JP6868490B2 - イオン交換ユニット - Google Patents

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本発明は、純水を生成する際に用いられるイオン交換ユニットに関する。
切削装置では、切削水として純水を供給しながらウエーハを切削ブレードで切削している。切削装置には、水道水や工業用水から生成した純水が供給される他、切削装置の廃液から再生した純水が供給される。水道水等を用いる場合、水道水等をRO膜フィルタ、殺菌ユニット、イオン交換ユニットに通水させて純水が生成される(例えば、特許文献1参照)。切削装置の廃液を用いる場合、廃液からフィルタで切削屑を取り除き、殺菌ユニット、イオン交換ユニットに通水させて純水が再生される。このように、水道水等から純水を生成する場合も、廃液から純水を再生する場合もイオン交換樹脂を必要としている。
イオン交換樹脂はボトルに充填されており、このボトルに通水することでイオン交換樹脂によってイオン交換がなされて純水が生成される。イオン交換が行われることでイオン交換樹脂のイオン交換能力が失われるため、イオン交換樹脂の入れ換えが必要であるが、ボトルの通水口からはイオン交換樹脂の入れ換えは難しく時間がかかっていた。対策として、イオン交換能力があるイオン交換樹脂が充填されたボトルと交換することでイオンの補充作業を簡単にしている。このような、ボトル交換作業を簡単にするイオン交換ユニットとして、ボトルを引き出し可能にしたものが提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2000−157996号公報 特開2009−190128号公報
しかしながら、イオン交換樹脂が満杯になったボトルの交換作業は作業者の負担が大きい。そこで、ボトル1本の容量を1/3にした小型ボトルに変更することで、ボトルの軽量化を図って作業者の負担をさらに軽減することができる。ボトルの軽量化によって1本当たりの作業負担が減るものの、3本の小型ボトルを並列に接続する接続作業が発生するため交換時間が長くかかっていた。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、複数のボトルの交換作業を迅速かつ容易に実施することができるイオン交換ユニットを提供することを目的の1つとする。
本発明の一態様のイオン交換ユニットは、イオン交換樹脂を収容した複数のボトルを接続するイオン交換ユニットであって、該ボトルは、円柱状でイオン交換樹脂を収容する本体部と、該本体部の上部から水を流入する凸状の流入部と、該本体部の下部から水を排出する凸状の排出部とを備え、該イオン交換ユニットは、複数の該ボトルを立設させて、全ての該排出部を並列接続する排出部接続手段と、全ての該流入部を並列接続する流入部接続手段と、該流入部接続手段を全ての該流入部に対して脱着する脱着手段とを備え、該排出部接続手段は、該排出部を差し込む第1の収容部を複数形成する第1のブロックと、複数の該第1の収容部どうしを連通させる第1の連通路とを備え、該流入部接続手段は、該流入部を差し込む第2の収容部を複数形成する第2のブロックと、複数の該第2の収容部どうしを連通させる第2の連通路とを備え、該脱着手段は、該第2のブロックを該ボトルの立設方向に昇降自在とするガイド部と、該ガイド部に沿って上昇させ該流入部を該第2の収容部から離間させると共に該ガイド部から離間した該第2のブロックを旋回させる旋回軸と、を備え、該旋回軸は、該ガイド部のガイド方向に対して直交する方向に延在し、立設する複数の該ボトルの該流入部より外に位置づけられていて、該旋回軸を軸に該第2のブロックを該ボトル側に旋回させ該流入部に該第2の収容部を差し込んだ状態で該第2のブロックを固定させる固定部とを備える。
この構成によれば、ボトルの装着時には、脱着手段の旋回軸を中心に第2のブロックが各ボトルの真上まで旋回されて、ボトルの立設方向に降ろされることで、各第2の収容部に各ボトルの流入部が同時に差し込まれる。ボトルの取り外し時には、第2のブロックがボトルの立設方向に持ち上げられて、脱着手段の旋回軸を中心に各ボトルから離間させる方向に第2のブロックが旋回されることで、各第2の収容部から各ボトルの流入部が同時に離間される。よって、第2のブロックの脱着作業を複数のボトルに対して同時に実施することができるため、複数のボトルの交換作業を迅速かつ容易に実施することができる。
本発明によれば、第2のブロックを降ろすことで各第2の収容部に各ボトルの流入部を同時に差し込み、第2のブロックを持ち上げることで各第2の収容部から各ボトルの流入部を同時に離間させることができる。よって、複数のボトルに対する脱着作業を簡略化して、複数のボトルの交換作業を迅速かつ容易に実施することができる。
本実施の形態の廃液再生装置の斜視図である。 本実施の形態の純水の循環系を示す図である。 本実施の形態のイオン交換ユニットの模式図である。 本実施の形態のイオン交換ユニットの斜視図である。 本実施の形態の脱着手段による脱着動作の説明図である。 本実施の形態のイオン交換ユニットのボトルの交換作業の説明図である。 本実施の形態のイオン交換ユニットのボトルの交換作業の説明図である。 本実施の形態のイオン交換ユニットのボトルの交換作業の説明図である。 本実施の形態のイオン交換ユニットのボトルの交換作業の説明図である。
以下、添付図面を参照して、本実施の形態の廃液再生装置について説明する。図1は、本実施の形態の廃液再生装置の斜視図である。図2は、本実施の形態の純水の循環系を示す図である。なお、本実施の形態では、切削装置に接続された廃液再生装置について説明するが、廃液再生装置が切削装置以外の他の加工装置に接続されてもよい。なお、図1では、説明の便宜上、筐体を破線で示している。
図1及び図2に示すように、廃液再生装置10は、切削装置1(図2参照)から廃液を回収して純水を再生し、切削装置1に純水を供給するように構成されている。廃液再生装置10の筐体11の外面にはタッチパネル式のモニタ12が設けられており、モニタ12には処理条件等の各種情報が表示される。筐体11内には、第1のタンク13、濾過フィルタ14、UV照射部16付きの第2のタンク15、イオン交換ユニット17が設けられている。第1のタンク13及び濾過フィルタ14の間、第2のタンク15及びイオン交換ユニット17の間、イオン交換ユニット17及び切削装置1の間には、第1−第3のポンプ21−23が設けられている。
第1のタンク13は、切削装置1の排出口2(図2参照)よりも低い位置に設置されており、切削装置1の排出口2から排出された廃液を貯留している。第1のタンク13内の廃液は第1のポンプ21によって汲み上げられて濾過フィルタ14に向けて送り出される。濾過フィルタ14はトレイ24上に載せられており、濾過フィルタ14に流れ込んだ廃液から切削屑等の異物を除去してトレイ24に排出している。トレイ24の下方には第2のタンク15が設置されており、濾過フィルタ14で濾過された廃液はトレイ24の底穴を通じて第2のタンク15に貯留される。
第2のタンク15の下部にはUV照射部16が設けられており、第2のタンク15内の廃液はUV照射部16によって除菌および有機物の分解がされる。第2のタンク15で除菌および有機物の分解がされた廃液は第2のポンプ22によって汲み上げられてイオン交換ユニット17に向けて送り出される。イオン交換ユニット17には、イオン交換樹脂を収容した複数(本実施の形態では3つ)のボトル31が設置されている。イオン交換ユニット17に流れ込んだ廃液はボトル31内のイオン交換樹脂で脱イオン化されて純水へと再生される。再生された純水は第3のポンプ23によって汲み上げられて切削装置1の供給口3に向けて送り出される。なお、第3のポンプ23と切削装置1の供給口3とを接続する配管にゴミの送り込みを防ぐフィルタを備えてもよい。
このように、切削装置1から廃液再生装置10に排出された廃液が異物除去、除菌、脱イオン化されて純水が再生され、廃液再生装置10から切削装置1に供給された純水が切削水として切削加工に再利用される。よって、廃液再生装置10が切削装置1の隣に設置されることで、切削装置1に対する純水の供給環境が整えられる。廃液再生装置10によって切削装置1からの廃液が全て純水に再生されるため、排水口が存在しない場所に切削装置1を設置することが可能になっている。また、純水の循環系が短く形成されているため、循環中の水温の変動が抑えられている。
ところで、一般的なイオン交換ユニット(不図示)では、イオン交換樹脂が収容された複数のボトルが並列に取り付けられている。ボトル内のイオン交換樹脂は消耗品であるため、ボトルを交換する必要がある。しかしながら、各ボトルの上下2箇所もしくは上2箇所で水圧に耐えられるようにネジ止めされているため、1つずつボトルのネジを開け閉めしなければならず作業者にとって煩わしい作業になっていた。そこで、本実施の形態のイオン交換ユニット17に、複数のボトル31の上部を同時に脱着できる脱着手段67(図5参照)を設けて、ボトル31交換時の作業者の負担を軽減している。なお、ボトルを交換する時期は、ボトルから排出される水の比抵抗値(電気抵抗値)を測定して交換時期を判断する。例えば、閾値を12MΩと設定し、閾値より測定した比抵抗値が小さくなったらボトルを交換する。
以下、本実施の形態のイオン交換ユニットの詳細構成について説明する。図3は、本実施の形態のイオン交換ユニットの模式図である。図4は、本実施の形態のイオン交換ユニットの斜視図である。
図3に示すように、イオン交換ユニット17には複数のボトル31が並列に接続されており、第2のタンク15(図2参照)から送られた廃液が複数のボトル31に分かれて脱イオン化処理が実施されている。各ボトル31は、イオン交換樹脂32が収容された本体部33が円柱状に形成されており、本体部33の上部に凸状の流入部34が設けられ、本体部33の下部に凸状の排出部35が設けられている。流入部34によって本体部33の上部に水が流入して、本体部33内のイオン交換樹脂32に水が入り込み、排出部35によって本体部33の下部からイオン交換樹脂32を通過した水が排出される。
イオン交換ユニット17の下部は、複数のボトル31を立設させて、全てのボトル31の排出部35を並列に接続する排出部接続手段41になっている。排出部接続手段41には複数のボトル31の下側を支持する厚板状の第1のブロック42が設けられ、第1のブロック42の上面には複数の排出部35が差し込まれる複数の第1の収容部43が形成されている。排出部35の外周面及び第1の収容部43の内周面のいずれかには漏洩防止用のOリング(不図示)が設けられている。第1のブロック42内には、第1の収容部43同士を連通させる第1の連通路44が形成されており、第1の連通路44の出口は配管を通じて切削装置1(図2参照)に接続されている。
イオン交換ユニット17の上部は、全てのボトル31の流入部34を並列に接続する流入部接続手段46になっている。流入部接続手段46には複数のボトル31の上側を支持する厚板状の第2のブロック47が設けられ、第2のブロック47の下面には複数の流入部34が差し込まれる複数の第2の収容部48が形成されている。流入部34の外周面には漏洩防止用のOリング34a(図7参照)が設けられている。なお、Oリングは第2の収容部48の内周面に設けられていてもよい。第2のブロック47内には、第2の収容部48同士を連通させる第2の連通路49が形成されており、第2の連通路49の入口は配管を通じて第2のタンク15(図2参照)に接続されている。
図4に示すように、イオン交換ユニット17には、複数のボトル31を一側方から支える支持柱51が設けられている。支持柱51は排出部接続手段41の第1のブロック42に立設されており、支持柱51の側方には複数のボトル31の設置空間が形成されている。支持柱51には、部分的に開口された支持板52の短手方向の両側部分がボトル31側に屈曲されて一対の側板53が形成されている。一対の側板53の上部は支持板52よりも上方に突出しており、この側板53の突出部分は流入部接続手段46の第2のブロック47をボトル31の立設方向に昇降自在にガイドする一対のガイド部54になっている。各ガイド部54には先端側に向かって長穴55及び切欠き56が形成されている。
第2のブロック47の上面には、取っ手62、63付きのカバープレート61が取り付けられている。カバープレート61には、一対のガイド部54を外側から覆うように屈曲された一対の連結板64が形成されている。一対の連結板64の対向面の上側は、ガイド部54の切欠き56に引っ掛けられる止め軸65によって連結されている。一対の連結板64の対向面の下側は、ガイド部54の長穴55に差し込まれた旋回軸66によって連結されている。切欠き56から止め軸65が外れて、長穴55の内側で旋回軸66を中心に第2のブロック47が旋回されることで、複数のボトル31の流入部34に対して第2の収容部48が脱着される。
このように、本実施の形態では、一対のガイド部54に形成された切欠き56及び長穴55と、一対の連結板64を繋ぐ止め軸65及び旋回軸66とによって、流入部接続手段46を全てのボトル31の流入部34に脱着する脱着手段67が構成されている。また、支持板52の上部には、流入部接続手段46がボトル31の流入部34に対して装着された状態で、流入部接続手段46の動きを規制する固定部71が設けられている。固定部71は、いわゆるスナップ錠であり、止め軸65及び旋回軸66に設けた受け部材72のフックに、支持板52の上側に設けた留め部材73の爪を係止させた状態で引き下ろすことで固定される。
また、イオン交換ユニット17は支持柱51を廃液再生装置10の外側に向けて廃液再生装置10の筐体11に収容されている。イオン交換ユニット17の下部は、脱着手段67の旋回軸66と平行に延在した傾動軸75を介して廃液再生装置10の基台5に連結されている。このため、傾動軸75を中心にイオン交換ユニット17が傾けられると、支持柱51(支持板52)を下方に向けた状態で複数のボトル31が筐体11の外側に引き出される(図6参照)。これにより、イオン交換ユニット17からボトル31を脱着するための作業スペースが廃液再生装置10の外側に形成され、ボトル31の交換作業の作業性が向上されている。
図5を参照して、脱着手段について説明する。図5は、本実施の形態の脱着手段による脱着動作の説明図である。
図5Aに示すように、第2のブロック47にはカバープレート61の連結板64を介して旋回軸66及び止め軸65が設けられており、旋回軸66及び止め軸65は複数のボトル31の流入部34よりも外に位置付けられている。旋回軸66及び止め軸65はガイド部54のガイド方向に対して直交する方向に延在しており、旋回軸66は一対のガイド部54の長穴55に差し込まれ、止め軸65は一対のガイド部54の切欠き56に入り込んでいる。長穴55及び切欠き56は、第2の収容部48に対する流入部34の差し込み方向に延在し、この差し込み方向が旋回軸66及び止め軸65のガイド方向になっている。
また、旋回軸66のガイド方向に延びる中心線Cから各ボトル31の流入部34までの距離La、Lbと、この中心線Cから第2の収容部48までの距離Lc、Ldが一致している。このため、旋回軸66及び止め軸65のいずれもが中心線C上にある場合には、各流入部34の中心に対して第2の収容部48の中心が位置決めされている。したがって、止め軸65が切欠き56に入り込むことで流入部34に対して第2の収容部48が位置合わせされ、旋回軸66及び止め軸65がガイド方向に沿って中心線C上で動かされている間は、流入部34対して第2の収容部48が位置ズレすることがない。
図5Bに示すように、第2のブロック47から複数のボトル31を取り外すときは、固定部71(図4参照)のロックが解除されて受け部材72のフックから留め部材73の爪が外される。これにより、旋回軸66及び止め軸65がガイド方向で昇降可能になり、ガイド部54の長穴55に沿って第2のブロック47が上昇することで切欠き56から止め軸65が外される。このとき、ガイド方向が第2の収容部48に対する流入部34の差し込み方向に一致しているため、第2の収容部48から複数の流入部34が同時に離間される。そして、旋回軸66を中心にして第2のブロック47がボトル31から離間方向に旋回される。
図5Cに示すように、第2のブロック47を複数のボトル31に取り付けるときは、旋回軸66を中心にして第2のブロック47がボトル31に接近する方向に旋回される。止め軸65が切欠き56に入り込むことで、ボトル31の各流入部34に対して各第2の収容部48が位置決めされる。ガイド部54の長穴55に沿って第2のブロック47が降ろされることで、複数のボトル31の各流入部34に対して第2の収容部48が位置ズレすることなく、複数のボトル31の各流入部34が第2の収容部48に同時に差し込まれる。そして、受け部材72のフックに留め部材73の爪が係止された状態で、固定部71(図4参照)によって第2のブロック47が固定される。
このように、複数のボトル31の各流入部34に対して第2のブロック47の各第2の収容部48が位置決めされ、ガイド部54によって第2のブロック47が第2のブロック47に対する流入部34の差し込み方向にガイドされている。よって、複数のボトル31から第2のブロック47を持ち上げることで、複数のボトル31の各流入部34から第2の収容部48が同時に離間される。また、複数のボトル31に対して第2のブロック47を押し下げることで、複数のボトル31の各流入部34に第2の収容部48が同時に差し込まれる。よって、イオン交換ユニット17に対するボトル31の脱着作業の作業性が向上されている。
図6−図9を参照して、本実施の形態のイオン交換ユニットのボトルの交換作業について説明する。図6−図9は、本実施の形態のイオン交換ユニットのボトルの交換作業の説明図である。
図6に示すように、イオン交換ユニット17の上部の取っ手62が引かれると、イオン交換ユニット17が下部の傾動軸75を中心にして傾けられる。これにより、イオン交換ユニット17が廃液再生装置10の筐体11内から外側に突出されて、作業者によるボトル31の交換作業の作業性が向上される。次に、固定部71(図9)のロックを解除した後に、取っ手62によって第2のブロック47が持ち上げられると、上記したように止め軸65が切欠き56(図7参照)から外れると共に、複数のボトル31の流入部34から第2の収容部48(図7参照)が同時に離間される(図5B参照)。
図7に示すように、旋回軸66を軸に第2のブロック47がボトル31とは逆側に旋回されると、複数のボトル31の上方が開放されて流入部34が上方に露出される。この状態で、第1のブロック42(図6参照)からイオン交換能力が無くなったボトル31が取り外されて、イオン交換樹脂32(図3参照)が充填された新たなボトル31に付け替えられる。この場合、第1のブロック42からイオン交換能力が無くなったボトル31が持ち上げられて、第1の収容部43(図3参照)からボトル31の排出部35(図6参照)が引き抜かれる。さらに、新たなボトル31の排出部35が第1の収容部43に差し込まれて、第1のブロック42に対してボトル31が取り付けられる。
図8に示すように、第1のブロック42(図6参照)に対して複数のボトル31が付け替えられると、取っ手62が持ち上げられて、旋回軸66を軸に第2のブロック47がボトル31側に旋回される。このとき、ガイド部54の長穴55(図5参照)の上側に旋回軸66が位置付けられるため、第2のブロック47の旋回時に止め軸65がガイド部54の先端に衝突することない。図9に示すように、第2のブロック47の旋回によって複数の第2の収容部48が複数のボトル31の流入部34の真上に位置付けられ、第2のブロック47が降ろされることで複数のボトル31の流入部34が第2の収容部48に同時に差し込まれる。
第2の収容部48にボトル31の流入部34が差し込まれた状態で、固定部71がロックされることで第2のブロック47が固定される。そして、イオン交換ユニット17の上部の取っ手62が押し込まれて、イオン交換ユニット17が下部の傾動軸75(図6参照)を中心にして起こされる。イオン交換ユニット17が廃液再生装置10の筐体11内に収容されることでボトル31の交換作業が完了する。これにより、複数のボトル31の流入部34には第2のブロック47から除菌済みの廃液が流入され、複数のボトル31の排出部35からは脱イオン化した純水が第1のブロック42(図6参照)に排出される。
以上のように、本実施の形態のイオン交換ユニット17によれば、ボトル31の装着時には、脱着手段67の旋回軸66を中心に第2のブロック47が各ボトル31の真上まで旋回されて、ボトル31の立設方向に降ろされることで、各第2の収容部48に各ボトル31の流入部34が同時に差し込まれる。ボトル31の取り外し時には、第2のブロック47がボトル31の立設方向に持ち上げられて、脱着手段67の旋回軸66を中心に各ボトル31から離間させる方向に第2のブロック47が旋回されることで、各第2の収容部48から各ボトル31の流入部34が同時に離間される。よって、第2のブロック47の脱着作業を複数のボトル31に対して同時に実施することができるため、複数のボトル31の交換作業を迅速かつ容易に実施することができる。
なお、本実施の形態では、ガイド部の切欠き及び長穴と、止め軸及び旋回軸とによって脱着手段が構成されたが、この構成に限定されない。脱着手段は、流入部接続手段を全ての流入部に対して脱着する構成であればよい。例えば、ガイド部は、第2のブロックをボトルの立設方向に昇降自在にガイドすればよく、切欠きや長穴が形成されていなくてもよい。また、旋回軸が、ガイド部に沿って上昇して流入部を第2の収容部から離間させると共に、第2のブロックを旋回させる構成であれば、脱着手段に止め軸が設けられていなくてもよい。
また、本実施の形態では、第1のブロックが厚板に形成されたが、この構成に限定されない。第1のブロックには、第1の収容部が設けられると共に第1の連通路が形成されていればよく、特に形状は限定されない。また、本実施の形態では、第2のブロックが厚板に形成されたが、この構成に限定されない。第2のブロックには、第2の収容部が設けられると共に第2の連通路が形成されていればよく、特に形状は限定されない。
また、本実施の形態では、排出部と第1の収容部の接続部分、流入部と第2の収容部の接続部分にはそれぞれOリングが設置されたが、この構成に限定されない。排出部と第1の収容部の接続部分、流入部と第2の収容部の接続部分には、それぞれ他のシール材が設けられていてもよい。
また、本実施の形態では、加工装置として切削装置に使用される廃液再生装置のイオン交換ユニットについて説明したが、この構成に限定されない。本発明は、他の加工装置で使用される廃液再生装置のイオン交換ユニットに適用可能である。例えば、廃液再生装置に接続した加工装置であれば、切削装置、研削装置、研磨装置、レーザ加工装置、プラズマエッチング装置、エッジトリミング装置、エキスパンド装置、ブレーキング装置、及びこれらを組み合わせたクラスター装置等の他の加工装置に接続した廃液再生装置のイオン交換ユニットに適用されてもよい。
また、本実施の形態では、廃液から純水を再生する廃液再生装置のイオン交換ユニットについて説明したが、この構成に限定されない。イオン交換ユニットは、水道水や工業用水から純水を生成する純水生成装置に設けられていてもよい。
また、加工対象のウエーハとして、加工の種類に応じて、例えば、半導体デバイスウエーハ、光デバイスウエーハ、パッケージ基板、半導体基板、無機材料基板、酸化物ウエーハ、生セラミックス基板、圧電基板等の各種ワークが用いられてもよい。半導体デバイスウエーハとしては、デバイス形成後のシリコンウエーハや化合物半導体ウエーハが用いられてもよい。光デバイスウエーハとしては、デバイス形成後のサファイアウエーハやシリコンカーバイドウエーハが用いられてもよい。また、パッケージ基板としてはCSP(Chip Size Package)及びFOWLP(Fan Out Wafer Level Package)用の基板が用いられてもよい。半導体基板としてはシリコンやガリウム砒素等、無機材料基板としてはサファイア、セラミックス、ガラス等が用いられてもよい。さらに、酸化物ウエーハとしては、デバイス形成後又はデバイス形成前のリチウムタンタレート、リチウムナイオベートが用いられてもよい。
また、本実施の形態及び変形例を説明したが、本発明の他の実施の形態として、上記実施の形態及び変形例を全体的又は部分的に組み合わせたものでもよい。
また、本発明の実施の形態及び変形例は上記の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の趣旨を逸脱しない範囲において様々に変更、置換、変形されてもよい。さらには、技術の進歩又は派生する別技術によって、本発明の技術的思想を別の仕方で実現することができれば、その方法を用いて実施されてもよい。したがって、特許請求の範囲は、本発明の技術的思想の範囲内に含まれ得る全ての実施形態をカバーしている。
また、本実施の形態では、本発明をイオン交換ユニットに適用した構成について説明したが、複数のボトルの交換が必要な他の装置に適用することが可能である。
以上説明したように、本発明は、複数のボトルの交換作業を迅速かつ容易に実施することができるという効果を有し、特に、純水を生成する際に用いられるイオン交換ユニットに有用である。
10 廃液再生装置
17 イオン交換ユニット
31 ボトル
32 イオン交換樹脂
33 本体部
34 流入部
35 排出部
41 排出部接続手段
42 第1のブロック
43 第1の収容部
44 第1の連通路
46 流入部接続手段
47 第2のブロック
48 第2の収容部
49 第2の連通路
54 ガイド部
55 長穴
56 切欠き
65 止め軸
66 旋回軸
67 脱着手段
71 固定部

Claims (1)

  1. イオン交換樹脂を収容した複数のボトルを接続するイオン交換ユニットであって、
    該ボトルは、円柱状でイオン交換樹脂を収容する本体部と、該本体部の上部から水を流入する凸状の流入部と、該本体部の下部から水を排出する凸状の排出部とを備え、
    該イオン交換ユニットは、複数の該ボトルを立設させて、全ての該排出部を並列接続する排出部接続手段と、全ての該流入部を並列接続する流入部接続手段と、該流入部接続手段を全ての該流入部に対して脱着する脱着手段とを備え、
    該排出部接続手段は、該排出部を差し込む第1の収容部を複数形成する第1のブロックと、複数の該第1の収容部どうしを連通させる第1の連通路とを備え、
    該流入部接続手段は、該流入部を差し込む第2の収容部を複数形成する第2のブロックと、複数の該第2の収容部どうしを連通させる第2の連通路とを備え、
    該脱着手段は、該第2のブロックを該ボトルの立設方向に昇降自在とするガイド部と、該ガイド部に沿って上昇させ該流入部を該第2の収容部から離間させると共に該ガイド部から離間した該第2のブロックを旋回させる旋回軸と、を備え、
    該旋回軸は、該ガイド部のガイド方向に対して直交する方向に延在し、立設する複数の該ボトルの該流入部より外に位置づけられていて、
    該旋回軸を軸に該第2のブロックを該ボトル側に旋回させ該流入部に該第2の収容部を差し込んだ状態で該第2のブロックを固定させる固定部とを備えるイオン交換ユニット。
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