JP6891437B2 - 小便器装置 - Google Patents

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本発明の態様は、水道水を吐水する洗浄水吐水と機能水を吐水する機能水吐水とを行う小便器装置に関する。
水道水を吐水する洗浄水吐水と機能水を吐水する機能水吐水とを行う小便器装置においては、洗浄水吐水を行うと、機能水がトラップに留まらず下流側に流れてしまい、機能水の効果が薄れてしまうため、機能水吐水はトラップ内の封水がしばらく入れ替わらない状態、すなわち洗浄水吐水がしばらく行われないタイミングを狙って行うことが求められている。
従来、人体検知センサにより人体を検知し、人の有無に合わせた制御として、一日をある時間帯ごとに区分し、区分された時間帯ごとの使用回数の統計からセンサの駆動周期を変更するセンサ装置が知られている(例えば、特許文献1)。また、所定期間内の使用回数に基づいて、殺菌水の供給タイミングを切替える制御手段を備えた小便器装置が知られている。(例えば、特許文献2)
特開2003−278200号公報 特開2005−290673号公報
しかしながら、特許文献1、2の構成では、パブリックの現場のような、定期的に電源が切断される、つまり、学習期間より短い周期で電源を切られる環境では、電源投入時間内に学習値が取得できないため、次回電源投入後の機能水吐水において、学習値が反映されず、学習制御が行えない問題がある。
本発明は、前記課題を解決するためになされたものであり、定期的に電源が切られる環境においても、機能水の吐水タイミングが不定になることを防止し、長い間機能水がトラップ部内に滞在するタイミングで、所定回数機能水吐水を行うことを目的としている。
前記目的を達成するために請求項1記載の小便器装置においては、水道水を吐水する洗浄水吐水と機能水を吐水する機能水吐水とを行う小便器装置であって、ボウル部と、前記ボウル部の下部と連通しているトラップ部と、前記ボウル部へ水道水及び前記水道水を改質して生成される機能水を吐水する吐水装置と、人体を検知する人体検知センサと、前記人体検知センサからの検知信号に基づいて前記吐水装置の吐止水を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記制御部の電源投入時からの電源が投入されている継続時間を計時する計時手段と、1日を所定時間枠ごとに区分し、区分された所定時間枠ごとの使用回数を前記人体検知センサからの検知信号に基づいて記憶する不揮発性記憶手段と、前記吐水装置から所定回数機能水が吐水されるように前記使用回数が少ない時間枠から前記所定回数に相当する数の時間枠を算出する動作時間枠算出手段と、を有し、前記継続時間が第一所定時間以上である場合、前記動作時間枠算出手段により算出された時間枠において、前記吐水装置から吐水される機能水の吐水タイミングを決定するものにおいて、前記不揮発性記憶手段は、さらに前記制御部の電源投入時から電源切断時までの時間である電源投入時間を記憶し、前記不揮発性記憶手段が記憶した前記電源投入時間が前記第一所定時間未満である場合、前記電源投入時間に基づいて前記吐水装置から吐水される機能水の吐水タイミングを決定することを特徴とする。
そのため、定期的に電源を切られる(学習期間より短い周期で電源を切られる)環境においても、機能水の吐水タイミングが不定になることを防ぎ、前回の制御部への電源投入時間に応じて、その環境に適した制御を行うので、制御部の電源が切れるまでに機能水の吐水を所定回数行えないことを抑制することに繋がる。
従って、機能水をトラップ部内に長い時間留めておくことで機能水の効果が長持ちする。
また、請求項2記載の小便器装置においては、前記制御部は、前記吐水装置から前記所定回数機能水が吐水されるように前記制御部の電源投入時から連続した前記所定回数に相当する時間枠を算出する動作時間間隔算出手段をさらに有し、前記不揮発性記憶手段が記憶した前記電源投入時間が前記第一所定時間より短く設定された第二所定時間未満である場合、前記動作時間間隔算出手段により算出された時間枠で前記吐水装置から所定回数機能水が吐水されるように吐水タイミングを決定し、前記不揮発性記憶手段が記憶した前記電源投入時間が前記第一所定時間未満且つ前記第二所定時間以上である場合、前記電源投入時間内における前記動作時間枠算出手段により算出された時間枠で前記吐水装置から吐水される機能水の吐水タイミングを決定することを特徴とする。
そのため、定期的に電源を切られる(学習期間より短い周期で電源を切られる)環境においても、機能水の吐水タイミングが不定になることを防ぎ、前回の制御部への電源投入時間に応じて、機能水の吐水タイミングを細分化することで、以下の効果を奏する。
第二所定時間未満である場合は、動作時間間隔算出手段により、早い時間帯で所定回数吐水装置から機能水の吐水することができるので、制御部の電源が切られるまでの時間が短くても、電源投入時間内に機能水の吐水を所定回数行えないことを抑制することに繋がる。
第二所定時間以上である場合は、動作時間枠算出手段により、使用者が少ないタイミングで機能水を吐水することができるので、洗浄水吐水が発生しない、すなわちトラップ部内の置換がしばらく発生しないタイミングで所定回数、吐水装置から機能水の吐水を行うことができる。
従って、より精度良く機能水をトラップ部内に長い時間留めておくことで、より効率よく機能水の恩恵を受けることができる。
本発明によれば、定期的に電源を切られる(学習期間より短い周期で電源を切られる)環境においても、機能水の吐水タイミングが不定になることを防ぎ、前回の制御部への電源投入時間に応じて、その環境に適した制御を行うので、機能水吐水を行った直後に、使用者に使用されて洗浄水吐水を行うことを避けることができる。
従って、使用者がしばらく小便器装置を使用しない、換言するとしばらく洗浄水吐水が発生しないタイミングで機能水を吐水でき、機能水をトラップ部内に長い時間留めておくことで機能水の効果が長持ちする。
本発明の実施形態に係る小便器装置の概略側面図である。 本発明の実施形態に係る小便器装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る電源リセット後(再起動時)の制御部の初期動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態で行われる通常時における不揮発性記憶手段への書き込み処理示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態に係る洗浄装置について添付図面を参照しながら説明する。
なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
<小便器装置の構成>
まず、図1及び図2を参照して、本発明の実施形態に係る洗浄装置について説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る小便器装置の概略側面図である。図2は、本発明の実施形態に係る小便器装置の構成を示すブロック図である。
なお、図2では、水の流れを実線の矢印で、信号の流れを破線の矢印でそれぞれ示している。
図1に示すように、小便器装置1は、小便器10と、吐水装置20と、人体検知センサ30と、制御部40と、を備えている。
小便器10は、ボウル部12とトラップ部14とを有している。
ボウル部12は、使用者の尿を受ける役割を果たしている。トラップ部14は、ボウル部12の下方に設けられ、ボウル部12の下部と連通しており、ボウル部12に吐水された洗浄水もしくは除菌水(機能水)を一時的に貯留する。
なお、本願明細書において、「除菌水」とは、例えば次亜塩素酸などの殺菌成分を洗浄水(水道水)よりも多く含む液をいうものとする。
吐水装置20は、ボウル部12の上方に設けられ、給水源100から供給される洗浄水洗浄水もしくは除菌水を、ボウル部12へ吐水する。
トラップ部14に貯留された水は、排水路16側からボウル部12側に悪臭が侵入することを防止しており、吐水装置20から吐水された洗浄水または除菌水の水量に応じて、トラップ部14に連通する排水口(図示せず)から適宜排出される。
吐水装置20からの洗浄水もしくは除菌水の吐水及び止水の制御は、人体検知センサ30によって使用者を検知され、その検知状態に基づいて制御部40で行われる。
<人体検知センサの構成>
図2に示すように、人体検知センサ30は、送信部32と、受信部34と、検出信号生成部36と、を有する。送信部32は、検出対象物、例えば人体や尿流を検出しようとする検出領域に送信波を送信する。送信部32から送信される送信波は、例えばマイクロ波などの高周波の電波である。そして、検出領域の検出対象物、例えば人体や尿流によって反射された反射波を受信部34が受信する。
送信部32から送信される送信波の一部と、受信部34が受信する反射波は、検出信号
生成部36にそれぞれ入力される。検出信号生成部36は、入力された送信部32から送
信される送信波の一部と、受信部34が受信する反射波と、に基づいて検出信号を生成す
る。そして、この検出信号が検出信号生成部36から制御部40へ出力される。
<制御部の構成>
制御部40は、信号受信手段41と、洗浄水自動吐水手段42と、除菌水自動吐水手段43と、不揮発性記憶手段44と、動作時間枠算出手段45と、動作時間間隔算出手段46と、計時タイマ47と、を有する。
制御部40の信号受信手段41は、検出信号生成部36から出力される検出信号を受信する。この検出信号に基づいて小便器装置1が使用されたか否かを判定する。信号受信手段41によって小便器装置1が使用されたと判定されると、洗浄水自動吐水手段42、除菌水自動吐水手段43及び不揮発性記憶手段44に信号が適宜送信される。
洗浄水自動吐水手段42は、信号受信手段41から送信される信号を受信すると、その
信号に基づいて後述する洗浄水側電磁弁21を開閉する制御を行う。例えば、小便器装置
1が使用されたと判定された信号を洗浄水自動吐水手段42が受信すると、洗浄水側電磁
弁21が所定時間開かれる。
なお、小便器装置1が使用されたとする判定は、人体検知センサ30が人体と尿流の両方を検知した場合であってもよいし、人体のみを検知した場合であってもよい。
除菌水自動吐水手段43は、計時タイマ47が経過しかつ動作時間枠算出手段45からの信号を受信するか、計時タイマ47が経過しかつ動作時間間隔算出手段46からの信号を受信すると、後述する除菌水側電磁弁23を開くように制御する。除菌水側電磁弁23が開かれると、除菌水側吐水部25からボウル部12へ除菌水が吐水される。つまり、1日(24時間)の内に6回、除菌水側吐水部25からボウル部12へ除菌水が吐水される。除菌水側電磁弁23が開いて除菌水を吐水してから所定時間が経過すると、自動で除菌水側電磁弁23が閉じられる。
また、除菌水が吐水されている状態で、信号受信手段41により人体が検知された際においても、自動で除菌水側電磁弁23が閉じられる。
なお、除菌水を吐水する時間は約70秒間で設定している。
不揮発性記憶手段44は、EEPROM(不揮発性メモリ)であり、制御部40の電源投入時から電源切断時までの時間である電源投入時間441を記憶する。電源投入時間441の経過情報は2時間ごとに不揮発性記憶手段44に書き込まれる。
さらに、不揮発性記憶手段44は、1日(24時間)を2時間の時間枠ごとに区分し、この区分された2時間の時間枠ごとの小便器装置1の使用回数442を記憶する。具体的には、洗浄水自動吐水手段42によって洗浄水側電磁弁21が開かれて洗浄水をボウル部12へ吐水した回数を記憶する。
動作時間枠算出手段45は、制御部40の再電源投入時に、不揮発性記憶手段44に記録されている電源投入時間441が14時間以上である場合、不揮発性記憶手段44により、2時間の時間枠ごとに区分され、それぞれの時間枠で記憶されている使用回数442のデータから、1日の中で小便器装置1の使用回数が少ない時間枠を6枠算出する。この算出された6枠を学習値としている。
そして、動作時間枠算出手段45から除菌水自動吐水手段43へ除菌水洗浄時間である旨の信号が送られる。
動作時間間隔算出手段46は、制御部40の再電源投入時に、不揮発性記憶手段44に記録されている電源投入時間441が14時間未満である場合、制御部40の再電源投入時から間隔をあけずに時間間隔として2時間ごとに連続する6枠を算出する。
そして、動作時間間隔算出手段46から除菌水自動吐水手段43へ除菌水洗浄時間である旨の信号が送られる。
なお、時間間隔は2時間に限定されず、制御部40の電源が切れるまでに所定回数機能水を吐水できればよく、使用者により適宜変更しても良い。
制御部40は、計時タイマ47をさらに有し、小便器装置1に電源が投入される、もしくは、制御部40が起動することによって、この計時タイマ47による時間の計測が開始される。
計時タイマ47には、設定されてから2時間(1つの時間枠)が経過したか否かを判断
するための2時間タイマ及び電源投入時間441、電源継続時間を計時するタイマが設けられている。
電源継続時間は制御部40への電源が投入されてから、電源ON状態の継続時間を指している。
<吐水部の構成>
吐水装置20は、洗浄水の吐水及び止水を行う洗浄水側電磁弁21と、洗浄水を吐水する洗浄水側吐水部22と、除菌水の吐水及び止水を行う除菌水側電磁弁23と、除菌水を生成する電解槽24と、除菌水を吐水する除菌水側吐水部25と、を有する。
給水源100から延びて吐水装置20に接続されている給水路(図示せず)は、二股に分岐して洗浄水側電磁弁21と、除菌水側電磁弁23とにそれぞれ接続される。
給水路を介して給水源100に接続されている洗浄水側電磁弁21は、洗浄水自動吐水手段42からの指令によって開閉制御される。また、洗浄水側電磁弁21の下流側には、ボウル部12へ洗浄水を吐水する洗浄水側吐水部22が設けられている。洗浄水自動吐水
手段42によって洗浄水側電磁弁21が開かれると、洗浄水側吐水部22からボウル部12へ洗浄水が吐水される。そして、洗浄水が吐水されてから所定時間経過すると、洗浄水自動吐水手段42によって洗浄水側電磁弁21が閉じられ、洗浄水側吐水部22からボウル部12への洗浄水の供給が停止する。
分岐したもう一方の給水路は除菌水側電磁弁23に接続されており、除菌水側電磁弁23は除菌水自動吐水手段43からの指令によって開閉制御される。また、除菌水側電磁弁23の下流側には電解槽24が設けられている。電解槽24には、給水源100からの洗浄水が貯留される。この電解槽24の内部には、一対の電極板(図示せず)が設けられており、これら電極板の間に電圧を印加することにより、水を電気分解する。このとき、片方の電極板が陰極となり、もう一方の電極板が陽極となる。水道水には塩素イオンが含まれているため、水道水を電気分解することにより、陽極側の電極板では塩素が発生する。
このようにして発生した塩素は水に溶解し、さらに水に溶解した塩素イオンが電気分解されることにより、次亜塩素酸が発生する。このようにして、電解槽24は次亜塩素酸を
含む除菌水を生成することができる。
電解槽24の下流側には、除菌水側吐水部25が設けられている。除菌水自動吐水手段
43によって除菌水側電磁弁23が開かれると、上流の給水源100から電解槽24へ水が流入する。流入した水に押し出されるように、電解槽24で生成した除菌水が除菌水側吐水部25からボウル部12へ吐水される。そして、除菌水が吐水されてから所定時間が経過すると、除菌水自動吐水手段43によって除菌水側電磁弁23が閉じられ、除菌水側吐水部25からボウル部12への除菌水の供給が停止する。
<動作>
以上のように構成された小便器装置において、除菌水吐水処理の動作を、図3乃至図4を用いて具体的に説明する。図3は、本発明の実施形態に係る電源リセット後(再起動時)の制御部の初期動作を示す、フローチャートである。
はじめに、リセット後の制御部40での初期動作を、図3を用いて説明する。図3に示すように、リセット後の制御部40での初期動作は、全体としてステップS101〜S109からなる処理である。
まず、制御部40への電源が投入されると、ステップS101の処理が行われる。
ステップS101において、制御部40は、不揮発性記憶手段44から所定時間枠ごとの使用回数442を読み込む。
次に、ステップS102において、制御部40は、不揮発性記憶手段44から前回の電源投入時間441(電源ON経過時間)を読み込む。
ステップS103において、制御部40は、電源投入時間441が24時間未満か否かを判定する。
24時間未満である場合(S103:Yes)は、ステップS105へ進み、24時間以上である場合(S103:No)は、ステップS104へ進む。
そのため、定期的に電源を切られる(学習期間より短い周期で電源を切られる)環境においても、除菌水の吐水タイミングが不定になることを防ぎ、前回の制御部40への電源投入時間441に応じて、その環境に適した制御を行うので、制御部40の電源が切れるまでに機能水の吐水を所定回数行えないことを抑制することに繋がる。
従って、機能水をトラップ部14内に長い時間留めておくことで機能水の効果が長持ちする。
ステップS104において、制御部40は、動作時間枠算出手段45により算出された時間帯で洗浄を行う。
具体的には、1日の中で小便器装置1の使用回数が少ない時間枠から6枠算出した時間枠で、それぞれ除菌水を吐水する。
ステップS105において、制御部40は、電源投入時間441が14時間未満であるか否かを判定する。
14時間未満である場合(S105:Yes)は、ステップS106へ進み、14時間以上である場合(S105:No)は、ステップS107へ進む。
ステップS106において、制御部40は、一定の時間間隔ごとに連続して、除菌水による洗浄を行う。
具体的には、制御部40への電源投入後、動作時間間隔算出手段46により算出された早い時間帯で6回除菌水による洗浄を行うために、間隔をあけずに2時間ごとに除菌水を吐水する。
そのため、電源投入時間441を参照し、制御部40の電源が入っている時間が短いと想定される場合においても、制御部40の電源が切れるまでに除菌水の吐水ができるようにタイミングを割り振るので、除菌水の吐水タイミングが不定になることを防ぎ、制御部40の電源が切れるまでに除菌水の吐水を所定回数行えないことを抑制することに繋がる。
従って、除菌水をトラップ部14内に長い時間留めておくことに繋がり、除菌水の効果が長持ちする。
ステップS107において、制御部40は、電源投入時間441内における所定時間枠ごとの使用回数442より算出した時間帯で洗浄を行う。
具体的には、電源投入時間441内において、動作時間枠算出手段45により算出された使用回数が少ない時間枠から6枠でそれぞれ除菌水を吐水する。
そのため、定期的に電源を切られる(学習期間より短い周期で電源を切られる)環境においても、使用者が少ないタイミングで除菌水を吐水することができるので、洗浄水吐水が発生しない、すなわちトラップ部14内の封水の置換がしばらく発生しないタイミングで所定回数、吐水装置20から除菌水の吐水を行うことができる。
従って、より精度良く除菌水をトラップ部14内に長い時間留めておくことで、より効率よく除菌水の恩恵を受けることができる。
なお、使用回数442の多い枠、つまり封水の置換頻度が多いタイミングでは、使用者の尿などが滞留する時間が短く、菌が発生せず殺菌する必要性が小さい。つまり、殺菌の必要性が大きいタイミングで、除菌水を吐水することに繋がる。
ステップS108において、所定時間枠ごとの使用回数442を消去する。
ステップS109において、電源投入時間441を消去する。
図4は、通常時における不揮発性記憶手段への書き込み処理を示したフローチャートである。
ステップS200において、制御部40は、使用回数442記録タイミングであるか否かの判定を行う。使用回数442記録タイミングであれば(S200:Yes)、すなわち設定されてから2時間(1つの時間枠)経過していればステップ201へ進み、使用回数442記録タイミングでなければ(S200:No)、ステップ202へ進む。
なお、使用回数442記録タイミングは、一定時間ごとに限らず、洗浄されるたびに上書きして記録しても良い。
ステップS201において、制御部40は、不揮発性記憶手段44に1つの時間枠での使用回数442を書き込む。
ステップS202において、制御部40は、電源投入時間441が記録タイミングであるか否かの判定を行う。記録タイミングであれば(S202:Yes)、ステップS203へ進み、記録タイミングで無ければ(S202:No)、不揮発性記憶手段44への書き込み処理を終了する。
なお、この不揮発性記憶手段44への書き込み処理は一定間隔で繰返し行われる。
ステップS203において、制御部40は、不揮発性記憶手段44に電源投入時間441を書き込む。
具体的には、制御部40の電源が切断した際に、不揮発性記憶手段44に電源投入時間441を書き込む。その後、通常時における不揮発性記憶手段44への書き込み処理を終了する。
なお、不揮発性記憶手段44に電源投入時間441を書き込むタイミングは、定期的(例えば2時間おき)に上書きして記録しても良い。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上述した実施形態に限定さ
れるものではない。
例えば、機能水は、本実施形態で示したように、水の電気分解等によって生成される次亜塩素酸を含む除菌水に限定されず、菌を減少(菌の増殖を抑制することも含む)させられればよく、銀イオンなどの金属イオンが添加された洗浄水、薬液が添加された洗浄水などでもよい。
1 小便器装置
10 小便器
12 ボウル部
14 トラップ部
16 排水路
20 吐水装置
21 洗浄水側電磁弁
22 洗浄水側吐水部
23 除菌水側電磁弁
24 電解槽
25 除菌水側吐水部
30 人体検知センサ
32 送信部
34 受信部
36 検出信号生成部
40 制御部
41 信号受信手段
42 洗浄水自動吐水手段
43 除菌水自動吐水手段
44 不揮発性記憶手段
441 電源投入時間
442 使用回数
45 動作時間枠算出手段
46 動作時間間隔算出手段
47 計時タイマ
100 給水源

Claims (2)

  1. 水道水を吐水する洗浄水吐水と機能水を吐水する機能水吐水とを行う小便器装置であって、
    ボウル部と、
    前記ボウル部の下部と連通しているトラップ部と、
    前記ボウル部へ水道水及び前記水道水を改質して生成される機能水を吐水する吐水装置と、
    人体を検知する人体検知センサと、
    前記人体検知センサからの検知信号に基づいて前記吐水装置の吐止水を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記制御部の電源投入時からの電源が投入されている継続時間を計時する計時手段と、
    1日を所定時間枠ごとに区分し、区分された所定時間枠ごとの使用回数を前記人体検知センサからの検知信号に基づいて記憶する不揮発性記憶手段と、
    前記吐水装置から所定回数機能水が吐水されるように前記使用回数が少ない時間枠から前記所定回数に相当する数の時間枠を算出する動作時間枠算出手段と、を有し、
    前記継続時間が第一所定時間以上である場合、前記動作時間枠算出手段により算出された時間枠において、前記吐水装置から吐水される機能水の吐水タイミングを決定するものにおいて、
    前記不揮発性記憶手段は、さらに前記制御部の電源投入時から電源切断時までの時間である電源投入時間を記憶し、
    前記不揮発性記憶手段が記憶した前記電源投入時間が前記第一所定時間未満である場合、前記電源投入時間に基づいて前記吐水装置から吐水される機能水の吐水タイミングを決定することを特徴とする小便器装置。
  2. 前記制御部は、
    前記吐水装置から前記所定回数機能水が吐水されるように前記制御部の電源投入時から連続した前記所定回数に相当する時間枠を算出する動作時間間隔算出手段をさらに有し、
    前記不揮発性記憶手段が記憶した前記電源投入時間が前記第一所定時間より短く設定された第二所定時間未満である場合、前記動作時間間隔算出手段により算出された時間枠で前記吐水装置から所定回数機能水が吐水されるように吐水タイミングを決定し、
    前記不揮発性記憶手段が記憶した前記電源投入時間が前記第一所定時間未満且つ前記第二所定時間以上である場合、前記電源投入時間内における前記動作時間枠算出手段により算出された時間枠で前記吐水装置から吐水される機能水の吐水タイミングを決定することを特徴とする請求項1に記載の小便器装置。
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