JP6890884B2 - 吸入空気量センサの異常判定装置 - Google Patents

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本発明は、内燃機関の吸入空気量を検出する吸入空気量センサの異常を判定する装置に関する。
車両のエンジンの制御では、エンジンの吸入空気量が検出されて、たとえば、その吸入空気量に基づいて燃料噴射量が決定される。
吸入空気量を検出する手法の代表的なものに、エンジンの吸気管における吸入空気流量を検出するエアフロセンサ(エアフロメータ)を用いる手法と、吸気管内の圧力(吸気圧)を検出する吸気圧センサを用いる手法とがある。エアフロセンサを用いる手法では、車両の定常走行時に高い精度で吸入空気量を検出できるが、吸気脈動が大きい状況下では検出誤差が大きくなる。そのため、3気筒エンジンの制御では、エアフロセンサの使用が避けられている。
特開2008−242067号公報
しかしながら、本願発明者らは、3気筒エンジンの制御にエアフロセンサを用いることを検討している。3気筒エンジンの制御に限らず、エンジンの制御にエアフロセンサを用いるには、エアフロセンサの特性を保証するために、エアフロセンサの正常/異常を精度よく判定する必要がある。
本発明の目的は、吸入空気量センサの正常/異常を精度よく判定できる、異常判定装置を提供することである。
前記の目的を達成するため、本発明に係る吸入空気量センサの異常判定装置は、内燃機関の吸入空気量を検出する吸入空気量センサの異常を判定する装置であって、内燃機関の吸入空気温度および吸入空気圧、スロットル開度ならびに大気圧から内燃機関の吸入空気量を算出する算出手段と、算出手段によって算出される吸入空気量と吸入空気量センサによって検出される吸入空気量との差分が所定範囲を超えている場合、吸入空気量センサの異常を判定する判定手段とを含む。
この構成によれば、内燃機関の吸入空気温度、吸入空気圧、スロットル開度および大気圧から内燃機関の吸入空気量が算出される。そして、その算出された吸入空気量と吸入空気量センサによって検出される吸入空気量との差分が所定範囲を超えている場合、言い換えれば、吸入空気量センサによって検出される吸入空気量が吸入空気温度、吸入空気圧、スロットル開度および大気圧から算出される吸入空気量から所定以上離れている場合、吸入空気量センサの異常が判定される。
吸入空気温度、吸入空気圧、スロットル開度および大気圧の各検出値が正確であり、内燃機関の吸気管内に発生する負圧に外乱が生じていない状態では、吸入空気温度、吸入空気圧、スロットル開度および大気圧から内燃機関の吸入空気量を正確に算出することが可能である。したがって、その算出された吸入空気量と吸入空気量センサによって検出される吸入空気量との差分が所定範囲を超えている場合に吸入空気量センサが異常と判定することにより、吸入空気量センサの異常を精度よく判定することができる。その結果、正常な吸入空気量センサによって検出される吸入空気量に基づいて、低エミッション化および低燃費化を実現可能なエンジン制御を実行することができる。
本発明によれば、吸入空気量センサの異常を精度よく判定することができ、その結果、正常な吸入空気量センサによって検出される吸入空気量に基づいて、低エミッション化および低燃費化を実現可能なエンジン制御を実行することができる。
本発明の一実施形態に係る異常判定装置が用いられるエンジンおよびその給排気系を示す図である。 エアフロセンサの正常/異常を判定するための構成を示すブロック図である。 異常判定部が実行する判定処理の流れを示すフローチャートである。
以下では、本発明の実施の形態について、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
<エンジンの給排気系>
図1は、本発明の一実施形態に係る異常判定装置が用いられるエンジン11およびその給排気系を示す図である。
エンジン11の各気筒の吸気ポートには、インテークマニホールド12が接続されている。インテークマニホールド12には、外気がエアクリーナ13、吸気管14およびスロットルバルブ15をこの順に通過して取り込まれる。
インテークマニホールド12から各気筒に吸入される空気は、たとえば、エンジン11に配設されたインジェクタ(燃料噴射弁)から各気筒内に直接噴射された燃料と混合され、所定空燃比の混合気とされる。そして、エンジン11の各気筒に設けられた点火プラグがスパークすることにより混合気が燃焼する。
燃焼後の排ガスは、各気筒からエキゾーストマニホールド16に排出される。エキゾーストマニホールド16には、排気管17が接続されており、排ガスは、エキゾーストマニホールド16および排気管17を通過し、排気管17の途中に設けられた三元触媒18で有害成分であるCO、HC、NOxが浄化されて大気中に排出される。
また、EGRシステム21が付随して設けられている。EGRシステム21は、EGR通路22およびEGRバルブ23を含む。EGR通路22は、たとえば、排気管17に接続され、その他端がインテークマニホールド12に接続されている。EGRバルブ23は、EGR通路22の途中に介在されている。EGRバルブ23が開かれると、エンジン11から排出される排ガスの一部がEGR通路22を流通し、EGR通路22からインテークマニホールド12を介してエンジン11に還流される。EGR通路22を流通する排ガスの流量は、EGRバルブ23の開度により調整することができる。
吸気管14には、エアフロセンサ31が設けられている。エアフロセンサ31は、たとえば、熱式エアフロメータであり、吸気管14を流れる吸入空気量(吸気量)GAIRを検出し、また、吸気管14内の吸入空気温度(吸気温)Tを検出する。
インテークマニホールド12には、インテークマニホールド12内の圧力(インマニ圧)Pを検出するインマニ圧センサ32が設けられている。
また、大気圧Pを検出する大気圧センサ33が設けられている。
エアフロセンサ31、インマニ圧センサ32および大気圧センサ33の各検出信号は、マイコン(マイクロコントローラユニット)を含む構成のECU(Electronic Control Unit:電子制御ユニット)41に入力される。マイコンには、たとえば、CPU、ROMおよびRAM、データフラッシュ(フラッシュメモリ)などが内蔵されている。ECU41は、各種センサの検出信号から取得した情報などに基づいて、エンジン11の始動、停止および出力調整などのため、エンジン11に付随するインジェクタおよび点火プラグを制御し、また、スロットルバルブ15およびEGRバルブ23の開度を制御する。
<エアフロセンサの正常/異常判定>
図2は、エアフロセンサ31の正常/異常を判定するための構成を示すブロック図である。
ECU41は、プログラム処理によってソフトウエア的に実現される機能処理部として、流量計算部51、なまし部52,53および異常判定部54を備えている。これらの機能処理部の一部の機能は、論理回路などのハードウェアにより実現されてもよい。
流量計算部51は、エアフロセンサ31によって検出される吸気温T、インマニ圧センサ32によって検出されるインマニ圧(吸入空気圧)P、大気圧センサ33によって検出される大気圧Pおよびスロットルバルブ15における気体が通過する有効面積Aから、下記式(1)に従って、スロットルバルブ15を通過する空気量(吸気量)Mを算出する。有効面積Aは、スロットルバルブ15のスロットル開度から定まる。
Figure 0006890884
なまし部42は、流量計算部51により算出される吸気量Mの移動平均値であるなまし値を算出する。
なまし部43は、エアフロセンサ31によって検出される吸気量GAIRの移動平均値であるなまし値を算出する。
エアフロセンサ31、インマニ圧センサ32および大気圧センサ33の各位置が異なるため、吸気脈動による検出値の脈動の出方に差が生じるので、吸気量Mおよび吸気量GAIRがなまされることが好ましい。
異常判定部54は、なまし部42で算出された吸気量Mのなまし値(以下、「算出値」という。)となまし部43で算出された吸気量GAIRのなまし値(以下、「検出値」という。)とを比較して、エアフロセンサ31の正常/異常を判定する。
<判定処理>
図3は、異常判定部54が実行する判定処理の流れを示すフローチャートである。
判定処理では、まず、エアフロセンサ31、インマニ圧センサ32および大気圧センサ33が正常であるか否かが判別される(ステップS1)。
エアフロセンサ31、インマニ圧センサ32および大気圧センサ33のいずれかに異常がある場合(ステップS1のNO)、判定処理が終了される。
エアフロセンサ31、インマニ圧センサ32および大気圧センサ33のいずれにも異常がない場合(ステップS1のYES)、インテークマニホールド12に発生する負圧に対する外乱が小さいかどうかが判別される(ステップS2)。たとえば、EGRバルブ23が開かれている状態では、インテークマニホールド12に発生する負圧に対する外乱が大きい。また、ブレーキが踏まれると、ブレーキブースタに負圧が供給されるので、インテークマニホールド12に発生する負圧に対する外乱が大きくなる。
負圧に対する外乱が大きい場合には(ステップS2のNO)、判定処理が終了される。
エアフロセンサ31、インマニ圧センサ32および大気圧センサ33のすべてが正常であり(ステップS1のYES)、インテークマニホールド12に発生する負圧に対する外乱が小さい場合(ステップS2のYES)、すなわち、EGRバルブ23が閉じられ、ブレーキペダルが踏まれていない場合、算出値と検出値との差分が求められる(ステップS3)。
そして、その差分が所定範囲内であるか否かが判別される(ステップS4)。
算出値と検出値との差分が所定範囲内である場合(ステップS4のYES)、エアフロセンサ31が正常であると判定されて(ステップS5)、判定処理が終了される。
算出値と検出値との差分が所定範囲外である場合(ステップS4のNO)、エアフロセンサ31が異常であると判定されて(ステップS5)、判定処理が終了される。
<作用効果>
以上のように、エンジン11の吸気温(吸入空気温度)T、インマニ圧(吸入空気圧)P、有効面積Aおよび大気圧Pからエンジン11の吸気量Mが算出される。そして、その算出された吸気量Mのなまし値である算出値とエアフロセンサ31によって検出される吸気量GAIRのなまし値である検出値との差分が所定範囲を超えている場合、エアフロセンサ31の異常が判定される。
吸気温T、吸気圧P、有効面積Aおよび大気圧Pの各検出値が正確であり、エンジン11のインテークマニホールド12内に発生する負圧に外乱が生じていない状態では、吸気温T、吸気圧P、有効面積Aおよび大気圧Pからエンジン11の吸気量を正確に算出することが可能である。したがって、算出値と検出値との差分が所定範囲を超えている場合にエアフロセンサ31が異常と判定することにより、エアフロセンサ31の異常を精度よく判定することができる。その結果、正常なエアフロセンサ31によって検出される吸入空気量に基づいて、低エミッション化および低燃費化を実現可能なエンジン制御を実行することができる。
<変形例>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、他の形態で実施することもでき、前述の構成には、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
11:エンジン(内燃機関)
41:ECU(異常判定装置)
51:流量計算部(算出手段)
54:異常判定部(判定手段)

Claims (1)

  1. 内燃機関の吸入空気量を検出する吸入空気量センサの異常を判定する装置であって、
    前記内燃機関の吸入空気温度および吸入空気圧、スロットル開度ならびに大気圧から前記内燃機関の吸入空気量を算出する算出手段と、
    前記算出手段によって算出される算出吸入空気量の移動平均値と、前記吸入空気量センサによって検出される検出吸入空気量の移動平均値とをそれぞれ算出するなまし手段と、
    前記なまし手段によって算出される前記算出吸入空気量の移動平均値と前記検出吸入空気量の移動平均値との差分が所定範囲を超えている場合、前記吸入空気量センサの異常を判定する判定手段とを含む、異常判定装置。
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