JP3420727B2 - カーカスプライの両端部接合装置 - Google Patents

カーカスプライの両端部接合装置

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JP3420727B2
JP3420727B2 JP36505199A JP36505199A JP3420727B2 JP 3420727 B2 JP3420727 B2 JP 3420727B2 JP 36505199 A JP36505199 A JP 36505199A JP 36505199 A JP36505199 A JP 36505199A JP 3420727 B2 JP3420727 B2 JP 3420727B2
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rollers
forming drum
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茂正 高木
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば自動車用
ラジアルタイヤの製造に際して、成形ドラムを使用して
カーカスプライを円筒状に巻回した状態で、それらの両
端部を互いに接合するためのカーカスプライの両端部接
合装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のカーカスプライの両端部
接合装置としては、例えば特開平7−276530号公
報(第1従来装置)及び特開昭64−31628号公報
(第2従来装置)に開示されるような構成のものが知ら
れている。
【0003】第1従来装置においては、径の拡縮可能な
成形ドラムの外周の一部に長手方向へ延びる開口溝が形
成されている。また、成形ドラムの開口溝の内側及び外
側に対向するように、各一対の接合ローラが開口溝の延
長方向へ移動可能に配設されている。そして、成形ドラ
ムの外周にカーカスプライをその両端部が開口溝上に位
置するように巻回した後、接合ローラがカーカスプライ
の両端部を挟持した状態で回転移動されることにより、
そのカーカスプライの両端部が互いに寄せ合わされて接
合されるようになっている。
【0004】また、第2従来装置においては、シート材
の下側で前後方向に相対移動可能な受け台上に、シート
材の両端縁間を通るガイド板と、前部受けローラと、一
対の主受けローラとが配設されている。受け台上の支持
枠には、前部受けローラに接離可能に対応する前部押え
ローラと、主受けローラに接離可能に対応する一対の円
錐台ローラとが配設されている。そして、受け台がシー
ト材に対して相対移動されることにより、シート材の両
端縁がガイド板の両側面に接触案内されながら、前部受
けローラと前部押えローラとの間を通って、主受けロー
ラと円錐台ローラとの間に送り込まれて挟持される。こ
れにより、シート材の両端縁が互いに寄せ合わされて接
合されるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、これらの従
来装置においては、次のような問題があった。すなわ
ち、第1従来装置においては、カーカスプライの両端部
を上下各一対の接合ローラ間に案内誘導するための案内
構成が設けられていない。このため、カーカスプライの
両端部が一定の間隙を保つことなく接合ローラ間に送り
込まれて、カーカスプライの両端部が正確に接合されな
いというおそれがあった。
【0006】これに対して、第2従来装置においては、
ガイド板を含む案内構成が設けられ、この案内構成によ
り、シート材の両端縁が主受けローラと円錐台ローラと
の間に送り込まれるようになっているため、第1従来装
置に比較すれば、シート材の両端縁を円滑に接合するこ
とができる。
【0007】しかしながら、この第2従来装置では、シ
ート材の両端縁をガイド板の両側面に積極的に押し付け
接触させるための構成が設けられていない。このため、
シート材の両端縁を常に一定の間隙を保った状態で、主
受けローラと円錐台ローラとの間に案内誘導することが
できなかった。さらに、ガイド板と主受けローラ及び円
錐台ローラとが離間して配置されていて、それらの間に
前部受けローラ及び前部押えローラが配設されている。
このため、シート材の両端縁がガイド板の両側面との接
触位置から主受けローラ及び円錐台ローラ間の挟持位置
まで移動される間で、シート材の両端縁の間隙が変化す
るおそれがあった。よって、この第2従来装置において
も、シート材の両端縁を十分正確に接合することができ
るとは言えなかった。
【0008】この発明は、このような従来の技術に存在
する問題点に着目してなされたものである。その目的と
するところは、カーカスプライの両端部を常に一定の間
隙を保った状態で各一対の接合ローラ間に案内誘導する
ことができて、そのカーカスプライの両端部を正確に接
合することができるカーカスプライの両端部接合装置を
提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】上記の目
的を達成するために、請求項1に記載の発明では、径が
拡縮可能であるとともに、外周の一部に長手方向へ延び
る開口溝を有し、外周にカーカスプライをその両端部が
開口溝上に位置するように巻回するための成形ドラム
と、その成形ドラムの開口溝の内側及び外側に対向して
開口溝の延長方向へ移動可能に配設され、カーカスプラ
イの両端部を挟持した状態で回転移動されることによ
り、そのカーカスプライの両端部を互いに接近させなが
ら接合する各一対の接合ローラと、その接合ローラに対
して、接合時の移動方向の前方側に一体移動可能に延長
配置され、カーカスプライの両端部の接合に先立って、
成形ドラムの縮径に伴いカーカスプライの両端部に当接
して、その両端部間の間隙を一定に規制する規制部材
と、その規制部材の両側に回転可能及び一体移動可能に
配設され、カーカスプライの両端部を支持する複数の支
持ローラと、その支持ローラの上方に接離可能に、かつ
接合ローラの移動方向へ相対移動可能に配設され、カー
カスプライの両端部の接合時に、その両端部と対応する
位置に残って、接合ローラよりも前方側に位置する接合
前の両端部を、支持ローラとの間で挟持するとともに、
接合ローラよりも後方側に位置する接合後の両端部を成
形ドラム側に押圧保持する押圧部材とを備えたことを特
徴とするものである。
【0010】従って、カーカスプライの両端部の接合に
先立って、成形ドラムが縮径されることにより、カーカ
スプライの両端部が規制部材の両側面に当接されて、そ
の両端部間の間隙が一定となるように規制される。ま
た、カーカスプライの両端部が上下各一対の接合ローラ
間で接合される際には、押圧部材がカーカスプライの両
端部と対応する位置に残って、接合ローラ、支持ローラ
及び規制部材が成形ドラムの開口溝に沿って移動され
る。これにより、接合ローラよりも前方側に位置する接
合前の両端部が、押圧部材と支持ローラとの間で挟持さ
れるとともに、接合ローラよりも後方側に位置する接合
後の両端部が押圧部材にて成形ドラム側に押圧保持され
る。よって、カーカスプライの両端部を常に一定の間隙
を保った状態で、各一対の接合ローラ間に案内誘導する
ことができて、そのカーカスプライの両端部を正確に接
合することができる。
【0011】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載のカーカスプライの両端部接合装置において、前記成
形ドラムは複数のセグメントにより径の拡縮可能に形成
し、開口溝と対応する部分の一対のセグメントを成形ド
ラムの外周より出没可能に構成したことを特徴とするも
のである。
【0012】従って、複数のセグメントを半径方向に移
動させることにより、成形ドラムを容易に拡径または縮
径させることができる。また、成形ドラムの開口溝と対
応する部分の一対の出没用セグメントを成形ドラムの外
周より突出させて、カーカスプライの両端部間の間隙を
拡大させた状態で、その間隙内に接合ローラ、規制部材
及び支持ローラを容易に進入移動させることができる。
さらに、出没用セグメントを成形ドラムの外周より没入
させて、成形ドラムの開口溝の溝幅を拡大させた状態
で、接合ローラ、規制部材及び支持ローラを接合移動方
向へ容易に移動させて、カーカスプライの両端部を正確
に接合することができる。
【0013】請求項3に記載の発明では、請求項1また
は請求項2に記載のカーカスプライの両端部接合装置に
おいて、前記各支持ローラの外周には、その回転移動に
伴いカーカスプライの両端部に対して互いに接近する方
向への移動力を付与するための螺旋状の突条を形成した
ことを特徴とするものである。
【0014】従って、カーカスプライの両端部の接合時
には、各支持ローラの回転移動に伴って、それらの外周
の螺旋状突条により、カーカスプライの両端部が互いに
接近する方向に移動付勢されて、規制部材の両側面に押
し付けられる。よって、カーカスプライの両端部を、一
定の間隙を保った状態で各一対の接合ローラ間へ一層確
実に案内誘導することができて、その両端部の接合の正
確性を高めることができる。
【0015】請求項4に記載の発明では、請求項1〜請
求項3のいずれか一項に記載のカーカスプライの両端部
接合装置において、前記押圧部材を規制部材の両側に配
設された支持ローラと各別に対応するように、接合ロー
ラの両側に一対配設したことを特徴とするものである。
【0016】従って、規制部材の両側において、各支持
ローラと押圧部材との間でカーカスプライの両端部を確
実に挟持して、各一対の接合ローラ間に送り込むことが
できる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に、この発明の一実施形態
を、図面に基づいて説明する。図1に示すように、この
実施形態のカーカスプライの両端部接合装置において
は、カーカスプライ31の搬送機構32と、カーカスプ
ライ31の巻回機構33と、カーカスプライ31の両端
部の接合機構34とが装備されている。そして、カーカ
スプライ31が搬送機構32により巻回機構33と対応
する位置まで搬送された後、その巻回機構33によって
円筒状に巻回される。この状態で、接合機構34により
カーカスプライ31の両端部が互いに接合されるように
なっている。
【0018】そこで、まず前記搬送機構32について詳
細に説明する。図1及び図2に示すように、フレーム3
7上には移動台38が一対のレール39を介して移動可
能に支持され、移動用モータ40によりボールネジ41
を介して左右方向へ移動されるようになっている。移動
台38上にはカーカスプライ31を支持するための支持
台42が昇降可能に支持され、複数の昇降用シリンダ4
3により上方位置と下方位置とに昇降されるようになっ
ている。
【0019】そして、支持台42上にカーカスプライ3
1が支持された状態で、移動用モータ40にて移動台3
8が図1の右方に移動されることにより、カーカスプラ
イ31が巻回機構33と対応する位置に搬送される。こ
の状態で、昇降用シリンダ43にて支持台42が上昇さ
れることにより、カーカスプライ31の巻始め端部31
aが巻回機構33における後記成形ドラム47の外周に
圧接されるようになっている。
【0020】次に、前記巻回機構33について詳細に説
明する。図1〜図4に示すように、駆動機構46には成
形ドラム47が前後方向に延びる軸線上で回転可能に支
持されている。この成形ドラム47は、複数のセグメン
ト48を凹凸入子状の接合面48aにて接離可能に係合
させることにより、径の拡縮可能な円筒状に形成され、
その外周の一部には長手方向に延びる開口溝49が形成
されている。そして、各セグメント48が駆動機構46
内の図示しない拡縮用シリンダ等により、リンク等を介
して半径方向の外方または内方へ移動されて、成形ドラ
ム47の径が拡大または縮小されるようになっている。
【0021】また、前記成形ドラム47において、開口
溝49と対応する部分の一対の出没用セグメント48
A,48Bは、隣接するセグメント48に対し支軸50
を介して回動可能に取り付けられている。そして、これ
らの出没用セグメント48A,48Bが、出没用シリン
ダ51により成形ドラム47の外周に沿った原位置と、
その外周から突出した突出位置と、外周から没入した没
入位置とに回動配置されるようになっている。
【0022】さらに、前記搬送機構32によりカーカス
プライ31が巻回機構33と対応する位置に搬送される
ときには、成形ドラム47が駆動機構46内の図示しな
い回転用モータにより回転されて、図12に示すよう
に、開口溝49が下方位置に配置される。この状態で、
支持台42の上昇によりカーカスプライ31の巻始め端
部31aが成形ドラム47に圧接された後、移動台38
が図12の右方に移動されるとともに、成形ドラム47
が同図の矢印方向に回転される。
【0023】これにより、図13に示すように、カーカ
スプライ31が成形ドラム47の外周にほぼ1周分巻回
されて、その巻始め端部31aと巻終り端部31bとが
成形ドラム47の開口溝49上に対応配置されるととも
に、図14及び図15に示すように、その両端部31
a,31b間に間隙S1が形成される。その後、成形ド
ラム47が半回転されて、カーカスプライ31の両端部
31a,31bが上方位置に配置されるようになってい
る。ここで、図15に示すPはカーカスプライ31の埋
設された補強用の糸の配列ピッチを示す。
【0024】次に、前記接合機構34について詳細に説
明する。図1に示すように、搬送機構32のフレーム3
7の前部には取付基板54が突設されている。取付基板
54上には移動板55がレール56を介して搬送機構3
2の移動台38と同方向へ移動可能に支持され、その右
端部には支持枠57が取り付けられている。そして、搬
送機構32の移動台38の移動により、カーカスプライ
31が成形ドラム47と対応する位置に搬送される際
に、移動用モータ58によりボールネジ59を介して移
動板55が図1の右方に移動される。これにより、図1
2に示すように、支持枠57上に支持された接合機構3
4の接合部が成形ドラム47の中央上部の前方に対応配
置されるようになっている。
【0025】図1、図5〜図9に示すように、前記支持
枠57には上下一対のアーム部60a,60bを有する
側面形ほぼ横U字状の支持板60が、レール61を介し
て前後方向へ移動可能に支持されている。支持板60の
下アーム部60bの後端両側面にはほぼ円錐台状をなす
左右一対の下部接合ローラ62が傾斜軸線上で回転可能
に支持され、それらの対向周面に形成された傘歯車63
の噛合により一体回転可能に連結されている。
【0026】前記支持板60の上アーム部60aの後端
には、支持ブロック64が昇降可能に支持されている。
下部接合ローラ62と接離可能に対応するように、支持
ブロック64の左右両側面にはほぼ円錐台状をなす左右
一対の上部接合ローラ65が傾斜軸線上で回転可能に支
持され、それらの対向周面に形成された傘歯車66の噛
合により一体回転可能に連結されている。
【0027】前記支持枠57の前端には走行用モータ6
7が配設され、このモータ67の回転によりボールネジ
68を介して支持板60が移動されて、接合ローラ6
2,65が成形ドラム47の開口溝49に沿って後方ま
たは前方へ走行されるようになっている。支持板60の
上アーム部60a上には昇降用シリンダ69が配設さ
れ、このシリンダ69により支持ブロック64が昇降さ
れて、上部接合ローラ65が下部接合ローラ62に対し
て離間または接触されるようになっている。支持板60
の前端には回転用モータ70がブラケット71を介して
取り付けられ、このモータ70の回転によりフレキシブ
ルシャフト72及び傘歯車66に噛合する駆動傘歯車7
3を介して、下部接合ローラ62が回転されるようにな
っている。
【0028】そして、図17に示すように、前記成形ド
ラム47の出没用セグメント48A,48Bが突出位置
に回動配置された状態で、走行用モータ67にて支持板
60が後方に移動される。これにより、接合ローラ6
2,65がカーカスプライ31の両端部31a,31b
間の間隙S1内に進入移動されて、後方の接合開始位置
に配置される。その後、図20に示すように、昇降用シ
リンダ69にて支持ブロック64が下降されることによ
り、上部接合ローラ65が下部接合ローラ62に接触さ
れるようになっている。
【0029】さらに、図21に示すように、成形ドラム
47の出没用セグメント48A,48Bが没入位置に回
動配置された状態で、回転用モータ70により下部接合
ローラ62が回転されながら、走行用モータ67により
接合ローラ62,65が前方に走行移動される。これに
より、図9に示すように、カーカスプライ31の両端部
31a,31bが上下各一対の接合ローラ62,65間
で挟圧されて、互いに接近する方向に寄せ合わされなが
ら接合されるようになっている。
【0030】図5及び図7に示すように、前記支持枠5
7の後端には光電センサよりなる間隙測長用センサ74
が配設されている。そして、図16に示すように、接合
ローラ62,65が成形ドラム47の後方の接合開始位
置に移動されるのに先立って、このセンサ74により成
形ドラム47上に巻回されているカーカスプライ31の
両端部31a,31b間の間隙S1が測長されて、その
測長結果が図示しない制御装置のメモリに記憶されるよ
うになっている。
【0031】前記支持板60の両アーム部60a,60
bの先端には、光電センサよりなる一対の接合状態検査
用センサ75,76が配設されている。そして、図21
に示すように、接合ローラ62,65が接合開始位置か
ら前方に走行移動されて、カーカスプライ31の両端部
31a,31bが接合されるとき、その両端部31a,
31bの接合状態が、これらのセンサ75,76によ
り、カーカスプライ31の表裏両面から長手方向の全長
に亘って検査されるようになっている。
【0032】図5〜図7、図10及び図11に示すよう
に、前記接合ローラ62,65の接合時の移動方向の前
方側において、その接合ローラ62,65と一体移動可
能に延長配置されるように、支持板60の下アーム部6
0bの上端面には平板状の規制部材77が突設されてい
る。そして、カーカスプライ31の両端部31a,31
bの接合に先立って、図18に示すように、その両端部
31a,31b間に規制部材77が進入配置された状態
で、成形ドラム47が前記メモリに記憶された間隙S1
の測長結果に応じて縮径される。これにより、カーカス
プライ31の両端部31a,31bが規制部材77の両
側面に当接されて、その両端部31a,31b間の間隙
S1が、例えば0.3mm程度の一定値となるように規
制される。
【0033】前記規制部材77の左右両側に位置するよ
うに、支持板60の下アーム部60bの両側面には複数
の支持ローラ78,79がそれぞれ所定間隔をおいて回
転可能に、かつ規制部材77と一体移動可能に支持され
ている。そして、カーカスプライ31の両端部31a,
31bの接合に際して、その両端部31a,31bが支
持ローラ78,79により支持されるようになってい
る。
【0034】前記規制部材77の左右両側に位置する各
支持ローラ78,79の外周には、反対方向に延びる螺
旋状の突条78a,79aが形成されている。そして、
カーカスプライ31の両端部31a,31bの接合時
に、各支持ローラ78,79の回転移動に伴って、それ
らの突条78a,79aにより、両端部31a,31b
に対して互いに接近する方向への移動力が付与される。
これにより、両端部31a,31bが規制部材77の両
側面に押し付けられて、その両端部31a,31b間の
間隙S1が一定に維持されるようになっている。
【0035】前記支持枠57上には取付板80がレール
81を介して前後方向へ移動可能に支持され、その取付
板80の下面には左右一対の昇降用シリンダ82が垂設
されている。規制部材77の両側に配設された支持ロー
ラ78,79と各別に対応するように、各昇降用シリン
ダ82のピストンロッド82aには押圧部材83がそれ
ぞれ取り付けられ、昇降用シリンダ82により支持ロー
ラ78,79に対する離間位置と接触位置とに昇降配置
されるようになっている。支持枠57上には移動用シリ
ンダ84が配設され、この移動用シリンダ84により取
付板80が前後方向に移動されて、押圧部材83が成形
ドラム47の前方の退避位置と成形ドラム47上のカー
カスプライ31の両端部31a,31bと対応する作用
位置とに配置されるようになっている。
【0036】そして、図18に示すように、前記接合ロ
ーラ62,65が成形ドラム47の後方の接合開始位置
に移動されるとき、両押圧部材83が昇降用シリンダ8
2にて上方の離間位置に配置された状態で、移動用シリ
ンダ84によりカーカスプライ31の両端部31a,3
1bと対応する作用位置まで移動される。この状態で、
図19に示すよに、昇降用シリンダ82により、両押圧
部材83が支持ローラ78,79に対する接触位置に下
降されて、図20に示すように、カーカスプライ31の
両端部31a,31bが支持ローラ78,79と押圧部
材83との間で挟持されるようになっている。
【0037】その後、接合ローラ62,65が規制部材
77及び支持ローラ78,79とともに接合開始位置か
ら前方に移動されて、カーカスプライ31の両端部31
a,31bが接合されるとき、図22に示すように、押
圧部材83のみが両端部31a,31bと対応する作用
位置に残される。これにより、接合ローラ62,65よ
りも前方側に位置する接合前の両端部31a,31b
が、支持ローラ78,79と押圧部材83との間で挟持
される。それとともに、接合ローラ62,65よりも後
方側に位置する接合後の両端部31a,31bが押圧部
材83にて成形ドラム47側に押圧保持されるようにな
っている。
【0038】次に、前記のように構成されたカーカスプ
ライの両端部接合装置の動作を説明する。さて、この接
合装置の運転開始時には、巻回機構33の駆動機構46
内の図示しない回転用モータにより、成形ドラム47が
図1の矢印方向に回転されて、図12に示すように、開
口溝49が下方位置に位置決め配置される。また、搬送
機構32の支持台42上にカーカスプライ31が支持さ
れた状態で、移動用モータ40により支持台42が移動
台38とともに図1の右方に移動されて、図12に示す
ように、カーカスプライ31の巻始め端部31aが成形
ドラム47の開口溝49と対応する位置まで搬送され
る。これとともに、接合機構34の移動用モータ58に
より移動板55が図1の右方に移動されて、支持枠57
上に支持された接合機構34の接合部が成形ドラム47
の中央上部の前方に対応配置される。
【0039】続いて、搬送機構32の昇降用シリンダ4
3により支持台42が上昇されて、カーカスプライ31
の巻始め端部31aが成形ドラム47の外周に圧接され
る。この状態で、支持台42が移動台38とともに図1
2の右方に移動されるとともに、成形ドラム47が同図
の矢印方向に回転される。これにより、図13に示すよ
うに、カーカスプライ31が成形ドラム47の外周にほ
ぼ1周分巻回されて、その巻始め端部31aと巻終り端
部31bとが成形ドラム47の開口溝49上に対応配置
されるとともに、その両端部31a,31b間に間隙S
1(図14及び図15に示す)が形成される。
【0040】その後、昇降用シリンダ43により支持台
42が下降されて、成形ドラム47の外周から離間され
る。この状態で、移動用モータ40により支持台42が
移動台38とともに、図13に示す巻回終了位置から図
14に示す原位置に復帰移動される。このとき、成形ド
ラム47が半回転されて、図14に示すように、カーカ
スプライ31の両端部31a,31bが上方位置に配置
される。
【0041】次に、接合機構34においては、図16に
示すように、支持枠57の前端に配設されたセンサ74
により、成形ドラム47上に巻回されているカーカスプ
ライ31の両端部31a,31b間の間隙S1が測長さ
れる。そして、その測長結果が図示しない制御装置のメ
モリに記憶される。その後、巻回機構33の出没用シリ
ンダ51により、成形ドラム47の出没用セグメント4
8A,48Bが、図16に示す原位置から図17に示す
突出位置に回動されて、カーカスプライ31の両端部3
1a,31b間の間隙S1が拡大される。
【0042】続いて、図16に示すように、上部接合ロ
ーラ65が昇降用シリンダ69にて下部接合ローラ62
から上方に離間された状態で、走行用モータ67により
支持板60が後方に移動される。これにより、図17に
示すように、接合ローラ62,65、規制部材77及び
支持ローラ78,79がカーカスプライ31の両端部3
1a,31b間の間隙S1内に進入移動されて、後方の
接合開始位置に配置される。それとともに、図17に示
すように、両押圧部材83が昇降用シリンダ82にて上
方の離間位置に配置された状態で、移動用シリンダ84
によりカーカスプライ31の両端部31a,31bと対
応する作用位置まで移動される。
【0043】その後、出没用シリンダ51により、成形
ドラム47の出没用セグメント48A,48Bが、図1
7に示す突出位置から図18に示す原位置に復帰回動さ
れる。この状態で、図18(b)に矢印で示すように、
成形ドラム47が前記メモリに記憶された間隙S1の測
長結果に応じて縮径される。これにより、カーカスプラ
イ31の両端部31a,31bが規制部材77の両側面
に当接されて、その両端部31a,31b間の間隙S1
が、例えば0.3mm程度の一定値となるように規制さ
れる。
【0044】続いて、昇降用シリンダ69により、上部
接合ローラ65が図19に示す離間位置から下降され
て、図20に示すように下部接合ローラ62に接触され
る。それとともに、昇降用シリンダ82により、両押圧
部材83が図19に示す上方の離間位置から支持ローラ
78,79に対する接触位置に下降されて、図20に示
すように、カーカスプライ31の両端部31a,31b
が支持ローラ78,79と押圧部材83との間で挟持さ
れる。
【0045】次に、出没用シリンダ51により、成形ド
ラム47の出没用セグメント48A,48Bが、図20
に示す原位置から図21に示す没入位置に回動されて、
成形ドラム47の開口溝49の溝幅が拡大される。この
状態で、回転用モータ70により下部接合ローラ62が
回転されながら、走行用モータ67により接合ローラ6
2,65が図22に示す前方位置に走行移動される。こ
のとき、規制部材77及び支持ローラ78,79も、接
合ローラ62,65と一体的に前方へ移動される。これ
により、図9に示すように、カーカスプライ31の両端
部31a,31bが上下各一対の接合ローラ62,65
間で挟圧されて、互いに接近する方向に寄せ合わされな
がら接合される。
【0046】一方、このカーカスプライ31の両端部3
1a,31bの接合時には、図22に示すように、押圧
部材83のみが両端部31a,31bと対応する作用位
置に残される。これにより、走行移動中の接合ローラ6
2,65よりも前方側に位置する接合前の両端部31
a,31bは、支持ローラ78,79と押圧部材83と
の間で挟持される。それとともに、走行移動中の接合ロ
ーラ62,65よりも後方側に位置する接合後の両端部
31a,31bは、押圧部材83にて成形ドラム47側
に押圧保持されて、その両端部31a,31bの浮き上
がりが防止される。
【0047】その後、上部接合ローラ65が昇降用シリ
ンダ69により、図22に示す下部接合ローラ62との
接触位置から、図16に示す離間位置に上昇される。ま
た、押圧部材83が昇降用シリンダ82により、図22
に示す下方の押圧位置から上昇された後、移動用シリン
ダ84により、図16に示す前方の退避位置に復帰移動
される。さらに、出没用シリンダ51により、成形ドラ
ム47の出没用セグメント48A,48Bが、図22に
示す没入位置から図16に示す原位置に復帰回動され
て、1つのカーカスプライ31の両端部31a,31b
に対する接合動作が終了する。
【0048】前記の実施形態によって期待できる効果に
ついて、以下に記載する。 ・ この実施形態のカーカスプライの両端部接合装置に
おいては、径の拡縮可能な成形ドラム47の外周の一部
に長手方向へ延びる開口溝49が形成され、この成形ド
ラム47の外周にカーカスプライ31がその両端部31
a,31bを開口溝49上に位置させた状態で巻回され
るようになっている。成形ドラム47の開口溝49の内
側及び外側に対向するように、各一対の接合ローラ6
2,65が開口溝49の延長方向へ移動可能に配設さ
れ、この接合ローラ62,65がカーカスプライ31の
両端部31a,31bを挟持した状態で回転移動される
ことにより、その両端部31a,31bが互いに接近さ
れながら接合されるようになっている。
【0049】また、接合ローラ62,65の接合移動方
向の前方側には規制部材77が一体移動可能に延長配置
され、カーカスプライ31の両端部31a,31bの接
合に先立って、成形ドラム47の縮径に伴いカーカスプ
ライ31の両端部31a,31bが規制部材77に当接
されて、その両端部31a,31b間の間隙S1が一定
に規制されるようになっている。規制部材77の両側に
は複数の支持ローラ78,79が回転可能及び一体移動
可能に配設され、カーカスプライ31の両端部31a,
31bがこれらの支持ローラ78,79により支持され
るようになっている。
【0050】さらに、支持ローラ78,79の上方には
押圧部材83が接離可能に、かつ接合ローラ62,65
の移動方向へ相対移動可能に配設されている。そして、
カーカスプライ31の両端部31a,31bの接合時
に、この押圧部材83がカーカスプライ31の両端部3
1a,31bと対応する位置に残って、接合ローラ6
2,65、規制部材77及び支持ローラ78,79が接
合移動方向に移動される。これにより、接合ローラ6
2,65よりも前方側に位置する接合前の両端部31
a,31bが、支持ローラ78,79と押圧部材83と
の間で挟持されるとともに、接合ローラ62,65より
も後方側に位置する接合後の両端部31a,31bが押
圧部材83にて成形ドラム47側に押圧保持されるよう
になっている。
【0051】このため、カーカスプライ31の両端部3
1a,31bの接合に先立って、成形ドラム47が縮径
されることにより、その両端部31a,31bが規制部
材77の両側面に当接されて、両端部31a,31b間
の間隙S1が一定となるように規制される。また、カー
カスプライ31の両端部31a,31bが上下各一対の
接合ローラ62,65間で接合される際には、押圧部材
83がカーカスプライ31の両端部31a,31bと対
応する位置に残って、接合ローラ62,65、支持ロー
ラ78,79及び規制部材77が成形ドラム47の開口
溝49に沿って移動される。
【0052】これにより、接合ローラ62,65よりも
前方側に位置する接合前の両端部31a,31bが、押
圧部材83と支持ローラ78,79との間で挟持される
とともに、接合ローラ62,65よりも後方側に位置す
る接合後の両端部31a,31bが押圧部材83にて成
形ドラム47側に押圧保持される。よって、カーカスプ
ライ31の両端部31a,31bを常に一定の間隙S1
を保った状態で、各一対の接合ローラ62,65間に案
内誘導することができて、そのカーカスプライ31の両
端部31a,31bを正確に接合することができる。
【0053】・ この実施形態のカーカスプライの両端
部接合装置においては、成形ドラム47が複数のセグメ
ント48により径の拡縮可能に形成され、開口溝49と
対応する部分の一対のセグメント48A,48Bが成形
ドラム47の外周より出没可能に構成されている。この
ため、複数のセグメント48を半径方向に移動させるこ
とにより、成形ドラム47を容易に拡径または縮径させ
ることができる。
【0054】また、成形ドラム47の開口溝49と対応
する部分の一対の出没用セグメント48A,48Bを成
形ドラム47の外周より突出させて、カーカスプライ3
1の両端部31a,31b間の間隙S1を拡大させた状
態で、その間隙S1内に接合ローラ62,65、規制部
材77及び支持ローラ78,79を容易に進入移動させ
ることができる。さらに、出没用セグメント48A,4
8Bを成形ドラム47の外周より没入させて、成形ドラ
ム47の開口溝49の溝幅を拡大させた状態で、接合ロ
ーラ62,65、規制部材77及び支持ローラ78,7
9を接合移動方向へ容易に移動させて、カーカスプライ
31の両端部31a,31bを正確に接合することがで
きる。
【0055】・ この実施形態のカーカスプライの両端
部接合装置においては、各支持ローラ78,79の外周
に、その回転移動に伴いカーカスプライ31の両端部3
1a,31bに対して互いに接近する方向への移動力を
付与するための螺旋状の突条78a,79aが形成され
ている。このため、カーカスプライ31の両端部31
a,31bの接合時には、各支持ローラ78,79の回
転移動に伴って、それらの外周の螺旋状突条78a,7
9aにより、カーカスプライ31の両端部31a,31
bが互いに接近する方向に移動付勢されて、規制部材7
7の両側面に押し付けられる。よって、カーカスプライ
31の両端部31a,31bを、一定の間隙S1を保っ
た状態で各一対の接合ローラ62,65間へ一層確実に
案内誘導することができて、その両端部31a,31b
の接合の正確性を高めることができる。
【0056】・ この実施形態のカーカスプライの両端
部接合装置においては、規制部材77の両側に配設され
た支持ローラ78,79と各別に対応するように、接合
ローラ62,65の両側に一対の押圧部材83が配設さ
れている。このため、規制部材77の両側において、各
支持ローラ78,79と押圧部材83との間でカーカス
プライ31の両端部31a,31bを確実に挟持して、
各一対の接合ローラ62,65間に送り込むことができ
る。
【0057】(変更例)なお、この実施形態は、次のよ
うに変更して具体化することも可能である。 ・ 前記実施形態において、接合機構34を巻回機構3
3の成形ドラム47と対応する位置と、そこから退避し
た位置とに移動可能に構成することなく、成形ドラム4
7と対応する定位置に配設して、その定位置で図16〜
図22に示すような接合動作を行うように構成するこ
と。
【0058】・ 前記実施形態において、搬送機構3
2、巻回機構33及び接合機構34の具体的構成を適宜
に変更すること。
【図面の簡単な説明】
【図1】 カーカスプライの両端部接合装置の一実施形
態を示す平面図。
【図2】 図1の接合装置の要部拡大側面図。
【図3】 図1の接合装置における成形ドラムを拡大し
て示す斜視図。
【図4】 成形ドラムをさらに拡大して示す正面図。
【図5】 図1の接合装置における接合機構を拡大して
示す要部側面図。
【図6】 図5の接合機構の要部拡大背面図。
【図7】 図5の接合機構の一部をさらに拡大して示す
部分側面図。
【図8】 図7の8−8線における拡大断面図。
【図9】 図7の接合機構における接合ローラ部の要部
拡大平面図。
【図10】 図7の接合機構における支持ローラ部の要
部拡大斜視図。
【図11】 同じく支持ローラ部の要部拡大平面図。
【図12】 図1の接合装置の動作状態を示す平面図。
【図13】 図12に続く接合装置の動作状態を示す平
面図。
【図14】 図13に続く接合装置の動作状態を示す平
面図。
【図15】 カーカスプライの接合部分を示す拡大断面
図。
【図16】 (a)は図5の接合機構の動作状態を示す
要部側面図。(b)はその要部背面図。
【図17】 図16に続く接合機構の動作状態を示す側
面図及び背面図。
【図18】 図17に続く接合機構の動作状態を示す側
面図及び背面図。
【図19】 図18に続く接合機構の動作状態を示す側
面図及び背面図。
【図20】 図19に続く接合機構の動作状態を示す側
面図及び背面図。
【図21】 図20に続く接合機構の動作状態を示す側
面図及び背面図。
【図22】 図21に続く接合機構の動作状態を示す側
面図及び背面図。
【符号の説明】
31…カーカスプライ、31a…巻始め端部、31b…
巻終り端部、32…搬送機構、33…巻回機構、34…
接合機構、38…移動台、40…移動用モータ、42…
支持台、43…昇降用シリンダ、46…駆動機構、47
…成形ドラム、48…セグメント、48A,48B…出
没用セグメント、49…開口溝、51…出没用シリン
ダ、60…支持板、60a…上アーム部、60b…下ア
ーム部、62…下部接合ローラ、64…支持ブロック、
65…上部接合ローラ、67…走行用モータ、69…昇
降用シリンダ、70…回転用モータ、77…規制部材、
78,79…支持ローラ、78a,79a…螺旋状の突
条、82…昇降用シリンダ、83…押圧部材、84…移
動用シリンダ、S1…間隙。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 径が拡縮可能であるとともに、外周の一
    部に長手方向へ延びる開口溝を有し、外周にカーカスプ
    ライをその両端部が開口溝上に位置するように巻回する
    ための成形ドラムと、 その成形ドラムの開口溝の内側及び外側に対向して開口
    溝の延長方向へ移動可能に配設され、カーカスプライの
    両端部を挟持した状態で回転移動されることにより、そ
    のカーカスプライの両端部を互いに接近させながら接合
    する各一対の接合ローラと、 その接合ローラに対して、接合時の移動方向の前方側に
    一体移動可能に延長配置され、カーカスプライの両端部
    の接合に先立って、成形ドラムの縮径に伴いカーカスプ
    ライの両端部に当接して、その両端部間の間隙を一定に
    規制する規制部材と、 その規制部材の両側に回転可能及び一体移動可能に配設
    され、カーカスプライの両端部を支持する複数の支持ロ
    ーラと、 その支持ローラの上方に接離可能に、かつ接合ローラの
    移動方向へ相対移動可能に配設され、カーカスプライの
    両端部の接合時に、その両端部と対応する位置に残っ
    て、接合ローラよりも前方側に位置する接合前の両端部
    を、支持ローラとの間で挟持するとともに、接合ローラ
    よりも後方側に位置する接合後の両端部を成形ドラム側
    に押圧保持する押圧部材とを備えたことを特徴とするカ
    ーカスプライの両端部接合装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のカーカスプライの両端
    部接合装置において、前記成形ドラムは複数のセグメン
    トにより径の拡縮可能に形成し、開口溝と対応する部分
    の一対のセグメントを成形ドラムの外周より出没可能に
    構成したことを特徴とするカーカスプライの両端部接合
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載のカーカ
    スプライの両端部接合装置において、前記各支持ローラ
    の外周には、その回転移動に伴いカーカスプライの両端
    部に対して互いに接近する方向への移動力を付与するた
    めの螺旋状の突条を形成したことを特徴とするカーカス
    プライの両端部接合装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜請求項3のいずれか一項に記
    載のカーカスプライの両端部接合装置において、前記押
    圧部材を規制部材の両側に配設された支持ローラと各別
    に対応するように、接合ローラの両側に一対配設したこ
    とを特徴とするカーカスプライの両端部接合装置。
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