JP6707332B2 - 情報記録媒体 - Google Patents

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Description

本発明は、所定の情報を、レーザー光の照射により記録して赤外光で読み取り可能としつつ、可視光によっては外部から視認できないものとする情報記録媒体、特に、カードに記録されたカードデータを読み取ってゲームを進行させるよう構成されたカードゲーム装置に好適に用いられる情報記録媒体に関するものである。
近年、カードに記録されたデータを読み取ってゲームを進行させるように構成されたカードゲーム装置がある。このようなカードゲーム装置は、プレイヤが、ゲームカードを購入し、これをカードゲーム装置のカード配置パネルにカードを並べると、カードゲーム装置が、その内部のイメージセンサでカードの裏面に記録されたカードデータを読み取り、ゲームを進行させることができる。
例えば、特許文献1には、このようなカードゲーム装置に用いられるカードが開示されている。
ここでは、カードは、カードの一方の面にゲームキャラクタを表示する画像、図柄あるいは写真が目視可能に印刷され、カードの他方の面にゲームキャラクタに関連する情報が二次元コードパターンとして印刷されている。コードパターンは、赤外線を用いた光学的読み取り手段により識別可能に形成されており、さらに、コードパターンの表面には、赤外線を透過させる性質の塗料で印刷することで、コードパターンを外部から視認できないようしてカードの情報を隠すことが行われている。
特許文献1に記載されているようなカードにコードパターンを形成する方法としては、オフセット印刷等の印刷方式が一般に用いられる。しかし、オフセット印刷等の印刷方式では、一つの印刷版で形成できるコードパターンの数に制約があることから、コードパターンの数を増やすには印刷版を多数準備しなければならず、それにより、ゲーム機能もおのずと制限されてしまっていた。そのため、カード一枚毎に固有のコードパターンを任意に形成できるカードへの要求が高まっている。
このことに対し、カード一枚毎に固有のコードパターンを任意に形成する方法としては、インクジェット方式が考えられる。このインクジェット方式はカードに任意のコードパターンを形成することができるが、コードパターンを目視できないように隠すには、コードパターン形成した後、その上に絵柄を印刷してコードパターンを隠蔽する必要がある。但し、隠蔽した後は、コードパターンは判別することができなくなるので、在庫管理が複雑で手間のかかるものとなってしまう。
また、最近では、プリンタ搭載型カードゲーム装置がトレンドになりつつあるところ、このプリンタ搭載型カードゲーム装置では、カード発行時にカードデザインをオンデマンドプリントし、同時にカード一枚毎に固有のコードパターンを形成することが望まれている。
このような状況の下、特許文献2では、可視光線では認識が困難であり、かつ赤外線で認識が可能である媒体として、可視光非吸収性で、赤外線吸収性の材料を含む層を少なくとも一部に有する基材、又は可視光非吸収性で、赤外線吸収性の材料を含む基材であって、前記赤外線吸収性の材料は、外部からのエネルギーにより赤外線吸収性を少なくとも一部消失する特性を有することを特徴とする赤外線吸収性マーキング形成用物品が提案されている。
この特許文献2の提案技術によれば、レーザー光により、カード等の媒体に所定の情報を記録することができ、そして、媒体に記録された情報は、外部から視認できないが、赤外線により認識することができるので、上述したようなインクジェット方式によりカードにコードパターンを形成した場合の在庫管理の煩雑さを解消することができる。
特開2007−029757号公報 特開平11−235871号公報
特許文献2に記載された技術では、赤外線吸収性の材料が、外部からのエネルギーにより赤外線吸収性を消失する特性を有するため、レーザー光を照射して形成されたパターンは、赤外線によっては確認できるも外観上の変化がない。このため、レーザー光の照射による検査を行う際に、正確かつ確実に書き込みが行われるかどうかを容易に確認することができない。また、特許文献2に記載されたような、可視域で外観上の変化がなく且つ赤外域で吸収性が変化する材料は限られるため、媒体を形成する上で材料が高額で、赤外吸収/非吸収の差が小さいなど、設計の自由度が低いことによる弊害がみられる。
上記の問題を鑑み、本発明の主たる目的は、比較的安価で容易に設計することができ、所定の情報を、レーザー光の照射により記録して赤外光で読み取り可能としつつ、可視光によっては外部から視認できないものとする情報記録媒体を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、複雑な在庫管理が不要な白紙カードとして在庫でき、カード発行時に、ゲームキャラクタを印刷すると同時に、ゲームキャラクタに関連するコードパターンを視認できない隠蔽情報として形成できる情報記録媒体を提供することにある。
本発明の情報記録媒体は、基材と、基材上に設けられて、レーザー光の照射により780nm以上の波長の赤外領域の一部または全域で反射率が低下するとともに変色するレーザーマーキング層と、レーザーマーキング層上に設けられて、赤外光を透過し可視光を吸
収または反射して可視光の透過を低減する隠蔽層と、前記隠蔽層とレーザーマーキング層との間に介在し、着色剤を含み赤外光を透過する中間層とを備え、前記レーザーマーキング層が、レーザー光を吸収することにより発熱する発色剤と、前記発色剤の発熱により炭化する樹脂とを含み、前記中間層のガラス転移温度が50℃以上であり、前記中間層が染色したフィルム基材であり、前記基材が、赤外光を透過し、レーザー光の照射により変色して形成されるレーザーマーキング層の変色パターンを、前記レーザーマーキング層とは反対側の該基材側の表面から赤外線カメラにより読み取り可能にし、かつ、レーザーマーキング層の前記変色パターンを隠蔽して、該基材側の表面から視認不可能にするものとしてなるものである。
ここで、前記レーザーマーキング層のレーザー光の照射部と非照射部の780nm以上の赤外領域での反射率の差をコードパターンとして読み取る赤外線カメラとしては、たとえば、CCDやCMOSなどのイメージセンサー(受光センサー)が好適に使用され得る。赤外線カメラによって分光感度曲線が異なるため、レーザーマーキング層の反射率の変化が大きい波長領域で高感度に検出できるものが望ましい。また赤外線カメラの撮像感度を増やすために、赤外線カメラとは別に読み取り用の赤外光を照射することが望ましく、照射する赤外光としてLEDを使用する場合、赤外線カメラの感度にあわせた波長のLEDを選択することが可能となる。
また情報記録媒体に対する赤外光の照射角度と赤外線カメラの受光角度は、赤外光の検出感度や情報記録媒体を取り扱う読取装置の筺体のサイズなどを考慮し、それに適した配置を選択する。そのためレーザーマーキング層のレーザー光の照射部と非照射部の反射率の差は、コードパターンを読み取る時の赤外光の照射角度に対する赤外線カメラの受光角度における反射率の差となる。
ここで、前記レーザーマーキング層は、レーザー光の照射により780nm以上の波長の赤外光の反射率が、好ましくは3%以上、より好ましくは10%以上低下(変化)するものとする。
またレーザーマーキング層の変色とは、レーザー光の照射部と非照射部との視認可能な色の差である。視認可能な色の波長範囲は400〜780nmであり、色によってレーザーマーキング層から反射される波長の反射率は異なる。各波長成分の反射率は、分光測色計により、色をJIS Z8781−4(2013)に規定されるL***表色系などに代表される色の数値化が可能であり、明度をL、色差をΔE*abとして数値で示すことができる。変色は、レーザー光の非照射部の色L0*a0*b0*を基準として、照射部の色L1*a1*b1*との色差ΔE*abで表示することができ、本発明でレーザーマーキング層の変色とはΔE*ab=3以上の色差があることをいう。
またここで、前記基材は、可視光を透過しないことが好ましい。
ここで可視光を透過しないこととは、レーザー光で視認可能なレーザーマーキング層の変色(非照射部と照射部の色差)を視認できないようにするためであり、下記3つの手法がある。1つ目の手法(手法1)は可視光の380〜780nmの全領域で反射率を高めて白色系にすることである。2つ目の手法(手法2)は可視光領域の380〜780nmの全領域の透過率を低くして黒色系にすることである。3つ目の手法(手法3)は照射部と非照射部の比較でL値が高い側の領域を低い側にあわせるように透過率を低くすることである。例としてレーザー光の非照射部の色が白色系で、レーザー光の照射部が赤色系に変色する場合、赤色に見える分光反射率は600〜700nmの波長の反射率が高いため、L値が高い側の白の領域(非照射部)も赤くなるように、380〜600nmの可視光透過率を低くした基材にすることで、全体が赤くなるため色差がなくなり視認できなくなる。上記のように変色が視認できないように可視光領域の一部でも透過率を低くすることができればよい。
上記の基材が、赤外光を透過する材料からなる場合、前記情報記録媒体の表裏のどちらからでもレーザー光の照射によりレーザーマーキング層を変色させることができ、形成されたレーザーマーキング層の変色パターンを、該情報記録媒体の表裏のどちらからでも赤外線カメラにより読み取り可能にし、かつ、レーザーマーキング層の前記変色パターンを隠蔽して、該情報記録媒体の表裏どちらからでも視認不可能とすることができる。また、前記基材が可視光も赤外光も透過しない材料とすることも好ましく、その場合レーザー光による書き込みと赤外線カメラによる読み取りは、該情報記録媒体の隠蔽層側からのみ可能となり指向性を有するものとなる。
本発明の情報記録媒体では、前記隠蔽層の明度L値が60以上であり、該隠蔽層が白色を呈することが好適である。L値が60以上の白色を呈する隠蔽層とは、上記した可視光を透過しない手法のうち、1つ目の、全波長領域において可視光を反射させる材料を用いる手法1に相当する。L値が60以上の場合、隠蔽層の上に絵柄を形成した場合の色の見栄えが良好となるため好ましい。
さらに前記基材のL値も60以上の白色を呈することが好適であり、隠蔽層と同様に情報記録媒体の裏面上に絵柄を形成した場合の見栄えが良好となるため好ましい。
間層は可視光を透過しない手法2と手法3の、可視光領域の全領域または可視光領域の一部において透過率を低くすることに相当する。中間層は780nm以上の波長の赤外光を透過させるため染料系の着色材を含むものが好ましい。
特に、前記中間層は、染色したフィルム基材のなかでも特に、染色したプラスチック基材であることが好ましい。
前記レーザーマーキング層に隣接する基材及び前記隠蔽層(又は上記の中間層を設ける場合は中間層)のうちの少なくとも一方は、ガス透過率は、20℃で、1g/(m2・24hr・1atm)以上とすることが好ましく、特に、50g/(m2・24hr・1atm)以上であることがより一層好ましい。
厚み方向で気体が通過できるポーラス状の基材になっていることがより好ましく、繊維で形成された紙基材やフィルムに微細な孔加工を施した基材などが好適に用いられる。
本発明の情報記録媒体によれば、レーザーマーキング層が、レーザー光の照射により変色することから、たとえば本発明の情報記録媒体の製造過程で検査や位置合わせ等の際に、レーザー光の照射により形成されたパターン等の情報を容易に認識することができる。
また、このレーザーマーキング層は、レーザー光の照射により780nm以上の波長の光の反射率が低下することから、レーザー光の照射によって記録された情報を、外部から赤外光で読み取ることができるとともに、レーザーマーキング層上の隠蔽層が可視光を吸収や反射することにより、可視光の透過光を減少させることから、レーザー光によるレーザーマーキング層の変色箇所を隠すべく機能して、当該情報を外部から視認できないようにすることができる。
更に、本発明の情報記録媒体は、レーザーマーキング層がレーザー光の照射により変色することから、たとえばレーザー光の照射により一度形成したパターンに、後から追加でコードパターンを記録することができ、容易に情報の変更、追加を可能とすることができる。
本発明の第一実施形態を示す概略図である。 本発明の第二実施形態を示す概略図である。 本発明の第三実施形態を示す概略図である。 本発明の第四実施形態を示す概略図である。 レーザーマーキング層に付した情報を読み取る際の赤外光の照射角度と受光角度を例示する概略図である。 実施例1のレーザーマーキング層における波長に対する正反射率及び拡散反射率の変化をそれぞれ示すグラフである。 実施例2のレーザーマーキング層における波長に対する正反射率及び拡散反射率の変化をそれぞれ示すグラフである。 実施例1及び5のそれぞれに用いた隠蔽層における波長に対する透過率、正反射率及び拡散反射率の変化をそれぞれ示すグラフである。 実施例3、5、6及び8のそれぞれに用いた中間層並びに比較例2に用いた隠蔽層における波長に対する透過率の変化をそれぞれ示すグラフである。
以下、本発明の実施形態について詳細に説明する。
本発明の情報記録媒体は、図1〜4に例示するように、基材と、基材上に設けられて、レーザー光の照射により780nm以上の波長の光の反射率が低下するとともに変色するレーザーマーキング層と、レーザーマーキング層上に設けられて、赤外光を透過し可視光を吸収または反射して可視光の透過光を低減する隠蔽層とを備えてなるものである。
この情報記録媒体では、レーザーマーキング層が、レーザー光の照射により780nm以上の波長の光の反射率が低下することにより、レーザーマーキング層の、レーザー光が照射されて反射率が低下した箇所と、レーザー光が照射されなかった箇所とで、所定のコードパターン等の情報が形成される。そして、レーザーマーキング層上に設けた隠蔽層が、赤外光を透過することにより、上記のコードパターン等を、隠蔽層を介して外部から赤外光で読み取ることができる。
またこの情報記録媒体では、レーザーマーキング層の、レーザー光が照射された箇所は変色するが、隠蔽層が可視光を吸収または反射することから、レーザーマーキング層のレーザー光照射箇所と非照射箇所は隠蔽層により隠されて、隠蔽層側の表面からは視認できないものになる。
さらに、このようなレーザーマーキング層に含まれる材料は一般的であるため材料選択の自由度が高く設計がしやすい利点がある。また、材料自体の品質確認や印字状態の検査、および位置合わせ等の製造工程上の事前確認を、隠蔽層を積層していない視認可能な状態で行えるため、目視により容易に行うことができる。
(基材)
基材は、機械的強度、寸法安定性、耐熱性等が要求されることから、合成紙やプラスチックフィルムを用いることができる。より具体的には、ポリエチレンテレフタレート、延伸ポリプロピレン、ポリカーボネート、ポリイミド、ポリアミド、セルロース、アセチルセルロースジエステル、アセチルセルローストリエステル、延伸ポリエチレン、ポリブチレンテレフタレート等を用いることができる。
なかでも、情報記録媒体を製造する際の取り扱いが容易で、安価な材料にするため、ポリエチレンテレフタレートからなるプラスチックフィルム、または紙基材を用いるのが好ましい。また情報記録媒体を取り扱う読取装置や使用者の作業性、情報記録媒体を製造する上での搬送性などの観点から、基材の厚さは所望の厚みを選択することが可能であり、情報記録媒体の強度と取扱い時の作業性(フレキシブル性)を考慮すると、10〜400μmが好ましい。
本発明の一の実施態様では、図1に示すように、上記の基材として、波長780nm〜1500nmの赤外光(読み取り用赤外光)を透過しない赤外光非透過性の基材を用いることができる。このような基材は、当該赤外光の最大透過率が1%以下のものとすることができる。
赤外光非透過性の基材の具体例としては、機械的強度、寸法安定性、耐熱性等を考慮して、合成紙やプラスチックフィルムを用いることができる。例えば、ポリエチレンテレフタレート、延伸ポリプロピレン、ポリカーボネート、ポリイミド、ポリアミド、セルロース、アセチルセルロースジエステル、アセチルセルローストリエステル、延伸ポリエチレン、ポリブチレンテレフタレート等を用いることができ、白色顔料や黒色顔料などが配合されたり、気泡を含有したポーラスな基材を用いることができる。
本発明の他の実施形態では、図2に示すように、上記の基材として、波長800nm〜1500nmの赤外光(書き込み用レーザー光、読取り用赤外光)を透過する赤外光透過性の基材を用いることができる。このような基材は、使用する赤外光の波長の最小透過率が50%以上のものとすることができ、より好ましくは70%以上の透過率を有する材料を使用することでロスが少なくなるため望ましい。
赤外光透過性の基材を用いた場合、レーザー光を照射することによって、たとえば黒色等の変色したレーザーマーキング層の変色パターンを、基材側の表面(情報記録媒体の外部を構成する基材外表面)から目視できないように隠蔽する一方で、レーザー光が基材を透過するので、基材側の表面からレーザー光を照射して、レーザーマーキング層にコードパターンを形成することができる。
赤外光透過性の基材としては、ポリオレフィン、ポリカーボネ−ト、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、アクリル、ポリ塩化ビニル、ポリイミドなどのプラスチックフィルム等を挙げることができ、さらに可視光の透過性を低下させるための着色材料を含むことがよい。染料で染色したポリエチレンテレフタレートは、耐環境性が良好であり、染料の種類を選択することで、レーザーマーキング層の変色を隠蔽するために有効な波長成分の反射率を選択的に低下させることが可能であるため好ましい。
また情報記録媒体の使用環境に応じた、耐候性、耐熱性などを向上させる添加剤、紫外線吸収剤などの悪影響を及ぼす環境要因をカットする材料などを混合したり、基材上にこのような材料の塗膜を形成してもよい。
本発明に用いる基材は、基材自体の耐熱性に優れたものが好ましい。これは、レーザー光の照射によりレーザーマーキング層から発生する発熱による熱変形などの損傷を生じさせないためである。本発明において耐熱性とは、レーザー光によりレーザーマーキング層が発熱した温度に対し、変形しない温度としてガラス転移温度が60℃以上を意味している。なお、ガラス転移温度が低い材料として、ポリエチレン、ポリプロピレンなどが該当し、これを基材として使用するとレーザー光の照射による発熱で熱変形によるひずみが媒体の外観で視認されるなどの不具合が発生する。
また本発明に用いる基材は、基材自体のガス透過性に優れたものが好ましい。同じレーザーマーキング層を用いた場合でも、使用するレーザー光の照射エネルギーを高くする(高出力、照射時間を長くするなど)ことによって、変色(照射部と非照射部の色差)を大きくすることができる条件範囲がある。しかしレーザー光の照射エネルギーを高くすると、レーザーマーキング層の発熱分解が促進され、ガスが多量に発生することがある。このため発生した熱分解ガスを外部に円滑に放出させるために厚み方向で気体が通過できるポーラス状の基材になっていることがより好ましく、繊維で形成された紙基材やフィルムに微細な孔加工を施した基材などが好適に用いられる。あるいは、基材に孔加工などをしないプラスチック基材を使用する場合は、材質的に気体を透過しやすい材料が好ましく、ガス透過率はCO2の透過率が、20℃で、1g/(m2・24hr・1atm)以上であると特に好ましい。
ここで、ガス透過率は、JIS K7126−1に規定される方法により測定することができる。耐熱性とガス透過性に優れる基材として、ガラス転移温度が60℃以上のポリエチレンテレフタレートに微細な孔加工を設けてガス透過性と両立させたものや、紙基材が好適に用いられる。
(レーザーマーキング層)
本発明では、レーザーマーキング層は、レーザー光を照射することにより、レーザー光を照射された箇所で、780nm以上の波長の光の反射率が低下するとともに、その箇所が変色するものとする。
但し、レーザー光の照射により、780nm以上の全ての波長の光の反射率が低下することまでは要せず、780nm以上の波長の光で全体として、反射率が低下していればよい。特に受光センサーの感度が高い赤外光の波長での反射率が低下することが好ましい。
この反射率は、分光光度計により測定することができ、正反射の測定、または拡散反射の測定が可能であり、レーザー光の非照射部と照射して変色した領域(照射部)を測定することができる。本発明における反射率の測定は、株式会社日立ハイテクノロジーズ製のU−3310分光光度計を用いて、φ150積分球、入射角度VI°の条件で、正反射光はライトトラップを用いて除去して拡散反射を測定した。正反射の測定については、株式会社日立ハイテクノロジーズ製のU−4000を用いてφ60積分球、入射角度10°の条件で正反射率を測定した。赤外光の反射率を測定する波長領域として780〜1500nmの範囲で測定を行った。
赤外線カメラの受光角度が読み取り用の赤外光の照射角度(入射角度)に対して、正反射角度の位置でない場合は、拡散反射率の測定データにて判定することが可能である。
レーザーマーキング層のレーザー光の照射部と非照射部の反射率の差は、図5に例示するように、情報を読み取る際の赤外光の照射角度に対する赤外線カメラの受光角度における反射率とすることができる。なお図5は、赤外光の照射角度を70°とした例であり、この場合、受光角度70°で正反射率を用いることができ、受光角度0°で拡散反射率を用いることができる例である。
レーザーマーキング層のレーザー光の照射部と非照射部の反射率の差が大きい時、視認される変色の度合いも大きい傾向にあり、ΔE*abで20以上が得られる傾向にある。赤外光の反射率の低下が大きい時は、特にΔE*abが20以上の差があるレーザーマーキング層で多く観察され、レーザー光の照射前のL値が80以上と明度の高い白色系から、レーザー光の照射後にΔL:20以上のL値の低下により、黒色系に明度が低下する傾向がみられるため、変色度の大きいレーザーマーキング層を選択することが好ましい。
変色の度合いを示すΔE*abの測定方法として、分光測色計によるL***表色系から色差として数値化が可能である。
レーザーマーキング層は、レーザー印字装置等によって所望の変色パターン形成されるものであって、主剤である樹脂に発色剤を添加した層からなるものとすることができる。この場合、レーザーマーキング層にレーザー光(たとえば、1064nm)を照射すると、添加された発色剤がレーザー光を吸収することにより発熱し、この発熱により、発色剤の周辺の樹脂は炭化して黒色等に発色(変色)することにより変色パターンを形成できる。ここで、発色した部分は、赤外光(たとえば、780nm〜1500nm)を吸収するが、未発色部分は赤外光を反射することから、レーザー光を照射した後のレーザーマーキング層を赤外線カメラで読み取ると、たとえば、赤外光を反射する部分は白く観察される一方で赤外光を吸収する部分は黒く観察され、このコントラストを用いて変色パターンを読み取ることができる。
レーザーマーキング層に用いる樹脂としては、発色剤の発熱により炭化するものであれば特に限定されないが、例えば、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリ乳酸、ポリ酢酸ビニル系樹脂、ポリアクリル系もしくはポリメタクリル系樹脂、ポリビニルアルコール系樹脂、エチレン共重合体、ポリビニルアセタール系樹脂、ゴム系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリイミド樹脂、ポリアミドイミド樹脂、ポリオレフィン系樹脂、フェノール系樹脂、アミノ−プラスト系樹脂、エポキシ系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリエステルウレタン樹脂、シリコーン系樹脂、セルロース系樹脂等からなる樹脂を構成するモノマー、プレポリマー若しくはオリゴマーまたはポリマーの一種ないしそれ以上を主成分とする組成物を用いることができる。
発色剤は780nm以上の光を吸収することにより、発色する材料であれば特に限定されるものではないが、レーザー光を吸収することにより発熱し、発色剤の周辺の樹脂を黒色に炭化させる方式が好ましい。具体的には、例えば、ビスマス酸化物、ネオジム酸化物、銅・モリブデン複合酸化物、アンチモンドープ酸化錫被覆マイカ、アンチモンドープ酸化錫/酸化チタン/二酸化珪素被覆マイカのいずれか一種以上を単独、または混合して用いることができる。
なお、レーザーマーキング層には必要に応じて着色剤、充填剤(フィラー類)、滑剤、可塑剤等の添加剤等を加えることができる。
レーザーマーキング層の厚みは、1〜25μmとすることができ、好ましくは7〜20μmとする。厚みが1μm未満であると発色が不十分になることがあり、また、厚みが25μmより厚いと、レーザー光が深さ方向に十分届かなくなることから、厚くしても発色に差は見られない。
レーザーマーキング層や基材の材質によっては、必要に応じて、レーザーマーキング層を基材に接着させるため、図4に示すように、レーザーマーキング層と基材との間に、接着層を設けることができる。接着層を設ける場合、この接着層も、基材と同様にガス透過性に優れるものであることが好ましく、接着層のCO2ガス透過率は、20℃で、1g/(m2・24hr・1atm)以上であることが好ましい。
接着層は、基材とレーザーマーキング層を接着できれば特に種類を限定するものではないが、具体例としてアクリル系、ゴム系、ポリエステル系、ウレタン系、ビニル系、シリコーン系等を挙げることができる。また接着層にはタックを有する粘着剤を使用してもよく、硬化剤を配合することも可能である。
接着層はホットメルトタイプの材料を用いて、熱ラミネートにより接着剤樹脂を溶融させて基材とレーザーマーキング層を貼り合せることも可能である。貼り合せ方法としてはスキージやローラーを用いた加圧加熱方式や加重板を用いたプレス方式、貼り合せ面の空気を抜く真空方式などを用いて貼り合せることが可能である。
(隠蔽層)
本発明では、隠蔽層は、たとえば、波長780nm以上の赤外光(読み取り用レーザー光)を透過し、かつ可視光を吸収または反射して可視の透過光を低下させるものとする。赤外光を透過することにより、隠蔽層側の表面(情報記録媒体の外部を構成する基材外表面)から、赤外線LEDなどを用いて読取り用の赤外光を照射し、赤外光を透過させて、隠蔽層と基材との間のレーザーマーキング層に形成された変色パターンを、赤外線カメラで読み取り可能とする。一方、可視光を反射または吸収することにより、レーザーマーキング層に形成された変色パターンを隠して、隠蔽層側の表面から視認できないようにする。
隠蔽層は、上記の780nm以上の波長の赤外光の最小透過率が3%以上、より好ましくは5%以上であり、また可視光の透過率としては、レーザーマーキング層のレーザー光の照射前と照射後の反射スペクトルで反射率がもっとも変化する波長の透過率が60%以下、より好ましくは30%以下のものとすることができる。
隠蔽層としては、レーザーマーキング層の変色パターンがどのような色を呈する場合でも、黒色の隠蔽層を用いることで、変色パターンを有効に隠蔽できるが、隠蔽層上に絵柄等のデザインを設ける場合は白色の隠蔽層であることが好ましい。また、隠蔽層は、レーザー光によりレーザーマーキング層を発色させる際にレーザー光を有効に透過させるため、書き込み用レーザー光の透過率が3%以上、好ましくは5%以上とすることができる。
隠蔽層は、少なくとも樹脂及び隠蔽材料を含む層とすることができ、これに用いる樹脂としては、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリ酢酸ビニル系樹脂、ポリアクリル系もしくはポリメタクリル系樹脂、ポリビニルアルコール系樹脂、エチレン共重合体、ポリビニルアセタール系樹脂、ゴム系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリイミド樹脂、ポリアミドイミド樹脂、ポリオレフィン系樹脂、フェノール系樹脂、アミノ−プラスト系樹脂、エポキシ系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリエステルウレタン樹脂、シリコーン系樹脂、セルロース系樹脂等からなる樹脂を構成するモノマー、プレポリマー若しくはオリゴマーまたはポリマーの一種ないしそれ以上を主成分とする組成物を挙げることができる。
また、隠蔽層の隠蔽材料は、無機顔料、有機顔料、染料などから適宜選択して用いることができる。ここで、無機顔料としては、シリカ、アルミナ、フッ素系樹脂(フッ化マグネシウム、フッ化カルシウム等)、酸化チタン、ジルコニア等のセラミックス、ガラス等を用いることができる。有機顔料としては、架橋アクリル粒子、架橋ポリスチレン樹脂、メラミン樹脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、ポリカーボネート、カーボンブラック、アニリンブラック、チタンブラック、アセチレンブラック、無機顔料ヘマタイト、ペリレンブラックなどを用いることができる。また、染料としては、アゾ系、縮合アゾ系、フタロシアニン系、アンスラキノン系、インジゴ系、ペリノン系、ペリレン系、ジオキサジン系、キナクリドン系、メチン系、イソインドリノン系、キノフタロン系、ピロール系、チオインジゴ系、金属錯体系などの周知の有機染料を用いることができる。
隠蔽層上に絵柄等のデザインを設けるには白色の隠蔽層であると好ましく、具体的には、明度を示すL値が60以上であることが好ましい。ここで明度L値は、コミカミノルタ株式会社製の分光測色計を用いてSCE測定モードの2°/D65で測定した値である。このような隠蔽層としては白色顔料を分散した樹脂膜等がある。
隠蔽層は、レーザー光の照射によるレーザーマーキング層の発熱に対して耐熱性があるものが好ましく、具体的には耐熱性としてガラス転移温度50℃以上であることが好ましい。このような隠蔽層としては、アクリル系の中でポリメチルメタクリレート、ポリエチルメタクリレート、ポリブチルメタクリレートを主骨格とする樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、シリコーン樹脂、ビニル樹脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、ポリアミド樹脂などを単独または混合して使用することができ、硬化剤と混合して熱硬化や光硬化によりガラス転移温度を高めることも可能であり、各樹脂を溶媒に溶解させ、隠蔽材料を溶解、または分散して製膜し、溶媒を除去して形成することが可能である。
また塗膜以外に隠蔽材料が含まれるフィルム基材を使用することも可能であり、これにはたとえば、酸化チタンを少量混合して赤外光の透過率と可視光の隠蔽性を両立した白色のポリエチレンテレフタレートや透明なポリエチレンテレフタレートを染料で染めたフィルム基材等がある。
また、隠蔽層は、ガス透過率が、20℃で、1g/(m2・24hr・1atm)以上とすることが好ましく、特に、50g/(m2・24hr・1atm)以上のものとすることがより好ましい。レーザー光の照射時にレーザーマーキング層から多量にガスが発生する場合に、有効にガスを拡散させて、ガス溜まりによる膨れ等を防止するためである。このような隠蔽層としては、染料で染めたPETフィルムに微細な孔加工を施したもの等がある。
(中間層)
図3に示すように、隠蔽層とレーザーマーキング層の間に、着色剤を含み、波長780nm以上の赤外光を透過する中間層を介在させることが好ましい。このような中間層を設けることにより、レーザーマーキング層の変色パターンの変色度合いが大きい場合でも十分に隠蔽することが可能となる。
隠蔽層上にデザインを付して見栄えを向上させるために、隠蔽層を明度L値が60以上の白色にすることが望ましい。この場合、レーザーマーキング層の変色度合いが大きいと、白色の隠蔽層だけでは十分に隠蔽できず、媒体の外から変色パターンが視認される可能性がある。そこで、中間層を設け、この中間層がレーザーマーキング層の変色を隠蔽する役割をすることから、隠蔽層は白色を高めて、情報記録媒体の隠蔽性と白色度を高めた媒体を提供することが容易になる。
中間層は可視光を吸収する着色剤を含み、レーザーマーキング層のレーザー光の照射前と照射後の反射率がもっとも変化する波長範囲の透過率を70%以下、より好ましくは60%以下のものとすることができる。
中間層は、レーザー光の照射によるレーザーマーキング層の発熱に対して耐熱性があるものが好ましく、具体的にはガラス転移温度が50℃以上であることが好ましい。この場合、隠蔽層とレーザーマーキング層との間には、耐熱性に優れた中間層が存在することになるので、隠蔽層の先述した耐熱性は必ずしも必要ではなくなる。
このような中間層としては、アクリル系の中でポリメチルメタクリレート、ポリエチルメタクリレート、ポリブチルメタクリレートを主骨格とする樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、シリコーン樹脂、ビニル樹脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、ポリアミド樹脂などを単独または混合して使用することができ、硬化剤と混合して熱硬化や光硬化によりガラス転移温度を高めることも可能であり、各樹脂を溶媒に溶解させ、隠蔽材料を溶解、または分散して製膜し、溶媒を除去して形成することが可能である。
また塗膜以外に隠蔽材料が含まれるフィルム基材を使用することも可能であり、これにはたとえば、酸化チタンを少量混合して赤外光の透過率と可視光の隠蔽性を両立した白色のポリエチレンテレフタレートや透明なポリエチレンテレフタレートを染料で染めたフィルム基材等がある。
また、中間層はガス透過率が、20℃で、1g/(m2・24hr・1atm)以上とすることが好ましく、特に、50g/(m2・24hr・1atm)以上のものとすることがより好ましい。レーザー光の照射時にレーザーマーキング層から多量にガスが発生する場合に、有効にガスを拡散させて、ガス溜まりによる膨れ等を防止するためである。このような中間層としては、染料で染めたPETフィルムに微細な孔加工を施したもの等がある。
中間層に含まれる着色剤としては、特に制限はないが、例えばカーボンブラック、フタロシアニン、アゾ、ジスアゾ、キナクリドン、アントラキノン、フラバントロン、ペリレン、ジオキサジン、縮合アゾ、アゾメチン、又はメチン系等の各種有機顔料、硫酸鉛、酸化亜鉛、クロムエロー、ジンクエロー、クロムバーミリオン、ベンガラ、コバルト紫、群青、クロムグリーン、酸化クロム、コバルトグリーン等の無機顔料が挙げられる。
なお、中間層は、波長780nm以上の赤外光の最小透過率が、50%以上のものとすることができる。
情報記録媒体に情報の書き込みを行うには、たとえば、情報記録媒体の隠蔽層側から、波長780nm以上のレーザー光を照射し、レーザーマーキング層のパターンを形成する箇所における所定の波長の光の反射率を低下させるとともに、当該パターンを形成する箇所を黒色等に発色させて、変色パターンを形成し、情報の書き込みを行うことができる。
このとき、レーザーマーキング層上の隠蔽層が、当該変色パターンを覆って隠蔽するべく機能するので、隠蔽層側から変色パターンを視認することができない。
その後、書き込んだ情報を読み取るには、たとえば、隠蔽層側から、又は、赤外透過性の基材の場合は情報記録媒体の基材側から、波長780nm以上の読み取り用の赤外光を照射して、赤外線カメラで読み取ると、レーザーマーキング層の反射率が低下していない箇所は、相対的に白く観察されるが、反射率が低下した箇所は、相対的に黒く観察される。赤外線カメラによるレーザーマーキング層のこのコントラストを用いて、変色パターンを読み取ることができる。
なお、書き込みに用いるレーザー光は、赤外光を照射できるもので、YVO4やCO2などを使用することができる。また、読み取りに用いる赤外光は、各赤外線波長のLEDなどを使用することができる。
次に、本発明の情報記録媒体を試作し、その性能を確認したので説明する。但し、ここでの説明は単なる例示を目的とするものであって、これらに限定されるものではない。
(実施例1)
基材としてA4サイズの紙基材(日本製紙株式会社製 ユニフェイスW(310g/m2))を準備し、基材上にレーザーマーキング用インクとして、三酸化ビスマスと三酸化ネオジウムの混合による発色顔料(東罐マテリアル・テクノロジー株式会社製:42−920A)とポリエステル樹脂(東洋紡製株式会社製:バイロンV290)をメチルエチルケトン/トルエン=1/1の混合溶媒を用いて、P(顔料)/R(樹脂)=15/85の塗料を作製し、膜厚が5μmとなるようにメイヤーバーにて製膜した。
次いでレーザーマーキング層上に赤外透過性白色インク(帝国インキ製造株式会社製 EG50216 IR白)を用いて、アプリケーター法を用いて膜厚10μmの隠蔽層を製膜し、実施例1の情報記録媒体を得た。
(実施例2)
レーザーマーキング用のインクとして(東洋インキ株式会社製:Z117 Elbima)を用いて、レーザーマーキング層の膜厚が5μmとなるようにメイヤーバーにて製膜した。レーザーマーキング層と隠蔽層の間に中間層として、赤外透過性灰色インク(帝国インキ製造株式会社製 EG50216 IR黒/帝国インキ製造株式会社製 EG50216 IR白=1/1)を用いて、レーザーマーキング層上にメイヤーバー法を用いて厚さが4μmの中間層を形成した。それ以外は実施例1と同様の条件で実施例2の情報記録媒体を得た。
(実施例3)
中間層として青染料で染色されたA4サイズのポリエチレンテレフタレートフィルム(株式会社トチセン製 青PET:75μm)上に、実施例1と同条件でレーザーマーキング層を形成した。中間層のレーザーマーキング層を形成した反対面に、実施例1と同条件で隠蔽層を形成した。
実施例1と同様の紙基材に、透明な粘着フィルム(巴川製紙株式会社製:TD−06a−15μm)を貼り合せた後、粘着面を介してレーザーマーキング層を貼り合せて、実施例3の情報記録媒体を得た。
(実施例4)
中間層として緑染料で染色されたA4サイズのポリエチレンテレフタレートフィルム(株式会社トチセン製 緑PET:75μm)上に、実施例1と同条件でレーザーマーキング層を形成した。中間層のレーザーマーキング層を形成した反対面に、実施例1と同条件の隠蔽層を形成した。
実施例1と同様の紙基材に、透明な粘着フィルム(巴川製紙株式会社製:TD−06a−15μm)を貼り合せた後、粘着面を介してレーザーマーキング層を貼り合せて、実施例4の情報記録媒体を得た。
(実施例5)
中間層として緑染料で染色されたA4サイズのポリエチレンテレフタレートフィルム(株式会社トチセン製 緑PET:75μm)上に、実施例1と同条件でレーザーマーキング層を形成した。中間層のレーザーマーキング層を形成した反対面に、赤外線透過白塗料(株式会社セイコーアドバンス製、HF GV3 RX01 Y1490 IR WHITE)を用いてメイヤーバー法で膜厚5μmの隠蔽層を形成した。
実施例1と同様の紙基材に、透明な粘着フィルム(巴川製紙株式会社製:TD−06a−15μm)を貼り合せた後、粘着面を介してレーザーマーキング層を貼り合せて、実施例5の情報記録媒体を得た。
(実施例6)
中間層として赤染料で染色されたA4サイズのポリエチレンテレフタレートフィルム(株式会社トチセン製 赤PET:75μm)を用いた以外は実施例4と同条件で、実施例6の情報記録媒体を得た。
(実施例7)
基材として染料で染色されたA4サイズのポリエチレンテレフタレートフィルム(トチセン製 青PET:75μm)上に実施例1のレーザーマーキング層を形成し、その上に実施例2の隠蔽層を形成した。さらに基材のレーザーマーキング層と反対側の面に隠蔽層と同じ層を同条件で形成して実施例7の情報記録媒体を形成した。
(実施例8)
中間層として、樹脂(日本合成化学株式会社製、コーポニール102X)と青染料(三菱化学株式会社製 BlueP)をメチルエチルケトン(MEK)で溶解させた塗料を作製し、この塗料からなる膜厚3μmの青染料層を、透明PET(東レ株式会社製:T60、50μm)上に形成したものを作製した。青染料層及び透明PETを積層させてなるこの中間層の青染料層上に実施例1と同様の赤外透過性白色インクにより隠蔽層を形成し、中間層の青染料層とは反対側の透明PETに、実施例1と同様のレーザーマーキング層を形成した以外は、実施例3と同条件で実施例8の情報記録媒体を得た。
(実施例9)
実施例4と同条件の情報記録媒体で、さらに、赤外透過性白色インクによる白色の隠蔽層上に、デザイン形成用の墨塗料(東洋インキ株式会社製、FDFフォームCL墨M)、赤塗料(DICグラフィックス株式会社製、ダイキュア・アビリオ・プロセス・紅N)、黄塗料(DICグラフィックス株式会社製、ダイキュア・アビリオ・プロセス・透明黄N)、藍塗料(DICグラフィックス株式会社製、ダイキュア・アビリオ・プロセス・藍N)を用いてオフセット印刷によりカード全面に4色積層の形成を行い、実施例9の情報記録媒体を形成した。
なおこの実施例9では、後述する変色評価のΔE*abは、当該デザイン層を形成後に測定を行った。
(比較例1)
隠蔽層としてA4サイズのポリエチレンテレフタレートフィルム(東レ株式会社製:PET、T60、75μm)上に、実施例1と同条件でレーザーマーキング層を形成した。
実施例1と同様の紙基材に、透明な粘着フィルム(巴川製紙製:TD−06a−15μm)を貼り合せた後、粘着面を介してレーザーマーキング層を貼り合せて、比較例1の情報記録媒体を得た。この比較例1の隠蔽層は、可視光を吸収ないし反射しないものである。
(比較例2)
隠蔽層として黄染料で染色されたA4サイズのポリエチレンテレフタレートフィルム(株式会社トチセン製 黄PET:75μm)上に、実施例1と同条件でレーザーマーキング層を形成した。
実施例1と同様の紙基材に、透明な粘着フィルム(巴川製紙製:TD−06a−15μm)を貼り合せた後、粘着面を介してレーザーマーキング層を貼り合せて、比較例2の情報記録媒体を得た。なお、この比較例2はレーザーマーキング層の印字前と印字後の拡散反射率の差が大きい500〜780nmの範囲における上記の隠蔽層の透過率が83.6%と大きかったことから、この隠蔽層は、マーキング層の変色パターンを隠蔽することができなかった。
(比較例3)
デザイン用として墨塗料(DICグラフィックス株式会社製、ダイキュア・アビリオ・プロセスEP・プロセス・墨N)を用いたこと以外は実施例9と同条件にて比較例3の情報記録媒体を得た。比較例3では、デザイン層に、カーボンブラックからなる赤外光を吸収する当該黒塗料を用いてデザインを付したことにより、隠蔽層が赤外光を透過しないものになった。
(評価)
レーザーマーキング層への変色パターン(情報コード)の形成は、キーエンス株式会社製の波長1064nmのレーザーマーカー(装置名:MD−V9600)を用いて行った、印字条件は、スキャンスピード:2000mm/s、周波数:10kHz、レーザーパワー:10%〜30%とし、情報コードは、擬似コードとして10mm×10mmの■パターンを用いて印字(発色)した。実施例1及び2のそれぞれの情報記録媒体に印字した後、以下の試験によって評価した。
<レーザーマーキング層の変色・反射率変化>
レーザーマーキング層を異なる材質で形成した実施例1及び2に対し、レーザー光による変色の状態を確認するため、隠蔽層を形成する前のレーザーマーキング層に直接レーザー光を照射してレーザー印字を行い発色を確認した。分光測色計(コミカミノルタ株式会社製 CM−503d)を用いて、レーザーマーキング層の未印字部(コード未印字部)の色L***を基準として、情報コードの印字部(コード印字部)の色差(ΔE*ab)を求めて変色の評価を行った。その結果を表1に示す。ここでは、ΔE*ab=3以上で変色していると判断する。実施例1の発色は茶色系、実施例2の発色は灰色系であった。
また実施例1及び2のそれぞれのレーザーマーキング層について、株式会社日立ハイテクノロジーズ製のU−3310及びU−4000の各分光光度計を用いて、先述した条件の下、拡散反射率及び正反射率を測定した。その結果を図6及び7にグラフで示す。
実施例1では、レーザーマーキング層は、図6(a)に示すように、波長850nmにおける正反射率はレーザー印字前後で6.5%から2.5%に4.0%低下し、図6(b)に示すように、波長850nmにおける拡散反射率は85%から33%に52%低下した。
実施例2では、レーザーマーキング層は、図7(a)に示すように、波長850nmにおける正反射率はレーザー印字前後で5.0%から2.0%に3.0%低下し、図7(b)に示すように、波長850nmにおける拡散反射率は80%から58%に22%低下した。
この印字前と印字後の拡散反射スペクトルから、実施例1、実施例2ともに波長500〜780nmでの反射率差が大きいことが確認された。
<隠蔽層の光学特性>
実施例1の隠蔽層と実施例5の隠蔽層について、波長に対する透過率、正反射率及び拡散反射率の変化をそれぞれ測定した。その結果を図8にグラフで示す。
<中間層の光学特性>
実施例3、5、6及び8のそれぞれに用いた中間層並びに比較例2に用いた隠蔽層の光学特性として、波長に対する透過率の変化を測定したところ、図9に示すグラフを得た。図9に示すところから、500nm〜780nmの波長範囲における各中間層及び隠蔽層の透過スペクトルの面積率は、表2に示すように、比較例2のもの以外は60%以下と低くなった。なおここで、500nm〜780nmの波長範囲における透過スペクトルの面積率は、次式にて算出することができる。
面積率={透過率×波長範囲(780−500=280nm)}/{100%×280nm}
<隠蔽性>
実施例1〜9並びに比較例1〜3の情報記録媒体において、分光測色計(コミカミノルタ株式会社製 CM−503d)を用いて、隠蔽層の表面側から未印字部の色L***を基準として、コード印字部の色差(ΔE*ab)を求めて情報コードの隠蔽性の評価を行った。その結果を表3に示す。ΔE*ab=3未満で隠蔽性があると判断する。
<読み取り容易性>
実施例1〜9並びに比較例1〜3の情報記録媒体において、赤外線カメラとしてCMOSセンサー搭載ボードカメラ(プライムテックエンジニアリング株式会社製)を情報記録媒体と向かい合う位置に設置して、隠蔽層の表面側から赤外光(850nm)のLED光を情報記録媒体に対し、入射角度0°と60°でそれぞれ照射し印字されているコードをディスプレイに映して読み取れているかを目視で判断した。その結果を表3に示す。
表3に示す結果から解かるように、実施例1〜9はともに、コード印字部と未印字部のΔE*abは3未満であり、隠蔽性が高く、赤外光で情報コードを読み取れることが確認された。
実施例1〜9は印字部と未印字部の色差は差が十分にあり、情報コードとして読み取ることが可能であり、カードの外観から情報コードを視認することはできず、隠蔽性は十分であった。

Claims (5)

  1. 基材と、基材上に設けられて、レーザー光の照射により780nm以上の波長の赤外光の反射率が低下するとともに変色するレーザーマーキング層と、レーザーマーキング層上に設けられて、赤外光を透過し可視光を吸収または反射する隠蔽層と、前記隠蔽層とレーザーマーキング層との間に介在し、着色剤を含み赤外光を透過する中間層とを備え、
    前記レーザーマーキング層が、レーザー光を吸収することにより発熱する発色剤と、前記発色剤の発熱により炭化する樹脂とを含み、
    前記中間層のガラス転移温度が50℃以上であり、前記中間層が染色したフィルム基材であり、
    前記基材が、赤外光を透過し、レーザー光の照射により変色して形成されるレーザーマーキング層の変色パターンを、前記レーザーマーキング層とは反対側の該基材側の表面から赤外線カメラにより読み取り可能にし、かつ、レーザーマーキング層の前記変色パターンを隠蔽して、該基材側の表面から視認不可能にするものとしてなる情報記録媒体。
  2. 前記レーザーマーキング層が、レーザー光の照射により780nm以上の波長の赤外光の反射率が3%以上低下する請求項1に記載の情報記録媒体。
  3. 前記基材が、可視光を透過しない請求項1又は2に記載の情報記録媒体。
  4. 前記基材及び前記隠蔽層のうちの少なくとも一方のガス透過率が、1g/(m2・24hr・1atm)以上である請求項1〜のいずれか一項に記載の情報記録媒体。
  5. 前記隠蔽層の明度L値が60以上であり、該隠蔽層が白色を呈する請求項1〜のいずれか一項に記載の情報記録媒体。
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