JP6883955B2 - 花粉破裂抑制剤 - Google Patents

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Description

本発明は、繊維製品や室内空間等に適用され、花粉の破裂を抑制し、アレルゲン物質の放出を抑制する花粉破裂抑制剤に関する。
花粉症は、花粉等の異物が原因となって、アレルギー反応を起こすことで発症する鼻炎の一種である。花粉症は、目のかゆみ、くしゃみ、鼻水、鼻づまりなどの不快な症状を長期間継続的に引き起こし、日常生活に支障をきたす。花粉症の罹患率は毎年増加傾向にあり、近年は社会的な問題になっている。
花粉症の発症機序については、これまでに精力的な研究により解明されている。具体的には、花粉症の発症機序は、以下の通りである。まず、スギ等の花粉が眼や鼻の粘膜に付着すると、花粉の外殻が破裂して、抗原タンパク質(アレルゲン物質)が放出し、粘膜内に侵入する。抗原タンパク質が粘膜内に入ると、特異的IgE抗体が産生され、抗体が粘膜の肥満細胞上の受容体に結合することにより感作が生じる。この状態で、抗原タンパク質が再度曝露されると、抗体抗原反応により、肥満細胞からヒスタミン等の化学伝達物質が放出され、当該物質が受容体に結合することで、掻痒等のアレルギー症状が引き起こされる。
従来、花粉症の予防を講じる手法について種々報告されている。例えば、特許文献1には、アミノ酸金属塩を含有する花粉症予防用液剤が、花粉を破壊し無害化し得ることが報告されている。しかしながら、特許文献1の技術では、花粉を敢えて破壊することにより無害化することを意図しているが、花粉の破裂によって放出されるアレルゲン物質との接触を遮断できるものではなく、花粉症の予防効果も十分とは言えない。
一方、花粉症の予防には、花粉との接触を避けることが有効であるが、日常生活において花粉との接触を完全に避けることは困難である。そのため、仮に、花粉と接触しても、花粉の外殻の破裂を抑制できるように防備することが重要になる。
特開2013−75879号公報
本発明の目的は、付着又は浮遊している花粉の破裂を抑制し、アレルゲン物質の放出を効果的に抑制できる花粉破裂抑制剤を提供することである。
本発明者は、前記課題を解決するために鋭意研究を行ったところ、(A)グリチルリチン酸及び/又はその塩、(B)コンドロイチン硫酸及び/又はその塩、(C)クロルフェニラミン及び/又はその塩、(D)ε−アミノカプロン酸及び/又はその塩、の4つ成分のうち少なくとも2つ成分を組み合わせて花粉に接触させると、花粉の破裂が極めて有効に抑制されることを見出した。また、特に前述の4つの成分を組み合わせた場合には、花粉の破裂がより一層有効に抑制されることを見出した。本発明は、これらの知見に基づいて更に検討を重ねることにより完成したものである。
即ち、本発明は、下記に掲げる態様の発明を提供する。
項1. 下記(A)成分、(B)成分、(C)成分、及び(D)成分よりなる群から選択される少なくとも2種の成分を含有することを特徴とする、花粉破裂抑制剤。
(A)グリチルリチン酸及び/又はその塩
(B)コンドロイチン硫酸及び/又はその塩
(C)クロルフェニラミン及び/又はその塩
(D)ε−アミノカプロン酸及び/又はその塩
項2. 繊維製品又は室内空間に適用される、項1に記載の花粉破裂抑制剤。
項3. 前記(A)成分、(B)成分、(C)成分、及び(D)成分を含む、項1又は2に記載の花粉破裂抑制剤。
項4. (E)キレート剤を更に含む、項1〜3のいずれかに記載の花粉破裂抑制剤。
項5. 液剤である、項1〜4のいずれかに記載の花粉破裂抑制剤。
本発明の花粉破裂抑制剤は、花粉の外殻が破裂するのを極めて有効に抑制することができる。そのため、花粉からアレルゲン物質が放出されるのを抑制することができ、ひいては花粉症の発症を抑制することができる。
本発明の花粉破裂抑制剤は、下記(A)成分、(B)成分、(C)成分、及び(D)成分よりなる群から選択される少なくとも2種の成分を含有することを特徴とする。
(A)グリチルリチン酸及び/又はその塩
(B)コンドロイチン硫酸及び/又はその塩
(C)クロルフェニラミン及び/又はその塩
(D)ε−アミノカプロン酸及び/又はその塩
以下、本発明の花粉破裂抑制剤成分について詳述する。
(A)グリチルリチン酸及び/又はその塩
本発明で用いるグリチルリチン酸は、20β−カルボキシ−11−オキソ−30−ノルオレアナ−12−エン−3β−イル−2−O−β−D−グルコピラヌロノシル−α−D−グルコピラノシドウロン酸とも称される公知の化合物である。
グリチルリチン酸の塩としては、特に限定されないが、例えば、ナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩;カルシウム塩、マグネシウム塩等のアルカリ土類金属塩;アンモニウム塩;アルギニン、リジン、ヒスチジン、オルニチン等の塩基性アミノ酸塩;モノエタノールアミン塩、ジエタノールアミン塩等のアミン塩等が挙げられる。なかでも、好ましくはアルカリ金属塩が挙げられる。これらの塩は、1種単独で使用してもよいし、2種以上を組み合わせて使用してもよい。
また、グリチルリチン酸、及び、グリチルリチン酸の塩は、それぞれ1種単独で使用してもよいし、グリチルリチン酸とグリチルリチン酸の塩を組み合わせて使用してもよい。これらの中でも、好ましくはグリチルリチン酸の塩、より好ましくはグリチルリチン酸のアルカリ金属塩、更に好ましくはグリチルリチン酸二カリウムが挙げられる。
グリチルリチン酸又はその塩としては、特に限定はなく、化学合成したものを用いてもよく、天然物由来の材料から抽出や精製等したものであってもよい。また、試薬として市販されているグリチルリチン酸又はその塩を用いてもよい。
グリチルリチン酸又はその塩を天然物由来の材料から抽出や精製等して製造する方法としては、特に限定されず、天然物由来の材料から公知の方法で抽出、精製等する方法が挙げられる。グリチルリチン酸を抽出するための天然物由来の材料としては、例えば、甘草の根等が挙げられる。
本発明の花粉破裂抑制剤において(A)成分を使用する場合、その含有量については、特に限定されないが、例えば、0.001〜0.3重量%、好ましくは0.001〜0.1重量%、より好ましくは0.005〜0.05重量%が挙げられる。
(B)コンドロイチン硫酸及び/又はその塩
本発明で使用されるコンドロイチン硫酸は、N−アセチル−D−ガラクトサミンとD−グルクロン酸の2糖を反復構造単位とする糖鎖に硫酸が結合した酸性ムコ多糖類として公知の化合物である。
コンドロイチン硫酸の塩としては、特に限定されないが、例えば、ナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩;カルシウム塩、マグネシウム塩等のアルカリ土類金属塩;アンモニウム塩;アルギニン、リジン、ヒスチジン、オルニチン等の塩基性アミノ酸塩;モノエタノールアミン塩、ジエタノールアミン塩等のアミン塩等が挙げられる。なかでも、好ましくはアルカリ金属塩が挙げられる。これらの塩は、1種単独で使用してもよいし、2種以上を組み合わせて使用してもよい。
また、コンドロイチン硫酸、及び、コンドロイチン硫酸の塩は、それぞれ1種単独で使用してもよいし、コンドロイチン硫酸とコンドロイチン硫酸の塩を組み合わせて使用してもよい。これらの中でも、好ましくはコンドロイチン硫酸の塩、より好ましくはコンドロイチン硫酸のアルカリ金属塩、更に好ましくはコンドロイチン硫酸ナトリウムが挙げられる。
コンドロイチン硫酸又はその塩としては、特に限定はなく、化学合成したものを用いてもよく、天然物由来の材料から抽出や精製等したものであってもよい。また、試薬として市販されているコンドロイチン硫酸又はその塩を使用してもよい。
コンドロイチン硫酸又はその塩を天然物由来の材料から抽出や精製等して製造する方法としては、特に限定されず、天然物由来の材料から公知の方法で抽出、精製等する方法が挙げられる。コンドロイチン硫酸を抽出するための天然物由来の材料としては、例えば、哺乳動物やサケ、エイ、サメ等の魚の軟骨等が挙げられる。これらの中でも、魚類の軟骨由来のものが好ましい。
本発明の花粉破裂抑制剤において(B)成分を使用する場合、その含有量としては、特に限定されないが、例えば、0.005〜5重量%、好ましくは0.005〜3重量%、より好ましくは0.01〜3重量%が挙げられる。
(C)クロルフェニラミン及び/又はその塩
本発明で使用されるクロルフェニラミンは、3−(4−クロロフェニル)−N,N−ジメチル−3−(2−ピリジニル)プロパン−1−アミンとも称される公知の化合物である。
クロルフェニラミンの塩としては、具体的には、マレイン酸塩、塩酸塩、フマル酸塩等の有機酸塩;無機酸塩;金属塩等の各種の塩が挙げられる。これらの塩の中でも、好ましくは有機酸塩、更に好ましくはマレイン酸塩が挙げられる。これらのクロルフェニラミンの塩は、1種単独で使用してもよく、また2種以上を任意に組み合わせて使用してもよい。
また、クロルフェニラミン及びその塩は、水和物の形態であってもよく、更にd体、l体、dl体のいずれであってもよい。
また、クロルフェニラミン、及び、クロルフェニラミンの塩は、それぞれ1種単独で使用してもよいし、クロルフェニラミンとクロルフェニラミンの塩を組み合わせて使用してもよい。これらの中でも、好ましくはクロルフェニラミンの塩、より好ましくはクロルフェニラミンの有機酸塩、更に好ましくはマレイン酸塩クロルフェニラミンが挙げられる。
クロルフェニラミン又はその塩としては、特に限定はなく、化学合成したものを用いてもよく、天然物由来の材料から抽出や精製等したものであってもよい。また、試薬として市販されているクロルフェニラミン又はその塩を用いてもよい。
本発明の花粉破裂抑制剤において(C)成分を使用する場合、その含有量については、特に限定されないが、例えば、0.0001〜0.1重量%、好ましくは0.0001〜0.05重量%、より好ましくは0.0003〜0.03重量%が挙げられる。
(D)ε−アミノカプロン酸及び/又はその塩
ε−アミノカプロン酸の塩としては、特に限定されないが、具体的には、ナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩;カルシウム塩、マグネシウム塩等のアルカリ土類金属塩;塩酸塩、硫酸塩等の無機酸塩等が挙げられる。これらのε−アミノカプロン酸の塩は、1種単独で使用してもよく、また2種以上を組み合わせて使用してもよい。
また、ε−アミノカプロン酸、及び、ε−アミノカプロン酸の塩は、それぞれ1種単独で使用してもよいし、ε−アミノカプロン酸とε−アミノカプロン酸の塩を組み合わせて使用してもよい。これらの中でも、好ましくはε−アミノカプロン酸が挙げられる。
ε−アミノカプロン酸又はその塩としては、特に限定はなく、化学合成したものを用いてもよく、また、試薬として市販されているε−アミノカプロン酸又はその塩を用いてもよい。
本発明の花粉破裂抑制剤において(D)成分を使用する場合、その含有量については、特に限定されないが、例えば、0.001〜1重量%、好ましくは0.01〜1重量%、より好ましくは0.01〜0.5重量%が挙げられる。
本発明の花粉破裂抑制剤は、前述の(A)〜(D)成分のうち少なくとも2種の成分を含有するものであるが、花粉破裂抑制効果をより向上させるという観点から、当該成分の組み合わせ態様として、好ましくは、少なくとも(A)成分と(B)成分を含有する態様、又は少なくとも(A)成分と(C)成分を含有する態様、より好ましくは少なくとも(A)成分と(B)成分を含有する態様が挙げられる。
更に、花粉破裂抑制効果をより一層向上させるという観点から、前述の(A)〜(D)成分の組み合わせ態様として、更に好ましくは、前記(A)成分、(B)成分、(C)成分、及び(D)成分よりなる群から選択される少なくとも3種の成分を含有し、特に好ましくは、前記(A)成分、(B)成分、(C)成分、及び(D)成分を含有する。
本発明の花粉破裂抑制剤が、前記(A)成分、(B)成分、(C)成分、及び(D)成分よりなる群から選択される少なくとも3種の成分を含有する場合、3種の成分の組み合わせとしては、好ましくは、(A)成分、(B)成分及び(C)成分の組み合わせ、又は、(A)成分、(B)成分及び(D)成分の組み合わせが挙げられ、より好ましくは、(A)成分、(B)成分及び(C)成分の組み合わせが挙げられる。
本発明の花粉破裂抑制剤が、例えば、(A)成分、(B)成分、及び(C)成分を含む場合、それらの比率については、特に限定されないが、(A)成分1重量部に対し、好ましくは(B)成分が0.1〜10重量部、(C)成分が0.02〜3重量部であり、より好ましくは(B)成分が0.2〜6重量部、(C)成分が0.05〜1重量部である。
また、本発明の花粉破裂抑制剤が、例えば、(A)成分、(B)成分、及び(D)成分を含む場合、それらの比率については、特に限定されないが、(A)成分1重量部に対し、好ましくは(B)成分が0.1〜10重量部、(D)成分が2〜20量部であり、より好ましくは(B)成分が0.2〜6重量部、(D)成分が2〜10重量部である。
また、本発明の花粉破裂抑制剤が、例えば、(A)成分、(B)成分、(C)成分、及び(D)成分を含む場合、それらの比率については、特に限定されないが、(A)成分1重量部に対し、好ましくは(B)成分が0.1〜10重量部、(C)成分が0.02〜3重量部、(D)成分が2〜20量部であり、より好ましくは(B)成分が0.2〜6重量部、(C)成分が0.05〜1重量部、(D)成分が2〜10重量部である。
(E)キレート剤
本発明の花粉破裂抑制剤は、更にキレート剤(以下、(E)成分と表記することもある)を含んでもよい。キレート剤を更に含有させることによって、花粉破裂抑制効果をより一層向上させることもできる。
本発明で使用されるキレート剤の種類については、特に限定されないが、例えば、エチレンジアミン四酢酸(エデト酸)、ニトリロ三酢酸、ヒドロキシエチルイミノ二酢酸、ジヒドロキシエチルグリシン、ヒドロキシエチレンジアミン三酢酸、ジエチレントリアミン五酢酸、トリエチレンテトラミン六酢酸、酒石酸、メタ珪酸、クエン酸、オルト珪酸、グルクロン酸、及びこれらの塩が挙げられる。また、これらの化合物の塩としては、具体的には、ナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩;カルシウム塩、マグネシウム塩等のアルカリ土類金属塩等が挙げられる。
これらのキレート剤は、1種単独で使用してもよく、また2種以上を組み合わせて使用してもよい。
これらのキレート剤の中でも、好ましくはエデト酸及びその塩、より好ましくはエデト酸のアルカリ金属塩、更に好ましくはエデト酸ナトリウムが挙げられる。
本発明の花粉破裂抑制剤に(E)成分を含有させる場合、その含有量については、特に限定されないが、例えば、0.0001〜1重量%、好ましくは0.001〜1重量%、より好ましくは0.001〜0.3重量%が挙げられる。
(F)界面活性剤
本発明の花粉破裂抑制剤は、必要に応じて、界面活性剤(以下、(F)成分と表記することもある)が含まれていてもよい。
本発明で使用される界面活性剤の種類については、特に限定されず、ノニオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両性界面活性剤のいずれを使用してもよいが、好ましくはノニオン性界面活性剤が挙げられる。
界面活性剤としては、具体的には、POE(10〜50モル)フィトステロールエーテル、POE(10〜50モル)ジヒドロコレステロールエーテル、POE(10〜50モル)2−オクチルドデシルエーテル、POE(10〜50モル)デシルテトラデシルエーテル、POE(10〜50モル)オレイルエーテル、POE(2〜50モル)セチルエーテル、POE(5〜50モル)ベヘニルエーテル、POE(5〜30モル)ポリオキシプロピレン(5〜30モル)2−デシルテトラデシルエーテル、POE(10〜50モル)ポリオキシプロピレン(2〜30モル)セチルエーテル等のポリオキシエチレンアルキルエーテル、これらのリン酸・リン酸塩(POEセチルエーテルリン酸ナトリウムなど)、POE(20〜60モル)ソルビタンモノオレエート、POE(20〜60モル)ソルビタンモノステアレート、POE(10〜60モル)ソルビタンモノイソステアレート等のポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、POE(10〜80モル)グリセリルモノイソステアレート、POE(10〜30モル)グリセリルモノステアレート、POE(20〜100モル)・ポリオキシプロピレン変性シリコーン、POE・アルキル変性シリコーン、モノラウリン酸ポリエチレングリコール、モノパルミチン酸ポリエチレングリコール、モノステアリン酸ポリエチレングリコール、ジラウリン酸ポリエチレングリコール、ジパルミチン酸ポリエチレングリコール、ジステアリン酸ポリエチレングリコール、ジオレイン酸ポリエチレングリコール、ジリシノレイン酸ポリエチレングリコール、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(5〜100)、グリセリン脂肪酸エステル(モノステアリン酸グリセリン等)、水素添加大豆リン脂質、水素添加ラノリンアルコール、脂肪酸ポリグリセリル(ステアリン酸ポリグリセリル等)、アミノ酸と脂肪酸のアミド結合物(ステアロイルグルタミン酸ナトリウム等)が挙げられる。
これらの界面活性剤は、1種単独で使用してもよく、また2種以上を組み合わせて使用してもよい。
これらの界面活性剤の中でも、好ましくはノニオン性界面活性剤、より好ましくはポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、さらに好ましくはPOE(20〜60モル)ソルビタンモノオレエート、特に好ましくはPOE(20モル)ソルビタンモノオレエート(すなわち、ポリソルベート80)が挙げられる。
本発明の花粉破裂抑制剤に(F)成分を含有させる場合、その含有量については、特に限定されないが、例えば、0.0001〜3重量%、好ましくは0.0001〜1重量%、より好ましくは0.001〜0.1重量%が挙げられる。
(G)テルペノイド
本発明の花粉破裂抑制剤は、更にテルペノイド(以下、(G)成分と表記することもある)を含んでもよい。テルペノイドとは、イソプレノイド又はテルペンとも称され、通常、イソプレン単位(炭素数5)が複数個結合した化合物である。テルペノイドは、含まれるイソプレン単位の数に応じて、モノテルペン(イソプレン単位が2個)、セスキテルペン(イソプレン単位が3個)、ジテルペン(イソプレン単位が4個)、トリテルペン(イソプレン単位が6個)等に分類される。本発明の花粉破裂抑制剤では、これらのいずれのテルペノイド化合物を使用してもよい。
モノテルペンとしては、具体的には、メントール、チモール、ゲラニオール、リナロール、ボルネオール、シネオール、テルピネオール等のアルコール系モノテルペン;シトラール、シトロネラール、ペリルアルデヒド、サフラナール等のアルデヒド系モノテルペン;カンフル、メントン、カルボメントン、ヨノン等のケトン系モノテルペン等が挙げられる。また、セスキテルペンとしては、具体的には、カマズレン、サンタレン、パチュレン、セドロール、セドレノール、ファルネソール、オイゲノール、α−ビサボロール、β−カリオフィレンアルコール、スクラレオール、ゲラニルリナロール、イソフィトール、ネロリドール、グロブロール、グアイオール、α−サンタロール、カトロール、ファルネサール、ゲルマクロン、シペロン、ゼルンボン、ベチボン等が挙げられる。また、ジテルペンとしては、具体的には、レチナール等が挙げられる。これらのテルペノイドは、光学異性体が存在する場合には、d体、l体、dl体のいずれであってもよい。
これらのテルペノイドは、1種単独で使用してもよく、また2種以上を組み合わせて使用してもよい。
これらのテルペノイド化合物の中でも、好ましくはモノテルペン、より好ましくはアルコール系モノテルペン、特に好ましくはメントール、ボルネオールが挙げられる。
また、これらのテルペノイドは、テルペノイドを含む精油の状態で使用してもよい。テルペンを含む精油は、公知のものから適宜選択して使用することができるが、例えば、メントールを含む精油としては、ハッカ油、ペパーミント油、スペアミント油等が挙げられる。
本発明の花粉破裂抑制剤に(G)成分を含有させる場合、その含有量については、特に限定されないが、例えば、0.0001〜1重量%、好ましくは0.0001〜0.5重量%、より好ましくは0.001〜0.05重量%が挙げられる。
pH
本発明の花粉破裂抑制剤のpHとしては、花粉破裂抑制作用を有する範囲であれば特に限定されないが、一般に4〜7.5、好ましくは4〜7、より好ましくは4〜6.5である。花粉破裂抑制剤のpHの調整方法は、特に限定されず、公知のpH調整剤を含むことにより調整することができる。pH調整剤としては、特に限定されないが、例えば、塩酸、ホウ酸、アミノエチルスルホン酸、クエン酸、酢酸、リン酸、酒石酸等の酸;水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム、水酸化マグネシウム、炭酸水素ナトリウム等のアルカリが挙げられる。
他の成分
本発明の花粉破裂抑制剤は、前述の(A)〜(E)成分の他に、本発明の効果に影響を与えない範囲で、必要に応じて他の成分を含有していてもよい。他の成分としては、特に限定されず、本発明の花粉破裂抑制剤の剤型や製品形態に応じて適宜選択すればよいが、例えば、緩衝剤、増粘剤、安定化剤、防腐剤、抗菌剤、殺菌剤、酸化防止剤、充填剤、消臭剤、緩衝剤、紫外線吸収剤、香料、色素、酵素、塩類、糖類、糖アルコール、アミノ酸類、テルペノイド等が挙げられる。これらの成分は、1種単独で使用してもよく、また2種以上を組み合わせて使用してもよい。
本発明の花粉破裂抑制剤は、前述する成分を溶解した状態で、花粉が浮遊又は付着している対象物に適用するために溶剤を含んでいてもよい。溶剤としては、前述する成分を溶解でききることを限度値して特に限定されず、従来公知のものから適宜選択して用いることができるが、例えば、水;メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、ブタノール、イソブタノール、sec−ブタノール、t−ブタノール、ペンタノール、ヘキサノール、シクロヘキサノール、ベンジルアルコール等のアルコール類;エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、ブチレングリコール、ヘキサンジオール、ペンタンジオール、グリセリン、ヘキサントリオール、チオジグリコール等の多価アルコール類;エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、トリエチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールジアセテート、エチレングリコールモノメチルエーテルアセテートトリエチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノフェニルエーテル等のグリコール誘導体;エタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、N−メチルジエタノールアミン、N−エチルジエタノールアミン、モルホリン、N−エチルモルホリン、エチレンジアミン、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミン、ポリエチレンイミン、テトラメチルプロピレンジアミン等のアミン;等が挙げられる。
これらの溶剤は、1種単独で使用してもよく、また2種以上を組み合わせて使用してもよい。
これらの溶剤の中でも、好ましくは水、及び水と有機溶剤の混合液、更に好ましくは水が挙げられる。
製造方法
本発明の花粉破裂抑制剤は、前述した(A)成分、(B)成分、(C)成分、及び(D)成分よりなる群から選択される少なくとも2種の成分と、必要に応じて添加される他の成分を、溶剤に添加し混合することによって調製できる。
形態
本発明の花粉破裂抑制剤の形態としては、特に限定されず、液剤、エアゾル剤、固形剤、ゲル剤等、公知の製品形態が挙げられる。また、製品形態に応じて、その製品形態に一般的に含有される成分を花粉破裂抑制剤に適宜含有させてもよい。なかでも、花粉破裂抑制剤の形態としては、取扱いが容易な点で、液剤が好ましい。
本発明の花粉破裂抑制剤は、例えば、本発明の花粉破裂抑制剤をエアゾール・ディスペンサー容器に収容してスプレー剤、空中散布剤等として使用することができる。また、例えば、本発明の花粉破裂抑制剤を繊維製品に塗布、含浸等することにより、花粉症予防用の繊維製品とすることができる。花粉症予防用の繊維製品の具体例としては、例えば、花粉が付着し得る、顔や体等の身体、窓、床、壁等を拭いたりするためのシート材等が挙げられる。また、本発明の花粉破裂抑制剤は、例えば、界面活性剤等の洗浄成分とともに用いることにより、対象物に付着した花粉の破裂を抑制しつつ対象物を洗浄し得る洗浄剤として使用することができる。
使用方法
本発明の花粉破裂抑制剤は、花粉の破裂抑制が求められる対象に適用される。対象としては、花粉が浮遊、もしくは浮遊するおそれのある空間、又は花粉が付着し得る、もしくは付着するおそれのある対象であれば、特に限定されないが、例えば、室内又は車内の空間;窓;網戸;壁;床;カーテン、絨毯、布団、衣類、マスク等の繊維製品;身体(粘膜、皮膚);時計、ネックレス、ブレスレット、指輪等の装身具;家具;書籍等が挙げられる。
本発明の花粉破裂抑制剤の使用方法としては、特に限定されず、花粉破裂抑制剤の形態や適当対象の種類等に応じて適宜公知の方法を選択すればよい。例えば、本発明の花粉破裂抑制剤を適用対象に塗布したり、噴霧したり、適用対象を洗い流したりする方法等が挙げられる。
本発明の花粉破裂抑制剤の使用量としては、花粉破裂抑制効果が発揮される量であれば特に限定されず、対象に対して適量で適用すればよい。
次に、本発明を実施例により、さらに詳細に説明するが、本発明は、これらの例によってなんら限定されるものではない。
<実験例1>
実施例1〜6、比較例1〜3
表1に記載の組成となるように、各成分を秤量のうえ、精製水に溶解し、液剤を調製した。得られた花粉破裂抑制剤の花粉破裂率と、花粉の抗原タンパクの溶出量について、下記の方法で評価した。
(花粉破裂率)
花粉の濃度が10mg/mlとなるようにスギ花粉(和光純薬工業株式会社製)を前記で得られた液剤に混濁し、37℃下でインキュベートした。5分後に混濁液10μlをスライドガラスに滴下してカバーガラスで被い、光学顕微鏡(倍率100倍)の下、花粉を200個カウントした。200個の花粉のうち破裂している花粉数をカウントし、下記式により、花粉破裂率を算出した。
Figure 0006883955
(抗原タンパクの放出量の定量)
実施例1、2及び比較例3の液剤については、以下の方法に従って、抗原タンパク(Cry j 1及びCry j 2)の放出量の定量を行った。スギ花粉(和光純薬工業株式会社製)を10mg/mlとなるように各液剤に混濁し、37℃下でインキュベートした。5分後に、素早く氷水で冷やし、11,000gで3分間、4℃で遠心分離を行った。上清を採取し、再び遠心分離を行った。その後、上清(回収液)を採取し、ELISA kit(株式会社 特殊免疫研究所製)を用いてサンドイッチ法にてCry j 1を定量した。また、Cry j 2については、スギ花粉(和光純薬工業株式会社製)を200mg/mlとなるように各液剤に混濁したこと以外は、Cry j 1の場合と同条件で定量を行った。
Figure 0006883955
結果を表1に示す。表1によれば、グリチルリチン酸二カリウム、コンドロイチン硫酸エステルナトリウム、クロルフェニラミンマレイン酸塩、及びε−アミノカプロン酸のうち少なくとも3成分を含む液剤は、これらの内の1成分のみ又は全く含まない場合と比較して、花粉破裂率が低く、花粉破裂抑制作用を有することが示された。特に、少なくともグリチルリチン酸二カリウムとコンドロイチン硫酸エステルナトリウムを含む場合(実施例4、5)は、花粉破裂抑制効果が著しく高くなることが示された。
また、グリチルリチン酸二カリウム、コンドロイチン硫酸エステルナトリウム、クロルフェニラミンマレイン酸塩、及びε−アミノカプロン酸の4成分全てを含む場合は、花粉破裂率が約15%未満となり、格段に優れた花粉破裂抑制作用を有することも明らかとなった(実施例1、6)。
<実験例2>
実施例7
pHを6.0に調整したこと以外は実施例1と同様の組成となるように花粉破裂抑制剤を調製し、前記実験例1と同様の方法により花粉破裂率と抗原タンパクの溶出量を評価した。結果を実施例1とともに表2に示す。
Figure 0006883955
表2から、グリチルリチン酸二カリウム、コンドロイチン硫酸エステルナトリウム、クロルフェニラミンマレイン酸塩、ε−アミノカプロン酸を含有する液剤において、pH6.0の場合の方が、pH7.1の場合と比較して、花粉破裂抑制効果が格段に向上することが示された。

Claims (5)

  1. 下記(A)成分、(B)成分、(C)成分、及び(D)成分よりなる群から選択される少なくとも3種の成分を含有することを特徴とする、花粉破裂抑制剤(但し、オロパタジン又はその塩を含有する場合、洗眼カップに入れて用いる洗眼剤である場合、及び点眼剤である場合を除く)。
    (A)グリチルリチン酸及び/又はその塩
    (B)コンドロイチン硫酸及び/又はその塩
    (C)クロルフェニラミン及び/又はその塩
    (D)ε−アミノカプロン酸及び/又はその塩
  2. 繊維製品又は室内空間に、塗布、含浸、又は噴霧するため、若しくは、繊維製品又は室内空間を洗い流すために用いられる、請求項1に記載の花粉破裂抑制剤。
  3. 前記(A)成分、(B)成分、(C)成分、及び(D)成分を含む、請求項1又は2に記載の花粉破裂抑制剤。
  4. (E)キレート剤を更に含む、請求項1〜3のいずれかに記載の花粉破裂抑制剤。
  5. 液剤である、請求項1〜4のいずれかに記載の花粉破裂抑制剤。
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