以下、添付された図面を参照して実施例を説明する。実施例の説明において、各層(膜)、領域、パターンまたは構造物が基板、各層(膜)、領域、パッドまたはパターンの「上」または「下」に形成されると記載される場合、「上」と「下」は「直接」または「他の層を介して」形成されるものも含む。また、各層の上または下に対する基準は、図面を基準に説明するが、実施例がこれに限定されるものではない。
以下、添付された図面を参照して、本発明の実施例に係る半導体素子、半導体素子の製造方法、半導体素子パッケージ、半導体素子パッケージを含むオブジェクト検出装置に対して詳しく説明する。
本発明の実施例に係る半導体素子は、発光ダイオード素子、レーザーダイオード素子を含む発光素子のうちのいずれか一つからなることができる。例えば、実施例に係る半導体素子は、VCSEL(Vertical Cavity Surface Emitting Laser)半導体素子であってもよい。VCSEL半導体素子は、上部面に垂直する方向にビームを放出することができる。VCSEL半導体素子は、例えば5度〜30度のビーム画角で上部面に垂直する方向にビームを放出することができる。VCSEL半導体素子は、より具体的には15度〜25度のビーム画角で上部面に垂直する方向にビームを放出することができる。VCSEL半導体素子は、円形のビームを放出する単一発光アパーチャー(aperture)または複数の発光アパーチャーを含むことができる。前記発光アパーチャーは、例えば数μm〜数十μmの直径で提供されてもよい。例えば、前記発光アパーチャーは、半導体素子の上部面に垂直する方向に光が放出される領域と定義することができる。
次に、図1および図2を参照して、本発明の実施例に係る半導体素子を説明する。図1は本発明の実施例に係る半導体素子を示した図面であり、図2は図1に示された実施例に係る半導体素子のA‐A線断面図である。
一方、理解を助けるために、図1の図示において、下部に位置した構成要素の配置関係を容易に把握できるように、上部に配置された第1ボンディングパッド155と第2ボンディングパッド165は透明に処理された。
本発明の実施例に係る半導体素子200は、図1および図2に示されたように、複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…、第1電極150、第1ボンディングパッド155、第2ボンディングパッド165を含むことができる。
実施例に係る半導体素子200は、VCSELからなることができ、複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…で生成した光を、例えば5度〜30度のビーム画角で放出することができる。前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…のそれぞれは、第1導電型DBR(Distributed Bragg Reflector)層、活性層、第2導電型DBR層を含むことができる。前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…のそれぞれは、類似する構造を有することができ、図1に示されたA‐A線断面を参照して実施例に係る半導体素子200を説明する。
実施例に係る半導体素子200は、図1および図2に示されたように、複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…を含むことができる。前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…が配置された領域の上部には、前記第2ボンディングパッド165が配置されてもよい。
前記第1電極150は、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…の間に配置されてもよい。前記第1電極150は、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…を露出させる複数の第1開口部を含むことができる。
前記第1電極150に提供された前記複数の第1開口部は、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…の上部面を露出させることができる。前記第1電極150に提供された前記複数の第1開口部は、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…の第2導電型DBR層の上部面を露出させることができる。前記第1電極150は、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…の第1導電型DBR層と電気的に連結されてもよい。前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…を露出させる複数の第1開口部は、実施例に係る半導体素子の製造方法を説明する際にまた説明する。
前記第1ボンディングパッド155は、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…と離隔して配置されてもよい。前記第1ボンディングパッド155は、前記第1電極150と電気的に連結されてもよい。前記第1ボンディングパッド155は、前記第2ボンディングパッド165の側面に沿って配置されてもよい。前記第1ボンディングパッド155は、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…が提供された領域の外縁側面に沿って配置されてもよい。例えば、前記第1ボンディングパッド155は、図1に示されたように、前記第2ボンディングパッド165の両側面に配置されてもよい。
前記第2ボンディングパッド165は、前記第1ボンディングパッド155と離隔して配置されてもよい。前記第2ボンディングパッド165は、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…の第2導電型DBR層に電気的に連結されてもよい。例えば、前記第2ボンディングパッド165は、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…の第2導電型DBR層の上部面に配置されてもよい。
また、実施例に係る半導体素子200は、図1に示されたように、複数のダミー発光構造物D1、D2、D3、D4を含むことができる。前記複数のダミー発光構造物D1、D2、D3、D4は、第1導電型DBR層、活性層、第2導電型DBR層を含むことができる。また、前記複数のダミー発光構造物D1、D2、D3、D4のうち前記第1ダミー発光構造物D1の上部と前記第2ダミー発光構造物D2の上部には、前記第1ボンディングパッド155が配置されてもよい。
次に、図1および図2を参照して、前記第2ボンディングパッド165の下に配置されたP1発光構造物とP2発光構造物を中心に実施例に係る半導体素子200をより詳しく説明する。
実施例に係る半導体素子200は、前記第2ボンディングパッド165の下に配置された複数の発光構造物P1、P2、…を含むことができる。前記複数の発光構造物P1、P2、…は、光を放出する発光アパーチャー130a、130b、…をそれぞれ含むことができる。前記複数の発光構造物P1、P2、…は、相互離隔して配置されてもよい。例えば、前記発光アパーチャー130a、130b、…は、数μm〜数十μmの直径で提供されてもよい。
前記P1発光構造物は、第1導電型の第1DBR層110a、第2導電型の第2DBR層120a、第1活性層115aを含むことができる。前記第1活性層115aは、前記第1DBR層110aと前記第2DBR層120aの間に配置されてもよい。例えば、前記第1活性層115aが前記第1DBR層110aの上に配置され、前記第2DBR層120aが前記第1活性層115aの上に配置されてもよい。前記P1発光構造物は、前記第1活性層115aと前記第2DBR層120aの間に配置された第1アパーチャー層117aをさらに含むことができる。
前記P2発光構造物は、第1導電型の第3DBR層110b、第2導電型の第4DBR層120b、第2活性層115bを含むことができる。前記第2活性層115bは、前記第3DBR層110bと前記第4DBR層120bの間に配置されてもよい。例えば、前記第2活性層115bが前記第3DBR層110bの上に配置され、前記第4DBR層120bが前記第2活性層115bの上に配置されてもよい。前記P2発光構造物は、前記第2活性層115bと前記第4DBR層120bの間に配置された第2アパーチャー層117bをさらに含むことができる。
また、前記P1発光構造物の前記第1DBR層110aと前記P2発光構造物の前記第3DBR層110bの間に第1導電型DBR層113が配置されてもよい。前記第1DBR層110aと前記第3DBR層110bは、前記第1導電型DBR層113によって物理的に連結されてもよい。例えば、前記第1導電型DBR層113の上部面と前記第1DBR層110aの上部面が同一水平面に配置されてもよい。前記第1導電型DBR層113の上部面と前記第3DBR層110cの上部面が同一水平面に配置されてもよい。
また、前記P1発光構造物の前記第1活性層115aと前記P2発光構造物の前記第2活性層115bは、相互離隔して配置されてもよい。また、前記P1発光構造物の前記第2DBR層120aと前記P2発光構造物の前記第4DBR層120bは、相互離隔して配置されてもよい。
実施例に係る半導体素子200は、図1および図2に示されたように、絶縁層140を含むことができる。前記絶縁層140は、前記P1発光構造物の側面に配置されてもよい。前記絶縁層140は、前記P1発光構造物の側面の周りをカバーするように配置されてもよい。前記絶縁層140は、前記P2発光構造物の側面に配置されてもよい。前記絶縁層140は、前記P2発光構造物の側面の周りをカバーするように配置されてもよい。
また、前記絶縁層140は、前記P1発光構造物と前記P2発光構造物の間に配置されてもよい。前記絶縁層140は、前記第1導電型DBR層113の上に配置されてもよい。
前記絶縁層140は、前記P1発光構造物の上部面を露出させることができる。前記絶縁層140は、前記P1発光構造物の前記第2DBR層120aの上部面を露出させることができる。前記絶縁層140は、前記P2発光構造物の上部面を露出させることができる。前記絶縁層140は、前記P2発光構造物の前記第4DBR層120bの上部面を露出させることができる。前記絶縁層140は、前記P1発光構造物の上部面と前記P2発光構造物の上部面を露出させる第2開口部を含むことができる。前記P1発光構造物の上部面と前記P2発光構造物の上部面を露出させる第2開口部については、実施例に係る半導体素子の製造方法を説明する際にまた説明する。
実施例に係る半導体素子200は、図1および図2に示されたように、第1電極150を含むことができる。前記第1電極150は、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…の間に配置されてもよい。前記第1電極150は、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…を露出させる複数の第1開口部を含むことができる。
前記第1電極150は、前記第1導電型DBR層113の上に配置されてもよい。前記第1電極150は、前記第1DBR層110aと電気的に連結されてもよい。前記第1電極150は、前記第3DBR層110bと電気的に連結されてもよい。前記第1電極150は、前記絶縁層140の下に配置されてもよい。前記第1電極150は、前記P1発光構造物と前記P2発光構造物の間の領域で前記絶縁層140の下に配置されてもよい。前記第1電極150は、前記P1発光構造物と前記P2発光構造物の間の領域で前記絶縁層140と前記第1導電型DBR層113の間に配置されてもよい。
例えば、前記第1電極150の下部面が前記第1導電型DBR層113の上部面に直接接触して配置されてもよい。前記第1電極150の上部面が前記絶縁層140の下部面に直接接触して配置されてもよい。前記第1電極150は、前記第1DBR層110aと前記第3DBR層110bと電気的に共通連結されてもよい。
実施例に係る半導体素子200は、図1および図2に示されたように、前記第1ボンディングパッド155と前記第2ボンディングパッド165を含むことができる。
実施例によれば、前記第1ボンディングパッド155は、複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…の第1導電型DBR層に電気的に連結されてもよい。実施例によれば、前記第1ボンディングパッド155は、複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…の第1導電型DBR層に電気的に共通連結されてもよい。
前記第2ボンディングパッド165は、複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…の第2導電型DBR層に電気的に連結されてもよい。実施例によれば、前記第2ボンディングパッド165は、複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…の第2導電型DBR層に電気的に共通連結されてもよい。
実施例に係る半導体素子200は、図1および図2に示されたように、複数のダミー発光構造物D1、D2、D3、D4を含むことができる。前記複数のダミー発光構造物D1、D2、D3、D4は、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…と離隔して配置されてもよい。
前記複数のダミー発光構造物D1、D2、D3、D4は、前記第2ボンディングパッド165から離隔して配置されてもよい。例えば、第1ダミー発光構造物D1の上部領域に前記第1ボンディングパッド155が配置されてもよい。また、前記第2ダミー発光構造物D2の上部領域に前記第1ボンディングパッド155が配置されてもよい。前記複数のダミー発光構造物D1、D2、D3、D4は、類似する構造を有することができる。
前記第1ダミー発光構造物D1は、第1導電型DBR層113、第2導電型DBR層119を含むことができる。また、前記第1ダミー発光構造物D1は、活性層116とアパーチャー層118を含むことができる。
実施例に係る半導体素子200は、図1および図2に示されたように、パッド電極153を含むことができる。前記パッド電極153は、前記第1電極150と電気的に連結されてもよい。前記パッド電極153は、前記第1発光構造物P1と前記第2発光構造物P2の間に配置された前記第1電極150から延長されて配置されてもよい。前記パッド電極153と前記第1電極150の連結関係については、実施例に係る半導体素子の製造方法を説明する際にまた説明する。
前記パッド電極153は、前記第1導電型DBR層113に電気的に連結されてもよい。前記パッド電極153は、前記活性層116に電気的に連結されてもよい。前記パッド電極153は、前記第2導電型DBR層119に電気的に連結されてもよい。前記パッド電極153は、前記第1導電型DBR層113と前記第2導電型DBR層119に電気的に共通連結されてもよい。これによって、前記第1ダミー発光構造物D1は、光を生成しなくてもよい。
前記パッド電極153は、前記第1ダミー発光構造物D1と前記第2ダミー発光構造物D2の上に配置されてもよい。前記パッド電極153は、前記第1ダミー発光構造物D1の上部面の上に配置されてもよい。前記パッド電極153は、前記第2ダミー発光構造物D2の上部面の上に配置されてもよい。前記パッド電極153は、前記第1ダミー発光構造物D1と前記第2ダミー発光構造物D2に提供された前記第2導電型DBR層119の上に配置されてもよい。
実施例によれば、前記パッド電極153の上に前記第1ボンディングパッド155が配置されてもよい。前記パッド電極153の側面に前記絶縁層140が配置されてもよい。前記絶縁層140によって露出された前記パッド電極153の上部面に前記第1ボンディングパッド155が配置されてもよい。
一方、実施例に係る半導体素子200は、図1および図2に示されたように、基板105をさらに含むことができる。前記基板105の上に複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…と複数のダミー発光構造物D1、D2、D3、D4が配置されてもよい。例えば、前記基板105は、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…と前記複数のダミー発光構造物D1、D2、D3、D4が成長できる成長基板であってもよい。例えば、前記基板105は、真性半導体基板であってもよい。
実施例に係る半導体素子200によれば、前記第1ボンディングパッド155と前記第2ボンディングパッド165を介して前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…に電源が提供されてもよい。前記第1ボンディングパッド155が前記パッド電極153を介して前記第1電極150に電気的に連結されてもよい。そして、前記第1電極150が前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…の第1導電型DBR層に電気的に連結されてもよい。また、前記第2ボンディングパッド165が前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…の第2導電型DBR層の上部面の上に配置されてもよい。例えば、前記第2ボンディングパッド165の下部面が前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…の第2導電型DBR層の上部面に直接接触して配置されてもよい。
従って、実施例によれば、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…に電源が提供される際に、前記基板105の下部面を介して電源が印加される必要がない。従来の半導体素子において、前記基板の下部面を介して電源が印加される必要がある場合、前記基板105が必ず導電性基板から提供されなければならない。ところが、実施例に係る半導体素子200によれば、前記基板105は、導電性基板であってもよく、絶縁性基板であってもよい。例えば、実施例に係る前記基板105は、真性半導体基板から提供されてもよい。
また、前記基板105は、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…が成長基板から成長した後、成長基板が除去され、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…に付着された基板であってもよい。例えば、前記支持基板は、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…で生成した光が透過できる透明基板であってもよい。
一方、実施例に係る半導体素子200は、図1および図2に示されたように、前記半導体素子200の下部方向に光が放出されるように具現されてもよい。即ち、実施例に係る半導体素子200によれば、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…をなす活性層から第1導電型DBR層が配置された方向に光が放出されてもよい。前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…をなす活性層から前記基板105が配置された方向に光が放出されてもよい。
実施例によれば、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…の第2導電型DBR層の上部面に前記第2ボンディングパッド165が接触して配置される。また、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…の第1導電型DBR層に前記第1電極150が連結されて配置され、前記第1電極150から延長された前記パッド電極153の上に前記第1ボンディングパッド155が接触して配置される。これによって、前記第1ボンディングパッド155および前記第2ボンディングパッド165を介して前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…で発生した熱が外部に効果的に放出される。
一方、一般的な半導体素子の場合、発光構造物で発生した熱によって電力変換効率(PCE:Power Conversion Efficiency)が著しく低下すると知られている。そして、下部に配置された基板を介して発光構造物に電源が提供される場合、一般的に基板を介して熱放出がなされる。ところが、基板の熱伝導率が低いので、発光構造物で発生した熱を外部に放出され難くなる。例えば、GaAs基板の場合、熱伝導率が52W/(m*K)として低いと知られている。
ところが、実施例によれば、前記第1ボンディングパッド155と前記第2ボンディングパッド165を介して外部の放熱基板等に連結されるので、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…で発生した熱を外部に効果的に放出できるようになる。従って、実施例によれば、半導体素子200で発生した熱を外部に効果的に排出できるので、電力変化効率(PCE)が向上する。
一方、実施例に係る半導体素子200によれば、以上で説明したように、前記半導体素子200の下部方向に光が放出されるように具現されてもよい。実施例に係る半導体素子200によれば、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…の下部領域に提供された第1導電型DBR層の反射率が上部領域に提供された第2導電型DBR層の反射率より小さく選択されてもよい。これによって、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…で生成した光が前記半導体素子200の基板105の方向に放出されることになる。
また、実施例に係る半導体素子200によれば、前記絶縁層140がDBR層からなることができる。これによって、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…で生成した光が上部に配置された前記絶縁層140に反射されて下部方向に効果的に抽出される。
例えば、前記絶縁層140は、SiO2とTiO2が複数の層に積層されて形成されたDBR層からなることができる。また、前記絶縁層140は、Ta2O3とSiO2が複数の層に積層されて形成されたDBR層からなることができる。また、前記絶縁層140は、SiO2とSi3N4が複数の層に積層されて形成されたDBR層からなることができる。
一方、従来の半導体素子において、基板を介して発光構造物に電源を提供する場合、基板が導電性である必要がある。これによって、導電性半導体基板が適用される場合、導電性を向上させるために基板にドーパントが添加される。ところが、基板に添加されたドーパントは、放出される光に対する吸収および散乱(Absorption and Scattering)現象を生じさせるので、電力変換効率(PCE)を低下させる原因となる。
ところが、実施例に係る半導体素子200によれば、以上で説明したように、前記基板105が導電性基板である必要がないので、前記基板105に別途のドーパントが添加されなくてもよい。これによって、実施例に係る前記基板105にドーパントが添加されなくてもよいので、前記基板105においてドーパントによる吸収および散乱が発生する現象を減らすことができる。従って、実施例によれば、複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…で発生した光を下部方向に効果的に提供することができ、電力変換効率(PCE)が向上する。
また、実施例に係る半導体素子200は、前記基板105の下部面に提供された無反射層をさらに含むことができる。前記無反射層は、前記半導体素子200から放出される光が前記基板105の表面で反射されることを防止し透過させることで、反射による光損失を改善することができる。
また、実施例に係る半導体素子200によれば、前記第1ボンディングパッド155に連結された前記第1電極150と前記第2ボンディングパッド165によって前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…の間に電流拡散が効率的に行われる。これによって、実施例に係る半導体素子200によれば、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…において電流の密集なく電流が効率的に拡散され、光抽出効率が向上する。
一方、図1および図2を参照して説明した実施例に係る半導体素子200は、第1ダミー発光構造物D1と第2ダミー発光構造物D2の上に前記第1ボンディングパッド155が提供された場合をベースに説明した。
ところが、別の実施例に係る半導体素子によれば、前記第1ボンディングパッド155は、一つのダミー発光構造物の上のみに提供されてもよい。また、前記第1ボンディングパッド155は、3つのダミー発光構造物の上または4つのダミー発光構造物の上に提供されてもよい。
前記第1ボンディングパッド155が提供される領域は、半導体素子の大きさ、求められる電流拡散(current spreading)の程度等を考慮して、弾力的に選択することができる。例えば、半導体素子のサイズが大きいか、電流拡散の必要性が大きい半導体素子の場合にも、半導体素子の4つの側面に前記第1ボンディングパッド155が配置される。
次に、本発明の実施例に係る半導体素子の製造方法を図面を参照して説明する。実施例に係る半導体素子の製造方法の説明において、図1および図2を参照して説明した内容と重なる事項に対しては、その説明を省略することがある。
まず、図3aおよび図3bは、本発明の実施例に係る半導体素子の製造方法において複数の発光構造物とダミー発光構造物が形成された例を示した図面である。図3aは実施例に係る半導体素子の製造方法によって複数の発光構造物とダミー発光構造物が形成されたステップを示した平面図であり、図3bは図3aに示された実施例に係る半導体素子のA‐A線断面図である。
実施例に係る半導体素子の製造方法によれば、図3aおよび図3bに示されたように、基板105に複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…が形成される。また、前記基板105に複数のダミー発光構造物D1、D2、D3、D4が形成される。例えば、前記複数のダミー発光構造物D1、D2、D3、D4は、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…周辺に形成される。
前記基板105は、真性半導体基板、導電性基板、絶縁性基板から選択されたいずれか一つからなることができる。例えば、前記基板105は、GaAs真性半導体基板であってもよい。また、前記基板105は、銅(Cu)、金(Au)、ニッケル(Ni)、モリブデン(Mo)、銅-タングステン(Cu-W)、キャリアウェハ(例えば、Si、Ge、AlN、GaAs、ZnO、SiC等)を含む導電性物質から選択された少なくとも一つからなることができる。
例えば、前記基板105に、第1導電型DBR層、活性層、第2導電型DBR層が順に形成される。そして、第2導電型DBR層と活性層に対するメサエッチングによって前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…が形成されてもよい。また、第2導電型DBR層と活性層に対するメサエッチングによって前記複数のダミー発光構造物D1、D2、D3、D4が形成される。前記複数のダミー発光構造物D1、D2、D3、D4は、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…が形成された領域の側面に形成されてもよい。
前記複数の発光構造物P1、P2、…は、第1導電型DBR層110a、110b、…、活性層115a、115b、…、アパーチャー層117a、117b、…、第2導電型DBR層120a、120b、…を含むことができる。前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4…の周りに第1導電型DBR層113が提供されてもよい。前記第1導電型DBR層113は、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…の間の領域に配置されてもよい。
また、実施例に係る前記複数のダミー発光構造物D1、D2、D3、D4は、第1導電型DBR層113、活性層116、アパーチャー層118、第2導電型DBR層119を含むことができる。例えば、前記複数のダミー発光構造物D1、D2、D3、D4は、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…が形成された領域の側面に沿って幅を有するライン状に提供されてもよい。
例えば、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…と前記複数のダミー発光構造物D1、D2、D3、D4は、複数の化合物半導体層に成長することができる。前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…と前記複数のダミー発光構造物D1、D2、D3、D4は、電子ビーム蒸着装置、PVD(physical vapor deposition)、CVD(chemical vapor deposition)、PLD(plasma laser deposition)、二重型熱蒸着器(dual-type thermal evaporator)、スパッタリング(sputtering)、MOCVD(metal organic chemical vapor deposition)等によって形成されてもよい。
前記複数の発光構造物P1、P2、…をなす前記第1導電型DBR層110a、110b、…は、第1導電型のドーパントがドーピングされたIII族‐V族またはII族‐VI族の化合物半導体のうち少なくとも一つから提供されてもよい。前記複数のダミー発光構造物D1、D2、D3、D4をなす前記第1導電型DBR層113は、第1導電型のドーパントがドーピングされたIII族‐V族またはII族‐VI族の化合物半導体のうち少なくとも一つから提供されてもよい。
例えば、前記第1導電型DBR層113、110a、110b、…は、GaAs、GaAl、InP、InAs、GaPを含むグループのうちの一つからなることができる。前記第1導電型DBR層113、110a、110b、…は、例えばAlxGa1-xAs(0<x<1)/AlyGa1-yAs(0<y<1)(y<x)の組成式を有する半導体物質から提供されてもよい。前記第1導電型DBR層1133、110a、110b、…は、第1導電型のドーパント、例えばSi、Ge、Sn、Se、Te等のn型ドーパントがドーピングされたn型半導体層となることができる。前記第1導電型DBR層113、110a、110b、…は、異なる半導体層を交互に配置してλ/4nの厚さを有するDBR層であってもよい。
前記複数の発光構造物P1、P2、…をなす前記活性層115a、115b、…は、III族‐V族またはII族‐VI族の化合物半導体のうち少なくとも一つから提供されてもよい。前記複数のダミー発光構造物D1、D2、D3、D4をなす前記活性層116は、III族‐V族またはII族‐VI族の化合物半導体のうち少なくとも一つから提供されてもよい。
例えば、前記活性層116、115a、115b、…は、GaAs、GaAl、InP、InAs、GaPを含むグループのうちの一つからなることができる。前記活性層116、115a、115b、…は、多重井戸構造にて具現された場合、前記活性層116、115a、115b、…は、交互に配置された複数の井戸層と複数の障壁層を含むことができる。前記複数の井戸層は、例えば、InpGa1-pAs(0≦≦p≦≦1)の組成式を有する半導体材料から提供されてもよい。前記障壁層は、例えばInqGa1-qAs(0≦≦q≦≦1)の組成式を有する半導体材料から配置されてもよい。
前記複数の発光構造物P1、P2、…をなす前記アパーチャー層117a、117b、…は、前記活性層115a、115b、…の上に配置されてもよい。前記アパーチャー層117a、117b、…は、中心部に円形の開口部が含むことができる。前記アパーチャー層117a、117b、…は、前記活性層115a、115b、…の中心部に電流が集中するように電流移動を制限する機能を含むことができる。即ち、前記アパーチャー層117a、117b、…は、共振波長を調整し、前記活性層115a、115b、…から垂直方向に発光するビームの角を調節することができる。前記アパーチャー層117a、117b、…は、SiO2またはAl2O3のような絶縁物質を含むことができる。また、前記アパーチャー層117a、117b、…は、前記活性層115a、115b、…、第1導電型DBR層110a、110b、…および第2導電型DBR層120a、120b、…より高いバンドギャップエネルギーを有することができる。
前記複数のダミー発光構造物D1、D2、D3、D4をなすアパーチャー層118は、前記活性層116の上に配置されてもよい。ただし、図1および図2を参照して説明したように、前記複数のダミー発光構造物D1、D2、D3、D4に配置された前記アパーチャー層118は、前記複数の発光構造物P1、P2、…に提供された前記アパーチャー層117a、117bの機能とは異なり、前記活性層116の中心部に電流が集中するように電流移動を制限する機能はしない。実施例によれば、前記複数のダミー発光構造物D1、D2、D3、D4に配置された前記第1導電型DBR層113と前記第2導電型DBR層119の間に共通電圧が印加されるからである。
前記複数の発光構造物P1、P2、…をなす前記第2導電型DBR層120a、120b、…は、第2導電型のドーパントがドーピングされたIII族‐V族またはII族‐VI族の化合物半導体のうち少なくとも一つから提供されてもよい。前記複数のダミー発光構造物D1、D2、D3、D4をなす前記第2導電型DBR層119は、第2導電型のドーパントがドーピングされたIII族‐V族またはII族‐VI族の化合物半導体のうち少なくとも一つから提供されてもよい。
例えば、前記第2導電型DBR層119、120a、120b、…は、GaAs、GaAl、InP、InAs、GaPを含むグループのうちの一つからなることができる。前記第2導電型DBR層119、120a、120b、…は、例えばAlxGa1-xAs(0<x<1)/AlyGa1-yAs(0<y<1)(y<x)の組成式を有する半導体材料からなることができる。前記第2導電型DBR層119、120a、120b、…は、第2導電型のドーパント、例えばMg、Zn、Ca、Sr、Baのようなp型ドーパントを有するp型半導体層であってもよい。前記第2導電型DBR層119、120a、120b、…は、異なる半導体層を交互に配置してλ/4nの厚さを有するDBR層であってもよい。
例えば、前記第2導電型DBR層120a、120b、…は、前記第1導電型DBR層110a、110b、…より大きい反射率を有することができる。例えば、前記第2導電型DBR層120a、120b、…と前記第1導電型DBR層110a、110b、…は、90%以上の反射率によって垂直方向に共振キャビティを形成することができる。このとき、生成された光は、前記第2導電型DBR層120a、120b、…の反射率より低い前記第1導電型DBR層110a、110b、…を介して外部に放出されてもよい。
次に、図4aおよび4bに示されたように、実施例に係る第1電極150と電極パッド153が形成される。
図4aおよび図4bは、本発明の実施例に係る半導体素子の製造方法において第1電極と電極パッドが形成された例を示した図面である。図4aは実施例に係る半導体素子の製造方法によって第1電極と電極パッドが形成されたステップを示した平面図であり、図4bは図4aに示された実施例に係る半導体素子のA‐A線断面図である。
実施例によれば、図4aおよび図4bに示されたように、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…の周りに前記第1電極150が形成される。前記第1電極150は、前記第1導電型DBR層113の上に形成され、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…を露出させる第1開口部H1を含むことができる。前記第1電極150は、前記前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…の間の領域に形成されてもよい。
例えば、前記第1電極150の面積Aeが前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…の面積Amより大きく提供されてもよい。ここで、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…の面積Amとは、メサエッチングによってエッチングされず残っている前記活性層115a、115b、…の面積を意味することができる。前記第1電極150の面積Aeに対する前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…の面積Amの比率Am/Aeは、例えば25%より大きく提供されてもよい。実施例に係る半導体素子200によれば、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…の個数および直径は、応用例に応じて多様に変形することができる。
実施例によれば、前記第1電極150の面積Aeに対する前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…の面積Amの比率Am/Aeは、例えば25%〜70%に提供されてもよい。別の実施例によれば、前記第1電極150の面積Aeに対する前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…の面積Amの比率Am/Aeは、例えば30%〜60%に提供されてもよい。
実施例に係る半導体素子200の適用例に応じて、前記半導体素子200に配置された前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…の個数および直径は、多様に変更することができる。次の表1は、一例として621個の発光構造物が提供された半導体素子に対するデータを示したものである。
また、実施例に係る半導体素子の製造方法によれば、図4aおよび図4bに示されたように、前記ダミー発光構造物D1、D2、D3、D4の上に配置されたパッド電極153が形成される。前記パッド電極153は、前記第1電極150から延長されて形成されてもよい。前記パッド電極153は、前記ダミー発光構造物D1、D2、D3、D4の前記第2導電型DBR層119の上に形成されてもよい。
実施例によれば、前記第1電極150と前記パッド電極153に共通で電圧が供給される。前記第1電極150と前記パッド電極153は、等電位面を提供することができる。
例えば、前記第1電極150と前記電極パッド153は、Ag、Ni、Al、Rh、Pd、Ir、Ru、Mg、Zn、Pt、Au、Hf、Ti、W、Crおよびこれらのうち2以上の合金から構成された物質を含むグループから選択された物質からなることができる。前記第1電極150と前記電極パッド153は、一つの層または複数の層に形成されてもよい。前記第1電極150と前記電極パッド153は、例えば反射金属として複数の金属層を適用することができ、接着層としてCrまたはTi等を適用することができる。例えば、前記第1電極150と前記電極パッド153は、Cr/Al/Ni/Au/Ti層からなることができる。
続いて、図5aおよび図5bに示されたように、実施例に係る前記第1電極150の上に絶縁層140が形成される。
図5aおよび図5bは、本発明の実施例に係る半導体素子の製造方法において絶縁層が形成された例を示した図面である。図5aは実施例に係る半導体素子の製造方法によって絶縁層が形成されたステップを示した平面図であり、図5bは図5aに示された実施例に係る半導体素子のA‐A線断面図である。
実施例によれば、図5aおよび図5bに示されたように、前記第1電極150の上に前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…の上部面を露出させる前記絶縁層140が形成される。前記絶縁層140は、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…の側面に形成されてもよい。前記絶縁層140は、前記第1導電型DBR層113の上に形成されてもよい。前記絶縁層140は、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…の間の領域に形成されてもよい。
前記絶縁層140は、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…の上部面を露出させる複数の第2開口部H2を含むことができる。前記第2開口部H2の大きさは、前記第1開口部H1の大きさより小さく提供されてもよい。例えば、前記複数の第2開口部H2は、前記複数の第1開口部H1が提供された領域に整列して配置されてもよい。
実施例によれば、前記絶縁層140は、前記電極パッド153の上部面を露出させることができる。前記絶縁層140は、前記第3ダミー発光構造物D3の上に形成されてもよい。また、前記絶縁層140は、前記第4ダミー発光構造物D4の上に形成されてもよい。
前記絶縁層140は、絶縁物質から提供されてもよい。例えば、前記絶縁層140は、SiO2、TiO2、Ta2O5、SiOx、SiOxNy、Si3N4、Al2O3を含むグループから選択された少なくとも一つの物質からなることができる。また、前記絶縁層140は、DBR層から形成されてもよい。実施例によれば、前記絶縁層140がDBR層から提供されることで、複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…で発生した光が効率的に反射されて下部方向に抽出される。例えば、前記絶縁層140は、SiO2とTiO2が複数の層に積層されて形成されたDBR層からなることができる。また、前記絶縁層140は、Ta2O3とSiO2が複数の層に積層されて形成されたDBR層からなることができる。また、前記絶縁層140は、SiO2とSi3N4が複数の層に積層されて形成されたDBR層からなることができる。
そして、図6aおよび図6bに示されたように、実施例に係る前記パッド電極153の上に第1ボンディングパッド155が形成され、前記複数の発光構造物P1、P2、…の第2導電型DBR層の上に第2ボンディングパッド165が形成される。
図6aおよび図6bは、本発明の実施例に係る半導体素子の製造方法において第1ボンディングパッドと第2ボンディングパッドが形成された例を示した図面である。図6aは実施例に係る半導体素子の製造方法によって第1ボンディングパッドと第2ボンディングパッドが形成されたステップを示した平面図であり、図6bは図6aに示された実施例に係る半導体素子のA‐A線断面図である。
実施例によれば、図6aおよび図6bに示されたように、前記第1ボンディングパッド155と前記第2ボンディングパッド165が離隔して形成されてもよい。
前記第1ボンディングパッド155は、前記第1ダミー発光構造物D1と前記第2ダミー発光構造物D2の上に形成されてもよい。前記第1ボンディングパッド155は、前記第1ダミー発光構造物D1の上に配置され、前記パッド電極153と電気的に連結されてもよい。例えば、前記第1ボンディングパッド155は、前記パッド電極153の上部面に直接接触して配置されてもよい。前記第1ボンディングパッド155は、前記第2ダミー発光構造物D2の上に配置されてもよい。また、前記第1ボンディングパッド155は、前記第2ダミー発光構造物D2に提供されたパッド電極に直接接触して配置されてもよい。
実施例によれば、前記第1ボンディングパッド155は、複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…の第1導電型DBR層に電気的に連結されてもよい。実施例によれば、前記第1ボンディングパッド155は、複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…の第1導電型DBR層に電気的に共通連結されてもよい。
前記第2ボンディングパッド165は、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…の上に形成されてもよい。前記第2ボンディングパッド165は、前記複数の発光構造物P1、P2、…の第2導電型DBR層120a、120b、…の上に形成されてもよい。また、前記第2ボンディングパッド165は、前記絶縁層140の上に形成されてもよい。
前記第2ボンディングパッド165は、複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…の第2導電型DBR層に電気的に連結されてもよい。実施例によれば、前記第2ボンディングパッド165は、複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…の第2導電型DBR層に電気的に共通連結されてもよい。
前記第2ボンディングパッド165は、前記絶縁層140に提供された前記第2開口部H2の上に配置されてもよい。例えば、前記第2ボンディングパッド165の下部面が前記第2開口部H2を介して前記複数の発光構造物P1、P2、…の第2導電型DBR層120a、120b、…の上部面に直接接触して配置されてもよい。
例えば、前記第1ボンディングパッド155と前記第2ボンディングパッド165は、Ag、Ni、Al、Rh、Pd、Ir、Ru、Mg、Zn、Pt、Au、Hf、Ti、W、Cr、Cuおよびこれらのうち2以上の合金から構成された物質を含むグループから選択された物質からなることができる。前記第1ボンディングパッド155と前記第2ボンディングパッド165は、一つの層または複数の層に形成されてもよい。前記第1ボンディングパッド155と前記第2ボンディングパッド165は、例えばソルダーボンディング(solder bonding)からSn拡散を防止するために、Cr、Cu等の拡散バリアー金属を含むことができる。例えば、前記第1ボンディングパッド155と前記第2ボンディングパッド172は、Ti、Ni、Cu、Cr、Auを含む複数の層に形成されてもよい。
実施例に係る半導体素子200によれば、前記第1ボンディングパッド155と前記第2ボンディングパッド165を介して前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…に電源が提供されてもよい。
従って、実施例によれば、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…に電源が提供される際に、前記基板105の下部面を介して電源が印加される必要がない。従来の半導体素子において、前記基板の下部面を介して電源が印加される必要がある場合、前記基板105が必ず導電性基板から提供されなければならない。ところが、実施例に係る半導体素子200によれば、前記基板105は、導電性基板であってもよく、絶縁性基板であってもよい。例えば、実施例に係る前記基板105は、真性半導体基板から提供されてもよい。
また、前記基板105は、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…が成長基板から成長した後、成長基板が除去され、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…に付着された基板であってもよい。例えば、前記支持基板は、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…で生成した光が透過できる透明基板であってもよい。
一方、実施例に係る半導体素子200は、前記半導体素子200の下部方向に光が放出されるように具現されてもよい。即ち、実施例に係る半導体素子200によれば、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…をなす活性層から第1導電型DBR層が配置された方向に光が放出されてもよい。前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…をなす活性層から前記基板105が配置された方向に光が放出されてもよい。
実施例によれば、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…の第2導電型DBR層の上部面に前記第2ボンディングパッド165が接触して配置される。また、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…の第1導電型DBR層に前記第1電極150が連結されて配置され、前記第1電極150から延長された前記パッド電極153の上に前記第1ボンディングパッド155が接触して配置される。これによって、前記第1ボンディングパッド155および前記第2ボンディングパッド165を介して前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…で発生した熱が外部に効果的に放出される。
一方、一般的な半導体素子の場合、発光構造物で発生した熱によって電力変換効率(PCE:Power Conversion Efficiency)が著しく低下すると知られている。そして、下部に配置された基板を介して発光構造物に電源が提供される場合、一般的に基板を介して熱放出がなされる。ところが、基板の熱伝導率が低いので、発光構造物で発生した熱を外部に放出され難くなる。例えば、GaAs基板の場合、熱伝導率が52W/(m*K)として低いと知られている。
ところが、実施例によれば、前記第1ボンディングパッド155と前記第2ボンディングパッド165を介して外部の放熱基板等に連結されるので、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…で発生した熱を外部に効果的に放出できるようになる。従って、実施例によれば、半導体素子200で発生した熱を外部に効果的に排出できるので、電力変化効率(PCE)が向上する。
一方、実施例に係る半導体素子200によれば、以上で説明したように、前記半導体素子200の下部方向に光が放出されるように具現されてもよい。実施例に係る半導体素子200によれば、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…の下部領域に提供された第1導電型DBR層の反射率が上部領域に提供された第2導電型DBR層の反射率より小さく選択されてもよい。これによって、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…で生成した光が前記半導体素子200の基板105の方向に放出されることになる。
また、実施例に係る半導体素子200によれば、前記絶縁層140がDBR層からなることができる。これによって、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…で生成した光が上部に配置された前記絶縁層140に反射されて下部方向に効果的に抽出される。
一方、従来の半導体素子において、基板を介して発光構造物に電源を提供する場合、基板が導電性である必要がある。これによって、導電性半導体基板が適用される場合、導電性を向上させるために基板にドーパントが添加される。ところが、基板に添加されたドーパントは、放出される光に対する吸収および散乱(Absorption and Scattering)現象を生じさせるので、電力変換効率(PCE)を低下させる原因となる。
ところが、実施例に係る半導体素子200によれば、以上で説明したように、前記基板105が導電性基板である必要がないので、前記基板105に別途のドーパントが添加されなくてもよい。これによって、実施例に係る前記基板105にドーパントが添加されなくてもよいので、前記基板105においてドーパントによる吸収および散乱が発生する現象を減らすことができる。従って、実施例によれば、複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…で発生した光を下部方向に効果的に提供することができ、電力変換効率(PCE)が向上する。
また、実施例に係る半導体素子200によれば、前記第1ボンディングパッド155に連結された前記第1電極150と前記第2ボンディングパッド165によって前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…の間に電流拡散が効率的に行われる。これによって、実施例に係る半導体素子200によれば、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…において電流の密集なく電流が効率的に拡散され、光抽出効率が向上する。
一方、図7は本発明の実施例に係る半導体素子の別の例を示した図面である。以下、図7を参照して実施例に係る半導体素子の別の例を説明する際に、以上の図1〜図6aおよび図6bを参照して説明した半導体素子の内容と重なる事項に対しては、その説明を省略することがある。
実施例に係る半導体素子200は、図7に示されたように、図1および図2を参照して説明した実施例に係る半導体素子に比べて、第2電極160をさらに含むことができる。
本発明の実施例に係る半導体素子200は、図7に示されたように、複数の発光構造物P1、P2、…、第1電極150、第2電極160、第1ボンディングパッド155、第2ボンディングパッド165を含むことができる。
前記第1電極150は、前記複数の発光構造物P1、P2、…の間に配置されてもよい。前記第1電極150は、前記複数の発光構造物P1、P2、…を露出させる複数の第1開口部を含むことができる。
前記第1電極150に提供された前記複数の第1開口部は、前記複数の発光構造物P1、P2、…の上部面を露出させることができる。前記第1電極150に提供された前記複数の第1開口部は、前記複数の発光構造物P1、P2、…の第2導電型DBR層の上部面を露出させることができる。前記第1電極150は、前記複数の発光構造物P1、P2、…の第1導電型DBR層と電気的に連結されてもよい。
前記第2電極150は、前記複数の発光構造物P1、P2、…の第2導電型DBR層に電気的に連結されてもよい。前記第2電極150は、前記複数の発光構造物P1、P2、…の第2導電型DBR層に電気的に共通連結されてもよい。前記第2電極150は、前記複数の発光構造物P1、P2、…の第2導電型DBR層の上部面に配置されてもよい。例えば、前記第2電極150の下部面が前記複数の発光構造物P1、P2、…の第2導電型DBR層の上部面に直接接触して配置されてもよい。
前記第1ボンディングパッド155は、前記複数の発光構造物P1、P2、…と離隔して配置されてもよい。前記第1ボンディングパッド155は、前記第1電極150と電気的に連結されてもよい。
実施例によれば、前記第1ボンディングパッド155は、複数の発光構造物P1、P2、…の第1導電型DBR層に電気的に連結されてもよい。実施例によれば、前記第1ボンディングパッド155は、複数の発光構造物P1、P2、…の第1導電型DBR層に電気的に共通連結されてもよい。
前記第2ボンディングパッド165は、前記第1ボンディングパッド155と離隔して配置されてもよい。前記第2ボンディングパッド165は、前記複数の発光構造物P1、P2、…の第2導電型DBR層に電気的に連結されてもよい。前記第2ボンディングパッド165は、複数の発光構造物P1、P2、…の第2導電型DBR層に電気的に共通連結されてもよい。例えば、前記第2ボンディングパッド165は、前記複数の発光構造物P1、P2、…の第2導電型DBR層の上部面に配置されてもよい。
実施例によれば、前記第2電極160は、前記複数の発光構造物P1、P2、…の第2導電型DBR層の上部面と前記第2ボンディングパッド165の間に配置されてもよい。前記第2電極160は、前記第2ボンディングパッド165と前記複数の発光構造物P1、P2、…の第2導電型DBR層の間のオーミック特性を向上させることができる。
例えば、前記第2電極160は、Ag、Ni、Al、Rh、Pd、Ir、Ru、Mg、Zn、Pt、Au、Hf、Ti、W、Crおよびこれらのうち2以上の合金から構成された物質を含むグループから選択された物質からなることができる。前記第2電極160は、一つの層または複数の層に形成されてもよい。
また、実施例に係る半導体素子200は、図1に示されたように、複数のダミー発光構造物D1、D2、D3、D4を含むことができる。前記複数のダミー発光構造物D1、D2、D3、D4は、第1導電型DBR層、活性層、第2導電型DBR層を含むことができる。また、前記複数のダミー発光構造物D1、D2、D3、D4のうち前記第1ダミー発光構造物D1の上部と前記第2ダミー発光構造物D2の上部には、前記第1ボンディングパッド155が配置されてもよい。
前記複数のダミー発光構造物D1、D2、D3、D4は、前記第2ボンディングパッド165から離隔して配置されてもよい。例えば、第1ダミー発光構造物D1の上部領域に前記第1ボンディングパッド155が配置されてもよい。
前記第1ダミー発光構造物D1は、第1導電型DBR層113、第2導電型DBR層119を含むことができる。また、前記第1ダミー発光構造物D1は、活性層116とアパーチャー層118を含むことができる。
実施例に係る半導体素子200は、図7に示されたように、パッド電極153を含むことができる。前記パッド電極153は、前記第1電極150と電気的に連結されてもよい。前記パッド電極153は、前記第1発光構造物P1と前記第2発光構造物P2の間に配置された前記第1電極150から延長されて配置されてもよい。
前記パッド電極153は、前記第1導電型DBR層113に電気的に連結されてもよい。前記パッド電極153は、前記活性層116に電気的に連結されてもよい。前記パッド電極153は、前記第2導電型DBR層119に電気的に連結されてもよい。前記パッド電極153は、前記第1導電型DBR層113と前記第2導電型DBR層119に電気的に共通連結されてもよい。これによって、前記第1ダミー発光構造物D1は、光を生成しなくてもよい。
実施例によれば、前記パッド電極153の上に前記第1ボンディングパッド155が配置されてもよい。前記パッド電極153の側面に前記絶縁層140が配置されてもよい。前記絶縁層140によって露出された前記パッド電極153の上部面に前記第1ボンディングパッド155が配置されてもよい。
また、前記絶縁層140は、前記第1発光構造物P1の周りと第2発光構造物P2の周りで、前記第1電極150の上部面と前記第2ボンディングパッド165の下部面の間に配置されてもよい。
実施例によれば、前記複数の発光構造物P1、P2、…の第2導電型DBR層の上部面に前記第2ボンディングパッド165が接触して配置されてもよい。また、前記複数の発光構造物P1、P2、…の第1導電型DBR層に前記第1電極150が連結されて配置され、前記第1電極150から延長された前記パッド電極153の上に前記第1ボンディングパッド155が接触して配置されてもよい。これによって、前記第1ボンディングパッド155および前記第2ボンディングパッド165を介して前記複数の発光構造物P1、P2、…で発生した熱が外部に効果的に放出される。
一方、一般的な半導体素子の場合、発光構造物で発生した熱によって電力変換効率(PCE:Power Conversion Efficiency)が著しく低下すると知られている。そして、下部に配置された基板を介して発光構造物に電源が提供される場合、一般的に基板を介して熱放出がなされる。ところが、基板の熱伝導率が低いので、発光構造物で発生した熱を外部に放出され難くなる。例えば、GaAs基板の場合、熱伝導率が52W/(m*K)として低いと知られている。
ところが、実施例によれば、前記第1ボンディングパッド155と前記第2ボンディングパッド165を介して外部の放熱基板等に連結されるので、前記複数の発光構造物P1、P2、…で発生した熱を外部に効果的に放出できるようになる。従って、実施例によれば、半導体素子200で発生した熱を外部に効果的に排出できるので、電力変化効率(PCE)が向上する。
一方、実施例に係る半導体素子200によれば、以上で説明したように、前記半導体素子200の下部方向に光が放出されるように具現されてもよい。実施例に係る半導体素子200によれば、前記複数の発光構造物P1、P2、…の下部領域に提供された第1導電型DBR層の反射率が上部領域に提供された第2導電型DBR層の反射率より小さく選択されてもよい。これによって、前記複数の発光構造物P1、P2、…で生成した光が前記半導体素子200の基板105の方向に放出されることになる。
また、実施例に係る半導体素子200によれば、前記絶縁層140がDBR層からなることができる。これによって、前記複数の発光構造物P1、P2、…で生成した光が上部に配置された前記絶縁層140に反射されて下部方向に効果的に抽出される。
例えば、前記絶縁層140は、SiO2とTiO2が複数の層に積層されて形成されたDBR層からなることができる。また、前記絶縁層140は、Ta2O3とSiO2が複数の層に積層されて形成されたDBR層からなることができる。また、前記絶縁層140は、SiO2とSi3N4が複数の層に積層されて形成されたDBR層からなることができる。
一方、従来の半導体素子において、基板を介して発光構造物に電源を提供する場合、基板が導電性である必要がある。これによって、導電性半導体基板が適用される場合、導電性を向上させるために基板にドーパントが添加される。ところが、基板に添加されたドーパントは、放出される光に対する吸収および散乱(Absorption and Scattering)現象を生じさせるので、電力変換効率(PCE)を低下させる原因となる。
ところが、実施例に係る半導体素子200によれば、以上で説明したように、前記基板105が導電性基板である必要がないので、前記基板105に別途のドーパントが添加されなくてもよい。これによって、実施例に係る前記基板105にドーパントが添加されなくてもよいので、前記基板105においてドーパントによる吸収および散乱が発生する現象を減らすことができる。従って、実施例によれば、複数の発光構造物P1、P2、…で発生した光を下部方向に効果的に提供することができ、電力変換効率(PCE)が向上する。
また、実施例に係る半導体素子200によれば、前記第1ボンディングパッド155に連結された前記第1電極150と前記第2ボンディングパッド165に連結された前記第2電極160によって前記複数の発光構造物P1、P2、…の間に電流拡散が効率的に行われる。これによって、実施例に係る半導体素子200によれば、前記複数の発光構造物P1、P2、…において電流の密集なく電流が効率的に拡散され、光抽出効率が向上する。
一方、図8は本発明の実施例に係る半導体素子のさらに別の例を示した図面である。以下、図8を参照して実施例に係る半導体素子のさらに別の例を説明する際に、以上の図1〜図7を参照して説明した半導体素子の内容と重なる事項に対しては、その説明を省略することがある。
実施例に係る半導体素子200は、図8に示されたように、図1および図2を参照して説明した実施例に係る半導体素子に比べて、第1ボンディングパッド155が提供された領域において、構成要素間の配置に差異点がある。
本発明の実施例に係る半導体素子200は、図8に示されたように、複数の発光構造物P1、P2、…、第1電極150、第1ボンディングパッド155、第2ボンディングパッド165を含むことができる。
前記第1電極150は、前記複数の発光構造物P1、P2、…の間に配置されてもよい。前記第1電極150は、前記複数の発光構造物P1、P2、…を露出させる複数の第1開口部を含むことができる。
前記第1電極150に提供された前記複数の第1開口部は、前記複数の発光構造物P1、P2、…の上部面を露出させることができる。前記第1電極150に提供された前記複数の第1開口部は、前記複数の発光構造物P1、P2、…の第2導電型DBR層の上部面を露出させることができる。前記第1電極150は、前記複数の発光構造物P1、P2、…の第1導電型DBR層と電気的に連結されてもよい。
前記第2電極150は、前記複数の発光構造物P1、P2、…の第2導電型DBR層に電気的に連結されてもよい。前記第2電極150は、前記複数の発光構造物P1、P2、…の第2導電型DBR層に電気的に共通連結されてもよい。前記第2電極150は、前記複数の発光構造物P1、P2、…の第2導電型DBR層の上部面に配置されてもよい。例えば、前記第2電極150の下部面が前記複数の発光構造物P1、P2、…の第2導電型DBR層の上部面に直接接触して配置されてもよい。
前記第1ボンディングパッド155は、前記複数の発光構造物P1、P2、…と離隔して配置されてもよい。前記第1ボンディングパッド155は、前記第1電極150と電気的に連結されてもよい。
実施例によれば、前記第1ボンディングパッド155は、複数の発光構造物P1、P2、…の第1導電型DBR層に電気的に連結されてもよい。実施例によれば、前記第1ボンディングパッド155は、複数の発光構造物P1、P2、…の第1導電型DBR層に電気的に共通連結されてもよい。
前記第2ボンディングパッド165は、前記第1ボンディングパッド155と離隔して配置されてもよい。前記第2ボンディングパッド165は、前記複数の発光構造物P1、P2、…の第2導電型DBR層に電気的に連結されてもよい。前記第2ボンディングパッド165は、複数の発光構造物P1、P2、…の第2導電型DBR層に電気的に共通連結されてもよい。例えば、前記第2ボンディングパッド165は、前記複数の発光構造物P1、P2、…の第2導電型DBR層の上部面に配置されてもよい。
実施例に係る半導体素子200は、図8に示されたように、パッド電極153を含むことができる。前記パッド電極153は、前記第1電極150と電気的に連結されてもよい。前記パッド電極153は、前記第1発光構造物P1と前記第2発光構造物P2の間に配置された前記第1電極150から延長されて配置されてもよい。
前記パッド電極153は、前記第1導電型DBR層113に電気的に連結されてもよい。前記パッド電極153は、前記第1導電型DBR層113の上に配置されてもよい。例えば、前記パッド電極153の下部面が前記第1導電型DBR層113の上部面の上に直接接触して配置されてもよい。
実施例に係る半導体素子200によれば、図8に示されたように、前記パッド電極153の上部面が前記第1電極150の上部面と同一平面に配置されてもよい。即ち、前記パッド電極153と前記第1電極150が段差なく配置されてもよい。従って、実施例によれば、段差領域で発生し得る前記パッド電極153または前記第1電極150の損傷を防止できる。
実施例によれば、前記パッド電極153の上に前記第1ボンディングパッド155が配置されてもよい。例えば、前記パッド電極153の一部領域上に前記絶縁層140が配置されてもよい。前記絶縁層140によって露出された前記パッド電極153の上部面に前記第1ボンディングパッド155が配置されてもよい。
また、前記絶縁層140は、前記第1発光構造物P1の周りと第2発光構造物P2の周りで、前記第1電極150の上部面と前記第2ボンディングパッド165の下部面の間に配置されてもよい。
実施例によれば、前記複数の発光構造物P1、P2、…の第2導電型DBR層の上部面に前記第2ボンディングパッド165が接触して配置されてもよい。また、前記複数の発光構造物P1、P2、…の第1導電型DBR層に前記第1電極150が連結されて配置され、前記第1電極150から延長された前記パッド電極153の上に前記第1ボンディングパッド155が接触して配置されてもよい。これによって、前記第1ボンディングパッド155および前記第2ボンディングパッド165を介して前記複数の発光構造物P1、P2、…で発生した熱が外部に効果的に放出される。
一方、一般的な半導体素子の場合、発光構造物で発生した熱によって電力変換効率(PCE:Power Conversion Efficiency)が著しく低下すると知られている。そして、下部に配置された基板を介して発光構造物に電源が提供される場合、一般的に基板を介して熱放出がなされる。ところが、基板の熱伝導率が低いので、発光構造物で発生した熱を外部に放出され難くなる。例えば、GaAs基板の場合、熱伝導率が52W/(m*K)として低いと知られている。
ところが、実施例によれば、前記第1ボンディングパッド155と前記第2ボンディングパッド165を介して外部の放熱基板等に連結されるので、前記複数の発光構造物P1、P2、…で発生した熱を外部に効果的に放出できるようになる。従って、実施例によれば、半導体素子200で発生した熱を外部に効果的に排出できるので、電力変化効率(PCE)が向上する。
一方、実施例に係る半導体素子200によれば、以上で説明したように、前記半導体素子200の下部方向に光が放出されるように具現されてもよい。実施例に係る半導体素子200によれば、前記複数の発光構造物P1、P2、…の下部領域に提供された第1導電型DBR層の反射率が上部領域に提供された第2導電型DBR層の反射率より小さく選択されてもよい。これによって、前記複数の発光構造物P1、P2、…で生成した光が前記半導体素子200の基板105の方向に放出されることになる。
また、実施例に係る半導体素子200によれば、前記絶縁層140がDBR層からなることができる。これによって、前記複数の発光構造物P1、P2、…で生成した光が上部に配置された前記絶縁層140に反射されて下部方向に効果的に抽出される。
例えば、前記絶縁層140は、SiO2とTiO2が複数の層に積層されて形成されたDBR層からなることができる。また、前記絶縁層140は、Ta2O3とSiO2が複数の層に積層されて形成されたDBR層からなることができる。また、前記絶縁層140は、SiO2とSi3N4が複数の層に積層されて形成されたDBR層からなることができる。
一方、従来の半導体素子において、基板を介して発光構造物に電源を提供する場合、基板が導電性である必要がある。これによって、導電性半導体基板が適用される場合、導電性を向上させるために基板にドーパントが添加される。ところが、基板に添加されたドーパントは、放出される光に対する吸収および散乱(Absorption and Scattering)現象を生じさせるので、電力変換効率(PCE)を低下させる原因となる。
ところが、実施例に係る半導体素子200によれば、以上で説明したように、前記基板105が導電性基板である必要がないので、前記基板105に別途のドーパントが添加されなくてもよい。これによって、実施例に係る前記基板105にドーパントが添加されなくてもよいので、前記基板105においてドーパントによる吸収および散乱が発生する現象を減らすことができる。従って、実施例によれば、複数の発光構造物P1、P2、…で発生した光を下部方向に効果的に提供することができ、電力変換効率(PCE)が向上する。
また、実施例に係る半導体素子200によれば、前記第1ボンディングパッド155に連結された前記第1電極150と前記第2ボンディングパッド165によって前記複数の発光構造物P1、P2、…の間に電流拡散が効率的に行われる。これによって、実施例に係る半導体素子200によれば、前記複数の発光構造物P1、P2、…において電流の密集なく電流が効率的に拡散され、光抽出効率が向上する。
一方、図9は本発明の実施例に係る半導体素子のさらに別の例を示した図面である。以下、図9を参照して実施例に係る半導体素子の別の例を説明する際に、以上の図1〜図8を参照して説明した半導体素子の内容と重なる事項に対しては、その説明を省略することがある。
実施例に係る半導体素子200は、図9に示されたように、図1および図2を参照して説明した実施例に係る半導体素子に比べて、第1ボンディングパッド155の提供位置に差がある。実施例によれば、図9に示されたように、前記第1ボンディングパッド155が第2ボンディングパッド165の一面にのみ配置されてもよい。
図1および図2を参照して説明した半導体素子の場合、前記第2ボンディングパッド165の両側面に第1ボンディングパッド155が提供された。これによって、第1ボンディングパッド155が配置される領域だけ発光構造物が形成されない損失が発生する。
ところが、実施例に係る半導体素子200によれば、図9に示されたように、前記第1ボンディングパッド155が前記第2ボンディングパッド165の一面にのみ提供されるので、基板上部の外縁領域に第1ボンディングパッド155を形成するための空間が縮小する。これによって、実施例に係る半導体素子200によれば、半導体素子が形成される基板の面積を減らすことができるので、ウェハの同一面積における製造できる半導体素子の個数を増やすことができる。
次に、図10〜図13を参照して、本発明の実施例に係る半導体素子のさらに別の例を説明する。図10は本発明の実施例に係る半導体素子を示した図面であり、図11は図10に示された実施例に係る半導体素子のA‐A線断面図であり、図12は図10に示された実施例に係る半導体素子のB‐B線断面図であり、図13は図10に示された実施例に係る半導体素子のC‐C線断面図である。
図10〜図13を参照して実施例に係る半導体素子を説明する際に、以上で説明した内容と重なる事項に対しては、その説明を省略することがある。
一方、理解を助けるために、図10の図示において、下部に位置した構成要素の配置関係を容易に把握できるように、上部に配置された第1ボンディングパッド1155と第2ボンディングパッド1165は透明に処理された。
本発明の実施例に係る半導体素子1200は、図10〜図13に示されたように、基板1105、複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、P5、…、第1電極1150、第2電極1160、第1ボンディングパッド1155、第2ボンディングパッド1165を含むことができる。
実施例に係る半導体素子1200は、VCSELからなることができ、複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、P5、…で生成した光を、例えば15度〜25度程度のビーム画角で放出することができる。前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、P5、…のそれぞれは、第1導電型DBR(Distributed Bragg Reflector)層、活性層、第2導電型DBR層を含むことができる。前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、P5、…のそれぞれは、類似する構造を有することができ、図10に示されたA‐A線、B‐B線、C‐C線断面を参照して実施例に係る半導体素子1200を説明する。
実施例に係る半導体素子1200は、図10〜図13に示されたように、前記基板1105を含むことができる。前記基板1105は下部面に提供された凹凸構造を含むことができる。前記基板1105の上に複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、P5、…が配置されてもよい。
例えば、前記基板1105は、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、P5、…が成長できる成長基板であってもよい。例えば、前記基板1105は、真性半導体基板であってもよい。
実施例によれば、前記基板1105に提供された凹凸構造は、前記基板1105の下部面から上部方向にリセスされた複数の凹部R1、R2、R3、R4、…を含むことができる。前記基板1105に提供された凹凸構造に対しては、後でさらに説明する。
実施例に係る半導体素子1200は、図10および図11に示されたように、複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、P5、…を含むことができる。前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、P5、…のうち一部発光構造物P3、P4、…が配置された領域の上部には、前記第1ボンディングパッド1155が配置されてもよい。また、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、P5、…のうち一部発光構造物P1、P2、P5、…が配置された領域の上部には、前記第2ボンディングパッド1165が配置されてもよい。
前記第1ボンディングパッド1155と前記第2ボンディングパッド1165は、相互離隔して配置されてもよい。前記第1ボンディングパッド1155は、前記第1電極1150に電気的に連結されてもよい。前記第1ボンディングパッド1155の下に前記第1電極1150が配置されてもよい。例えば、前記第1ボンディングパッド1155の下部面が前記第1電極1150の上部面に直接接触して配置されてもよい。前記第1電極1150は、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、P5、…の第1導電型DBR層に電気的に連結されてもよい。
前記第2ボンディングパッド1165は、前記第2電極1160に電気的に連結されてもよい。前記第2ボンディングパッド1165の下に前記第2電極1160が配置されてもよい。例えば、前記第2ボンディングパッド1165の下部面が前記第2電極1160の上部面に直接接触して配置されてもよい。前記第2電極1160は、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、P5、…の第2導電型DBR層に電気的に連結されてもよい。
実施例によれば、前記第1電極1150は、前記第1ボンディングパッド1155の下と前記第2ボンディングパッド1165の下に両方とも配置されてもよい。また、前記第2電極1160は、前記第1ボンディングパッド1155の下と前記第2ボンディングパッド1165の下に両方とも配置されてもよい。前記第1電極1150と前記第1ボンディングパッド1155の間の電気的連結関係および前記第2電極1160と前記第2ボンディングパッド1165の間の電気的連結関係は、後でさらに説明する。
まず、図10および図11を参照して、前記第2ボンディングパッド1165の下に配置された第1発光構造物P1と第2発光構造物P2を中心に実施例に係る半導体素子1200を説明する。図11は図10に示された実施例に係る半導体素子のA‐A線断面図である。
実施例に係る半導体素子1200は、前記第2ボンディングパッド1165の下に配置された複数の発光構造物P1、P2、…を含むことができる。前記複数の発光構造物P1、P2、…は、光を放出する発光アパーチャー1130a、1130b、…をそれぞれ含むことができる。前記複数の発光構造物P1、P2、…は、相互離隔して配置されてもよい。例えば、前記発光アパーチャー1130a、1130b、…は、数μm〜数十μmの直径で提供されてもよい。
前記第1発光構造物P1は、第1導電型の第1DBR層1110a、第2導電型の第2DBR層1120a、第1活性層1115aを含むことができる。前記第1活性層1115aは、前記第1DBR層1110aと前記第2DBR層1120aの間に配置されてもよい。例えば、前記第1活性層1115aが前記第1DBR層1110aの上に配置され、前記第2DBR層1120aが前記第1活性層1115aの上に配置されてもよい。前記第1発光構造物P1は、前記第1活性層1115aと前記第2DBR層1120aの間に配置された第1アパーチャー層1117aをさらに含むことができる。
前記第2発光構造物P2は、第1導電型の第3DBR層1110b、第2導電型の第4DBR層1120b、第2活性層1115bを含むことができる。前記第2活性層1115bは、前記第3DBR層1110bと前記第4DBR層1120bの間に配置されてもよい。例えば、前記第2活性層1115bが前記第3DBR層1110bの上に配置され、前記第4DBR層1120bが前記第2活性層1115bの上に配置されてもよい。前記第2発光構造物P2は、前記第2活性層1115bと前記第4DBR層1120bの間に配置された第2アパーチャー層1117bをさらに含むことができる。
また、前記第1発光構造物P1の前記第1DBR層1110aと前記第2発光構造物P2の前記第3DBR層1110bの間に第1導電型DBR層1113が配置されてもよい。前記第1DBR層1110aと前記第3DBR層1110bは、前記第1導電型DBR層1113によって物理的に連結されてもよい。例えば、前記第1導電型DBR層1113の上部面と前記第1DBR層1110aの上部面が同一水平面に配置されてもよい。前記第1導電型DBR層1113の上部面と前記第3DBR層1110cの上部面が同一水平面に配置されてもよい。
また、前記第1発光構造物P1の前記第1活性層1115aと前記第2発光構造物P2の前記第2活性層1115bは、相互離隔して配置されてもよい。また、前記第1発光構造物P1の前記第2DBR層1120aと前記第2発光構造物P2の前記第4DBR層1120bは、相互離隔して配置されてもよい。
実施例に係る半導体素子1200は、図10および図11に示されたように、下部面に凹凸構造が提供された基板1105を含むことができる。前記基板1105は、例えば第1凹部R1と第2凹部R2を含むことができる。
前記第1凹部R1は、前記基板1105の下部面から上部方向にリセスされて提供されてもよい。前記第1凹部R1は、前記第1発光構造物P1と重なって配置されてもよい。前記第1凹部R1と前記第1発光構造物P1は、前記基板1105の上部面に垂直する方向に相互重なって配置されてもよい。
前記第2凹部R2は、前記基板1105の下部面から上部方向にリセスされて提供されてもよい。前記第2凹部R2は、前記第2発光構造物P2と重なって配置されてもよい。前記第2凹部R2と前記第2発光構造物P2は、前記基板1105の上部面に垂直する方向に相互重なって配置されてもよい。
実施例によれば、前記第1凹部R1の幅は、前記第1発光構造物P1に提供された前記第1発光アパーチャー1130aの幅に対応して提供されてもよい。また、前記第1凹部R1の幅は、前記第1発光構造物P1に提供された前記第1発光アパーチャー1130aの直径に対応して提供されてもよい。例えば、前記第1発光アパーチャー1130aは、前記第1発光構造物P1の下部面に垂直する方向に光が放出される領域と定義することができる。
また、前記第2凹部R2の幅は、前記第2発光構造物P2に提供された前記第2発光アパーチャー1130bの幅に対応して提供されてもよい。前記第2凹部R2の幅は、前記第2発光構造物P2に提供された前記第2発光アパーチャー1130bの幅に対応して提供されてもよい。例えば、前記第2発光アパーチャー1130bは、前記第2発光構造物P2の下部面に垂直する方向に光が放出される領域と定義することができる。
前記基板1105の厚さt1は、数十μm〜数百μmに提供されてもよい。前記基板1105の厚さt1は、例えば100μm〜110μmに提供されてもよい。
前記基板1105の厚さt1が100μmより小さい場合には、前記基板1105の上に配置された構成要素を安定的に支持できず、半導体素子の信頼性が低下することになる。また、前記基板1105の厚さt1が110μmより大きい場合には、半導体素子の大きさが厚くなる短所がある。
前記第1凹部R1と前記第2凹部R2の深さt2は、数μm〜数十μmに提供されてもよい。例えば、前記第1凹部R1と前記第2凹部R2の深さt2は5μm〜20μmに提供されてもよい。
前記第1凹部R1と前記第2凹部R2の深さt2が5μmより小さい場合には、前記第1凹部R1および前記第2凹部R2によって提供される光抽出効果の増加が微小となる。前記第1凹部R1と前記第2凹部R2の深さt2が20μmより大きい場合には、前記第1凹部R1および前記第2凹部R2によって提供される光抽出効果は著しくなるが、工程時間が増加する短所がある。前記第1凹部R1と前記第2凹部R2の深さt2が20μmより大きい場合には、前記基板1105の上に配置された構成要素を安定的に支持できず、半導体素子の信頼性が低下することになる。
また、前記第1凹部R1と前記第2凹部R2の幅w1は、数十μmに提供されてもよい。前記第1凹部R1と前記第2凹部R2の幅w1は、例えば6μm〜15μmに提供されてもよい。
例えば、前記第1凹部R1と前記第2凹部R2の幅w1は、前記第1発光アパーチャー1130aの幅と前記第2発光アパーチャー1130bの幅に対応して提供されてもよい。前記第1発光構造物P1と前記第2発光構造物P2から放出される光は、下部方向に方向性を持って放出される。従って、前記第1凹部R1と前記第2凹部R2の幅w1は、光が伝播する領域に提供されるように形成されてもよい。
別の実施例によれば、前記第1凹部R1と前記第2凹部R2の幅w1は、前記第1発光アパーチャー1130aおよび前記第2発光アパーチャー1130bの直径より数μm大きく提供されてもよい。前記第1凹部R1と前記第2凹部R2の形成に対する工程誤差を考慮して、複数の凹部R1、R2、…と複数の発光構造物P1、P2の間の整列が安定的に行われるようにするためである。例えば、前記第1凹部R1と前記第2凹部R2の幅w1は8μm〜25μmに提供されてもよい。
例えば、前記第1凹部R1は、前記第1発光構造物P1の下部に円形の水平断面を有するホール状に提供されてもよい。また、前記第2凹部R2は、前記第2発光構造物P2の下部に円形の水平断面を有するホール状に提供されてもよい。前記第1凹部R1と前記第2凹部R2の上部面は、例えば平面形状に提供されてもよい。前記第1凹部R1と前記第2凹部R2の上部面は、例えば前記基板1105の上部面に平行するように提供されてもよい。
実施例に係る半導体素子1200は、図10および図11に示されたように、第1絶縁層1141を含むことができる。前記第1絶縁層1141は、前記第1発光構造物P1の側面に配置されてもよい。前記第1絶縁層1141は、前記第1発光構造物P1の側面の周りをカバーするように配置されてもよい。前記第1絶縁層1141は、前記第2発光構造物P2の側面に配置されてもよい。前記第1絶縁層1141は、前記第2発光構造物P2の側面の周りをカバーするように配置されてもよい。
また、前記第1絶縁層1141は、前記第1発光構造物P1と前記第2発光構造物P2の間に配置されてもよい。前記第1絶縁層1141は、前記第1導電型DBR層1113の上に配置されてもよい。
前記第1絶縁層1141は、前記第1発光構造物P1の上部面を露出させることができる。前記第1絶縁層1141は、前記第1発光構造物P1の前記第2DBR層1120aの上部面を露出させることができる。前記第1絶縁層1141は、前記第2発光構造物P2の上部面を露出させることができる。前記第1絶縁層1141は、前記第2発光構造物P2の前記第4DBR層1120bの上部面を露出させることができる。
実施例に係る半導体素子1200は、図10および図11に示されたように、第1電極1150を含むことができる。前記第1電極1150は、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、P5、…の周りに配置されてもよい。前記第1電極1150は、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、P5、…を露出させる複数の開口部を含むことができる。前記第1電極1150は、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、P5…をなす複数の第1導電型DBR層に共通で連結されてもよい。
前記第1電極1150は、前記第1導電型DBR層1113の上に配置されてもよい。前記第1電極1150は、前記第1DBR層1110aと電気的に連結されてもよい。前記第1電極1150は、前記第3DBR層1110bと電気的に連結されてもよい。前記第1電極1150は、前記第1絶縁層1141の下に配置されてもよい。前記第1電極1150は、前記第1発光構造物P1と前記第2発光構造物P2の間の領域で前記第1絶縁層1141の下に配置されてもよい。前記第1電極1150は、前記第1発光構造物P1と前記第2発光構造物P2の間の領域で前記第1絶縁層1141と前記第1導電型DBR層1113の間に配置されてもよい。
実施例に係る半導体素子1200は、図10および図11に示されたように、第2電極1160を含むことができる。前記第2電極1160は、前記第1絶縁層1141の上に配置されてもよい。前記第2電極1160は、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、P5、…の上部面に配置された上部電極1160aと、前記上部電極1160aを連結する連結電極1160bを含むことができる。前記第2電極1160は、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、P5、…をなす複数の第2導電型DBR層に共通で連結されてもよい。
前記第2電極1160は、前記第1発光構造物P1の側面に配置されてもよい。前記第2電極1160は、前記第1発光構造物P1の上部面の上に配置されてもよい。前記第2電極1160の前記上部電極1160aは、前記第1発光構造物P1の前記第2DBR層1120aの上に配置されてもよい。前記第2電極1160の前記上部電極1160aは、前記第2DBR層1120aの上部面に直接接触して配置されてもよい。
また、前記第2電極1160は、前記第2発光構造物P2の側面に配置されてもよい。前記第2電極1160は、前記第2発光構造物P2の上部面の上に配置されてもよい。前記第2電極1160の前記上部電極1160aは、前記第2発光構造物P2の前記第4DBR層1120bの上に配置されてもよい。前記第2電極1160の前記上部電極1160aは、前記第4DBR層1120bの上部面に直接接触して配置されてもよい。
前記第2電極1160は、前記第1発光構造物P1と前記第2発光構造物P2の間に配置されてもよい。前記第2電極1160の前記連結電極1160bは、前記第1発光構造物P1と前記第2発光構造物P2の間の領域で前記第1絶縁層1141の上に配置されてもよい。
実施例に係る前記第2電極1160は、図10に示されたように、複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…の上部面を連結させることができる。前記第2電極1160は、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…のそれぞれの第2導電型DBR層に物理的に連結されてもよい。即ち、前記第2電極1160は、前記第2ボンディングパッド1165の下に配置された複数の発光構造物P1、P2、…の上部面のみならず、前記第1ボンディングパッド1155の下に配置された複数の発光構造物P3、P4、…の上部面にも物理的に連結されてもよい。
例えば、前記第2電極1160の前記連結電極1160bは、図10に示されたように、一定線幅を有する線状に提供されてもよい。勿論、適用される実施例に応じて、前記第2電極1160の前記連結電極1160bの形状は多様に変形することができる。
実施例に係る半導体素子1200は、図10および図11に示されたように、第2絶縁層1142を含むことができる。前記第2絶縁層1142は、前記第2電極1160の上に配置されてもよい。
前記第2絶縁層1142は、前記第1発光構造物P1の周りに配置されてもよい。前記第2絶縁層1142は、前記第1発光構造物P1の周りで、前記第2電極1160の上に配置されてもよい。前記第2絶縁層1142は、前記第2発光構造物P2の周りに配置されてもよい。前記第2絶縁層1142は、前記第2発光構造物P2の周りで、前記第2電極1160の上に配置されてもよい。
また、前記第2絶縁層1142は、前記第1発光構造物P1と前記第2発光構造物P2の間に配置されてもよい。前記第2絶縁層1142は、前記第1導電型DBR層1113の上に配置されてもよい。前記第2絶縁層1142は、前記第1発光構造物P1と前記第2発光構造物P2の間で前記第2電極1160の前記連結電極1160bの上に配置されてもよい。
前記第2絶縁層1142は、前記第1発光構造物P1の上部面に配置された前記第2電極1160の上部面を露出させることができる。前記第2絶縁層1142は、前記第2DBR層1120aの上部面に配置された前記上部電極1160aの上部面を露出させることができる。前記第2絶縁層1142は、前記第2発光構造物P2の上部面に配置された前記第2電極1160の上部面を露出させることができる。前記第2絶縁層1142は、前記第4DBR層1120bの上部面に配置された前記上部電極1160aの上部面を露出させることができる。
実施例に係る前記第2絶縁層1142は、図10に示されたように、前記第1ボンディングパッド1155が配置された領域では、複数の発光構造物P3、P4、…の間に配置された前記第1電極1150の上部面が露出するように提供されてもよい。また、前記第2絶縁層1142は、前記第2ボンディングパッド1165が配置された領域では、複数の発光構造物P1、P2、…の上に配置された前記第2電極1160の上部面が露出するように提供されてもよい。
また、実施例によれば、前記第2絶縁層1142は、前記第2ボンディングパッド1165が配置された領域で、複数の発光構造物を物理的に連結する前記第2電極1160の上部面が露出するように配置されてもよい。このとき、前記第1導電型DBR層1113の上部に配置された線状の前記第2電極1160の前記連結電極1160bが選択的に露出されるように、前記第2絶縁層1142が配置されてもよい。例えば、第1発光構造物P1と第2発光構造物P2を連結する前記連結電極1160bの上部面の上には、前記第2電極1160が露出しないように、前記第2絶縁層1142が配置されてもよい。また、第1発光構造物P1と第5発光構造物P5を連結する前記連結電極1160bの上部面が露出するように、前記第2絶縁層1142が配置されてもよい。前記第2絶縁層1142の形成については、実施例に係る半導体素子の製造方法を説明しながら、さらに説明するようにする。
実施例に係る半導体素子1200は、図10および図11に示されたように、第1ボンディングパッド1155と第2ボンディングパッド1165を含むことができる。実施例によれば、前記第1ボンディングパッド1155は、複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、P5、…の第1導電型DBR層に電気的に連結されてもよい。前記第2ボンディングパッド1165は、複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、P5、…の第2導電型DBR層に電気的に連結されてもよい。
前記第1ボンディングパッド1155は、前記第2絶縁層1142の上に配置されてもよい。前記第1ボンディングパッド1155は、前記第1電極1150に電気的に連結されてもよい。前記第1ボンディングパッド1155は、図10に示されたように、前記第1絶縁層1141と前記第2絶縁層1142を介して露出した前記第1電極1150に連結されてもよい。前記第1ボンディングパッド1155は、第3発光構造物P3の周辺と第4発光構造物P4の周辺で、前記第1絶縁層1141と前記第2絶縁層1142を介して露出した前記第1電極1150の上部面に直接接触することができる。
前記第2ボンディングパッド1165は、前記第2絶縁層1142の上に配置されてもよい。前記第2ボンディングパッド1165は、前記第1発光構造物P1の上部面に配置された前記第2電極1160に電気的に連結されてもよい。前記第2ボンディングパッド1165は、前記第2DBR層1120aの上に配置された前記上部電極1160aの上部面に直接接触して配置されてもよい。また、前記第2ボンディングパッド1165は、前記第2発光構造物P2の上部面に配置された前記第2電極1160に電気的に連結されてもよい。前記第2ボンディングパッド1165は、前記第4DBR層1120bの上に配置された前記上部電極1160aの上部面に直接接触して配置されてもよい。
次に、図10および図12を参照して、前記第1ボンディングパッド1155の下に配置された第3発光構造物P3と第4発光構造物P4を中心に実施例に係る半導体素子1200をより詳しく説明する。図12は図10に示された実施例に係る半導体素子のB‐B線断面図である。図10および図12を参照して実施例に係る半導体素子を説明する際に、以上で説明した内容と重なる事項に対しては、その説明を省略することがある。実施例に係る半導体素子1200は、前記第1ボンディングパッド1155の下に配置された複数の発光構造物P3、P4、…を含むことができる。前記複数の発光構造物P3、P4、…は、光を放出する発光アパーチャー1130c、1130d、…をそれぞれ含むことができる。前記複数の発光構造物P3、P4、…は、相互離隔して配置されてもよい。例えば、前記発光アパーチャー1130c、1130d、…は、数μm〜数十μmの直径で提供されてもよい。
前記第3発光構造物P3は、第1導電型の第5DBR層1110c、第2導電型の第6DBR層1120c、第3活性層1115cを含むことができる。前記第3活性層1115cは、前記第5DBR層1110cと前記第6DBR層1120cの間に配置されてもよい。例えば、前記第3活性層1115cが前記第5DBR層1110cの上に配置され、前記第6DBR層1120cが前記第3活性層1115cの上に配置されてもよい。前記第3発光構造物P3は、前記第3活性層1115cと前記第6DBR層1120cの間に配置された第3アパーチャー層1117cをさらに含むことができる。
前記第4発光構造物P4は、第1導電型の第7DBR層1110d、第2導電型の第8DBR層1120d、第4活性層1115dを含むことができる。前記第4活性層1115dは、前記第7DBR層1110dと前記第8DBR層1120dの間に配置されてもよい。例えば、前記第4活性層1115dが前記第7DBR層1110dの上に配置され、前記第8DBR層1120dが前記第4活性層1115dの上に配置されてもよい。前記第4発光構造物P4は、前記第4活性層1115dと前記第8DBR層1120dの間に配置された第4アパーチャー層1117dをさらに含むことができる。
また、前記第3発光構造物P3の前記第5DBR層1110cと前記第4発光構造物P4の前記第7DBR層1110dの間に前記第1導電型DBR層1113が配置されてもよい。前記第5DBR層1110cと前記第7DBR層1110dは、前記第1導電型DBR層1113によって物理的に連結されてもよい。例えば、前記第1導電型DBR層1113の上部面と前記第5DBR層1110cの上部面が同一水平面に配置されてもよい。前記第1導電型DBR層1113の上部面と前記第7DBR層1110dの上部面が同一水平面に配置されてもよい。
また、前記第3発光構造物P3の前記第3活性層1115cと前記第4発光構造物P4の前記第4活性層1115dは、相互離隔して配置されてもよい。また、前記第3発光構造物P3の前記第6DBR層1120cと前記第4発光構造物P4の前記第8DBR層1120dは、相互離隔して配置されてもよい。
実施例に係る半導体素子1200は、図10および図12に示されたように、下部面に凹凸構造が提供された基板1105を含むことができる。前記基板1105は、例えば第3凹部R3と第4凹部R4を含むことができる。
前記第3凹部R3は、前記基板1105の下部面から上部方向にリセスされて提供されてもよい。前記第3凹部R3は、前記第3発光構造物P3と重なって配置されてもよい。前記第3凹部R3と前記第3発光構造物P3は、前記基板1105の上部面に垂直する方向に相互重なって配置されてもよい。
前記第4凹部R4は、前記基板1105の下部面から上部方向にリセスされて提供されてもよい。前記第4凹部R4は、前記第4発光構造物P4と重なって配置されてもよい。前記第4凹部R4と前記第4発光構造物P4は、前記基板1105の上部面に垂直する方向に相互重なって配置されてもよい。
実施例によれば、前記第3凹部R3の幅は、前記第3発光構造物P3に提供された前記第3発光アパーチャー1130cの幅に対応して提供されてもよい。また、前記第3凹部R3の幅は、前記第3発光構造物P3に提供された前記第3発光アパーチャー1130cの直径に対応して提供されてもよい。例えば、前記第3発光アパーチャー1130cは、前記第3発光構造物P3の下部面に垂直する方向に光が放出される領域と定義することができる。
また、前記第4凹部R4の幅は、前記第4発光構造物P4に提供された前記第4発光アパーチャー1130dの幅に対応して提供されてもよい。また、前記第4凹部R4の幅は、前記第4発光構造物P4に提供された前記第4発光アパーチャー1130dの直径に対応して提供されてもよい。例えば、前記第4発光アパーチャー1130dは、前記第4発光構造物P4の下部面に垂直する方向に光が放出される領域と定義することができる。
前記基板1105の厚さt1は、数十μm〜数百μmに提供されてもよい。前記基板1105の厚さt1は、例えば100μm〜110μmに提供されてもよい。
前記第3凹部R3と前記第4凹部R4の深さt2は、数μm〜数十μmに提供されてもよい。例えば、前記第3凹部R3と前記第4凹部R4の深さt2は5μm〜20μmに提供されてもよい。
また、前記第3凹部R3と前記第4凹部R4の幅w1は、数十μmに提供されてもよい。前記第3凹部R3と前記第4凹部R4の幅w1は、例えば6μm〜15μmに提供されてもよい。
別の実施例によれば、前記第3凹部R3と前記第4凹部R4の幅w1は、前記第3発光アパーチャー1130cおよび前記第4発光アパーチャー1130dの直径より数μm大きく提供されてもよい。例えば、前記第3凹部R3と前記第4凹部R4の幅w1は8μm〜25μmに提供されてもよい。
例えば、前記第3凹部R3は、前記第3発光構造物P3の下部に円形の水平断面を有するホール状に提供されてもよい。また、前記第4凹部R4は、前記第4発光構造物P4の下部に円形の水平断面を有するホール状に提供されてもよい。前記第3凹部R3と前記第4凹部R4の上部面は、例えば平面形状に提供されてもよい。前記第3凹部R3と前記第4凹部R4の上部面は、例えば前記基板1105の上部面に平行するように提供されてもよい。
実施例に係る半導体素子1200は、図10および図12に示されたように、第1絶縁層1141を含むことができる。前記第1絶縁層1141は、前記第3発光構造物P3の側面に配置されてもよい。前記第1絶縁層1141は、前記第3発光構造物P3の側面の周りをカバーするように配置されてもよい。前記第1絶縁層1141は、前記第4発光構造物P4の側面に配置されてもよい。前記第1絶縁層1141は、前記第4発光構造物P4の側面の周りをカバーするように配置されてもよい。
また、前記第1絶縁層1141は、前記第3発光構造物P3と前記第4発光構造物P4の間に配置されてもよい。前記第1絶縁層1141は、前記第1導電型DBR層1113の上に配置されてもよい。
前記第1絶縁層1141は、前記第3発光構造物P3の上部面を露出させることができる。前記第1絶縁層1141は、前記第3発光構造物P3の前記第6DBR層1120cの上部面を露出させることができる。前記第1絶縁層1141は、前記第4発光構造物P4の上部面を露出させることができる。前記第1絶縁層1141は、前記第4発光構造物P4の前記第8DBR層1120dの上部面を露出させることができる。
実施例に係る半導体素子1200は、図10および図12に示されたように、第1電極1150を含むことができる。前記第1電極1150は、前記複数の発光構造物P3、P4、…の周りに配置されてもよい。前記第1電極1150は、前記複数の発光構造物P3、P4、…を露出させる複数の開口部を含むことができる。
前記第1電極1150は、前記第1導電型DBR層1113の上に配置されてもよい。前記第1電極1150は、前記第5DBR層1110cと電気的に連結されてもよい。前記第1電極1150は、前記第7DBR層1110dと電気的に連結されてもよい。前記第1電極1150は、前記第1絶縁層1141の下に配置されてもよい。前記第1電極1150は、前記第3発光構造物P3と前記第4発光構造物P4の間の領域で前記第1絶縁層1141の下に配置されてもよい。前記第1電極1150は、前記第3発光構造物P3と前記第4発光構造物P4の間の領域で前記第1絶縁層1141と前記第1導電型DBR層1113の間に配置されてもよい。
実施例に係る半導体素子1200は、図10および図12に示されたように、第2電極1160を含むことができる。前記第2電極1160は、前記第1絶縁層1141の上に配置されてもよい。前記第2電極1160は、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、P5、…の上部面に配置された上部電極1160aと、前記上部電極1160aを連結する連結電極1160bを含むことができる。
前記第2電極1160は、前記第3発光構造物P3の側面に配置されてもよい。前記第2電極1160は、前記第3発光構造物P3の上部面の上に配置されてもよい。前記第2電極1160の前記上部電極1160aは、前記第3発光構造物P3の前記第6DBR層1120cの上に配置されてもよい。前記第2電極1160の前記上部電極1160aは、前記第6DBR層1120cの上部面に直接接触して配置されてもよい。
また、前記第2電極1160は、前記第4発光構造物P4の側面に配置されてもよい。前記第2電極1160は、前記第4発光構造物P4の上部面の上に配置されてもよい。前記第2電極1160の前記上部電極1160aは、前記第4発光構造物P4の前記第6DBR層1120dの上に配置されてもよい。前記第2電極1160の前記上部電極1160aは、前記第6DBR層1120dの上部面に直接接触して配置されてもよい。
前記第2電極1160は、前記第3発光構造物P3と前記第4発光構造物P4の間に配置されてもよい。前記第2電極1160の前記連結電極1160bは、前記第3発光構造物P3と前記第4発光構造物P4の間の領域で前記第1絶縁層1141の上に配置されてもよい。
実施例に係る前記第2電極1160は、図10に示されたように、複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、P5、…の上部面を連結させることができる。前記第2電極1160は、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、P5、…のそれぞれの第2導電型DBR層に物理的に連結されてもよい。即ち、前記第2電極1160は、前記第2ボンディングパッド1165の下に配置された複数の発光構造物P1、P2、…の上部面のみならず、前記第1ボンディングパッド1155の下に配置された複数の発光構造物P3、P4、…の上部面にも物理的に連結されてもよい。
例えば、前記第2電極1160の前記連結電極1160bは、図10に示されたように、一定線幅を有する線状に提供されてもよい。勿論、適用される実施例に応じて、前記第2電極1160の前記連結電極1160bの形状は多様に変形することができる。
実施例に係る半導体素子1200は、図10および図12に示されたように、第2絶縁層1142を含むことができる。前記第2絶縁層1142は、前記第2電極1160の上に配置されてもよい。前記第2絶縁層1142は、前記第1絶縁層1141の上に配置されてもよい。
前記第2絶縁層1142は、前記第3発光構造物P3の周りに配置されてもよい。前記第2絶縁層1142は、前記第3発光構造物P3の周りで、前記第2電極1160の上に配置されてもよい。前記第2絶縁層1142は、前記第4発光構造物P4の周りに配置されてもよい。前記第2絶縁層1142は、前記第4発光構造物P4の周りで、前記第2電極1160の上に配置されてもよい。
また、前記第2絶縁層1142は、前記第3発光構造物P3と前記第4発光構造物P4の間に配置されてもよい。前記第2絶縁層1142は、前記第1導電型DBR層1113の上に配置されてもよい。前記第2絶縁層1142は、前記第3発光構造物P3と前記第4発光構造物P4の間で前記第2電極1160の前記連結電極1160bの上に配置されてもよい。
前記第2絶縁層1142は、前記第3発光構造物P3の上部面に配置された前記第2電極1160の上部面の上にも配置されてもよい。前記第2絶縁層1142は、前記第6DBR層1120cの上部面に配置された前記上部電極1160aの上部面の上にも配置されてもよい。前記第2絶縁層1142は、前記第4発光構造物P4の上部面に配置された前記第2電極1160の上部面の上にも配置されてもよい。前記第2絶縁層1142は、前記第8DBR層1120dの上部面に配置された前記上部電極1160aの上部面の上にも配置されてもよい。
実施例に係る前記第2絶縁層1142は、図10に示されたように、前記第1ボンディングパッド1155が配置された領域では、複数の発光構造物P3、P4、…の間に配置された前記第1電極1150の上部面が露出するように提供されてもよい。また、前記第2絶縁層1142は、前記第2ボンディングパッド1165が配置された領域では、複数の発光構造物P1、P2、…の上に配置された前記第2電極1160の上部面が露出するように提供されてもよい。
また、実施例によれば、前記第2絶縁層1142は、前記第2ボンディングパッド1165が配置された領域で、複数の発光構造物を物理的に連結する前記第2電極1160の上部面が露出するように配置されてもよい。このとき、前記第1導電型DBR層1113の上部に配置された線状の前記第2電極1160の連結電極1160bが選択的に露出されるように、前記第2絶縁層1142が配置されてもよい。例えば、第1発光構造物P1と第2発光構造物P2を連結する前記連結電極1160bの上部面の上には、前記第2電極1160が露出しないように、前記第2絶縁層1142が配置されてもよい。また、第1発光構造物P1と第5発光構造物P5を連結する前記連結電極1160bの上部面が露出するように、前記第2絶縁層1142が配置されてもよい。前記第2絶縁層1142の形成については、実施例に係る半導体素子の製造方法を説明しながら、さらに説明するようにする。
実施例に係る半導体素子1200は、図10および図12に示されたように、第1ボンディングパッド1155と第2ボンディングパッド1165を含むことができる。実施例によれば、前記第1ボンディングパッド1155は、複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、P5、…の第1導電型DBR層に電気的に連結されてもよい。前記第2ボンディングパッド1165は、複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、P5、…の第2導電型DBR層に電気的に連結されてもよい。
前記第1ボンディングパッド1155は、前記第2絶縁層1142の上に配置されてもよい。前記第1ボンディングパッド1155は、前記第1電極1150に電気的に連結されてもよい。前記第1ボンディングパッド1155は、図10に示されたように、前記第1絶縁層1141と前記第2絶縁層1142を介して露出した前記第1電極1150に連結されてもよい。実施例に係る前記第1ボンディングパッド1155と前記第1電極1150の間の電気的な連結に対しては、後で図4を参照してさらに説明することにする。
前記第2ボンディングパッド1165は、前記第2絶縁層1142の上に配置されてもよい。前記第2ボンディングパッド1165は、前記第3発光構造物P3の上部面と前記第4発光構造物P4の上部面に配置された前記第2電極1160に電気的に連結されてもよい。
次に、図10および図13を参照して、前記第1ボンディングパッド1155の下に配置された第3発光構造物P3を中心に実施例に係る半導体素子1200をより詳しく説明する。図13は図10に示された実施例に係る半導体素子のC‐C線断面図である。図10および図13を参照して実施例に係る半導体素子を説明する際に、図10〜図12を参照して説明した内容と重なる事項に対しては、その説明を省略することがある。
実施例に係る半導体素子1200は、前記第1ボンディングパッド1155の下に配置された複数の発光構造物P3、P4、…を含むことができる。実施例に係る第3発光構造物P3は、第1導電型の第5DBR層1110c、第2導電型の第6DBR層1120c、第3活性層1115cを含むことができる。
実施例に係る半導体素子1200は、図13に示されたように、前記第5DBR層1110cから前記第3発光構造物P3の周りの方向に延長されて配置された第1導電型DBR層1113を含むことができる。前記第1導電型DBR層1113は、前記第5DBR層1110cと物理的に連結されてもよい。例えば、前記第1導電型DBR層1113の上部面と前記第5DBR層1110cの上部面が同一水平面に配置されてもよい。
また、実施例に係る半導体素子1200は、図10および図13に示されたように、第1電極1150を含むことができる。前記第1電極1150は第3発光構造物P3の周りと第4発光構造物P4の周りに配置されてもよい。前記第1電極1150は、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、P5、…を露出させる複数の開口部を含むことができる。
前記第1電極1150は、前記第1導電型DBR層1113の上に配置されてもよい。前記第1電極1150は、前記第5DBR層1110cと電気的に連結されてもよい。前記第1電極1150は、前記第3発光構造物P3の周りで前記第1導電型DBR層1113の上に配置されてもよい。
実施例に係る半導体素子1200は、図10および図13に示されたように、第1絶縁層1141を含むことができる。前記第1絶縁層1141は、前記第3発光構造物P3の側面に配置されてもよい。前記第1絶縁層1141は、前記第3発光構造物P3の側面の周りをカバーするように配置されてもよい。前記第1絶縁層1141は、前記第3発光構造物P3の上部面を露出させることができる。前記第1絶縁層1141は、前記第3発光構造物P3の前記第6DBR層1120cの上部面を露出させることができる。前記第1絶縁層1141は、前記第1電極1150の上に配置されてもよい。
一方、実施例に係る半導体素子1200によれば、図13に示されたように、前記第1絶縁層1141は、前記第1電極1150の一部領域を露出させることができる。前記第1絶縁層1141は、前記第3発光構造物P3の周辺で前記第1電極1150の上部面を露出させる開口部を含むことができる。前記第1絶縁層1141は、前記第3発光構造物P3の周辺で前記第1導電型DBR層1113の上に配置された前記第1電極1150の上部面を露出させることができる。
実施例に係る半導体素子1200は、図10および図13に示されたように、第2電極1160を含むことができる。前記第2電極1160は、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、P5、…の第2導電型DBR層に電気的に連結されてもよい。前記第2電極1160は、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、P5、…の上部面に配置された上部電極1160aと、前記上部電極1160aを連結する連結電極1160bを含むことができる。
前記第2電極1160は、前記第3発光構造物P3の上部面の上に配置されてもよい。前記第2電極1160の前記上部電極1160aは、前記第3発光構造物P3の前記第6DBR層1120cの上に配置されてもよい。前記第2電極1160の前記上部電極1160aは、前記第6DBR層1120cの上部面に直接接触して配置されてもよい。
実施例に係る前記第2電極1160の前記連結電極1160bは、図10に示されたように、複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、P5、…の上部面を連結させることができる。前記第2電極1160は、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、P5、…のそれぞれの第2導電型DBR層に物理的に連結されてもよい。即ち、前記第2電極1160は、前記第2ボンディングパッド1165の下に配置された複数の発光構造物P1、P2、…の上部面のみならず、前記第1ボンディングパッド1155の下に配置された複数の発光構造物P3、P4、…の上部面にも物理的に連結されてもよい。
例えば、前記第2電極1160の前記連結電極1160bは、図10に示されたように、一定線幅を有する線状に提供されてもよい。勿論、適用される実施例に応じて、前記第2電極1160の前記連結電極1160bの形状は多様に変形することができる。
実施例に係る半導体素子1200は、図10および図13に示されたように、第2絶縁層1142を含むことができる。前記第2絶縁層1142は、前記第2電極1160の上に配置されてもよい。前記第2絶縁層1142は、前記第1絶縁層1141の上に配置されてもよい。
前記第2絶縁層1142は、前記第3発光構造物P3の周りに配置されてもよい。前記第2絶縁層1142は、前記第3発光構造物P3の周りで、前記第1絶縁層1141の上に配置されてもよい。前記第2絶縁層1142は、前記第3発光構造物P3の上に配置されてもよい。前記第2絶縁層1142は、前記第6DBR層1120cの上に配置された前記第2電極1160の上に配置されてもよい。
一方、実施例に係る半導体素子1200によれば、図13に示されたように、前記第2絶縁層1142は、前記第1電極1150の一部領域を露出させる開口部を含むことができる。前記第2絶縁層1142は、前記第3発光構造物P3の周辺で前記第1電極1150の上部面を露出させることができる。前記第2絶縁層1142は、前記第3発光構造物P3の周辺で前記第1導電型DBR層1113の上に配置された前記第1電極1150の上部面を露出させることができる。例えば、前記第2絶縁層1142によって提供される前記開口部は、前記連結電極1160bの間の領域上に配置されてもよい。
実施例に係る前記第2絶縁層1142は、図10および図13に示されたように、前記第1ボンディングパッド1155が配置された領域では、複数の発光構造物P3、P4、…の間に配置された前記第1電極1150の上部面が露出するように提供される。また、前記第2絶縁層1142は、前記第2ボンディングパッド1165が配置された領域では、複数の発光構造物P1、P2、…の上に配置された前記第2電極1160の上部面が露出するように提供される。
また、実施例によれば、前記第2絶縁層1142は、前記第2ボンディングパッド1165が配置された領域で、複数の発光構造物を物理的に連結する前記第2電極1160の上部面が露出するように配置されてもよい。このとき、前記第1導電型DBR層1113の上部に配置された線状の前記第2電極1160の前記連結電極1160bが選択的に露出されるように、前記第2絶縁層1142が配置されてもよい。例えば、第1発光構造物P1と第2発光構造物P2を連結する前記連結電極1160bの上部面の上には、前記第2電極1160が露出しないように、前記第2絶縁層1142が配置されてもよい。また、第1発光構造物P1と第5発光構造物P5を連結する前記連結電極1160bの上部面が露出するように、前記第2絶縁層1142が配置されてもよい。前記第2絶縁層1142の形成については、実施例に係る半導体素子の製造方法を説明しながら、さらに説明するようにする。
実施例に係る半導体素子1200は、図10および図13に示されたように、第1ボンディングパッド1155と第2ボンディングパッド1165を含むことができる。実施例によれば、前記第1ボンディングパッド1155は、複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、P5、…の第1導電型DBR層に電気的に連結されてもよい。前記第2ボンディングパッド1165は、複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、P5、…の第2導電型DBR層に電気的に連結されてもよい。
前記第1ボンディングパッド1155は、前記第2絶縁層1142の上に配置されてもよい。前記第1ボンディングパッド1155は、前記第1電極1150に電気的に連結されてもよい。前記第1ボンディングパッド1155は、図10および図13に示されたように、前記第3発光構造物P3の上に配置されてもよい。前記第1ボンディングパッド1155は、前記第1絶縁層1141と前記第2絶縁層1142によって提供された開口部を介して前記第1電極1150に連結されてもよい。例えば、前記第1絶縁層1141と前記第2絶縁層1142によって提供される開口部は、前記連結電極1160bの間の領域に配置されてもよい。
前記第1ボンディングパッド1155は、前記第3発光構造物P3の周辺で前記第1導電型DBR層1113の上に配置された前記第1電極1150に連結されてもよい。前記第1ボンディングパッド1155は、前記第1導電型DBR層1113の上に配置された前記第1電極1150の上部面に直接接触して配置されてもよい。例えば、前記第1ボンディングパッド1155の下部面が前記第1導電型DBR層1113の上に配置された前記第1電極1150の上部面に直接接触して配置されてもよい。
前記第2ボンディングパッド1165は、前記第2絶縁層1142の上に配置されてもよい。前記第2ボンディングパッド1165は、前記第3発光構造物P3の上部面に配置された前記第2電極1160に電気的に連結されてもよい。例えば、前記第2ボンディングパッド1165の下部面が前記第3発光構造物P3の上に配置された前記上部電極1160aの上部面に直接接触して配置されてもよい。
次に、図10、図11および図13を参照して、前記第1ボンディングパッド1155の下に配置された第3発光構造物P3と前記第2ボンディングパッド1165の下に配置された第1発光構造物P1を中心に実施例に係る半導体素子1200をより詳しく説明する。以上で説明した内容と重なる事項に対しては、その説明を省略することがある。
実施例に係る半導体素子1200は、図10および図13に示されたように、前記第1ボンディングパッド1155の下に配置された複数の発光構造物P3、P4、…を含むことができる。実施例に係る前記第3発光構造物P3は、第1導電型の第5DBR層1110c、第2導電型の第6DBR層1120c、第3活性層1115cを含むことができる。
実施例に係る半導体素子1200は、図10および図11に示されたように、前記第2ボンディングパッド1165の下に配置された複数の発光構造物P1、P2、…を含むことができる。実施例に係る前記第1発光構造物P1は、第1導電型の第1DBR層1110a、第2導電型の第2DBR層1120a、第1活性層1115aを含むことができる。
また、実施例に係る半導体素子1200は、第1電極1150と第2電極1160を含むことができる。前記第1電極1150は、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、P5、…を露出させる複数の開口部を含むことができる。前記第2電極1160は、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、P5、…の上部面に配置された上部電極1160aと、前記上部電極1160aを連結する連結電極1160bを含むことができる。
前記第1電極1150は、前記第1DBR層1110aと前記第5DBR層1110cに電気的に連結されてもよい。前記第1電極1150は、前記第1発光構造物P1の周りに配置されてもよい。前記第1電極1150は、前記第3発光構造物P3の周りに配置されてもよい。前記第1電極1150は、前記第1発光構造物P1と前記第3発光構造物P3の間に配置されてもよい。
前記第2電極1160は、前記第2DBR層1120aと前記第6DBR層1120cに電気的に連結されてもよい。前記第2電極1160は、前記第1発光構造物P1の側面に配置されてもよい。前記第2電極1160は、前記第2DBR層1120aの上部面に配置されてもよい。例えば、前記上部電極1160aの下部面が前記第2DBR層1120aの上部面に直接接触して配置されてもよい。前記第2電極1160は、前記第6DBR層1120cの上部面に配置されてもよい。例えば、前記上部電極1160aの下部面が前記第6DBR層1120cの上部面に直接接触して配置されてもよい。
実施例に係る前記第1ボンディングパッド1155は、図10および図13に示されたように、前記第3発光構造物P3の上に配置されてもよい。前記第1ボンディングパッド1155は、前記第1電極1150に電気的に連結されてもよい。例えば、前記第1ボンディングパッド1155の下部面が前記第1電極1150の上部面に直接接触して配置されてもよい。
実施例に係る前記第2ボンディングパッド1165は、図10および図11に示されたように、前記第1発光構造物P1の上に配置されてもよい。前記第2ボンディングパッド1165は、前記第2電極1160に電気的に連結されてもよい。例えば、前記第2ボンディングパッド1165の下部面が前記第2電極1160の上部面に直接接触して配置されてもよい。
一方、実施例に係る前記第2電極1160は、図11に示されたように、前記第2DBR層1120aの上部面に接触して配置されてもよい。例えば、前記第2電極1160の前記上部電極1160aの下部面が前記第2DBR層1120aの上部面に直接接触して配置されてもよい。また、実施例に係る前記第2電極1160は、図13に示されたように、前記第6DBR層1120cの上部面に接触して配置されてもよい。例えば、前記第2電極1160の前記上部電極1160aの下部面が前記第6DBR層1120cの上部面に直接接触して配置されてもよい。
また、前記第2電極1160は、図10および図11に示されたように、前記第1発光構造物P1と前記第3発光構造物P3の間で前記第1電極1150の上に配置されてもよい。前記第2電極1160は、前記第1発光構造物P1の周辺で前記第1電極1150の上に配置されてもよい。前記連結電極1160bは、前記第1発光構造物P1の周辺で前記第1電極1150の上に配置されてもよい。前記第2電極1160は、前記第1発光構造物P1の周辺で前記第1導電型DBR層1113の上に配置されてもよい。前記連結電極1160bは、前記第1発光構造物P1の周辺で前記第1導電型DBR層1113の上に配置されてもよい。
前記第1導電型DBR層1113は、前記第1DBR層1110aと前記第5DBR層1110cを物理的に連結することができる。前記第1電極1150は、前記第1導電型DBR層1113の上部面に接触して配置されてもよい。例えば、前記第1電極1150の下部面が前記第1導電型DBR層1113の上部面に直接接触して配置されてもよい。
実施例によれば、前記第1導電型DBR層1113が提供された領域で、前記第1ボンディングパッド1155は、前記第1電極1150の上部面に接触して配置されてもよい。例えば、前記第1導電型DBR層1113が提供された領域で、前記第1ボンディングパッド1155の下部面が前記第1電極1150の上部面に直接接触して配置されてもよい。
前記第1ボンディングパッド1155は、前記第1絶縁層1141と前記第2絶縁層1142によって提供された開口部を介して前記第1電極1150の上部面に直接接触することができる。例えば、前記第1絶縁層1141と前記第2絶縁層1142によって提供される開口部は、前記連結電極1160bの間の領域に配置されてもよい。
実施例に係る半導体素子1200によれば、前記第1ボンディングパッド1155と前記第2ボンディングパッド1165を介して前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、P5、…に電源が提供されてもよい。そして、前記第1電極1150が前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、P5、…の第1導電型DBR層の上部面の上に配置されてもよい。また、前記第2電極1160が前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、P5、…の第2導電型DBR層の上部面の上に配置されてもよい。
従って、実施例によれば、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、P5、…に電源が提供される際に、前記基板1105の下部面を介して電源が印加される必要がない。従来の半導体素子において、前記基板の下部面を介して電源が印加される必要がある場合、前記基板1105が必ず導電性基板から提供されなければならない。ところが、実施例に係る半導体素子1200によれば、前記基板1105は、導電性基板であってもよく、絶縁性基板であってもよい。例えば、実施例に係る前記基板1105は、真性半導体基板から提供されてもよい。
また、前記基板1105は、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、P5、…が成長基板から成長した後、成長基板が除去され、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、P5、…に付着された基板であってもよい。
一方、実施例に係る半導体素子1200は、図10〜図13に示されたように、前記半導体素子1200の下部方向に光が放出されるように具現されてもよい。即ち、実施例に係る半導体素子1200によれば、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、P5、…をなす活性層から第1導電型DBR層が配置された方向に光が放出されてもよい。前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、P5、…をなす活性層から前記基板1105が配置された方向に光が放出されてもよい。
実施例によれば、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、P5、…の第2導電型DBR層の上部面に前記第2電極1160が配置され、前記第2電極1160の上に前記第2ボンディングパッド1165が接触して配置される。また、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、P5、…の第1導電型DBR層の上部面に前記第1電極1150が配置され、前記第1電極1150の上に前記第1ボンディングパッド1155が接触して配置される。これによって、前記第1ボンディングパッド1155および前記第2ボンディングパッド1165を介して前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、P5、…で発生した熱が外部に効果的に放出される。
一方、一般的な半導体素子の場合、発光構造物で発生した熱によって電力変換効率(PCE:Power Conversion Efficiency)が著しく低下すると知られている。そして、下部に配置された基板を介して発光構造物に電源が提供される場合、一般的に基板を介して熱放出がなされる。ところが、基板の熱伝導率が低いので、発光構造物で発生した熱を外部に放出され難くなる。例えば、GaAs基板の場合、熱伝導率が52W/(m*K)として低いと知られている。
ところが、実施例によれば、前記第1ボンディングパッド1155と前記第2ボンディングパッド1165を介して外部の放熱基板等に連結されるので、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、P5、…で発生した熱を外部に効果的に放出できるようになる。従って、実施例によれば、半導体素子1200で発生した熱を外部に効果的に排出できるので、電力変化効率(PCE)が向上する。
一方、実施例に係る半導体素子1200によれば、以上で説明したように、前記半導体素子1200の下部方向に光が放出されるように具現されてもよい。実施例に係る半導体素子1200によれば、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、P5、…の下部領域に提供された第1導電型DBR層の反射率が上部領域に提供された第2導電型DBR層の反射率より小さく選択した。これによって、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、P5、…で生成した光が前記半導体素子1200の基板1105の方向に放出されることになる。
また、実施例に係る半導体素子1200によれば、前記第1絶縁層1141がDBR層からなることができる。実施例に係る半導体素子1200によれば、前記第2絶縁層1142がDBR層からなることができる。実施例によれば、前記第1絶縁層1141と前記第2絶縁層1142の少なくとも一つがDBR層からなることができる。これによって、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、P5、…で生成した光が上部に配置された前記第1絶縁層1141と前記第2絶縁層1142に反射されて下部方向に効果的に抽出される。
例えば、前記第1絶縁層1141と前記第2絶縁層1142の少なくとも一つは、SiO2とTiO2が複数の層に積層されて形成されたDBR層からなることができる。また、前記第1絶縁層1141と前記第2絶縁層1142の少なくとも一つは、Ta2O3とSiO2が複数の層に積層されて形成されたDBR層からなることができる。また、前記第1絶縁層1141と前記第2絶縁層1142の少なくとも一つは、SiO2とSi3N4が複数の層に積層されて形成されたDBR層からなることができる。
一方、従来の半導体素子において、基板を介して発光構造物に電源を提供する場合、基板が導電性である必要がある。これによって、導電性半導体基板が適用される場合、導電性を向上させるために基板にドーパントが添加される。ところが、基板に添加されたドーパントは、放出される光に対する吸収および散乱(Absorption and Scattering)現象を生じさせるので、電力変換効率(PCE)を低下させる原因となる。
ところが、実施例に係る半導体素子1200によれば、以上で説明したように、前記基板1105が導電性基板である必要がないので、前記基板1105に別途のドーパントが添加されなくてもよい。これによって、実施例に係る前記基板1105にドーパントが添加されなくてもよいので、前記基板1105においてドーパントによる吸収および散乱が発生する現象を減らすことができる。従って、実施例によれば、複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、P5、…で発生した光を下部方向に効果的に提供することができ、電力変換効率(PCE)が向上する。
また、実施例に係る半導体素子1200によれば、前記基板1105の下部面に提供された凹凸構造を介して光が放出されることになる。即ち、実施例によれば、前記基板1105の下部方向に光が放出される際に、前記基板1105を透過する光の光経路の長さが短縮される。これによって、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、P5、…で発生した光が前記基板1105を透過しながら吸収および散乱が発生する現象を減らすことができるようになる。従って、実施例によれば、複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、P5、…で発生した光を下部方向に効果的に提供することができ、電力変換効率(PCE)が向上する。
また、実施例に係る半導体素子1200は、前記基板1105の下部面に提供された無反射層1170をさらに含むことができる。前記無反射層1170は、前記半導体素子1200から放出される光が前記基板1105の表面で反射されることを防止し透過させることで、反射による光損失を改善することができる。
前記無反射層1170は、例えば無反射コーティングフィルムから形成され、前記基板1105の表面に付着されてもよい。また、前記無反射層1170は、前記基板1105の表面にスピンコーティングまたはスプレーコーティング等によって形成されてもよい。例えば、前記無反射層1170は、TiO2、SiO2、Al2O3、Ta2O3、ZrO2、MgF2を含むグループのうち少なくとも一つを含む単一層または多層構造を有することができる。
一方、従来の半導体素子の場合、複数の発光構造物に電源を提供するための方案として、基板上部の外縁領域にボンディングパッドが配置される。これによって、ボンディングパッドが配置される領域だけ発光構造物が形成されない損失が発生する。
ところが、実施例に係る半導体素子によれば、発光構造物が形成された領域上にボンディングパッドが提供されるので、基板上部の外縁領域にボンディングパッドを形成するための別途の空間が提供されなくてもよい。これによって、実施例に係る半導体素子によれば、半導体素子が形成される基板の面積を減らすことができるので、ウェハの同一面積における製造できる半導体素子の個数を増やすことができる。
次に、本発明の実施例に係る半導体素子の製造方法を図面を参照して説明する。実施例に係る半導体素子の製造方法の説明において、図10〜図13を参照して説明した内容と重なる事項に対しては、その説明を省略することがある。
まず、図14a〜図14dは本発明の実施例に係る半導体素子の製造方法において発光構造物が形成された例を示した図面である。図14aは実施例に係る半導体素子の製造方法によって発光構造物が形成されたステップを示した平面図であり、図14bは図14aに示された実施例に係る半導体素子のA‐A線断面図であり、図14cは図14aに示された実施例に係る半導体素子のB‐B線断面図であり、図14dは図14aに示された実施例に係る半導体素子のC‐C線断面図である。
実施例に係る半導体素子の製造方法によれば、図14a〜図14dに示されたように、基板1105に複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、P5、…が形成される。
前記基板1105は、真性半導体基板、導電性基板、絶縁性基板から選択されたいずれか一つからなることができる。例えば、前記基板1105は、GaAs真性半導体基板であってもよい。また、前記基板1105は、銅(Cu)、金(Au)、ニッケル(Ni)、モリブデン(Mo)、銅-タングステン(Cu-W)、キャリアウェハ(例えば、Si、Ge、AlN、GaAs、ZnO、SiC等)を含む導電性物質から選択された少なくとも一つからなることができる。
例えば、前記基板1105に第1導電型DBR層、活性層、第2導電型DBR層が順に形成される。そして、第2導電型DBR層と活性層に対するメサエッチングによって前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、P5、…が形成されてもよい。
前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…は、第1導電型DBR層1110a、1110b、1110c、1110d、…、活性層1115a、1115b、1115c、1115d、…、アパーチャー層1117a、1117b、1117c、1117d、…、第2導電型DBR層1120a、1120b、1120c、1120d、…を含むことができる。前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、P5、…の周りに第1導電型DBR層1113が提供されてもよい。前記第1導電型DBR層1113は、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、P5、…の間の領域に配置されてもよい。
例えば、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…は、複数の化合物半導体層に成長することができる。前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…は、電子ビーム蒸着装置、PVD(physical vapor deposition)、CVD(chemical vapor deposition)、PLD(plasma laser deposition)、二重型熱蒸着器(dual-type thermal evaporator)、スパッタリング(sputtering)、MOCVD(metal organic chemical vapor deposition)等によって形成されてもよい。
前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…をなす前記第1導電型DBR層1110a、1110b、1110c、1110d、…は、第1導電型のドーパントがドーピングされたIII族‐V族またはII族‐VI族の化合物半導体のうち少なくとも一つから提供されてもよい。例えば、前記第1導電型DBR層1110a、1110b、1110c、1110d、…は、GaAs、GaAl、InP、InAs、GaPを含むグループのうちの一つからなることができる。前記第1導電型DBR層1110a、1110b、1110c、1110d、…は、例えばAlxGa1-xAs(0<x<1)/AlyGa1-yAs(0<y<1)(y<x)の組成式を有する半導体物質から提供されてもよい。前記第1導電型DBR層1110a、1110b、1110c、1110d、…は、第1導電型のドーパント、例えばSi、Ge、Sn、Se、Te等のn型ドーパントがドーピングされたn型半導体層となることができる。前記第1導電型DBR層1110a、1110b、1110c、1110d、…は、異なる半導体層を交互に配置してλ/4nの厚さを有するDBR層であってもよい。
前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…をなす前記活性層1115a、1115b、1115c、1115d、…は、III族‐V族またはII族‐VI族の化合物半導体のうち少なくとも一つから提供されてもよい。例えば、前記活性層1115a、1115b、1115c、1115d、…は、GaAs、GaAl、InP、InAs、GaPを含むグループのうちの一つからなることができる。前記活性層1115a、1115b、1115c、1115d、…は、多重井戸構造にて具現された場合、前記活性層1115a、1115b、1115c、1115d、…は、交互に配置された複数の井戸層と複数の障壁層を含むことができる。前記複数の井戸層は、例えば、InpGa1-pAs(0≦≦p≦≦1)の組成式を有する半導体材料から提供されてもよい。前記障壁層は、例えばInqGa1-qAs(0≦≦q≦≦1)の組成式を有する半導体材料から配置されてもよい。
前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…をなす前記アパーチャー層1117a、1117b、1117c、1117d、…は、前記活性層1115a、1115b、1115c、1115d、…の上に配置されてもよい。前記アパーチャー層1117a、1117b、1117c、1117d、…は、中心部に円形の開口部が含むことができる。前記アパーチャー層1117a、1117b、1117c、1117d、…は、前記活性層1115a、1115b、1115c、1115d、…の中心部に電流が集中するように電流移動を制限する機能を含むことができる。即ち、前記アパーチャー層1117a、1117b、1117c、1117d、…は、共振波長を調整し、前記活性層115a、115b、115c、1175、…から垂直方向に発光するビームの角を調節することができる。前記アパーチャー層1117a、1117b、1117c、1117d、…は、SiO2またはAl2O3のような絶縁物質を含むことができる。また、前記アパーチャー層1117a、1117b、1117c、1117d、…は、前記活性層1115a、1115b、1115c、1115d、…、第1導電型DBR層1110a、1110b、1110c、1110d、…および第2導電型DBR層1120a、1120b、1120c、1120d、…より高いバンドギャップを有することができる。
前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…をなす前記第2導電型DBR層1120a、1120b、1120c、1120d、…は、第2導電型のドーパントがドーピングされたIII族‐V族またはII族‐VI族の化合物半導体のうち少なくとも一つから提供されてもよい。例えば、前記第2導電型DBR層1120a、1120b、1120c、1120d、…は、GaAs、GaAl、InP、InAs、GaPを含むグループのうちの一つからなることができる。前記第2導電型DBR層1120a、1120b、1120c、1120d、…は、例えばAlxGa1-xAs(0<x<1)/AlyGa1-yAs(0<y<1)(y<x)の組成式を有する半導体材料からなることができる。前記第2導電型DBR層1120a、1120b、1120c、1120d、…は、第2導電型のドーパント、例えばMg、Zn、Ca、Sr、Baのようなp型ドーパントを有するp型半導体層であってもよい。前記第2導電型DBR層1120a、1120b、1120c、1120d、…は、異なる半導体層を交互に配置してλ/4nの厚さを有するDBR層であってもよい。
例えば、前記第2導電型DBR層1120a、1120b、1120c、1120d、…は、前記第1導電型DBR層1110a、1110b、1110c、1110d、…より大きい反射率を有することができる。例えば、前記第2導電型DBR層1120a、1120b、1120c、1120d、…と前記第1導電型DBR層1110a、1110b、1110c、1110d、…は、90%以上の反射率によって垂直方向に共振キャビティを形成することができる。このとき、生成された光は、前記第2導電型DBR層1120a、1120b、1120c、1120d、…の反射率より低い前記第1導電型DBR層1110a、1110b、1110c、1110d、…を介して外部に放出されてもよい。
次に、図15a〜図15dに示されたように、第1電極1150が形成される。
図15a〜図15dは本発明の実施例に係る半導体素子の製造方法において第1電極が形成された例を示した図面である。図15aは実施例に係る半導体素子の製造方法によって第1電極が形成されたステップを示した平面図であり、図15bは図15aに示された実施例に係る半導体素子のA‐A線断面図であり、図15cは図15aに示された実施例に係る半導体素子のB‐B線断面図であり、図15dは図15aに示された実施例に係る半導体素子のC‐C線断面図である。
実施例によれば、図15a〜図15dに示されたように、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、P5、…の周りに前記第1電極1150が形成される。前記第1電極1150は、前記第1導電型DBR層1113の上に形成され、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、P5、…を露出させる開口部を含むことができる。前記第1電極1150は、前記前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、P5、…の間の領域に形成されてもよい。
例えば、前記第1電極1150の面積Aeが前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、P5、…の面積Amより大きく提供されてもよい。ここで、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、P5、…の面積Amとは、メサエッチングによってエッチングされず残っている前記活性層1115a、1115b、1115c、1115d、…の面積を意味することができる。前記第1電極1150の面積Aeに対する前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、P5、…の面積Amの比率Am/Aeは、例えば25%より大きく提供されてもよい。実施例に係る半導体素子1200によれば、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、P5、…の個数および直径は、応用例に応じて多様に変形することができる。
実施例によれば、前記第1電極1150の面積Aeに対する前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、P5、…の面積Amの比率Am/Aeは、例えば25%〜70%に提供されてもよい。別の実施例によれば、前記第1電極1150の面積Aeに対する前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、P5、…の面積Amの比率Am/Aeは、例えば30%〜60%に提供されてもよい。
実施例に係る半導体素子1200の適用例に応じて、前記半導体素子1200に配置された前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、P5、…の個数および直径は、多様に変更することができる。前述した表1は、一例として621個の発光構造物が提供された半導体素子に対するデータを示したものである。
例えば、前記第1電極1150は、Ag、Ni、Al、Rh、Pd、Ir、Ru、Mg、Zn、Pt、Au、Hf、Ti、W、Crおよびこれらのうち2以上の合金から構成された物質を含むグループから選択された物質からなることができる。前記第1電極1150は、一つの層または複数の層に形成されてもよい。前記第1電極1150は、例えば反射金属として複数の金属層を適用することができ、接着層としてCrまたはTi等を適用することができる。例えば、前記第1電極1150は、Cr/Al/Ni/Au/Ti層からなることができる。
続いて、図16a〜図16dに示されたように、前記第1電極1150の上に第1絶縁層1141が形成される。
図16a〜図16dは本発明の実施例に係る半導体素子の製造方法において第1絶縁層が形成された例を示した図面である。図16aは実施例に係る半導体素子の製造方法によって第1絶縁層が形成されたステップを示した平面図であり、図16bは図16aに示された実施例に係る半導体素子のA‐A線断面図であり、図16cは図16aに示された実施例に係る半導体素子のB‐B線断面図であり、図16dは図16aに示された実施例に係る半導体素子のC‐C線断面図である。
実施例によれば、図16a〜図16dに示されたように、前記第1電極1150の上に前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、P5、…の上部面を露出させる前記第1絶縁層1141が形成される。前記第1絶縁層1141は、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、P5、…の側面に形成されてもよい。前記第1絶縁層1141は、前記第1導電型DBR層1113の上に形成されてもよい。前記第1絶縁層1141は、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、P5、…の間の領域に形成されてもよい。
前記第1絶縁層1141は、絶縁物質から提供されてもよい。例えば、前記第1絶縁層1141は、SiO2、TiO2、Ta2O5、SiOx、SiOxNy、Si3N4、Al2O3を含むグループから選択された少なくとも一つの物質からなることができる。また、前記第1絶縁層1141は、DBR層から形成されてもよい。実施例によれば、前記第1絶縁層1141がDBR層から提供されることで、複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、P5、…で発生した光が効率的に反射されて下部方向に抽出される。例えば、前記第1絶縁層1141は、SiO2とTiO2が複数の層に積層されて形成されたDBR層からなることができる。また、前記第1絶縁層1141は、Ta2O3とSiO2が複数の層に積層されて形成されたDBR層からなることができる。また、前記第1絶縁層1141は、SiO2とSi3N4が複数の層に積層されて形成されたDBR層からなることができる。
そして、図17a〜図17dに示されたように、前記第1絶縁層1141の上に第2電極1160が形成される。
図17a〜図17dは本発明の実施例に係る半導体素子の製造方法において第2電極が形成された例を示した図面である。図17aは実施例に係る半導体素子の製造方法によって第2電極が形成されたステップを示した平面図であり、図17bは図17aに示された実施例に係る半導体素子のA‐A線断面図であり、図17cは図17aに示された実施例に係る半導体素子のB‐B線断面図であり、図17dは図17aに示された実施例に係る半導体素子のC‐C線断面図である。
実施例によれば、図17a〜図17dに示されたように、前記第1絶縁層1141の上に、上部電極1160aと連結電極1160bを含む前記第2電極1160が形成される。前記上部電極1160aは、前記第1絶縁層1141によって露出された前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、P5、…の上部面に形成されてもよい。前記連結電極1160bは、前記上部電極1160aを連結させることができる。
前記上部電極1160aは、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、P5、…をなす第2導電型DBR層の上部面の上に形成されてもよい。前記連結電極1160bは、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、P5、…の上に配置された前記上部電極1160aを相互連結させることができる。前記連結電極1160bは、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、P5、…の間の領域に形成されてもよい。
例えば、前記第2電極1160の前記連結電極1160bは、一定線幅を有する線状に提供されてもよい。勿論、適用される実施例に応じて、前記第2電極1160の前記連結電極1160bの形状は多様に変形することができる。
例えば、前記第2電極1160は、Ag、Ni、Al、Rh、Pd、Ir、Ru、Mg、Zn、Pt、Au、Hf、Ti、W、Crおよびこれらのうち2以上の合金から構成された物質を含むグループから選択された物質からなることができる。前記第2電極1160は、一つの層または複数の層に形成されてもよい。前記第2電極1160は、例えば反射金属として複数の金属層を適用することができ、接着層としてCrまたはTi等を適用することができる。例えば、前記第2電極1160は、Cr/Al/Ni/Au/Ti層からなることができる。
次に、図18a〜図18dに示されたように、前記第2電極1160の上に第2絶縁層1142が形成される。
図18a〜図18dは本発明の実施例に係る半導体素子の製造方法において第2絶縁層が形成された例を示した図面である。図18aは実施例に係る半導体素子の製造方法によって第2絶縁層が形成されたステップを示した平面図であり、図18bは図18aに示された実施例に係る半導体素子のA‐A線断面図であり、図18cは図18aに示された実施例に係る半導体素子のB‐B線断面図であり、図18dは図18aに示された実施例に係る半導体素子のC‐C線断面図である。
実施例によれば、図18a〜図18dに示されたように、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、P5、…の間の領域の下部に配置された前記第1電極1150を露出させる第2絶縁層1142が形成される。前記第2絶縁層1142は、前記第1電極1150を露出させる第1開口部を含むことができる。また、前記第2絶縁層1142は、前記第2電極1160の前記上部電極1160aを露出させる第2開口部を含むことができる。
また、前記第2絶縁層1142は、前記第1導電型DBR層1113の上部に配置された線状の前記第2電極1160の前記連結電極1160bが選択的に露出されるように形成されてもよい。例えば、第1発光構造物P1と第2発光構造物P2を連結する前記連結電極1160bの上部面の上には、前記第2電極1160が露出しないように、前記第2絶縁層1142が形成される。また、第1発光構造物P1と第5発光構造物P5を連結する前記連結電極1160bの上部面が露出するように、前記第2絶縁層1142が形成される。
前記第2絶縁層1142は、絶縁物質から提供されてもよい。例えば、前記第2絶縁層1142は、SiO2、TiO2、Ta2O5、SiOx、SiOxNy、Si3N4、Al2O3を含むグループから選択された少なくとも一つの物質からなることができる。また、前記第2絶縁層1142は、DBR層から形成されてもよい。実施例によれば、前記第2絶縁層1142がDBR層から提供されることで、複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、P5、…で発生した光が効率的に反射されて下部方向に抽出される。例えば、前記第2絶縁層1142は、SiO2とTiO2が複数の層に積層されて形成されたDBR層からなることができる。また、前記第2絶縁層1142は、Ta2O3とSiO2が複数の層に積層されて形成されたDBR層からなることができる。また、前記第2絶縁層1142は、SiO2とSi3N4が複数の層に積層されて形成されたDBR層からなることができる。
続いて、図19a〜図19dに示されたように、前記第2絶縁層1142の上に第1ボンディングパッド1155と第2ボンディングパッド1165が形成される。
図19a〜図19dは本発明の実施例に係る半導体素子の製造方法において第1ボンディングパッドと第2ボンディングパッドが形成された例を示した図面である。図19aは実施例に係る半導体素子の製造方法によって第1ボンディングパッドと第2ボンディングパッドが形成されたステップを示した平面図であり、図19bは図19aに示された実施例に係る半導体素子のA‐A線断面図であり、図19cは図19aに示された実施例に係る半導体素子のB‐B線断面図であり、図19dは図19aに示された実施例に係る半導体素子のC‐C線断面図である。
実施例によれば、図19a〜図19dに示されたように、前記第1ボンディングパッド1155と前記第2ボンディングパッド1165が前記第2絶縁層1142の上に離隔して形成されてもよい。
前記第1ボンディングパッド1155は、前記第1開口部上に配置され、前記第1電極1150と電気的に連結されてもよい。例えば、前記第1ボンディングパッド1155の下部面が前記第1開口部を介して前記第1電極1150の上部面に直接接触して配置されてもよい。
前記第2ボンディングパッド1165は、前記第2開口部上に配置され、前記第2電極1160と電気的に連結されてもよい。例えば、前記第2ボンディングパッド1165の下部面が前記第2開口部を介して前記第2電極1160の上部面に直接接触して配置されてもよい。
例えば、前記第1ボンディングパッド1155と前記第2ボンディングパッド1165は、Ag、Ni、Al、Rh、Pd、Ir、Ru、Mg、Zn、Pt、Au、Hf、Ti、W、Cr、Cuおよびこれらのうち2以上の合金から構成された物質を含むグループから選択された物質からなることができる。前記第1ボンディングパッド1155と前記第2ボンディングパッド1165は、一つの層または複数の層に形成されてもよい。前記第1ボンディングパッド1155と前記第2ボンディングパッド1165は、例えばソルダーボンディング(solder bonding)からSn拡散を防止するために、Cr、Cu等の拡散バリアー金属を含むことができる。例えば、前記第1ボンディングパッド1155と前記第2ボンディングパッド172は、Ti、Ni、Cu、Cr、Auを含む複数の層に形成されてもよい。
そして、図19a〜図19dに示されたように、前記基板1105の下部面に凹凸構造が形成される。
実施例によれば、前記基板1105に提供された凹凸構造は、前記基板1105の下部面から上部方向にリセスされた複数の凹部R1、R2、R3、R4、…を含むことができる。前記基板1105は、例えば第1凹部R1、第2凹部R2、第3凹部R3、第4凹部R4を含むことができる。
前記複数の凹部R1、R2、R3、R4、…は、例えばエッチング工程によって形成されてもよい。前記複数の凹部R1、R2、R3、R4、…は乾式エッチング工程または湿式エッチング工程によって形成されてもよい。
また、前記複数の凹部R1、R2、R3、R4、…はレーザーアブレーション(laser ablation)工程またはソーイング(sawing)工程によって形成されてもよい。前記複数の凹部R1、R2、R3、R4、…がレーザーアブレーション(laser ablation)工程またはソーイング(sawing)工程によって形成される場合、前記複数の凹部R1、R2、R3、R4、…が早く形成され、工程時間を短縮できる長所がある。
実施例に係る半導体素子の製造方法によれば、レーザーアブレーション(laser ablation)工程またはソーイング(sawing)工程によって前記基板1105に凹凸構造を形成する場合に、前記複数の凹部R1、R2、R3、R4、…の深さt2を数十μmまで深く形成することができ、容易に調節することができる。
前記複数の凹部R1、R2、R3、R4、…がレーザーアブレーション(laser ablation)工程またはソーイング(sawing)工程によって形成される場合、前記複数の凹部R1、R2、R3、R4、…側面にラフネス(roughness)が形成されてもよい。このとき、前記複数の凹部R1、R2、R3、R4、…側面にラフネス(roughness)が形成される場合には、追加エッチング工程によって前記複数の凹部R1、R2、R3、R4、…に形成されたラフネス(roughness)を除去することもできる。
一方、図20および図21は本発明の実施例に係る半導体素子の別の例を示した図面である。図20は図10に示された実施例に係る半導体素子のA‐A線断面図であり、図21は図10に示された実施例に係る半導体素子のB‐B線断面図である。
次に、図20および図21を参照して実施例に係る半導体素子の別の例を説明する。図20および図21を参照して実施例に係る半導体素子を説明する際に、以上で説明した内容と重なる事項に対しては、その説明を省略することがある。
実施例に係る半導体素子は、図20および図21に示されたように、下部面に凹凸構造が提供された基板1105を含むことができる。前記基板1105は下部面に提供された複数の凹部R1、R2、R3、R4、…を含むことができる。前記基板1105は、例えば第1凹部R1、第2凹部R2、第3凹部R3、第4凹部R4を含むことができる。
前記第1凹部R1は、前記基板1105の下部面から上部方向にリセスされて提供されてもよい。前記第1凹部R1は、前記第1発光構造物P1と重なって配置されてもよい。前記第1凹部R1と前記第1発光構造物P1は、前記基板1105の上部面に垂直する方向に相互重なって配置されてもよい。
前記第2凹部R2は、前記基板1105の下部面から上部方向にリセスされて提供されてもよい。前記第2凹部R2は、前記第2発光構造物P2と重なって配置されてもよい。前記第2凹部R2と前記第2発光構造物P2は、前記基板1105の上部面に垂直する方向に相互重なって配置されてもよい。
前記第3凹部R3は、前記基板1105の下部面から上部方向にリセスされて提供されてもよい。前記第3凹部R3は、前記第3発光構造物P3と重なって配置されてもよい。前記第3凹部R3と前記第3発光構造物P3は、前記基板1105の上部面に垂直する方向に相互重なって配置されてもよい。
前記第4凹部R4は、前記基板1105の下部面から上部方向にリセスされて提供されてもよい。前記第4凹部R4は、前記第4発光構造物P4と重なって配置されてもよい。前記第4凹部R4と前記第4発光構造物P4は、前記基板1105の上部面に垂直する方向に相互重なって配置されてもよい。
実施例によれば、前記第1凹部R1の幅は、前記第1発光構造物P1に提供された前記第1発光アパーチャー1130aの幅に対応して提供されてもよい。また、前記第1凹部R1の幅は、前記第1発光構造物P1に提供された前記第1発光アパーチャー1130aの直径に対応して提供されてもよい。例えば、前記第1発光アパーチャー1130aは、前記第1発光構造物P1の下部面に垂直する方向に光が放出される領域と定義することができる。
また、前記第2凹部R2の幅は、前記第2発光構造物P2に提供された前記第2発光アパーチャー1130bの幅に対応して提供されてもよい。前記第2凹部R2の幅は、前記第2発光構造物P2に提供された前記第2発光アパーチャー1130bの幅に対応して提供されてもよい。例えば、前記第2発光アパーチャー1130bは、前記第2発光構造物P2の下部面に垂直する方向に光が放出される領域と定義することができる。
また、前記第3凹部R3の幅は、前記第3発光構造物P3に提供された前記第3発光アパーチャー1130cの幅に対応して提供されてもよい。前記第3凹部R3の幅は、前記第3発光構造物P3に提供された前記第3発光アパーチャー1130cの幅に対応して提供されてもよい。例えば、前記第3発光アパーチャー1130cは、前記第3発光構造物P3の下部面に垂直する方向に光が放出される領域と定義することができる。
また、前記第4凹部R4の幅は、前記第4発光構造物P4に提供された前記第4発光アパーチャー1130dの幅に対応して提供されてもよい。前記第4凹部R4の幅は、前記第4発光構造物P4に提供された前記第4発光アパーチャー1130dの幅に対応して提供されてもよい。例えば、前記第4発光アパーチャー1130dは、前記第4発光構造物P4の下部面に垂直する方向に光が放出される領域と定義することができる。
前記基板1105の厚さt1は、数十μm〜数百μmに提供されてもよい。前記基板1105の厚さt1は、例えば100μm〜110μmに提供されてもよい。
前記第1凹部R1、前記第2凹部R2、前記第3凹部R3、前記第4凹部R4の深さt3は、数μm〜数十μmに提供されてもよい。例えば、前記第1凹部R1、前記第2凹部R2、前記第3凹部R3、前記第4凹部R4の深さt3は5μm〜20μmに提供されてもよい。
また、前記第1凹部R1、前記第2凹部R2、前記第3凹部R3、前記第4凹部R4の幅w2は、数十μmに提供されてもよい。前記第1凹部R1、前記第2凹部R2、前記第3凹部R3、前記第4凹部R4の幅w2は、例えば6μm〜15μmに提供されてもよい。
別の実施例によれば、前記複数の凹部R1、R2、R3、R4、…の幅w2は、前記複数の発光アパーチャー1130a、1130b、1130c、1130d、…の直径より数μm大きく提供されてもよい。例えば、前記複数の凹部R1、R2、R3、R4、…の幅w2は8μm〜25μmに提供されてもよい。
例えば、前記第1凹部R1は、前記第1発光構造物P1の下部に円形の水平断面を有するホール状に提供されてもよい。また、前記第2凹部R2は、前記第2発光構造物P2の下部に円形の水平断面を有するホール状に提供されてもよい。前記第3凹部R3は、前記第3発光構造物P3の下部に円形の水平断面を有するホール状に提供されてもよい。前記第4凹部R4は、前記第4発光構造物P4の下部に円形の水平断面を有するホール状に提供されてもよい。
実施例によれば、図20および図21に示されたように、前記複数の凹部R1、R2、R3、R4、…の上部面は、例えば凸レンズ形状に提供されてもよい。前記複数の凹部R1、R2、R3、R4、…の上部面は、例えば前記基板1105の上部面に対して凸レンズ形状に提供されてもよい。これによって、前記複数の凹部R1、R2、R3、R4、…は、前記複数の発光アパーチャー1130a、1130b、1130c、1130d、…から放出される光を拡散させることができるようになる。
実施例に係る半導体素子はIR加熱機(heater)等に好ましく適用することができる。また、実施例に係る半導体素子はCCTV用IR照明(illumination)等に好ましく適用することができる。実施例に係る半導体素子は、広い領域に照射が必要な製品に好ましく適用することができる。
一方、図22および図23は本発明の実施例に係る半導体素子のさらに別の例を示した図面である。図22は図10に示された実施例に係る半導体素子のA‐A線断面図であり、図23は図10に示された実施例に係る半導体素子のB‐B線断面図である。
次に、図22および図23を参照して実施例に係る半導体素子の別の例を説明する。図22および図23を参照して実施例に係る半導体素子を説明する際に、以上で説明した内容と重なる事項に対しては、その説明を省略することがある。
実施例に係る半導体素子は、図22および図23に示されたように、下部面に凹凸構造が提供された基板1105を含むことができる。前記基板1105は下部面に提供された複数の凹部R1、R2、R3、R4、…を含むことができる。前記基板1105は、例えば第1凹部R1、第2凹部R2、第3凹部R3、第4凹部R4を含むことができる。
前記複数の凹部R1、R2、R3、R4、…は、前記基板1105の下部面から上部方向にリセスされて提供されてもよい。前記複数の凹部R1、R2、R3、R4、…はそれぞれ対応する前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…と重なって配置されてもよい。前記複数の凹部R1、R2、R3、R4、…はそれぞれ対応する前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…と前記基板1105の上部面に垂直する方向に相互重なって配置されてもよい。
実施例によれば、前記第1凹部R1の幅は、前記第1発光構造物P1に提供された前記第1発光アパーチャー1130aの幅に対応して提供されてもよい。また、前記第1凹部R1の幅は、前記第1発光構造物P1に提供された前記第1発光アパーチャー1130aの直径に対応して提供されてもよい。例えば、前記第1発光アパーチャー1130aは、前記第1発光構造物P1の下部面に垂直する方向に光が放出される領域と定義することができる。
また、前記第2凹部R2の幅は、前記第2発光構造物P2に提供された前記第2発光アパーチャー1130bの幅に対応して提供されてもよい。前記第2凹部R2の幅は、前記第2発光構造物P2に提供された前記第2発光アパーチャー1130bの幅に対応して提供されてもよい。例えば、前記第2発光アパーチャー1130bは、前記第2発光構造物P2の下部面に垂直する方向に光が放出される領域と定義することができる。
また、前記第3凹部R3の幅は、前記第3発光構造物P3に提供された前記第3発光アパーチャー1130cの幅に対応して提供されてもよい。前記第3凹部R3の幅は、前記第3発光構造物P3に提供された前記第3発光アパーチャー1130cの幅に対応して提供されてもよい。例えば、前記第3発光アパーチャー1130cは、前記第3発光構造物P3の下部面に垂直する方向に光が放出される領域と定義することができる。
また、前記第4凹部R4の幅は、前記第4発光構造物P4に提供された前記第4発光アパーチャー1130dの幅に対応して提供されてもよい。前記第4凹部R4の幅は、前記第4発光構造物P4に提供された前記第4発光アパーチャー1130dの幅に対応して提供されてもよい。例えば、前記第4発光アパーチャー1130dは、前記第4発光構造物P4の下部面に垂直する方向に光が放出される領域と定義することができる。
前記基板1105の厚さt1は、数十μm〜数百μmに提供されてもよい。前記基板1105の厚さt1は、例えば100μm〜110μmに提供されてもよい。
前記第1凹部R1、前記第2凹部R2、前記第3凹部R3、前記第4凹部R4の深さt4は、数μm〜数十μmに提供されてもよい。例えば、前記第1凹部R1、前記第2凹部R2、前記第3凹部R3、前記第4凹部R4の深さt4は5μm〜20μmに提供されてもよい。
また、前記第1凹部R1、前記第2凹部R2、前記第3凹部R3、前記第4凹部R4の幅w3は、数十μmに提供されてもよい。前記第1凹部R1、前記第2凹部R2、前記第3凹部R3、前記第4凹部R4の幅w3は、例えば6μm〜15μmに提供されてもよい。
別の実施例によれば、前記複数の凹部R1、R2、R3、R4、…の幅w3は、前記複数の発光アパーチャー1130a、1130b、1130c、1130d、…の直径より数μm大きく提供されてもよい。例えば、前記複数の凹部R1、R2、R3、R4、…の幅w3は8μm〜25μmに提供されてもよい。
例えば、前記第1凹部R1は、前記第1発光構造物P1の下部に円形の水平断面を有するホール状に提供されてもよい。また、前記第2凹部R2は、前記第2発光構造物P2の下部に円形の水平断面を有するホール状に提供されてもよい。前記第3凹部R3は、前記第3発光構造物P3の下部に円形の水平断面を有するホール状に提供されてもよい。前記第4凹部R4は、前記第4発光構造物P4の下部に円形の水平断面を有するホール状に提供されてもよい。
実施例によれば、図22および図23に示されたように、前記複数の凹部R1、R2、R3、R4、…の上部面は、例えば凹レンズ形状に提供されてもよい。前記複数の凹部R1、R2、R3、R4、…の上部面は、例えば前記基板1105の上部面に対して凹レンズ形状に提供されてもよい。これによって、前記複数の凹部R1、R2、R3、R4、…は、前記複数の発光アパーチャー1130a、1130b、1130c、1130d、…から放出される光を集光させることができる。
実施例に係る半導体素子は、下部に光学系が配置される製品に好ましく適用することができる。例えば、半導体素子の下部に回折光学素子(DOE)またはマイクロレンズ(micro lens)等の光学系が配置される場合、半導体素子から放出されるビームの角度(angle)を小さく提供できるので、光学系とのマッチング(matching)効率が向上する。実施例に係る半導体素子は、一定な画角の具現が必要な3次元動き認識製品等に好ましく適用することができる。
一方、図24および図25は本発明の実施例に係る半導体素子のさらに別の例を示した図面である。
図24および図25に示された実施例に係る半導体素子2200は図10〜図23を参照して説明した実施例に係る半導体素子に比べて、ボンディングパッドの配置等に差がある。
次に、図24および図25を参照して、本発明の実施例に係る半導体素子を説明する。図24は本発明の実施例に係る半導体素子を示した図面であり、図25は図24に示された実施例に係る半導体素子のD‐D線断面図である。
図24および図25を参照して実施例に係る半導体素子を説明する際に、図10〜図23を参照して説明した内容と重なる事項に対しては、その説明を省略することがある。
一方、理解を助けるために、図24の図示において、下部に位置した構成要素の配置関係を容易に把握できるように、上部に配置された第1ボンディングパッド2155と第2ボンディングパッド2165は透明に処理された。
本発明の実施例に係る半導体素子2200は、図24および図25に示されたように、基板2105、複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…、第1電極2150、第1ボンディングパッド2155、第2ボンディングパッド2165を含むことができる。
実施例に係る半導体素子2200は、VCSELからなることができ、複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…で生成した光を、例えば5度〜30度のビーム画角で放出することができる。前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…のそれぞれは、第1導電型DBR層、活性層、第2導電型DBR層を含むことができる。前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…のそれぞれは、類似する構造を有することができ、図24に示されたD‐D線断面を参照して実施例に係る半導体素子2200を説明する。
実施例に係る半導体素子2200は、図24および図25に示されたように、複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…を含むことができる。前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…が配置された領域の上部には、前記第2ボンディングパッド2165が配置されてもよい。
前記第1電極2150は、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…の間に配置されてもよい。前記第1電極2150は、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…を露出させる複数の第1開口部を含むことができる。
前記第1電極2150に提供された前記複数の第1開口部は、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…の上部面を露出させることができる。前記第1電極2150に提供された前記複数の第1開口部は、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…の第2導電型DBR層の上部面を露出させることができる。前記第1電極2150は、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…の第1導電型DBR層と電気的に連結されてもよい。前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…を露出させる複数の第1開口部は、実施例に係る半導体素子の製造方法を説明する際にまた説明する。
前記第1ボンディングパッド2155は、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…と離隔して配置されてもよい。前記第1ボンディングパッド2155は、前記第1電極2150と電気的に連結されてもよい。前記第1ボンディングパッド2155は、前記第2ボンディングパッド2165の側面に沿って配置されてもよい。前記第1ボンディングパッド2155は、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…が提供された領域の外縁側面に沿って配置されてもよい。例えば、前記第1ボンディングパッド2155は、前記第2ボンディングパッド2165の両側面に配置されてもよい。
前記第2ボンディングパッド2165は、前記第1ボンディングパッド2155と離隔して配置されてもよい。前記第2ボンディングパッド2165は、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…の第2導電型DBR層に電気的に連結されてもよい。例えば、前記第2ボンディングパッド2165は、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…の第2導電型DBR層の上部面に配置されてもよい。
また、実施例に係る半導体素子2200は、図24に示されたように、複数のダミー発光構造物D1、D2、D3、D4を含むことができる。前記複数のダミー発光構造物D1、D2、D3、D4は、第1導電型DBR層、活性層、第2導電型DBR層を含むことができる。また、前記複数のダミー発光構造物D1、D2、D3、D4のうち前記第1ダミー発光構造物D1の上部と前記第2ダミー発光構造物D2の上部には、前記第1ボンディングパッド2155が配置されてもよい。
次に、図24および図25を参照して、前記第2ボンディングパッド2165の下に配置された第1発光構造物P1と第2発光構造物P2を中心に実施例に係る半導体素子2200をより詳しく説明する。
実施例に係る半導体素子2200は、図24および図25に示されたように、前記基板2105を含むことができる。前記基板2105は下部面に提供された凹凸構造を含むことができる。前記基板2105の上に複数の発光構造物P1、P2、…が配置されてもよい。
例えば、前記基板2105は、前記複数の発光構造物P1、P2、…が成長できる成長基板であってもよい。例えば、前記基板2105は、真性半導体基板であってもよい。
実施例によれば、前記基板2105に提供された凹凸構造は、前記基板2105の下部面から上部方向にリセスされた複数の凹部R1、R2、…を含むことができる。前記基板2105に提供された凹凸構造に対しては、後でさらに説明する。
実施例に係る半導体素子2200は、前記第2ボンディングパッド2165の下に配置された複数の発光構造物P1、P2、…を含むことができる。前記複数の発光構造物P1、P2、…は、光を放出する発光アパーチャー2130a、2130b、…をそれぞれ含むことができる。前記複数の発光構造物P1、P2、…は、相互離隔して配置されてもよい。例えば、前記発光アパーチャー2130a、2130b、…は、数μm〜数十μmの直径で提供されてもよい。例えば、前記発光アパーチャー2130a、2130b、…は、前記発光構造物P1、P2、…の下部面に垂直する方向に光が放出される領域と定義することができる。
前記第1発光構造物P1は、第1導電型の第1DBR層2110a、第2導電型の第2DBR層2120a、第1活性層2115aを含むことができる。前記第1活性層2115aは、前記第1DBR層2110aと前記第2DBR層2120aの間に配置されてもよい。例えば、前記第1活性層2115aが前記第1DBR層2110aの上に配置され、前記第2DBR層2120aが前記第1活性層2115aの上に配置されてもよい。前記第1発光構造物P1は、前記第1活性層2115aと前記第2DBR層2120aの間に配置された第1アパーチャー層2117aをさらに含むことができる。
前記第2発光構造物P2は、第1導電型の第3DBR層2110b、第2導電型の第4DBR層2120b、第2活性層2115bを含むことができる。前記第2活性層2115bは、前記第3DBR層2110bと前記第4DBR層2120bの間に配置されてもよい。例えば、前記第2活性層2115bが前記第3DBR層2110bの上に配置され、前記第4DBR層2120bが前記第2活性層2115bの上に配置されてもよい。前記第2発光構造物P2は、前記第2活性層2115bと前記第4DBR層2120bの間に配置された第2アパーチャー層2117bをさらに含むことができる。
また、前記第1発光構造物P1の前記第1DBR層2110aと前記第2発光構造物P2の前記第3DBR層2110bの間に第1導電型DBR層2113が配置されてもよい。前記第1DBR層2110aと前記第3DBR層2110bは、前記第1導電型DBR層2113によって物理的に連結されてもよい。例えば、前記第1導電型DBR層2113の上部面と前記第1DBR層2110aの上部面が同一水平面に配置されてもよい。前記第1導電型DBR層2113の上部面と前記第3DBR層1110cの上部面が同一水平面に配置されてもよい。
また、前記第1発光構造物P1の前記第1活性層2115aと前記第2発光構造物P2の前記第2活性層2115bは、相互離隔して配置されてもよい。また、前記第1発光構造物P1の前記第2DBR層2120aと前記第2発光構造物P2の前記第4DBR層2120bは、相互離隔して配置されてもよい。
実施例に係る半導体素子2200は、図24および図25に示されたように、下部面に凹凸構造が提供された基板2105を含むことができる。前記基板2105は、例えば第1凹部R1と第2凹部R2を含むことができる。
前記第1凹部R1は、前記基板2105の下部面から上部方向にリセスされて提供されてもよい。前記第1凹部R1は、前記第1発光構造物P1と重なって配置されてもよい。前記第1凹部R1と前記第1発光構造物P1は、前記基板2105の上部面に垂直する方向に相互重なって配置されてもよい。
前記第2凹部R2は、前記基板2105の下部面から上部方向にリセスされて提供されてもよい。前記第2凹部R2は、前記第2発光構造物P2と重なって配置されてもよい。前記第2凹部R2と前記第2発光構造物P2は、前記基板2105の上部面に垂直する方向に相互重なって配置されてもよい。
実施例によれば、前記第1凹部R1の幅は、前記第1発光構造物P1に提供された前記第1発光アパーチャー2130aの幅に対応して提供されてもよい。また、前記第1凹部R1の幅は、前記第1発光構造物P1に提供された前記第1発光アパーチャー2130aの直径に対応して提供されてもよい。例えば、前記第1発光アパーチャー2130aは、前記第1発光構造物P1の下部面に垂直する方向に光が放出される領域と定義することができる。
また、前記第2凹部R2の幅は、前記第2発光構造物P2に提供された前記第2発光アパーチャー2130bの幅に対応して提供されてもよい。前記第2凹部R2の幅は、前記第2発光構造物P2に提供された前記第2発光アパーチャー2130bの幅に対応して提供されてもよい。例えば、前記第2発光アパーチャー2130bは、前記第2発光構造物P2の下部面に垂直する方向に光が放出される領域と定義することができる。
前記基板2105の厚さt5は、数十μm〜数百μmに提供されてもよい。前記基板2105の厚さt5は、例えば100μm〜110μmに提供されてもよい。
前記基板2105の厚さt5が100μmより小さい場合には、前記基板2105の上に配置された構成要素を安定的に支持できず、半導体素子の信頼性が低下することになる。また、前記基板2105の厚さt5が110μmより大きい場合には、半導体素子の大きさが厚くなる短所がある。
前記第1凹部R1と前記第2凹部R2の深さt6は、数μm〜数十μmに提供されてもよい。例えば、前記第1凹部R1と前記第2凹部R2の深さt6は5μm〜20μmに提供されてもよい。
前記第1凹部R1と前記第2凹部R2の深さt6が5μmより小さい場合には、前記第1凹部R1および前記第2凹部R2によって提供される光抽出効果の増加が微小となる。前記第1凹部R1と前記第2凹部R2の深さt6が20μmより大きい場合には、前記第1凹部R1および前記第2凹部R2によって提供される光抽出効果は著しくなるが、工程時間が増加する短所がある。前記第1凹部R1と前記第2凹部R2の深さt6が20μmより大きい場合には、前記基板2105の上に配置された構成要素を安定的に支持できず、半導体素子の信頼性が低下することになる。
また、前記第1凹部R1と前記第2凹部R2の幅w4は、数十μmに提供されてもよい。前記第1凹部R1と前記第2凹部R2の幅w4は、例えば6μm〜15μmに提供されてもよい。
例えば、前記第1凹部R1と前記第2凹部R2の幅w4は、前記第1発光アパーチャー2130aの幅と前記第2発光アパーチャー2130bの幅に対応して提供されてもよい。前記第1発光構造物P1と前記第2発光構造物P2から放出される光は、下部方向に方向性を持って放出される。従って、前記第1凹部R1と前記第2凹部R2の幅w4は、光が伝播する領域に提供されるように形成されてもよい。
別の実施例によれば、前記第1凹部R1と前記第2凹部R2の幅w4は、前記第1発光アパーチャー2130aおよび前記第2発光アパーチャー2130bの直径より数μm大きく提供されてもよい。前記第1凹部R1と前記第2凹部R2の形成に対する工程誤差を考慮して、複数の凹部R1、R2、…と複数の発光構造物P1、P2の間の整列が安定的に行われるようにするためである。例えば、前記第1凹部R1と前記第2凹部R2の幅w4は8μm〜25μmに提供されてもよい。
例えば、前記第1凹部R1は、前記第1発光構造物P1の下部に円形の水平断面を有するホール状に提供されてもよい。また、前記第2凹部R2は、前記第2発光構造物P2の下部に円形の水平断面を有するホール状に提供されてもよい。前記第1凹部R1と前記第2凹部R2の上部面は、例えば平面形状に提供されてもよい。前記第1凹部R1と前記第2凹部R2の上部面は、例えば前記基板2105の上部面に平行するように提供されてもよい。
実施例に係る半導体素子2200は、図24および図25に示されたように、絶縁層2140を含むことができる。前記絶縁層2140は、前記第1発光構造物P1の側面に配置されてもよい。前記絶縁層2140は、前記第1発光構造物P1の側面の周りをカバーするように配置されてもよい。前記絶縁層2140は、前記第2発光構造物P2の側面に配置されてもよい。前記絶縁層2140は、前記第2発光構造物P2の側面の周りをカバーするように配置されてもよい。
また、前記絶縁層2140は、前記第1発光構造物P1と前記第2発光構造物P2の間に配置されてもよい。前記絶縁層2140は、前記第1導電型DBR層2113の上に配置されてもよい。
前記絶縁層2140は、前記第1発光構造物P1の上部面を露出させることができる。前記絶縁層2140は、前記第1発光構造物P1の前記第2DBR層2120aの上部面を露出させることができる。前記絶縁層2140は、前記第2発光構造物P2の上部面を露出させることができる。前記絶縁層2140は、前記第2発光構造物P2の前記第4DBR層2120bの上部面を露出させることができる。前記絶縁層2140は、前記第1発光構造物P1の上部面と前記第2発光構造物P2の上部面を露出させる第2開口部を含むことができる。前記第1発光構造物P1の上部面と前記第2発光構造物P2の上部面を露出させる第2開口部については、実施例に係る半導体素子の製造方法を説明する際にまた説明する。
実施例に係る半導体素子2200は、図24および図25に示されたように、第1電極2150を含むことができる。前記第1電極2150は、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…の間に配置されてもよい。前記第1電極2150は、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…を露出させる複数の第1開口部を含むことができる。
前記第1電極2150は、前記第1導電型DBR層2113の上に配置されてもよい。前記第1電極2150は、前記第1DBR層2110aと電気的に連結されてもよい。前記第1電極2150は、前記第3DBR層2110bと電気的に連結されてもよい。前記第1電極2150は、前記絶縁層2140の下に配置されてもよい。前記第1電極2150は、前記第1発光構造物P1と前記第2発光構造物P2の間の領域で前記絶縁層2140の下に配置されてもよい。前記第1電極2150は、前記第1発光構造物P1と前記第2発光構造物P2の間の領域で前記絶縁層2140と前記第1導電型DBR層2113の間に配置されてもよい。
例えば、前記第1電極2150の下部面が前記第1導電型DBR層2113の上部面に直接接触して配置されてもよい。前記第1電極2150の上部面が前記絶縁層2140の下部面に直接接触して配置されてもよい。前記第1電極2150は、前記第1DBR層2110aと前記第3DBR層2110bと電気的に共通連結されてもよい。
実施例に係る半導体素子2200は、図24および図25に示されたように、前記第1ボンディングパッド2155と前記第2ボンディングパッド2165を含むことができる。
実施例によれば、前記第1ボンディングパッド2155は、複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…の第1導電型DBR層に電気的に連結されてもよい。実施例によれば、前記第1ボンディングパッド2155は、複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…の第1導電型DBR層に電気的に共通連結されてもよい。
前記第2ボンディングパッド2165は、複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…の第2導電型DBR層に電気的に連結されてもよい。実施例によれば、前記第2ボンディングパッド2165は、複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…の第2導電型DBR層に電気的に共通連結されてもよい。
実施例に係る半導体素子2200は、図24および図25に示されたように、複数のダミー発光構造物D1、D2、D3、D4を含むことができる。前記複数のダミー発光構造物D1、D2、D3、D4は、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…と離隔して配置されてもよい。
前記複数のダミー発光構造物D1、D2、D3、D4は、前記第2ボンディングパッド2165から離隔して配置されてもよい。例えば、第1ダミー発光構造物D1の上部領域に前記第1ボンディングパッド2155が配置されてもよい。また、前記第2ダミー発光構造物D2の上部領域に前記第1ボンディングパッド2155が配置されてもよい。前記複数のダミー発光構造物D1、D2、D3、D4は、類似する構造を有することができる。
前記第1ダミー発光構造物D1は、第1導電型DBR層2113、第2導電型DBR層2119を含むことができる。また、前記第1ダミー発光構造物D1は、活性層2116とアパーチャー層2118を含むことができる。
実施例に係る半導体素子2200は、図24および図25に示されたように、パッド電極2153を含むことができる。前記パッド電極2153は、前記第1電極2150と電気的に連結されてもよい。前記パッド電極2153は、前記第1発光構造物P1と前記第2発光構造物P2の間に配置された前記第1電極2150から延長されて配置されてもよい。前記パッド電極2153と前記第1電極2150の連結関係については、実施例に係る半導体素子の製造方法を説明する際にまた説明する。
前記パッド電極2153は、前記第1導電型DBR層2113に電気的に連結されてもよい。前記パッド電極2153は、前記活性層2116に電気的に連結されてもよい。前記パッド電極2153は、前記第2導電型DBR層2119に電気的に連結されてもよい。前記パッド電極2153は、前記第1導電型DBR層2113と前記第2導電型DBR層2119に電気的に共通連結されてもよい。これによって、前記第1ダミー発光構造物D1は、光を生成しなくてもよい。
前記パッド電極2153は、前記第1ダミー発光構造物D1と前記第2ダミー発光構造物D2の上に配置されてもよい。前記パッド電極2153は、前記第1ダミー発光構造物D1の上部面の上に配置されてもよい。前記パッド電極2153は、前記第2ダミー発光構造物D2の上部面の上に配置されてもよい。前記パッド電極2153は、前記第1ダミー発光構造物D1と前記第2ダミー発光構造物D2に提供された前記第2導電型DBR層2119の上に配置されてもよい。
実施例によれば、前記パッド電極2153の上に前記第1ボンディングパッド2155が配置されてもよい。前記パッド電極2153の側面に前記絶縁層2140が配置されてもよい。前記絶縁層2140によって露出された前記パッド電極2153の上部面に前記第1ボンディングパッド2155が配置されてもよい。
実施例に係る半導体素子2200によれば、前記第1ボンディングパッド2155と前記第2ボンディングパッド2165を介して前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…に電源が提供されてもよい。前記第1ボンディングパッド2155が前記パッド電極2153を介して前記第1電極2150に電気的に連結されてもよい。そして、前記第1電極2150が前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…の第1導電型DBR層に電気的に連結されてもよい。また、前記第2ボンディングパッド2165が前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…の第2導電型DBR層の上部面の上に配置されてもよい。例えば、前記第2ボンディングパッド2165の下部面が前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…の第2導電型DBR層の上部面に直接接触して配置されてもよい。
従って、実施例によれば、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…に電源が提供される際に、前記基板2105の下部面を介して電源が印加される必要がない。従来の半導体素子において、前記基板の下部面を介して電源が印加される必要がある場合、前記基板2105が必ず導電性基板から提供されなければならない。ところが、実施例に係る半導体素子2200によれば、前記基板2105は、導電性基板であってもよく、絶縁性基板であってもよい。例えば、実施例に係る前記基板2105は、真性半導体基板から提供されてもよい。
また、前記基板2105は、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…が成長基板から成長した後、成長基板が除去され、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…に付着された基板であってもよい。例えば、前記支持基板は、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…で生成した光が透過できる透明基板であってもよい。
一方、実施例に係る半導体素子2200は、図24および図25に示されたように、前記半導体素子2200の下部方向に光が放出されるように具現されてもよい。即ち、実施例に係る半導体素子2200によれば、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…をなす活性層から第1導電型DBR層が配置された方向に光が放出されてもよい。前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…をなす活性層から前記基板2105が配置された方向に光が放出されてもよい。
実施例によれば、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…の第2導電型DBR層の上部面に前記第2ボンディングパッド2165が接触して配置される。また、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…の第1導電型DBR層に前記第1電極2150が連結されて配置され、前記第1電極2150から延長された前記パッド電極2153の上に前記第1ボンディングパッド2155が接触して配置される。これによって、前記第1ボンディングパッド2155および前記第2ボンディングパッド2165を介して前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…で発生した熱が外部に効果的に放出される。
一方、一般的な半導体素子の場合、発光構造物で発生した熱によって電力変換効率(PCE:Power Conversion Efficiency)が著しく低下すると知られている。そして、下部に配置された基板を介して発光構造物に電源が提供される場合、一般的に基板を介して熱放出がなされる。ところが、基板の熱伝導率が低いので、発光構造物で発生した熱を外部に放出され難くなる。例えば、GaAs基板の場合、熱伝導率が52W/(m*K)として低いと知られている。
ところが、実施例によれば、前記第1ボンディングパッド2155と前記第2ボンディングパッド2165を介して外部の放熱基板等に連結されるので、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…で発生した熱を外部に効果的に放出できるようになる。従って、実施例によれば、半導体素子2200で発生した熱を外部に効果的に排出できるので、電力変化効率(PCE)が向上する。
一方、実施例に係る半導体素子2200によれば、以上で説明したように、前記半導体素子2200の下部方向に光が放出されるように具現されてもよい。実施例に係る半導体素子2200によれば、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…の下部領域に提供された第1導電型DBR層の反射率が上部領域に提供された第2導電型DBR層の反射率より小さく選択されてもよい。これによって、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…で生成した光が前記半導体素子2200の基板2105の方向に放出されることになる。
また、実施例に係る半導体素子2200によれば、前記絶縁層2140がDBR層からなることができる。これによって、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…で生成した光が上部に配置された前記絶縁層2140に反射されて下部方向に効果的に抽出される。
例えば、前記絶縁層2140は、SiO2とTiO2が複数の層に積層されて形成されたDBR層からなることができる。また、前記絶縁層2140は、Ta2O3とSiO2が複数の層に積層されて形成されたDBR層からなることができる。また、前記絶縁層2140は、SiO2とSi3N4が複数の層に積層されて形成されたDBR層からなることができる。
一方、従来の半導体素子において、基板を介して発光構造物に電源を提供する場合、基板が導電性である必要がある。これによって、導電性半導体基板が適用される場合、導電性を向上させるために基板にドーパントが添加される。ところが、基板に添加されたドーパントは、放出される光に対する吸収および散乱(Absorption and Scattering)現象を生じさせるので、電力変換効率(PCE)を低下させる原因となる。
ところが、実施例に係る半導体素子2200によれば、以上で説明したように、前記基板2105が導電性基板である必要がないので、前記基板2105に別途のドーパントが添加されなくてもよい。これによって、実施例に係る前記基板2105にドーパントが添加されなくてもよいので、前記基板2105においてドーパントによる吸収および散乱が発生する現象を減らすことができる。従って、実施例によれば、複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…で発生した光を下部方向に効果的に提供することができ、電力変換効率(PCE)が向上する。
また、実施例に係る半導体素子2200によれば、前記基板2105の下部面に提供された凹凸構造を介して光が放出されることになる。即ち、実施例によれば、前記基板2105の下部方向に光が放出される際に、前記基板2105を透過する光の光経路の長さが短縮される。これによって、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…で発生した光が前記基板2105を透過しながら吸収および散乱が発生する現象を減らすことができるようになる。従って、実施例によれば、複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…で発生した光を下部方向に効果的に提供することができ、電力変換効率(PCE)が向上する。
また、実施例に係る半導体素子2200は、前記基板2105の下部面に提供された無反射層2170をさらに含むことができる。前記無反射層2170は、前記半導体素子2200から放出される光が前記基板2105の表面で反射されることを防止し透過させることで、反射による光損失を改善することができる。
前記無反射層2170は、例えば無反射コーティングフィルムから形成され、前記基板2105の表面に付着されてもよい。また、前記無反射層2170は、前記基板2105の表面にスピンコーティングまたはスプレーコーティング等によって形成されてもよい。例えば、前記無反射層2170は、TiO2、SiO2、Al2O3、Ta2O3、ZrO2、MgF2を含むグループのうち少なくとも一つを含む単一層または多層構造を有することができる。
また、実施例に係る半導体素子2200によれば、前記第1ボンディングパッド2155に連結された前記第1電極2150と前記第2ボンディングパッド2165によって前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…の間に電流拡散が効率的に行われる。これによって、実施例に係る半導体素子2200によれば、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…において電流の密集なく電流が効率的に拡散され、光抽出効率が向上する。
一方、図24および図25を参照して説明した実施例に係る半導体素子2200は、第1ダミー発光構造物D1と第2ダミー発光構造物D2の上に前記第1ボンディングパッド2155が提供された場合をベースに説明した。
ところが、別の実施例に係る半導体素子によれば、前記第1ボンディングパッド2155は、一つのダミー発光構造物の上のみに提供されてもよい。また、前記第1ボンディングパッド2155は、3つのダミー発光構造物の上または4つのダミー発光構造物の上に提供されてもよい。
前記第1ボンディングパッド2155が提供される領域は、半導体素子の大きさ、求められる電流拡散(current spreading)の程度等を考慮して、弾力的に選択することができる。例えば、半導体素子のサイズが大きいか、電流拡散の必要性が大きい半導体素子の場合にも、半導体素子の4つの側面に前記第1ボンディングパッド2155が配置される。
次に、添付された図面を参照して、本発明の実施例に係る半導体素子の製造方法を説明する。実施例に係る半導体素子の製造方法の説明において、以上で説明した内容と重なる事項に対しては、その説明を省略することがある。
まず、図26aおよび図26bは、本発明の実施例に係る半導体素子の製造方法において複数の発光構造物とダミー発光構造物が形成された例を示した図面である。図26aは実施例に係る半導体素子の製造方法によって複数の発光構造物とダミー発光構造物が形成されたステップを示した平面図であり、図26bは図26aに示された実施例に係る半導体素子のD‐D線断面図である。
実施例に係る半導体素子の製造方法によれば、図26aおよび図26bに示されたように、基板2105に複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…が形成される。また、前記基板2105に複数のダミー発光構造物D1、D2、D3、D4が形成される。例えば、前記複数のダミー発光構造物D1、D2、D3、D4は、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…周辺に形成される。
前記基板2105は、真性半導体基板、導電性基板、絶縁性基板から選択されたいずれか一つからなることができる。例えば、前記基板2105は、GaAs真性半導体基板であってもよい。また、前記基板2105は、銅(Cu)、金(Au)、ニッケル(Ni)、モリブデン(Mo)、銅-タングステン(Cu-W)、キャリアウェハ(例えば、Si、Ge、AlN、GaAs、ZnO、SiC等)を含む導電性物質から選択された少なくとも一つからなることができる。
例えば、前記基板2105に第1導電型DBR層、活性層、第2導電型DBR層が順に形成される。そして、第2導電型DBR層と活性層に対するメサエッチングによって前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…が形成されてもよい。また、第2導電型DBR層と活性層に対するメサエッチングによって前記複数のダミー発光構造物D1、D2、D3、D4が形成される。前記複数のダミー発光構造物D1、D2、D3、D4は、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…が形成された領域の側面に形成されてもよい。
前記複数の発光構造物P1、P2、…は、第1導電型DBR層2110a、2110b、…、活性層2115a、2115b、…、アパーチャー層2117a、2117b、…2117a、2117b、…、第2導電型DBR層2120a、2120b、…を含むことができる。前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4…の周りに第1導電型DBR層2113が提供されてもよい。前記第1導電型DBR層2113は、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…の間の領域に配置されてもよい。
また、実施例に係る前記複数のダミー発光構造物D1、D2、D3、D4は、第1導電型DBR層2113、活性層2116、アパーチャー層2118、第2導電型DBR層2119を含むことができる。例えば、前記複数のダミー発光構造物D1、D2、D3、D4は、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…が形成された領域の側面に沿って幅を有するライン状に提供されてもよい。
例えば、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…と前記複数のダミー発光構造物D1、D2、D3、D4は、複数の化合物半導体層に成長することができる。前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…と前記複数のダミー発光構造物D1、D2、D3、D4は、電子ビーム蒸着装置、PVD(physical vapor deposition)、CVD(chemical vapor deposition)、PLD(plasma laser deposition)、二重型熱蒸着器(dual-type thermal evaporator)、スパッタリング(sputtering)、MOCVD(metal organic chemical vapor deposition)等によって形成されてもよい。
前記複数のダミー発光構造物D1、D2、D3、D4をなすアパーチャー層2118は、前記活性層2116の上に配置されてもよい。ただし、図24および図25を参照して説明したように、前記複数のダミー発光構造物D1、D2、D3、D4に配置された前記アパーチャー層2118は、前記複数の発光構造物P1、P2、…に提供された前記アパーチャー層2117a、2117bの機能とは異なり、前記活性層2116の中心部に電流が集中するように電流移動を制限する機能はしない。実施例によれば、前記複数のダミー発光構造物D1、D2、D3、D4に配置された前記第1導電型DBR層2113と前記第2導電型DBR層2119の間に共通電圧が印加されるからである。
例えば、前記第2導電型DBR層2120a、2120b、…は、前記第1導電型DBR層2110a、2110b、…より大きい反射率を有することができる。例えば、前記第2導電型DBR層2120a、2120b、…と前記第1導電型DBR層2110a、2110b、…は、90%以上の反射率によって垂直方向に共振キャビティを形成することができる。このとき、生成された光は、前記第2導電型DBR層2120a、2120b、…の反射率より低い前記第1導電型DBR層2110a、2110b、…を介して外部に放出されてもよい。
次に、図27aおよび27bに示されたように、実施例に係る第1電極2150と電極パッド2153が形成される。
図27aおよび図27bは、本発明の実施例に係る半導体素子の製造方法において第1電極と電極パッドが形成された例を示した図面である。図27aは実施例に係る半導体素子の製造方法によって第1電極と電極パッドが形成されたステップを示した平面図であり、図27bは図27aに示された実施例に係る半導体素子のD‐D線断面図である。
実施例によれば、図27aおよび図27bに示されたように、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…の周りに前記第1電極2150が形成される。前記第1電極2150は、前記第1導電型DBR層2113の上に形成され、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…を露出させる第1開口部H1を含むことができる。前記第1電極2150は、前記前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…の間の領域に形成されてもよい。
例えば、表1を参照して説明したように、前記第1電極2150の面積Aeが前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…の面積Amより大きく提供されてもよい。ここで、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…の面積Amとは、メサエッチングによってエッチングされず残っている前記活性層2115a、2115b、…の面積を意味することができる。前記第1電極2150の面積Aeに対する前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…の面積Amの比率Am/Aeは、例えば25%より大きく提供されてもよい。実施例に係る半導体素子2200によれば、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…の個数および直径は、応用例に応じて多様に変形することができる。
実施例によれば、表1を参照して説明したように、前記第1電極2150の面積Aeに対する前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…の面積Amの比率Am/Aeは、例えば25%〜70%に提供されてもよい。別の実施例によれば、前記第1電極2150の面積Aeに対する前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…の面積Amの比率Am/Aeは、例えば30%〜60%に提供されてもよい。
実施例に係る半導体素子2200の適用例に応じて、前記半導体素子2200に配置された前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…の個数および直径は、多様に変更することができる。
また、実施例に係る半導体素子の製造方法によれば、図27aおよび図27bに示されたように、前記ダミー発光構造物D1、D2、D3、D4の上に配置されたパッド電極2153が形成される。前記パッド電極2153は、前記第1電極2150から延長されて形成されてもよい。前記パッド電極2153は、前記ダミー発光構造物D1、D2、D3、D4の前記第2導電型DBR層2119の上に形成されてもよい。
実施例によれば、前記第1電極2150と前記パッド電極2153に共通で電圧が供給される。前記第1電極2150と前記パッド電極2153は、等電位面を提供することができる。
例えば、前記第1電極2150と前記電極パッド2153は、Ag、Ni、Al、Rh、Pd、Ir、Ru、Mg、Zn、Pt、Au、Hf、Ti、W、Crおよびこれらのうち2以上の合金から構成された物質を含むグループから選択された物質からなることができる。前記第1電極2150と前記電極パッド2153は、一つの層または複数の層に形成されてもよい。前記第1電極2150と前記電極パッド2153は、例えば反射金属として複数の金属層を適用することができ、接着層としてCrまたはTi等を適用することができる。例えば、前記第1電極2150と前記電極パッド2153は、Cr/Al/Ni/Au/Ti層からなることができる。
続いて、図28aおよび図28bに示されたように、実施例に係る前記第1電極2150の上に絶縁層2140が形成される。
図28aおよび図28bは、本発明の実施例に係る半導体素子の製造方法において絶縁層が形成された例を示した図面である。図28aは実施例に係る半導体素子の製造方法によって絶縁層が形成されたステップを示した平面図であり、図28bは図28aに示された実施例に係る半導体素子のD‐D線断面図である。
実施例によれば、図28aおよび図28bに示されたように、前記第1電極2150の上に前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…の上部面を露出させる前記絶縁層2140が形成される。前記絶縁層2140は、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…の側面に形成されてもよい。前記絶縁層2140は、前記第1導電型DBR層2113の上に形成されてもよい。前記絶縁層2140は、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…の間の領域に形成されてもよい。
前記絶縁層2140は、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…の上部面を露出させる複数の第2開口部H2を含むことができる。前記第2開口部H2の大きさは、前記第1開口部H1の大きさより小さく提供されてもよい。例えば、前記複数の第2開口部H2は、前記複数の第1開口部H1が提供された領域に整列して配置されてもよい。
実施例によれば、前記絶縁層2140は、前記電極パッド2153の上部面を露出させることができる。前記絶縁層2140は、前記第3ダミー発光構造物D3の上に形成されてもよい。また、前記絶縁層2140は、前記第4ダミー発光構造物D4の上に形成されてもよい。
前記絶縁層2140は、絶縁物質から提供されてもよい。例えば、前記絶縁層2140は、SiO2、TiO2、Ta2O5、SiOx、SiOxNy、Si3N4、Al2O3を含むグループから選択された少なくとも一つの物質からなることができる。また、前記絶縁層2140は、DBR層から形成されてもよい。実施例によれば、前記絶縁層2140がDBR層から提供されることで、複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…で発生した光が効率的に反射されて下部方向に抽出される。例えば、前記絶縁層2140は、SiO2とTiO2が複数の層に積層されて形成されたDBR層からなることができる。また、前記絶縁層2140は、Ta2O3とSiO2が複数の層に積層されて形成されたDBR層からなることができる。また、前記絶縁層2140は、SiO2とSi3N4が複数の層に積層されて形成されたDBR層からなることができる。
そして、図29aおよび図29bに示されたように、実施例に係る前記パッド電極2153の上に第1ボンディングパッド2155が形成され、前記複数の発光構造物P1、P2、…の第2導電型DBR層の上に第2ボンディングパッド2165が形成される。
図29aおよび図29bは、本発明の実施例に係る半導体素子の製造方法において第1ボンディングパッドと第2ボンディングパッドが形成された例を示した図面である。図29aは実施例に係る半導体素子の製造方法によって第1ボンディングパッドと第2ボンディングパッドが形成されたステップを示した平面図であり、図29bは図29aに示された実施例に係る半導体素子のD‐D線断面図である。
実施例によれば、図29aおよび図29bに示されたように、前記第1ボンディングパッド2155と前記第2ボンディングパッド2165が離隔して形成されてもよい。
前記第1ボンディングパッド2155は、前記第1ダミー発光構造物D1と前記第2ダミー発光構造物D2の上に形成されてもよい。前記第1ボンディングパッド2155は、前記第1ダミー発光構造物D1の上に配置され、前記パッド電極2153と電気的に連結されてもよい。例えば、前記第1ボンディングパッド2155は、前記パッド電極2153の上部面に直接接触して配置されてもよい。前記第1ボンディングパッド2155は、前記第2ダミー発光構造物D2の上に配置されてもよい。また、前記第1ボンディングパッド2155は、前記第2ダミー発光構造物D2に提供されたパッド電極に直接接触して配置されてもよい。
実施例によれば、前記第1ボンディングパッド2155は、複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…の第1導電型DBR層に電気的に連結されてもよい。実施例によれば、前記第1ボンディングパッド2155は、複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…の第1導電型DBR層に電気的に共通連結されてもよい。
前記第2ボンディングパッド2165は、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…の上に形成されてもよい。前記第2ボンディングパッド2165は、前記複数の発光構造物P1、P2、…の第2導電型DBR層2120a、2120b、…の上に形成されてもよい。また、前記第2ボンディングパッド2165は、前記絶縁層2140の上に形成されてもよい。
前記第2ボンディングパッド2165は、複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…の第2導電型DBR層に電気的に連結されてもよい。実施例によれば、前記第2ボンディングパッド2165は、複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…の第2導電型DBR層に電気的に共通連結されてもよい。
前記第2ボンディングパッド2165は、前記絶縁層2140に提供された前記第2開口部H2の上に配置されてもよい。例えば、前記第2ボンディングパッド2165の下部面が前記第2開口部H2を介して前記複数の発光構造物P1、P2、…の第2導電型DBR層2120a、2120b、…の上部面に直接接触して配置されてもよい。
例えば、前記第1ボンディングパッド2155と前記第2ボンディングパッド2165は、Ag、Ni、Al、Rh、Pd、Ir、Ru、Mg、Zn、Pt、Au、Hf、Ti、W、Cr、Cuおよびこれらのうち2以上の合金から構成された物質を含むグループから選択された物質からなることができる。前記第1ボンディングパッド2155と前記第2ボンディングパッド2165は、一つの層または複数の層に形成されてもよい。前記第1ボンディングパッド2155と前記第2ボンディングパッド2165は、例えばソルダーボンディング(solder bonding)からSn拡散を防止するために、Cr、Cu等の拡散バリアー金属を含むことができる。例えば、前記第1ボンディングパッド2155と前記第2ボンディングパッド2165はTi、Ni、Cu、Cr、Auを含む複数の層に形成されてもよい。
次に、図29aおよび図29bに示されたように、前記基板2105の下部面に凹凸構造が形成される。
実施例によれば、前記基板2105に提供された凹凸構造は、前記基板2105の下部面から上部方向にリセスされた複数の凹部R1、R2、…を含むことができる。前記基板2105は、例えば第1凹部R1、第2凹部R2を含むことができる。
前記複数の凹部R1、R2、…は、例えばエッチング工程によって形成されてもよい。前記複数の凹部R1、R2、…は乾式エッチング工程または湿式エッチング工程によって形成されてもよい。
また、前記複数の凹部R1、R2、…はレーザーアブレーション(laser ablation)工程またはソーイング(sawing)工程によって形成されてもよい。前記複数の凹部R1、R2、…がレーザーアブレーション(laser ablation)工程またはソーイング(sawing)工程によって形成される場合、前記複数の凹部R1、R2、…が早く形成され、工程時間を短縮できる長所がある。
実施例に係る半導体素子の製造方法によれば、レーザーアブレーション(laser ablation)工程またはソーイング(sawing)工程によって前記基板2105に凹凸構造を形成する場合に、前記複数の凹部R1、R2、…の深さt6を数十μmまで深く形成することができ、容易に調節することができる。
前記複数の凹部R1、R2、…がレーザーアブレーション(laser ablation)工程またはソーイング(sawing)工程によって形成される場合、前記複数の凹部R1、R2、…側面にラフネス(roughness)が形成されてもよい。このとき、前記複数の凹部R1、R2、…側面にラフネス(roughness)が形成される場合には、追加エッチング工程によって前記複数の凹部R1、R2、…に形成されたラフネス(roughness)を除去することもできる。
一方、図30は本発明の実施例に係る半導体素子のさらに別の例を示した図面である。図30は図24に示された実施例に係る半導体素子のD‐D線断面図である。
次に、図30を参照して実施例に係る半導体素子のさらに別の例を説明する。図30を参照して実施例に係る半導体素子を説明する際に、以上で説明した内容と重なる事項に対しては、その説明を省略することがある。
実施例に係る半導体素子は、図30に示されたように、下部面に凹凸構造が提供された基板2105を含むことができる。前記基板2105は下部面に提供された複数の凹部R1、R2、…を含むことができる。前記基板2105は、例えば第1凹部R1、第2凹部R2を含むことができる。
前記第1凹部R1は、前記基板2105の下部面から上部方向にリセスされて提供されてもよい。前記第1凹部R1は、前記第1発光構造物P1と重なって配置されてもよい。前記第1凹部R1と前記第1発光構造物P1は、前記基板2105の上部面に垂直する方向に相互重なって配置されてもよい。
前記第2凹部R2は、前記基板2105の下部面から上部方向にリセスされて提供されてもよい。前記第2凹部R2は、前記第2発光構造物P2と重なって配置されてもよい。前記第2凹部R2と前記第2発光構造物P2は、前記基板2105の上部面に垂直する方向に相互重なって配置されてもよい。
実施例によれば、前記第1凹部R1の幅は、前記第1発光構造物P1に提供された前記第1発光アパーチャー2130aの幅に対応して提供されてもよい。また、前記第1凹部R1の幅は、前記第1発光構造物P1に提供された前記第1発光アパーチャー2130aの直径に対応して提供されてもよい。例えば、前記第1発光アパーチャー2130aは、前記第1発光構造物P1の下部面に垂直する方向に光が放出される領域と定義することができる。
また、前記第2凹部R2の幅は、前記第2発光構造物P2に提供された前記第2発光アパーチャー2130bの幅に対応して提供されてもよい。前記第2凹部R2の幅は、前記第2発光構造物P2に提供された前記第2発光アパーチャー2130bの幅に対応して提供されてもよい。例えば、前記第2発光アパーチャー2130bは、前記第2発光構造物P2の下部面に垂直する方向に光が放出される領域と定義することができる。
前記基板2105の厚さt5は、数十μm〜数百μmに提供されてもよい。前記基板2105の厚さt5は、例えば100μm〜110μmに提供されてもよい。
前記第1凹部R1と前記第2凹部R2の深さt7は、数μm〜数十μmに提供されてもよい。例えば、前記第1凹部R1と前記第2凹部R2の深さt7は5μm〜20μmに提供されてもよい。
また、前記第1凹部R1と前記第2凹部R2の幅w5は、数十μmに提供されてもよい。前記第1凹部R1と前記第2凹部R2の幅w5は、例えば6μm〜15μmに提供されてもよい。
別の実施例によれば、前記複数の凹部R1、R2、…の幅w5は、前記複数の発光アパーチャー2130a、2130b、…の直径より数μm大きく提供されてもよい。例えば、前記複数の凹部R1、R2、…の幅w5は8μm〜25μmに提供されてもよい。
例えば、前記第1凹部R1は、前記第1発光構造物P1の下部に円形の水平断面を有するホール状に提供されてもよい。また、前記第2凹部R2は、前記第2発光構造物P2の下部に円形の水平断面を有するホール状に提供されてもよい。
実施例によれば、図30に示されたように、前記複数の凹部R1、R2、…の上部面は、例えば凸レンズ形状に提供されてもよい。前記複数の凹部R1、R2、…の上部面は、例えば前記基板2105の上部面に対して凸レンズ形状に提供されてもよい。これによって、前記複数の凹部R1、R2、…は、前記複数の発光アパーチャー2130a、2130b、…から放出される光を拡散させることができるようになる。
実施例に係る半導体素子はIR加熱機(heater)等に好ましく適用することができる。また、実施例に係る半導体素子はCCTV用IR照明(illumination)等に好ましく適用することができる。実施例に係る半導体素子は、広い領域に照射が必要な製品に好ましく適用することができる。
一方、図31は本発明の実施例に係る半導体素子のさらに別の例を示した図面である。図31は図24に示された実施例に係る半導体素子のD‐D線断面図である。
次に、図31を参照して実施例に係る半導体素子のさらに別の例を説明する。図31を参照して実施例に係る半導体素子を説明する際に、以上で説明した内容と重なる事項に対しては、その説明を省略することがある。
実施例に係る半導体素子は、図31に示されたように、下部面に凹凸構造が提供された基板2105を含むことができる。前記基板2105は下部面に提供された複数の凹部R1、R2、…を含むことができる。前記基板2105は、例えば第1凹部R1、第2凹部R2を含むことができる。
前記複数の凹部R1、R2、…は、前記基板2105の下部面から上部方向にリセスされて提供されてもよい。前記複数の凹部R1、R2、…はそれぞれ対応する前記複数の発光構造物P1、P2、…と重なって配置されてもよい。前記複数の凹部R1、R2、…はそれぞれ対応する前記複数の発光構造物P1、P2、…と前記基板2105の上部面に垂直する方向に相互重なって配置されてもよい。
実施例によれば、前記第1凹部R1の幅は、前記第1発光構造物P1に提供された前記第1発光アパーチャー2130aの幅に対応して提供されてもよい。また、前記第1凹部R1の幅は、前記第1発光構造物P1に提供された前記第1発光アパーチャー2130aの直径に対応して提供されてもよい。例えば、前記第1発光アパーチャー2130aは、前記第1発光構造物P1の下部面に垂直する方向に光が放出される領域と定義することができる。
また、前記第2凹部R2の幅は、前記第2発光構造物P2に提供された前記第2発光アパーチャー2130bの幅に対応して提供されてもよい。前記第2凹部R2の幅は、前記第2発光構造物P2に提供された前記第2発光アパーチャー2130bの幅に対応して提供されてもよい。例えば、前記第2発光アパーチャー2130bは、前記第2発光構造物P2の下部面に垂直する方向に光が放出される領域と定義することができる。
前記基板2105の厚さt5は、数十μm〜数百μmに提供されてもよい。前記基板2105の厚さt5は、例えば100μm〜110μmに提供されてもよい。
前記第1凹部R1と前記第2凹部R2の深さt8は、数μm〜数十μmに提供されてもよい。例えば、前記第1凹部R1と前記第2凹部R2の深さt8は5μm〜20μmに提供されてもよい。
また、前記第1凹部R1と前記第2凹部R2の幅w6は、数十μmに提供されてもよい。前記第1凹部R1と前記第2凹部R2の幅w6は、例えば6μm〜15μmに提供されてもよい。
別の実施例によれば、前記複数の凹部R1、R2、…の幅w6は、前記複数の発光アパーチャー2130a、2130b、…の直径より数μm大きく提供されてもよい。例えば、前記複数の凹部R1、R2、…の幅w6は8μm〜25μmに提供されてもよい。
例えば、前記第1凹部R1は、前記第1発光構造物P1の下部に貫通ホールの形状に提供されてもよい。また、前記第2凹部R2は、前記第2発光構造物P2の下部に貫通ホールの形状に提供されてもよい。
実施例によれば、図31に示されたように、前記複数の凹部R1、R2、…の上部面は、例えば凹レンズ形状に提供されてもよい。前記複数の凹部R1、R2、…の上部面は、例えば前記基板2105の上部面に対して凹レンズ形状に提供されてもよい。これによって、前記複数の凹部R1、R2、…は、前記複数の発光アパーチャー2130a、2130b、…から放出される光を集光させることができる。
実施例に係る半導体素子は、下部に光学系が配置される製品に好ましく適用することができる。例えば、半導体素子の下部に回折光学素子(DOE)またはマイクロレンズ(micro lens)等の光学系が配置される場合、半導体素子から放出されるビームの角度(angle)を小さく提供できるので、光学系とのマッチング(matching)効率が向上する。実施例に係る半導体素子は、一定な画角の具現が必要な3次元動き認識製品等に好ましく適用することができる。
次に、図32〜図35を参照して、本発明の実施例に係る半導体素子を説明する。図32は本発明の実施例に係る半導体素子を示した図面であり、図33は図32に示された実施例に係る半導体素子のA‐A線断面図であり、図34は図32に示された実施例に係る半導体素子のB‐B線断面図であり、図35は図32に示された実施例に係る半導体素子のC‐C線断面図である。
一方、理解を助けるために、図32の図示において、下部に位置した構成要素の配置関係を容易に把握できるように、上部に配置された第1ボンディングパッド3155と第2ボンディングパッド3165は透明に処理された。
本発明の実施例に係る半導体素子3200は、図32〜図35に示されたように、複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、P5、…、第1電極3150、第2電極3160、第1ボンディングパッド3155、第2ボンディングパッド3165を含むことができる。
実施例に係る半導体素子3200は、VCSELからなることができ、複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、P5、…で生成した光を、例えば15度〜25度程度のビーム画角で放出することができる。前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、P5、…のそれぞれは、第1導電型DBR(Distributed Bragg Reflector)層、活性層、第2導電型DBR層を含むことができる。前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、P5、…のそれぞれは、類似する構造を有することができ、図32に示されたA‐A線、B‐B線、C‐C線断面を参照して実施例に係る半導体素子3200を説明する。
実施例に係る半導体素子3200は、図32および図33に示されたように、複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、P5、…を含むことができる。前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、P5、…のうち一部発光構造物P3、P4、…が配置された領域の上部には、前記第1ボンディングパッド3155が配置されてもよい。また、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、P5、…のうち一部発光構造物P1、P2、P5、…が配置された領域の上部には、前記第2ボンディングパッド3165が配置されてもよい。
前記第1ボンディングパッド3155と前記第2ボンディングパッド3165は、相互離隔して配置されてもよい。前記第1ボンディングパッド3155は、前記第1電極3150に電気的に連結されてもよい。前記第1ボンディングパッド3155の下に前記第1電極3150が配置されてもよい。例えば、前記第1ボンディングパッド3155の下部面が前記第1電極3150の上部面に直接接触して配置されてもよい。前記第1電極3150は、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、P5、…の第1導電型DBR層に電気的に連結されてもよい。
前記第2ボンディングパッド3165は、前記第2電極3160に電気的に連結されてもよい。前記第2ボンディングパッド3165の下に前記第2電極3160が配置されてもよい。例えば、前記第2ボンディングパッド3165の下部面が前記第2電極3160の上部面に直接接触して配置されてもよい。前記第2電極3160は、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、P5、…の第2導電型DBR層に電気的に連結されてもよい。
実施例によれば、前記第1電極3150は、前記第1ボンディングパッド3155の下と前記第2ボンディングパッド3165の下に両方とも配置されてもよい。また、前記第2電極3160は、前記第1ボンディングパッド3155の下と前記第2ボンディングパッド3165の下に両方とも配置されてもよい。前記第1電極3150と前記第1ボンディングパッド3155の間の電気的連結関係および前記第2電極3160と前記第2ボンディングパッド3165の間の電気的連結関係は、後でさらに説明する。
まず、図32および図33を参照して、前記第2ボンディングパッド3165の下に配置されたP1発光構造物とP2発光構造物を中心に実施例に係る半導体素子3200を説明する。図33は図32に示された実施例に係る半導体素子のA‐A線断面図である。
実施例に係る半導体素子3200は、前記第2ボンディングパッド3165の下に配置された複数の発光構造物P1、P2、…を含むことができる。前記複数の発光構造物P1、P2、…は、光を放出する発光アパーチャー3130a、3130b、…をそれぞれ含むことができる。前記複数の発光構造物P1、P2、…は、相互離隔して配置されてもよい。例えば、前記発光アパーチャー3130a、3130b、…は、数μm〜数十μmの直径で提供されてもよい。
前記P1発光構造物は、第1導電型の第1DBR層3110a、第2導電型の第2DBR層3120a、第1活性層3115aを含むことができる。前記第1活性層3115aは、前記第1DBR層3110aと前記第2DBR層3120aの間に配置されてもよい。例えば、前記第1活性層3115aが前記第1DBR層3110aの上に配置され、前記第2DBR層3120aが前記第1活性層3115aの上に配置されてもよい。前記P1発光構造物は、前記第1活性層3115aと前記第2DBR層3120aの間に配置された第1アパーチャー層3117aをさらに含むことができる。
前記P2発光構造物は、第1導電型の第3DBR層3110b、第2導電型の第4DBR層3120b、第2活性層3115bを含むことができる。前記第2活性層3115bは、前記第3DBR層3110bと前記第4DBR層3120bの間に配置されてもよい。例えば、前記第2活性層3115bが前記第3DBR層3110bの上に配置され、前記第4DBR層3120bが前記第2活性層3115bの上に配置されてもよい。前記P2発光構造物は、前記第2活性層3115bと前記第4DBR層3120bの間に配置された第2アパーチャー層3117bをさらに含むことができる。
また、前記P1発光構造物の前記第1DBR層3110aと前記P2発光構造物の前記第3DBR層3110bの間に第1導電型DBR層3113が配置されてもよい。前記第1DBR層3110aと前記第3DBR層3110bは、前記第1導電型DBR層3113によって物理的に連結されてもよい。例えば、前記第1導電型DBR層3113の上部面と前記第1DBR層3110aの上部面が同一水平面に配置されてもよい。前記第1導電型DBR層3113の上部面と前記第3DBR層3110cの上部面が同一水平面に配置されてもよい。
また、前記P1発光構造物の前記第1活性層3115aと前記P2発光構造物の前記第2活性層3115bは、相互離隔して配置されてもよい。また、前記P1発光構造物の前記第2DBR層3120aと前記P2発光構造物の前記第4DBR層3120bは、相互離隔して配置されてもよい。
実施例に係る半導体素子3200は、図32および図33に示されたように、第1絶縁層3141を含むことができる。前記第1絶縁層3141は、前記P1発光構造物の側面に配置されてもよい。前記第1絶縁層3141は、前記P1発光構造物の側面の周りをカバーするように配置されてもよい。前記第1絶縁層3141は、前記P2発光構造物の側面に配置されてもよい。前記第1絶縁層3141は、前記P2発光構造物の側面の周りをカバーするように配置されてもよい。
また、前記第1絶縁層3141は、前記P1発光構造物と前記P2発光構造物の間に配置されてもよい。前記第1絶縁層3141は、前記第1導電型DBR層3113の上に配置されてもよい。
前記第1絶縁層3141は、前記P1発光構造物の上部面を露出させることができる。前記第1絶縁層3141は、前記P1発光構造物の前記第2DBR層3120aの上部面を露出させることができる。前記第1絶縁層3141は、前記P2発光構造物の上部面を露出させることができる。前記第1絶縁層3141は、前記P2発光構造物の前記第4DBR層3120bの上部面を露出させることができる。
実施例に係る半導体素子3200は、図32および図33に示されたように、第1電極3150を含むことができる。前記第1電極3150は、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、P5、…の周りに配置されてもよい。前記第1電極3150は、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、P5、…を露出させる複数の開口部を含むことができる。前記第1電極3150は、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、P5…をなす複数の第1導電型DBR層に共通で連結されてもよい。
前記第1電極3150は、前記第1導電型DBR層3113の上に配置されてもよい。前記第1電極3150は、前記第1DBR層3110aと電気的に連結されてもよい。前記第1電極3150は、前記第3DBR層3110bと電気的に連結されてもよい。前記第1電極3150は、前記第1絶縁層3141の下に配置されてもよい。前記第1電極3150は、前記P1発光構造物と前記P2発光構造物の間の領域で前記第1絶縁層3141の下に配置されてもよい。前記第1電極3150は、前記P1発光構造物と前記P2発光構造物の間の領域で前記第1絶縁層3141と前記第1導電型DBR層3113の間に配置されてもよい。
実施例に係る半導体素子3200は、図32および図33に示されたように、第2電極3160を含むことができる。前記第2電極3160は、前記第1絶縁層3141の上に配置されてもよい。前記第2電極3160は、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、P5、…の上部面に配置された上部電極3160aと、前記上部電極3160aを連結する連結電極3160bを含むことができる。前記第2電極3160は、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、P5、…をなす複数の第2導電型DBR層に共通で連結されてもよい。
前記第2電極3160は、前記P1発光構造物の側面に配置されてもよい。前記第2電極3160は、前記P1発光構造物の上部面の上に配置されてもよい。前記第2電極3160の前記上部電極3160aは、前記P1発光構造物の前記第2DBR層3120aの上に配置されてもよい。前記第2電極3160の前記上部電極3160aは、前記第2DBR層3120aの上部面に直接接触して配置されてもよい。
また、前記第2電極3160は、前記P2発光構造物の側面に配置されてもよい。前記第2電極3160は、前記P2発光構造物の上部面の上に配置されてもよい。前記第2電極3160の前記上部電極3160aは、前記P2発光構造物の前記第4DBR層3120bの上に配置されてもよい。前記第2電極3160の前記上部電極3160aは、前記第4DBR層3120bの上部面に直接接触して配置されてもよい。
前記第2電極3160は、前記P1発光構造物と前記P2発光構造物の間に配置されてもよい。前記第2電極3160の前記連結電極3160bは、前記P1発光構造物と前記P2発光構造物の間の領域で前記第1絶縁層3141の上に配置されてもよい。
実施例に係る前記第2電極3160は、図32に示されたように、複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…の上部面を連結させることができる。前記第2電極3160は、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…のそれぞれの第2導電型DBR層に物理的に連結されてもよい。即ち、前記第2電極3160は、前記第2ボンディングパッド3165の下に配置された複数の発光構造物P1、P2、…の上部面のみならず、前記第1ボンディングパッド3155の下に配置された複数の発光構造物P3、P4、…の上部面にも物理的に連結されてもよい。
例えば、前記第2電極3160の前記連結電極3160bは、図32に示されたように、一定線幅を有する線状に提供されてもよい。勿論、適用される実施例に応じて、前記第2電極3160の前記連結電極3160bの形状は多様に変形することができる。
実施例に係る半導体素子3200は、図32および図33に示されたように、第2絶縁層3142を含むことができる。前記第2絶縁層3142は、前記第2電極3160の上に配置されてもよい。
前記第2絶縁層3142は、前記P1発光構造物の周りに配置されてもよい。前記第2絶縁層3142は、前記P1発光構造物の周りで、前記第2電極3160の上に配置されてもよい。前記第2絶縁層3142は、前記P2発光構造物の周りに配置されてもよい。前記第2絶縁層3142は、前記P2発光構造物の周りで、前記第2電極3160の上に配置されてもよい。
また、前記第2絶縁層3142は、前記P1発光構造物と前記P2発光構造物の間に配置されてもよい。前記第2絶縁層3142は、前記第1導電型DBR層3113の上に配置されてもよい。前記第2絶縁層3142は、前記P1発光構造物と前記P2発光構造物の間で前記第2電極3160の前記連結電極3160bの上に配置されてもよい。
前記第2絶縁層3142は、前記P1発光構造物の上部面に配置された前記第2電極3160の上部面を露出させることができる。前記第2絶縁層3142は、前記第2DBR層3120aの上部面に配置された前記上部電極3160aの上部面を露出させることができる。前記第2絶縁層3142は、前記P2発光構造物の上部面に配置された前記第2電極3160の上部面を露出させることができる。前記第2絶縁層3142は、前記第4DBR層3120bの上部面に配置された前記上部電極3160aの上部面を露出させることができる。
実施例に係る前記第2絶縁層3142は、図32に示されたように、前記第1ボンディングパッド3155が配置された領域では、複数の発光構造物P3、P4、…の間に配置された前記第1電極3150の上部面が露出するように提供されてもよい。また、前記第2絶縁層3142は、前記第2ボンディングパッド3165が配置された領域では、複数の発光構造物P1、P2、…の上に配置された前記第2電極3160の上部面が露出するように提供されてもよい。
また、実施例によれば、前記第2絶縁層3142は、前記第2ボンディングパッド3165が配置された領域で、複数の発光構造物を物理的に連結する前記第2電極3160の上部面が露出するように配置されてもよい。このとき、前記第1導電型DBR層3113の上部に配置された線状の前記第2電極3160の前記連結電極3160bが選択的に露出されるように、前記第2絶縁層3142が配置されてもよい。例えば、P1発光構造物とP2発光構造物を連結する前記連結電極3160bの上部面の上には、前記第2電極3160が露出しないように、前記第2絶縁層3142が配置されてもよい。また、P1発光構造物とP5発光構造物を連結する前記連結電極3160bの上部面が露出するように、前記第2絶縁層3142が配置されてもよい。前記第2絶縁層3142の形成については、実施例に係る半導体素子の製造方法を説明しながら、さらに説明するようにする。
実施例に係る半導体素子3200は、図32および図33に示されたように、第1ボンディングパッド3155と第2ボンディングパッド3165を含むことができる。実施例によれば、前記第1ボンディングパッド3155は、複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、P5、…の第1導電型DBR層に電気的に連結されてもよい。前記第2ボンディングパッド3165は、複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、P5、…の第2導電型DBR層に電気的に連結されてもよい。
前記第1ボンディングパッド3155は、前記第2絶縁層3142の上に配置されてもよい。前記第1ボンディングパッド3155は、前記第1電極3150に電気的に連結されてもよい。前記第1ボンディングパッド3155は、図32に示されたように、前記第1絶縁層3141と前記第2絶縁層3142を介して露出した前記第1電極3150に連結されてもよい。前記第1ボンディングパッド3155は、P3発光構造物の周辺とP4発光構造物の周辺で、前記第1絶縁層3141と前記第2絶縁層3142を介して露出した前記第1電極3150の上部面に直接接触することができる。
前記第2ボンディングパッド3165は、前記第2絶縁層3142の上に配置されてもよい。前記第2ボンディングパッド3165は、前記P1発光構造物の上部面に配置された前記第2電極3160に電気的に連結されてもよい。前記第2ボンディングパッド3165は、前記第2DBR層3120aの上に配置された前記上部電極3160aの上部面に直接接触して配置されてもよい。また、前記第2ボンディングパッド3165は、前記P2発光構造物の上部面に配置された前記第2電極3160に電気的に連結されてもよい。前記第2ボンディングパッド3165は、前記第4DBR層3120bの上に配置された前記上部電極3160aの上部面に直接接触して配置されてもよい。
次に、図32および図35を参照して、前記第1ボンディングパッド3155の下に配置されたP3発光構造物とP4発光構造物を中心に実施例に係る半導体素子3200をより詳しく説明する。図34は図32に示された実施例に係る半導体素子のB‐B線断面図である。図32および図34を参照して実施例に係る半導体素子を説明する際に、以上で説明した内容と重なる事項に対しては、その説明を省略することがある。
実施例に係る半導体素子3200は、前記第1ボンディングパッド3155の下に配置された複数の発光構造物P3、P4、…を含むことができる。前記複数の発光構造物P3、P4、…は、光を放出する発光アパーチャー3130c、3130d、…をそれぞれ含むことができる。前記複数の発光構造物P3、P4、…は、相互離隔して配置されてもよい。例えば、前記発光アパーチャー3130c、3130d、…は、数μm〜数十μmの直径で提供されてもよい。
前記P3発光構造物は、第1導電型の第5DBR層3110c、第2導電型の第6DBR層3120c、第3活性層3115cを含むことができる。前記第3活性層3115cは、前記第5DBR層3110cと前記第6DBR層3120cの間に配置されてもよい。例えば、前記第3活性層3115cが前記第5DBR層3110cの上に配置され、前記第6DBR層3120cが前記第3活性層3115cの上に配置されてもよい。前記P3発光構造物は、前記第3活性層3115cと前記第6DBR層3120cの間に配置された第3アパーチャー層3117cをさらに含むことができる。
前記P4発光構造物は、第1導電型の第7DBR層3110d、第2導電型の第8DBR層3120d、第4活性層3115dを含むことができる。前記第4活性層3115dは、前記第7DBR層3110dと前記第8DBR層3120dの間に配置されてもよい。例えば、前記第4活性層3115dが前記第7DBR層3110dの上に配置され、前記第8DBR層3120dが前記第4活性層3115dの上に配置されてもよい。前記P4発光構造物は、前記第4活性層3115dと前記第8DBR層3120dの間に配置された第4アパーチャー層3117dをさらに含むことができる。
また、前記P3発光構造物の前記第5DBR層3110cと前記P4発光構造物の前記第7DBR層3110dの間に前記第1導電型DBR層3113が配置されてもよい。前記第5DBR層3110cと前記第7DBR層3110dは、前記第1導電型DBR層3113によって物理的に連結されてもよい。例えば、前記第1導電型DBR層3113の上部面と前記第5DBR層3110cの上部面が同一水平面に配置されてもよい。前記第1導電型DBR層3113の上部面と前記第7DBR層3110dの上部面が同一水平面に配置されてもよい。
また、前記P3発光構造物の前記第3活性層3115cと前記P4発光構造物の前記第4活性層3115dは、相互離隔して配置されてもよい。また、前記P3発光構造物の前記第6DBR層3120cと前記P4発光構造物の前記第8DBR層3120dは、相互離隔して配置されてもよい。
実施例に係る半導体素子3200は、図32および図34に示されたように、第1絶縁層3141を含むことができる。前記第1絶縁層3141は、前記P3発光構造物の側面に配置されてもよい。前記第1絶縁層3141は、前記P3発光構造物の側面の周りをカバーするように配置されてもよい。前記第1絶縁層3141は、前記P4発光構造物の側面に配置されてもよい。前記第1絶縁層3141は、前記P4発光構造物の側面の周りをカバーするように配置されてもよい。
また、前記第1絶縁層3141は、前記P3発光構造物と前記P4発光構造物の間に配置されてもよい。前記第1絶縁層3141は、前記第1導電型DBR層3113の上に配置されてもよい。
前記第1絶縁層3141は、前記P3発光構造物の上部面を露出させることができる。前記第1絶縁層3141は、前記P3発光構造物の前記第6DBR層3120cの上部面を露出させることができる。前記第1絶縁層3141は、前記P4発光構造物の上部面を露出させることができる。前記第1絶縁層3141は、前記P4発光構造物の前記第8DBR層3120dの上部面を露出させることができる。
実施例に係る半導体素子3200は、図32および図34に示されたように、第1電極3150を含むことができる。前記第1電極3150は、前記複数の発光構造物P3、P4、…の周りに配置されてもよい。前記第1電極3150は、前記複数の発光構造物P3、P4、…を露出させる複数の開口部を含むことができる。
前記第1電極3150は、前記第1導電型DBR層3113の上に配置されてもよい。前記第1電極3150は、前記第5DBR層3110cと電気的に連結されてもよい。前記第1電極3150は、前記第7DBR層3110dと電気的に連結されてもよい。前記第1電極3150は、前記第1絶縁層3141の下に配置されてもよい。前記第1電極3150は、前記P3発光構造物と前記P4発光構造物の間の領域で前記第1絶縁層3141の下に配置されてもよい。前記第1電極3150は、前記P3発光構造物と前記P4発光構造物の間の領域で前記第1絶縁層3141と前記第1導電型DBR層3113の間に配置されてもよい。
実施例に係る半導体素子3200は、図32および図34に示されたように、第2電極3160を含むことができる。前記第2電極3160は、前記第1絶縁層3141の上に配置されてもよい。前記第2電極3160は、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、P5、…の上部面に配置された上部電極3160aと、前記上部電極3160aを連結する連結電極3160bを含むことができる。
前記第2電極3160は、前記P3発光構造物の側面に配置されてもよい。前記第2電極3160は、前記P3発光構造物の上部面の上に配置されてもよい。前記第2電極3160の前記上部電極3160aは、前記P3発光構造物の前記第6DBR層3120cの上に配置されてもよい。前記第2電極3160の前記上部電極3160aは、前記第6DBR層3120cの上部面に直接接触して配置されてもよい。
また、前記第2電極3160は、前記P4発光構造物の側面に配置されてもよい。前記第2電極3160は、前記P4発光構造物の上部面の上に配置されてもよい。前記第2電極3160の前記上部電極3160aは、前記P4発光構造物の前記第6DBR層3120dの上に配置されてもよい。前記第2電極3160の前記上部電極3160aは、前記第6DBR層3120dの上部面に直接接触して配置されてもよい。
前記第2電極3160は、前記P3発光構造物と前記P4発光構造物の間に配置されてもよい。前記第2電極3160の前記連結電極3160bは、前記P3発光構造物と前記P4発光構造物の間の領域で前記第1絶縁層3141の上に配置されてもよい。
実施例に係る前記第2電極3160は、図32に示されたように、複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、P5、…の上部面を連結させることができる。前記第2電極3160は、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、P5、…のそれぞれの第2導電型DBR層に物理的に連結されてもよい。即ち、前記第2電極3160は、前記第2ボンディングパッド3165の下に配置された複数の発光構造物P1、P2、…の上部面のみならず、前記第1ボンディングパッド3155の下に配置された複数の発光構造物P3、P4、…の上部面にも物理的に連結されてもよい。
例えば、前記第2電極3160の前記連結電極3160bは、図32に示されたように、一定線幅を有する線状に提供されてもよい。勿論、適用される実施例に応じて、前記第2電極3160の前記連結電極3160bの形状は多様に変形することができる。
実施例に係る半導体素子3200は、図32および図34に示されたように、第2絶縁層3142を含むことができる。前記第2絶縁層3142は、前記第2電極3160の上に配置されてもよい。前記第2絶縁層3142は、前記第1絶縁層3141の上に配置されてもよい。
前記第2絶縁層3142は、前記P3発光構造物の周りに配置されてもよい。前記第2絶縁層3142は、前記P3発光構造物の周りで、前記第2電極3160の上に配置されてもよい。前記第2絶縁層3142は、前記P4発光構造物の周りに配置されてもよい。前記第2絶縁層3142は、前記P4発光構造物の周りで、前記第2電極3160の上に配置されてもよい。
また、前記第2絶縁層3142は、前記P3発光構造物と前記P4発光構造物の間に配置されてもよい。前記第2絶縁層3142は、前記第1導電型DBR層3113の上に配置されてもよい。前記第2絶縁層3142は、前記P3発光構造物と前記P4発光構造物の間で前記第2電極3160の前記連結電極3160bの上に配置されてもよい。
前記第2絶縁層3142は、前記P3発光構造物の上部面に配置された前記第2電極3160の上部面の上にも配置されてもよい。前記第2絶縁層3142は、前記第6DBR層3120cの上部面に配置された前記上部電極3160aの上部面の上にも配置されてもよい。前記第2絶縁層3142は、前記P4発光構造物の上部面に配置された前記第2電極3160の上部面の上にも配置されてもよい。前記第2絶縁層3142は、前記第8DBR層3120dの上部面に配置された前記上部電極3160aの上部面の上にも配置されてもよい。
実施例に係る前記第2絶縁層3142は、図32に示されたように、前記第1ボンディングパッド3155が配置された領域では、複数の発光構造物P3、P4、…の間に配置された前記第1電極3150の上部面が露出するように提供されてもよい。また、前記第2絶縁層3142は、前記第2ボンディングパッド3165が配置された領域では、複数の発光構造物P1、P2、…の上に配置された前記第2電極3160の上部面が露出するように提供されてもよい。
また、実施例によれば、前記第2絶縁層3142は、前記第2ボンディングパッド3165が配置された領域で、複数の発光構造物を物理的に連結する前記第2電極3160の上部面が露出するように配置されてもよい。このとき、前記第1導電型DBR層3113の上部に配置された線状の前記第2電極3160の連結電極3160bが選択的に露出されるように、前記第2絶縁層3142が配置されてもよい。例えば、P1発光構造物とP2発光構造物を連結する前記連結電極3160bの上部面の上には、前記第2電極3160が露出しないように、前記第2絶縁層3142が配置されてもよい。また、P1発光構造物とP5発光構造物を連結する前記連結電極3160bの上部面が露出するように、前記第2絶縁層3142が配置されてもよい。前記第2絶縁層3142の形成については、実施例に係る半導体素子の製造方法を説明しながら、さらに説明するようにする。
実施例に係る半導体素子3200は、図32および図34に示されたように、第1ボンディングパッド3155と第2ボンディングパッド3165を含むことができる。実施例によれば、前記第1ボンディングパッド3155は、複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、P5、…の第1導電型DBR層に電気的に連結されてもよい。前記第2ボンディングパッド3165は、複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、P5、…の第2導電型DBR層に電気的に連結されてもよい。
前記第1ボンディングパッド3155は、前記第2絶縁層3142の上に配置されてもよい。前記第1ボンディングパッド3155は、前記第1電極3150に電気的に連結されてもよい。前記第1ボンディングパッド3155は、図32に示されたように、前記第1絶縁層3141と前記第2絶縁層3142を介して露出した前記第1電極3150に連結されてもよい。実施例に係る前記第1ボンディングパッド3155と前記第1電極3150の間の電気的な連結に対しては、後で図35を参照してさらに説明することにする。
前記第2ボンディングパッド3165は、前記第2絶縁層3142の上に配置されてもよい。前記第2ボンディングパッド3165は、前記P3発光構造物の上部面と前記P4発光構造物の上部面に配置された前記第2電極3160に電気的に連結されてもよい。
次に、図32および図35を参照して、前記第1ボンディングパッド3155の下に配置されたP3発光構造物を中心に実施例に係る半導体素子3200をより詳しく説明する。図35は図32に示された実施例に係る半導体素子のC‐C線断面図である。図32および図35を参照して実施例に係る半導体素子を説明する際に、以上で説明した内容と重なる事項に対しては、その説明を省略することがある。
実施例に係る半導体素子3200は、前記第1ボンディングパッド3155の下に配置された複数の発光構造物P3、P4、…を含むことができる。実施例に係るP3発光構造物は、第1導電型の第5DBR層3110c、第2導電型の第6DBR層3120c、第3活性層3115cを含むことができる。
実施例に係る半導体素子3200は、図35に示されたように、前記第5DBR層3110cから前記P3発光構造物の周りの方向に延長されて配置された第1導電型DBR層3113を含むことができる。前記第1導電型DBR層3113は、前記第5DBR層3110cと物理的に連結されてもよい。例えば、前記第1導電型DBR層3113の上部面と前記第5DBR層3110cの上部面が同一水平面に配置されてもよい。
また、実施例に係る半導体素子3200は、図32および図35に示されたように、第1電極3150を含むことができる。前記第1電極3150はP3発光構造物の周りとP4発光構造物の周りに配置されてもよい。前記第1電極3150は、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、P5、…を露出させる複数の開口部を含むことができる。
前記第1電極3150は、前記第1導電型DBR層3113の上に配置されてもよい。前記第1電極3150は、前記第5DBR層3110cと電気的に連結されてもよい。前記第1電極3150は、前記P3発光構造物の周りで、前記第1導電型DBR層3113の上に配置されてもよい。
実施例に係る半導体素子3200は、図32および図35に示されたように、第1絶縁層3141を含むことができる。前記第1絶縁層3141は、前記P3発光構造物の側面に配置されてもよい。前記第1絶縁層3141は、前記P3発光構造物の側面の周りをカバーするように配置されてもよい。前記第1絶縁層3141は、前記P3発光構造物の上部面を露出させることができる。前記第1絶縁層3141は、前記P3発光構造物の前記第6DBR層3120cの上部面を露出させることができる。前記第1絶縁層3141は、前記第1電極3150の上に配置されてもよい。
一方、実施例に係る半導体素子3200によれば、図35に示されたように、前記第1絶縁層3141は、前記第1電極3150の一部領域を露出させることができる。前記第1絶縁層3141は、前記P3発光構造物の周辺で前記第1電極3150の上部面を露出させる開口部を含むことができる。前記第1絶縁層3141は、前記P3発光構造物の周辺で前記第1導電型DBR層3113の上に配置された前記第1電極3150の上部面を露出させることができる。
実施例に係る半導体素子3200は、図32および図35に示されたように、第2電極3160を含むことができる。前記第2電極3160は、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、P5、…の第2導電型DBR層に電気的に連結されてもよい。前記第2電極3160は、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、P5、…の上部面に配置された上部電極3160aと、前記上部電極3160aを連結する連結電極3160bを含むことができる。
前記第2電極3160は、前記P3発光構造物の上部面の上に配置されてもよい。前記第2電極3160の前記上部電極3160aは、前記P3発光構造物の前記第6DBR層3120cの上に配置されてもよい。前記第2電極3160の前記上部電極3160aは、前記第6DBR層3120cの上部面に直接接触して配置されてもよい。
実施例に係る前記第2電極3160の前記連結電極3160bは、図32に示されたように、複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、P5、…の上部面を連結させることができる。前記第2電極3160は、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、P5、…のそれぞれの第2導電型DBR層に物理的に連結されてもよい。即ち、前記第2電極3160は、前記第2ボンディングパッド3165の下に配置された複数の発光構造物P1、P2、…の上部面のみならず、前記第1ボンディングパッド3155の下に配置された複数の発光構造物P3、P4、…の上部面にも物理的に連結されてもよい。
例えば、前記第2電極3160の前記連結電極3160bは、図32に示されたように、一定線幅を有する線状に提供されてもよい。勿論、適用される実施例に応じて、前記第2電極3160の前記連結電極3160bの形状は多様に変形することができる。
実施例に係る半導体素子3200は、図32および図35に示されたように、第2絶縁層3142を含むことができる。前記第2絶縁層3142は、前記第2電極3160の上に配置されてもよい。前記第2絶縁層3142は、前記第1絶縁層3141の上に配置されてもよい。
前記第2絶縁層3142は、前記P3発光構造物の周りに配置されてもよい。前記第2絶縁層3142は、前記P3発光構造物の周りで、前記第1絶縁層3141の上に配置されてもよい。前記第2絶縁層3142は、前記P3発光構造物の上に配置されてもよい。前記第2絶縁層3142は、前記第6DBR層3120cの上に配置された前記第2電極3160の上に配置されてもよい。
一方、実施例に係る半導体素子3200によれば、図35に示されたように、前記第2絶縁層3142は、前記第1電極3150の一部領域を露出させる開口部を含むことができる。前記第2絶縁層3142は、前記P3発光構造物の周辺で前記第1電極3150の上部面を露出させることができる。前記第2絶縁層3142は、前記P3発光構造物の周辺で前記第1導電型DBR層3113の上に配置された前記第1電極3150の上部面を露出させることができる。例えば、前記第2絶縁層3142によって提供される前記開口部は、前記連結電極3160bの間の領域上に配置されてもよい。
実施例に係る前記第2絶縁層3142は、図32および図35に示されたように、前記第1ボンディングパッド3155が配置された領域では、複数の発光構造物P3、P4、…の間に配置された前記第1電極3150の上部面が露出するように提供される。また、前記第2絶縁層3142は、前記第2ボンディングパッド3165が配置された領域では、複数の発光構造物P1、P2、…の上に配置された前記第2電極3160の上部面が露出するように提供される。
また、実施例によれば、前記第2絶縁層3142は、前記第2ボンディングパッド3165が配置された領域で、複数の発光構造物を物理的に連結する前記第2電極3160の上部面が露出するように配置されてもよい。このとき、前記第1導電型DBR層3113の上部に配置された線状の前記第2電極3160の前記連結電極3160bが選択的に露出されるように、前記第2絶縁層3142が配置されてもよい。例えば、P1発光構造物とP2発光構造物を連結する前記連結電極3160bの上部面の上には、前記第2電極3160が露出しないように、前記第2絶縁層3142が配置されてもよい。また、P1発光構造物とP5発光構造物を連結する前記連結電極3160bの上部面が露出するように、前記第2絶縁層3142が配置されてもよい。前記第2絶縁層3142の形成については、実施例に係る半導体素子の製造方法を説明しながら、さらに説明するようにする。
実施例に係る半導体素子3200は、図32および図35に示されたように、第1ボンディングパッド3155と第2ボンディングパッド3165を含むことができる。実施例によれば、前記第1ボンディングパッド3155は、複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、P5、…の第1導電型DBR層に電気的に連結されてもよい。前記第2ボンディングパッド3165は、複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、P5、…の第2導電型DBR層に電気的に連結されてもよい。
前記第1ボンディングパッド3155は、前記第2絶縁層3142の上に配置されてもよい。前記第1ボンディングパッド3155は、前記第1電極3150に電気的に連結されてもよい。前記第1ボンディングパッド3155は、図32および図35に示されたように、前記P3発光構造物の上に配置されてもよい。前記第1ボンディングパッド3155は、前記第1絶縁層3141と前記第2絶縁層3142によって提供された開口部を介して前記第1電極3150に連結されてもよい。例えば、前記第1絶縁層3141と前記第2絶縁層3142によって提供される開口部は、前記連結電極3160bの間の領域に配置されてもよい。
前記第1ボンディングパッド3155は、前記P3発光構造物の周辺で前記第1導電型DBR層3113の上に配置された前記第1電極3150に連結されてもよい。前記第1ボンディングパッド3155は、前記第1導電型DBR層3113の上に配置された前記第1電極3150の上部面に直接接触して配置されてもよい。例えば、前記第1ボンディングパッド3155の下部面が前記第1導電型DBR層3113の上に配置された前記第1電極3150の上部面に直接接触して配置されてもよい。
前記第2ボンディングパッド3165は、前記第2絶縁層3142の上に配置されてもよい。前記第2ボンディングパッド3165は、前記P3発光構造物の上部面に配置された前記第2電極3160に電気的に連結されてもよい。例えば、前記第2ボンディングパッド3165の下部面が前記P3発光構造物の上に配置された前記上部電極3160aの上部面に直接接触して配置されてもよい。
次に、図32、図33および図35を参照して、前記第1ボンディングパッド3155の下に配置されたP3発光構造物と前記第2ボンディングパッド3165の下に配置されたP1発光構造物を中心に実施例に係る半導体素子3200をより詳しく説明する。以下の説明において、以上で説明した内容と重なる事項に対しては、その説明を省略することがある。
実施例に係る半導体素子3200は、図32および図35に示されたように、前記第1ボンディングパッド3155の下に配置された複数の発光構造物P3、P4、…を含むことができる。実施例に係る前記P3発光構造物は、第1導電型の第5DBR層3110c、第2導電型の第6DBR層3120c、第3活性層3115cを含むことができる。
実施例に係る半導体素子3200は、図32および図33に示されたように、前記第2ボンディングパッド3165の下に配置された複数の発光構造物P1、P2、…を含むことができる。実施例に係る前記P1発光構造物は、第1導電型の第1DBR層3110a、第2導電型の第2DBR層3120a、第1活性層3115aを含むことができる。
また、実施例に係る半導体素子3200は、第1電極3150と第2電極3160を含むことができる。前記第1電極3150は、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、P5、…を露出させる複数の開口部を含むことができる。前記第2電極3160は、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、P5、…の上部面に配置された上部電極3160aと、前記上部電極3160aを連結する連結電極3160bを含むことができる。
前記第1電極3150は、前記第1DBR層3110aと前記第5DBR層3110cに電気的に連結されてもよい。前記第1電極3150は、前記P1発光構造物の周りに配置されてもよい。前記第1電極3150は、前記P3発光構造物の周りに配置されてもよい。前記第1電極3150は、前記P1発光構造物と前記P3発光構造物の間に配置されてもよい。
前記第2電極3160は、前記第2DBR層3120aと前記第6DBR層3120cに電気的に連結されてもよい。前記第2電極3160は、前記P1発光構造物の側面に配置されてもよい。前記第2電極3160は、前記第2DBR層3120aの上部面に配置されてもよい。例えば、前記上部電極3160aの下部面が前記第2DBR層3120aの上部面に直接接触して配置されてもよい。前記第2電極3160は、前記第6DBR層3120cの上部面に配置されてもよい。例えば、前記上部電極3160aの下部面が前記第6DBR層3120cの上部面に直接接触して配置されてもよい。
実施例に係る前記第1ボンディングパッド3155は、図32および図35に示されたように、前記P3発光構造物の上に配置されてもよい。前記第1ボンディングパッド3155は、前記第1電極3150に電気的に連結されてもよい。例えば、前記第1ボンディングパッド3155の下部面が前記第1電極3150の上部面に直接接触して配置されてもよい。
実施例に係る前記第2ボンディングパッド3165は、図32および図34に示されたように、前記P1発光構造物の上に配置されてもよい。前記第2ボンディングパッド3165は、前記第2電極3160に電気的に連結されてもよい。例えば、前記第2ボンディングパッド3165の下部面が前記第2電極3160の上部面に直接接触して配置されてもよい。
一方、実施例に係る前記第2電極3160は、図33に示されたように、前記第2DBR層3120aの上部面に接触して配置されてもよい。例えば、前記第2電極3160の前記上部電極3160aの下部面が前記第2DBR層3120aの上部面に直接接触して配置されてもよい。また、実施例に係る前記第2電極3160は、図35に示されたように、前記第6DBR層3120cの上部面に接触して配置されてもよい。例えば、前記第2電極3160の前記上部電極3160aの下部面が前記第6DBR層3120cの上部面に直接接触して配置されてもよい。
また、前記第2電極3160は、図32および図33に示されたように、前記P1発光構造物と前記P3発光構造物の間で前記第1電極3150の上に配置されてもよい。前記第2電極3160は、前記P1発光構造物の周辺で前記第1電極3150の上に配置されてもよい。前記連結電極3160bは、前記P1発光構造物の周辺で前記第1電極3150の上に配置されてもよい。前記第2電極3160は、前記P1発光構造物の周辺で前記第1導電型DBR層3113の上に配置されてもよい。前記連結電極3160bは、前記P1発光構造物の周辺で前記第1導電型DBR層3113の上に配置されてもよい。
前記第1導電型DBR層3113は、前記第1DBR層3110aと前記第5DBR層3110cを物理的に連結することができる。前記第1電極3150は、前記第1導電型DBR層3113の上部面に接触して配置されてもよい。例えば、前記第1電極3150の下部面が前記第1導電型DBR層3113の上部面に直接接触して配置されてもよい。
実施例によれば、前記第1導電型DBR層3113が提供された領域で、前記第1ボンディングパッド3155は、前記第1電極3150の上部面に接触して配置されてもよい。例えば、前記第1導電型DBR層3113が提供された領域で、前記第1ボンディングパッド3155の下部面が前記第1電極3150の上部面に直接接触して配置されてもよい。
前記第1ボンディングパッド3155は、前記第1絶縁層3141と前記第2絶縁層3142によって提供された開口部を介して前記第1電極3150の上部面に直接接触することができる。例えば、前記第1絶縁層3141と前記第2絶縁層3142によって提供される開口部は、前記連結電極3160bの間の領域に配置されてもよい。
一方、実施例に係る半導体素子3200は、図32〜図35に示されたように、基板3105をさらに含むことができる。前記基板3105の上に複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、P5、…が配置されてもよい。例えば、前記基板3105は、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、P5、…が成長できる成長基板であってもよい。例えば、前記基板3105は、真性半導体基板であってもよい。
実施例に係る半導体素子3200によれば、前記第1ボンディングパッド3155と前記第2ボンディングパッド3165を介して前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、P5、…に電源が提供されてもよい。そして、前記第1電極3150が前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、P5、…の第1導電型DBR層の上部面の上に配置されてもよい。また、前記第2電極3160が前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、P5、…の第2導電型DBR層の上部面の上に配置されてもよい。
従って、実施例によれば、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、P5、…に電源が提供される際に、前記基板3105の下部面を介して電源が印加される必要がない。従来の半導体素子において、前記基板の下部面を介して電源が印加される必要がある場合、前記基板3105が必ず導電性基板から提供されなければならない。ところが、実施例に係る半導体素子3200によれば、前記基板3105は、導電性基板であってもよく、絶縁性基板であってもよい。例えば、実施例に係る前記基板3105は、真性半導体基板から提供されてもよい。
また、前記基板3105は、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、P5、…が成長基板から成長した後、成長基板が除去され、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、P5、…に付着された基板であってもよい。
一方、実施例に係る半導体素子3200は、図32〜図35に示されたように、前記半導体素子3200の下部方向に光が放出されるように具現されてもよい。即ち、実施例に係る半導体素子3200によれば、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、P5、…をなす活性層から第1導電型DBR層が配置された方向に光が放出されてもよい。前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、P5、…をなす活性層から前記基板3105が配置された方向に光が放出されてもよい。
実施例によれば、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、P5、…の第2導電型DBR層の上部面に前記第2電極3160が配置され、前記第2電極3160の上に前記第2ボンディングパッド3165が接触して配置される。また、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、P5、…の第1導電型DBR層の上部面に前記第1電極3150が配置され、前記第1電極3150の上に前記第1ボンディングパッド3155が接触して配置される。これによって、前記第1ボンディングパッド3155および前記第2ボンディングパッド3165を介して前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、P5、…で発生した熱が外部に効果的に放出される。
一方、一般的な半導体素子の場合、発光構造物で発生した熱によって電力変換効率(PCE:Power Conversion Efficiency)が著しく低下すると知られている。そして、下部に配置された基板を介して発光構造物に電源が提供される場合、一般的に基板を介して熱放出がなされる。ところが、基板の熱伝導率が低いので、発光構造物で発生した熱を外部に放出され難くなる。例えば、GaAs基板の場合、熱伝導率が52W/(m*K)として低いと知られている。
ところが、実施例によれば、前記第1ボンディングパッド3155と前記第2ボンディングパッド3165を介して外部の放熱基板等に連結されるので、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、P5、…で発生した熱を外部に効果的に放出できるようになる。従って、実施例によれば、半導体素子3200で発生した熱を外部に効果的に排出できるので、電力変化効率(PCE)が向上する。
一方、実施例に係る半導体素子3200によれば、以上で説明したように、前記半導体素子3200の下部方向に光が放出されるように具現されてもよい。実施例に係る半導体素子3200によれば、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、P5、…の下部領域に提供された第1導電型DBR層の反射率が上部領域に提供された第2導電型DBR層の反射率より小さく選択した。これによって、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、P5、…で生成した光が前記半導体素子3200の基板3105の方向に放出されることになる。
また、実施例に係る半導体素子3200によれば、前記第1絶縁層3141がDBR層からなることができる。実施例に係る半導体素子3200によれば、前記第2絶縁層3142がDBR層からなることができる。実施例によれば、前記第1絶縁層3141と前記第2絶縁層3142の少なくとも一つがDBR層からなることができる。これによって、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、P5、…で生成した光が上部に配置された前記第1絶縁層3141と前記第2絶縁層3142に反射されて下部方向に効果的に抽出される。
例えば、前記第1絶縁層3141と前記第2絶縁層3142の少なくとも一つは、SiO2とTiO2が複数の層に積層されて形成されたDBR層からなることができる。また、前記第1絶縁層3141と前記第2絶縁層3142の少なくとも一つは、Ta2O3とSiO2が複数の層に積層されて形成されたDBR層からなることができる。また、前記第1絶縁層3141と前記第2絶縁層3142の少なくとも一つは、SiO2とSi3N4が複数の層に積層されて形成されたDBR層からなることができる。
一方、従来の半導体素子において、基板を介して発光構造物に電源を提供する場合、基板が導電性である必要がある。これによって、導電性半導体基板が適用される場合、導電性を向上させるために基板にドーパントが添加される。ところが、基板に添加されたドーパントは、放出される光に対する吸収および散乱(Absorption and Scattering)現象を生じさせるので、電力変換効率(PCE)を低下させる原因となる。
ところが、実施例に係る半導体素子3200によれば、以上で説明したように、前記基板3105が導電性基板である必要がないので、前記基板3105に別途のドーパントが添加されなくてもよい。これによって、実施例に係る前記基板3105にドーパントが添加されなくてもよいので、前記基板3105においてドーパントによる吸収および散乱が発生する現象を減らすことができる。従って、実施例によれば、複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、P5、…で発生した光を下部方向に効果的に提供することができ、電力変換効率(PCE)が向上する。
また、実施例に係る半導体素子3200は、前記基板3105の下部面に提供された無反射層をさらに含むことができる。前記無反射層は、前記半導体素子3200から放出される光が前記基板3105の表面で反射されることを防止し透過させることで、反射による光損失を改善することができる。
一方、従来の半導体素子の場合、複数の発光構造物に電源を提供するための方案として、基板上部の外縁領域にボンディングパッドが配置される。これによって、ボンディングパッドが配置される領域だけ発光構造物が形成されない損失が発生する。
ところが、実施例に係る半導体素子によれば、発光構造物が形成された領域上にボンディングパッドが提供されるので、基板上部の外縁領域にボンディングパッドを形成するための別途の空間が提供されなくてもよい。これによって、実施例に係る半導体素子によれば、半導体素子が形成される基板の面積を減らすことができるので、ウェハの同一面積における製造できる半導体素子の個数を増やすことができる。
次に、本発明の実施例に係る半導体素子の製造方法を図面を参照して説明する。実施例に係る半導体素子の製造方法の説明において、図32〜図35を参照して説明した内容と重なる事項に対しては、その説明を省略することがある。
まず、図36a〜図36dは本発明の実施例に係る半導体素子の製造方法において発光構造物が形成された例を示した図面である。図36aは実施例に係る半導体素子の製造方法によって発光構造物が形成されたステップを示した平面図であり、図36bは図36aに示された実施例に係る半導体素子のA‐A線断面図であり、図36cは図36aに示された実施例に係る半導体素子のB‐B線断面図であり、図36dは図36aに示された実施例に係る半導体素子のC‐C線断面図である。
実施例に係る半導体素子の製造方法によれば、図36a〜図36dに示されたように、基板3105に複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、P5、…が形成される。
前記基板3105は、真性半導体基板、導電性基板、絶縁性基板から選択されたいずれか一つからなることができる。例えば、前記基板3105は、GaAs真性半導体基板であってもよい。また、前記基板3105は、銅(Cu)、金(Au)、ニッケル(Ni)、モリブデン(Mo)、銅-タングステン(Cu-W)、キャリアウェハ(例えば、Si、Ge、AlN、GaAs、ZnO、SiC等)を含む導電性物質から選択された少なくとも一つからなることができる。
例えば、前記基板3105に第1導電型DBR層、活性層、第2導電型DBR層が順に形成される。そして、第2導電型DBR層と活性層に対するメサエッチングによって前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、P5、…が形成されてもよい。
前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…は、第1導電型DBR層3110a、3110b、3110c、3110d、…、活性層3115a、3115b、3115c、3115d、…、アパーチャー層3117a、3117b、3117c、3117d、…、第2導電型DBR層3120a、3120b、3120c、3120d、…を含むことができる。前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、P5、…の周りに第1導電型DBR層3113が提供されてもよい。前記第1導電型DBR層3113は、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、P5、…の間の領域に配置されてもよい。
例えば、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…は、複数の化合物半導体層に成長することができる。前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…は、電子ビーム蒸着装置、PVD(physical vapor deposition)、CVD(chemical vapor deposition)、PLD(plasma laser deposition)、二重型熱蒸着器(dual-type thermal evaporator)、スパッタリング(sputtering)、MOCVD(metal organic chemical vapor deposition)等によって形成されてもよい。
前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…をなす前記第1導電型DBR層3110a、3110b、3110c、3110d、…は、第1導電型のドーパントがドーピングされたIII族‐V族またはII族‐VI族の化合物半導体のうち少なくとも一つから提供されてもよい。例えば、前記第1導電型DBR層3110a、3110b、3110c、3110d、…は、GaAs、GaAl、InP、InAs、GaPを含むグループのうちの一つからなることができる。前記第1導電型DBR層3110a、3110b、3110c、3110d、…は、例えばAlxGa1-xAs(0<x<1)/AlyGa1-yAs(0<y<1)(y<x)の組成式を有する半導体物質から提供されてもよい。前記第1導電型DBR層3110a、3110b、3110c、3110d、…は、第1導電型のドーパント、例えばSi、Ge、Sn、Se、Te等のn型ドーパントがドーピングされたn型半導体層となることができる。前記第1導電型DBR層3110a、3110b、3110c、3110d、…は、異なる半導体層を交互に配置してλ/4nの厚さを有するDBR層であってもよい。
前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…をなす前記活性層3115a、3115b、3115c、3115d、…は、III族‐V族またはII族‐VI族の化合物半導体のうち少なくとも一つから提供されてもよい。例えば、前記活性層3115a、3115b、3115c、3115d、…は、GaAs、GaAl、InP、InAs、GaPを含むグループのうちの一つからなることができる。前記活性層3115a、3115b、3115c、3115d、…は、多重井戸構造にて具現された場合、前記活性層3115a、3115b、3115c、3115d、…は、交互に配置された複数の井戸層と複数の障壁層を含むことができる。前記複数の井戸層は、例えば、InpGa1-pAs(0≦≦p≦≦1)の組成式を有する半導体材料から提供されてもよい。前記障壁層は、例えばInqGa1-qAs(0≦≦q≦≦1)の組成式を有する半導体材料から配置されてもよい。
前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…をなす前記アパーチャー層3117a、3117b、3117c、3117d、…は、前記活性層3115a、3115b、3115c、3115d、…の上に配置されてもよい。前記アパーチャー層3117a、3117b、3117c、3117d、…は、中心部に円形の開口部が含むことができる。前記アパーチャー層3117a、3117b、3117c、3117d、…は、前記活性層3115a、3115b、3115c、3115d、…の中心部に電流が集中するように電流移動を制限する機能を含むことができる。即ち、前記アパーチャー層3117a、3117b、3117c、3117d、…は、共振波長を調整し、前記活性層3115a、3115b、3115c、3115d、…から垂直方向に発光するビームの角を調節することができる。前記アパーチャー層3117a、3117b、3117c、3117d、…は、SiO2またはAl2O3のような絶縁物質を含むことができる。また、前記アパーチャー層3117a、3117b、3117c、3117d、…は、前記活性層3115a、3115b、3115c、3115d、…、第1導電型DBR層3110a、3110b、3110c、3110d、…および第2導電型DBR層3120a、3120b、3120c、3120d、…より高いバンドギャップを有することができる。
前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、…をなす前記第2導電型DBR層3120a、3120b、3120c、3120d、…は、第2導電型のドーパントがドーピングされたIII族‐V族またはII族‐VI族の化合物半導体のうち少なくとも一つから提供されてもよい。例えば、前記第2導電型DBR層3120a、3120b、3120c、3120d、…は、GaAs、GaAl、InP、InAs、GaPを含むグループのうちの一つからなることができる。前記第2導電型DBR層3120a、3120b、3120c、3120d、…は、例えばAlxGa1-xAs(0<x<1)/AlyGa1-yAs(0<y<1)(y<x)の組成式を有する半導体材料からなることができる。前記第2導電型DBR層3120a、3120b、3120c、3120d、…は、第2導電型のドーパント、例えばMg、Zn、Ca、Sr、Baのようなp型ドーパントを有するp型半導体層であってもよい。前記第2導電型DBR層3120a、3120b、3120c、3120d、…は、異なる半導体層を交互に配置してλ/4nの厚さを有するDBR層であってもよい。
例えば、前記第2導電型DBR層3120a、3120b、3120c、3120d、…は、前記第1導電型DBR層3110a、3110b、3110c、3110d、…より大きい反射率を有することができる。例えば、前記第2導電型DBR層3120a、3120b、3120c、3120d、…と前記第1導電型DBR層3110a、3110b、3110c、3110d、…は、90%以上の反射率によって垂直方向に共振キャビティを形成することができる。このとき、生成された光は、前記第2導電型DBR層3120a、3120b、3120c、3120d、…の反射率より低い前記第1導電型DBR層3110a、3110b、3110c、3110d、…を介して外部に放出されてもよい。
次に、図37a〜図37dに示されたように、第1電極3150が形成される。
図37a〜図37dは本発明の実施例に係る半導体素子の製造方法において第1電極が形成された例を示した図面である。図37aは実施例に係る半導体素子の製造方法によって第1電極が形成されたステップを示した平面図であり、図37bは図37aに示された実施例に係る半導体素子のA‐A線断面図であり、図37cは図37aに示された実施例に係る半導体素子のB‐B線断面図であり、図37dは図37aに示された実施例に係る半導体素子のC‐C線断面図である。
実施例によれば、図37a〜図37dに示されたように、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、P5、…の周りに前記第1電極3150が形成される。前記第1電極3150は、前記第1導電型DBR層3113の上に形成され、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、P5、…を露出させる開口部を含むことができる。前記第1電極3150は、前記前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、P5、…の間の領域に形成されてもよい。
例えば、前記第1電極3150の面積Aeが前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、P5、…の面積Amより大きく提供されてもよい。ここで、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、P5、…の面積Amとは、メサエッチングによってエッチングされず残っている前記活性層3115a、3115b、3115c、3115d、…の面積を意味することができる。前記第1電極3150の面積Aeに対する前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、P5、…の面積Amの比率Am/Aeは、例えば25%より大きく提供されてもよい。実施例に係る半導体素子3200によれば、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、P5、…の個数および直径は、応用例に応じて多様に変形することができる。
実施例によれば、前記第1電極3150の面積Aeに対する前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、P5、…の面積Amの比率Am/Aeは、例えば25%〜70%に提供されてもよい。別の実施例によれば、前記第1電極3150の面積Aeに対する前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、P5、…の面積Amの比率Am/Aeは、例えば30%〜60%に提供されてもよい。
実施例に係る半導体素子3200の適用例に応じて、前記半導体素子3200に配置された前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、P5、…の個数および直径は、多様に変更することができる。以上で説明した表1は、一例として621個の発光構造物が提供された半導体素子に対するデータを示したものである。
例えば、前記第1電極3150は、Ag、Ni、Al、Rh、Pd、Ir、Ru、Mg、Zn、Pt、Au、Hf、Ti、W、Crおよびこれらのうち2以上の合金から構成された物質を含むグループから選択された物質からなることができる。前記第1電極3150は、一つの層または複数の層に形成されてもよい。前記第1電極3150は、例えば反射金属として複数の金属層を適用することができ、接着層としてCrまたはTi等を適用することができる。例えば、前記第1電極3150は、Cr/Al/Ni/Au/Ti層からなることができる。
続いて、図38a〜図38dに示されたように、前記第1電極3150の上に第1絶縁層3141が形成される。
図38a〜図38dは本発明の実施例に係る半導体素子の製造方法において第1絶縁層が形成された例を示した図面である。図38aは実施例に係る半導体素子の製造方法によって第1絶縁層が形成されたステップを示した平面図であり、図38bは図38aに示された実施例に係る半導体素子のA‐A線断面図であり、図38cは図38aに示された実施例に係る半導体素子のB‐B線断面図であり、図38dは図38aに示された実施例に係る半導体素子のC‐C線断面図である。
実施例によれば、図38a〜図38dに示されたように、前記第1電極3150の上に前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、P5、…の上部面を露出させる前記第1絶縁層3141が形成される。前記第1絶縁層3141は、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、P5、…の側面に形成されてもよい。前記第1絶縁層3141は、前記第1導電型DBR層3113の上に形成されてもよい。前記第1絶縁層3141は、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、P5、…の間の領域に形成されてもよい。
前記第1絶縁層3141は、絶縁物質から提供されてもよい。例えば、前記第1絶縁層3141は、SiO2、TiO2、Ta2O5、SiOx、SiOxNy、Si3N4、Al2O3を含むグループから選択された少なくとも一つの物質からなることができる。また、前記第1絶縁層3141は、DBR層から形成されてもよい。実施例によれば、前記第1絶縁層3141がDBR層から提供されることで、複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、P5、…で発生した光が効率的に反射されて下部方向に抽出される。例えば、前記第1絶縁層3141は、SiO2とTiO2が複数の層に積層されて形成されたDBR層からなることができる。また、前記第1絶縁層3141は、Ta2O3とSiO2が複数の層に積層されて形成されたDBR層からなることができる。また、前記第1絶縁層3141は、SiO2とSi3N4が複数の層に積層されて形成されたDBR層からなることができる。
そして、図39a〜図39dに示されたように、前記第1絶縁層3141の上に第2電極3160が形成される。
図39a〜図39dは本発明の実施例に係る半導体素子の製造方法において第2電極が形成された例を示した図面である。図39aは実施例に係る半導体素子の製造方法によって第2電極が形成されたステップを示した平面図であり、図39bは図39aに示された実施例に係る半導体素子のA‐A線断面図であり、図39cは図39aに示された実施例に係る半導体素子のB‐B線断面図であり、図39dは図39aに示された実施例に係る半導体素子のC‐C線断面図である。
実施例によれば、図39a〜図39dに示されたように、前記第1絶縁層3141の上に、上部電極3160aと連結電極3160bを含む前記第2電極3160が形成される。前記上部電極3160aは、前記第1絶縁層3141によって露出された前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、P5、…の上部面に形成されてもよい。前記連結電極3160bは、前記上部電極3160aを連結させることができる。
前記上部電極3160aは、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、P5、…をなす第2導電型DBR層の上部面の上に形成されてもよい。前記連結電極3160bは、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、P5、…の上に配置された前記上部電極3160aを相互連結させることができる。前記連結電極3160bは、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、P5、…の間の領域に形成されてもよい。
例えば、前記第2電極3160の前記連結電極3160bは、一定線幅を有する線状に提供されてもよい。勿論、適用される実施例に応じて、前記第2電極3160の前記連結電極3160bの形状は多様に変形することができる。
例えば、前記第2電極3160は、Ag、Ni、Al、Rh、Pd、Ir、Ru、Mg、Zn、Pt、Au、Hf、Ti、W、Crおよびこれらのうち2以上の合金から構成された物質を含むグループから選択された物質からなることができる。前記第2電極3160は、一つの層または複数の層に形成されてもよい。前記第2電極3160は、例えば反射金属として複数の金属層を適用することができ、接着層としてCrまたはTi等を適用することができる。例えば、前記第2電極3160は、Cr/Al/Ni/Au/Ti層からなることができる。
次に、図40a〜図40dに示されたように、前記第2電極3160の上に第2絶縁層3142が形成される。
図40a〜図40dは本発明の実施例に係る半導体素子の製造方法において第2絶縁層が形成された例を示した図面である。図40aは実施例に係る半導体素子の製造方法によって第2絶縁層が形成されたステップを示した平面図であり、図40bは図40aに示された実施例に係る半導体素子のA‐A線断面図であり、図40cは図40aに示された実施例に係る半導体素子のB‐B線断面図であり、図40dは図40aに示された実施例に係る半導体素子のC‐C線断面図である。
実施例によれば、図40a〜図40dに示されたように、前記複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、P5、…の間の領域の下部に配置された前記第1電極3150を露出させる第2絶縁層3142が形成される。前記第2絶縁層3142は、前記第1電極3150を露出させる第1開口部を含むことができる。また、前記第2絶縁層3142は、前記第2電極3160の前記上部電極3160aを露出させる第2開口部を含むことができる。
また、前記第2絶縁層3142は、前記第1導電型DBR層3113の上部に配置された線状の前記第2電極3160の前記連結電極3160bが選択的に露出されるように形成されてもよい。例えば、P1発光構造物とP2発光構造物を連結する前記連結電極3160bの上部面の上には、前記第2電極3160が露出しないように、前記第2絶縁層3142が形成される。また、P1発光構造物とP5発光構造物を連結する前記連結電極3160bの上部面が露出するように、前記第2絶縁層3142が形成される。
前記第2絶縁層3142は、絶縁物質から提供されてもよい。例えば、前記第2絶縁層3142は、SiO2、TiO2、Ta2O5、SiOx、SiOxNy、Si3N4、Al2O3を含むグループから選択された少なくとも一つの物質からなることができる。また、前記第2絶縁層3142は、DBR層から形成されてもよい。実施例によれば、前記第2絶縁層3142がDBR層から提供されることで、複数の発光構造物P1、P2、P3、P4、P5、…で発生した光が効率的に反射されて下部方向に抽出される。例えば、前記第2絶縁層3142は、SiO2とTiO2が複数の層に積層されて形成されたDBR層からなることができる。また、前記第2絶縁層3142は、Ta2O3とSiO2が複数の層に積層されて形成されたDBR層からなることができる。また、前記第2絶縁層3142は、SiO2とSi3N4が複数の層に積層されて形成されたDBR層からなることができる。
続いて、図41a〜図41dに示されたように、前記第2絶縁層3142の上に第1ボンディングパッド3155と第2ボンディングパッド3165が形成される。
図41a〜図41dは本発明の実施例に係る半導体素子の製造方法において第1ボンディングパッドと第2ボンディングパッドが形成された例を示した図面である。図41aは実施例に係る半導体素子の製造方法によって第1ボンディングパッドと第2ボンディングパッドが形成されたステップを示した平面図であり、図41bは図41aに示された実施例に係る半導体素子のA‐A線断面図であり、図41cは図41aに示された実施例に係る半導体素子のB‐B線断面図であり、図41dは図41aに示された実施例に係る半導体素子のC‐C線断面図である。
実施例によれば、図41a〜図41dに示されたように、前記第1ボンディングパッド3155と前記第2ボンディングパッド3165が前記第2絶縁層3142の上に離隔して形成されてもよい。
前記第1ボンディングパッド3155は、前記第1開口部上に配置され、前記第1電極3150と電気的に連結されてもよい。例えば、前記第1ボンディングパッド3155の下部面が前記第1開口部を介して前記第1電極3150の上部面に直接接触して配置されてもよい。
前記第2ボンディングパッド3165は、前記第2開口部上に配置され、前記第2電極3160と電気的に連結されてもよい。例えば、前記第2ボンディングパッド3165の下部面が前記第2開口部を介して前記第2電極3160の上部面に直接接触して配置されてもよい。
例えば、前記第1ボンディングパッド3155と前記第2ボンディングパッド3165は、Ag、Ni、Al、Rh、Pd、Ir、Ru、Mg、Zn、Pt、Au、Hf、Ti、W、Cr、Cuおよびこれらのうち2以上の合金から構成された物質を含むグループから選択された物質からなることができる。前記第1ボンディングパッド3155と前記第2ボンディングパッド3165は、一つの層または複数の層に形成されてもよい。前記第1ボンディングパッド3155と前記第2ボンディングパッド3165は、例えばソルダーボンディング(solder bonding)からSn拡散を防止するために、Cr、Cu等の拡散バリアー金属を含むことができる。例えば、前記第1ボンディングパッド3155と前記第2ボンディングパッド172は、Ti、Ni、Cu、Cr、Auを含む複数の層に形成されてもよい。
一方、以上で説明した実施例に係る半導体素子は、サブマウントに付着されて半導体素子パッケージ形態で供給されてもよい。
図42は本発明の実施例に係る半導体素子パッケージを示した図面である。図42を参照して実施例に係る半導体素子パッケージを説明する際に、以上で説明した半導体素子に関連した内容は、説明を省略することがある。
実施例に係る半導体素子パッケージ6000は、図42に示されたように、サブマウント6300と、前記サブマウント6300の上に配置された半導体素子6200を含むことができる。
前記半導体素子6200は、第1ボンディングパッド6155と第2ボンディングパッド6165を含むことができる。前記第1ボンディングパッド6155と前記第2ボンディングパッド6165は、前記半導体素子6200の第1面S1に配置されてもよい。また、前記半導体素子6200は、前記第1面S1と反対方向に配置された第2面S2を含むことができる。
実施例によれば、前記半導体素子6200は、前記第1ボンディングパッド6155と前記第2ボンディングパッド6165を介して前記サブマウント6300の上に配置されてもよい。前記第1ボンディングパッド6155と前記第2ボンディングパッド6165は、前記サブマウント6300に電気的に連結されてもよい。前記サブマウント6300は、前記半導体素子6200に電源を提供する回路基板を含むことができる。
実施例に係る半導体素子6200は、以上で説明したように、前記第2面S2を介して生成された光を放出することができる。前記半導体素子6200は、前記第1ボンディングパッド6155と前記第2ボンディングパッド6165が形成された前記第1面S1の反対面である前記第2面S2を介して外部にビームを提供することができる。
実施例に係る半導体素子パッケージ6000によれば、前記サブマウント6300を介して前記半導体素子6200に電源を供給することができる。また、前記半導体素子パッケージ6000は、前記サブマウント6300を介して前記半導体素子6200で発生した熱を効果的に放熱させることができる。
実施例によれば、前記サブマウント6300は、前記半導体素子6200と電気的に連結される回路を含むことができる。例えば、前記サブマウント6300は、シリコン(Si)または窒化アルミニウム(AlN)のような物質をベースとして形成されてもよい。
一方、図43は本発明の実施例に係る半導体素子パッケージの別の例を示した図面である。図43を参照して実施例に係る半導体素子パッケージを説明する際に、以上で説明した半導体素子および半導体素子パッケージの内容と重なる事項に対しては、その説明を省略することがある。
実施例に係る半導体素子パッケージ7000は、図43に示されたように、サブマウント7300と、前記サブマウント7300の上に配置された半導体素子7200を含むことができる。
前記半導体素子7200は、第1ボンディングパッド7155と第2ボンディングパッド7165を含むことができる。前記第1ボンディングパッド7155と前記第2ボンディングパッド7165は、前記半導体素子7200の第1面S1に配置されてもよい。また、前記半導体素子7200は、前記第1面S1と反対方向に配置された第2面S2を含むことができる。
実施例によれば、前記半導体素子7200は、前記第1ボンディングパッド7155と前記第2ボンディングパッド7165を介して前記サブマウント7300の上に配置されてもよい。前記第1ボンディングパッド7155と前記第2ボンディングパッド7165は、前記サブマウント7300に電気的に連結されてもよい。前記サブマウント7300は、前記半導体素子7200に電源を提供する回路基板を含むことができる。
実施例に係る半導体素子7200は、以上で説明したように、前記第2面S2を介して生成された光を放出することができる。前記半導体素子7200は、前記第1ボンディングパッド7155と前記第2ボンディングパッド7165が形成された前記第1面S1の反対面である前記第2面S2を介して外部にビームを提供することができる。
実施例に係る半導体素子パッケージ7000によれば、前記サブマウント7300を介して前記半導体素子7200に電源を供給することができる。また、前記半導体素子パッケージ7000は、前記サブマウント7300を介して前記半導体素子7200で発生した熱を効果的に放熱させることができる。
実施例によれば、前記サブマウント7300は、前記半導体素子7200と電気的に連結される回路を含むことができる。例えば、前記サブマウント7300は、シリコン(Si)または窒化アルミニウム(AlN)のような物質をベースとして形成されてもよい。
一方、以上で説明した半導体素子および半導体素子パッケージは、オブジェクト検出、3次元動き認識、IR照明分野に適用することができる。また、以上で説明した半導体素子および半導体素子パッケージは、自律走行のためのLiDAR(Light Detection and Ranging)、BSD(Blind Spot Detection)、ADAS(Advanced Driver Assistance System)分野にも適用することができる。また、以上で説明した半導体素子および半導体素子パッケージは、HMI(Human Machine Interface)分野にも適用することができる。
実施例に係る半導体素子および半導体素子パッケージは、オブジェクト検出(Object Detection)装置に対する例として、近接センサー、自動焦点装置等に適用することができる。例えば、実施例に係るオブジェクト検出装置は、光を発光する発光部と光を受光する受光部を含むことができる。前記発光部の例として、図15および図24を参照して説明した半導体素子パッケージのうちのいずれか一つが適用されてもよい。前記受光部の例として、フォトダイオードが適用されてもよい。前記受光部は、前記発光部から放出された光がオブジェクト(Object)にて反射される光が入射される。
また、自動焦点装置は、移動端末機、カメラ、車両用センサー、光通信用装置等に多様に適用することができる。前記自動焦点装置は、被写体の位置を検出するマルチ位置検出のための多様な分野に適用することができる。
図44は本発明の実施例に係る半導体素子パッケージを含む自動焦点装置が適用された移動端末機の斜視図である。
図44に示されたように、実施例の移動端末機8500は、後面に提供されたカメラモジュール8520、フラッシュモジュール8530、自動焦点装置8510を含むことができる。ここで、前記自動焦点装置8510は、発光部として、以上で説明した実施例に係る半導体素子パッケージのうちのいずれか一つを含むことができる。
前記フラッシュモジュール8530は、内部に光を発光する発光素子を含むことができる。前記フラッシュモジュール8530は、移動端末機のカメラ作動または使用者の制御によって作動する。前記カメラモジュール8520は、イメージ撮影機能および自動焦点機能を含むことができる。例えば、前記カメラモジュール8520は、イメージを利用した自動焦点機能を含むことができる。
前記自動焦点装置8510は、レーザーを利用した自動焦点機能を含むことができる。前記自動焦点装置8510は、前記カメラモジュール8520のイメージを利用した自動焦点機能が低下する条件、例えば10m以下の近接または暗い環境で主に使用される。前記自動焦点装置8510は、VCSEL半導体素子を含む発光部と、フォトダイオードのような光エネルギーを電気エネルギーに変換する受光部を含むことができる。
以上の実施例で説明された特徴、構造、効果等は少なくとも1つの実施例に含まれ、必ず1つの実施例のみに限定されるものではない。さらに、各実施例で例示された特徴、構造、効果等は、実施例が属する分野で通常の知識を有する者によって別の実施例に組合せまたは変形して実施可能である。従って、そのような組合せと変形に係る内容は、実施例の範囲に含まれると解釈されるべきである。
以上、実施例を中心に説明したが、これは単なる例示にすぎず、実施例を限定するものではなく、実施例が属する分野の通常の知識を有する者であれば、本実施例の本質的な特性を逸脱しない範囲内で、以上に例示されていない多様な変形と応用が可能であろう。例えば、実施例に具体的に示された各構成要素は変形して実施可能であり、そしてそのような変形と応用に係る差異点は、添付された特許請求の範囲で設定する実施例の範囲に含まれると解釈されるべきである。