JP6134541B2 - 花粉症抑制用組成物、化粧料、外用剤、および医薬部外品 - Google Patents

花粉症抑制用組成物、化粧料、外用剤、および医薬部外品 Download PDF

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本発明は、花粉症抑制用組成物、化粧料、外用剤、および医薬部外品関する。
従来、花粉症抑制用組成物としては、様々なものが知られており、例えば、特許文献1および2には、粒子状の無水ケイ酸を含みpHが6以下である化粧料等の組成物が記載されている。
特許文献1及び2には、粒子状の無水ケイ酸を含みpHが6以下である組成物がスギやヒノキ花粉と接すると、花粉の破裂を抑制しうることが記載されている。スギ、ヒノキ花粉等の花粉の内部には花粉症の症状を引き起こすアレルゲン物質が存在しており、花粉が破裂することで内部のアレルゲン物質が飛散され、該アレルゲン物質によって種々のアレルギー症状(花粉症)が引き起こされる。よって、かかる花粉の破裂を抑制することで、アレルゲン物質の飛散が抑制されることとなり、花粉症が抑制され得る。
しかしながら、特許文献1及び2に記載の組成物は、花粉の破裂の抑制も十分ではなく、また、花粉を凝集させる性能はないことなどから、必ずしも花粉症を十分に抑制できないという問題がある。
特開平10−324615号公報 特許第3487739号公報
本発明は、上記問題点等に鑑み、花粉症を十分に抑制できる花粉症抑制用組成物、化粧料、外用剤、および医薬部外品提供することを課題とする。
本発明に係る花粉症抑制用組成物は、ペクチンと、ポリグルタミン酸及びその塩からなる群から選択される一つ以上のポリグルタミン酸系成分とを含み、前記ポリグルタミン酸の平均分子量が400〜2000である
本発明に係る花粉症抑制用組成物においては、前記ポリグルタミン酸がγ−ポリグルタミン酸であることが好ましい。
本発明に係る花粉症抑制用組成物花粉の破裂を抑制するためのものであることが好ましい。
本発明に係る花粉症抑制用組成物は、pHが4.5〜6.5であることが好ましい。
本発明に係る花粉症抑制用の化粧料は、前記花粉症抑制用組成物を含む。
また、前記化粧料はスプレー容器に充填されていてもよい。
本発明に係る花粉症抑制用の外用剤は、前記花粉症抑制用組成物を含む。
また、前記外用剤はスプレー容器に充填されていてもよい。
本発明に係る花粉症抑制用の医薬部外品は、前記花粉症抑制用組成物を含む。
また、前記医薬部外品はスプレー容器に充填されていてもよい。
本発明によれば、花粉症を十分に抑制できる花粉症抑制用組成物、化粧料、外用剤、および医薬部外品提供することができる。
本発明に係る花粉症抑制用組成物(以下、単に組成物ともいう)の一実施形態について以下に説明する。
本実施形態の花粉症抑制用組成物は、ペクチンと、ポリグルタミン酸及びその塩からなる群から選択される一つ以上のポリグルタミン酸系成分とを含むものである。
前記花粉症抑制用組成物によれば、ペクチンと前記ポリグルタミン酸系成分とを含むため、花粉の破裂を十分に抑制できる。また、花粉を凝集させることができ、花粉の飛散を抑制することができる。よって、花粉自体の飛散を抑制しつつ、花粉内部からのアレルゲン物質の飛散も抑制することができ、花粉症を十分に抑制することができる。
(ペクチン)
ペクチンは、D−ガラクツロン酸がα−1,4結合で結合しているポリガラクツロン酸とα−1,2結合したラムノースとが混在する主鎖に、アラビノース、キシロース、フコース、ラムノース及びガラクトース等の中性糖からなる側鎖が櫛状構造に結合している多糖類である。ペクチンは、一般的に、主鎖のポリガラクツロン酸のカルボキシル基のメチルエステル化の割合によって、エステル化度が50%以上である高メトキシルペクチン(HMペクチン)と、エステル化度が50%未満である低メトキシルペクチン(LMペクチン)とに分類される。
本実施形態の組成物に含まれるペクチンとしては、特に限定されることはなく、HMペクチン、LMペクチンのいずれであってもよい。
また、本実施形態の組成物に含まれるペクチンとしては、例えば、植物由来のもの、合成されたもの等が挙げられる。
前記植物由来のものとしては、例えば、柑橘類、りんご、イチゴ等の果実、またはそれらの果皮、搾り粕、トウモロコシふすま、小麦ふすま、甜菜ファイバー、大豆ファイバー、脱脂米ぬか等の抽出物等から得られるペクチンが挙げられる。
本実施形態の組成物に含まれるペクチンとしては、ゲル化剤、安定剤、増粘剤等として市販されているものを用いてもよい。
HMペクチンの市販品としては、例えば、UNIPECTINE type HM 1、UNIPECTINE type PG 109C、UNIPECTINE type SS 150、UNIPECTINE type AYD 30(以上、SKW BIOSYSTEMS社製)、GENU pectin USPシリーズである、GENU pectin USP−L、GENU pectin USP−H、GENU pectin type YM−150−LJ(以上、CPケルコ社製)等が挙げられる。
また、LMペクチンの市販品としては、例えば、LMペクチン・レモンペクチン(和光純薬製)、UNIPECTINE type OF 805、UNIPECTINE type AMP 285、UNIPECTINE typeOB 700、UNIPECTINE type AYD30(以上、SKW BIOSYSTEMS社製)、GENU pectin type LM−12−1CG(以上、CPケルコ社製)等が挙げられる。
本実施形態の組成物に含まれるペクチンとしては、GENU pectin USP シリーズであるGENU pectin USP−L、GENU pectin USP−H、LMペクチン・レモンペクチン等が、低粘性を示し、より細かい噴霧が可能なスプレー型ローション等の剤型に利用しやすいため好ましい。
尚、ペクチンは、1種を単独で用いてもよく、又は2種類以上を併用しても良い。
前記ペクチンの花粉症抑制用組成物における濃度は、例えば、0.001重量%〜10.0重量%、好ましくは0.01重量%〜5.0重量%、より好ましくは0.01重量%〜1.0重量%である。
ペクチンの濃度が前記範囲であることにより、噴霧状態の良いスプレー型ローション等の剤型に利用しやすいという利点がある。
尚、ペクチンの濃度は、絶乾重量換算(%)を基準とする濃度をいう。
(ポリグルタミン酸系成分)
前記ポリグルタミン酸系成分は、ポリグルタミン酸及びその塩からなる群から選択される一つ以上の成分である。
ポリグリタミン酸は、構成アミノ酸であるグルタミン酸が連結したポリペプチドの一種である。
本実施形態の花粉症抑制用組成物に含まれるポリグルタミン酸系成分としては、グルタミン酸がγ−グルタミル結合で連結してなるγ−ポリグルタミン酸、各種ポリグルタミン酸を加水分解することで得られる加水分解ポリグルタミン酸等が挙げられる。
尚、ポリグルタミン酸系成分は、1種を単独で用いても良く、又は2種類以上を併用しても良い。
前記ポリグルタミン酸の構成アミノ酸であるグルタミン酸は、D体、L体、ラセミ体のいずれであってもよい。さらに、前記ポリグルタミン酸はL体のグルタミン酸のみで構成されていてもよく、L体及びD体の混合型のポリグルタミン酸であってもよい。
γ−ポリグルタミン酸は、グルタミン酸の側鎖のγ-カルボキシ基とシステイン主鎖のα-アミノ基とが結合(γ-グルタミル結合)したものである。
前記γ−ポリグルタミン酸としては、グルタミン酸エステル−Nカルボン酸無水物の重合体から誘導されたものであってもよく、バチルス属の微生物の発酵によって製造されるものであってもよい。
バチルス属の微生物を用いて製造されるγ−ポリグルタミン酸は、例えば、高濃度グルタミン酸を含む培地に、バチルス属のγ−ポリグルタミン酸生産菌(例えばBacillus subtilis var chungkookjang,KCTC 0697BP)を培養生産し、精製することで得られる。
前記加水分解ポリグルタミン酸は、例えば、前記γ−ポリグルタミン酸を加水分解等の処理、精製処理等によって、低分子化されることで得られるものが挙げられる。
前記ポリグルタミン酸の分子量としては、特に限定されるものではないが、例えば、平均分子量が400〜100万程度、好ましくは、800〜10万、より好ましくは800〜2000程度である。
前記分子量の範囲であるポリグルタミン酸を用いた場合には、花粉の破裂をより抑制でき、且つ花粉をより凝集させるため好ましい。
本実施形態の組成物において、ポリグルタミン酸系成分として加水分解ポリグルタミン酸を用いる場合には、平均分子量約400〜約2000程度、重合度が3〜15程度の低分子化されたポリグルタミン酸であることが好ましい。
前記平均分子量及び重合度の加水分解ポリグルタミン酸を用いた場合には、花粉の破裂をより抑制でき、且つ花粉をより凝集させるため、またより安定且つ噴霧状態の良いスプレー型ローション等の剤型に利用しやすいため好ましい。
尚、本実施形態においてポリグルタミン酸系成分のポリグルタミン酸の平均分子量は、ゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)によって求めたものであり、具体的には後述する実施例に記載の方法で求めた値をいう。
前記ポリグルタミン酸の塩としては、例えば、前記各ポリグルタミン酸のカリウム、ナトリウム、カルシウム、マグネシウム等の塩が挙げられる。
ポリグルタミン酸塩としては、カリウム塩やナトリウム塩が、水溶性に優れスプレー型ローション等の剤型に利用しやすいことから好ましい。
本実施形態の花粉症抑制用組成物における前記ポリグルタミン酸の濃度は、例えば、0.01重量%〜10.0重量%、好ましくは0.05重量%〜5.0重量%、より好ましくは0.1重量%〜2.0重量%である。
ポリグルタミン酸の濃度が前記範囲であることにより、噴霧状態の良い安定なスプレー型ローションの剤型に調製しやすいという利点がある。
尚、ポリグルタミン酸の濃度は、絶乾重量換算(%)を基準とする濃度をいう。
本実施形態の花粉症抑制用組成物において、前記ペクチンと前記ポリグルタミン酸系成分との量比は特に限定されるものではないが、例えば、ポリグルタミン酸に対するペクチンの重量比(ペクチン/ポリグルタミン酸)は1/100以上1/2以下、好ましくは1/50以上1/4以下、より好ましくは1/20以上1/5以下である。
前記重量比が前記範囲であることによりスプレー型ローション等の剤型に利用しやすいことから好ましい。
(pH)
本実施形態の前記花粉症抑制用組成物は、pHが4.5〜6.5であるように調整されていてもよい。
花粉症抑制用組成物のpHが前記範囲であることにより、花粉の破裂をより抑制でき、且つ花粉をより凝集させるため好ましい。
組成物のpHを前記範囲に調整するために、本実施形態の前記花粉症抑制用組成物は、pH調整剤を含んでいてもよい。
pH調整剤としては、特に限定されるものではないが、例えば、クエン酸−クエン酸カリウム混合物、リン酸−リン酸カリウム混合物、乳酸−乳酸ナトリウム混合物、グリコール酸−グリコール酸ナトリウム混合物、グルタミン酸−グルタミン酸ナトリウム混合物等が挙げられる。
中でも、クエン酸−クエン酸カリウム混合物やクエン酸−クエン酸ナトリウム混合物がpHを調整しやく、安定性にも優れるため好ましい。
(その他の成分)
本実施形態の前記花粉症抑制用組成物は、多価アルコールを含んでいてもよい。
多価アルコールを含むことで、前記ペクチンの溶解を補助することができる。
前記多価アルコールとしては、例えば、1,3−ブチレングリコール、グリセリン、プロピレングリコール、エチレングリコール、ソルビトール、ジプロピレングリコール、1,3−ペンタジオール等が挙げられる。
中でも、1,3−ブチレングリコールとジプロピレングリコールが、ペクチンの水溶性を高めるため、より安定なスプレー型ローション等の剤型に調製しやすいため好ましい。
本実施形態の前記花粉症抑制用組成物は、さらに、必要に応じてその他の成分を含んでいてもよい。その他の成分としては、例えば、セタノール、ベヘニルアルコール等の高級アルコール類;流動パラフィン、スクワラン等の非極性油剤類;パルミチン酸イソプロピル、ミリスチン酸イソプロピル等のエステル系油剤類;小麦胚芽油やオリーブ油等の植物油類;トリメチルシロキシケイ酸、メチルフェニルポリシロキサン等のシリコン化合物類;パーフルオロポリエーテル等のフッ素化合物類;界面活性剤等が挙げられる。
さらなるその他の成分としては、例えば、保湿柔軟化剤、抗酸化剤、収斂剤、美白剤、抗菌剤、抗炎症剤、殺菌剤、抗アレルギー剤、ステロイド剤、紫外線吸収剤類、紫外線散乱剤、ビタミン類、酵素等の医薬部外品原料規格、化粧品種別配合成分規格、化粧品原料基準、日本薬局方、食品添加物公定書規格等に記載の成分等が挙げられる。
本実施形態の花粉症抑制用組成物は、界面活性剤を含んでいてもよいが、脂肪酸モノグリセリド、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリグリセリン脂肪酸エステル等の非イオン系界面活性剤;塩化ベンザルコニウム等のカチオン系界面活性剤;両性界面活性剤;アニオン界面活性剤等の低分子型界面活性剤を含まない、あるいは、含んでいても花粉症の抑制効果の低減を抑制しない程度の含有量で含むことが好ましい。
本実施形態の花粉症抑制用組成物は、従来公知の一般的な方法によって製造することができる。
具体的には、花粉症抑制用組成物は、例えば、油剤に溶解する成分を油剤に溶解させた油相と、水に溶解する成分を水に溶解させた水相とを混合することにより製造することができる。
(剤型)
本実施形態の花粉症抑制用組成物の剤型としては、O/W型クリーム、ローション、ジェル、エッセンス、パック、マスク、スプレー型ローション等の剤型とすることができる。
中でも、ローション、エッセンス、スプレー型ローションの剤型とすることが好ましく、特に、スプレー型ローションの剤型とすることが、噴霧により、広範囲に対して均一に花粉症抑制用組成物を花粉と接触させて花粉の破裂を抑制させやすいため望ましい。
これらの剤型には、目的に応じて、一般的に用いられる成分を本実施形態の組成物の効果や機能性を阻害しない範囲で広く配合できる。
前記スプレー型ローションを収容する場合のスプレー容器の種類には特に限定がないが、使用時の簡便性の観点から、例えば、ポンプ式スプレー容器、蓄圧式スプレー容器などが好ましい。
(用途)
本実施形態の花粉症抑制用組成物は、例えば、本実施形態の花粉症抑制用組成物を含む化粧料、外用剤、医薬部外品等の用途で好適に用いられる。
化粧料としては、化粧水、ローション、乳液等の基礎化粧品、ファンデーション、口紅等のメイクアップ化粧品、ボディ用化粧品、頭髪用化粧品等が挙げられる。
外用剤としては、軟膏、ローション等の皮膚用外用剤、点眼、点鼻、点耳、吸入薬等が挙げられる。
医薬部外品としては、皮膚用スプレー剤、入浴剤、パウダー、石鹸、頭髪用スプレー剤等の薬用化粧品等が挙げられる。
その他、花粉症抑制用組成物は、衣類用スプレー剤、室内用スプレー剤、家具用スプレー剤等にも利用できる。
(使用方法)
次に、本実施形態の花粉症抑制用組成物の使用方法について説明する。
本実施形態の花粉症抑制用組成物の使用方法は、前記花粉症抑制用組成物を花粉と接触させる。
花粉症抑制用組成物を花粉と接触させることによって、花粉を凝集させる効果(花粉凝集効果)及び花粉の破裂を抑制する効果(花粉破裂抑制効果)を発揮しうる。
花粉症を引き起こすスギ、ヒノキ等の花粉は、皮膚や粘膜などに付着した後に、花粉表皮が破裂して、花粉内部に存在するアレルゲン物質が飛び出し、かかるアレルゲン物質が皮膚や粘膜に付着することで、花粉を原因とする、鼻づまり、鼻水、くしゃみ、目の回りや肌のかゆみ等の皮膚炎、皮膚の赤み、乾燥、かゆみを伴うアトピー性皮膚炎等のアレルギー症状を引き起こすことが知られている。従って、花粉を破裂させないことで、花粉症の発症を抑制できる。
また、花粉は飛散しやすいため、皮膚や衣服等に付着して室内に持ち込まれた後に、さらに室内で飛散することで、室内で花粉症を引き起こすことがある。
本実施形態の花粉症抑制用組成物、これを含む化粧料、外用剤、医薬部外品等(以下、花粉症抑制用組成物等ともいう。)を、花粉が付着している皮膚、衣類、壁、窓に塗布する、あるいは、花粉が飛散している室内等に噴霧することで、花粉症抑制用組成物等を花粉に接触させることができ、その結果、花粉を凝集させて飛散を抑制するとともに、花粉が破裂してアレルゲン物質の飛散を抑制することができる。
よって、花粉症の発症を抑制することができる。
花粉症抑制用組成物等を花粉に接触させる方法としては、例えば、花粉が存在している皮膚、衣類、壁、空気等に花粉症抑制用組成物等を塗布する、振り掛ける、噴霧する等して花粉と接触させる方法、花粉が付着する前の皮膚や花粉が存在しない空気等に花粉症抑制用組成物等を塗布、振り掛け、噴霧等しておき、かかる花粉症抑制用組成物等が存在している箇所に花粉が飛散したり付着したりした際に花粉症抑制用組成物等を花粉と接触させる方法等が挙げられる。
前記各実施形態にかかる花粉症抑制用組成物、化粧料、外用剤、医薬部外品および花粉症抑制用組成物の使用方法は以上のとおりであるが、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は前記説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
次に実施例を挙げて本発明をさらに詳しく説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
《花粉凝集効果試験及び噴霧試験》
花粉症抑制用組成物として、以下のようにして調整した実施例1及び2を製造した。
比較例として、ペクチン水溶液(比較例1)、加水分解ポリグルタミン酸水溶液(比較例2)、ポリグルタミン酸水溶液(比較例3)、精製水(比較例4)を準備した。
尚、使用した材料及び調整方法は以下のとおりである。
[材料]
ペクチン:商品名「GENU pectin USP−L」、CPケルコ社製、
加水分解ポリグルタミン酸:商品名「BLS−PGA」、バイオリ−ダース社製、平均分子量1100
ポリグルタミン酸:商品名「ポリグルタミン酸」、和光純薬社製、平均分子量5万
水:精製水
尚、加水分解ポリグルタミン酸及びポリグルタミン酸の平均分子量は以下の方法で測定された。
カラムとしては、Viscotek社製「GMPWXL」(2本連結)を用い、溶離液としては、0.1M硝酸ナトリウムを用い、検出器としては、Viscotek社製「LR125 Laser Refractometer」を用い、40℃で示差屈折率により検出を行った。また、標準分子量物質としてポリエチレングリコール(American Polymer Standards社製)の分子量が350,700,1500,2500,5250,10225,14500の標準サンプルを用い、測定した結果に基づき検量線を作成し、この検量線から求めた値をポリエチレングリコール換算の平均分子量として求めた。
なお、平均分子量は、重量平均分子量(Mw)の値である。また、GPCチャートにおいて、ベースラインにより分割される複数のピークがあるときは、各ピークそれぞれについて平均分子量を求めたものを平均分子量の値として採用する。
[調整方法]
ペクチンは、絶乾固形分含有量換算で濃度0.1重量%の溶液となるように精製水中に添加して、70℃で10分間混合して溶解させ、ペクチン水溶液として調整した。
加水分解ポリグルタミン酸は、絶乾固形分含有量換算で濃度0.5重量%の溶液となるように精製水中に添加して、70℃で3分間混合して溶解させ、加水分解ポリグルタミン酸水溶液として調整した。
ポリグルタミン酸は、絶乾固形分含有量換算で濃度0.5重量%の溶液となるように精製水中に添加して、70℃で10分間混合して溶解させ、ポリグルタミン酸水溶液として調整した。
実施例1の溶液は、前述のように調整したペクチン水溶液と、ポリグルタミン酸水溶液とを、重量比=1:1で混合して調整した。
実施例2の溶液は、前述のように調整したペクチン水溶液と、加水分解ポリグルタミン酸水溶液とを、重量比=1:1で混合して調整した。
[試験方法]
凝集試験は以下の方法で行なった。
スギ花粉10mgと、実施例、比較例の各溶液1.0mlとを混合し、30分後にクリスタルバイオレット液で染色後、スライドガラスにのせた。60℃で10分乾燥させた後、顕微鏡(製品名「顕微鏡BX41」、オリンパス社製)で20倍に拡大して観察した。
観察された花粉の個数と、凝集していない花粉の個数をカウントし、全個数に対する凝集している花粉の個数の割合を百分率で示した凝集率を算出した。
尚、評価は目視にて、ほとんど凝集している場合を凝集性強い、半分程度が凝集している場合を凝集性やや強い、また、噴霧状態試験は以下の方法で行なった。
各実施例、比較例の溶液を、ポンプ式スプレー容器(三谷バルプ社製)に充填し、スプレーした際の噴霧状態を評価した。評価は目視にて、スプレーした際の霧が、荒いものを不良、やや荒いものをやや良、細かいものを良とした。
結果を表1に示す。
Figure 0006134541
表1に示すように、各実施例の溶液を花粉と接触させた結果、多くの花粉が凝集していることがわかる。花粉は凝集することにより飛散しにくくなり、例え、皮膚に花粉が付着しても、目や鼻への侵入を抑制できる。
また、ペクチン溶液単独では粘性が高く、スプレー容器による噴霧には適していないが、各実施例の溶液では特にスプレー容器による噴霧は問題がなかった。
《花粉破裂抑制効果試験I》
前記実施例、比較例の各溶液を用いて花粉の破裂抑制効果試験を行なった。
スライドガラス上でスギ花粉を散布させ、そこに前記各溶液10μlを滴下し、15分放置した。その後、花粉の凝集試験の観察と同様に顕微鏡で観察し、観察された花粉の個数と、破裂した花粉の個数とをカウントし、全個数に対する破裂している花粉の個数の割合を百分率で示した破裂率を表2に示す。
Figure 0006134541
表2に示すように、ペクチン単独、ポリグルタミン酸単独の溶液に比べて、ペクチンとポリグルタミン酸とを含む溶液は、花粉の破裂を大幅に抑制することができることが明らかである。
《花粉破裂抑制効果試験II》
次に、前記実施例2の溶液を、pH調整剤(クエン酸−クエン酸カリウム混合液)で表3に示すpHに調整した溶液(実施例3乃至7)を用いて前記試験と同様の方法で花粉破裂抑制効果試験を行なった。
結果を表3に示す。
Figure 0006134541
表3に示すように、pHが4.5〜6.5の範囲では、花粉破裂率が5%未満と極めて、破裂抑制効果が高いことが明らかである。
《花粉破裂抑制効果試験III及び安定性試験》
次に、各剤型とした実施例8乃至10を用いて、前記試験と同様の方法で花粉破裂抑制効果試験を行なった。同時に、溶液の安定性試験を行なった。
安定性試験は、各溶液を50℃、5℃の条件で1ヶ月保管し、それぞれの温度での保管の前後で、前記噴霧状態試験を行ない、保管前後で噴霧状態に変化があったかどうかを確認した。
[材料]
尚、実施例8乃至10、比較例5乃至7、及び処方例1乃至3で用いた、花粉症抑制用組成物における材料は以下のとおりである。

γ−ポリグルタミン酸:商品名「ポリグルタミン酸」、和光純薬社製、平均分子量 約5万
γ−ポリグルタミン酸ナトリウム塩:商品名「ポリグルタミン酸ナトリウム」、和光純薬社製、平均分子量約100万
加水分解ポリグルタミン酸カリウム塩:商品名「BLS−PGA K」、バイオリダース−社製、平均分子量 約1000
加水分解ポリグルタミン酸:商品名「BLS−PGA」、バイオリダース−社製製、平均分子量 約800
ペクチンA:商品名「HMペクチン:GENU pectin USP−L」、CPケルコ社製
ペクチンB:商品名「HMペクチン:GENU pectin USP−H」、CPケルコ社製
ペクチンC:商品名「LMペクチン・レモンペクチン」、和光純薬社製
(実施例8)
化粧料として、以下の表4に示すような配合のスプレー型ローションを製造した。
まず、以下の成分のうち、(3)の成分を均一分散した後、高圧型フルイダイザー機器で高圧処理(2000psi)することにより、アロマオイルの一種であるユーカリ油とバラ油の安定分散液を得た。該分散液と他の成分とを均一溶解させて、pH5.2に調整した半透明状のスプレー型ローションを得た。
Figure 0006134541
実施例8のスプレー型ローションは、50℃、5℃いずれの温度での保管においても、保管前後で噴霧状態に変化はなく良好であった。すなわち、安定性に優れていた。
また、スライドガラスにスギ花粉を散布し、実施例8のローションを10μl添加して、15分後の花粉の破裂を観察し花粉破裂率を求めたところ3.2%であった。
比較例として、ローションに変えて生理食塩水でも花粉破裂率を求めたところ、22.0%であった。
(実施例9)
化粧料として、以下の表5に示すような配合のスプレー型ローションを製造した。
精製水に他の成分を均一溶解させることにより、透明状のpH5.6を示すスプレー型ローションを得た。本スプレー型ローションは、50℃、5℃いずれの温度での保管においても、保管前後で噴霧状態に変化はなく安定性に優れていた。また、花粉破裂率を求めたところ、3.5%であった。
Figure 0006134541
(実施例10)
化粧料として、以下の表6に示すような配合のスプレー型ローションを製造した。
精製水に他の成分を均一溶解させることにより、透明状のpH5.4を示すスプレー型ローションを得た。50℃、5℃いずれの温度での保管においても、保管前後で噴霧状態に変化はなく安定性に優れていた。また、花粉破裂率を求めたところ、4.1%であった。
Figure 0006134541
(比較例5)
化粧料として、以下の表7に示すような配合のスプレー型ローションを製造した。
精製水に他の成分を均一溶解させることにより、透明状のpH5.5を示すスプレー型ローションを得た。本スプレー型ローションは、50℃、5℃いずれの温度での保管においても、保管前後で噴霧状態に変化はなく安定性に優れていたが、花粉破裂率を求めたところ14.2%であった。
Figure 0006134541
(比較例6)
化粧料として、以下の表8に示すような配合のスプレー型ローションを製造した。
精製水に他の成分を均一溶解させることにより、透明状のpH5.2を示すスプレー型ローションを得た。本スプレー型ローションは、、50℃、5℃いずれの温度での保管においても、保管前は噴霧状態は良好であったのに対し、保管後には噴霧が荒くなっていた。すなわち安定性が低かった。また、花粉破裂率を求めたところ15.1%であった。
Figure 0006134541
(比較例7)
化粧料として、以下の表9に示すような配合のスプレー型ローションを製造した。
精製水に他の成分を均一溶解させることにより、透明状のpH5.8を示すスプレー型ローションを得た。本スプレー型ローションは、、50℃、5℃いずれの温度での保管においても、保管前後で噴霧状態に変化はなく良好であり、安定性に優れていたが、花粉破裂率を求めたところ19.7%であった。
Figure 0006134541
《症状の抑制試験I》
以下の症状を誘発しているモニター女性60名を10名毎の6群に分け、前記実施例8乃至10、比較例5乃至7の6種類のスプレー型ローションを、各群の人に4週間使用してもらい、使用前に比べた症状の変化をアンケート評価より求めた。
尚、使用方法は、スプレー型ローション0.5ml程度を1日3〜5回、顔全体にスプレーした。
結果を以下の表10に示す。
Figure 0006134541
《症状の抑制試験II》
以下の症状を誘発しているモニター女性60名を10名毎の6群に分け、前記実施例8乃至10、比較例5乃至7の6種類のローションを、各群の人に4週間使用してもらい、使用前に比べた症状の変化をアンケート評価より求めた。
尚、使用方法は、前記抑制試験Iと同様である。
結果を以下の表11に示す。
Figure 0006134541
《症状の抑制試験III》
以下の症状を誘発しているモニター女性60名を10名毎の6群に分け、前記実施例8乃至10、比較例5乃至7の6種類のローションを、各群の人に4週間使用してもらい、使用前に比べた症状の変化をアンケート評価より求めた。
尚、使用方法は、前記抑制試験Iと同様である。
結果を以下の表12に示す。
Figure 0006134541
以上より、実施例のスプレー型ローションを使用することで、花粉症の鼻に関する症状、花粉症による皮膚炎、花粉症の眼に関する症状が軽減できることがわかった。
《処方例》
本発明の花粉症抑制用組成物を含む化粧料、外用剤、医薬部外品の処方例を以下に示す。
(処方例1)
外用剤又は医薬部外品として、以下の表13のような配合の白濁状のスプレー型ローションを製造した。
Figure 0006134541
前記各材料のうち(2)〜(6)の材料を混合し加熱処理した油相組成に、(7)〜(14)の材料を混合し加熱処理した水相組成を添加し、ホモミキサー処理(7000rpm、1min)を用いて乳化させた。乳化後、(1)の花粉症抑制用組成物液を添加し、均一分散することにより、油分を含んだ白濁状の花粉症用のスプレー型ローション(pH:5.5)を調製した。
(処方例2)
外用剤又は医薬部外品として、以下の表14のような配合のゲル状エッセンスを製造した。
Figure 0006134541
前記各材料のうち(2)〜(11)の材料を混合した水相組成に、(1)の花粉症抑制用組成物を添加し、均一分散することにより、界面活性剤を含まない花粉症用のゲル状エッセンス(pH:5.0)を調製した。
(処方例3)
化粧料として、以下の表15のような配合のO/W型の乳化ファンデーションを製造した。
Figure 0006134541
前記材料のうち(2)〜(5)を混合し加熱処理した油相組成を、(6)〜(14)を混合し加熱処理した水相組成に添加し、ホモミキサー処理(7000rpm, 1min)を用いて乳化させた。乳化後、(1)の花粉症抑制用組成物を添加し、均一分散させることにより、粘性を有するO/W型の乳化ファンデーション(pH:5.9)を調製した。

Claims (10)

  1. ペクチンと、ポリグルタミン酸及びその塩からなる群から選択される一つ以上のポリグルタミン酸系成分とを含み、
    前記ポリグルタミン酸の平均分子量が400〜2000である、花粉症抑制用組成物。
  2. 前記ポリグルタミン酸がγ−ポリグルタミン酸である請求項1記載の花粉症抑制用組成物。
  3. 花粉の破裂を抑制するための、請求項1又は2に記載の花粉症抑制用組成物。
  4. pHが4.5〜6.5である請求項1〜3のいずれか1項に記載の花粉症抑制用組成物。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の花粉症抑制用組成物を含む、花粉症抑制用の化粧料。
  6. スプレー容器に充填されてなる請求項5に記載の化粧料。
  7. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の花粉症抑制用組成物を含む、花粉症抑制用の外用剤。
  8. スプレー容器に充填されてなる請求項7に記載の外用剤。
  9. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の花粉症抑制用組成物を含む、花粉症抑制用の医薬部外品。
  10. スプレー容器に充填されてなる請求項9に記載の医薬部外品。
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