JP6886889B2 - キャビネットの施錠構造 - Google Patents
キャビネットの施錠構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6886889B2 JP6886889B2 JP2017150546A JP2017150546A JP6886889B2 JP 6886889 B2 JP6886889 B2 JP 6886889B2 JP 2017150546 A JP2017150546 A JP 2017150546A JP 2017150546 A JP2017150546 A JP 2017150546A JP 6886889 B2 JP6886889 B2 JP 6886889B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- door
- clasp
- lock
- cabinet
- locking
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Supports Or Holders For Household Use (AREA)
Description
前記操作部は、止め金の回動を規制する規制部と、規制部の位置を操作する取手と、取手の操作後に止め金が回動可能な状態を保持する保持部とを備えたものであることを特徴とするものである。
(全体構造)
図1は本発明の施錠構造を備えたキャビネットの外観斜視図、図2はその扉の内側を示す分解斜視図である。これらの図において、10はキャビネット本体、11は片側を蝶番12によってキャビネット本体10に軸支された扉である。このキャビネットは宅配ボックスとして好適なものであり、以下の説明は宅配ボックスに使用した場合について行う。しかしこのキャビネットを、貸出物の返却ボックスとして使用することもできる。
図1に示すように、扉11の外側には錠前13が設けられている。この実施形態では錠前13としてダイヤル錠が用いられている。ダイヤル錠はダイヤル部14と摘み部15とを備えており、ダイヤル部14を操作して適宜の暗証番号としたうえで摘み部15を回動させると、その暗証番号が記憶される構造である。宅配業者等は自らがセットした暗証番号をメモに記載して相手方(以下、管理者という)に伝え、管理者はダイヤル部14をその暗証番号にセットしたうえで、摘み部15を回動させて扉11を開く。
図3は、扉11の内側に設けられた施錠構造を示す拡大斜視図であり、図4はその分解斜視図である。この実施形態の施錠構造は、扉11の裏面に固定された印鑑ホルダ20、扉11の裏面に固定された取付部材21、扉11に対してスライド可能な操作部22、錠前13に軸支された止め金23、操作部22に軸支された保持部24を備えている。なお、印鑑ホルダ20の上部に図示されているものはダイヤル錠であり、その回転軸25が扉11の内側に達している。
図3、図4に示されるように、取付部材21は左右に折り曲げ片26を備えており、操作部22の上部の折り曲げ片27を外側から抱きかかえるように保持している。また操作部22の上部には長孔28が形成されており、取付部材21に取り付けられた突起(図示せず)がこの長孔28に嵌っている。このため操作部22は、取付部材21に対して、すなわち扉11に対してスライド可能である。
図3に示すように、ダイヤル錠の回転軸25には、止め金23が取り付けられている。図5、図6に示すように、止め金23の一端にはキャビネット本体10と係合する係止部33が設けられている。係止部33は角部が斜めに折り曲げられてガイド部34となっており、キャビネット本体10の縦支柱35(図2参照)の内面にスムーズに係合できる構造となっている。
図7に示すように、操作部22は取手29の上方に規制部42を備えている。この規制部42は前記した上部の折り曲げ片27の一方の上部に形成されたものであり、図3に示したように初期状態において止め金23の当接部36の側面、具体的には当接部36の第1面37の側端面に接し、止め金23を図3における時計方向、すなわち係止部33をキャビネット本体10の縦支柱35に係合させる施錠方向に回動させることができないように規制している。本実施形態では操作部22の取手29と規制部42は同一部材で形成されているが、規制部42は取手29の動きに連動するものであればよく、この実施形態の構造に限定されるものではない。
また図7に示すように、操作部22は保持部24を備えている。この保持部24は下部が軸43によって軸支されたものであり、その上部は扉11から離れる方向の傾斜面44となっている。軸43にはつる巻きバネ45が設けられており、上部の傾斜面44が扉11から離れる方向に付勢している。図3に示されるように、初期状態においては保持部24は止め金23の当接部36と、扉11との間に配置されている。具体的には、図9に示されるように、当接部36の第1面37と、第2面38と、第3面39と、扉11とに囲まれた空間に、保持部24の傾斜面44が配置されている。このとき傾斜面44は止め金23に当接していない。
なお図4に示されるように、印鑑ホルダ20の下部には印鑑保持板50が折曲形成され、印鑑51が保持されている。また操作部22の下部には、カバー46が形成されている。操作部22が上方位置にある図3に示す状態では、印鑑51の端面がカバー46の折曲部47に覆われているため印鑑51を取り出せないが、操作部22を図8のように押し下げると、印鑑51を取り出すことができるようになっている。なお、本実施形態では操作部22と同一部材でカバー46が形成されているが、カバー46は操作部22と連動して動くものであればよく、実施形態の構造に限定されるものではない。さらに、印鑑51の設置場所も本実施形態のように操作部22の下部に限定されるものではなく、例えば操作部の側部や上部に設置することもできる。
以下に、施錠構造の動作を説明する。
まず図3に示す初期状態、すなわち荷物などの待ち状態においては、止め金23は係止部33が上方位置にあって、キャビネット本体10と係合していない。このため扉11は施錠されておらず、自由に開くことができる。宅配業者等はこの状態にある扉11を開き、キャビネット本体10内に荷物を入れる。この状態における要部の縦断面を、図9に示す。
11 扉
12 蝶番
13 錠前
14 ダイヤル部
15 摘み部
20 印鑑ホルダ
21 取付部材
22 操作部
23 止め金
24 保持部
25 回転軸
26 折り曲げ片
27 折り曲げ片
28 長孔
29 取手
30 コイルばね
31 フック
32 ストッパ
33 係止部
34 ガイド部
35 縦支柱
36 当接部
37 第1面
38 第2面
39 第3面
40 第1の切欠部
41 第2の切欠部
42 規制部
43 軸
44 傾斜面
45 つる巻きバネ
46 カバー
47 折曲部
50 印鑑保持板
51 印鑑
Claims (3)
- 扉の外側に設けられた錠前と、扉の内側に設けられ前記錠前により回動される止め金と、扉の内側に設けられた操作部とを備え、前記操作部は、止め金の回動を規制する規制部と、規制部の位置を操作する取手と、取手の操作後に止め金が回動可能な状態を保持する保持部とを備えたものであることを特徴とするキャビネットの施錠構造。
- 前記止め金は、キャビネット本体と係合する係止部と、この係止部とは異なる方向に形成された当接部とを備え、前記保持部は、操作部に軸支され、扉と当接部との間に配置されたものであることを特徴とする請求項1に記載のキャビネットの施錠構造。
- 前記止め金は、錠前により回動される際に規制部との干渉を回避する切欠部を設けたものであることを特徴とする請求項2に記載のキャビネットの施錠構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017150546A JP6886889B2 (ja) | 2017-08-03 | 2017-08-03 | キャビネットの施錠構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017150546A JP6886889B2 (ja) | 2017-08-03 | 2017-08-03 | キャビネットの施錠構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019027233A JP2019027233A (ja) | 2019-02-21 |
JP6886889B2 true JP6886889B2 (ja) | 2021-06-16 |
Family
ID=65477909
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017150546A Active JP6886889B2 (ja) | 2017-08-03 | 2017-08-03 | キャビネットの施錠構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6886889B2 (ja) |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2742858B2 (ja) * | 1992-12-25 | 1998-04-22 | 株式会社イトーキ | 宅配便用ロッカー等の扉の施錠装置 |
JP2579432B2 (ja) * | 1994-01-13 | 1997-02-05 | ナショナル住宅産業株式会社 | 宅配ボックス |
JP3014479U (ja) * | 1995-02-08 | 1995-08-08 | 近畿工業株式会社 | 錠前の自動施錠機能の有無の切替構造 |
JP3507582B2 (ja) * | 1995-04-22 | 2004-03-15 | 株式会社ゴール | 荷物受け取り用ロッカーの錠 |
JPH1046887A (ja) * | 1996-07-31 | 1998-02-17 | Omuni Techno Kk | 扉の施錠機構 |
JP4547101B2 (ja) * | 2001-03-16 | 2010-09-22 | 株式会社白山機工 | 錠前装置と戸建て住宅用の宅配ボックス |
JP4900729B2 (ja) * | 2008-12-23 | 2012-03-21 | タキゲン製造株式会社 | 錠前作動制御装置 |
-
2017
- 2017-08-03 JP JP2017150546A patent/JP6886889B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2019027233A (ja) | 2019-02-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20120000255A1 (en) | Lockable enclosure with loading cartridge | |
US20100052339A1 (en) | Locker structure | |
WO2013049533A1 (en) | Multiple mode locking arrangements | |
US7984630B2 (en) | Locker lock | |
US9850694B2 (en) | Locking mechanisms for security containers | |
JP2019015034A (ja) | キャビネットの施錠構造 | |
JP7014402B2 (ja) | 宅配ボックス | |
JP6886889B2 (ja) | キャビネットの施錠構造 | |
JP2015063801A (ja) | 扉用ロックハンドル装置 | |
JP6735966B2 (ja) | 錠前制御システムおよび錠前制御装置 | |
JP2008014037A (ja) | 扉用ロックハンドル装置 | |
TWI373549B (en) | Combination lock | |
JP6137889B2 (ja) | 錠付ハンドル | |
JP5995425B2 (ja) | 施錠装置、および、キャビネット | |
JP6497708B2 (ja) | ファスナー用のダイヤル式符号錠 | |
JP6275402B2 (ja) | 施解錠装置、扉付き構造物、配送物収納装置及びその施解錠装置を解錠する鍵 | |
JP3183776U (ja) | 錠付ハンドル | |
JP2019060075A (ja) | 貸金庫用保護箱の施錠忘れ防止機構 | |
US20240117655A1 (en) | Lockable Shackle For a Lockbox | |
JP6080347B2 (ja) | 錠前装置 | |
JP4849615B2 (ja) | 電気電子機器収納用キャビネットの扉係止装置 | |
JP2021095695A (ja) | 錠 | |
JP2019010478A (ja) | 宅配ボックス | |
JP5493182B2 (ja) | ダイアル錠 | |
JP2020204154A (ja) | 施解錠装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20200619 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20210420 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20210511 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20210517 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6886889 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |