JP2017172231A - 自動洗浄小便器 - Google Patents

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【課題】自動洗浄小便器において、掃除後の綺麗な状態をより長く維持する。【解決手段】小便器本体と、小便器本体に接近した人体を検知する人体検知手段と、洗浄水の吐止水を制御する制御手段と、を備えた自動洗浄小便器において、制御手段は、人体検知手段による検知に基づいて小便器本体への第一の吐水を実行する第一吐水制御部と、第一の吐水を常時止水状態とする掃除モードの終了後、掃除モードの開始又は終了からの経過時間に基づいて小便器本体への第二の吐水を実行する第二吐水制御部と、を有する自動洗浄小便器。【選択図】図3

Description

本発明は、人体検知手段による検知に基づいて吐水部からの吐水を実行する自動洗浄小便器に関する。
従来から、小便器本体が使用される毎に小便器本体洗浄のための通常洗浄を行うと共に、この通常洗浄とは異なる所定タイミングで殺菌水を供給する小便器洗浄装置(自動洗浄小便器)が知られている(例えば、特許文献1参照)。このように、通常洗浄とは別に殺菌水を流すことで、小便器本体やその下流の排水配管に残った残尿成分等を流すことができ、雑菌の繁殖を抑え、アンモニア臭や尿石の発生を抑制することができる。
加えて、特許文献1に記載の小便器洗浄装置は、小便器本体の所定期間内の使用回数に基づいて、殺菌水の供給タイミングを変更する制御手段を備えている。これにより、例えば小便器本体の所定期間内の使用回数が多い場合、殺菌水の吐水回数を増やすことができる。そのため、アンモニア臭や尿石の発生を効果的に抑制することができる。
特許第4525137号公報
しかしながら、上述した特許文献1における小便器洗浄装置は、小便器本体の使用回数に基づいて殺菌水の供給タイミングを変更するものであり、例えば清掃業者や管理者等によって実施される掃除については何ら考慮されていない。そのため、小便器本体を綺麗にする掃除の直前又は直後に殺菌水を流してしまった場合、掃除によって小便器本体が綺麗な状態になる直前、又は、小便器本体が綺麗になった直後に殺菌水が流され、殺菌水が無駄に流れてしまうという課題がある。また、掃除を行ってから長時間経過しても、小便器本体の使用回数が所定の条件を満たすまでは殺菌水が流されずに、小便器本体を綺麗な状態に維持することができないといった課題もある。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、節水化しつつ、掃除後の綺麗な状態をより長く維持することができる自動洗浄小便器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一態様に係る自動洗浄小便器によれば、小便器本体と、人体を検知する人体検知手段と、洗浄水の吐止水を制御する制御手段と、を備えた自動洗浄小便器において、制御手段は、人体検知手段による検知に基づいて小便器本体への第一の吐水を実行する第一吐水制御部と、第一の吐水を常時止水状態とする掃除モードの終了後、掃除モードの開始又は終了からの経過時間に基づいて小便器本体への第二の吐水を実行する第二吐水制御部と、を有する。
この構成によれば、掃除モードの開始又は終了からの経過時間に基づいて第二吐水制御部によって吐水される洗浄水を流すタイミングが変更される。これにより、掃除の実施状況に応じて第二吐水制御部によって洗浄水を吐水することができる。そのため、節水化しつつ、自動洗浄小便器を綺麗な状態に維持することができる。
また、本発明の一態様に係る自動洗浄小便器において、好ましくは、制御手段は、所定期間における第一吐水制御部による吐水回数を学習記憶し、第二吐水制御部は、学習記憶した吐水回数に基づいて吐水タイミングを変更する。
この構成によれば、第一吐水制御部による吐水回数に基づいて、第二吐水制御部による吐水タイミングを変更するので、例えば第一吐水制御部による吐水回数が多い場合は、第二吐水制御部による吐水タイミングの間隔を短く設定することができる。そのため、自動洗浄小便器を綺麗な状態により維持することができる。
また、本発明の一態様に係る自動洗浄小便器において、好ましくは、制御手段は、一日における時間帯毎の第一吐水制御部による吐水頻度を学習記憶し、第二吐水制御部は、学習記憶した吐水頻度に基づいて吐水タイミングを変更する。
この構成によれば、一日における時間帯毎の第一吐水制御部による吐水頻度に基づいて、第二吐水制御部による吐水タイミングを変更するので、例えば吐水頻度が多い時間帯の前の時間帯もしくは後の時間帯に、第二吐水制御部による吐水を実行することができる。そのため、自動洗浄小便器を綺麗な状態により維持することができる。
また、本発明の一態様に係る自動洗浄小便器において、好ましくは、制御手段は、所定期間における掃除モードの開始又は終了の回数を学習記憶し、第二吐水制御部は、学習記憶した掃除モードの開始又は終了の回数に基づいて吐水タイミングを変更する。
この構成によれば、所定期間における掃除モードの開始又は終了の回数に基づいて、第二吐水制御部による吐水が行われるので、例えば掃除モードの開始又は終了の回数が多い場合は、第二吐水制御部による吐水タイミングの間隔を長く設定することができる。そのため、無駄水を流してしまうことが抑制され、自動洗浄小便器を綺麗な状態に維持しつつ、節水化することができる。
また、本発明の一態様に係る自動洗浄小便器において、好ましくは、第二吐水制御部は、経過時間に基づいて所定時間間隔で吐水を行う。
この構成によれば、第二吐水制御部は、掃除モードの開始又は終了からの経過時間に基づいて所定時間間隔で吐水を行うので、定期的に第二吐水制御部による吐水を実行することができる。そのため、自動洗浄小便器を綺麗な状態により維持することができる。
また、本発明の一態様に係る自動洗浄小便器において、好ましくは、第二吐水制御部は、経過時間に基づいて所定時間間隔を変更する。
この構成によれば、第二吐水制御部は、掃除モードの開始又は終了からの経過時間に基づいて所定時間間隔を変更するので、例えば経過時間が一定時間を超えるまでは所定時間間隔を長くすることができる。これにより、掃除が行われた直後の綺麗な状態の自動洗浄小便器に対して、第二吐水制御部による吐水を抑制することができる。そのため、無駄水を流してしまうことが抑制され、自動洗浄小便器を綺麗な状態に維持しつつ、節水化することができる。
また、本発明の一態様に係る自動洗浄小便器において、好ましくは、第二吐水制御部は、経過時間に基づいて所定時間間隔で吐水される水量を変更する。
この構成によれば、掃除モードの開始又は終了からの経過時間に基づいて、第二吐水制御部による吐水の水量を変更する。これにより、例えば経過時間が一定時間を超えるまでは第二吐水制御部による吐水量を少なくすることで、掃除が行われた直後の綺麗な状態の自動洗浄小便器への吐水量を少なくすることができる。そのため、無駄水を流してしまうことが抑制され、自動洗浄小便器を綺麗な状態に維持しつつ、節水化することができる。
本発明によれば、自動洗浄小便器において、節水化しつつ、掃除後の綺麗な状態をより長く維持することができる。
本発明の一実施形態に係る自動洗浄小便器の概略断面図である。 本発明の一実施形態に係る自動洗浄小便器の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る自動洗浄小便器の第一の動作を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る自動洗浄小便器の第二の動作を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る自動洗浄小便器の第三の動作を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る自動洗浄小便器の第四の動作を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る自動洗浄小便器の第五の動作を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照しながら説明する。
<自動洗浄小便器の構成>
まず、図1及び図2を参照して、本発明の一実施形態に係る自動洗浄小便器について説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る自動洗浄小便器の概略断面図である。図2は、本発明の一実施形態に係る自動洗浄小便器の構成を示すブロック図である。
図1及び図2に示すように、人体の検知等に基づいて自動で洗浄水を吐水する自動洗浄小便器1は、小便器本体2と、小便器本体2に接近した人体を検知する人体検知センサ4と、洗浄水の吐止水を制御する制御部6と、小便器本体2へ洗浄水を吐水する吐水手段8とを備えている。
なお、人体検知センサ4が人体検知手段としての機能を果たし、制御部6が制御手段としての機能を果たす。
小便器本体2には、使用者が排尿した尿等を受けるボウル部10が形成されており、このボウル部10の上部には、吐水手段8が設けられている。この吐水手段8の上流側には、給水源12から延びる給水路14が接続されており、給水源12の水が給水路14により吐水手段8に供給され、吐水手段8からボウル部10へ洗浄水が吐水される。
ここで、吐水手段8からボウル部10への吐水には、第一の吐水と第二の吐水との2種類がある。第一の吐水は、後述する洗浄水側吐水部46からの吐水であり、通常の洗浄水の吐水である。一方、第二の吐水は、後述する除菌水側吐水部52からの吐水であり、通常の洗浄水とは機能、性質が異なる洗浄水の吐水である。通常の洗浄水とは機能、性質の異なる洗浄水とは、具体的には、水の電気分解等によって生成される次亜塩素酸を含む除菌水や、銀イオン等の金属イオンが添加された洗浄水、薬液が添加された洗浄水等である。なお、第一の吐水と第二の吐水は、吐水態様が互いに異なる吐水であってもよい。吐水態様が異なる吐水とは、吐水位置や吐水範囲、吐水方式(例えば液状と霧状)、吐水量が異なる吐水である。また、第一の吐水と第二の吐水において、吐水態様が異なっていれば、洗浄水の機能、性質は異なっていなくてもよい。つまり、第二の吐水は、通常の洗浄水の吐水である第一の吐水に対し、洗浄水の種類及び吐水態様の少なくともいずれかが異なる吐水である。
本実施形態においては、第一の吐水の洗浄水は、給水源12から供給される水道水であり、第二の吐水の洗浄水は、水道水を電気分解して得られた次亜塩素酸を含む除菌水である。
また、ボウル部10の下部には、ボウル部10に吐水された洗浄水を一時的に貯留するトラップ部16が設けられている。このトラップ部16の下流側には排水口18が設けられており、排水口18には、洗浄水や尿等を外部へ搬送するための排水路20が接続されている。トラップ部16に貯留された水は、排水路20側からボウル部10側に悪臭が侵入することを防止しており、吐水手段8から吐水された洗浄水(第一の吐水又は第二の吐水の洗浄水)の水量に応じて、トラップ部16に連通する排水口18から排水路20へ適宜排出される。
吐水手段8は、洗浄水の吐止水を行う洗浄水側電磁弁44と、洗浄水を吐水する洗浄水側吐水部46と、除菌水の吐止水を行う除菌水側電磁弁48と、除菌水を生成する電解槽50と、除菌水を吐水する除菌水側吐水部52とを有している。また、この吐水手段8の流路の上流端は、給水路14に接続されており、吐水手段8の流路の下流側は、2つの流路に分岐している。
吐水手段8の分岐した一方の流路途中には、洗浄水側電磁弁44が設けられており、その流路の下流端には、洗浄水側吐水部46が設けられている。また、吐水手段8の分岐した他方の流路途中には、除菌水側電磁弁48及び電解槽50が設けられており、他方の流路の下流端には、除菌水側吐水部52が設けられている。つまり、吐水手段8の流路は、洗浄水を吐水するための流路と、除菌水を吐水するための流路との2つの流路に分岐している。
洗浄水側電磁弁44は、洗浄水側吐水部46からの洗浄水の吐止水を行う開閉弁であり、洗浄水側電磁弁44が開かれると、洗浄水側吐水部46からボウル部10へ洗浄水が吐水される。
除菌水側電磁弁48は、除菌水側吐水部52からの洗浄水の吐止水を行う開閉弁であり、除菌水側電磁弁48が開かれると、除菌水側吐水部52からボウル部10へ除菌水が吐水される。
また、除菌水側電磁弁48と除菌水側吐水部52の間の流路には、電解槽50が設けられている。この電解槽50は、給水源12からの水を貯水するとともに、内部において次亜塩素酸を含む除菌水を生成して貯水する。詳しくは、電解槽50の内部には、一対の電極板(図示せず)が設けられており、この電極板に電圧を印加することで貯水された水を電気分解する。このとき、一方の電極板が陰極となり、他方の電極板が陽極となる。水道水には塩素イオンが含まれているため、水道水を電気分解することにより、陽極側の電極板では塩素が発生する。このようにして発生した塩素は水に溶解し、発生した塩素が水に溶解するとき、塩素イオンと次亜塩素酸が発生する。このように、電解槽50は次亜塩素酸を含む除菌水を生成することができる。
なお、電解槽50は、給水源12からの水を貯水する構成を説明したが、電解槽50に水を貯水せずに、例えば流路中に電極板等を設けて除菌水を生成するような構成であってもよい。
人体検知センサ4は、被検知体を検出するためのセンサであり、送信部22と、受信部24と、検出信号生成部26とを有する。送信部22は、被検知体、例えば人体や尿流を検出しようとする検出領域(小便器本体2の前方領域)に送信波を送信する。送信部22から送信される送信波は、例えばマイクロ波等の高周波の電波である。そして、被検知体、例えば人体や尿流によって反射された反射波を受信部24が受信する。
送信部22から送信される送信波と受信部24が受信する反射波は、それぞれ検出信号生成部26に入力される。そして、検出信号生成部26は、入力された送信波及び反射波に基づいて検出信号を生成する。検出信号生成部26によって生成された検出信号は、制御部6へ出力される。
本実施形態においては、人体検知手段は電波を使用した人体センサとしているが、赤外線の投光素子と受光素子を使用した光電センサなど、他の小便器の使用者を検知するセンサでもよい。
制御部6は、信号受信部28と、第一吐水制御部30と、掃除モード制御部32と、第二吐水制御部34と、使用回数カウント部36と、使用頻度学習部38と、掃除回数カウント部40とを有している。
また、自動洗浄小便器1は、制御部6によって、洗浄水側吐水部46からの吐水(第一の吐水)及び除菌水側吐水部52からの吐水(第二の吐水)を常時止水状態とする掃除モードを実行することができる。この掃除モード中には、例えば管理者や清掃業者等による自動洗浄小便器1の清掃が行われる。なお、掃除モード中において、清掃行為に加えて、清掃以外の行為、例えばシステムのメンテナンスや部品交換等が行われてもよい。
信号受信部28は、検出信号生成部26から出力される検出信号を受信し、受信した検出信号を第一吐水制御部30へ送信する。具体的には、信号受信部28は、人体検知センサ4によって被検知体である人体を検知した信号や、その後自動洗浄小便器1より人体が離れたことを検知した信号を第一吐水制御部30へ送信する。さらに、信号受信部28は、使用頻度学習部38、使用回数カウント部36にも適宜検知信号を送信する。
第一吐水制御部30は、人体検知センサ4による検知に基づいて洗浄水側吐水部46からの吐水(第一の吐水)を実行する。具体的には、この第一吐水制御部30は、信号受信部28から送信される信号を受信すると、その信号に基づいて自動洗浄小便器1が使用されたか否かを判定し、判定した結果に基づいて洗浄水側電磁弁44を開閉する制御を行う。第一吐水制御部30において、自動洗浄小便器1が使用されたと判定されたと判定すると、第一吐水制御部30は洗浄水側電磁弁44を所定時間開くように制御し、洗浄水側吐水部46から小便器本体2へ洗浄水が供給される(第一の吐水)。洗浄水側電磁弁44が開けられて(第一の吐水の開始)から所定時間が経過すると、第一吐水制御部30によって洗浄水側電磁弁44が閉じられ、洗浄水側吐水部46からボウル部10への洗浄水の供給が停止する。
なお、第一吐水制御部30は、自動洗浄小便器1より人体が離れたことを検知せずとも、被検知体である人体を検知しただけで自動洗浄小便器1が使用されたと判定するようにしてもよい。また、人体検知センサ4によって尿流等を検知し、その信号に基づいて使用されたかどうかの判定を行ってもよい。
掃除モード制御部32は、信号受信部28からの信号に基づいて、掃除モードの開始又は終了を制御する。具体的には、人体検知センサ4によって掃除モードの開始が検知されると、信号受信部28を介して、掃除モードを開始するよう掃除モード制御部32へ信号が送信される。また、同様に、人体検知センサ4によって掃除モードの終了が検知されると、信号受信部28を介して、掃除モードを終了するよう掃除モード制御部32へ信号が送信される。ここで、人体検知センサ4による掃除モードの開始又は終了の検知は、人体検知センサ4によって例えば人体の手の特定の動きを検知すること等である。
なお、掃除モードの開始又は終了の引き金となるのは、人体検知センサ4の検知によるものに限られず、例えば、磁力によって掃除モードが開始又は終了するようなスイッチを設けて、そのスイッチに磁石を近づけると掃除モードが開始又は終了するような構成であってもよい。さらに、掃除モードは、掃除モードの開始から所定時間が経過した後、自動で終了するようにしてもよい。
第二吐水制御部34は、掃除モードの終了後、掃除モードの開始又は終了からの経過時間に基づいて、小便器本体2へ除菌水側吐水部52からの吐水(第二の吐水)を実行する。この第二吐水制御部34は、掃除モード制御部32や使用回数カウント部36、使用頻度学習部38、掃除回数カウント部40、計時部42から送信される信号を受信すると、その信号に基づいて後述する除菌水側電磁弁48を開閉する制御を行う。具体的には、掃除モードの開始又は終了からの経過時間に基づく信号を第二吐水制御部34が受信すると、第二吐水制御部34は除菌水側電磁弁48を所定時間開くように制御する。第二吐水制御部34によって除菌水側電磁弁48が開かれると、給水源12から電解槽50へ水が流入する。流入した水の圧力(給水圧)によって、電解槽50で生成された除菌水が除菌水側吐水部52から小便器本体2へ除菌水が供給される(第二の吐水)。そして、除菌水側電磁弁48が開けられて(第二の吐水の開始)から所定時間が経過すると、第二吐水制御部34によって除菌水側電磁弁48が閉じられ、除菌水側吐水部52からボウル部10への除菌水の供給が停止する。
使用回数カウント部36は、所定期間、例えば1日における、第一吐水制御部30による吐水回数を学習記憶する。具体的には、信号受信部28から送信される信号を受信して、所定期間、例えば1日(24時間)の第一吐水制御部30による吐水回数を学習記憶する。言い換えると、使用回数カウント部36は、所定期間、例えば1日(24時間)の洗浄水側吐水部46からの吐水回数(第一の吐水の吐水回数)を学習記憶する。そして、学習記憶した情報は、第二吐水制御部34へ送信される。
使用頻度学習部38は、1日における時間帯毎の第一吐水制御部30による吐水頻度(第一の吐水の吐水頻度)を学習記憶する。具体的には、信号受信部28から送信される信号を受信して、1日(24時間)の時間帯毎の第一吐水制御部30による吐水頻度、つまり、洗浄水側吐水部46の吐水頻度を学習記憶する。そして、学習記憶した情報は、第二吐水制御部34へ送信される。なお、使用頻度学習部38で学習記憶した情報は、例えば学習記憶した日の翌日以降の自動洗浄小便器1の動作に反映される。
掃除回数カウント部40は、所定期間、例えば1日における、掃除モードの開始又は終了の回数を学習記憶する。具体的には、信号受信部28から送信される信号を受信して、所定期間、例えば1日(24時間)の掃除モードの開始又は終了の回数を学習記憶する。言い換えると、掃除回数カウント部40は、所定期間、例えば1日(24時間)における掃除回数を学習記憶する。そして、学習記憶した情報は、第二吐水制御部34へ送信される。
計時部42は、いわゆるタイマであり、掃除モードの開始又は終了してからの経過時間や電源投入後からの経過時間等を計測する。そして、計測した時間の情報は、掃除モード制御部32、第二吐水制御部34、使用回数カウント部36、使用頻度学習部38、掃除回数カウント部40等に適宜送信される。
<動作及び作用>
つぎに、図3〜図7を参照して、本発明の一実施形態に係る自動洗浄小便器の動作及び作用について説明する。
図3は、本発明の一実施形態に係る自動洗浄小便器の第一の動作を示すフローチャートである。図4は、本発明の一実施形態に係る自動洗浄小便器の第二の動作を示すフローチャートである。図5は、本発明の一実施形態に係る自動洗浄小便器の第三の動作を示すフローチャートである。図6は、本発明の一実施形態に係る自動洗浄小便器の第四の動作を示すフローチャートである。図7は、本発明の一実施形態に係る自動洗浄小便器の第五の動作を示すフローチャートである。
本実施形態においては、自動洗浄小便器1は、第一の動作〜第五の動作のいずれか一つの動作を選択的に行うことができる。
はじめに、自動洗浄小便器1の第一の動作を、図3を用いて説明する。
図3に示すように、第一の動作は、人体検知センサ4の検知に基づいて第一の吐水を実行するステップ(S106〜S108)と、第一の吐水及び第二の吐水を常時止水状態とする掃除モードを実行するステップ(S102〜S105)と、掃除モードの開始又は終了からの経過時間に基づいて第二の吐水を実行するステップ(S109〜S111)とを含む。
第一の動作がスタートすると、つまり、自動洗浄小便器1に電源が投入されると、計時部42によって、掃除モードの開始からの経過時間の計時がスタートする(ステップS101)。ステップS101の処理が終了すると、ステップS102へ進む。
ステップS102では、掃除モード制御部32によって掃除モード中か否かを判断する。ここで、掃除モード中とは掃除モード開始から終了までのことを言い、この掃除モード中の間は、第一の吐水および第二の吐水は常時止水状態となる。例えば、人体検知センサ4が掃除モードの開始と終了を検知する場合には、掃除モード制御部32は、人体検知センサ4が掃除モードの開始を検知してから掃除モードの終了を検知するまでを掃除モード中であると判断する。掃除モード中であると判断した場合には(ステップS102、Yes)、ステップS103へ進む。掃除モード中でないと判断した場合には(ステップS102、No)、ステップS104へ進む。
ステップS103では、掃除モード制御部32によって掃除モードが終了したか否かを判断する。掃除モード中である状態において、人体検知センサ4によって掃除モードの終了が検知されて、信号受信部28から掃除モード制御部32へ掃除モードを終了するよう指令信号が送られれば、掃除モードが終了する。掃除モードが終了したと判断した場合には(ステップS103、Yes)、ステップS109へ進む。掃除モードが終了していない、つまり、未だ掃除モード中であると判断した場合には(ステップS103、No)、ステップS102へ進む。言い換えると、掃除モードが終了したと判断されるまでは、ステップS102とステップS103の処理を繰り返す。
ステップS104では、掃除モード制御部32によって掃除モードが開始されたか否かを判断する。人体検知センサ4によって掃除モードの開始が検知され、その検知信号に基づいて信号受信部28から掃除モード制御部32に掃除モードを開始するよう指令信号が送られて、掃除モード制御部32によって掃除モードが開始される。掃除モードが開始されたと判断した場合には(ステップS104、Yes)、ステップS105へ進む。掃除モードが開始されていないと判断した場合には(ステップS104、No)、ステップS106へ進む。
ステップS105では、掃除モード制御部32によって、掃除モードが開始される。具体的には、洗浄水側吐水部46からの吐水(第一の吐水)および除菌水側吐水部52からの吐水(第二の吐水)が常時止水状態となる。ステップS105の処理が終了すると、ステップS111へ進む。
ステップS106では、第一吐水制御部30において、人体検知有りか否かを判断する。具体的には、信号受信部28からの検知信号に基づいて、第一吐水制御部30によって人体が検知されたか否かを判断する。人体検知有り、つまり、人体が検知されたと判断された場合には(ステップS106、Yes)、ステップS102へ進む。人体検知有りではない、つまり、人体が検知されていないと判断した場合には(ステップS106、No)、ステップS107へ進む。
ステップS107では、第一吐水制御部30によって人体検知有りから人体検知無しに変化したかを判断する。具体的には、人体検知センサ4による検知において、ステップS107の処理が行われる直前の所定時間の間に人体が検知された状態(人体検知有り)から人体が検知されていない状態(人体検知無し)に変化したか否かを第一吐水制御部30によって判断する。言い換えると、ステップS107の処理が行われる直前の所定時間の間に、自動洗浄小便器1に人体が近づいて離れる動作、つまり、使用者が自動洗浄小便器1を使用した動作を、人体検知センサ4が検知したか否かを信号受信部28からの信号に基づいて第一吐水制御部30によって判断する。人体が検知された状態(人体検知有り)から人体が検知されていない状態(人体検知無し)に変化した、つまり、自動洗浄小便器1が使用されたと判断した場合には(ステップS107、Yes)、ステップS108へ進む。人体が検知された状態(人体検知有り)から人体が検知されていない状態(人体検知無し)に変化していない、つまり、自動洗浄小便器1が使用されていないと判断した場合には(ステップS107、No)、ステップS109へ進む。
なお、ここでの所定時間は、例えば5〜10秒の数秒間である。
ステップS108では、第一吐水制御部30によって、第一の吐水が実行される。具体的には、第一吐水制御部30は、洗浄水側電磁弁44へ指令信号を送り、洗浄水側電磁弁44を開くように制御する。そして、第一吐水制御部30によって洗浄水側電磁弁44が開かれると、洗浄水側吐水部46からボウル部10へ洗浄水が供給される(第一の吐水)。ステップS108の処理が終了すると、ステップS102へ進む。
ステップS109では、第二吐水制御部34において、計時部42によって計測された掃除モードの開始からの経過時間が所定時間に到達したか否かを判断する。
ここで、本実施形態の第一の動作フローにおいては所定時間を2時間とし、計時部42によって計測された掃除モードの開始からの経過時間が2時間に到達したと判断した場合には(ステップS109、Yes)、ステップS110へ進む。計時部42によって計測された掃除モードの開始からの経過時間が2時間に未到達であると判断した場合には(ステップS109、No)、ステップS102へ進む。
なお、ここでの所定時間は、2時間に限られず、自動洗浄小便器1が設置される現場の状況等に応じて適宜設定可能とする。
ステップS110では、第二吐水制御部34によって、第二の吐水が実行される。具体的には、第二吐水制御部34は、除菌水側電磁弁48へ信号を送り、除菌水側電磁弁48を開くように制御する。そして、第二吐水制御部34によって除菌水側電磁弁48が開かれると、除菌水側吐水部52からボウル部10へ除菌水が供給される(第二の吐水)。ステップS110の処理が終了すると、ステップS102へ進む。
ステップS111では、計時部42によって、掃除モードが開始されてからの経過時間の計時がスタートする。ステップS111の処理が終了するとステップS102へ進む。
このように、第一の動作フローを行う自動洗浄小便器1によれば、掃除モードの開始からの経過時間が所定時間(本実施形態では2時間)に到達すると、第二吐水制御部34によって第二の吐水が実行される。つまり、掃除モードの開始からの経過時間に基づいて第二吐水制御部34によって洗浄水を吐水する第二の吐水が実行される。これにより、掃除の実施状況に応じて第二吐水制御部34によって洗浄水を吐水することができる。そのため、節水化しつつ、自動洗浄小便器1を綺麗な状態に維持することができる。
つぎに、自動洗浄小便器1の第二の動作を、図4を用いて説明する。
図4に示すように、第二の動作は、前述した第一の動作に加えて、所定期間における第一吐水制御部30による吐水回数を学習記憶するステップと、学習記憶した吐水回数に基づいて第二吐水制御部34による第二の吐水についての吐水のタイミングを変更するステップとを含む。
第二の動作がスタートすると、つまり、自動洗浄小便器1に電源が投入されると、使用回数カウント部36において、所定期間(本実施形態では1日)における自動洗浄小便器1の使用回数(第一吐水制御部30による吐水回数)を数えるためのカウンタの初期値がセットされる(ステップS201)。ステップS201の処理が終了すると、ステップS202へ進む。
なお、本実施形態においては、カウンタの初期値はゼロとしている。ここでのカウンタの初期値は、自動洗浄小便器1が設置される環境等に応じて適宜変更されてもよい。
ステップS202では、使用回数カウント部36において、学習記憶される所定期間(本実施形態では1日)当たりの自動洗浄小便器1の使用回数(第一吐水制御部30による吐水回数)の初期値がセットされる。つまり、学習記憶値の初期値がセットされる。ステップS202の処理が終了するとステップS203へ進む
なお、本実施形態においては、学習記憶値の初期値はゼロとしている。ここでの学習記憶値の初期値は、自動洗浄小便器1が設置される環境等に応じて適宜変更されてもよい。
ステップS203では、計時部42によって、24時間(1日)の計時がスタートする。ステップS203の処理が終了すると、ステップS204へ進む。なお、ここでの計時時間は、所定期間(本実施形態では1日)と同じになるように設定される。
ステップS204では、第二吐水制御部34において、第一吐水制御部30によって第一の吐水が実行された回数に応じて設定される所定時間の初期値がセットされる。具体的には、掃除モードが開始されてからの経過時間との比較(ステップS218)に用いる所定時間の初期値がセットされる。ここで、本実施形態の第二の動作フローにおいては、所定時間の初期値は2時間とする。ステップS204の処理が終了すると、ステップS205へ進む。
なお、ここでの所定時間の初期値は、2時間に限られず、自動洗浄小便器1が設置される現場の状況等に応じて適宜設定可能とする。
ステップS205では、計時部42によって、掃除モードが開始されてからの経過時間の計時がスタートする。ステップS205の処理が終了するとステップS206へ進む。
ステップS206では、計時部42によって計測した時間が所定期間(本実施形態では24時間すなわち1日)経過したか否かを判断する。所定期間経過したと判断した場合には(ステップS206、Yes)、ステップS207へ進む。所定期間経過していないと判断した場合には(ステップS206、No)、ステップS210へ進む。
ステップS207では、使用回数カウント部36に学習記憶されている、所定期間(本実施形態では1日)当たりの使用回数を決定する。具体的には、所定期間(本実施形態では1日)の間の第一吐水制御部30にて第一の吐水が行われた回数を数えているカウンタである使用回数の値を学習記憶値として記憶する(更新する)。そして、学習記憶値である所定期間(本実施形態では1日)当たりの使用回数を使用回数カウント部36から第二吐水制御部34へ送り、後述するステップS220にて使用する。ステップS207の処理が終了するとステップS208へ進む。
ステップS208では、使用回数カウント部36にて、カウンタである使用回数のクリアを行う。具体的には、所定期間(本実施形態では1日)の間の第一吐水制御部30にて第一の吐水が行われた回数を数えているカウンタである使用回数をゼロにリセットする。ステップS208の処理が終了するとステップS209へ進む。
ステップS209では、計時部42によって、所定期間(本実施形態では24時間すなわち1日)の計時がリスタートする。言い換えると、計時部42において、所定期間(本実施形態では24時間すなわち1日)の計測が終了するとともに、再び所定期間(本実施形態では24時間すなわち1日)の計測がスタートする。ステップS209の処理が終了するとステップS210へ進む。
ステップS210では、掃除モード制御部32によって掃除モード中か否かを判断する。ここで、掃除モード中とは掃除モードの開始から終了までのことを言い、この掃除モード中の間は、第一の吐水および第二の吐水は常時止水状態となる。例えば、人体検知センサ4が掃除モードの開始と終了を検知する場合には、掃除モード制御部32は、人体検知センサ4が掃除モードの開始を検知してから掃除モードの終了を検知するまでを掃除モード中であると判断する。掃除モード中であると判断した場合には(ステップS210、Yes)、ステップS213へ進む。掃除モード中でないと判断した場合には(ステップS210、No)、ステップS211へ進む。
ステップS211では、掃除モード制御部32によって掃除モードが開始されたか否かを判断する。人体検知センサ4によって掃除モードの開始が検知され、その検知信号に基づいて信号受信部28から掃除モード制御部32に掃除モードを開始するよう指令信号が送られて、掃除モード制御部32によって掃除モードが開始される。掃除モードが開始されたと判断した場合には(ステップS211、Yes)、ステップS212へ進む。掃除モードが開始されていないと判断した場合には(ステップS211、No)、ステップS214へ進む。
ステップS212では、掃除モード制御部32によって、掃除モードが開始される。具体的には、洗浄水側吐水部46からの吐水(第一の吐水)および除菌水側吐水部52からの吐水(第二の吐水)を常時止水状態とする。ステップS212の処理が終了すると、ステップS220へ進む。
ステップS213では、掃除モードが終了したか否かを判断する。掃除モード中である状態において、人体検知センサ4によって掃除モードの終了が検知されて、信号受信部28から掃除モード制御部32へ掃除モードを終了するよう指令信号が送られれば、掃除モードが終了する。掃除モードが終了したと判断した場合には(ステップS213、Yes)、ステップS218へ進む。掃除モードが終了していない、つまり、未だ掃除モード中であると判断した場合には(ステップS213、No)、ステップS206へ進む。言い換えると、掃除モードが終了したと判断されるまでは、ステップS206、ステップS210、ステップS213の処理を繰り返す。
ステップS214では、第一吐水制御部30において、人体検知有りか否かを判断する。具体的には、信号受信部28からの検知信号に基づいて、第一吐水制御部30によって人体が検知されたか否かを判断する。人体検知有り、つまり、人体が検知されたと判断された場合には(ステップS214、Yes)、ステップS206へ進む。人体検知有りではない、つまり、人体が検知されていないと判断した場合には(ステップS214、No)、ステップS215へ進む。
ステップS215では、第一吐水制御部30によって人体検知有りから人体検知無しに変化したかを判断する。具体的には、人体検知センサ4による検知において、ステップS215の処理が行われる直前の所定時間の間に人体が検知された状態(人体検知有り)から人体が検知されていない状態(人体検知無し)に変化したか否かを第一吐水制御部30によって判断する。言い換えると、ステップS215の処理が行われる直前の所定時間に自動洗浄小便器1に人体が近づいて離れる動作、つまり、使用者が自動洗浄小便器1を使用した動作を、人体検知センサ4が検知したか否かを信号受信部28からの信号に基づいて第一吐水制御部30によって判断する。人体が検知された状態(人体検知有り)から人体が検知されていない状態(人体検知無し)に変化した、つまり、自動洗浄小便器1が使用されたと判断した場合には(ステップS215、Yes)、ステップS216へ進む。人体が検知された状態(人体検知有り)から人体が検知されていない状態(人体検知無し)に変化していない、つまり、自動洗浄小便器1が使用されていないと判断した場合には(ステップS215、No)、ステップS218へ進む。
なお、ここでの所定時間は、例えば5〜10秒の数秒間である。
ステップS216では、第一吐水制御部30によって、第一の吐水が実行される。具体的には、第一吐水制御部30は、洗浄水側電磁弁44へ指令信号を送り、洗浄水側電磁弁44を開くように制御する。そして、第一吐水制御部30によって洗浄水側電磁弁44が開かれると、洗浄水側吐水部46からボウル部10へ洗浄水が供給される(第一の吐水)。ステップS216の処理が終了すると、ステップS217へ進む。
ステップS217では、使用回数カウント部36において、自動洗浄小便器1の使用ごとにカウンタである使用回数の値をカウントアップする。具体的には、第一吐水制御部30で自動洗浄小便器1の使用が判断され第一の吐水が行われたときに、所定期間(本実施形態では1日)の間の第一の吐水が行われた回数を数えているカウンタである使用回数の値を1回加算する。なお、本実施形態では、第一吐水制御部30で第一の吐水が行われたときに、自動洗浄小便器1が使用されたとしているが、使用回数カウント部36において信号受信部28からの信号に基づいて自動洗浄小便器1の使用を判断してもよい。ステップS217の処理が終了すると、ステップS206へ進む。
ステップS218では、第二吐水制御部34において、計時部42によって計測された掃除モードの開始からの経過時間が所定時間に到達したか否かを判断する。計時部42によって計測された掃除モードの開始からの経過時間が所定時間に到達したと判断した場合には(ステップS218、Yes)、ステップS219へ進む。計時部42によって計測された掃除モードの開始からの経過時間が所定時間に未到達であると判断した場合には(ステップS218、No)、ステップS206へ進む。
なお、ここでの所定時間の初期値は、ステップS204にて設定される。その後は、所定時間はステップS220の処理において適宜設定される。
ステップS219では、第二吐水制御部34によって、第二の吐水が実行される。具体的には、第二吐水制御部34は、除菌水側電磁弁48へ信号を送り、除菌水側電磁弁48を開くように制御する。そして、第二吐水制御部34によって除菌水側電磁弁48が開かれると、除菌水側吐水部52からボウル部10へ除菌水が供給される(第二の吐水)。ステップS219の処理が終了すると、ステップS206へ進む。
ステップS220では、第二吐水制御部34によって、所定期間(本実施形態では24時間すなわち1日)当たりの自動洗浄小便器1の使用回数に応じて所定時間を設定する。ここでの所定期間(本実施形態では24時間すなわち1日)当たりの自動洗浄小便器1の使用回数は、ステップS207で決定された値であり、ステップS220にて設定された所定時間は、ステップS218で用いられる。また、このとき、所定期間(本実施形態では24時間すなわち1日)当たりの使用回数が多ければ多いほど、所定時間を短く設定する。本実施形態では、1日当たりの使用回数が100回未満の場合は所定時間を2時間とし、1日当たりの使用回数が100回以上200回未満の場合は所定時間を1.5時間とし、1日当たりの使用回数が200回以上の場合は所定時間を1時間とする。なお、これらの使用回数の閾値や所定時間は、自動洗浄小便器1が設置される現場の状況等に応じて適宜設定可能とする。
ステップS220の処理が終了すると、ステップS221へ進む。
ステップS221では、第二吐水制御部34から計時部42へ指令信号が送られる。そして、計時部42によって、掃除モードが開始されてからの経過時間の計時がスタートする。ステップS221の処理が終了するとステップS206へ進む。
このように、第二の動作フローを行う自動洗浄小便器1によれば、前述した第一の動作フローを行う自動洗浄小便器1の作用に加えて、所定期間(本実施形態では1日)の第一吐水制御部30による吐水回数(自動洗浄小便器1の使用回数)に基づいて、第二吐水制御部34による吐水タイミングを変更する。これにより、例えば第一吐水制御部30による吐水回数が多い場合は、第二吐水制御部34による吐水タイミングを短く設定することができる。つまり、自動洗浄小便器1を使用した(第一の吐水を実行した)回数が多い場合、第二吐水制御部34による吐水(第二の吐水)が実行されてから、次の第二の吐水が実行されるまでの所定時間(ステップS218における所定時間)を短くすることができる。そのため、自動洗浄小便器1を綺麗な状態により維持することができる。
つぎに、自動洗浄小便器1の第三の動作を、図5を用いて説明する。
図5に示すように、第三の動作は、前述した第一の動作に加えて、一日における時間帯毎の第一吐水制御部30による吐水頻度を学習記憶するステップと、学習記憶した吐水頻度に基づいて第二吐水制御部34からの吐水(第二の吐水)の吐水タイミングを変更するステップとを含む。
第三の動作がスタートすると、つまり、自動洗浄小便器1に電源が投入されると、使用頻度学習部38において、各パラメータが初期化される(ステップS301)。具体的には、使用頻度学習部38に記憶されている、時間帯毎の使用回数や、計時部42における計時時間等が初期化される。なお、本実施形態では、時間帯毎の使用回数はゼロにセットされる。
ステップS301の処理が終了すると、ステップS302へ進む。
ステップS302では、第二吐水制御部34において、一日における時間帯毎の第一吐水制御部30による吐水頻度に応じて設定される所定時間の初期値がセットされる。具体的には、掃除モードが開始されてからの経過時間との比較(ステップS313)に用いる所定時間の初期値がセットされる。ここで、本実施形態の第三の動作フローにおいては、所定時間の初期値は2時間とする。ステップS302の処理が終了すると、ステップS303へ進む。
なお、ここでの所定時間の初期値は、2時間に限られず、自動洗浄小便器1が設置される現場の状況等に応じて適宜設定可能とする。
ステップS303では、計時部42によって、掃除モードが開始されてからの経過時間の計時がスタートする。ステップS303の処理が終了するとステップS304へ進む。
ステップS304では、使用頻度学習部38において、今日の現時間帯の自動洗浄小便器1の使用回数(第一吐水制御部30によって第一の吐水が実行された回数)から使用頻度を学習する。具体的には、使用頻度学習部38において、時間帯が切り替わるごとに(本実施形態では、1時間毎)、時間帯が切り替わる前までの時間帯(本実施形態では1時間)の間に、後述するステップS312でカウントした第一吐水制御部30によって第一の吐水が実行された回数を記憶する。ここで記憶された値は、その時間帯の使用頻度の学習値となる。そして、この使用頻度の学習値は、第二吐水制御部34に送られ、記憶された日の翌日に使用頻度の学習値として、後述するステップS315にて使用される。
なお、本実施形態では、今日1日の各時間帯の自動洗浄小便器1の使用回数を使用頻度として学習するようにしているが、これは学習方法の一例であり、例えば、複数日(1週間)の間の各時間帯の使用回数を記憶して、平均使用回数を求め、この平均使用回数を使用頻度として学習するなど、他の学習方法であってもよい。また、本実施形態においては、時間帯を1時間毎としているが、自動洗浄小便器1が設置される環境等に応じて適宜変更されてもよく、例えば、時間帯を2時間毎としてもよい。
ステップS304の処理が終了すると、ステップS305へ進む。
ステップS305では、掃除モード制御部32によって掃除モード中か否かを判断する。ここで、掃除モード中とは掃除モードの開始から終了までのことを言い、この掃除モード中の間は、第一の吐水および第二の吐水は常時止水状態となる。例えば、人体検知センサ4が掃除モードの開始と終了を検知する場合には、掃除モード制御部32は、人体検知センサ4が掃除モードの開始を検知してから掃除モードの終了を検知するまでを掃除モード中であると判断する。掃除モード中であると判断した場合には(ステップS305、Yes)、ステップS308へ進む。掃除モード中でないと判断した場合には(ステップS305、No)、ステップS306へ進む。
ステップS306では、掃除モード制御部32によって掃除モードが開始されたか否かを判断する。人体検知センサ4によって掃除モードの開始が検知され、その検知信号に基づいて信号受信部28から掃除モード制御部32に掃除モードを開始するよう指令信号が送られて、掃除モード制御部32によって掃除モードが開始される。掃除モードが開始されたと判断した場合には(ステップS306、Yes)、ステップS307へ進む。掃除モードが開始されていないと判断した場合には(ステップS306、No)、ステップS309へ進む。
ステップS307では、掃除モード制御部32によって、掃除モードが開始される。具体的には、洗浄水側吐水部46からの吐水(第一の吐水)および除菌水側吐水部52からの吐水(第二の吐水)を常時止水状態とする。ステップS307の処理が終了すると、ステップS315へ進む。
ステップS308では、掃除モードが終了したか否かを判断する。掃除モード中である状態において、人体検知センサ4によって掃除モードの終了が検知されて、信号受信部28から掃除モード制御部32へ掃除モードを終了するよう指令信号が送られれば、掃除モードが終了する。掃除モードが終了したと判断した場合には(ステップS308、Yes)、ステップS313へ進む。掃除モードが終了していない、つまり、未だ掃除モード中であると判断した場合には(ステップS308、No)、ステップS304へ進む。言い換えると、掃除モードが終了したと判断されるまでは、ステップS304、ステップS305、ステップS308の処理を繰り返す。
ステップS309では、第一吐水制御部30において、人体検知有りか否かを判断する。具体的には、信号受信部28からの検知信号に基づいて、第一吐水制御部30によって人体が検知されたか否かを判断する。人体検知有り、つまり、人体が検知されたと判断された場合には(ステップS309、Yes)、ステップS304へ進む。人体検知有りではない、つまり、人体が検知されていないと判断した場合には(ステップS309、No)、ステップS310へ進む。
ステップS310では、第一吐水制御部30によって人体検知有りから人体検知無しに変化したかを判断する。具体的には、人体検知センサ4による検知において、ステップS310の処理が行われる直前の所定時間の間に人体が検知された状態(人体検知有り)から人体が検知されていない状態(人体検知無し)に変化したか否かを第一吐水制御部30によって判断する。言い換えると、ステップS310の処理が行われる直前の所定時間に自動洗浄小便器1に人体が近づいて離れる動作、つまり、使用者が自動洗浄小便器1を使用した動作を、人体検知センサ4が検知したか否かを信号受信部28からの信号に基づいて第一吐水制御部30によって判断する。人体が検知された状態(人体検知有り)から人体が検知されていない状態(人体検知無し)に変化した、つまり、自動洗浄小便器1が使用されたと判断した場合には(ステップS310、Yes)、ステップS311へ進む。人体が検知された状態(人体検知有り)から人体が検知されていない状態(人体検知無し)に変化していない、つまり、自動洗浄小便器1が使用されていないと判断した場合には(ステップS310、No)、ステップS313へ進む。
なお、ここでの所定時間は、例えば5〜10秒の数秒間である。
ステップS311では、第一吐水制御部30によって、第一の吐水が実行される。具体的には、第一吐水制御部30は、洗浄水側電磁弁44へ指令信号を送り、洗浄水側電磁弁44を開くように制御する。そして、第一吐水制御部30によって洗浄水側電磁弁44が開かれると、洗浄水側吐水部46からボウル部10へ洗浄水が供給される(第一の吐水)。ステップS311の処理が終了すると、ステップS312へ進む。
ステップS312では、使用頻度学習部38において、自動洗浄小便器1の使用ごとにカウンタである現時間帯の使用回数の値をカウントアップする。具体的には、第一吐水制御部30で自動洗浄小便器1の使用が判断され第一の吐水が行われたときに、現時間帯の(本実施形態では1時間)の間の第一の吐水が行われた回数を数えているカウンタである現時間帯の使用回数の値を1回加算する。なお、本実施形態では、第一吐水制御部30で第一の吐水が行われたときに、自動洗浄小便器1が使用されたとしているが、使用頻度学習部38において信号受信部28からの信号に基づいて自動洗浄小便器1の使用を判断してもよい。ここでカウントされた現時間帯の使用回数は、ステップS304にて、使用頻度の学習に使用される。
ステップS312の処理が終了すると、ステップS304へ進む。
ステップS313では、第二吐水制御部34において、計時部42によって計測された掃除モードの開始からの経過時間が所定時間に到達したか否かを判断する。計時部42によって計測された掃除モードの開始からの経過時間が所定時間に到達したと判断した場合には(ステップS313、Yes)、ステップS314へ進む。計時部42によって計測された掃除モードの開始からの経過時間が所定時間に未到達であると判断した場合には(ステップS313、No)、ステップS304へ進む。
なお、ここでの所定時間の初期値はステップS302にて設定される。その後は、所定時間はステップS315の処理において適宜設定される。
ステップS314では、第二吐水制御部34によって、第二の吐水が実行される。具体的には、第二吐水制御部34は、除菌水側電磁弁48へ信号を送り、除菌水側電磁弁48を開くように制御する。そして、第二吐水制御部34によって除菌水側電磁弁48が開かれると、除菌水側吐水部52からボウル部10へ除菌水が供給される(第二の吐水)。ステップS314の処理が終了すると、ステップS304へ進む。
ステップS315では、第二吐水制御部34において、使用頻度学習部38での学習結果である現時間帯の使用頻度に応じて所定時間を設定する。ここでの現時間帯の使用頻度は、ステップS304にて前日に学習記憶された値(現時間帯の使用頻度の学習値)である。ステップS315にて設定された所定時間は、ステップS313で用いられる。また、このとき、使用頻度が多ければ多いほど、所定時間を短く設定する。本実施形態では、使用頻度が5回未満である場合は所定時間を2時間とし、使用頻度が5回以上10回未満である場合は所定時間を1.5時間とし、使用頻度が10回以上である場合は所定時間を1時間とする。なお、これらの使用頻度の閾値や所定時間は、自動洗浄小便器1が設置される現場の状況等に応じて適宜設定可能とする。
ステップS315の処理が終了すると、ステップS316へ進む。
ステップS316では、計時部42によって、掃除モードが開始されてからの経過時間の計時がスタートする。ステップS316の処理が終了するとステップS304へ進む。
このように、第三の動作フローを行う自動洗浄小便器1によれば、前述した第一の動作フローを行う自動洗浄小便器1の作用に加えて、一日における時間帯毎の第一吐水制御部30による吐水頻度(自動洗浄小便器1の使用頻度)に基づいて、第二吐水制御部34による吐水タイミングを変更する。これより、例えば吐水頻度が多い時間帯の前の時間帯、もしくは、後の時間帯に、第二吐水制御部34による吐水を実行することができる。そのため、自動洗浄小便器1を綺麗な状態により維持することができる。
つぎに、自動洗浄小便器1の第四の動作を、図6を用いて説明する。
図6に示すように、第四の動作は、前述した第一の動作に加えて、所定期間における掃除モードの開始(又は終了)の回数を学習記憶するステップと、学習記憶した掃除モードの開始(又は終了)の回数に基づいて第二吐水制御部34による吐水のタイミングを変更するステップとを含む。
第四の動作がスタートすると、つまり、自動洗浄小便器1に電源が投入されると、掃除回数カウント部40において、所定期間(本実施形態では1日)における掃除回数(掃除モードが開始又は終了された回数)を数えるためのカウンタの初期値がセットされる(ステップS401)。ステップS401の処理が終了すると、ステップS402へ進む。
なお、本実施形態においては、カウンタの初期値はゼロとしている。ここでのカウンタの初期値は、自動洗浄小便器1が設置される環境等に応じて適宜変更されてもよい。
ステップS402では、掃除回数カウント部40において、学習記憶される所定期間(本実施形態では1日)当たりの掃除回数(掃除モードが開始又は終了された回数)の初期値がセットされる。つまり、学習記憶値の初期値がセットされる。ステップS402の処理が終了するとステップS403へ進む。
なお、本実施形態においては、学習記憶値の初期値はゼロとしている。ここでの学習記憶値の初期値は、自動洗浄小便器1が設置される環境等に応じて適宜変更されてもよい。
ステップS403では、計時部42によって、24時間(1日)の計時がスタートする。ステップS403の処理が終了すると、ステップS404へ進む。なお、ここでの計時時間は、所定期間(本実施形態では1日)と同じになるように設定される。
ステップS404では、第二吐水制御部34において、1日当たりの掃除回数に応じて設定される所定時間の初期値がセットされる。具体的には、掃除モードが開始されてからの経過時間との比較(ステップS418)に用いる所定時間の初期値がセットされる。ここで、本実施形態の第四の動作フローにおいては、所定時間の初期値は2時間とする。ステップS404の処理が終了すると、ステップS205へ進む。
なお、ここでの所定時間の初期値は、2時間に限られず、自動洗浄小便器1が設置される現場の状況等に応じて適宜設定可能とする。
ステップS405では、計時部42によって、掃除モードが開始されてからの経過時間の計時がスタートする。ステップS405の処理が終了するとステップS406へ進む。
ステップS406では、計時部42によって計測した時間が所定期間(本実施形態では24時間すなわち1日)経過したか否かを判断する。所定期間経過したと判断した場合には(ステップS406、Yes)、ステップS407へ進む。所定期間経過していないと判断した場合には(ステップS406、No)、ステップS410へ進む。
ステップS407では、掃除回数カウント部40に学習記憶されている、所定期間(本実施形態では1日)当たりの掃除回数を決定する。具体的には、所定期間(本実施形態では1日)の間の掃除モード制御部32にて掃除モードを開始した回数を数えているカウンタである掃除回数の値を学習記憶値として記憶する(更新する)。そして、学習記憶値である所定期間(本実施形態では1日)当たりの掃除回数を掃除回数カウント部40から第二吐水制御部34へ送り、後述するステップS420にて使用する。ステップS407の処理が終了するとステップS408へ進む。
なお、本実施形態では、掃除モード制御部32にて掃除モードを開始した回数を掃除回数としてカウントしているが、掃除モード制御部32にて掃除モードを終了した回数を掃除回数としてもよい。
ステップS408では、掃除回数カウント部40にて、カウンタである掃除回数のクリアを行う。具体的には、所定期間(本実施形態では1日)の間の掃除モード制御部32にて掃除モードが開始された回数を数えているカウンタである掃除回数をゼロにリセットする。ステップS408の処理が終了するとステップS409へ進む。
ステップS409では、計時部42によって、所定期間(本実施形態では24時間すなわち1日)の計時がリスタートする。言い換えると、計時部42において、所定期間の計測が終了するとともに、再び所定期間の計測がスタートする。ステップS409の処理が終了するとステップS410へ進む。
ステップS410では、掃除モード制御部32によって掃除モード中か否かを判断する。ここで、掃除モード中とは掃除モードの開始から終了までのことを言い、この掃除モード中の間は、第一の吐水および第二の吐水は常時止水状態となる。例えば、人体検知センサ4が掃除モードの開始と終了を検知する場合には、掃除モード制御部32は、人体検知センサ4が掃除モードの開始を検知してから掃除モードの終了を検知するまでを掃除モード中であると判断する。掃除モード中であると判断した場合には(ステップS410、Yes)、ステップS413へ進む。掃除モード中でないと判断した場合には(ステップS410、No)、ステップS411へ進む。
ステップS411では、掃除モード制御部32によって掃除モードが開始されたか否かを判断する。人体検知センサ4によって掃除モードの開始が検知され、その検知信号に基づいて信号受信部28から掃除モード制御部32に掃除モードを開始するよう指令信号が送られて、掃除モード制御部32によって掃除モードが開始される。掃除モードが開始されたと判断した場合には(ステップS411、Yes)、ステップS412へ進む。掃除モードが開始されていないと判断した場合には(ステップS411、No)、ステップS414へ進む。
ステップS412では、掃除モード制御部32によって、掃除モードが開始される。具体的には、洗浄水側吐水部46からの吐水(第一の吐水)および除菌水側吐水部52からの吐水(第二の吐水)を常時止水状態とする。ステップS412の処理が終了すると、ステップS417へ進む。
ステップS413では、掃除モードが終了したか否かを判断する。掃除モード中である状態において、人体検知センサ4によって掃除モードの終了が検知されて、信号受信部28から掃除モード制御部32へ掃除モードを終了するよう指令信号が送られれば、掃除モードが終了する。掃除モードが終了したと判断した場合には(ステップS413、Yes)、ステップS418へ進む。掃除モードが終了していない、つまり、未だ掃除モード中であると判断した場合には(ステップS413、No)、ステップS406へ進む。言い換えると、掃除モードが終了したと判断されるまでは、ステップS406、ステップS410、ステップS413の処理を繰り返す。
ステップS414では、第一吐水制御部30において、人体検知有りか否かを判断する。具体的には、信号受信部28からの検知信号に基づいて、第一吐水制御部30によって人体が検知されたか否かを判断する。人体検知有り、つまり、人体が検知されたと判断された場合には(ステップS414、Yes)、ステップS406へ進む。人体検知有りではない、つまり、人体が検知されていないと判断した場合には(ステップS414、No)、ステップS415へ進む。
ステップS415では、第一吐水制御部30によって人体検知有りから人体検知無しに変化したかを判断する。具体的には、人体検知センサ4による検知において、ステップS415の処理が行われる直前の所定時間の間に人体が検知された状態(人体検知有り)から人体が検知されていない状態(人体検知無し)に変化したか否かを第一吐水制御部30によって判断する。言い換えると、ステップS415の処理が行われる直前の所定時間に自動洗浄小便器1に人体が近づいて離れる動作、つまり、使用者が自動洗浄小便器1を使用した動作を、人体検知センサ4が検知したか否かを信号受信部28からの信号に基づいて第一吐水制御部30によって判断する。人体が検知された状態(人体検知有り)から人体が検知されていない状態(人体検知無し)に変化した、つまり、自動洗浄小便器1が使用されたと判断した場合には(ステップS415、Yes)、ステップS416へ進む。人体が検知された状態(人体検知有り)から人体が検知されていない状態(人体検知無し)に変化していない、つまり、自動洗浄小便器1が使用されていないと判断した場合には(ステップS415、No)、ステップS418へ進む。
なお、ここでの所定時間は、例えば5〜10秒の数秒間である。
ステップS416では、第一吐水制御部30によって、第一の吐水が実行される。具体的には、第一吐水制御部30は、洗浄水側電磁弁44へ指令信号を送り、洗浄水側電磁弁44を開くように制御する。そして、第一吐水制御部30によって洗浄水側電磁弁44が開かれると、洗浄水側吐水部46からボウル部10へ洗浄水が供給される(第一の吐水)。ステップS416の処理が終了すると、ステップS406へ進む。
ステップS417では、掃除回数カウント部40において、掃除モードの開始ごとにカウンタである掃除回数の値をカウントアップする。具体的には、掃除モード制御部32で掃除モードの開始が判断され掃除モードがスタートしたときに、所定期間(本実施形態では1日)の間の掃除モードが開始した回数を数えているカウンタである掃除回数の値を1回加算する。なお、本実施形態では、掃除モード制御部32で掃除モードがスタートしたときに、掃除モードが開始されたとしているが 、掃除回数カウント部40において信号受信部28からの信号に基づいて掃除モードの開始を判断してもよい。ステップS417の処理が終了すると、ステップS420へ進む。
ステップS418では、第二吐水制御部34において、計時部42によって計測された掃除モードの開始からの経過時間が所定時間に到達したか否かを判断する。計時部42によって計測された掃除モードの開始からの経過時間が所定時間に到達したと判断した場合には(ステップS418、Yes)、ステップS419へ進む。計時部42によって計測された掃除モードの開始からの経過時間が所定時間に未到達であると判断した場合には(ステップS418、No)、ステップS406へ進む。
なお、ここでの所定時間の初期値はステップS404にて設定される。その後は、所定時間はステップS420の処理において適宜設定される。
ステップS419では、第二吐水制御部34によって、第二の吐水が実行される。具体的には、第二吐水制御部34は、除菌水側電磁弁48へ信号を送り、除菌水側電磁弁48を開くように制御する。そして、第二吐水制御部34によって除菌水側電磁弁48が開かれると、除菌水側吐水部52からボウル部10へ除菌水が供給される(第二の吐水)。ステップS419の処理が終了すると、ステップS406へ進む。
ステップS420では、第二吐水制御部34によって、所定期間(本実施形態では24時間すなわち1日)当たりの掃除の回数に応じて所定時間を設定する。ここでの所定期間当たりの掃除の回数は、ステップS407で決定された値であり、ステップS420にて設定された所定時間は、ステップS418で用いられる。また、このとき、所定期間当たりの掃除の回数が多ければ多いほど、所定時間を長く設定する。本実施形態では、1日当たりの掃除の回数が1回未満の場合は所定時間を1時間とし、1日当たりの掃除の回数が1回又は2回の場合は所定時間を2時間とし、1日当たりの掃除の回数が3回以上の場合は所定時間を3時間とする。なお、これらの所定時間は、自動洗浄小便器1が設置される現場の状況等に応じて適宜設定可能とする。
ステップS420の処理が終了すると、ステップS421へ進む。
ステップS421では、第二吐水制御部34から計時部42へ指令信号が送られる。そして、計時部42によって、掃除モードが開始されてからの経過時間の計時がスタートする。ステップS421の処理が終了するとステップS406へ進む。
このように、第四の動作フローを行う自動洗浄小便器1によれば、前述した第一の動作フローを行う自動洗浄小便器1の作用に加えて、所定期間(本実施形態では1日)における掃除モードの開始又は終了の回数(掃除の回数)に基づいて、第二吐水制御部34による吐水タイミングを変更する。これにより、例えば掃除モードの開始又は終了の回数が多い(掃除の回数が多い)場合は、第二吐水制御部34による吐水タイミングを長く設定することができる。つまり、掃除の回数が多い場合、第二吐水制御部34による吐水(第二の吐水)が実行されてから、次の第二の吐水が実行されるまでの所定時間(ステップS418における所定時間)を長くすることができる。そのため、無駄水を流してしまうことが抑制され、自動洗浄小便器1を綺麗な状態に維持しつつ、節水化することができる。
また、本実施形態のように、第二吐水制御部34によって除菌水を吐水する場合、第二吐水制御部34による吐水タイミングを長く設定することで、除菌水を生成するための電解槽50や図示しない電極板等の寿命を長く保つことができる。
つぎに、自動洗浄小便器1の第五の動作を、図7を用いて説明する。
図7に示すように、第五の動作は、掃除モードの開始(又は終了)からの経過時間に基づいて所定時間間隔で第二吐水制御部34による吐水を行うステップと、掃除モードの開始(又は終了)からの経過時間に基づいて所定時間間隔を変更するステップとを含む。
第五の動作がスタートすると、つまり、自動洗浄小便器1に電源が投入されると、計時部42によって、掃除モードの開始からの経過時間の計時がスタートする(ステップS501)。ステップS501の処理が終了すると、ステップS502へ進む。
ステップS502では、掃除モード制御部32によって掃除モード中か否かを判断する。ここで、掃除モード中とは掃除モードの開始から終了までのことを言い、この掃除モード中の間は、第一の吐水および第二の吐水は常時止水状態となる。例えば、人体検知センサ4が掃除モードの開始と終了を検知する場合には、掃除モード制御部32は、人体検知センサ4が掃除モードの開始を検知してから掃除モードの終了を検知するまでを掃除モード中であると判断する。掃除モード中であると判断した場合には(ステップS502、Yes)、ステップS505へ進む。掃除モード中でないと判断した場合には(ステップS502、No)、ステップS503へ進む。
ステップS503では、掃除モード制御部32によって掃除モードが開始されたか否かを判断する。人体検知センサ4によって掃除モードの開始が検知され、その検知信号に基づいて信号受信部28から掃除モード制御部32に掃除モードを開始するよう指令信号が送られて、掃除モード制御部32によって掃除モードが開始される。掃除モードが開始されたと判断した場合には(ステップS503、Yes)、ステップS504へ進む。掃除モードが開始されていないと判断した場合には(ステップS503、No)、ステップS506へ進む。
ステップS504では、掃除モード制御部32によって、掃除モードが開始される。具体的には、洗浄水側吐水部46からの吐水(第一の吐水)および除菌水側吐水部52からの吐水(第二の吐水)を常時止水状態とする。ステップS504の処理が終了すると、ステップS515へ進む。
ステップS505では、掃除モード制御部32によって掃除モードが終了したか否かを判断する。掃除モード中である状態において、人体検知センサ4によって掃除モードの終了が検知されて、信号受信部28から掃除モード制御部32へ掃除モードを終了するよう指令信号が送られれば、掃除モードが終了する。掃除モードが終了したと判断した場合には(ステップS505、Yes)、ステップS509へ進む。掃除モードが終了していない、つまり、未だ掃除モード中であると判断した場合には(ステップS505、No)、ステップS502へ進む。言い換えると、掃除モードが終了したと判断されるまでは、ステップS502とステップS505の処理を繰り返す。
ステップS506では、第一吐水制御部30において、人体検知有りか否かを判断する。具体的には、信号受信部28からの検知信号に基づいて、第一吐水制御部30によって人体が検知されたか否かを判断する。人体検知有り、つまり、人体が検知されたと判断された場合には(ステップS506、Yes)、ステップS502へ進む。人体検知有りではない、つまり、人体が検知されていないと判断した場合には(ステップS506、No)、ステップS507へ進む。
ステップS507では、第一吐水制御部30によって人体検知有りから人体検知無しに変化したかを判断する。具体的には、人体検知センサ4による検知において、ステップS507の処理が行われる直前の所定時間の間に人体が検知された状態(人体検知有り)から人体が検知されていない状態(人体検知無し)に変化したか否かを第一吐水制御部30によって判断する。言い換えると、ステップS507の処理が行われる直前の所定時間の間に、自動洗浄小便器1に人体が近づいて離れる動作、つまり、使用者が自動洗浄小便器1を使用した動作を、人体検知センサ4が検知したか否かを信号受信部28から信号に基づいて第一吐水制御部30によって判断する。人体が検知された状態(人体検知有り)から人体が検知されていない状態(人体検知無し)に変化した、つまり、自動洗浄小便器1が使用されたと判断した場合には(ステップS507、Yes)、ステップS508へ進む。人体が検知された状態(人体検知有り)から人体が検知されていない状態(人体検知無し)に変化していない、つまり、自動洗浄小便器1が使用されていないと判断した場合には(ステップS507、No)、ステップS509へ進む。
なお、ここでの所定時間は、例えば5〜10秒の数秒間である。
ステップS508では、第一吐水制御部30によって、第一の吐水が実行される。具体的には、第一吐水制御部30は、洗浄水側電磁弁44へ指令信号を送り、洗浄水側電磁弁44を開くように制御する。そして、第一吐水制御部30によって洗浄水側電磁弁44が開かれると、洗浄水側吐水部46からボウル部10へ洗浄水が供給される(第一の吐水)。ステップS508の処理が終了すると、ステップS502へ進む。
ステップS509では、第二吐水制御部34において、計時部42によって計測された掃除モードの開始からの経過時間が所定時間に到達したか否かを判断する。計時部42によって計測された掃除モードの開始からの経過時間が所定時間に到達したと判断した場合には(ステップS509、Yes)、ステップS510へ進む。計時部42によって計測された掃除モードの開始からの経過時間が所定時間に未到達であると判断した場合には(ステップS509、No)、ステップS502へ進む。
なお、ここでの所定時間の初期値は2時間とし、その後は、所定時間はステップS514やステップS516の処理において適宜設定される。
また、所定時間の初期値は、2時間に限られず、自動洗浄小便器1が設置される現場の状況等に応じて適宜設定可能とする。
ステップS510では、第二吐水制御部34によって、第二の吐水が実行される。具体的には、第二吐水制御部34は、除菌水側電磁弁48へ信号を送り、除菌水側電磁弁48を開くように制御する。そして、第二吐水制御部34によって除菌水側電磁弁48が開かれると、除菌水側吐水部52からボウル部10へ除菌水が供給される(第二の吐水)。ステップS510の処理が終了すると、ステップS511へ進む。
ステップS511では、第二吐水制御部34において、掃除モードの開始からの経過時間が6時間以上経過したか否かを判断する。計時部42によって計測された掃除モードの開始からの経過時間が6時間以上である、つまり、最後に掃除を行ってから6時間以上経過している場合は(ステップS511、Yes)、ステップS512へ進む。計時部42によって計測された掃除モードの開始からの経過時間が6時間未満である、つまり、最後に掃除を行ってから6時間経過していない場合は(ステップS511、No)ステップS513へ進む。
なお、ここでの掃除モードの開始からの経過時間に対する閾値は、6時間に限られず、自動洗浄小便器1が設置され現場の状況等に応じて適宜設定可能とする。また、掃除モードの終了からの経過時間に基づいて判断してもよい。
ステップS512では、第二吐水制御部34において、所定間隔時間を「小」に設定する。ここで、所定間隔時間とは、第二の吐水が実行されてから、次に第二の吐水が実行されるまでの時間であり、本実施形態では、所定間隔時間の「小」は1時間とする。つまり、第二の吐水が実行されてから1時間後に、次の第二の吐水が実行される。但し、掃除モードが開始された場合は、所定時間がリセットされる(ステップS516)ので、必ずしも1時間後に次の第二の吐水が実行されるわけではない。ステップS512の処理が終了するとステップS514へ進む。
ステップS513では、第二吐水制御部34において、所定間隔時間を「大」に設定する。本実施形態では、所定間隔時間の「大」は2時間とする。つまり、第二の吐水が実行されてから2時間後に、次の第二の吐水が実行される。但し、掃除モードが開始された場合は、所定時間がリセットされる(ステップS516)ので、必ずしも2時間後に第二の吐水が実行されるわけではない。ステップS513の処理が終了するとステップS514へ進む。
なお、所定間隔時間の設定時間である「小」(「大」)は、掃除モードの開始からの経過時間が長い(短い)ときに設定される所定間隔時間よりも、短い(長い)間隔時間であればよく、1時間(2時間)でなくてもよい。また、ステップS511における、掃除モードの開始からの経過時間の判断に用いる閾値を所定の範囲に分けるとともに、所定間隔時間の設定時間を、「小」、「中」、「大」のように分けてもよい。
ステップS514では、第二吐水制御部34において、所定時間に所定間隔時間を加算する。具体的には、所定時間に、ステップS512もしくはステップS513で設定された所定間隔時間を加算する。このとき所定時間に加算される所定間隔時間は、掃除モード開始からの経過時間に基づいて設定され、掃除モード開始からの経過時間が長いほど、加算される所定間隔時間は短く設定される。ステップS514の処理が終了すると、ステップS502へ進む。
なお、第五の動作フローにおいて、ステップS511〜ステップS513の処理は行わずに、ステップS510の処理が終了するとステップS514へ進むようにしてもよい。言い換えると、掃除モードの開始からの経過時間に基づいて所定間隔時間を変更せずに、所定間隔時間で第二の吐水を実行するようにしてもよい。この場合、掃除モードの開始からの経過時間に基づいて、一定の所定間隔時間で第二の吐水が実行される。
ステップS515では、第二吐水制御部34から計時部42へ指令信号が送られる。そして、計時部42によって、掃除モードが開始されてからの経過時間の計時がスタートする。ステップS515の処理が終了するとステップS516へ進む。
ステップS516では、第二吐水制御部34において、所定時間がリセットされる。具体的には、掃除モードが開始されてからの経過時間との比較(ステップS509)に用いる所定時間の初期値がセットされる。ここで、本実施形態の第五の動作フローにおいては、所定時間がリセットされると、所定時間は初期値である2時間に設定されることとする。ステップS516の処理が終了すると、ステップS502へ進む。
なお、ステップS516の処理においては、所定時間は初期値以外の値がセットされてもよい。
このように、第五の動作フローを行う自動洗浄小便器1によれば、前述した第一の動作フローを行う自動洗浄小便器1の効果に加えて、第二吐水制御部34は、掃除モードの開始又は終了からの経過時間に基づいて所定時間間隔で吐水を行う。これにより、定期的に第二吐水制御部34による吐水(第二の吐水)を実行することができる。そのため、自動洗浄小便器1を綺麗な状態により維持することができる。
さらに、第二吐水制御部34は、掃除モードの開始又は終了からの経過時間に基づいて所定時間間隔を変更するので、例えば、掃除モードの開始又は終了からの経過時間が一定時間を超えるまでは、所定時間間隔を長くすることができる。これにより、掃除が行われた直後の綺麗な状態の自動洗浄小便器1に対して、第二吐水制御部34による吐水(第二の吐水)を抑制することができる。そのため、無駄水を流してしまうことが抑制され、自動洗浄小便器1を綺麗な状態に維持しつつ、節水化することができる。
また、第五の動作フローにおいて、掃除モードの開始又は終了からの経過時間に基づいて所定時間間隔で吐水される第二の吐水の水量を変更するようにしてもよい。具体的には、掃除モードの開始(又は終了)からの経過時間が所定時間以上経過したか否かを判断し(ステップS511参照)、経過時間が所定時間以上であると判断した場合には、第二の吐水の水量を「大」に設定し(ステップS512参照)、経過時間が所定時間未満であると判断した場合には、第二の吐水の水量を「小」に設定する(ステップS513参照)。このとき、第二の吐水の水量の「大」は、例えば「小」の2倍の水量である。なお、第二の吐水の水量を「小」、「中」、「大」のように分けてもよい。
ここで、掃除モードの開始又は終了からの経過時間に基づいて所定時間間隔で吐水される第二の吐水の水量を変更する場合において、所定間隔時間は一定でもよいし、掃除モードの開始又は終了からの経過時間に基づいて変更してもよい。
このように、掃除モードの開始又は終了からの経過時間に基づいて、第二吐水制御部34による吐水(第二の吐水)の水量を変更することにより、例えば経過時間が一定時間を超えるまで第二吐水制御部34による吐水(第二の吐水)の水量を少なくすることができる。その結果、掃除が行われた直後の綺麗な状態の自動洗浄小便器1への吐水量を少なくすることができる。そのため、無駄水を流してしまうことが抑制され、自動洗浄小便器1を綺麗な状態に維持しつつ、節水化することができる。また、本実施形態のように第二吐水制御部34によって除菌水を吐水する場合、掃除が行われた直後の綺麗な状態の自動洗浄小便器1への第二の吐水(除菌水)の水量を少なくすることができる、つまり、除菌水の生成量を少なくすることができるので、除菌水を生成するための電解槽50や図示しない電極板等の寿命を長く保つことができる。
<変形例>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではない。
例えば、本実施形態において、第二吐水制御部34による第二の吐水は、除菌水の吐水である構成を説明したが、例えば、銀イオン等の金属イオンが添加された洗浄水や、薬液が添加された洗浄水等であってもよい。
また、第二の吐水を、第一の吐水と機能、性質が同一である洗浄水の吐水として、吐水態様のみを異ならせてもよい。
なお、第一の動作〜第五の動作において、掃除モードの開始からの経過時間が所定時間に到達すると、第二の吐水が実行される構成を説明したが、掃除モードの終了からの経過時間を計時部42によって計測し、掃除モードの終了からの経過時間が所定時間に到達すると第二の吐水が実行される構成であってもよい。
また、掃除モード中は、第一の吐水及び第二の吐水が常時止水状態となる構成を説明したが、掃除モード中は、第一の吐水のみが常時止水状態となる構成であってもよい。
前述した各実施の形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
1 自動洗浄小便器
2 小便器本体
4 人体検知センサ
6 制御部(制御手段)
8 吐水手段
10 ボウル部
12 給水源
14 給水路
16 トラップ部
18 排水口
20 排水路
22 送信部
24 受信部
26 検出信号生成部
28 信号受信部
30 第一吐水制御部
32 掃除モード制御部
34 第二吐水制御部
36 使用回数カウント部
38 使用頻度学習部
40 掃除回数カウント部
42 計時部
44 洗浄水側電磁弁
46 洗浄水側吐水部
48 除菌水側電磁弁
50 電解槽
52 除菌水側吐水部

Claims (7)

  1. 小便器本体と、
    人体を検知する人体検知手段と、
    洗浄水の吐止水を制御する制御手段と、
    を備えた自動洗浄小便器において、
    前記制御手段は、前記人体検知手段による検知に基づいて前記小便器本体への第一の吐水を実行する第一吐水制御部と、
    前記第一の吐水を常時止水状態とする掃除モードの終了後、前記掃除モードの開始又は終了からの経過時間に基づいて前記小便器本体への第二の吐水を実行する第二吐水制御部と、を有する
    自動洗浄小便器。
  2. 前記制御手段は、所定期間における前記第一吐水制御部による吐水回数を学習記憶し、
    前記第二吐水制御部は、学習記憶した前記吐水回数に基づいて吐水タイミングを変更する
    請求項1に記載の自動洗浄小便器。
  3. 前記制御手段は、一日における時間帯毎の前記第一吐水制御部による吐水頻度を学習記憶し、
    前記第二吐水制御部は、学習記憶した前記吐水頻度に基づいて吐水タイミングを変更する
    請求項1に記載の自動洗浄小便器。
  4. 前記制御手段は、所定期間における前記掃除モードの開始又は終了の回数を学習記憶し、
    前記第二吐水制御部は、学習記憶した前記掃除モードの開始又は終了の回数に基づいて吐水タイミングを変更する
    請求項1に記載の自動洗浄小便器。
  5. 前記第二吐水制御部は、前記経過時間に基づいて所定時間間隔で吐水を行う
    請求項1に記載の自動洗浄小便器。
  6. 前記第二吐水制御部は、前記経過時間に基づいて前記所定時間間隔を変更する
    請求項5に記載の自動洗浄小便器。
  7. 前記第二吐水制御部は、前記経過時間に基づいて前記所定時間間隔で吐水される水量を変更する
    請求項5または請求項6に記載の自動洗浄小便器。
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