JP5496558B2 - コンミテータおよびその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、電装品における電動モータに設けられるコンミテータおよびその製造方法に関する。
従来、電装品における電動モータに設けられるコンミテータには、円筒状に形成された樹脂部の外周壁上に銅製の複数のセグメントが設けられ、各セグメントの軸方向一方の端部にライザが一体形成され、コンミテータの径方向外側に折り返されている。そして、コンミテータは、電動モータのモータ軸に一体的に外嵌されている。
また、電装品における電動モータのアーマチュアには、巻き線より形成されるコイルが巻装され、このコイルの巻き線が、コンミテータのライザに掛けまわされ、コイルとセグメントとは電気的に接続されている。そして、コンミテータのセグメントに摺接するブラシを介して、ブラシからコイルに電流が供給され、コイルが励磁され、モータ軸を備えるアーマチュアが回転する。
コンミテータは、導電性板材により円筒状に形成された円筒体の内部に、絶縁性の樹脂部がモールド成形され、円筒体と樹脂部とが一体的に形成され、その後、円筒体が周方向に分離するよう切断加工され、形成される。コンミテータは、モータ性能、耐久性等の観点から各セグメントと樹脂部との高い密着性が求められている。そこで、例えば、特許文献1に示されるコンミテータのように、各セグメントを形成する円筒体の内周面に、切り起こして形成された突起からなる係止爪が形成され、その後、樹脂部をモールド成形することにより、各セグメントに設けられる係止爪と樹脂部とが結合され、各セグメントと樹脂部との密着性が高められているものがある。
そして、コンミテータの各セグメントと樹脂部との密着性を高めるために、係止爪の形状や数は適宜選択され、各セグメントと樹脂部との接触面積が大きくなるよう設定されている。係止爪を円筒体の内周面に形成するに際して、円筒体の中空部に金型が強制的に挿入され、円筒体の内周面に凸形状の係止爪とともに隣接する係止爪の間に凹形状の切りかき溝が形成される。各セグメントと樹脂部との密着性を高めるために、凸形状の係止爪の長さは、出来るだけ長く形成することが望ましい。そのため、凹形状の切りかき溝は、隣接する係止爪の間である各セグメントの周方向略中央に形成される。また、コンミテータに形成されている各ライザに、コイルを形成する巻き線を掛けまわしやすいように、先端に形成されているライザに向かうに従い各セグメントの周方向の幅が狭くされる形態のものもある。
特開2000−152566号公報
コンミテータの各セグメントの先端に一体形成されているライザには、所定の張力で巻き線が掛けまわされ、いわゆるヒュージングにより、この掛けまわされた巻き線は、各セグメントに電気的に接続される。
ところで、凸形状の係止爪の長さを長く形成するために、凹形状の切りかき溝が各セグメントの内周部に深く形成されると、切りかき溝が形成されている部分の各セグメントの
板厚が部分的に小さくなる。各セグメントにおいて凹部形状の切りかき溝が形成された部分でヒュージングが行われると、各セグメントの板厚が小さいため、ヒュージングの最中にセグメントの溶断やヒュージング箇所におけるスパーク等の障害が起きてしまう。
また、コンミテータの各セグメントに係止爪を形成するために、導電性の円筒体にパンチ(金型)を強制挿入させ加工する際に、円筒体に加工荷重が多大にかかってしまった場合、円筒体を座屈させてしまうおそれがある。また、この場合、円筒体と共に、金型にも多大な荷重が負荷されてしまうため、金型の消耗を早めてしまう。
さらに、各セグメントの先端側に向かうに従い周方向の幅が狭くされる形態のものは、パンチを強制挿入させる方向が、ライザが形成されていない他端側に限定されてしまうので、その結果、パンチ挿入時の加工荷重をライザで受けることとなり、ライザを座屈させてしまう。このことにより、コンミテータの製品精度の悪化等を招いてしまう。
本発明の目的は、ヒュージング時における巻き線の溶断や、ヒュージング箇所におけるスパークの発生を防止すべく、ヒュージング箇所において各セグメントの板厚を減少させることなく、パンチ加工時のライザの座屈を防止し、各セグメントと樹脂部との密着性のよいコンミテータ、及び、コンミテータの製造方法を提供することにある。
本発明のコンミテータは、コイルが巻装されたアーマチュアが回転する電動モータに設けられ、電流が供給されるブラシが摺接し、ブラシに供給される電流を前記コイルに供給するコンミテータにおいて、前記コンミテータは、絶縁性の樹脂により円筒状にモールド成形された樹脂部材と、断面が略円弧形状の板状に形成され、径方向内側に向けて突出する第1および第2の係止爪が周方向に所定の間隔をあけて周方向中央の両側の内周壁に一体形成され、前記第1および第2の係止爪により前記樹脂部材の外周壁に保持され、一方の軸方向端部の周方向中央にライザ形成部を有し、前記樹脂部材に周方向略等間隔にて取り付けられている複数のセグメントと、略棒形状に形成され、基端部が前記セグメントの前記ライザ形成部に一体に形成され、前記コイルが掛けまわされるライザと、を備え、前記セグメントにおいて、前記第1および第2の係止部の周方向外側の内壁に切りかき溝が形成され、前記第1および第2の係止部の間の前記セグメントの板厚が、前記第1および第2の係止部の周方向外側の前記セグメントの板厚よりも厚いことを特徴とする。
本発明のコンミテータは、前記第1および第2の係止部は、それぞれ主係止部と、前記主係止部から延接されるとともに屈曲する副係止部とにより構成され、前記第1および第2の係止部の主係止部は先端部に向かうに従い互いに近接していることを特徴とする。
本発明のコンミテータは、前記第1および第2の係止部は、互いに略線対称に形成されていることを特徴とする。
本発明のコンミテータの製造方法は、金属による板状母材の短手方向の一端部を切断することによりライザ形成部を形成する工程と、前記ライザ形成部に基端部が配置されるライザを形成する工程と、前記板状母材の長手方向両端部を合わせ円筒状に湾曲させることで円筒体を形成する工程と、隣り合う一対の前記ライザ間の略中央の内壁に当接するよう第1金型を前記円筒体に強制挿入し切り起こすことで内径側を向くように係止爪を形成する工程と、前記円筒体に第2金型を強制挿入することで前記係止爪をさらに切り起こす工程と、前記円筒体の内壁に当接するよう絶縁性の樹脂をモールドする工程と、前記ライザ間の略中央で軸方向に前記円筒体を切削することにより前記円筒体を複数のセグメントに形成する工程と、前記ライザの前記基端部を屈曲させる工程とを備えることを特徴とする。
本発明のコンミテータの製造方法は、前記第2金型が前記コンミテータの内壁へ強制挿入される部分における挿入径が前記第1金型よりも周方向に大きく、前記第1金型により形成された溝を前記第2金型により大きく形成することを特徴とする。
本発明のコンミテータの製造方法は、前記第1金型及び前記第2金型の挿入方向は、前記円筒体の軸方向一方側と前記円筒体の軸方向他方側とのどちらからでも挿入可能なことを特徴とする。
本発明のコンミテータの製造方法は、前記ライザの前記基端部を屈曲させた後、前記ライザと前記ライザ形成部との間に巻き線を介在させ、前記ライザの先端部を前記ライザ形成部の外壁に当接させヒュージングを行う工程とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、円弧形状で板状のセグメントの内壁に一対の係止爪を設け、係止爪の外側の板厚を内側の板厚よりも小さく形成したので、ヒュージング箇所裏側の板厚を大きく保つことができ、ヒュージング時における溶断やスパーク等の不具合の発生を抑制することができる。また、主係止部と副係止部とが異なる突出方向で、主係止部と副係止部とで係止爪を形成することにより、係止爪の長さを従来と同程度とし、係止爪と樹脂部との係合を強固なものとしながら、ヒュージング箇所の板厚を大きく保つことができる。
本発明によれば、副係止部の向きを一対の係止爪の他方側、つまり、セグメントの一対の副係止部が互いに向き合うようにしたので、コンミテータと樹脂部との係合が強固なものとなり、はずれ等の不具合の発生を抑制することができる。
本発明によれば、係止爪の形成工程を2工程に分けることにより、第1金型と第2金型とを円筒体に強制挿入させるときに、第1金型と第2金型とにかかる荷重を軽減することができるので、金型や設備の寿命を長く保つことができる。また、強制挿入時の円筒体にかかる荷重も軽減することができるので、コンミテータとなったときの製品精度がよくなり、不良品の発生を抑制することができる。
本発明によれば、第1金型と第2金型とで形状の異なる金型とすることで、係止爪の形状を任意に設定することができるので、セグメントと樹脂部との係合を強固なものとし、はずれ等の不具合の発生を抑制することができる。また、第1金型の円筒体との当接面積を第2金型の円筒体との当接面積よりも小さく設定することで、第1金型と第2金型とにかかる荷重を軽減することができるので、金型や設備の寿命を長く保つことができる。
本発明によれば、第1金型と第2金型とを円筒体に強制挿入するとき、円筒体の軸方向一方側と軸方向他方側、つまり円筒体のライザ形成側端部と円筒体の反ライザ側端部とのどちらからでも挿入可能な構造とすることで、設備設計自由度の向上が図れる。なお、円筒体の軸方向一方側、つまり円筒体のライザ形成側端部から第1金型および第2金型を強制挿入することにより、ライザ形成側で金型挿入時の荷重を受けることによるライザの座屈の発生を抑制することができる。
本発明によれば、係止爪の外側の板厚よりも大きい板厚となる係止爪の内側に、ヒュージング箇所を設定することができるので、ヒュージング時における溶断やスパーク等の不具合の発生を抑制することができる。また、ヒュージング箇所のセグメントの板厚と円筒体形成前の板状母材の板厚とが略同等となるので、コンミテータを設計するうえでの板状母材の板厚の設定が容易にとなる。
図3中のA−A線に沿う断面図である。 本発明の一実施の形態であるワイパモータの内部構造を示す断面図である。 コンミテータの縦断面図である。 コンミテータの製造方法を示すフローチャートである。 (a)、(b)、(c)、(d),(e)はそれぞれ円筒体の形成手順を示す正面図、側面図、側面図、断面図、側面図である。 (a)、(b)はそれぞれ第1金型の底面図、斜視図である。 (a),(b)はそれぞれ円筒体に第1金型を強制挿入した状態を示す一部拡大図、斜視図である。 (a),(b)はそれぞれ第2金型の底面図、斜視図である。 (a),(b),(c)はそれぞれ円筒体に第1、第2金型を強制挿入した状態を示す一部拡大図、斜視図、一部拡大図である。 (a),(b)は他の実施の形態における円筒体の一部拡大図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図2に示す減速機構付き電動モータとしてのワイパモータ1は自動車等の車両に設けられるワイパ装置の駆動源として図示しない車体に固定され用いられるものであり、モータ本体2と減速機3とを備えている。減速機3はモータ本体2に取り付けられており、これによりワイパモータ1は1つのユニットとされている。
このワイパモータ1では、モータ本体2として、ブラシ付DCモータが用いられている。このモータ本体2のヨーク4は薄板鋼板等をプレス加工することにより有底筒状に形成されており、その内面には径方向内側に向けてN極、S極に着磁された一対のマグネット(永久磁石)5が固定されている。
ヨーク4の内部にはアーマチュア(電機子)6が収容されている。アーマチュア6はその軸心にモータ軸(アーマチュア軸)7を備えており、このモータ軸7の基端部分7bはヨーク4の底部4aに固定された軸受8aに支持されている。これにより、アーマチュア6はモータ軸7とともにヨーク4の内部で回転自在となっている。モータ軸7にはアーマチュアコア(電機子鉄心)9が固定されており、このアーマチュアコア9は微小隙間(エアギャップ)を介して各マグネット5に対向している。また、アーマチュアコア9には回転方向に並べて複数のティース9aが設けられ、各ティース9aには導線の重ね巻きにより複数のアーマチュアコイル(電機子巻線)10が装着されている。
モータ軸7には、アーマチュアコア9に隣接してコンミテータ(整流子)11が固定されている。コンミテータ11は、互いに絶縁された状態で回転方向に等間隔に並べて配置される複数のセグメント11aを備えており、各セグメント11aにはそれぞれ対応するアーマチュアコイル10のコイル端10aが電気的に接続されている。なお、アーマチュア6およびモータ軸7が回転すると、コンミテータ11もモータ軸7とともに回転する。
一方、減速機3はギヤケース(フレーム)12を備えており、このギヤケース12の内部に減速機構としての減速装置13が収容されている。
ギヤケース12は、例えばアルミニウム合金等の熱伝導率の高い金属材料により、モータ軸7の軸方向と直交する方向に開口するバスタブ状に形成されており、その一側部12bにはモータ取付部14が一体に設けられている。また、ギヤケース12には樹脂製のカバー15が複数の図示しないねじ部材により取り付けられ、カバー15によりギヤケース12の開口部12aは閉塞されている。
モータ取付部14は、モータ本体2側(図2中右側)に向けて開口する断面略小判形の有底筒状に形成されており、その開口端14cにおいてヨーク4の開口端4bに組み合わされ、この状態でねじ部材17によりヨーク4に固定されている。これにより、ギヤケース12はモータ本体2に取り付けられている。ヨーク4から突出するモータ軸7の先端部分7dは、モータ取付部14の底壁14aに形成された貫通孔14bを介してギヤケース12の内部に突出しており、また、モータ軸7に固定されたコンミテータ11はモータ取付部14の内部に配置されている。
なお、ギヤケース12の内部には軸受8b,8cが固定されており、これらの軸受8b,8cによりモータ軸7はその中間部分7cと先端部分7dとにおいてギヤケース12に回転自在に支持されている。
減速装置3側へ突出したモータ軸7の中間部分7cと先端部分7dとの間には、ウォーム7aが一体形成されており、ウォーム7aにウォームホイール23がギア結合することにより、減速装置13が構成されている。なお、ウォームホイール23の軸23aが、図示しないワイパアームを摺動させるためのリンク機構を駆動するワイパモータ1の出力軸となっている。
コンミテータ11が配置されたモータ取付部14の内部にはブラシユニット20が装着されている。つまり、ブラシユニット20はモータ取付部14においてギヤケース12に収容されている。ブラシ22は、ブラシユニット20に取り付けられたブラシホルダ21により支持されており、コンミテータ11のセグメント11aの摺接面11bに摺接している。
図1は図3中のA−A断面図であり、図3は実施形態に係るコンミテータ11の縦断面図である。図1,図3に示すように、コンミテータ11は、略円筒状の樹脂胴体(樹脂部材)24と、樹脂胴体24の外周壁24cに周方向に等間隔に複数配置された銅製のセグメント11aとから構成される。
図1、図3に示すように、樹脂胴体24は、モータ軸7が挿入される貫通孔24aと、セグメント11aと嵌着させるために、貫通孔24aと平行で、樹脂胴体24の外周壁24cに形成された複数の保持溝24bとを備えている。セグメント11aは、全てが同一の断面形状に形成されており、それぞれがコンミテータ11の径方向外側(弧側)に配置された円弧状の摺接面11bと、コンミテータ11のセグメント11aの一端部にてセグメント11aの摺接面11bから突出するライザ11cと、セグメント11aの内周壁(内壁)11eの周方向両側から径方向内側へ向けて突出し、保持溝24bに係合する一対の係止爪25、つまり第1の係止部25gと第2の係止部25hとを備えている。各セグメント11aは、それぞれ電気的に独立して配置されており、樹脂胴体24の外周壁24cから径方向に突出した部分において、互いに隣接するセグメント11aとの間にスリット28が形成される。
次に、コンミテータの製造方法について説明する。図4〜図9はコンミテータの製造方法に関する説明図であり、図4はコンミテータの製造方法を示すフローチャートであり、図5(a)〜(e)はそれぞれ円筒体の形成手順の説明図であり、図6(a),(b)はそれぞれ第1金型の説明図であり、図7(a),(b)はそれぞれ円筒体に第1金型を強制挿入した状態の説明図であり、図8(a),(b)はそれぞれ第2金型の説明図であり、図9(a),(b),(c)はそれぞれ円筒体に第1、第2金型を強制挿入した状態の説明図である。
先ず、図5に示すように、コンミテータ11を製造するため、導電性板材(本実施例では、銅製とする)からなる板状母材26を用意する(ステップ1)。銅製で矩形形状の板状母材26の一端に、図5(a)に示すように、ライザ11cとライザ形成部11dとをプレス加工により形成する。そして、板状母材26を、図5(b)、(c)に示すように折曲し円筒体27とする。このとき、ライザ11cとライザ形成部11dとは円筒軸方向に突出したままの状態となっている。また、円筒体27には板状母材26の両端部をつなぎ合わせることにより、つなぎ目Cが形成される。続いて、図5(d)に示すように、円筒軸方向に突出したライザ11cの基部を折曲し、ライザ11cの先端部を径方向外側へ向ける。これにより、図5(d)、(e)に示すように、整形された円筒体27が成形される。
次に、この円筒体27の内周面27bに係止爪25を形成する(ステップ2)。係止爪25は主係止部25a、および、副係止部25bにより形成され、係止部25a、25bは、円柱状に形成された第1、第2金型30、31を用いて形成される。
図6に示すように、第1金型30は、円筒体27の内周面27bに爪形成用の溝を形成するよう、第1金型30の外周面30aに、それぞれ放射方向に向け突出し、周方向に所定間隔で均等に配置され、周方向長さS1を有し、円筒軸方向に長く形成される側壁30bを備えた第1突出片30cを備えている。第1金型30の外径R3は、円筒体27の内径R1よりも長く、円筒体27の外径R2よりも短い寸法(R2>R3>R1)に設定されている。また、各第1突出片30cの軸方向一端側に位置する挿入方向先端部には、第1先鋭部30dが形成されており、第1先鋭部30dには、第1先鋭部30dの径方向外径端に第1頂部30eと、内径側に向かうにつれ軸方向に短く形成される第1峰部30fとを有する先端先鋭状に形成されており、この形状により、円筒体27の内周面27bに第1金型30を強制挿入する作業が容易に行えるよう構成される。
そして、図7に示すように、第1突出片30cの頂部30eは円筒体27のライザ11c形成側である一端側の筒端部27cに突き当てられ、第1金型30は円筒体27の円筒軸方向他端側へ向け、強制挿入される。これによって、円筒体27の内周面27bが、第1突出片30cにより円筒体27の径方向内径側へ向け押し出され、第1突出片30cの側壁30bに沿って、係止爪25を形成する主係止部25aが切り起こされる。このとき、第1金型30は、各セグメント11aを形成するために円筒体27の外周面27aを軸方向に切削する箇所と対応する内周面27bの箇所に位置決めされ、第1突出片30cが定められた位置に挿入される。つまり、円筒体27の内周面27bに主係止部25aが形成される分、円筒体27の板厚が肉薄となる第1肉薄部27dが形成されることとなり、頂部30eにより、切込み部27hが形成される。また、セグメント11aを形成されるときの切削箇所が、円筒体27のつなぎ目Cとなるように設定されているので、第1突出片30cが、内周面27bのつなぎ目Cに当接するようにして円筒体27に強制挿入される。
さらに、第1金型30を強制挿入させる過程で、円筒体27の他端側の筒端部27eに非挿入部を形成するため、第1先鋭部30dの第1頂部30eと他端側の筒端部27eとの間に軸方向に所定間隔を空くように第1金型30の長さが決められている。これにより、円筒体内周面27bの他端側の筒端部27eに、第1係止突起25cが、主係止部25aに続く状態で第1峰部30fの傾斜面に沿う形状に形成される。また、第1係止突起25cには、第1先鋭部30dの形状に沿い第1係止突起先端部25dが形成され、第1係止突起先端部25dは、他端側の筒端部27eから円筒体27の外部に突出しないよう成形される。
続いて、主係止部25aが形成された円筒体27の内周面27bに当接するよう、第2金型31を強制挿入する(ステップ3)。
図8に示すように、第2金型31は、円筒体27の内周面27bに爪形成用の溝を形成するよう、第2金型31の外周面31aには、それぞれ放射方向に向け突出し、周方向に所定間隔で均等に配置され、周方向長さS2を有し、円筒軸方向に長く形成される側壁31bを備えた第2突出片31cが形成され、第2金型31の外径R4は、円筒体27の内径R1よりも長く、円筒体27の外径R2よりも短い寸法(R2>R4>R1)に設定されている。ここで、各第2突出片31cの軸方向一端側に位置する挿入方向先端部には、第2先鋭部31dが形成されており、第2先鋭部31dは、径方向外径端に第2頂部31eが形成され、内径側に向かうにつれ軸方向に短く形成される第2峰部31fを有する先端先鋭状に形成されており、この形状により、円筒体27の内周面27bに第2金型31を強制挿入する作業が容易に行えるように構成される。また、第2突出片31cの形状は、第1金型30の第1突出片30cの形状よりも周方向に大きく、つまり、周方向に幅広としている(S2>S1)。さらに、第2突出片31cの径方向長さS4は、第1突出片30cの径方向長さS3よりも短く(S3>S4)設定されている。
そして、図9に示すように、第2金型31は、第2突出片31cを円筒体27のライザ11c形成側である一端側の筒端部27c、つまり、第1肉薄部27dに位置決めされ、第2金型31を円筒体27の円筒軸方向他端側へ向け、強制挿入される。これによって、円筒体27の内周面27bが第2突出片31cにより押し出され、第2突出片31cの側壁31bに沿って、主係止部25aと連続的に形成される副係止部25bが切り起こされる。このとき、第2金型31は、各セグメント11aを形成するために円筒体27の外周面27aを軸方向に切削する箇所と対応する内周面の箇所に位置決めされ、第2突出片31cを定められた位置に挿入される。また、第1突出片30cよりも周方向長さS2が幅広形状となる第2突出片31cを、第1肉薄部27dに当接させ強制挿入させる分、第1肉薄部27dよりも周方向に広く肉薄となる第2肉薄部(切りかき溝)27fが形成される。
このように、形状の異なる第1金型30と第2金型31とを、円筒体27の内周面27bの同一箇所に強制挿入することにより、円筒体27の内周面27bに形成される係止爪25は、各係止部25a、25bの先端部同士が二股状に分岐し、主係止部25aの先端部が副係止部25bの先端部から離反するように配置され、主係止部25aが副係止部25bの軸方向側壁から径方向に突出する。これによって、円筒体27の内部に樹脂胴体24を充填したときに、各セグメント11aの樹脂胴体24に対する係合は強固なものとなる。
さらに、第2金型31を円筒体27に強制挿入させる過程で、円筒体27の他端側の筒端部27eに非挿入部を形成するため、第2先鋭部31dの第2頂部31eと他端側の筒端部27eとの間に軸方向に所定間隔を空くように第2金型31の長さが決められている。これにより、円筒体内周面27bの他端側の筒端部27eに、第2係止突起25eが、副係止部25bに続く状態で第2峰部31fの傾斜面に沿う状態に形成される。また、第2係止突起25eには、第2先鋭部31dの形状に沿い第2係止突起先端部25fが形成され、第2係止突起先端部25fは、他端側の筒端部27eから円筒部27の外部に突出しないよう成形される。
そして、円筒体27の内部に樹脂材をモールド成形することにより、円筒体27の内部に樹脂胴体24が一体的に係合される(ステップ4)。樹脂胴体24と係合された円筒体27の外周面27aに、所定間隔で軸方向と平行に複数の切削加工を一端側から他端側まで施して、外周面27aから樹脂胴体24にまで至るスリット28を形成する(ステップ5)。このことにより、円筒体27が複数のセグメント11aに分割され、コンミテータ11が構成される。切削加工は、円筒体27の内周面に形成される第1肉薄部27dに対して行われることにより、スリット28加工時の切削深さを浅くすることができる。
続いて、コンミテータ11の一端側に形成されているライザ11cを、他端側へ向けるため外周面27a側に所定角度屈曲させる。つまり、ライザ11cの基部を折曲させ、ライザ11cの先端部が外周面27aに近づくようにする。このことにより、アーマチュアコイル10を巻装させることが可能となり、アーマチュアコイル10をアーマチュア6とコンミテータ11とに巻装させることで、互いを電気的に接続することができる。
コンミテータ11をモータ軸7に取付け、アーマチュアコイル10を巻装させた後、ライザ11cにアーマチュアコイル10のコイル端10aを巻きつけ、ライザ11cの先端部を、セグメント11aの外周面27aに当接させ、ライザ11cの先端部に、ヒュージングを行う(ステップ6)。ヒュージングを行うことにより、ライザ11cとセグメント11aの外周面27aとを接合させるとともに、ライザ11cとセグメント11aとの間に介在するアーマチュアコイル10の皮膜を除去することができる。このとき、ヒュージングを行う箇所は、各セグメント11aにおいて板厚が厚い部分である肉厚部27gと、肉厚部27gと径方向に対応する外周面27aとである。
このように構成された本実施の形態に係るコンミテータ11の製造方法によれば、形状の異なる第1金型30と第2金型31とを、円筒体27の内周面27bの同一箇所に、強制挿入することにより、円筒体27の内周面27bに形成される係止爪25は、各係止部25a、25bの先端部同士が二股状に分岐し、主係止部25aの先端部が副係止部25bの先端部から離反するように配置され、主係止部25aが副係止部25bの軸方向側壁から径方向に突出するよう構成されている。これによって、円筒体27の内部に樹脂胴体24を充填したときに、各セグメント11aの樹脂胴体24に対する係合を強固なものとしながら、金型挿入箇所を各セグメント11aの両端とすることができ、略中央の板厚27g(肉厚部)を板状母材26の板厚と略同等とすることができる。したがって、ヒュージングを行う箇所の板厚27gが減少しないため、アーマチュアコイル10の溶断やスパーク等の不具合の発生を抑制することができる。さらに、強制挿入金型を第1金型30と第2金型31との2つに分けることで、円筒体27の加工範囲と、円筒体27の軸方向にかかる加工荷重とを分けることができ、また、強制挿入金型30、31、や円筒体27保持金型等の金型にかかる加工荷重をも分けることができる。つまり、1つの工程における各部材へかかる荷重を少なくすることができるので、円筒体27にかかる軸方向への座屈を抑制でき、製品制度を向上させることができるとともに、金型や設備の寿命を長く保つことができる。
さらに、係止爪25の形成工程による、ヒュージング箇所の板厚27gの減少が発生しないため、板状母材26による板厚の設定が容易となり、設計自由度の向上が図れる。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。例えば、前記実施の形態においては、本発明を、車両のワイパ装置の駆動源として用いられるワイパモータに使用されるコンミテータに適用した場合を示しているが、これに限らず、例えば車両のパワーウインド装置の駆動源として用いられるパワーウインドモータなど、他の用途に用いられる電動モータや、減速機構付き電動モータに使用されるコンミテータに本発明を適用してもよい。
また、上記実施の形態においては、円筒体27にライザ形成部11dを形成したものを示したが、本発明はこれに限らず、ライザ形成部11dからライザ基端部に向かうにつれ、ライザ形成部11dが先細りとなる形状としてもよい。つまり、上記実施の形態では、円筒体27の筒端部にライザ形成部11dを形成し、ライザ形成部11dからライザ11cが一体的に形成されるものであったが、ライザ形成部11dが先細り形状となり、ライザ形成部11dの先端部とライザ基端部との幅が同等となるよう、円筒体27の筒端部からライザ11cを一体的に形成してもよい。これにより、円筒体27の形状に限定される
ことがないので、円筒体の設計自由度や設備設計の自由度の向上が図れることとなる。
また、上記実施の形態においては、第1金型30と第2金型31とを、円筒体27に強制挿入する際、円筒体27の一端側、つまり、ライザ11c形成側からの挿入方向としたものを示したが、本発明はこれに限らず、金型挿入方向は、円筒体27の他端側からとしてもよい。これにより、金型挿入方向が限定されないので、設備設計自由度の向上が図れることとなる。加工荷重を円筒体27のライザ11cで受けることとなるが、加工荷重を分けることが可能となるため、ライザ11cで加工荷重を受けることによるライザ11cの座屈を抑制することができる。
また、上記実施の形態においては、第1金型30と第2金型31とにより、強制挿入する2つの金型を用いて係止爪25を形成する構成のものを示したが、本発明はこれに限らず、強制挿入する2つ以上の金型を用いてもよい。強制挿入する金型を複数用いることで、コンミテータの大きさや形状に適した係止爪25の形状を形成することができ、係止爪25の形状を適宜変更することが可能となる。
また、上記実施の形態においては、第1金型30と第2金型31とを、円筒体27に強制挿入する際、各金型30、31の各頂部30e、31eと円筒体27の他端側の筒端部27eとの間に所定間隔を空ける設定のものを示したが、本発明はこれに限らず、各頂部、30e、31eの少なくとも1つを円筒体27の他端側の筒端部27eから貫通させる設定としてもよい。このような設定とすることにより、設備設計の自由度の向上が図れ、コンミテータの大きさや形状に適した係止爪25とすることが可能となる。
また、上記実施の形態においては、第2突出片31cの径方向長さを、第1突出片30cの径方向長さよりも短く設定している(R3>R4)ものを示したが、本発明はこれに限らず、第1突出片30cの径方向長さと第2突出片31cの径方向長さとを略同等としてもよい(R3=R4)。切り込み部27hを形成することで、後工程におけるスリット加工を容易に行えるようにしているが、コンミテータ形状や工程設計等に適宜適用させ、切り込み部27hを形成しないよう設定することが出来る。
また、上記実施の形態においては、形状の異なる第1金型30と第2金型31とを、円筒体27の内周面27bの同一箇所に強制挿入することにより、円筒体27の内周面27bに形成される係止爪25は、各係止部25a、25bの先端部同士が二股状に分岐し、主係止部25aの先端部が副係止部25bの先端部から離反するように配置されたものを示したが、本発明はこれに限らず、係止爪25の形状は、適宜変更可能である。例えば、主係止部25aと副係止部25bとが二股状に分岐せずに、副係止部25bの先端部から一体的に主係止部25aが突出し、主係止部25aの基部において屈曲する形状としてもよい。このような設定とすることにより、コンミテータの大きさや形状に適した係止爪25とすることが可能となる。
また、上記実施の形態においては、係止突起と係止突起先端部を形成したものを示したが、本発明はこれに限らず、前記円筒体27を形成したものに対し、前記第1の実施の形態と同様の第1、第2金型30、31を強制挿入して、セグメントにおける係止爪と係止突起を形成することについては同様の構成であるが、このものでは、第1、第2金型30,31を、円筒体29の他端側の筒端部29dを貫通する状態で係止爪29cを形成してもよい。つまり、係止突起と係止突起先端部とを形成することなく、係止爪29cを形成することができる。この構成により、コンミテータの設計自由度や設備設計自由度の向上が図れる。
また、上記実施の形態においては、第1金型、第2金型30,31が円筒体27の筒端
部27eを貫通するものと貫通しないもの、つまり、金型強制挿入工程において、第1頂部30e、第2頂部31eと筒端部27eとの間に所定間隔を空け非挿入部を形成したものを示したが、本発明はこれに限らず、第1金型と第2金型との少なくともどちらか1つを貫通させる構成や、少なくともどちらか1つを完全には貫通させずに半貫通状態とさせる構成としてもよい。このような設定とすることにより、セグメント11aと樹脂胴体24との係合を強固なものとし、係止突起の形状を任意に設定することができるので、コンミテータの設計自由度の向上が図れる。
図10は他の実施形態であるコンミテータの一部拡大図である。
さらに図10(a),(b)に示すように構成することもできる。
図10(a),(b)に示されるものは、係止爪32、33の形状を変更したものである。円筒体に強制挿入される金型形状を変えることで、ライザ形状を適宜変更することが出来るため、コンミテータの形状、用途に応じてライザ形状を最適な形状とすることができる。
1 ワイパモータ
2 モータ本体
3 減速機
4 ヨーク
4a 底部
4b 開口端(ヨークの開口端)
5 マグネット
6 アーマチュア
7 モータ軸(アーマチュア軸)
7a ウォーム
7b 基端部分
7c 中間部分
7d 先端部分
8a 軸受
8b 軸受
8c 軸受
9 アーマチュアコア(電機子鉄心)
9a ティース
10 アーマチュアコイル(電機子巻線、コイル)
10a コイル端
11 コンミテータ
11a セグメント
11b 摺接面
11c ライザ
11d ライザ形成部
11e 内周壁(内壁)
12 ギヤケース(フレーム)
12a 開口部
12b 一側部(ギヤケースの一側部)
13 減速装置
14 モータ取付部
14a 底壁
14b 貫通孔
14c 開口端(モータ取付部の開口端)
15 カバー
17 ねじ部材
20 ブラシユニット
21 ブラシホルダ
22 ブラシ
23 ウォームホイール
23a 軸(ウォームホイールの軸)
24 樹脂胴体(樹脂部材)
24a 貫通孔
24b 保持溝
24c 外周壁(樹脂胴体の外周壁)
25、32、33 係止爪
25a 主係止部
25b 副係止部
25c 第1係止突起
25d 第1係止突起先端部
25e 第2係止突起
25f 第2係止突起先端部
25g 第1の係止部
25h 第2の係止部
26 板状母材
27、34、35 円筒体
27a 外周面
27b 内周面
27c 一端側の筒端部
27d 第1肉薄部
27e 他端側の筒端部
27f 第2肉薄部(切りかき溝)
27g 肉厚部(ヒュージング箇所の板厚)
27h 切り込み部
28 スリット
30 第1金型
30a 外周面
30b 側壁
30c 第1突出片
30d 第1先鋭部
30e 第1頂部
30f 第1峰部
31 第2金型
31a 外周面
31b 側壁
31c 第2突出片
31d 第2先鋭部
31e 第2頂部
31f 第2峰部
B 軸線
C つなぎ目
S1 第1突出片の周方向長さ
S2 第2突出片の周方向長さ
S3 第1突出片の径方向長さ
S4 第2突出片の径方向長さ
R1 円筒体の内径
R2 円筒体の外径
R3 第1金型の外径
R4 第2金型の外径

Claims (3)

  1. 金属による板状母材の短手方向の一端部を切断することによりライザ形成部を形成する工程と、
    前記ライザ形成部に基端部が配置されるライザを形成する工程と、
    前記板状母材の長手方向両端部を合わせ円筒状に湾曲させることで円筒体を形成する工程と、
    隣り合う一対の前記ライザ間の略中央の内壁に当接するよう第1金型を前記円筒体に強制挿入し切り起こすことで内径側を向くように係止爪を形成する工程と、
    前記円筒体に第2金型を強制挿入することで前記係止爪をさらに切り起こす工程と、
    前記円筒体の内壁に当接するよう絶縁性の樹脂をモールドする工程と、
    前記ライザ間の略中央で軸方向に前記円筒体を切削することにより前記円筒体を複数のセグメントに形成する工程と、
    前記ライザの前記基端部を屈曲させる工程とを備え、
    前記第2金型が前記コンミテータの内壁へ強制挿入される部分における挿入径が前記第1金型よりも周方向に大きく、前記第1金型により形成された溝を前記第2金型により大きく形成することを特徴とするコンミテータの製造方法。
  2. 請求項記載のコンミテータの製造方法において、前記第1金型及び前記第2金型の挿入方向は、前記円筒体の軸方向一方側と前記円筒体の軸方向他方側とのどちらからでも挿入可能なことを特徴とするコンミテータの製造方法。
  3. 請求項1乃至2のいずれか1項に記載のコンミテータの製造方法において、前記ライザの前記基端部を屈曲させた後、前記ライザと前記ライザ形成部との間に巻き線を介在させ、
    前記ライザの先端部を前記ライザ形成部の外壁に当接させヒュージングを行う工程と、を備えることを特徴とするコンミテータの製造方法。

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