JP2018038178A - コンミテータ - Google Patents
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Abstract
Description
図1に示される電動ファン10は、車両(図示せず)の前方側に設けられたラジエータに向けて空気を送風するものである。これにより、エンジンを冷却する冷却水の温度が下げられて、オーバーヒート等が未然に防止される。電動ファン10は、複数の羽根11a(本実施の形態では5つ)を備えたファン11を有している。なお、ファン11は、プラスチック等の樹脂材料により形成され、軽量化が図られている。また、ファン11の回転中心には、略椀形状に形成されたファン本体11bが一体に設けられている。そして、ファン本体11bの回転中心には、ファンモータ20の回転軸21の先端部が、固定ナット等(図示せず)により相対回転不能に固定されている。
まず、所定の厚みおよび所定の大きさに設定された銅板を準備する。次いで、準備された銅板を、図示しないプレス成形機に投入する。すると、図4に示すような、プレス加工とローレット加工(平目ローレット)とが同時に施されたワークWが形成される。これにより、打ち抜き加工が終了する。
次に、図4に示されるワークWを、図示しない折り曲げ装置にセットする。折り曲げ装置を駆動させると、図6に示されるように、ライザ部44の先端側にあるコイルフック44bが屈曲される。より具体的には、第1面S1と第2面S2との境界部分である第3破線L3を中心に、破線矢印M1に示されるように、第1面S1と第2面S2とが互いに向き合うようコイルフック44bが屈曲される。このとき、後工程においてコイル28(図2参照)を引っ掛け易くするために、第1面S1に対する第2面S2の相対角度は約45度とされる。
引き続き、折り曲げ装置を駆動させることにより、ワークWを筒状に折り曲げ加工する。具体的には、コイルフック44bが径方向外側を向くように、ワークWが筒状に折り曲げられる。これにより、径方向外側に複数(20個)のコイルフック44bが放射状に延在された筒状のワークW(図示せず)が形成され、筒状加工が終了する。
次に、筒状に形成されたワークWを、射出成形装置の金型(図示せず)にセットする。その後、射出成形装置を駆動させて、金型の内部(キャビティ)に溶融された樹脂材料を充填していく。これにより、ワークWの内側に溶融樹脂が充填され、ワークWの径方向内側に絶縁性を有する筒状の本体部41(図2および図3参照)が形成される。その後、樹脂材料を冷却して硬化させることで、ワークWと本体部41とを一体化させる射出成形(ホットメルトモールディング)が終了する。
その後、本体部41が一体化されたワークWの径方向外側に、図示しない切断機を臨ませて、コイルフック44bの1つ1つに対応させて、ワークWをその軸方向に切断し、20個のセグメント42(図3参照)を形成していく。このとき、回転する切断刃(図示せず)に対して、ワークWをその軸方向に移動させるようにする。また、切断刃のワークWに対して入り込む深さは、本体部41にまで入り込む深さとする。これにより、切断加工が終了して、コンミテータ40が完成する。なお、図3に示される符号CUが、切断刃によって切断された部分(切り込み部分)を示している。
次に、アーマチュアコア26が固定された回転軸21(図2参照)を準備するとともに、上述の各工程で形成されたコンミテータ40を準備する。その後、コンミテータ40の軸方向に沿うコイルフック44b側をアーマチュアコア26側に向けた状態で、コンミテータ40を回転軸21に固定する。このとき、回転軸21を本体部41の回転軸固定穴41a(図2参照)に圧入することで、回転軸21の軸方向に沿う規定の位置に本体部41を位置決めする。これにより、アーマチュアサブアッシー(コイル28が巻装されていないもの)が完成する。
次いで、図示しない巻線機にアーマチュアサブアッシーをセットして、巻線機を作動させる。これにより、所定の巻き方および巻き数でコイル28(図2参照)がアーマチュアコア26のスロットに巻装され、かつ、コンミテータ40のコイルフック44bにコイル28が引っ掛けられていく。その後、全てのスロットおよびコイルフック44bにコイル28が行き渡ったところで、巻線作業が終了する。なお、これらの一連の巻装作業は、巻線機により自動で行われるため、コイル28の巻き具合が製品毎にばらつくことは無い。
次に、コイルフック44b(銅製)とコイル28(アルミニウム製)とを電気的に接続する。具体的には、コイル28が巻装されたアーマチュアサブアッシーを熱かしめ装置(図示せず)にセットし、その後、熱かしめ装置に設けられた一対の電極(図示せず)を作動させて、各電極間にコイルフック44bを挟み込む。これにより、第1面S1と第2面S2との双方にコイル28が密着される。その後、当該状態で各電極に所定電圧を負荷する。すると、図8(a)に示されるように、コイル28が熱で溶融され、コイル28の一部が溝部45に入り込む。これにより、コイル28のコイルフック44bに対する固定強度が十分に確保される。
ヒュージング加工の後は、ブラシ摺接部43(図3参照)の表面を仕上げる処理が行われる。具体的には、コンミテータ40を回転させつつ、ブラシ摺接部43の表面を切削する。これにより、ブラシ摺接部43の真円度が確保され、ファンモータ20を高速で回転させたとしても、各セグメント42に対する各ブラシ30の安定接触を可能とする。このように、ブラシ摺接部43は、各セグメント42の表面を切削することで仕上げられるので、図3に示すように、ブラシ摺接部43は、最終的にライザ本体44a(ライザ部44)から本体部41の径方向内側に窪んだ位置に設けられている。
図10および図11に示すように、実施の形態2に係るコンミテータ50は、実施の形態1のコンミテータ40(図3参照)に比して、銅製のセグメント51の数を10個にした点と、ライザ部52の形状を変更することでコンミテータ50の軸方向寸法をより詰められるようにした点と、が主に異なっている。つまり、実施の形態1のコンミテータ40よりも小型化に優れたものとなっている。
11 ファン
11a 羽根
11b ファン本体
12,13 コネクタ
14 ワイヤハーネス
15 車載コントローラ
16 ブラケット
16a 固定脚
20 ファンモータ
21 回転軸
21a 雄ねじ部
22 ヨーク
22a 底壁部
22b 側壁部
22c 第1軸受装着部
22d 開口部
23 第1軸受
24 永久磁石
25 アーマチュア
26 アーマチュアコア
28 コイル(アルミニウム製)
28a 被膜
29 第2軸受
30 ブラシ
31 ブラシホルダ
31a 貫通孔
31b ブラシボックス
32 カバー部材
32a 第2軸受装着部
33 ブラシスプリング
34 チョークコイル
40 コンミテータ
41 本体部
41a 回転軸固定穴
41b セグメント固定壁
41c 収容凹部
42 セグメント(銅製)
43 ブラシ摺接部
44 ライザ部
44a ライザ本体
44b コイルフック
45 溝部
46 平坦部
50 コンミテータ
51 セグメント(銅製)
52 ライザ部
52a コイルフック
52b 引っ掛け爪
CU 切断刃によって切断された部分
S1 第1面
S2 第2面
W ワーク
Claims (5)
- 回転軸に固定されるコンミテータであって、
絶縁性を有する本体部と、
前記本体部の径方向外側に設けられ、前記本体部の周方向に複数並べられた銅製のセグメントと、
前記セグメントに設けられ、ブラシが摺接されるブラシ摺接部と、
前記セグメントに設けられ、前記回転軸に固定されたアーマチュアコアに巻かれたアルミニウム製のコイルが接続されるライザ部と、
前記ライザ部に互いに対向するよう設けられ、前記コイルを挟持する第1面および第2面と、
前記第1面および第2面の少なくとも前記コイルとの対向部分に設けられ、前記第1面および第2面から窪んだ複数の溝部、および前記溝部と溝部との間に配置された複数の平坦部と、
を備えている、コンミテータ。 - 請求項1記載のコンミテータにおいて、
前記第1面および第2面における前記平坦部の占める割合の方が、前記第1面および第2面における前記溝部の占める割合よりも大きい、
コンミテータ。 - 請求項1または2記載のコンミテータにおいて、
前記第1面および第2面の全体に、前記溝部および前記平坦部が設けられている、
コンミテータ。 - 請求項1〜3のいずれか1項に記載のコンミテータにおいて、
前記ブラシ摺接部が、前記ライザ部から前記本体部の径方向内側に窪んだ位置に設けられている、
コンミテータ。 - 請求項1〜4のいずれか1項に記載のコンミテータにおいて、
前記溝部および前記平坦部が設けられる前記第1面および第2面が、ローレット加工品である、
コンミテータ。
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