JP6882131B2 - 試料保持具 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体集積回路の製造工程等において半導体ウェハ等の各試料を保持するために用いられる試料保持具に関するものである。
試料保持具として、例えば、特許文献1に記載の静電チャックが知られている。特許文献1に記載の静電チャックにおいては、基体とベースプレートとが接着層によって固定されている。静電チャックは、基体の上面から接合層を通ってベースプレートの下面に貫通する貫通孔を有している。
特開2015−195346号公報
特許文献1に記載の静電チャックにおいては、接合層のうち貫通孔に面する領域から熱が引かれてしまい、基体表面の均熱性を向上させることが困難になるおそれがあった。
本発明の試料保持具は、セラミックスからなり上面に試料保持面を有する基体と、金属から成り上面で前記基体の下面を覆う支持体と、前記基体の下面および前記支持体の上面を接合する接合層とを備えており、前記基体、前記支持体および前記接合層が、前記基体の上面から前記接合層を通って前記支持体の下面まで貫通する貫通孔を有しているとともに、前記接合層が、前記貫通孔を形成するリング状の第1部分および該第1部分と同じ主原料から成り前記第1部分を囲む第2部分を有しており、前記第2部分よりも前記第1部分が気孔率が高いことを特徴とする。
第1部分が第2部分よりも気孔率が高いことによって、第1部分から貫通孔に熱が逃げてしまうおそれを低減できる。
試料保持具の例を示す断面図である。 図1に示す試料保持具のうち貫通孔の近傍を拡大して示す部分断面図である。 図2に示す試料保持具をα−α線で切った部分断面図である。 試料保持具の他の例を示す断面図である。
以下、試料保持具10について、図面を参照して説明する。
図1に示すように、試料保持具10は、基体1と支持体2とを備えている。基体1と支持体2とは接合層3によって接合されている。試料保持具10は、例えば、静電チャックである。試料保持具10は、例えば、シリコンウェハ等の被保持物Xを保持する。基体1は、例えば、被保持物Xと同程度の径を有する円板状である。基体1は、上面に被保持物Xを保持する試料保持面11を有している。基体1は、例えば、セラミックスを有してい
る。セラミックスとしては、アルミナ、サファイア、アルミナ−チタニア複合材またはチタン酸バリウムのような酸化物系セラミックスあるいは窒化アルミニウム等の窒化物系セラミックスを用いることができる。
基体1は、内部に静電吸着用電極4を有する。静電吸着用電極4は、例えば、白金またはタングステン等の材料を有している。静電吸着用電極4にはリード線が接続されている。静電吸着用電極4は、このリード線を介して、電源5に接続されている。一方、試料保持面11に吸着される被保持物Xは、アースに接続されている。これにより、静電吸着用電極4と被保持物Xとの間に静電吸着力が発生して、被保持物Xを試料保持面11に吸着固定できる。
支持体2は、基体1を支持するために設けられている。支持体2は、金属を有している。支持体2は、上面で基体1の下面を覆っている。基体1の下面と支持体2の上面とは接合層3によって接合されている。ここでいう「金属」とは、セラミックスと金属との複合材料および繊維強化金属等の、金属を有する複合材料も含んでいる。一般的に、ハロゲン系の腐食性ガス等に曝される環境下において試料保持具10を用いる場合には、支持体2を構成する金属として、アルミニウム(Al)、銅(Cu)、ステンレス鋼またはニッケル(Ni)あるいはこれらの金属の合金を使用することができる。また、支持体2は、図1に示すように、気体または液体等の熱媒体を循環させるための流路6を備えていてもよい。この場合には、熱媒体として水またはシリコーンオイル等の液体あるいはヘリウム(He)または窒素(N)等の気体を用いることができる。
接合層3は、基体1と支持体2とを接合するために設けられている。接合層3は、基体1の下面および支持体2の上面を接合している。ここで、試料保持具10は、基体1の上面から接合層3を通って支持体2の下面まで貫通する貫通孔12を有している。貫通孔12の形状は、例えば、円柱状である。接合層3の厚みは、例えば、0.05〜0.5mmに設定できる。この場合には、貫通孔12の直径は、例えば、0.1〜10mmに設定できる。
接合層3は、高分子材料を有している。高分子材料として、例えば、エポキシ樹脂またはシリコーン樹脂を有している。接合層3は、高分子材料以外に、高分子材料中に分散されたフィラーを有していてもよい。フィラーとしては、例えば、セラミック粒子を用いることができる。セラミック粒子としては、例えば、アルミナまたは窒化アルミニウム等を用いることができる。
貫通孔12は、例えば、ガス導入孔として用いられる。この場合には、ガス導入孔は、ガス導入孔のうち試料保持面11に開口する端部が試料保持面11の広範囲に分散されて位置するように、試料保持具10の全体に複数設けられている。図1に示す断面においては、貫通孔12は1つのみ現れている。試料保持面11には、例えば、ガス流路が形成されており、このガス流路はガス導入孔と繋がっている。そして、試料保持面11に被保持物Xを吸着したときに、ガス導入孔から被保持物Xとガス流路とで構成される空間にヘリウムガス等の冷却ガスを供給することで、ガス流路と被保持物Xとの間および試料保持面11と被保持物Xとの間の熱伝達を良好にし、被保持物Xの均熱性を高めることができる。
ここで、試料保持具10は、接合層3が、貫通孔12を形成するリング状の第1部分31および第1部分31と同じ主原料から成り第1部分31を囲む第2部分32を有しており、第2部分32よりも第1部分31が気孔率が高い。これにより、第1部分31が第2部分32よりも気孔率が高いことによって、第1部分31から貫通孔12に熱が逃げてしまうおそれを低減できる。気孔率は、例えば、第1部分を1〜10%、第2部分を0.1〜1%に設定できる。
気孔率の測定は、以下の方法で行うことができる。具体的には、接合層3を試料保持面11に交わる断面を得られるように切断する。接合層3の第1部分31および第2部分32をSEM(走査型電子顕微鏡)で観察して、1000〜2000倍の写真を撮る。この写真に対して、画像処理を施して画像全体の面積に対する気孔箇所の合計面積を算出することで気孔率を求めることができる。画像処理には、例えば、解析ソフト(ソフト名:Imagej、開発元:Wayne Rasband)を用いて2値化による解析を用いることができる。
また、第1部分31と第2部分32の主原料が同じであることは、例えば、以下の方法で確認できる。具体的には、フーリエ変換赤外分光光度計による評価(装置名:Prestige-21会社名:島津製作所)を用いることができる。
また、試料保持具10は、第2部分32よりも第1部分31のほうが、熱伝導率が小さくてもよい。これにより、第1部分31から貫通孔12への熱引きが小さくなることから、試料保持面11の均熱性を向上できる。熱伝導率を調整する方法としては、例えば、第1部分31または第2部分32にフィラーを混ぜる方法が挙げられる。熱伝導率の測定には、例えば、レーザーフラッシュ法(装置名:レーザーフラッシュ法熱物性測定装置、会社名:京都電子工業株式会社、型番:LFA502)を用いることができる。
また、試料保持具10は、第2部分32が金属材料から成るフィラーを有していてもよい。これにより、第2部分32の熱伝導率を向上できるので、試料保持面11の均熱性を向上できる。フィラーとしては錫または白金などを用いることができる。
また、試料保持具10は、第1部分31および第2部分32のそれぞれがフィラーを有しているとともに、第1部分31においてはフィラーが支持体2側に偏って位置しているとともに、第2部分32においてはフィラーが基体1側に偏って位置していてもよい。一般的に、セラミックスから成る基体1と金属から成る支持体2とを接合した場合には、熱膨張率の差によって基体1に熱応力が生じるおそれがある。そこで、第1部分31においてはフィラーを支持体2側に偏らせ、第2部分32においてはフィラーを基体1側に偏らせることによって、上記の熱応力を低減することができる。
また、図4に示すように、接合層3のうち外周面を含む領域にさらに第3部分33を有していてもよい。第3部分33は、第1部分31と同様に、第2部分32よりも気孔率が高い。これにより、接合層3のうち外周面から外気に熱が逃げてしまうおそれを低減できる。これにより、試料保持面11における均熱性を向上できる。
1:基体
11:試料保持面
12:貫通孔
2:支持体
3:接合層
31:第1部分
32:第2部分
33:第3部分
4:静電吸着用電極
5:電源
10:試料保持具
X:被保持物

Claims (4)

  1. セラミックスからなり上面に試料保持面を有する基体と、金属から成り上面で前記基体の下面を覆う支持体と、前記基体の下面および前記支持体の上面を接合する接合層とを備えており、前記基体、前記支持体および前記接合層が、前記基体の上面から前記接合層を通って前記支持体の下面まで貫通する貫通孔を有しているとともに、前記接合層が、前記貫通孔を形成するリング状の第1部分および該第1部分と同じ主原料から成り前記第1部分を囲む第2部分を有しており、前記第2部分よりも前記第1部分が気孔率が高いことを特徴とする試料保持具。
  2. 前記第2部分よりも前記第1部分が熱伝導率が小さいことを特徴とする請求項1に記載の試料保持具。
  3. 前記第2部分が金属材料から成るフィラーを有していることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の試料保持具。
  4. 前記第1部分および前記第2部分のそれぞれがフィラーを有しているとともに、前記第1部分においては前記フィラーが前記支持体側に偏って位置しているとともに、前記第2部分においては前記フィラーが前記基体側に偏って位置していることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の試料保持具。
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