JP6866569B2 - アルコキシカルボニルアミノアルコール及びアルコキシカルボニルアミノアルキル(メタ)アクリレートの製造方法 - Google Patents

アルコキシカルボニルアミノアルコール及びアルコキシカルボニルアミノアルキル(メタ)アクリレートの製造方法 Download PDF

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本発明は、アルコキシカルボニルアミノアルコール及びアルコキシカルボニルアミノアルキル(メタ)アクリレートの簡便で効率の良い製造方法に関する。
アルコキシカルボニルアミノアルキル(メタ)アクリレートは、分子内にビニル結合性二重結合を有しており、ラジカル重合性モノマ−として、また更に、利用価値の高いイソシアナトアルキル(メタ)アクリレ−ト類の前駆体として、広範囲に用いられる有用な化合物である。なお、(メタ)アクリレ−トとはアクリレ−トとメタクレ−トとの総称である。
アルコキシカルボニルアミノアルキル(メタ)アクリレートの製造は2段階で行う。アミノアルコールを出発原料とし、まず二炭酸ジアルキルと反応させることにより、アミノ基を保護する。得られたアルコキシカルボニルアミノアルコールをエステル化することにより目的物が得られる。
従来のアルコキシカルボニルアミノアルコールの製造では、反応溶媒としてテトラヒドロフラン(特許文献1)や1,4−ジオキサン(特許文献2)など、アミノアルコールが溶解しやすい溶媒が使われている。
この場合、反応終了後、小過剰に加えたアミノアルコール又は二炭酸ジアルキルを除去するために、水洗する必要がある。しかし、反応溶媒としてテトラヒドロフランなどの親水性溶媒が使われているので、反応上がり液に直接水を加えると二相分離しないという問題がある。このため、水を加える前に親水性溶媒を留去し、疎水性溶媒を加える必要があり、工程が長く、煩雑である。
一方、アミノアルコールが溶解する疎水性溶媒として、ジクロロメタンなどを使用している例もある(特許文献3)。反応性の観点ではアミノアルコールの溶解性が高い溶媒が良い。しかし、ジクロロメタンはアミノアルコールの溶解性が高く、反応終了後に過剰なアミノアルコールを水洗除去する際の抽出溶媒としては不向きである。
反応によりアミノアルコールを消失させるため、二炭酸ジアルキルを小過剰加える例もある。しかしその場合には、小量残る二炭酸ジアルキルが水洗で完全には分解、除去しきれないという問題がある。
アルコキシカルボニルアミノアルキル(メタ)アクリレートの製造法としては、ジルコニウム触媒(特許文献4、5)や錫触媒(特許文献6)などを用いたエステル交換反応が有効である。エステル交換反応では、メタノールやエタノールなどの低級アルコールと(メタ)アクリル酸とのエステル(以降、低級(メタ)アクリレートという)が用いられる。
従来法では反応終了後、過剰に用いた低級(メタ)アクリレートを留去し、蒸留精製を行っている例が非常に多い。生成物が不揮発性の場合、従来法で蒸留以外の精製により高純度の製品を得るには、反応終了後、水洗などの触媒失活、抽出および乾燥などの煩雑な工程を経ることが多い。触媒活性の高いジルコニウムアセチルアセトナートなどの塩基性触媒を失活させる場合は、塩酸などの酸性水溶液を加える。しかし、目的物がアルコキシカルボニル基などの酸で脱保護される保護基を持つ場合、触媒失活工程で酸性水溶液を加えると目的物の保護基が外れてしまうという問題がある。
米国特許第5310795号 特開平9−316046号公報 WO2013/181232A2 特開昭53−105418号公報 特開平6−298716号公報 特開2006−28066号公報
本発明は、アルコキシカルボニルアミノアルコール、およびアルコキシカルボニルアミノアルキル(メタ)アクリレートの製造法における工程を短縮し、高純度、高収率で生成物を得ることを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明者らは鋭意検討した結果、適切な溶媒を選択してアミノアルコールのアミノ基保護反応を行うことによって、アルコキシカルボニルアミノアルコールを短工程で、収率良く製造することができることを見い出した。
すなわち、本発明にかかる方法は、下記式(1)で示されるアミノアルコールと
Figure 0006866569
(式中、nは2〜4の整数を表す。)
下記式(2)で示される二炭酸ジアルキルとを溶媒中で反応させて、
Figure 0006866569
(式中、Rは水素原子又は炭素原子数1〜10の炭化水素基を表す。)
下記式(3)で示されるアルコキシカルボニルアミノアルコールを製造する方法であって、
Figure 0006866569
(式中、n及びRは上記のそれらと同じ。)
式(1)で示されるアミノアルコールの25℃における溶解度が2.0mg/mL以下である溶媒の存在下で反応させるアルコキシカルボニルアミノアルコールの製造方法である。
また、前記課題を解決するために、本発明者らは鋭意検討した結果、エステル交換触媒存在下、エステル交換反応を行い、反応終了後の反応液から低級(メタ)アクリレートを留去後に、引き続いて晶析することで、簡便に高純度の目的物が得られることを見い出した。
すなわち、本発明にかかる方法は、前述の方法でアルコキシカルボニルアミノアルコールを製造し、それと低級(メタ)アクリレートとをエステル交換触媒の存在下で反応させて、下記式(4)で示されるアルコキシカルボニルアミノアルキル(メタ)アクリレートを製造する方法であって、反応終了後の反応液から低級(メタ)アクリレートを留去後に、引き続いて晶析する工程を含むアルコキシカルボニルアミノアルキル(メタ)アクリレートの製造方法である。
Figure 0006866569
(式中、n及びRは上記のそれらと同じで、Rは水素原子又はメチル基を表す。)
本発明の方法によれば、アルコキシカルボニルアミノアルコールを短工程で収率良く製造することができる。
本発明の方法によれば、アルコキシカルボニルアミノアルキル(メタ)アクリレートを短工程で純度良く製造することができる。
アミノ基保護反応
式(3)で示されるアルコキシカルボニルアミノアルコールは、式(1)で示されるアミノアルコールと、式(2)で示させる二炭酸ジアルキルと反応させることにより得られる。
アミノアルコール
アミノ基保護反応に用いられるアミノアルコールとしては、特に限定されないが、例えば、2−アミノエタノール、3−アミノプロパノール、4−アミノブタノールなどが挙げられる。
二炭酸ジアルキル
アミノアルコールのアミノ基の保護基を形成する二炭酸ジアルキルとしては、特に限定されないが、例えば、二炭酸ジメチル、二炭酸ジエチル、二炭酸ジ−ノルマルプロピル、二炭酸ジ−イソプロピル、二炭酸ジ−n−ブチル、二炭酸ジ−s−ブチル、二炭酸ジ−i−ブチル、二炭酸ジ−t−ブチルなどが挙げられる。これらの中でも、合成の容易さ、合成原料の工業的利便性等の観点から、二炭酸ジ−t−ブチル等が好ましい。
反応溶媒
本発明の製造方法において、前記アミノアルコールと前記二炭酸ジアルキルと反応させる際に有機溶剤が使用される。該有機溶剤としてはエーテル系溶剤を挙げることができ、これらは1種で又は2種以上を組合わせて使用することができる。
該有機溶剤としては、疎水性という観点から、炭素数が4以上のジアルキル非環状エーテル系溶剤が適している。反応性の観点からは、反応温度におけるアミノアルコールの溶解度が20mg/mL以上である溶剤が好ましい。また、小過剰投入されたアミノアルコールの除去という観点から25℃におけるアミノアルコールの溶解度が2.0mg/mL以下である溶剤が好ましい。
該有機溶剤としては、特に限定されないが、例えば、t−ブチルメチルエーテル、t−ブチルエチルエーテル、シクロペンチルメチルエーテル、ジ−i−プロピルエーテル、ジ−n−ブチルエーテルなどが挙げられる。そのなかでも疎水性、および25℃におけるアミノアルコールの溶解度から、t−ブチルメチルエーテル、シクロペンチルメチルエーテル、ジ−i−プロピルエーテルが好ましい。
原料の当量
アミノアルコールは二炭酸ジアルキル1当量に対して1当量反応して、アルコキシカルボニルアミノアルコールを生成する。原料を消失させる観点から、アミノアルコール又は二炭酸ジアルキルのどちらか一方を小過剰用いるのが好ましい。アミノアルコール1当量に対して二炭酸ジアルキルを1当量より多く用いると、反応終了後小過剰用いた二炭酸ジアルキルが残る。二炭酸ジアルキルは水洗によりわずかに分解するものの、過剰に用いた量にもよるが、水洗により完全に除去することは難しい。一方、二炭酸ジアルキルに対してアミノアルコールを1当量より多く用いると、反応終了後小過剰用いたアミノアルコールが残る。アミノアルコールは水溶性のため、水洗により除去可能である。このため、二炭酸ジアルキルに対してアミノアルコールを1当量より多く用いるのが好ましい。
原料の投入条件
二炭酸ジアルキルの反応性が若干高いため、一気に投入すると発熱などの危険が伴うため、どちらか一方の原料を滴下するのが好ましい。一方、反応が進行すると二炭酸ジアルキル由来のアルキル炭酸が生じる。アルキル炭酸は条件によってはアルコールと二酸化炭素に分解する。二炭酸ジアルキルを予め投入したアミノアルコール中へ滴下した場合、副生したアルキル炭酸は大過剰存在するアミノアルコールと塩を形成し、わずかに析出する。このため、反応に関与するアミノアルコールがわずかに減少するため、収率が低下する可能性がある。したがって、予め投入した二炭酸ジアルキル中へアミノアルコールを滴下するのが好ましい。
反応温度
アミノアルコールのアルキル炭酸塩の析出、およびアミノアルコールの溶解性、反応性の観点から、反応は加熱して行うのが好ましい。また、好ましい温度は反応溶媒によって異なるが、40℃から反応溶媒の沸点まで加熱することができる。
例えばt−ブチルメチルエーテルの場合、反応温度は40〜55℃の範囲内にあることが好ましい。例えばシクロペンチルメチルエーテルの場合、反応温度は40〜106℃の範囲内にあることが好ましい。例えばジ−i−プロピルエーテルの場合、反応温度は40〜69℃の範囲内にあることが好ましい。
洗浄
投入したアミノアルコールのうち小過剰加えた未反応分を除去するために、水洗することが好ましい。反応溶媒として疎水性溶剤を使用しているため、水洗前に反応溶媒を抽出溶媒に替える必要が無い。室温に戻した反応上がり液に直接水を加え、分液、抽出することで純度良く目的物を抽出することができる。
抽出溶媒としては反応溶媒と同じエーテル系溶剤を挙げることができ、これらは1種で又は2種以上を組合わせて使用することができる。
抽出溶媒の具体例としては、t−ブチルメチルエーテル、t−ブチルエチルエーテル、シクロペンチルメチルエーテル、ジ−i−プロピルエーテル、ジ−n−ブチルエーテルなどが挙げられる。抽出後の留去および入手容易さの観点から、t−ブチルメチルエーテル、シクロペンチルメチルエーテル、ジ−i−プロピルエーテルが好ましい。
エステル交換反応
式(4)で示されるアルコキシカルボニルアミノアルキル(メタ)アクリレートは、エステル交換触媒存在下、低級(メタ)アクリレートと式(3)で示されるアルコキシカルボニルアミノアルコールとのエステル交換反応により得られる。
アルコキシカルボニルアミノアルコール
エステル交換反応に用いられるアルコキシカルボニルアミノアルコールとしては、特に限定されないが、例えば、2−メトキシカルボニルアミノエタノール、2−エトキシカルボニルアミノエタノール、2−n−プロポキシカルボニルアミノエタノール、2−i−プロポキシカルボニルアミノエタノール、2−n−ブトキシカルボニルアミノエタノール、2−s−ブトキシカルボニルアミノエタノール、2−i−ブトキシカルボニルアミノエタノール、2−t−ブトキシカルボニルアミノエタノール、3−メトキシカルボニルアミノプロパノール、3−エトキシカルボニルアミノプロパノール、3−n−プロポキシカルボニルアミノプロパノール、3−i−プロポキシカルボニルアミノプロパノール、3−n−ブトキシカルボニルアミノプロパノール、3−s−ブトキシカルボニルアミノプロパノール、3−i−ブトキシカルボニルアミノプロパノール、3−t−ブトキシカルボニルアミノプロパノール、4−メトキシカルボニルアミノブタノール、4−エトキシカルボニルアミノブタノール、4−n−プロポキシカルボニルアミノブタノール、4−i−プロポキシカルボニルアミノブタノール、4−n−ブトキシカルボニルアミノブタノール、4−s−ブトキシカルボニルアミノブタノール、4−i−ブトキシカルボニルアミノブタノール、4−t−ブトキシカルボニルアミノブタノール等が挙げられる。これらのアミノ基保護アミノアルコールは上記の方法でアミノアルコールと二炭酸ジアルキルから製造して入手してもよく、単一の成分であっても複数の成分を含む混合物であってもよい。
低級(メタ)アクリレート
エステル交換反応で用いられる低級(メタ)アクリレートとは、(メタ)アクリル酸と炭素数4以下の低級アルコールとのエステルのことである。具体例としては、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸n−プロピル、(メタ)アクリル酸i−プロピル、(メタ)アクリル酸n−ブチル、(メタ)アクリル酸i−ブチル、(メタ)アクリル酸s−ブチル、(メタ)アクリル酸t−ブチル、などを挙げることができる。低級(メタ)アクリレート由来のアルコール除去の観点から(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチルが好ましい。
本発明において、低級(メタ)アクリレートとアルコキシカルボニルアミノアルコールの使用モル比((低級(メタ)アクリレート/アルコキシカルボニルアミノアルコール)は0.2〜10.0の範囲であることが好ましく、1.1〜7.0の範囲であることがより好ましい。
溶媒存在下に反応を行う場合、使用できる溶媒の種類としては、原料の低級(メタ)アクリレート、アルコキシカルボニルアミノアルコール、触媒及び反応生成物のアルコキシカルボニルアミノアルキル(メタ)アクリレート、副生するアルコ−ルに対し不活性なものであれば、特に限定されるものではない。特に、副生するアルコ−ルを共沸により反応系外に除去できる溶媒の使用が好ましい。また工業的には、(メタ)アクリル酸エステルを副生するアルコ−ルとの共沸剤かつ溶媒として利用し、別途溶媒を用いることを回避することが工程短縮の観点から有効である。
エステル交換触媒
エステル交換反応を行う際にはエステル交換反応用触媒が使用される。この際に用いるエステル交換反応用触媒としては金属アセチルアセトナート、金属アルコキシド、アルキル金属オキシドなどが好ましく、例えば、ジルコニウムアセチルアセトナート,亜鉛アセチルアセトナート、ハフニウムアセチルアセトナート、ジルコニウムメトキシド、ジn−ブチル錫オキシドなどが挙げられる。その中でも特に、価格や入手の容易さ、触媒活性などを考慮すると、ジルコニウムアセチルアセトナート、ジブチル錫オキシドなどが好ましい。
触媒添加量
エステル交換反応の触媒は、一般に原料アルコール1当量に対して0.00001〜0.1当量の範囲で使用される。反応終了後の触媒除去、晶析時の目的物の回収率の観点からは、触媒量は少ないほうが良い。このため、触媒添加量は、好ましくは0.0001〜0.05当量の範囲である。
重合防止剤
なお、高温による重合を防止するために、重合防止剤を使用しエアーバブリングを行うことが好ましい。この際に用いる重合防止剤としては、例えば、p−メトキシフェノール、2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノール、4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−N−オキシル、4−アセトアミド−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−N−オキシル、4−ベンゾキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−N−オキシル等が挙げられる。目的物の着色の観点から、p−メトキシフェノール、2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノール等が好ましい。その添加量は原料アルコールに対して、10〜10000ppmの範囲であることが好ましい。
反応温度および反応時間
本反応は常圧、又は、減圧下でも実施できる。反応温度は60〜150℃が好ましく、重合等を抑制するために70〜100℃がより好ましい。反応時間は使用する原料の種類と量、圧力、温度、触媒量等によって変わるが通常0.5〜10時間である。
後処理
エステル交換反応において、蒸留以外の精製法により高純度の製品を得たい場合、水などの触媒失活剤を加えることで触媒を失活させ、目的物を有機溶剤にて抽出するのが一般的である。一方本発明では、エステル交換反応終了後、過剰に用いた低級(メタ)アクリレートを留去し、触媒失活、抽出などの煩雑な工程を経ずに、引き続き晶析工程へと進むことができる。
晶析溶媒
晶析溶媒としては、ジルコニウムアセチルアセトナート、ジブチル錫オキシドなどのエステル交換触媒が晶析条件下(低温下)で析出しない溶剤であれば、特に限定されるものではない。目的物回収の観点からは、加熱時の目的物の溶解度が高く、室温および冷却時の目的物の溶解度が低い溶剤が好ましい。目的物の溶解度が高い溶媒を以下「良溶媒」と呼ぶ。良溶媒の具体例としては、アセトニトリル、プロピオニトリル、ノルマルブチロニトリル、イソブチロニトリル、ジクロロメタン、1,2−ジクロロエタン、クロロホルム、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル、ターシャリーブチルメチルエーテル、シクロペンチルメチルエーテル、メチルエチルケトン、トルエン、酢酸エチル、原料として使用されるアクリル酸メチル、アクリル酸エチル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチルなどの低級(メタ)アクリレートなどが挙げられる。その中でも特に、アセトニトリル、ジクロロメタンが好ましい。
回収率向上のため、目的物の溶解度が低い溶媒を混合して使用することもできる。目的物の溶解度が低い溶媒を以下「貧溶媒」と呼ぶ。また、晶析後の溶剤留去の観点からは、沸点が低い溶剤が好ましい。貧溶媒の具体例としては、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、オクタンなどが挙げられる。その中でも特に、ヘキサン、ヘプタンが好ましい。
晶析条件
晶析溶媒の量については、エステル交換触媒の種類、添加量、低級(メタ)アクリレートの種類、目的物の分子構造、晶析溶媒の種類によって異なる。
目的物の純度の観点からは、エステル交換触媒を晶析条件下(低温下)で析出しにくくして純度を向上させるため、良溶媒は多いほうが好ましい。一方、目的物回収の観点からは、良溶媒は少ないほうが好ましい。また、良溶媒の量が析出した結晶の容積よりも少ない場合は、エステル交換触媒が溶解した母液相が非常に少なくなる。このため、濾過又はデカンテーションにより結晶と母液を分離することが困難になり、晶析による触媒除去効果が低減する可能性がある。
晶析は常圧、又は、減圧下でも実施できる。粗体を溶解させるときの温度は25〜100℃が好ましく、重合等を抑制するために15〜60℃がより好ましい。目的物の結晶を析出させるときの温度は−50〜+60℃が好ましく、目的物の回収率の観点から、−50〜+25℃がより好ましい。
生成物
本発明によって製造されるアルコキシカルボニルアミノアルキル(メタ)アクリレートとしては、特に限定されないが、例えば、2−メトキシカルボニルアミノエチル(メタ)アクリルレート、2−エトキシカルボニルアミノエチル(メタ)アクリルレート、2−n−プロポキシカルボニルアミノエチル(メタ)アクリルレート、2−i−プロポキシカルボニルアミノエチル(メタ)アクリルレート、2−n−ブトキシカルボニルアミノエチル(メタ)アクリルレート、2−s−ブトキシカルボニルアミノエチル(メタ)アクリルレート、2−i−ブトキシカルボニルアミノエチル(メタ)アクリルレート、2−t−ブトキシカルボニルアミノエチル(メタ)アクリルレート、3−メトキシカルボニルアミノプロピル(メタ)アクリルレート、3−エトキシカルボニルアミノプロピル(メタ)アクリルレート、3−n−プロポキシカルボニルアミノプロピル(メタ)アクリルレート、3−i−プロポキシカルボニルアミノプロピル(メタ)アクリルレート、3−n−ブトキシカルボニルアミノプロピル(メタ)アクリルレート、3−s−ブトキシカルボニルアミノプロピル(メタ)アクリルレート、3−i−ブトキシカルボニルアミノプロピル(メタ)アクリルレート、3−t−ブトキシカルボニルアミノプロピル(メタ)アクリルレート、4−メトキシカルボニルアミノブチル(メタ)アクリルレート、4−エトキシカルボニルアミノブチル(メタ)アクリルレート、4−n−プロポキシカルボニルアミノブチル(メタ)アクリルレート、4−i−プロポキシカルボニルアミノブチル(メタ)アクリルレート、4−n−ブトキシカルボニルアミノブチル(メタ)アクリルレート、4−s−ブトキシカルボニルアミノブチル(メタ)アクリルレート、4−i−ブトキシカルボニルアミノブチル(メタ)アクリルレート、4−t−ブトキシカルボニルアミノブチル(メタ)アクリルレート等が挙げられる。
以下に本発明の実施例を説明するが、本発明はこれらの実施例に何ら限定されるものではない。なお、各化合物の分析は核磁気共鳴分光法(以下「H−NMR」という。)、高速液体クロマトグラフィ法(以下「HPLC」という。)、および高周波誘導結合プラズマ発光分析(以下「ICP発光分析」という。)を用いて行なった。
H−NMR試料溶液の調製
サンプル20mgを1gの重クロロホルム[関東化学株式会社製]に溶解させて、H−NMRの試料溶液とした。
H−NMR測定条件
使用装置:JEOL RESONANCE社製 FT−NMR装置 JNM−ECS400型
プローブ:JEOL RESONANCE社製 5mmデジタルオートチューンプローブ 40RO5AT/FGSQ型
周波数:400MHz
測定温度:35℃
測定モード:H一次元モード
照射パルス:45度パルス
パルス繰返し時間 :7.732秒
待ち時間:5.000秒
積算回数:16回
データポイント数:16384
HPLC試料溶液の調製
サンプル10mgをアセトニトリル(和光純薬工業(株)製、HPLCグレード)10mLに溶解させて、HPLCの試料溶液とした。
HPLC測定条件
使用装置:(株)島津製作所製Prominence UFLC(商品名)
+DIODE ARRAY DETECTOR SPD−M20A(商品名)
カラム:島津製Shima−pack VP−ODS 4.6mmf×150mm
測定波長:190nm
溶離液:アセトニトリル(和光純薬工業(株)製、HPLCグレード)/0.1%
リン酸水溶液(v/v)でグラジエント
5/95,5min.
5/95→95/5,5min.
95/5,5min.
95/5→5/95,1min.
5/95,10min.
保持時間:2−t−ブトキシカルボニルアミノエタノール 11.7min.
2−t−ブトキシカルボニルアミノエチルアクリレート 13.3min.
晶析後の残存触媒量の測定方法
試料中に含まれるジルコニウムアセチルアセトナート量は、試料をクロロホルムに溶解し硝酸酸性水溶液と混合、水相に抽出されたジルコニウム量をICP発光分析により測定し、その濃度から算出した。
試料約10−20mg(精秤)をクロロホルム1mLに溶解し、16mmol/L硝酸水溶液(濃硝0.1質量%)9mLを添加・振とうした後、水相についてICP発光分析装置(サーモフィッシャーサイエンティフィック社製 iCAP 6500)でジルコニウム濃度を測定した。
ICP発光分析測定条件
分析装置:サーモフィッシャーサイエンティフィック社製 iCAP 6500
RFパワー:1150W
ポンプ流量:50rpm
補助ガス流量:1L/min.
ネブライザーガス流量:0.5L/min.
クーラントガス流量:12L/min.
パージガス流量:ノーマル
測定波長:327.305nm
(実施例1)
反応容器に二炭酸ジ−t−ブチル4.37g[東京化成工業株式会社製、0.020mol]、t−ブチルメチルエーテル9.5mL[関東化学株式会社製]を投入した。内温55℃まで加熱し、2−アミノエタノール1.53g[東京化成工業株式会社製、0.025mol]を滴下した。滴下終了後、内温55℃で加熱しながら1時間撹拌した。サンプリングして試料を濃縮後、上記の方法でH−NMRを測定した。二炭酸ジ−t−ブチルが検出されないことを確認した。t−ブチルメチルエーテル4.7mL、水2.4mLを加えて抽出した。有機相をサンプリングしてH−NMRを測定し、2−アミノエタノールが検出されないことを確認した。残りの有機相を濃縮し、無色透明の液体である2−t−ブトキシカルボニルアミノエタノール3.0gを得た(収率92%)。原料の反応溶媒への溶解度は表1に示した。
(実施例2)
実施例1で合成した2−t−ブトキシカルボニルアミノエタノール1.00g[0.0062mol]、アクリル酸メチル3.20g[三菱化学株式会社製、0.0372mol]、重合防止剤としてp−メトキシフェノール0.5mg[関東化学株式会社製]、触媒としてジルコニウムアセチルアセトナート30.0mg[東京化成工業株式会社製、0.000062mol、2−t−ブトキシカルボニルアミノエタノールに対して1.0mol%]を50mL三口フラスコに投入し、油浴につけて空気を10mL/min.で吹き込みながら加熱し、内温を90℃にして還流させた。反応の進行に伴って副生するメタノールをアクリル酸メチルとともに適宜ディーンスターク管から抜き出した。
HPLC法にて2−t−ブトキシカルボニルアミノエタノールが消失したことを確認した。その後、アクリル酸メチルを留去し、残渣1.33g得た。
残渣500mgに、アセトニトリル500μL加え、40℃に加熱して粗体を溶解させた。氷浴にて冷却し、目的物の結晶を析出させた。析出した結晶を濾過し、ヘキサン2mLでリンスした後、真空乾燥した。2−t−ブトキシカルボニルアミノエチルアクリレートが345mg得られ、回収率は69%であった。
ICPにより晶析後の目的物の残存ジルコニウム量を測定した。残存ジルコニウム量は7300ppmであった。目的物に対するジルコニウムアセチルアセトナートの残存量は0.32mol%であった。
(実施例3)
反応溶媒をシクロペンチルメチルエーテル[関東化学株式会社製]、内温を106℃に変更すること以外は実施例1に記載の方法と同様の方法にて2−t−ブトキシカルボニルアミノエタノールを合成した。2−t−ブトキシカルボニルアミノエタノール3.0gを得た(収率92%)。
(実施例4)
反応溶媒および抽出溶媒をジ−i−プロピルエーテル[和光純薬工業株式会社製]、2−アミノエタノールを3−アミノプロパノール[東京化成工業株式会社製]、内温を69℃に変更すること以外は実施例1に記載の方法と同様の方法にて3−t−ブトキシカルボニルアミノプロパノールを合成した。3−t−ブトキシカルボニルアミノプロパノール3.1gを得た(収率87%)。
(実施例5)
反応溶媒をジ−i−プロピルエーテル[和光純薬工業株式会社製]、2−アミノエタノールを4−アミノブタノール[東京化成工業株式会社製]、内温を69℃に変更すること以外は実施例1に記載の方法と同様の方法にて4−t−ブトキシカルボニルアミノブタノールを合成した。4−t−ブトキシカルボニルアミノブタノール3.9gを得た(収率88%)。
(実施例6)
アセトニトリルをジクロロメタンに変えたこと以外は実施例2記載の方法と同様の方法で晶析を行った。2−t−ブトキシカルボニルアミノエチルアクリレートが180mg得られ、回収率は36%であった。残存ジルコニウム量は5700ppmであった。目的物に対するジルコニウムアセチルアセトナートの残存量は0.25mol%であった。
(比較例1)
滴下ロートにテトラヒドロフラン50mL[和光純薬工業株式会社製]、二炭酸ジ−t−ブチル45.83g[0.210mol]を投入し、二炭酸ジ−t−ブチルのテトラヒドロフラン溶液を得た。
反応容器にテトラヒドロフラン50mL、2−アミノエタノール10.69g[0.175mol]投入した。滴下ロートを用いてあらかじめ調製した二炭酸ジ−t−ブチルのテトラヒドロフラン溶液を室温下、約30分かけて滴下した。滴下終了後、室温で2時間撹拌した。反応液をサンプリングして濃縮後、H−NMRを測定した。2−アミノエタノールが検出されないことを確認した。反応液を濃縮し、テトラヒドロフランを留去した。二炭酸ジ−t−ブチルを加水分解して除去するため、t−ブチルメチルエーテル60mL、水25mL加えて水洗した。水相にt−ブチルメチルエーテル25mL加えてリンスした後、有機相を濃縮した。二炭酸ジ−ターシャリーブチルを含む2−t−ブトキシカルボニルアミノエタノール33.18gを得た。HPLCを測定し、定量した結果、2−t−ブトキシカルボニルアミノエタノールは73質量%であった。回収物中に2−t−ブトキシカルボニルアミノエタノールが24.19g含まれており、実得収率は86%であった。
(比較例2)
実施例1に記載の方法で、2−t−ブトキシカルボニルアミノエタノールのエステル交換反応を実施した。その後、アクリル酸メチルを留去し、2−t−ブトキシカルボニルアミノエチルアクリレートの粗体を得た。粗体50mgをt−ブチルメチルエーテル155μLに溶解させた。ジルコニウムアセチルアセトナートを除去するために、1 .0mol/Lの塩酸155μLを加えて分液操作を行った。有機相をサンプリングし、HPLCを測定した。目的物を定量して計算した結果、脱保護体(2−アミノエチルアクリレート)と思われる副生成物が10質量%生成した。
Figure 0006866569
Figure 0006866569
本発明により、アルコキシカルボニルアミノアルコール、およびアルコキシカルボニルアミノアルキル(メタ)アクリレートの製造法における工程が短縮され、高純度、高収率で生成物が得られる。

Claims (6)

  1. 下記式(1)で示されるアミノアルコールと
    Figure 0006866569
    (式中、nは2〜4の整数を表す。)
    下記式(2)で示される二炭酸ジアルキルとを溶媒中で反応させて、
    Figure 0006866569
    (式中、Rは炭素原子数1〜10の炭化水素基を表す。)
    下記式(3)で示されるアルコキシカルボニルアミノアルコールを製造する方法であって、
    Figure 0006866569
    (式中、n及びRは上記のそれらと同じ。)
    式(1)で示されるアミノアルコールの25℃における溶解度が2.0mg/mL以下であり、炭素数4以上の非環状エーテルである溶媒の存在下で反応させるアルコキシカルボニルアミノアルコールの製造方法。
  2. 請求項1に記載の方法でアルコキシカルボニルアミノアルコールを製造し、それと低級(メタ)アクリレートとをエステル交換触媒の存在下で反応させて、下記式(4)で示されるアルコキシカルボニルアミノアルキル(メタ)アクリレートを製造する方法であって、
    Figure 0006866569
    (式中、n及びRは上記のそれらと同じで、Rは水素原子又はメチル基を表す。)
    反応終了後の反応液から低級(メタ)アクリレートを留去後に、引き続いて晶析する工程を含むアルコキシカルボニルアミノアルキル(メタ)アクリレートの製造方法。
  3. アミノアルコールが2−アミノエタノール、二炭酸ジアルキルが二炭酸ジ−t−ブチル、アルコキシカルボニルアミノアルコールが2−t−ブトキシカルボニルアミノエタノールである請求項1に記載のアルコキシカルボニルアミノアルコールの製造方法。
  4. アルコキシカルボニルアミノアルコールが2−t−ブトキシカルボニルアミノエタノール、アルコキシカルボニルアミノアルキル(メタ)アクリレートが2−t−ブトキシカルボニルアミノエチル(メタ)アクリレートである請求項2に記載のアルコキシカルボニルアミノアルキル(メタ)アクリレートの製造方法。
  5. 溶媒がt−ブチルメチルエーテル、シクロペンチルメチルエーテル又はジ−i−プロピルエーテルである請求項1又は3に記載のアルコキシカルボニルアミノアルコールの製造方法。
  6. アルコキシカルボニルアミノアルコールを製造する際の溶媒がt−ブチルメチルエーテル、シクロペンチルメチルエーテル又はジ−i−プロピルエーテルである請求項2又は4に記載のアルコキシカルボニルアミノアルキル(メタ)アクリレートの製造方法。
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