JP6785473B2 - 戸装置の施工方法及び戸装置取付構造 - Google Patents

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Description

本発明は、開口を開閉する戸パネルを備えた戸装置の施工方法及び戸装置取付構造に関する。
従来より、住居等の建物の開口を開閉する開き戸や引戸、折戸等の戸パネルを備えた戸装置が知られている。このような戸パネルに採光のためや空間演出性の観点等から透光部や採光窓を設けたものがあるが、閉鎖位置の戸パネルの周囲に透光性を付与したい場合もある。
例えば、下記特許文献1には、開口部にはめ込まれて固着される枠体に、はめ殺し障子と開き障子とを取り付ける構造が開示されている。この取り付け構造は、枠体の上枠のはめ込み凹部に、はめ殺し障子の上部のはめ込み部をはめ込み、はめ殺し障子の下部を、下枠の立ち上がり片に設けられたナット部にねじ具を螺合させて取り付けた構成とされている。
実開平2−134288号公報
しかしながら、上記構成とされた取り付け構造では、はめ殺し障子及び開き障子の下方側に下枠が設けられ、また、この下枠が出入口となる開口の下側を区画することとなるため、更なる改善が望まれる。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、施工された戸パネル及び透光壁パネルの下方側の見栄えの向上が可能でありながらも、施工性を向上し得る戸装置の施工方法及び戸装置取付構造を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明に係る戸装置の施工方法は、閉鎖位置の戸パネルの戸幅方向一方側に配される透光壁パネルを有した戸装置の施工方法であって、上枠の両端に第1縦枠及び第2縦枠が接合された三方枠を、前記上枠の下面が該上枠の見込方向両側に設けられる天井パネルの表面と略面一状となるように開口部に設置する工程と、透光板の四周を囲むようにフレームが固定され、パネル高さ寸法が床から天井までの天井高に応じた寸法とされた前記透光壁パネルの上部フレームを前記上枠に当接させ、該透光壁パネルの下部フレームを前記床に当接させ、該透光壁パネルのパネル幅方向一方側の第1側部フレームを前記第1縦枠に当接させて該透光壁パネルを設置する工程と、前記透光壁パネルのパネル幅方向他方側の第2側部フレームに沿わせるように中間縦枠を設置する工程と、前記中間縦枠の反透光壁パネル側の前記上枠と前記床との間に、戸高寸法が前記天井高に応じた寸法とされた前記戸パネルを建て付ける工程と、前記上枠の見込方向両側の天井パネルの表面及び前記上枠の下面に一連状に化粧シートを貼着する工程と、を備えていることを特徴とする。
また、上記目的を達成するために、本発明に係る戸装置取付構造は、上枠並びにこの上枠の両端に接合される第1縦枠及び第2縦枠を有した三方枠の前記上枠の下面が該上枠の見込方向両側に設けられる天井パネルの表面と略面一状となるように前記三方枠が開口部に設置され、透光板の四周を囲むようにフレームが固定され、パネル高さ寸法が床から天井までの天井高に応じた寸法とされた透光壁パネルの上部フレームが前記上枠に当接され、該透光壁パネルの下部フレームが床に当接され、該透光壁パネルのパネル幅方向一方側の第1側部フレームが前記第1縦枠に当接されて該透光壁パネルが設置され、前記透光壁パネルのパネル幅方向他方側の第2側部フレームに沿うよう中間縦枠が設置され、前記中間縦枠の反透光壁パネル側の前記上枠と前記床との間に、戸高寸法が前記天井高に応じた寸法とされた戸パネルが建て付けら前記上枠の見込方向両側の前記天井パネルの表面及び前記上枠の下面に一連状に化粧シートが貼着されていることを特徴とする。
本発明に係る戸装置の施工方法によれば上述のような構成としたことで、施工された戸パネル及び透光壁パネルの下方側の見栄えの向上が可能でありながらも、施工性を向上させることができる。また、本発明に係る戸装置取付構造は、このような戸装置を用いているので、施工後の見栄えを向上させることができる。
本発明の一実施形態に係る戸装置の一例を模式的に示す一部省略概略分解斜視図である。 同戸装置及びこれを用いた本発明の一実施形態に係る戸装置取付構造の一例を模式的に示す概略正面図である。 (a)は、図2におけるY−Y線矢視に対応させた一部破断概略縦断面図、(b)は、図2におけるX−X線矢視に対応させた一部破断概略横断面図である。 (a)、(b)は、本発明の一実施形態に係る戸装置の施工方法の一例を模式的に示し、(a)は、一部破断概略正面図、(b)は、一部破断概略縦断面図である。 (a)、(b)は、同施工方法をそれぞれ模式的に示す一部破断概略正面図である。 (a)、(b)は、同施工方法をそれぞれ模式的に示す一部破断概略斜視図である。 (a)、(b)は、本発明の他の実施形態に係る戸装置の一例及びこれを用いた戸装置取付構造の一例を模式的に示し、図3(a)、(b)にそれぞれ対応させた一部破断概略断面図である。
以下に本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
なお、一部の図では、他図に付している詳細な符号の一部を省略している。
また、以下の各実施形態では、各実施形態に係る戸装置を設置した状態を基準として上下方向等の方向を説明する。
図1〜図6は、第1実施形態に係る戸装置の一例、この戸装置の施工方法の一例及びこの戸装置を用いた戸装置取付構造の一例を模式的に示す図である。
本実施形態に係る戸装置1は、図1〜図3に示すように、上枠12並びに上枠12の両端に接合される第1縦枠14及び第2縦枠15を有した三方枠11と、戸パネル27と、閉鎖位置の戸パネル27の戸幅方向一方側に配される透光壁パネル20と、を備えている。また、戸装置1は、第1縦枠14と第2縦枠15との間に配される中間縦枠16を備えている。この中間縦枠16と三方枠11とによって戸枠10を構成している。
この戸装置1は、住居等の建物の間仕切壁等の壁体3を貫通するように設けられる開口部4に設置される。
開口部4は、下側が床2によって区画され、上側が上枠12の枠下地によって区画され、開口幅方向両側が両側の縦枠(第1縦枠14及び第2縦枠15)14,15の枠下地によって区画されている。
戸パネル27は、一方向(上下方向)に長尺な略矩形平板状とされている。この戸パネル27は、中間縦枠16の反透光壁パネル20側の上枠12と床2との間に建て付けられ、出入口8を開閉する構成とされている。出入口8は、下側が床2によって区画され、上側が上枠12(本実施形態では、後記するように上枠12の下面に貼着された化粧シート7)によって区画され、開口幅方向両側が第2縦枠15及び中間縦枠16によって区画されている。本実施形態では、この出入口8の開口高を、床2から天井までの高さとしている。つまり、出入口8の下方側に向く天面と天井面とが面一状とされている。
また、本実施形態では、この出入口8を開閉する戸パネル27の戸高寸法(長さ寸法)を、天井高に応じた寸法としている。この戸パネル27の戸高寸法は、上端部及び下端部が天井及び床2に干渉しないように、天井高よりも僅かに小さい寸法としてもよい。この戸パネル27の戸高寸法は、開口高(天井高)に応じて、2400mm〜3000mm程度としてもよい。なお、開口高が天井高よりも低く、出入口8の上側に垂れ壁状の壁部等が設けられる場合には、標準的な戸高寸法、例えば、1800mm〜2100mm程度としてもよい。
また、戸パネル27の戸幅寸法は、開口部の開口幅に応じた寸法であればよく、600mm〜1200mm程度でもよい。また、戸パネル27の戸厚寸法は、20mm〜40mm程度でもよい。
また、本実施形態では、戸パネル27を、戸幅方向一端部の吊元側端部が出入口8の吊元側に上下方向に沿う軸回りに回転自在に支持される開き戸とした構成としている。本実施形態では、戸パネル27の吊元側端部を、第2縦枠15に固定された回転連結部材29によって支持させた構成としている。また、戸パネル27の上端部及び下端部のそれぞれに回転連結部材29,29を固定した構成としている。また、回転連結部材29,29を、戸パネル27の吊元側端部の上端部及び下端部に切欠状に設けられた凹所に収容される構成としている。このような回転連結部材29,29としては、第2縦枠15に固定される枠側蝶番と、この枠側蝶番に対して上下方向に沿う軸回りに回転自在に保持され、戸パネル27の吊元側端部に固定される戸側蝶番と、を備えた構成とされたものでもよい。
なお、回転連結部材29,29としては、図例のような戸パネル27の上下端部の凹所に収容される構成とされたものに限られず、第2縦枠15及び戸パネル27の吊元側端部の上下方向途中部位に埋込状に設けられる隠し蝶番や、二枚の取付羽根を備えた羽根蝶番等でもよい。
また、戸パネル27の戸先側端部には、中間縦枠16に設けられた不図示のラッチ受に(ストライク)に挿入されるラッチ部を有したラッチ錠装置が組み込まれている。このようなラッチ錠装置としては、戸パネル27の戸先側端部に埋込状に設けられ、戸幅方向に出没自在とされたラッチボルトのラッチ頭部からなるラッチ部を有した構成とされたものでもよい。また、戸パネル27の戸先側端部の戸厚方向両側には、このラッチ錠装置に連結されてラッチ部を出没させるハンドル28が設けられる。このようなハンドル28としては、図例のようなレバー状のものに限られず、握玉状のものや、いわゆるプッシュプルハンドル等でもよい。また、ラッチ錠装置としては、公知のものの採用が可能であり、ラッチ部の没入を阻止するロック機構を有したものやデッドボルトを出没させるサムターンを備えたものでもよい。
また、戸パネル27は、枠状芯材に表面材を貼着した構成とされたいわゆるフラッシュパネルでもよい。また、戸パネル27は、枠状芯材の中空部に、ハニカムコア(ペーパーコア)などのコア材が収納された構成とされたものでもよい。
また、図例では、戸パネル27を、その戸厚方向両面が全面に亘って平坦面状とされたものとしているが、このような態様に限られない。例えば、戸パネル27を、両側の縦框間に透光板や鏡板状板材を設けたいわゆる二方框状パネルとしたり、さらに上下の横框を設けた四方框状パネルとしたり、透光部(透光窓)やガラリ等が設けられたものとしてもよく、その他、種々の変形が可能である。
透光壁パネル20は、透光板25と、この透光板25の四周を囲むように固定されたフレーム21,22,23,24と、を備えており、一方向(上下方向)に長尺な略矩形平板状とされている。この透光壁パネル20は、上部フレーム21が上枠12に当接され、下部フレーム22が床2に当接され、パネル幅方向一方側の第1側部フレーム23が第1縦枠14に当接されて設置される。また、この透光壁パネル20のパネル幅方向他方側の第2側部フレーム24に沿うように、後記する中間縦枠16が設置される。
この透光壁パネル20のパネル高さ寸法は、床2から上枠12までの上下寸法に応じた寸法とされている。本実施形態では、後記するように、上部フレーム21が上枠12に設けられた凹溝12aに嵌め込まれる構成としている。従って、透光壁パネル20のパネル高さ寸法を、床2から上枠12までの上下寸法に凹溝12aに嵌め込まれる上部フレーム21の寸法を加えた寸法としている。
また、透光壁パネル20のパネル幅寸法は、当該戸装置1が設置される開口部4の開口幅や戸パネル27の戸幅寸法に応じて適宜の寸法としてもよい。図例では、この透光壁パネル20のパネル幅寸法を、戸パネル27の戸幅寸法よりも小としているが、戸幅寸法よりも大としたり、戸幅寸法と略同寸法としたりしてもよい。
透光板25は、アクリルやポリカーボネート等の合成樹脂系材料や、ガラス等の透光性材料から形成されている。例えば、この透光板25を、二枚のガラス板を厚さ方向に接合した合わせガラスとしてもよい。
また、この透光板25は、略無色透明とされたものに限られず、有色透明とされたものや半透明とされたものでもよい。この透光板25としては、例えば、透明材料に着色剤が添加されて有色透明とされたものや、樹脂フィルム等が積層されて有色透明とされたものでもよい。また、この透光板25としては、スモークガラス状やすりガラス状とされたものでもよく、また、二枚の透明(透光)パネル間に、和紙等のシート材を介在させた構成とされたものでもよく、その他、種々の構成とされたものでもよい。
また、この透光板25は、全体に亘って略一様な厚さとされている。また、この透光板25の厚さ寸法は、図例では、戸パネル27の戸厚寸法よりも小とされている。この透光板25の厚さ寸法は、強度上の観点等から適宜の厚さとしてもよく、例えば、3mm〜15mm程度としてもよい。
四周のフレーム21,22,23,24は、上方側に配される上部フレーム21と下方側に配される下部フレーム22とパネル幅方向一方側の第1側部フレーム23とパネル幅方向他方側の第2側部フレーム24とからなる。これら四周のフレーム21,22,23,24は、互いに同様の構成とされており、透光板25の四周端部を受け入れる受入溝21a,22a,23a,24aを設けた構成とされている。また、これら受入溝21a,22a,23a,24aには、透光板25の四周端部を保持するガスケット(グレイジングガスケット)26,26,26,26が嵌め込まれている。このようなガスケット26としては、断面略C字状とされたいわゆるグレイジングチャンネルやパネル厚さ方向に分離されたグレイジングビードでもよい。
なお、これら四周フレーム21,22,23,24は、突き合わせられる端部同士がねじや釘等の止具や接着剤等によって接合されたものでもよい。
また、本実施形態では、これら四周フレーム21,22,23,24を、金属系材料または合成樹脂系材料から形成されたものとしている。金属系材料としては、アルミニウムやステンレス等が挙げられる。また、合成樹脂系材料としては、塩化ビニル樹脂や、その他、種々の樹脂の採用が可能であり、また、ガラス繊維や炭素繊維等の強化繊維を含んだいわゆる繊維強化樹脂でもよい。
また、図例では、四周のフレーム21,22,23,24の長手方向に見た断面形状を互いに略同寸同形状とした例を示しているが、異なる形状等とされたものでもよい。また、各フレーム21,22,23,24に、それぞれを固定対象に固定する止具が挿通される挿通孔等を設けた構成としてもよい。
戸枠10の上枠12は、開口部4の開口幅方向に長尺状とされている。この上枠12は、上下方向に厚さ方向を沿わせて配される帯板状とされている。
また、この上枠12には、透光壁パネル20の上部フレーム21が嵌め込まれる凹溝12aが設けられている。この凹溝12aは、上枠12の下方側に向く下面(見込面)において開口するように、かつ上枠12の長手方向に延びるように設けられている。また、凹溝12aは、溝長手方向に見て略方形溝状とされている。また、図例では、この凹溝12aを、上枠12の見込方向(壁厚方向に沿う方向)略中央部に設けた例を示しているが、壁体3の壁厚や透光壁パネル20を設けたい位置等に応じて、見込方向一方側に片寄った位置に設けられたものでもよい。
また、この凹溝12aの溝長さ寸法は、上部フレーム21の長さ寸法に応じた寸法とされたものでもよい。本実施形態では、凹溝12aを、上枠12の出入口8側の下面に取り付けられる戸当たり部材18の取付溝としても機能するように、上枠12の全長に亘って設けた構成としている。
また、この凹溝12aのパネル厚さ方向に沿う溝幅寸法は、上部フレーム21の嵌込が可能なように、上部フレーム21の壁厚方向に沿う寸法に応じた寸法とされている。また、この凹溝12aの上下方向に沿う溝深さ寸法は、上部フレーム21の嵌込が可能なように、上部フレーム21の上下方向に沿う寸法に応じた寸法とされている。本実施形態では、上部フレーム21の略全体がこの凹溝12aに嵌め込まれる構成としている。なお、このような態様に代えて、上部フレーム21を、一部が下方側に露出するように凹溝12aに嵌め込まれる構成としてもよい。
また、上枠12は、両側の第1縦枠14及び第2縦枠15とによって三方枠11に枠組みされた状態で、開口部4に設置される。また、上枠12は、開口部4の下方側に向く適宜の枠下地に固定されるものでもよい。
また、三方枠11を構成する上枠12と両側の第1縦枠14及び第2縦枠15とは、止具やダボ等の接合部、接着剤等によって接合されるものでもよい。これら上枠12と両側の第1縦枠14及び第2縦枠15とは、図4(a)に示すように、縦勝状に接合されるものでもよい。つまり、第1縦枠14及び第2縦枠15の上端部の互いに向き合う各内側面と上枠12の長手方向の各端面とを当接させて接合されるものでもよい。
また、本実施形態では、三方枠11は、上枠12の下面が上枠12の見込方向両側に設けられる天井パネル6,6の下方側に向く表面と略面一状となるように設置される構成とされている。
両側の第1縦枠14及び第2縦枠15は、開口部4の開口高方向に長尺状とされている。これら第1縦枠14及び第2縦枠15は、図2に示すように、床2から天井に至るように設けられる。本実施形態では、上記のように上枠12が天井パネル6,6間に言わば埋込状に設けられるので、これら両側の第1縦枠14と第2縦枠15とによって言わば二方枠状の外観を呈する。
また、これら第1縦枠14及び第2縦枠15は、開口幅方向に厚さ方向を沿わせて配される帯板状とされている。また、これら第1縦枠14及び第2縦枠15は、開口部4の開口幅方向中央側に向く適宜の枠下地に固定されるものでもよい。
また、本実施形態では、これら第1縦枠14及び第2縦枠15の見込方向両端部に、額縁部材17,17,17,17の係合片部を受け入れる受入溝14b,14b,15b,15bを設けた構成としている。つまり、本実施形態では、これら第1縦枠14及び第2縦枠15を、ケーシング枠状としている。これら受入溝14b,14b,15b,15bは、見込方向外側に向けて開口し、各縦枠14,15の長手方向に延びるように全長に亘って設けられている。
額縁部材17,17,17,17は、互いに同様の構成とされている。なお、これら額縁部材17,17,17,17の具体的構成の一例を、一つの額縁部材17を例にとって説明する。
額縁部材17は、壁厚方向に厚さ方向を沿わせて配される平板状部の壁幅方向(開口部4の開口幅方向に沿う方向)両側の各端部から壁芯に向けて突出するように設けられた係合片部及び当接片部を備えている。この額縁部材17は、係合片部が受入溝14b,14b,15b,15bに受け入れられ、当接片部が壁体3の壁面に当接されて設置される。この額縁部材17は、止具や接着剤等によって固定されるものでもよい。
また、本実施形態では、この額縁部材17を、壁幅方向に沿う見付寸法が比較的に大とされた幅広状とされたものとしている。この額縁部材17の見付寸法は、標準的な見付寸法(例えば、30mm前後)よりも幅広状とされたものでもよく、例えば、40mm〜100mm程度でもよい。
なお、額縁部材17,17,17,17は、互いに同様の構成とされたものに限られず、例えば、壁厚等に応じて、壁厚方向一方側の額縁部材17,17の係合片部の壁厚方向に沿う寸法が他方側よりも大とされたようなものでもよい。また、第1縦枠14及び第2縦枠15を、このような額縁部材17が設けられるケーシング枠状とした態様に代えて、固定枠状とした態様としてもよい。さらには、これら第1縦枠14及び第2縦枠15が壁体3の壁面を構成する壁クロス(壁紙)等の化粧シートによって一連状に覆われる構成とされたものでもよい。
第1縦枠14には、透光壁パネル20の第1側部フレーム23が嵌め込まれる凹溝14aが設けられている。この凹溝14aは、第1縦枠14の開口幅方向中央側に向く内側面(見込面)において開口するように、かつ第1縦枠14の長手方向に延びるように設けられている。この凹溝14aは、見込方向で上枠12の凹溝12aに略一致した位置となるように設けられている。また、この凹溝14aは、第1縦枠14の全長に亘って設けられている。
また、この凹溝14aは、上枠12の凹溝12aと同様、溝長手方向に見て略方形溝状とされ、溝幅寸法及び溝深さ寸法が第1側部フレーム23の嵌込が可能なように、第1側部フレーム23の壁厚方向に沿う寸法及び開口幅方向に沿う寸法に応じた寸法とされている。本実施形態では、上記同様、第1側部フレーム23の略全体がこの凹溝14aに嵌め込まれる構成としているが、第1側部フレーム23を、一部が開口幅方向中央側に露出するように凹溝14aに嵌め込まれる構成としてもよい。
第2縦枠15には、戸当たり部材18の取付溝15aが設けられている。この取付溝15aは、第2縦枠15の開口幅方向中央側に向く内側面(見込面)において開口するように、かつ第2縦枠15の長手方向に延びるように設けられている。この取付溝15aは、本実施形態では、見込方向で上枠12の凹溝12aに略一致した位置となるように設けられている。また、この取付溝15aは、第2縦枠15の全長に亘って設けられている。
また、この取付溝15aは、溝長手方向に見て略方形溝状とされ、戸当たり部材18の基部の嵌込が可能な溝幅寸法及び溝深さ寸法とされている。本実施形態では、この取付溝15aの溝幅寸法及び溝深さ寸法を、上枠12の凹溝12aの溝幅寸法及び溝深さ寸法と略同寸法としている。
中間縦枠16は、開口部4の開口高方向に長尺状とされている。この中間縦枠16は、図2に示すように、両側の第1縦枠14及び第2縦枠15と略平行状に、床2から天井に至るように設けられる。
また、この中間縦枠16は、開口幅方向に厚さ方向を沿わせて配される帯板状とされている。この中間縦枠16の壁厚方向に沿う見込寸法は、第1縦枠14及び第2縦枠15の見込寸法よりも小とされている。なお、このような態様に代えて、中間縦枠16の見込寸法を、第1縦枠14及び第2縦枠15の見込寸法または壁厚寸法と略同寸法等としてもよい。
また、この中間縦枠16の開口幅方向に沿う見付寸法は、第1縦枠14及び第2縦枠15の見付寸法よりも大とされている。この中間縦枠16の見付寸法は、例えば、20mm〜30mm程度とされた標準的な枠部材の見付寸法よりも大としてもよく、例えば、35mm〜60mm程度としてもよい。
また、この中間縦枠16には、透光壁パネル20の第2側部フレーム24が嵌め込まれる凹溝16aが設けられている。この凹溝16aは、中間縦枠16の第1縦枠14側に向く側面(見込面)において開口するように、かつ中間縦枠16の長手方向に延びるように設けられている。この凹溝16aは、上記同様、見込方向で上枠12の凹溝12aに略一致した位置となるように設けられている。また、この凹溝16aは、中間縦枠16の全長に亘って設けられている。また、この凹溝16aは、上記同様、溝長手方向に見て略方形溝状とされ、溝幅寸法及び溝深さ寸法が第2側部フレーム24の嵌込が可能なように、第2側部フレーム24の壁厚方向に沿う寸法及び開口幅方向に沿う寸法に応じた寸法とされている。本実施形態では、上記同様、第2側部フレーム24の略全体がこの凹溝16aに嵌め込まれる構成としているが、第2側部フレーム24を、一部が第1縦枠14側に露出するように凹溝16aに嵌め込まれる構成としてもよい。
また、本実施形態では、この中間縦枠16に戸当たり部材18の取付溝16bを設けた構成としている。この取付溝16bは、中間縦枠16の第2縦枠15側に向く側面(見込面)において開口するように、かつ中間縦枠16の長手方向に延びるように設けられている。つまり、本実施形態では、中間縦枠16の厚さ方向両側の各見込面に、凹溝16a及び取付溝16bを設けた構成としている。
また、この取付溝16bは、見込方向で上枠12の凹溝12aに略一致した位置となるように設けられている。また、この取付溝16bは、中間縦枠16の全長に亘って設けられている。また、この取付溝16bは、溝長手方向に見て略方形溝状とされ、戸当たり部材18の基部の嵌込が可能な溝幅寸法及び溝深さ寸法とされている。本実施形態では、この取付溝16bの溝幅寸法及び溝深さ寸法を、中間縦枠16の凹溝16aの溝幅寸法及び溝深さ寸法と略同寸法としている。
つまり、本実施形態では、中間縦枠16の厚さ方向両側の各見込面に、溝幅寸法及び溝深さ寸法が互いに略同寸法とされた凹溝16a,16bを壁厚方向で一致する位置となるように設けた構成としている。これら凹溝16a,16bは、一方が戸当たり部材18の取付溝として機能し、他方が第2側部フレーム24の嵌込溝として機能する構成とされている。
また、本実施形態では、図6に示すように、中間縦枠16の上端部及び下端部に、上枠12及び床2に止着される止具9,9の挿通孔16c,16cと、止具9,9を覆うように取り付けられる止具キャップ16d,16dと、を設けた構成としている。
挿通孔16c,16cは、中間縦枠16の一方の側面において開口するように設けられている。本実施形態では、これら上下の挿通孔16c,16cを、中間縦枠16の第2縦枠15側に向く側面において開口するように設けた構成としている。また、これら挿通孔16c,16cを、閉鎖状態の戸パネル27の戸先側端面が対向される側となる戸当たり部材18よりも見込方向一方側に設けた構成としている。
上端部の挿通孔16cは、中間縦枠16の一方の側面から上枠12に向けて斜め状に止具9の止着(捩じ込み)が可能なように、斜め下方側に向けて開口するように斜め状に設けられている。下端部の挿通孔16cは、中間縦枠16の一方の側面から床2に向けて斜め状に止具9の止着(捩じ込み)が可能なように、斜め上方側に向けて開口するように斜め状に設けられている。
また、これら上下の挿通孔16c,16cの開口周囲には、止具キャップ16d,16dを受け入れる受入凹所が設けられている。
止具キャップ16d,16dは、挿通孔16c,16cに挿通された止具9,9の頭部を覆うように中間縦枠16の上端部及び下端部に取り付けられる。これら止具キャップ16d,16dは、開口幅方向に厚さ方向を沿わせて配される薄板状とされ、中間縦枠16の上端部及び下端部に設けられた受入凹所に嵌め入れられる。また、これら止具キャップ16d,16dは、第2縦枠15側に向く表面が中間縦枠16の側面と略同一平面状となるように中間縦枠16に取り付けられるものでもよい。また、これら止具キャップ16d,16dは、粘着材や接着剤等によって取り付けられるものでもよい。なお、上下の挿通孔16c,16c及び止具キャップ16d,16dを、中間縦枠16の厚さ方向両側のそれぞれに設けた構成としてもよい。
また、本実施形態では、戸枠10を構成する三方枠11及び中間縦枠16を、木質系材料から形成されたものとしている。木質系材料としては、合板やLVL(単板積層材)等の木質積層板や、パーティクルボード等の木質ボード、インシュレーションボードやMDF(中密度繊維板)等の木質繊維板などを採用するようにしてもよい。また、これら三方枠11及び中間縦枠16は、このような木質系材料を基材として、その表面側に突板や樹脂シート等の化粧シートが貼着された構成とされたものでもよい。なお、木質系材料から形成された三方枠11及び中間縦枠16としては、全体が木質系材料からなるものに限られず、大半が木質系材料から形成されたものであればよい。また、上記した額縁部材17や戸当たり部材18も同様な木質系材料から形成されたものでもよい。
次に、本実施形態に係る戸装置1の施工方法の一例について説明する。
本実施形態に係る戸装置1の施工方法は、図4(a)に示すように、上枠12の両端に第1縦枠14及び第2縦枠15が接合された三方枠11を開口部4に設置する工程を備えている。この三方枠11は、上枠12、第1縦枠14及び第2縦枠15に設けられた凹溝12a,14a及び取付溝15aの溝底を介して枠下地に止具を止着して開口部4に固定するようにしてもよい。また、この三方枠11は、上記のように、上枠12の下面が上枠12の見込方向両側に設けられる天井パネル6,6の表面と略面一状となるように設置される(図4(b)参照)。
また、同施工方法は、図4(b)及び図5に示すように、透光壁パネル20の上部フレーム21を上枠12に当接させ、下部フレーム22を床2に当接させ、第1側部フレーム23を第1縦枠14に当接させて透光壁パネル20を設置する工程を備えている。
本実施形態では、上記のように設けられた上枠12の凹溝12aに、透光壁パネル20の上部フレーム21を嵌め入れるようにしている。この際、透光壁パネル20を、斜め状にして上部フレーム21を上枠12の凹溝12aに嵌め入れ、起立させる。そして、図5(a)に示すように、上部フレーム21を上枠12の凹溝12aに仮保持させた状態で、透光壁パネル20を第1縦枠14側にスライドさせるように移動させ、第1側部フレーム23を、第1縦枠14の凹溝14aに嵌め入れる。これにより、透光壁パネル20は、上端側の上部フレーム21が上枠12に仮保持され、パネル幅方向一方側の第1側部フレーム23が第1縦枠14に仮保持された状態となる。
また、同施工方法は、図5(b)及び図3(b)に示すように、透光壁パネル20の第2側部フレーム24に沿わせるように中間縦枠16を設置する工程を備えている。この中間縦枠16の凹溝16aに、透光壁パネル20の第2側部フレーム24を嵌め入れるようにして中間縦枠16を設置する。この状態では、透光壁パネル20の第2側部フレーム24が中間縦枠16に当接され、中間縦枠16の下端が床2に当接され、中間縦枠16の上端が上枠12に当接または近接される。なお、上枠12に、中間縦枠16の上端部または上端部に設けられた突片部を受け入れる凹所を設けた構成としてもよい。
そして、図6に示すように、中間縦枠16の上端部を上枠12に固定し、中間縦枠16の下端部を床2に固定する。この際、上記した中間縦枠16の上下の挿通孔16c,16cを介して止具9,9を上枠12及び床2のそれぞれに止着する。また、これら上下の挿通孔16c,16cに挿通された止具9,9の頭部を覆うように止具キャップ16d,16dを取り付ける。
これにより、開口部4に設置された三方枠11内の開口幅方向一方側には透光壁パネル20が設置され、三方枠11内の開口幅方向他方側には戸パネル27によって開閉される出入口8が区画形成される。なお、透光壁パネル20の四周のフレーム21,22,23,24のうちの少なくとも一つを、当接対象(上枠、床、第1縦枠及び中間縦枠)12,2,14,16に対して止具によって固定するようにしてもよい。
また、同施工方法は、中間縦枠16の反透光壁パネル側の上枠12と床2との間に戸パネル27を建て付ける工程を備えている。この戸パネル27は、上記のように、回転連結部材29,29を介して第2縦枠15に対して上下方向に沿う軸回りに回転自在に支持される。なお、第2縦枠15に対して戸パネル27を支持させる態様に代えて、中間縦枠16に対して戸パネル27を支持させる態様としてもよい。つまり、戸パネル27の吊元側を中間縦枠16側とし、戸パネル27の戸先側を第2縦枠15側として戸パネル27を建て付けるようにしてもよい。また、第2縦枠15及び中間縦枠16のうちのいずれか一方に戸パネル27を支持させる態様に代えて、上枠12及び床2に戸パネル27を支持させる態様等としてもよい。この場合は、回転連結部材29,29を適宜、変形するようにすればよい。また、戸パネル27を建て付ける前に、戸当たり部材18,18を上枠12、第2縦枠15及び中間縦枠16に取り付けるようにしてもよい。また、二枚の戸パネル27を両開き状に設けた構成としてもよい。
また、図3(b)に示すように、両側の第1縦枠14及び第2縦枠15に、額縁部材17,17,17,17を取り付ける。
また、図3(a)に示すように、上枠12の下面と略面一状に設けられた上枠12の見込方向両側の天井パネル6,6の表面及び上枠12の下面に一連状に化粧シート7,7を貼着する。この化粧シート7,7は、合成樹脂シートや、壁クロス等としてもよい。なお、透光壁パネル20側では、上枠12の凹溝12aに嵌め込まれた透光壁パネル20の上部フレーム21の下面を覆うように化粧シート7,7を貼着した例を示しているが、このような態様に限られず、上部フレーム21の下面を露出させるようにしてもよい。また、出入口8側では、上枠12の凹溝12aに取り付けられた戸当たり部材18の両側のそれぞれに突き付けるように化粧シート7,7を貼着した構成としてもよい。また、上枠12の見込方向両側の天井パネル6,6の上枠側端部は、上枠12の枠下地の見込方向両側に設けられた野縁等の天井下地5,5に固定するようにしてもよい。
上記のように施工された戸装置取付構造は、図2及び図3に示すように、開口部4に設置された三方枠11内の中間縦枠16の一方側に透光壁パネル20が設置され、中間縦枠16の他方側に戸パネル27が設置された状態となる。また、これら透光壁パネル20及び戸パネル27が床2から天井面に概ね至るように設けられた状態となる。また、略面一状とされた上枠12の下面及びその見込方向両側の天井パネル6,6の表面に、一連状に化粧シート7,7が貼着された状態となる。
なお、上記施工手順は、一例に過ぎず、各部材の機能を阻害しない限りにおいて別手順で行うようにしてもよく、その他、種々の変形が可能である。
本実施形態に係る戸装置1の施工方法によれば、また、本実施形態に係る戸装置1は、上述のような構成としたことで、施工された戸パネル27及び透光壁パネル20の下方側の見栄えの向上が可能でありながらも、施工性を向上させることができる。また、本実施形態に係る戸装置取付構造は、このような戸装置1を用いているので、施工後の見栄えを向上させることができる。
つまり、閉鎖位置の戸パネル27の戸幅方向一方側に透光壁パネル20が設置される。従って、閉鎖位置の戸パネル27の側方における採光性や空間演出性を向上させることができる。
また、下部フレーム22を床2に当接させて透光壁パネル20が設置され、上枠12と床2との間に戸パネル27が設置される。従って、透光壁パネル20を下枠に固定したり、戸パネル27の下方側に下枠が設けられるものと比べて、戸パネル27及び透光壁パネル20の下方側の見栄えを向上させることができる。
また、開口部4に設置された三方枠11に透光壁パネル20が設置され、この透光壁パネル20の第2側部フレーム24に沿わせるように中間縦枠16が設置される。従って、例えば、中間縦枠16が固定された四方枠に対して透光壁パネル20を固定するようなものと比べて、透光壁パネル20の施工性を向上させることができる。つまり、中間縦枠16を固定した状態では、中間縦枠16近傍において透光壁パネル20の第2側部フレーム24を把持し難くなる。一方、上記構成によれば、透光壁パネル20の両側部を把持して上枠12と床2との間に透光壁パネル20を起立させた状態とし、この透光壁パネル20を第1縦枠14側にスライドさせて設置した後に中間縦枠16を設置することができる。
また、本実施形態では、上枠12に、透光壁パネル20の上部フレーム21が嵌め込まれる凹溝12aを設けた構成としている。従って、上枠12の凹溝12aに、透光壁パネル20の上部フレーム21を嵌め込んで透光壁パネル20を設置することができ、透光壁パネル20の施工性をより向上させることができる。つまり、透光壁パネル20の上部フレーム21を上枠12の凹溝12aに嵌め込んで仮保持させることができ、また、仮保持させた状態で、透光壁パネル20を第1縦枠14側にスライドさせて設置することができる。また、透光壁パネル20の上部フレーム21を目立ち難くすることができ、上部フレーム21を見栄え良く納めることができる。また、本実施形態では、上枠12の凹溝12aを、上部フレーム21の略全体を収容可能な構成としているので、上部フレーム21をより目立ち難くすることができる。
また、本実施形態では、第1縦枠14に、透光壁パネル20の第1側部フレーム23が嵌め込まれる凹溝14aを設けた構成としている。従って、第1縦枠14の凹溝14aに、透光壁パネル20の第1側部フレーム23を嵌め込んで透光壁パネル20を設置することができ、透光壁パネル20の施工性をより向上させることができる。また、第1側部フレーム23を目立ち難くすることができ、第1側部フレーム23を見栄え良く納めることができる。また、本実施形態では、上記同様、第1縦枠14の凹溝14aを、第1側部フレーム23の略全体を収容可能な構成としているので、第1側部フレーム23をより目立ち難くすることができる。
また、本実施形態では、中間縦枠16に、透光壁パネル20の第2側部フレーム24が嵌め込まれる凹溝16aを設けた構成としている。従って、中間縦枠16の凹溝16aに透光壁パネル20の第2側部フレーム24を嵌め込むようにして中間縦枠16を設置することができ、中間縦枠16の施工性を向上させることができる。また、第2側部フレーム24を目立ち難くすることができ、第2側部フレーム24を見栄え良く納めることができる。また、本実施形態では、上記同様、中間縦枠16の凹溝16aを、第2側部フレーム24の略全体を収容可能な構成としているので、第2側部フレーム24をより目立ち難くすることができる。
また、本実施形態では、中間縦枠16の壁幅方向両側に、互いに略同寸同形状とされ、一方が第2側部フレーム24の嵌込溝とされ、他方が戸当たり部材18の取付溝とされる凹溝16a,16bを壁厚方向で一致する位置となるように設けた構成としている。従って、中間縦枠16のいずれ側にも透光壁パネル20及び戸パネル27を設置することができる。
また、本実施形態では、中間縦枠16及び三方枠11を木質系材料から形成されたものとし、透光壁パネル20の四周のフレーム21,22,23,24を金属系材料または合成樹脂系材料から形成されたものとしている。従って、透光板25の四周を囲むフレーム21,22,23,24の強度の確保が可能でありながらも、透光壁パネル20の周囲を木質感のあるものにすることができ、建物内の間仕切壁の開口部4に設置される内装用として好適なものとなる。特に、上部フレーム21及び左右の側部フレーム23,24が上枠12、第1縦枠14及び中間縦枠16の凹溝12a,14a,16aに嵌め込まれる構成としているので、これら上部フレーム21及び左右の側部フレーム23,24が目立ち難くなる。これにより、透光板25の周囲近傍に木質系材料から形成された枠部材(上枠12、第1縦枠14及び中間縦枠16)が設けられることとなり、透光板25が木製枠に嵌め込まれたような外観を呈することができる。
また、本実施形態では、中間縦枠16の上端部及び下端部に、上枠12及び床2に止着される止具9,9の挿通孔16c,16cと、止具9,9を覆うように取り付けられる止具キャップ16d,16dと、を設けた構成としている。従って、中間縦枠16の上端部及び下端部を上枠12及び床2に対して固定する止具9,9を見栄え良く納めることができる。なお、このような止具キャップ16d,16dを設けた態様に代えて、中間縦枠16の取付溝16bの溝底に挿通孔16c,16cを設けた態様等としてもよい。これによれば、戸当たり部材18によって止具9,9を覆うこともできる。
また、本実施形態に係る戸装置取付構造は、下面が見込方向両側に設けられた天井パネル6,6の表面と略面一状となるように設置された上枠12の下面及び見込方向両側の天井パネル6,6の表面に一連状に化粧シート7,7を貼着した構造としている。従って、上枠12が目立ち難くなり、また、戸パネル27及び透光壁パネル20が床2から天井に略至る高さとなり、上枠12の上方側に垂れ壁等を設けたものと比べて、縦方向に長尺状のすっきりとした外観を呈することができる。なお、このような態様に代えて、上枠12の上方側に垂れ壁状の壁部を設けた構造等としてもよい。
次に、本発明に係る他の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
なお、以下の実施形態では、上記第1実施形態との相違点について主に説明し、同様の構成については、同一の符号を付し、その説明を省略または簡略に説明する。
図7は、第2実施形態に係る戸装置の一例及びこれを用いた戸装置取付構造の一例を模式的に示す図である。
本実施形態に係る戸装置1Aは、図7に示すように、戸パネル27Aを、引戸とし、透光壁パネル20を、開放位置の戸パネル27Aが納められる袖壁とした構成が上記第1実施形態とは主に異なる。本実施形態では、図7(b)に示すように、透光壁パネル20を壁厚方向一方側に片寄らせて設置される構成とし、その壁厚方向他方側に、開放位置の戸パネル27Aが沿うように納められる構成としている。
また、戸枠10Aは、上記同様、上枠12A、両側の第1縦枠14A及び第2縦枠15Aを有した三方枠11Aと、中間縦枠16Aと、を備えている。
上枠12Aには、図7(a)に示すように、上記同様な凹溝12aが壁厚方向一方側に設けられている。本実施形態では、この凹溝12aを、出入口8A側において露出しないように、上枠12Aの全長に亘って設けていない構成としてもよい。
また、上枠12Aには、戸パネル27Aの上端側をガイドする上レール13が嵌め込まれる受入溝12bが設けられている。この受入溝12bは、上枠12Aの下面の壁厚方向他方側において開口するように、上枠12Aの全長に亘って設けられている。本実施形態では、上枠12Aの受入溝12bを、上レール13の概ね全体を受入可能とした構成としている。
上レール13は、戸パネル27Aの上端部に設けられた被ガイド部を構成するランナー28Aをガイドするガイド溝13aを下向きに開口するように設けた構成とされている。この上レール13は、全開位置と閉鎖位置とを移動する戸パネル27Aの上端側のガイドが可能なように、適宜の長さ寸法とされている。また、上レール13は、ガイド溝13aの溝底側を区画する天壁部とガイド溝13aの溝幅方向両側を区画する両側壁部とを備えている。また、上レール13は、これら両側壁部の下端部から互いに向き合う方向に突出し、ランナー28Aの転動体を走行自在に案内支持する案内片部を備えている。また、図例では、上レール13の両側壁部の下端部からレール幅方向外側に向けて突出し、上枠12Aの受入溝12bの両開口縁に当接される突片部を設けた構成としている。
また、本実施形態においても、上枠12Aを、その下面が見込方向両側の天井パネル6,6の表面と略面一状となるように設置し、天井パネル6,6の表面及び上枠12Aの下面に一連状に化粧シート7,7を貼着した構成としている。これら両側の化粧シート7,7は、出入口8A側では、上レール13の両側の突片部に突き付けるように貼着されたものでもよい。また、これら両側の化粧シート7,7は、透光壁パネル20側では、透光壁パネル20及び上レール13の一方の突片部に突き付けるように貼着されたものでもよい。また、透光壁パネル20と上レール13の他方の突片部との間において露出する上枠12Aの下面を覆うように化粧シート7を貼着するようにしてもよい。
第1縦枠14Aには、図7(b)に示すように、上枠12Aの凹溝12aと同様、壁厚方向一方側に凹溝14aが設けられている。また、第1縦枠14Aの壁厚方向他方側には、戸パネル27Aの戸尻側端部を受け入れる戸じゃくり溝14cが設けられている。
第2縦枠15Aには、上記第1実施形態のような取付溝が設けられておらず、第1縦枠14Aと同様、壁厚方向他方側に、戸パネル27Aの戸先側端部を受け入れる戸じゃくり溝15cが設けられている。
中間縦枠16Aは、壁厚方向他方側に戸パネル27Aの移動スペースが形成されるように、壁厚方向に沿う見込寸法が両側の第1縦枠14A及び第2縦枠15Aの見込寸法よりも小とされている。この中間縦枠16Aの壁幅方向一方側には、上記同様、凹溝16aが設けられ、壁幅方向他方側には、上記第1実施形態のような取付溝を設けていない構成としている。また、中間縦枠16Aの壁厚方向他方側となる戸パネル27Aに対面する側の端部に、戸パネル27Aの透光壁パネル20に対面する側の面に摺るように接する隙間遮蔽部材(モヘア部材)16eを設けた例を示している。
戸パネル27Aの上端部には、図7(a)に示すように、上レール13にガイドされる被ガイド部としてのランナー28Aが設けられている。このランナー28Aは、戸パネル27Aの上端部の戸幅方向両端部のそれぞれに設けられたものでもよい。また、ランナー28Aには、上レール13の案内片部上を上レール13の長手方向に沿って転動する転動体(ローラー)が設けられている。
また、戸パネル27Aの下端部には、下向きに開口するガイド溝29Aが設けられている。このガイド溝29Aに、床2側に設けられ、戸パネル27Aの下端側をガイドする下端ガイド部材19が差し入れられる構成とされている。下端ガイド部材19としては、磁石を設けたガイドピンを上下方向に出没自在に収容し、床2に埋め込まれるように配設されるマグネットガイドとしてもよい。この場合は、戸パネル27Aのガイド溝29Aに、この下端ガイド部材19に対応させて磁石や磁性体等を設けてもよい。戸パネル27Aの下端側をガイドする下端ガイド部材19としては、その他、種々の構成とされたものでもよい。
上記構成とされた本実施形態に係る戸装置1Aも、上記第1実施形態において説明した施工方法と概ね同様にして施工可能である。つまり、上記同様、三方枠11Aを設置する工程、透光壁パネル20を設置する工程、中間縦枠16Aを設置する工程及び戸パネル27Aを建て付ける工程を備えた施工方法によって施工可能である。
また、本実施形態に係る戸装置1A及びこれを用いた戸装置取付構造においても、上記第1実施形態と概ね同様の効果を奏する。
なお、本実施形態では、戸装置1Aを、片引き状に配される一枚の戸パネル27Aを備えた構成としているが、引き違い状に配される複数枚の戸パネル27Aを備えた構成としてもよい。また、両引き状(引き分け状)に配される複数枚の戸パネル27Aを備えた構成としてもよい。この場合は、第2縦枠15A側にも透光壁パネル20及び中間縦枠16Aを設けた構成としてもよい。つまり、三方枠11Aの開口幅方向両側に袖壁として配される透光壁パネル20を備えた構成としてもよい。
また、戸パネル27,27Aを、開き戸や引戸を構成するものとした態様に代えて、二枚の戸体を折畳及び展開自在に連結した折戸を構成するものとしてもよい。
上記各実施形態に係る戸装置1,1A及びこれを用いた戸装置取付構造の各部の具体的な構成は、上記したような構成に限られず、その他、種々の変形が可能である。
1,1A 戸装置
11,11A 三方枠
12,12A 上枠
12a 凹溝
14,14A 第1縦枠
14a 凹溝
15,15A 第2縦枠
16,16A 中間縦枠
16a 凹溝
16c 挿通孔
16d 止具キャップ
20 透光壁パネル
21 上部フレーム
22 下部フレーム
23 第1側部フレーム
24 第2側部フレーム
25 透光板
27,27A 戸パネル
2 床
4 開口部
6 天井パネル
7 化粧シート
9 止具

Claims (7)

  1. 閉鎖位置の戸パネルの戸幅方向一方側に配される透光壁パネルを有した戸装置の施工方法であって、
    上枠の両端に第1縦枠及び第2縦枠が接合された三方枠を、前記上枠の下面が該上枠の見込方向両側に設けられる天井パネルの表面と略面一状となるように開口部に設置する工程と、
    透光板の四周を囲むようにフレームが固定され、パネル高さ寸法が床から天井までの天井高に応じた寸法とされた前記透光壁パネルの上部フレームを前記上枠に当接させ、該透光壁パネルの下部フレームを前記床に当接させ、該透光壁パネルのパネル幅方向一方側の第1側部フレームを前記第1縦枠に当接させて該透光壁パネルを設置する工程と、
    前記透光壁パネルのパネル幅方向他方側の第2側部フレームに沿わせるように中間縦枠を設置する工程と、
    前記中間縦枠の反透光壁パネル側の前記上枠と前記床との間に、戸高寸法が前記天井高に応じた寸法とされた前記戸パネルを建て付ける工程と、
    前記上枠の見込方向両側の天井パネルの表面及び前記上枠の下面に一連状に化粧シートを貼着する工程と、
    を備えていることを特徴とする戸装置の施工方法。
  2. 上枠並びにこの上枠の両端に接合される第1縦枠及び第2縦枠を有した三方枠の前記上枠の下面が該上枠の見込方向両側に設けられる天井パネルの表面と略面一状となるように前記三方枠が開口部に設置され、
    透光板の四周を囲むようにフレームが固定され、パネル高さ寸法が床から天井までの天井高に応じた寸法とされた透光壁パネルの上部フレームが前記上枠に当接され、該透光壁パネルの下部フレームが床に当接され、該透光壁パネルのパネル幅方向一方側の第1側部フレームが前記第1縦枠に当接されて該透光壁パネルが設置され
    前記透光壁パネルのパネル幅方向他方側の第2側部フレームに沿うよう中間縦枠が設置され
    前記中間縦枠の反透光壁パネル側の前記上枠と前記床との間に、戸高寸法が前記天井高に応じた寸法とされた戸パネルが建て付けら
    前記上枠の見込方向両側の前記天井パネルの表面及び前記上枠の下面に一連状に化粧シートが貼着されていることを特徴とする戸装置取付構造
  3. 請求項2において、
    前記上枠には、前記透光壁パネルの上部フレームが嵌め込まれる凹溝が設けられていることを特徴とする戸装置取付構造
  4. 請求項2または3において、
    前記第1縦枠には、前記透光壁パネルの第1側部フレームが嵌め込まれる凹溝が設けられていることを特徴とする戸装置取付構造
  5. 請求項2乃至4のいずれか1項において、
    前記中間縦枠には、前記透光壁パネルの第2側部フレームが嵌め込まれる凹溝が設けられていることを特徴とする戸装置取付構造
  6. 請求項2乃至5のいずれか1項において、
    前記中間縦枠及び前記三方枠は、木質系材料から形成され、前記透光壁パネルの四周のフレームは、金属系材料または合成樹脂系材料から形成されていることを特徴とする戸装置取付構造
  7. 請求項2乃至6のいずれか1項において、
    前記中間縦枠の上端部及び下端部には、前記上枠及び前記床に止着される止具の挿通孔と、該止具を覆うように取り付けられる止具キャップと、が設けられていることを特徴とする戸装置取付構造
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