JP6849218B2 - 蓋付き容器 - Google Patents

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Description

本発明は、物品の運搬等に使用される蓋付き容器に関するものである。
従来、複数種類の物品が予め定められた位置に収容される容器本体と、容器本体を閉塞可能な蓋部材とを備える容器が知られている。また、容器本体に物品を収容する作業に際しては、容器本体の内側における物品の配置が記された指示書等のシート状部材を参照することがある。例えば、蓋部材が容器本体に対して回動可能に連結されるとともに、開状態にある蓋部材が容器本体に対して約90度回動変位した起立姿勢で保持されるように構成された容器(例えば、特許文献1等参照。)に関しては、シート状部材を起立姿勢にある蓋部材の裏面(内側の面)に立て掛けるようにして設置することが考えられる。
実公昭46−14528号公報
ところで、シート状部材を起立姿勢にある蓋部材の裏面に立て掛ける場合には、シート状部材が容器本体側に傾倒したり、シート状部材の下部が容器本体側にスライド変位したりして、シート状部材を好適に立て掛けることが困難となるおそれがある。また、シート状部材をテープ等で蓋部材に貼着することも考えられるが、この場合には、物品の収容作業の前後でテープ等を貼ったり剥がしたりする手間が増え、作業性の低下を招くことが懸念される。
本発明は、上記例示した問題点等を解決するためになされたものであって、その目的は、シート状部材の設置状態の安定化を図ることのできる蓋付き容器を提供することにある。
以下、上記目的等を解決するのに適した各手段につき項分けして説明する。なお、必要に応じて対応する手段に特有の作用効果等を付記する。
手段1.略矩形板状の底壁部と、前記底壁部の各側辺部から上方に延びる側壁部とを具備する容器本体と、
略矩形板状の天板部と、前記天板部の各側辺部から下方に延びる縁壁部とを具備し、前記容器本体を閉塞可能な蓋部材とを備える蓋付き容器において、
前記蓋部材の前記縁壁部には、少なくとも前記縁壁部の下端部側の位置において外方に突出する傾斜支持突部が設けられ、
前記傾斜支持突部を接地させるようにして前記蓋部材を起立姿勢とするとともに、前記容器本体の前記底壁部の一側辺部側を前記蓋部材の内側に進入させて、前記傾斜支持突部が設けられた前記縁壁部の内面の上側に前記底壁部を載置させることにより、前記蓋部材を前記起立姿勢で保持可能に構成され、
前記蓋部材が前記起立姿勢で保持された状態において、前記天板部が上方に向けて前記容器本体から離間する側に傾斜して延びるとともに、前記天板部と、前記容器本体の前記側壁部との間に、シート状部材の下部を挿入可能なシート状部材挿入部が設けられ
前記底壁部の下面には、本体側段積み位置決め手段が設けられ、
前記天板部の上面には、前記容器本体に前記蓋部材を被せた状態で蓋付き容器同士を上下に積み重ねた場合に、上側の蓋付き容器の前記本体側段積み位置決め手段と水平方向において当接又は近接する蓋側段積み位置決め手段が設けられ、
前記蓋部材をその開口部が上方を向くようにして逆向きに設置するとともに、当該逆向きの蓋部材の内側に対し、前記容器本体のうち少なくとも前記底壁部を含む下部を収容可能に構成され、
前記蓋側段積み位置決め手段は、前記天板部の外周縁に隣接、又は、近接して複数設けられるとともに、前記複数の蓋側段積み位置決め手段は、前記天板部の中央部を中心として点対称形状となるように構成され、
前記蓋部材の前記天板部の上面の上側に、前記逆向きの蓋部材を重ねることで、下側の前記蓋部材と、上側の前記逆向きの蓋部材との前記蓋側段積み位置決め手段同士が水平方向において当接又は近接する構成であって、
前記底壁部は、透明、又は、半透明の材料により構成され、
前記逆向きの蓋部材の内側に前記容器本体を収容した状態において、前記逆向きの蓋部材の前記天板部と、当該蓋部材の内側に収容された前記容器本体の前記底壁部との間に、前記シート状部材を設置可能なシート状部材設置部が設けられることを特徴とする蓋付き容器。
手段1によれば、縁壁部の外面側に傾斜支持突部が設けられることにより、起立姿勢とされた蓋部材の天板部を上方に向けて容器本体から離間する側により大きく傾斜させることができる。従って、蓋部材が起立姿勢で保持された状態において、蓋部材の天板部と、容器本体のうち蓋部材に挿入された側壁部との間にシート状部材挿入部を確実に形成することができるとともに、シート状部材を起立姿勢の蓋部材の天板部の裏面に立て掛けることで、シート状部材が作業者から見易い角度とされる上、シート状部材が容器本体側に傾倒してしまうといった事態を回避することができる。また、天板部に立て掛けられたシート状部材の下部は、シート状部材挿入部に挿入されていることから、シート状部材の下部が容器本体側にスライド変位して脱落してしまうといった事態をより確実に防止することができる。結果として、シート状部材を見易い位置に安定して設置することができ、シート状部材を確認しつつの作業性の向上、例えば、シート状部材が、容器本体の内側における物品の配置が記された指示書の場合には、物品を容器本体の規定の位置に収容する際の作業性の向上を図ることができる。加えて、シート状部材を天板部に固定するためのテープ等を貼着しなくても済むことから、物品の収容作業性の向上を図るとともに、テープ等の剥がし忘れ、及び、剥がし残しの発生を回避することができる。
さらに、容器本体の底壁部は、一側部側が起立姿勢にある蓋部材の内側に挿入されて、傾斜支持突部が設けられた縁壁部の内面の上側に載置される。このため、底壁部は、蓋部材側に向けて若干上方傾斜することとなる。従って、容器本体を挟んで、起立姿勢の蓋部材と向き合わせで物品の収容作業等を行う作業者にとっては、容器本体の内部が手前側に若干下方傾斜し、容器本体の内部が比較的見易くなるとともに、容器本体に対する物品の出し入れを比較的行い易くすることができる。結果として、物品の収容作業性の向上をより一層図ることができる。特に、作業者に対して比較的高い位置に設置されている容器本体に対して物品の収容作業を行う場合には、かかる作用効果がより顕著に奏される。
加えて、容器本体と、蓋部材とが回動可能に連結される場合のように、連結部分が損傷し、場合によっては使用できなくなってしまうといった事態を回避することができる。
尚、傾斜支持部が設けられることによって、蓋部材が起立姿勢とされた状態では、傾斜支持突部が設けられた縁壁部は、天板部側に向けて下方傾斜する。これにより、シート状部材の下端部が当該縁壁部の内面に当接して支持される場合に、シート状部材の下端部の容器本体側への変位が規制されることとなり、シート状部材の設置状態の安定化を図ることができる。
また、容器本体が蓋部材で閉塞された状態の蓋付き容器同士を上下に積み重ねる(段積みする)ことができ、運搬作業性の向上、保管に際しての利便性の向上等を図ることができる。また、段積み状態にある蓋付き容器に対して物品を収容する場合に、段積みされた蓋付き容器のうち一番上側(最上段)の蓋付き容器を開状態とする場合には、最上段の蓋付き容器に関し、蓋部材を逆向きとして、当該蓋部材の内側に容器本体の下部を収容するとともに、当該蓋付き容器を、容器本体が蓋部材で閉塞された蓋付き容器に載置する(段積みする)ことで、蓋部材と、当該蓋部材に載置された逆向きの蓋部材との蓋側段積み位置決め手段同士が水平方向において当接又は近接する(略係止状態とされる)ように構成されている。従って、蓋付き容器の段積み状態を維持したまま、最上段の蓋付き容器を開状態とすることができ、例えば、物品を収容する作業を上側の蓋付き容器から順次行ったり、蓋付き容器に収容された物品の展示を行ったりすることができる。結果として、物品の収容作業性の向上、利便性の向上等を図ることができる。
さらに段積みされた蓋付き容器のうち最上段の蓋付き容器の蓋部材を逆向きとして内側に容器本体を収容し、当該容器本体に物品を収容する作業を行う場合に、例えば、容器本体の内側に収容されていたシート状部材を逆向きとした蓋部材の内側に設置し、当該シート状部材の上方に容器本体を収容することで、透明、又は、半透明な材料で構成された底壁部を介して、シート状部材を目視することができる。従って、物品の設置位置の真下にシート状部材を設置することができる。そのため、シート状部材が、例えば、指示書である場合には、物品の配置がより認識し易くなり、指示書を確認しつつ物品を容器本体の規定の位置に収容する際の作業性の向上を図ることができる。
また、逆向きとされた蓋部材の天板部と、その内側に収容された容器本体の底壁部との間にシート状部材が設置された状態(例えば、物品の収容作業の最中等)においては、シート状部材が蓋部材の内側に設置されていることから、シート状部材が脱落する等の事態を回避することができる。さらに、最上段の蓋部材を開状態としての作業(物品の収容作業等)が終わった場合には、容器本体を逆向きの蓋部材から取出すことで、逆向きの蓋部材の内側に設置されたシート状部材を取出すことができる。
加えて、シート状部材を固定するためのテープ等を貼着しなくても済むことから、物品の収容作業性の向上を図るとともに、テープ等の剥がし忘れ、及び、剥がし残しの発生を回避することができる。また、容器本体と、蓋部材とが回動可能に連結される場合のように、連結部分が損傷し、場合によっては使用できなくなってしまうといった事態を回避することができる。
手段略矩形板状の底壁部と、前記底壁部の各側辺部から上方に延びる側壁部とを具備する容器本体と、
略矩形板状の天板部と、前記天板部の各側辺部から下方に延びる縁壁部とを具備し、前記容器本体を閉塞可能な蓋部材とを備える蓋付き容器において、
前記蓋部材の前記縁壁部には、少なくとも前記縁壁部の下端部側の位置において外方に突出する傾斜支持突部が設けられ、
前記傾斜支持突部を接地させるようにして前記蓋部材を起立姿勢とするとともに、前記容器本体の前記底壁部の一側辺部側を前記蓋部材の内側に進入させて、前記傾斜支持突部が設けられた前記縁壁部の内面の上側に前記底壁部を載置させることにより、前記蓋部材を前記起立姿勢で保持可能に構成され、
前記蓋部材が前記起立姿勢で保持された状態において、前記天板部が上方に向けて前記容器本体から離間する側に傾斜して延びるとともに、前記天板部と、前記容器本体の前記側壁部との間に、シート状部材の下部を挿入可能なシート状部材挿入部が設けられ、
前記底壁部の下面には、本体側段積み位置決め手段が設けられ、
前記天板部の上面には、前記容器本体に前記蓋部材を被せた状態で蓋付き容器同士を上下に積み重ねた場合に、上側の蓋付き容器の前記本体側段積み位置決め手段と水平方向において当接又は近接する蓋側段積み位置決め手段が設けられ、
前記蓋部材をその開口部が上方を向くようにして逆向きに設置するとともに、当該逆向きの蓋部材の内側に対し、前記容器本体のうち少なくとも前記底壁部を含む下部を収容可能に構成され、
前記蓋側段積み位置決め手段は、前記天板部の外周縁に隣接、又は、近接して複数設けられるとともに、前記複数の蓋側段積み位置決め手段は、前記天板部の中央部を中心として点対称形状となるように構成され、
前記蓋部材の前記天板部の上面の上側に、前記逆向きの蓋部材を重ねることで、下側の前記蓋部材と、上側の前記逆向きの蓋部材との前記蓋側段積み位置決め手段同士が水平方向において当接又は近接する構成であって、
前記底壁部、及び、前記天板部は、透明、又は、半透明の材料により構成され、
前記蓋部材の前記天板部の上面の上側に前記逆向きの蓋部材を載置した状態において、前記蓋部材の前記天板部の上面と、前記逆向きの蓋部材の前記天板部との間に、前記蓋側段積み位置決め手段によって囲まれ、前記シート状部材を設置可能なシート状部材設置部が設けられることを特徴とする蓋付き容器。
手段によれば、上記手段と同様にして、蓋付き容器の段積み状態を維持したまま、最上段の蓋付き容器を開状態とすることができ、例えば、物品を収容する作業を上側の蓋付き容器から順次行ったり、蓋付き容器に収容された物品の展示を行ったりすることができる。結果として、物品の収容作業性の向上、利便性の向上等を図ることができる。
さらに、本手段によれば、段積みされた蓋付き容器のうち最上段の蓋付き容器の蓋部材を逆向きとして内側に容器本体を収容し、当該容器本体に物品を収容する作業を行う場合に、例えば、容器本体の内側に収容されていたシート状部材を、下側の蓋付き容器の天板部の上面に設置し、最上段の蓋付き容器を段積みすることで、透明、又は、半透明な材料により構成された底壁部、及び、天板部を介して、シート状部材を目視することができる。従って、物品の設置位置の真下にシート状部材を設置することができ、例えば、シート状部材が指示書の場合には、物品の配置がより認識し易くなり、指示書を確認しつつ物品を容器本体の規定の位置に収容する際の作業性の向上を図ることができる。また、蓋部材が逆向きとされた最上段の蓋付き容器の天板部と、上から2番目の蓋付き容器の蓋部材の天板部の上面との間にシート状部材が設置された状態(例えば、物品の収容作業の最中等)においては、シート状部材が蓋側段積み位置決め手段によって囲まれていることから、シート状部材が脱落する等の事態を回避することができる。さらに、最上段の蓋部材を開状態としての作業(物品の収容作業等)が終わった場合には、蓋付き容器を段積みの列から取外すことで、当該蓋付き容器の下方に設置されたシート状部材を取出すことができる。
加えて、シート状部材を固定するためのテープ等を貼着しなくても済むことから、物品の収容作業性の向上を図るとともに、テープ等の剥がし忘れ、及び、剥がし残しの発生を回避することができる。また、容器本体と、蓋部材とが回動可能に連結される場合のように、連結部分が損傷し、場合によっては使用できなくなってしまうといった事態を回避することができる。
尚、「前記天板部の上面の上側に前記底壁部を載置した状態において、前記天板部の上面と、前記底壁部の下面との間に、前記本体側段積み位置決め手段、及び、前記蓋側段積み位置決め手段のうち少なくとも一方によって囲まれる前記シート状部材設置部が設けられること」としてもよい。この場合、例えば、蓋付き容器を段積みする段階で、各蓋付き容器の下側にシート状部材を設置しておけば、最上段の蓋付き容器に対し物品を収容する作業を行うにあたり、最上段の蓋付き容器の蓋部材を逆向きとして容器本体を収容し、段積み状態に戻すだけで、当該最上段の蓋付き容器の底壁部、及び、天板部を介して、シート状部材を視認可能とすることができる。
手段略矩形板状の底壁部と、前記底壁部の各側辺部から上方に延びる側壁部とを具備する容器本体と、
略矩形板状の天板部と、前記天板部の各側辺部から下方に延びる縁壁部とを具備し、前記容器本体を閉塞可能な蓋部材とを備える蓋付き容器において、
前記蓋部材の前記縁壁部には、少なくとも前記縁壁部の下端部側の位置において外方に突出する傾斜支持突部が設けられ、
前記傾斜支持突部を接地させるようにして前記蓋部材を起立姿勢とするとともに、前記容器本体の前記底壁部の一側辺部側を前記蓋部材の内側に進入させて、前記傾斜支持突部が設けられた前記縁壁部の内面の上側に前記底壁部を載置させることにより、前記蓋部材を前記起立姿勢で保持可能に構成され、
前記蓋部材が前記起立姿勢で保持された状態において、前記天板部が上方に向けて前記容器本体から離間する側に傾斜して延びるとともに、前記天板部と、前記容器本体の前記側壁部との間に、シート状部材の下部を挿入可能なシート状部材挿入部が設けられ、
前記傾斜支持突部は、前記縁壁部の上端部側から下端部側に向けて前記縁壁部の外周側に傾斜して延び、前記蓋部材を前記起立姿勢とする場合に面で接地可能な支持面を備えていることを特徴とする蓋付き容器。
手段によれば、蓋部材が起立姿勢にある状態において、傾斜支持突部による支持状態の安定化を図ることができる。また、傾斜支持突部、及び、その周辺部位の剛性を高めることができ、同部位の損傷等を抑制することができる。
容器本体を開状態として蓋部材を起立姿勢で保持させた状態を示す蓋付き容器の斜視図である。 閉状態にある蓋付き容器の斜視図である。 図1に示す蓋付き容器からインナー容器を省略した状態を示す断面図である。 閉状態にある蓋付き容器の部分断面図である。 容器本体の上面側斜視図である。 容器本体の下面側斜視図である。 蓋部材の上面側斜視図である。 蓋部材の下面側斜視図である。 ロック部材の外面側斜視図である。 ロック部材の内面側斜視図である。 逆向きとされた蓋部材に収容された容器本体に対してインナー容器を収容した状態を示す蓋付き容器の斜視図である。 逆向きとされた蓋部材と、その内側に収容された容器本体とを示す(図11に示す蓋付き容器からインナー容器を省略した状態を示す)部分断面図である。 蓋付き容器を段積み状態とし、最上段の蓋付き容器に関しては蓋部材を逆向きとして載置された状態を示す斜視図である。 段積み状態における下側の蓋付き容器(例えば、図13の下から1番目の蓋付き容器)の蓋部材の段積み突部と、その上側の蓋付き容器(例えば、図13の下から2番目の蓋付き容器)の容器本体の支持リブとの位置関係を示す断面模式図である。 段積み状態において蓋部材が逆向きとされた最上段の蓋付き容器(例えば、図13の上から1番目の蓋付き容器)の蓋部材の段積み突部と、その下側の蓋付き容器(例えば、図13の上から2番目の蓋付き容器)の蓋部材の段積み突部との位置関係を示す平面模式図である。
以下に、一実施形態について図面を参照して説明する。図1等に示すように、蓋付き容器1は、上方に開口する容器本体2と、容器本体2に収容される複数のインナー容器3と、容器本体2に被せられる蓋部材4とを備えている。図5、図6等に示すように、容器本体2は、略矩形板状の底壁部11と、底壁部11の長側辺部から上方に延びる長辺側側壁部12と、底壁部11の短側辺部から上方に延びる短辺側側壁部13とを備えている。図1、図11に示すように、インナー容器3は、略矩形板状の底板部21と、底板部21の長側辺部から上方に延びる長辺側側板部22と、底板部21の短側辺部から上方に延びる短辺側側板部23とを備えている。図7、図8等に示すように、蓋部材4は、略矩形板状の天板部31と、天板部31の長側辺部から下方に延びる長辺側縁壁部32と、天板部31の短側辺部から下方に延びる短辺側縁壁部33とを備え、容器本体2に対して着脱自在に構成されている。本実施形態では、容器本体2、インナー容器3、及び、蓋部材4は、透明、又は、半透明なポリプロピレンにより構成されている。
図1等に示すように、容器本体2には、大きさ、及び、形状の異なる複数種類のインナー容器3を収容可能に構成されている。また、図11に示すように、インナー容器3を、その開口部が下方を向く逆向きとして容器本体2に収容することも可能である。尚、図11に示すように、インナー容器3は、底板部21の下面のうち底板部21の各コーナー部の近傍部位から下方に突出する略円筒状の支持突部24を備え、支持突部24は、開口部が上方を向く通常向きとしてインナー容器3を容器本体2に収容する場合に、底壁部11と当接して支持されるように構成されている。
図2、図4等に示すように、蓋部材4の天板部31は、容器本体2の一対の長辺側側壁部12の上辺部、及び、一対の短辺側側壁部13の上辺部で構成される枠状部よりも一回り大きく構成され、容器本体2の開口部を閉塞可能に構成されている。加えて、蓋部材4の長辺側縁壁部32、及び、短辺側縁壁部33の上下幅は、容器本体2の長辺側側壁部12、及び、短辺側側壁部13の上下幅よりも短く構成され、蓋部材4を容器本体2に被せた状態で、長辺側縁壁部32、及び、短辺側縁壁部33が、容器本体2が設置されている床面等の設置面よりも上方に位置するように構成されている。
さらに、図1等に示すように、インナー容器3の上下幅は、容器本体2の長辺側側壁部12、及び、短辺側側壁部13の底壁部11からの延出長よりも若干短く構成されており、インナー容器3の上端部が、容器本体2に被せられた蓋部材4の天板部31の下面と近接するようになっている。尚、蓋部材4の長辺側縁壁部32、及び、短辺側縁壁部33は、容器本体2の長辺側側壁部12、及び、短辺側側壁部13、並びに、インナー容器3の長辺側側板部22、及び、短辺側側板部23と同様に、開口部側に向けて外方に若干傾斜して延びている。
また、図2、図7等に示すように、各短辺側縁壁部33の外面側には、ロック部材41を取付けるためのロック取付凹部34が、短辺側縁壁部33の横幅方向中央部を内側に凹ませるようにして設けられている。さらに、図7、図9、図10に示すように、ロック部材41は、ロック取付凹部34の両内側側面の上部において設けられた軸孔35に軸支される一対の軸部42を備えるとともに、ロック取付凹部34の両内側側面の下部において設けられた係止部36に係止される被係止部43を備えている。ロック部材41は、短辺側縁壁部33の上下方向に沿って延びるロック位置とされることで、被係止部43が係止部36に係止され、ロック部材41の下部が外方に開く解除位置とされることで、被係止部43と係止部36との係止状態が解除されるようになっている。
また、図4等に示すように、ロック取付凹部34は、ロック部材41の厚みよりも若干深く構成されており、ロック位置のロック部材41が短辺側縁壁部33から外方に突出しないようにすることができる。加えて、図7、図8に示すように、ロック取付凹部34における短辺側縁壁部33の下辺部の位置は、短辺側縁壁部33のその他の一般部位の下辺部よりも一段上方に位置している。さらに、ロック部材41の上下幅は、短辺側縁壁部33の一般部位の上下幅よりも若干短い程度となっている。このため、図1、図3等に示すように、ロック取付凹部34に取付けられたロック部材41の内面の下部は、蓋部材4の内周側に露出する構成となっている。また、図3、図4に示すように、当該ロック部材41の内面の露出部位にはロック部材41の横幅方向全域に延びる離脱防止リブ44が設けられている。
その一方で、図1等に示すように、容器本体2の各短辺側側壁部13の外面側には、蓋部材4を被せる際に、ロック部材41の挿通を許容するロック挿通許容凹部14が、短辺側側壁部13の横幅方向中央部を内側に凹ませるようにして設けられている。ロック挿通許容凹部14における短辺側側壁部13の上辺部(ロック挿通許容凹部14の上縁部)の位置は、短辺側側壁部13のその他の一般部位の上辺部よりも一段下方に位置している。さらに、ロック挿通許容凹部14には、ロック挿通許容凹部14の上縁部よりも若干下方位置において、ロック挿通許容凹部14の上縁部に沿って延び、短辺側側壁部13の外面から外方に突出する係止リブ15が設けられている。そして、ロック部材41を解除位置として、蓋部材4を容器本体2に被せてから、図2、図4に示すように、ロック部材41をロック位置に変位させて、ロック部材41の被係止部43と、ロック取付凹部34の係止部36とを係止させる(ロック状態とする)ことで、ロック部材の離脱防止リブ44が、ロック挿通許容凹部14の係止リブ15の下方に位置して、係止リブ15の下面と当接、又は、近接する(係止状態とされる)こととなる。
さて、図7、図8等に示すように、本実施形態の蓋部材4は、各長辺側縁壁部32の横幅方向両端部寄りの部位において、長辺側縁壁部32を外方に向けて断面略コ字状に膨出させるようにして設けられた傾斜支持突部37を備えている。傾斜支持突部37は、長辺側縁壁部32の上縁部付近から下縁部にかけて上下に延びており、傾斜支持突部37の外面は、傾斜支持突部37の突出長が下方に向けて次第に大きくなるようにして傾斜して延びている。
特に、図3、図7等に示すように、傾斜支持突部37の外面のうち、上端部近傍部位は、それよりも下方の部位に比べ、長辺側縁壁部32に対する傾斜が大きくなっており、本実施形態では、長辺側縁壁部32と天板部31とが連結されているコーナー部と、傾斜支持突部37の外面の下端部との間を繋ぐ仮想直線上に傾斜支持突部37の外面が延在するように構成されている。このため、容器本体2から外された蓋部材4を、一方の長辺側縁壁部32の外面側を接地させるようにして起立姿勢とした場合、傾斜支持突部37の外面のうち前記仮想直線上に延びる部位(以下、「支持面38」と称する)が面で接地することとなる。また、本実施形態では、長辺側縁壁部32と天板部31とが連結されているコーナー部についても、蓋部材4が起立姿勢とされた場合に、支持面38とともに接地することとなる。
そして、図1、図3に示すように、蓋部材4を起立姿勢とするとともに、容器本体2の一方の長辺側側壁部12を当該蓋部材4の内側に進入させて、外面側(に設けられた傾斜支持突部37の支持面38)が接地されている長辺側縁壁部32の内面の上側に容器本体2の底壁部11を載置させる。これにより、蓋部材4が起立姿勢で保持されるようになっている。
また、図示は省略するが、インナー容器3や物品の収容作業に際して、起立姿勢で保持された蓋部材4の天板部31の裏面に対し、容器本体2の内側におけるインナー容器3の配置や、各インナー容器3に収容される物品が記されたシート状部材としての指示書が立て掛けられ、当該指示書を確認しながら収容作業が行われるようになっている。
さらに、起立姿勢とされた蓋部材4は、一対の傾斜支持突部37により支持されていることから、起立姿勢とされた蓋部材4の天板部31は、上方に向けて容器本体2から離間する側に傾斜して延在する。本実施形態では、天板部31の裏面と、設置面とのなす角度が約100度となっている。その一方で、容器本体2についても、一方の長辺側側壁部12側の底壁部11が、長辺側縁壁部32に載置されている分、底壁部11が蓋部材4側に向けて若干上方傾斜している。以上のような構成により、図3に示すように、蓋部材4の内側に挿入されている長辺側側壁部12の外面と、天板部31の裏面との間には、前記指示書の下部を挿入可能なシート状部材挿入部としての隙間(以下、「指示書挿入部51」と称する)が設けられることとなる。
加えて、図3に示すように、蓋部材4が起立姿勢とされた状態では、傾斜支持突部37の支持面38が設置面に対して面で当接する(接地する)ように構成されている。さらに、蓋部材4が起立姿勢とされた状態では、接地している傾斜支持突部37が設けられた長辺側縁壁部32(傾斜支持突部37以外の一般部)は、天板部31側に向けて下方傾斜している。
また、図13に示すように、本実施形態では、容器本体2に蓋部材4を被せた状態で蓋付き容器1同士を上下に積み重ねる(段積みする)ことができるように構成されている。より具体的には、図4、図6等に示すように、容器本体2の底壁部11の下面には、底壁部11の外周縁よりも所定距離内周側に変位した位置において、底壁部11の外周縁に沿って延びる略四角枠状の本体側段積み位置決め手段としての支持リブ16が設けられている。容器本体2は、支持リブ16において設置面と当接して支持されるように構成されている。
その一方で、図4、図7等に示すように、蓋部材4の天板部31の上面には、天板部31の各コーナー部の近傍位置において、蓋側段積み位置決め手段としての段積み突部39が設けられている。本実施形態では、天板部31の各コーナー部に対応して、天板部31の長側辺部に隣接する段積み突部39と、短側辺部に隣接する段積み突部39とが設けられ、全体として段積み突部39が8つ設けられている。そして、容器本体2に蓋部材4を被せた状態で蓋付き容器1を(図13の下側3段の蓋付き容器1のように)段積みした場合には、図14に示すように、上側の蓋付き容器1の支持リブ16の外周面に対し、下側の蓋付き容器1の各段積み突部39が当接又は近接するようになっている。これにより、支持リブ16と、段積み突部39とが水平方向において略係止状態とされ、段積みされた蓋付き容器1の水平方向における相対変位(位置ずれ)が防止されるようになっている。
尚、本実施形態では、支持リブ16の底壁部11からの突出長と、段積み突部39の天板部31からの突出長とが同じとなっている。さらに、蓋部材4を起立姿勢とする場合に、段積み突部39が起立姿勢とされる蓋部材4を阻害しないように構成されている。つまり、蓋部材4を起立姿勢とした場合に、傾斜支持突部37の支持面38を面で接地可能となっていればよく(本例では、長辺側縁壁部32と天板部31とが連結されているコーナー部についても接地する)、蓋部材4を起立姿勢とした場合に、段積み突部39のうち天板部31の長側辺部に沿って設けられている段積み突部39の先端部が、支持面38とともに接地する、或いは、設置面から上方に離間するように構成されていればよい。
また、本実施形態では、図11、図12に示すように、蓋部材4をその開口部が上方を向くようにして逆向きに設置するとともに、当該逆向きの蓋部材4の内側に対し、容器本体2の底壁部11を収容可能に構成されている。つまり、段積み状態にある蓋付き容器1に対して、順次、物品を収容する場合には、図13に示すように、段積みされた蓋付き容器1のうち一番上側(最上段)の蓋付き容器1に関し、蓋部材4を一旦取外して、蓋部材4を逆向きとし、その内側に容器本体2を収容した後、当該蓋付き容器1を、再度、段積み状態として、当該蓋付き容器1に対し物品を収容する作業を行うようになっている。
さらに、図7等に示すように、蓋部材4に設けられた複数の段積み突部39は、天板部31の中央部を中心として点対称形状となるように設けられている。このため、蓋部材4の上面の上側に、逆向きの蓋部材4を重ねることで、図15に示すように、下側の蓋部材4の段積み突部39と、その上側に載置された逆向きの蓋部材4の段積み突部39(図15の2点鎖線参照)とが水平方向において当接又は近接するようになっている。これにより、段積みされた蓋付き容器1のうち最上段の蓋付き容器1の蓋部材4を逆向きとして、その内側に容器本体2を収容し、再度、段積み状態とすることで、最上段の蓋付き容器1の段積み突部39と、その下側の(上から2段目の)蓋付き容器1の段積み突部39とが水平方向において略係止状態とされ、最上段の蓋付き容器1と、上から2段目の蓋付き容器1との相対変位(位置ずれ)が防止されるようになっている。
また、図12に示すように、逆向きの蓋部材4の内側に容器本体2を収容した状態においては、逆向きの蓋部材4の天板部31と、当該蓋部材4の内側に収容された容器本体2の底壁部11との間に、指示書(シート状部材)を設置可能なシート状部材設置部としての指示書設置部52が設けられる。つまり、上記のように、段積みされた蓋付き容器1のうち最上段の蓋付き容器1の蓋部材4を逆向きとして、その内側に容器本体2を収容し、当該容器本体2に物品を収容する作業を行う場合には、例えば、最上段の蓋付き容器1の蓋部材4を取外した際に、蓋付き容器1に予め収容されていた指示書を、逆向きとした蓋部材4の内側に設置し、当該指示書の上方に容器本体2を収容した後、当該蓋付き容器1を、再度、段積み状態とする。これにより、透明、又は、半透明な底壁部11を介して、指示書を目視しつつ、物品の収容作業を行うことが可能になる。
さらに、図13の上から1段目の蓋付き容器1と、上から2段目の蓋付き容器1との関係のように、天板部31の上面の上側に逆向きの蓋部材4を載置した状態においては、下側の蓋部材4の天板部31の上面と、その上側に設置された逆向きの蓋部材4の天板部31との間に、下側の蓋部材4と、上側の逆向きの蓋部材4との段積み突部39によって囲まれ、指示書(シート状部材)を設置可能なシート状部材設置部としての指示書設置部52(図15参照)が設けられる。つまり、図13に示すように、段積みされた蓋付き容器1のうち最上段の蓋付き容器1の蓋部材4を逆向きとして、その内側に容器本体2を収容し、当該容器本体2に物品を収容する作業を行う場合には、例えば、蓋付き容器1に予め収容されていた指示書を、逆向きとされる蓋部材4の下側(その下側に蓋付き容器1が存在する場合には、下側の蓋付き容器1の蓋部材4の上面)に設置し、蓋部材4が逆向きとされた蓋付き容器1を、再度、段積み状態とする。或いは、蓋付き容器1の段積み作業に際して、予め、蓋付き容器1の底壁部11の下側(その下側に蓋付き容器1が存在する場合には、下側の蓋付き容器1の蓋部材4の上面)に指示書を設置しておき、最上段の蓋付き容器1への収容作業を行う場合には、単に、最上段の蓋付き容器1の蓋部材4を逆向きとしてその内側に容器本体2を収容して、再度、段積み状態とする。これにより、透明、又は、半透明な底壁部11、及び、天板部31を介して、指示書を目視しつつ、物品の収容作業を行うことが可能になる。
尚、蓋付き容器1への物品の収容作業に際して、指示書をどのように設置するのかについては、作業状況や作業内容等に応じて作業者等が適宜選択することができる。
以上詳述したように、本実施形態によれば、蓋部材4の長辺側縁壁部32の外面側に傾斜支持突部37が設けられることにより、蓋部材4を、その一方の長辺側縁壁部32の外面側を接地させるようにして(一対の傾斜支持突部37が接地されることとなる)起立姿勢とした場合に、天板部31を上方に向けて容器本体2から離間する側により大きく傾斜させることができる。従って、蓋部材4が起立姿勢で保持された状態において、蓋部材4の天板部31と、容器本体2のうち蓋部材4に挿入された長辺側側壁部12との間に指示書の下部を挿入可能とする指示書挿入部51を確実に形成することができるとともに、指示書を起立姿勢の蓋部材4の天板部31の裏面に立て掛けることで、指示書が作業者から見易い角度とされる上、指示書が容器本体2側に傾倒してしまうといった事態を回避することができる。また、天板部31に立て掛けられた指示書の下部は、指示書挿入部51に挿入されていることから、指示書の下部が容器本体2側にスライド変位して脱落してしまうといった事態をより確実に防止することができる。結果として、指示書を見易い位置に安定して設置することができ、指示書を確認しつつ物品を容器本体2の規定の位置に収容する際の作業性の向上を図ることができる。加えて、指示書を天板部31に固定するためのテープ等を貼着しなくても済むことから、物品の収容作業性の向上を図るとともに、テープ等の剥がし忘れ、及び、剥がし残しの発生を回避することができる。
さらに、容器本体2の底壁部11は、一側部側が起立姿勢にある蓋部材4の内側に挿入されて、傾斜支持突部37が設けられた長辺側縁壁部32の内面の上側に載置される。このため、底壁部11は、蓋部材4側に向けて若干上方傾斜することとなる。従って、容器本体2を挟んで、起立姿勢の蓋部材4と向き合わせで物品の収容作業を行う作業者にとって、容器本体2の内部が手前側に若干下方傾斜し、容器本体2の内部が比較的見易くなるとともに、容器本体2に対する物品の出し入れを比較的行い易くすることができる。結果として、物品の収容作業性の向上をより一層図ることができる。特に、作業者に対して比較的高い位置に設置されている容器本体2に対して物品の収容作業を行う場合(例えば、所定の作業者にとって作業台や製造ラインのコンベアの位置が高くなる場合)には、かかる作用効果がより顕著に奏される。
加えて、容器本体2と、蓋部材4とが回動可能に連結される場合のように、連結部分が損傷し、場合によっては使用できなくなってしまうといった事態を回避することができる。また、傾斜支持突部37が設けられることによって、蓋部材4が起立姿勢とされた状態では、傾斜支持突部37が設けられた長辺側縁壁部32は、天板部31側に向けて下方傾斜する。これにより、指示書の下端部が当該長辺側縁壁部32の内面に当接して支持される場合に、指示書の下端部の容器本体2側への変位が規制されることとなり、指示書の設置状態の安定化を図ることができる。
さらに、傾斜支持突部37は、長辺側縁壁部32の上端部側から下端部側に向けて外方に傾斜して延び、蓋部材4を起立姿勢とする場合に面で接地可能な支持面38を備えている。このため、蓋部材4が起立姿勢にある状態において、傾斜支持突部37による支持状態の安定化を図ることができる。また、傾斜支持突部37、及び、その周辺部位の剛性を高めることができ、同部位の損傷等を抑制することができる。
また、容器本体2が蓋部材4で閉塞された状態の蓋付き容器1同士を上下に積み重ねた場合に、下側の蓋付き容器1の蓋部材4の段積み突部39と、上側の蓋付き容器1の容器本体2の支持リブ16とが水平方向において係止状態とされる。このため、水平方向における位置ずれを防止しつつ、蓋付き容器1を積み重ねる(段積みする)ことができ、運搬作業性の向上、保管に際しての利便性の向上等を図ることができる。
さらに、蓋部材4に設けられた複数の段積み突部39は、天板部31の中央部を中心として点対称形状をなすようにして設けられており、天板部31の上面側同士を向かい合わせとして蓋部材4同士を上下に重ねた場合、蓋部材4と、当該蓋部材4に載置された逆向きの蓋部材4との段積み突部39同士が水平方向において当接又は近接する(略係止状態とされる)ように構成されている。このため、段積みされた蓋付き容器1のうち最上段の蓋付き容器1に関し、蓋部材4を取外して逆向きとし、当該蓋部材4の内側に容器本体2の下部を収容するとともに、当該蓋付き容器1を、再び、容器本体2が蓋部材4で閉塞された蓋付き容器1に載置する(段積みする)ことで、蓋付き容器1の段積み状態を維持したまま、物品を収容する作業を上側の蓋付き容器1から順次行うことができる。また、例えば、蓋付き容器1に収容された物品の展示を行うこともできる。結果として、物品の収容作業性の向上、利便性の向上等を図ることができる。
さらに、本実施形態では、段積みされた蓋付き容器1のうち最上段の蓋付き容器1の蓋部材4を逆向きとして内側に容器本体2を収容し、当該容器本体2に物品を収容する作業を行う場合に、例えば、容器本体2の内側に収容されていた指示書を逆向きとした蓋部材4の内側に設置し、当該指示書の上方に容器本体2を収容することで、透明、又は、半透明な底壁部11を介して、指示書を目視することができる。従って、物品の設置位置の真下に指示書を設置することができ、物品の配置がより認識し易くなる。これにより、指示書を確認しつつ物品を容器本体2の規定の位置に収容する際の作業性の向上を図ることができる。また、物品の収容作業の最中は、指示書が蓋部材4の内側に設置されていることから、指示書が脱落する等の事態を回避することができる。さらに、物品の収容作業が終わった場合には、容器本体2を逆向きの蓋部材4から取出すことで、逆向きの蓋部材4の内側に設置された指示書を取出すことができる。
加えて、段積みされた蓋付き容器1のうち最上段の蓋付き容器1の蓋部材4を逆向きとして内側に容器本体2を収容し、当該容器本体2に物品を収容する作業を行う場合に、例えば、容器本体2の内側に収容されていた指示書を、下側の蓋付き容器1の天板部31の上面に設置し、最上段の蓋付き容器1を段積みすることで、透明、又は、半透明な底壁部11、及び、天板部31を介して、指示書を目視することができる。従って、物品の設置位置の真下に指示書を設置することができ、物品の配置がより認識し易くなる。これにより、指示書を確認しつつ物品を容器本体2の規定の位置に収容する際の作業性の向上を図ることができる。また、物品の収容作業の最中は、指示書が段積み突部39によって囲まれていることから、指示書が脱落する等の事態を回避することができる。さらに、物品の収容作業が終わった場合には、蓋付き容器1を段積みの列から取外すことで、当該蓋付き容器1の下方に設置された指示書を取出すことができる。
また、例えば、蓋付き容器1を段積みする段階で、各蓋付き容器1の下側に指示書を設置しておけば、最上段の蓋付き容器1の蓋部材4を逆向きとして容器本体2を収容し、段積みするだけで、当該最上段の蓋付き容器1の底壁部11、及び、天板部31を介して、指示書を視認可能とすることができる。
尚、段積み突部39は、起立姿勢とする蓋部材4を阻害しないように設けることができる。さらに、傾斜支持突部37は、長辺側縁壁部32から蓋部材4の外周側に突出して設けられており、蓋部材4を逆向きとしてその内側に容器本体2を底壁部11側から挿入させる際に、容器本体2と傾斜支持突部37とが干渉することがない。従って、蓋部材4を起立姿勢として、その天板部31の裏面に指示書を立て掛ける構成と、段積みされた蓋付き容器1のうち最上段の蓋付き容器1の蓋部材4を逆向きとして、その内側に容器本体2を収容し、当該蓋付き容器1を再び段積みする場合に、逆向きとされた蓋部材4の天板部31と、当該蓋部材4に収容された容器本体2の底壁部11との間、或いは、最上段の蓋付き容器1の逆向きとされた蓋部材4の天板部31と、その下段の蓋付き容器1の蓋部材4の天板部31との間に指示書を設置する構成とを共存させることができる。
尚、上記実施形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施してもよい。勿論、以下において例示しない他の応用例、変更例も当然可能である。
(a)上記実施形態では、容器本体2に収容される物品の仕切りとしてインナー容器3が設けられているが、インナー容器3を省略し、容器本体2の内側に対して仕切りの壁を一体的に設けたり、仕切りの壁を別体で構成して容器本体2の内側に設置したりすることとしてもよい。また、底壁部11の上面側において、支持突部24と係止状態とされて、インナー容器3の水平方向における位置ずれを防止する位置決め部を設けること(例えば、底壁部11を格子状に構成する等)としてもよい。尚、インナー容器3の支持突部24を省略することも可能である。さらに、物品自体が例えば箱状をなして、容器本体2に物品を詰めて収容すると物品同士が当接して位置決めがなされるような場合には、インナー容器3等の仕切りを省略することも可能である。
(b)また、傾斜支持突部37の形状、数、及び、位置は限定されるものではなく、長辺側縁壁部32側を接地させるようにして蓋部材4を起立姿勢とした場合に、天板部31をより大きく傾けることができるように構成されていればよい。例えば、傾斜支持突部37は、長辺側縁壁部32の下端部近傍部位から外方に突出する断面略半円形状の突起により構成することとしてもよい。尚、傾斜支持突部37は、起立姿勢にある蓋部材4の安定性を高めるべく、長辺側縁壁部32の両側部寄りの部位においてそれぞれ設けられることが望ましい。
加えて、起立姿勢の蓋部材4に対して一方の長辺側側壁部12側が挿入されて、起立姿勢の蓋部材4を保持する容器本体2の保持状態の安定化を図るべく、支持リブ16(底壁部11の短側辺部に対応する部位)の下辺部において、起立姿勢にある蓋部材4のうち接地された傾斜支持突部37が設けられた長辺側縁壁部32の内面の下端部が挿入される側面視略三角形状の凹部を設けることとしてもよい。
(c)上記実施形態では、容器本体2を支持する支持リブ16が本体側段積み位置決め手段を構成しているが、支持リブ16とは別に、天板部31の上面の上側に、底壁部11の下面を載置した場合に、蓋側段積み突部39と係止状態とされる本体側段積み突部(支持リブ16と突出長が同じ、又は、それよりも短い)を設けることとしてもよい。当該本体側段積み突部としては、例えば、蓋部材4の蓋側段積み突部39の配置を天板部31の平面視中央部を含む短手方向に沿って延びる直線に対して反転させたような位置に設けられることとしてもよい。さらに、当該構成を採用する場合には、支持リブ16を省略することも可能である(その場合、容器本体2は、本体側段積み突部において設置面と当接して支持される)。
また、支持リブ16の形状等についても特に限定されるものではなく、支持リブ16の内周側に格子状のリブを設けることとしてもよいし、支持リブ16を内周側のリブと外周側のリブとの2層にして両者間を連結するリブを設けることとしてもよい。さらに、上記実施形態では、支持リブ16の底壁部11からの突出長と、段積み突部39の天板部31からの突出長とが同じとなっているが、支持リブ16が段積み突部39よりも短く、蓋付き容器1を段積みした場合に、上側の蓋付き容器1が底壁部11において下側の蓋付き容器の段積み突部39の上面に当接して支持される構成としてもよい。この場合、段積みされた上下の蓋付き容器1の間に指示書を設置するような場合に、上側の蓋付き容器1の支持リブ16が、その下側に位置する蓋付き容器1の蓋部材4に設置された指示書に載置されるといった事態を回避することができる。
(d)上記実施形態では特に言及していないが、側壁部12、13、及び、縁壁部32、33の外面側には、例えば、収容されている物品に関する情報等が記載されたシール等の情報手段が取着される情報取着部が設けられている。情報取着部は、情報取着部に取着された情報手段の損傷を抑制するべく、その周辺部よりも一段奥まった位置となるように段差状に設けられている。
また、上記実施形態では、容器本体2、及び、蓋部材4が透明、又は、半透明な材料により構成されているが、容器本体2のみを透明材料で構成するとともに、蓋部材4を不透明材料で構成し、段積み状態にある蓋付き容器1のうち最上段の蓋付き容器1に物品を収容する作業に際しては、逆向きとされた蓋部材4と、その内側に収容された容器本体2との間に指示書を設置することとしてもよい。加えて、容器本体2、及び、蓋部材4において、透明、又は、半透明な材料により構成されている領域(対象の範囲や対象の形状)については特に限定されるものではなく、例えば、容器本体2のうち底壁部11を透明とし、側壁部12、13を不透明としてもよいし、蓋部材4のうち天板部31を透明とし、縁壁部32、33を不透明としてもよい。さらに、例えば、底壁部11において、透明な領域(例えば、底壁部11のうち支持リブ16よりも内周側の範囲等)と、不透明な領域とが存在するように構成してもよい。尚、容器本体2、及び、蓋部材4の全体を不透明な材料で構成することも可能である。
また、蓋付き容器1を段積みするための構成については特に限定されるものではなく、例えば、支持リブ16を底壁部11の外周縁に沿って設けるとともに、蓋部材4の段積み突部39を省略する代わりに、天板部31の外周部位を一段低く構成して、当該段部の内周側が支持リブ16の内周側に嵌入するような構成としてもよい。尚、支持リブ16や段積み突部39を省略する等、段積みを行うことのできない蓋付き容器に適用することも可能である。
(e)上記実施形態では特に言及していないが、起立姿勢にある蓋部材4の天板部31の裏面に立て掛けられる指示書については、蓋部材4の長辺側縁壁部32及び短辺側縁壁部33の内周側に収まる大きさに構成される。さらに、当該指示書の下端部付近は容器本体2の長辺側側壁部12と、天板部31との間に挿入されることから、挿入される部位よりも上方の範囲に、物品の配置を示す記載の必要事項が収まるようにすることが望ましい。尚、蓋部材4の天板部31に対し長辺側縁壁部32よりも蓋部材4の短手幅の中央部側の位置において裏面から突出し、起立姿勢にある蓋部材4の天板部31の裏面に立て掛けられた指示書の下端部を支持可能な受突部(例えば、天板部31の長手方向に延びる突出長の小さなリブ)を設けることとしてもよい。
さらに、蓋付き容器1の段積み状態において参照される指示書に関し、逆向きとされた蓋部材4の内側に指示書を設置することで、指示書の外周縁が、縁壁部32、33の内面に当接、又は、近接するように構成することとしてもよい。この場合、指示書の位置決めを行うことができ、容器本体2に収容される物品の位置をより的確に指示することが可能となる。また、当該指示書に関しては、逆向きとされた蓋部材4の内側に収容された容器本体2の支持リブ16よりも内周側の範囲に、物品の配置を示す記載の必要事項が収まるようにすることが望ましい。
また、蓋付き容器1の段積み状態において参照される指示書に関し、蓋部材4の上面側に指示書を設置することで、指示書の外周縁が、蓋部材4に設けられた複数の(全ての)段積み突部39の内側面に当接、又は、近接するように構成することとしてもよい。この場合、指示書の位置決めを行うことができ、容器本体2に収容される物品の位置をより的確に指示することが可能となる。
(f)上記実施形態では、シート状部材として指示書に具体化されているが、特にかかる構成に限定されるものではなく、シート状のもの、或いは、シート状のものを(それほど厚くならないように)複数枚重ねた冊子状のものであればよい。例えば、蓋付き容器1の内容物が楽器(例えば、鍵盤ハーモニカ等)の場合には「楽譜」であってもよいし、内容物が家電・機械・工具等の装置類の場合には「取扱説明書・シート」であってもよいし、蓋付き容器1が弁当箱の場合には、「各食材の説明書き」であってもよい。このように、シート状部材としては、内容物に関する情報等(図や写真等も含まれる)が記されているものを挙げることができる。
(g)上記実施形態では、容器本体2、インナー容器3、及び、蓋部材4はポリプロピレンにより構成されているが、ポリエチレン、PET、ポリアミド等その他の樹脂材料により構成されることとしてもよい。また、ロック部材41等のロック機構を省略することも可能である。
1…蓋付き容器、2…容器本体、3…インナー容器、4…蓋部材、11…底壁部、12…長辺側側壁部、13…短辺側側壁部、16…支持リブ、31…天板部、32…長辺側縁壁部、33…短辺側縁壁部、37…傾斜支持突部、38…支持面、39…段積み突部、51…指示書挿入部、52…指示書設置部。

Claims (3)

  1. 略矩形板状の底壁部と、前記底壁部の各側辺部から上方に延びる側壁部とを具備する容器本体と、
    略矩形板状の天板部と、前記天板部の各側辺部から下方に延びる縁壁部とを具備し、前記容器本体を閉塞可能な蓋部材とを備える蓋付き容器において、
    前記蓋部材の前記縁壁部には、少なくとも前記縁壁部の下端部側の位置において外方に突出する傾斜支持突部が設けられ、
    前記傾斜支持突部を接地させるようにして前記蓋部材を起立姿勢とするとともに、前記容器本体の前記底壁部の一側辺部側を前記蓋部材の内側に進入させて、前記傾斜支持突部が設けられた前記縁壁部の内面の上側に前記底壁部を載置させることにより、前記蓋部材を前記起立姿勢で保持可能に構成され、
    前記蓋部材が前記起立姿勢で保持された状態において、前記天板部が上方に向けて前記容器本体から離間する側に傾斜して延びるとともに、前記天板部と、前記容器本体の前記側壁部との間に、シート状部材の下部を挿入可能なシート状部材挿入部が設けられ
    前記底壁部の下面には、本体側段積み位置決め手段が設けられ、
    前記天板部の上面には、前記容器本体に前記蓋部材を被せた状態で蓋付き容器同士を上下に積み重ねた場合に、上側の蓋付き容器の前記本体側段積み位置決め手段と水平方向において当接又は近接する蓋側段積み位置決め手段が設けられ、
    前記蓋部材をその開口部が上方を向くようにして逆向きに設置するとともに、当該逆向きの蓋部材の内側に対し、前記容器本体のうち少なくとも前記底壁部を含む下部を収容可能に構成され、
    前記蓋側段積み位置決め手段は、前記天板部の外周縁に隣接、又は、近接して複数設けられるとともに、前記複数の蓋側段積み位置決め手段は、前記天板部の中央部を中心として点対称形状となるように構成され、
    前記蓋部材の前記天板部の上面の上側に、前記逆向きの蓋部材を重ねることで、下側の前記蓋部材と、上側の前記逆向きの蓋部材との前記蓋側段積み位置決め手段同士が水平方向において当接又は近接する構成であって、
    前記底壁部は、透明、又は、半透明の材料により構成され、
    前記逆向きの蓋部材の内側に前記容器本体を収容した状態において、前記逆向きの蓋部材の前記天板部と、当該蓋部材の内側に収容された前記容器本体の前記底壁部との間に、前記シート状部材を設置可能なシート状部材設置部が設けられることを特徴とする蓋付き容器。
  2. 略矩形板状の底壁部と、前記底壁部の各側辺部から上方に延びる側壁部とを具備する容器本体と、
    略矩形板状の天板部と、前記天板部の各側辺部から下方に延びる縁壁部とを具備し、前記容器本体を閉塞可能な蓋部材とを備える蓋付き容器において、
    前記蓋部材の前記縁壁部には、少なくとも前記縁壁部の下端部側の位置において外方に突出する傾斜支持突部が設けられ、
    前記傾斜支持突部を接地させるようにして前記蓋部材を起立姿勢とするとともに、前記容器本体の前記底壁部の一側辺部側を前記蓋部材の内側に進入させて、前記傾斜支持突部が設けられた前記縁壁部の内面の上側に前記底壁部を載置させることにより、前記蓋部材を前記起立姿勢で保持可能に構成され、
    前記蓋部材が前記起立姿勢で保持された状態において、前記天板部が上方に向けて前記容器本体から離間する側に傾斜して延びるとともに、前記天板部と、前記容器本体の前記側壁部との間に、シート状部材の下部を挿入可能なシート状部材挿入部が設けられ、
    前記底壁部の下面には、本体側段積み位置決め手段が設けられ、
    前記天板部の上面には、前記容器本体に前記蓋部材を被せた状態で蓋付き容器同士を上下に積み重ねた場合に、上側の蓋付き容器の前記本体側段積み位置決め手段と水平方向において当接又は近接する蓋側段積み位置決め手段が設けられ、
    前記蓋部材をその開口部が上方を向くようにして逆向きに設置するとともに、当該逆向きの蓋部材の内側に対し、前記容器本体のうち少なくとも前記底壁部を含む下部を収容可能に構成され、
    前記蓋側段積み位置決め手段は、前記天板部の外周縁に隣接、又は、近接して複数設けられるとともに、前記複数の蓋側段積み位置決め手段は、前記天板部の中央部を中心として点対称形状となるように構成され、
    前記蓋部材の前記天板部の上面の上側に、前記逆向きの蓋部材を重ねることで、下側の前記蓋部材と、上側の前記逆向きの蓋部材との前記蓋側段積み位置決め手段同士が水平方向において当接又は近接する構成であって、
    前記底壁部、及び、前記天板部は、透明、又は、半透明の材料により構成され、
    前記蓋部材の前記天板部の上面の上側に前記逆向きの蓋部材を載置した状態において、前記蓋部材の前記天板部の上面と、前記逆向きの蓋部材の前記天板部との間に、前記蓋側段積み位置決め手段によって囲まれ、前記シート状部材を設置可能なシート状部材設置部が設けられることを特徴とする蓋付き容器。
  3. 略矩形板状の底壁部と、前記底壁部の各側辺部から上方に延びる側壁部とを具備する容器本体と、
    略矩形板状の天板部と、前記天板部の各側辺部から下方に延びる縁壁部とを具備し、前記容器本体を閉塞可能な蓋部材とを備える蓋付き容器において、
    前記蓋部材の前記縁壁部には、少なくとも前記縁壁部の下端部側の位置において外方に突出する傾斜支持突部が設けられ、
    前記傾斜支持突部を接地させるようにして前記蓋部材を起立姿勢とするとともに、前記容器本体の前記底壁部の一側辺部側を前記蓋部材の内側に進入させて、前記傾斜支持突部が設けられた前記縁壁部の内面の上側に前記底壁部を載置させることにより、前記蓋部材を前記起立姿勢で保持可能に構成され、
    前記蓋部材が前記起立姿勢で保持された状態において、前記天板部が上方に向けて前記容器本体から離間する側に傾斜して延びるとともに、前記天板部と、前記容器本体の前記側壁部との間に、シート状部材の下部を挿入可能なシート状部材挿入部が設けられ、
    前記傾斜支持突部は、前記縁壁部の上端部側から下端部側に向けて前記縁壁部の外周側に傾斜して延び、前記蓋部材を前記起立姿勢とする場合に面で接地可能な支持面を備えていることを特徴とする蓋付き容器。
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