JP6013688B2 - コンミテータ並びにそれを用いたアーマチュア及び電動モータ - Google Patents

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本発明は、電動モータに使用されるコンミテータ(整流子)に関し、特に、コンミテータのボディ部外周に配設される金属製セグメントのアンカー構造に関する。
ブラシ付きの電動モータでは、アーマチュア(電機子)に対し電力を供給するため、ブラシと摺接するコンミテータが使用されている。コンミテータは、一般に、銅部材を樹脂モールド成形することによって形成され、合成樹脂製のボディ部外周に銅製のセグメントを配した構成となっている。図7は、従来のコンミテータにおけるセグメントの形状を示す説明図である。図7に示すように、セグメント51の内周側には、ボディ部52に対する抜け止めのため、楔状のアンカー部53が設けられている。アンカー部53は、セグメント51の内周側に突設された一対のアンカー片54によって形成される。対向するアンカー片54の間には、奥側が広く開口側に向かうに従って幅が狭くなった凹溝55が形成されている。そして、凹溝55内に樹脂が充填されることにより、セグメント51は、ボディ部52に対して径方向に抜け止めされる。
特開2003-315274号公報 特開2009-11084号公報
ここで、コンミテータは、モールド成形した銅部材を各セグメントに切り分け、その後、セグメント部分の外周切削を行って寸法精度や表面粗さが整えられる。つまり、コンミテータの外周切削は、各セグメント51を切り離した後に行われる。従って、外周切削は、工具の刃(切削刃)がセグメント間の溝で一旦セグメントから離れた後、次のセグメントに当接する形の断続切削となる。
前述のように、図7のようなセグメント51では、セグメント中央部は、凹溝55のアンカー効果によって銅−樹脂間が抜け止め保持される。しかしながら、アンカー片54の両側(図7における符号X部)では、銅−樹脂間にアンカー効果は得られないため、セグメント51の端部51aは、銅片の剛性によって保持される形となる。このため、外周切削の際、セグメント端部に切削刃が当たると、その衝撃で端部51aが持ち上げられ、切削後における隣接セグメント間の段差が3μm程度生じてしまうという問題があった。
このように隣接セグメント間の段差が大きくなり、コンミテータ外周の真円度が低下すると、樹脂が膨潤し変形した場合、セグメント真円度の悪化が大きくなってしまうという問題がある。また、このようなセグメント間段差を抑えるべく、セグメント端部51aの剛性を確保しようとすると、セグメントの素材板厚としては1mm以上が望ましく、材料費が嵩み、コストや製品重量削減の妨げとなるという問題もあった。
本発明の目的は、例えば0.8mm程度の板厚の薄板を用いながら、セグメント間段差を1μm程度に抑えたコンミテータを提供することにある。
本発明のコンミテータは、合成樹脂にて形成され、電動モータの回転軸に固定されるボディ部と、前記ボディ部の周囲に周方向に沿って配設され、その内周側に前記ボディ部からの離脱を防止するためのアンカー部が形成された複数の金属製セグメントと、を有するコンミテータであって、前記セグメントの内周側には、径方向に向かって突設され、周方向に沿って配置される複数個のアンカー突起が形成され、該アンカー突起先端部に、周方向に向かって延びる鉤爪部が設けられ、前記アンカー部は、隣接する前記アンカー突起の間に形成された凹溝状の第1アンカー部と、前記鉤爪部によって形成された鉤型の第2アンカー部と、を有し、前記第1アンカー部は複数個設けられ、前記セグメントの中心に対して周方向両端側にそれぞれ配置され、前記第2アンカー部は、前記第1アンカー部の周方向外側の前記セグメント周方向端部近傍と、前記第1アンカー部間に形成された凹部に臨んだ部位にそれぞれ配置されることを特徴とする。
本発明にあっては、アンカー部として、1個のセグメントに複数のアンカー突起が周方向に沿って設けられている。アンカー突起には鉤爪部が形成されており、各アンカー突起によって、セグメントをボディ部に対し抜け止めしその離脱防止を図るアンカー効果が得られる。アンカー効果は、周方向に沿って複数分布して得られ、従来のコンミテータに比して高いアンカー効果が発揮される。このため、従来はアンカー効果が得られていなかったセグメント両端部においてもアンカー効果を得ることができ、外周切削の際、セグメント端部に切削刃が当たっても、その衝撃でセグメント端部が持ち上げられにくくなる。このため、セグメント端部を銅片の剛性によって保持していた従来のコンミテータに比して、銅片の剛性が低くても足り、セグメントの素材肉厚を薄くすることが可能となる。
前記コンミテータにおいて、前記第1アンカー部に、隣接する前記アンカー突起の対向する前記鉤爪部の間に形成された開口部を設け、該第1アンカー部を、前記開口部が該第1アンカー部の奥部に対し狭くなった湾状に形成しても良い。また、前記アンカー突起を、前記セグメントの内周面に設けられた軸方向に延びるアンカー形成溝によって形成し、前記アンカー形成溝の軸方向端部を、前記セグメントが前記ボディ部に対して軸方向に抜け止めされるよう閉鎖しても良い。
また、前記凹部を前記セグメントの中央に形成し、前記凹部の部位における該セグメントの板厚を、前記第1アンカー部における該セグメントの板厚よりも、厚く形成しても良い。コンミテータには、アーマチュアコイルのフュージングの際の熱マス確保のため、セグメント中央部にある程度の厚み(体積)が必要となるが、本発明のコンミテータは、セグメント中央部の板厚が厚いため、フュージング時における熱容量が確保される。
一方、本発明のアーマチュアは、前述のようなコンミテータと、前記コンミテータに隣接して設けられ、電動モータの回転軸に固定されたアーマチュアコアと、前記アーマチュアコアに巻装され、前記コンミテータと電気的に接続されたアーマチュアコイルと、を有することを特徴とする。
また、本発明の電動モータは、前記アーマチュアと、前記アーマチュアの外側に配置され、複数の磁極を有するヨークと、電源と電気的に接続され、前記セグメントに摺接可能に設けられたブラシと、を有することを特徴とする。
本発明のコンミテータによれば、セグメントの内周側に形成されたアンカー部として、複数のアンカー突起を周方向に沿って設けると共に、このアンカー突起の先端部に、周方向に向かって延びる鉤爪部を設けたので、各アンカー突起によって、セグメントをボディ部に対し抜け止めしその離脱防止を図るアンカー効果を得ることができ、従来のコンミテータに比して高いアンカー効果を実現することが可能となる。
また、本発明のアーマチュアは、前述のような本発明によるコンミテータを用いることにより、耐久性を向上させることが可能となる。また、本発明の電動モータも、前述のような本発明によるコンミテータを用いることにより、耐久性を向上させることが可能となる。
本発明の一実施形態であるコンミテータを用いた電動モータの構成を示す断面図である。 図1の電動モータにおけるアーマチュアの構成を示す斜視図である。 本発明の一実施形態であるコンミテータの構成を示す斜視図である。 図3のコンミテータに使用されるセグメントの断面構成を示す説明図である。 図4のA部の構成を示す拡大図である。 本発明のコンミテータの変形例を示す説明図である。 従来のコンミテータに使用されるセグメントの断面構成を示す説明図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態であるコンミテータを用いた電動モータの構成を示す断面図である。電動モータ1は、自動車用ワイパ装置の駆動源として使用され、減速機構10を備えたユニット構成となっている。電動モータ1は、図1に示すように、有底円筒形状のモータハウジング(ヨーク)2内にアーマチュア3を回転自在に配置した構成となっている。モータハウジング2の内周面には、周方向に2対4個の永久磁石(界磁磁極)4が固定されており、この永久磁石4によってワイパモータ1は4極に構成される。
図2は、アーマチュア3の構成を示す斜視図である。図1,2に示すように、アーマチュア3は、回転軸5に固定されたアーマチュアコア6と、アーマチュアコア6に巻装されたアーマチュアコイル(電機子巻線)7とから構成されている。回転軸5の図中左端部は、モータハウジング2に取り付けられた軸受8によって回動自在に支持されており、アーマチュア3はモータハウジング2内に回動自在に内装される。アーマチュアコア6は、リング状の金属板9を複数枚積層して構成されており、回転軸5に固定されている。アーマチュアコア6の外周には、軸方向に沿ってスロット11が凹設されている。スロット11間には巻線12が重巻にて巻装される。この巻線12によって、アーマチュアコア6の外周にアーマチュアコイル7が形成される。
アーマチュアコア6の一端側には、コンミテータ13が隣接して配置されている。コンミテータ13は、回転軸5に外嵌固定されている。図3は、コンミテータ13の構成を示す斜視図である。図1,3に示すように、コンミテータ13は、合成樹脂製のボディ部14と、ボディ部14の外周面に固定された複数枚のセグメント15とを備えている。セグメント15は、軸方向に長い板状の金属片からなり、銅板等の導電材にて形成されている。セグメント15は、互いに絶縁された状態で周方向に沿って並列状に固定される。各セグメント15のアーマチュアコア6側の端部には、ライザ16が形成されている。ライザ16には、アーマチュアコイル7の巻き始め端部と巻き終り端部となる巻線12が巻回され、フュージングにより固定されている。これにより、セグメント15とこれに対応するアーマチュアコイル7とが電気的に接続される。
図4は、セグメント15の構成を示す断面図、図5は、図4のA部の構成を示す拡大図である。図4に示すように、電動モータ1のコンミテータ13では、セグメント15の内周側に4個のアンカー突起31(31a〜31d)が突設されており、このアンカー突起31によって、凹溝状の第1アンカー部32(32a,32b)と、鉤型の第2アンカー部33(33a〜33d)が形成されている。アンカー突起31は、中心線Oに対して対称に形成されており、アンカー突起31a,31dは周方向外側のセグメントの端部に、アンカー突起31b,31cはセグメント15の中央部にそれぞれ配置されている。アンカー突起31は、セグメント15の内周面に設けられた軸方向に延びるアンカー形成溝34によって形成され、その先端を圧潰させることにより、第1及び第2アンカー部32,33が形成される。なお、アンカー形成溝34は、溝端部34aが閉鎖されており、これにより、セグメント15がボディ部14に対して軸方向に抜け止めされるようになっている。
図4,5に示すように、第1アンカー部32は、開口部36を備えた湾状に形成されており、アンカー突起31の間に形成されている。第1アンカー部32aはアンカー突起31a,31bの間に、第1アンカー部32bはアンカー突起31c,31dの間にそれぞれ形成されている。アンカー突起31の先端部には鉤爪部35が設けられており、隣接するアンカー突起31a,31b・31c,31dの対向する鉤爪部35の間には、開口部36が形成されている。第1アンカー部32は、奥部37に対し開口部36が狭くなっている。従って、このような第1アンカー部32の内部にボディ部14を形成する合成樹脂が充填されると、第1アンカー部32内の樹脂は鉤爪部35によって径方向の動きが規制され、セグメント15は、ボディ部14に対して径方向に抜け止めされる。
第2アンカー部33は、アンカー突起31の先端部に形成された鉤爪部38によって形成されている。鉤爪部38は、アンカー突起31a,31dの周方向外側に形成された鉤爪部38aと、アンカー突起31b,31cの周方向内側に形成された鉤爪部38bとからなる。鉤爪部38aはセグメント端部15aに、鉤爪部38bはセグメント中央部15bに配置されている。鉤爪部38bの間には、凹部39が形成されている。セグメント15は、第2アンカー部33の鉤爪部38aにより、セグメント端部15aがボディ部14に対して径方向に抜け止めされる。また、第2アンカー部33の鉤爪部38bにより、セグメント中央部15bがボディ部14に対して径方向に抜け止めされる。
このように、本発明によるコンミテータ13では、1個のセグメント15に複数箇所のアンカー部が設けられている。すなわち、従来のコンミテータでは、図7のセグメント51のように、1個のセグメントには1個のアンカー部であったの対し、本発明によるコンミテータ13では、1個のセグメントに対し複数個のアンカー部が設けられている。しかも、これらの複数個のアンカー部が、周方向に沿って連続的に設けられている。このため、セグメント15に対するアンカー効果が、周方向に沿って複数分布して得られ、従来のコンミテータに比して高いアンカー効果を得ることが可能となる。
特に、従来のコンミテータでは、セグメント両端部ではアンカー効果が得られていなかったのに対し、本発明によるコンミテータ13では、第2アンカー部33の鉤爪部38aにより、セグメント端部15aにおいてもアンカー効果を得ることができる。従って、外周切削の際、セグメント端部に切削刃が当たっても、その衝撃でセグメント端部15aが持ち上げられにくくなる。このため、セグメント端部を銅片の剛性によって保持していた従来のコンミテータに比して、銅片の剛性が低くても足り、セグメントの素材肉厚を薄くすることが可能となる。
発明者らの実験によれば、従来のコンミテータでは、セグメントの板厚は1mm以上であることが望ましかったのに比して、本発明のコンミテータでは、0.8mm程度の板厚でも、切削後における隣接セグメント間の段差を1μm程度に抑えられた。すなわち、従来より薄い素材にて、従来以上のセグメント間段差を実現することができた。これにより、本発明のコンミテータ13では、素材の薄肉化による材料コストや重量の削減が図られると共に、コンミテータの真円度向上により、アーマチュア3や電動モータ1の耐久性向上も図られる。
また、コンミテータには、アーマチュアコイルのフュージングの際の熱マス確保のため、セグメント中央部にある程度の厚み(体積)が必要となる。図7の従来のセグメント端部51では、1mm厚の銅材を使用し、外周切削後における凹溝55の部位の板厚t0は約0.8mm程度となっている。これに対し、本発明のコンミテータ13では、凹部39の部位におけるセグメント15の板厚t1は、アンカー形成溝34の形成時に凹部39の部位が盛り上げられることもあり、外周切削後も約0.8mmとなっている。すなわち、従来よりも薄い材料を使用しているにも関わらず、セグメント中央部15bの板厚は、従来と同程度確保される。従って、コンミテータ13では、板厚0.8mmの銅材を用いながら、熱マス用の板厚を従来通り維持でき、フュージング時における熱容量も十分に確保することができる。
一方、モータハウジング2の開口端には、減速機構10を構成するアルミダイキャスト製のギヤハウジング17が取り付けられている。ギヤハウジング17の図中左端部内側には、ホルダステー18が取り付けられている。ホルダステー18には周方向4箇所に2対のブラシホルダ19が対向配置されている。ブラシホルダ19には、それぞれブラシ20が出没自在に内装されている。ブラシ20の突出先端部(内径側先端部)はコンミテータ13に摺接しており、ブラシ20はスプリング21によってコンミテータ13に押接されている。各ブラシ20は図示しない電源と電気的に接続されており、コンミテータ13には、ブラシ20を介して外部電源から電力が供給される。
減速機構10のギヤハウジング17内には、回転軸5の右端部とウォームホイール22等が収容されている。ギヤハウジング17内には、回転軸5の中央部を回転自在に支持する軸受23が固定されている。回転軸5の先端部にはウォーム24が形成されており、ウォーム24はウォームホイール22と噛合している。ウォームホイール22は出力軸25に固定されている。電動モータ1が作動し回転軸5が回転すると、その回転はウォーム24からウォームホイール22に伝達され、出力軸25が回転する。出力軸25は、図示しないリンク機構を介してワイパアームと接続されており、出力軸25の回転に伴いワイパアームが所定の払拭動作を行う。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。
すなわち、前述の実施の形態では、セグメント15の内周側に4個のアンカー突起31を設けた構成を示したが、アンカー突起31の個数は4個には限定されず、例えば、図6(a),(b)のように、アンカー突起31の個数を3個や5個とすることも可能である。なお、アンカー突起31を2個としても良いが、セグメント中央部の熱マスの関係から、前記実施の形態のような4個や、中央にアンカー突起が配置される奇数個が好ましい。
また、前述の実施の形態では、本発明のコンミテータを自動車用ワイパ装置の電動モータに使用した場合について説明したが、その用途はこれには限定されず、パワーウインド用モータや筒型ファンモータなどの車載モータ、パソコン等のOA機器用のモータなど、ブラシ付のモータであれば何れの電動モータにも適用可能である。
1 電動モータ
2 モータハウジング(ヨーク)
3 アーマチュア
4 永久磁石(磁極)
5 回転軸
6 アーマチュアコア
アーマチュアコイル
軸受
9 金属板
10 減速機構
11 スロット
12 巻線
13 コンミテータ
14 ボディ部
15 セグメント
15a セグメント端部
15b セグメント中央部
16 ライザ
17 ギヤハウジング
18 ホルダステー
19 ブラシホルダ
20 ブラシ
21 スプリング
22 ウォームホイール
23 軸受
24 ウォーム
25 出力軸
31 アンカー突起
31a〜31d アンカー突起
32 第1アンカー部
32a,32b 第1アンカー部
33 第2アンカー部
33a〜33d 第2アンカー部
34 アンカー形成溝
34a 溝端部
35 鉤爪部
36 開口部
37 奥部
38 鉤爪部
38a,38b 鉤爪部
39 凹部
51 セグメント
51a 端部
52 ボディ部
53 アンカー部
54 アンカー片
55 凹溝
中心線
t0 凹溝部位におけるセグメントの板厚
t1 凹部部位におけるセグメントの板厚

Claims (6)

  1. 合成樹脂にて形成され、電動モータの回転軸に固定されるボディ部と、
    前記ボディ部の周囲に周方向に沿って配設され、その内周側に前記ボディ部からの離脱を防止するためのアンカー部が形成された複数の金属製セグメントと、を有するコンミテータであって、
    前記セグメントの内周側には、径方向に向かって突設され、周方向に沿って配置される複数個のアンカー突起が形成され、該アンカー突起先端部に、周方向に向かって延びる鉤爪部が設けられ、
    前記アンカー部は、隣接する前記アンカー突起の間に形成された凹溝状の第1アンカー部と、前記鉤爪部によって形成された鉤型の第2アンカー部と、を有し、
    前記第1アンカー部は複数個設けられ、前記セグメントの中心に対して周方向両端側にそれぞれ配置され、
    前記第2アンカー部は、前記第1アンカー部の周方向外側の前記セグメント周方向端部近傍と、前記第1アンカー部間に形成された凹部に臨んだ部位にそれぞれ配置されることを特徴とするコンミテータ。
  2. 請求項1記載のコンミテータにおいて、
    前記第1アンカー部は、隣接する前記アンカー突起の対向する前記鉤爪部の間に形成された開口部を備え、該第1アンカー部は、前記開口部が該第1アンカー部の奥部に対し狭くなった湾状に形成されてなることを特徴とするコンミテータ。
  3. 請求項1又は2記載のコンミテータにおいて、
    前記アンカー突起は、前記セグメントの内周面に設けられた軸方向に延びるアンカー形成溝によって形成され、
    前記アンカー形成溝は、前記セグメントが前記ボディ部に対して軸方向に抜け止めされるよう、軸方向の溝端部が閉鎖されていることを特徴とするアーマチュア。
  4. 請求項1〜3の何れか1項に記載のコンミテータにおいて、
    前記凹部は、前記セグメントの中央に形成され、
    前記凹部の部位における該セグメントの板厚は、前記第1アンカー部における該セグメントの板厚よりも、厚く形成されていることを特徴とするコンミテータ。
  5. 請求項1〜4の何れか1項に記載のコンミテータと、
    前記コンミテータに隣接して設けられ、電動モータの回転軸に固定されたアーマチュアコアと、
    前記アーマチュアコアに巻装され、前記コンミテータと電気的に接続されたアーマチュアコイルと、を有することを特徴とするアーマチュア。
  6. 請求項5記載のアーマチュアと、
    前記アーマチュアの外側に配置され、複数の磁極を有するヨークと、
    電源と電気的に接続され、前記セグメントに摺接可能に設けられたブラシと、を有することを特徴とする電動モータ。
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