JP2009060686A - 導電ターミナル装置、回転電機、及び導電ターミナル装置の製造方法 - Google Patents

導電ターミナル装置、回転電機、及び導電ターミナル装置の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】歩留りの低下を抑制しつつ母材の幅を狭くすることができるターミナル片を備えた導電ターミナル装置を提供する。
【解決手段】導電ターミナル装置21は、電機子11が挿通される電機子挿入孔23を有するブラシホルダ22と、電機子11に給電するための4つの給電用ブラシ25と、ブラシホルダ22上に配置され給電用ブラシ25と外部コネクタとを電気的に接続する導電性のターミナル片41,51とを備えている。ターミナル片41,51を構成するブラシ接続部42,52は、導電性を有する板材よりなるとともに矩形状の切込み44,54を有し、該切込み44,54の内側部分である折返し部45,55が折り返されることにより、該折返し部45,55によってその長さが延長されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、電機子に給電を行うための導電ターミナル装置、該導電ターミナル装置を備えた回転電機、及び該導電ターミナル装置の製造方法に関するものである。
従来、直流モータには、例えば特許文献1に記載されているように、外部の電源装置から供給される電流を電機子に供給するための導電ターミナル装置を備えたものがある。この導電ターミナル装置は、電機子の外周に配置される環状のブラシホルダに、電機子の整流子に摺接する複数の給電用ブラシと、外部の電源装置に接続された外部コネクタ及び前記給電用ブラシを電気的に接続する導電性の2つのターミナル片とを配設して構成されている。各ターミナル片は、略コ字状をなし、電機子の外周を囲むようにブラシホルダ上に配置されている。そして、これらターミナル片は、導電性を有する帯状の母材を打ち抜いて細長い長方形の板状をなす導電素材を形成し、該導電素材の複数個所折り曲げることによって形成される。このように、ターミナル片となる導電素材は細長い長方形状をなすため、帯状の母材の幅方向と該導電素材の長手方向とが一致するように板取りするとともに、母材の長手方向に隣り合って打ち抜かれる導電素材同士の間隔を狭く設定することにより、歩留りの向上が図られている。
特開2002−315256号公報
ところで、ターミナル片は、電機子を囲むような形状とされるため、その一端から他端までの長さが自ずと長くなる。従って、上記のように細長い長方形の板状をなす導電素材の複数箇所を折り曲げてターミナル片を形成する場合には、導電素材の長さも、ターミナル片とされた時の一端から他端までの長さを確保するために自ずと長くなってしまう。そのため、歩留りは向上されるものの、ターミナル片となる導電素材を打ち抜くための母材の幅が広くなってしまうという問題があった。そして、一般的に、母材は幅が狭いものに比べて幅が広いものの方が高価であるため、使用する母材の幅が広くなるとターミナル片にかかるコストが大きくなってしまう。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであって、その目的は、歩留りの低下を抑制しつつ母材の幅を狭くすることができるターミナル片を備えた導電ターミナル装置、該導電ターミナル装置を備えた回転電機、及び該導電ターミナル装置の製造方法を提供することにある。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、電機子が挿通される電機子挿通孔を有するブラシホルダと、前記ブラシホルダにて保持された、前記電機子に給電するための複数の給電用ブラシと、前記ブラシホルダ上に配置され、電源装置に接続される外部コネクタ及び前記給電用ブラシを電気的に接続する導電性のターミナル片と、を備えた導電ターミナル装置であって、前記ターミナル片は、導電性を有する板材よりなるとともに非環状の切込みを有し、該切込みの内側部分である折返し部が折り返されることにより、該折返し部によってその長さが延長されていることをその要旨としている。
同構成によれば、ターミナル片は、切込みを設けることにより形成された折返し部が折り返されることにより、該折返し部によってその長さが延長されている。従って、母材を打ち抜いてターミナル片となる導電素材を形成する際、導電素材の長さを、完成したターミナル片よりも短くすることができる。その結果、従来のように細長い長方形状の直線的な導電素材を打ち抜いてターミナル片を形成する場合に比べて母材の幅を狭くすることができる。また、最終的なターミナルの形状をそのまま打ち抜くわけではないため、打ち抜く際の導電素材の形状を四角形状やL字状等の簡易な形状とすることが可能であり、導電素材の形状を簡易な形状とすることにより、廃材が減少されるように母材に対する板取りを行うことができ、歩留りの低下を抑制することができる。尚、「ターミナル片の長さ」とは、ターミナル片を一端から他端まで辿った距離に該当し、「導電素材の長さ」についても同様である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のターミナル装置において、請求項1に記載のターミナル装置において、前記ブラシホルダは、前記ターミナル片が配置される部位の側方に複数の爪挿入孔を有し、前記ターミナル片は、幅方向に突出し前記ターミナル片を前記ブラシホルダに固定すべく前記爪挿入孔に挿入されてかしめられるかしめ爪を有する帯状の幅狭部と、前記かしめ爪を除く前記幅狭部の幅よりも広く且つ前記かしめ爪を含めた前記幅狭部の幅以下の幅を有するとともに前記かしめ爪を含めた前記幅狭部の幅内に収まる幅広部とを備え、前記切込みは前記幅広部に形成されたことをその要旨としている。
同構成によれば、幅広部は、かしめ爪を除く幅狭部の幅よりも広く、且つかしめ爪を含めた幅狭部の幅以下の幅となるように形成されている。従って、幅広部に切込みを形成して設けられる折返し部の幅が極端に細くなることが抑制される。また、幅狭部がかしめ爪を有する構成となることにより、母材においてターミナル片となる導電素材1つ分を打ち抜くためのスペースの幅が、かしめ爪が突出した分だけ幅狭部の幅方向に広くなるが、かしめ爪を含む幅狭部の幅内に収まるように幅広部を形成することにより、導電素材1つ分を打ち抜くためのスペース内で母材を有効に利用することができ、打ち抜き後の廃材を減少させることができる。尚、「帯状の幅狭部」とは、一定の幅で直線的に延びるものだけでなく、一定の幅を有し平面内で屈曲した部位を有するように延びるものも含む。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の導電ターミナル装置において、前記ターミナル片は、前記ブラシホルダ上に前記電機子挿通孔の外周を囲うように配置されたことをその要旨としている。
同構成によれば、ターミナル片は、電機子挿通孔を囲うように配置されるため、周方向に配置される給電用ブラシと該ターミナル片との電気的な接続を容易に行うことができる。
請求項4に記載の発明は、内周面に永久磁石が固着された有底筒状のヨークハウジングと、前記ヨークハウジングの内側に回転可能に配置され円筒状の整流子を有する電機子と、前記ヨークハウジングの開口部に配置され、前記整流子に摺接する前記給電用ブラシを有する請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の導電ターミナル装置と、を備えたことをその要旨としている。
同構成によれば、回転電機に備えられる導電ターミナル装置においては、ターミナル片は、切込みを設けることにより形成された折返し部が折り返されることにより、該折返し部によってその長さが延長されている。従って、母材を打ち抜いてターミナル片となる導電素材を形成する際、導電素材の長さを、完成したターミナル片よりも短くすることができる。その結果、従来のように細長い長方形の直線的な導電素材を打ち抜いてターミナル片を形成する場合に比べて母材の幅を狭くすることができる。よって、導電ターミナル装置の製造にかかるコストを低減させることができ、ひいては回転電機の製造にかかるコストを低減させることができる。
請求項5に記載の発明は、電機子が挿通される電機子挿通孔を有するブラシホルダと、前記ブラシホルダにて保持された、前記電機子に給電するための複数の給電用ブラシと、前記ブラシホルダ上に配置され、電源装置に接続される外部コネクタ及び前記給電用ブラシを電気的に接続する導電性のターミナル片と、を備えた導電ターミナル装置の製造方法であって、導電性を有する帯状の母材にプレス加工が施されて前記ターミナル片となる導電素材が打ち抜かれる打抜き工程と、前記導電素材に切込みが形成される切込み工程と、前記切り込みの内側部分である折返し部が折り返されることにより、当該折返し部によって前記導電素材の長さが延長される折曲工程と、前記導電素材にて構成された前記ターミナル片を前記ブラシホルダ上に配置する配置工程とを有することをその要旨としている。
同構成によれば、打抜き工程において打ち抜かれた導電素材は、切込み工程において切込みが形成された後に、折曲工程において切込みの内側部分である折返し部が折り返されると、当該折返し部によって導電素材の長さが延長される。従って、母材を打ち抜いて形成する導電素材の長さを、完成したターミナル片の長さよりも短くすることができる。その結果、従来のように細長い長方形の直線的な導電素材を打ち抜いてターミナル片を形成する場合に比べて母材の幅を狭くすることができる。また、最終的なターミナルの形状をそのまま打ち抜くわけではないため、打ち抜く際の導電素材の形状を四角形状やL字状等の簡易な形状とすることが可能であり、導電素材の形状を簡易な形状とすることにより、廃材が減少されるように母材に対する板取りを行うことができ、歩留りの低下を抑制することができる。尚、「ターミナル片の長さ」とは、ターミナル片を一端から他端まで辿った距離に該当し、「導電素材の長さ」についても同様である。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の導電ターミナル装置の製造方法において、前記打抜き工程では、前記導電素材は、幅方向に突出したかしめ爪を有する帯状の幅狭部と、前記かしめ爪を除く前記幅狭部の幅よりも広く且つ前記かしめ爪を含めた前記幅狭部の幅よりも狭い幅を有する幅広部とを備えるように打ち抜かれ、前記切込み工程では、前記幅広部に前記切込みが形成され、前記配置工程では、前記ブラシホルダに形成された爪挿入孔に前記かしめ爪が挿入されてかしめられることにより、前記ターミナル片が前記ブラシホルダに固定されることをその要旨としている。
同構成によれば、打抜き工程において、幅広部は、かしめ爪を除く幅狭部の幅よりも広く、且つかしめ爪を含めた幅狭部の幅以下の幅となるように形成される。そして、切込み工程では、この幅広部に切込みが形成される。従って、幅広部に切込みを形成して設けられる折返し部の幅が極端に細くなることが抑制される。また、幅狭部がかしめ爪を有する構成となることにより、母材においてターミナル片となる導電素材1つ分を打ち抜くためのスペースの幅が、かしめ爪が突出した分だけ幅狭部の幅方向に広くなるが、かしめ爪を含む幅狭部の幅内に収まるように幅広部を形成することにより、導電素材1つ分を打ち抜くためのスペース内で母材を有効に利用することができ、打ち抜き後の廃材を減少させることができる。尚、「帯状の幅狭部」とは、一定の幅で直線的に延びるものだけでなく、一定の幅を有し平面内で屈曲した部位を有するように延びるものも含む。
本発明によれば、歩留りの低下を抑制しつつ母材の幅を狭くすることが可能なターミナル片を備えた導電ターミナル装置、該導電ターミナル装置を備えた回転電機、及び該導電ターミナル装置の製造方法を提供することができる。
以下、本発明を、車両に搭載される送風装置の駆動源として用いられるモータに具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図1は、本実施形態の回転電機としてのモータの概略構成図である。図1に示すように、モータを構成する有底円筒状のヨークハウジング1の上底部1a中央には、軸受2が設けられるとともに、該ヨークハウジング1の内周面には、永久磁石3が固着されている。また、ヨークハウジング1の開口部は、略円板状のエンドフレーム4にて閉塞されるとともに、該エンドフレーム4の中央部には、滑り軸受5が設けられている。そして、この滑り軸受5と前記軸受2によって、ヨークハウジング1の内側に電機子11が回転可能に支持されている。
電機子11は、軸受2及び滑り軸受5にて両端部がそれぞれ軸支される回転軸12に、巻線13が巻回された電機子コア14及び整流子15を固定して形成されている。尚、回転軸12において、電機子コア14はヨークハウジング1の上底部1a側に固定されるとともに、整流子15はエンドフレーム4側に固定されている。前記整流子15は、円筒状をなすとともに、その外周面には、短冊状をなす複数のセグメント15aが周方向に並設されている。そして、所定のセグメント15aには、前記巻線13の端部が電気的に接続されている。
前記エンドフレーム4の内側面には、導電ターミナル装置21が配置されている。図2に示すように、導電ターミナル装置21を構成する円盤状のブラシホルダ22は、絶縁性の合成樹脂材料にて形成されるとともに、その径方向の中央部に前記電機子11が挿通される円形状の電機子挿通孔23が形成されている。電機子挿通孔23の内径は、前記整流子15の外径よりも大きく形成されている。また、ブラシホルダ22の軸方向の一端面(図2において手前側の面)上には、4つのブラシ保持部24が固定されている。4つのブラシ保持部24は、四角筒状をなし、ブラシホルダ22において周方向に等角度間隔となる4箇所で、それぞれ径方向に沿って延びるように配置されている。また、各ブラシ保持部24は、その内周側の端部が前記電機子挿通孔23の内周面よりも径方向内側に突出している。
各ブラシ保持部24内には、略四角柱状をなす給電用ブラシ25がそれぞれ収容されている。各給電用ブラシ25は、図示しない付勢部材によって径方向内側に向かって付勢されることにより、その先端部が整流子15の外周面に押圧接触されている。尚、付勢部材は、板ばね、圧縮コイルばね及びつるまきばね等のうち何れかが用いられる。
また、図3(a)に示すように、前記ブラシホルダ22の軸方向の他端面、即ち前記ブラシ保持部24が設けられた側と反対側の面上には、導電性を有する金属板材よりなる2つのターミナル片41,51が配置されている。一方のターミナル片41は、ブラシ接続部42と端子接続部43とから構成されるとともに、他方のターミナル片51も同様に、ブラシ接続部52と端子接続部53とから構成されている。
図4に示すように、ブラシ接続部42,52は、その厚さ方向から見た形状が略コ字状をなすとともに、それぞれ略L字状の板状をなす幅狭部42a,52a、及び該幅狭部42a,52aの一端部から延び長方形の板状をなす幅広部42b,52bを備えている。
幅狭部42a,52aは、それぞれほぼ一定の幅でL字状に延びており、幅狭部42a,52aがL字状をなすことにより該幅狭部42a,52aには、屈曲部42d,52dが形成されている。そして、各幅狭部42a,52aには、その両端寄りの2箇所に、幅方向に突出した2対のかしめ爪42c,52cが一体に形成されるとともに、各かしめ爪42c,52cは、それぞれ四角形の板状をなしている。尚、本実施形態において、幅方向とは、幅狭部42a,52aの延びる方向と直交する方向の幅であり、例えば図4においては、幅狭部42aにおける左右方向に延びている部分の幅方向は上下方向となり、幅狭部42aにおける上下方向に延びている部分の幅方向は左右方向となる。
前記幅広部42bは、該幅広部42bと前記屈曲部42dとの間の幅狭部42aの延びる方向と同方向に延びている。そして、幅広部42bの幅D1は、幅狭部42aと同一平面内にあるかしめ爪42c(即ちかしめられる前の状態のかしめ爪42c)を除く幅狭部42aの幅D2よりも広く、且つかしめ爪42cを含む幅狭部42aの幅D3以下の値に設定されている。更に、幅広部42bは、かしめ爪42cを含めた幅狭部42aの幅D3内に収まるように形成されている。同様に、前記幅広部52bは、該幅広部52bと前記屈曲部52dとの間の幅狭部52aの延びる方向と同方向に延びている。そして、幅広部52bの幅D4は、かしめ爪52cを除く幅狭部52aの幅D5よりも広く、且つかしめ爪52cを含む幅狭部52aの幅D6以下の値に設定されている。更に、幅広部52bは、かしめ爪52cを含めた幅狭部52aの幅D6内に収まるように形成されている。そして、本実施形態では、幅広部42b,52bは、幅狭部42a,52aに対し、ブラシ接続部42,52の内側よりも外側に向けて幅がより広くなるように形成されている。また、幅狭部42aと幅広部42b、及び、幅狭部52aと幅広部52bは、それぞれ同一平面内となるように形成されている。
前記各幅広部42b,52bには、それぞれ略矩形状をなす切込み44,54が形成されている。幅広部42bに形成された切込み44は、幅広部42bの長手方向(幅方向と直交する方向)に沿って互いに平行に延びる2つの第1及び第2切込み構成部44a,44bと、これら切込み構成部44a,44bにおける幅狭部42a側の端部を結ぶように幅広部42bの幅方向と平行に延びる1つの第3切込み構成部44cとから構成されている。そして、第2切込み構成部44bは、第3切込み構成部44cの長さと等しい長さだけ、該第3切込み構成部44cと逆側の端部が第1切込み構成部44aよりも短く形成されている。同様に、幅広部52bに形成された切込み54は、幅広部52bの長手方向(幅方向と直交する方向)に沿って互いに平行に延びる2つの第1及び第2切込み構成部54a,54bと、これら切込み構成部54a,54bにおける幅狭部52a側の端部を結ぶように幅広部52bの幅方向と平行に延びる1本の第3切込み構成部54cとから構成されている。そして、幅広部52bにおける第2切込み構成部54bは、第3切込み構成部54cの長さと等しい長さだけ、該第3切込み構成部54cと逆側の端部が第1切込み構成部54aよりも短く形成されている。
また、各切込み44,54の内側部分である折返し部45,55は、切込み44,54が矩形状をなすことにより略長方形状をなすとともに、その基端部が折り返されている。詳述すると、各折返し部45,55は、その長手方向と幅広部42bの長手方向とが直交するようにその基端部が折り返されている。このように、各折返し部45,55の基端部が折り返されることにより、ブラシ接続部42,52はそれぞれ略コ字状をなすとともに、各折返し部45,55によってブラシ接続部42,52の長さが延長されている。尚、各折返し部45,55の幅は、各幅狭部42a,52aの幅と等しい幅となっている。また、各折返し部45,55の先端部には、各折返し部45,55の基端部側に開口するコ字状の切込みが形成されるとともに、該切込みの内側部分が起こされることによって第1フック部45a,55aが形成されている。
前記端子接続部43,53は、L字状をなすとともに、各端子接続部43,53の幅は、前記幅狭部42a,52aの幅と等しく形成されている。また、これら端子接続部43,53の一端部は、後述する外部コネクタ63(図1参照)が接続される接続端部43a,53aとされるとともに、他端部には、前記第1フック部45a,55aと同様の第2フック部43b,53bがそれぞれ形成されている。各第2フック部43b,53bは、各端子接続部43,53における屈曲した部位側に開口するコ字状の切込みを各端子接続部43,53に形成するとともに、該切込みの内側部分を起こすことにより形成されている。そして、図5(a)に示すように、ブラシ接続部42において第1フック部45aが切り起こされることによって形成された孔の内部に第2フック部43bを挿入すると同時に、端子接続部43において第2フック部43bが切り起こされることによって形成された孔の内部に第1フック部45aを挿入する。次いで、図5(b)に示すように、端子接続部43を挟み込むように第1フック部45aをかしめるとともに、折返し部45を挟み込むように第2フック部43bをかしめることにより、ブラシ接続部42と端子接続部43とが接続される。もう一方のブラシ接続部52と端子接続部53についても同様に、第1及び第2フック部55a,53bをかしめることにより接続されている。
図3(a)に示すように、上記のように構成された2つのターミナル片41,51は、前記ブラシホルダ22のブラシ保持部24が設けられた側と反対側の面上において、電機子挿通孔23を囲むように配置されている。即ち、ターミナル片41,51は、コ字状をなす各ブラシ接続部42,52の内側に電機子挿通孔23が配置されるようにブラシホルダ22上に配置されている。そして、ターミナル片41,51がブラシホルダ22上に配置された状態においては、ブラシ接続部42の2つの屈曲部、即ち屈曲部42d及び折返し部45の基端部が、周方向に並ぶ2つのブラシ保持部24と対応する位置に配置されるとともに、ブラシ接続部52の2つの屈曲部、即ち屈曲部52d及び折返し部55の基端部が、周方向に並ぶ残りの2つのブラシ保持部24と対応する位置に配置されている。また、同状態においては、各端子接続部43,53における折返し部45,55と反対側の端部、即ち接続端部43a,53aが平行に配置されている。
尚、前記ブラシホルダ22には、配置されたターミナル片41,51のかしめ爪42c,52cと対応する位置に、爪挿入孔28が形成されている。そして、各ターミナル片41,51は、これら爪挿入孔28にかしめ爪42c,52cを挿入するとともに、図3(b)に示すように、対をなすかしめ爪42c,52cの先端部が互いに近づくようにかしめられることにより、ブラシホルダ22に対して固定されている。また、図2に示すように、各ターミナル片41,51には、4つの給電用ブラシ25のうち2つずつがそれぞれピッグテール61を介して電気的に接続されている。
上記のように構成された導電ターミナル装置21は、図1に示すように、ブラシ保持部24側の面がヨークハウジング1の内側を向くように、且つ、ターミナル片41,51が配置された側の面がエンドフレーム4側を向くようにヨークハウジング1とエンドフレーム4との間に配置されている。そして、導電ターミナル装置21には、モータを制御するコントローラ62(電源装置)に接続された外部コネクタ63が外周側から接続され、外部コネクタ63の2つの接続端子63aとターミナル片41,51の接続端部43a,53a(図3(a)参照)とがそれぞれ電気的に接続される。尚、図1においては、外部コネクタ63に備えられる2つの接続端子63aのうち、1つのみを図示している。
上記のように構成されたモータにおいては、外部コネクタ63の2つの接続端子63aを介して供給される電流は、ターミナル片41,51、給電用ブラシ25及び整流子15を介して電機子11の巻線13に供給される。そして、巻線13への給電が行われることにより、電機子11が回転される。
次に、上記のモータに備えられる導電ターミナル装置21の製造方法について説明する。本実施形態の導電ターミナル装置21は、打抜き工程、折曲工程、接続工程及び配置工程を経て製造される。
まず、打抜き工程において、帯状の母材をプレス加工により打ち抜くことにより、ターミナル片41,51を構成するブラシ接続部42,52(導電素材)及び端子接続部43,53(導電素材)が形成される。代表して、ブラシ接続部42の打ち抜き形成について説明すると、図6(a)に示すように、幅狭部42a及び幅広部42bを有するブラシ接続部42は、折返し部45が折り返される前のL字状の状態で打ち抜かれる。そして、ブラシ接続部42は、帯状の母材71に対し、屈曲部42dが母材71の長手方向に並ぶように、且つ、打ち抜かれる全てのブラシ接続部42の向き(屈曲の方向)が全て同じ向きとなるように板取りされる。また、ブラシ接続部42は、母材71に対し、打ち抜かれる複数のブラシ接続部42の幅広部42bが平行となるように、L字状のブラシ接続部42の内側に隣り合うブラシ接続部42が配置されるように板取りされる。このように板取りをすると、母材71の幅D7は、図6(a)に示す幅D8と同じか少し広い程度で済むとともに、隣り合って打ち抜かれるブラシ接続部42間の幅を狭めることができるため、歩留りを良好に保つことができる。また、ブラシ接続部42を形成すべく母材71が打ち抜かれる際には、同時に、切込み44及び第1フック部45aを形成するための切込みも形成され(切込み工程)、図6(b)に示すブラシ接続部42が形成される。そして、ブラシ接続部52、端子接続部43,53(図4参照)についても、ブラシ接続部42と同様に帯状の母材を打ち抜いて形成される。
次に、折曲工程が行われ、図6(b)及び図6(c)に示すように、ブラシ接続部42,52に形成された切込み44,54の内側部分である折返し部45,55が、幅広部42b,52bと直角をなすようにその基端部にて折り返される(図4参照)。尚、図6(b)においては、折返し部45において折り曲げられる部位を破線にて図示している。これにより、ブラシ接続部42,52の長さは、折返し部45,55と同程度分だけ長くなる。また、ブラシ接続部42,52の第1フック部45a,55a及び端子接続部43,53の第2フック部43b,53bが起こされる(図4参照)。
次に、接続工程が行われ、ブラシ接続部42と端子接続部43、及び、ブラシ接続部52と端子接続部53がそれぞれ接続される。図5(a)に示すように、この接続工程では、ブラシ接続部42において第1フック部45aが切り起こされることによって形成された孔の内部に第2フック部43bを挿入すると同時に、端子接続部43において第2フック部43bが切り起こされることによって形成された孔の内部に第1フック部45aを挿入する。次いで、図5(b)に示すように、端子接続部43を挟み込むように第1フック部45aをかしめるとともに、折返し部45を挟み込むように第2フック部43bをかしめることにより、ブラシ接続部42と端子接続部43とが接続される。もう一方のブラシ接続部52と端子接続部53についても同様に、第1及び第2フック部55a,53bをかしめることにより接続される。こうして、ターミナル片41,51が完成する。
次に、配置工程が行われ、ブラシホルダ22に対してターミナル片41,51が配置される。図3(a)に示すように、2つのターミナル片41,51は、ブラシホルダ22のブラシ保持部24が設けられた側と反対側の面上において電機子挿通孔23を囲むように配置される。また、ターミナル片41,51がブラシホルダ22に配置される際には、同時に、かしめ爪42c,52cがそれぞれ対応する爪挿入孔28に挿入される。そして、これらかしめ爪42c,52cがブラシホルダ22に対してかしめられることにより、各ターミナル片41,51は、ブラシホルダ22に対して固定される。また、各ターミナル片41,51には、ブラシホルダ22のブラシ保持部24にて保持された4つの給電用ブラシ25のうち2つずつがそれぞれピッグテール61を介して電気的に接続される。こうして、導電ターミナル装置21が完成する。
上記したように、本実施形態によれば、以下の効果を有する。
(1)ターミナル片41,51を構成するブラシ接続部42,52は、切込み44,54を設けることにより形成された折返し部45,55が、幅広部42b,52bと直角をなすように折り返されることにより、該折返し部45,55によってその長さが延長されている。従って、ターミナル片41,51を構成するブラシ接続部42,52を形成する打抜き工程を行う際、打ち抜くブラシ接続部42,52の長さを、ターミナル片41,51を構成したときのブラシ接続部42,52の長さよりも短くすることができる。その結果、従来のように細長い長方形状の直線的な導電素材を打ち抜いてターミナル片を形成する場合に比べて母材71の幅を狭くすることができる。よって、導電ターミナル装置21の製造にかかるコストを低減させることができ、ひいてはモータの製造にかかるコストを低減させることができる。また、最終的なブラシ接続部42,52の形状(本実施形態ではコ字状)をそのまま打ち抜くわけではないため、打ち抜く際のブラシ接続部42,52の形状を例えば本実施形態のようにL字状といった簡易な形状とすることにより、隣り合って打ち抜かれるブラシ接続部42間(若しくはブラシ接続部52間)の間隔を詰めて廃材を減らすことができる。よって、歩留りの低下を抑制することができる。
(2)幅広部42b,52bは、かしめ爪42c,52cを除く幅狭部42a,52aの幅よりも広く、且つかしめ爪42c,52cを含めた幅狭部42a,52aの幅以下の幅となるように形成されている。従って、幅広部42b,52bに切込み44,54を形成して設けられる折返し部45,55の幅が極端に細くなることが抑制される。また、幅狭部42a,52aがかしめ爪42c,52cを有する構成となると、母材71においてターミナル片41,51となるブラシ接続部42,521つ分を打ち抜くためのスペースの幅が、かしめ爪42c,52cが突出した分だけ幅狭部42a,52aの幅方向に広くなる。そこで、本実施形態のように、かしめ爪42c,52cを含む幅狭部42a,52aの幅内に収まるように幅広部42b,52bを形成することにより、ブラシ接続部42,521つ分を打ち抜くためのスペース内で母材71を有効に利用することができ、打ち抜き後の廃材を減少させることができる。
(3)ターミナル片41,51は、かしめ爪42c,52cを有するため、これらかしめ爪42c,52cをブラシホルダ22の爪挿入孔28に挿入してかしめることにより、別途固定のための部品を必要とすることなく容易にターミナル片41,51をブラシホルダ22に固定することができる。
(4)ターミナル片41,51は、電機子挿通孔23を囲うように配置されるため、周方向の何れの位置に給電用ブラシ25が配置された場合であっても、給電用ブラシ25の近傍にターミナル片41,51が存在することになる。従って、ピッグテール61の長さを長くすることなく、給電用ブラシ25とターミナル片41,51との電気的な接続を容易に行うことができる。
尚、本発明の実施形態は、以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、打抜き工程において、ブラシ接続部42,52が打ち抜かれるのと同時に、これらブラシ接続部42,52に切込み44,54及び第1フック部45a,55aを形成するための切込みが形成される。しかしながら、打抜き工程においては、ブラシ接続部42,52の外形のみが形成されるように母材71を打ち抜き、その後に、切込み工程を行って、ブラシ接続部42,52に切込み44,54及び第1フック部45a,55aを形成してもよい。
・上記実施形態では、ブラシ接続部42,52は、何れも幅狭部42a,52a及び幅広部42b,52bをそれぞれ備えている。しかしながら、ブラシ接続部42,52は、全体(一端から他端まで)が一定の幅で形成され、そのブラシ接続部42,52に切込み44,54が形成された構成であってもよい。このようにしても、上記実施形態の(1)と同様の作用効果を得ることができる。
・上記実施形態では、ブラシ接続部42,52は、それぞれかしめ爪42c,52cを備えているが、かしめ爪42c,52cを備えない構成であってもよい。この場合、ターミナル片41,51は、例えば、接着、若しくはブラシホルダに設けられた固定用の構成によってブラシホルダ22に固定される。
・上記実施形態では、ブラシ接続部42,52と端子接続部43,53とは、それぞれ第1フック部45a,55a及び第2フック部43b,53bによって互いに接続されている。しかしながら、ブラシ接続部42,52と端子接続部43,53とは、それぞれ溶接等によって電気的に接続されるものであってもよい。
・上記実施形態では、各ターミナル片41,51は、電機子挿通孔23の周囲を囲むように配置されている。しかしながら、ターミナル片41,51は、ブラシホルダ22上に配置されるのであれば、その配置位置は、適宜変更してもよい。
・上記実施形態では、各ターミナル片41,51の形状は、上記実施形態の形状に限らず、外部コネクタ63の接続端子63aと給電用ブラシ25とを電気的に接続可能であれば、その他の形状であってもよい。この場合、折返し部45,55を折り返す前の状態の各ターミナル片41,51(ブラシ接続部42,52)の形状、即ち母材71を打ち抜く際の形状を、L字状や四角形状等、入り組んでいない簡易な形状とすると、廃材が減少されるように母材71に対する板取りを行うことができ、歩留りの低下を抑制することができる。
・上記実施形態では、各ターミナル片41,51は、それぞれブラシ接続部42,52及び端子接続部43,53の2つの部品から構成されている。しかしながら、各ターミナル片41,51は、1つの導電性の板材から構成されてもよい。
・上記実施形態では、幅広部42b,52bに形成される切込み44,54は、矩形状をなしている。しかしながら、切込み44,54の形状はこれに限らず、非環状であればよい。また、折返し部45,55によってブラシ接続部42,52の長さが延長されるのであれば、切込み44,54の内側の折返し部45,55を折り返す方向も適宜変更してよい。例えば、切込み44,54の形状は、U字状等であってもよい。また、図7(a)に示すような切込み81をブラシ接続部42に設けてもよい。切込み81は、幅広部42bの幅方向の一端部から該幅広部42bの幅方向の中央部まで延びた後、幅広部42bの長手方向に沿って幅狭部42aと逆側に延びるL字状をなしている。そして、切込み81の内側部分である折返し部82は、図7(b)に示すように、幅広部42bと直交するように折り返されてもよいし、図7(c)に示すように、その先端部が幅狭部42aと反対側を向くように折り返されてもよい。
・上記実施形態では、各ターミナル片41,51にはそれぞれ切込み44,54が1つのみ形成されている。しかしながら、各ターミナル片41に設けられる切込み44,54の数はこれに限らず、切込み44,54は、各ターミナル片41,51を所望の長さとすべく複数設けられるものであってもよい。この場合においても、折返し部45,55を折り返す前の状態の各ターミナル片41,51(ブラシ接続部42,52)の形状、即ち母材71を打ち抜く際の形状を、L字状や四角形状等、入り組んでいない簡易な形状とすると、廃材が減少されるように母材71に対する板取りを行うことができ、歩留りの低下を抑制することができる。
・上記実施形態では、導電ターミナル装置21には、4つの給電用ブラシ25が備えられている。しかしながら、導電ターミナル装置21に備えられる給電用ブラシ25の数はこれに限らず、複数個であればよい。
・上記実施形態では、ブラシホルダ22は円盤状をなしているが、給電用ブラシ25を保持可能且つヨークハウジング1の開口部に配置可能な形状であれば、四角形の板状等であってもよい。
・上記実施形態では、車両に搭載される送風装置の駆動源として用いられるモータを例に本発明を説明したが、その他の用途に用いられるモータ、ひいては回転電機に本発明を適用してもよい。
モータの軸方向断面図。 導電ターミナル装置の平面図。 (a)は導電ターミナル装置の底面図、(b)はかしめ爪によるターミナル片のブラシホルダへの固定を説明するための説明図。 ターミナル片の平面図。 (a)はブラシ接続部と端子接続部との接続部分の拡大斜視図、(b)はブラシ接続部と端子接続部との接続部分の断面図。 (a)は母材に対するブラシ接続部(導電素材)の板取りを説明するための説明図、(b)は折返し部が折り返される前のブラシ接続部(導電素材)の平面図、(c)はブラシ接続部の平面図。 (a)は折返し部が折り返される前の別の形態のブラシ接続部の平面図、(b)及び(c)は別の形態のブラシ接続部の平面図。
符号の説明
1…ヨークハウジング、3…永久磁石、11…電機子、15…整流子、21…導電ターミナル装置、22…ブラシホルダ、23…電機子挿通孔、25…給電用ブラシ、28…爪挿入孔、41,51…ターミナル片、42,52…導電素材としてのブラシ接続部、42a,52a…幅狭部、42b,52b…幅広部、42c,52c…かしめ爪、44,54,81…切込み、45,55,82…折返し部、62…電源装置としてのコントローラ、63…外部コネクタ、71…母材、D1,D4…幅広部の幅、D2,D5…かしめ爪を除く幅狭部の幅、D3,D6…かしめ爪を含めた幅狭部の幅。

Claims (6)

  1. 電機子が挿通される電機子挿通孔を有するブラシホルダと、
    前記ブラシホルダにて保持された、前記電機子に給電するための複数の給電用ブラシと、
    前記ブラシホルダ上に配置され、電源装置に接続される外部コネクタ及び前記給電用ブラシを電気的に接続する導電性のターミナル片と、
    を備えた導電ターミナル装置であって、
    前記ターミナル片は、導電性を有する板材よりなるとともに非環状の切込みを有し、該切込みの内側部分である折返し部が折り返されることにより、該折返し部によってその長さが延長されていることを特徴とする導電ターミナル装置。
  2. 請求項1に記載のターミナル装置において、
    前記ブラシホルダは、前記ターミナル片が配置される部位の側方に複数の爪挿入孔を有し、
    前記ターミナル片は、幅方向に突出し前記ターミナル片を前記ブラシホルダに固定すべく前記爪挿入孔に挿入されてかしめられるかしめ爪を有する帯状の幅狭部と、前記かしめ爪を除く前記幅狭部の幅よりも広く且つ前記かしめ爪を含めた前記幅狭部の幅以下の幅を有するとともに前記かしめ爪を含めた前記幅狭部の幅内に収まる幅広部とを備え、前記切込みは前記幅広部に形成されたことを特徴とする導電ターミナル装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の導電ターミナル装置において、
    前記ターミナル片は、前記ブラシホルダ上に前記電機子挿通孔の外周を囲うように配置されたことを特徴とする導電ターミナル装置。
  4. 内周面に永久磁石が固着された有底筒状のヨークハウジングと、
    前記ヨークハウジングの内側に回転可能に配置され円筒状の整流子を有する電機子と、
    前記ヨークハウジングの開口部に配置され、前記整流子に摺接する前記給電用ブラシを有する請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の導電ターミナル装置と、
    を備えたことを特徴とする回転電機。
  5. 電機子が挿通される電機子挿通孔を有するブラシホルダと、
    前記ブラシホルダにて保持された、前記電機子に給電するための複数の給電用ブラシと、
    前記ブラシホルダ上に配置され、電源装置に接続される外部コネクタ及び前記給電用ブラシを電気的に接続する導電性のターミナル片と、
    を備えた導電ターミナル装置の製造方法であって、
    導電性を有する帯状の母材にプレス加工が施されて前記ターミナル片となる導電素材が打ち抜かれる打抜き工程と、
    前記導電素材に切込みが形成される切込み工程と、
    前記切り込みの内側部分である折返し部が折り返されることにより、当該折返し部によって前記導電素材の長さが延長される折曲工程と、
    前記導電素材にて構成された前記ターミナル片を前記ブラシホルダ上に配置する配置工程と
    を有することを特徴とする導電ターミナル装置の製造方法。
  6. 請求項5に記載の導電ターミナル装置の製造方法において、
    前記打抜き工程では、前記導電素材は、幅方向に突出したかしめ爪を有する帯状の幅狭部と、前記かしめ爪を除く前記幅狭部の幅よりも広く且つ前記かしめ爪を含めた前記幅狭部の幅以下の幅を有するとともに前記かしめ爪を含めた前記幅狭部の幅内に収まる幅広部とを備えるように打ち抜かれ、
    前記切込み工程では、前記幅広部に前記切込みが形成され、
    前記配置工程では、前記ブラシホルダに形成された爪挿入孔に前記かしめ爪が挿入されてかしめられることにより、前記ターミナル片が前記ブラシホルダに固定されることを特徴とする導電ターミナル装置の製造方法。
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