JP6887094B2 - 引戸構造及びこれに用いられる引戸装置 - Google Patents
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Description
例えば、下記特許文献1には、寝室と収納空間との間の出入口を中央部に配置し、この出入口を両開きの引戸によって開閉自在とした住居構造が開示されている。
上記目的を達成するために、本発明に係る引戸構造は、対向する第1壁面と第2壁面との対向方向に沿って開閉される一枚からなる第1引戸と一枚からなる第2引戸とが引分状に配され、かつこれら引戸の戸幅寸法を足し合わせた寸法がこれら引戸に開閉される出入口を閉鎖可能な寸法とされており、前記第1壁面側には、前記第2引戸よりも戸幅寸法が大とされた前記第1引戸が納められる第1壁部が該第1壁面から突出して直交状に設けられている一方、前記第2壁面側には、前記第1壁部よりも壁幅寸法が小とされ、かつ前記第2引戸が納められる第2壁部が該第2壁面から突出して直交状に設けられており、前記第1壁面から前記第2壁面までの壁面間寸法が1500mm〜2000mmであり、前記第1壁部の壁幅寸法が、500mm〜700mmで、かつ当該第1壁部の壁厚方向一方側に配される洗面台、厨房装置または便器装置の壁幅方向に沿う寸法としての奥行寸法と略同寸法とされ、前記第2壁部の壁幅寸法が、150mm〜400mmで、かつ当該第2壁部の壁厚方向一方側に、壁幅方向を収納奥行方向とする収納部が設置可能な寸法とされ、前記出入口の幅寸法が750mm以上であることを特徴とする。
なお、一部の図では、他図に付している詳細な符号の一部を省略している。
また、以下の各実施形態では、引戸装置等を設置した状態を基準として、上下方向等の方向を説明する。
本実施形態に係る引戸構造は、図1〜図3に示すように、対向する第1壁面2と第2壁面3との対向方向に沿って開閉される第1引戸14と第2引戸17とが引分状に配された構造とされている。また、同引戸構造は、これら引戸14,17の戸幅寸法W5,W6を足し合わせた寸法がこれら引戸14,17に開閉される出入口13の幅寸法W2に応じた寸法とされている。また、同引戸構造は、第1壁面2側に、第2引戸17よりも戸幅寸法W5が大とされた第1引戸14の戸幅寸法W5に応じた壁幅寸法W3とされ、かつ第1引戸14が納められる第1壁部11を第1壁面2から直交状に設けた構造とされている。また、同引戸構造は、第2壁面3側に、第2引戸17の戸幅寸法W6に応じた壁幅寸法W4とされ、かつ第2引戸17が納められる第2壁部12を第2壁面3から直交状に設けた構造とされている。
また、この引戸構造は、例えば、集合住宅や戸建住宅等の住宅内に設けられるものでもよく、また、住宅に限られず、商業施設や公共施設等の他の建物内に設けられるものでもよい。
この引戸構造に用いられる本実施形態に係る引戸装置1は、第1引戸14と、第2引戸17と、これら引戸14,17を開閉自在にガイドするガイド機構20と、を備えている。この引戸装置1を、各引戸14,17が建て付けられる戸枠や、後記する第1壁部11及び第2壁部12の壁下地を備えた構成としてもよく、さらには、第1壁部11及び第2壁部12自体をも備えた構成としてもよい。
また、この洗面・脱衣室4に隣接する他方側空間5は、本実施形態では、出入口13の開口幅方向に沿う方向の両側が第1壁面2と第2壁面3とによって区画された構造とされている。つまり、この他方側空間5と洗面・脱衣室4とは、出入口13の開口幅方向に沿う方向の寸法(壁面間寸法W1)が同寸法とされている。また、この他方側空間5を、収納部8,9を設けた収納室5としている。
出入口13は、壁体10を壁厚方向に貫通するように設けられており、正面視して上下方向に長尺な略矩形状とされている。この出入口13は、第1壁面2から第2壁面3までの壁面間の中央ではなく第2壁面3側に片寄った位置に設けられている。また、この出入口13は、後記する両引戸14,17の戸枠を構成する上枠や縦枠によって区画されたものでもよい。また、本実施形態では、この出入口13の下側を、床面によって区画した構造としている。
これら壁部11,12の戸袋空間11a,12aは、壁厚方向に間隔を空けて設けられた壁下地ボード等によって区画されている。また、これら壁部11,12の出入口13側には、互いに向き合う方向に開口し、かつ各引戸14,17を各戸袋空間11a,12aに出入自在とする戸袋口が設けられている。図例では、壁厚方向に間隔を空けて設けられた中方立状の柱材によって戸袋口の壁厚方向両側を区画した例を示している。
これら壁部11,12の壁幅寸法W3,W4は、壁面間寸法W1及び出入口13の幅寸法W2に応じて、また、各壁部11,12に隣接して設けられる収納等の奥行寸法の差異等に応じて適宜、設定されるものでもよい。例えば、第1壁部11の壁幅寸法W3を、第2壁部12の壁幅寸法W4の1.2倍〜3倍程度としてもよく、図例では、2倍程度とした例を示している。
また、本実施形態では、この収納部8の第1壁部11の壁幅方向に沿う寸法(奥行寸法)を、第1壁部11の壁幅寸法W3と略同寸法としている。つまり、第1壁部11の壁厚方向両側のそれぞれに隣接させて、壁幅方向に沿う寸法が第1壁部11の壁幅寸法W3と略同寸法とされた設備機器6と収納部8とを設けた構造としている。なお、第1壁部11の壁厚方向他方側となる収納室5側に隣接して設けられるものとしては、このような収納部8に限られず、他の設備機器や物品等としてもよい。
また、本実施形態では、この第2壁部12の壁幅寸法W4に応じた奥行寸法W8とされた収納部7を、第2壁面3から第2壁部12の壁厚方向一方側となる洗面・脱衣室4側に沿わせるように設けた構造としている。つまり、収納奥行方向を各引戸14,17の開閉方向に沿わせ、奥行寸法W8が第2壁部12の壁幅寸法W4と略同寸法とされた収納部7を、第2壁部12の洗面・脱衣室4側に沿わせるように設けた構造としている。
また、本実施形態では、この収納部9の第2壁部12の壁幅方向に沿う寸法(奥行寸法)を、第2壁部12の壁幅寸法W4と略同寸法としている。つまり、第2壁部12の壁厚方向両側のそれぞれに隣接させて、壁幅方向に沿う寸法が第2壁部12の壁幅寸法W4と略同寸法とされた収納部7,9を設けた構造としている。なお、第2壁部12の壁厚方向他方側となる収納室5側に隣接して設けられるものとしては、このような収納部9に限られず、他の設備機器や物品等としてもよい。
また、出入口13の開口幅方向に沿う方向の両側が第1壁面2と第2壁面3とによって区画された収納室5に限られず、出入口13の開口幅方向に沿う方向の両側が他の壁面によって区画された収納室5としてもよい。また、洗面・脱衣室4に隣接する他方側空間5としては、収納室5に限られず、廊下やキッチン、リビング、玄関スペース、居室等、どのようなものでもよい。
これら第1引戸14及び第2引戸17の戸幅寸法W5,W6は、それぞれが納められる各壁部11,12の壁幅寸法W3,W4以下の寸法としてもよく、また、各壁部11,12の壁幅寸法W3,W4と略同寸法としてもよい。図例では、各引戸14,17の戸幅寸法W5,W6を、各壁部11,12の壁幅寸法W3,W4よりも小とした例を示している。また、第1引戸14の戸幅寸法W5を、第2壁部12の壁幅寸法W4よりも大とした例を示している。また、例えば、第1引戸14の戸幅寸法W5を、第2引戸17の戸幅寸法W6の1.2倍〜3倍程度としてもよく、図例では、2倍程度とした例を示している。また、これら第1引戸14及び第2引戸17の上下方向に沿う寸法及び戸厚寸法は、互いに略同寸法としてもよい。
また、図2(a)に示すように、一方の引戸としての第1引戸14の戸厚方向両側の戸先側部位に、手掛けとなる引手14aを設けた例を示している。この引手14aは、第1引戸14の戸厚方向両側に掘込状に形成されたものとしてもよい。また、この第1引戸14の戸先側端面に、出没自在とされた手掛部を設けた構成としてもよい。後記するような連動機構20を設けた場合には、第1引戸14側に開閉操作される引手14aを設けた構成とすることで、操作性や連動機構20の安定性等を向上させることができる。なお、このような引手14aや出没自在の手掛部を、第1引戸14に設けた態様に代えて、または加えて、第2引戸17に設けた態様としてもよい。また、床側に、各引戸14,17の下端側をガイドするガイドピン等の下端ガイド部材を設けた構成としてもよく、この場合には、各引戸14,17の下端側に、下端ガイド部材が係合する係合溝等を設けた構成としてもよい。
なお、連動機構20としては、上記のような歯車による伝動機構を備えたものに限られず、摩擦車による伝動機構を備えたものや、その他、種々の構成とされたものの採用が可能である。また、連動機構20としては、一方の引戸14を手動で開閉させることで他方の引戸17が連動して開閉されるものに限られず、これら引戸14,17を電動で開閉させるものとしてもよい。
また、両引戸14,17または一方の引戸14を、閉鎖側または開放側に助勢する助勢機構を設けたり、この助勢機構による助勢をロックするロック機構を設けたりしてもよい。
また、両引戸14,17を閉鎖位置で施錠する施解錠可能とされたロック機構を設けた構成としてもよい。
つまり、対向する第1壁面2と第2壁面3との対向方向に沿って開閉され、かつ互いの戸幅寸法W5,W6を足し合わせた寸法が出入口13の幅寸法W2に応じた寸法とされた第1引戸14と第2引戸17とを、引分状に配した構造としている。従って、一枚の引戸を片引き状に配した構造と比べて、各引戸14,17の戸幅寸法W5,W6を小さくすることができ、各引戸14,17の軽量化を図ることができる。
また、本実施形態では、第1壁部11の壁幅寸法W3を、当該第1壁部11の壁厚方向一方側に配される設備機器(洗面台)6の奥行寸法W7に応じた寸法としている。従って、第1壁部11の壁厚方向一方側の空間を、洗面台6の設置スペースとして有効に利用することができる。
また、本実施形態では、第1引戸14及び第2引戸17のうちの一方の開閉に連動させて他方を開閉させる連動機構20を設けた構造としている。従って、一方の引戸14を開とすれば、出入口13を全開させることができ、また、一方の引戸14を閉とすれば、出入口13を閉鎖することができ、車椅子利用者や高齢者等にとっても容易に開閉が可能となり、使い勝手を極めて向上させることができる。つまりは、互いに戸幅寸法W5,W6の異なる二枚の引戸14,17を引分状に設けた構造としながらも、これら引戸14,17を容易に開閉させることができる。
図5(a)は、第2実施形態に係る引戸構造及びこれに用いられる引戸装置の一例を模式的に示す図である。
なお、上記第1実施形態との相違点について主に説明し、同様の構成については、同一の符号を付し、その説明を省略または簡略に説明する。
また、台所空間5Aは、出入口13のみを介して出入自在とされたものでもよく、ダイニングやリビングが連なるように設けられたものでもよい。図例では、この台所空間5Aの第1壁面2に対向する壁面の図示を省略した例を示しているが、上記同様、第2壁面3によって区画されたものでもよく、他の壁面によって区画されたものでもよい。
また、本実施形態では、第1壁部11Aの壁幅寸法W3Aに対応させて第2壁部12Aの壁幅寸法W4Aを、上記第1実施形態よりも小としている。この第2壁部12Aの壁幅寸法W4Aは、例えば、150mm〜350mm程度としてもよく、250mm程度としてもよい。なお、各引戸14,17の戸幅寸法W5,W6を、上記第1実施形態と同様とした態様に代えて、各壁部11A,12Aの壁幅寸法W3A,W4Aに対応させて第1実施形態とは異なる戸幅寸法W5,W6としてもよい。
上記構成とされた本実施形態に係る引戸構造及びこれに用いられる引戸装置1Aにおいても、上記した第1実施形態と概ね同様の効果を奏する。
図5(b)は、第3実施形態に係る引戸構造及びこれに用いられる引戸装置の一例を模式的に示す図である。
なお、上記各実施形態との相違点について主に説明し、同様の構成については、同一の符号を付し、その説明を省略または簡略に説明する。
本実施形態では、対向する第1壁面2と第2壁面3とによって区画される一方側空間4Bを、設備機器としての便器装置6Bが設置されたトイレ空間4Bとしている。図例では、便器装置6Bを、床等の設置面に設置される着座式のいわゆる洋式の便器装置としている。また、トイレ空間4Bを、各壁部11B,12Bの壁厚方向に沿う方向となる奥行寸法が比較的に小さい空間とした例を示している。図例では、このトイレ空間4Bの奥行寸法を、壁面間寸法W1の1/2程度とした例を示している。つまり、トイレ空間4Bを、半坪程度の空間とした例を示している。
また、本実施形態では、第1壁部11Bの壁厚方向他方側には、収納部等を設けていない例を示している。
また、本実施形態では、第1壁部11B及び第2壁部12Bに各引戸14,17を収容する戸袋空間を設けずに、これら壁部11B,12Bに沿わせるように各引戸14,17が納められる構造としている。また、これら壁部11B,12Bの壁厚方向他方側に沿ってアウトセット状に各引戸14,17が納められる構造としている。図例では、これら壁部11B,12Bの壁厚方向他方側に向く壁面を、他方側空間5Bの他の壁面と同一平面状とした例を示している。
なお、本実施形態では、各壁部11B,12Bの壁厚方向他方側に沿って各引戸14,17が納められる構造とした例を示しているが、各壁部11B,12Bの壁厚方向一方側に沿って各引戸14,17が納められる構造としてもよい。この場合において各壁部11B,12Bの壁厚方向一方側に隣接させて設備機器や収納部等を設ける場合には、各引戸14,17の開閉が可能なように適宜のクリアランスを設けた構造としてもよい。
また、上記各実施形態では、各引戸14,17を開閉自在に吊下支持するガイド機構(連動機構)20を設けた例を示しているが、下荷重型で開閉自在にガイドする構造としてもよい。この場合には、各引戸14,17の下端側に戸車等を設けた構造としてもよい。
また、上記各実施形態では、第1引戸14及び第2引戸17のうちの一方の開閉に連動させて他方を開閉させる連動機構20を設けた例を示しているが、このような連動機構20を設けないようにしてもよい。
2 第1壁面
3 第2壁面
6 洗面台(設備機器)
6A 厨房装置(設備機器)
6B 便器装置(設備機器)
7,7A 収納部
7B 手洗付キャビネット(収納部)
9 収納部
11,11A,11B 第1壁部
11a,11Aa 戸袋空間
12,12A,12B 第2壁部
12a,12Aa 戸袋空間
13 出入口
14 第1引戸
17 第2引戸
20 連動機構
W2 出入口の幅寸法
W3,W3A 第1壁部の壁幅寸法
W4,W4A 第2壁部の壁幅寸法
W5 第1引戸の戸幅寸法
W6 第2引戸の戸幅寸法
W7 洗面台の奥行寸法(設備機器の壁幅方向に沿う寸法)
W7A 厨房装置の奥行寸法(設備機器の壁幅方向に沿う寸法)
W7B 便器装置の奥行寸法(設備機器の壁幅方向に沿う寸法)
W8,W8A,W8B 収納部の奥行寸法
Claims (7)
- 対向する第1壁面と第2壁面との対向方向に沿って開閉される一枚からなる第1引戸と一枚からなる第2引戸とが引分状に配され、かつこれら引戸の戸幅寸法を足し合わせた寸法がこれら引戸に開閉される出入口を閉鎖可能な寸法とされており、
前記第1壁面側には、前記第2引戸よりも戸幅寸法が大とされた前記第1引戸が納められる第1壁部が該第1壁面から突出して直交状に設けられている一方、前記第2壁面側には、前記第1壁部よりも壁幅寸法が小とされ、かつ前記第2引戸が納められる第2壁部が該第2壁面から突出して直交状に設けられており、
前記第1引戸に連結された駆動側ユニットと、この駆動側ユニットに連動するように作動され、前記第2引戸に連結された従動側ユニットと、を備え手動操作される前記第1引戸の開閉に連動させて前記第2引戸を開閉させる連動機構が設けられ、これら駆動側ユニット及び従動側ユニットは、戸幅方向に間隔を空けて設けられた回転車に巻き掛けられ、各引戸に連結された無端状伝動体と、これら駆動側ユニット及び従動側ユニットの近接側の回転車のそれぞれに同軸状に設けられ互いに噛み合う歯車と、をそれぞれに備え、前記駆動側ユニットの歯車は、開閉される際における前記第2引戸の移動距離よりも大となる前記第1引戸の移動距離に対応させて前記従動側ユニットの歯車よりも小径とされ、前記第1引戸のみに手掛けが設けられていることを特徴とする引戸構造。 - 請求項1において、
前記第1壁部の壁幅寸法は、当該第1壁部の壁厚方向一方側に配される洗面台、厨房装置または便器装置の壁幅方向に沿う寸法としての奥行寸法と略同寸法とされていることを特徴とする引戸構造。 - 請求項1または2において、
前記第2壁部の壁幅寸法は、当該第2壁部の壁厚方向一方側に、壁幅方向を収納奥行方向とする収納部が設置可能な寸法とされていることを特徴とする引戸構造。 - 対向する第1壁面と第2壁面との対向方向に沿って開閉される一枚からなる第1引戸と一枚からなる第2引戸とが引分状に配され、かつこれら引戸の戸幅寸法を足し合わせた寸法がこれら引戸に開閉される出入口を閉鎖可能な寸法とされており、
前記第1壁面側には、前記第2引戸よりも戸幅寸法が大とされた前記第1引戸が納められる第1壁部が該第1壁面から突出して直交状に設けられている一方、前記第2壁面側には、前記第1壁部よりも壁幅寸法が小とされ、かつ前記第2引戸が納められる第2壁部が該第2壁面から突出して直交状に設けられており、
前記第1壁面から前記第2壁面までの壁面間寸法が1500mm〜2000mmであり、前記第1壁部の壁幅寸法が、500mm〜700mmで、かつ当該第1壁部の壁厚方向一方側に配される洗面台、厨房装置または便器装置の壁幅方向に沿う寸法としての奥行寸法と略同寸法とされ、前記第2壁部の壁幅寸法が、150mm〜400mmで、かつ当該第2壁部の壁厚方向一方側に、壁幅方向を収納奥行方向とする収納部が設置可能な寸法とされ、前記出入口の幅寸法が750mm以上であることを特徴とする引戸構造。 - 請求項4において、
前記第1引戸及び前記第2引戸のうちの一方の開閉に連動させて他方を開閉させる連動機構が設けられていることを特徴とする引戸構造。 - 請求項1乃至5のいずれか1項において、
前記第1壁部及び前記第2壁部には、前記第1引戸及び前記第2引戸のそれぞれを収容する戸袋空間が設けられていることを特徴とする引戸構造。 - 引分状に配される一枚からなる第1引戸と一枚からなる第2引戸とを備えた引戸装置であって、
前記第1引戸は、前記第2引戸よりも戸幅寸法が大とされ、該第1引戸のみに手掛けが設けられており、
前記第1引戸に連結される駆動側ユニットと、この駆動側ユニットに連動するように作動され、前記第2引戸に連結される従動側ユニットと、を有して手動操作される前記第1引戸の開閉に連動させて前記第2引戸を開閉させる連動機構を備えており、
これら駆動側ユニット及び従動側ユニットは、戸幅方向に間隔を空けて設けられる回転車に巻き掛けられ、各引戸に連結される無端状伝動体と、これら駆動側ユニット及び従動側ユニットの近接側の回転車のそれぞれに同軸状に設けられ互いに噛み合う歯車と、をそれぞれに備え、前記駆動側ユニットの歯車は、開閉される際における前記第2引戸の移動距離よりも大となる前記第1引戸の移動距離に対応させて前記従動側ユニットの歯車よりも小径であることを特徴とする引戸装置。
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