JP6872196B2 - 積層体、積層体の製造方法及び情報表示体の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、レーザマーキングにより情報が印字される情報表示体の製造に適した積層体、そのような積層体の製造方法、そのような積層体に情報をレーザマーキングして得られる情報表示体の製造方法に関する。
金属や樹脂など素材を問わずに様々な形状の対象物に印字を行うことができる技術として、レーザマーキング法が広く使われている。近年では、各種固体レーザ、ファイバーレーザにパルス幅、繰り返し周波数等をコントロールすることにより、グレイスケール化した白黒多階調写真やQRコード(登録商標)等の高精細な二次元イメージの印字ができる、高性能のレーザマーカも開発されている。
文字、符号又は高精細な二次元イメージが印字される代表的な情報表示体として、例えば個人の識別情報を表示したIDカードがある。従来のIDカードにおいては、文字の擦(かす)れや、意図的な情報の改ざん等を防ぐために、印字面が透明なラミネート(表皮層)でコーティングされる構造が一般的である(例えば特許文献1参照)。
国際公開第2015/129346号
このような従来のIDカードは、カード基体に情報をレーザマーキングした後、カード基体の印字面に透明な表皮層をコーティングして製造される。しかし、印字層に予め表皮層をコーティングした積層体に、後から情報をレーザマーキングしたほうが、IDカードの生産効率上望ましい。また、そのようにすれば、製造業者が、カード、ラベル、テープ等の無地の積層体を工業的に量産し、レーザマーキングを行う需要者(例えばIDカードの発行者)にそのような汎用の積層体を安価かつ安定的に供給できるようにもなる。
しかし、実際にそのような表皮層をコーティングした積層体に高パワーのレーザ光を照射すると、積層体内部で印字層が熱分解して発生するガスの内圧が高まり、それによって表皮層の剥離や浮き上がり等の外観損傷の不具合が多く生じた。
本発明の目的は、印字層に表皮層を積層した積層体にレーザマーキングして情報表示体を製造するにあたり、積層体にガスの通気又は拡散を許容する通気部を設ける等することにより、レーザマーキングされた情報表示体の品質の維持又はその向上を図ることである。
上述した課題を解決するため、本発明は、少なくともレーザマーキングのための印字層と表皮層とが積層されてなる積層体であって、前記印字層が、レーザ光の照射により発生するガスの移動を許容する通気部を有している積層体である。
この構成によれば、通気部がレーザ光の照射により発生するガスの移動を許容するので、積層体におけるガスの内圧が高まるのを抑えることができる。したがって、表皮層の剥離や浮き上がり等を防ぎ、積層体の外観品質が損なわれるのを軽減することができる。
また、積層体は、前記通気部が前記印字層を貫通する複数の貫通孔を含むことが好ましい。
この構成によれば、前記印字層を貫通する複数の貫通孔を通して、レーザ光の照射により発生するガスを積層体の内部で効率よく移動又は拡散させることができる。
また、積層体は、前記印字層が前記表皮層と基材層との間に配置され、前記貫通孔に接して前記ガスの移動を可能とする通気層を更に備えることが好ましい。
この構成によれば、印字層が表皮層と基材層との間に配置されるため、レーザ光の照射により発生するガスの内圧がより高くなるおそれがあるが、貫通孔に接する通気層が貫通孔を通して移動するガスを、効率よく移動又は拡散させることができる。
また、積層体は、前記通気層が前記印字層の被印字面の反対側に配置されていることが好ましい。
この構成によれば、レーザ光の照射により発生する黒色のガスを拡散させる通気層が印字層の被印字面の反対側に配置されているので、積層体の外観品質が損なわれるのを軽減することができる。
また、積層体は、前記貫通孔の孔径が、前記通気層側よりも前記表皮層側の方が小さいことが好ましい。
この構成によれば、表皮層側の貫通孔の孔径が小さいほど、積層体の外観品質を向上させることができ、なおかつ、通気層側の貫通孔の孔径が大きいほどガスの通気性や拡散の効率を向上させることができる。
また、積層体は、前記通気層が繊維状素材により形成されていることが好ましい。
この構成によれば、前記通気層が繊維状素材により形成されているので、繊維状素材の間隙を通してガスの通気性や拡散の効率を向上させることができる。
また、積層体は、前記表皮層が粘着層を介して前記印字層に粘着されていることが好ましい。
この構成によれば、粘着層を介して表皮層が印字層に粘着されることにより、レーザ光の照射により発生する黒色のガスを粘着層に封じ込めることができる。したがって、ガスが粘着層に留まり印字を濃くすることができる。
更に本発明は、少なくともレーザマーキングのための印字層と表皮層とが積層されてなる積層体であって、前記印字層が、レーザ光の照射により発生するガスを吸着可能な吸着部を有している積層体である。
この構成によれば、印字層の吸着部がレーザ光の照射により発生するガスを吸着するので、積層体におけるガスの内圧が高まるのを抑えることができる。したがって、表皮層の剥離や浮き上がり等を防ぎ、積層体の外観品質が損なわれるのを軽減することができる。
更に本発明は、少なくともレーザマーキングのための印字層と表皮層とが積層されてなる積層体の製造方法であって、印字層に通気部を形成するステップと、前記印字層の被印字面側に表皮層を配置するステップとを含む、積層体の製造方法である。
この方法によれば、レーザ照射による印字の工程を経ることなく積層体を製造でき、積層体の生産効率を向上させることができる。
積層体の製造方法において、前記印字層にレーザ光を照射して複数の貫通孔を貫通させることにより前記通気部を形成することが好ましい。
この方法によれば、印字層の種類や材質を問わずに貫通孔を容易に形成することができる。
また、積層体の製造方法において、前記印字層に通気部を形成した後、前記被印字面の反対側に通気層を配置するステップを更に含むことが好ましい。
この方法によれば、レーザ光の照射により発生する黒色のガスを拡散する通気層が、被印字面の反対側に配置されるので、印字された積層体の外観品質が損なわれるのを軽減することができる。
更に本発明は、前記何れかの積層体をレーザマーキングすることにより情報を印字した情報表示体の製造方法であって、前記表皮層を透過して前記印字層の被印字面にレーザ光を照射するステップと、前記レーザ光を走査して前記被印字面に情報を印字するステップとを含む、情報表示体の製造方法である。
この方法によれば、表皮層を透過して印字層の被印字面にレーザ光を照射しても、通気部がレーザ光の照射により発生するガスの移動を許容するので、積層体におけるガスの内圧が高まるのを抑えることができる。したがって、表皮層の剥離や浮き上がり等を防ぎ、印字された情報表示体の外観品質が損なわれるのを軽減することができる。
本発明によれば、表皮層を透過してレーザ光を照射してレーザマーキングする場合でも、印字層の熱分解により発生するガスの移動を通気部が許容する。これにより、積層体におけるガスの内圧が高まるのを抑えることができ、したがって、表皮層の剥離や浮き上がり等を防ぎ、印字された情報表示体の外観品質が損なわれるのを軽減することができる。
本発明の一実施形態による積層体10Aの断面を模式的に示す図である。 本発明の他の実施形態による積層体10Bの断面を模式的に示す図である。 印字層の被印字面を示す平面図であって、貫通孔の配列を例示する図である。 印字層に貫通孔をレーザ加工する方法を説明するための断面図である。 印字層に形成される貫通孔の部分を拡大して示す断面図である。 本発明の更に他の実施形態である、凹凸部を加工した印字層を有する積層体10Cの断面を模式的に示す図である。 図6の凹凸部を加工した印字層の平面図である。 本発明の更に他の実施形態による積層体10Dにおいて、(a)は溝部を加工した印字層の平面図であり、(b)はその印字層の溝部を拡大して示す断面図である。 積層体の一実施例を示す分解斜視図である。 図9の積層体の製造方法を説明するための断面図である。 図9の積層体の製造方法を更に説明するための断面図である。 図9の積層体の製造方法を更に説明するための断面図である。 図9の積層体の製造方法を更に説明するための断面図である。 図9の積層体の製造方法を更に説明するための断面図である。 レーザマーカの一実施例を示す正面図である。 図11のレーザユニットの概略構成を示す平面図である。 図11のレーザマーカの制御回路構成を示す機能ブロック図である。 図11のレーザマーカによる印字の方法を説明するためのフローチャートである。 図11のレーザマーカのXZ平面における、XYガイド光とZガイド光の光路を示す図である。 情報が印字された情報表示体の例であるIDカードを例示する図である。
(積層体の構造)
はじめに、本発明に係る積層体の実施形態を説明する。図1は、一実施形態による積層体10Aの断面構造を模式的に示す図である。積層体10Aは、少なくともレーザマーキングのための印字層12と表皮層13とが積層されてなり、印字層12が、レーザ光の照射により発生するガスの移動又は拡散を許容する通気部20を有している。
ここで、積層体10Aは、基材層11、通気層22、印字層12及び表皮層13が、この順で積層された積層構造を有している。また、図1の実施形態では、印字層12及び粘着層14、15を貫通する複数の貫通孔21と通気層22とが形成されている。積層体10Aをレーザマーキングする際には、レーザ光のエネルギーで印字層12が熱分解し、積層体10Aの内部で黒色のガスが発生する。通気部20(貫通孔21)は、このようなレーザ光の照射により発生するガスを移動又は拡散させることにより、積層体10Aにおけるガスの内圧を低減することを意図して設けられている。
積層体10Aが、例えばIDカードの情報表示体(本明細書において「情報表示体」とは、レーザマーキングにより積層体に情報を印字したものをいう。)の基板として提供される場合、基材層11の素材としては、例えばポリスチレン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ABS樹脂、AS樹脂等、比較的軽量の汎用プラスチック板を採用することができる。また、例えば商品のタグやラベル等のシート状の情報表示体に用いる場合には、積層体10Aの基材層11を可撓性のあるシート又は紙とすることができる。更に、図2の他の実施形態による積層体10Bのように、情報表示体を対象物に貼り付けできるようにするため、通気層22又は基材層(図2には基材層は図示されていない。)に接して両面テープ16を設けてもよい。この態様によれば、剥離紙16aを剥がして露出させた粘着層16を介して、任意の表面形状の対象物に情報表示体を貼り付けることができる。なお、図2の積層体10Bの例において、粘着層16が基材層として機能してもよい。例えば積層体10Bがロール状に巻回されているような状態であれば、図1の基材層11のような可撓性のあるシート又は紙などを有さない場合もあり、このような場合には粘着層16が基材層に相当する。
印字層12は、レーザマーキングに適したレーザラベルである。レーザマーキングによる印字は、例えば樹脂材料の場合、印字面にレーザ光を照射し、表層の剥離、発泡、溶融、炭化、化学変化で印字がされる。表層剥離の場合、印刷面をレーザ光により表面を剥離して下側の基層の色を視認できるようにすることで印字する。化学変化の場合、印字面をレーザ光によって化学変化させるなどして印字を行う。そのため、印字層12としては、例えばレーザ光で剥離可能なポリスチレン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ABS樹脂、AS樹脂等の樹脂であったり、レーザ光によって色が変わる添加物などを含んでいてもよい。また、印字層12として、例えばレーザ光によって剥離する対象となる層と着色した基層との複数層によって構成されていてもよい。
なお、図示はしないが、印字層は、レーザ光の照射により発生するガスを吸着可能な吸着部を有するものでもよい。そのような吸着部を有する印字層は、ガスを吸着するための例えば独立気泡又は連続気泡を多数有する多孔質構造体により形成することができる。
表皮層13は、例えば透明なポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリカーボネート、アクリル等の光を透す透明なコーティング材又はラミネートフィルムからなる。表皮層13は、少なくとも波長1064nmの光を透過するという意味において透明であればよく、必ずしも可視光(波長約400〜700nm)帯において透明でなくてもよい。
本実施形態において表皮層13は、両面テープ等の粘着層14を介して、印字層12の被印字面12A側に配置される。粘着層14を介して表皮層13が印字層12に粘着されることにより、レーザ光の照射により発生する黒色のガスを粘着層14に封じ込めることができ、したがってガスが粘着層14に留まり印字を濃くすることができる。
図1に示した実施形態では、印字層12が表皮層13と基材層11との間に配置されるとともに、通気層22が粘着層15を介して印字層12に設けられている。また、通気層22は、貫通孔21に接して設けられている。通気層22は、例えば繊維状素材からなり、例えばサージカルテープを用いることが好ましい。なお、サージカルテープ以外にも、フェルト等の不織布や、キュプラ等の織布を採用してもよい。また、通気層22に用いる繊維状素材は、植物繊維又は合成繊維のいずれでもよい。このように、貫通孔21に接する通気層22は、貫通孔21を通して移動するガスを、繊維の間隙を通して効率よく逃がし、拡散させることができる。
また、通気層22は、両面テープ等の粘着層15を介して、印字層12の被印字面12Aとは反対側(基材層11側)に配置される。レーザ光の照射により発生する黒色のガスを拡散する通気層22が被印字面12A又は表皮層13の反対側に配置されるので、印字された積層体10(複数態様の積層体10A、10B、10C、10Dを包含する、本発明の上位概念としての積層体を、積層体10と表記する。以下の説明においても同様。)の外観品質が損なわれるのを軽減することができる。なお、粘着層15を介さずに、印字層12及び通気層22が圧着等で直接的に接着されてもよい。
本発明の実施形態による積層体10によれば、レーザマーキング時のレーザ照射によって印字層12の内部にガスが発生しても、貫通孔21及び通気層22からなる通気部20を通じて、積層体10の内部でガスを効率よく移動又は拡散させることができる。これにより、積層体10におけるガスの内圧が抑えられ、表皮層13の剥離や浮き上がりを防ぐことができる。したがって、積層体10の外観品質が損なわれるのを軽減することができる。
また、本実施形態の積層体10によれば、印字層12を貫通する複数の貫通孔21が形成されている。これら複数の貫通孔21は、レーザマーキングにより発生するガスを通気層13に逃がすために設けられ、例えば図3に示すように、印字層12表面の格子交点上に互いに等間隔に配列形成される。貫通孔21は、表皮層13を透して外観上見えにくいことが好ましく、そのためにその孔径はできるだけ小さいほうが望ましい。一方で、ガスが通り抜けるためには、貫通孔21の孔径が少なくとも1μm以上あればよい。貫通孔21の実用的かつ合理的な孔径としては、50〜150μmである。
このような貫通孔21を形成する方法に特に限定はないが、一例としてレーザ加工により形成することが好ましい。例えば図4に示すように、印字層12の上下に両面テープ15、14を貼り付け、レーザ光を走査させながら、一定の間隔でレーザ光を印字層12に照射する。このようなレーザ加工によれば、貫通孔21を効率よく、かつ容易に形成することができる。また、貫通孔21を形成するためのレーザとしては、各種固体レーザ、COレーザなどを用いることができる。例えば、COレーザであれば、印字層12や両面テープ14、15の種類や材質を問わずに、また積層体10を構成する各層の材料が複数種類であってもワンショットで積層体を貫通させやすい。
また、貫通孔21は、図5に拡大して示すように、通気層22側の孔径d2よりも表皮層13側の孔径d1の方が小さいことが好ましい。いうまでもなく、表皮層13側の貫通孔21の孔径d1が小さいほど、積層体10の外観上の品質が向上するからである。また、通気層22側の孔径d2が大きいほどガスを通気層22に逃がしやくなり、通気性や拡散の効率も向上する。
なお、このような孔径d1、d2が異なる貫通孔21は、被印字面12Aの反対側(図4では被印字面12Aが下向きとなっている。)からレーザ光を照射することにより形成することができる。このときのレーザの強度は、被印字面12A側の両面テープ14の剥離紙の破砕状況を考慮して調整することが好ましい。例えば、剥離紙に孔が空くか空かないか程度にレーザの強度を調節すれば、貫通孔21の孔径d1、d2を極力小さくすることができる。
なお、他の実施形態による積層体10Cは、例えば図6及び7に示すように、印字層12′の被印字面12A′に凹凸部30をエンボス加工するものでもよい。また、例えば図8に例示する更に他の実施形態の積層体10Dのように、印字層12″の被印字面12A″に縦横格子状の溝部40a、40bを加工することによっても同様の効果が得られる。なお、図8(a)は溝部40a、40bを有する印字層12″の平面図であり、図8(b)は溝部40a、40bを拡大して示す印字層12″の断面図である。
これらの実施形態(積層体10C、10D)においても、表皮層13と印字層12との境界でガスを移動又は拡散させる通気部が形成され、上述した実施形態(積層体10A、10B)と同様に、表皮層13の浮き上がりを防止して、積層体の外観品質の維持向上を図ることができる。
<<積層体及び情報表示体の実施例>>
次に積層体及び情報表示体の実施例として、個人の識別情報が印字されるIDカードを例に、その製造方法とともに具体的に説明する。
(カード積層体の製造)
図9は、IDカードの基板に用いる積層体10の構成を示す分解斜視図である。各層の仕様を下記に示す。
表皮層13:透明PETフィルム(厚さ100μm)
印字層12:レーザラベル(独国テサテープ社、品番6931白)
通気層22:サージカルテープ(米国3M社)
基材層11:ポリスチレン合成樹脂板(厚さ1mm)
積層体10は、次のようにして製造される。先ず、テープ状のレーザラベル12の上下の面に両面テープ14、15を貼り付ける(図10A)。
両面テープ14、15を張り付けたレーザラベル12に対し、下側、つまり基材層11が配置される方向からCOレーザを照射して、貫通孔21を等間隔に多数形成する(図10B)。
貫通孔21の孔径は、表皮層側d1が約50〜80μm、基板層側d2が約100〜150μmである。貫通孔21の間隔(ピッチ)は約0.5mmである(貫通孔21の密度は約4個/mm)。
例えば、本実施形態におけるCOレーザの照射条件は、一例として以下のように設定してもよい。
・パルス幅(50〜100μsec)
・加工点でのパルスエネルギー(10〜20mJ)
・加工点におけるビームスポット径(100〜150μm)
また、貫通孔を形成するのに必要なレーザの照射回数などの各種照射条件は、粘着層14、15および印字層12の厚さや材質等に応じて適宜決定すればよい。
両面テープ14、15の剥離紙を剥がし、透明PETフィルム13及びサージカルテープ22を、レーザラベル12の各面に貼り付ける(図10C)。また、サージカルテープ22の反対側の面に、両面テープ17を介して合成樹脂板11を貼り付ける(図10D)。
このようにして製造した積層体10を所定寸法にて裁断して、カード積層体19を得る(図10E)。
(レーザマーカの構成)
次に、カード積層体19に情報を印字するレーザマーカを説明する。なお、レーザマーカは、図10Bに示したように、両面テープ14、15が貼り付けられた状態の印字層12に貫通孔を形成する場合にも用いられる。ここでは一例としてYAGレーザマーカを説明するが、他の各種レーザマーカが用いられてもよい。例えば、レーザマーカによる印字の場合には、YAGレーザマーカ、ファイバーレーザマーカなど、貫通孔の形成にはCOレーザマーカなどを用いてもよい。
図11に本実施例によるレーザマーカ100を示す。レーザマーカ100は、加工部110、制御装置130及び操作端末140を備える。加工部110は、レーザユニット120及び支持台112を備える。
制御装置130は、レーザユニット120が照射するレーザ光Lのパワー制御、ガルバノスキャナ150によるレーザ光Lの二次元走査制御及び支持台112のZ位置(高さ位置)制御等、レーザマーカ100の全般的な制御を行う装置である。
操作端末140は、制御装置130に通信可能に接続された例えばノートPCであり、ユーザインタフェース機能を有する専用のアプリケーションソフトを使って、加工データや印字データの編集、設定等を行うことができる。例えば、図10Bのように、両面テープ14、15が貼り付けられた状態の印字層12(加工対象物)に貫通孔を形成する場合、貫通孔の間隔やレーザ光のパワーなど設定することができる。カード積層体19に印字する場合、印字しようとするデータ(例えば識別番号、氏名、顔写真等)の入力、作成及びその編集を行うことができる。また、マーキング対象物の材質や印字精度に応じて、レーザマーキングの動作条件設定、すなわち制御装置130における各種加工パラメータの設定や変更等も操作端末140を介して行うことができる。
貫通孔を形成する加工対象物やマーキング対象物であるカード積層体19は、水平な面を有する支持台112に設置される。支持台112は、図示しない搬送装置により三次元(XYZ)方向に移動可能であり、支持台112の位置を制御することにより、加工対象物やカード積層体19とレーザ光Lとが位置合わせされる。
図12は、レーザユニット120のヘッドカバーを外した状態で、その内部の概略構成を示す平面図である。レーザユニット120の本体ベース121上には、YAGレーザ発振器122、ビームエキスパンダ123、光シャッタ124、反射ミラー125、ダイクロイックミラー126、XYガイド光出射部127、Zガイド光出射部128、ガルバノスキャナ150、及びfθレンズ152等が、レーザ光Lの光軸に沿う所定位置に配置されている。
YAGレーザ発振器122から出射されたレーザ光Lは、ビームエキスパンダ123によってビーム径が調整される。
光シャッタ124は、シャッタモータ129により回転し、レーザ光Lを遮る位置に回転された際には、レーザ光Lを光ダンパ(図示省略)に向けて反射する。一方、レーザ光Lを通過させる位置に回転された際には、レーザ光Lは反射ミラー125で反射し、ダイクロイックミラー126に入射する。
ダイクロイックミラー126は、反射ミラー125によって反射されたレーザ光Lの光軸に対し45度の角度で配設されている。ダイクロイックミラー126は、一定の透過率を有し、入射されたレーザ光Lの大部分を、ガルバノスキャナ150に向けて反射する。ダイクロイックミラー126を透過したレーザ光Lの一部は、図示しない光センサに入射し、この光センサによってレーザ光Lの実強度が検出される。
XYガイド光出射部127は、例えば半導体赤色レーザから構成される。XYガイド光出射部127が出射するXYガイド光Gxyの光路と、ダイクロイックミラー126で反射するレーザ光Lの光軸とが一致する位置に、XYガイド光出射部127がダイクロイックミラー126の後方に配置されている。
ガルバノスキャナ150は、X軸モータ151x及びY軸モータ151yを有し、X軸モータ151x及びY軸モータ151yの各回転軸の先端部には、図示しない走査ミラーが取り付けられている。ガルバノスキャナ150のXY各軸の走査ミラーの向きが変更されることで、レーザ光Lが二次元走査される。fθレンズ152は、ガルバノスキャナ150によって二次元走査されたレーザ光Lを支持台112に向けて収束させる。
Zガイド光出射部128は、例えば半導体赤色レーザから構成される。Zガイド光出射部128が支持台112に向けて出射するZガイド光Gz(回折光)と、ガルバノスキャナ150から出射されるXYガイド光Gxyの位置関係に基づいて、加工対象物やカード積層体19(正確にはレーザラベル12の被印字面12A)と、fθレンズ152で収束されたレーザ光Lの焦点とを一致させるZ位置合わせが行われる。
次に、レーザマーカ100の制御回路構成について、図13を参照し説明する。先ず、操作端末140は、データ作成手段141、加工パラメータ設定手段142、XYZ位置調整手段143を備える。これらの制御手段は、操作端末140のOS(オペレーションシステム)で動作する専用のアプリケーションソフトが起動することにより動作する。
データ作成手段141は、操作端末140を操作するオペレータによる貫通孔形成などの加工やマーキング対象物(カード積層体19)に印字するデータや貫通孔を形成する際の位置情報などを含む加工データの入力、作成及びその編集を行うための手段である。
加工パラメータ設定手段142は、操作端末140を操作するオペレータによるレーザマーキングの際のワット数、駆動電流、走査レート、スポット径等の各種加工パラメータを入力又は設定変更を行うための手段である。
XYZ位置調整手段143は、オペレータの操作により貫通孔を形成する加工対象物やマーキング対象物(カード積層体19)を三次元の基準位置(XYZ位置)に位置合わせするための手段である。
制御装置130は、レーザ光パワー制御部131、データ記憶部132、レーザ光走査制御部133、レーザ光切換制御部134、XYガイド光制御部135、Zガイド光制御部136、XY位置制御部136、Z位置制御部137を備える。これらの制御手段は、制御装置130のプロセッサがメモリに記憶されたプログラムデータに従って演算処理を実行することにより実現される。
レーザ光パワー制御部131は、レーザユニット120の発振器ドライバ122aを制御することで、YAGレーザ発振器122の起動及び停止とともに、出射するレーザ光Lのパワー制御を行うための制御手段である。
レーザ光走査制御部133は、データ記憶部132に記憶されている印字データ及び加工データに基づいて、ガルバノスキャナ150のガルバノドライバ153が駆動するX軸モータ151x及びY軸モータ151yを制御することで、マーキング対象物(カード積層体19)に向けて出射するレーザ光Lを二次元(XY)走査する制御手段である。
レーザ光切換制御部134は、レーザユニット120のシャッタモータ129を制御することで、YAGレーザ発振器122が出射するレーザ光Lを光学的にオンオフする制御手段である。
XYガイド光制御部135は、レーザユニット120のXYガイド光ドライバ127aが駆動するXYガイド光出射部127の動作制御を行うための制御手段である。
Zガイド光制御部136は、レーザユニット120のZガイド光ドライバ128aが駆動するZガイド光出射部128の動作制御を行うための制御手段である。
XY位置制御部137は、操作端末140のXYZ位置調整手段143からのXY位置制御コマンドに従って、加工部110のXYステージ113を駆動することで、支持台112のXY位置を微調整する制御手段である。
Z位置制御部138は、操作端末140のXYZ位置調整手段143からのZ位置制御コマンドに従って、加工部110のZステージ114を駆動することで、支持台112のZ位置を微調整する制御手段である。
(カード積層体への情報の印字)
次に、図14のフローを参照しながら、レーザマーカ100によるカード積層体19への印字の方法について説明する。先ず、オペレータは、操作端末140においてデータ作成手段141を起動し、カード積層体19に印字しようとする識別番号、氏名、顔写真等のデータを作成する(ステップS1)。作成されたデータは、制御装置130のデータ記憶部132に自動的にロードされる。
また、オペレータは、操作端末140において起動された加工パラメータ設定手段142により、レーザマーキングの際の各種加工パラメータ(パワー、周波数、パルス幅、走査速度、スポット径など)を、積層体10の材質や厚さ等に応じて、適宜入力し又は変更する(ステップS2)。本実施例による印字加工の条件を下記に示す。
レーザ光パワー:1.5〜3.0W
走査レート :300mm/sec
オペレータは、無地のカード積層体19を、加工部110の支持台112に設置する(ステップS3)。そして、XYガイド光Gxy及びZガイド光Gzを出射し、これらをカード積層体19の表面に表示する(ステップS4)。
オペレータは、操作端末140において起動されたXYZ位置調整手段143により、モニターに映し出された画像を見ながらXYステージ113を操作制御して、カード積層体19のXY位置合わせを行う(ステップS5)。すなわち、XYガイド光Gxyの交点と、カード積層体19の印字原点とが一致する位置に、支持台112のXY位置を微調整することにより、IDカードの被印字面12Aに対しレーザ光Lの印字範囲を正確に設定することができる。
また、オペレータは、同様に操作端末140のXYZ位置調整手段143によりZステージ114を操作制御して、カード積層体19のZ位置合わせを行う(ステップS6)。図15に示すように、Zガイド光出射部128が出射するZガイド光Gzのスポットは、ガルバノスキャナ150から出射されるレーザ光Lの収光焦点と交差している。またレーザ光Lの光軸と、XYガイド光Gxyの交点とは一致しているので、オペレータは、XYガイド光Gxyの交点とZガイド光Gzのスポットとが一致するように、支持台112のZ位置を微調整することで、IDカードの被印字面12Aを、レーザ光Lの焦点位置(図15に示すZ位置)に正確に設定することができる。
オペレータが操作端末140から加工開始の指示を行うと、制御装置130のレーザ光パワー制御部131は、YAGレーザ発振器122を起動し、設定されたワット数のレーザ光Lを発振させる。そして、レーザ光走査制御部133は、データ記憶部132に記憶されている印字データに基づいてガルバノスキャナ150を制御し、これによりレーザ光Lを二次元(XY)走査しながらカード積層体19に印字データの情報を印字する(ステップS7)。ステップS7のレーザマーキングの工程においては、レーザ光Lはカード積層体19の透明PETフィルム(表皮層)13を透過して、レーザラベル(印字層)12の被印字面12Aに照射される。
印字加工処理が終了すると、レーザ光パワー制御部131は、YAGレーザ発振器122のレーザ発振を停止させる。オペレータは、レーザマーカ100の安全を確認した後、情報が印字されたカード積層体19、つまり完成したIDカード(例えば図16参照)を、加工部110から取り出すことができる。
本実施例によれば、レーザ光Lの照射によりレーザラベル12にガスが発生しても、そのガスを貫通孔21からサージカルテープ22側に逃がすことができ、またサージカルテープ22内でガスが拡散するので、完成品であるIDカードには、透明PETフィルム13の剥離や浮き上がり等の外観損傷は見受けられない。また、レーザマーキングによる黒色のガスが、IDカードの表側、つまりレーザラベル12と透明PETフィルム13との界面に染み出ることもない。したがって、レーザマーキングによる高精細な印字品質が損なわれることもない。
以上、本発明に係る好適な実施形態をいくつか説明したが、本発明の実施にあたっては、ここで説明された態様に限定されるものではない。また、本分野における当業者は、上記の実施形態から適宜変更又は改良を加えることができる。例えば下記に例示される変形例は、本発明の技術的範囲に包含される。
(1)印字層に形成される通気部としては、印字層自体がメッシュ状若しくは繊維状に形成されていてもよい。これらの態様であっても、レーザ光の照射により発生したガスが印字層の内部を拡散できる。
(2)貫通孔を含めた通気部としてレーザマーキングにより発生したガスが通過できるものであれば、貫通孔の形状や大きさを任意適宜に定めることができる。
(3)貫通孔の配置は実施例では等間隔であるが、どのような配置で形成されてもよい。また複数形成される貫通孔の径はそれぞれ異なっていてもよい。
(4)貫通孔は印字層の全面に設けられていても一部分に形成されてもよい。少なくとも、レーザマーキングにより印字をする領域である印字領域に設けられていればよい。
(5)積層体は実施例のIDカードのような平板状のものに限定されず、可撓性のある材質で構成されてロール状としてもよい。この場合、ロール状の積層体であっても、印字層に形成された貫通孔などの通気部によって、レーザ光の照射により発生したガスが拡散される。そのため、積層体内で局所的に内圧が高まり、表皮層の剥離や浮き上がり等の発生を軽減することができる。印字層がガスを吸着可能な吸着部を有している場合も同様の効果を奏する。
(6)積層体はレーザマーキングにより印字してから所望の形状に切断してもよいし、所望の形状に切断してから印字してもよい。
10、10A、10B、10C、10D 積層体
11 基材層
12 印字層(レーザラベル)
12A 被印字面
13 表皮層(透明PETフィルム)
14、15、16、17 粘着層(両面テープ)
19 カード積層体(カード基板)
20 通気部
21 貫通孔
22 通気層(サージカルテープ)
30 凹凸部
40a、40b 溝部
50 レーザヘッド
100 レーザマーカ
110 加工部
112 支持台
120 レーザユニット
121 本体ベース
122 YAGレーザ発振器
127 XYガイド光出射部
128 Zガイド光出射部
130 制御装置
140 操作端末
150 ガルバノスキャナ
152 fθレンズ
153 ガルバノドライバ
L レーザ光
Gxy XYガイド光
Gz Zガイド光

Claims (9)

  1. 少なくともレーザマーキングのための印字層と表皮層とが積層されてなる積層体であって、
    前記印字層が、レーザ光の照射により発生するガスの移動を許容する通気部を有し
    前記通気部が前記印字層を貫通する複数の貫通孔を含み、
    前記印字層が前記表皮層と基材層との間に配置され、前記貫通孔に接して前記ガスの移動を可能とする通気層を更に備え、
    前記通気層が繊維状素材により形成されている、積層体。
  2. 前記通気層が前記印字層の被印字面の反対側に配置されている、請求項に記載の積層体。
  3. 前記貫通孔の孔径が、前記通気層側よりも前記表皮層側の方が小さい、請求項に記載の積層体。
  4. 前記表皮層が粘着層を介して前記印字層に粘着されている、請求項1〜の何れか1項に記載の積層体。
  5. 前記印字層の被印字面がエンボス加工されている、請求項1〜4の何れか1項に記載の積層体。
  6. 前記印字層の被印字面に縦横格子状の溝部が形成されている、請求項1〜4の何れか1項に記載の積層体。
  7. 少なくともレーザマーキングのための印字層と表皮層とが積層されてなる積層体の製造方法であって、
    前記印字層にレーザ光を照射して複数の貫通孔を貫通させることにより当該印字層に通気部を形成するステップと、
    前記印字層の被印字面側に表皮層を配置するステップと
    前記印字層に前記通気部を形成した後、前記被印字面の反対側に通気層を配置するステップと
    を含む、積層体の製造方法。
  8. 少なくともレーザマーキングのための印字層と表皮層とが積層されてなる積層体の製造方法であって、
    前記印字層にレーザ光を照射して複数の貫通孔を貫通させることにより当該印字層に通気部を形成するステップと、
    前記印字層の前記貫通孔に接してガスの移動を可能とする、繊維状素材からなる通気層を形成するステップと
    を含む、積層体の製造方法。
  9. 請求項1〜の何れかに記載の積層体をレーザマーキングすることにより情報を印字した情報表示体の製造方法であって、
    前記表皮層を透過して前記印字層の被印字面にレーザ光を照射するステップと、
    前記レーザ光を走査して前記被印字面に情報を印字するステップと
    を含む、情報表示体の製造方法。
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