JP5496558B2 - コンミテータおよびその製造方法 - Google Patents
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Description
また、電装品における電動モータのアーマチュアには、巻き線より形成されるコイルが巻装され、このコイルの巻き線が、コンミテータのライザに掛けまわされ、コイルとセグメントとは電気的に接続されている。そして、コンミテータのセグメントに摺接するブラシを介して、ブラシからコイルに電流が供給され、コイルが励磁され、モータ軸を備えるアーマチュアが回転する。
板厚が部分的に小さくなる。各セグメントにおいて凹部形状の切りかき溝が形成された部分でヒュージングが行われると、各セグメントの板厚が小さいため、ヒュージングの最中にセグメントの溶断やヒュージング箇所におけるスパーク等の障害が起きてしまう。
ギヤケース12は、例えばアルミニウム合金等の熱伝導率の高い金属材料により、モータ軸7の軸方向と直交する方向に開口するバスタブ状に形成されており、その一側部12bにはモータ取付部14が一体に設けられている。また、ギヤケース12には樹脂製のカバー15が複数の図示しないねじ部材により取り付けられ、カバー15によりギヤケース12の開口部12aは閉塞されている。
図6に示すように、第1金型30は、円筒体27の内周面27bに爪形成用の溝を形成するよう、第1金型30の外周面30aに、それぞれ放射方向に向け突出し、周方向に所定間隔で均等に配置され、周方向長さS1を有し、円筒軸方向に長く形成される側壁30bを備えた第1突出片30cを備えている。第1金型30の外径R3は、円筒体27の内径R1よりも長く、円筒体27の外径R2よりも短い寸法(R2>R3>R1)に設定されている。また、各第1突出片30cの軸方向一端側に位置する挿入方向先端部には、第1先鋭部30dが形成されており、第1先鋭部30dには、第1先鋭部30dの径方向外径端に第1頂部30eと、内径側に向かうにつれ軸方向に短く形成される第1峰部30fとを有する先端先鋭状に形成されており、この形状により、円筒体27の内周面27bに第1金型30を強制挿入する作業が容易に行えるよう構成される。
図8に示すように、第2金型31は、円筒体27の内周面27bに爪形成用の溝を形成するよう、第2金型31の外周面31aには、それぞれ放射方向に向け突出し、周方向に所定間隔で均等に配置され、周方向長さS2を有し、円筒軸方向に長く形成される側壁31bを備えた第2突出片31cが形成され、第2金型31の外径R4は、円筒体27の内径R1よりも長く、円筒体27の外径R2よりも短い寸法(R2>R4>R1)に設定されている。ここで、各第2突出片31cの軸方向一端側に位置する挿入方向先端部には、第2先鋭部31dが形成されており、第2先鋭部31dは、径方向外径端に第2頂部31eが形成され、内径側に向かうにつれ軸方向に短く形成される第2峰部31fを有する先端先鋭状に形成されており、この形状により、円筒体27の内周面27bに第2金型31を強制挿入する作業が容易に行えるように構成される。また、第2突出片31cの形状は、第1金型30の第1突出片30cの形状よりも周方向に大きく、つまり、周方向に幅広としている(S2>S1)。さらに、第2突出片31cの径方向長さS4は、第1突出片30cの径方向長さS3よりも短く(S3>S4)設定されている。
さらに、係止爪25の形成工程による、ヒュージング箇所の板厚27gの減少が発生しないため、板状母材26による板厚の設定が容易となり、設計自由度の向上が図れる。
ことがないので、円筒体の設計自由度や設備設計の自由度の向上が図れることとなる。
部27eを貫通するものと貫通しないもの、つまり、金型強制挿入工程において、第1頂部30e、第2頂部31eと筒端部27eとの間に所定間隔を空け非挿入部を形成したものを示したが、本発明はこれに限らず、第1金型と第2金型との少なくともどちらか1つを貫通させる構成や、少なくともどちらか1つを完全には貫通させずに半貫通状態とさせる構成としてもよい。このような設定とすることにより、セグメント11aと樹脂胴体24との係合を強固なものとし、係止突起の形状を任意に設定することができるので、コンミテータの設計自由度の向上が図れる。
図10(a),(b)に示されるものは、係止爪32、33の形状を変更したものである。円筒体に強制挿入される金型形状を変えることで、ライザ形状を適宜変更することが出来るため、コンミテータの形状、用途に応じてライザ形状を最適な形状とすることができる。
2 モータ本体
3 減速機
4 ヨーク
4a 底部
4b 開口端(ヨークの開口端)
5 マグネット
6 アーマチュア
7 モータ軸(アーマチュア軸)
7a ウォーム
7b 基端部分
7c 中間部分
7d 先端部分
8a 軸受
8b 軸受
8c 軸受
9 アーマチュアコア(電機子鉄心)
9a ティース
10 アーマチュアコイル(電機子巻線、コイル)
10a コイル端
11 コンミテータ
11a セグメント
11b 摺接面
11c ライザ
11d ライザ形成部
11e 内周壁(内壁)
12 ギヤケース(フレーム)
12a 開口部
12b 一側部(ギヤケースの一側部)
13 減速装置
14 モータ取付部
14a 底壁
14b 貫通孔
14c 開口端(モータ取付部の開口端)
15 カバー
17 ねじ部材
20 ブラシユニット
21 ブラシホルダ
22 ブラシ
23 ウォームホイール
23a 軸(ウォームホイールの軸)
24 樹脂胴体(樹脂部材)
24a 貫通孔
24b 保持溝
24c 外周壁(樹脂胴体の外周壁)
25、32、33 係止爪
25a 主係止部
25b 副係止部
25c 第1係止突起
25d 第1係止突起先端部
25e 第2係止突起
25f 第2係止突起先端部
25g 第1の係止部
25h 第2の係止部
26 板状母材
27、34、35 円筒体
27a 外周面
27b 内周面
27c 一端側の筒端部
27d 第1肉薄部
27e 他端側の筒端部
27f 第2肉薄部(切りかき溝)
27g 肉厚部(ヒュージング箇所の板厚)
27h 切り込み部
28 スリット
30 第1金型
30a 外周面
30b 側壁
30c 第1突出片
30d 第1先鋭部
30e 第1頂部
30f 第1峰部
31 第2金型
31a 外周面
31b 側壁
31c 第2突出片
31d 第2先鋭部
31e 第2頂部
31f 第2峰部
B 軸線
C つなぎ目
S1 第1突出片の周方向長さ
S2 第2突出片の周方向長さ
S3 第1突出片の径方向長さ
S4 第2突出片の径方向長さ
R1 円筒体の内径
R2 円筒体の外径
R3 第1金型の外径
R4 第2金型の外径
Claims (3)
- 金属による板状母材の短手方向の一端部を切断することによりライザ形成部を形成する工程と、
前記ライザ形成部に基端部が配置されるライザを形成する工程と、
前記板状母材の長手方向両端部を合わせ円筒状に湾曲させることで円筒体を形成する工程と、
隣り合う一対の前記ライザ間の略中央の内壁に当接するよう第1金型を前記円筒体に強制挿入し切り起こすことで内径側を向くように係止爪を形成する工程と、
前記円筒体に第2金型を強制挿入することで前記係止爪をさらに切り起こす工程と、
前記円筒体の内壁に当接するよう絶縁性の樹脂をモールドする工程と、
前記ライザ間の略中央で軸方向に前記円筒体を切削することにより前記円筒体を複数のセグメントに形成する工程と、
前記ライザの前記基端部を屈曲させる工程とを備え、
前記第2金型が前記コンミテータの内壁へ強制挿入される部分における挿入径が前記第1金型よりも周方向に大きく、前記第1金型により形成された溝を前記第2金型により大きく形成することを特徴とするコンミテータの製造方法。 - 請求項1記載のコンミテータの製造方法において、前記第1金型及び前記第2金型の挿入方向は、前記円筒体の軸方向一方側と前記円筒体の軸方向他方側とのどちらからでも挿入可能なことを特徴とするコンミテータの製造方法。
- 請求項1乃至2のいずれか1項に記載のコンミテータの製造方法において、前記ライザの前記基端部を屈曲させた後、前記ライザと前記ライザ形成部との間に巻き線を介在させ、
前記ライザの先端部を前記ライザ形成部の外壁に当接させヒュージングを行う工程と、を備えることを特徴とするコンミテータの製造方法。
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JP2009154814A JP5496558B2 (ja) | 2009-06-30 | 2009-06-30 | コンミテータおよびその製造方法 |
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JP2011015468A JP2011015468A (ja) | 2011-01-20 |
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Family Applications (1)
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JP5199540B2 (ja) * | 2006-01-30 | 2013-05-15 | 株式会社ミツバ | コンミテータにおける円筒体の製造方法 |
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-
2009
- 2009-06-30 JP JP2009154814A patent/JP5496558B2/ja active Active
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