JP6877271B2 - 光モジュールの製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、光通信システムに用いられる光モジュールの構成およびその製造方法に関するものである。
光モジュールは、光通信システムにおいて不可欠な部品であるが、需要が増加するにあたり、このモジュールに対して低コスト化が強く要求されている。
従来の光モジュールの光半導体素子は複数の部材を積み重ねて接合する必要があるため、接合には融点の異なる2種類以上のはんだを用いた別工程での組み立てが行われていた(特許文献1)。これを同じはんだを用いて同様な工程で接合できれば、光モジュールを組み立てる工程数を削減できるため、光モジュールを低コスト化できる。
しかし、同じはんだを用いた場合、光半導体素子を搭載する絶縁基板を金属ブロックにはんだ接合し、その後に光半導体素子を絶縁基板にはんだ接合する際に、はんだの溶融温度まで昇温するため、金属ブロックと絶縁基板とを接合しているはんだも溶融されてしまう。そのため、光半導体素子を接合する際の平面方向にスクラブ動作を行うと、絶縁基板も動き、はんだ接合後の部材の位置決めができない可能性がある。これに対し、半導体素子と基板と溝の形成されたパッケージとのそれぞれの間に同材料のはんだを設け、はんだ溶融時に、上下方向のスクラブ動作で3者を接合することが開示されている(特許文献2)。
ここで、スクラブ動作とは、はんだ接合する場合に、還元剤等を用いずに、被接合物をはんだに擦り合わせてはんだ表面の酸化被膜を除去する動作のことである。
また、絶縁基板を接合する部材に対してはんだ以外の方法で一時的に固定することでスクラブ動作中に動かないようにして、光半導体素子のはんだ接合時にスクラブ動作する方法が考えられる。これに対して、基板を固定するパッケージまたはリードフレームを備え、このパッケージまたはリードフレームの基板固定位置に、基板とほぼ同サイズの凹部を設けた光モジュールが開示されている(特許文献3)。
国際公開第2017/010025号(段落番号0013〜0018、0029、図1) 特許第5672072号公報(段落番号0013〜0015、0027、図5、図8) 特開平10―20155号公報(請求項1、図1)
特許文献2に記載の製造方法では、スクラブ動作によりはんだがはみ出さないように精細に制御する必要があり、また不十分なスクラブ動作であれば、はんだ表面の酸化膜が除去されないためはんだ接合の接合不良となる可能性がある。また、パッケージに設けられた溝に基板を配置しているため、スクラブ動作を平面内で行うことはできなかった。
特許文献3に記載された光モジュールでは、パッケージまたはリードフレームの基板固定位置に、基板とほぼ同サイズの凹部を設け、その中にはんだと絶縁基板を組み込んではんだ接合するので、絶縁基板の位置が固定される。そのため、絶縁基板の上に光半導体素子をスクラブ動作してはんだ接合でき、かつはんだ接合後の絶縁基板および光半導体素子の位置決めが可能になる。
しかしながら、特許文献2と同様に、絶縁基板はパッケージまたはリードフレームの凹部に基板固定位置の凹部は、基板とほぼ同サイズであり、ここに基板が固定されるため、絶縁基板のはんだ接合時に絶縁基板を動かさずスクラブ動作を行うことはできなかった。
本発明は、絶縁基板と光半導体素子を重ねて、順次はんだ接合して製造する光モジュールにおいて、各工程のはんだ接合時に確実にスクラブ動作をさせることで、高品質なはんだ接合部を備えた、安価な光モジュールおよびその製造方法を提供することを目的とする。
本発明における光モジュールの製造方法は、
金属ブロックの上に、絶縁基板、光半導体素子を順次はんだで接合する光モジュールの製造方法であって、前記金属ブロックに形成され、前記絶縁基板の外形より大きな溝であって、少なくとも幅の一部が前記絶縁基板の幅と略等しい溝に、第一のはんだを挟んで前記絶縁基板を配置し、前記絶縁基板を前記溝の長さ方向にスクラブ動作してはんだ接合し、前記絶縁基板に第二のはんだを挟んで前記光半導体素子を配置し、前記光半導体素子を上記溝の幅方向にスクラブ動作してはんだ接合する、ことを特徴とするものである。
本発明によれば、絶縁基板および光半導体素子のそれぞれはんだ接合時に、互いに90度異なる方向にスクラブ動作させることが可能になる。これにより、金属ブロックと絶縁基板との間および絶縁基板と光半導体素子と間の接合において、はんだ表面の酸化被膜を共に除去して、はんだを確実に濡れ広がらせ、信頼性の高いはんだ接合が可能となり、工程も簡便になることにより、従来に比べて安価な光モジュールを得ることができる。
本発明の実施の形態1に係る光モジュールの概略構成を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る光モジュールの金属ブロックの溝形状および金属ブロックと絶縁基板との接合状態を示す図である。図中(a)は図1において、半導体レーザチップが接合される前の金属ブロックをy軸方向からみた平面図、図中(b)は図中(a)におけるX―X方向の断面図でセラミック基板が金属ブロックに接合される前の状態、図中(c)は図中(a)におけるX―X方向の断面図で、セラミック基板が金属ブロックに接合された状態を示す図である。図中(d)は図中(a)におけるZ―Z方向の断面図で、セラミック基板が金属ブロックに接合される前の状態、図中(e)は図中(a)におけるZ―Z方向の断面図で、セラミック基板が金属ブロックに接合された状態を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る光モジュールの金属ブロックに設けられた別の溝の形状の例を示す平面図である。 本発明の実施の形態1に係る光モジュールの金属ブロックに設けられた別の溝の形状の例を示す平面図である。 本発明の実施の形態1に係る光モジュールの金属ブロックに設けられた別の溝の形状の例を示す平面図である。 本発明の実施の形態1に係る光モジュールの金属ブロックに設けられた別の溝の形状の例を示す平面図である。 本発明の実施の形態1に係る光モジュールの金属ブロックに設けられた別の溝の形状の例を示す平面図である。 本発明の実施の形態1に係る光モジュールの金属ブロックに設けられた別の溝の形状の例を示す平面図である。 本発明の実施の形態1に係る光モジュールの金属ブロックに設けられた別の溝の形状の例を示す平面図である。 本発明の実施の形態1に係る光モジュールの金属ブロックに設けられた別の溝の形状の例を示す図で、図中(a)は平面図、図中(b)は図中(a)中A―A方向の断面図である。 本発明の実施の形態1に係る光モジュールの金属ブロックに設けられた別の溝の形状の例を示す図で、図中(a)は平面図、図中(b)は図中(a)中A―A方向の断面図である。 本発明の実施の形態2に係る光モジュールの概略構成を示す斜視図である。 本発明の実施の形態3に係る光モジュールの概略構成を示す斜視図である。 本発明の実施の形態4に係る光モジュールの製造方法を示す図で、製造工程の一部を示す図である。 本発明の実施の形態4に係る光モジュールの製造方法を示す図で、製造工程の一部を示す図である。 本発明の実施の形態4に係る光モジュールの製造方法を示す図で、製造工程の一部を示す図である。 本発明の実施の形態4に係る光モジュールの製造方法を示す図で、製造工程の一部を示す図である。 本発明の実施の形態4に係る光モジュールの製造方法を示す図で、製造工程の一部を示す図である。 本発明の実施の形態5に係る光モジュールの製造方法を示す図で、製造工程の一部を示す図である。 本発明の実施の形態5に係る光モジュールの製造方法を示す図で、製造工程の一部を示す図である。 本発明の実施の形態5に係る光モジュールの製造方法を示す図で、製造工程の一部を示す図である。
実施形態である光モジュールおよびその製造方法について、図を参照しながら以下に説明する。なお、各図において、同一または同様の構成部分については同じ符号を付している。また、また、以下の説明および図面の内容は、特許請求の範囲に記載の主題を限定することを意図するものではない。
また、各図間では、対応する各構成部分のサイズあるいは縮尺はそれぞれ独立している。例えば、構成の一部を変更した図と変更していない図示において、同一構成部分のサイズあるいは縮尺が異なっている場合もある。また、該光モジュールの構成について、実際にはさらに複数の部材を備えているが、説明を簡単にするため、説明に必要な部分のみを記載し、その他の部分については説明を省略している。
また、以下の説明では、光モジュールを例にとるが、光だけでなく電力用や通常電流を扱う半導体装置に対して各実施形態を適用することもできる。
実施の形態1.
本発明の実施の形態1に係る光モジュールについて、図を用いて説明する。
図1は、実施の形態1における光モジュール101の概略構成を示す斜視図である。図2は、図1の光モジュールを構成する金属ブロック3の溝形状および金属ブロック3と絶縁基板2との接合状態を示す図である。光モジュール101は、基本的構成部分として、光半導体素子である半導体レーザチップ1と、絶縁基板であるセラミック基板2と、金属ブロック3とを具備する。金属ブロック3の主面に形成された溝31内でセラミック基板2がはんだ6によって接合され、セラミック基板2の金属ブロック3と対向する面には半導体レーザチップ1がはんだ7によって接合されている。さらに金属ブロック3は、半導体レーザチップ1を冷却するために、はんだ8を介してサーモモジュール4に接合されている。
以下に、構成部品についてさらに詳しく説明する。
なお、図1は光モジュール101における基本的な構成部分のみを図示し、コンデンサやサーミスタ、金属ステム、ワイヤ等、その他の構成部分については図示を省略している。
半導体レーザチップ1は、電気信号から光信号にまたはその逆に変換する、例えばLD(Laser Diode)やPD(Photo Diode)等が該当する。本実施の形態1ではLDを使用している。
次に、セラミック基板2について説明する。セラミック基板2は、セラミック基材21と、このセラミック基材21の厚み方向において対向する両面のうち、一方の面に形成された電極パターン21aと、他方の面に形成された電極パターン21bとを有する。セラミック基材21は電気的絶縁物であり、半導体レーザチップ1を効果的に冷却するため、熱伝導率の大きい材料が好ましく、一般的には、例えば厚さ0.3mmのAlN、Al等セラミック板が用いられる。
電極パターン21aおよび電極パターン21bは、同じ材料が用いられるのが一般的である。回路面側に相当する一方の電極パターン21aには、半導体レーザチップ1がはんだ7によってはんだ接合され、また電極パターン21aは、Auワイヤ等で接合部を形成することで、周囲の部材や半導体レーザチップ1の表面と電気的に接続される。このような電極パターン21aは、半導体レーザチップ1と、外部の回路とを電機接続するための配線部材であるため、電気抵抗の小さい金属が好ましい。よって、電極パターン21a、21bは、一般的には例えば厚さ3.0μm以下のAu等によるメタライズが用いられる。
放熱面側に相当する他方の面の電極パターン21bには、金属ブロック3がはんだ6によって接合される。
次に、金属ブロック3について説明する。
金属ブロック3は、Cu、Fe、Al等の金属、またはセラミック及び樹脂等の絶縁体に金属が被覆されたもの等、熱および電気を良く伝達する材料が用いられる。金属ブロック3は、セラミック基板2がはんだ接合される面を主面とし、その主面が図1中のy軸正方向を向くように、はんだ8によってサーモモジュール4に接合される。
また、金属ブロック3の主面には、セラミック基板2がはんだ6によって接合される位置に溝31が形成されている。
図2に、金属ブロック3の溝31とセラミック基板2との関係を示す。図中(a)は図1において、半導体レーザチップ1が接合される前の金属ブロックをy軸方向からみた平面図である。図中(b)は図中(a)におけるX―X方向の断面図でセラミック基板2が金属ブロック3に接合される前の状態、図中(c)は図中(a)におけるX―X方向の断面図で、図中(b)からセラミック基板2が金属ブロック3に接合された状態を示す。図中(d)は図中(a)におけるZ―Z方向の断面図で、セラミック基板2が金属ブロック3に接合される前の状態、図中(e)は図中(a)におけるZ―Z方向の断面図で、図中(d)からセラミック基板2が金属ブロック3に接合された状態を示す。
溝31はセラミック基板2がその溝に収容されて接合できるように、セラミック基板2より大きく、幅wはセラミック基板の幅と略等しく形成される。ここで略等しいとは、幅方向の余裕がセラミック基板2の組立公差以下である、あるいは組立公差以内で等しいことを言う。例えば、セラミック基板2の幅が1.0mmで組立公差が±0.1mmであれば、溝31の幅寸法は1.0mmより大きく1.2mm以下である。また、この組立公差とは組立工程における基準からのバラツキの許容量のことであり、ここではセラミック基板2を金属ブロック3にはんだ接合した時、設計時に想定している金属ブロック3に対するセラミック基板2の相対位置に対して、許容できる位置ズレ量のことである。このような構成とすることで、図2中(d)、(e)で示すように、セラミック基板2の幅方向の組立位置を確実に組立公差内に収めることができる。
次に、溝31の長さ方向について説明する。図2中(b)で示すように、セラミック基板2を溝31内で接合する時、S1方向にスクラブ動作するため、溝31の長さ方向のサイズはセラミック基板2の長さに加えてスクラブ動作させる寸法分以上に長くする必要がある。例えば、幅が1.0mm、長さが1.5mmのセラミック基板2の組立公差が±0.1mmで、長さ方向に0.1mmスクラブ動作させる場合、溝31の長さ方向のサイズは1.9mm以上とするのが好ましい。またはんだを濡れ拡がらせるために、スクラブ動作させる寸法はスクラブ動作させる部材のスクラブ動作方向の寸法の5%以上程度とするのが好ましい。
また、溝31内に接合されたセラミック基板2の接合面と対向する面には、図1で示すように半導体レーザチップ1がはんだ7によって接合される。この接合時に、半導体レーザチップ1はスクラブ動作するため、この半導体レーザチップ1を保持する治具であるコレットが溝31の壁面に当たらないよう、溝31の深さはセラミック基板2の厚さより浅くするのが好ましい。さらに、セラミック基板2を溝31にはんだ接合する時に、セラミック基板2をセラミック基板2より大きいコレットで保持する場合、セラミック基板2を保持するコレットが金属ブロックの主面に当たらないよう、溝31の深さはセラミック基板2のコレットで覆われていない部分の厚さより浅くするのが好ましい。
例えば、幅が1.0mm、長さが1.5mm、厚さが0.3mmのセラミック基板2を用いて、このセラミック基板2より大きいコレットでセラミック基板2の表面から0.1mmまで保持し、片側1.0mmスクラブ動作させてはんだ接合する場合、溝31は幅を1.0mm、長さを2.5mmより大きく、深さを0.2mmより浅くするのが好ましい。さらには、例えば溝31の深さを0.1mmより浅くして、コレットおよび溝31で周囲を覆われていないセラミック基板の側面の厚さが0.1mm以上程度確保できるようにすることで、コレットが多少傾いてもコレットの先端が金属ブロックの主面に接触しなくなるため、より好ましい。
図1および図2では溝31が長方形で、溝の幅である短辺がセラミック基板2の幅と略等しく、セラミック基板2の長辺が溝31の幅wに沿うように配置された例を示したが、溝31の形状はこれに限るものではない。溝31はセラミック基板2が収容できるようにセラミック基板2の外形より大きく、少なくとも幅の一部がセラミック基板2の幅と略等しければよい。少なくとも溝31の幅の一部がセラミック基板2の幅と略等しいければ、セラミック基板2の幅方向の組立位置を確実に組立公差内に収めることができる。
図3A〜図3Iは、溝31の他の形状の例を示した図である。
図3Aの金属ブロック3に形成された溝31では、セラミック基板2を配置した時に、その幅がセラミック基板2の幅と略等しいwである領域31wが、セラミック基板2の長さ方向に1か所ある。その他の領域であるセラミック基板2の短辺を含む領域では角丸長方形状で、その幅w1はセラミック基板2の幅wより大に形成されている。図3Bの金属ブロック3に形成された溝31では、セラミック基板2を配置した時に、その幅がセラミック基板2の幅と略等しいwである領域31wは、セラミック基板2の長さ方向の端部に2か所ある。図3Aでは、はんだ接合時に、セラミック基板2を溝31でスクラブ動作させるとセラミック基板2が回転する恐れがある。しかし、図3Bで示すように、セラミック基板2の長さ方向の両端部(2か所)に当たる部分、すなわち幅wの領域を、スクラブ動作で移動する距離を考慮した十分な長さ分形成すれば、スクラブ動作時も大きくずれることなく、幅方向に位置決めされ、より好ましい。
さらに、図3Cから図3Iで示すように、スクラブ動作で移動する距離も含めたセラミック基板2の幅に当たる部分では、溝31の幅が全てセラミック基板2と略等しくなっているのがより好ましい。
図1および図2では溝31は金属ブロック3の主面内に収まっている例を示したが、図3Dから図3Gで示すように、溝31の長さ方向の辺の一端または両端が金属ブロック3の端まで達していてもよい。
セラミック基板2の長さ方向の位置決め位置が溝31の長さ方向の一辺の端部となるよう溝31を形成し、セラミック基板2を金属ブロック3に接合する時のスクラブ動作をこの端部に押し当てるようにして終了すれば、位置決め精度は向上する。すなわち、セラミック基板2の長さ方向へのスクラブ動作の時、スクラブ位置の中心あるいは任意の位置でスクラブ動作を終えずに、セラミック基板2が溝31の長さ方向の一辺に押し当てた状態でスクラブ動作を終え、そのまま冷却動作を行い、セラミック基板2を金属ブロック3に接合することで、幅方向だけでなく、長さ方向にもセラミック基板2の位置決めをすることができる。
また、溝31の幅の一部がセラミック基板2の幅と略等しくなっている領域は溝31の深さ方向に渡っていなくてもよい。すなわち、幅は溝31の底面側でも金属ブロック3の主面側でも、セラミック基板2より大きく、余裕が組立公差以下ある、略等しい幅の領域があればよい。そのため、その領域の溝31の壁面の形状は、底面に対して垂直に限らず、底面側にかけて広がっていてもよいし、逆に金属ブロック3の主面側にかけて広がるようにC面やR面となっていてもよい。
図3Hおよび図3Iは、溝31の壁面を金属ブロック3の主面側に広がるようなC面あるいはR面とした場合の例である。それぞれ図中(b)は図中(a)のA−A方向の断面を示した図である。このように、テーパ状になっていれば、セラミック基板2を溝31に接合する時にセラミック基板2が位置ずれしても、ずれ量がC面やR面で広がった寸法内であった場合、セラミック基板2が溝31のC面またはR面に沿って溝31内に収容されることで、位置ずれを修正できる効果がある。
溝31の幅方向と長さ方向は金属ブロック3に対してどのような向きに設けてもよいが、半導体レーザチップ1の接合時にはセラミック基板の幅方向にスクラブ動作し、その幅方向は溝31でほぼ基板を固定するので、溝31の長さ方向を半導体レーザチップ1の光軸の向きと平行にして載置すれば、光軸の位置ずれを防止できる効果が得られる。すなわち、半導体レーザチップ1の光軸と直交するように半導体レーザチップ1が、セラミック基板が固定された幅方向にスクラブ動作されるので、光軸の位置ずれを防止できる。
サーモモジュール4は、例えば吸熱部41、ペルチェ素子42、放熱部43等から構成される。半導体レーザチップ1からの発熱をセラミック基板2および金属ブロック3を介して、吸熱部41で受け、ペルチェ素子42を介して放熱部43へ伝達し、放熱部から例えば金属ステム(図示せず)等へ放出する。このようにして、半導体レーザチップ1は、サーモモジュール4によって、その温度が制御される。これにより、半導体レーザチップ1は安定した動作を継続することが可能になる。
次にはんだ6、はんだ7、はんだ8について説明する。
はんだ6はセラミック基板2の一方の面に形成された電極パターン21bと金属ブロック3に設けられた溝31の底面との接合に用いられる。はんだ6によってセラミック基板2が接合される時は、金属ブロック3はサーモモジュール4にはんだ8によって接合されている。よって、はんだ6の材料は、はんだ6の接合時にはんだ8が再溶融しないように、融点がはんだ8より低く、熱伝導率の大きい金属が好ましい。そのため、はんだは、一般的にはSn、Pb、Au、Ag、Cu、Zn、Ni、Sb、Bi、In、Ge等を含有し、その融点が450℃未満の合金が用いられるが、はんだ6には、主にSnにAgやCu等を含有し、その融点が250℃未満の合金を用いるのが好ましい。また、はんだの接合後の厚さは放熱性の観点から、0.3mm以下とするのが好ましい。さらには0.1mm以下とするのがより好ましい。
はんだ7はセラミック基板2の他方の面に形成された電極パターン21aと半導体レーザチップ1との接合に用いられる。はんだ7によって半導体レーザチップ1が接合される時は、セラミック基板2は金属ブロック3にはんだ6によって接合されており、金属ブロック3はサーモモジュール4にはんだ8によって接合されている。よって、はんだ7の材料は、はんだ6と同様に、はんだ7の接合時にはんだ8が再溶融しないように、融点がはんだ8より低く、熱伝導率の大きい金属が好ましい。この時、はんだ6は再溶融しても全く問題ない。そのためはんだ7も、主にSnにAgやCu等を含有し、その融点が250℃未満の合金を用いるのが好ましい。はんだ6と全く同じ材料を用いてもよい。また、はんだの接合後の厚さは放熱性の観点から、はんだ6と同様に、0.3mm以下とするのが好ましい。さらには0.1mm以下とするのがより好ましい。
金属ブロック3は主面が図1のy軸正方向を向くように配置され、この主面と対向するy軸負方向を向く面とサーモモジュール4の吸熱部41の表面とがはんだ8によって接合される。はんだ8によって金属ブロック3が接合された後は、セラミック基板2が金属ブロック3にはんだ6によって接合され、半導体レーザチップ1がセラミック基板2にはんだ7によって接合される。よって、はんだ8の材料は、はんだ6およびはんだ7の接合時にはんだ8が再溶融しないように、融点がはんだ6やはんだ7より高く、熱伝導率の大きい金属が好ましい。そのため、はんだ8には、主にAuにSnやGe等を含有し、その融点が250℃以上の合金を用いるのが好ましい。加えて、はんだ接合時の加熱でサーモモジュール4が破壊しないように、その融点がサーモモジュール4の耐熱温度未満、例えば350℃未満の合金であればより好ましい。
以上のように構成された本実施の形態1に係る光モジュール101の効果について説明する。
ここでは、はんだ6およびはんだ7を溶融してはんだ接合するため、サーモモジュール4の底面からのホットプレートによる全体加熱を行うものとする。
金属ブロック3の主面のセラミック基板2がはんだ6によって接合される位置に、セラミック基板2より大きく、少なくとも幅の一部がセラミック基板2の幅と略等しい溝31を設けることで、はんだ6とはんだ7に融点が同程度のはんだを用いても、はんだ接合時にセラミック基板2を溝31の長さ方向へ、半導体レーザチップ1を溝31の幅方向へスクラブ動作することができる。一方、少なくとも幅の一部がセラミック基板2の幅と略等しい、すなわち幅方向の余裕がセラミック基板2の組立公差以下であるので、半導体レーザチップ1を溝31の幅方向へスクラブ動作時にはセラミック基板2は幅方向には固定されている。これによって、各工程でのはんだ接合時にスクラブ動作が可能となり、はんだ表面の酸化被膜を除去して、はんだを確実にお互いの部材に濡れ広がらせて確実にはんだ接合することができる。加えて、はんだ内の気泡も除去できるため、はんだボイドを低減することができる。したがって、信頼性が高く熱抵抗の小さい、高品質なはんだ接合部を得ることができる。
さらに、はんだ接合時にセラミック基板2を溝31の長さ方向へ、半導体レーザチップ1を溝31の幅方向へと、90度異なる方向にスクラブ動作することで、セラミック基板2と金属ブロック3を接合するはんだ6が溶融した状態でも、半導体レーザチップ1をスクラブ動作することができる。そのため、半導体レーザチップ1とセラミック基板2との接合と、セラミック基板2と金属ブロック3との接合を、一度の加熱で行うことができる。これによって、従来のはんだ6とはんだ7に融点の異なるはんだを用いた場合と比較して、はんだ接合工程を少なくできるため、光モジュールの組立てに必要なコストを安くすることができる。
また、溝31の長さ方向を半導体レーザチップ1の光軸の方向と平行になるよう設けた場合、セラミック基板2の幅方向の位置が溝31の幅によって決まり、半導体レーザチップ1のスクラブ動作時にセラミック基板2が溝31の幅方向に組立公差より大きく動くこともないため、セラミック基板2の搭載位置精度を向上し、半導体レーザチップ1の光軸の位置ずれを抑制することができる。
加えて、半導体レーザチップ1の発熱によってはんだにクリープ変形が生じても、セラミック基板2は溝31の幅方向に組立公差より大きくは動かないため、セラミック基板2のはんだクリープによる光軸の位置ずれを防止することができる。これによって、光モジュール101の信頼性を向上することができる。
実施の形態2.
本発明の実施の形態2に係る光モジュールについて、図を用いて説明する。
図4は、実施の形態2における光モジュール102の概略構成を示す斜視図である。実施の形態1では、金属ブロック3に溝31を形成した例について説明したが、本実施の形態2では開口部51を有する金属プレート5をはんだ9で金属ブロック3に接合したものを用いた例について示す。ここでは、主に相違点について説明を行い、同じ構成部分についてはその説明を省略する。なお、図2は光モジュール102における基本的な構成部分のみを図示し、その他の構成部分については図示を省略している。
実施の形態1では、セラミック基板2の搭載位置精度を向上し、組立て時および動作時の半導体レーザチップ1の光軸の位置ずれを抑制するために、金属ブロック3の主面のセラミック基板2がはんだ6によって接合される位置に、長さ方向が半導体レーザチップ1の光軸の方向と平行となるように溝31を設ける例を説明した。
一方、製品の種類によって光軸の位置が異なる、つまりセラミック基板2の大きさや搭載位置が異なる場合、製品の種類ごとに溝31の大きさや位置を変更した金属ブロック3を準備する必要がある。
そこで、セラミック基板2がその開口部に収容されて接合できるように、セラミック基板2より大きく、幅はセラミック基板2の幅と略等しい開口部51を有する金属プレートを用いる。ここで、セラミック基板の幅と略等しいとは、幅方向の余裕がセラミック基板2の組立公差以下であることを言う。金属プレート5の開口部51は、はセラミック基板2がはんだ6によって接合される位置に形成されており、金属プレート5ははんだ9によって金属ブロック3に接合するように構成した。金属ブロック3は実施の形態1と同様に、はんだ8を介して、サーモモジュール4に接合される。
また、開口部51は実施の形態1の溝31と同様、図3A〜図3Iで示したように、幅方向の少なくとも一部がセラミック基板2の幅と略等しくなるように形成されていればよい。開口部51は貫通していなくても、溝形状であってもよい。開口部51が金属プレート5を貫通している場合、熱抵抗の増加を防止することができだけでなく、金属ブロック3に対し開口部51の壁面を容易に垂直に形成でき、セラミック基板2を金属ブロック3に接合する時、開口部51の内壁面にセラミック基板2が接することでセラミック基板2が傾くことなく位置決めできる。
実施の形態1と同様に、セラミック基板2が開口部51内で開口部51の長さ方向にスクラブ動作されてはんだ6により接合され、その後、半導体レーザチップ1が開口部51の幅方向にスクラブ動作されながらはんだ7により接合される。
このように、半導体レーザチップ1の接合時に、開口部51の幅方向にスクラブ動作が行われても、セラミック基板2は開口部51の幅で固定され、実施の形態1の金属ブロックに溝31を設けた場合と同様、はんだ接合工程が簡便となり、組み立て精度の高い、信頼性の高い光モジュールを提供できるという効果を得ることができる。
加えて、このように構成することで、製品の種類ごとに光軸の位置が異なっていても、金属プレート5を適宜取り換えることで全て同じ金属ブロック3を用いることができるため、より好ましい。
金属プレート5は、金属ブロック3と同様に、Cu、Fe、Al等の金属、セラミック、樹脂等の絶縁体に金属が被覆されたもの等が用いられるが、線膨脹係数がセラミック基板2と金属ブロック3の中間となる材料を用いるのが好ましい。セラミック基板2がはんだ6によって接合された金属ブロック3の部位は、セラミック基板2とともに半導体レーザチップ1の発熱を受けることになる。この場合、セラミック基板2と金属ブロック3の線膨脹係数差によって、はんだ6にクラックが発生することが懸念されるが、金属プレート5の線膨張係数がセラミック基板2と金属ブロック3の中間であれば、セラミック基板2と金属ブロック3の線膨脹係数差を緩和するように作用し、クラックの発生を抑制することができる。これによって、光モジュール102の信頼性をより向上する効果を得ることができる。
また、図4のように、金属プレート5と金属ブロック3とを同形状に形成すれば、金属プレート5を金属ブロック3の所定の位置にはんだ接合するとき、金属プレート5のいずれかの角部の位置が金属ブロック3のいずれかの角部の位置と一致するように治具を設けて固定すれば、金属プレート5の組立時の位置ズレを防止することができる。
金属プレート5と金属ブロック3とが同形状でなくても、例えば金属プレート5のいずれかの角部の位置が金属ブロック3のいずれかの角部の位置と一致するように設計することで、金属ブロック3の角部を固定する治具により、上述のように金属プレート5の組立時の位置ズレを防止することができる。
はんだ9によって金属プレート5と金属ブロック3が接合された後に、順次セラミック基板2が金属ブロック3にはんだ6によって接合され、半導体レーザチップ1がセラミック基板2にはんだ7によって接合される。よって、はんだ9の材料は、はんだ8と同様に、はんだ6およびはんだ7の接合時にはんだ9が再溶融しないように、融点がはんだ6やはんだ7より高い金属が好ましい。加えて、開口部51が溝形状となっている場合は、熱伝導率の大きい金属が好ましい。そのため、はんだ9には、主にAuにSnやGe等を含有し、その融点が250℃以上の合金を用いるのが好ましい。例えば、はんだ8と同じはんだを用いてもよい。
はんだ9が金属プレート5の開口部51内にはみ出している場合、開口部51内にはんだ6を設置してセラミック基板2を接合する時に、セラミック基板2が傾き位置決めできないことが危惧される。そのため、はんだ9は、接合時に溶融したはんだ9が開口部51の内部にはみ出すことのないように、例えば金属プレート5の外周に沿う位置等に配置するのが好ましい。金属プレート5の金属ブロック3とはんだ9で接合される面に、例えば溶融したはんだ9が逃げるための溝を設ける、金属プレート5の内側から外側に向かって傾斜をつける等することで、溶融したはんだ9が開口部51の内部にはみ出さないようにすることができる。
また、セラミック基板2を金属ブロック3にはんだ6で接合する工程の前に、サーミスタ等の部材を金属ブロック3にはんだ接合する工程がある場合、金属プレート5を同時にはんだ接合することで、光モジュール102を組立てる工程を増やさずに、金属ブロック3に金属プレート5をはんだ接合する効果を得ることができる。
実施の形態3.
実施の形態1ではセラミック基板2を収容する溝を有する例、実施の形態2では開口部を有する金属プレートを用いる例について示したが、本実施の形態3で金属ブロック3の表面に、セラミック基板2を収容するダム10を形成する例について、図を用いて説明する。
図5は、実施の形態3における光モジュール103の概略構成を示す斜視図である。ここでは、主に実施の形態1、2との相違点について説明を行い、同じ構成部分についてはその説明を省略する。なお、図5は光モジュール103における基本的な構成部分のみを図示し、その他の構成部分については図示を省略している。
図において、ダム10は、セラミック基板2を金属ブロック3にはんだ接合する部位に収容できるように形成されたもので、熱硬化性樹脂等の接着性のある粘性材料からなる。例えば、熱硬化性樹脂を金属ブロック3の所定部位に塗布する。その際に、樹脂は熱硬化による収縮率等を考慮して、所定形状に塗布され、その後加熱して硬化させてダム10を形成する。形成されたダムの内部11は、実施の形態1の溝31、実施の形態2の開口部51と同様に、セラミック基板2より大きく、幅はセラミック基板2の幅と略等しく形成される。ここで、セラミック基板の幅と略等しいとは、幅方向の余裕がセラミック基板2の組立公差以下であることを言う。
また、ダム内部11は、幅方向の少なくとも一部がセラミック基板2の幅と略等しくなるように形成されていればよい。
はんだ8によってサーモモジュール4と金属ブロック3が接合された後に、順次セラミック基板2が金属ブロック3にはんだ6によって接合され、半導体レーザチップ1がセラミック基板2にはんだ7によって接合される。熱硬化性樹脂は、例えばエポキシ樹脂等が用いられ、その硬化温度は、はんだ8の融点より十分低いので、ダム10形成時にはんだ8が再溶融することはない。
実施の形態1、2と同様に、セラミック基板2がダム内部11で長さ方向にスクラブ動作されながらはんだ6により接合され、その後、半導体レーザチップ1がダム内部11の幅方向にスクラブ動作されながらはんだ7により接合される。
このように、半導体レーザチップ1の接合時に、ダム10の幅方向にスクラブ動作が行われても、セラミック基板2はダム内部11の幅で固定され、実施の形態1、2と同様、はんだ接合工程が簡便となり、組み立て精度の高い、信頼性の高い光モジュールを提供できるという効果を得ることができる。
加えて、このように構成することで、製品の種類ごとに光軸の位置が異なっていても、金属ブロックの加工や、金属プレートの加工を行うことなく、また、金属ブロックや金属プレートのようにはんだ接合することもないので、簡便にダム構造を形成し、信頼性の高い光モジュールを提供することができる。
することができる。
実施の形態4.
本実施の形態4では、実施の形態1における光モジュール101の製造方法について、図6A〜図6Eを参照して説明する。
まず、図6Aに示すように、溝31加工が施され、表面全体がAuめっきされた金属ブロック3は、はんだ8でサーモモジュール4に接合された後、その主面が図中y軸方向となるようにN雰囲気下でホットプレート50に載置される。金属ブロック3の主面に設けられた溝31の底面にはんだ6を載置または供給してはんだ接合を開始する。はんだ6は溝31の底面に予め蒸着やめっき等で形成されていてもよい。
このとき、図6Bに示すように、光モジュール101の全体を、サーモモジュール4の底面からホットプレート50ではんだ6の融点以上、はんだ8の融点未満まで加熱してはんだ6を溶融させる。本実施の形態4では、はんだ8に融点280℃のAuSnはんだ、はんだ6に融点230℃のSnAgCuはんだを使用し、ホットプレート50の加熱温度は260℃としている。
セラミック基板2はコレット60で保持され、溝31の上方に配置される。
次に、図6Cに示すように、コレット60で保持されたセラミック基板2を上方より溶融したはんだ6上に載置、すなわちはんだ6を挟んで金属ブロック3の溝31に配置して、S1方向にスクラブ動作を行う。このとき、スクラブ動作は、溝31の長さ方向である図6Cのx軸方向に行う。溝31のx軸方向の寸法はセラミック基板2のx軸方向の寸法にスクラブ動作で移動させる寸法を加えた寸法より大きいため、スクラブ動作でセラミック基板2の長さ方向の両端面21cが溝31の側面に接触することはない。
また、本実施の形態4ではセラミック基板2をスクラブ動作させるために、セラミック基板2より大きいコレット60でセラミック基板2の周囲を保持しているが、溝31の深さはセラミック基板2のコレット60で覆われていない部分の厚さより浅いため、コレット60の先端が金属ブロック3の主面に当たることはない。x軸方向に加えてz軸方向にもスクラブ動作を行っても良いが、溝31のz軸方向の寸法はセラミック基板2のZ軸方向の寸法にスクラブ動作で移動させる寸法を加えた寸法より小さいため、スクラブ動作時にセラミック基板2の側面が溝31の壁面に接触する。本実施の形態では、セラミック基板2のx軸方向の寸法(長さ)が1.5mm、y軸方向の寸法(厚さ)が0.3mm、z軸の寸法(幅)が1.0mmに対して、コレット60の長さが1.6mm、幅が1.1mmで、コレット60の先端がセラミック基板2の電極パターン21a側の表面から0.1mmの位置に来るよう保持している。また、溝31の寸法は長さ3.0mm、深さ0.1mm、幅1.02mmとした。セラミック基板2の中心と溝31の中心が合う位置にセラミック基板2を載置し、x軸方向に片側0.5mmスクラブ動作させる。スクラブ動作によってはんだ6の新生面が現れ、セラミック基板2のはんだ6と対向する面に形成された電極パターン21bと溝31の底面全体に濡れ拡がったはんだ6とが接合される。なお、電極パターン21bはAuめっきで形成されており、はんだ6との接合性は良好である。
セラミック基板2と金属ブロック3とがはんだで接合された後、セラミック基板2はコレット60の保持から解放される。次に、図6Dに示すように、セラミック基板2の、Auめっきで形成された電極パターン21a上に、はんだ7を載置または供給する。ここでは、はんだ7ははんだ6と同じ融点230℃のSnAgCuはんだを使用する。はんだ7もはんだ6と同様に、電極パターン21a上に予め蒸着やめっき等で形成されていてもよい。載置または供給されたはんだ7はすぐに融点に達し溶融する。
半導体レーザチップ1はコレット70で保持され、溝31内のセラミック基板2の上方に配置される。
次に、図6Eに示すように、溶融したはんだ7上にコレット70で保持された半導体レーザチップ1を光軸がx軸方向になるよう載置、すなわちはんだ7を挟んでセラミック基板2に配置して、S2方向にスクラブ動作を行う。このスクラブ動作はセラミック基板2を金属ブロック3に接合する際にスクラブ動作したx軸方向とは直交する(90度異なる)z軸方向にのみ行う。このとき、半導体レーザチップ1はコレット70によってセラミック基板2側に加圧されており、はんだ6も溶融しているため、セラミック基板2が半導体レーザチップ1と共にz軸方向に動こうとする。しかし、溝31のz軸方向の寸法は、セラミック基板2のz軸方向の寸法と略同じで余裕が片側0.01mm程度以下しかないため、スクラブ動作中にセラミック基板2の側面が溝31の壁面に当接することで、セラミック基板2はほぼ固定される。本実施の形態3では半導体レーザチップ1をz軸方向に片側0.5mmスクラブ動作させるため、0.49mmは半導体レーザチップ1のみを動かすことができる。
このように、半導体レーザチップ1のセラミック基板2との接合時に、スクラブ動作が可能となる。スクラブ動作によってはんだ7の表面の酸化被膜が破壊されてはんだ接合部の外に排斥されることで新生面が現れ、半導体レーザチップ1のはんだ7と対向する面とセラミック基板2の電極パターン21aの表面全体にはんだが濡れ拡がり、確実にはんだ接合することができる。
半導体レーザチップ1とセラミック基板2とがはんだで接合された後、半導体レーザチップ1はコレット70の保持から解放され、工程が完了する。
半導体レーザチップ1のスクラブ動作が可能となったことで、はんだ7内の気泡をスクラブ動作によって除去できることもでき、はんだ7内のボイドを低減し、はんだ接合の信頼性が高まる。
また、本実施の形態4で組立てる光モジュール101は、光軸の位置ズレの観点から、例えば設計値に対して0.05mm以内に収めるのが好ましいが、セラミック基板2は溝31の幅以上には動かないため、光軸の位置をセラミック基板2と溝31の寸法差である0.02mm以内に収めることができる。
さらに、セラミック基板2の側面が溝31の幅方向壁面に当接して固定されることで、2回の直交する方向(90度異なる方向)でのスクラブ動作で、確実なはんだ接合を可能とするとともに、セラミック基板2の搭載位置精度が向上し、光軸の位置ずれを抑制することができる。
本実施の形態4では、はんだ6とはんだ7には同じ材料のはんだを用いたが、融点の異なる別のはんだを用いても良い。このとき、はんだ6とはんだ7の融点差が40℃以内程度であれば、組立時の加熱状態の変化によっては同時に溶融する可能性があり、本実施の形態にかかる光モジュール101で得られる効果と同等の効果が得られる。
例えば、はんだ6にSnAgCuはんだを板はんだで供給し、はんだ7にSnCuはんだをセラミック基板2上に予め蒸着して供給する場合、はんだ6とはんだ7の融点差は約10℃程度であるが、融点280℃のAuSnはんだを用いたはんだ8とはんだ7の融点は50℃以上離れているため、ホットプレート50の設定温度は260℃のままでもはんだ6とはんだ7を同時に溶融することができる。これによって、はんだ7をセラミック基板2上に予め蒸着して供給しておくことができるため、はんだ7を組立時に供給する工程を省略することができる。
はんだ6およびはんだ7に共にSn系のはんだを用いることで、安価なはんだではんだ6とはんだ7の融点差を容易に40℃以内にすることができる。
はんだ6とはんだ7に同じ材料のはんだを用いれば、はんだ供給の工程が簡便となり、かつ本実施の形態4にかかる光モジュール101で得られる効果がより大きくなるため、好ましい。
また、本実施の形態では、溝31は長方形の例で説明したが、実施の形態1の図3A〜図3Iのいずれのものも使用できる。
溝31の内壁面は本実施の形態4では底面に対して垂直としたが、図3Hや図3Iに示すように、C面やR面を設けて溝31の内壁面が底面から金属ブロック3の主面にかけて広がるように溝31を設けてもよい。これによって、図6Cで説明した工程でセラミック基板2の搭載位置がずれても、溝31の金属ブロック3の主面側の寸法内であれば、セラミック基板2がC面やR面に沿って底面に移動することで、搭載位置精度を高めることができる。
同様に、本実施の形態4における溝31の形状は、図3Fに示すように、スクラブ動作を含めたセラミック基板2の最終的な搭載位置ではない部位では、溝31の幅寸法を広げた形状としてもよい。図6Cで説明した工程のセラミック基板2の搭載時に溝31の幅寸法を広げた位置でセラミック基板2を溝31の底面からは距離を開けた位置、本実施の形態4であれば、例えば溝31の底面から0.05mmの位置までセラミック基板2を下ろし、そこから高さを変えずにセラミック基板2を搭載位置まで平面方向にスライド移動させることができる。これによって、セラミック基板2の搭載位置がずれても、セラミック基板2が溝31の壁面に沿って移動することで、搭載位置のずれを修正できる効果を得ることができる。
以上、説明したように実施の形態4に係る光モジュールの製造方法によれば、各はんだ接合工程で、はんだを溶融させてスクラブ動作を行うことができ、酸化被膜を排除し、健全なはんだ接合部を得ることができる。従来は、後工程のはんだ接合時に前工程までのはんだが溶融しないようにはんだを選択するか、あるいは前工程までを固定するようなことが必要であったが、本実施の形態では、はんだ6とはんだ7に同じはんだであっても、溝31の幅方向にセラミック基板2が固定されるため、一度の加熱ではんだ表面の酸化被膜を除去して、はんだを確実にお互いの部材に濡れ拡がらせることができ、かつはんだ内の気泡を除去してボイドを低減することができる。その結果、低コストで信頼性が高く熱抵抗の小さい、高品質なはんだ接合部を得ることができる。
さらに、溝31の長さ方向を半導体レーザチップ1の光軸の方向と平行となるように設けることで、セラミック基板2の搭載位置精度を向上し、組立て時および動作時の半導体レーザチップ1の光軸の位置ずれを抑制することができる。
その結果、高品質なはんだ接合部を備えた信頼性の高い、安価な光モジュールを得ることができる。
実施の形態5.
実施の形態4では、実施の形態1の金属ブロック3に溝31が設けられた例について説明したが、実施の形態2の金属プレート5を用いる場合にも同様に光モジュール102を製造することができる。本実施の形態5では、金属プレート5を用いる場合(実施の形態2の光モジュール102)の製造方法について説明する。
図7A、図7B及び図7Cは、本実施の形態5に係る光モジュール102の製造方法の一部を示した斜視図である。金属プレート5を用いる場合は、実施の形態4の図6Aが図7A、図7B及び図7Cに置き換えられる。
図7Aにおいて、表面全体がAuめっきされた金属ブロック3は、はんだ8でサーモモジュール4に接合された後、その主面が図中y軸方向となるようにN雰囲気下でホットプレート50に載置される。
金属プレート5は予め、セラミック基板2がその開口部に収容されて接合できるように、セラミック基板2より大きく、幅はセラミック基板2の幅と略等しい開口部51が形成されている。
金属ブロック3と金属プレート5とが接合された時の開口部51に対応する金属ブロック3の部位32(図7A中点線で囲まれた領域)にはんだ9がはみださないように、金属ブロック3の主面のこの部位32を除いた領域に、はんだ9が載置または供給される。はんだ9は、実施の形態2で記載のとおり、はんだ8と同様に、はんだ6およびはんだ7の接合時にはんだ9が再溶融しないように、融点がはんだ6やはんだ7より高い金属が好ましい。
図7Bにおいて、金属ブロック3の主面に金属プレート5を載置し、図のように金属ブロック3と金属プレート5が同形状であれば、角部を治具等で固定し(図示せず)、位置決めする。はんだ9が溶融し、金属ブロック3と金属プレート5とがはんだ接合されたら、開口部51の内部にはんだ9がはみだしていないことを確認する。
図7Cにおいて、金属プレート5の開口部51内部にはんだ6が載置または供給される。
セラミック基板2をはんだ接合する工程以降は、図6B〜図6Eと同様なので説明を省略する。
以上、説明したように実施の形態5に係る光モジュールの製造方法によれば、実施の形態4と同様の効果を得ることができる。すなわち、セラミック基板2より大きく、幅はセラミック基板2の幅と略等しい開口部51の形成された金属プレートを金属ブロックの主面にはんだ接合したので、以降のはんだ接合工程である、セラミック基板2の接合および半導体レーザチップ1の接合時に、それぞれはんだを溶融させてスクラブ動作を行うことができ、酸化被膜を排除し、健全なはんだ接合部を得ることができる。従来は、後工程のはんだ接合時に前工程までのはんだが溶融しないようにはんだを選択するか、あるいは前工程までを固定するようなことが必要であったが、本実施の形態では、はんだ6とはんだ7に同じはんだであっても、開口部51の幅方向にセラミック基板2が固定されるため、一度の加熱ではんだ表面の酸化被膜を除去して、はんだを確実にお互いの部材に濡れ拡がらせることができ、かつはんだ内の気泡を除去してボイドを低減することができる。その結果、低コストで信頼性が高く熱抵抗の小さい、高品質なはんだ接合部を得ることができる。
さらに、開口部51の長さ方向を半導体レーザチップ1の光軸の方向と平行となるように設けることで、セラミック基板2の搭載位置精度を向上し、組立て時および動作時の半導体レーザチップ1の光軸の位置ずれを抑制することができる。
その結果、高品質なはんだ接合部を備えた信頼性の高い、安価な光モジュールを得ることができる。



実施の形態6.
実施の形態3のダム10を用いる場合にも、実施の形態4と同様に光モジュール103を製造することができる。
実施の形態4の図6Aにおいて、溝31が形成されていない表面全体がAuめっきされた金属ブロック3を用いる。すなわち、表面全体がAuめっきされた金属ブロック3は、はんだ8でサーモモジュール4に接合された後、その主面が図中y軸方向となるようにN雰囲気下でホットプレート50に載置される。
熱硬化性樹脂を金属ブロック3の所定部位に塗布する。その際に、樹脂は熱硬化による収縮率等を考慮して、所定形状に塗布され、その後加熱、硬化させてダム10を形成する。形成されたダムの内部11は、セラミック基板2より大きく、幅はセラミック基板2の幅と略等しく形成される。
このダムの内部11にはんだ6が載置または供給される。
セラミック基板2をはんだ接合する工程以降は、図6B〜図6Eと同様なので説明を省略する。
以上、説明したように実施の形態6に係る光モジュールの製造方法によれば、実施の形態4または5と同様の効果を得ることができる。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、実施の形態を適宜、変形、省略したりすることが可能である。
1 半導体レーザチップ、 2 セラミック基板、 3 金属ブロック、
4 サーモモジュール、 5 金属プレート、 6、7、8、9 はんだ、
10 ダム、 11 ダム内部、 21 セラミック基材、
21a、21b 電極パターン、 21c 端面、
31 溝、 31w 幅がwである領域、 32 金属プレートの部位、
41 吸熱部、 42 ペルチェ素子、 43 放熱部、
50 ホットプレート、 51 開口部、 60、70 コレット、
101、102、103 光モジュール、
S1、S2 スクラブ方向、 w、w1 幅。

Claims (6)

  1. 金属ブロックの上に、絶縁基板、光半導体素子を順次はんだで接合する光モジュールの製造方法であって、
    前記金属ブロックに形成され、前記絶縁基板の外形より大きい溝であって、少なくとも幅の一部が前記絶縁基板の幅と略等しい溝に、第一のはんだを挟んで前記絶縁基板を配置し、
    前記絶縁基板を前記溝の長さ方向にスクラブ動作を行いはんだ接合し、
    前記絶縁基板に第二のはんだを挟んで前記光半導体素子を配置し、
    前記光半導体素子を上記溝の幅方向にスクラブ動作を行いはんだ接合する、ことを特徴とする光モジュールの製造方法。
  2. 金属ブロックの上に、絶縁基板、光半導体素子を順次はんだで接合する光モジュールの製造方法であって、
    前記金属ブロックの上に、開口部が前記絶縁基板の外形より大きい開口部であって、少なくとも幅の一部が前記絶縁基板の幅と略等しい開口部を有する金属プレートを接合し、
    前記開口部に第一のはんだを挟んで前記絶縁基板を配置し、
    前記絶縁基板を前記開口部の長さ方向にスクラブ動作を行いはんだ接合し、
    前記絶縁基板に第二のはんだを挟んで前記光半導体素子を配置し、
    前記光半導体素子を上記開口部の幅方向にスクラブ動作を行いはんだ接合する、ことを特徴とする光モジュールの製造方法。
  3. 金属ブロックの上に、絶縁基板、光半導体素子を順次はんだで接合する光モジュールの製造方法であって、
    形状が前記絶縁基板の外形より大きく、少なくとも幅の一部が前記絶縁基板の幅と略等しい形状を有するダムが設けられた前記金属ブロックのダム内に、第一のはんだを挟んで前記絶縁基板を配置し、
    前記絶縁基板を前記ダムの長さ方向にスクラブ動作を行いはんだ接合し、
    前記絶縁基板に第二のはんだを挟んで前記光半導体素子を配置し、
    前記光半導体素子を上記ダムの幅方向にスクラブ動作を行いはんだ接合する、ことを特徴とする光モジュールの製造方法。
  4. 上記第一のはんだと上記第二のはんだとが共にSnを主成分とするはんだであることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の光モジュールの製造方法。
  5. 上記第一のはんだと上記第二のはんだとが同一材料であることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の光モジュールの製造方法。
  6. 前記光半導体素子を前記光半導体素子の光軸方向と直交する方向にスクラブ動作を行うことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の光モジュールの製造方法。
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