JP6861813B2 - 空気調和機の風向変更装置、この風向変更装置を備えた室内機、及び、この室内機を備えた空気調和機 - Google Patents

空気調和機の風向変更装置、この風向変更装置を備えた室内機、及び、この室内機を備えた空気調和機 Download PDF

Info

Publication number
JP6861813B2
JP6861813B2 JP2019528229A JP2019528229A JP6861813B2 JP 6861813 B2 JP6861813 B2 JP 6861813B2 JP 2019528229 A JP2019528229 A JP 2019528229A JP 2019528229 A JP2019528229 A JP 2019528229A JP 6861813 B2 JP6861813 B2 JP 6861813B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wind direction
plate
direction plate
central
front wind
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019528229A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2019008666A1 (ja
Inventor
雄大 平野
雄大 平野
辰夫 古田
辰夫 古田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Publication of JPWO2019008666A1 publication Critical patent/JPWO2019008666A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6861813B2 publication Critical patent/JP6861813B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24FAIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
    • F24F13/00Details common to, or for air-conditioning, air-humidification, ventilation or use of air currents for screening
    • F24F13/08Air-flow control members, e.g. louvres, grilles, flaps or guide plates
    • F24F13/10Air-flow control members, e.g. louvres, grilles, flaps or guide plates movable, e.g. dampers
    • F24F13/14Air-flow control members, e.g. louvres, grilles, flaps or guide plates movable, e.g. dampers built up of tilting members, e.g. louvre
    • F24F13/15Air-flow control members, e.g. louvres, grilles, flaps or guide plates movable, e.g. dampers built up of tilting members, e.g. louvre with parallel simultaneously tiltable lamellae
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24FAIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
    • F24F13/00Details common to, or for air-conditioning, air-humidification, ventilation or use of air currents for screening
    • F24F13/20Casings or covers

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Air-Flow Control Members (AREA)
  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)

Description

本発明は、吹出風の風向きを変える空気調和機の風向変更装置、この風向変更装置を備えた室内機、及び、この室内機を備えた空気調和機に関するものである。
特許文献1には、吹出グリル内に、複数の平面部で形成され、風下側端部が吹出グリルの中心から遠のく方向に屈曲した左右風向偏向羽根を回転可能に複数枚取り付けた空気調和機の風向偏向装置が開示されている。
特開昭62−56734号公報
しかしながら、特許文献1に記載された空気調和機は、左右風向偏向羽根の角度を大きくとると、左右風向偏向羽根が、左右風向偏向羽根と筐体との間の風路を塞ぐような配置となる。これにより、空気調和機は、左右風向偏向羽根と筐体との間を通る吹出風の風量が低下する恐れがある。空気調和機は、左右風向偏向羽根と筐体との間を通る吹出風の風量が低下すると、空調性能の低下或いは結露の発生等が生じる場合がある。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたものであり、吹出風の風向を左右方向に偏向させたとき、風向板と筐体との間を通る吹出風の風量の低下を抑制できる空気調和機の風向変更装置、この風向変更装置を備えた室内機、及び、この室内機を備えた空気調和機を提供することを目的とする。
本発明に係る空気調和機の風向変更装置は、上部枠体と、下部枠体と、左部枠体と、右部枠体とから構成されて開口を形成する矩形状の枠体と、枠体の開口内において、上部枠体と下部枠体との間に延設されて、左部枠体と右部枠体との間に並列して配置された複数の左右風向板と、複数の左右風向板を連結する連結板と、を備え、複数の左右風向板は、左部枠体又は右部枠体に隣接する端部風向板と、端部風向板の間に配置される1つ又は複数の中央風向板と、を有し、端部風向板は、上部枠体及び下部枠体に回動自在に支持される端部前面風向板と、端部前面風向板と回動自在に連結されており、端部前面風向板の回動する方向とは逆方向に回動する端部背面風向板と、を有し、中央風向板は、上部枠体及び下部枠体に回動自在に支持される中央前面風向板と、中央前面風向板と回動自在に連結されており、中央前面風向板の回動する方向とは逆方向に回動する中央背面風向板と、を有し、連結板は、左部枠体と右部枠体との間の下部枠体の延びる方向に沿って配置され、端部前面風向板と、端部背面風向板と、中央前面風向板と、中央背面風向板と係合して回動させ、端部前面風向板の回動する角度が、中央前面風向板の回動する角度より小さく、端部背面風向板の回動する角度が、中央背面風向板の回動する角度より小さく、下部枠体に回動自在に軸支されている端部前面風向板の第1回転軸と、連結板に回動自在に軸支されている端部前面風向板の第2回転軸との間の距離LC1が、下部枠体に回動自在に軸支されている中央前面風向板の第3回転軸と、連結板に回動自在に軸支されている中央前面風向板の第4回転軸との間の距離LA1よりも大きいものである。
本発明によれば、吹出風の風向を左右方向に偏向させたとき、枠体に隣接する端部前面風向板の回動する角度が、中央前面風向板の回動する角度より小さく、端部背面風向板の回動する角度が、中央背面風向板の回動する角度より小さい。そのため、吹出風の風向を左右方向に偏向させても、枠体と端部前面風向板との間隔を広く保つことができ、枠体と端部前面風向板との間において、室内機から吹き出される風の量の低下を抑制することができる。
本発明の実施の形態1に係る風向変更装置を備えた空気調和機の室内機の概略構成を示す正面図である。 本発明の実施の形態1に係る風向変更装置を備えた空気調和機の室内機の概略構成を示す斜視図である。 図1で示す室内機のA部の部分拡大図である。 図4は、図3の室内機の斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る風向変更装置の枠体の上方斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る風向変更装置の枠体の下方斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る風向変更装置の左右風向板及び連結板の斜視図である。 図7の左右風向板及び連結板の分解斜視図である。 左右風向板を構成する中央前面風向板の側面図である。 左右風向板を構成する中央前面風向板の斜視図である。 左右風向板を構成する中央背面風向板の側面図である。 左右風向板を構成する中央背面風向板の斜視図である。 左右風向板を構成する端部前面風向板の側面図である。 左右風向板を構成する端部前面風向板の斜視図である。 左右風向板を構成する端部背面風向板の側面図である。 左右風向板を構成する端部背面風向板の斜視図である。 連結板の斜視図である。 連結板の底面図である。 中央前面風向板と、中央背面風向板と、連結板とを組み合わせる前の図である。 中央前面風向板と、中央背面風向板と、連結板とを組み合わせた図である。 端部前面風向板と、端部背面風向板と、連結板とを組み合わせる前の図である。 端部前面風向板と、端部背面風向板と、連結板とを組み合わせた図である。 室内機の正面方向に風を送風する際の、吹出口内の右側に配置された中央風向板及び端部風向板の状態を示す図である。 室内機の左方向に風を送風する際の、吹出口内の右側に配置された中央風向板及び端部風向板の状態を示す図である。 室内機の正面方向に風を送風する際の、吹出口内の右側に配置された中央風向板及び端部風向板の状態と風の流れを示す図である。 室内機の左方向に風を送風する際の、吹出口内の右側に配置された中央風向板及び端部風向板の状態と風の流れを示す図である。 本発明の実施の形態2に係る空気調和機の構成例を示す模式図である。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る風向変更装置20を備えた空気調和機の室内機1の概略構成を示す正面図である。図2は、本発明の実施の形態1に係る風向変更装置20を備えた空気調和機の室内機1の概略構成を示す斜視図である。風向変更装置20について、図1及び図2に示す床置形の室内機1を例に挙げて説明する。なお、図1を含む以下の図面では、各構成部材の相対的な寸法の関係及び形状等が実際のものとは異なる場合がある。また、理解を容易にするために方向を表す用語(例えば「上」、「下」、「右」、「左」、「前」、「後」など)を適宜用いるが、これは説明のためのものであって、これらの用語は本願発明を限定するものではない。図1に示すX軸は、室内機1の左右の幅方向を示し、Y軸は室内機1の前後の奥行方向を示し、Z軸は室内機1の上下の高さ方向を示すものである。より詳細には、X軸においてX1側を左側、X2側を右側、Y軸においてY1側を前側、Y2側を後側、Z軸においてZ1側を上側、Z2側を下側として室内機1を説明する。なお、以下の説明における方向を表す用語(例えば「上」、「下」、「右」、「左」、「前」、「後」など)は、室内機1を正面から見たときの方向をそれぞれ表している。また、明細書中における各構成部材同士の位置関係(例えば、上下関係等)は、原則として、室内機1を使用可能な状態に設置したときのものである。
(室内機の構成)
図1に示すように、室内機1は、縦長直方体形状の筐体10を有している。図2に示すように、筐体10の左右側面には、室内の空気を吸い込む吸込口11が形成されている。筐体10の前面上部には、空調空気(吹出風)が吹き出される吹出口12を形成する風向変更装置20が設けられている。なお、図示していないが、筐体10の内部には、吸込口11と吹出口12との間を結ぶ空気通路が形成されている。また、筐体10の内部には、吸込口11から吹出口12に向かう空調空気の流れを上記空気通路内に生成するファンと、上記空気通路内に配置され、内部を流通する冷媒との熱交換により空調空気を冷却又は加熱する熱交換器と、が設けられている。
(風向変更装置20の構成)
図3は、図1で示す室内機1のA部の部分拡大図である。図4は、図3の室内機1の斜視図である。風向変更装置20は、吹出口12から吹き出される空調空気の風向きを調整するものである。風向変更装置20は、枠体30と、左右風向板40と、左右風向板40を連結する連結板70とを有する。また、風向変更装置20は、上下風向板80と、枠体30内に上下に延設された仕切部材90とを有する。
[枠体30]
図5は、本発明の実施の形態1に係る風向変更装置20の枠体30の上方斜視図である。図6は、本発明の実施の形態1に係る風向変更装置20の枠体30の下方斜視図である。枠体30は、吹出口12を形成すると共に、吹出口12から吹き出される空調空気の風向きを調整する左右風向板40と、上下風向板80とを回動自在に支持するものである。枠体30は、図5及び図6に示すように、上部枠体30aと、下部枠体30bと、左部枠体30cと、右部枠体30dとを有する。枠体30は、筐体10の前面上部に設置されている。枠体30は、上部枠体30aと、下部枠体30bと、左部枠体30cと、右部枠体30dとが組み合わされて矩形状に形成されている。また、枠体30は、上部枠体30aと、下部枠体30bと、左部枠体30cと、右部枠体30dとが組み合わされることにより、貫通孔である矩形状の吹出口12を形成する。なお、吹出口12は、本発明の開口に相当する。図5に示すように、下部枠体30bの内周壁30b1には、複数の凹部33が形成されている。凹部33には、後述する左右風向板40の下部に設けられた回動軸が挿入される。図6に示すように、上部枠体30aの内周壁30a1には、複数の凸部31が形成されている。凸部31は、後述する左右風向板40の上部に設けられた回動軸に挿入される。また、上部枠体30aの内周壁30a1には突起部39が設けられている。左右風向板40が回動する際に突起部39と当接することで、図示しない制御装置が左右風向板40の回転角度を決定する際の基準位置とする。枠体30は、下部枠体30bから下方に延設された円筒部38を有する。円筒部38の中空部は、凹部33と連通する。下部枠体30bの下方には、図示しないモータが設置され、円筒部38の中空部と凹部33との内部にモータのシャフトが配置され、モータのシャフトと左右風向板40の回動軸とが連結される。左右風向板40は、モータによって、所定の可動角度範囲で回動駆動されるように構成されている。
[左右風向板40及び連結板70]
左右風向板40は、吹出口12から吹き出される吹出風の風向を左右方向(X軸方向)に偏向させるように調整する。左右風向板40は、図3又は図4に示すように、枠体30の吹出口12内において、上部枠体30aと下部枠体30bとの間に延設されている。また、複数の左右風向板40が、左部枠体30cと右部枠体30dとの間に並列して配置されている。具体的には、左右風向板40は、図3及び図4に示すように、上部枠体30aの内周壁30a1と、下部枠体30bの内周壁30b1との間で上下方向(Z軸方向)に延伸して設けられている。左右風向板40は、下部に設けられた回動軸が、図5に示す下部枠体30bの内周壁30b1に形成された凹部33に挿入され、上部に設けられた回動軸に、図6に示す上部枠体30aの内周壁30a1に形成された凸部31が挿入される。左右風向板40は、回動軸を中心として枠体30に回動自在に支持されている。複数の左右風向板40は、連結板70によって3枚一組で連結されている。3枚の左右風向板40のうち、吹出口12内の左右方向(X軸方向)において、最も外側に配置されており、左部枠体30c又は右部枠体30dと対向する位置に配置されている左右風向板40を、端部風向板40cと称する。すなわち、端部風向板40cは、左部枠体30c又は右部枠体30dに隣接する。また、吹出口12内の左右方向(X軸方向)において、端部風向板40cの内側に配置されている左右風向板40を、中央風向板40b及び中央風向板40aと称する。中央風向板40aは、吹出口12内の左右方向(X軸方向)において、中央風向板40bよりも内側に位置している。すなわち、中央風向板40a及び中央風向板40bは、室内機1の吹出口12内の両端に配置された端部風向板40cの間に配置されている。なお、左右風向板40と、連結板70との詳細な構成は後述する。左右風向板40よりも吹き出される空気の下流側には、複数の上下風向板80が設けられている。
[上下風向板80]
上下風向板80は、吹出口12から吹き出される空気の風向きを上下方向(Z軸方向)に偏向させるように調整するものである。上下風向板80は、左部枠体30cと、右部枠体30dとの間で左右方向(X軸方向)に延伸して設けられている。上下風向板80は、左右の両端に設けられた回動軸が、左部枠体30cの内周壁30c1に形成された凹部36と、右部枠体30dの図示しない内周壁に形成された凹部とに挿入され、回動軸を中心として枠体30に回動自在に支持されている。また、上下風向板80は、図示しない駆動部によって、所定の可動角度範囲で回動駆動されるように構成されてもよい。
[仕切部材90]
仕切部材90は、吹出口12を左右に区画するものであり、枠体30の上下方向(Z軸方向)の強度を確保するものである。仕切部材90は、図3及び図4に示すように、上部枠体30aの内周壁30a1と、下部枠体30bの内周壁30b1との間で上下方向(Z軸方向)に延伸して設けられている。仕切部材90は、内周壁30a1と、内周壁30b1とに設けられた受部37に挿入されて支持される。なお、仕切部材90は、設けられていなくてもよい。
(左右風向板40及び連結板70の詳細な構成)
図7は、本発明の実施の形態1に係る風向変更装置20の左右風向板40及び連結板70の斜視図である。図7は、風向変更装置20において、吹出口12内の右側に配置される3枚の左右風向板40を示すものである。図7において、3枚の風向板のうち最も右側に配置されている端部風向板40cは、右部枠体30dと対向する位置に配置されている左右風向板40である。端部風向板40cの回動軸40c1には、図6に示す枠体30に形成された凸部31cが挿入される。また、端部風向板40cの回動軸40c2は、図5に示す枠体30に形成された凹部33cに挿入される。なお、回動軸40c2は、本発明の第1回転軸に相当する。
図7において、3枚の風向板のうち最も左側に配置されている中央風向板40aは、吹出口12内の左右方向(X軸方向)において、最も内側に配置されている板である。中央風向板40aの回動軸40a1には、図6に示す枠体30に形成された凸部31aが挿入される。また、中央風向板40aの回動軸40a2は、図5に示す枠体30に形成された凹部33aに挿入される。なお、回動軸40a2は、本発明の第3回転軸に相当する。
図7において、3枚の風向板のうち中央に配置されている中央風向板40bは、中央風向板40aと配置されている位置が異なるだけであり、中央風向板40aと同じ構成である。中央風向板40bの回動軸40b1には、図6に示す枠体30に形成された凸部31bが挿入される。また、中央風向板40aの回動軸40b2は、図5に示す枠体30に形成された凹部33bに挿入される。回動軸40b2には、モータ60が連結される。モータ60は、ステッピングモータであり、制御装置61によって、回転数と回転速度とが制御される。制御装置61は、中央風向板40bが、上述した突起部39と当接することで中央風向板40bの回転角度の位置を認識する。この場合、突起部39は、中央風向板40bの回動軸40b1に挿入される凸部31bの近傍に配設されている。制御装置61は、突起部39を基準として、中央風向板40bの回転角度を決定する。なお、モータ60は、端部風向板40cの回動軸40c2に連結されてもよく、中央風向板40aの回動軸40a2に連結されてもよい。この場合、突起部39は、凸部31c又は凸部31aの近傍に配設されている。
なお、図7は、風向変更装置20において、吹出口12内の右側に配置される3枚の左右風向板40を示すものである。風向変更装置20において、吹出口12内の左側に配置される3枚の左右風向板40は、図7で示す左右風向板40と対称の位置に配置されている。すなわち、左部枠体30cと対向する位置に配置されている端部風向板40cは、3枚の風向板のうち最も左側に配置されている。そして、吹出口12内の左右方向(X軸方向)において、左側から右側に向かって、端部風向板40cと、中央風向板40bと、中央風向板40aとが順番に配置されている。
連結板70は、複数の左右風向板40を連結する。連結板70は、端部前面風向板41cと、端部背面風向板51cと、中央前面風向板41a及び中央前面風向板41bと、中央背面風向板51a及び中央背面風向板51bと係合して回動させる。中央風向板40bが、モータ60によって回転駆動されると、中央風向板40bに連結された連結板70は、一方の可動端と他方の可動端との間の範囲内において水平面内で円弧運動する。そして、連結板70によって中央風向板40bと連結された中央風向板40a及び端部風向板40cは、回動軸40a2及び回動軸40c2を中心に回動する。なお、中央風向板40aと、中央風向板40bと、端部風向板40cとは、それぞれ、吹出口12から吹き出される風向き方向の上流側及び下流側でさらに2つに分解される。
図8は、図7の左右風向板40及び連結板70の分解斜視図である。中央風向板40aは、吹出風の風向き方向の上流側に中央背面風向板51aを有し、吹出風の風向き方向の下流側に中央前面風向板41aを有する。中央背面風向板51aと、中央前面風向板41aとは、回動自在に連結されている。中央風向板40bは、吹出風の風向き方向の上流側に中央背面風向板51bを有し、吹出風の風向き方向の下流側に中央前面風向板41bを有する。中央背面風向板51bと、中央前面風向板41bとは、回動自在に連結されている。端部風向板40cは、吹出風の風向き方向の上流側に端部背面風向板51cを有し、吹出風の風向き方向の下流側に端部前面風向板41cを有する。端部背面風向板51cと、端部前面風向板41cとは、回動自在に連結されている。
図9は、左右風向板40を構成する中央前面風向板41aの側面図である。図10は、左右風向板40を構成する中央前面風向板41aの斜視図である。図9及び図10を用いて中央前面風向板41aの構成について説明する。なお、中央前面風向板41aと、中央前面風向板41bとは同じ構成であるため、中央前面風向板41aについて説明し、中央前面風向板41bについての説明を省略する。中央前面風向板41aは、例えば、ABS樹脂などの樹脂材料で構成されている。中央前面風向板41aは、上下方向(Z軸方向)に長い矩形の平板形状に形成されている。中央前面風向板41aの上縁部41a1には上方が開口した円筒形状の回動軸40a1が形成されている。回動軸40a1は、奥行方向(Y軸方向)において、上縁部41a1の前側(Y1側)に配置されている。この回動軸40a1には、図6に示す枠体30に形成された凸部31aが挿入される。中央前面風向板41aの下縁部41a2には下方が開口した円筒形状の回動軸40a2が形成されている。回動軸40a2は、奥行方向(Y軸方向)において、下縁部41a2の前側(Y1側)に配置されている。この回動軸40a2は、図5に示す枠体30に形成された凹部33aに挿入される。回動軸40a1と、回動軸40a2とは同軸C1上に配置されている。中央前面風向板41aは、回動軸40a1に凸部31aが挿入され、回動軸40a2が凹部33aに挿入されることで、中央前面風向板41aは、上部枠体30a及び下部枠体30bに回動自在に支持されている。中央前面風向板41aを有する左右風向板40は、吹出風の下流側に回動軸40a1及び回動軸40a2を有する片持ち型の構成を有している。なお、中央前面風向板41bの場合には、回動軸40a1及び回動軸40a2は、回動軸40b1及び回動軸40b2に相当し、凸部31a及び凹部33aは、凸部31b及び凹部33bに相当する。
吹出口12から吹き出される風向き方向の上流側に位置する中央前面風向板41aの側縁部41a3には、矩形状の上部切欠部43aが形成されている。上部切欠部43aは、中央前面風向板41aの側縁部41a3の一部を切り欠いた部分である。上部切欠部43aが側縁部41a3に形成されている位置は、上縁部41a1と下縁部41a2との間で、上縁部41a1側に形成されている。中央前面風向板41aは、上部切欠部43aにおいて上方から突出する円柱形状の上方突起部43a1と、上部切欠部43aにおいて下方から突出する円柱形状の下方突起部43a2とを有する。上方突起部43a1と、下方突起部43a2とは、上下方向(Z軸方向)に同軸上に配置されている。上方突起部43a1及び下方突起部43a2には、後述する中央背面風向板51aの上部係合部52aが嵌め合わされる。
中央前面風向板41aの側縁部41a3には、下部切欠部45aが形成されている。下部切欠部45aは、中央前面風向板41aの側縁部41a3の一部を切り欠いた部分である。下部切欠部45aが側縁部41a3に形成されている位置は、上縁部41a1と下縁部41a2との間で、下縁部41a2側に形成されている。中央前面風向板41aは、下部切欠部45aにおいて上方から突出する円柱形状の上方突出部45a1と、下部切欠部45aにおいて下方から突出する円柱形状の下方突出部45a2とを有する。上方突出部45a1と、下方突出部45a2とは、上下方向(Z軸方向)に同軸上に配置されている。上方突出部45a1及び下方突出部45a2は、後述する中央背面風向板51aの上部軸受部54a及び下部軸受部55aに挿入される。
中央前面風向板41aには、中央切欠部46aが形成されている。中央切欠部46aは、下部切欠部45aから吹出風の風向き方向の下流側に位置する側縁部41a4に向かって切り欠かれている部分である。中央切欠部46aは、下部切欠部45aと繋がっており、上下方向(Z軸方向)の切り欠き幅が、下部切欠部45aの上下方向(Z軸方向)の切り欠き幅よりも小さい。
下部切欠部45aと、中央切欠部46aとを形成する中央前面風向板41aの上縁部41a5には補強板47aが形成されている。補強板47aは、六角形状の平板であり、中央前面風向板41aの板面に対して垂直に形成されている。補強板47aは、回動する中央前面風向板41aの周方向の動きに対して、中央前面風向板41aの強度を確保するものである。なお、補強板47aの形状は、六角形に限定されるものではなく、他の多角形、円形、楕円形等の形状であってもよい。
中央前面風向板41aは、回動軸40a2と下方突出部45a2との間の位置の補強板47aから、中央切欠部46aに向けて突出する中央突出部48aを有する。なお、中央突出部48aは、本発明の第4回転軸に相当する。中央突出部48aは、中央柱部48a1と、中央柱部48a1の先端部に設けられ、中央柱部48a1よりも直径の大きい中央頭部48a2とを有する。中央突出部48aは、後述する連結板70に形成された係合穴71a又は係合穴71bに挿入される。中央前面風向板41aは、奥行方向(Y軸方向)において、後側(Y2側)から前側(Y1側)にかけて、上方突出部45a1及び下方突出部45a2と、中央突出部48aと、回動軸40a1及び回動軸40a2との順に配置されている。
中央前面風向板41aは、下部切欠部45a及び中央切欠部46aを形成する中央前面風向板41aの端縁部41a6から、上方に向かって形成された薄肉部44aを有する。薄肉部44aは、平板状の中央前面風向板41aの肉厚を薄くした部分である。中央前面風向板41aは、薄肉部44aを撓ませることで、中央背面風向板51aが取り付けやすくなる。
図11は、左右風向板40を構成する中央背面風向板51aの側面図である。図12は、左右風向板40を構成する中央背面風向板51aの斜視図である。図11及び図12を用いて中央背面風向板51aの構成について説明する。なお、中央背面風向板51aと、中央背面風向板51bとは同じ構成であるため、中央背面風向板51aについて説明し、中央背面風向板51bについての説明を省略する。中央背面風向板51aは、例えば、ポリアセタールなどの樹脂材料で構成されている。中央背面風向板51aは、上下方向(Z軸方向)に長い矩形の平板形状に形成されている。中央背面風向板51aは、奥行方向(Y軸方向)の幅が、中央前面風向板41aの奥行方向(Y軸方向)の幅よりも小さい。また、中央背面風向板51aは、上下方向(Z軸方向)の長さが、中央前面風向板41aの上下方向(Z軸方向)の長さと等しい。
吹出風の風向き方向の下流側に位置する中央前面風向板41aの側縁部51a3には、上部係合部52aが設けられている。上部係合部52aが側縁部51a3に形成されている位置は、上縁部51a1と下縁部51a2との間で、上縁部51a1側に形成されている。上部係合部52aは、円筒形状の側壁の一部が切り欠かれ横断面でC字状に形成されている。上部係合部52aは、側縁部51a3と繋がるように、中央背面風向板51aと一体的に形成されている。上部係合部52aは、上述した上方突起部43a1及び下方突起部43a2と嵌め合わされる。
中央背面風向板51aの側縁部51a3には、係合板53aが設けられている。係合板53aが側縁部51a3に形成されている位置は、上縁部51a1と下縁部51a2との間で、下縁部51a2側に形成されている。係合板53aは、六角形状の平板であり、中央背面風向板51aの板面に対して垂直に形成されている。また、係合板53aは、奥行方向(Y軸方向)の前側(Y1側)に突出するように形成されている。なお、係合板53aの形状は、六角形に限定されるものではなく、他の多角形、円形、楕円形等の形状であってもよい。
中央背面風向板51aの側縁部51a3から突出する係合板53aの基部53a1には、係合板53aから上方に突出する円筒形状の上部軸受部54aが設けられている。また、係合板53aの基部53a1には、係合板53aから下方に突出する円筒形状の下部軸受部55aが設けられている。上部軸受部54a及び下部軸受部55aは同軸上に形成されている。なお、中央背面風向板51aの上部軸受部54a及び下部軸受部55aは、本発明の第8回転軸に相当する。そして、中央前面風向板41aと、中央前面風向板41bとは同じ構成であるため、中央背面風向板51bの上部軸受部54a及び下部軸受部55aもまた、本発明の第8回転軸に相当する。上部軸受部54aには、上述した上方突出部45a1が挿入され、下部軸受部55aには下方突出部45a2が挿入される。中央背面風向板51aは、上部係合部52aが、上方突起部43a1及び下方突起部43a2と嵌め合わされ、上部軸受部54a及び下部軸受部55aには、上方突出部45a1と下方突出部45a2が挿入されている。そのため、中央背面風向板51aは、中央前面風向板41aと回動自在に連結されている。また、中央背面風向板51aは、中央前面風向板41aの回動と連動して、中央前面風向板41aの回動する方向とは逆方向に回動する。中央背面風向板51a及び中央前面風向板41aの回動する方向については、後述する。
中央背面風向板51aの側縁部51a3から突出する係合板53aの先端部53a2には、係合板53aから下方に突出する軸部56aが設けられている。なお、軸部56aは、本発明の第7回転軸に相当する。軸部56aは、円柱形状に形成された中央軸部56a1と、中央軸部56a1の先端部に設けられ、中央軸部56a1よりも直径の大きい中央頭部56a2とを有する。中央軸部56a1は、後述する連結板70に形成された中央軸受部72a又は中央軸受部73aに挿入される。中央背面風向板51aは、奥行方向(Y軸方向)において、後側(Y2側)から前側(Y1側)にかけて、上部軸受部54a及び下部軸受部55aと、中央軸部56a1との順に配置されている。
図13は、左右風向板40を構成する端部前面風向板41cの側面図である。図14は、左右風向板40を構成する端部前面風向板41cの斜視図である。図13及び図14を用いて端部前面風向板41cの構成について説明する。端部前面風向板41cは、例えば、ABS樹脂などの樹脂材料で構成されている。端部前面風向板41cは、上下方向(Z軸方向)に長い矩形の平板形状に形成されている。但し、端部前面風向板41cは、吹出風の風向き方向の上流側に位置する端部前面風向板41cの側縁部41c3と下縁部41c2との角部に切欠部49が形成されている。風向変更装置20の組み立て時の作業者は、端部前面風向板41cに切欠部49が形成されていることで、端部前面風向板41cと中央前面風向板41aとを容易に区別することができる。端部前面風向板41cの上縁部41c1には上方が開口した円筒形状の回動軸40c1が形成されている。回動軸40c1は、奥行方向(Y軸方向)において、上縁部41c1の前側(Y1側)に配置されている。この回動軸40c1には、図6に示す上部枠体30aに形成された凸部31cが挿入される。端部前面風向板41cの下縁部41c2には下方が開口した円筒形状の回動軸40c2が形成されている。回動軸40c2は、奥行方向(Y軸方向)において、下縁部41c2の前側(Y1側)に配置されている。この回動軸40c2は、図5に示す下部枠体30bに形成された凹部33cに挿入される。回動軸40c1と、回動軸40c2とは同軸C2上に配置されている。端部前面風向板41cは、回動軸40c1に凸部31cが挿入され、回動軸40c2が凹部33cに挿入されることで、端部前面風向板41cは、上部枠体30a及び下部枠体30bに回動自在に支持される。端部前面風向板41cを有する左右風向板40は、吹出風の下流側に回動軸40c1及び回動軸40c2を有する片持ち型の構成を有している。
端部前面風向板41cの側縁部41c3には、矩形状の上部切欠部43cが形成されている。上部切欠部43cは、端部前面風向板41cの側縁部41c3の一部を切り欠いた部分である。上部切欠部43cが側縁部41c3に形成されている位置は、上縁部41c1と下縁部41c2との間で、上縁部41c1側に形成されている。端部前面風向板41cは、上部切欠部43cにおいて上方から突出する円柱形状の上方突起部43c1と、上部切欠部43cにおいて下方から突出する円柱形状の下方突起部43c2とを有する。上方突起部43c1と、下方突起部43c2とは、上下方向(Z軸方向)に同軸上に配置されている。上方突起部43c1及び下方突起部43c2には、後述する端部背面風向板51cの上部係合部52cが嵌め合わされる。
端部前面風向板41cの側縁部41c3には、下部切欠部45cが形成されている。下部切欠部45cは、端部前面風向板41cの側縁部41c3の一部を切り欠いた部分である。下部切欠部45cが側縁部41a3に形成されている位置は、上縁部41c1と下縁部41c2との間で、下縁部41c2側に形成されている。端部前面風向板41cは、下部切欠部45cにおいて上方から突出する円柱形状の上方突出部45c1と、下部切欠部45cにおいて下方から突出する円柱形状の下方突出部45c2とを有する。上方突出部45c1と、下方突出部45c2とは、上下方向(Z軸方向)に同軸上に配置されている。上方突出部45c1及び下方突出部45c2は、後述する端部背面風向板51cの上部軸受部54c及び下部軸受部55cに挿入される。
端部前面風向板41cには、中央切欠部46cが形成されている。中央切欠部46cは、下部切欠部45cから、吹出風の風向き方向の下流側に位置する側縁部41c4に向かって切り欠かれている部分である。中央切欠部46cは、下部切欠部45cと繋がっており、上下方向(Z軸方向)の切り欠き幅が、下部切欠部45cの上下方向(Z軸方向)の切り欠き幅よりも小さい。
下部切欠部45cと、中央切欠部46cとを形成する端部前面風向板41cの上縁部41c5には補強板47cが形成されている。補強板47cは、六角形状の平板であり、端部前面風向板41cの板面に対して垂直に形成されている。補強板47cは、回動する端部前面風向板41cの周方向の動きに対して、端部前面風向板41cの強度を確保するものである。なお、補強板47cの形状は、六角形に限定されるものではなく、他の多角形、円形、楕円形等の形状であってもよい。
端部前面風向板41cは、回動軸40c2と下方突出部45c2との間の位置の補強板47cから、中央切欠部46cに向けて突出する中央突出部48cを有する。なお、中央突出部48cは、本発明の第2回転軸に相当する。中央突出部48cは、中央柱部48c1と、中央柱部48c1の先端部に設けられ、中央柱部48c1よりも直径の大きい中央頭部48c2とを有する。中央突出部48cは、後述する連結板70に形成された後部長孔74a3に挿入される。端部前面風向板41cは、奥行方向(Y軸方向)において、後側(Y2側)から前側(Y1側)にかけて、上方突出部45c1及び下方突出部45c2と、中央突出部48cと、回動軸40c2との順に配置されている。
端部前面風向板41cは、下部切欠部45c及び中央切欠部46cを形成する端部前面風向板41cの端縁部41c6から、上方に向かって形成された薄肉部44cを有する。薄肉部44cは、平板状の端部前面風向板41cの肉厚を薄くした部分である。端部前面風向板41cは、薄肉部44cを撓ませることで、端部背面風向板51cが取り付けやすくなる。
図15は、左右風向板40を構成する端部背面風向板51cの側面図である。図16は、左右風向板40を構成する端部背面風向板51cの斜視図である。図15及び図16を用いて端部背面風向板51cの構成について説明する。端部背面風向板51cは、例えば、ポリアセタールなどの樹脂材料で構成されている。端部背面風向板51cは、上下方向(Z軸方向)に長い矩形の平板形状に形成されている。端部背面風向板51cは、奥行方向(Y軸方向)の幅が、端部前面風向板41cの奥行方向(Y軸方向)の幅よりも小さい。また、端部背面風向板51cは、上下方向(Z軸方向)の長さが、端部前面風向板41cの上下方向(Z軸方向)の長さと等しい。但し、端部背面風向板51cは、吹出風の風向き方向の上流側に位置する側縁部51c4の長さが、吹出風の風向き方向の下流側に位置する側縁部51c3の長さよりも短くなるように下縁部51c2が切り欠かれている。風向変更装置20の組み立て時の作業者は、端部背面風向板51cの下縁部51c2が切り欠かれていることで、端部背面風向板51cと中央背面風向板51aとを容易に区別することができる。
吹出風の風向き方向の下流側に位置する端部前面風向板41cの側縁部51c3には、上部係合部52cが設けられている。上部係合部52cが側縁部51c3に形成されている位置は、上縁部51c1と下縁部51c2との間で、上縁部51c1側に形成されている。上部係合部52cは、円筒形状の側壁の一部が切り欠かれ横断面でC字状に形成されている。上部係合部52cは、側縁部51c3と繋がるように、端部背面風向板51cと一体的に形成されている。上部係合部52cは、上述した上方突起部43c1及び下方突起部43c2と嵌め合わされる。
端部背面風向板51cの側縁部51c3には、係合板53cが設けられている。係合板53cが側縁部51c3に形成されている位置は、上縁部51c1と下縁部51c2との間で、下縁部51c2側に形成されている。係合板53cは、六角形状の平板であり、端部背面風向板51cの板面に対して垂直に形成されている。また、係合板53cは、奥行方向(Y軸方向)の前側(Y1側)に突出するように形成されている。なお、係合板53cの形状は、六角形に限定されるものではなく、他の多角形、円形、楕円形等の形状であってもよい。
端部背面風向板51cの側縁部51c3から突出する係合板53cの基部53c1には、係合板53cから上方に突出する円筒形状の上部軸受部54cが設けられている。また、係合板53cの基部53c1には、係合板53cから下方に突出する円筒形状の下部軸受部55cが設けられている。上部軸受部54c及び下部軸受部55cは同軸上に形成されている。なお、端部背面風向板51cの上部軸受部54c及び下部軸受部55cは、本発明の第6回転軸に相当する。上部軸受部54cには、上述した上方突出部45c1が挿入され、下部軸受部55cには下方突出部45c2が挿入される。端部背面風向板51cは、上部係合部52cが、上方突起部43c1及び下方突起部43c2と嵌め合わされ、上部軸受部54c及び下部軸受部55cには、上方突出部45c1と下方突出部45c2が挿入されている。そのため、端部背面風向板51cは、端部前面風向板41cと回動自在に連結されている。また、端部背面風向板51cは、端部前面風向板41cの回動と連動して、端部前面風向板41cの回動する方向とは逆方向に回動する。端部背面風向板51c及び端部前面風向板41cの回動する方向については、後述する。
端部背面風向板51cの側縁部51c3から突出する係合板53cの先端部53c2には、係合板53cから下方に突出する軸部56cが設けられている。なお、軸部56cは、本発明の第5回転軸に相当する。軸部56cは、円柱形状に形成された中央軸部56c1と、中央軸部56c1の先端部に設けられ、中央軸部56c1よりも直径の大きい中央頭部56c2とを有する。中央軸部56c1は、後述する連結板70に形成された中央軸受部72a又は中央軸受部73aに挿入される。端部背面風向板51cは、奥行方向(Y軸方向)において、後側(Y2側)から前側(Y1側)にかけて、上部軸受部54c及び下部軸受部55cと、中央軸部56c1との順に配置されている。なお、端部背面風向板51cに設けられた軸部56cの中央軸部56c1の直径は、端部前面風向板41cに設けられた中央突出部48cの中央柱部48c1の直径よりも大きい。風向変更装置20の組み立て時の作業者は、中央軸部56c1及び中央柱部48c1の直径の大きさが異なることで、後述する連結板70の長板支持部74に形成された長孔74aへの挿入位置を容易に認識することができる。
図17は、連結板70の斜視図である。図18は、連結板70の底面図である。図17及び図18を用いて連結板70の構成について説明する。連結板70は、例えば、ポリプロピレンなどの樹脂材料で構成されている。連結板70は、中央前面風向板41a及び中央前面風向板41bと連結する基板部71と、中央背面風向板51aと連結する支持部72及び中央背面風向板51bと連結する支持部73とを有する。また、連結板70は、端部前面風向板41c及び端部背面風向板51cと連結する長板支持部74を有する。
基板部71は、左右方向(X軸方向)に長尺状であり、矩形の平板形状に形成されている。基板部71には長手方向(X軸方向)に沿って、係合穴71a及び係合穴71bが形成されている。係合穴71a及び係合穴71bは円形状に形成された貫通孔である。係合穴71aは基板部71の長手方向の一端部71e側に形成されており、係合穴71bは、長手方向の両端の間に形成されている。また、基板部71には長手方向(X軸方向)に沿って、細穴71a1及び細穴71b1が形成されている。細穴71a1及び細穴71b1は、基板部71の長手方向に延設され、二つの等しい長さの平行線と二つの半円形からなる角丸長方形に形成されている貫通孔である。細穴71a1は、基板部71の長手方向の一端部71e側に形成されており、細穴71b1は、長手方向の両端の間に形成されている。係合穴71a及び係合穴71bは、細穴71a1及び細穴71b1の長手方向の中央部分に形成されている。係合穴71a及び係合穴71bの直径は、細穴71a1及び細穴71b1の短手方向の幅よりも大きい。係合穴71aには、中央前面風向板41aの中央突出部48aが挿入される。また、係合穴71bには、中央前面風向板41bの中央突出部48aが挿入される。細穴71a1及び細穴71b1は、係合穴71a及び係合穴71bに、中央突出部48aを挿入する際に基板部71を撓ませて、中央突出部48aを挿入し易くするものである。
基板部71には、基板部71の側縁部71dに沿って、基板部71から上方(Z1方向)に突出するリブ部75が形成されている。リブ部75は、連結板70の強度を確保するものである。なお、側縁部71dは、基板部71の短手方向(Y軸方向)の一端部側に位置する側縁部である。リブ部75は、基板部71の長手方向に沿って角柱状に形成されている。なお、リブ部75の形状は、角柱状に限定されるものではなく、例えば半円柱状など他の形状であってもよい。
支持部72及び支持部73は、基板部71の側縁部71cから突出するように形成されている。なお、側縁部71cは、基板部71の短手方向(Y軸方向)の他端部側に位置する側縁部である。支持部72及び支持部73は、突出方向に長い矩形の平板形状に形成されている。支持部72及び支持部73は、基板部71と比較して上方(Z1方向)に盛り上がり、支持部72及び支持部73の肉厚は、基板部71の肉厚よりも大きい。支持部72は、側縁部71cにおいて、基板部71の長手方向の一端部71e側に形成されており、支持部73は、側縁部71cにおいて、基板部71の長手方向の両端の間に形成されている。支持部72及び支持部73には、それぞれ上下方向に貫通する穴である中央軸受部72a及び中央軸受部73aが形成されている。中央軸受部72a及び中央軸受部73aに挿入された軸部56aは、中央軸受部72a及び中央軸受部73a内で摺動することにより、軸部56aと基板部71との間の距離を近づけたり遠ざけたりすることができる。中央軸受部72a及び中央軸受部73aは、いわゆるダルマ穴であり、突出方向に長軸を有し、二つの等しい長さの平行線と二つの半円形からなる角丸長方形と、一端の半円形の部分が平行線間の距離よりも直径が大きい円形との組み合わせにより形成されている。中央軸受部72a及び中央軸受部73aは、円径部分を有することで、中央背面風向板51a及び中央背面風向板51aの軸部56aが挿入しやすくなる。中央軸受部72aの長軸の延長線C4上に、係合穴71aが配置されている。また、中央軸受部73aの長軸の延長線C5上に、係合穴71bが配置されている。なお、延長線C4及び延長線C5は、係合穴71aと係合穴71bとを結ぶ線の延長線C3と直交する。
中央軸受部72aは、肉厚方向(Z軸方向)において、上方(Z1側)に形成された上部穴72a1と、上部穴72a1の下方(Z2側)に形成され、上部穴72a1の開口径よりも大きく形成された下部穴72a2とにより構成されている。中央背面風向板51aの軸部56aを中央軸受部72aに挿入すると、円柱形状に形成された中央軸部56a1が上部穴72a1の位置に配置され、中央軸部56a1よりも直径の大きい中央頭部56a2が下部穴72a2の位置に配置される。そのため、中央背面風向板51aの軸部56aを中央軸受部72aに挿入すると、中央頭部56a2が、上部穴72a1と下部穴72a2との段差部72a3にひっかかり抜けにくくなる。同様に、中央軸受部73aは、肉厚方向(Z軸方向)において上方(Z1側)に形成された上部穴73a1と、上部穴73a1の下方(Z2側)に形成され、上部穴73a1の開口径よりも大きく形成された下部穴73a2とにより構成されている。中央背面風向板51bの軸部56aを中央軸受部73aに挿入すると、円柱形状に形成された中央軸部56a1が上部穴73a1の位置に配置され、中央軸部56a1よりも直径の大きい中央頭部56a2が下部穴73a2の位置に配置される。そのため、中央背面風向板51bの軸部56aを中央軸受部73aに挿入すると、中央頭部56a2が、上部穴73a1と下部穴73a2との段差部73a3にひっかかり抜けにくくなる。
長板支持部74は、基板部71の長手方向(X軸方向)の他端部71f側に形成されている。長板支持部74は、長板支持部74の長手方向(Y軸方向)が基板部71の長手方向(X軸方向)と直交し、基板部71の短手方向(Y軸方向)に長尺状且つ矩形の平板形状に形成されている。長板支持部74の長手方向の長さは、基板部71の短手方向の長さよりも長く、長板支持部74の長手方向の両端部は、基板部71の短手方向の両端部からそれぞれ突出している。長板支持部74は、長板支持部74の長手方向の一端側の端縁部74bから下方(Z2側)に突出する突出板74cを有する。突出板74cは、長板支持部74が上下方向(Z軸方向)に移動することを規制するものである。連結板70は、長板支持部74が上下方向(Z軸方向)に移動することを規制されることで、端部前面風向板41c及び端部背面風向板51cを滑らかに回動させることができる。突出板74cは、端縁部74bに沿って角柱状に形成されている。なお、突出板74cの形状は角柱状に限定されるものではなく、例えば半円柱状など他の形状であってもよい。
長板支持部74には、上下方向に貫通する穴である長孔74aが形成されている。長孔74aは、円形状の挿入孔74a1と、前部長孔74a2と、後部長孔74a3とから構成されている。前部長孔74a2は、一端が挿入孔74a1と接続し、他端が端縁部74b側に位置する長方形状に形成されており、端縁部74b側の先端が半円形状に形成されている。後部長孔74a3は、一端が挿入孔74a1と接続し、他端が端縁部74bとは反対側に位置する長方形状に形成されており、先端が半円形状に形成されている。前部長孔74a2と、後部長孔74a3とは、挿入孔74a1を介して同軸上に配置されている。前部長孔74a2及び後部長孔74a3は、長板支持部74の短手方向(X軸方向)よりも長手方向(Y軸方向)に長く形成されている。前部長孔74a2には、軸部56cが配置される。後部長孔74a3には、中央突出部48cが配置される。前部長孔74a2に配置された軸部56cは、先端部74a21と挿入孔74a1との間を摺動することができる。後部長孔74a3に配置された中央突出部48cは、先端部74a31と挿入孔74a1との間で摺動することができる。円形状の挿入孔74a1の直径は、前部長孔74a2及び後部長孔74a3の短手方向の幅よりも大きい。円形状の挿入孔74a1の直径が、前部長孔74a2及び後部長孔74a3の短手方向の幅よりも大きい理由は、端部前面風向板41cの中央突出部48cと、端部背面風向板51cの軸部56cとを挿入し易くするためである。また、中央突出部48cを挿入孔74a1に挿入した後、中央頭部48c2が上下方向(Z軸方向)で長板支持部74にひっかかり後部長孔74a3から外れないようにするためである。また、軸部56cを挿入孔74a1に挿入した後、中央頭部56c2が上下方向(Z軸方向)で長板支持部74にひっかかり前部長孔74a2から外れないようにするためである。なお、前部長孔74a2の短手方向の幅は、後部長孔74a3の短手方向の幅よりも大きい。なお、前部長孔74a2の先端部74a21の位置D1は、中央軸受部72aの先端部72a21の位置D2及び中央軸受部73aの先端部73a21の位置D3よりも、側縁部71c及びその延長線上のD4に近い位置にある。
図19は、中央前面風向板41aと、中央背面風向板51aと、連結板70とを組み合わせる前の図である。図20は、中央前面風向板41aと、中央背面風向板51aと、連結板70とを組み合わせた図である。図19及び図20を用いて、中央前面風向板41aと、中央背面風向板51aと、連結板70との組み立てについて説明する。なお、以下の説明で、係合穴71bは、係合穴71aでもよく、支持部73の中央軸受部73aは、支持部72の中央軸受部72aでもよい。まず、中央前面風向板41aの中央突出部48aが、連結板70の係合穴71bに挿入され、中央前面風向板41aと連結板70とが連結される。次に、中央背面風向板51aの軸部56aが、連結板70の支持部73に形成された中央軸受部73aに挿入され、中央背面風向板51aと、連結板70とが連結される。最後に、中央前面風向板41aの上方突出部45a1及び下方突出部45a2が、中央背面風向板51aの上部軸受部54a及び下部軸受部55aに挿入され、中央前面風向板41aと、中央背面風向板51aとが連結される。このとき中央前面風向板41aの薄肉部44aを撓ませることで、上方突出部45a1及び下方突出部45a2を、上部軸受部54a及び下部軸受部55aに挿入しやすくなる。
図21は、端部前面風向板41cと、端部背面風向板51cと、連結板70とを組み合わせる前の図である。図22は、端部前面風向板41cと、端部背面風向板51cと、連結板70とを組み合わせた図である。図21及び図22を用いて、端部前面風向板41cと、端部背面風向板51cと、連結板70との組み立てについて説明する。まず、端部前面風向板41cの中央突出部48cが、挿入孔74a1に挿入され、中央突出部48cを後部長孔74a3に移動させ、端部前面風向板41cと連結板70とが連結される。次に、端部背面風向板51cの軸部56cが、挿入孔74a1に挿入され、軸部56cを前部長孔74a2に移動させ、端部背面風向板51cと連結板70とが連結される。最後に、端部前面風向板41cの上方突出部45c1及び下方突出部45c2が、端部背面風向板51cの上部軸受部54c及び下部軸受部55cに挿入され、端部前面風向板41cと、端部背面風向板51cとが連結される。このとき端部前面風向板41cの薄肉部44cを撓ませることで、上方突出部45a1及び下方突出部45a2を、上部軸受部54a及び下部軸受部55aに挿入しやすくなる。
(左右風向板の動作)
図23は、室内機1の正面方向に風を送風する際の、吹出口12内の右側に配置された中央風向板40a及び端部風向板40cの状態を示す図である。図24は、室内機1の左方向に風を送風する際の、吹出口12内の右側に配置された中央風向板40a及び端部風向板40cの状態を示す図である。なお、図23において、矢印Fは、吹出風の風向き方向を示す。図23及び図24を用いて、吹出口12内の右側に配置された中央風向板40a及び端部風向板40cとの動作と構成部材の位置関係を説明する。なお、中央風向板40bは、中央風向板40aと同じ構成であり、中央風向板40aと同じ動作をするため、中央風向板40aを説明することで中央風向板40bの説明を省略する。また、室内機1の右側に風を送風する場合には、中央風向板40a及び端部風向板40cのそれぞれの回動する角度は、図24に示す態様と逆方向となる。また、吹出口12内の左側に配置された中央風向板40aと、中央風向板40bと、端部風向板40cは、図23に記載の中央風向板40aと、中央風向板40bと、端部風向板40cの位置と対称の位置に配置されている。なお、図23では、中央前面風向板41aの上方突出部45a1及び下方突出部45a2が、中央背面風向板51aの上部軸受部54a及び下部軸受部55aに挿入されて構成された回転軸を回転軸57aとして説明する。同様に、端部前面風向板41cの上方突出部45c1及び下方突出部45c2が、端部背面風向板51cの上部軸受部54c及び下部軸受部55cに挿入されて構成された回転軸を回転軸57cとして説明する。
図23に示すように、室内機1の正面方向に風を送風する際には、中央前面風向板41aと、中央背面風向板51aとは、互いに屈曲せず、吹出風の風向き方向において同一直線上に配置されている。同様に、中央前面風向板41bと、中央背面風向板51bとは、互いに屈曲せず、吹出風の風向き方向において同一直線上に配置されている。同様に、端部前面風向板41cと、端部背面風向板51cとは、互いに屈曲せず、吹出風の風向き方向において同一直線上に配置されている。図23及び図24に示すように、風向変更装置20は、距離LC1が距離LA1よりも大きい。距離LC1は、下部枠体30bに回動自在に軸支されている端部前面風向板41cの回動軸40c2(第1回転軸)と、連結板70に回動自在に軸支されている端部前面風向板41cの中央突出部48c(第2回転軸)との間の距離である。距離LA1は、下部枠体30bに回動自在に軸支されている中央前面風向板41aの回動軸40a2(第3回転軸)と、連結板70に回動自在に軸支されている中央前面風向板41aの中央突出部48a(第4回転軸)との間の距離である。なお、距離LA1は、下部枠体30bに回動自在に軸支されている中央前面風向板41bの回動軸40b2(第3回転軸)と、連結板70に回動自在に軸支されている中央前面風向板41bの中央突出部48a(第4回転軸)との間の距離でもある。また、風向変更装置20は、距離LC2が、距離LA2よりも小さい。距離LC2は、連結板70に回動自在に軸支されている端部背面風向板51cの軸部56c(第5回転軸)と、端部前面風向板41cに回動自在に軸支されている端部背面風向板51cの上部軸受部54c及び下部軸受部55c(第6回転軸)との間の距離である。距離LA2は、連結板70に回動自在に軸支されている中央背面風向板51aの軸部56a(第7回転軸)と、中央前面風向板41aに回動自在に軸支されている中央背面風向板51aの上部軸受部54a及び下部軸受部55a(第8回転軸)との間の距離である。
図23に示すように、正面方向に風を送風する際の中央風向板40a、中央風向板40b及び端部風向板40cが、吹出口12の開口端面Eと垂直な角度となる位置を、中央風向板40a、中央風向板40b及び端部風向板40cの中間位置とする。なお、図23では、吹出口12の開口端面を線Eで表す。中央風向板40bが時計回り又は反時計回りに回動すると、連結板70が一方の可動端又は他方の可動端に駆動される。このとき、中央風向板40a及び端部風向板40cは、一方の最大回動角又は他方の最大回動角まで駆動される。図24に示すように、中央前面風向板41a及び中央前面風向板41bの最大可動角の大きさである角度θ1aは、端部前面風向板41cの最大可動角の大きさである角度θ1cよりも大きい。換言すれば、端部前面風向板41cの最大可動角の大きさである角度θ1cは、中央前面風向板41a及び中央前面風向板41bの最大可動角の大きさである角度θ1aよりも小さい。なお、中央前面風向板41aの最大可動角の大きさである角度θ1aは、中央前面風向板41aの中間位置と、一方の最大回動角時又は他方の最大回動角時の中央前面風向板41aの位置との間の角度である。また、中央前面風向板41bの最大可動角の大きさ角度θ1aは、中央前面風向板41bの中間位置と、一方の最大回動角時又は他方の最大回動角時の中央前面風向板41bの位置との間の角度である。また、端部前面風向板41cの最大可動角の大きさ角度θ1cは、端部前面風向板41cの中間位置と、一方の最大回動角時又は他方の最大回動角時の端部前面風向板41cの位置との間の角度である。
次に、中央風向板40a、中央風向板40b、及び端部風向板40cの動作についてさらに詳細に説明する。まず、中央前面風向板41bが、例えば、モータと連結されて中間位置から時計回りに角度θ1aの大きさで回動された場合について説明する。なお、中央前面風向板41bの回動は、モータを使用せず、手動で行ってもよい。中央前面風向板41bが、中間位置から時計回りに角度θ1aの大きさで回動されると、中央突出部48aは、回動軸40b2を中心として時計回りに円弧運動を行う。中央突出部48aは係合穴71bに挿入されており、中央突出部48aが時計回りに円弧運動を行うことによって、連結板70も時計回りに円弧運動を行う。このとき連結板70に形成された支持部73も連結板70と共に円弧運動を行う。また、支持部73の中央軸受部73aに挿入されている中央背面風向板51bの軸部56aは、中央軸受部73a内を摺動しながら、支持部73と共に円弧運動を行う。この軸部56aは、係合板53aの先端部に配置されている。また、係合板53aの基部には、回転軸57aが位置している。そのため、中央軸受部73a内を摺動しながら、支持部73と共に円弧運動を行う軸部56aの動きによって、回転軸57aを中心として係合板53aが反時計回りに回転運動を行う。係合板53aが反時計回りに回転運動を行うことで、回転軸57aを中心として中央背面風向板51bは、中間位置から反時計回りに角度θ2aの大きさで回動する。
また、中央前面風向板41aの中央突出部48aは、連結板70の係合穴71aに挿入されている。連結板70が時計回りに円弧運動し、中間位置から右方向へ移動することに伴い、中央前面風向板41aの中央突出部48aは、回動軸40a2を中心としての時計回りに円弧運動を行う。中央突出部48aが回動軸40a2を中心としての時計回りに円弧運動を行うことによって、中央前面風向板41aが回動軸40a2を中心として中間位置から時計回りに角度θ1aの大きさで回動する。このとき連結板70に形成された支持部72も連結板70と共に円弧運動を行う。また、支持部72の中央軸受部72aに挿入されている中央背面風向板51aの軸部56aは、中央軸受部72a内を摺動しながら、支持部72と共に円弧運動を行う。この軸部56aは、係合板53aの先端部に配置されている。また、係合板53aの基部には、回転軸57aが位置している。そのため、中央軸受部72a内を摺動しながら、支持部72と共に円弧運動を行う軸部56aの動きによって、回転軸57aを中心として係合板53aが反時計回りに回転運動を行う。係合板53aが反時計回りに回転運動を行うことで、回転軸57aを中心として中央背面風向板51aは、中間位置から反時計回りに角度θ2aの大きさで回動する。
また、端部前面風向板41cの中央突出部48cは、後部長孔74a3に挿入されている。連結板70が時計回りに円弧運動し、中間位置から右方向へ移動することに伴い、端部前面風向板41cの中央突出部48cは、回動軸40c2を中心としての時計回りに円弧運動を行う。中央突出部48cが回動軸40c2を中心としての時計回りに円弧運動を行うことによって、端部前面風向板41cが回動軸40c2を中心として中間位置から時計回りに角度θ1cの大きさで回動する。このとき連結板70の長手方向の一端に形成された長板支持部74も連結板70と共に円弧運動を行う。また、長板支持部74の前部長孔74a2に挿入されている端部背面風向板51cの軸部56cは、前部長孔74a2内を摺動しながら、長板支持部74と共に円弧運動を行う。この軸部56cは、係合板53cの先端部に配置されている。また、係合板53cの基部には、回転軸57cが位置している。そのため、前部長孔74a2内を摺動しながら、長板支持部74と共に円弧運動を行う軸部56cの動きによって、回転軸57cを中心として係合板53cが反時計回りに回転運動を行う。係合板53cが反時計回りに回転運動を行うことで、回転軸57cを中心として端部背面風向板51cは、中間位置から反時計回りに角度θ2cの大きさで回動する。ここで、端部前面風向板41cの回動する角度θ1cは、中央前面風向板41aの回動する角度θ1aより小さく、端部背面風向板51cの回動する角度θ2cは、中央背面風向板51aの回動する角度θ2aより小さい。なお、端部前面風向板41cと、中央前面風向板41aとは、連結板70で連結駆動し、中央前面風向板41aの回動する角度θ1aと、端部前面風向板41cの回動する角度θ1cとは比例関係となる。また、端部背面風向板51cと、中央背面風向板51aとは、連結板70で連結駆動し、中央背面風向板51aの回動する角度θ2aと、端部背面風向板51cの回動する角度θ2cとは比例関係となる。
次に、中央前面風向板41bが、例えば、モータと連結されて中間位置から反時計回りに角度θ1aの大きさで回動された場合について説明する。なお、中央前面風向板41bの回動は、モータを使用せず、手動で行ってもよい。中央前面風向板41bが、中間位置から反時計回りに角度θ1aの大きさで回動されると、中央突出部48aは、回動軸40b2を中心として反時計回りに円弧運動を行う。中央突出部48aは係合穴71bに挿入されており、中央突出部48aが反時計回りに円弧運動を行うことによって、連結板70も反時計回りに円弧運動を行う。このとき連結板70に形成された支持部73も連結板70と共に円弧運動を行う。また、支持部73の中央軸受部73aに挿入されている中央背面風向板51bの軸部56aは、中央軸受部73a内を摺動しながら、支持部73と共に円弧運動を行う。この軸部56aは、係合板53aの先端部に配置されている。また、係合板53aの基部には、回転軸57aが位置している。そのため、中央軸受部73a内を摺動しながら、支持部73と共に円弧運動を行う軸部56aの動きによって、回転軸57aを中心として係合板53aが時計回りに回転運動を行う。係合板53aが時計回りに回転運動を行うことで、回転軸57aを中心として中央背面風向板51bは、中間位置から時計回りに角度θ2aの大きさで回動する。
また、中央前面風向板41aの中央突出部48aは、連結板70の係合穴71aに挿入されている。連結板70が反時計回りに円弧運動し、中間位置から右方向へ移動することに伴い、中央前面風向板41aの中央突出部48aは、回動軸40a2を中心としての反時計回りに円弧運動を行う。中央突出部48aが回動軸40a2を中心としての反時計回りに円弧運動を行うことによって、中央前面風向板41aが回動軸40a2を中心として中間位置から反時計回りに角度θ1aの大きさで回動する。このとき連結板70に形成された支持部72も連結板70と共に円弧運動を行う。また、支持部72の中央軸受部72aに挿入されている中央背面風向板51aの軸部56aは、中央軸受部72a内を摺動しながら、支持部72と共に円弧運動を行う。この軸部56aは、係合板53aの先端部に配置されている。また、係合板53aの基部には、回転軸57aが位置している。そのため、中央軸受部72a内を摺動しながら、支持部72と共に円弧運動を行う軸部56aの動きによって、回転軸57aを中心として係合板53aが時計回りに回転運動を行う。係合板53aが時計回りに回転運動を行うことで、回転軸57aを中心として中央背面風向板51aは、中間位置から時計回りに角度θ2aの大きさで回動する。
また、端部前面風向板41cの中央突出部48cは、後部長孔74a3に挿入されている。連結板70が反時計回りに円弧運動し、中間位置から右方向へ移動することに伴い、端部前面風向板41cの中央突出部48cは、回動軸40c2を中心としての反時計回りに円弧運動を行う。中央突出部48cが回動軸40c2を中心としての反時計回りに円弧運動を行うことによって、端部前面風向板41cが回動軸40c2を中心として中間位置から反時計回りに角度θ1cの大きさで回動する。このとき連結板70の長手方向の一端に形成された長板支持部74も連結板70と共に円弧運動を行う。また、長板支持部74の前部長孔74a2に挿入されている端部背面風向板51cの軸部56cは、前部長孔74a2内を摺動しながら、長板支持部74と共に円弧運動を行う。この軸部56cは、係合板53cの先端部に配置されている。また、係合板53cの基部には、回転軸57cが位置している。そのため、前部長孔74a2内を摺動しながら、長板支持部74と共に円弧運動を行う軸部56cの動きによって、回転軸57cを中心として係合板53cが時計回りに回転運動を行う。係合板53cが時計回りに回転運動を行うことで、回転軸57cを中心として端部背面風向板51cは、中間位置から時計回りに角度θ2cの大きさで回動する。ここで、端部前面風向板41cの回動する角度θ1cは、中央前面風向板41aの回動する角度θ1aより小さく、端部背面風向板51cの回動する角度θ2cは、中央背面風向板51aの回動する角度θ2aより小さい。なお、端部前面風向板41cと、中央前面風向板41aとは、連結板70で連結駆動し、中央前面風向板41aの回動する角度θ1aと、端部前面風向板41cの回動する角度θ1cとは比例関係となる。また、端部背面風向板51cと、中央背面風向板51aとは、連結板70で連結駆動し、中央背面風向板51aの回動する角度θ2aと、端部背面風向板51cの回動する角度θ2cとは比例関係となる。
なお、上述したように連結板70は、例えば、ポリプロピレンなどの樹脂材料で構成されている。また、中央前面風向板41aは、例えば、ABS樹脂などの樹脂材料で構成されている。また、中央背面風向板51aは、例えば、ポリアセタールなどの樹脂材料で構成されている。したがって、連結板70と、中央前面風向板41aと、中央背面風向板51aとは互いに異種材料で連結されており、摺動部分が摩耗しにくい。同様に、端部前面風向板41cは、例えば、ABS樹脂などの樹脂材料で構成されている。また、端部背面風向板51cは、例えば、ポリアセタールなどの樹脂材料で構成されている。したがって、連結板70と、端部前面風向板41cと、端部背面風向板51cとは互いに異種材料で連結されており、摺動部分が摩耗しにくい。なお、連結板70と、中央前面風向板41aと、中央背面風向板51aとはそれぞれ異なる材量で構成されることが望ましいが、同じ材料で構成されていてもよい。同様に、連結板70と、端部前面風向板41cと、端部背面風向板51cとはそれぞれ異なる材量で構成されることが望ましいが、同じ材料で構成されてもよい。
図25は、室内機1の正面方向に風を送風する際の、吹出口12内の右側に配置された中央風向板40a及び端部風向板40cの状態と風の流れを示す図である。図26は、室内機1の左方向に風を送風する際の、吹出口12内の右側に配置された中央風向板40a及び端部風向板40cの状態と風の流れを示す図である。図25及び図26では、吹出風の流れる方向の例を破線太矢印で示している。図25に示すように、室内機1の正面方向に風を送風する際には、中央風向板40a、中央風向板40b、及び端部風向板40cは吹出口12と開口端面と垂直な位置関係、すなわち中間位置に配置される。このとき、中央前面風向板41aと、中央背面風向板51aとは、吹出風の流れる方向に一直線上に配置されている。また、中央前面風向板41bと、中央背面風向板51bとは、吹出風の流れる方向に一直線上に配置されている。さらに、端部前面風向板41cと、端部背面風向板51cとは、吹出風の流れる方向に一直線上に配置されている。中央風向板40a、中央風向板40b、及び端部風向板40cが、吹出口12の開口端面と垂直な位置関係になると、吹出風が吹出口12の開口端面と垂直な方向、すなわち、室内機1の正面方向に吹出される。
図26に示すように、室内機1の左方向に風を送風する際には、中央前面風向板41a、中央前面風向板41b、及び端部前面風向板41cは、最大回動角まで時計回り方向に駆動される。このとき、中央前面風向板41bは、時計回りに回動し、中央背面風向板51bは反時計回りに回動する。また、中央前面風向板41bの時計回りの回動に伴い、連結板70が右方向に移動する。そして、連結板70が右方向に移動に伴い、中央前面風向板41aは、時計回りに回動し、中央背面風向板51aは反時計回りに回動する。また、端部前面風向板41cは、時計回りに回動し、端部背面風向板51cは反時計回りに回動する。これにより、吹出口12を通過する吹出風が、室内機1の左方向に偏向する。このとき、端部前面風向板41cの回動する角度θ1cは、中央前面風向板41aの回動する角度θ1aより小さく、端部背面風向板51cの回動する角度θ2cは、中央背面風向板51aの回動する角度θ2aより小さい。端部前面風向板41cの回動する角度θ1cが、中央前面風向板41aの回動する角度θ1aより小さいため、中央前面風向板41aの回動する角度θ1aを大きくとっても、端部前面風向板41cと左部枠体30cとの間の距離を広く保つことができる。また、端部背面風向板51cと、右部枠体30dとの間の距離を広く保つことができる。さらに、端部背面風向板51cの回動する角度θ2cは、中央背面風向板51aの回動する角度θ2aより小さいため、端部背面風向板51cと、中央背面風向板51bとの間の距離を広く保つことができる。
以上のように、風向変更装置20は、端部前面風向板41cの回動する角度θ1cが、中央前面風向板41aの回動する角度θ1aよりも小さい。そのため、風向変更装置20は、中央前面風向板41aの回動する角度θ1aを大きくとっても、端部前面風向板41cと左部枠体30cとの間隔を広く保つことができる。また、風向変更装置20は、端部背面風向板51cと、右部枠体30dとの間隔を広く保つことができる。その結果、風向変更装置20は、吹出風の風向を左右方向で偏向させても、枠体30と端部前面風向板41cとの間において、室内機1から吹き出される風を通しやすく、風量低下を抑制することができる。これにより、風向変更装置20は、風量の低下による、空気調和機の空調性能の低下、風向板間又は風向板と枠体との間の風切り音による騒音の増大、風向板間又は風向板と枠体との間の結露の発生等を抑制することができる。また、室内機1の正面方向に風を送風する際には、中央前面風向板41aと、中央背面風向板51aとは、互いに屈曲せず、吹出風の方向に同一直線上に配置されている。同様に、中央前面風向板41bと、中央背面風向板51bとは、互いに屈曲せず、吹出風の方向に同一直線上に配置されている。同様に、端部前面風向板41cと、端部背面風向板51cとは、互いに屈曲せず、吹出風の方向に同一直線上に配置されている。そのため、風向変更装置20は、各左右風向板40間、並びに、左右風向板40及び枠体30の間を広く保つことができる。その結果、風向変更装置20は、室内機1の正面方向に風を送風する際の風量の低下による、空気調和機の空調性能の低下、風向板間又は風向板と枠体との間の風切り音による騒音の増大、風向板間又は風向板と枠体との間の結露の発生等を抑制することができる。
また、風向変更装置20は、端部背面風向板51cの回動する角度θ2cが、中央背面風向板51aの回動する角度θ2aより小さい。そのため、風向変更装置20は、吹出風の風向を左右方向に偏向させても、端部背面風向板51cと、中央背面風向板51bとの間の距離を広く保つことができる。その結果、風向変更装置20は、吹出風の風向を左右方向に偏向させても、端部背面風向板51cと、中央背面風向板51bとの間に吹出風を通しやすく、吹出風の風量低下を抑制することができる。これにより、風向変更装置20は、吹出風の風量の低下による、空気調和機の空調性能の低下、風向板間又は風向板と枠体との間の風切り音による騒音の増大、風向板間又は風向板と枠体との間の結露の発生等を抑制することができる。
また、風向変更装置20は、端部前面風向板41cの回動する方向とは逆方向に回動する端部背面風向板51cと、中央前面風向板41aの回動する方向とは逆方向に回動する中央背面風向板51aとを有する。風向変更装置20は、吹出風の上流側と下流側の風向板を逆方向に2段に曲げることで、端部前面風向板41c及び中央前面風向板41aを大きく回動させることができる。その結果、風向変更装置20は、吹出口を通過する吹出風の風量を低下させることなく、大きく曲げることができる。
また、風向変更装置20は、端部背面風向板51cが、端部前面風向板41cの回動と連動して回動する。また、風向変更装置20は、中央背面風向板51aが、中央前面風向板41aの回動と連動して回動する。風向変更装置20は、吹出風の上流側と下流側の風向板を連動して逆方向に曲げることで、端部前面風向板41c及び中央前面風向板41aを大きく回動させることができる。その結果、風向変更装置20は、吹出口を通過する吹出風の風量を低下させることなく、大きく曲げることができる。
また、風向変更装置20は、距離LC1が、距離LA1よりも大きい。その結果、風向変更装置20は、端部前面風向板41cの回動する角度θ1cが、中央前面風向板41aの回動する角度θ1aよりも小さい。そのため、風向変更装置20は、中央前面風向板41aの回動する角度θ1aを大きくとっても、端部前面風向板41cと左部枠体30cとの間の距離を広く保つことができる。また、風向変更装置20は、端部背面風向板51cと、右部枠体30dとの間の距離を広く保つことができる。その結果、風向変更装置20は、吹出風の風向を左右方向で偏向させても、枠体30と端部前面風向板41cとの間において、室内機1から吹き出される風を通しやすく、風量低下を抑制することができる。これにより、風向変更装置20は、風量の低下による、空気調和機の空調性能の低下、風向板間又は風向板と枠体との間の風切り音による騒音の増大、風向板間又は風向板と枠体との間の結露の発生等を抑制することができる。
また、風向変更装置20は、距離LC2が、距離LA2よりも小さい。その結果、風向変更装置20は、端部背面風向板51cの回動する角度θ2cが、中央背面風向板51aの回動する角度θ2aよりも小さい。そのため、風向変更装置20は、端部背面風向板51cと、中央背面風向板51bとの間の距離を広く保つことができる。その結果、風向変更装置20は、吹出風の風向を左右方向で偏向させても、枠体30と端部前面風向板41cとの間において、室内機1から吹き出される風を通しやすく、風量低下を抑制することができる。これにより、風向変更装置20は、風量の低下による、空気調和機の空調性能の低下、風向板間又は風向板と枠体との間の風切り音による騒音の増大、風向板間又は風向板と枠体との間の結露の発生等を抑制することができる。
また、風向変更装置20は、連結板70が、矩形の平板形状に形成されている長尺状の基板部71と、基板部71の長手方向の側縁部71cから突出し、矩形の平板形状に形成されている支持部72又は支持部73を有する。また、風向変更装置20は、連結板70が、基板部71の長手方向の一端に形成され、基板部71の短手方向に長尺状且つ矩形の平板形状に形成されている長板支持部74を有する。そして、基板部71には、中央突出部48a(第4回転軸)が挿入される係合穴71a又は係合穴71aが形成され、支持部72又は支持部73には、軸部56a(第7回転軸)が挿入される中央軸受部72a又は中央軸受部73aが形成されている。そして、長板支持部74には、軸部56c(第5回転軸)が挿入される前部長孔74a2が形成され、かつ、中央突出部48c(第2回転軸)が挿入される後部長孔74a3が形成されている。また、長板支持部74には、長板支持部74の長手方向に前部長孔74a2及び後部長孔74a3が配置されている。そのため、風向変更装置20は、回動軸40c2(第1回転軸)と、中央突出部48c(第2回転軸)との間の距離LC1を規定することができる。また、風向変更装置20は、中央前面風向板41aの回動軸40a2(第3回転軸)と、連結板70に回動自在に軸支されている中央前面風向板41aの中央突出部48a(第4回転軸)との間の距離LA1を規定できる。また、風向変更装置20は、端部背面風向板51cの軸部56c(第5回転軸)と、端部背面風向板51cの上部軸受部54c及び下部軸受部55c(第6回転軸)との間の距離LC2を規定することができる。また、風向変更装置20は、中央背面風向板51aの軸部56a(第7回転軸)と、中央背面風向板51aの上部軸受部54a及び下部軸受部55a(第8回転軸)との間の距離LA2を規定することができる。その結果、風向変更装置20は、端部前面風向板41cの回動する角度θ1cが、中央前面風向板41aの回動する角度θ1aよりも小さい。そのため、風向変更装置20は、中央前面風向板41aの回動する角度θ1aを大きくとっても、端部前面風向板41cと左部枠体30cとの間の距離を広く保つことができる。また、風向変更装置20は、端部背面風向板51cと、右部枠体30dとの間の距離を広く保つことができる。その結果、風向変更装置20は、吹出風の風向を左右方向で偏向させても、枠体30と端部前面風向板41cとの間において、室内機1から吹き出される風を通しやすく、風量低下を抑制することができる。これにより、風向変更装置20は、風量の低下による、空気調和機の空調性能の低下、風向板間又は風向板と枠体との間の風切り音による騒音の増大、風向板間又は風向板と枠体との間の結露の発生等を抑制することができる。また、その結果、風向変更装置20は、端部背面風向板51cの回動する角度θ2cが、中央背面風向板51aの回動する角度θ2aよりも小さい。そのため、風向変更装置20は、端部背面風向板51cと、中央背面風向板51bとの間の距離を狭めることがない。その結果、風向変更装置20は、吹出風の風向を左右方向で偏向させても、枠体30と端部前面風向板41cとの間において、室内機1から吹き出される風を通しやすく、風量低下を抑制することができる。これにより、風向変更装置20は、風量の低下による、空気調和機の空調性能の低下、風向板間又は風向板と枠体との間の風切り音による騒音の増大、風向板間又は風向板と枠体との間の結露の発生等を抑制することができる。
また、風向変更装置20は、モータを備えている。中央前面風向板41bが、モータによって回動することにより、連結板70の移動を介して中央前面風向板41a及び端部前面風向板41cもまたモータによって駆動させることができる。
実施の形態2.
図27は、本発明の実施の形態2に係る空気調和機100の構成例を示す模式図である。空気調和機100は、実施の形態1に係る風向変更装置20を備えた室内機1を用いた空気調和機である。図1〜図26の風向変更装置20と同一の構成を有する部位には同一の符号を付してその説明を省略する。次に、本発明の実施の形態2として、上記実施の形態の風向変更装置20を備えた空気調和機100について説明する。図27において実線の矢印は、空気調和機100における冷房運転時の冷媒の流れを示し、点線の矢印は、空気調和機100における暖房運転時の冷媒の流れを示す。図27の空気調和機100は、室外機2と、室内機1とを有し、室外機2と室内機1とは冷媒配管300及び冷媒配管400により配管接続されている。そして、空気調和機100は、圧縮機21、流路切替装置22、室外熱交換器23、膨張弁24、室内熱交換器25が冷媒配管を介して順次接続されている。空気調和機100は、室外機2の流路切替装置22を用いて冷媒の流れを切り換えることで、暖房運転又は冷房運転を切り換えて実現することができる。なお、図27で示す空気調和機100の構成は1例であり、例えば、図27の空気調和機100にマフラー、アキュムレータ等が設けられていてもよい。
室内機1は、室内熱交換器25を有する。室内熱交換器25は、空調対象となる空気と冷媒との熱交換を行う。室内熱交換器25は、暖房運転時においては凝縮器として機能し、冷媒を凝縮して液化させる。また、室内熱交換器25は、冷房運転時においては蒸発器として機能し、冷媒を蒸発させ、気化させる。室内熱交換器25の近傍には、室内送風機27が、室内熱交換器25と対面するように設けられている。また、上述したように室内機1には、実施の形態1に係る風向変更装置20が設けられている。
室外機2は、圧縮機21、流路切替装置22、室外熱交換器23、及び膨張弁24を有している。圧縮機21は、吸入した冷媒を圧縮して吐出する。流路切替装置22は、例えば四方弁であり、冷媒の流路の方向の切り換えが行われる装置である。空気調和機100は流路切替装置22を用いて冷媒の流れを切り換えることで、暖房運転又は冷房運転を実現することができる。室外熱交換器23は、冷媒と空気(室外の空気)との熱交換を行う。室外熱交換器23は、暖房運転時においては蒸発器として機能し、冷媒を蒸発させ、気化させる。また、室外熱交換器23は、冷房運転時においては凝縮器として機能し、冷媒を凝縮して液化させる。室外熱交換器23の近傍には送風機26が、室外熱交換器23と対面するように設けられている。膨張弁24は、絞り装置(流量制御手段)であり、膨張弁24を流れる冷媒の流量を調節することにより、膨張弁として機能し、流入してきた冷媒を減圧するものである。例えば、膨張弁24が、電子式膨張弁等で構成された場合は、制御装置(図示せず)等の指示に基づいて開度調整が行われる。
次に、空気調和機100の冷房運転動作を説明する。圧縮機21によって圧縮され吐出された高温高圧のガス冷媒は、流路切替装置22を経由して、室外熱交換器23に流入する。室外熱交換器23に流入したガス冷媒は、送風機26により送風される外気との熱交換により凝縮し、低温の冷媒となって、室外熱交換器23から流出する。室外熱交換器23から流出した冷媒は、膨張弁24によって膨張及び減圧され、低温低圧の気液二相冷媒となる。この気液二相冷媒は、室内機1の室内熱交換器25に流入し、室内送風機27により送風される室内空気との熱交換により蒸発し、低温低圧のガス冷媒となって室内熱交換器25から流出する。このとき、冷媒に吸熱されて冷却された室内空気は、空調空気(吹出風)となって、室内機1の吹出口12から室内(空調対象空間)に吹き出される。室内熱交換器25から流出したガス冷媒は、流路切替装置22を経由して圧縮機21に吸入され、再び圧縮される。以上の動作が繰り返される。
次に、空気調和機100の暖房運転動作を説明する。圧縮機21によって圧縮され吐出された高温高圧のガス冷媒は、流路切替装置22を経由して、室内機1の室内熱交換器25に流入する。室内熱交換器25に流入したガス冷媒は、送風機26により送風される室内空気との熱交換により凝縮し、低温の冷媒となって、室内熱交換器25から流出する。このとき、ガス冷媒から熱を受け取り暖められた室内空気は、空調空気(吹出風)となって、室内機1の吹出口12から室内(空調対象空間)に吹き出される。室内熱交換器25から流出した冷媒は、膨張弁24によって膨張及び減圧され、低温低圧の気液二相冷媒となる。この気液二相冷媒は、室外機2の室外熱交換器23に流入し、室内送風機27により送風される外気との熱交換により蒸発し、低温低圧のガス冷媒となって室外熱交換器23から流出する。室外熱交換器23から流出したガス冷媒は、流路切替装置22を経由して圧縮機21に吸入され、再び圧縮される。以上の動作が繰り返される。
以上のように、空気調和機100が風向変更装置20を備えた室内機1を備えることによって、風向変更装置20の効果を有する空気調和機100を得ることができる。
本発明は、上記実施の形態に限らず種々の変形が可能である。例えば、左右風向板40は、図3及び図4に示すように、連結板70によって3枚一組で連結されている。しかし、左右風向板40は、連結板70によって3枚一組で連結される構成に限定されるのではなく、左右風向板40は、連結板70によって例えば4枚一組など、複数枚が一組で連結されていればよい。また、上部切欠部43aが側縁部41a3に形成されている位置は、上縁部41a1と下縁部41a2との間で、上縁部41a1側に形成されている構成が記載されているが、下縁部41a2側に形成されていてもよい。また、下部切欠部45aが側縁部41a3に形成されている位置は、上縁部41a1と下縁部41a2との間で、下縁部41a2側に形成されている構成が記載されているが、上縁部41a1側に形成されていてもよい。同様に、上部切欠部43cが側縁部41c3に形成されている位置は、上縁部41c1と下縁部41c2との間で、上縁部41c1側に形成されている構成が記載されているが、下縁部41a2側に形成されていてもよい。また、下部切欠部45cが側縁部41a3に形成されている位置は、上縁部41c1と下縁部41c2との間で、下縁部41c2側に形成されている構成が記載されているが、上縁部41c1側に形成されていてもよい。また、上部係合部52aが側縁部51a3に形成されている位置は、上縁部51a1と下縁部51a2との間で、上縁部51a1側に形成されている構成が記載されているが、下縁部51a2側に形成されていてもよい。また、係合板53aが側縁部51a3に形成されている位置は、上縁部51a1と下縁部51a2との間で、下縁部51a2側に形成されている構成が記載されているが、上縁部51a1側に形成されてもよい。同様に、上部係合部52cが側縁部51c3に形成されている位置は、上縁部51c1と下縁部51c2との間で、上縁部51c1側に形成されている構成が記載されているが、下縁部51c2側に形成されていてもよい。また、係合板53cが側縁部51c3に形成されている位置は、上縁部51c1と下縁部51c2との間で、下縁部51c2側に形成されている構成が記載されているが、上縁部51c1側に形成されてもよい。また、上記実施の形態では床置形の室内機1を例に挙げたが、本発明は壁掛形、天吊形、天井埋込形、天井カセット形等の他の室内機1にも適用できる。
1 室内機、2 室外機、10 筐体、11 吸込口、12 吹出口、20 風向変更装置、21 圧縮機、22 流路切替装置、23 室外熱交換器、24 膨張弁、25 室内熱交換器、26 送風機、27 室内送風機、30 枠体、30a 上部枠体、30a1 内周壁、30b 下部枠体、30b1 内周壁、30c 左部枠体、30c1 内周壁、30d 右部枠体、31 凸部、31a 凸部、31b 凸部、31c 凸部、33 凹部、33a 凹部、33b 凹部、33c 凹部、36 凹部、37 受部、38 円筒部、39 突起部、40 左右風向板、40a 中央風向板、40a1 回動軸、40a2 回動軸、40b 中央風向板、40b1 回動軸、40b2 回動軸、40c 端部風向板、40c1 回動軸、40c2 回動軸、41a 中央前面風向板、41a1 上縁部、41a2 下縁部、41a3 側縁部、41a4 側縁部、41a5 上縁部、41a6 端縁部、41b 中央前面風向板、41c 端部前面風向板、41c1 上縁部、41c2 下縁部、41c3 側縁部、41c4 側縁部、41c5 上縁部、41c6 端縁部、43a 上部切欠部、43a1 上方突起部、43a2 下方突起部、43c 上部切欠部、43c1 上方突起部、43c2 下方突起部、44a 薄肉部、44c 薄肉部、45a 下部切欠部、45a1 上方突出部、45a2 下方突出部、45c 下部切欠部、45c1 上方突出部、45c2 下方突出部、46a 中央切欠部、46c 中央切欠部、47a 補強板、47c 補強板、48a 中央突出部、48a1 中央柱部、48a2 中央頭部、48c 中央突出部、48c1 中央柱部、48c2 中央頭部、49 切欠部、51a 中央背面風向板、51a1 上縁部、51a2 下縁部、51a3 側縁部、51b 中央背面風向板、51c 端部背面風向板、51c1 上縁部、51c2 下縁部、51c3 側縁部、51c4 側縁部、52a 上部係合部、52c 上部係合部、53a 係合板、53a1 基部、53a2 先端部、53c 係合板、53c1 基部、53c2 先端部、54a 上部軸受部、54c 上部軸受部、55a 下部軸受部、55c 下部軸受部、56a 軸部、56a1 中央軸部、56a2 中央頭部、56c 軸部、56c1 中央軸部、56c2 中央頭部、57a 回転軸、57c 回転軸、60 モータ、61 制御装置、70 連結板、71 基板部、71a 係合穴、71a1 細穴、71b 係合穴、71b1 細穴、71c 側縁部、71d 側縁部、71e 一端部、71f 他端部、72 支持部、72a 中央軸受部、72a1 上部穴、72a2 下部穴、72a21 先端部、72a3 段差部、73 支持部、73a 中央軸受部、73a1 上部穴、73a2 下部穴、73a21 先端部、73a3 段差部、74 長板支持部、74a 長孔、74a1 挿入孔、74a2 前部長孔、74a21 先端部、74a3 後部長孔、74a31 先端部、74b 端縁部、74c 突出板、75 リブ部、80 上下風向板、90 仕切部材、100 空気調和機、300 冷媒配管、400 冷媒配管。

Claims (8)

  1. 上部枠体と、下部枠体と、左部枠体と、右部枠体とから構成されて開口を形成する矩形状の枠体と、
    前記枠体の前記開口内において、前記上部枠体と前記下部枠体との間に延設されて、前記左部枠体と前記右部枠体との間に並列して配置された複数の左右風向板と、
    前記複数の左右風向板を連結する連結板と、
    を備え、
    前記複数の左右風向板は、
    前記左部枠体又は前記右部枠体に隣接する端部風向板と、
    前記端部風向板の間に配置される1つ又は複数の中央風向板と、
    を有し、
    前記端部風向板は、
    前記上部枠体及び前記下部枠体に回動自在に支持される端部前面風向板と、
    前記端部前面風向板と回動自在に連結されており、前記端部前面風向板の回動する方向とは逆方向に回動する端部背面風向板と、
    を有し、
    前記中央風向板は、
    前記上部枠体及び前記下部枠体に回動自在に支持される中央前面風向板と、
    前記中央前面風向板と回動自在に連結されており、前記中央前面風向板の回動する方向とは逆方向に回動する中央背面風向板と、
    を有し、
    前記連結板は、
    前記左部枠体と前記右部枠体との間の前記下部枠体の延びる方向に沿って配置され、
    前記端部前面風向板と、前記端部背面風向板と、前記中央前面風向板と、前記中央背面風向板と係合して回動させ、
    前記端部前面風向板の回動する角度が、前記中央前面風向板の回動する角度より小さく、
    前記端部背面風向板の回動する角度が、前記中央背面風向板の回動する角度より小さ
    前記下部枠体に回動自在に軸支されている前記端部前面風向板の第1回転軸と、前記連結板に回動自在に軸支されている前記端部前面風向板の第2回転軸との間の距離LC1が、
    前記下部枠体に回動自在に軸支されている前記中央前面風向板の第3回転軸と、前記連結板に回動自在に軸支されている前記中央前面風向板の第4回転軸との間の距離LA1よりも大きい、
    空気調和機の風向変更装置。
  2. 前記端部背面風向板は、前記端部前面風向板の回動と連動して回動し、
    前記中央背面風向板は、前記中央前面風向板の回動と連動して回動する
    請求項1に記載の空気調和機の風向変更装置。
  3. 上部枠体と、下部枠体と、左部枠体と、右部枠体とから構成されて開口を形成する矩形状の枠体と、
    前記枠体の前記開口内において、前記上部枠体と前記下部枠体との間に延設されて、前記左部枠体と前記右部枠体との間に並列して配置された複数の左右風向板と、
    前記複数の左右風向板を連結する連結板と、
    を備え、
    前記複数の左右風向板は、
    前記左部枠体又は前記右部枠体に隣接する端部風向板と、
    前記端部風向板の間に配置される1つ又は複数の中央風向板と、
    を有し、
    前記端部風向板は、
    前記上部枠体及び前記下部枠体に回動自在に支持される端部前面風向板と、
    前記端部前面風向板と回動自在に連結されており、前記端部前面風向板の回動する方向とは逆方向に回動する端部背面風向板と、
    を有し、
    前記中央風向板は、
    前記上部枠体及び前記下部枠体に回動自在に支持される中央前面風向板と、
    前記中央前面風向板と回動自在に連結されており、前記中央前面風向板の回動する方向とは逆方向に回動する中央背面風向板と、
    を有し、
    前記連結板は、
    前記端部前面風向板と、前記端部背面風向板と、前記中央前面風向板と、前記中央背面風向板と係合して回動させ、
    前記端部前面風向板の回動する角度が、前記中央前面風向板の回動する角度より小さく、
    前記端部背面風向板の回動する角度が、前記中央背面風向板の回動する角度より小さく、
    前記下部枠体に回動自在に軸支されている前記端部前面風向板の第1回転軸と、前記連結板に回動自在に軸支されている前記端部前面風向板の第2回転軸との間の距離LC1が、
    前記下部枠体に回動自在に軸支されている前記中央前面風向板の第3回転軸と、前記連結板に回動自在に軸支されている前記中央前面風向板の第4回転軸との間の距離LA1よりも大きい、
    空気調和機の風向変更装置。
  4. 前記連結板に回動自在に軸支されている前記端部背面風向板の第5回転軸と、前記端部前面風向板に回動自在に軸支されている前記端部背面風向板の第6回転軸との間の距離LC2が、
    前記連結板に回動自在に軸支されている前記中央背面風向板の第7回転軸と、前記中央前面風向板に回動自在に軸支されている前記中央背面風向板の第8回転軸との間の距離LA2よりも小さい、
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の空気調和機の風向変更装置。
  5. 前記連結板は、
    矩形の平板形状に形成されている長尺状の基板部と、
    前記基板部の長手方向の側縁部から突出し、矩形の平板形状に形成されている支持部と、
    前記基板部の長手方向の一端に形成され、前記基板部の短手方向に長尺状且つ矩形の平板形状に形成されている長板支持部と、
    を有し、
    前記基板部には、前記第4回転軸が挿入される係合穴が形成され、
    前記支持部には、前記第7回転軸が挿入される中央軸受部が形成され、
    前記長板支持部には、前記第5回転軸が挿入される前部長孔が形成され、かつ、前記第2回転軸が挿入される後部長孔が形成されており、前記長板支持部の長手方向に前部長孔及び後部長孔が配置されている
    請求項に記載の空気調和機の風向変更装置。
  6. モータを更に備え、
    前記中央前面風向板が、前記モータによって回動する
    請求項1〜のいずれか1項に記載の空気調和機の風向変更装置。
  7. 請求項1〜のいずれか1項に記載の空気調和機の風向変更装置を備えた室内機。
  8. 請求項に記載の室内機を備えた空気調和機。
JP2019528229A 2017-07-04 2017-07-04 空気調和機の風向変更装置、この風向変更装置を備えた室内機、及び、この室内機を備えた空気調和機 Active JP6861813B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2017/024485 WO2019008666A1 (ja) 2017-07-04 2017-07-04 空気調和機の風向変更装置、この風向変更装置を備えた室内機、及び、この室内機を備えた空気調和機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2019008666A1 JPWO2019008666A1 (ja) 2020-05-21
JP6861813B2 true JP6861813B2 (ja) 2021-04-21

Family

ID=64949782

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019528229A Active JP6861813B2 (ja) 2017-07-04 2017-07-04 空気調和機の風向変更装置、この風向変更装置を備えた室内機、及び、この室内機を備えた空気調和機

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP6861813B2 (ja)
CN (1) CN110799794B (ja)
WO (1) WO2019008666A1 (ja)

Family Cites Families (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63147650U (ja) * 1987-03-17 1988-09-29
JP3446255B2 (ja) * 1992-08-26 2003-09-16 三菱電機株式会社 空気調和装置の風向調整装置
ES2171235T3 (es) * 1993-03-05 2002-09-01 Mitsubishi Electric Corp Dispositivo de ajuste de la direccion de soplado de aire para aparatos de aire acondicionado.
JP2002039609A (ja) * 2001-06-22 2002-02-06 Mitsubishi Electric Corp 風向調整装置
JP4666493B2 (ja) * 2005-10-27 2011-04-06 三菱電機株式会社 吹出口の風向制御装置及び空気調和機の室内機
WO2008010384A1 (fr) * 2006-07-19 2008-01-24 Mitsubishi Electric Corporation Climatiseur
CN201103996Y (zh) * 2007-08-24 2008-08-20 四川西部高新产业开发有限公司 温控风阀装置
JP2009085536A (ja) * 2007-10-01 2009-04-23 Mitsubishi Electric Corp 空気調和機
JP5042281B2 (ja) * 2009-07-23 2012-10-03 三菱電機株式会社 風向調整装置および空気調和機の室内機
JP5589405B2 (ja) * 2010-01-25 2014-09-17 パナソニック株式会社 送風装置
JP6066783B2 (ja) * 2013-03-07 2017-01-25 三菱電機株式会社 空気調和機の室内機及びそれを備えた空気調和機
CN103148568B (zh) * 2013-03-28 2015-04-22 上海理工大学 一种负反馈风阀装置
CN104101070A (zh) * 2013-04-02 2014-10-15 珠海格力电器股份有限公司 一种导风板及具有其的空调器
CN203375644U (zh) * 2013-06-07 2014-01-01 广东美的制冷设备有限公司 空调导风机构及空调器
JP6157407B2 (ja) * 2014-05-21 2017-07-05 三菱電機株式会社 空気調和機の風向調整装置および空気調和機
JP6274994B2 (ja) * 2014-07-16 2018-02-07 三菱電機株式会社 風向調整機構、及びその風向調整機構を備えた空気調和機
JP6566700B2 (ja) * 2015-04-13 2019-08-28 日立ジョンソンコントロールズ空調株式会社 空気調和機
CN205299864U (zh) * 2015-11-20 2016-06-08 广州松下空调器有限公司 空调器出风口结构及应用该结构的空调器
CN205579907U (zh) * 2016-04-06 2016-09-14 广东美的制冷设备有限公司 一种导风板组件及含有其的双贯流空调室内机和空调器
CN106440299A (zh) * 2016-11-09 2017-02-22 珠海格力电器股份有限公司 扫风机构及具有其的空调器
CN206361894U (zh) * 2016-12-23 2017-07-28 上海三菱电机·上菱空调机电器有限公司 立式广角送风空调器及其中的出风口结构和导风叶片结构

Also Published As

Publication number Publication date
JPWO2019008666A1 (ja) 2020-05-21
CN110799794A (zh) 2020-02-14
CN110799794B (zh) 2021-06-11
WO2019008666A1 (ja) 2019-01-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6732037B2 (ja) 室内機および空気調和装置
JP4952775B2 (ja) 空気調和装置の室内機
JP6066783B2 (ja) 空気調和機の室内機及びそれを備えた空気調和機
WO2011055676A1 (ja) 空気調和装置の室内機
JP5805214B2 (ja) 室外機及びこの室外機を備えた冷凍サイクル装置
JP4666493B2 (ja) 吹出口の風向制御装置及び空気調和機の室内機
JP6861813B2 (ja) 空気調和機の風向変更装置、この風向変更装置を備えた室内機、及び、この室内機を備えた空気調和機
EP3382295B1 (en) Indoor unit of air conditioner
JP6072671B2 (ja) 室内機及び空気調和機
JP6541881B2 (ja) 空気調和機、空気調和装置および冷凍サイクル装置
EP4001780B1 (en) Air conditioner
EP4001779A1 (en) Air conditioner
WO2018146763A1 (ja) 空気調和機の天井埋込型室内機及び空気調和機
JP5195042B2 (ja) 空調室内機
WO2019207659A1 (ja) 風向調整機構、空気調和機の室内機、及び、空気調和機
WO2021240706A1 (ja) 空気調和機の室内機及び空気調和機
CN114222892B (zh) 吹出格栅以及使用该吹出格栅的空调装置的室内机
US20240191906A1 (en) Air conditioner
JP4280869B2 (ja) 空調用室内機
JP6566699B2 (ja) 空気調和機
WO2023157119A1 (ja) 室内機、および空気調和機
WO2020039552A1 (ja) 室外機、及び、冷凍サイクル装置
JP6890673B2 (ja) 風向調整装置及び送風装置
JP2009024975A (ja) 空気調和機
WO2020136797A1 (ja) 室外機、及び、冷凍サイクル装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190919

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200714

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200910

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20201117

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210209

C60 Trial request (containing other claim documents, opposition documents)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C60

Effective date: 20210209

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20210217

C21 Notice of transfer of a case for reconsideration by examiners before appeal proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C21

Effective date: 20210302

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210323

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210330

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6861813

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250