発明の他の実施の形態に係るプリフォームの加熱装置を示す図である。
【0055】
このプリフォームの加熱装置60は、複数、例えば、2本の固定状態の冷却エア吹出しノズル62、64を配置している。
【0056】
一方の冷却エア吹出しノズル62は、先端をL字状に形成した1つの冷却エア吹出し口66を有するものとなっている。
【0057】
他方の冷却エア吹出しノズル64は、プリフォーム12の軸方向に複数、例えば、7つの冷却エア吹出し口68を有し、各冷却エア吹出し口68が選択的に開閉可能にされている。
【0058】
具体的には、使用しない冷却エア吹出し口68は、止め栓70で閉塞し、使用する冷却エア吹出し口68は、止め栓70を取り外して開放するようにしている。
【0059】
また、これら2本の冷却エア吹出しノズル62、64は、1つの吹出し量調節手段44に接続されている。
【0060】
このような構成とすることにより、例えば、図5に示すように、容器72のショルダー部74や底部付近の柄部76を厚肉にしたい場合などに、プリフォーム12のショルダー部74相当部分を冷却エア吹出しノズル62で、また、柄部76相当部分を冷却エア吹出しノズル64で冷却するようにすることができる。
【0061】
他の構成及び作用は、前記実施の形態と同様に付き、共通部分に共通の符号を付すにとどめ、説明を省略する。
【0062】
本発明は前記各実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨の範囲内において、種々の変形実施が可能である。
【0063】
例えば、図1及び図2の実施の形態では、1本の冷却エア吹出しノズルをプリフォームの軸方向で移動可能にしているが、この例に限らず、複数本の冷却エア吹出しノズルをプリフォームの軸方向に移動可能にすることも可能である。
【0064】
また、図3の実施の形態では、固定状態の1つの冷却エア吹出し口を有する冷却エア吹出しノズルと、複数の冷却エア吹出し口を有する冷却エア吹出しノズルを組み合わせた場合を示したが、この例に限らず、複数の冷却エア吹出し口を有する冷却エア吹出しノズルのみで構成してもよく、あるいは、双方または一方の冷却エア吹出しノズルをプリフォームの軸方向で移動可能にしてもよい。
【0065】
さらに、1つの冷却エア吹出し口を有する冷却エア吹出しノズルを複数本、その冷却エア吹出し口をプリフォームの軸方向に配置して設けるようにすることもできる。
【0066】
また、複数本の冷却エア吹出しノズルを用いる場合、各冷却エア吹出しノズルに吹出し量調節手段を設けて、各冷却エア吹出しノズルへの冷却エアの供給、停止を行うようにすることもできる。
【0067】
さらに、複数の冷却エア吹出し口を選択的に開閉する場合、あるいは、冷却エア吹出しノズルを軸方向に移動させる場合には、手動による場合に限らず、自動で行うこともできる。
【0068】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るプリフォームの加熱装置を示す正面図である。
【図2】図1の実施の形態に係るプリフォームの加熱装置の平面図である。
【図3】本発明の他の実施の形態に係るプリフォームの加熱装置を示す正面図である。
【図4】図1及び図2のプリフォームの加熱装置にて成形する把手付き容器の正面図である。
【図5】図3のプリフォームの加熱装置にて成形する容器の正面図である。
【符号の説明】
10、60 加熱装置
12 プリフォーム
14 搬送経路
18 加熱ボックス
20 反射板
22 冷却エア吹出し手段
24a〜24d 赤外線ヒータ
26 軸方向位置調節手段
28 前後位置調節手段
42、62、64 冷却エア吹出しノズル
44 吹出し量調節手段
46、66、68 冷却エア吹出し口
70 止め栓
Claims (7)
- プリフォームの搬送経路に臨ませてプリフォームの軸方向に間隔をおいて複数本配設された赤外線ヒータを有する加熱ボックスを有し、前記搬送経路上を間欠搬送されてこの加熱ボックスの前記赤外線ヒータ前方位置に停止したプリフォームを自転させながら加熱するプリフォームの加熱装置において、
前記プリフォームを挟んで前記赤外線ヒータの反対側のプリフォームの停止位置と対向する位置に冷却エア吹出し口から冷却エアを前記プリフォームに向けて吹き出す冷却エア吹出しノズルを配置した冷却エア吹出し手段を有し、
前記冷却エア吹出し手段は、前記冷却エア吹出し口からの冷却エアの吹出し量を調節する吹出し量調節手段を有すると共に、前記冷却エア吹出し口の吹出し位置を可変にされていることを特徴とするプリフォームの加熱装置。 - 請求項1において、
前記冷却エア吹出しノズルは、前記プリフォームの軸方向で移動可能にされて、前記冷却エア吹出し口の吹出し位置が可変にされることを特徴とするプリフォームの加熱装置。 - 請求項1または2において、
前記冷却エア吹出しノズルは、複数設けられていることを特徴とするプリフォームの加熱装置。 - 請求項1において、
前記加熱ボックスは前記プリフォームの搬送経路に沿って複数設けられ、前記冷却エア吹出し手段も前記各加熱ボックスに対応して設けられ、これら冷却エア吹出し手段は各々吹出し量調節手段を有することを特徴とするプリフォームの加熱装置。 - 請求項1〜4のいずれかにおいて、
前記冷却エア吹出しノズルは、前記プリフォームの軸方向に複数の冷却エア吹出し口を有し、各冷却エア吹出し口が選択的に開閉可能にされていることを特徴とするプリフォームの加熱装置。 - 請求項1〜5のいずれかにおいて、
前記プリフォームの搬送経路を挟んで前記加熱ボックスの反対側に前記赤外線ヒータの光を反射する反射板が赤外線ヒータと平行に設けられており、前記冷却エア吹出しノズルは、前記プリフォームの停止位置を通る前記赤外線ヒータの垂線上であって、前記反射板と前記プリフォームの停止位置との間に設けられていることを特徴とするプリフォームの加熱装置。 - 請求項1〜6のいずれかにおいて、
前記加熱ボックス内にエアを供給するエア供給手段により前記赤外線ヒータの背後から前記プリフォームの搬送経路方向に向けてエアを供給可能にされていることを特徴とするプリフォームの加熱装置。
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