JP5888958B2 - モータ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、モータ部と、当該モータ部に外部コネクタからの駆動電流を供給するコネクタユニットとを備えたモータ装置に関する。
従来、モータ部と、当該モータ部に外部コネクタからの駆動電流を供給するコネクタユニットとを備えたモータ装置としては、例えば、自動車等の車両に搭載されるワイパ装置を駆動するワイパモータがある。ワイパモータは、駆動電流の供給により回転するアーマチュア軸を備えたモータ部と、アーマチュア軸の回転を減速して高トルク化する減速機構を備えた減速機構部と、モータ部あるいは減速機構部に装着されて外部コネクタからの駆動電流をモータ部に供給するコネクタユニットとを備えている。これによりワイパモータは、小型でありながら大きな出力が可能となっており、ひいては車両の限られたスペースに搭載しつつ、駆動抵抗が比較的大きいワイパアームを揺動駆動できるようになっている。
このようなワイパモータ(モータ装置)としては、例えば、特許文献1に記載された技術が知られている。特許文献1に記載されたモータ装置は、アーマチュアシャフト(アーマチュア軸)を備えたモータサブアッセンブリ(モータ部)と、ウォームおよびウォームホイールよりなる減速機構を備えた減速部サブアッセンブリ(減速機構部)と、モータサブアッセンブリと減速部サブアッセンブリとの間に配置され、外部コネクタが接続されるコネクタボックスを備えたブラシホルダユニット(コネクタユニット)とを有している。
ブラシホルダユニットを形成するブラシホルダは、絶縁性を有する樹脂材料を射出成形することで所定形状に形成され、当該ブラシホルダの内部には、複数の内部配線がインサート成形により埋設されている。インサート材である各内部配線は、板状の細長い導電部材をX軸方向,Y軸方向およびZ軸方向に屈曲(3次元的に屈曲)して迷路状に形成され、各内部配線は互いに干渉(短絡)しないよう間隔を持ってブラシホルダ内に配置されている。そして、各内部配線の一端側はモータ部および減速機構部側にそれぞれ引き出され、各内部配線の他端側はコネクタボックス内に集約するよう引き出されている。
特開2008−236995号公報(図11,図12)
しかしながら、上述の特許文献1に記載されたモータ装置においては、3次元的に折り曲げて形成した複数の内部配線(導電部材)を備え、これらの内部配線をインサート成形によりブラシホルダ内に配置するようにしている。したがって、ブラシホルダを成形するために、例えば上下型に加えて複数のスライド型が必要になる等、製造工程が煩雑化するという問題を生じていた。そこで、各内部配線の形状を簡素化し、当該各内部配線を差し込み式でブラシホルダに組み付けることも考えられるが、この場合には各内部配線の取り回しスペースが大きくなり、モータ装置が大型化するという問題を生じ得る。つまり、モータ装置を小型化するには3次元的に屈曲成形した内部配線を採用するのが望ましい。
本発明の目的は、3次元的に屈曲成形した導電部材をインサート成形に依らずコネクタユニットに装着できるようにし、ひいては製造工程の簡素化を図ることができるモータ装置を提供することにある。
本発明のモータ装置は、モータ部と、当該モータ部に外部コネクタからの駆動電流を供給するコネクタユニットとを備えたモータ装置であって、前記コネクタユニットは、前記モータ装置のケーシングに装着されるベース部材と、前記ベース部材に互いに干渉することなく間隔を持って複数設けられ、前記ベース部材に迷路状に形成される装着溝と、前記ベース部材に対して一の方向から臨んで前記装着溝に装着される装着部、および前記外部コネクタの端子が電気的に接続される接続部を有し、前記装着溝に前記装着部を装着した状態のもとで、前記接続部が前記ベース部材から他の方向に延びる複数の導電部材と、前記ベース部材に対して他の方向から臨んで当該ベース部材に装着され、前記接続部がそれぞれ差し込まれる複数の貫通孔を有する底部を備え、かつ前記外部コネクタが接続されるコネクタ接続部材と、前記ベース部材に設けられ、前記コネクタ接続部材の前記底部が他の方向から面接触する接触面部と、を有することを特徴とする。
本発明のモータ装置は、前記ベース部材および前記コネクタ接続部材に、前記ベース部材および前記コネクタ接続部材の装着状態を保持するロック部材をそれぞれ設け、一方のロック部材を係合爪とし、他方のロック部材を前記係合爪が引っ掛けられる係合溝としたことを特徴とする。
本発明のモータ装置は、前記ベース部材に、前記装着溝に装着された前記装着部の脱落を防止する脱落防止部材を設けることを特徴とする。
本発明のモータ装置によれば、コネクタユニットを、モータ装置のケーシングに装着されるベース部材と、ベース部材に互いに干渉することなく間隔を持って複数設けられ、ベース部材に迷路状に形成される装着溝と、ベース部材に対して一の方向から臨んで装着溝に装着される装着部、および外部コネクタの端子が電気的に接続される接続部を有し、装着溝に装着部を装着した状態のもとで、接続部がベース部材から他の方向に延びる複数の導電部材と、ベース部材に対して他の方向から臨んで当該ベース部材に装着され、接続部がそれぞれ差し込まれる複数の貫通孔を備えるコネクタ接続部材とから形成する。これにより、3次元的に屈曲成形した導電部材としても、当該導電部材の装着部をベース部材に対して一の方向から臨ませて装着溝に装着し、装着部を装着溝に装着した状態のもとで、コネクタ接続部材をベース部材に対して他の方向から臨ませ、コネクタ接続部材の貫通孔に接続部を差し込み、コネクタ接続部材をベース部材に装着することで、導電部材を組み込んだコネクタユニットが完成する。インサート成形に依らず2部材(ベース部材およびコネクタ接続部材)を組み付けるようにしたので、3次元的に屈曲成形した導電部材をコネクタユニットに容易に組み込むことができ、したがって製造工程を簡素化しつつモータ装置の小型化を実現し、ひいてはモータ装置のコスト低減を図ることができる。各装着溝は間隔を持って設けられ、各貫通孔は接続部をそれぞれ支持するので、各導電部材はがたつくこと無くベース部材およびコネクタ接続部材に保持され、ひいては各導電部材の間隔を一定に保持して、互いに接触して短絡するのを確実に防止できる。
本発明のモータ装置によれば、ベース部材およびコネクタ接続部材に、ベース部材およびコネクタ接続部材の装着状態を保持するロック部材をそれぞれ設け、一方のロック部材を係合爪とし、他方のロック部材を係合爪が引っ掛けられる係合溝としたので、ベース部材に対してコネクタ接続部材をワンタッチで装着することができる。また、モータ装置の搬送時等において、コネクタ接続部材がベース部材から脱落するのを確実に防止できる。
本発明のモータ装置によれば、ベース部材に、装着溝に装着された装着部の脱落を防止する脱落防止部材を設けるので、各導電部材をベース部材に装着した状態のもとで、コネクタ接続部材のベース部材への装着作業を容易にすることができる。つまり、コネクタ接続部材の各貫通孔への接続部の差し込み作業時において、例えばコネクタ接続部材が接続部に接触したとしても、導電部材がベース部材から脱落することが無いので、不良品の発生を防止して歩留まりを良くすることができる。
車両に搭載されるリヤワイパモータの平面図である。 図1に示すコネクタユニットの詳細を示す平面図である。 図2のA矢視図である。 図2のB矢視図である。 ベース部材の詳細を示す斜視図である。 第1,第2導電板装着溝の形状を説明する説明図である。 第3,第4導電板装着溝の形状を説明する説明図である。 ベース部材に装着される電装部品の詳細を示す斜視図である。 (a),(b)は、コネクタ接続部材の詳細を示す斜視図である。 電装部品のベース部材への装着手順(第1組立工程)を説明する説明図である。 コネクタ接続部材のベース部材への装着手順(第2組立工程)を説明する説明図である。
以下、本発明の一実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。
図1は車両に搭載されるリヤワイパモータの平面図を、図2は図1に示すコネクタユニットの詳細を示す平面図を、図3は図2のA矢視図を、図4は図2のB矢視図を、図5はベース部材の詳細を示す斜視図を、図6は第1,第2装着溝の形状を説明する説明図を、図7は第3,第4装着溝の形状を説明する説明図を、図8はベース部材に装着される電装部品の詳細を示す斜視図を、図9(a),(b)はコネクタ接続部材の詳細を示す斜視図をそれぞれ表している。
図1に示すように、モータ装置としてのリヤワイパモータ10は、自動車等の車両のリヤハッチ等に搭載されるリヤワイパ装置(図示せず)の駆動源として用いられるもので、モータ部20および減速機構部30を備えている。
モータ部20は、ブラシ付きの4極モータとして構成され、磁性体としての鋼板をプレス加工して有底筒状に形成されたケーシングとしてのヨーク21を備えている。ヨーク21の内周面には、合計4つのマグネット22(図示では2つのみを示す)が固定されており、当該マグネット22の内側には、所定の隙間(エアギャップ)を介してアーマチュア23が回転自在に収容されている。
アーマチュア23は、ヨーク21に回転自在に支持されたアーマチュア軸24を備えており、当該アーマチュア軸24には、コンミテータ(整流子)25およびアーマチュアコア26が固定されている。コンミテータ25は複数のセグメント(図示せず)を備えており、アーマチュアコア26には複数のアーマチュアコイル(図示せず)が巻装されている。そして、各アーマチュアコイルのコイル端は、各セグメントにそれぞれ電気的に接続されている。
ヨーク21の開口側(図中左側)の内部には、給電ユニット27が装着されており、当該給電ユニット27には、コンミテータ25に弾性接触しつつ摺接する複数のブラシ(図示せず)が設けられている。そして、給電ユニット27には、減速機構部30に設けたコネクタユニット50から駆動電流が供給され、給電ユニット27は、各ブラシおよびコンミテータ25を介してアーマチュア23(各アーマチュアコイル)に駆動電流を供給するようになっている。アーマチュア23に駆動電流が供給されるとモータ部20が回転駆動され、これに伴いアーマチュア軸24が所定方向に所定速度で回転するようになっている。
減速機構部30は、溶融したアルミ材料を鋳造成形してなるケーシングとしてのギヤケース31を備えている。ギヤケース31は、略バスタブ状に形成された減速機構収容部31aと、アーマチュア軸24の軸方向に沿って貫通する筒状に形成されたコネクタユニット収容部31bとを備えている。ギヤケース31のコネクタユニット収容部31bは、2つの固定ネジSによってヨーク21の開口側に固定されている。
アーマチュア軸24の先端側は、ヨーク21の開口側から突出し、コネクタユニット収容部31bを貫通して減速機構収容部31aの内部にまでに延在している。アーマチュア軸24の先端部分には、減速機構収容部31a内に回転自在に収容されたウォーム軸32の基端部分が連結されている。
減速機構収容部31a内には、歯部33aを備えたウォームホイール33が支軸34により支持されて回転自在に収容されており、当該ウォームホイール33の歯部33aは、ウォーム軸32に一体に設けられたウォーム32aに噛み合わされている。ここで、ウォーム軸32およびウォームホイール33は、アーマチュア軸24の回転を減速して高トルク化する減速機構を形成している。
ウォームホイール33の回転運動を揺動運動に変換し、当該揺動運動を出力軸35に伝達するために、減速機構収容部31a内には動力変換機構36が収容されている。動力変換機構36は出力軸35に固定されたピニオン37を備え、当該ピニオン37とウォームホイール33との間には動力変換部材38が設けられている。動力変換部材38はピニオン37に噛み合うセクタギヤ部38aを備え、セクタギヤ部38aの軸心に設けられたピン部材39と出力軸35とは、連結板40によって回動自在に連結されている。また、動力変換部材38はセクタギヤ部38aからウォームホイール33に向けて延びるアーム部38bを備え、当該アーム部38bの先端部分はピン部材41によってウォームホイール33の側面に回転自在に連結されている。
出力軸35はギヤケース31に回転自在に支持されており、出力軸35のギヤケース31の外部に突出した先端部分(図示せず)には、リヤウィンドガラスを払拭するリヤワイパアーム(図示せず)が固定されている。これにより、モータ部20が作動してアーマチュア軸24が回転すると、その回転がウォーム32aおよびウォームホイール33の歯部33aにより減速されて高トルク化され、ウォームホイール33に伝達される。そして、ウォームホイール33の回転運動が動力変換機構36により揺動運動に変換されて出力軸35からリヤワイパアームに出力され、リヤワイパアームがリヤウィンドガラス上を往復払拭動作する。
ギヤケース31のコネクタユニット収容部31bの内部には、図2〜4に示すコネクタユニット50が装着されている。コネクタユニット50は、コネクタユニット収容部31bの内部に配置されるベース部材60と、ベース部材60に装着される電装部品80(図中網掛部分)と、ベース部材60に装着されてコネクタユニット収容部31bの外部に配置されるコネクタ接続部材90とを備えている。
ベース部材60およびコネクタ接続部材90は、溶融した樹脂材料を射出成形することでそれぞれ所定形状に形成され、コネクタ接続部材90には、車載バッテリや車載コントローラ等からの配線を集約した外部コネクタ(図示せず)が接続されるようになっている。また、電装部品80は導電性を有する鋼材や鋼板および、ブラシノイズ等を除去するための電子部品によって形成されている(図8参照)。
ベース部材60は、略平板状に形成されたベース本体61を備えており、当該ベース本体61は、コネクタユニット収容部31bに嵌合するようになっている。ベース本体61の略中央部分には、リヤワイパモータ10を組み立てた状態のもとでアーマチュア軸24(図1参照)が挿通される挿通穴62が形成されている。ベース本体61の長手方向に沿う挿通穴62を挟むギヤケース31内側(図3,4中上側)には、3つのコンタクトプレート装着溝63a〜63cが一体に設けられている。各コンタクトプレート装着溝63a〜63cには、3つのコンタクトプレート81a〜81cがそれぞれ装着され、具体的には、各コンタクトプレート81a〜81cの装着部81a1〜81c1をベース本体61の短手方向から臨ませて装着するようになっている(図10参照)。
各コンタクトプレート装着溝63a〜63cには、抜け止め爪64a〜64cがそれぞれ一体に設けられている。各抜け止め爪64a〜64cは、各コンタクトプレート81a〜81cの装着部81a1〜81c1に形成した抜け止め孔81a2〜81c2にそれぞれ入り込み、これにより各コンタクトプレート81a〜81cがベース本体61から脱落するのを防止している。各抜け止め爪64a〜64cは、各コンタクトプレート装着溝63a〜63cに各コンタクトプレート81a〜81cの装着部81a1〜81c1を装着することにより、各抜け止め孔81a2〜81c2にそれぞれ入り込むようになっている。
また、各コンタクトプレート装着溝63a〜63cには、それぞれ接続スペース(溶接スペース)CS1〜CS3が設けられている。各接続スペースCS1〜CS3では、コネクタユニット50の組み立て時において、各コンタクトプレート81a〜81cの各装着部81a1〜81c1と、各ジャンパー線83a〜83cとの電気的な接続が行われるようになっている。
ベース本体61の長手方向に沿う挿通穴62を挟むギヤケース31側とは反対側(図3,4中下側)には、コネクタ接続部材90が装着されるコネクタ接続部材装着部65が一体に設けられている。コネクタ接続部材装着部65は、図5に示すように、ベース本体61の長手方向(X軸方向)に沿ってベース本体61から突出し、かつベース本体61の板厚方向(Z軸方向)に沿ってベース本体61から突出している。
コネクタ接続部材装着部65は、コネクタ接続部材90の底部92側が面接触する接触面部65aを備えており、当該接触面部65aの四隅には、接触面部65aから垂直方向に突出した係合爪(一方のロック部材)65bがそれぞれ設けられている。各係合爪65bは、ベース本体61の板厚方向にそれぞれ弾性変形するようになっており、コネクタ接続部材90のコネクタ接続部材装着部65への装着時において、コネクタ接続部材90に設けた各係合溝(他方のロック部材)93a,94a(図9参照)に弾性変形しつつ引っ掛けられるようになっている。
図6,7の二点鎖線に示すように、ベース本体61の長手方向に沿うコネクタ接続部材装着部65側には、ベース本体61とコネクタ接続部材装着部65とを跨ぐようにして、合計4つの第1〜第4導電板装着溝(装着溝)66a〜66dが設けられている。各導電板装着溝66a〜66dは、互いに干渉すること無く間隔を持って設けられ、ベース部材60(ベース本体61およびコネクタ接続部材装着部65)に迷路状に形成されている。
各導電板装着溝66a〜66dのうちの、各制御系導電板82a,82bの装着部82a1,82b1(図8参照)が装着される第1,第2導電板装着溝66a,66bは、図6に示すように、X軸方向,Y軸方向およびZ軸方向に屈曲するよう形成され、第1,第2導電板装着溝66a,66bの一端側は、ベース本体61に形成された一対の接続スペース(溶接スペース)67a,67bに導かれ、第1,第2導電板装着溝66a,66bの他端側は、コネクタ接続部材装着部65の接触面部65aにおけるベース本体61から遠い側に導かれている。ここで、各接続スペース67a,67bでは、コネクタユニット50の組み立て時において、各制御系導電板82a,82bの装着部82a1,82b1と、各ジャンパー線83a,83b(図8参照)との電気的な接続が行われるようになっている。
各導電板装着溝66a〜66dのうちの、各駆動系導電板82c,82dの装着部82c1,82d1(図8参照)が装着される第3,第4導電板装着溝66c,66dは、図7に示すように、X軸方向,Y軸方向およびZ軸方向に屈曲するよう形成され、第3,第4導電板装着溝66c,66dの一端側は、ベース本体61に形成された一対の端子装着部68a,68bに導かれ、第3,第4導電板装着溝66c,66dの他端側は、コネクタ接続部材装着部65の接触面部65aにおけるベース本体61に近い側に導かれている。
また、ベース本体61における第3導電板装着溝66cの途中には、接続スペース(溶接スペース)CS4が設けられ、当該接続スペースCS4では、コネクタユニット50の組み立て時において、駆動系導電板82cの装着部82c1と、ジャンパー線83cとの電気的な接続が行われるようになっている。
各導電板装着溝66a〜66dには、各装着部82a1〜82d1が、ベース部材60の板厚方向、つまりベース部材60に対して一の方向から臨んで装着されるようになっている。ベース本体61の各導電板装着溝66a〜66dに対応する部分には、各導電板装着溝66a〜66dに装着された各装着部82a1〜82d1の脱落を防止する脱落防止爪(脱落防止部材)69a〜69dが、それぞれ一体に設けられている。各脱落防止爪69a〜69dは、各装着部82a1〜82d1の各導電板装着溝66a〜66dへの装着時において弾性変形し、各装着部82a1〜82d1の各導電板装着溝66a〜66dへの装着後に各装着部82a1〜82d1に引っ掛かるようになっている。
図3に示すように、ベース本体61のギヤケース31側には、各制御系導電板82a,82bおよび駆動系導電板82cと、各コンタクトプレート81a〜81cとの間を電気的に接続する3つのジャンパー線83a〜83cがそれぞれ装着されるジャンパー線装着溝70a〜70cが一体に設けられている。ベース本体61の各ジャンパー線装着溝70a〜70cに対応する部分には、各ジャンパー線83a〜83cを支持する複数の支持爪70a1〜70c1が一体に設けられている。また、コネクタ接続部材装着部65のギヤケース31側には、電子部品であるバリスタ84(図8参照)を収容する電子部品収容部65cが設けられている。
電装部品80は、図8に示す配置関係でベース部材60(図5参照)に装着されるようになっている。電装部品80は、3つのコンタクトプレート81a〜81cと、一対の制御系導電板82a,82bと、一対の駆動系導電板82c,82dと、3つのジャンパー線83a〜83cと、バリスタ84とから構成されている。ここで、各制御系導電板82a,82bおよび各駆動系導電板82c,82dは、本発明における導電部材を構成している。
各コンタクトプレート81a〜81cは、導電性に優れた黄銅材等よりなる薄板を屈曲成形して所定形状に形成されている。各コンタクトプレート81a〜81cは、ベース本体61の各コンタクトプレート装着溝63a〜63c(図5参照)に装着される装着部81a1〜81c1と、ウォームホイール33(図1参照)に装着されたカムプレート(図示せず)に摺接する摺接腕部81a3〜81c3とを備えている。また、各装着部81a1〜81c1には、ベース部材60の各抜け止め爪64a〜64c(図4参照)が入り込む抜け止め孔81a2〜81c2がそれぞれ設けられている。
そして、各摺接腕部81a3〜81c3は、リヤワイパモータ10の駆動に伴いカムプレート上を摺動し、これにより各コンタクトプレート81a〜81cがスイッチング動作される。ワイパスイッチをオフ操作することで、各コンタクトプレート81a〜81cがスイッチング動作され、リヤワイパアームはリヤウィンドガラス上の所定の停止位置で自動停止するようになっている。
各制御系導電板82a,82bおよび各駆動系導電板82c,82dは、各コンタクトプレート81a〜81cと同様に、導電性に優れた黄銅材等よりなる薄板を屈曲成形して所定形状に形成されている。
各制御系導電板82a,82bは、ベース部材60の第1,第2導電板装着溝66a,66b(図6参照)にそれぞれ装着される装着部82a1,82b1を備えている。ここで、各装着部82a1,82b1は、本発明における装着部を構成している。また、各制御系導電板82a,82bは、第1,第2導電板装着溝66a,66bに各装着部82a1,82b1を装着した状態のもとで、ベース部材60から各装着部82a1,82b1の装着方向(一の方向)と直交する方向、つまりベース部材60から他の方向に延びる接続部82a2,82b2を備えている。各接続部82a2,82b2は、それぞれコネクタ接続部材90内に露出されている。各接続部82a2,82b2には、外部コネクタをコネクタ接続部材90に接続することで、外部コネクタの制御系の端子(図示せず)が電気的に接続されるようになっている。
各駆動系導電板82c,82dは、ベース部材60の第3,第4導電板装着溝66c,66d(図7参照)にそれぞれ装着される装着部82c1,82d1を備えている。ここで、各装着部82c1,82d1は、本発明における装着部を構成している。また、各駆動系導電板82c,82dは、第3,第4導電板装着溝66c,66dに各装着部82c1,82d1を装着した状態のもとで、ベース部材60から各装着部82c1,82d1の装着方向と直交する方向、つまりベース部材60から他の方向に延びる接続部82c2,82d2を備えている。各接続部82c2,82d2は、それぞれコネクタ接続部材90内に露出されている。各接続部82c2,82d2には、外部コネクタをコネクタ接続部材90に接続することで、外部コネクタの駆動系の端子(図示せず)が電気的に接続されるようになっている。
各駆動系導電板82c,82dは、それぞれメス型端子82c3,82d3を介して、給電ユニット27(図1参照)に電気的に接続されるようになっている。各駆動系導電板82c,82dには、図8中一点鎖線に示すように、両者間を跨ぐようにしてバリスタ84が電気的に接続され、これによりバリスタ84は、給電ユニット27から伝達されるブラシノイズを吸収し、当該ブラシノイズの外部への放散を防止するようになっている。
各ジャンパー線83a〜83cは、断面円形の導電線を所定長さで切断し、ベース部材60の各ジャンパー線装着溝70a〜70cに沿うよう屈曲して所定形状に形成されている。各ジャンパー線83a〜83cは、各ジャンパー線装着溝70a〜70cの各支持爪70a1〜70c1に支持されている。ジャンパー線83aは、コンタクトプレート81aと制御系導電板82aとを電気的に接続し、ジャンパー線83bは、コンタクトプレート81bと制御系導電板82bとを電気的に接続し、ジャンパー線83cは、コンタクトプレート81cと駆動系導電板82cとを電気的に接続している。なお、駆動系導電板82dには、ジャンパー線,コンタクトプレートが電気的に接続されていない。
図9に示すように、コネクタ接続部材90は、開口部91を有する有底の略角柱形状に形成され、底部92,一側壁部93,他側壁部94を備えている。底部92には、合計4つの貫通孔92a〜92dが設けられ、各貫通孔92a〜92dはコネクタ接続部材90の内部と外部とを連通している。底部92の外側は、コネクタ接続部材装着部65の接触面部65a(図5参照)と接触するようになっており、各貫通孔92a〜92dには、各制御系導電板82a,82bの各接続部82a2,82b2および、各駆動系導電板82c,82dの各接続部82c2,82d2がそれぞれ差し込まれるようになっている。
コネクタ接続部材90は、ベース部材60に対して各接続部82a2〜82d2の延在方向、つまりベース部材60に対して他の方向から臨んでコネクタ接続部材装着部65に装着され、これにより各接続部82a2〜82d2は、各貫通孔92a〜92dに支持されて所定間隔で位置決めされるようになっている。つまり、コネクタ接続部材90は、各接続部82a2〜82d2をがたつくこと無く所定間隔で保持し、外部コネクタを接続し易くする機能を有している。
コネクタ接続部材90の一側壁部93における底部92側には、当該一側壁部93の板厚方向に窪んだ一対の係合溝93aが形成されている。各係合溝93aには、コネクタ接続部材90をコネクタ接続部材装着部65に装着した状態のもとで、それぞれ係合爪65bが係合するようになっている。また、コネクタ接続部材90の他側壁部94における底部92側には、段付形状に形成された一対の係合溝94aが形成されている。各係合溝94aには、コネクタ接続部材90をコネクタ接続部材装着部65に装着した状態のもとで、それぞれ係合爪65bが係合するようになっている。
このように、各係合溝93a,94aに各係合爪65bを係合させることで、コネクタ接続部材90とコネクタ接続部材装着部65との装着状態を確実に保持するとともに、コネクタ接続部材90のコネクタ接続部材装着部65からの脱落を防止している。ここで、各係合溝93a,94aおよび各係合爪65bは、本発明におけるロック部材を構成している。
次に、以上のように形成したリヤワイパモータ10を形成するコネクタユニット50の組み立て手順について、図面を用いて詳細に説明する。
図10は電装部品のベース部材への装着手順(第1組立工程)を説明する説明図を、図11はコネクタ接続部材のベース部材への装着手順(第2組立工程)を説明する説明図をそれぞれ表している。なお、図11においては、ベース部材60に装着された電装部品80を明確に示すために、図2〜4と同様に電装部品80に網掛を施している。
[第1組立工程]
図10に示すように、まず、別の製造工程で成形したベース部材60を準備するとともに、電装部品80、つまり各コンタクトプレート81a〜81c,各制御系導電板82a,82b,各駆動系導電板82c,82d,各ジャンパー線83a〜83cおよびバリスタ84を準備する。
次いで、ベース本体61に形成した各コンタクトプレート装着溝63a〜63cに、図中矢印(1)に示すように、各コンタクトプレート81a〜81cの装着部81a1〜81c1をベース本体61の短手方向(Y軸方向)から臨ませて装着する。ここで、各コンタクトプレート81a〜81cをそれぞれ装着方向に押圧し、各抜け止め爪64a〜64cを各抜け止め孔81a2〜81c2内に位置させる。これにより、各コンタクトプレート装着溝63a〜63cに対して、各コンタクトプレート81a〜81cが所定の位置に位置決めされるとともに抜け止めされ、各コンタクトプレート81a〜81cのベース本体61への装着が完了する。
次いで、ベース本体61に形成した第1〜第4導電板装着溝66a〜66d(詳細は図6,7参照)に、図中矢印(2)に示すように、各制御系導電板82a,82bの装着部82a1,82b1および各駆動系導電板82c,82dの装着部82c1,82d1をベース本体61の板厚方向(Z軸方向)から臨ませて装着する。ここで、各装着部82a1〜82d1をそれぞれ装着方向に押圧するようにし、各装着部82a1〜82d1をベース本体61に設けた各脱落防止爪69a〜69dに引っ掛けるようにする。これにより、各導電板装着溝66a〜66dに対して、各装着部82a1〜82d1が所定位置に位置決めされるとともに抜け止めされて、各制御系導電板82a,82bおよび各駆動系導電板82c,82dのベース本体61への装着が完了する。
次いで、ベース本体61のギヤケース31側(図中下側)から、図中矢印(3)に示すように、各ジャンパー線83a〜83cを各ジャンパー線装着溝70a〜70c(図3参照)に臨ませて、各ジャンパー線83a〜83cを各支持爪70a1〜70c1(図3参照)に支持させるようにする。これにより、各ジャンパー線83a〜83cの各ジャンパー線装着溝70a〜70cへの仮装着が完了する。
その後、各ジャンパー線83a〜83cと各コンタクトプレート81a〜81cとを、各接続スペースCS1〜CS3において、図示しない溶接工具を用いてスポット溶接により電気的に接続する。また、各ジャンパー線83a〜83cと各制御系導電板82a,82bおよび駆動系導電板82cとを、各接続スペース67a,67b,CS4において、同様に溶接工具を用いてスポット溶接により電気的に接続する。これにより、各コンタクトプレート81a〜81cと各制御系導電板82a,82bおよび駆動系導電板82cとの間に、各ジャンパー線83a〜83cが固定され、各ジャンパー線83a〜83cの各ジャンパー線装着溝70a〜70cへの本装着が完了する。
次いで、ベース本体61のギヤケース31側(図中下側)から、図中矢印(4)に示すように、バリスタ84を各駆動系導電板82c,82dの装着部82c1,82d1に臨ませて、溶接等によりバリスタ84を各駆動系導電板82c,82dの装着部82c1,82d1に電気的に接続する。このようにして、電装部品80をベース本体61に装着しつつ、ベース本体61上で電気的に接続することができる。
[第2組立工程]
次に、図11に示すように、第1組立工程で組み立てた電装部品80を装着したベース本体61を準備するとともに、別の製造工程で成形したコネクタ接続部材90を準備する。
次いで、図中矢印(5)に示すように、コネクタ接続部材90の底部92側(図9参照)を、ベース部材60のコネクタ接続部材装着部65(接触面部65a)に臨ませる。このとき、各制御系導電板82a,82bおよび各駆動系導電板82c,82dの各接続部82a2〜82d2の延在方向からコネクタ接続部材90を臨ませ、各接続部82a2〜82d2を、底部92の各貫通孔92a〜92d(図9参照)にそれぞれ対向させて差し込めるようにする。
その後、図中矢印(6)に示すように、各接続部82a2〜82d2を各貫通孔92a〜92dに差し込みつつ、コネクタ接続部材90をコネクタ接続部材装着部65に近接させていく。コネクタ接続部材90をコネクタ接続部材装着部65にさらに近接させていくと、図中矢印(7)に示すように、各係合爪65bがコネクタ接続部材90によりベース本体61の板厚方向にそれぞれ弾性変形され、コネクタ接続部材90に設けた各係合溝93a,94aに引っ掛けられるようになる。これにより、コネクタ接続部材90がベース部材60に装着されて、コネクタユニット50(図2〜4参照)が完成する。
以上詳述したように、本実施の形態に係るリヤワイパモータ10によれば、コネクタユニット50を、リヤワイパモータ10のコネクタユニット収容部31bに装着されるベース部材60と、ベース部材60に互いに干渉することなく間隔を持って複数設けられ、ベース部材60に迷路状に形成される第1〜第4導電板装着溝66a〜66dと、ベース部材60に対して一の方向から臨んで各導電板装着溝66a〜66dに装着される各装着部82a1〜82d1、および外部コネクタの端子が電気的に接続される各接続部82a2〜82d2を有し、各導電板装着溝66a〜66dに各装着部82a1〜82d1を装着した状態のもとで、各接続部82a2〜82d2がベース部材60から他の方向に延びる各制御系導電板82a,82bおよび各駆動系導電板82c,82dと、ベース部材60に対して他の方向から臨んで当該ベース部材60に装着され、各接続部82a2〜82d2がそれぞれ差し込まれる各貫通孔92a〜92dを備えるコネクタ接続部材90とから形成した。
これにより、3次元的に屈曲成形した各制御系導電板82a,82bおよび各駆動系導電板82c,82dとしても、当該各導電板82a〜82dの各装着部82a1〜82d1をベース部材60に対して一の方向から臨ませて各導電板装着溝66a〜66dに装着し、各装着部82a1〜82d1を各導電板装着溝66a〜66dに装着した状態のもとで、コネクタ接続部材90をベース部材60に対して他の方向から臨ませ、コネクタ接続部材90の各貫通孔92a〜92dに各接続部82a2〜82d2を差し込み、コネクタ接続部材90をベース部材60に装着することで、各導電板82a〜82dを組み込んだコネクタユニット50を完成できる。
インサート成形に依らず2部材(ベース部材60およびコネクタ接続部材90)を組み付けるようにしたので、3次元的に屈曲成形した各導電板82a〜82dをコネクタユニット50に容易に組み込むことができ、したがって製造工程を簡素化しつつリヤワイパモータ10の小型化を実現し、ひいてはリヤワイパモータ10のコスト低減を図ることができる。各導電板装着溝66a〜66dは間隔を持って設けられ、各貫通孔92a〜92dは各接続部82a2〜82d2をそれぞれ支持するので、各導電板82a〜82dはがたつくこと無くベース部材60およびコネクタ接続部材90に保持され、ひいては各導電板82a〜82dの間隔を一定に保持して、互いに接触して短絡するのを確実に防止できる。
また、本実施の形態に係るリヤワイパモータ10によれば、ベース部材60およびコネクタ接続部材90に、ベース部材60およびコネクタ接続部材90の装着状態を保持する各係合爪65bおよび各係合溝93a,94aをそれぞれ設けたので、ベース部材60に対してコネクタ接続部材90をワンタッチで装着することができる。また、リヤワイパモータ10の搬送時等において、コネクタ接続部材90がベース部材60から脱落するのを確実に防止できる。
さらに、本実施の形態に係るリヤワイパモータ10によれば、ベース部材60の各接続部82a2〜82d2が備えられる接触面部65aの近傍は、段差形状となっている。各接続部82a2〜82d2をベース部材60に対して一の方向から臨ませる際、各接続部82a2〜82d2はベース部材60に当接することとなり、その挿入量が決められるため、各接続部82a2〜82d2の組み付け性が向上する。また、各導電板82a〜82dの間隔を一定に保つことができる。
さらに、本実施の形態に係るリヤワイパモータ10によれば、ベース部材60に、各導電板装着溝66a〜66dに装着された各装着部82a1〜82d1の脱落を防止する脱落防止爪69a〜69dを設けたので、各導電板82a〜82dをベース部材60に装着した状態のもとで、コネクタ接続部材90のベース部材60への装着作業を容易にすることができる。つまり、コネクタ接続部材90の各貫通孔92a〜92dへの各接続部82a2〜82d2の差し込み作業時において、例えばコネクタ接続部材90が各接続部82a2〜82d2に接触したとしても、各導電板82a〜82dがベース部材60から脱落することが無いので、不良品の発生を防止して歩留まりを良くすることができる。
本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。例えば、上記実施の形態においては、ベース部材60のベース本体61を、ケーシングとしてのギヤケース31に設けたコネクタユニット収容部31bに嵌合させたものを示したが、本発明はこれに限らず、ケーシングとしてのヨークの開口側にコネクタユニット収容部を設け、当該コネクタユニット収容部にベース本体を嵌合する構造にも適用できる。
また、上記実施の形態においては、導電部材としての制御系導電板82a,82bおよび駆動系導電板82c,82d(合計4つ)を設け、図2に示すように、縦に2列,横に2列並ぶようにしてコネクタ接続部材90内に露出させたものを示したが、本発明はこれに限らず、モータ装置の仕様(機能)に応じて、導電部材の数が異なる場合にも適用できる。例えば、モータ装置の仕様を簡素化して導電部材を3つ備えたモータ装置であって、コネクタ接続部材内に横1列で3つ並ぶようにした3端子タイプのモータ装置にも適用できる。
さらに、上記実施の形態においては、本発明をリヤワイパモータ10に適用したものを示したが、本発明はこれに限らず、自動車等の車両のフロントワイパ装置の駆動源に適用しても良いし、ワイパ装置以外の他の装置の駆動源に適用しても良い。
10 リヤワイパモータ(モータ装置)
20 モータ部
21 ヨーク
22 マグネット
23 アーマチュア
24 アーマチュア軸
25 コンミテータ
26 アーマチュアコア
27 給電ユニット
30 減速機構部
31 ギヤケース(ケーシング)
31a 減速機構収容部
31b コネクタユニット収容部
32 ウォーム軸
32a ウォーム
33 ウォームホイール
33a 歯部
34 支軸
35 出力軸
36 動力変換機構
37 ピニオン
38 動力変換部材
38a セクタギヤ部
38b アーム部
39 ピン部材
40 連結板
41 ピン部材
50 コネクタユニット
60 ベース部材
61 ベース本体
62 挿通穴
63a〜63c コンタクトプレート装着溝
64a〜64c 抜け止め爪
65 コネクタ接続部材装着部
65a 接触面部
65b 係合爪(一方のロック部材)
65c 電子部品収容部
66a〜66d 第1〜第4導電板装着溝(装着溝)
67a,67b 接続スペース
68a,68b 端子装着部
69a〜69d 脱落防止爪(脱落防止部材)
70a〜70c ジャンパー線装着溝
70a1〜70c1 支持爪
80 電装部品
81a〜81c コンタクトプレート
81a1〜81c1 装着部
81a2〜81c2 抜け止め孔
81a3〜81c3 摺接腕部
82a,82b 制御系導電板(導電部材)
82a1,82b1 装着部
82a2,82b2 接続部
82c,82d 駆動系導電板(導電部材)
82c1,82d1 装着部
82c2,82d2 接続部
82c3,82d3 メス型端子
83a〜83c ジャンパー線
84 バリスタ
90 コネクタ接続部材
91 開口部
92 底部
92a〜92d 貫通孔
93 一側壁部
93a 係合溝(他方のロック部材)
94 他側壁部
94a 係合溝(他方のロック部材)
CS1〜CS4 接続スペース
S 固定ネジ

Claims (3)

  1. モータ部と、当該モータ部に外部コネクタからの駆動電流を供給するコネクタユニットとを備えたモータ装置であって、
    前記コネクタユニットは、
    前記モータ装置のケーシングに装着されるベース部材と、
    前記ベース部材に互いに干渉することなく間隔を持って複数設けられ、前記ベース部材に迷路状に形成される装着溝と、
    前記ベース部材に対して一の方向から臨んで前記装着溝に装着される装着部、および前記外部コネクタの端子が電気的に接続される接続部を有し、前記装着溝に前記装着部を装着した状態のもとで、前記接続部が前記ベース部材から他の方向に延びる複数の導電部材と、
    前記ベース部材に対して他の方向から臨んで当該ベース部材に装着され、前記接続部がそれぞれ差し込まれる複数の貫通孔を有する底部を備え、かつ前記外部コネクタが接続されるコネクタ接続部材と、
    前記ベース部材に設けられ、前記コネクタ接続部材の前記底部が他の方向から面接触する接触面部と、
    を有することを特徴とするモータ装置。
  2. 請求項1記載のモータ装置において、前記ベース部材および前記コネクタ接続部材に、前記ベース部材および前記コネクタ接続部材の装着状態を保持するロック部材をそれぞれ設け、一方のロック部材を係合爪とし、他方のロック部材を前記係合爪が引っ掛けられる係合溝としたことを特徴とするモータ装置。
  3. 請求項1または2記載のモータ装置において、前記ベース部材に、前記装着溝に装着された前記装着部の脱落を防止する脱落防止部材を設けることを特徴とするモータ装置。
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