JP6887899B2 - モータ装置の製造方法 - Google Patents

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    • H02K15/12Impregnating, heating or drying of windings, stators, rotors or machines

Description

本発明は、回転軸と、回転軸を回転させる駆動電流が供給される給電部材と、外部コネクタが接続され、給電部材に駆動電流を供給するコネクタ部材と、を備えたモータ装置の製造方法に関する。
従来、自動車等の車両に搭載されるパワーウィンドウ装置等の駆動源には、薄型の減速機構付きモータ(モータ装置)が採用されている。これにより、ドア内の幅狭空間に設置できるようにしている。このようなモータ装置は、例えば、特許文献1に記載されている。
特許文献1に記載されたモータ装置は、アーマチュア軸(回転軸)と、アーマチュア軸に対して交差する方向に延在された出力部材(出力軸)とを備えている。アーマチュア軸および出力部材は、ギヤケースに回転自在に設けられ、当該ギヤケースには、外部コネクタが接続されるコネクタ部材が装着されている。そして、コネクタ部材のコネクタ接続部(差込部)は、アーマチュア軸の軸方向に向けて開口されている。つまり、特許文献1に記載されたモータ装置のコネクタ接続部には、ドアの厚み方向と交差する車両の前後方向から外部コネクタが差し込まれる。
また、特許文献1に記載されたモータ装置では、回転センサ(センサ)が実装されたセンサ基板(基板)の実装面が、アーマチュア軸の軸方向に向けられている。これにより、コネクタ部材にインサート成形により埋設される複数のセンサ用導電部材(センサ用導電体)の一端および他端は、何れもアーマチュア軸の軸方向に向けられている。よって、センサ用導電部材の形状を比較的簡単な形状にでき、言い換えれば、立体的(3次元的)に複雑に折り曲げること無く、センサ用導電部材を成形することが可能である。
国際公開第2014/178329号
ところで、モータ装置のドア内への設置形態や、モータ装置の組付性向上の観点等から、外部コネクタの差し込み方向を、出力軸の軸方向に向けたいというニーズがある。しかしながら、上述の特許文献1に記載されたモータ装置では、このようなニーズには対応することができなかった。ここで、上述のようなニーズに対応する場合であっても、モータ装置の出力軸の軸方向に沿う厚み寸法が増大するのを抑える必要がある。
したがって、センサ用導電体を、3次元的に複雑に折り曲げて形成せざるを得なくなる。この場合、複数のセンサ用導電体は、それぞれ互いに近接配置されるため、互いに短絡することが無いようコネクタ部材を形成する必要がある。特に、複数のセンサ用導電体は、コネクタ部材にインサート成形により埋設されるが、これらの位置関係が乱れてしまうと、各センサ用導電体の一端および他端の位置がずれてしまい、外部コネクタや基板への接続が難しくなるという問題を生じ得る。
本発明の目的は、回転軸の軸方向と交差する方向に差込部を開口させても、その開口方向に沿うモータ装置の厚み寸法の増大が抑えられ、かつコネクタ部材の内部に複数のセンサ用導電体を精度良くそれぞれ配置可能としたモータ装置の製造方法を提供することにある。
本発明のモータ装置の製造方法では、回転軸と、前記回転軸を回転させる駆動電流が供給される給電部材と、外部コネクタが接続され、前記給電部材に前記駆動電流を供給するコネクタ部材と、を備えたモータ装置の製造方法であって、前記コネクタ部材は、前記回転軸の軸方向と交差する方向に開口され、前記外部コネクタが差し込まれる差込部と、前記回転軸の回転状態を検出するセンサが実装された基板を、その実装面が前記回転軸の軸方向に向くよう保持する基板保持部と、前記差込部と前記給電部材との間に設けられ、一端が前記差込部の内側に露出され、他端が前記給電部材に接続された複数の駆動用導電体と、前記差込部と前記基板との間に設けられ、一端が前記差込部の内側に露出され、他端が前記基板に接続された複数のセンサ用導電体と、を有し、前記複数のセンサ用導電体を前記差込部側および前記基板側でそれぞれ連結する第1連結部および第2連結部を備えた分離前導電体を形成し、当該分離前導電体を屈曲させて、前記第1連結部の延在方向を前記回転軸の軸方向に向け、前記第2連結部の延在方向を前記回転軸の軸方向と交差する方向に向ける導電体成形工程と、前記複数の駆動用導電体および前記分離前導電体を、別の製造工程で製造されかつ第1開口部が形成されたホルダ部材にセットし、前記第1連結部を前記第1開口部から外部に露出させた状態で前記複数の駆動用導電体および前記分離前導電体をそれぞれ所定の間隔となるよう前記ホルダ部材に保持させる導電体保持工程と、前記第1開口部に切断治具を臨ませて前記第1連結部を切断し、前記分離前導電体の前記差込部側を分離する第1分離工程と、前記複数の駆動用導電体,前記分離前導電体および前記ホルダ部材をインサート成形し、前記差込部を形成するとともに前記第2連結部を外部に露出させる第2開口部を有する前記基板保持部を形成するインサート成形工程と、前記第2開口部に切断治具を臨ませて前記第2連結部を切断し、前記分離前導電体の前記基板側を分離する第2分離工程と、を備える。
本発明の他の形態では、回転軸と、前記回転軸を回転させる駆動電流が供給される給電部材と、外部コネクタが接続され、前記給電部材に前記駆動電流を供給するコネクタ部材と、を備えたモータ装置の製造方法であって、前記コネクタ部材は、前記回転軸の軸方向と交差する方向に開口され、前記外部コネクタが差し込まれる差込部と、前記回転軸の回転状態を検出するセンサが実装された基板を、その実装面が前記回転軸の軸方向に向くよう保持する基板保持部と、前記差込部と前記給電部材との間に設けられ、一端が前記差込部の内側に露出され、他端が前記給電部材に接続された複数の駆動用導電体と、前記差込部と前記基板との間に設けられ、一端が前記差込部の内側に露出され、他端が前記基板に接続された複数のセンサ用導電体と、を有し、前記複数のセンサ用導電体を前記差込部側および前記基板側でそれぞれ連結する第1連結部および第2連結部を備えた分離前導電体を形成し、当該分離前導電体を屈曲させて、前記第1連結部の延在方向を前記回転軸の軸方向に向け、前記第2連結部の延在方向を前記回転軸の軸方向と交差する方向に向ける導電体成形工程と、前記複数の駆動用導電体および前記分離前導電体を、別の製造工程で製造されかつ第1開口部が形成されたホルダ部材にセットし、前記第1連結部を前記第1開口部から外部に露出させた状態で前記複数の駆動用導電体および前記分離前導電体をそれぞれ所定の間隔となるよう前記ホルダ部材に保持させる導電体保持工程と、前記第1開口部に切断治具を臨ませて前記第1連結部を切断し、前記分離前導電体の前記差込部側を分離する第1分離工程と、前記複数の駆動用導電体,前記分離前導電体および前記ホルダ部材をインサート成形し、前記第2連結部を外部に露出させる第2開口部を有する前記基板保持部を備えた一次成形品を形成する第1インサート成形工程と、前記第2開口部に切断治具を臨ませて前記第2連結部を切断し、前記分離前導電体の前記基板側を分離する第2分離工程と、前記差込部を備えた二次成形品をインサート成形により形成する第2インサート成形工程と、を備える。
本発明によれば、複数の駆動用導電体および複数のセンサ用導電体が、ホルダ部材に保持されるので、複数の駆動用導電体および複数のセンサ用導電体を、コネクタ部材に対して正規の位置に精度良く配置できる。したがって、3次元的に複雑に折り曲げられたセンサ用導電体を採用しつつ、これらを互いに近接配置することができ、差込部の開口方向に沿うモータ装置の厚み寸法の増大が抑えられる。コネクタ部材の製造過程において、ホルダ部材への装着後およびインサート成形後に、第1連結部および第2連結部を切断してセンサ用導電体を分離するので、複数のセンサ用導電体を、コネクタ部材に対して正規の位置により精度良く配置できる。
本発明に係るモータ装置を示す平面図である。 (a)はコネクタ部材を図1の紙面奥側から見た図,(b)はコネクタ部材を図1の矢印A方向から見た図である。 (a)はコネクタ部材を図2(a)の矢印B方向から見た図,(b)はコネクタ部材を図2(b)の矢印C方向から見た図である。 駆動用導電部材,センサ用導電部材,センサ基板およびメス型端子を示す斜視図である。 分離前導電部材を示す平面図である。 (a),(b)は、分離前導電部材を屈曲させた後の状態を示す斜視図である。 (a),(b)は、ホルダ部材の表側および裏側を示す斜視図である。 コネクタ部材の組み立て手順を説明するフローチャート図である。 [ホルダ部材への装着工程]を説明する説明図である。 [第1連結部の切断工程]を説明する説明図である。 [第1インサート成形工程]を説明する説明図である。 [第2インサート成形工程]および[第2連結部の切断工程]を説明する説明図である。 [部品組み付け工程]を説明する説明図である。 実施の形態2に係るコネクタ部材の組み立て手順を説明するフローチャート図である。
以下、本発明の実施の形態1について、図面を用いて詳細に説明する。
図1は本発明に係るモータ装置を示す平面図を、図2(a)はコネクタ部材を図1の紙面奥側から見た図,(b)はコネクタ部材を図1の矢印A方向から見た図を、図3(a)はコネクタ部材を図2(a)の矢印B方向から見た図,(b)はコネクタ部材を図2(b)の矢印C方向から見た図を、図4は駆動用導電部材,センサ用導電部材,センサ基板およびメス型端子を示す斜視図を、図5は分離前導電部材を示す平面図を、図6(a),(b)は分離前導電部材を屈曲させた後の状態を示す斜視図を、図7(a),(b)はホルダ部材の表側および裏側を示す斜視図をそれぞれ示している。
図1に示されるモータ装置10は、自動車等の車両に搭載されるパワーウィンドウ装置の駆動源に用いられ、ウィンドウガラスを昇降させるウィンドウレギュレータを駆動する。モータ装置10は、小型でありながら大きな出力が可能な減速機構付モータであり、車両のドア内に形成される幅狭のスペースに設置される。モータ装置10は、モータ部20とギヤ部40とを備え、これらのモータ部20およびギヤ部40は、複数の締結ねじ11(図示では2つのみ示す)により互いに連結されている。
モータ部20は、磁性材料よりなる鋼板をプレス加工等することで、有底筒状に形成されたモータケース21を備えている。モータケース21は、その断面形状が略小判形状(詳細図示せず)に形成されている。これにより、モータ部20を扁平形状として、モータ装置10をドア内の幅狭のスペースに設置できるようにしている。ここで、ギヤケース41においてもモータケース21の扁平形状に倣って扁平形状(詳細図示せず)となっている。
モータケース21の内側には、断面が略円弧形状に形成された複数のマグネット22(図示では2つのみ示す)が固定されている。また、これらのマグネット22の内側には、コイル23が巻装されたアーマチュア24が、所定の隙間を介して回転自在に設けられている。そして、モータケース21の開口側(図中右側)には、ブラシホルダ(給電部材)60が装着されている。このブラシホルダ60は、モータケース21の開口部分を閉塞している。
アーマチュア24の軸心には、アーマチュア軸(回転軸)26が固定されている。アーマチュア軸26は、モータ部20およびギヤ部40の双方を横切るようにして設けられている。具体的には、アーマチュア軸26の軸方向一側(図中左側)は、モータケース21内に配置され、アーマチュア軸26の軸方向他側(図中右側)は、ギヤケース41内に配置されている。
アーマチュア軸26の軸方向に沿う略中間部分で、かつアーマチュア24に近接する部位には、略筒状に形成されたコンミテータ27が固定されている。このコンミテータ27には、アーマチュア24に巻装されたコイル23の端部が電気的に接続されている。
コンミテータ27の外周部分には、ブラシホルダ60に保持された複数のブラシ28(図示では2つのみ示す)が摺接されている。これらのブラシ28は、ばね部材29により、コンミテータ27に向けて所定圧で弾性接触されている。これにより、図示しない車載コントローラから各ブラシ28に駆動電流を供給することで、アーマチュア24には回転力(電磁力)が発生する。よって、アーマチュア軸26が所定の回転数および回転トルクで回転される。
アーマチュア軸26の軸方向に沿う略中間部分で、かつコンミテータ27のアーマチュア24側とは反対側には、センサマグネット30が固定されている。センサマグネット30は、アーマチュア軸26の回転方向に沿って複数の極性を有するよう環状に形成されている。センサマグネット30は、アーマチュア軸26と一緒に回転される。したがって、アーマチュア軸26の回転に伴い、センサマグネット30の径方向外側に配置された回転センサ55に対する磁束線の状態が変化される。
アーマチュア軸26のセンサマグネット30よりも軸方向他側には、ウォームギヤ31が設けられている。ウォームギヤ31は略筒状に形成され、アーマチュア軸26に圧入により固定されている。ウォームギヤ31には、ギヤケース41内に回転自在に収容されたウォームホイール43の歯部43a(詳細図示せず)が噛み合わされている。これにより、ウォームギヤ31はギヤケース41内でアーマチュア軸26の回転により回転されて、その回転がウォームホイール43に伝達される。ここで、ウォームギヤ31およびウォームホイール43は減速機構SDを形成している。
モータケース21の底部側(図中左側)は段付形状に形成され、この部分にはモータケース21の本体部分よりも小径となった小径段部21cが設けられている。小径段部21cには、第1軸受部材32が設けられ、この第1軸受部材32は、アーマチュア軸26の軸方向一側を回転自在に支持している。
ギヤ部40は、ギヤケース41およびコネクタ部材50を備えている。ギヤケース41の図中奥側は開口され、当該開口部分は、略円盤状に形成されたギヤカバー42により閉塞されている。ギヤ部40を形成するギヤケース41は、樹脂材料により所定形状に形成され、モータケース21の開口側に複数の締結ねじ11により連結されている。
ギヤケース41内には、アーマチュア軸26に固定されたウォームギヤ31と、外周部分にウォームギヤ31に噛み合わされる歯部43aが設けられたウォームホイール43とが、それぞれ回転自在に収容されている。ここで、ウォームギヤ31は螺旋状に形成され、歯部43aはウォームホイール43の軸方向に向けて緩やかな傾斜角度で傾斜されている。これにより、ウォームギヤ31からウォームホイール43に対して滑らかな動力伝達が可能となっている。
ウォームホイール43の回転中心には、出力部材43bが設けられている。この出力部材43bは、ウィンドウレギュレータの被駆動部(図示せず)に動力伝達可能に接続される。つまり、アーマチュア軸26の回転は、減速機構SDにより減速されて高トルク化され、当該高トルク化された回転が出力部材43bからウィンドウレギュレータに出力される。
また、ギヤケース41内のアーマチュア軸26の軸方向他側に対応する部分には、第2軸受部材44が設けられている。この第2軸受部材44は、アーマチュア軸26の軸方向他側を回転自在に支持している。さらに、ギヤケース41内のアーマチュア軸26のセンサマグネット30とウォームギヤ31との間の部分には、第3軸受部材45が設けられている。この第3軸受部材45は、アーマチュア軸26の軸方向に沿う略中間部分を回転自在に支持している。
ギヤケース41の側方部分(図中上側)には、コネクタ部材組付孔41aが設けられている。コネクタ部材組付孔41aには、コネクタ部材50が差し込まれて固定され、その軸心となる差込軸心は、アーマチュア軸26の軸心および出力部材43bの軸心の双方と直交する方向に延在されている。
すなわち、図1に示されるように、コネクタ部材50は、コネクタ部材組付孔41aに対して、「X軸方向」および「Z軸方向」の双方と直交する「Y軸方向」から差し込まれるようになっている。ここで、「X軸方向」はモータ装置10の縦幅方向を、「Y軸方向」はモータ装置10の横幅方向を、「Z軸方向」はモータ装置10の厚み方向を、それぞれ示している。
また、ギヤケース41には、3つの固定部41dが設けられている。これらの固定部41dは、出力部材43bを囲うようにしてギヤケース41の周囲にそれぞれ配置されている。そして、これらの固定部41dには、モータ装置10を車両のドア内に固定するための固定ボルト(図示せず)がそれぞれ装着される。
このように、3つの固定部41dを、出力部材43bを囲うように分散して配置することで、幅狭のドア内でモータ装置10をバランス良く支持可能としている。これにより、モータ装置10に高負荷が掛かった場合でも、モータ装置10がドア内でガタつくのを効果的に防止することができる。
図2および図3に示されるように、コネクタ部材50は、プラスチック等の樹脂材料を射出成形することで所定形状に形成されている。具体的には、コネクタ部材50は、ギヤケース41に組み付けられる組み付け部51と、外部コネクタ(図示せず)が差し込まれるコネクタ接続部(差込部)52と、を備えている。そして、コネクタ部材50の組み付け部51側がブラシホルダ60に接続され、これにより外部コネクタからの駆動電流がブラシホルダ60に供給される。
組み付け部51は、略円柱形状に形成された組付本体51aを備えており、当該組付本体51aの周囲にはキャップ部51bが設けられている。組付本体51aは、コネクタ部材組付孔41a(図1参照)に差し込まれる部分となっている。一方、キャップ部51bは、ギヤケース41の側方部分に、一対の固定ねじS(図1参照)で固定される部分となっている。
そして、組付本体51aをコネクタ部材組付孔41aに差し込んだ状態で、組付本体51aとコネクタ部材組付孔41aとの間には、Oリング53(図3(a)参照)が挟持される。つまり、Oリング53は、弾性変形された状態で、組付本体51aおよびコネクタ部材組付孔41aの双方に密着される。なお、Oリング53は、シール部材として機能する部品であり、ゴム等よりなる汎用のOリングが用いられる。
組付本体51aの軸心は、コネクタ部材50の差込軸心に一致しており、組付本体51aの軸方向に沿うコネクタ接続部52側とは反対側(図2中下側)には、略直方体形状に形成されたケース部51cが一体に設けられている。このケース部51cは、差込軸心の軸方向(Y軸方向)に延在されており、基板保持部51dと端子収容部51eとから形成されている。そして、図2(a)に示されるように、基板保持部51dおよび端子収容部51eは、アーマチュア軸26(図1参照)の軸方向(X軸方向)に互いに重ねられている。
基板保持部51dは、センサ基板(基板)54を保持している。センサ基板54は、例えばフェノール樹脂等により略長方形形状に形成され、当該センサ基板54の短手方向(図2(b)の左右方向)に沿う中央部分には、回転センサ55(破線部分)が実装されている。すなわち、センサ基板54の実装面は、アーマチュア軸26の軸方向(X軸方向)に向けられている。
ここで、回転センサ55は本発明におけるセンサを構成している。回転センサ55は、センサマグネット30(図1参照)の径方向外側に配置され、センサマグネット30の磁束線の向きやその変化を捉える磁気センサとなっている。これにより回転センサ55は、アーマチュア軸26の回転状態、つまりアーマチュア軸26の回転方向や回転速度を検出する。具体的には、回転センサ55は、センサ素子としての磁気抵抗素子(MR素子)備え、さらには巨大磁気抵抗効果現象(Giant Magneto Resistance Effect)を応用したGMRセンサとなっている。
また、図2(b)に示されるように、基板保持部51dの基端側(図中上側)には、ケース開口部51fが形成されている。このケース開口部51fは、本発明における第2開口部を構成しており、コネクタ部材50の製造過程において、分離前導電部材WKの第2連結部JT2を、外部に露出させるようになっている(図11および図12参照)。
コネクタ接続部52は、略箱形状に形成され、当該コネクタ接続部52は、出力部材43bの軸方向(Z軸方向)に開口されている。そして、コネクタ接続部52の底部52a側は、首部52bを介して組付本体51aに一体化されている。具体的には、首部52bは、組付本体51aの軸心に対して、出力部材43bの軸方向にオフセットされた位置に配置されている。
これにより、図3(b)に示されるように、コネクタ部材50を差込軸心の軸方向(Y軸方向)から見たときに、コネクタ接続部52は、組付本体51aから大きくはみ出さないようになっている。よって、モータ装置10の厚み方向にコネクタ部材50が大きく突出されるのを防止して、モータ装置10の厚み方向への寸法増大が抑えられている。
このように、コネクタ部材50の基板保持部51dは、センサ基板54の実装面をアーマチュア軸26の軸方向(X軸方向)に向けるように設けられている。また、コネクタ部材50の組付本体51aは、その軸方向寸法が詰められた薄肉の略円柱形状に形成されている。さらに、コネクタ部材50の首部52bは、組付本体51aの軸心から、出力部材43bの軸方向(Z軸方向)にオフセットした位置に設けられている。また、コネクタ部材50のコネクタ接続部52は、組付本体51aから大きくはみ出ること無く、出力部材43bの軸方向(Z軸方向)に開口されている。
このように、コネクタ部材50は、3次元的(立体的)に複雑な形状に形成され、モータ装置10が大型化するのを防止している。そして、このように複雑な形状とされたコネクタ部材50の内部には、図4に示されるような一対の駆動用導電部材(駆動用導電体)56a,56bおよび4つのセンサ用導電部材(センサ用導電体)57a,57b,57c,57d(合計6本)が、互いに干渉(短絡)すること無く、それぞれインサート成形により埋設されている。
コネクタ部材50を形成するコネクタ接続部52の内側には、一対の駆動用導電部材56a,56bの一端および4つのセンサ用導電部材57a〜57dの一端が露出されている。
すなわち、これらの導電部材56a,56b,57a〜57d(合計6本)の一端は、外部コネクタに電気的に接続される。ここで、図4においては、一対の駆動用導電部材56a,56bと4つのセンサ用導電部材57a〜57dとを区別し易くするために、一対の駆動用導電部材56a,56bに網掛けを施している。
一対の駆動用導電部材56a,56bの他端には、メス型端子T(図4および図13参照)がそれぞれ装着され、これらのメス型端子Tは、端子収容部51e(図3(a)参照)に収容されている。そして、端子収容部51eに収容された一対のメス型端子Tは、ブラシホルダ60に設けられた一対のオス型端子(図示せず)に電気的に接続される。
このように、一対の駆動用導電部材56a,56bは、コネクタ接続部52とブラシホルダ60との間に設けられている。これにより、外部コネクタからの駆動電流が、ブラシホルダ60の各ブラシ28に供給される。
さらに、4つのセンサ用導電部材57a〜57dの他端は、センサ基板54にはんだ付け等の接続手段(図示せず)により電気的に接続されている。つまり、4つのセンサ用導電部材57a〜57dは、コネクタ接続部52とセンサ基板54との間に設けられている。これにより、回転センサ55の検出信号が、4つのセンサ用導電部材57a〜57dおよび外部コネクタを介して、車載コントローラに送出される。
一対の駆動用導電部材56a,56bは、それぞれ黄銅等の導電性に優れた金属板を所定形状に打ち抜いて、かつその板厚方向に複数回屈曲させることで、略鉤状に形成されている。
具体的には、一対の駆動用導電部材56a,56bは、端子収容部51eに収容される第1駆動用導電部56a1,56b1と、組付本体51aに埋設される第2駆動用導電部56a2,56b2と、首部52bに埋設される第3駆動用導電部56a3,56b3と、コネクタ接続部52の内側に露出される第4駆動用導電部56a4,56b4と、を備えている。
そして、第1駆動用導電部56a1,56b1と第2駆動用導電部56a2,56b2との間、第2駆動用導電部56a2,56b2と第3部駆動用導電部56a3,56b3との間、第3駆動用導電部56a3,56b3と第4駆動用導電部56a4,56b4との間には、それぞれ90度に屈曲された駆動側屈曲部R1が設けられている。
また、第1駆動用導電部56a1,56b1の板厚方向は、アーマチュア軸26の軸方向(X軸方向)に一致されている。これにより、端子収容部51e(ケース部51c)のアーマチュア軸26の軸方向に沿う厚み寸法の増大が抑制されている。
さらに、第2駆動用導電部56a2,56b2の板厚方向は、コネクタ部材50の差込軸心の軸方向(Y軸方向)に一致されている。これにより、コネクタ部材50のモータ装置10の横幅方向に沿う厚み寸法(コネクタ部材50の高さ寸法)の増大が抑制されている。
また、第3駆動用導電部56a3,56b3の板厚方向は、アーマチュア軸26の軸方向(X軸方向)に一致されている。これにより、首部52bのアーマチュア軸26の軸方向に沿う厚み寸法の増大が抑制されている。
さらに、第4駆動用導電部56a4,56b4の板厚方向は、コネクタ部材50の差込軸心の軸方向(Y軸方向)に一致されている。これにより、コネクタ部材50のモータ装置10の横幅方向に沿う厚み寸法(コネクタ部材50の高さ寸法)の増大が抑制されている。
4つのセンサ用導電部材57a〜57dは、それぞれ黄銅等の導電性に優れた金属板を所定形状に打ち抜き、かつその板厚方向に複数回屈曲させることで、略鉤状に形成されている。
具体的には、4つのセンサ用導電部材57a〜57dは、センサ基板54に電気的に接続される第1センサ用導電部57a1〜57d1と、組付本体51aに埋設される第2センサ用導電部57a2〜57d2と、首部52bに埋設される第3センサ用導電部57a3〜57d3と、コネクタ接続部52の内側に露出される第4センサ用導電部57a4〜57d4と、を備えている。
そして、第1センサ用導電部57a1〜57d1と第2センサ用導電部57a2〜57d2との間、第2センサ用導電部57a2〜57d2と第3センサ用導電部57a3〜57d3との間、第3センサ用導電部57a3〜57d3と第4センサ用導電部57a4〜57d4との間には、それぞれ90度に屈曲されたセンサ側屈曲部R2が設けられている。
ただし、第1センサ用導電部57a1〜57d1の長手方向に沿う略中央部分には、第1段付部D1が設けられている(図6参照)。これにより、第1センサ用導電部57a1〜57d1の他端が、センサ基板54に導かれる。また、第3センサ用導電部57b3の長手方向に沿う略中央部分には、第2段付部D2が設けられている(図6参照)。これにより、当該第2段付部D2が埋設される首部52bが補強される。
第1センサ用導電部57a1〜57d1および第2センサ用導電部57a2〜57d2は、その断面が略正方形形状の細長い棒状とされ、これにより、コネクタ部材50が大型化するのを抑えつつ、屈曲させ易くしている。なお、4つのセンサ用導電部材57a〜57dには、駆動電流(大電流)では無く、センサ信号(微弱電流)が流れる。そのため、4つのセンサ用導電部材57a〜57dは、ある程度の剛性を有していれば、図示のような細長い棒状で何ら問題無い。
また、第3センサ用導電部57a3〜57d3の板厚方向は、出力部材43bの軸方向(Z軸方向)に一致されている。これにより、首部52bの出力部材43bの軸方向に沿う厚み寸法の増大が抑制されている。
さらに、第4センサ用導電部57a4〜57d4の板厚方向は、コネクタ部材50の差込軸心の軸方向(Y軸方向)に一致されている。これにより、コネクタ部材50のモータ装置10の横幅方向に沿う厚み寸法(コネクタ部材50の高さ寸法)の増大が抑制されている。
ここで、コネクタ接続部52の内部では、合計6本の導電部材56a,56b,57a〜57dの一端が、「X軸方向」に3本(3段)並べられるとともに「Y軸方向」に2本(2列)並べられている。これによっても、コネクタ部材50のモータ装置10の横幅方向に沿う厚み寸法(コネクタ部材50の高さ寸法)の増大が抑制されている。
4つのセンサ用導電部材57a〜57dは、図5に示されるような形状の分離前導電部材(分離前導電体)WKを、それぞれ4つに分離して形成される。ただし、4つのセンサ用導電部材57a〜57dに分離する分離作業は、一対の駆動用導電部材56a,56b(図4参照)および分離前導電部材WKをそれぞれインサート成形した後に完了する。なお、コネクタ部材50の組み立て手順については、後で詳述する。
図5に示される分離前導電部材WKは、屈曲させる前の状態を示しており、黄銅等の導電性に優れた金属板を打ち抜いて形成される。ここで、図中太実線は「山折り」に屈曲される部分を示し、図中太破線は「谷折り」に屈曲される部分を示している。
分離前導電部材WKの一端側(図中上側)には、4つのセンサ用導電部材57a〜57dを連結する第1連結部JT1(網掛部分)が設けられている。具体的には、第1連結部JT1は、第3センサ用導電部57a3〜57d3の第4センサ用導電部57a4〜57d4寄りの部分をそれぞれ連結している。
一方、分離前導電部材WKの他端側(図中下側)には、4つのセンサ用導電部材57a〜57dを連結する第2連結部JT2(網掛部分)が設けられている。具体的には、第2連結部JT2は、第1センサ用導電部57a1〜57d1の長手方向他端側(センサ基板54側)の部分をそれぞれ連結している。
このように、第1連結部JT1および第2連結部JT2を設けることで、コネクタ部材50をインサート成形する際に、3次元的に複雑に折り曲げられてかつ互いに近接配置される4つのセンサ用導電部材57a〜57dを、ずれること無く精度良く正規の位置に位置決め可能としている。ただし、第1連結部JT1および第2連結部JT2(網掛部分)は、コネクタ部材50の製造過程において、4つのセンサ用導電部材57a〜57dの位置決めを終えた後に、切断して取り除かれる。
また、第1連結部JT1および第2連結部JT2を、それぞれ第4センサ用導電部57a4〜57d4の近傍および第1センサ用導電部57a1〜57d1に配置することで、特に、外部コネクタが接続される第4センサ用導電部57a4〜57d4の部分およびセンサ基板54が接続される第1センサ用導電部57a1〜57d1の部分の位置精度を向上させている。したがって、外部コネクタの接続を容易にしつつ、センサ基板54への接続作業を容易にすることができる。
なお、図5に示される基準線BD(合計3箇所)は、第1センサ用導電部57a1〜57d1と第2センサ用導電部57a2〜57d2との間,第2センサ用導電部57a2〜57d2と第3センサ用導電部57a3〜57d3との間,第3センサ用導電部57a3〜57d3と第4センサ用導電部57a4〜57d4との間の「境界部分」を示している。
分離前導電部材WKは、「山折り」および「谷折り」の目印(太実線および太破線)に倣って屈曲させると、図6に示された状態になる。すなわち、分離前導電部材WKの長手方向に沿う一端と他端との間には、直角に折り曲げられた複数のセンサ側屈曲部R2と、第1センサ用導電部57a1〜57d1の部分に第1段付部D1と、第3センサ用導電部57b3の部分に第2段付部D2と、が形成される。
そして、折り曲げられた後の分離前導電部材WKを、モータ装置10の縦幅方向(アーマチュア軸26の軸方向で「X軸方向」),モータ装置10の横幅方向(コネクタ部材50の差込軸心の軸方向で「Y軸方向」),モータ装置10の厚み方向(出力部材43bの軸方向で「Z軸方向」)を基準に配置すると、第1連結部JT1の延在方向は、アーマチュア軸26の軸方向(X軸方向)に向けられている。また、第2連結部JT2の延在方向は、出力部材43bの軸方向(Z軸方向)に向けられている。
また、図6を参照すると、4つのセンサ用導電部材57a〜57dの長手方向一端側は、第4センサ用導電部57a4〜57d4の部分では、第4センサ用導電部57b4を除く他の第4センサ用導電部57a4,57c4,57d4が、アーマチュア軸26の軸方向(X軸方向)に並べられ、第3センサ用導電部57a3〜57d3の部分では、第3センサ用導電部57a3〜57d3の全てが、アーマチュア軸26の軸方向(X軸方向)に並べられている。
さらに、4つのセンサ用導電部材57a〜57dの長手方向他端側は、第1センサ用導電部57a1〜57d1の全てが、アーマチュア軸26の軸方向と交差する方向である、出力部材43bの軸方向(Z軸方向)に並べられている。
また、4つのセンサ用導電部材57a〜57dの長手方向に沿う一端と他端との間で、第2センサ用導電部57a2〜57d2の部分では、以下のように並べられている。
具体的には、図5に示されるように、第2センサ用導電部57a2〜57d2の部分において、各センサ用導電部材57a〜57dの長手方向一端側寄りを第1中間部C1とし、各センサ用導電部材57a〜57dの長手方向他端側寄りを第2中間部C2とする。すると、図6(b)に示されるように、第1中間部C1の全てが、アーマチュア軸26の軸方向(X軸方向)に並べられ、第2中間部C2の全てが、アーマチュア軸26の軸方向と交差する方向である、出力部材43bの軸方向(Z軸方向)に並べられている。
次に、コネクタ部材50の製造過程において、一対の駆動用導電部材56a,56bおよび分離前導電部材WK(4つのセンサ用導電部材57a〜57d)を、それぞれ所定の間隔となるよう保持して、互いに短絡させないようにするホルダ部材70について説明する。
なお、ホルダ部材70は、コネクタ部材50の製造過程において、インサート成形によりコネクタ部材50の内部に埋設されるようになっている。
図7に示されるように、ホルダ部材70は、プラスチック等の樹脂材料を射出成形等することで、略四角形の平板状に形成されている。ホルダ部材70は表面71と裏面72とを備え、表面71と裏面72との間には、一対の駆動用導電部材56a,56bの第4駆動用導電部56a4,56b4と、4つのセンサ用導電部材57a〜57dの第4センサ用導電部57a4〜57d4と、がそれぞれ挿通される合計6つの挿通孔73が設けられている。
ホルダ部材70の中央寄りの部分には、略長方形形状に形成されたホルダ開口部74が形成されている。このホルダ開口部74は、本発明における第1開口部を構成しており、ホルダ部材70に分離前導電部材WKを組み付けた状態で、分離前導電部材WKの第1連結部JT1を、外部に露出させるようになっている(図10参照)。
また、ホルダ部材70の表面71側で、かつホルダ開口部74の挿通孔73側とは反対側には、4つのセンサ用導電部材57a〜57dの第3センサ用導電部57a3〜57d3における第2センサ用導電部57a2〜57d2寄りの部分を支持する第1支持部75が設けられている。第1支持部75は、第3センサ用導電部57a3〜57d3における第2センサ用導電部57a2〜57d2寄りの部分を、互いに短絡しないように所定間隔で保持するようになっている。
さらに、ホルダ部材70の表面71側で、かつホルダ開口部74の挿通孔73側には、一対の第2支持部76が設けられている。これらの第2支持部76は、センサ用導電部材57dの第3センサ用導電部57d3における第2段付部D2を保持するようになっている。
また、ホルダ部材70の表面71側で、かつホルダ開口部74の周囲には、第3支持部77が設けられている。この第3支持部77は、4つのセンサ用導電部材57a〜57dの第3センサ用導電部57a3〜57d3を保持するようになっている。
さらに、ホルダ部材70の表面71側で、かつホルダ開口部74の長手方向両側には、第1支持溝78aおよび第2支持溝78bが設けられている。そして、第1支持溝78aには一方の駆動用導電部材56a(図4参照)が装着され、第2支持溝78bには他方の駆動用導電部材56b(図4参照)が装着されるようになっている。
これにより、ホルダ部材70に、一対の駆動用導電部材56a,56bおよび4つのセンサ用導電部材57a〜57dを装着することで、これらの導電部材56a,56b,57a〜57d(合計6本)を、それぞれ精度良く位置決めされた状態にできる。よって、ホルダ部材70を装着した後に行われる「インサート成形工程」において、各導電部材56a,56b,57a〜57dに位置ずれ等の不具合が発生することが、確実に防止される。
次に、以上のように形成されたモータ装置10の製造方法、特に、コネクタ部材50の組み立て手順について、図面を用いて詳細に説明する。
図8はコネクタ部材の組み立て手順を説明するフローチャート図を、図9は[ホルダ部材への装着工程]を説明する説明図を、図10は[第1連結部の切断工程]を説明する説明図を、図11は[第1インサート成形工程]を説明する説明図を、図12は[第2インサート成形工程]および[第2連結部の切断工程]を説明する説明図を、図13は[部品組み付け工程]を説明する説明図を、図14は実施の形態2に係るコネクタ部材の組み立て手順を説明するフローチャート図をそれぞれ示している。
[分離前導電部材の製造工程]
図8に示されるように、まず、ステップS1において、分離前導電部材WK(図5および図6参照)を製造する。具体的には、プレス成形装置(図示せず)を用いて、材料となる黄銅等の導電性に優れた金属板を打ち抜く。これにより、4つのセンサ用導電部材57a〜57dをコネクタ接続部52側およびセンサ基板54側でそれぞれ連結する第1連結部JT1および第2連結部JT2を備えた分離前導電部材WKが形成される。
次いで、分離前導電部材WKを複数回屈曲させる作業を行う。これにより、図6に示されるような分離前導電部材WKが形成される。このステップS1での屈曲作業により、図6に示されるように、第1連結部JT1の延在方向がアーマチュア軸26の軸方向(X軸方向)に向けられ、第2連結部JT2の延在方向がアーマチュア軸26の軸方向と交差する方向である、出力部材43bの軸方向(Z軸方向)に向けられる。
これにより、分離前導電部材の製造工程(ステップS1)が完了する。
なお、ステップS1における分離前導電部材の製造工程は、本発明における導電体成形工程を構成している。
また、分離前導電部材の製造工程では、金属板(材料)を一気に打ち抜いた後に、屈曲作業を行うようにしても良いし、屈曲作業を行いつつ、徐々に金属板を打ち抜くようにしても良い。
[ホルダ部材への装着工程]
続くステップS2(図8参照)では、図9に示されるように、ステップS1で形成された分離前導電部材WKと、別の製造工程で製造された一対の駆動用導電部材56a,56bとを、それぞれ別の製造工程で製造されたホルダ部材70にセットする作業を行う。具体的には、一対の駆動用導電部材56a,56bの第4駆動用導電部56a4,56b4の先端部と、4つのセンサ用導電部材57a〜57dの第4センサ用導電部57a4〜57d4の先端部とを、矢印M1に示されるように、ホルダ部材70の表面71側(紙面奥側)から6つの挿通孔73にそれぞれ挿通させる。
すると、第1支持部75によって、第3センサ用導電部57a3〜57d3における第2センサ用導電部57a2〜57d2寄りの部分(図6(b)参照)が、所定間隔を持って保持される。
また、一対の第2支持部76(図7(a)参照)によって、センサ用導電部材57dの第3センサ用導電部57d3における第2段付部D2(図6(b)参照)が保持される。
さらに、第3支持部77(図7(a)参照)によって、4つのセンサ用導電部材57a〜57dの第3センサ用導電部57a3〜57d3(図6(b)参照)が保持される。
また、第1支持溝78aおよび第2支持溝78b(図7(a)参照)に対して、一対の駆動用導電部材56a,56bがそれぞれ装着される。
したがって、一対の駆動用導電部材56a,56bおよび分離前導電部材WKが、それぞれ所定の間隔となるよう(短絡しないよう)ホルダ部材70に保持されて、ホルダ開口部74から分離前導電部材WKの第1連結部JT1が、外部に露出される(図10参照)。
これにより、ホルダ部材への装着工程(ステップS2)が完了する。
なお、ステップS2におけるホルダ部材への装着工程は、本発明における導電体保持工程を構成している。
[第1連結部の切断工程]
続くステップS3(図8参照)では、図10に示されるように、ホルダ部材70に組み付けられた分離前導電部材WKの第1連結部JT1を切断する作業を行う。具体的には、ホルダ開口部74に対して、矢印M2の方向から切断治具(図示せず)を臨ませて、第1連結部JT1(網掛け部分)を取り除く作業を行う。この第1連結部JT1を取り除く作業は、3箇所同時に行われる。
これにより、分離前導電部材WKのコネクタ接続部52側(第4センサ用導電部57a4〜57d4側)が分離される。より具体的には、4つのセンサ用導電部材57a〜57dの第3センサ用導電部57a3〜57d3(図6(b)参照)の部分がそれぞれ分離されて、互いに電気的に独立された状態(互いに短絡しない状態)となる。
これにより、第1連結部の切断工程(ステップS3)が完了する。
なお、ステップS3における第1連結部の切断工程は、本発明における第1分離工程を構成している。
[第1インサート成形工程]
続くステップS4(図8参照)では、図11に示されるように、一対の駆動用導電部材56a,56b,分離前導電部材WK(第1連結部JT1を取り除いたもの)およびホルダ部材70(図11では図示省略)をインサート成形する。これにより、一対の駆動用導電部材56a,56b,分離前導電部材WKおよびホルダ部材70の周囲に、一次成形樹脂部品(一次成形品)PP1が成形される。このとき、一対の駆動用導電部材56a,56bおよび分離前導電部材WKは、ホルダ部材70によって正規の位置に位置決めされた状態で保持されているため、一対の駆動用導電部材56a,56bおよび分離前導電部材WKには、位置ずれ等の不具合が生じることは無い。
そして、一次成形樹脂部品PP1を成形することで、基板保持部51dおよび端子収容部51eからなるケース部51cが形成される。よって、基板保持部51dの基端側(図中左側)には、分離前導電部材WKの第2連結部JT2を、外部に露出させるケース開口部51fが形成される。ここで、基板保持部51dの部分では、4つのセンサ用導電部材57a〜57dの第1センサ用導電部57a1〜57d1が露出されている。
これにより、第1インサート成形工程(ステップS4)が完了する。
[第2インサート成形工程]
続くステップS5(図8参照)では、図12に示されるように、一対の駆動用導電部材56a,56b,分離前導電部材WK(第1連結部JT1を取り除いたもの)およびホルダ部材70(図12では図示省略)を含む一次成形樹脂部品PP1をインサート成形する。これにより、一次成形樹脂部品PP1の周囲の一部に、二次成形樹脂部品(二次成形品)PP2が成形される。なお、二次成形樹脂部品PP2は、ケース部51cの部分を外部に露出させた状態のままとする。
そして、二次成形樹脂部品PP2を成形することで、組み付け部51およびコネクタ接続部52が形成される。よって、コネクタ接続部52の内側に、一対の駆動用導電部材56a,56bの第4駆動用導電部56a4,56b4と、4つのセンサ用導電部材57a〜57dの第4センサ用導電部57a4〜57d4とが露出される。
これにより、第2インサート成形工程(ステップS5)が完了する。
ここで、図8に示されるステップS4の[第1インサート成形工程](網掛け部分)およびステップS5の[第2インサート成形工程](網掛け部分)は、本発明におけるインサート成形工程を構成している。
[第2連結部の切断工程]
続くステップS6(図8参照)では、図12に示されるように、一次成形樹脂部品PP1に埋設された分離前導電部材WKの第2連結部JT2を切断する作業を行う。具体的には、ケース開口部51fに対して、矢印M3の方向から切断治具(図示せず)を臨ませて、第2連結部JT2(網掛け部分)を取り除く作業を行う。この第2連結部JT2を取り除く作業は、3箇所同時に行われる。
これにより、分離前導電部材WKのセンサ基板54(図2(b)参照)側(第1センサ用導電部57a1〜57d1側)が分離される。よって、第1センサ用導電部57a1〜57d1の部分が、互いに電気的に独立された状態(互いに短絡しない状態)となり、4つのセンサ用導電部材57a〜57dが、その全域において完全に分離される。
これにより、第2連結部の切断工程(ステップS6)が完了して、コネクタ部材50が完成する。
なお、ステップS6における第2連結部の切断工程は、本発明における第2分離工程を構成している。
[部品組み付け工程]
続くステップS7(図8参照)では、図13に示されるように、コネクタ部材50に、部品としての一対のメス型端子T,センサ基板54およびOリング53を組み付ける作業を行う。
まず、矢印M4に示されるように、一対のメス型端子Tを端子収容部51eに臨ませて、当該端子収容部51eの内部に差し込む。すると、一対のメス型端子Tが端子収容部51eの内部に収容され、かつ一対のメス型端子Tの長手方向一側(図中左側)が一対の駆動用導電部材56a,56bの第1駆動用導電部56a1,56b1(図4参照)に装着される。
次いで、矢印M5に示されるように、センサ基板54の回転センサ55が実装された側の面を、4つのセンサ用導電部材57a〜57dの第1センサ用導電部57a1〜57d1に臨ませる。そして、センサ基板54に設けられた4つのスルーホールTHに、第1センサ用導電部57a1〜57d1を装着し、はんだ付け等の接続手段(図示せず)によりこれらを電気的に接続する。これにより、センサ基板54が基板保持部51dに保持される。
その後、矢印M6に示されるように、Oリング53を、一対のメス型端子Tの装着方向と同じ方向から、組み付け部51の組付本体51aに臨ませる。そして、組付本体51aの周囲にOリング53を圧入して嵌合させる。
これにより、部品組み付け工程(ステップS7)が完了する。
以上詳述したように、実施の形態1によれば、一対の駆動用導電部材56a,56bおよび4つのセンサ用導電部材57a〜57dが、ホルダ部材70に保持されるので、一対の駆動用導電部材56a,56bおよび4つのセンサ用導電部材57a〜57dを、コネクタ部材50に対して正規の位置に精度良く配置できる。
したがって、3次元的に複雑に折り曲げられた4つのセンサ用導電部材57a〜57dを採用しつつ、これらを互いに近接配置することができ、コネクタ接続部52の開口方向に沿うモータ装置10の厚み寸法の増大が抑えられる。
コネクタ部材50の製造過程において、ホルダ部材70への装着後およびインサート成形後に、第1連結部JT1および第2連結部JT2を切断して4つのセンサ用導電部材57a〜57dを分離するので、これら4つのセンサ用導電部材57a〜57dを、コネクタ部材50に対して正規の位置により精度良く配置できる。
次に、本発明の実施の形態2について、図面を用いて詳細に説明する。なお、上述した実施の形態1と同様の機能を有する部分については同一の記号を付し、その詳細な説明を省略する。
図14は実施の形態2に係るコネクタ部材の組み立て手順を説明するフローチャート図を示している。
実施の形態2では、コネクタ部材50の組み立て手順の一部のみが、実施の形態1に比して異なっている。具体的には、実施の形態2では、実施の形態1(図8参照)に比して、図14の破線矢印に示されるように、ステップS5の[第2インサート成形工程](網掛け部分)と、ステップS6の[第2連結部の切断工程]と、を入れ換えて作業する点のみが異なっている。
より具体的には、実施の形態2では、図11の矢印M7で示されるように、図14のステップS4の[第1インサート成形工程](網掛け部分)を終えた後の段階で、第2連結部JT2を取り除く作業、つまりステップS6の[第2連結部の切断工程]を実施する。
以上のように構成される実施の形態2においても、上述した実施の形態1と同様の作用効果を奏することができる。
本発明は上記各実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。例えば、上記各実施の形態では、図1に示されるように、コネクタ接続部52の開口方向が、出力部材43bがある側とは反対側(紙面奥側)であるものを示したが、本発明はこれに限らず、コネクタ接続部52の開口方向が、出力部材43bがある側(紙面手前側)であるものにも適用することができる。
また、上記各実施の形態では、回転センサ55に、センサマグネット30が形成する磁束線に反応する1つのGMRセンサを採用したものを示したが、本発明はこれに限らず、安価なMRセンサを複数用いても良いし、他の磁気センサ(ホールIC等)を用いても良い。
さらに、上記各実施の形態では、モータ装置10を、車両に搭載されるパワーウィンドウ装置の駆動源に用いた場合を示したが、本発明はこれに限らず、サンルーフ装置等の他の装置の駆動源にも用いることができる。
また、上記各実施の形態では、モータ部20に、ブラシ付の電動モータを採用したものを示したが、本発明はこれに限らず、回転軸を有するブラシレスの電動モータ等をモータ部に採用しても良い。この場合、給電部材としてのブラシホルダに換えて、給電部材としてのバスバーユニット(集電装置)が採用される。
その他、上記各実施の形態における各構成要素の材質,形状,寸法,数,設置箇所等は、本発明を達成できるものであれば任意であり、上記各実施の形態に限定されない。
10 モータ装置
11 締結ねじ
20 モータ部
21 モータケース
21c 小径段部
22 マグネット
23 コイル
24 アーマチュア
26 アーマチュア軸(回転軸)
27 コンミテータ
28 ブラシ
29 ばね部材
30 センサマグネット
31 ウォームギヤ
32 第1軸受部材
40 ギヤ部
41 ギヤケース
41a コネクタ部材組付孔
41d 固定部
42 ギヤカバー
43 ウォームホイール
43a 歯部
43b 出力部材
44 第2軸受部材
45 第3軸受部材
50 コネクタ部材
51 組み付け部
51a 組付本体
51b キャップ部
51c ケース部
51d 基板保持部
51e 端子収容部
51f ケース開口部(第2開口部)
52 コネクタ接続部(差込部)
52a 底部
52b 首部
53 Oリング
54 センサ基板(基板)
55 回転センサ(センサ)
56a,56b 駆動用導電部材(駆動用導電体)
56a1,56b1 第1駆動用導電部
56a2,56b2 第2駆動用導電部
56a3,56b3 第3駆動用導電部
56a4,56b4 第4駆動用導電部
57a〜57d センサ用導電部材(センサ用導電体)
57a1〜57d1 第1センサ用導電部
57a2〜57d2 第2センサ用導電部
57a3〜57d3 第3センサ用導電部
57a4〜57d4 第4センサ用導電部
60 ブラシホルダ(給電部材)
70 ホルダ部材
71 表面
72 裏面
73 挿通孔
74 ホルダ開口部(第1開口部)
75 第1支持部
76 第2支持部
77 第3支持部
78a 第1支持溝
78b 第2支持溝
C1 第1中間部
C2 第2中間部
D1 第1段付部
D2 第2段付部
JT1 第1連結部
JT2 第2連結部
PP1 一次成形樹脂部品(一次成形品)
PP2 二次成形樹脂部品(二次成形品)
R1 駆動側屈曲部
R2 センサ側屈曲部
S 固定ねじ
SD 減速機構
T メス型端子
TH スルーホール
WK 分離前導電部材(分離前導電体)

Claims (2)

  1. 回転軸と、
    前記回転軸を回転させる駆動電流が供給される給電部材と、
    外部コネクタが接続され、前記給電部材に前記駆動電流を供給するコネクタ部材と、
    を備えたモータ装置の製造方法であって、
    前記コネクタ部材は、
    前記回転軸の軸方向と交差する方向に開口され、前記外部コネクタが差し込まれる差込部と、
    前記回転軸の回転状態を検出するセンサが実装された基板を、その実装面が前記回転軸の軸方向に向くよう保持する基板保持部と、
    前記差込部と前記給電部材との間に設けられ、一端が前記差込部の内側に露出され、他端が前記給電部材に接続された複数の駆動用導電体と、
    前記差込部と前記基板との間に設けられ、一端が前記差込部の内側に露出され、他端が前記基板に接続された複数のセンサ用導電体と、
    を有し、
    前記複数のセンサ用導電体を前記差込部側および前記基板側でそれぞれ連結する第1連結部および第2連結部を備えた分離前導電体を形成し、当該分離前導電体を屈曲させて、前記第1連結部の延在方向を前記回転軸の軸方向に向け、前記第2連結部の延在方向を前記回転軸の軸方向と交差する方向に向ける導電体成形工程と、
    前記複数の駆動用導電体および前記分離前導電体を、別の製造工程で製造されかつ第1開口部が形成されたホルダ部材にセットし、前記第1連結部を前記第1開口部から外部に露出させた状態で前記複数の駆動用導電体および前記分離前導電体をそれぞれ所定の間隔となるよう前記ホルダ部材に保持させる導電体保持工程と、
    前記第1開口部に切断治具を臨ませて前記第1連結部を切断し、前記分離前導電体の前記差込部側を分離する第1分離工程と、
    前記複数の駆動用導電体,前記分離前導電体および前記ホルダ部材をインサート成形し、前記差込部を形成するとともに前記第2連結部を外部に露出させる第2開口部を有する前記基板保持部を形成するインサート成形工程と、
    前記第2開口部に切断治具を臨ませて前記第2連結部を切断し、前記分離前導電体の前記基板側を分離する第2分離工程と、
    を備える、
    モータ装置の製造方法。
  2. 回転軸と、
    前記回転軸を回転させる駆動電流が供給される給電部材と、
    外部コネクタが接続され、前記給電部材に前記駆動電流を供給するコネクタ部材と、
    を備えたモータ装置の製造方法であって、
    前記コネクタ部材は、
    前記回転軸の軸方向と交差する方向に開口され、前記外部コネクタが差し込まれる差込部と、
    前記回転軸の回転状態を検出するセンサが実装された基板を、その実装面が前記回転軸の軸方向に向くよう保持する基板保持部と、
    前記差込部と前記給電部材との間に設けられ、一端が前記差込部の内側に露出され、他端が前記給電部材に接続された複数の駆動用導電体と、
    前記差込部と前記基板との間に設けられ、一端が前記差込部の内側に露出され、他端が前記基板に接続された複数のセンサ用導電体と、
    を有し、
    前記複数のセンサ用導電体を前記差込部側および前記基板側でそれぞれ連結する第1連結部および第2連結部を備えた分離前導電体を形成し、当該分離前導電体を屈曲させて、前記第1連結部の延在方向を前記回転軸の軸方向に向け、前記第2連結部の延在方向を前記回転軸の軸方向と交差する方向に向ける導電体成形工程と、
    前記複数の駆動用導電体および前記分離前導電体を、別の製造工程で製造されかつ第1開口部が形成されたホルダ部材にセットし、前記第1連結部を前記第1開口部から外部に露出させた状態で前記複数の駆動用導電体および前記分離前導電体をそれぞれ所定の間隔となるよう前記ホルダ部材に保持させる導電体保持工程と、
    前記第1開口部に切断治具を臨ませて前記第1連結部を切断し、前記分離前導電体の前記差込部側を分離する第1分離工程と、
    前記複数の駆動用導電体,前記分離前導電体および前記ホルダ部材をインサート成形し、前記第2連結部を外部に露出させる第2開口部を有する前記基板保持部を備えた一次成形品を形成する第1インサート成形工程と、
    前記第2開口部に切断治具を臨ませて前記第2連結部を切断し、前記分離前導電体の前記基板側を分離する第2分離工程と、
    前記差込部を備えた二次成形品をインサート成形により形成する第2インサート成形工程と、
    を備える、
    モータ装置の製造方法。
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