JP6874707B2 - 車両のスライドドア装置 - Google Patents
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Description
以下、図1〜図9に基づいて本発明の実施形態1に係る車両のスライドドア装置について説明する。ここで、図中に示す前後左右、及び上下は、本実施形態に係るスライドドア装置を備える車両の前後左右、及び上下に対応している。
スライドドア装置20は、図1に示すように、後部座席に対応する位置に形成された車両ボディ10のリヤドア開口部12(以下、ドア開口部12という)を開閉する装置である。スライドドア装置20は、スライドドア21と、そのスライドドア21を前後スライド可能に支持する車両ボディ10側のアッパーガイドレール16、ロアガイドレール17、センターガイドレール18とを備えている。
車両ボディ10のルーフ部15の左右両側には、図2に示すように、筒状のルーフサイド部15rが車両前後方向に延びるように形成されている。そして、左側のルーフサイド部15rの下側には、アッパーガイドレール16を収納するレール用凹部14が形成されており、そのレール用凹部14の下側に前記ドア開口部12が形成されている。アッパーガイドレール16は、断面略逆U字形に形成されており、そのアッパーガイドレール16の天井板部160tがルーフサイド部15rの下面に水平に取付けられている。アッパーガイドレール16は、図1に示すように、ドア開口部12の上辺に沿って車両前後方向に延びる直線部16sと、上記したように、車幅方向内側(右側)に湾曲する前端湾曲部16w(図3参照)とを備えている。
スライドドア21と車両ボディ10間には、図3に示すように、全閉位置でスライドドア21の前上部を車両ボディ10の定位置に位置決めするための位置決め機構30が設けられている。位置決め機構30は、スライドドア21のガイドローラユニット23の前側に固定された位置決めピン31を備えている。位置決めピン31は、円柱形をした先細のピンであり、その位置決めピン31の基端部がガイドローラユニット23の前側に固定されている。また、位置決め機構30は、車両ボディ10のドア開口部12の壁面12kにボルトB止めされた筒状部材34を備えている。筒状部材34には、位置決めピン31が挿通されるほぼ円形の貫通穴34hが軸心方向に形成されている。
アッパーガイドレール16は、図2に示すように、車幅方向外側の外側板部(図番省略)と、天井板部160tと、車幅方向内側の内側板部(図番省略)とにより断面逆U字形に形成されている。そして、アッパーガイドレール16の外側板部の内側面が前記ガイド面160gとなっており、前記内側板部の内側面160eがガイド面160gと平行に形成されている。アッパーガイドレール16は、上記したように、直線部16sと前端湾曲部16wとを備えている。そして、アッパーガイドレール16の前端湾曲部16wが、図3〜図6に示すように、直線部16sと等しいサイズのレール本体部163と、そのレール本体部163よりも幅寸法が寸法Sxだけ大きいレール端部165とから構成されている。即ち、アッパーガイドレール16が本発明のレールに相当し、アッパーガイドレール16の直線部16sと前端湾曲部16wのレール本体部163とが本発明のレール本体部に相当する。
上記したスライドドア装置20では、スライドドア21が全閉位置近傍から全閉位置まで移動する過程で、位置決め機構30の位置決めピン31が筒状部材34の貫通穴34hに挿入されて、車両ボディ10に対するスライドドア21の位置決めが行われる。また、スライドドア21が全閉位置近傍から全閉位置まで移動する過程で、転動ローラ232は前端湾曲部16wの傾斜側面160k、及びレール端部165のガイド面160gから離れるようになる。このため、例えば、車両走行中に車両ボディ10に対してスライドドア21が位置決め機構30のクリアランス分だけ相対的に振動しても、転動ローラ232とアッパーガイドレール16のガイド面160g間で付着と滑りとが繰り返されるスティックスリップ現象が発生しない。この結果、車両走行中にスライドドア21の上部位置での異音発生を抑えることができる。
本実施形態に係るスライドドア装置20によると、スライドドア21がドア開口部12の全閉位置にある状態では、スライドドア21側の転動ローラ232が車両ボディ10側のアッパーガイドレール16(レール)のガイド面160gから離れている。このため、車両走行時に車両ボディ10に対してスライドドア21が相対的に振動しても、転動ローラ232とアッパーガイドレール16のガイド面160g間でスティックスリップ現象が発生せず、異音の発生を抑えることができる。
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明を逸脱しない範囲における変更が可能である。例えば、本実施形態では、図3に示すように、アッパーガイドレール16のレール端部165とレール本体部163との幅寸法を変え、さらに位置決め機構30を設けることで、スライドドア21の全閉位置でレール端部165のガイド面160gと転動ローラ232間に隙間Sxを設ける例を示した。しかし、図7に示すように、アッパーガイドレール16の前端湾曲部16wの端部に略V字形の溝43を備えるガイド部材40を設けることでアッパーガイドレール16のガイド面160gと転動ローラ232間に隙間Sxを形成することができる。即ち、ガイド部材40の溝43はアッパーガイドレール16の幅方向中央位置で最も深くなるように形成されており、図8に示すように、溝43の最深部に転動ローラ232の回転中心軸232jが径方向から嵌合するように構成されている。
12・・・・ドア開口部
16・・・・アッパーガイドレール(レール)
16w・・・前端湾曲部
160g・・ガイド面
160k・・傾斜側面
163・・・レール本体部
165・・・レール端部
20・・・・スライドドア装置
21・・・・スライドドア
23・・・・ガイドローラユニット
232・・・転動ローラ
232j・・回転中心軸(離隔機構)
30・・・・位置決め機構(離隔機構)
40・・・・ガイド部材(離隔機構)
Sx・・・・隙間
Claims (4)
- 車両ボディに設けられたレールに対してスライドドアに設けられたガイドローラユニットの転動ローラが嵌合しており、前記転動ローラが前記レールの車幅方向における端部に形成された側板部のガイド面に沿って転動することで前記スライドドアが車幅方向からガイドされながらスライドして前記車両ボディのドア開口部を開閉する車両のスライドドア装置であって、
前記スライドドアが前記ドア開口部の全閉位置にある状態で、前記転動ローラを前記レールの側板部のガイド面から離す離隔機構が設けられており、
前記離隔機構は、前記スライドドアが前記ドア開口部の全閉位置にあるときに、前記スライドドアが移動中のときよりも前記レールのガイド面と前記転動ローラ間の隙間を大きくする車両のスライドドア装置。 - 請求項1に記載された車両のスライドドア装置であって、
前記離隔機構は、前記スライドドアが前記ドア開口部の全閉位置にあるときに前記転動ローラと前記レールのガイド面とを非接触状態に保持する車両のスライドドア装置。 - 車両ボディに設けられたレールに対してスライドドアに設けられたガイドローラユニットの転動ローラが嵌合しており、前記転動ローラが前記レールのガイド面に沿って転動することで前記スライドドアがスライドして前記車両ボディのドア開口部を開閉する車両のスライドドア装置であって、
前記スライドドアが前記ドア開口部の全閉位置にある状態で、前記転動ローラを前記レールのガイド面から離す離隔機構が設けられており、
前記レールは、前記スライドドアが前記ドア開口部の全閉位置にあるときに前記転動ローラが嵌合するレール端部と、前記スライドドアが前記全閉位置近傍から開方向に移動する際に前記転動ローラが嵌合するレール本体部とを備え、前記レール端部の幅寸法が前記レール本体部の幅寸法よりも大きく設定されており、
前記離隔機構は、前記スライドドアが前記全閉位置近傍から前記全閉位置まで前記レール本体部の延長上を移動できるように、前記スライドドアを前記車両ボディに対して位置決めすることにより、前記レール端部のガイド面と前記転動ローラ間に隙間を形成させる車両のスライドドア装置。 - 車両ボディに設けられたレールに対してスライドドアに設けられたガイドローラユニットの転動ローラが嵌合しており、前記転動ローラが前記レールのガイド面に沿って転動することで前記スライドドアがスライドして前記車両ボディのドア開口部を開閉する車両のスライドドア装置であって、
前記スライドドアが前記ドア開口部の全閉位置にある状態で、前記転動ローラを前記レールのガイド面から離す離隔機構が設けられており、
前記離隔機構は、前記レールに設けられており、前記スライドドア側の転動ローラが全閉位置まで移動する過程で、その転動ローラの回転中心軸を前記レールの幅方向における中央側にガイドして、前記転動ローラを前記レールのガイド面から離すガイド部材を備えている車両のスライドドア装置。
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