JP2011188696A - ステータのコイル構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】励磁コイルを今までにない高いコイル占積率でティースに集中巻きできる画期的なステータのコイル構造を提供する。
【解決手段】丸線のコイルより占積率が高い平角線コイルによりステータ4の各ティース42に集中巻きされる励磁コイル43を形成し、その際、平角線コイルを、ティース42の対向する2側面42a、42bのいずれか一方では平角線の幅の広い面がティース42の側面に平行なフラット巻きになって他方では平角線の幅の狭い面がティース42の側面に平行なエッジワイズ巻きになるようにひねりを加えてティース42に巻回し、励磁コイル43の幅と高さをティース42の側面42a、42bによって異ならせ、スペースの有効利用を図って励磁コイル43の占積率を高くする。
【選択図】図3

Description

本発明は、ステータのコイル構造に関し、詳しくは、ステータの各ティースに集中巻きされる励磁コイルの新規な構造に関する。
従来、アキシャルギャップモータにおいて、ステータの各磁極のティースに集中巻きされる励磁コイルの構造を工夫してモータの小型化等を図ることが提案されている(例えば、特許文献1(段落[0012]−[0019]、図1、図2、図3等)参照)。
図7(a)、(b)は特許文献1に記載のアキシャルギャップモータのステータ121のティース100の平面図、正面図であり、ティース100は、ロータに近い第1のティース部分101−1と、その下側の内径側を斜めに切断した形状の第2のティース部分101−2とから構成され、励磁コイルとして、第1、第2のコイル102−1、102−2が巻回されている。第1のコイル102−1は第1のティース部分101−1の周囲に巻かれている。第2のコイル102−2は、モータ軸に近い内径側が第2のティース部分101−2の切断した斜辺部分103に巻かれ、外径側が第1のコイル102−1に重なるように第1のティース部分101−1に巻かれている。そのため、ティース100は、内径側に第1、第2のコイル102−1、102−2が単層に巻回されて外径側に第1、第2のコイル102−1、102−2が重ね巻きされている。
図8は複数のティース100が周方向に配設されたステータ121の一部の斜視図であり、ステータ121は、内径側が外径側より薄くなるように斜面を形成した環状のヨーク111を備え、前記斜面に周方向に各ティース100が配設される。
このように形成されたステータ121は、ティース100の外径側のコイル厚さが内径側よりも厚くなるように第1、第2のコイル102−1、102−2が巻かれる。
特開2005−287216号公報
図7、図8に示した従来例のステータ121のコイル構造の場合、(1)第1、第2のコイル102−1、102−2が、一般的な励磁コイルと同様の断面円形の丸線のコイルで形成されるのであれば、ステータ121の励磁コイルの占積率は極めて低い。なお、第1、第2のコイル102−1、102−2を丸線のコイルで形成する際には、その丸線(エナメル線)を周知のノズル巻きで各ティース100に巻きつけるため、各ティース100間にノズル巻きの装置のノズルが入る隙間を設けなければならず、その点でも無駄な空きスペースが生じてステータ121の励磁コイルの占積率が低くなる。
(2)ティース100の斜辺部分103は、他の直線的な部分よりも径方向の幅が縮まって短くなっているので、第2のコイル102−2を第1のコイル102−1と同じ量巻くため、第2のコイル102−2は、外径側で第1のコイル102−1の外側に重ねて巻かれ、その分ステータ121の外径方向に突き出るようになり、無駄な空きスペースが生じてステータ121の励磁コイルの占積率が低下する。
(3)第1、第2のコイル102−1、102−2を、それぞれ予めコイルボビンに巻いてカセット式に形成し、そのカセットをティース100に装着して組み付け性の向上を図る場合にも、斜辺部分103に装着される第2のコイル102−2のカセットは、外径側が第1のコイル102−1のカセットの外側に装着されるので外径側が張り出してさらに無駄なスペースが大きくなり、ステータ121の励磁コイルの占積率が低下する。
したがって、図7、図8のステータ121のコイル構造では、無駄な空きスペースが多く発生し、励磁コイルの占積率を十分に高くすることができず、アキシャルギャップモータの十分な小型化等を図ることができない。
そして、ラジアルギャップモータの場合にも、ステータの各ティースに励磁コイルを集中巻きする際には、ティース間のスペース(スロット)を極力有効に利用し、高いコイル占積率で励磁コイルを巻くようにコイル構造を工夫することが望まれるが、そのための具体的なステータのコイル構造は提案されていない。
本発明は、励磁コイルを今までにない高い占積率でティースに集中巻きできる画期的なステータのコイル構造を提供することを目的とする。
上記した目的を達成するために、本発明のステータのコイル構造は、ステータの各ティースに集中巻きされる励磁コイルが平角線コイルにより形成され、前記平角線コイルが、前記ティースの対向する側面のいずれか一方では平角線の幅の広い面が前記ティースの側面に平行なフラット巻きになって前記側面の他方では平角線の幅の狭い面が前記ティースの側面に平行なエッジワイズ巻きになるようにひねりを加えて形成されることを特徴としている(請求項1)。
請求項1に係る本発明のステータのコイル構造の場合、まず、丸線のコイルより占積率が高い平角線コイルにより、集中巻きの励磁コイルが形成される。そして、アキシャルギャップモータのステータであれば、対向する側面をティースの内径側、外径側の側面とすることにより、平角線コイルで形成された励磁コイルは、内径側と外径側とで幅と高さが異なり、励磁コイルの装着に利用可能なスペースがモータ軸等で径方向に制約される内径側では平角線の幅の広い面がティースの側面に平行なフラット巻きになってスペースの有効利用が図られ、励磁コイルの装着に利用可能なスペースがティースの厚み(高さ)によってモータ軸方向に制約される外径側では平角線の幅の狭い面がティースの側面に平行なエッジワイズ巻きになってスペースの有効利用が図られる。また、ラジアルギャップモータのステータであれば、対向する側面をティースの周方向の2側面とすることにより、隣り合うティースの励磁コイルの巻き方が、隣り合うティースの対向する2側面の一方では同様のフラット巻きに、他方では同様のエッジワイズ巻きになり、平角線コイルで形成された励磁コイルが、互いに接触しないように高い占積率でティース間のスペースを有効に利用して巻回される。そのため、極力有効にスペースを利用して高いコイル占積率でステータの励磁コイルをティースに集中巻きすることができる。
そのため、励磁コイルを今までにない高い占積率でティースに集中巻きできる画期的なステータのコイル構造を提供することができる。
本発明の一実施形態のアキシャルギャップモータの組み付け状態の断面図である。 図1のアキシャルギャップモータのロータ、ステータの磁極配置を示し、(a)はロータの磁極面の平面図、(b)はステータの磁極面の平面図である。 図2のステータの一部を示し、(a)は磁極面の平面図、(b)はそのa−a線の左側断面図である。 図1の励磁コイルを示し、(a)は内径側と外形側の断面形状を示す透視図、(b)は断面図である。 ステータへのカセット式の励磁コイルの装着を示す斜視図である。 本発明の他の実施形態のラジアルギャップモータの組み付け状態の断面図である。 従来例のティースに巻回される励磁コイルの構造を示し、(a)はティースの平面図、(b)はその正面図である。 図7のティースが配設された従来例のステータの構成を示す斜視図である。
つぎに、本発明をより詳細に説明するため、実施形態について、図1〜図6を参照して詳述する。なお、それらの図面においては、モータ軸等は適宜省略している。
(一実施形態)
まず、アキシャルギャップモータのステータの巻き線構造に適用した一実施形態について、図1〜図5を参照して説明する。
図1は本実施形態のアキシャルギャップモータ1aを示し、アキシャルギャップモータ1aは、概略、モータ軸2に軸支されて回転するロータ3と、ギャップ(間隔)を設けてロータ3に対向するように設けられたステータ4とを備える。なお、ステータ4は中心の開口にモータ軸2が遊挿される。
図2(a)はロータ3の磁極面を示し、ロータ3は円板状のヨーク31の周方向に例えば8個のロータ磁極のポール32が等間隔に配設される。
図2(b)はステータ4の磁極面を示し、アキシャルギャップモータ1aがA、B、Cの3相駆動で各相のステータ磁極を90度間隔で4個ずつ励磁する構成の場合、ステータ4は円板状のヨーク41の周方向に12個のステータ磁極のティース42が等間隔に配設され、各ティース42には励磁コイル43が集中巻きされる。
なお、ヨーク31、41およびポール32、ティース42は磁性体(例えば圧粉磁心)で形成されている。
そして、ステータ4の各ステータ磁極は、図2(b)に示すように相順に配設され、同相の90度毎の4磁極の励磁コイル43が同時に通電されてN極、S極に交互に励磁されることにより、励磁されたステータ磁極とロータ磁極との電磁的な吸引作用でロータ3が回転してアキシャルギャップモータ1aが駆動される。
つぎに、ステータ4の構造について、さらに説明する。
ステータ4のヨーク41は、励磁コイル43をカセット式にした場合の装着のし易さ等考慮して、図1からも明らかなように外径側が内径側より肉厚に形成され、ロータ3に対向する磁極面の内径側が所定の傾きで窪んでいる。
ステータ4の各ティース41は、回転角度に対するステータ4とロータ3の磁極対向部分の面積増分を一定にしてモータトルクの変動(トルクリップル)を低減するため、図2(b)に示すように平面視が扇形であり、内径側は外径側より周方向に短い。また、ステータ4の磁極面を平坦にしてロータ3とステータ4の磁極面の対向距離を一定に保ち、トルクリップルを低減するため、ヨーク41の厚みに合わせて内径側は外径側より肉厚である。図1のha、hbは各ティース42の内径側、外径側の厚み(高さ)を示す(ha>hb)。
この場合、ステータ4の内径側は、モータ軸2等によって、励磁コイル43の装着に利用可能なスペースが径方向に制約され、ステータ4の外径側は、厚みhbが内径側の厚みhaより薄いので、励磁コイル43の装着に利用可能なスペースがモータ軸方向に制約される。
そして、各ティース42は、内径側の側面42a、外径側の側面42bが本発明の2側面を形成する。
つぎに、各ティース42に集中巻きされる励磁コイル43は、コイル占積率を高めるため、周知の平角線を巻回した平角線コイル5により形成され、しかも、その巻き方が画期的である。
図3(a)はステータ4の磁極面の一部を示し、同図(b)はその磁極面の励磁コイル43のa−a線の断面を示す。それらの図面から明らかなように、励磁コイル43を形成する平角線コイル5は、例えばエナメル線からなる周知の平角線を、ティース42の左右の長手方向の2側面42c、42dそれぞれで90度ずつ同方向または逆方向に緩やかにひねり、内径側の側面42aでは平角線の幅の広い面が側面42aに平行なフラット巻きになり、外径側の側面42bでは平角線の幅の狭い面が外径側の側面42bに平行なエッジワイズ巻きになるように巻回する。なお、フラット巻きの部分では、励磁コイル43としての必要な巻き数や、励磁コイル43の装着に利用可能なスペースのモータ軸方向の長さ(厚みha)等から、径方向1段分の巻き数が決まり、必要に応じて複数段に巻き重ねられる。その際、各1段の巻き数は同じであっても異なっていてもよい。また、前記ひねりによって生じるくびれ部分は、コイルの膨らみを少なくするため、例えば一巻毎に径方向にずらされる。
このように平角線コイルのエッジワイズ巻き(またはフラット巻き)の一部をフラット巻き(またはエッジワイズ巻き)にすることにより、励磁コイル43は、ティース42の側面42a、42bによって幅と高さが異なり、励磁コイル43の装着に利用可能なスペースが径方向に制約される内径側では、平角線の幅の広い面が側面42aに平行なフラット巻きになってスペースが有効に利用され、励磁コイル43の装着に利用可能なスペースがモータ軸方向に制約される外径側では、平角線の幅の狭い面が外径側の側面42bに平行な側面42bに平行なエッジワイズ巻きになってスペースが有効に利用され、無駄な空きスペースがほとんど生じない。
図4(a)は励磁コイル43の内径側と外形側の断面形状を示し、図中のwa、wbは励磁コイル43を形成する平角線コイル5の内径側、外形側の幅であり、wa<wbである。そして、平角線コイル5の内径側、外形側は、厚み(高さ)がha>hb、幅がwa<wbになり、励磁コイル43の幅と高さが内径側と外形側で異なる。
図4(b)は励磁コイル43の具体的な断面形状例を示し、この例の場合、励磁コイル43はカセット式であり、励磁コイル43を形成する平角線コイル5は、図3(a)のティース42に外枠状に嵌め込まれる例えば樹脂製のコイルボビン51に平角線を巻いて形成される。その際、コイルボビン51は例えばティース42の側面42a、42bの左右端部や中央部等の一または複数の個所において、ティース42の内径側の側面42aの部分には段間に仕切りとなるガイド部52が形成され、ティース42の外径側の側面42bの部分には巻き線間に仕切りとなるガイド部53が形成され、エッジワイズ巻きからフラット巻き、その逆に巻き方を変える平角線を、保持ガイド部52、53によって確実に保持することができるとともに、その巻き崩れを防止することができる。
そして、励磁コイル43は、カセット式であっても外径側や内径側に出っ張ったりすることがない。
図5はステータ4の各ティース42へのカセット式の励磁コイル43の装着方法を示し、コイルボビン51に平角線を巻回して形成された励磁コイル43は、内径側が外形側より高く、励磁コイル43内径側からティース42の上方にもってきて図中の矢印線に示すように上方からティース42に被せて簡単に装着できる。
以上のように、本実施形態の場合、アキシャルギャップモータ1aのステータ4のティース42に、平角線コイル5で形成される集中巻きの励磁コイル43を集中巻きして、ステータ磁極が形成される。この場合、励磁コイル43は丸線のコイルで形成する場合より占積率が高くなる。
さらに、平角線コイル5で形成される励磁コイル43は、内径側がフラット巻きで外径側がエッジワイズ巻きであり、励磁コイル43の装着に利用可能なスペースに応じて幅と高さが異なり、極力有効に空いたスペースを利用してステータ4の各ティース42に巻回できる。
したがって、励磁コイル43を今までにない高い占積率でティース42に集中巻きできる画期的なステータ4のコイル構造を提供することができ、アキシャルギャップモータ1aの小型化等を図ることができる。
また、励磁コイル43をカセット式に形成することにより、励磁コイル43の各ティース42への巻回が、励磁コイル43のカセットを各ティース42に嵌め付けて簡単に行なうことができ、アキシャルギャップモータ1aの組み付け性が向上する利点もある。
また、ステータ4のヨーク41の厚み(高さ)を外径側より内径側で薄くしているので、各励磁コイル43が出っ張り等なくコンパクトに収納され、ステータ4が小型化できる利点もある。
ところで、励磁コイル43はカセット式でなくてもよく、ステータ4のティース42に平角線をひねりながら直接巻いて平角線コイル5と同様の平角線コイルを形成し、この平角線コイルによって励磁コイル43を形成するようにしてもよい。
(他の実施形態)
つぎに、ラジアルギャップモータのステータの巻き線構造に適用した他の実施形態について、図6を参照して説明する。
図6は本実施形態のラジアルギャップモータ1bを示し、ラジアルギャップモータ1bはインナーロータタイプであり、概略、モータ軸(図示せず)に軸支されて回転する環状のロータ6と、ギャップ(間隔)を設けてロータ6の外径側に設けられた環状のステータ7とを備える。
ロータ6は環状のヨーク61の外周面に例えば8個のロータ磁極の径方向に放射状に突出したロータ磁極のポール62が等間隔に配設されている。
ステータ7は例えば12個の分割コア71を環状に繋いで形成され、各分割コア71は、弧片状のヨーク72の内径側に中心方向に向かって放射状に突出したステータ磁極のティース73が配設され、各ティース73に励磁コイル74を集中巻きして形成される。このとき、ヨーク72の内、外周面は平坦であり、各ティース73の厚み(高さ)は一定である。
そして、各ティース73の周方向の2側面73a、73bが本発明の対向する2側面である。
励磁コイル74は、一実施形態の励磁コイル43と同様に、平角線を巻回した平角線コイル8からなり、ティース73の左右の2側面のいずれか一方、例えば側面73aではフラット巻きになって反対側の側面73bではエッジワイズ巻きになるようにひねりを加えてティース73に巻回される。このとき、各励磁コイル74のフラット巻きの部分は、ティース73間の利用可能なスペース(スロット)に隣のティース73の励磁コイル74のエッジワイズ巻きの部分と隣り合わせに収容されるので、その巻き重ねの段数および各1段分の巻き数が、コイル占積率が最も高くなるように設定される。なお、図6では12時の位置の励磁コイル74を除く各励磁コイル74を断面で示している。
したがって、本実施形態の場合も、平角線コイル8が形成する集中巻きの励磁コイル74は、丸線のコイルで形成する場合より高い占積率で形成される。
さらに、平角線コイル8で形成される励磁コイル74は、周方向のいずれか一方の周面側がフラット巻きで他方の周面側がエッジワイズ巻きであり、励磁コイル74の装着に利用可能なスペース(スロット)に応じて幅と高さが異なるため、スペースの有効利用を図ってステータ7の各ティース73に巻回できる。
そのため、極力有効にスペースを利用して高い占積率で励磁コイル74をティース73に集中巻きした画期的な構成のステータ7のコイル構造を提供することができ、ラジアルギャップモータ1bの小型化等を図ることができる。
そして、本発明は上記した各実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて上述したもの以外に種々の変更を行なうことが可能であり、例えば、前記一実施形態において、平角線コイル5の巻き線数によってはフラット巻きの段数に応じた高さとエッジワイズ巻きの巻き重ねの厚みの関係が逆する場合もあり、このような場合には、内径側の側面42aではエッジワイズ巻きになって外径側の側面42bではフラット巻きになるように平角線を巻回すればよい。また、前記他の実施形態において、側面73aではエッジワイズ巻きになって反対側の側面73bではフラット巻きになるように平角線を巻回してもよいのは勿論である。
つぎに、前記両実施形態のモータ1a、1bのロータ磁極、ステータ磁極の個数等はどのようであってもよく、また、アキシャルギャップモータのステータの励磁コイル構造に適用する場合、ステータが2枚のステータ4を背中合わせに貼り合わせた両面磁極構造であってもよい。さらには、本願出願人が既に出願している、両面磁極構造であって、一方の片面のステータ磁極が全てS極、他方の片面のステータ磁極が全てN極の立体磁路構成のアキシャルギャップモータ(特願2009−0115232号)のステータの励磁コイル構造等にも同様に適用できる。
つぎに、励磁コイル43、74の平角線コイル5、8は、いずれも、ティース42、73に直接巻回して形成してもよく、カセット式であってもよい。
また、アウターロータのラジアルギャップモータのステータの励磁コイルについても、前記他の実施形態と同様にして本発明を適用できる。
そして、本発明は、電気自動車の駆動モータ等の種々の用途のアキシャルギャップモータ、ラジアルギャップモータのステータのコイル構造に適用することができる。
4、7 ステータ
5、8 平角線コイル
42、73 ティース
42a〜42d、73a、73b ティースの側面
43、74 励磁コイル

Claims (1)

  1. ステータの各ティースに集中巻きされる励磁コイルが平角線コイルにより形成され、
    前記平角線コイルは、前記ティースの対向する側面のいずれか一方では平角線の幅の広い面が前記ティースの側面に平行なフラット巻きになって前記側面の他方では平角線の幅の狭い面が前記ティースの側面に平行なエッジワイズ巻きになるようにひねりを加えて形成されることを特徴とするステータのコイル構造。
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