JP6882733B2 - 戸装置及びこれを用いた戸装置の施工方法 - Google Patents

戸装置及びこれを用いた戸装置の施工方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6882733B2
JP6882733B2 JP2017015006A JP2017015006A JP6882733B2 JP 6882733 B2 JP6882733 B2 JP 6882733B2 JP 2017015006 A JP2017015006 A JP 2017015006A JP 2017015006 A JP2017015006 A JP 2017015006A JP 6882733 B2 JP6882733 B2 JP 6882733B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame
panel
wall panel
recess
door
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017015006A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018123509A (ja
Inventor
小野寺 慶太
慶太 小野寺
圭 江頭
圭 江頭
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2017015006A priority Critical patent/JP6882733B2/ja
Publication of JP2018123509A publication Critical patent/JP2018123509A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6882733B2 publication Critical patent/JP6882733B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Bay Windows, Entrances, And Structural Adjustments Related Thereto (AREA)
  • Door And Window Frames Mounted To Openings (AREA)

Description

本発明は、開口を開閉する戸パネルを備えた戸装置及びこれを用いた戸装置の施工方法に関する。
従来より、住居等の建物の開口を開閉する開き戸や引戸、折戸等の戸パネルを備えた戸装置が知られている。このような戸パネルに採光のためや空間演出性の観点等から透光部や採光窓を設けたものがあるが、閉鎖位置の戸パネルの周囲に透光性を付与したい場合もある。
例えば、下記特許文献1には、開口部にはめ込まれて固着される枠体に、はめ殺し障子と開き障子とを取り付ける構造が開示されている。この取り付け構造は、枠体の上枠のはめ込み凹部に、はめ殺し障子の上部のはめ込み部をはめ込み、はめ殺し障子の下部を、下枠の立ち上がり片に設けられたナット部にねじ具を螺合させて取り付けた構成とされている。
実開平2−134288号公報
しかしながら、上記構成とされた取り付け構造では、はめ殺し障子及び開き障子の下方側に下枠が設けられ、また、この下枠が出入口となる開口の下側を区画することとなるため、更なる改善が望まれる。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、施工された戸パネル及び透光壁パネルの下方側の見栄えの向上が可能でありながらも、施工性を向上し得る戸装置及びこれを用いた戸装置の施工方法を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明に係る戸装置は、上枠及びこの上枠の両端に接合される一対の縦枠を有した三方枠と、透光板の四周を囲むように固定されたフレームの下部フレームが床に当接されて設置される透光壁パネルと、該透光壁パネルのパネル幅方向一方側の第1側部フレームに沿うように設置される中間縦枠と、該中間縦枠の反透光壁パネル側の前記上枠と前記床との間に建て付けられる戸パネルと、を備えており、前記透光壁パネルの上部フレームには、前記上枠の下面側に設けられた凹部に嵌め入れられる突部が、上面におけるパネル厚さ方向略中央部から上方側に向けて突出するように設けられ、該透光壁パネルの第1側部フレームには、前記中間縦枠の透光壁パネル側に設けられた凹部に嵌め入れられる突部が、パネル幅方向外側に向く外側面におけるパネル厚さ方向略中央部からパネル幅方向外側に向けて突出するように設けられ、該透光壁パネルのパネル幅方向他方側の第2側部フレームには、前記三方枠の一方の縦枠に設けられた凹部に嵌め入れられる突部が、パネル幅方向外側に向く外側面におけるパネル厚さ方向略中央部からパネル幅方向外側に向けて突出するように設けられていることを特徴とする。
また、上記目的を達成するために、本発明に係る戸装置は、上枠及びこの上枠の両端に接合される一対の縦枠を有した三方枠と、透光板の四周を囲むように固定されたフレームの下部フレームが床に当接されて設置される透光壁パネルと、該透光壁パネルのパネル幅方向一方側の第1側部フレームに沿うように設置される中間縦枠と、該中間縦枠の反透光壁パネル側の前記上枠と前記床との間に建て付けられる戸パネルと、を備えており、前記透光壁パネルの上部フレームには、前記上枠の下面側に設けられた凹部に嵌め入れられる突部が設けられ、該透光壁パネルの第1側部フレームには、前記中間縦枠の透光壁パネル側に設けられた凹部に嵌め入れられる突部が設けられ、該透光壁パネルのパネル幅方向他方側の第2側部フレームには、前記三方枠の一方の縦枠に設けられた凹部に嵌め入れられる突部が設けられており、前記透光壁パネルの下部フレームには、床に止着される止具の止着部と、該止着部に止着された止具の頭部を収容する頭部収容凹所と、該頭部収容凹所の開口を覆うカバーと、が設けられていることを特徴とする。
また、上記目的を達成するために、本発明に係る戸装置の施工方法は、本発明に係る戸装置を用いた戸装置の施工方法であって、前記三方枠を開口部に設置する工程と、前記透光壁パネルの上部フレームの突部を前記上枠の凹部に嵌め入れ、該透光壁パネルの下部フレームを床に当接させ、該透光壁パネルの第2側部フレームの突部を前記一方の縦枠の凹部に嵌め入れ、該透光壁パネルを設置する工程と、前記透光壁パネルの第1側部フレームの突部を前記中間縦枠の凹部に嵌め入れ、該中間縦枠を設置する工程と、前記中間縦枠の反透光壁パネル側の前記上枠と前記床との間に前記戸パネルを建て付ける工程と、を備えていることを特徴とする。
本発明に係る戸装置は、上述のような構成としたことで、また、本発明に係る戸装置の施工方法によれば、施工された戸パネル及び透光壁パネルの下方側の見栄えの向上が可能でありながらも、施工性を向上させることができる。
本発明の一実施形態に係る戸装置の一例を模式的に示し、図2(a)におけるX−X線矢視に対応させた一部破断概略縦断面図である。 (a)は、同戸装置を設置した状態を模式的に示す一部破断概略正面図、(b)は、(a)におけるY−Y線矢視に対応させた一部破断概略横断面図である。 同戸装置の一部を省略した一部破断概略分解斜視図である。 (a)、(b)は、本発明の一実施形態に係る戸装置の施工方法の一例を模式的に示し、(a)は、一部破断概略正面図、(b)は、一部破断概略縦断面図である。 (a)、(b)は、同施工方法をそれぞれ模式的に示す一部破断概略正面図である。 (a)、(b)は、同施工方法をそれぞれ模式的に示す一部破断概略斜視図である。
以下に本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
なお、一部の図では、他図に付している詳細な符号の一部を省略している。
また、以下の実施形態では、本実施形態に係る戸装置を設置した状態を基準として上下方向等の方向を説明する。
図1〜図6は、本実施形態に係る戸装置の一例及びこれを用いた戸装置の施工方法の一例を模式的に示す図である。
本実施形態に係る戸装置1は、図1〜図3に示すように、上枠12及びこの上枠12の両端に接合される一対の縦枠13,14を有した三方枠11を備えている。また、戸装置1は、透光壁パネル20と、この透光壁パネル20のパネル幅方向(戸幅方向)一方側に沿うように設置される中間縦枠15と、を備えている。この中間縦枠15は、一対の縦枠のうちの一方(戸幅方向他方側)の縦枠としての第1縦枠13と他方(戸幅方向一方側)の縦枠としての第2縦枠14との間に配され、三方枠11とによって戸枠10を構成する。また、戸装置1は、この中間縦枠15の反透光壁パネル側の上枠12と床2との間に建て付けられる戸パネル28を備えている。透光壁パネル20は、閉鎖位置の戸パネル28の戸幅方向他方側に配される。
この戸装置1は、図1及び図2(a)、(b)に示すように、住居等の建物の間仕切壁等の壁体3を貫通するように設けられる開口部4に設置される。開口部4は、下側が床2によって区画され、上側が上枠12の枠下地によって区画され、開口幅方向両側が両側の縦枠(第1縦枠13及び第2縦枠14)13,14の枠下地によって区画されている。
戸パネル28は、図3に示すように、一方向(上下方向)に長尺な略矩形平板状とされている。この戸パネル28は、図2(b)に示すように、出入口8を開閉する構成とされている。出入口8は、下側が床2によって区画され、上側が上枠12(本実施形態では、後記するように上枠12の下面に貼着された化粧シート7)によって区画され、開口幅方向両側が第2縦枠14及び中間縦枠15によって区画されている。本実施形態では、この出入口8の開口高を、床2から天井までの高さとしている。つまり、出入口8の下方側に向く天面と天井面とが面一状とされている。
また、本実施形態では、この出入口8を開閉する戸パネル28の戸高寸法(長さ寸法)を、天井高に応じた寸法としている。この戸パネル28の戸高寸法は、上端部及び下端部が天井及び床2に干渉しないように、天井高よりも僅かに小さい寸法としてもよい。この戸パネル28の戸高寸法は、開口高(天井高)に応じて、2400mm〜3000mm程度としてもよい。なお、開口高が天井高よりも低く、出入口8の上側に垂れ壁状の壁部等が設けられる場合には、標準的な戸高寸法、例えば、1800mm〜2100mm程度としてもよい。
また、戸パネル28の戸幅寸法は、出入口8の開口幅に応じた寸法であればよく、600mm〜1200mm程度でもよい。また、戸パネル28の戸厚寸法は、20mm〜40mm程度でもよい。
また、本実施形態では、戸パネル28を、戸幅方向一端部の吊元側端部が出入口8の吊元側に上下方向に沿う軸回りに回転自在に支持される開き戸とした構成としている。本実施形態では、戸パネル28の吊元側端部を、第2縦枠14に固定された回転連結部材19によって支持させた構成としている。また、戸パネル28の上端部及び下端部のそれぞれに回転連結部材19,19を固定した構成としている。また、回転連結部材19,19を、戸パネル28の吊元側端部の上端部及び下端部に切欠状に設けられた凹所に収容される構成としている。このような回転連結部材19,19としては、第2縦枠14に固定される枠側蝶番と、この枠側蝶番に対して上下方向に沿う軸回りに回転自在に保持され、戸パネル28の吊元側端部に固定される戸側蝶番と、を備えた構成とされたものでもよい。
なお、回転連結部材19,19は、図例のような戸パネル28の上下端部の凹所に収容される構成とされたものに限られない。このような回転連結部材19,19としては、例えば、第2縦枠14及び戸パネル28の吊元側端部の上下方向途中部位に埋込状に設けられる隠し蝶番や、二枚の取付羽根を備えた羽根蝶番等でもよい。
また、戸パネル28の戸先側端部には、中間縦枠15に設けられた不図示のラッチ受に(ストライク)に挿入されるラッチ部を有したラッチ錠装置が組み込まれている。このようなラッチ錠装置としては、戸パネル28の戸先側端部に埋込状に設けられ、戸幅方向に出没自在とされたラッチボルトのラッチ頭部からなるラッチ部を有した構成とされたものでもよい。また、戸パネル28の戸先側端部の戸厚方向両側には、このラッチ錠装置に連結されてラッチ部を出没させるハンドル29が設けられる。このようなハンドル29としては、図例のようなレバー状のものに限られず、握玉状のものや、いわゆるプッシュプルハンドル等でもよい。また、ラッチ錠装置としては、公知のものの採用が可能であり、ラッチ部の没入を阻止するロック機構を有したものやデッドボルトを出没させるサムターンを備えたものでもよい。
また、戸パネル28は、枠状芯材に表面材を貼着した構成とされたいわゆるフラッシュパネルでもよい。また、戸パネル28は、枠状芯材の中空部に、ハニカムコア(ペーパーコア)などのコア材が収納された構成とされたものでもよい。
また、図例では、戸パネル28を、その戸厚方向両面が全面に亘って平坦面状とされたものとしているが、このような態様に限られない。例えば、戸パネル28を、両側の縦框間に透光板や鏡板状板材を設けたいわゆる二方框状パネルとしたり、さらに上下の横框を設けた四方框状パネルとしたり、透光部(透光窓)やガラリ等が設けられたものとしてもよく、その他、種々の変形が可能である。
透光壁パネル20は、図1〜図3に示すように、透光板26と、この透光板26の四周を囲むように固定されたフレーム21,22,24,25と、を備えており、一方向(上下方向)に長尺な略矩形平板状とされている。この透光壁パネル20は、上部フレーム21が上枠12に当接され、下部フレーム22が床2に当接されて設置される。また、この透光壁パネル20のパネル幅方向一方側の第1側部フレーム24に沿うように、後記する中間縦枠15が設置される。また、この透光壁パネル20は、パネル幅方向他方側の第2側部フレーム25が第1縦枠13に当接されて設置される。
この透光壁パネル20のパネル高さ寸法は、床2から上枠12までの上下寸法に応じた寸法とされている。
また、透光壁パネル20のパネル幅寸法は、当該戸装置1が設置される開口部4の開口幅や戸パネル28の戸幅寸法に応じて適宜の寸法としてもよい。図例では、この透光壁パネル20のパネル幅寸法を、戸パネル28の戸幅寸法よりも小としているが、戸幅寸法よりも大としたり、戸幅寸法と略同寸法としたりしてもよい。
透光板26は、アクリルやポリカーボネート等の合成樹脂系材料や、ガラス等の透光性材料から形成されている。例えば、この透光板26を、二枚のガラス板を厚さ方向に接合した合わせガラスとしてもよい。
また、この透光板26は、略無色透明とされたものに限られず、有色透明とされたものや半透明とされたものでもよい。この透光板26としては、例えば、透明材料に着色剤が添加されて有色透明とされたものや、樹脂フィルム等が積層されて有色透明とされたものでもよい。また、この透光板26としては、スモークガラス状やすりガラス状とされたものでもよく、また、二枚の透明(透光)パネル間に、和紙等のシート材を介在させた構成とされたものでもよく、その他、種々の構成とされたものでもよい。
また、この透光板26は、全体に亘って略一様な厚さとされている。また、この透光板26の厚さ寸法は、図例では、戸パネル28の戸厚寸法よりも小とされている。この透光板26の厚さ寸法は、強度上の観点等から適宜の厚さとしてもよく、例えば、3mm〜15mm程度としてもよい。
四周のフレーム21,22,24,25は、上方側に配される上部フレーム21と下方側に配される下部フレーム22とパネル幅方向一方側の第1側部フレーム24とパネル幅方向他方側の第2側部フレーム25とからなる。これら四周のフレーム21,22,24,25には、透光板26の四周端部を受け入れる受入溝21a,22a,24a,25aが設けられている。また、これら受入溝21a,22a,24a,25aには、透光板26の四周端部を保持するガスケット(グレイジングガスケット)27,27,27,27が嵌め込まれている。このようなガスケット27としては、断面略C字状とされたいわゆるグレイジングチャンネルやパネル厚さ方向に分離されたグレイジングビードでもよい。
上部フレーム21は、パネル幅方向に長尺状とされ、長手方向に見て概ね方形状とされている(図1参照)。また、上部フレーム21は、本実施形態では、当該透光壁パネル20のパネル幅方向の略全体に亘って設けられている。つまり、上部フレーム21の長手方向両端部の下面側に、パネル幅方向両側の第1側部フレーム24及び第2側部フレーム25の上端部が接合されている。換言すれば、上部フレーム21と第1側部フレーム24及び第2側部フレーム25とは、いわゆる横勝ち状に接合されている。この上部フレーム21の長さ寸法は、後記する第1側部フレーム24の突部24bを除いた部位のパネル幅方向外側に向く面から第2側部フレーム25の突部25bを除いた部位のパネル幅方向外側に向く面までのパネル幅方向に沿う寸法に応じた寸法とされている。また、この上部フレーム21のパネル厚さ方向に沿う寸法及び上下方向に沿う寸法は、見栄え上や強度上の観点や、透光板26を安定的に保持する観点、当該透光壁パネル20の固定性等の観点等から適宜の寸法としてもよい。本実施形態では、図1に示すように、この上部フレーム21の上下方向に沿う寸法を、パネル厚さ方向に沿う寸法よりも小としている。この上部フレーム21の上下方向に沿う寸法(後記する突部21bを除いた部位の上下方向に沿う寸法)は、例えば、10mm〜30mm程度としてもよい。また、この上部フレーム21のパネル厚さ方向に沿う寸法は、例えば、20mm〜50mm程度としてもよい。
また、上部フレーム21の受入溝21aは、上部フレーム21の下面側に下方側に向けて開口するように設けられている。この受入溝21aは、上部フレーム21の全長に亘って設けられている。また、受入溝21aは、上部フレーム21のパネル厚さ方向略中央部に設けられている。また、受入溝21aは、略平坦面状とされた上部フレーム21の下面側において開口するように設けられている。また、図例では、この受入溝21aの溝幅方向両側を区画する両側の溝壁面の開口側部位に、互いに対向する方向に向けて突出し、ガスケット27の抜け止めとなる抜止片部を設けた例を示している。
また、上部フレーム21の受入溝21aのパネル厚さ方向両側には、全長に亘って貫通するように中空部が設けられている。換言すれば、上部フレーム21の受入溝21aのパネル厚さ方向両側部位を、中空筒状としている。なお、上部フレーム21の受入溝21aのパネル厚さ方向両側部位をこのような中空筒状とした態様に代えて、中実状としてもよい。
また、この上部フレーム21には、上枠12の下面側に設けられた凹部12aに嵌め入れられる突部21bが設けられている。本実施形態では、上部フレーム21に、突部21bを全長に亘って延びるように設けた構成としている。
この突部21bは、上部フレーム21の上面から上方側に向けて突出するように設けられている。この突部21bの上下方向に沿う突出寸法及びパネル厚さ方向に沿う幅寸法は、上枠12の凹部12aに嵌入可能なように適宜の寸法とすればよい。また、突部21bは、上部フレーム21の上面側のパネル厚さ方向略中央部に設けられている。また、突部21bは、幅寸法が突出方向先端側となる上方側に向かうに従い小さくなるように長手方向に見て先細り状に形成されている。
また、図例では、上部フレーム21の上面側にパネル厚さ方向に間隔を空けて設けられた一対の突片部によって突部21bを構成した例を示している。つまり、これら一対の突片部のそれぞれが突部21bの幅方向両側を構成する。また、図例では、これら一対の突片部の先端部に、パネル厚さ方向に沿う方向となる互いに対向する方向に向けて突出する小片部を設けた例を示している。なお、上部フレーム21の突部21bとしては、パネル厚さ方向に離間した一対の突片部からなるものに限られず、これらの小片部同士を一連状に接続したような中空筒状等とされたものでもよく、または、中実状とされたものでもよい。上記した透光壁パネル20のパネル高さ寸法は、床2から上枠12までの上下寸法に上枠12の凹部12aに嵌め入れられる上部フレーム21の突部21bの上下方向に沿う寸法を加えた寸法とされている。図例では、上部フレーム21の突部21bを上枠12の凹部12aに嵌め入れた状態で、上部フレーム21のパネル厚さ方向両側部位(突部21bが設けられていない部位)の上面と上枠12の下面(化粧シート7の下面)との間に隙間が形成される構成としている。この隙間は、後記するように透光壁パネル20を斜め状にして上部フレーム21の突部21bを上枠12の凹部12aに嵌め入れて設置する際に、下部フレーム22によって床2に凹み等が形成され難いように適宜の寸法としてもよい。
下部フレーム22は、パネル幅方向に長尺状とされ、長手方向に見て概ね方形状とされている(図1参照)。透光壁パネル20は、この下部フレーム22の下面が床2に当接されて設置される。この下部フレーム22の床2に当接される少なくともパネル厚さ方向両側部位の下面は、互いに略同一平面状でかつ平坦面状とされている。図例では、下部フレーム22の下面のパネル厚さ方向略中央部に、下方側に向けて開口する溝部を設けた例を示しているが、このような溝部を設けていない構成としてもよい。
また、下部フレーム22は、上部フレーム21と同様、本実施形態では、当該透光壁パネル20のパネル幅方向の略全体に亘って設けられている。つまり、下部フレーム22の長手方向両端部の上面側に、パネル幅方向両側の第1側部フレーム24及び第2側部フレーム25の下端部が接合されている。換言すれば、下部フレーム22と第1側部フレーム24及び第2側部フレーム25とは、いわゆる横勝ち状に接合されている。
また、この下部フレーム22のパネル厚さ方向に沿う寸法は、上部フレーム21のパネル厚さ方向に沿う寸法と略同寸法とされている。また、この下部フレーム22の上下方向に沿う寸法は、上部フレーム21の突部21bを除いた部位の上下方向に沿う寸法と略同寸法とされている。
また、下部フレーム22の受入溝22aは、下部フレーム22の上面側に上方側に向けて開口するように設けられている。この受入溝22aは、上記同様、下部フレーム22の全長に亘って設けられ、下部フレーム22のパネル厚さ方向略中央部に設けられている。また、上記同様、この受入溝22aは、略平坦面状とされた下部フレーム22の上面側において開口するように設けられている。また、この受入溝22aの両側の溝壁面の開口側部位には、上記同様、互いに対向する方向に向けて突出する抜止片部が設けられている。
また、本実施形態では、この下部フレーム22に、床2に止着される止具9の止着部22bと、この止着部22bに止着された止具9の頭部を収容する頭部収容凹所22cと、を設けた構成としている。また、下部フレーム22に、頭部収容凹所22cの開口(凹所開口)22dを覆うカバー23を設けた構成としている。
止着部22bは、下部フレーム22の受入溝22aのパネル厚さ方向一方側に設けられている。この止着部22bは、中空状とされた下部フレーム22のパネル厚さ方向一方側部位の下面を構成する下側片部に設けられている。また、図例では、止着部22bを、床2に止着される(捩じ込まれる)ねじ等の止具9が挿通される挿通孔としている。なお、止着部22bとしては、予め設けられた挿通孔に限られず、下側片部自体を止着部として把握するようにしてもよい。この場合は、止着部22bとなる下側片部の上面側に、下孔加工や止着時の目印となる目印溝を設けた構成等としてもよい。
また、下部フレーム22は、この止着部22bに、下端側に向かうに従いパネル厚さ方向中心側に向けて傾斜状に止着された止具9によって床2に固定される構成とされている。図例では、この止着部22bが設けられた下側片部の上面を、パネル厚さ方向中央側からパネル幅方向外側に向かうに従い下るように傾斜する傾斜面状とした例を示している。このように傾斜面状とされた下側片部の上面に対して軸方向が略直交方向となるように止具9を止着した例を示している。
また、この止着部22bが設けられた下側片部の上方側の空間が頭部収容凹所22cを構成する。この頭部収容凹所22cは、下部フレーム22の全長に亘って設けられている。また、図例では、頭部収容凹所22cの凹所開口22dと下側片部との間にパネル厚さ方向に架け渡されるように補強片部を設けた構成としている。この補強片部には、長手方向に間隔を空けて止具9の挿通が可能な挿通部が設けられたものでもよい。なお、このような補強片部を設けていない構成としてもよい。
また、頭部収容凹所22cの凹所開口22dは、上方側に向けて開口するように設けられている。頭部収容凹所22cの凹所開口22d側部位には、互いに対向する方向に向けて突出し、カバー23を保持する係合部が設けられている。
また、下部フレーム22の受入溝22aのパネル厚さ方向他方側には、上部フレーム21と同様、全長に亘って貫通するように中空部が設けられている。なお、下部フレーム22の受入溝22aのパネル厚さ方向他方側部位をこのような中空筒状とした態様に代えて、中実状としてもよい。
カバー23は、頭部収容凹所22cの凹所開口22d側部位に嵌め込まれるように頭部収容凹所22cに着脱自在に取り付けられる。このカバー23は、その上面が下部フレーム22の上面と略同一平面状となるように取り付けられる。また、このカバー23のパネル厚さ方向両側の下面側には、下方側に向けて突出する一対の係合突起が設けられている。これら係合突起は、先端が補強片部に当接される構成とされている。また、これら一対の係合突起の先端部には、頭部収容凹所22cの凹所開口22d側部位に設けられた係合部に引っ掛かるように係止する爪状の係止部が設けられている。なお、頭部収容凹所22cに着脱自在に取り付けられるカバー23及びカバー23の係止部が係止される係合部としては、このような構成とされたものに限られず、種々の変形が可能である。
パネル幅方向両側の第1側部フレーム24及び第2側部フレーム25は、図2(a)、(b)に示すように、上下方向に長尺状とされ、長手方向に見て概ね方形状とされている。本実施形態では、これら両側の第1側部フレーム24及び第2側部フレーム25を、互いに同寸同形状、つまり、同一部材としている。
これら両側の第1側部フレーム24及び第2側部フレーム25の長さ寸法は、上部フレーム21の下面から下部フレーム22の上面までの上下方向に沿う寸法に応じた寸法とされている。また、これら両側の第1側部フレーム24及び第2側部フレーム25のパネル厚さ方向に沿う寸法は、上部フレーム21及び下部フレーム22のパネル厚さ方向に沿う寸法よりも僅かに小さい寸法とされている。なお、このような態様に代えて、これら両側の第1側部フレーム24及び第2側部フレーム25のパネル厚さ方向に沿う寸法を、上部フレーム21及び下部フレーム22のパネル厚さ方向に沿う寸法と略同寸法としてもよい。また、これら両側の第1側部フレーム24及び第2側部フレーム25の後記する突部24b,25bを除いた部位のパネル幅方向に沿う寸法は、下部フレーム22の上下方向に沿う寸法と概ね同寸法とされている。つまり、本実施形態では、設置された透光壁パネル20をパネル厚さ方向に見た際に見える部位の各フレーム21,22,24,25の見付寸法を比較的に小さい寸法としている。
また、これら両側の第1側部フレーム24及び第2側部フレーム25の受入溝24a,25aは、パネル幅方向中央側となる互いに向き合う対向側において互いに対向する方向に向けて開口するように設けられている。これら受入溝24a,25aは、上記同様、第1側部フレーム24及び第2側部フレーム25のそれぞれに全長に亘って設けられている。また、これら受入溝24a,25aは、第1側部フレーム24及び第2側部フレーム25のパネル厚さ方向略中央部に設けられている。また、第1側部フレーム24及び第2側部フレーム25の対向側部位には、これら受入溝24a,25aの両側の溝壁面の開口側部位を構成する一対の突片部が互いに対向する方向に向けて突出するように設けられている。なお、このような態様に代えて、上記した上部フレーム21及び下部フレーム22と概ね同様、第1側部フレーム24及び第2側部フレーム25の略平坦面状とされた対向面側において開口するように受入溝24a,25aを設けた態様等としてもよい。
また、これら第1側部フレーム24及び第2側部フレーム25の反対向側となるパネル幅方向外側面には、中間縦枠15及び第1縦枠13の互いに向き合う対向側に設けられた凹部15a,13aに嵌め入れられる突部24b,25bがそれぞれに設けられている。
第1側部フレーム24の突部24bは、中間縦枠15の透光壁パネル20側に設けられた凹部15aに嵌め入れられる。この突部24bは、第1側部フレーム24の中間縦枠15側に向くパネル幅方向外側面からパネル幅方向外側に向けて突出するように設けられている。
第2側部フレーム25の突部25bは、第1縦枠13の反枠下地側となる内側面側に設けられた凹部13aに嵌め入れられる。この突部25bは、第2側部フレーム25の第1縦枠13側に向くパネル幅方向外側面からパネル幅方向外側に向けて突出するように設けられている。
これら突部24b,25bは、本実施形態では、第1側部フレーム24及び第2側部フレーム25のそれぞれの全長に亘って延びるように設けられている。これら突部24b,25bのパネル幅方向に沿う突出寸法及びパネル厚さ方向に沿う幅寸法は、中間縦枠15及び第1縦枠13の凹部15a,13aに嵌入可能なように適宜の寸法とすればよい。
また、これら突部24b,25bは、第1側部フレーム24及び第2側部フレーム25のそれぞれのパネル厚さ方向略中央部に設けられている。また、これら突部24b,25bは、幅寸法が突出方向先端側となるパネル幅方向外側に向かうに従い小さくなるように長手方向に見て先細り状に形成されている。
また、図例では、これら突部24b,25b内に長手方向に貫通するように中空部を設けた例を示している。つまり、第1側部フレーム24及び第2側部フレーム25の突部24b,25bが設けられた部位を、中空筒状としている。なお、このような態様に代えて、上記した上部フレーム21と略同様、これら突部24b,25bを、パネル厚さ方向に間隔を空けて設けられた一対の突片部によって構成したり、中実状としたりしてもよい。
また、第1側部フレーム24及び第2側部フレーム25のパネル厚さ方向両側には、パネル幅方向外側に向けて開口する凹溝がそれぞれに設けられている。なお、このような態様に代えて、第1側部フレーム24及び第2側部フレーム25のパネル厚さ方向両側部位を中空筒状としたり、中実状としたりしてもよい。
また、これら第1側部フレーム24及び第2側部フレーム25には、これらと上部フレーム21及び下部フレーム22とを接合する止具の止着部24c,25cが設けられている。図例では、これら第1側部フレーム24及び第2側部フレーム25のパネル厚さ方向両側の凹溝の溝底側部位に一部が開口した環状(開環状)の止着部24c,24c,25c,25cを設けた例を示している。なお、第1側部フレーム24及び第2側部フレーム25と上部フレーム21及び下部フレーム22とを接合する止具の止着部24c,24c,25c,25cとしては、図例のようなものに限られず、その他、種々の変形が可能である。また、第1側部フレーム24及び第2側部フレーム25と上部フレーム21及び下部フレーム22とは、溶接等によって接合されたものでもよく、適宜の接合部材を介して接合されたものでもよい。
また、本実施形態では、これら四周フレーム21,22,24,25は、金属系材料または合成樹脂系材料から形成されている。金属系材料としては、アルミニウムやステンレス等が挙げられる。また、合成樹脂系材料としては、塩化ビニル樹脂や、その他、種々の樹脂の採用が可能であり、また、ガラス繊維や炭素繊維等の強化繊維を含んだいわゆる繊維強化樹脂でもよい。
また、これら四周フレーム21,22,24,25は、押出成形等によってそれぞれ全長に亘って略一様な断面形状とされたものでもよい。
戸枠10の上枠12は、開口部4の開口幅方向に長尺状とされている。この上枠12は、上下方向に厚さ方向を沿わせて配される帯板状とされている。
また、この上枠12には、透光壁パネル20の上部フレーム21の突部21bを受け入れる凹部12aが設けられている。この凹部12aは、上枠12の下方側に向く下面(見込面)において開口するように、かつ上枠12の長手方向に延びるように溝状に設けられている。また、溝状とされた凹部12aは、溝長手方向に見て略方形溝状とされている。また、図例では、この凹部12aを、上枠12の見込方向(壁厚方向に沿う方向)略中央部に設けた例を示しているが、壁体3の壁厚や透光壁パネル20を設けたい位置等に応じて、見込方向一方側に片寄った位置に設けられたものでもよい。
また、この凹部12aの溝長さ寸法は、上部フレーム21の長さ寸法に応じた寸法とされたものでもよい。本実施形態では、凹部12aを、上枠12の出入口8側の下面に取り付けられる戸当たり部材18の取付溝としても機能するように、上枠12の全長に亘って設けた構成としている。
また、この凹部12aのパネル厚さ方向に沿う溝幅寸法は、上部フレーム21の突部21bの挿入が可能なように、この突部21bの壁厚方向に沿う寸法に応じた寸法とされている。また、この凹部12aの上下方向に沿う溝深さ寸法は、上部フレーム21の突部21bの挿入が可能なように、突部21bの上下方向に沿う寸法に応じた寸法とされている。本実施形態では、透光壁パネル20が建て付けられた状態で突部21bの先端と凹部12aの溝底との間に隙間が形成される構成としている。この隙間は、上記同様、透光壁パネル20を斜め状にして上部フレーム21の突部21bを上枠12の凹部12aに嵌め入れて設置する際に、下部フレーム22によって床2に凹み等が形成され難いように適宜の寸法としてもよい。
また、上枠12は、両側の第1縦枠13及び第2縦枠14とによって三方枠11に枠組みされた状態で、開口部4に設置される。また、上枠12は、開口部4の下方側に向く適宜の枠下地に固定されるものでもよい。
また、三方枠11を構成する上枠12と両側の第1縦枠13及び第2縦枠14とは、止具やダボ等の接合部、接着剤等によって接合されるものでもよい。これら上枠12と両側の第1縦枠13及び第2縦枠14とは、図4(a)に示すように、縦勝状に接合されるものでもよい。つまり、第1縦枠13及び第2縦枠14の上端部の互いに向き合う各内側面と上枠12の長手方向の各端面とを当接させて接合されるものでもよい。
また、本実施形態では、図4(b)に示すように、三方枠11は、上枠12の下面が上枠12の見込方向両側に設けられる天井パネル6,6の下方側に向く表面と略面一状となるように設置される構成とされている。
両側の第1縦枠13及び第2縦枠14は、開口部4の開口高方向に長尺状とされている。これら第1縦枠13及び第2縦枠14は、図2(a)に示すように、床2から天井に至るように設けられる。本実施形態では、上記のように上枠12が天井パネル6,6間に言わば埋込状に設けられるので、これら両側の第1縦枠13と第2縦枠14とによって言わば二方枠状の外観を呈する。
また、これら第1縦枠13及び第2縦枠14は、開口幅方向に厚さ方向を沿わせて配される帯板状とされている。また、これら第1縦枠13及び第2縦枠14は、開口部4の開口幅方向中央側に向く適宜の枠下地に固定されるものでもよい。
また、本実施形態では、図2(b)に示すように、これら第1縦枠13及び第2縦枠14の見込方向両端部に、額縁部材17,17,17,17の係合片部を受け入れる受入溝13b,13b,14b,14bを設けた構成としている。つまり、本実施形態では、これら第1縦枠13及び第2縦枠14を、ケーシング枠状としている。これら受入溝13b,13b,14b,14bは、見込方向外側に向けて開口し、各縦枠13,14の長手方向に延びるように全長に亘って設けられている。
額縁部材17,17,17,17は、互いに同様の構成とされている。なお、これら額縁部材17,17,17,17の具体的構成の一例を、一つの額縁部材17を例にとって説明する。
額縁部材17は、壁厚方向に厚さ方向を沿わせて配される平板状部の壁幅方向(開口部4の開口幅方向に沿う方向)両側の各端部から壁芯に向けて突出するように係合片部及び当接片部を設けた構成とされたものでもよい。また、この額縁部材17は、係合片部が受入溝13b,13b,14b,14bに受け入れられ、当接片部が壁体3の壁面に当接されて設置されるものでもよい。また、この額縁部材17は、止具や接着剤等によって固定されるものでもよい。
また、本実施形態では、この額縁部材17を、壁幅方向に沿う見付寸法が比較的に大とされた幅広状とされたものとしている。この額縁部材17の見付寸法は、標準的な見付寸法(例えば、30mm前後)よりも幅広状とされたものでもよく、例えば、40mm〜100mm程度でもよい。
なお、額縁部材17,17,17,17は、互いに同様の構成とされたものに限られず、例えば、壁厚等に応じて、壁厚方向一方側の額縁部材17,17の係合片部の壁厚方向に沿う寸法が他方側よりも大とされたようなものでもよい。また、第1縦枠13及び第2縦枠14を、このような額縁部材17が設けられるケーシング枠状とした態様に代えて、固定枠状とした態様としてもよい。さらには、これら第1縦枠13及び第2縦枠14が壁体3の壁面を構成する壁クロス(壁紙)等の化粧シートによって一連状に覆われる構成とされたものでもよい。
第1縦枠13には、透光壁パネル20の第2側部フレーム25の突部25bを受け入れる凹部13aが設けられている。この凹部13aは、第1縦枠13の開口幅方向中央側に向く内側面(見込面)において開口するように、かつ第1縦枠13の長手方向に延びるように溝状に設けられている。この凹部13aは、見込方向で上枠12の凹部12aに略一致した位置となるように設けられている。また、この凹部13aは、第1縦枠13の全長に亘って設けられている。
また、この凹部13aは、上枠12の凹部12aと同様、溝長手方向に見て略方形溝状とされ、溝幅寸法及び溝深さ寸法が第2側部フレーム25の突部25bの嵌め入れが可能なように、この突部25bの壁厚方向に沿う寸法及び開口幅方向に沿う寸法に応じた寸法とされている。
第2縦枠14には、戸当たり部材18の取付溝14aが設けられている。この取付溝14aは、第2縦枠14の開口幅方向中央側に向く内側面(見込面)において開口するように、かつ第2縦枠14の長手方向に延びるように設けられている。この取付溝14aは、本実施形態では、見込方向で上枠12の凹部12aに略一致した位置となるように設けられている。また、この取付溝14aは、第2縦枠14の全長に亘って設けられている。
また、この取付溝14aは、溝長手方向に見て略方形溝状とされ、戸当たり部材18の基部の嵌め入れが可能な溝幅寸法及び溝深さ寸法とされている。本実施形態では、この取付溝14aの溝幅寸法及び溝深さ寸法を、上枠12の凹部12aの溝幅寸法及び溝深さ寸法と略同寸法としている。
中間縦枠15は、開口部4の開口高方向に長尺状とされている。この中間縦枠15は、図2(a)に示すように、両側の第1縦枠13及び第2縦枠14と略平行状に、床2から天井に至るように設けられる。
また、この中間縦枠15は、開口幅方向に厚さ方向を沿わせて配される帯板状とされている。この中間縦枠15の壁厚方向に沿う見込寸法は、図2(b)に示すように、第1縦枠13及び第2縦枠14の見込寸法よりも小とされている。図例では、中間縦枠15を、その見込方向一方側面が第1縦枠13及び第2縦枠14の見込方向一方側面と略同一平面状となるように、見込方向一方側に位置させた例を示している。なお、このような態様に代えて、中間縦枠15の見込寸法を、第1縦枠13及び第2縦枠14の見込寸法または壁厚寸法と略同寸法等としてもよい。
また、この中間縦枠15の開口幅方向に沿う見付寸法は、第1縦枠13及び第2縦枠14の見付寸法よりも大とされている。この中間縦枠15の見付寸法は、例えば、20mm〜30mm程度とされた標準的な枠部材の見付寸法よりも大としてもよく、例えば、35mm〜60mm程度としてもよい。
また、この中間縦枠15には、透光壁パネル20の第1側部フレーム24の突部24bを受け入れる凹部15aが設けられている。この凹部15aは、中間縦枠15の第1縦枠13側に向く側面(見込面)において開口するように、かつ中間縦枠15の長手方向に延びるように溝状に設けられている。この凹部15aは、上記同様、見込方向で上枠12の凹部12aに略一致した位置となるように設けられている。つまり、図例では、この凹部15aを、中間縦枠15の見込方向他方側に片寄らせて設けた例を示している。
また、この凹部15aは、中間縦枠15の全長に亘って設けられている。また、この凹部15aは、上記同様、溝長手方向に見て略方形溝状とされ、溝幅寸法及び溝深さ寸法が第1側部フレーム24の突部24bの嵌め入れが可能なように、この突部24bの壁厚方向に沿う寸法及び開口幅方向に沿う寸法に応じた寸法とされている。
また、本実施形態では、この中間縦枠15に戸当たり部材18の取付溝15bを設けた構成としている。この取付溝15bは、中間縦枠15の第2縦枠14側に向く側面(見込面)において開口するように、かつ中間縦枠15の長手方向に延びるように設けられている。つまり、本実施形態では、中間縦枠15の厚さ方向両側の各見込面に、凹部15a及び取付溝15bを設けた構成としている。
また、この取付溝15bは、見込方向で上枠12の凹部12aに略一致した位置となるように設けられている。また、この取付溝15bは、中間縦枠15の全長に亘って設けられている。また、この取付溝15bは、溝長手方向に見て略方形溝状とされ、戸当たり部材18の基部の嵌め入れが可能な溝幅寸法及び溝深さ寸法とされている。本実施形態では、この取付溝15bの溝幅寸法及び溝深さ寸法を、中間縦枠15の凹部15aの溝幅寸法及び溝深さ寸法と略同寸法としている。
つまり、本実施形態では、中間縦枠15の厚さ方向両側の各見込面に、溝幅寸法及び溝深さ寸法が互いに略同寸法とされた凹部15a及び取付溝15bを壁厚方向で一致する位置となるように設けた構成としている。これら凹部15a及び取付溝15bは、一方が戸当たり部材18の取付溝として機能し、他方が第1側部フレーム24の突部24bの嵌込溝として機能する構成とされている。
また、本実施形態では、図6に示すように、中間縦枠15の上端部及び下端部に、上枠12及び床2に止着される止具9,9の挿通孔15c,15cと、止具9,9を覆うように取り付けられる止具キャップ16,16と、を設けた構成としている。
挿通孔15c,15cは、中間縦枠15の一方の側面において開口するように設けられている。本実施形態では、これら上下の挿通孔15c,15cを、中間縦枠15の第2縦枠14側に向く側面において開口するように設けた構成としている。また、これら挿通孔15c,15cを、閉鎖状態の戸パネル28の戸先側端面が対向される側となる戸当たり部材18よりも見込方向一方側に設けた構成としている。
上端部の挿通孔15cは、中間縦枠15の一方の側面から上枠12に向けて斜め状に止具9の止着(捩じ込み)が可能なように、斜め下方側に向けて開口するように斜め状に設けられている。下端部の挿通孔15cは、中間縦枠15の一方の側面から床2に向けて斜め状に止具9の止着(捩じ込み)が可能なように、斜め上方側に向けて開口するように斜め状に設けられている。
また、これら上下の挿通孔15c,15cの開口周囲には、止具キャップ16,16を受け入れる受入凹所が設けられている。
止具キャップ16,16は、挿通孔15c,15cに挿通された止具9,9の頭部を覆うように中間縦枠15の上端部及び下端部に取り付けられる。これら止具キャップ16,16は、開口幅方向に厚さ方向を沿わせて配される薄板状とされ、中間縦枠15の上端部及び下端部に設けられた受入凹所に嵌め入れられる。また、これら止具キャップ16,16は、第2縦枠14側に向く表面が中間縦枠15の側面と略同一平面状となるように中間縦枠15に取り付けられるものでもよい。また、これら止具キャップ16,16は、粘着材や接着剤等によって取り付けられるものでもよい。なお、上下の挿通孔15c,15c及び止具キャップ16,16を、中間縦枠15の厚さ方向両側のそれぞれに設けた構成としてもよい。
また、本実施形態では、戸枠10を構成する三方枠11及び中間縦枠15を、木質系材料から形成されたものとしている。木質系材料としては、合板やLVL(単板積層材)等の木質積層板や、パーティクルボード等の木質ボード、インシュレーションボードやMDF(中密度繊維板)等の木質繊維板などを採用するようにしてもよい。また、これら三方枠11及び中間縦枠15は、このような木質系材料を基材として、その表面側に突板や樹脂シート等の化粧シートが貼着された構成とされたものでもよい。なお、木質系材料から形成された三方枠11及び中間縦枠15としては、全体が木質系材料からなるものに限られず、大半が木質系材料から形成されたものであればよい。また、上記した額縁部材17や戸当たり部材18も同様な木質系材料から形成されたものでもよい。
次に、本実施形態に係る戸装置1の施工方法の一例について説明する。
本実施形態に係る戸装置1の施工方法は、図4(a)に示すように、上枠12の両端に第1縦枠13及び第2縦枠14が接合された三方枠11を開口部4に設置する工程を備えている。この三方枠11は、上枠12、第1縦枠13及び第2縦枠14に設けられた凹部12a,13a及び取付溝14aの溝底を介して枠下地に止具を止着して開口部4に固定するようにしてもよい。また、この三方枠11は、上記のように、上枠12の下面が上枠12の見込方向両側に設けられる天井パネル6,6の表面と略面一状となるように設置される(図4(b)参照)。
また、図4(b)に示すように、上枠12の下面と略面一状に設けられた上枠12の見込方向両側の天井パネル6,6の表面及び上枠12の下面に、天井面を構成する化粧シート7,7を一連状に貼着する。この化粧シート7,7は、合成樹脂シートや、壁クロス等としてもよい。なお、化粧シート7,7の貼着は、透光壁パネル20を建て付けた後や、戸当たり部材18を上枠12に取り付けた後に行うようにしてもよい。また、上枠12の見込方向両側の天井パネル6,6の上枠側端部は、上枠12の枠下地の見込方向両側に設けられた野縁等の天井下地5,5に固定するようにしてもよい(図1参照)。また、図2(b)に示すように、両側の第1縦枠13及び第2縦枠14に、額縁部材17,17,17,17を取り付けるようにしてもよい。
また、同施工方法は、上部フレーム21の突部21bを上枠12の凹部12aに嵌め入れ、下部フレーム22を床2に当接させ、第2側部フレーム25の突部25bを第1縦枠13の凹部13aに嵌め入れ、透光壁パネル20を設置する工程を備えている。
この際、図4(b)に示すように、透光壁パネル20を、下端側が上端側よりもパネル厚さ方向一方側となるように斜め状にして上部フレーム21の突部21bを上枠12の凹部12aに嵌め入れ、起立させる。そして、図5(a)に示すように、上部フレーム21の突部21bを上枠12の凹部12aに仮保持させた状態で、透光壁パネル20を第1縦枠13側にスライドさせるように移動させ、第2側部フレーム25の突部25bを、第1縦枠13の凹部13aに嵌め入れる。これにより、透光壁パネル20は、図5(b)に示すように、上端側の上部フレーム21が上枠12に仮保持され、第2側部フレーム25が第1縦枠13に仮保持された状態となる。
また、同施工方法は、図5(b)及び図2(b)に示すように、透光壁パネル20の第1側部フレーム24に沿わせるように中間縦枠15を設置する工程を備えている。この中間縦枠15の凹部15aに、透光壁パネル20の第1側部フレーム24の突部24bを嵌め入れるようにして中間縦枠15を設置する。この状態では、中間縦枠15の側部が透光壁パネル20の第1側部フレーム24に当接され、中間縦枠15の下端が床2に当接され、中間縦枠15の上端が上枠12に当接または近接される。なお、上枠12に、中間縦枠15の上端部または上端部に設けられた突片部を受け入れる凹所を設けた構成としてもよい。
そして、図6に示すように、中間縦枠15の上端部を上枠12に固定し、中間縦枠15の下端部を床2に固定する。この際、上記した中間縦枠15の上下の挿通孔15c,15cを介して止具9,9を上枠12及び床2のそれぞれに止着する。また、これら上下の挿通孔15c,15cに挿通された止具9,9の頭部を覆うように止具キャップ16,16を取り付ける。
なお、中間縦枠15の長手方向途中部位を、止具によって透光壁パネル20の第1側部フレーム24に固定するようにしてもよい。この場合、中間縦枠15の取付溝15bの溝底に止具を止着するようにしてもよい。
また、図1に示すように、透光壁パネル20の下部フレーム22を、止着部22bを介して床2に止着させた止具9によって床2に固定する。また、下部フレーム22の頭部収容凹所22cの凹所開口22dにカバー23を取り付ける。なお、透光壁パネル20の下部フレーム22に代えて、または加えて、他のフレーム21,24,25のうちの少なくとも一つを、当接対象(上枠、第1縦枠及び中間縦枠)12,13,15に対して止具によって固定するようにしてもよい。
上記のような構成により、開口部4に設置された三方枠11内の開口幅方向一方側には透光壁パネル20が設置され、三方枠11内の開口幅方向他方側には戸パネル28によって開閉される出入口8が区画形成される。
また、同施工方法は、中間縦枠15の反透光壁パネル側の上枠12と床2との間に戸パネル28を建て付ける工程を備えている。この戸パネル28は、上記のように、回転連結部材19,19を介して第2縦枠14に対して上下方向に沿う軸回りに回転自在に支持される。なお、第2縦枠14に対して戸パネル28を支持させる態様に代えて、中間縦枠15に対して戸パネル28を支持させる態様としてもよい。つまり、戸パネル28の吊元側を中間縦枠15側とし、戸パネル28の戸先側を第2縦枠14側として戸パネル28を建て付けるようにしてもよい。また、第2縦枠14及び中間縦枠15のうちのいずれか一方に戸パネル28を支持させる態様に代えて、上枠12及び床2に戸パネル28を支持させる態様等としてもよい。この場合は、回転連結部材19,19を適宜、変形するようにすればよい。また、戸パネル28を建て付ける前に、戸当たり部材18,18を上枠12、第2縦枠14及び中間縦枠15に取り付けるようにしてもよい。また、二枚の戸パネル28を両開き状に設けた構成としてもよい。
上記のように施工された戸装置取付構造は、図1及び図2に示すように、開口部4に設置された三方枠11内の中間縦枠15の一方側に透光壁パネル20が設置され、中間縦枠15の他方側に戸パネル28が設置された状態となる。また、これら透光壁パネル20及び戸パネル28が床2から天井面に概ね至るように設けられた状態となる。また、略面一状とされた上枠12の下面及びその見込方向両側の天井パネル6,6の表面に、一連状に化粧シート7,7が貼着された状態となる。このような構造とすれば、上枠12が目立ち難くなり、また、戸パネル28及び透光壁パネル20が床2から天井に略至る高さとなり、上枠12の上方側に垂れ壁等を設けたものと比べて、縦方向に長尺状のすっきりとした外観を呈することができる。なお、このような態様に代えて、上枠12の上方側に垂れ壁状の壁部を設けた構造等としてもよい。
また、上記施工手順は、一例に過ぎず、各部材の機能を阻害しない限りにおいて別手順で行うようにしてもよく、その他、種々の変形が可能である。
本実施形態に係る戸装置1は、上述のような構成としたことで、また、本実施形態に係る戸装置1の施工方法によれば、施工された戸パネル28及び透光壁パネル20の下方側の見栄えの向上が可能でありながらも、施工性を向上させることができる。
つまり、戸パネル28と、閉鎖位置の戸パネル28の側方に配される透光壁パネル20と、を備えた構成としている。従って、戸パネル28の側方における採光性や空間演出性を向上させることができる。また、透光壁パネル20が下部フレーム22を床2に当接させて設置され、戸パネル28が上枠12と床2との間に設置される構成とされている。従って、透光壁パネル20を下枠に固定したり、戸パネル28の下方側に下枠が設けられるものと比べて、戸パネル28及び透光壁パネル20の下方側の見栄えを向上させることができる。
また、開口部4に設置される三方枠11の上枠12の凹部12aに透光壁パネル20の上部フレーム21の突部21bを嵌め入れて透光壁パネル20を仮保持させて設置することができ、透光壁パネル20の施工性を向上させることができる。
また、三方枠11の一方の縦枠(第1縦枠)13の凹部13aに透光壁パネル20の第2側部フレーム25の突部25bを嵌め入れて透光壁パネル20を設置することができ、透光壁パネル20の施工性を向上させることができる。
また、中間縦枠15の凹部15aに透光壁パネル20の第1側部フレーム24の突部24bを嵌め入れて中間縦枠15を設置することができ、中間縦枠15の施工性を向上させることができる。
また、開口部4に設置された三方枠11に透光壁パネル20が設置され、この透光壁パネル20の第1側部フレーム24に沿わせるように中間縦枠15が設置される。従って、例えば、中間縦枠15が固定された四方枠に対して透光壁パネル20を固定するようなものと比べて、透光壁パネル20の施工性を向上させることができる。つまり、中間縦枠15を固定した状態では、中間縦枠15近傍において透光壁パネル20の第1側部フレーム24を把持し難くなる。一方、上記構成によれば、透光壁パネル20の両側部を把持して上枠12と床2との間に透光壁パネル20を起立させた状態とし、この透光壁パネル20を第1縦枠13側にスライドさせて設置した後に中間縦枠15を設置することができる。
また、本実施形態では、透光壁パネル20の上部フレーム21を、当該透光壁パネル20のパネル幅方向の略全体に亘って設け、かつ突部21bを全長に亘って延びるように設けた構成としている。つまり、上記のように、透光壁パネル20の上部フレーム21と両側の側部フレーム24,25とが横勝ち状に接合された構成となる。これにより、例えば、透光壁パネル20の上部フレーム21と両側の側部フレーム24,25とを縦勝ち状に接合したものと比べて、透光壁パネル20の上面側に段差が形成され難くなり、透光壁パネル20と上枠12との間に形成される隙間が不均一になるようなことを抑制することができる。なお、このような態様に代えて、上部フレーム21と両側の側部フレーム24,25とを縦勝ち状に接合した態様等としてもよい。
また、本実施形態では、透光壁パネル20の下部フレーム22に、床2に止着される止具9の止着部22bを設けた構成としている。従って、透光壁パネル20の下端部を、床2に対して止具9によって強固に固定することができる。また、下部フレーム22に、止着部22bに止着された止具9の頭部を収容する頭部収容凹所22cと、頭部収容凹所22cの凹所開口22dを覆うカバー23と、を設けた構成としている。従って、下部フレーム22に止着された止具9を目立ち難くすることができる。なお、このような態様に代えて、下部フレーム22に、このような頭部収容凹所22cやカバー23を設けていない態様等としてもよい。
また、本実施形態では、中間縦枠15の壁幅方向両側に、互いに略同寸同形状とされ、一方が第1側部フレーム24の突部24bの嵌込溝とされ、他方が戸当たり部材18の取付溝とされる凹部15a及び取付溝15bを壁厚方向で一致する位置となるように設けた構成としている。従って、中間縦枠15のいずれ側にも透光壁パネル20及び戸パネル28を設置することができる。なお、このような態様に代えて、凹部15aと取付溝15bとが異なる形状等とされたものとしてもよい。
また、本実施形態では、中間縦枠15及び三方枠11を木質系材料から形成されたものとし、透光壁パネル20の四周のフレーム21,22,24,25を金属系材料または合成樹脂系材料から形成されたものとしている。従って、透光板26の四周を囲むフレーム21,22,24,25の強度の確保が可能でありながらも、透光壁パネル20の周囲を木質感のあるものにすることができ、建物内の間仕切壁の開口部4に設置される内装用として好適なものとなる。
また、本実施形態では、中間縦枠15の上端部及び下端部に、上枠12及び床2に止着される止具9,9の挿通孔15c,15cと、止具9,9を覆うように取り付けられる止具キャップ16,16と、を設けた構成としている。従って、中間縦枠15の上端部及び下端部を上枠12及び床2に対して固定する止具9,9を見栄え良く納めることができる。なお、このような止具キャップ16,16を設けた態様に代えて、中間縦枠15の取付溝15bの溝底に挿通孔15c,15cを設けた態様等としてもよい。これによれば、戸当たり部材18によって止具9,9を覆うこともできる。
なお、本実施形態では、戸装置1を、開き戸を構成する戸パネル28を備えた構成とした例を示しているが、二枚の戸体を折畳及び展開自在に連結した折戸を構成する戸パネル28を備えた構成としてもよい。または、戸装置1を、片引き状に配される一枚の戸パネル28を備えた構成としたり、引き違い状に配される複数枚の戸パネル28を備えた構成としたりしてもよい。また、戸装置1を、両引き状(引き分け状)に配される複数枚の戸パネル28を備えた構成としてもよい。この場合は、第2縦枠14側にも透光壁パネル20及び中間縦枠15を設けた構成としてもよい。つまり、三方枠11の開口幅方向両側に袖壁として配される透光壁パネル20を備えた構成としてもよい。
本実施形態に係る戸装置1の各部の具体的な構成は、上記したような構成に限られず、その他、種々の変形が可能である。
1 戸装置
11 三方枠
12 上枠
12a 凹部
13 第1縦枠(一方の縦枠)
13a 凹部
14 第2縦枠(縦枠)
15 中間縦枠
15a 凹部
20 透光壁パネル
21 上部フレーム
21b 突部
22 下部フレーム
22b 止着部
22c 頭部収容凹所
22d 凹所開口(頭部収容凹所の開口)
23 カバー
24 第1側部フレーム
24b 突部
25 第2側部フレーム
25b 突部
26 透光板
28 戸パネル
2 床
4 開口部
9 止具

Claims (6)

  1. 上枠及びこの上枠の両端に接合される一対の縦枠を有した三方枠と、透光板の四周を囲むように固定されたフレームの下部フレームが床に当接されて設置される透光壁パネルと、該透光壁パネルのパネル幅方向一方側の第1側部フレームに沿うように設置される中間縦枠と、該中間縦枠の反透光壁パネル側の前記上枠と前記床との間に建て付けられる戸パネルと、を備えており、
    前記透光壁パネルの上部フレームには、前記上枠の下面側に設けられた凹部に嵌め入れられる突部が、上面におけるパネル厚さ方向略中央部から上方側に向けて突出するように設けられ、該透光壁パネルの第1側部フレームには、前記中間縦枠の透光壁パネル側に設けられた凹部に嵌め入れられる突部が、パネル幅方向外側に向く外側面におけるパネル厚さ方向略中央部からパネル幅方向外側に向けて突出するように設けられ、該透光壁パネルのパネル幅方向他方側の第2側部フレームには、前記三方枠の一方の縦枠に設けられた凹部に嵌め入れられる突部が、パネル幅方向外側に向く外側面におけるパネル厚さ方向略中央部からパネル幅方向外側に向けて突出するように設けられていることを特徴とする戸装置。
  2. 上枠及びこの上枠の両端に接合される一対の縦枠を有した三方枠と、透光板の四周を囲むように固定されたフレームの下部フレームが床に当接されて設置される透光壁パネルと、該透光壁パネルのパネル幅方向一方側の第1側部フレームに沿うように設置される中間縦枠と、該中間縦枠の反透光壁パネル側の前記上枠と前記床との間に建て付けられる戸パネルと、を備えており、
    前記透光壁パネルの上部フレームには、前記上枠の下面側に設けられた凹部に嵌め入れられる突部が設けられ、該透光壁パネルの第1側部フレームには、前記中間縦枠の透光壁パネル側に設けられた凹部に嵌め入れられる突部が設けられ、該透光壁パネルのパネル幅方向他方側の第2側部フレームには、前記三方枠の一方の縦枠に設けられた凹部に嵌め入れられる突部が設けられており、
    前記透光壁パネルの下部フレームには、床に止着される止具の止着部と、該止着部に止着された止具の頭部を収容する頭部収容凹所と、該頭部収容凹所の開口を覆うカバーと、が設けられていることを特徴とする戸装置。
  3. 請求項において、
    前記透光壁パネルの下部フレームには、床に止着される止具の止着部と、該止着部に止着された止具の頭部を収容する頭部収容凹所と、該頭部収容凹所の開口を覆うカバーと、が設けられていることを特徴とする戸装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項において、
    前記透光壁パネルの上部フレームは、当該透光壁パネルのパネル幅方向の略全体に亘って設けられ、かつ前記突部を全長に亘って延びるように設けた構成とされていることを特徴とする戸装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項において、
    前記中間縦枠の反透光壁パネル側には、見込方向で前記凹部と一致する位置となるように、戸当たり部材の取付溝が設けられていることを特徴とする戸装置。
  6. 請求項1乃至のいずれか1項に記載の戸装置を用いた戸装置の施工方法であって、
    前記三方枠を開口部に設置する工程と、前記透光壁パネルの上部フレームの突部を前記上枠の凹部に嵌め入れ、該透光壁パネルの下部フレームを床に当接させ、該透光壁パネルの第2側部フレームの突部を前記一方の縦枠の凹部に嵌め入れ、該透光壁パネルを設置する工程と、前記透光壁パネルの第1側部フレームの突部を前記中間縦枠の凹部に嵌め入れ、該中間縦枠を設置する工程と、前記中間縦枠の反透光壁パネル側の前記上枠と前記床との間に前記戸パネルを建て付ける工程と、を備えていることを特徴とする戸装置の施工方法。
JP2017015006A 2017-01-31 2017-01-31 戸装置及びこれを用いた戸装置の施工方法 Active JP6882733B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017015006A JP6882733B2 (ja) 2017-01-31 2017-01-31 戸装置及びこれを用いた戸装置の施工方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017015006A JP6882733B2 (ja) 2017-01-31 2017-01-31 戸装置及びこれを用いた戸装置の施工方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018123509A JP2018123509A (ja) 2018-08-09
JP6882733B2 true JP6882733B2 (ja) 2021-06-02

Family

ID=63110985

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017015006A Active JP6882733B2 (ja) 2017-01-31 2017-01-31 戸装置及びこれを用いた戸装置の施工方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6882733B2 (ja)

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US1450733A (en) * 1921-06-17 1923-04-03 Reaugh Construction Company Sectional partition
JPS603207Y2 (ja) * 1980-02-15 1985-01-29 松下電工株式会社 収納箱の逆入れ防止機能付き壁材
JPH0736056Y2 (ja) * 1989-04-15 1995-08-16 松下電工株式会社 はめ殺し障子の取り付け構造
JP2986356B2 (ja) * 1994-12-26 1999-12-06 新日軽株式会社 袖障子の固定方法及びその装置
JPH10205222A (ja) * 1997-01-21 1998-08-04 Misawa Homes Co Ltd サッシ枠の取付構造
JP6785473B2 (ja) * 2016-12-27 2020-11-18 パナソニックIpマネジメント株式会社 戸装置の施工方法及び戸装置取付構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018123509A (ja) 2018-08-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6588159B1 (en) Multipurpose door and window jamb assembly
US6557309B1 (en) Jamb assembly
US3297077A (en) Folding door structure
JP5946869B2 (ja) 外壁取付部材及び外壁構造
JP6785473B2 (ja) 戸装置の施工方法及び戸装置取付構造
KR101530839B1 (ko) 한지창호
US7810283B2 (en) Exterior pocket door
JP6902741B2 (ja) 建具施工構造
US7210274B2 (en) Door stile structure
US6240685B1 (en) Simulated multi-pane glass panel
JP6682187B2 (ja) 建具
US8793932B1 (en) Openable insert for door and method of installation
JP6882733B2 (ja) 戸装置及びこれを用いた戸装置の施工方法
JP6697744B2 (ja) 戸体
JP2018184797A (ja) 戸装置
JP6867641B2 (ja) 透光壁パネル装置
JP6960796B2 (ja) 建具及びその施工方法
JP6938148B2 (ja) 建具
JP6910022B2 (ja) 建具施工方法
JP6775122B2 (ja) 戸体
JP6923598B2 (ja) 見切材を備えた開口部構造及びその施工方法
JP2023067036A (ja) 間仕切壁装置及び間仕切壁施工方法
JP7036848B2 (ja) 建具
JP6083513B2 (ja) 上枠及びこれを備えた建具装置
JP5838362B2 (ja) サッシ枠用額縁

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20171002

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171220

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20191118

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200807

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200818

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201016

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210323

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210422

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6882733

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250