JP6881300B2 - 粉末溶解装置 - Google Patents

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Description

本発明は、粉末溶解装置および溶解方法に関する。
血液透析に用いる透析液など、水等の液体と粉末薬剤とを撹拌して溶解させる溶解装置が知られている。このような溶解装置は、水や粉末薬剤が投入される溶解槽と、溶解槽内で溶解液を撹拌する撹拌翼とを有し、溶解槽内で粉末薬剤を溶解させて、透析液などの溶解液を調製する。このような溶解液を調製する際に用いられる撹拌翼として、たとえば特許文献1に記載されるような撹拌翼が用いられている。この特許文献1の撹拌翼は、溶解槽の上部から撹拌翼を取り付けて、モータにより強制的に溶解槽内の液を撹拌する。
実公平6−28119号公報
しかし、特許文献1のような撹拌翼を用いた場合、溶解槽の底部の中央に溶け残りの粉末が集まって、撹拌翼の下方に未溶解の粉末が残るおそれがあり、粉末薬剤の完全な溶解が難しい。そのため、溶解液が所定の濃度とならない可能性がある。
そこで、本発明はかかる問題点に鑑みて、未溶解粉末が溶解槽の底部に残ることを抑制し、粉末薬剤の溶け残りを防止する粉末溶解装置および溶解方法の提供を目的とする。
本発明の粉末溶解装置は、溶解液を貯留する溶解槽と、溶解槽内に設けられた撹拌翼と、前記溶解槽のうち、高さの異なる少なくとも2か所の間に連通する連通管と、前記連通管に設けられたポンプとを備え、前記撹拌翼が前記溶解槽の底部から所定の距離離間した位置に配置され、前記ポンプの駆動により、前記溶解槽内の溶解液が、前記連通管を通って前記溶解槽の底部側へ送出され、前記連通管から前記溶解槽に排出される溶解液の流れが前記溶解槽の底部に沿って流れるように、前記溶解槽と前記連通管とが接続されていることを特徴とする。
また、前記溶解槽の底部が逆円錐状に形成され、前記連通管が、前記溶解槽の底部において、前記逆円錐状の底部の頂部または頂部近傍に接続されていることが好ましい。
また、前記撹拌翼の回転軸が、前記溶解槽の中心軸から溶解槽の側部に向かってずれて配置され、前記連通管を通って前記溶解槽の底部へ向かって送出される溶解液の流れが、前記撹拌翼に向かうように構成されていることが好ましい。
また、前記粉末溶解装置がさらに、前記撹拌翼を正逆回転させる駆動部と、前記駆動部を制御する制御部とを備え、前記制御部が、前記駆動部を、前記撹拌翼が撹拌動作を開始した後の、所定の時間の間、前記撹拌翼により撹拌される溶解液が上昇流を生じるように前記撹拌翼を回転させるように制御することが好ましい。
また、前記制御部が、前記上昇流が生じている間、前記ポンプが駆動されるように前記ポンプを制御することが好ましい。
また、前記撹拌翼により前記溶解液が前記上昇流を生じる前に、前記撹拌翼により撹拌される溶解液が下降流を生じるように、前記制御部が前記撹拌翼を制御し、前記制御部は、前記下降流が生じている間、前記ポンプを非駆動状態に維持することが好ましい。
また、前記撹拌翼の回転数が、前記溶解液の設定液量に応じて変更されることが好ましい。
また、前記溶解液の設定液量が所定の量より少ない場合、前記駆動部が、前記上昇流が生じている間に、第1の回転数で前記撹拌翼を駆動した後、第2の回転数で前記撹拌翼を駆動するように、前記制御部により制御され、前記第1の回転数は、溶解液の泡立ちを抑制するための所定の回転数に制限されていることが好ましい。
本発明の溶解方法は、溶解液を貯留する溶解槽と、溶解槽内に設けられた撹拌翼と、前記溶解槽のうち、高さの異なる少なくとも2か所の間に連通する連通管と、前記連通管に設けられたポンプとを備え、前記撹拌翼が前記溶解槽の底部から所定の距離離間した位置に配置された粉末溶解装置を用いた溶解方法であって、前記溶解方法が、前記溶解槽に、液体および粉末状の薬剤を供給する供給工程、および前記液体および粉末状の薬剤を撹拌し、溶解液を調製する溶解工程を備え、前記溶解工程において、前記ポンプの駆動により、前記溶解槽内の溶解液が、前記連通管を通って前記溶解槽の底部側へ送出され、前記連通管から前記溶解槽に排出される溶解液の流れが前記溶解槽の底部に沿って流れることを特徴とする。
また、上記溶解方法は、前記溶解槽の底部が逆円錐状に形成され、前記連通管が、前記溶解槽の底部において、前記逆円錐状の底部の頂部または頂部近傍に接続されていることが好ましい。
また、上記溶解方法は、前記撹拌翼の回転軸が、前記溶解槽の中心軸から溶解槽の側部に向かってずれて配置され、前記連通管を通って前記溶解槽の底部へ向かって送出される溶解液の流れが、前記撹拌翼に向かうように構成されていることが好ましい。
また、上記溶解方法は、前記溶解工程において、前記撹拌翼が撹拌動作を開始した後の、所定の時間の間、前記撹拌翼により撹拌される溶解液が上昇流を生じるように前記撹拌翼が回転されることが好ましい。
また、上記溶解方法は、前記上昇流が生じている間、前記ポンプが駆動されることが好ましい。
また、上記溶解方法は、前記撹拌翼により前記溶解液が前記上昇流を生じる前に、前記撹拌翼により撹拌される溶解液が下降流を生じるように、前記撹拌翼が回転し、前記下降流が生じている間、前記ポンプが非駆動状態に維持されることが好ましい。
また、上記溶解方法は、前記撹拌翼の回転数が、前記溶解液の設定液量に応じて変更されることが好ましい。
また、上記溶解方法は、前記溶解液の設定液量が所定の量より少ない場合、前記駆動部が、前記上昇流が生じている間に、第1の回転数で前記撹拌翼が駆動された後、第2の回転数で前記撹拌翼が駆動され、前記第1の回転数は、溶解液の泡立ちを抑制するための所定の回転数に制限されていることが好ましい。
本発明の粉末溶解装置および溶解方法によれば、未溶解粉末が溶解槽の底部に生じることを抑制し、粉末薬剤の溶け残りを防止することができる。
本発明の一実施形態の粉末溶解装置を示す概略図である。 本発明の一実施形態の粉末溶解装置に用いられる操作パネルの一例を示す図である。 本発明の一実施形態の粉末溶解装置の底部における溶解液の流れを示す概略図である。 本発明の一実施形態の溶解方法を示すフローチャートである。 連通管の第1連通路および第2連通路が連通された状態を示す概略図である。 粉末溶解装置の底部から送液路までが連通された状態を示す概略図である。 送液の中断時に、溶解液を循環させるループ状の循環路を示す概略図である。 溶解工程の詳細について説明するフローチャートである。 粉末溶解装置の設定液量に応じた制御について説明するフローチャートである。
以下、添付図面を参照し、本発明の粉末溶解装置および溶解方法を説明する。本発明の粉末溶解装置および溶解方法は、たとえば、血液透析に使用する透析液を調製するための粉末状の透析薬剤など、粉末状の薬剤を水等の液体に溶解させるために用いられる。以下に示す実施形態では、粉末状の透析薬剤を水に溶解させる場合について説明するが、本発明は透析薬剤を溶解させる場合に限定されず、他の溶解液を調製する場合にも適用することができる。
図1は、本発明の粉末溶解装置の一実施形態を示す概略図である。
図1に示されるように、一実施形態の粉末溶解装置1は、溶解液Lを貯留する溶解槽2と、溶解槽2内に設けられた撹拌翼3と、溶解槽2のうち、高さの異なる少なくとも2か所の間に連通する連通管4と、連通管4に設けられたポンプPとを備えている。
溶解槽2は、溶解槽2に投入される水等の液体と、透析薬剤等の粉末状の薬剤とをその内部で撹拌し、溶解させる槽である。溶解槽2は、本実施形態では、略垂直方向に延びる略円筒状の側部2aと、側部2aの下方に底部2bを有する縦型の溶解槽である。溶解槽2の底部2bは、本実施形態では、図1に示されるように逆円錐状に形成されている。しかし、溶解槽2の底部2bの形状は、図示する形状に限定されるものではない。たとえば、底部2bは、平坦であってもよいし、一方向に傾斜していても構わない。
溶解槽2の上部には、透析薬剤を溶解槽2内に投入するための薬剤投入口2cと、水(RO水)等の液体を溶解槽2内に供給するための供給口2dと、供給口2dに水を供給する供給手段21とを備えている。本実施形態では、供給手段21は、外部の管などに接続される給水口21aを備えている。給水口21aから供給される水は、供給手段21の供給管21bを通って溶解槽2内部に供給される。給水口21aと供給口2dとの間には、供給された水の量を測定する流量センサ21cと、自動制御され、供給管21bの管路を開閉する給水弁21dとが設けられている。また、溶解槽2の上部には、撹拌翼3を回転させるモータ等の駆動部Mと、駆動部M等、粉末溶解装置1の各種構成要素を制御する制御部Cと、制御部Cに接続され、粉末溶解装置1の動作モードなど、粉末溶解装置1の設定の入力が可能な操作パネル等の操作手段5(図1においては図示せず。図2参照)とが設けられている。
制御部Cは、駆動部M、供給手段21、ポンプP等を制御するために、これらに制御可能に接続され、接続された制御対象を制御する。制御部Cは、たとえば、演算部、記憶部などを備えたマイクロプロセッサとすることができる。制御部Cは、操作手段5により入力された情報に基づいて、後述する各工程を実行するように制御を行う。
制御部Cに接続された操作パネル等の操作手段(以下、操作パネルという)5は、粉末溶解装置1の溶解工程などの各種工程を行う際に操作される。操作パネル5は、たとえば、操作ボタンやタッチパネル等、公知の操作手段を用いることができる。操作パネル5は、たとえば、電源のON/OFFスイッチ51以外に、粉末を溶解させるための溶解モード(図2中の「MIXING」)、洗浄モード(水洗モード。図2中の「RINSE」)、消毒モード(図2中の「CLEANING」)など、複数のモードを選択するモード選択部52と、液量の設定を行う液量設定部53と、給水スイッチ54a、撹拌スイッチ54b、循環スイッチ54c、送液スイッチ54dなど、後述する各工程の動作を開始するために操作される動作開始部54とを有している。また、操作パネル5を操作することにより、各工程の処理時間や、設定液量などの設定の変更を行うこともできる。なお、図2に示した操作パネル5はあくまで一例であり、操作パネル5のデザインや配置、各部位の表示の方法などは特に限定されない。
また、粉末溶解装置1は、上述したように調製する溶解液Lの液量を設定することが可能である。溶解槽2には、設定された液量が溶解槽2に入ったことを検知する液量検出センサ(図示せず)が設けられていても構わない。液量検出センサは、たとえば、フロートセンサを用いることができ、たとえば、2段階または3段階以上の液面を検出するために複数の液量検出センサが溶解槽2に設けられていてもよい。
連通管4は、本実施形態では、図1に示されるように、溶解槽2の側部2aに設けられた上方側接続部41aと、溶解槽2の底部2bに設けられた下方側接続部41bとにより、溶解槽2に接続されている。なお、本実施形態では溶解槽2の側部2aおよび底部2bの2か所において連通管4が接続されている。しかし、連通管4は、溶解槽2に少なくとも2か所で接続されていればよく、3か所以上で接続されていてもよい。連通管4には、図1に示されるように、ポンプPが設けられている。ポンプPの駆動により、溶解槽2内の溶解液Lが、溶解槽2の側部2aの下方から、溶解槽2の底部2b側へと循環される。連通管4は、図1に示されるように、上方側接続部41aからポンプPまで延びる第1連通路42(図1中、参照符号42aおよび42bにより形成される連通路)と、ポンプPから下方側接続部41bまで延びる第2連通路43(図1中、参照符号43a、43b、43c、43dおよび43eにより形成される連通路)とを有している。第1連通路42には、上方側接続部41aとポンプPとの間に、第1の弁V1を有し、ポンプPと下方側接続部41bとの間に、第2の弁V2を有している。第1の弁V1と、第2の弁V2とは、ポンプPが設けられている通路(42b、43a、43b)とは別の通路として設けられた循環通路44(参照符号44および43cにより形成される通路)により接続されている。なお、本実施形態では、第1の弁V1および第2の弁V2は、本明細書で説明する流路の切り替えが可能であればその構造は特に限定されないが、本実施形態では、第1の弁V1および第2の弁V2として三方弁が用いられている。以下の説明では、第1の弁V1および第2の弁V2をそれぞれ第1三方弁V1および第2三方弁V2と呼ぶ。
また、本実施形態では、第2三方弁V2の部位で第2連通路43から分岐し、外部へ送液するための送液路45を有している。送液路45には、溶解液Lから不純物を取り除くフィルター(図示せず)が設けられる。溶解槽2内で調製された溶解液Lは、フィルターにより不純物が取り除かれた後、送液路45により、他の容器や透析装置に送液される。また、第2連通路43には、図1に示されるように、第2三方弁V2の下流(連通管4の循環方向における下流)側に、廃液路46(参照符号43e、46aおよび46bにより形成される通路)が接続されている。廃液路46は、第2三方弁V2と、下方側接続部41bとの間の第2連通路43(43dおよび43eの接続箇所)から分岐している。廃液路46は、たとえば、溶解槽2の洗浄時など、溶解槽2内から、水や溶解液Lを排出するために設けられる。廃液路46には、図1に示されるように、廃液弁V3および逆止弁V4が設けられ、廃液時に廃液弁V3を開放することにより廃液が行なわれるとともに、逆止弁V4により溶解槽2への逆流を防止している。また、本実施形態では、図1に示されるように、溶解槽2の上部側から下部側へ延び、廃液路46と接続されるオーバーフロー管47が設けられている。オーバーフロー管47は、溶解液Lが所定量を超えたときに、オーバーフロー管47から溶解液Lが排出されるように構成されている。また、本実施形態では、ポンプPと第2三方弁V2との間で分岐して、たとえば、溶解液Lの溶け残りがないかを確認する際など、溶解液Lの一部を採液するために設けられ、外部に溶解液Lを排出可能な採液路48を有している。採液路48には、採液弁V5が設けられ、採液時に採液弁V5を開放して、採液が可能となっている。
駆動部Mは、撹拌翼3を駆動して回転させる。本実施形態では、駆動部Mは、正逆回転可能な駆動モータであり、選択されたモードや、設定液量に応じて、制御部Cにより制御されて、撹拌翼3を正転または逆転させる。駆動部Mからは、溶解槽2の内部に向かって駆動シャフト31が下方に延びている。駆動シャフト31の先端側には、撹拌翼3が取り付けられている。駆動シャフト31は、最も低い設定液量のときに、撹拌翼3が溶解液Lの液面よりも低い位置に位置付けられるような長さで設けられる。なお、駆動シャフト31は、長さが固定されたものであってもよいし、駆動シャフト31を伸縮可能に構成して、駆動シャフト31を伸縮駆動することにより、撹拌翼3が溶解液Lの液面よりも低い位置に移動するように構成しても構わない。
撹拌翼3は、撹拌翼3の回転により、粉末状の薬剤を撹拌する。撹拌翼3は、図1に示されるように、溶解槽2の底部2bから所定の距離離間した位置に配置されている。ここでいう所定の距離は、撹拌翼3の下方に溶解液Lが対流するスペースがあれば特に限定されないが、たとえば、撹拌翼3の下端が、溶解槽2の底部2bの最も低い位置に対して、溶解槽2の上下方向の高さの10〜30%離間していることが好ましい。また、本実施形態では、図1に示されるように、ポンプPの駆動により、溶解槽2内の溶解液Lが、連通管4を通って溶解槽2の底部2b側へ送出され、連通管4から溶解槽2に排出される溶解液Lの流れが溶解槽2の底部2bに沿って流れるように、溶解槽2と連通管4とが接続されている。これにより、図3に破線で示されるように、底部2bに粉末状の薬剤が堆積した場合であっても、薬剤は、連通管4から排出される底部2b側への流れにより巻き上げられ、巻き上げられた粉末状の薬剤は、底部2bから離間した位置に配置された撹拌翼3により撹拌されて、より溶けやすくなる。これにより、溶解液Lにおける粉末状の薬剤の溶け残りを抑制することが可能になる。
また、本実施形態では、図3に示されるように、溶解槽2の底部2bが逆円錐状に形成され、連通管4が、溶解槽2の底部2bにおいて、逆円錐状の底部2bの頂部Tまたは頂部Tの近傍に接続されている。この構成により、溶解槽2内で溶け残った粉末状の薬剤は、底部2bの両方の傾斜部Sに沿って下方へ向かい、底部2bの頂部Tの近傍に集められる。集められた薬剤は、本実施形態では、水平方向に延びる連通管4から溶解槽2内に排出される溶解液Lの流れによって巻き上げられる。溶解液Lの流れは、底部2bの傾斜部Sに沿って流れて、薬剤は溶解槽2内で底部2bから上向きに流れ、撹拌翼3に近付いて移動する。これにより、巻き上げられた薬剤が撹拌翼3により撹拌され、撹拌効率が向上し、より溶け残りを抑制することができる。また、本実施形態では、図1および図3に示されるように、撹拌翼3の回転軸(駆動シャフト31)が、溶解槽2の中心軸Xから溶解槽2の側部2aに向かってずれて配置され、連通管4を通って溶解槽2の底部2bへ向かって送出される溶解液Lの流れが、撹拌翼3に向かうように構成されている。この場合、粉末状の薬剤を移動させる溶解液Lの流れ方向に、撹拌翼3が設けられているので、巻き上げられた粉末状の薬剤がより確実に撹拌翼3により撹拌されやすく、撹拌効率がさらに向上する。撹拌翼3の回転軸が、溶解槽2の中心軸Xからずれて配置される場合、たとえば、撹拌翼3の回転軸から中心軸Xまでの距離D1が、中心軸Xから溶解槽2の側部2aの内面までの距離D2の15〜35%となるように撹拌翼3の回転軸を配置することが好ましい。距離D1を、距離D2の15〜35%とすることにより、溶解槽2内での溶解液Lの対流効果が損なわれることなく、巻き上げられた粉末状の薬剤を撹拌翼3により撹拌することができる。
なお、撹拌翼3の形状は、特に限定されず、公知の形状の撹拌翼を用いることができる。また撹拌翼3の大きさは、特に限定されないが、たとえば、撹拌翼3の直径が、溶解槽2の径(直径)の10〜40%とすることができる。しかし、本実施形態では、撹拌翼3として、一方向に回転したときには溶解液Lの上向きの流れ(上昇流)を生じさせ、他方向に回転したときは溶解液Lの下向きの流れ(下降流)を生じさせる構造の撹拌翼が用いられている。撹拌翼3が一方向に回転するときは、図1に示されるように、撹拌翼3の周囲の溶解液Lが上方へ向かって流れ、矢印A1で示す、溶解液Lの上方への対流を生じさせる。溶解液Lの上方への対流により、溶解液Lの下方から上方への流れを生み出し、底部2bへの薬剤の堆積を抑制することができ、撹拌効率が向上する。また、撹拌翼3が他方向に回転すると、図1に示されるように、撹拌翼3の周囲の溶解液Lが下方へ向かって流れ、矢印A2で示す、溶解液Lの下方への対流を生じさせる。連通管4による薬剤の巻き上げに加えて、この下方への対流によっても、底部2bに堆積した薬剤を巻き上げることができる。したがって、撹拌翼3が駆動部Mにより正逆回転可能であり、制御部Cによって駆動部Mを状況に応じて駆動方向を変えることによって、溶解液Lの状況に応じた撹拌動作を行うことができる。
つぎに、粉末溶解装置1を用いた溶解方法について説明する。
図4は、粉末溶解装置1の溶解方法について示すフローチャートである。なお、以下で示す溶解方法は、あくまで一例であり、本実施形態に限定されるものではない。
まず、操作パネル5のON/OFFスイッチ51等を操作して、粉末溶解装置1を起動する。粉末溶解装置1が起動すると、溶解槽2が空の状態で、第1三方弁V1および第2三方弁V2を操作して、図5に示されるように、第1連通路42および第2連通路43を連通させる。これにより、図5に矢印で示される流路が形成され、溶解槽2の内部から連通管4を通る循環経路が確保される。なお、図5中、溶解液Lの流れがない部分については、破線で示している。つぎに、操作パネル5のモード選択部52を操作して、溶解モードを選択する。溶解モードが選択された後、液量設定部53を操作して、調製液量を設定する。調製液量が設定されると、動作開始部54の給水スイッチ54aが操作可能となる。給水スイッチ54aが押されると、溶解槽2内への給水が開始される(S1)。給水量は流量センサ21cにより測定され、所定の液量に到達すると、制御部Cにより給水弁21dが閉鎖され、水の供給が停止される。
給水工程S1が終了すると、動作開始部54の撹拌スイッチ54bの操作が可能となる。撹拌スイッチ54bが操作されると、制御部Cにより駆動部Mが制御され、撹拌翼3の回転が開始される(撹拌工程S2)。撹拌翼3が回転すると、粉末状の薬剤が、溶解槽2の薬剤投入口2cから投入される(薬剤供給工程S3)。なお、薬剤の投入は、給水工程S1の前であってもよいし、同時であってもよい。なお、本明細書では、水等の液体および粉末状の薬剤を供給する工程を合わせて供給工程と呼ぶ。
薬剤および液体が溶解槽2に供給され、撹拌翼3により溶解液Lの撹拌動作が行なわれた後、動作開始部54の循環スイッチ54cの操作が可能となる。循環スイッチ54cが操作されると、制御部CによりポンプPが駆動される。より具体的には、循環スイッチ54cが操作されると、撹拌翼3が一旦停止され、上述した工程S1において給水された所定の液量に加えて、さらに溶解槽2への給水が行なわれる。この給水は、フロートセンサ等の液量検出センサにより設定した液量に到達したことが感知された後、停止する。給水が停止すると、停止した撹拌翼3が再度駆動されるとともに、ポンプPが駆動され、図5に示されるように、連通管4内を溶解液Lが循環する循環動作が開始される(循環工程S4)。なお、本明細書においては、撹拌工程S2および循環工程S4を合わせて溶解工程と呼ぶ。溶解工程中において、撹拌工程S2と循環工程S4とは同時に行われてもよいし、撹拌工程S2および循環工程S4のいずれか一方が行なわれていてもよい。連通管4内を溶解液Lが循環すると、上述したように、連通管4から底部2bに向かって溶解液Lが排出され、底部2bに堆積する薬剤が底部2bから巻き上げられる。巻き上げられた薬剤2bはさらに撹拌翼3により撹拌され、撹拌効率が向上する。溶解工程が終了すると、たとえば、採液路48から溶解液Lの一部を採取し、薬剤の溶け残りがないかが確認される(溶解判定工程S5)。溶け残りがないと判断されると、図6に示されるように、第1三方弁V1および第2三方弁V2が操作され、溶解槽2の底部2bから送液路45へとつながる送液路が形成され、溶解液Lが送液されて(送液工程S6)、一連の工程を終了させる。なお、図6中、溶解液Lの流れがない部分については、破線で示している。溶解判定工程S5において、溶け残りが存在する場合など、溶解が不充分である場合には、再度操作パネル5が操作されて、撹拌工程S2に戻り、溶解工程が再開される。その後、溶解判定工程S5により問題がないと判断されると、溶解液Lが送液される。なお、送液工程S6において、送液を一次中断する場合は、送液路が形成された状態から、第2三方弁V2を操作して、図7に示されるように、参照符号44、42b、43a、43cにより形成されるループ状の循環路を形成して、送液の中断時に循環路内で溶解液Lを循環させることができる。
つぎに、撹拌工程S2における詳細な制御について説明する。本実施形態では、撹拌工程S2において、制御部Cは、駆動部Mを、撹拌翼3が撹拌動作を開始した後の、所定の時間の間、撹拌翼3により撹拌される溶解液Lが上方へ対流するように(上昇流を生じさせるように)撹拌翼3を回転させるように制御する。薬剤が溶解槽2に投入された後(薬剤供給工程S3の後、かつ、撹拌工程S2が行なわれているとき)、撹拌翼3が撹拌動作を開始した後の所定の時間(撹拌動作の初期)には、溶解液L中に、溶け残りの薬剤が多く存在する。このような状況において、図1に矢印A1で示されるような溶解液Lの上昇流によって、溶解液L内で溶け残っている粉末状の薬剤は、溶解液Lの上昇流によって溶解槽2内で沈降しにくく、底部2bへの薬剤の堆積を抑制することができ、撹拌効率が向上する。なお、本明細書において、「撹拌動作を開始した後の所定の時間」とは、撹拌動作を行う全時間(たとえば、最大で約30分)のうち、溶解液L内に粉末状の薬剤の溶け残りが多い初期または前半をいう。「所定の時間」の開始時点および長さは特に限定されないが、たとえば、撹拌動作の直後または初期(たとえば1分以内)を開始時点とし、その長さは、撹拌動作の全時間のうち、5〜30%とすることができる。
また、本実施形態では、撹拌翼3により溶解液Lが上昇流を生じる前に、撹拌翼3により撹拌される溶解液Lが下降流を生じるように、制御部Cが撹拌翼3を制御し、制御部Cは、下降流が生じている間、ポンプPを非駆動状態に維持するように構成されている。たとえば、撹拌翼3が撹拌動作を開始した後の、第2の所定の時間の間、ポンプPが停止され、第2の所定の時間の経過後にポンプPが駆動される。撹拌工程S2の初期において、溶解槽2内には、薬剤の溶け残りが多く存在するため、第2の所定の時間の間、ポンプPを停止することにより、ポンプPの内部に粉末状の薬剤が入り込むことを抑制することができる。なお、ポンプPが停止される「第2の所定の時間」は、撹拌動作を行う全時間のうち、溶解液L内に粉末状の薬剤の溶け残りが多い初期または前半をいい、上述した、溶解液Lを上方へ対流させる際の「所定の時間」と同様の時間としてもよいし、異なる時間としてもよい。
つぎに、図8のフローチャートを用いて、薬剤の溶解工程をより詳細に説明する。溶解工程のうち、上述した工程S2や工程S3などによる溶解準備が完了すると、循環スイッチ54cの操作が可能となる。循環スイッチ54cが操作されると、溶解動作が開始される(工程S21)。溶解動作が開始されると、制御部Cが、駆動部Mを、撹拌翼3により撹拌される溶解液Lが下降流を生じるように、撹拌翼3を回転させるように制御する(工程S22)。撹拌翼3が他方向に回転すると、図1に示されるように、撹拌翼3の周囲の溶解液Lが下方へ向かって流れ、矢印A2で示す、溶解液Lの下降流を生じさせる。このとき、ポンプPは非駆動状態に維持されて停止しており、撹拌翼3の回転による下降流により、底部2bに堆積した薬剤を巻き上げることができる。したがって、より底部2bへの薬剤の堆積を抑制することができる。なお、本実施形態では、撹拌翼3の回転により下降流を生じさせる際に、ポンプPを停止させているが、撹拌翼3の回転による下降流を生じさせる際に、ポンプPを駆動しても構わない。この場合、連通管4からの溶解液Lの流れと、下方への対流により生じる溶解液Lの流れとが、一部衝突するため、流れの衝突によって溶解効果がより高められる。
工程S22により、溶解槽2の底部2bに向けて、撹拌翼3の位置で下降流を生じさせた後、制御部Cが駆動部Mを制御し、工程S22とは逆方向に撹拌翼3を回転させて、撹拌翼3の位置において上昇流を生じさせるとともに、ポンプPを駆動させる(工程S23参照)。連通管4内を溶解液Lが循環すると、上述したように、連通管4から底部2bに向かって溶解液Lが排出され、底部2bに堆積する薬剤が底部2bから巻き上げられる。底部2bから巻き上げられた薬剤は、撹拌翼3による上昇流により、溶解液Lの流れを、撹拌翼3の位置においてさらに上昇させる。これにより、底部2bから巻き上げられた薬剤は、撹拌翼3によりさらに撹拌され、撹拌効率が向上する。
工程S23の後、ポンプPを停止させて上昇流をしばらく維持して、上方への対流によりしばらく溶解動作を続ける(工程S24参照)。工程S24が完了すると、事前に設定された工程S22〜S24の繰り返し回数が行なわれたか否かが制御部Cにより判定される(工程S25)。工程S22〜S24が事前に設定された繰り返し回数に満たない場合は、工程S22に戻り、事前に設定された繰り返し回数を満たす場合には、溶解動作が終了する。
つぎに、図9を用いて、粉末溶解装置1の設定液量に応じた制御を行う他の実施形態について説明する。以下に示す例では、撹拌翼の回転数が、前記溶解液の設定液量に応じて変更され、設定液量に応じた撹拌をして、液量に応じた最適な撹拌が可能となる。
図9に示されるように、撹拌動作が開始された後(撹拌翼3は、下降流を生じさせている。S31参照)、操作パネル5により設定された液量が、予め定めた所定の液量よりも少ない場合(たとえば、操作パネル5により操作可能な設定液量が、25ガロン、50ガロン、75ガロンの場合で、50ガロン(所定の液量)よりも少ない25ガロンが設定された場合)、工程S33に進み、第3の所定の時間の間、撹拌翼3の回転数が所定の回転数以下の回転数(第1の回転数)に制御される。また、このとき、上述したように、撹拌翼3は、溶解液Lが上昇流となるように回転し、ポンプPが駆動されている。ここで、所定の回転数以下の回転数は、たとえば、工程S33以外の撹拌工程における撹拌翼3の回転数の40〜60%の回転数をいう。工程S33以外、たとえば後述する工程S34における撹拌翼3の回転数が、700〜1800rpmの場合には、たとえば、工程S33における回転数を、280〜1080rpmとすることができる。好ましくは、後述する工程S34における撹拌翼3の回転数が、1000〜1500rpmの場合には、たとえば、工程S33における回転数を、400〜900rpmとすることができる。このように、設定液量が所定の液量よりも低い場合は、溶解液Lの液面は低い位置にあるため、撹拌翼3の回転により空気を巻き込みやすく、溶解液Lが泡立ちやすくなっている。しかし、上述したように、撹拌翼3の回転数を設定液量が少ないときに回転数を低くすることにより、空気を巻き込みにくく、溶解液Lの泡立ちが抑制される。なお、設定液量が所定の液量以上の場合は、上述したように撹拌翼3は、通常の回転数で溶解液Lが上昇流となるように回転される(工程S35)。なお、工程S35においては、工程S33と同様にポンプPは駆動されている。
工程S33において、第3の所定の時間が経過した後は、所定の回転数以下の第1の回転数から、第1の回転数よりも大きい第2の回転数に撹拌翼3が増速される(S34)。なお、本実施形態では、工程S34においては、撹拌翼3は工程S33と同様に、溶解液Lが上昇流となるように回転しており、ポンプPは停止している。第2の回転数は、特に限定されないが、通常の撹拌工程の回転数と同様とすることができ、たとえば、700〜1800rpm、好ましくは1000〜1500rpmとすることができる。工程S33により第1の回転数で撹拌翼3を回転させ、工程S34により増速された第2の回転数で撹拌翼3を回転させることにより、低回転で溶解槽2内に小さな対流を生じさせた後、高回転で大きな対流を生じさせ、溶解液Lの泡立ちを抑えつつ、溶解液Lの対流による撹拌を効率良く行うことができる。なお、工程S33における「第3の所定の時間」は、たとえば、撹拌動作を行う全時間のうち、1.5〜5%の時間とすることができる。なお、工程S36において、工程S35において所定の時間(第4の所定の時間)が経過した後は、工程S35と同様の回転数、回転方向で撹拌翼3が回転するが、ポンプPが停止され、溶解液Lの対流により溶解液Lが撹拌される。なお、第4の所定の時間は、第3の所定の時間と同様の時間とすることができる。
工程S34または工程S36が終了すると、実際に行われた撹拌動作の回数(S32〜S34またはS32〜S36の繰り返しの回数)と、設定液量に応じた予め設定された設定回数とが比較され、所定の撹拌動作が行なわれたか否かが制御部Cにより判定される(S37)。設定回数と、実際に行われた撹拌動作の回数が一致する場合は、工程S38において撹拌動作が終了し、実際に行われた撹拌動作の回数が設定回数に満たない場合は、S32に戻り、撹拌動作が繰り返される。
図9のフローチャートに示す実施形態の変形例として、さらにS34またはS36の後に、さらにポンプPを駆動させて、連通管4からの流れを発生させて、溶解効率を高めることもできる。具体的には、工程S34またはS36の後に、撹拌翼3により下降流を生じさせるとともに、ポンプPを駆動させて、連通管4からの溶解液Lの流れと、撹拌翼3による下降流を衝突させることにより、溶解効率を高めることができる。
なお、図9のフローチャートにおいて説明した撹拌翼の回転数の制御は、図8において説明した溶解動作の工程S22〜S24において適用することもできる。この場合、たとえば、図8における工程S23およびS24が、図9における工程S33、S34または工程S35、S36に対応する。
上記実施形態では、駆動部M、制御部C、操作パネル5は、溶解槽2の上部に取り付けられたものを示したが、駆動部M、制御部C、操作パネル5を設ける位置は、特に限定されるものではなく、溶解槽2の側部2aや底部2b側に取り付けられていてもよいし、溶解槽2に取り付けられず、別途設けられてもよい。
また、上記実施形態では、撹拌翼3および駆動シャフト31は、溶解槽2の上部側から延びたものを示したが、撹拌翼3および駆動シャフト31は、溶解槽2の下側から延びていても構わない。また、上記実施形態では、第1三方弁V1、第2三方弁V2などの弁は、手動で開閉されるものを例にあげたが、制御部Cにより自動で制御されていても構わない。
1 粉末溶解装置
2 溶解槽
2a 溶解槽の側部
2b 溶解槽の底部
2c 薬剤投入口
2d 供給口
21 供給手段
21a 給水口
21b 供給管
21c 流量センサ
21d 給水弁
3 撹拌翼
4 連通管
41a 上方側接続部
41b 下方側接続部
42 第1連通路
43 第2連通路
44 循環通路
45 送液路
46 廃液路
47 オーバーフロー管
48 採液路
5 操作手段(操作パネル)
51 ON/OFFスイッチ
52 モード選択部
53 液量設定部
54 動作開始部
54a 給水スイッチ
54b 撹拌スイッチ
54c 循環スイッチ
54d 送液スイッチ
C 制御部
D1 撹拌翼の回転軸から中心軸までの距離
D2 中心軸から溶解槽の側部の内面までの距離
L 溶解液
M 駆動部
P ポンプ
S 底部の傾斜部
T 底部の頂部
V1 第1三方弁
V2 第2三方弁
V3 廃液弁
V4 逆止弁
V5 採液弁
X 溶解槽の中心軸

Claims (6)

  1. 溶解液を貯留する溶解槽と、溶解槽内に設けられた撹拌翼と、前記溶解槽のうち、高さの異なる少なくとも2か所の間に連通する連通管と、前記連通管に設けられたポンプと、前記撹拌翼を正逆回転させる駆動部と、前記駆動部を制御する制御部と、を備えた粉末溶解装置であって、
    前記撹拌翼が前記溶解槽の底部から所定の距離離間した位置に配置され、
    前記ポンプの駆動により、前記溶解槽内の溶解液が、前記連通管を通って前記溶解槽の底部側へ送出され、前記連通管から前記溶解槽に排出される溶解液の流れが前記溶解槽の底部に沿って流れるように、前記溶解槽と前記連通管とが接続され、
    前記溶解槽の底部が逆円錐状に形成され、前記連通管が、前記溶解槽の底部において、前記逆円錐状の底部の頂部または頂部近傍に接続され、
    前記撹拌翼の回転軸から前記溶解槽の中心軸までの距離が、前記中心軸から前記溶解槽の側部の内面までの距離の15〜35%となるように、前記撹拌翼の回転軸が、前記溶解槽の中心軸から溶解槽の側部に向かってずれて配置され、前記連通管を通って前記溶解槽の底部へ向かって送出される溶解液の流れが、前記撹拌翼に向かうように構成されている、
    粉末溶解装置。
  2. 前記制御部が、前記駆動部を、
    前記撹拌翼が撹拌動作を開始した後の、所定の時間の間、前記撹拌翼により撹拌される溶解液が上昇流を生じるように前記撹拌翼を回転させるように制御する
    請求項1に記載の粉末溶解装置。
  3. 前記制御部が、前記上昇流が生じている間、前記ポンプが駆動されるように前記ポンプを制御する
    請求項記載の粉末溶解装置。
  4. 前記撹拌翼により前記溶解液が前記上昇流を生じる前に、前記撹拌翼により撹拌される溶解液が下降流を生じるように、前記制御部が前記撹拌翼を制御し、前記制御部は、前記下降流が生じている間、前記ポンプを非駆動状態に維持する請求項または記載の粉末溶解装置。
  5. 前記撹拌翼の回転数が、前記溶解液の設定液量に応じて変更される請求項1〜のいずれか1項に記載の粉末溶解装置。
  6. 前記撹拌液の設定液量が所定の量より少ない場合、前記駆動部が、前記上昇流が生じている間に、第1の回転数で前記撹拌翼を駆動した後、第2の回転数で前記撹拌翼を駆動するように、前記制御部により制御され、前記第1の回転数は、溶解液の泡立ちを抑制するための所定の回転数に制限され、
    前記第1の回転数は、280〜1080rpmであり、
    前記第2の回転数は、700〜1800rpmである、
    請求項記載の粉末溶解装置。
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