JP6497708B2 - ファスナー用のダイヤル式符号錠 - Google Patents

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本発明は、鞄などのファスナーを施錠するファスナー用のダイヤル式符号錠に関し、特に、符号ダイヤルを解錠符合に合せずに施錠することができる、セキュリティ性の高いファスナー用のダイヤル式符号錠に関する。
従来、ダイヤル式符号錠として、下記特許文献1に記載の構造の符号錠が、広く汎用的に広く使用されている。
特開平6−272443号公報
上記ダイヤル式符号錠は、作動軸の外周部に、複数の符号ダイヤルに対応して凸部を形成し、作動軸の外周部に、内周部にブッシュを嵌合させた複数の符号ダイヤルが外嵌される。ブッシュの内周面には、上記作動軸の凸部に対応して係合溝が設けられ、ブッシュは符号ダイヤルの内側にともに回動可能に嵌合される。解錠する場合、複数の符号ダイヤルを解錠符号に合わせると、各ブッシュ内の係合溝と作動軸の凸部との円周角度位置が一致し、作動軸が軸方向に移動可能となり、解錠される構造である。
ところで、この種のダイヤル式符号錠は比較的構造が簡単で、低コストで製造することができ、且つキーが不要であるため、ユーザーには非常に簡便に使用することができる。そこで、この種のダイヤル式符号錠を、鞄を開閉するファスナー用の符号錠として、使用する要望があり、ファスナーで開閉する鞄にダイヤル式符号錠を取り付けて、ファスナーのスライダを施錠することが検討された。
しかしながら、ファスナーを有する鞄用の施錠具として、ダイヤル式符号錠を鞄のファスナーの端部に取り付け、ファスナーのスライダを、符号錠の施錠挿入穴に挿入して、施錠する構造を検討した場合、スライダを施錠挿入穴に挿入したとき、作動軸が移動する必要がある。このため、この種のダイヤル式符号錠は、施錠時、複数の符号ダイヤルは解錠位置に合せておく必要があり、鞄のユーザーは、鞄に鍵をかけない場合、符号ダイヤルを解錠位置のままにしておく場合が多い。
つまり、ダイヤル式符号錠を解錠する場合、必然的に複数の符号ダイヤルを解錠位置に合せて解錠することになるため、鞄のユーザーは、鞄の鍵をかけずにダイヤル式符号錠を使用しない場合でも、符号ダイヤルを解錠位置としている場合が多いと推測される。
このため、従来のダイヤル式符号錠を、鞄のファスナー用の施錠具として取り付けた場合、例えば鞄を運搬する搬送業者などの他人が、解錠位置にある符号ダイヤルの解錠符号列を見るケースが多くなり、ファスナー用ダイヤル式符号錠のセキュリティが低下する課題があった。
本発明は、上記の点に鑑みなされたもので、セキュリティを向上させることができるファスナー用のダイヤル式符号錠を提供することを目的とする。
本発明に係るファスナー用のダイヤル式符号錠は、複数の符号ダイヤルと、各符号ダイヤル内に嵌合され、係合溝を設けたブッシュと、該ブッシュ内に挿入され、複数の符号ダイヤルのブッシュの係合溝に対応して凸部を外周部に設け、該符号ダイヤルの解錠角度位置に応じて、軸方向に移動可能な作動軸とを、本体ケース内に備え、該本体ケースに設けた挿入穴にファスナーのスライダを挿入して、該スライダを挿入穴内でロックするファスナー用のダイヤル式符号錠であって、
該本体ケース内に移動部材が該作動軸の軸方向に移動可能に配設され、該作動軸には、ボタン部が該本体ケースから突出可能に設けられるとともに、該移動部材と係合する係合アームが設けられ、
該本体ケースの挿入穴の近傍に該スライダをロックするロック部材が回動可能に枢支され、該ロック部材には、該移動部材の移動を阻止する移動阻止部と該スライダを係止する係止部が設けられ、
該符号ダイヤルの解錠位置で該ボタン部を押したとき、該移動部材が移動して該ロック部材の該移動阻止部が該移動部材から外れ、該ロック部材の回動が可能となって該係止部による該スライダのロックが解除され、該符号ダイヤルの角度位置に関らず、該スライダを該挿入穴に挿入したとき、該スライダが該ロック部材の係止部に係止されてロックされることを特徴とする。
この発明のダイヤル式符号錠によれば、符号ダイヤルの位置に関らず、スライダを挿入穴に挿入したとき、スライダがロック部材の係止部に係止されてロックされるので、ユーザーは、施錠するときを考慮して符号ダイヤルを解錠符号列に合せておかなくても、スライダを差し込むだけで、簡単に施錠することができる。
このため、例えば鞄のファスナーのスライダを施錠するために符号錠を取り付けた場合、その鞄のユーザーは、解錠した後、符号ダイヤルをランダム位置に回しておいても、何ら不便とはならない。このため、このダイヤル式符号錠を取り付けた鞄などのユーザーは、解錠した後、符号ダイヤルをランダムに回す習慣がつき、鍵をかけずに鞄を放置し、他人に符号ダイヤルの配列を見られたとしても、その配列は解錠符号の配列とは無関係となり、セキュリティ性を高めることができる。
ここで、上記本体ケース内に、ダイヤル保持部材が設けられ、該ダイヤル保持部材には、上記符号ダイヤルを回動可能に保持するダイヤル保持部が設けられ、該ダイヤル保持部材の下部には、上記移動部材を移動可能に保持する移動部材保持部が配置される構成とすることが好ましい。
また、上記作動軸と上記ブッシュ間に、バネ部材が装着され、該作動軸が該バネ部材により該ボタン部を突出する方向に付勢されるとともに、該ブッシュが前記符号ダイヤル内の嵌合位置に付勢される構成とすることが好ましい。また、上記ロック部材に、該ロック部材のロックを解錠する方向に付勢するバネ部材が装着され、上記移動部材には、上記挿入穴側に該移動部材を付勢するバネ部材が装着される構成とすることが好ましい。
この発明のファスナー用のダイヤル式符号錠によれば、他人に解錠符号列を見られることが少なくなり、セキュリティを向上させることができる
本発明の一実施形態を示すダイヤル式符号錠の正面図である。 同ダイヤル式符号錠の平面図である。 同ダイヤル式符号錠の左側面図である。 同ダイヤル式符号錠の斜視図である。 図2のV-V断面図である。 ダイヤル式符号錠の分解斜視図である。 作動軸、符号ダイヤル、ブッシュ類の分解斜視図である。 作動軸、符号ダイヤル類を除く、本体ケース、ロック部材、移動部材、及び基板等の分解断面図である。 作動軸、符号ダイヤル、ブッシュ類の分解断面図である。 使用状態を示す斜視図である。 施錠する際の動作を示す断面説明図である。 解錠する際の動作を示す断面説明図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。この符号錠は、図1〜図4に示すように、ファスナーのスライダ18を施錠するファスナー用のダイヤル式符号錠であり、本体ケース2の上部に、3個の符号ダイヤル10,11,12が配設され、その左側に解錠用のボタン部40が押し込み可能に設けられ、本体ケース2の左端部にスライダ18を差し込むための、挿入穴20が形成される。なお、3個の符号ダイヤル10,11,12は、2個或いは4個以上とすることもでき、また、スライダ18は、スライダまたはスライダに連結された連結部材を含む概念である。
ダイヤル式符号錠は、概略的には、本体ケース2内に、3個の符号ダイヤル10,11,12と、各符号ダイヤル内に嵌合され、係合溝43を設けたブッシュ13,14,15と、ブッシュ内に移動可能に挿入され、符号ダイヤルの各ブッシュ13,14,15の係合溝43に対応して、凸部42を外周部に設け、軸方向に移動可能な作動軸4と、作動軸4の軸方向に移動可能に配設された移動部材3と、挿入穴20内近傍に回動可能に枢支され、スライダ18をロックするロック部材6と、を備えて構成される。
図8に示すように、本体ケース2の上部には、符号ダイヤル10,11,12の一部を露出(突出)させるダイヤル用開口21が形成され、その左側には、作動軸4の末端に設けたボタン部40を突出させるための、ボタン用開口23が設けられる。本体ケース2の底部は開口し、底部開口を閉鎖するように基板9が、本体ケース2内にダイヤル保持部材5、移動部材3、ロック部材6などを組み付けた状態で、本体ケース2の底部に嵌着される。
符号錠は、図9に示すように、作動軸4の外周部に、3個の符号ダイヤル10,11,12に対応して凸部42が突設され、作動軸4の外周部に、内周部にブッシュ13,14,15を嵌合させた3個の符号ダイヤル10,11,12が外嵌される。さらに、各ブッシュ13,14,15の内周面には、作動軸4の凸部42に対応して係合溝43が設けられ、ブッシュ13,14,15は符号ダイヤル10,11,12の内側に、ともに回動可能に嵌合されて構成される。
図7に示すように、符号ダイヤル10,11,12の外周部には、所定の角度間隔で複数の符号が付され、ブッシュ13,14,15の外周部には、所定の角度間隔で、複数の係合凸部44が形成され、その係合凸部44に対応して、符号ダイヤル10,11,12の内周部に係合凹部が形成され、符号ダイヤル10,11,12とブッシュ13,14,15は、各々、係合凹部と係合凸部44とを介して嵌合する。
また、ブッシュ13と符号ダイヤル10,ブッシュ14と符号ダイヤル11、或いはブッシュ15と符号ダイヤル12の嵌合角度位置は、各々変更することができ、これにより、解錠符号列が変更される。
解錠符号列を変える場合、図5に示すように、本体ケース2の左側壁に設けた小孔29から、ピン棒を差し込み、ブッシュ15を左側に押す。符号ダイヤル10,11,12の左右方向の位置は、本体ケース2により規制されるので、ブッシュ13,14,15のみが左方向に移動して、符号ダイヤル10,11,12との係合が外れる。このため、符号ダイヤル10,11,12を任意の位置に回して解錠符号列を変えた後、ピン棒を外せば、バネ部材7によりブッシュ13,14,15が、元の位置に戻され、符号ダイヤル10,11,12と係合し、解錠符号列の変更がなされる。
3個の符号ダイヤル10,11,12は、図6に示すように、作動軸4に外嵌された状態で、ダイヤル保持部材5により、所定位置に間隔をおいて、回動操作可能に保持される。ダイヤル保持部材5には、所定位置に間隔をおいて符号ダイヤルを保持する溝状のダイヤル保持部50が設けられ、底部には、移動部材3を移動可能に保持する移動部材保持部51が設けられる。この符号錠は、従来のもの同様、符号ダイヤル10,11,12を解錠符号に合わせると、各ブッシュ13,14,15内の係合溝43と作動軸4の凸部42との円周角度位置が一致し、作動軸4が軸方向に移動可能となる。
つまり、符号ダイヤル10,11,12が解錠符号列に揃って解錠状態となれば、作動軸4は、図12のように、その左端部のボタン部40を押して押し込み可能となる。符号ダイヤル10,11,12が解錠符号列に揃わない施錠状態の場合、図11の示すように、作動軸4はボタン部40を突出した状態でロックされる。
図5などに示す如く、作動軸4の左端部には、ボタン部40が設けられ、ボタン部40の下側に係合アーム41が軸と直角に延設される。作動軸4には、ボタン部40をボタン用開口23から突き出すように付勢するバネ部材(テーパ型コイルばね)7が装着される。また、このバネ部材7により、ブッシュ13と符号ダイヤル10,ブッシュ14と符号ダイヤル11、及びブッシュ15と符号ダイヤル12が、適正な嵌合位置に付勢され、保持される。
図6,8に示すように、基板9上には、板状の移動部材3が、作動軸4の軸方向と平行に移動可能に配置され、その上部に配設されたダイヤル保持部材5の移動部材保持部51内に摺動可能に保持される。移動部材3の右端部には、バネ保持部31が設けられ、このバネ保持部31内にバネ部材(コイルばね)8が装着され、移動部材3はバネ部材8によりロック部材6側(左側)に付勢される。移動部材3の左側端部には、係止部30が設けられ、移動部材3の左側に隣接するロック部材6の移動阻止部61が、この係止部30に係止可能な構造である。さらに、図5に示す如く、移動部材3には、係合穴32が設けられ、上記作動軸4から下側に突設された係合アーム41が、この係合穴32に係合し、解錠時に作動軸4のボタン部40を押し込んだとき、作動軸4の動きを移動部材3に伝達し、移動部材3をロック部材6から離す方向(右側)に移動させる構造である。
ロック部材6は、図5、6に示すように、本体ケース2内の左端部つまり移動部材3の左側に、配置され、両側に突設された支軸60を軸に、上下に回動可能に軸支される。ロック部材6の両側の支軸60は、図8に示すように、本体ケース2内に設けた軸受部22に嵌入され、基板9が本体ケース2の底部に嵌着された状態で、基板9上に設けた支持板と軸受部22により、支軸60は保持される。
ロック部材6は、図11に示すように、ファスナーのスライダ18をロックする部材であり、ロック部材6の下部には、上記移動部材3の左端の係止部30を係止し移動を阻止する移動阻止部61が設けられ、移動阻止部61の左側つまり挿入穴20側に、スライダ18用の係止部62が設けられる。ロック部材6には、図5の時計方向にロック部材6を付勢するバネ部材(トーションバネ)63が装着される。
ロック部材6の移動阻止部61は、図11に示すように、段差をもって切欠かれた切欠凹部形状を有し、ロック部材6が図11の下図に示すようにロック位置に回動したとき、移動部材3の先端の係止部30が切欠凹部状の移動阻止部61に嵌入して、ロック部材6がスライダ18をロックする状態、つまり施錠状態となる構造である。
このために、ロック部材6は、常時、バネ部材63により時計方向に付勢され、図11に示すように、スライダ18を挿入穴20に差し込んだとき、ロック部材6はバネ部材63の付勢力に抗して反時計方向に回動し、ロック部材6の下部の係止部62をスライダ18に係止させ、係止部62の右側の移動阻止部61を移動部材3の先端の係止部30に係止させるようになっている。
なお、図10に示すように、ファスナーのスライダ18には、係止穴18aが形成され、ロック部材6の係止部62は、この係止穴18aに係止されて、移動部材3をロックする構造である。
上記構成のダイヤル式符号錠は、図10に示すように、鞄のファスナーの端部位置に取り付けられ、その挿入穴20がファスナーの端部で、スライダ18側を向く形態で、鞄に固定される。この実施形態では、鞄を使用しているが、ファスナーで開閉される構造のものであれば、鞄以外の収納容器などで使用されるファスナーに適用することもできる。
図11の上図に示すように、このダイヤル式符号錠は、解錠状態で、ロック部材6がその係止部62を係止可能な状態に保持され、ファスナーのスライダ18を差し込んで施錠することが可能である。さらにこのとき、符号錠の符号ダイヤル10,11,12は、作動軸4が図11の左側に移動した位置(ボタン部40を突出した位置)にあり、内側のブッシュ13,14,15とともに自在に回動操作可能な状態である。
このため、ユーザーは、ダイヤル式符号錠の解錠符号配列に関係なく、スライダ18を差し込んで施錠することができるので、符号ダイヤル10,11,12を任意の位置に回すことができる。したがって、ユーザーは、施錠時の符号配列を考えずに、符号ダイヤル10,11,12を、解錠符号列でない角度位置に、ランダムに回しておくことを、習慣付けることができる。
これにより、ファスナーが施錠されず解錠状態であっても、運搬業者などの他人に、ダイヤル式符号錠の解錠符号列を見られるケースが少なくなり、ダイヤル式符号錠のセキュリティを高めることができる。
一方、鞄のファスナーを施錠する場合、図10、図11に示すように、ユーザーはファスナーのスライダ18を、錠本体1の挿入穴20内に差し込む。このとき、スライダ18の先端がロック部材6の下部に当たり、ロック部材6を図の反時計方向に、バネ部材63の付勢力に抗して回動させる。これにより、ロック部材6が図11の下図まで回動すると、図の左方向に付勢されている移動部材3が左方向に移動し、移動部材3の先端の係止部30が、ロック部材6の移動阻止部61に嵌合し、ロックされて施錠状態なる。このようなスライダ18の施錠動作は、符号ダイヤル10,11,12の位置とは無関係に行われる。
ファスナーを解錠する場合、図12に示すように、ユーザーは符号ダイヤル10,11,12を、所定の解錠符号列に合せた状態で、ボタン部40を押す。解錠符号列を合せたことにより、各符号ダイヤル10,11,12内のブッシュ13,14,15内の係合溝43と作動軸4の凸部42の角度位置が一致する。これにより、作動軸4が移動可能な状態となっており、ボタン部40を押すことにより、作動軸4がバネ部材7に付勢力に抗して、図12の右方向に移動する。
これにより、係合アーム41を介して移動部材3が図12の右方向に移動し、移動部材3の先端の係止部30がロック部材6の移動阻止部61から外れる。このため、ロック部材6は、バネ部材63の付勢力により、図12の時計方向つまり解錠方向に回動し、ロック部材6の係止部62によるスライダ18の係止が解除され、解錠される。これにより、スライダ18は図12の如く、挿入穴20から引き抜かれ、或いは押し出されて解錠状態となる。
このように、このダイヤル式符号錠によれば、符号ダイヤル10,11,12の位置に関らず、スライダ18を挿入穴20に挿入したとき、スライダ18がロック部材6の係止部62に係止されてロックされるので、ユーザーは、施錠するときを考慮して符号ダイヤル10,11,12を解錠符号列に合せておかなくても、スライダ18を差し込むだけで、簡単に施錠することができる。
このため、ファスナーのスライダ18を施錠するために符号錠を鞄などに取り付けた場合、そのユーザーは、解錠した後、符号ダイヤル10,11,12をランダム位置に回しておいても、何ら不便とはならない。このため、このダイヤル式符号錠を取り付けた鞄などのユーザーは、解錠した後、符号ダイヤル10,11,12をランダムに回す習慣がつき、鍵をかけずに鞄などを放置し、他人に符号ダイヤルの解錠符号配列を見られたとしても、その配列は解錠符号の配列とは無関係となり、セキュリティ性を高めることができる。
1 錠本体
2 本体ケース
3 移動部材
4 作動軸
5 ダイヤル保持部材
6 ロック部材
7 バネ部材
8 バネ部材
9 基板
10 符号ダイヤル
11 符号ダイヤル
12 符号ダイヤル
13 ブッシュ
14 ブッシュ
15 ブッシュ
18 スライダ
18a 係止穴
20 挿入穴
21 ダイヤル用開口
22 軸受部
23 ボタン用開口
30 係止部
31 バネ保持部
32 係合穴
40 ボタン部
41 係合アーム
42 凸部
43 係合溝
50 ダイヤル保持部
51 移動部材保持部
60 支軸
61 移動阻止部
62 係止部
63 バネ部材

Claims (4)

  1. 複数の符号ダイヤルと、各符号ダイヤル内に嵌合され、係合溝を設けたブッシュと、該ブッシュ内に挿入され、複数の符号ダイヤルのブッシュの係合溝に対応して凸部を外周部に設け、該符号ダイヤルの解錠角度位置に応じて、軸方向に移動可能な作動軸とを、本体ケース内に備え、
    該本体ケースに設けた挿入穴にファスナーのスライダを挿入して、該スライダを挿入穴内でロックするファスナー用のダイヤル式符号錠であって、
    該本体ケース内に移動部材が該作動軸の軸方向に移動可能に配設され、該作動軸には、ボタン部が該本体ケースから突出可能に設けられるとともに、該移動部材と係合する係合アームが設けられ、
    該本体ケースの挿入穴の近傍に該スライダをロックするロック部材が回動可能に枢支され、該ロック部材には、該移動部材の移動を阻止する移動阻止部が設けられるとともに、該スライダを係止する係止部が設けられ、
    該符号ダイヤルの解錠位置で該ボタン部を押したとき、該移動部材が移動して該ロック部材の該移動阻止部が該移動部材から外れ、該ロック部材の回動が可能となって該係止部による該スライダのロックが解除され、該符号ダイヤルの角度位置に関らず、該スライダを該挿入穴に挿入したとき、該スライダが該ロック部材の係止部に係止されてロックされることを特徴とするファスナー用のダイヤル式符号錠。
  2. 前記本体ケース内に、ダイヤル保持部材が設けられ、該ダイヤル保持部材には、前記符号ダイヤルを回動可能に保持するダイヤル保持部が設けられ、該ダイヤル保持部材の下部に、前記移動部材を移動可能に保持する移動部材保持部が設けられたことを特徴とする請求項1記載のファスナー用のダイヤル式符号錠。
  3. 前記作動軸と前記ブッシュ間に、バネ部材が装着され、該作動軸が該バネ部材により該ボタン部を突出する方向に付勢されるとともに、該ブッシュが前記符号ダイヤル内の嵌合位置に付勢されることを特徴とする請求項1記載のファスナー用のダイヤル式符号錠。
  4. 前記ロック部材に、該ロック部材のロックを解錠する方向に付勢するバネ部材が装着され、前記移動部材には、前記挿入穴側に該移動部材を付勢するバネ部材が装着されたことを特徴とする請求項1記載のファスナー用のダイヤル式符号錠。


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