JP4900729B2 - 錠前作動制御装置 - Google Patents
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Description
て錠前の作動を制御する装置に関するものである。
いなくても鍵でロータを回すことができる。そのため、注意力に高低差がある一般公衆用
のコインロッカー等では、扉が不完全閉鎖の状態にあるにもかかわらず、利用者が不注意
によって鍵を回しただけで施錠板が固定枠体側の受部に係合したものと誤信し、利用者が
そのまま立ち去ってしまうことによって、扉が無施錠状態に放置されることがある。
1参照)、この無施錠放置の防止手段は、先端に形成されたラッチヘッドが錠ケースから
付勢状態で突出し、ラッチヘッドが閉扉時に収納室の枢体に接触して後退するように、錠
ケース内に摺動自在に組み込まれた閉扉確認ラッチと、この閉扉確認ラッチの出没に連動
して昇降し、開扉時には施錠板に形成された係合片に当接して施錠板の回動を阻止すると
ともに、閉扉時には前記係合片から離れて施錠板の回動を可能にする施錠制御部材とから
なるものであり、少なくとも閉扉確認ラッチと施錠制御部材の二つの主要部品を必須要素
として含むものであるから、構成が複雑であり、それらの格納スペースのために錠ケース
も大型化することになった。
ユニットとして独立に構成されているものではないため、既に設置されている錠前に外付
けして利用することはできず、無施錠放置を防止するには既設の錠前を取り外し、無施錠
放置防止手段がプリセットされた錠装置と置き換える必要があった。交換した既設の銃前
はそのまま廃棄されるので、経済的合理性において劣るものであった。
換する必要なしに無施錠放置を的確に防止できる、錠前作動制御装置を提供することであ
る。
前記ベース板の主体部分の中央部に前記既設の錠前の固定本体が嵌合される貫通孔が形成されており、前記扉に対する前記ベース板の固着は、前記扉の取付孔に前記既設の錠前の前記固定本体を前記扉の正面側から嵌挿し、前記扉の背面に当接した前記ベース板の前記貫通孔に前記既設の錠前の前記固定本体を嵌挿し、前記既設の錠前の前記固定本体の外周ねじ部に螺合したナットと前記既設の錠前の頭部との間で前記ベース板の前記主体部分を締め付けることによって行なわれており、
前記ストッパーカムが前記扉背面に対して傾斜した待機位置にあるとき、前記錠前の施錠板の回動軌跡内に突出する阻止板部を前記ストッパーカムの中間部に形成し、前記ストッパーカムの他方端部に前記扉の閉鎖終端において前記固定枠体の開口縁部に当接する検知板部を形成し、前記検知板部が前記固定枠体の前記開口縁部に押されることによって、前記ストッパーカムが前記扉背面と平行に配置される検知位置に回転したとき、前記ストッパーカムの前記阻止板部が前記施錠板の回動軌跡外に退避するようにしたものである。
と、前記ベース板の起立板部に一方端部を枢着されたストッパーカムと、前記ストッパーカムを回転付勢するバネ部材とからなるものであり、簡素化された構成を有するものであるから、コスト安く生産するこどができる。
また、既に設置されている錠前とは独立している一つのユニットとして提供されるものであるから、既設の錠前に外付けして使用することができる。すなわち、前記ベース板の主体部分の中央部に前記既設の錠前の固定本体が嵌合される貫通孔が形成されており、前記扉に対する前記ベース板の固着は、前記扉の取付孔に前記既設の錠前の前記固定本体を前記扉の正面側から嵌挿し、前記扉の背面に当接した前記ベース板の前記貫通孔に前記既設の錠前の前記固定本体を嵌挿し、前記既設の錠前の前記固定本体の外周ねじ部に螺合したナットと前記既設の錠前の頭部との間で前記ベース板の前記主体部分を締め付けることによって行なわれており、既設の錠前自体を交換する無駄がないので経済的合理性に優れている。
成されており、起立板部11の一方端部には軸孔12が形成されている。細長い板状のス
トッパーカム13は、扉6の背面と平行な枢軸ピン14によって起立板部11に枢着され
ている。大径頭部15を有する枢軸ピン14は、ストッパーカム13の一方端部に形成し
た受孔16と起立板部11の軸孔12に嵌挿され、小径ねじ部17に螺合したナット18
によって起立板部11に固定されている。ストッパーカム13を扉6背面から離反する方向に回転付勢するバネ部材19は、コイル部分を枢軸ピン14の大径頭部15に嵌められたトーションスプリングによって構成され、バネ部材19の一方の直線端部19aは、ベース板1の主体部分2に当接している。バネ部材19の他方の直線端部19bは、ストッパーカム13の一方端部に直角に曲げ形成したバネ受け板部20に当接している。
1の回動軌跡内に突出する阻止板部22は、ストッパーカム13の中間部に斜めに曲げ形
成されている。扉6の閉鎖終端において固定枠体23の開口縁部24に当接する検知板部
25は、ストッパーカム13の他方端部に直角に曲げ形成されている。
付勢によって扉6の背面に対して傾斜した待機位置にあり、ストッパーカム13の検知板
部25は、扉6の後ろ方向に突出している。この待機位置では、ストッパーカム13の阻
止板部22が錠前3の施錠板21の回動軌跡内に突出しているため、扉6を完全閉鎖した
と誤信した利用者が鍵(図示していない)によって錠前3のロータ26を回し、ロータ2
6に連結されている施錠板21を施錠位置に回勤しようとしても、阻止板部25に施錠板
21が当たるため、ロータ26を回すことができない。
よって、ストッパーカム13は枢軸ピン14を中心としてバネ部材19の付勢に抗して前
方に回転し、扉6の背面と平行に配置された検知位置に来る。この検知位置においては、
ストッパーカム13の阻止板部22は施錠板21の回動軌跡外に退避しているため、鍵に
よって錠前3のロータ26を施錠位置まで十分に回すことができ、施錠板21の先端部が
固定枠体23の施錠受部27に係合し、扉6が固定枠体23に錠止される。
確に防止される。
2 ベース板の主体部分
3 錠前
4 錠前の固定本体
5 ベース板の貫通孔
6 扉
7 扉の取付孔
8 錠前の外周ねじ部
9 ナット
10 錠前の頭部
11 ベース板の起立板部
12 起立板部の軸孔
13 ストッパーカム
14 枢軸ピン
15 枢軸ピンの大径頭部
16 ストッパーカムの受孔
17 枢軸ピンの小径ねじ部
18 ナット
19 バネ部材
20 ストッパーカムのバネ受け板部
21 錠前の施錠板
22 ストッパーカムの阻止板部
23 固定枠体
24 固定枠体の開口縁部
25 ストッパーカムの検知板部
26 錠前のロータ
27 固定枠体の施錠受部
Claims (1)
- 扉を閉鎖位置において固定枠体に錠止する既設の錠前に嵌めて前記扉背面に固着されるベース板と、前記扉背面に対して直角な前記ベース板の起立板部に前記扉と平行な枢軸ピンによって一方端部を枢着したストッパーカムと、前記ストッパーカムを前記扉から離反する方向に回転付勢するバネ部材とからなり、
前記ベース板の主体部分の中央部に前記既設の錠前の固定本体が嵌合される貫通孔が形成されており、前記扉に対する前記ベース板の固着は、前記扉の取付孔に前記既設の錠前の前記固定本体を前記扉の正面側から嵌挿し、前記扉の背面に当接した前記ベース板の前記貫通孔に前記既設の錠前の前記固定本体を嵌挿し、前記既設の錠前の前記固定本体の外周ねじ部に螺合したナットと前記既設の錠前の頭部との間で前記ベース板の前記主体部分を締め付けることによって行なわれており、
前記ストッパーカムが前記扉背面に対して傾斜した待機位置にあるとき、前記錠前の施錠板の回動軌跡内に突出する阻止板部を前記ストッパーカムの中間部に形成し、前記ストッパーカムの他方端部に前記扉の閉鎖終端において前記固定枠体の開口縁部に当接する検知板部を形成し、前記検知板部が前記固定枠体の前記開口縁部に押されることによって、前記ストッパーカムが前記扉背面と平行に配置される検知位置に回転したとき、前記ストッパーカムの前記阻止板部が前記施錠板の回動軌跡外に退避するようにした錠前作動制御装置。
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JP4900729B2 true JP4900729B2 (ja) | 2012-03-21 |
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Family Applications (1)
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2008
- 2008-12-23 JP JP2008326708A patent/JP4900729B2/ja active Active
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