JP6886131B2 - 塗工装置 - Google Patents

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Description

本発明は、塗工装置に関する。
二次電池や、コンデンサなどの電子部品を製造するにあたり、薄い帯状の被塗工材に塗液を塗工する工程がある。この種の塗工工程には、ダイコーターなどと呼ばれる塗工装置が用いられる。
上記塗工装置は、本体ブロックを有する。本体ブロックは、塗液が導入される塗液導入部と、塗液が吐出される一方向に長いスリット状の塗液吐出部を備えている。本体ブロックは、その内部に、塗液導入部から導入された塗液が流入する、長手方向に長いマニホールドと、マニホールドから塗液吐出部に通じる塗液流路を備えている。塗液は、マニホールドにおいて塗液流量や塗液圧力が長手方向に均され、塗液流路を通じて塗液吐出部から吐出される。
上記塗工装置に関し、特許文献1には、吐出量の分布を長手方向に亘って均一に調整するために、塗液流路の一方向に亘って分割した複数個の分割バーを設け、分割バーを進退させることで各分割バー毎に塗液流路の間隙量を調整することが提案されている(特許文献1参照)。
上記塗工装置では、塗液流路と塗液吐出部における間隙量を調整するためにダイ本体に挟み込まれる板状のシム(治具)が用いられている。
上述のシムは、例えば被塗工材の幅方向に沿って塗る場所と塗らない場所が交互にあるようなストライプ模様の塗工パターンに対応するため、上述の塗液流路と塗液吐出部における塗液の流路を限定するためにも用いられる。この場合、シムは、例えば櫛形状に構成され、複数本の櫛歯部分が塗液を吐出しない領域(塗液が流れない領域)に対応し、それらの櫛歯部分の間の空間が塗液を吐出する領域(塗液が流れない領域)に対応する。
特開2007−44643号
ところで、上述のような塗液の流路を限定するシムを用いてストライプ模様の塗工パターンを実現する場合には、被塗工材の幅方向に並ぶ複数の塗工部分の膜厚を所定の範囲内に揃える必要がある。このため、複数の塗工部分の膜厚が同じになるように、塗液吐出部における長手方向の吐出流量を調整する必要がある。
そこで、上述した塗工装置の分割バーを用いることが考えられるが、この場合、シムの櫛歯部分と分割バーの個数や位置が合わず互いに干渉し、分割バーが進退できなくなって機能しなくなることがある。特に塗工装置において塗工パターンに応じて複数種類のシムを用いる場合には、シムの櫛歯部分と分割バーの個数や位置が必ず合わない場合があり、このとき塗液吐出部における長手方向の吐出流量を調整することはできない。

本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、塗液の流路を制限するようなシムを用いる場合であっても、塗工装置の本体ブロックの長手方向の吐出流量を調整可能な塗工装置を提供することをその目的とする。
本発明の一態様に係る塗工装置は、本体ブロックを備え、本体ブロックは、塗液導入部と、一方向に延設された塗液吐出部と、塗液導入部から導入された塗液が流入する、一方向に延設された第1の空間部と、第1の空間部の塗液を塗液吐出部に流す、一方向に延設された塗液流路と、塗液流路に、当該塗液流路の流路幅が部分的に広くなるように設けられ、一方向に延設された第2の空間部と、第2の空間部に一方向に亘って複数設けられ、各々が第2の空間部に対し進退して、第2の空間部の一方向の各部分の容積を変更可能な容積変更部材と、を有する。
この態様によれば、塗液流路に第2の空間部を設け、その第2の空間部に容積変更部材が設けられているので、塗液の流路を制限するようなシムを用いる場合であっても、当該シムと容積変更部材が干渉することがなく、本体ブロックの長手方向の吐出流量を調整することができる。
上記態様において、第2の空間部は、容積変更部材の塗液の流れ方向の長さよりも大きい塗液の流れ方向の長さを有するようにしてもよい。
上記態様において、容積変更部材は、第2の空間部の下流側の端部に配置されてもよい。
上記態様において、本体ブロックは、第2の空間部の内面に通じる孔を有し、容積変更部材は、孔に配置され、孔から第2の空間部内に進退自在に構成されていてもよい。
上記態様において、本体ブロックは、互いに対向するように配置された2つのブロック部を有し、2つのブロック部の間に第1の空間部と、塗液流路と、第2の空間部及び塗液吐出部が形成されていてもよい。
上記態様において、第1の空間部と第2の空間部は、異なるブロック部の対向面が凹むことにより形成されていてもよい。
上記態様において、第1の空間部と第2の空間部は、同じブロック部の対向面が凹むことにより形成されていてもよい。
上記態様において、第1の空間部の下流部と第2の空間部の上流部が重なっていてもよい。
上記態様において、第1の空間部と第2の空間部が互いに離れていてもよい。
上記態様において、第2の空間部の内面には、みがき処理が施されていてもよい。
塗工装置の使用状態を示す斜視図である。 塗工装置の分解図である。 塗工装置を短辺方向の垂直断面で切断した塗工装置の断面図である。 塗工装置の第1のブロック部の内面を示す図である。 第2の空間部近辺を拡大した垂直断面図である。 本体ブロックのC−C断面図である。 シムを配置した第1のブロック部の内面を示す図である。 被塗工材の説明図である。 容積変更部材の動作例を示す本体ブロックのC−C断面図である。 第1の空間部と第2の空間部を重ねた場合の本体ブロックの垂直断面図である。 第1の空間部と第2の空間部を異なるブロック部に設けた場合の本体ブロックの垂直断面図である。 第1の空間部と第2の空間部を重ねた場合の本体ブロックの垂直断面図である。 第2の空間部を矩形にした場合の第2の空間部近辺を拡大した垂直断面図である。 第2の空間部を半円状にした場合の第2の空間部近辺を拡大した垂直断面図である。 ヘッド部の先端を傾斜させた場合の第2の空間部近辺を拡大した垂直断面図である。
以下、図面を参照して、本発明の好ましい実施の形態について説明する。
図1は、本実施の形態に係る塗工装置1の使用状態の斜視図であり、図2は、塗工装置1の分解図である。なお、本実施の形態において上下は、図1に示す塗工装置1の姿勢を基準とする。
塗工装置1は、図1に示すように一方向(長手方向Y)に長い略直方体形状の本体ブロック10を有する。本体ブロック10の下面は、短辺方向Xの中央が最も低くなるように下に突出し、長手方向Yに長い頂部20を有している。本体ブロック10は、図1及び図2に示すように短辺方向Xの中央で左右に分割された2つのブロック部(第1のブロック部30、第2のブロック部31)と、本体ブロック10の長手方向Yの両側面に設けられた側板32と、第1のブロック部30と第2のブロック部31の間に介在される治具としてのシム33と、複数の容積変更部材34とを有している。図1に示すように第1のブロック部30と第2のブロック部31は、シム33を挟んだ状態で締結部材(図示せず)により互いに固定されている。
図3、図4に塗工装置1の内部構造を示す。図3は、塗工装置1を短辺方向Xの垂直断面で切断した塗工装置1の断面図であり、図4は、塗工装置1の第1のブロック部30の内面を示す図である。本体ブロック10は、図3及び図4に示すように塗液導入部40と、塗液吐出部41と、第1の空間部42と、塗液流路43及び第2の空間部44を有している。
塗液導入部40は、例えば本体ブロック10の第1のブロック部30の外側面30aから後述の第1の空間部42に通じている。塗液導入部40は、例えば長手方向Yの中央の位置の一個所に設けられている。塗液導入部40は、本体ブロック10の外部に設けられた図示しない塗液供給源に接続されており、塗液供給源から供給された塗液を本体ブロック10内に導入し、第1の空間部42に流入させるように構成されている。
塗液吐出部41は、本体ブロック10の下端の頂部20に形成されている。塗液吐出部41は、本体ブロック10の長手方向Yの両端に亘り延設されている。塗液吐出部41は、細長いスリット状に形成され、一定の流路幅D1(図3に示す)を有している。流路幅D1は、例えば0.05mm〜2mm程度に設定されている。
第1の空間部42は、本体ブロック10の上下方向の中央付近に設けられている。第1の空間部42は、図3に示すように例えば第1のブロック部30の対向面(内面)30bを湾曲状に凹ませることにより形成されている。第1の空間部42は、図4に示すように本体ブロック10の長手方向Yの両端に亘り細長に延設されている。第1の空間部42の長手方向Yの中央部に塗液導入部40が開口している。
図3に示すように塗液流路43は、第1の空間部42から塗液吐出部41に通じている。塗液流路43は、後述の第2の空間部44以外の部分で短辺方向Xに一定の流路幅D1を有している。塗液流路43は、図4に示すように第1の空間部42と同じように本体ブロック10の長手方向Yの両端に亘り設けられている。
第2の空間部44は、図3に示すように塗液流路43に設けられ、塗液流路43の流路幅が部分的に広くなるように形成されている。第2の空間部44は、第1のブロック部30の対向面30bを凹ませることにより形成されている。第2の空間部44は、例えば第1のブロック部30の対向面30bが湾曲状に凹んだ上流部44aと、矩形状に凹んだ下流部44bを有している。
第2の空間部44は、図5に示すように後述の容積変更部材34の塗液の流れ方向Zの(最大)長さL1よりも長い塗液の流れ方向Zの(最大)長さL2を有している。第2の空間部44は、一定の塗液流路43の流路幅D1の2倍以上、好ましくは3倍以上20倍以下の(最大)深さD2を有している。第2の空間部44の全体の容積は、第1の空間部42よりも小さい。第2の空間部44は、図4に示すように本体ブロック10の長手方向の両端に亘り延設されており、長手方向Yにおいて第1の空間部42及び塗液流路43と同じ長さで同じ位置に設けられている。第2の空間部44の内面44cには、例えば表面粗さがRzで10μm以下となるみがき処理(ラップ研磨、バフ研磨等)が施されている。
図6は、本体ブロック10の水平断面(図3のC−C断面)図である。図3及び図6に示すように本体ブロック10には、第1のブロック部30の外側面30aから第2の空間部44に通じる孔60が形成されている。孔60は、第2の空間部44の内面44cに開口するように形成され、後述の容積変更部材34のヘッド部70が収容される大径部60aと、容積変更部材34の支持部71が収容される小径部60bを有している。
大径部60aは、図4及び図6に示すように第2の空間部44の長手方向Yの両端に亘り延設されている。小径部60bは、図3及び図6に示すように大径部60aから第1のブロック部30の外側面30aまで短辺方向Xに延設されている。小径部60bは、図4及び図6に示すように第2の空間部44の長手方向Yに沿って複数個、例えば5個、等間隔で設けられている。
図3及び図6に示すように容積変更部材34は、例えばヘッド部70と、ヘッド部70を支持する支持部71を有している。ヘッド部70は、孔60の大径部60aに収容されている。
ヘッド部70は、例えば長手方向Yに長い直方体形状を有している。ヘッド部70は、平坦な先端面70aを有する。支持部71は、ヘッド部70から小径部60bを通じて第1のブロック部30の外側面30aの外方まで延設されている。容積変更部材34は、例えば図示しないモータなどの駆動部に接続されており、ヘッド部70が第2の空間部44に対し短辺方向Xに進退することで、第2の空間部44の容積を変更することができる。
容積変更部材34は、第2の空間部44の長手方向Yに沿って複数、例えば5つ設けられている。5つの容積変更部材34のヘッド部70は、図4に示すように第1のブロック部30の対向面30bを短辺方向Xから見た内面視で、長手方向Yにほぼ隙間なく直線状に配置されている。図6に示すように5つの容積変更部材34は、各々が第2の空間部44に対し進退して、第2の空間部44の長手方向Yに5等分した各部分の容積を変更することができる。
図3に示すように第1の空間部42、塗液流路43、第2の空間部44及び塗液吐出部41は、本体ブロック10の第1のブロック部30と第2のブロック部31の間に上から下に向けてこの順で形成されている。第1のブロック部30の対向面(内面)の上部には、シム33の後述の基部90を挟むための平担面30dが形成されている。第2のブロック部31の内面31aは、全面平坦に形成されている。
シム33は、第1のブロック部30と第2のブロック部31の間に介在されている。シム33は、塗液流路43の塗液の流路、及び塗液吐出部41の塗液の吐出部分を限定するものである。シム33は、例えば図2に示したように櫛状の板形状を有する。シム33は、一方向に延伸する基部90と、基部90から基部90の直角方向に延伸する複数本、例えば3本の流路規制板91を有している。2本の流路規制板91は、基部90の両端部に設けられ、残りの流路規制板91は、基部90の中央に設けられている。3本の流路規制板91は、幅、厚み、長さが同じであり、基部90の延伸方向に沿って等間隔に配置されている。
シム33は、図7に示すように基部90が第1のブロック部30の第1の空間部42よりも上部の平坦面30dに配置され、流路規制板91が塗液の流れ方向Zに沿って第1の空間部42から塗液吐出部41まで延伸するように、第1のブロック部30と第2のブロック部31の間に介在される。これにより、塗液流路43と塗液吐出部41において隣り合う流路規制板91の間にのみ塗液の流路ができ、長手方向Yに塗液が吐出される部分と塗液が吐出されてない部分が交互にでき、被塗工材に塗液をストライプ状に塗工することができる。
シム33は、図3に示すように第1のブロック部30と第2のブロック部31の間に気密に挟まれるため、シム33の厚みが、そのまま塗液流路43と塗液吐出部41の流路幅D1となる。よって、本実施の形態において、シム33は、塗液吐出部41の流路幅D1を規定する機能を有する。
次に以上のように構成された塗工装置1の使用例を説明する。シム33が第1のブロック部30と第2のブロック部31との間に挟み込まれた状態で、第1のブロック部30と第2のブロック部31が互いに締結され、その後側板32が長手方向Yの両側面に取り付けられる。こうして図1に示すような本体ブロック10が組み立てられる。
本体ブロック10は、塗液吐出部41がローラ120に対向するように配置される。ローラ120の回転により帯状の被塗工材Aが塗液吐出部41とローラ120の間に送られる。塗液は、本体ブロック10の塗液導入部40から導入され、第1の空間部42において長手方向Yに拡散し、塗液の流量や圧力が均されてから塗液流路43を流れ、塗液吐出部41から吐出される。このとき、シム33の流路規制板91が、塗液流路43及び塗液吐出部41の一部の流路を規制し、流路規制部91のない部分(分割流路)にのみ塗液が流れ吐出される。これにより、例えば図8に示すように被塗工材Aには、幅方向に塗工部分130と非塗工部分131が交互に存在するストライプ状の塗工パターンが形成される。
塗工時には、被塗工材Aの複数の塗工部分130の膜厚が均一になるように、各容積変更部材34を個別に作動させる。例えば図9に示すように塗液流路43の長手方向Yの中央付近の容積変更部材34を相対的に後退させ、その部分の第2の空間部44の容積を大きくし、塗液流路43の長手方向Yの両端付近の容積変更部材34を相対的に前進させ、その部分の第2の空間部44の容積を小さくする。こうすることにより、シム33で分割された塗液吐出部41の各分割流路の吐出流量が揃えられ、その結果、被塗工材Aの幅方向に亘り均一な膜厚の塗工部分130が形成される。
本実施の形態によれば、塗工装置1の本体ブロック10が、塗液流路43に、その流路幅が部分的に広くなるように設けられた第2の空間部44と、第2の空間部44に一方向に亘って複数設けられ、各々が第2の空間部44に対し進退して、第2の空間部44の一方向の各部分の容積を変更可能な容積変更部材34を有している。これにより、塗液の流路を制限するようなシム33を用いた場合でも、第2の空間部44を用いて塗液流路43における長手方向Yの塗液の流量を調整することができるので、本体ブロック10の長手方向Yの吐出流量を調整することができる。
第2の空間部44は、容積変更部材34の塗液の流れ方向Zの長さL1よりも長い塗液の流れ方向Zの長さL2を有している。これにより、容積変更部材34付近で塗液の対流が生じることが抑制され、第2の空間部44において塗液がスムーズに流れ、これにより塗液の吐出流量を適切に調整することができる。
容積変更部材34は、第2の空間部44の下流部44bに配置されているので、塗液の第2の空間部44への流入がスムーズに行なわれる。また、容積変更部材34が塗液吐出部41に近くなるので、第2の空間部44の容積の調整による長手方向Yの吐出流量の調整を効果的に行うことができる。
本体ブロック10は、第2の空間部44の内面に通じる孔60を有し、容積変更部材34は、孔60に配置され、孔60から第2の空間部44内に進退自在に構成されている。これにより、第2の空間部44に対する容積変更部材34の進退を好適に行うことができる。
第2の空間部44の内面44cには、みがき処理が施されているので、第2の空間部44における塗液の流れがスムーズになる。また、第2の空間部44の内面44cに付着する塗液を簡単に清掃することができる。
上記実施の形態において、図10に示すように第1の空間部42の下流部と第2の空間部44の上流部が重なっていてもよい。この場合、塗液が第1の空間部42から第2の空間部44に流入する際の圧力損失が低減され、第2の空間部44への塗液の流入がスムーズに行われる。
以上の実施の形態において、図11に示すように第1の空間部42と第2の空間部44は、異なるブロック部の対向面が凹むことにより形成されていてもよい。例えば第1の空間部42が第1のブロック部30側に形成され、第2の空間部44が第2のブロック部31側に形成されていてもよい。塗工装置1は、本体ブロック10を長手方向を水平にして設置する場合、本体ブロック10を載置するためのステージを備える。この場合、容積変更部材34を操作することを考えると、第1の空間部42は、容積変更部材34のある側のブロック部に設定する方がよい。
さらに上記例において、図12に示すように第1の空間部42の下流部と第2の空間部44の上流部が重なっていてもよい。この場合、第1の空間部42から第2の空間部44への塗液の流れがスムーズに流れる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば上記実施の形態における本体ブロック10の構成は上記実施の形態のものに限られない。例えば塗液導入部40、塗液吐出部41、第1の空間部42、塗液流路43、第2の空間部44の形状は上記実施の形態のものに限られない。第2の空間部44の形状は、縦断面において図13に示すように矩形状に凹むものであってもよいし、図14に示すように半円状に凹むものであってもよい。
容積変更部材34は、数も形状も上記実施の形態に限られない。例えば図15に示すように容積変更部材34のヘッド部70は、下流側が塗液流路43により近づくように先端面70aが傾斜していてもよい。かかる場合、塗液吐出部41への塗液の流れがスムーズになる。
シム33は、上記実施の形態のものに限られない。例えばシム33の流路規制板91の数は、3本でなく、2本であっても4本以上であってもよい。本発明の塗工装置は、シムを用いないものにも適用できる。
以上の実施の形態では、本体ブロック10の塗液吐出部41が下に向いた塗工装置1の例を説明したが、塗工装置1は、本体ブロック10の塗液吐出部41が、横向きや上向きなど、どの向きに向いているものであってもよい。
本発明は、塗液の流路を制限するようなシムを用いる場合であっても、塗工装置の本体ブロックの長手方向の吐出流量を調整可能な塗工装置を提供する際に有用である。
1 塗工装置
10 本体ブロック
30 第1のブロック部
31 第2のブロック部
33 シム
34 容積変更部材
40 塗液導入部
41 塗液吐出部
42 第1の空間部
43 塗液流路
44 第2の空間部

Claims (10)

  1. 本体ブロックを備え、
    前記本体ブロックは、
    塗液導入部と、
    一方向に延設された塗液吐出部と、
    前記塗液導入部から導入された塗液が流入する、一方向に延設された第1の空間部と、
    前記第1の空間部の塗液を前記塗液吐出部に流す、一方向に延設された塗液流路と、
    前記塗液流路に、当該塗液流路の流路幅が部分的に広くなるように設けられ、一方向に延設された第2の空間部と、
    前記第2の空間部に一方向に沿って複数設けられ、各々が前記第2の空間部に対し進退して、前記第2の空間部の一方向の各部分の容積を変更可能な容積変更部材と、を有する、塗工装置。
  2. 前記第2の空間部は、前記容積変更部材の塗液の流れ方向の長さよりも大きい前記塗液の流れ方向の長さを有する、請求項1に記載の塗工装置。
  3. 前記容積変更部材は、前記第2の空間部の下流側の端部に配置されている、請求項2に記載の塗工装置。
  4. 前記本体ブロックは、前記第2の空間部の内面に通じる孔を有し、
    前記容積変更部材は、前記孔に配置され、前記孔から前記第2の空間部内に進退自在に構成されている、請求項1〜3のいずれか一項に記載の塗工装置。
  5. 前記本体ブロックは、互いに対向するように配置された2つのブロック部を有し、前記2つのブロック部の間に前記第1の空間部と、前記塗液流路と、前記第2の空間部及び前記塗液吐出部が形成されている、請求項1〜4のいずれか一項に記載の塗工装置。
  6. 前記第1の空間部と前記第2の空間部は、異なるブロック部の対向面が凹むことにより形成されている、請求項5に記載の塗工装置。
  7. 前記第1の空間部と前記第2の空間部は、同じブロック部の対向面が凹むことにより形成されている、請求項5に記載の塗工装置。
  8. 前記第1の空間部の下流部と前記第2の空間部の上流部が重なっている、請求項1〜7のいずれか一項に記載の塗工装置。
  9. 前記第1の空間部と前記第2の空間部が互いに離れている、請求項1〜7のいずれか一項に記載の塗工装置。
  10. 前記第2の空間部の内面には、みがき処理が施されている、請求項1〜9のいずれか一項に記載の塗工装置。
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