JP6870375B2 - タイヤの成形装置 - Google Patents

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Description

本発明は、タイヤの成形装置に関する。
特開2014−8745公報には、タイヤの成形装置が開示されている。この成形装置の成形ドラムは、周方向に並べられた複数のセグメントによって形成されている。この成形ドラムに、帯状のカーカスプライ部材が巻回されて、筒状のカーカスプライ部材が形成される。特開2015−229326公報の成形ドラムでは、帯状のベルト部材が巻回されて、筒状のベルト部材が形成される。
特開2014−8745公報 特開2015−229326公報
ところで、タイヤが装着される車両には、ノイズや振動の低減が求められている。このノイズや振動の低減のため、タイヤのユニフォミティの向上が求められている。このユニフォミティの向上により、タイヤに起因するノイズや振動が低減されうる。近年、車両の高性能化に伴い、更になる、ノイズや振動の低減が求められている。
本発明の目的は、タイヤのノイズや振動を低減しうる成形装置の提供にある。
本発明に係るタイヤの成形装置は、帯状のゴム部材を巻回して筒状のゴム部材を形成する成形装置である。この成形装置は、上記帯状のゴム部材が巻回される外周面を形成する成形ドラムを備えている。上記成形ドラムは、周方向幅が異なる2種類以上の複数のセグメントを備えている。これらのセグメントは、上記外周面に沿って並べられている。上記外周面は、上記セグメントによって、周方向に不等分割されている。周方向において、少なくとも一の種類のセグメントのいずれか一方に他の種類のセグメントが隣合っている。
好ましくは、上記セグメントの数は、6以上20以下である。
好ましくは、上記セグメントの数は、素数である。
好ましくは、周方向幅が異なる上記セグメントの種類は、3以上5以下である。
好ましくは、上記セグメントは半径方向に移動可能に支持されている。上記成形ドラムは、周方向に隣合う上記セグメントが互いに当接する縮径姿勢と、隣合う上記セグメントが間に隙間を形成して周方向に並べられる拡径姿勢との間で姿勢変化可能にされている。
好ましくは、上記成形ドラムの縮径姿勢において、上記成形ドラムの軸方向に垂直な断面における、外周面の輪郭が円形である。
本発明に係るタイヤの製造方法は、
帯状のゴム部材を巻回して筒状のゴム部材を形成する巻回工程と、
上記筒状のゴム部材を含む、タイヤの各部を形成する部材が組み合わされてローカバーが形成される合体工程とを備えている。
上記巻回工程において、成形ドラムが上記帯状のゴム部材が巻回される外周面を形成する。上記成形ドラムは、周方向幅が異なる2種類以上の複数のセグメントを備えている。これらのセグメントは上記外周面に沿って並べられて、上記外周面は上記セグメントによって周方向に不等分割される。周方向において、少なくとも一の種類のセグメントのいずれか一方に他の種類のセグメントが隣合う。
好ましくは、上記巻回工程において、上記成形ドラムが拡径姿勢にされる。上記拡径姿勢では、隣合う上記セグメントの間に隙間が形成されて、上記セグメントが周方向に並べられる。上記拡径姿勢の上記成形ドラムに上記帯状のゴム部材が巻回される。
本発明に係る成形装置では、帯状のゴム部材が巻回される外周面は、セグメントによって不等分割されている。この外周面に、帯状のゴム部材が巻回されて、筒状のゴム部材が成形される。この筒状のゴム部材では、周方向において、セグメントの分割位置が非周期的に位置する。この筒状のゴム部材では、セグメントの分割数に起因する次数成分のラジアルフォースバリエーション(以下、RFVという)の増幅が抑制される。この成形装置は、タイヤのRFVの低減に寄与する。この成形装置は、タイヤの振動やノイズを低減しうる。
図1は、本発明の一実施形態に係る成形装置の正面図である。 図2は、図1の線分II−IIに沿った断面図である。 図3は、図1の成形装置の使用状態が示された説明断面図である。 図4は、比較例の成形装置の断面図である。
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本発明が詳細に説明される。
図1には、成形装置2が示されている。図2には、図2の線分II−IIに沿った断面が示されている。図1及び図2に示される様に、この成形装置2は、本体フレーム3、軸部4、成形ドラム6及び複数の拡縮手段8を備えている。
図2に示される様に、軸部4は、軸本体10、取付部材12及び支持板14を備えている。図1に示される様に、軸本体10は、本体フレーム3に支持されている。軸本体10は、回転可能にされている。図2に示される様に、取付部材12は、軸本体10に外嵌されている。支持板14は、取付部材12に取り付けられている。この取付部材12及び支持板14は、軸本体10と一体に、回転可能にされている。
成形ドラム6の形状は、円筒形状である。成形ドラム6は、外周面16を形成する。成形ドラム6は、複数のセグメント18(18a〜18e)を備えている。図1に示される様に、成形ドラム6は、第一セグメント18a、第二セグメント18b、第三セグメント18c、第四セグメント18d及び第五セグメント18eの5種類のセグメント18を備えている。
この成形ドラム6では、第一セグメント18a、第二セグメント18b、第四セグメント18d及び第五セグメント18eの数はそれぞれ4であり、第三セグメント18cの数は3である。第一セグメント18aから第五セグメント18eの合計数は19である。これらの第一セグメント18aから第五セグメント18eは周方向に並べられている。これらのセグメント18によって、外周面16が形成されている。
この外周面16において、第一セグメント18aの周方向幅は第二セグメント18bのそれより短い。同様に、第二セグメント18bの周方向幅は第三セグメント18cのそれより短く、第三セグメント18cの周方向幅は第四セグメント18dのそれより短く、第四セグメント18dの周方向幅は第五セグメント18eのそれより短い。この第一セグメント18aから第五セグメント18eは、それぞれ種類毎に周方向幅が異なっている。
この成形ドラム6では、第一セグメント18aから第五セグメント18eが、周方向に不規則な順番で並べられている。この第一セグメント18aから第五セグメント18eは、外周面16を周方向に均等に分割できない様に、並べられている。言い換えると、この外周面16では、周方向において2以上のいずれの整数でも均等に分割できない様に、セグメント18が並べられている。この様に、この外周面16は、セグメント18によって、周方向に不等分割されている。この外周面16では、周方向において、隣合うセグメント18の境界位置である分割位置は、非周期的に位置している。
拡縮手段8の数は、セグメント18aから18eの数と同じ19である。セグメント18aから18eのそれぞれの位置に合わせて、拡縮手段18が周方向に並べられている。それぞれの拡縮手段8は、固定部20及びスライド部22を備えている。固定部20は、支持板14に取り付けられている。スライド部22は、固定部20に対して半径方向にスライド可能に支持されている。スライド部22の半径方向先端に、セグメント18が支持されている。この拡縮手段8によって、セグメント18は半径方向に移動可能にされている。図2では、拡縮手段8は、セグメント18を半径方向内側に位置させている。隣合うセグメント18は、互いに周方向に当接している。セグメント18は、周方向に並べられて、円筒形状にされている。図2の成形ドラム6は、縮径姿勢にある。
図3では、拡縮手段8は、セグメント18(18aからセグメント18e)を半径方向外側に位置させている。セグメント18は、それぞれ同じ距離で半径方向外向きに移動している。これらのセグメント18は、周方向に並べられている。図3の成形ドラム6は、拡径姿勢にある。図3の両矢印Cは、セグメント18dとセグメント18eとの間の隙間を表している。この拡径姿勢では、隣合うセグメント18の間に、それぞれ隙間Cが形成されている。拡縮手段8は、成形ドラム6を、図2の縮径姿勢と図3の拡径姿勢との間で、姿勢変更可能にしている。この拡縮手段8は、拡径姿勢におけるセグメント18の半径方向位置を任意の所定位置に設定可能にしている。これにより、拡縮手段18は、拡径姿勢のセグメント18によって形成される周長を、任意に設定可能にしている。
図3の二点鎖線で示された符号26は、トレッド成形体を表している。図3には、拡径姿勢にある成形ドラム6の外周面16に、トレッド成形体26が巻回されている。このトレッド成形体26は、ベルト部材及びトレッド部材を備えている。このトレッド成形体26では、筒状に巻回されたベルト部材と、その半径方向外側に筒状に巻回されたトレッド部材とが一体にされている。
ここで、この成形装置2を用いたタイヤの製造方法が説明される。この製造方法は、予備成形工程及び加硫工程を備えている。予備成形工程では、ローカバーが形成される。この予備成形工程は、部材準備工程、ベルト巻回工程、ベルト圧着工程、トレッド巻回工程、トレッド圧着工程及び合体工程を備えている。
この部材準備工程では、複数の帯状のゴム部材が準備される。これらの帯状のゴム部材は、主に未加硫のゴム組成物からなっている。これらの帯状のゴム部材としては、前述のトレッド部材及びベルト部材の他、サイドウォール部材、カーカスプライ部材、インナーライナー部材等が例示される。
ベルト巻回工程では、図3に示される様に、成形ドラム6は拡径姿勢にされている。この外周面16に沿って、帯状のベルト部材の長手方向の一方の端部がセグメント18の外周面に貼り付けられる。成形ドラム6が回転して、ベルト部材が巻回される。帯状のベルト部材は、巻回されて筒状にされる。周方向において、ベルト部材の一方の端部と他方の端部とが重ね合わされる。ベルト部材は、筒状にされる。
ベルト圧着工程では、図示されない圧着ローラによって、ベルト部材の一方の端部と他方の端部とが半径方向に圧着される。この様にして、帯状のベルト部材から筒状のベルト部材が形成される。
トレッド巻回工程では、筒状のベルト部材の半径方向外側に、帯状のトレッド部材の一方の端部が貼り付けられる。成形ドラム6が回転して、トレッド部材が巻回される。帯状のトレッド部材は、巻回されて筒状にされる。周方向において、トレッド部材の一方の周方向端面と他方の周方向端面とが接合される。トレッド部材は、筒状にされる。
トレッド圧着工程では、図示されない圧着ローラによって、トレッド部材の一方の周方向端面と他方の周方向端面とが周方向に圧着される。この筒状のトレッド部材は、ベルト部材の半径方向外側にも圧着される。帯状のトレッド部材から筒状のトレッド部材が形成される。この様にして、筒状のベルト部材と筒状のトレッド部材とが一体にされて、図3のトレッド成形体26が形成される。
合体工程では、筒状のカーカス成形体が準備されている。このカーカス成形体は、巻回されたインナーライナー部材、カーカスプライ部材、サイドウォール部材等からなっている。図示されないが、カーカス成形体がトロイド状に拡径される。このカーカス成形体の外周面にトレッド成形体26が接合される。更に、図示されない圧着ローラで、カーカス成形体の外周面に、トレッド成形体26が圧着される。この様にして、ローカバーが得られる。このローカバーは、加硫工程に送られる。
加硫工程では、このローカバーがモールドに投入される。ローカバーは、モールド内で加圧及び加熱される。このローカバーが加硫される。このローカバーからタイヤが得られる。トレッド部材はタイヤのトレッドを形成する。ベルト部材は、タイヤのベルトを形成する。同様に、インナーライナー部材、カーカスプライ部材、サイドウォール部材等は、タイヤのインナーライナー、カーカス、サイドウォール等を形成する。
この製造方法では、トレッド成形体26は、トレッド部材及びベルト部材のみならず、他にゴム部材を含んでいてもよい。例えば、トレッド成形体26は、バンド部材を備えていてもよい。このバンド部材は、タイヤのバンドを形成する部材である。バンド部材は、半径方向において、ベルト部材とトレッド部材との間に積層される。このバンドは、ベルトのリフティングを抑制する。
この成形装置2では、セグメント18aからセグメント18eが周方向に並べられて、外周面16が形成されている。この外周面16は、セグメント18によって、周方向に不等分割されている。この外周面16は、周方向において、セグメント18の分割位置が非周期的に位置している。トレッド成形体26は、この外周面16で形成される。トレッド成形体26では、セグメント18の分割数に起因する、RFVの増幅が抑制される。この成形装置2は、タイヤのRFVの低減に寄与する。
この成形装置2では、5種類のセグメント18aから18eを備えているが、これに限られない。この外周面16を不等分割する観点から、周方向幅の異なるセグメント18の種類は、少なくとも2種類以上である。セグメント18の種類が多い成形ドラム6では、周方向に同じ種類のセグメント18が連続して並ぶことを容易に抑制できる。この成形ドラム6では、周方向においてセグメント18の分割位置を非周期的にすることが容易にできる。この観点から、好ましくは、このセグメント18の種類は3以上である。一方で、成形ドラム6の部品の種類数を削減する観点から、好ましくは、このセグメント18の種類は5以下である。
セグメント18の数が多い成形ドラム6では、拡径姿勢において外周面16をより円形に近い形状に拡径しうる。この成形ドラム6は、タイヤのユニフォミティの向上に寄与しうる。この成形ドラム6は、タイヤのRFVの低減に寄与しうる。この観点から、セグメント18の数は、好ましくは6以上である。一方で、セグメント18の数が少ない成形ドラム6は、成形ドラム6の簡素化に寄与しうる。この観点から、このセグメント18の数は、好ましくは20以下である。
また、セグメント18の分割位置を非周期的に配列させる観点から、セグメント18の数は、素数であることが好ましい。このセグメント18の数は、好ましくは、2、3、5、7、11、13、17、19、23であり、更に好ましくは7以上19以下の素数である。
周方向幅が同じセグメント18が周方向に連続して隣合う外周面16では、この連続する部分で、セグメント18の分割位置が周期的に配列される。この様な外周面16で形成されたトレッド成形体26は、RFVの低減を阻害する。このトレッド成形体26は、タイヤのノイズや振動の低減効果を低下させる。特に、周方向幅が同じセグメント18が3以上連続する場合、タイヤのRFVの低減を阻害しやすい。この観点から、周方向において、周方向幅が同じ種類のセグメント18は、3以上連続しない構成にされている。この観点から、この成形ドラム6では、いずれのセグメント18も少なくとも一方には、周方向幅の異なる他の種類のセグメント18が隣合うように構成されている。
より円形に近い外周面16は、トレッド成形体26の真円度の向上に寄与する。この外周面16は、タイヤのRFVの低減に寄与する。この観点から、成形ドラム6の縮径姿勢において、外周面16の輪郭が円形であることが好ましい。
この成形装置2では、拡縮手段8は、拡径姿勢におけるセグメント18の半径方向位置を任意に設定できる。この成形装置2では、セグメント18の半径方向位置を変更することで、種々の内径のトレッド成形体26が成形されうる。この成形装置2は、汎用性に優れている。
一方で、成形ドラム6の拡径姿勢において、隣合うセグメント18の間には、隙間Cが形成される。この隙間Cは、周方向において、外周面16に非周期的に位置している。成形されるトレッド成型体26では、周方向において、隙間Cに対応する部分が非周期的に形成される。このトレッド成形体26は、タイヤのRFVを低減しうる。この成形装置2の使用は、巻回工程において成形ドラム6が拡径姿勢にされる製造方法に特に適している。
以下、実施例によって本発明の効果が明らかにされるが、この実施例の記載に基づいて本発明が限定的に解釈されるべきではない。
[実施例]
図1及び図2に示された成形装置が準備された。この成形装置を使用して、タイヤが製造された。このタイヤサイズは、235/45R18である。このタイヤが50本製造された。
[比較例]
図4に示された成形装置32が準備された。この成形装置32では、全てのセグメント34の周方向幅が同一であった。この成形装置のその他の構成は、実施例の成形装置と同様であった。図4では、実施例の成形装置と同様の構成については、同じ符号が付されている。図4の成形装置でも、セグメント34の数は19であった。図4では、右半分が成形ドラム36の拡径姿勢を表し、左半分が成形ドラムの縮径姿勢を表している。この成形装置32を用いた他は、実施例と同様にして、タイヤが50本製造された。
[RFV評価]
「JASO C607:2000」に規定されたユニフォーミティ試験方法に準拠して、60km/hの低速と、120km/hの高速とで、下記に示す条件にて、ラジアル・フォース・バリエーション(RFVOA、RFV1H、RFV19H)を測定した。ここで、RFVOAは、オーバーオールの測定結果を示し、RFV1Hは1次成分の測定結果を示し、RFV19Hは19次成分の測定結果を示している。それぞれ50本のタイヤの測定結果の平均値が求められた。実施例の平均値が、比較例の平均値を100とする指数で、下記の表1に示されている。この表1では、指数が小さいほど、評価が高い。
内圧:200kPa
荷重:5kN
Figure 0006870375
表1に示されるように、実施例のタイヤでは、比較例のタイヤに比べて評価が高い。特に、実施例のタイヤのRFVは、比較例のタイヤのそれに比べて、高速で低減されている。また、実施例のタイヤのRFVは、セグメントの分割数である19次成分で、大きく低減されている。この評価結果から、本発明の優位性は明らかである。
以上説明された成形装置は、トレッド成形体の成形を例に説明がされたが、これに限られない。この成形装置は、帯状のゴム部材が成形ドラムに巻回されて筒状のゴム部材が形成されるものに広く適用しうる。この成形装置は、例えば、トレッド部材、ベルト部材の他、バンド部材、カーカスプライ部材、インナーライナー部材等のタイヤの各部を形成する他の筒状のゴム部材の製造方法に広く使用されうる。
2・・・成形装置
4・・・軸部
6・・・成形ドラム
8・・・拡縮手段
10・・・軸本体
12・・・取付部材
14・・・支持板
16・・・外周面
18・・・セグメント
20・・・固定部
22・・・スライド部
26・・・トレッド成形体

Claims (8)

  1. 帯状のゴム部材を巻回して筒状のゴム部材を形成する成形装置であって、
    上記帯状のゴム部材が巻回される外周面を形成する成形ドラムを備えており、
    上記成形ドラムが周方向幅が異なる2種類以上の複数のセグメントを備えており、これらのセグメントが上記外周面に沿って並べられており、上記外周面が上記セグメントによって、周方向に2以上のいずれの整数でも均等に分割できないように不等分割されており、周方向において少なくとも一の種類のセグメントのいずれか一方に他の種類のセグメントが隣合っているタイヤの成形装置。
  2. 上記セグメントの数が6以上20以下である請求項1に記載のタイヤの成形装置。
  3. 上記セグメントの数が素数である請求項1又は2に記載のタイヤの成形装置。
  4. 周方向幅が異なる上記セグメントの種類が3以上5以下である請求項1から3のいずれかに記載のタイヤの成形装置。
  5. 上記セグメントが半径方向に移動可能に支持されており、
    上記成形ドラムが、周方向に隣合う上記セグメントが互いに当接する縮径姿勢と、隣合う上記セグメントが間に隙間を形成して周方向に並べられる拡径姿勢との間で姿勢変化可能にされている請求項1から4のいずれかに記載のタイヤの成形装置。
  6. 上記成形ドラムの縮径姿勢において、上記成形ドラムの軸方向に垂直な断面における、外周面の輪郭が円形である請求項5に記載のタイヤの成形装置。
  7. 帯状のゴム部材を巻回して筒状のゴム部材を形成する巻回工程と、
    上記筒状のゴム部材を含む、タイヤの各部を形成する部材が組み合わされてローカバーが形成される合体工程とを備えており、
    上記巻回工程において、成形ドラムが上記帯状のゴム部材が巻回される外周面を形成し、
    上記成形ドラムが周方向幅が異なる2種類以上の複数のセグメントを備えており、
    これらのセグメントが上記外周面に沿って並べられて、上記外周面が上記セグメントによって周方向に2以上のいずれの整数でも均等に分割できないように不等分割され、
    周方向において少なくとも一の種類のセグメントのいずれか一方に他の種類のセグメントが隣合うタイヤの製造方法。
  8. 上記巻回工程において、
    上記成形ドラムが拡径姿勢にされており、
    上記拡径姿勢では隣合う上記セグメントの間に隙間が形成されて、上記セグメントが周方向に並べられ、
    上記拡径姿勢の上記成形ドラムに上記帯状のゴム部材が巻回される、請求項7に記載のタイヤの製造方法。
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