JP6875015B2 - 収納体 - Google Patents

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JP6875015B2
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Description

本発明は、上部及び前部が開口自在な収納体に関するものである。
従来から、特許文献1に開示されるように、左右一対の側板部と底板部と背板部とを有し、上部及び前部が開口して上部開口部と前部開口部とが設けられる収納ケース部に、上蓋部及び前蓋部を設けて成る収納体(所謂フラップ式ボックス)が知られている。
特許第6284507号公報
上述の収納体は、上蓋部及び前蓋部を設けた状態で多段に積み重ね載置して用いることができると共に、この積み重ね載置状態で上蓋部に対して前蓋部を上方へ回動して前部開口部を開口できるものであるが、上蓋部及び前蓋部を取り外した状態で別の収納体(収納ケース部)を積み重ね載置して使用したいという要望もある。
また、上蓋部及び前蓋部を輸送時や保管時に複数枚重ね収納したり、この上蓋部及び前蓋部とは別体とした補強桟となる横桟を側板部の上端部の前端部間に着脱自在に設け、この横桟を不使用時には取り外して収納ケース部も輸送時や保管時に複数入れ込み重ね収納(ネスティング)したい要望もある。
本発明は、上述のような現状に鑑み、上蓋部及び前蓋部とは別体とした補強桟となる横桟を側板部の上端部の前端部間に着脱自在に設けて、上蓋部や前蓋部が不要な場合に取り外して使用できるのは勿論、不使用時にはこの横桟を取り外すことで上蓋部及び前蓋部を複数枚重ね収納できるだけでなく、この横桟のない収納ケース部も輸送時や保管時に複数入れ込み重ね収納(ネスティング)できる極めて実用的な収納体を提供するものである。
また、上蓋部及び前蓋部とは別体とした補強桟となる横桟を側板部の上端部の前端部間に設けて、上蓋部及び他の収納ケース部を積み重ね載置可能な枠状載置部を設けることで、上蓋部を良好に係止して前蓋部の回動操作を良好に行えるのは勿論、上蓋部を取り外した状態でも他の収納ケース部を良好に積み重ね載置(スタッキング)することを可能とした実用的な収納体を提供するものである。
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
左右一対の側板部1と底板部2と背板部3とを有し、上部及び前部が開口して上部開口部4と前部開口部5とが設けられる収納ケース部6と、この収納ケース部6に着脱自在に設けられる前記上部開口部4を閉塞する上蓋部7及び前記前部開口部5を閉塞する前蓋部8とを備え、前記上蓋部7の前端部に前記前蓋部8が枢着され、この前蓋部8が前記上蓋部7に対して上下方向に回動自在に設けられ前記前部開口部5は前記前蓋部8の開閉動作により開閉自在に設けられ、前記上蓋部7を載置部として積み重ね可能に構成されている収納体であって、前記側板部1の上端部の前端部には、前記左右一対の側板部1の上端部1aの前端部間に係合させて架設される横桟9が着脱自在に取り付けられる横桟取付部10が設けられ、この横桟取付部10に係合させて取り付け架設される前記横桟9と前記左右一対の側板部1と前記背板部3の各上端部9a・1a・3aで前記上蓋部7を載置可能な枠状載置部11が形成され、前記上蓋部7には、少なくとも前記枠状載置部11の前記横桟9及び前記背板部3の上端部9a・3aに係止される係止部20が設けられ、前記収納ケース部6に前記上蓋部7が前後ずれ不能に位置決め載置される構成であることを特徴とする収納体に係るものである。
また、左右一対の側板部1と底板部2と背板部3とを有し、上部及び前部が開口して上部開口部4と前部開口部5とが設けられる収納ケース部6と、この収納ケース部6に着脱自在に設けられる前記上部開口部4を閉塞する上蓋部7及び前記前部開口部5を閉塞する前蓋部8とを備え、前記上蓋部7の前端部に前記前蓋部8が枢着され、この前蓋部8が前記上蓋部7に対して上下方向に回動自在に設けられ前記前部開口部5は前記前蓋部8の開閉動作により開閉自在に設けられ、前記上蓋部7を載置部として積み重ね可能に構成されている収納体であって、前記側板部1の上端部の前端部には、前記左右一対の側板部1の上端部1aの前端部間に係合させて架設される横桟9を取り付けるための横桟取付部10が設けられ、この横桟取付部10に係合させて取り付け架設される前記横桟9と前記左右一対の側板部1と前記背板部3の各上端部9a・1a・3aで前記上蓋部7及び他の前記収納ケース部6を載置可能な枠状載置部11が形成され、前記上蓋部7には、少なくとも前記枠状載置部11の前記横桟9及び前記背板部3の上端部9a・3aに係止される係止部20が設けられ、前記収納ケース部6に前記上蓋部7が前後ずれ不能に位置決め載置される構成であり、前記収納ケース部6には、少なくとも前記枠状載置部11の前記横桟9の前記上端部9aに係止される係合部13が設けられ、前記収納ケース部6は、前記上蓋部7及び前記前蓋部8を取り外して前記枠状載置部11に、前記他の収納ケース部6を積み重ね載置した際、前記他の収納ケース部6の前記係合部13が前記横桟9の前記上端部9aに係止されて前記他の収納ケース部6が前ずれ不能に位置決め載置される構成であることを特徴とする収納体に係るものである。
また、左右一対の側板部1と底板部2と背板部3とを有し、上部及び前部が開口して上部開口部4と前部開口部5とが設けられる収納ケース部6と、この収納ケース部6に着脱自在に設けられる前記上部開口部4を閉塞する上蓋部7及び前記前部開口部5を閉塞する前蓋部8とを備え、前記上蓋部7の前端部に前記前蓋部8が枢着され、この前蓋部8が前記上蓋部7に対して上下方向に回動自在に設けられ前記前部開口部5は前記前蓋部8の開閉動作により開閉自在に設けられ、前記上蓋部7を載置部として積み重ね可能に構成されている収納体であって、前記側板部1の上端部の前端部には、前記左右一対の側板部1の上端部1aの前端部間に係合させて架設される横桟9が着脱自在に取り付けられる横桟取付部10が設けられ、この横桟取付部10に係合させて取り付け架設される前記横桟9と前記左右一対の側板部1と前記背板部3の各上端部9a・1a・3aで前記上蓋部7及び他の前記収納ケース部6を載置可能な枠状載置部11が形成され、前記上蓋部7には、少なくとも前記枠状載置部11の前記横桟9及び前記背板部3の上端部9a・3aに係止される係止部20が設けられ、前記収納ケース部6に前記上蓋部7が前後ずれ不能に位置決め載置される構成であり、前記収納ケース部6には、少なくとも前記枠状載置部11の前記横桟9の前記上端部9aに係止される係合部13が設けられ、前記収納ケース部6は、前記上蓋部7及び前記前蓋部8を取り外して前記枠状載置部11に、前記他の収納ケース部6を積み重ね載置した際、前記他の収納ケース部6の前記係合部13が前記横桟9の前記上端部9aに係止されて前記他の収納ケース部6が前ずれ不能に位置決め載置される構成であることを特徴とする収納体に係るものである。
また、前記横桟9には、上方に回動した前記前蓋部8の保持係止部24を係止保持して前記前部開口部5を開口保持させるための前蓋開口保持係合部23が設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の収納体に係るものである。
また、前記枠状載置部11を構成する前記横桟9と前記左右一対の側板部1と前記背板部3の前記各上端部9a・1a・3aには、前記他の収納ケース部6の前記底板部2が載置される同一高さの平坦面9b・1b・3bが夫々設けられていることを特徴とする請求項2,3のいずれか1項に記載の収納体に係るものである。
また、前記横桟取付部10は前記左右一対の側板部1の上端部1aの前端部に対向状態に設けられ、前記横桟取付部10の凹部若しくは凸部に前記横桟9の両端部に設けた凸部若しくは凹部が夫々凹凸係合により取り付けられるように構成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の収納体に係るものである。
また、前記係止部20は前記上蓋部7の下面に設けられ、前記枠状載置部11の内側に挿入嵌合されるか若しくは前記枠状載置部11の外側に被嵌係止されるように構成されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の収納体に係るものである。
また、前記横桟9の前記上端部9aと前記左右一対の側板部1若しくは前記背板部3の上端部1a・3aとに夫々係止されるように前記収納ケース部6の前記係合部13が構成されていることを特徴とする請求項2,3のいずれか1項に記載の収納体に係るものである。
また、前記係合部13は、前記底板部2の下面12に突設される足部であり、前記他の収納ケース部6を前記枠状載置部11に載置した際に前記枠状載置部11の開口部14内に配設され、この足部が前記横桟9の内面に当接係止することで前記他の収納ケース部6の前ずれが防止されるように構成されていることを特徴とする請求項2,3,8のいずれか1項に記載の収納体に係るものである。
また、前記足部は、前記枠状載置部11の開口部14内に配設された際、前記左右一対の側板部1の内面及び前記背板部3の内面に当接係止する形状に設定され、前記枠状載置部11に載置された前記他の収納ケース部6の前後左右ずれが防止されるように構成されていることを特徴とする請求項9記載の収納体に係るものである。
また、前記上蓋部7の上面外周部に前記収納ケース部6の前記係合部13と係止する被係合部15が設けられていることを特徴とする請求項2,3,8,9,10のいずれか1項に記載の収納体に係るものである。
本発明は上述のように構成したから、上蓋部及び前蓋部とは別体とした補強桟となる横桟を側板部の上端部の前端部間に着脱自在に設けて、上蓋部や前蓋部が不要な場合に取り外して使用できるのは勿論、不使用時には横桟を取り外すことで上蓋部及び前蓋部を複数枚重ね収納できるだけでなく、この横桟のない収納ケース部も輸送時や保管時に複数入れ込み重ね収納(ネスティング)できる極めて実用的な収納体となる。
また、上蓋部及び前蓋部とは別体とした補強桟となる横桟を側板部の上端部の前端部間に設けて、上蓋部を良好に係止して前蓋部の回動操作を良好に行えるのは勿論、上蓋部を取り外した状態でも他の収納ケース部を良好に積み重ね載置(スタッキング)することを可能とした実用的な収納体となる。
即ち、請求項1記載の発明においては、上蓋部及び前蓋部とは別体とした補強桟となる横桟を側板部の上端部の前端部間に着脱自在に設けたから、補強桟が別体となるため上蓋部及び前蓋部を薄く形成できることから、不使用時にはこの上蓋部及び前蓋部を複数枚重ね収納でき、また、使用時には横桟により収納ケース部は補強されてたとえスタッキングしても変形や歪みが抑制され、また上蓋部を良好に係止して前蓋部の回動操作を良好に行えるのは勿論、不使用時にはこの横桟を取り外すことで、収納ケース部も輸送時や保管時に複数入れ込み重ね収納(ネスティング)できる極めて実用的な収納体となる。
また、請求項2記載の発明においては、上蓋部及び前蓋部とは別体とした補強桟となる横桟を側板部の上端部の前端部間に設けて、上蓋部及び他の収納ケース部を積み重ね載置(スタッキング)可能な枠状載置部を設けることで、上蓋部を良好に係止して前蓋部の回動操作を良好に行えるのは勿論、上蓋部を取り外した状態でも他の収納ケース部を良好に積み重ね載置(スタッキング)することを可能とした実用的な収納体となる。
また、更に請求項3記載の発明においては、横桟は着脱自在であるから、横桟を取り外して上部及び前部が開口した状態で使用することもできる極めて実用的な収納体となる。
また、請求項4記載の発明においては、横桟を、前蓋部を上方に回動して保持係止部を係止させて前部開口部を開口保持させるための前蓋開口保持係合部を設ける部材とすることができ、一層優れた収納体となる。
また、請求項6,7記載の発明においては、本発明を一層容易に実現でき、一層実用性に優れた収納体となる。
また、請求項5,8,9,10,11記載の発明においては、上蓋部及び前蓋部を取り外した状態で横桟を利用して別の収納ケース部を位置決め状態に上部に積み重ね載置(スタッキング)できる構成を一層容易に実現でき、一層実用性に優れた収納体となる。
第1実施例の概略説明斜視図である。 第1実施例の収納ケース部の概略説明斜視図である。 第1実施例の使用状態の一例を示す概略説明斜視図である。 図3の要部の拡大概略説明断面図である。 第1実施例の使用状態の一例を示す概略説明斜視図である。 図5の要部の拡大概略説明断面図である。 第1実施例の使用状態の一例を示す概略説明斜視図である。 第1実施例の使用状態の一例を示す概略説明斜視図である。 第1実施例の上蓋部及び前蓋部の概略説明斜視図である。 第2実施例の概略説明斜視図である。 第2実施例のスタッキング状態での概略説明斜視図である。 第2実施例のスタッキング状態で下側の前蓋部を開口保持した状態での概略説明側断面図である。 第2実施例の上蓋部及び前蓋部を取り外した収納ケース部の概略説明斜視図である。 第2実施例の横桟が着脱されることを示す概略説明分解斜視図である。 第2実施例のネスティング状態での収納ケース部の概略説明斜視図である。 第2実施例の上蓋部及び前蓋部の重ね収納した状態を示す概略説明斜視図である。
好適と考える本発明の実施形態を、図面に基づいて本発明の作用を示して簡単に説明する。
横桟取付部10に横桟9を収納ケース部6の左右側板部の上端部の前端部間に架設状態に取り付け、この横桟9を利用して上蓋部7及び前蓋部8を取り付けして、上蓋部7を載置用天板部とすることができるとともに、この上蓋部の上に他の収納ケース部6を載置した状態で前蓋部を上方へ回動することで前部開口部5を開口することができるように構成される。
従って、上蓋部7及び前蓋部8の例えば回動自在に連結する枢着部に、補強構造を施さなくて良いから、上蓋部7及び前蓋部8を板状に薄く形成することができるため、不使用時には複数枚重ね収納でき、輸送スペースや保管スペースをとらない。
また、この横桟9は上部開口部4及び前部開口部5を有する収納ケース部6の変形や歪みを抑制する補強桟として機能するため、この上蓋部7の上部に載置物を載置したり、他の収納ケース部6を積み重ねたりする場合の補強桟となり、前蓋部8の開閉操作も支障なくスムーズに行え、また、この補強桟となる横桟9に前蓋開口保持係合部23を設ければ、前蓋部8の保持係止部24を上方へ回動して係止させて前部開口部5を開口保持するための部材としても機能させることができる。
更にこの横桟9は着脱自在に設けたから、この横桟9を取り外せば、上部開口部4及び前部開口部5が開口した状態で使用できるし、不使用時にはこの収納ケース部6も複数入れ込み重合収納(ネスティング)でき輸送スペースや保管スペースをとらず極めて実用性に優れた収納体となる。
また、請求項2記載の発明においては、横桟取付部10に横桟9を取り付けた状態で、上蓋部7及び前蓋部8を位置決め状態に取り付けられるが、この上蓋部7及び前蓋部8を取り外し、この横桟9及び側板部1の上端部1aなどから成る枠状載置部11に、他の収納ケース部6を積み重ね載置(スタッキング)できる、即ち、前記他の収納ケース部6の係合部13が横桟9の上端部9aに係止されて前記他の収納ケース部6が前ずれ不能に位置決め載置できる。また、横桟9により前述のとおり一対の側板部1が外方に広がり難くなり、積み重ねの際の変形が防止される。
即ち、上蓋部7がない収納ケース部6に、前ずれを防止し且つ側板部1の外方への変形を防止した状態で他の収納ケース部6を積み重ね載置することも可能となる。また、同型の収納ケース部6に限らず、異形状の収納ケースであっても、前記係合部13と同様に、枠状載置部11に載置した際に横桟9の上端部に係止される係合部13が下面に設けられていれば、上蓋部7なしの収納ケース部6の枠状載置部11に前ずれ不能且つ側板部1の変形を防止した状態で積み重ね載置することが可能となる。例えば、上部開口型の収納ケースや、収納ケース部6より左右幅の小さい上部開口型若しくは前部開口型の収納ケースを前ずれ不能且つ側板部1の変形を防止した状態で積み重ね載置可能となる。
また、上蓋部7を設けた構成では、この上蓋部7を載置部として従来同様に積み重ね載置することができる。この際、上蓋部7の係止部20が、横桟9及び背板部3の上端部内面に夫々係止されて前後ずれ不能に位置決められることで、前蓋部8の開閉動作を良好に行えることになる(特に前蓋部8を上方に回動操作する際、上蓋部7の前側が持ち上がり上部開口部4から外れてしまうことを防止できる。)。
また、請求項3記載の発明においては、上記請求項2記載の発明の作用効果に加えて、更に横桟9が着脱自在であるから、これを外した状態で上部開口部4及び前部開口部5が開口した収納ケース部6として使用することもできる。またネスティングも可能となる。
本発明の具体的な第一実施例について図1〜図9に基づいて説明する。
本実施例は、左右一対の側板部1と底板部2と背板部3とを有し、上部及び前部が開口して上部開口部4と前部開口部5とが設けられる収納ケース部6と、この収納ケース部6に着脱自在に設けられる前記上部開口部4を閉塞する上蓋部7及び前記前部開口部5を閉塞する前蓋部8とを備え、前記前部開口部5を前記前蓋部8の開閉動作により開閉自在に設け、前記上蓋部7を載置部として積み重ね可能に構成した収納体、即ち、従来の上蓋部7を載置部として使用できるように構成した前面(正面)開口型収納体(上蓋部7に同型のものをスタッキング可能とした前面開口型収納体)を改良したものであり、横桟9を設けることで上蓋部7がない状態でも収納ケース部6に他の収納ケース部6等を良好に積み重ね載置可能としたものである。
各部を具体的に説明する。
本実施例は、図1に図示したように、左右一対の側板部1と底板部2と背板部3と上部開口部4と前部開口部5とを有する一体成形された合成樹脂製の収納ケース部6と、前記上部開口部4を閉塞する合成樹脂製の上蓋部7と、前記前部開口部5を閉塞する合成樹脂製の前蓋部8とから成り、前記上蓋部7の前端部に前記前蓋部8を枢着して、この前蓋部8を前記上蓋部7に対して上下方向に回動自在に設けて、前記前部開口部5を前記前蓋部8の開閉動作により開閉自在に設けた構成すると共に、前記上蓋部7を載置部として使用できるように構成している。
本実施例の収納ケース部6は、図2に図示したように、上部開口部4及び前部開口部5を有する箱状に形成すると共に、前面部をく字状、具体的には、上側前面部を外方(前方)に向かって下がり傾斜する側面視後傾傾斜面に、下側前面部を内方(後方)に向かって下がり傾斜する側面視前傾傾斜面に形成し、この側面視後傾傾斜面に形成した上側前面部を開口し前部開口部5を設けている。
また、上部開口部4の開口縁部(一対の側板部1及び背板部3の上端面)はフランジ状に構成され、面一の平面視コ字状の平坦面1b・3bに設定されている。図中符号16は持ち手穴である。前部開口部5の開口縁部もフランジ状に構成されている。
前蓋部8は前部開口部5の開口縁部により下方への回動が規制される(前蓋部8の裏面の外周縁部が前部開口部5の開口縁部に添設される。)。横桟9は、その前面が前記前部開口部5の開口縁部より前方に突出しないように構成されている。本実施例では、横桟9の前面は前記前部開口部5の開口縁部と面一となるように構成されている。従って、前蓋部8と横桟9との干渉が防止され、前部開口部5は前蓋部8により良好に閉塞される。
前記側板部1の上端部1aの前端部には、前記一対の側板部1間に架設される横桟9が着脱自在に取り付けられる横桟取付部10が設けられ、この横桟取付部10及び前記横桟9は、この横桟9と前記一対の側板部1と前記背板部3の各上端部9a・1a・3aで他の前記収納ケース部6を載置可能な枠状載置部11を形成し得るように構成されている。横桟9の前面は前記前部開口部5の開口縁部と面一となるように構成されている。
本実施例においては、前記側板部1の上端部1aの前端部に横桟取付部10を設けている。
本実施例の前記横桟取付部10は前記一対の側板部1の内面に対向状態に設けられる一対の凹部であり、この凹部内に前記横桟9の両端部が配設されて前記横桟9が前記一対の側板部1間に架設状態に設けられるように構成されている。本実施例においては前記凹部は上下方向に延びるアリ溝状であり、横桟9の両端部はこのアリ溝形状に一致するアリ溝係合部に設定されている。従って、アリ溝状凹部の上端開口側からアリ溝係合部をアリ溝状凹部に夫々挿入配設することで、横桟9を一対の側板部1間に前後及び左右方向に抜けない状態で架設することができる。この横桟9により一対の側板部1の前端側の開きが抑制され、他の収納ケース部6を積み重ね載置した場合の側板部1の開き変形が防止される。なお、凹部の形状はアリ溝形状に限らず、他の形状としても良い。
図9に図示したように、上蓋部7の下面には、前記枠状載置部11の内側に挿入嵌合される係止部20が設けられ、前記一対の側板部1、前記背板部3及び前記横桟9の上端部内面に前記係止部20が夫々係止して前記上蓋部7が前後左右ずれ不能に位置決められる構成としている。本実施例においては、係止部20は、上蓋部7の下面外周部に一巡するように設けられる平面視略矩形枠状の周壁状体としている。なお、係止部20は、周壁状体に限らず、間隔をおいて並設される凸部若しくは凸条部を上蓋部7の下面の四方に設けて(四辺に沿って設けて)夫々横桟9、側板部1及び背板部3の上端部内面に当接係止するように構成しても良い。また、枠状載置部11の外側に被嵌係止される構成としても良い。図中符号21はヒンジ部、22は上蓋部7の下面にして係止部20の外周領域に設けられ後記平坦支承面に受けられる平坦な被支承面である。
係止部20の突出高さは、少なくとも、前蓋部8を上方に回動操作する際、上蓋部7の前側が持ち上がり上部開口部4から外れてしまうことが背板部3及び横桟9と係止部20とが係止することで防止できる高さに設定する。
また、上蓋部7及び前蓋部8を設けて使用する場合、横桟9は設けたままでも良いし、取り外しても良い。
前記底板部2の下面12には、少なくとも前記横桟9の前記上端部9aと係止する係合部13が設けられている。
従って、前記上蓋部7を取り外して、前記枠状載置部11に、前記他の収納ケース部6を積み重ね載置した際、前記他の収納ケース部6の前記係合部13と前記横桟9の前記上端部9aとが係止して前記他の収納ケース部6が前ずれ不能に位置決められる。
本実施例においては、前記横桟9の前記上端部9aと前記一対の側板部1及び前記背板部3の上端部1a・3aとに夫々係止するように前記係合部13を設ける。
具体的には、前記係合部13は、前記底板部2の下面12に突設される足部であり、前記他の収納ケース部6を前記枠状載置部11に載置した際に前記枠状載置部11の開口部14内に配設され、この足部が前記横桟9の内面に当接係止することで前記他の収納ケース部6の前ずれが防止されるように構成されている。
更に具体的に説明すると、前記足部は、底板部2の下面外周部に一巡するように設けられる平面視略矩形枠状の周壁状体であり、四隅の近傍部(四辺の両端部位置)に一段突出する平坦な接地面部17が設けられている。この足部が前記枠状載置部11の開口部14内に配設された際、周壁状の足部の外周面が横桟9、側板部1及び背板部3の上端部内面に当接係止して前記枠状載置部11に載置された前記他の収納ケース部6の前後左右ずれが防止されるように構成されている。また、底板部2の下面12にして周壁状の足部の外周領域に後記平坦支承面に受けられる平坦な被支承面18が設けられている。図中符号19は側板部1及び背板部2の下端部に設けられる張出部でありその下面に前記被支承面18が設けられている。
なお、係合部13としての足部は、上述のような周壁状に限らず、間隔をおいて並設される凸部若しくは凸条部を底板部2の下面12の四方に設けて(四辺に沿って設けて)夫々横桟9、側板部1及び背板部3の上端部内面に当接係止するように構成しても良い。即ち、枠状載置部11の開口部14に嵌合し得る(横桟9、側板部1及び背板部3の上端部内面に夫々当接係止し得る)嵌合用凸部であれば、適宜採用できる。また、凸部に限らず係合用凹部を設ける構成としても良い。
また、横桟9の上端部9aと一対の側板部1及び背板部3の上端部1a・3aとで枠状載置部11が構成されている。前記横桟9の上端面は、上部開口部4の前記開口縁部(平面視コ字状の平坦面1b・3b)と同一高さで面一となる平坦面9bに設定され、各部の上端面(平坦面9b・1b・3b)で上蓋部7の下面及び収納ケース部6の底板部2の下面12を受ける面一の平坦支承面(足部の接地面部17の底面と平行な水平面)が形成されている。また、前記アリ溝状凹部の深さも横桟9の上端面(平坦面9b)が上部開口部4の開口縁部と面一になるように設定する。
また、前記上蓋部7の上面の外周部には前記係合部13と係止する被係合部15が設けられている。具体的には被係合部15は上蓋部7の上面の外周縁部に一巡するように形成される凸周壁であり、この凸周壁の内周面に足部の外周面が当接係止するように構成されている。従って、上蓋部7を取り外さない状態では、この上蓋部7を載置部として収納ケース部6(収納体)を積み重ね載置することができる。
上述の横桟9付きの収納ケース部6を用いることで、図3,4に図示したように上蓋部7及び前蓋部8を取り外した状態で同型の収納ケース部6を積み重ね載置できる(更にその上には上蓋部7及び前蓋部8付きの収納ケース部6を積み重ね載置することもできる。)。
また、図5,6に図示したように下端部に上述の収納ケース部6の下面に設けた係合部13及び被支承面18を有する上部開口型の収納ケース30を積み重ね載置したり、図7に図示したように図3,4の収納ケース部6や図5,6の収納ケース30より左右幅(及び上下高さ)の小さい収納ケース40を複数並設状態に積み重ね載置したりすることもできる。図中符号31・41は収納ケース全周に設けられ下面が被支承面18に設定される張出部であり、32・42は手持ち穴、33は収納ケース30の下面である。収納ケース30、40の下面には上述の係合部13及び被支承面18が形成されている。
また、図8に図示したように前蓋部8が連結されていない上蓋部7のみを平坦支承面に支承させ、更に他の収納ケース部6等を載置したりすることもできる。
従って、本実施例は、従来同様に上蓋部7及び前蓋部8が付いた状態で多段に積み重ね載置することもできるだけでなく、上述の多様な積み重ね態様を実現可能な今までにない収納体となる。
次に本発明の具体的な第二実施例について図10〜図16に基づいて説明する。
本実施例は、左右一対の側板部1と底板部2と背板部3とを有し、上部及び前部が開口して上部開口部4と前部開口部5とが設けられる収納ケース部6と、この収納ケース部6に着脱自在に設けられる前記上部開口部4を閉塞する上蓋部7及び前記前部開口部5を閉塞する前蓋部8とを備え、前記上蓋部7の前端部に前記前蓋部8が枢着されていて、この前蓋部8が前記上蓋部7に対して上下方向に回動自在に設けられ前記前部開口部5は前記前蓋部8の開閉動作により開閉自在に設けられ、前記上蓋部7を載置部として積み重ね可能に構成されている収納体であって、前記側板部1の上端部の前端部には、前記一対の側板部1の上端部1aの前端部間に係合させて架設される横桟9が着脱自在に取り付けられる横桟取付部10が設けられ、この横桟取付部10に係合させて取り付け架設される前記横桟9と前記一対の側板部1と前記背板部3の各上端部9a・1a・3aで前記上蓋部7を載置可能な枠状載置部11が形成されるように構成されていて、前記上蓋部7には、少なくとも前記枠状載置部11の前記横桟9及び前記背板部3の上端部9a・3aに係止される係止部20が設けられ、前記収納ケース部6に前記上蓋部7が前後ずれ不能に位置決め載置される構成とされている。
各部を具体的に説明する。
本実施例は、図10に図示したように、左右一対の側板部1と底板部2と背板部3と上部開口部4と前部開口部5とを有する一体成形された合成樹脂製の収納ケース部6と、前記上部開口部4を閉塞する合成樹脂製の上蓋部7と、前記前部開口部5を閉塞する合成樹脂製の前蓋部8とから成り、前記上蓋部7の前端部に前記前蓋部8を枢着して、この前蓋部8を前記上蓋部7に対して上下方向に回動自在に設けて、前記前部開口部5を前記前蓋部8の開閉動作により開閉自在に設けた構成すると共に、前記上蓋部7を載置部として使用できるように構成している。
本実施例の収納ケース部6は、図13に図示したように、上部開口部4及び前部開口部5を有する箱状に形成すると共に、前面部をく字状、具体的には、上側前面部を外方(前方)に向かって下がり傾斜する側面視後傾傾斜面に、下側前面部を内方(後方)に向かって下がり傾斜する側面視前傾傾斜面に形成し、この側面視後傾傾斜面に形成した上側前面部を開口し前部開口部5を設けている。
また、上部開口部4の開口縁部(一対の側板部1及び背板部3の上端面)はフランジ状に構成され、左右側板部1及び背板部3の上端面に上蓋部7の周縁部に形成した係止部20が被嵌して位置ずれ防止状態に係止する係止突条部25が突出形成されている。図中符号16は持ち手穴である。
前蓋部8は前部開口部5の開口縁部により下方への回動が規制される(前蓋部8の裏面の外周縁部が前部開口部5の開口縁部に添設される。)。
また、図12に示すように、前蓋部8は途中で二つ折り自在に形成され、前蓋部8を上方に回動しつつ下側部を折り返してその下端部の保持係止部24を横桟9の前面の前蓋開口保持係合部23に掛け止め係止して前蓋部8を開口保持し、スタッキング状態においても前部開口部5を開口保持し得るように構成している。
横桟9は、その前面が前記前部開口部5の開口縁部より前方に突出しないように構成されている。本実施例では、横桟9の前面は前記前部開口部5の開口縁部と面一となるように構成されている。従って、前蓋部8と横桟9との干渉が防止され、前部開口部5は前蓋部8により良好に閉塞される。
前記側板部1の上端部1aの前端部には、前記一対の側板部1間に架設される横桟9が着脱自在に取り付けられる横桟取付部10が設けられている。
本実施例においては、前記側板部1の上端部1aの前端部に横桟取付部10を設けている。
本実施例の前記横桟取付部10は前記一対の側板部1の内面に対向状態に設けられる一対の凹部であり、この凹部内に前記横桟9の両端部が配設されて前記横桟9が前記一対の側板部1間に架設状態に設けられるように構成されている。本実施例においては前記凹部は上下方向に延びるアリ溝状であり、横桟9の両端部はこのアリ溝形状に一致するアリ溝係合部に設定されている。従って、アリ溝状凹部の上端開口側からアリ溝係合部をアリ溝状凹部に夫々挿入配設することで、横桟9を一対の側板部1間に前後及び左右方向に抜けない状態で架設することができる。この横桟9により一対の側板部1の前端側の開きが抑制され、上蓋部7上に他の収納ケース部6を積み重ね載置した場合の側板部1の開き変形が防止される。なお、凹部の形状はアリ溝形状に限らず、他の形状としても良い。
図12に図示したように、上蓋部7の下面には、前記枠状載置部11の前記係止突条部25に被嵌される係止部20が設けられ、前記一対の側板部1、前記背板部3及び前記横桟9の上端部の係止突条部25に前記係止部20が被嵌状態に係止して前記上蓋部7が前後左右ずれ不能に位置決められる構成としている。
前記底板部2の下面には、少なくとも上蓋部7の上面後部に設けた差し込み係止タイプの係合部26に差し込み係合して係止する後部差し込み係止部27が設けられている。
なお、この第2実施例は、第1実施例と異なり上蓋部7及び前蓋部8を取り外した状態(図12)では、他の収納ケース部6や他の載置物をスタッキングできる仕様とはなっていない構成である。
なお、本発明は、第1,第2実施例に限られるものではなく、各構成要件の具体的構成は適宜設計し得るものである。
1 側板部
1a 上端部
1b 平坦面
2 底板部
3 背板部
3a 上端部
3b 平坦面
4 上部開口部
5 前部開口部
6 収納ケース部
7 上蓋部
8 前蓋部
9 横桟
9a 上端部
9b 平坦面
10 横桟取付部
11 枠状載置部
12 下面
13 係合部
14 開口部
15 被係合部
20 係止部
23 前蓋開口保持係合部
24 保持係止部

Claims (11)

  1. 左右一対の側板部と底板部と背板部とを有し、上部及び前部が開口して上部開口部と前部開口部とが設けられる収納ケース部と、この収納ケース部に着脱自在に設けられる前記上部開口部を閉塞する上蓋部及び前記前部開口部を閉塞する前蓋部とを備え、前記上蓋部の前端部に前記前蓋部が枢着され、この前蓋部が前記上蓋部に対して上下方向に回動自在に設けられ前記前部開口部は前記前蓋部の開閉動作により開閉自在に設けられ、前記上蓋部を載置部として積み重ね可能に構成されている収納体であって、前記側板部の上端部の前端部には、前記左右一対の側板部の上端部の前端部間に係合させて架設される横桟が着脱自在に取り付けられる横桟取付部が設けられ、この横桟取付部に係合させて取り付け架設される前記横桟と前記左右一対の側板部と前記背板部の各上端部で前記上蓋部を載置可能な枠状載置部が形成され、前記上蓋部には、少なくとも前記枠状載置部の前記横桟及び前記背板部の上端部に係止される係止部が設けられ、前記収納ケース部に前記上蓋部が前後ずれ不能に位置決め載置される構成であることを特徴とする収納体。
  2. 左右一対の側板部と底板部と背板部とを有し、上部及び前部が開口して上部開口部と前部開口部とが設けられる収納ケース部と、この収納ケース部に着脱自在に設けられる前記上部開口部を閉塞する上蓋部及び前記前部開口部を閉塞する前蓋部とを備え、前記上蓋部の前端部に前記前蓋部が枢着され、この前蓋部が前記上蓋部に対して上下方向に回動自在に設けられ前記前部開口部は前記前蓋部の開閉動作により開閉自在に設けられ、前記上蓋部を載置部として積み重ね可能に構成されている収納体であって、前記側板部の上端部の前端部には、前記左右一対の側板部の上端部の前端部間に係合させて架設される横桟を取り付けるための横桟取付部が設けられ、この横桟取付部に係合させて取り付け架設される前記横桟と前記左右一対の側板部と前記背板部の各上端部で前記上蓋部及び他の前記収納ケース部を載置可能な枠状載置部が形成され、前記上蓋部には、少なくとも前記枠状載置部の前記横桟及び前記背板部の上端部に係止される係止部が設けられ、前記収納ケース部に前記上蓋部が前後ずれ不能に位置決め載置される構成であり、前記収納ケース部には、少なくとも前記枠状載置部の前記横桟の前記上端部に係止される係合部が設けられ、前記収納ケース部は、前記上蓋部及び前記前蓋部を取り外して前記枠状載置部に、前記他の収納ケース部を積み重ね載置した際、前記他の収納ケース部の前記係合部が前記横桟の前記上端部に係止されて前記他の収納ケース部が前ずれ不能に位置決め載置される構成であることを特徴とする収納体。
  3. 左右一対の側板部と底板部と背板部とを有し、上部及び前部が開口して上部開口部と前部開口部とが設けられる収納ケース部と、この収納ケース部に着脱自在に設けられる前記上部開口部を閉塞する上蓋部及び前記前部開口部を閉塞する前蓋部とを備え、前記上蓋部の前端部に前記前蓋部が枢着され、この前蓋部が前記上蓋部に対して上下方向に回動自在に設けられ前記前部開口部は前記前蓋部の開閉動作により開閉自在に設けられ、前記上蓋部を載置部として積み重ね可能に構成されている収納体であって、前記側板部の上端部の前端部には、前記左右一対の側板部の上端部の前端部間に係合させて架設される横桟が着脱自在に取り付けられる横桟取付部が設けられ、この横桟取付部に係合させて取り付け架設される前記横桟と前記左右一対の側板部と前記背板部の各上端部で前記上蓋部及び他の前記収納ケース部を載置可能な枠状載置部が形成され、前記上蓋部には、少なくとも前記枠状載置部の前記横桟及び前記背板部の上端部に係止される係止部が設けられ、前記収納ケース部に前記上蓋部が前後ずれ不能に位置決め載置される構成であり、前記収納ケース部には、少なくとも前記枠状載置部の前記横桟の前記上端部に係止される係合部が設けられ、前記収納ケース部は、前記上蓋部及び前記前蓋部を取り外して前記枠状載置部に、前記他の収納ケース部を積み重ね載置した際、前記他の収納ケース部の前記係合部が前記横桟の前記上端部に係止されて前記他の収納ケース部が前ずれ不能に位置決め載置される構成であることを特徴とする収納体。
  4. 前記横桟には、上方に回動した前記前蓋部の保持係止部を係止保持して前記前部開口部を開口保持させるための前蓋開口保持係合部が設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の収納体。
  5. 前記枠状載置部を構成する前記横桟と前記左右一対の側板部と前記背板部の前記各上端部には、前記他の収納ケース部の前記底板部が載置される同一高さの平坦面が夫々設けられていることを特徴とする請求項2,3のいずれか1項に記載の収納体。
  6. 前記横桟取付部は前記左右一対の側板部の上端部の前端部に対向状態に設けられ、前記横桟取付部の凹部若しくは凸部に前記横桟の両端部に設けた凸部若しくは凹部が夫々凹凸係合により取り付けられるように構成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の収納体。
  7. 前記係止部は前記上蓋部の下面に設けられ、前記枠状載置部の内側に挿入嵌合されるか若しくは前記枠状載置部の外側に被嵌係止されるように構成されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の収納体。
  8. 前記横桟の前記上端部と前記左右一対の側板部若しくは前記背板部の上端部とに夫々係止されるように前記収納ケース部の前記係合部が構成されていることを特徴とする請求項2,3のいずれか1項に記載の収納体。
  9. 前記係合部は、前記底板部の下面に突設される足部であり、前記他の収納ケース部を前記枠状載置部に載置した際に前記枠状載置部の開口部内に配設され、この足部が前記横桟の内面に当接係止することで前記他の収納ケース部の前ずれが防止されるように構成されていることを特徴とする請求項2,3,8のいずれか1項に記載の収納体。
  10. 前記足部は、前記枠状載置部の開口部内に配設された際、前記左右一対の側板部の内面及び前記背板部の内面に当接係止する形状に設定され、前記枠状載置部に載置された前記他の収納ケース部の前後左右ずれが防止されるように構成されていることを特徴とする請求項9記載の収納体。
  11. 前記上蓋部の上面外周部に前記収納ケース部の前記係合部と係止する被係合部が設けられていることを特徴とする請求項2,3,8,9,10のいずれか1項に記載の収納体。
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