JP6861534B2 - 電子機器およびその制御方法 - Google Patents

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    • H04N23/63Control of cameras or camera modules by using electronic viewfinders

Description

本発明は、電子機器およびその制御方法に関する。
従来、一定時間以上継続したキー入力を、キー入力の繰り返しと認識する技術がある(特許文献1)。これにより、キーの押下を維持することで、そのキーを繰り返し押下したのと同じ効果を得ることができるため、例えば表示画像のスクロールなどを指示する際の使い勝手が向上する。
また、複数のキーの同時押下を認識し、同時押下されたキーの組み合わせに応じた機能を提供する技術がある。特許文献2には、筐体の上下方向に配置されたキーの1つと、左右方向に配置されたキーの1つとが同時に押下された場合、押下された2つのキーに応じた斜め方向の入力として認識することが記載されている。
特開平8−16294号公報 特開昭61−235893号公報
特許文献2に開示された従来技術では、斜め方向の入力が常に認識されるわけではない。そして、斜め方向の入力が認識されない状態で2つのキーが同時に押下された場合について考慮されていない。また、斜め入力が認識される状態で、ユーザが意図せずに斜め入力と認識される2つのキーを同時に押下してしまった場合、ユーザの意図に反した動作が実行されてしまう。例えば、画像を右方向にスクロールさせるために右方向のキーの押下を維持している最中に、上方向や下方向のキーを意図せず押下してしまうと、ユーザの意図しない斜め方向に画像がスクロールされてしまう。
本発明はこのような従来技術の課題に鑑みてなされたもので、ユーザが意図しない入力をしてしまった場合でも、ユーザーの意図に合った動作を提供可能な電子機器およびその制御方法を提供することを目的とする。
上述の目的は、方向を指示する操作部材に対する操作を検出するための検出手段であって、第1の方向を指示する操作を検出する第1の検出手段及び第2の方向を指示する操作を検出する第2の検出手段と、第1の動作モードにおいては、第2の検出手段で操作を検出することなく第1の検出手段で操作を検出した場合に第1の処理を行い、第1の検出手段で操作を検出することなく第2の検出手段で操作を検出した場合に第2の処理を行い、第1の検出手段で操作を検出しており第1の処理を行っている状態で、さらに第2の検出手段で操作を検出した場合に第3の処理を行い、第2の動作モードにおいては、第2の検出手段で操作を検出することなく第1の検出手段で操作を検出した場合に第4の処理を行い、第1の検出手段で操作を検出することなく第2の検出手段で操作を検出した場合に第5の処理を行い、第1の検出手段で操作を検出しており第4の処理を行っている状態で、さらに第2の検出手段で操作を検出した場合、第4の処理を継続して行い、前記第2の検出手段で操作を検出しており前記第5の処理を行っている状態で、さらに前記第1の検出手段で操作を検出した場合、前記第5の処理を継続して行う、ように制御する制御手段と、を有することを特徴とする電子機器によって達成される。
本発明によれば、ユーザが意図しない入力をしてしまった場合でも、ユーザーの意図に合った動作を提供可能な電子機器およびその制御方法を提供することができる。
実施形態に係る電子機器の一例としてのレンズ交換式デジタルカメラの外観図 図1のデジタルカメラとレンズユニットの機能構成例を示すブロック図 実施形態におけるマルチコントローラーの操作と検出される入力との関係を模式的に示す図 上下左右および斜め方向の8方向入力が有効な画面例を示す図 斜め方向を除く、上下左右の4方向入力が無効な画面例を示す図 実施形態における、検出した入力方向の取り扱いに関する模式図 実施形態における、マルチコントローラー入力に対する動作に関するフローチャート 実施形態における、検出した入力方向の取り扱いに関する模式図 別の実施形態における、マルチコントローラー入力に対する動作に関するフローチャート 斜め方向を除く、上下または左右2方向の入力が有効な画面例を示す図
●(第1実施形態)
以下、添付図面を参照して本発明の例示的な実施形態について詳細に説明する。図1は本発明に係る電子機器の一例としてのレンズ交換式デジタルカメラ100の本体外観例を示す斜視図であり、図1(a)は前面斜視図、図1(b)は背面斜視図である。
背面に設けられた表示部28は、撮像画像、デジタルカメラ100の各種情報、GUI画面などの表示に用いられる。上面に設けられたファインダー外表示部43は、シャッター速度や絞りをはじめとする様々な設定値の表示に用いられる。シャッターボタン61には撮影準備指示や撮影開始指示を入力する機能が割り当てられる。モード切替スイッチ60はデジタルカメラ100の動作モードを切り替える機能が割り当てられる。端子カバー40は外部機器と有線接続するためのケーブルを接続するためのコネクタを保護する。
メイン電子ダイヤル71は回転可能であり、例えばシャッター速度や絞りなどの設定値を変更する機能が割り当てられる。メイン電子ダイヤル71の回転方向と回転量に応じてデジタルカメラ100は例えばシャッター速度や絞りなどの設定値を変更する。電源スイッチ72にはデジタルカメラ100の電源のON及びOFFを切り替える機能が割り当てられる。サブ電子ダイヤル73は回転可能であり、例えば選択枠を移動させたり表示部28に表示する画像を切り替えたりする機能が割り当てられる。サブ電子ダイヤル73の回転方向と回転量に応じてデジタルカメラ100は例えば選択枠を移動させたり表示部28に表示する画像を切り替えたりする。
マルチコントローラー74はサブ電子ダイヤル73の内側に配置され、上、下、左、右、右上、右下、左上、左下部分を押下する操作を受け付け可能な8方向キーである。なお、マルチコントローラー74は押下可能な8箇所それぞれに独立したボタンまたはスイッチを有する構成でもよいし、上下左右の4箇所に独立したボタンまたはスイッチを有し、隣接する2つの同時押下を斜め方向の入力として検出する構成でもよい。あるいは、ジョイスティックのような任意の方向への入力を認識可能な構成であってもよい。例えば選択可能な項目が上下に並んだ画面においてマルチコントローラー74の上部分が押下されると選択枠を上に移動させるといったように、デジタルカメラ100はマルチコントローラー74の押下位置と関連した動作を実行することができる。
マルチコントローラー74の中心部分に設けられたSETボタン75は押下可能であり、主に選択項目の決定を指示する機能が割り当てられる。LV(ライブビュー)ボタン76は、表示部28におけるライブビュー表示のONとOFFを指示するために用いられる。LVボタン76には、デジタルカメラ100が動画撮影モードで動作している場合、動画撮影(記録)の開始、停止の指示を入力する機能が割り当てられる。
拡大ボタン77にはデジタルカメラ100が撮影モードで動作している際に、ライブビュー表示の拡大モードのON、OFFを指示したり、拡大モード中の拡大率の変更を指示したりする機能が割り当てられる。拡大ボタン77にはまた、デジタルカメラ100が再生モードで動作している際は表示部28に表示されている再生画像の拡大や、拡大率の増加を指示する機能が割り当てられる。
縮小ボタン78には再生画像の表示倍率を低減させる機能が割り当てられる。再生ボタン79にはデジタルカメラ100の動作モードのうち、撮影モードと再生モードとを切り替える機能が割り当てられる。撮影モードでの動作中に再生ボタン79が押下されるとデジタルカメラ100は再生モードでの動作に移行し、例えば記録媒体に記録された画像のうち最新の画像を表示部28に表示させる。
クイックリターンミラー12は接眼ファインダー16の使用時には図示したダウン状態になり、ライブビュー画像や記録用画像の撮影時にはアップ状態になる。端子10はデジタルカメラ100が交換レンズと通信したり、交換レンズに電源を供給したりするための端子である。接眼ファインダー16は内部のフォーカシングスクリーンに結像される被写体像を観察し、合焦度合いや構図の確認を行うための光学ファインダーである。蓋202は開閉可能であり、記録媒体を装着するスロットを保護する。グリップ部90は、ユーザーがデジタルカメラ100を保持しやすい形状に形成されている。
図2は、デジタルカメラ100の機能構成例を示すブロック図であり、図1と同じ構成要素には同じ参照数字を付してある。レンズユニット150(交換レンズ)は、デジタルカメラ100に着脱可能に形成されている。
レンズ103は複数枚のレンズから構成されるが、ここでは簡略して一枚のレンズのみで示している。レンズ103は光軸方向に移動可能なフォーカスレンズを含む。端子6はレンズユニット150をデジタルカメラ100に装着した状態で端子10と接触する。端子6を通じてレンズユニット150はデジタルカメラ100と通信したりデジタルカメラ100から電源の供給を受けたりする。
レンズシステム制御回路4はシステム制御部50との通信を通じてレンズユニット150の動作を制御する。例えば、レンズシステム制御回路4はシステム制御部50から指示された絞り値になるよう、絞り駆動回路2を制御して絞り1を駆動する。また、レンズシステム制御回路4は、システム制御部50からの指示に従ってAF駆動回路3を制御し、フォーカスレンズを駆動することにより、レンズ103の合焦距離を変更する。
AEセンサ17は、レンズユニット150がフォーカシングスクリーンに結像する被写体像の輝度や輝度分布を測定する。
焦点検出部11は、クイックリターンミラー12の一部に設けられたハーフミラー部を透過した光を受光し、位相差検出方式によってデフォーカス量を検出する。システム制御部50はデフォーカス量に基づいてレンズユニット150のフォーカスレンズ位置を制御する。
ペンタプリズム14はフォーカシングスクリーン13に結像された光学像を接眼ファインダー16から観察できるように光を屈折させる。
シャッター101は、システム制御部50の制御によって動作し、シャッター101の開口を通過した光によって撮像部22を露光させる。
撮像部22は光学像を電気信号に変換する撮像素子であり、例えばCCDやCMOSイメージセンサである。A/D変換器23は、撮像部22から読み出されるアナログ画像信号をデジタル画像信号(画像データ)に変換する。
画像処理部24は、A/D変換器23またはメモリ制御部15からの画像データに対し画素補間、ホワイトバランス調整、リサイズ、色変換などの処理を適用する。また、画像処理部24では、画像データから、システム制御部50がAF(オートフォーカス)やAE(自動露出制御)に用いるための、評価値を算出する。画像処理部24はさらに、被写体(例えば人物の顔)領域の検出や、被写体追尾のためのテンプレートマッチング処理、画像データの符号化および復号処理などを実行することができる。
A/D変換器23が出力する画像データはメモリ32に保存される。メモリ32は、撮像部22によって撮影され、A/D変換器23によりデジタルデータに変換された画像データや、表示部28に表示するための画像データを格納する。メモリ32は、所定枚数の静止画像や所定時間の動画像および音声を格納するのに十分な記憶容量を備えている。
また、メモリ32は画像表示用のメモリ(ビデオメモリ)を兼ねている。メモリ32に格納されている表示用の画像データをD/A変換器19がアナログ信号に変換して表示部28に供給ことで、表示用の画像データは表示部28に表示される。表示部28は例えば液晶表示装置(LCD)や有機EL表示装置であってよい。撮像部22で撮影された動画像を表示部28に実質的にリアルタイム表示することにより、表示部28でのライブビュー表示が実現できる。
ファインダー内液晶表示部41には、ファインダー内表示部駆動回路42により、現在オートフォーカスが行われている領域を示すマーク(AF枠)や、設定されている撮影条件などの数値やアイコンなどが表示される。
ファインダー外表示部43には、ファインダー外表示部駆動回路44を介して、シャッター速度や絞りをはじめとするカメラの様々な設定値が表示される。
不揮発性メモリ56は、電気的に消去・記録可能なメモリであり、例えばEEPROMなどが用いられる。不揮発性メモリ56には、システム制御部50が有するプログラマブルプロセッサが実行するためのプログラム、各種の設定値、定数、GUIデータなどが記憶される。
システム制御部50は、少なくとも1つのプログラマブルプロセッサーを有し、デジタルカメラ100(およびレンズユニット150)の動作を制御する。不揮発性メモリ56に記憶されたプログラムをプログラマブルプロセッサで実行することにより、後述する各処理を実現する。システムメモリ52は、システム制御部50の動作用の定数、変数、不揮発性メモリ56から読み出したプログラムなどを読み込む。システム制御部50は表示部28における表示動作についても制御する。システムタイマー53は時計機能や計時機能を提供する。
第1シャッタースイッチ62、第2シャッタースイッチ64は、シャッターボタン61の半押しと全押しとでそれぞれONするスイッチである。システム制御部50は、第1シャッタースイッチ62のONは撮影準備指示、第2シャッタースイッチ64のONは撮影開始指示として認識し、それぞれに応じた動作を実行する。
具体的には撮影準備指示に応答してシステム制御部50はAF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、AWB(オートホワイトバランス)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理などを開始する。また、撮影開始指示に応答してシステム制御部50は、AE処理で決定した絞り値およびシャッタースピードで撮像部22を露光する。そしてシステム制御部50は、撮像部22から信号を読み出し、画像処理部24で各種の画像処理を適用した画像データを格納した画像データファイルを記録媒体200に記録する一連の撮影処理を実行する。
操作部70は、図2に独立して記載していないボタンやスイッチなどの入力デバイスをまとめて表している。シャッターボタン61のように特定の機能が固定して割り当てられる専用の操作部材をのぞき、デジタルカメラ100が有する操作部材には動的に機能が割り当てられうる。従って、同じボタンやスイッチであっても、デジタルカメラ100の動作モードや動作状態によって異なる機能を有しうる。
電源制御部80は、電池検出回路、DC−DCコンバータ、通電するブロックを切り替えるスイッチ回路等により構成され、電池の装着の有無、電池の種類、電池残量を検出する。また、電源制御部80は、検出結果とシステム制御部50の指示とに基づいてDC−DCコンバータを制御し、必要な電圧を必要な期間、必要な部分に供給する。
電源部30は一次電池、二次電池、ACアダプターの1つ以上を有する。記録媒体I/F18は、メモリカードやハードディスク等の記録媒体200とのインターフェースである。
以下、図3から図7を参照して、本実施形態のデジタルカメラ100におけるマルチコントローラー74の操作とそれに対応した動作について説明する。
図3(a)に示すように、マルチコントローラー74は中空円盤状の操作部材と、操作部材の背後、上、右、下、左に配置された4つのスイッチ301、スイッチ302、スイッチ303、スイッチ304とを有している。
スイッチ301〜304は操作部材によって間接的に押下され、スイッチ301,303は、上下方向(第1の方向)を指示する操作を第1の方向の入力として検出する。また、スイッチ302,304は、左右方向(第2の方向)を指示する操作を第2の方向の入力として検出する。さらに、スイッチ301〜304のうち、周方向に隣接する2つのスイッチ(例えばスイッチ301と302)は、斜め方向(第3の方向)を指示する操作を第3の方向の入力として検出する。以下の説明では便宜上、操作部材をマルチコントローラー74と呼び、中空円盤状の操作部材の右位置を押下する操作を、右方向を押下する操作と呼ぶ。なお、図3において、スイッチ301〜304を示す円が白抜きの場合は押下されていない状態を、黒塗りの場合は押下されている状態を示す。
図3(b)はマルチコントローラー74の右方向(右位置)が押下された状態を示している。矢印305はマルチコントローラー74の押下位置を示す。押下位置の背後にあるスイッチ30が押下状態306に変化し、他のスイッチ301303、304は非押下状態のままである。上方向、下方向、左方向を押下した場合も同様に、押下位置に対応するスイッチ301,302,303が押下状態となり、他のスイッチは非押下状態のままである。
図3(c)はマルチコントローラー74の右下方向が押下された状態を示す。押下位置の背後にスイッチは存在しないが、操作部材によって間接的にスイッチ30とスイッチ30が押下される。この場合、システム制御部50は、右下方向の入力と判定する。マルチコントローラー74の左上方向、左下方向、右上方向が押下された場合も同様に、システム制御部50は、左上方向、左下方向、右上方向の入力と判定する。以上のように、マルチコントローラー74は、上、右上、右、右下、下、左下、左、左上の8方向の操作(入力)を検出することができる。
以下、上下左右のスイッチのうち、円周上で隣接する2つのスイッチが同時押下される入力を斜め入力(または斜め方向の入力)と呼ぶ。また、斜め入力の1つ以上が有効な動作状態を第1の動作モード、斜め入力がいずれも無効な動作状態を第2の動作モード、上下方向または左右方向の操作(入力)だけが有効な動作状態を第3の動作モードと呼ぶ。
図3(d)はマルチコントローラー74の右方向が強く押下された状態を示している。押下が強いため、右方向を検出するスイッチ30に加え、下方向を検出するスイッチ30と上方向を検出するスイッチ301も押下状態に変化している。この場合、システム制御部50は例えばスイッチ30と30のどちらが先に押下状態になったかに応じて右下方向または右上方向の入力と認識する。
図3(e)はマルチコントローラー74の右方向よりやや下が押下された状態を示している。右方向を検出するスイッチ30に加え、下方向を検出するスイッチ30も押下状態に変化している。例えばデジタルカメラ100を見下ろしながら操作した場合や、右方向の押下を保持し続けている間に押下位置がずれた場合などに起こりうる。ユーザが右方向を押下しようとしてこのような状態になった場合、ユーザの意図とは異なる右下方向の入力がなされてしまう。
図4は第1の動作モードで表示される、斜め方向の入力が有効(8方向入力が有効)な画面の一例としての、ホワイトバランス補正(ホワイトバランスシフト)の設定画面である。
図4(a)は設定値を変更する前の表示を示す。設定値401はグラフの中心にあり、402は現在の設定値からの補正量を示している。ここでは補正されていないため、水平方向、垂直方向とも0である。以下の説明において、マルチコントローラー74の操作に応じた画面表示の変更は、システム制御部50が例えばメモリ32内の表示用画像データを変更することによって実現される。
図4(b)は図4(a)の状態でマルチコントローラー74の上方向入力が検出されたことに応答して、システム制御部50が設定値403をグラフの中心から上方(G(グリーン)方向)に1目盛り移動させた状態を示している。値404は水平方向は0のままであるが、垂直方向がG1に変化している。
図4(c)は図4(a)の状態でマルチコントローラー74の下方向入力が検出されたことに応答して、システム制御部50が設定値403をグラフの中心から下方(M(マゼンタ)方向)に1目盛り移動させた状態を示している。水平方向の値は0のままであるが、垂直方向の値がM1に変化している。
図4(b)、(c)に示すようにシステム制御部50は、スイッチ302,304で操作を検出することなくスイッチ301,303で操作を検出した場合には、第1の処理を行う。
図4(d)は図4(a)の状態でマルチコントローラー74の左方向入力が検出されたことに応答して、システム制御部50が設定値403をグラフの中心から左方(B(ブルー)方向)に1目盛り移動させた状態を示している。水平方向の値はB1に変化し、垂直方向の値は0のままである。
図4(e)は図4(a)の状態でマルチコントローラー74の右方向入力が検出されたことに応答して、システム制御部50が設定値403をグラフの中心から右方(A(アンバー)方向)に1目盛り移動させた状態を示している。水平方向の値はA1に変化し、垂直方向の値は0のままである。
図4(d)、(e)に示すようにシステム制御部50は、スイッチ301,303で操作を検出することなくスイッチ302,304で操作を検出した場合には、第2の処理を行う。
図4(f)は図4(a)の状態でマルチコントローラー74の右下方向入力が検出されたことに応答して、システム制御部50が設定値403をグラフの中心から右下方向にアンバー、マゼンタとも1目盛り移動させた状態を示している。水平方向の値はB1に、垂直方向の値はM1にそれぞれ変化している。マルチコントローラー74の左上方向、左下方向、右上方向が押下された場合の表示例は省略する。
図4(f)に示すようにシステム制御部50は、スイッチ301,303の1つと、スイッチ302,304の1つとで同時に操作を検出した場合には、第3の処理を行う。
このように、斜め入力が有効な場合、斜め入力が検出されると斜め入力に応じた動作が実行される。その結果、斜め入力が無効の場合とは異なる動作が実行されうる。
図5は第2の動作モードで表示される、斜め入力が無効(斜め方向を除く、上下左右の4方向入力が有効)な画面の一例としての、メニュー画面を示している。メニュー画面では左右方向の入力がタブ切替や設定値の変更の機能に、上下方向の入力が選択枠(フォーカス)の移動機能に割り当てられているが、斜め入力に対して特有の機能は割り当てられていない。
図5(a)は4つのタブのうち2番目のタブ502が選択されている状態を示している。フォーカス501は7項目中の1番上の項目を選択した状態にある。
図5(b)は図5(a)の状態でマルチコントローラー74の上方向入力が検出され、フォーカス501が上方向に1つ移動して7番目の項目を選択する状態を示している。なお、本実施形態では1番目の項目の1つ上は7番目の項目、7番目の1つ下は1番目の項目とする。タブ502が選択されている状態は変化しない。
図5(c)は図5(a)の状態でマルチコントローラー74の下方向入力が検出され、フォーカス504が下方向に1つ移動して2番目の項目を選択する状態を示している。タブ502が選択されている状態は変化しない。
図5(b)、(c)に示すようにシステム制御部50は、スイッチ302,304で操作を検出することなくスイッチ301,303で操作を検出した場合には、フォーカス504を上下に移動する処理を行う。
図5(d)は図5(a)の状態でマルチコントローラー74の左方向入力が検出され、2番目のタブ502から1番目のタブ505が選択された状態に変更された状態を示している。タブが切り替えられた場合、フォーカスは切り替えられたタブで記憶されている位置に表示される。
図5(e)は図5(a)の状態でマルチコントローラー74の右方向入力が検出され、2番目のタブ502から3番目のタブ50が選択された状態に変更された状態を示している。
図5(d)、(e)に示すようにシステム制御部50は、スイッチ301,303で操作を検出することなくスイッチ302,304で操作を検出した場合には、タブの切替処理を行う。
図5(f)は図5(a)の状態でマルチコントローラー74の右下方向入力が検出された場合の表示例である。メニュー画面では斜め入力が無効(あるいは認識されない)ので、フォーカス501も、選択されたタブ502も変化しない。マルチコントローラー74の左上方向、左下方向、右上方向入力が検出された場合も同様に表示は変化しない。
図6はマルチコントローラー74の操作方向と、デジタルカメラ100が認識する入力方向との関係を模式的に示している。ここでは、システム制御部50が、マルチコントローラー74のキーリピートを認識するまでの時間601をT1(第1の時間)、キーリピート認識後に新たなリピート入力を認識するタイミング(キーリピートの間隔602)をT2(第2の時間)とする。また、一例としてT1=500msec、T2=130msecとする。また、キーリピートの認識後の状態(T1時間経過後)をキーリピート中と呼ぶ。
図6(a)は、斜め入力が有効であり、マルチコントローラー74の入力方向に従った処理が行われる場合を模式的に示している。マルチコントローラー74の右入力603を検出した後、同じ入力がT1時間継続するとシステム制御部50はキーリピートを認識し、この時点で2度目の右入力を検出する。その後システム制御部50は、右入力がT2時間継続するごとに右入力を検出する。従って、システム制御部50は、キーリピート認識中、T2時間ごとにリピート中の方向に従った動作を実行する。
マルチコントローラー74の右下入力604を検出すると、システム制御部50は右入力のキーリピートの認識を解除する。右下入力がT1時間継続するとシステム制御部50は2度目の右下入力を検出するとともにキーリピートを認識する。そのまま右下入力がT2時間継続すると、システム制御部50は3度目の右下入力を検出する。その後、マルチコントローラー74の右入力605が検出されると、システム制御部50は右下入力のキーリピートの認識を解除する。右入力がT1時間継続すると、システム制御部50は2度目の右入力を検出するとともにキーリピートを認識する。そのまま右入力がT2時間継続すると、システム制御部50は3度目の右入力を検出する。
図6(b)は、斜め入力が有効でない場合の処理を、図6(a)と同様に記載した図である。
図6(a)と同様にマルチコントローラー74の右入力606が継続して検出され、システム制御部50は、右入力のキーリピートを認識する。その後、時刻t0においてマルチコントローラー74の右下入力607が検出されるが、システム制御部50は右入力のキーリピートの認識を継続し、右下入力に対応する処理を行なわない。例えば図5(f)のように斜め入力が無効な画面では、斜め入力に対応する処理を実行する必要がないためである。また、図3(d)や図3(e)を用いて説明したように、マルチコントローラー74の右方向を継続して押下している間に押下位置がずれたり、押下する力が強くなったことによる斜め入力である可能性が高いと考えられるからである。つまり、右入力のキーリピートの認識を継続したほうがユーザーの意図に合致する可能性が高いと考えられるためである。その後、時刻t1においてマルチコントローラー74の入力が右下方向から右方向に変化しても、システム制御部50はそのまま右入力のキーリピートの認識を継続する。
一方、図6(b)の時刻t1でキーリピート処理の入力と異なり、かつ有効な方向の入力が検出された場合、図6(c)に示すように、システム制御部50は、新たに検出された方向の入力(ここでは下方向)を検出する。右入力から下入力への変化は、ユーザが意図したものである可能性が高いと考えられる。そのため、システム制御部50は、下入力に応じた動作を実行する。その後、下入力がT1時間継続すると、システム制御部50は2度目の下入力を検出するとともにキーリピートを認識する。その後、T2時間下入力の検出が継続すると、システム制御部50は3度目の下入力を検出する。
また、図6(d)に示すように、斜め入力が無効な状態で最初に検出した入力が斜め入力(右下入力612)であった場合、有効な方向の入力が検出されるまで、システム制御部50はマルチコントローラー74の操作に応じた動作を実行しない。検出される入力の方向が時刻t2に右下から右に変化すると、その時点からシステム制御部50は図6(b)に示したような動作を実行する。
図7は、図6を用いて説明した、マルチコントローラー74の操作に応じたシステム制御部50の動作を示したフローチャートである。この処理は、不揮発性メモリ56に記録されたプログラムをシステムメモリ52に展開してシステム制御部50のプログラマブルプロセッサが実行することで実現される。
S701でシステム制御部50は、例えばシステムメモリ52に保持したキーリピート方向を表す情報を「なし」に初期化し、S702に処理を進める。
S702でシステム制御部50は、例えばシステムメモリ52に保持したキーリピート回数をゼロに初期化し、S703に処理を進める。
S703でシステム制御部50は、マルチコントローラー74が押下されている(スイッチ301〜304の1つ以上がオン)か否かを判定し、押下されていると判定されればS705に、判定されなければS704に処理を進める。
S704でシステム制御部50は、マルチコントローラー74の操作が有効な画面が表示部28に表示中か否か判定する。マルチコントローラー74の操作が有効な画面が表示されていると判定されればS703に処理を進め、マルチコントローラー74の操作が有効な画面が表示されていると判定されなければ処理を終了する。なお、マルチコントローラー74の操作が有効な表示画面かどうかは、例えば表示中の画面データの属性情報を参照することによって判定可能であるが、他の方法によって判定してもよい。
S705でシステム制御部50は、表示部28に表示中の画面が8方向入力(斜め入力)の有効な画面か否かを判定する。マルチコントローラー74の斜め入力が有効な画面が表示されていると判定されればS709に、マルチコントローラー74の斜め入力が有効な画面が表示されていると判定されなければS706に、処理を進める。なお、マルチコントローラー74の斜め入力が有効な表示画面かどうかは、例えば表示中の画面データの属性情報を参照することによって判定可能であるが、他の方法によって判定してもよい。斜め入力が有効な表示画面は例えば図4に示したホワイトバランス補正の設定画面であり、斜め入力が無効な表示画面は例えば図5に示したメニュー画面であってよいが、これらに限定されない。
S706でシステム制御部50は、マルチコントローラー74から斜め方向が入力されている(すなわち、スイッチ301〜304の隣接する2つ以上が同時にオンとなっている状態)かどうか判定する。システム制御部50は、斜め方向が入力されていると判定されればS707に、斜め方向が入力されていると判定されなければ(スイッチ301〜304のいずれか1つだけがオンとなっている状態であれば)S709に、処理を進める。
S707でシステム制御部50は、マルチコントローラー74の継続的な押下によってキーリピートを認識中(キーリピート中)か否かを判定し、キーリピート中と判定されればS708に、判定されなければS718に、処理を進める。本実施形態では、システムメモリ52に、キーリピートの方向を示す情報が存在する場合にキーリピート中であると判定し、キーリピートの方向を示す情報が存在しない場合(「なし」を記憶している場合)にキーリピート中でないと判定するものとする。ただし、他の方法で判定してもよい。
S708でシステム制御部50は、スイッチ301〜304のオン/オフ状態に基づいて検出したマルチコントローラー74の操作方向を、キーリピートの方向で更新(上書き)して処理をS709に進める。つまり、システム制御部50は、斜め入力が有効でない場合に斜め入力が検出されると、キーリピート中であれば、キーリピート中の方向を検出したものとして取り扱う。これは、図6(b)の時刻t0から時刻t1までの処理に相当する。
S709でシステム制御部50は、マルチコントローラー74の入力方向とキーリピート中の方向とが同じか否か判定し、同じと判定されればS714に、同じと判定されなければS710に、処理を進める。なお、S708からS709に処理が進んだ場合、S709では必ず同じと判定される。
S710でシステム制御部50は、キーリピートの方向をマルチコントローラー74の入力方向によって更新し、処理をS711に進める。S710は例えば、斜め入力が有効な画面でマルチコントローラー74の右下方向の入力(スイッチ302と304がオン)のキーリピート中に、マルチコントローラー74の入力が下方向(スイッチ302だけがオン)に変化した場合に実行される。あるいは、斜め入力が無効な画面で、マルチコントローラー74の右下方向の入力(スイッチ302と304がオン)を右方向入力として取り扱い、かつキーリピート中であった状態で、下方向の入力(スイッチ302だけがオン)に変化した場合にも実行される。この場合システム制御部50は後述するように、マルチコントローラー74の入力が途切れなくても(ユーザがマルチコントローラー74から指を離さなくても)、キーリピートの認識を一旦解除して、新たに下方向が入力されたものとして扱う。
S711でシステム制御部50は、システムメモリ52に保持したキーリピート回数をゼロに初期化し、処理をS712に進める。
S712でシステム制御部50は、マルチコントローラー74の入力方向(S708を経由した場合は更新されたキーリピートの方向)に応じた処理を実行し、処理をS713に進める。
S713でシステム制御部50は、S712で処理を行なった時刻をシステムメモリ52に記憶し、処理をS705に戻す。
S714でシステム制御部50は、システムメモリ52に保持したキーリピート回数がゼロかどうか判定し、ゼロ(キーリピート未認識)と判定されればS715に、ゼロと判定されなければ(キーリピート認識中であれば)S717に、処理を進める。
S715でシステム制御部50は、システムメモリ52に記憶された、S712を直近に実行した時刻からキーリピートを認識する時間T1が経過したか否かを判定し、経過したと判定されればS716に、経過したと判定されなければS718に処理を進める。
S716でシステム制御部50は、システムメモリ52に保持したキーリピート回数に1追加し、処理をS712に進める。この結果、S712では前回行った処理と同じ処理が繰り返し実行される。
S717でシステム制御部50は、システムメモリ52に記憶された、S712を直近に実行した時刻から、キーリピート間隔T2(<T1)が経過したか否か判定し、経過したと判定されればS716に、経過したと判定されなければS718に処理を進める。
S718でシステム制御部50は、マルチコントローラー74の押下(入力)が継続しているか否か判定し、継続していると判定されればS705に、継続していると判定されなければS719に、処理を進める。ここで、システム制御部50は、スイッチ301〜304の1つ以上がオンの場合は入力が継続していると判定し、スイッチ301〜304の全てがオフの場合は入力が継続していると判定しない。
S719でシステム制御部50は、システムメモリ52に保持したキーリピートの方向を「なし」に初期化し、処理をS720に進める。
S720でシステム制御部50は、キーリピート回数をゼロに初期化し、処理をS703に戻す。
このような処理によって、斜め入力が有効な画面では入力された斜め方向に応じた処理を実行する。また、斜め方向についてもキーリピートを認識する。しかし、斜め入力が無効な画面では、最初に斜め入力を検出した場合(S707,No)は入力に対する処理を行わない。また、そのまま斜め入力が継続してもキーリピートを認識しない。ただし、上下左右のいずれか1方向の入力をキーリピート中に斜め入力を検出した場合(S707、Yes)には、キーリピートを継続する。
なお、図7では斜め方向の処理を実行しないようにするため、S708で、検出された入力方向をそれとは異なるキーリピート中の方向に更新しているが、斜め入力の検出自体を行わないようにしてもよい。具体的には、S706で斜め方向が入力されていると判定されなければ、検出した方向(すなわち、上下左右のいずれか)以外の入力を検出しないようにする。斜め方向を含む全方向の検出を再開するのはS718でマルチコントローラー74の押下が継続していると判定されなかった場合である。このとき、マルチコントローラー74からはどの方向の入力もないか、検出すると決定した特定の方向とは異なる方向が入力されている状態である。
●(第2実施形態)
図8を参照して、本発明の第2実施形態について説明する。第1実施形態ではマルチコントローラー74の押下が検出されない状態から検出されるようになった際の入力(最初の入力)が斜め方向の場合は、入力に応じた処理を行わないようにした(図6(d))。それに対し本実施形態では特定の条件を満たす場合には最初の入力が斜め方向であっても処理を行なうようにする。
図8は、検出されたマルチコントローラー74の入力方向を装置がどのように認識して処理を行うかを模式的に示している。ここでは、マルチコントローラー74の入力が検出されない状態(スイッチ301〜304が全てオフ)になってから、最初に検出される入力方向が右下である場合を示しているが、右上であっても同様である。
図8(a)と(b)とは、マルチコントローラー74の押下が検出されない状態になってから、右下方向の入力が検出されるまでの経過時間T3,T4の長さが異なる(T3>T4)。そしてT3>閾値≧T4の関係を満たす閾値が予め設定されている。
図8(a)、(b)において、時刻t1でマルチコントローラー74の押下が検出されなくなるまでの操作およびシステム制御部50の動作は、第1実施形態の図6(b)を用いて説明した通りであり、違いは無い。つまり、システム制御部50が右方向入力のキーリピートを認識していた状態で、時刻t1にマルチコントローラー74の入力が検出されなくなるまでは図8(a)、(b)とも共通である。
本実施形態では、時刻t1からの経過時間が上述の閾値未満(所定時間未満)であり、かつ時刻t1まで認識していたキーリピート方向を含む方向(ここでは右上または右下)の入力805であればキーリピート方向の新たな入力として処理する(図8(b))。しかし、時刻t1からの経過時間が閾値以上(所定時間以上)の場合には、第1実施形態と同様に取り扱う。つまり、時刻t1まで認識していたキーリピート方向を含む方向の入力804であっても、他の方向の斜め入力と同様に、何の処理も実行しない(図8(a))。
例えば、ユーザがキーリピートを止めたものの、実際にはキーリピートが足りなかった場合、ユーザは同じ方向の入力をやり直すことになる。この場合、直前にキーリピートしていた際と同じ操作をして入力が受け付けられないと使い勝手が悪い。そのため、本実施形態では、時刻t1からの経過時間が閾値未満の場合には再入力と認識し、直前のキーリピートと同じ方向の入力として取り扱うようにしている。
図9(a)は上述した本実施形態の動作を実現するためのフローチャートであり、図7のうち、処理が変化する部分を主に示している。図7と同じ処理については同じ参照数字を付し、重複する説明は省略する。具体的には、S719の処理内容を変更するとともに、S703とS705との間に、S921〜S923が追加される。
S719でシステム制御部50は、キーリピート方向を初期化する代わりに、マルチコントローラー74の入力が検出されなくなった時刻をシステムメモリ52に記憶し、処理をS720に進める。
S921でシステム制御部50は、S703でマルチコントローラー74の押下が検出された際に、キーリピート方向が記憶されているか否か判定し、記憶されていると判定されればS922に、記憶されていると判定されなければS705に処理を進める。
S922でシステム制御部50は、マルチコントローラー74の押下が検出されなくなってからの経過時間が上述の閾値時間未満か否かを判定し、閾値時間未満と判定されればS705に、閾値時間未満と判定されなければS923に処理を進める。
S923でシステム制御部50は、キーリピートの方向を「なし」に初期化し、処理をS705に進める。
●(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について説明する。特定の条件を満たす場合には最初の入力が斜め方向であっても処理を行なうようにする点は第2実施形態と同様であるが、上下または左右方向の入力しか有効でない状況(第3の動作モード)を対象とする。
図10(a)はフォーカス1001を左右方向にしか変更できない画面の一例としての撮影感度設定画面の例である。設定する感度を指定するフォーカス1001を上下方向には移動できない。このような状態でシステム制御部50は、左上方向と左下方向の入力は左方向の入力として、また右上方向と右下方向の入力は右方向の入力として処理することができる。
図10(b)はフォーカス1002を上下方向にしか変更できない画面の一例としてのピクチャースタイル設定画面の例である。設定する項目を指定するフォーカス1002を左右方向には移動できない。このような状態でシステム制御部50は、左上方向と右上方向の入力は上方向の入力として、左下方向と右下方向の入力は下方向の入力として処理することができる。
このように、上下または左右方向の入力のみが有効な状況において斜め方向の入力が検出された場合、本実施形態のシステム制御部50は斜め方向の水平または垂直成分のうち、入力が有効な方向成分の入力として取り扱う。
図9(b)は上述した本実施形態の動作を実現するためのフローチャートであり、図7のうち、処理が変化する部分を主に示している。図7と同じ処理については同じ参照数字を付し、重複する説明は省略する。
具体的には、斜め入力が無効な状態で斜め入力が検出された場合(S706,Yes)に、S1121でシステム制御部50は、上下左右の4方向入力が有効な状態か否かを判定する。4方向入力が有効な状態と判定されればS707に、4方向入力が有効な状態と判定されなければS1122に、処理を進める。4方向入力が有効な状態と判定されないのは、例えば上下または左右の2方向入力のみが有効な場合である。
S1122でシステム制御部50は、マルチコントローラー74で検出された入力方向を、現在有効な入力方向の1つによって更新し、処理をS709に進める。具体的には、システム制御部50は、現在有効な入力方向が左右方向の場合、右上または右下方向の入力は右方向の入力、左上または左下方向の入力は左方向の入力として更新する。また、システム制御部50は、現在有効な入力方向が上下方向の場合、右上または左上方向の入力は上方向の入力、右下または左下方向の入力は下方向の入力として更新する。
本実施形態によれば、横方向(左右)または縦方向(上下)のいずれかの方向入力だけが有効な状況で、ユーザーが意図せず斜め方向を入力してしまった場合でも、ユーザーの本来の意図に沿った動作を実現できる可能性が高くなる。また、本実施形態によれば、キーリピート認識後に限らず、入力が無い状態から斜め方向が入力された場合であっても、入力に応じた動作を実行するようにしているので、使い勝手がよい。
(その他の実施形態)
なお、システム制御部50を動作主体として説明した制御や動作は、1つのハードウェアが実施してもよいし、複数のハードウェアが処理を分担して実施してもよい。
上述の実施形態では、第1の方向(例えば水平方向)と、第1の方向に垂直な第2の方向(例えば垂直方向)と、第1または第2の方向と45度異なる第3の方向(例えば斜め方向)とについて、入力または操作を検出する構成について説明した。しかし、例えば斜め方向は第1または第2の方向と90度未満異なる任意の方向であってよい。また、上述の実施形態では4つのスイッチ301〜304を覆う中空円盤上の部材を用いて8方向入力を検出可能な構成とした単一のマルチコントローラー74を用いる構成を説明した。しかし、スイッチ301〜304が露出した状態で配置され、指で複数のスイッチを直接同時押下可能に構成した入力デバイスを有する電子機器であっても上述の各実施形態は実施可能である。
また、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。さらに、上述した各実施形態は本発明の一実施形態を示すものにすぎず、各実施形態を適宜組み合わせることも可能である。
また、上述した実施形態においては、本発明をレンズ交換式のデジタルカメラに適用した場合を例にして説明した。しかし、本発明は互いに異なる特定の方向を指示可能な複数の入力デバイスを有する任意の電子機器に適用可能である。なお、ここで複数の入力デバイスは物理的に設けられていても、例えばソフトウェアキーのように必要に応じて提供されるものであってもよい。
このような電子機器には、撮像装置をはじめ、パーソナルコンピュータ、PDA、携帯電話機(スマートフォンを含む)、画像ビューワ、ディスプレイを備えるプリンタ装置、デジタルフォトフレーム、メディアプレーヤー、ゲーム機などが含まれる。また、このほかにも、電子ブックリーダー、タブレット端末、投影装置、ディスプレイを備える家電装置、カーナビゲーションなどの車載装置などが含まれるが、これらに限定されない。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
50…システム制御部、52…システムメモリ、56…不揮発性メモリ、74…マルチコントローラー、100…デジタルカメラ、150…レンズユニット

Claims (21)

  1. 方向を指示する操作部材に対する操作を検出するための検出手段であって、第1の方向を指示する操作を検出する第1の検出手段及び第2の方向を指示する操作を検出する第2の検出手段と、
    第1の動作モードにおいては、
    前記第2の検出手段で操作を検出することなく前記第1の検出手段で操作を検出した場合に第1の処理を行い、
    前記第1の検出手段で操作を検出することなく前記第2の検出手段で操作を検出した場合に第2の処理を行い、
    前記第1の検出手段で操作を検出しており前記第1の処理を行っている状態で、さらに前記第2の検出手段で操作を検出した場合に第3の処理を行い、
    第2の動作モードにおいては、
    前記第2の検出手段で操作を検出することなく前記第1の検出手段で操作を検出した場合に第4の処理を行い、
    前記第1の検出手段で操作を検出することなく前記第2の検出手段で操作を検出した場合に第5の処理を行い、
    前記第1の検出手段で操作を検出しており前記第4の処理を行っている状態で、さらに前記第2の検出手段で操作を検出した場合、前記第4の処理を継続して行い、
    前記第2の検出手段で操作を検出しており前記第5の処理を行っている状態で、さら
    に前記第1の検出手段で操作を検出した場合、前記第5の処理を継続して行う、
    ように制御する制御手段と、
    を有することを特徴とする電子機器。
  2. 前記制御手段は、
    前記第1の動作モードにおいて、
    前記第2の検出手段で操作を検出しており前記第2の処理を行っている状態で、さらに前記第1の検出手段で操作を検出した場合に前記第3の処理を行う
    ように制御することを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記制御手段は、
    前記第1の動作モードにおいて、
    前記第1の検出手段で操作を検出したまま第1の時間が経過すると、前記第1の検出手段での操作の検出が継続している期間、前記第1の時間より短い第2の時間ごとに前記第1の処理を繰り返し行い、その状態からさらに前記第2の検出手段で操作を検出すると、前記第2の時間ごとの前記第1の処理の繰り返しを停止し、前記第1の検出手段と前記第2の検出手段とで操作を検出したまま前記第1の時間が経過すると、前記第1の検出手段と前記第2の検出手段での操作の検出が継続している期間、前記第2の時間ごとに前記第3の処理を繰り返し行い、
    前記第2の動作モードにおいて、
    前記第1の検出手段で操作を検出したまま第1の時間が経過すると、前記第1の検出手段での操作の検出が継続している期間、前記第2の時間ごとに前記第4の処理を繰り返し行い、その状態からさらに前記第2の検出手段で操作を検出しても、前記第2の時間ごとの前記第4の処理の繰り返しを継続するように制御する、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の電子機器。
  4. 前記制御手段は、
    前記第1の動作モードにおいて、
    前記第1の検出手段と前記第2の検出手段のいずれでも操作を検出していない状態から、前記第1の検出手段と前記第2の検出手段で共に操作を検出した場合に前記第3の処理を行い、
    前記第2の動作モードにおいて、
    前記第1の検出手段と前記第2の検出手段のいずれでも操作を検出していない状態から、前記第1の検出手段と前記第2の検出手段で共に操作を検出した場合には処理を行わない、
    ように制御することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の電子機器。
  5. 前記制御手段は、
    前記第1の動作モードにおいて、
    前記第1の検出手段と前記第2の検出手段のいずれでも操作を検出していない状態から、前記第1の検出手段と前記第2の検出手段で共に操作を検出した場合に前記第3の処理を行い、
    前記第2の動作モードにおいて、
    前記第1の検出手段と前記第2の検出手段のいずれでも操作を検出していない状態から、前記第1の検出手段と前記第2の検出手段で共に操作を検出した場合において、前記第4の処理または前記第5の処理を前回行ってから所定時間以上の場合には処理を行わず、前記第4の処理または前記第5の処理を前回行ってから所定時間未満である場合には前回行っていた前記第4の処理または前記第5の処理を行う、
    ように制御することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の電子機器。
  6. 前記制御手段は、
    前記第1の動作モードにおいて、
    前記第1の検出手段と前記第2の検出手段のいずれでも操作を検出していない状態から、前記第1の検出手段と前記第2の検出手段で共に操作を検出した場合に前記第3の処理を行い、
    第3の動作モードにおいて、
    前記第2の検出手段で操作を検出することなく前記第1の検出手段で操作を検出した場合に特定の処理を行い、
    前記第1の検出手段で操作を検出することなく前記第2の検出手段で操作を検出した場合には操作に応じた処理を行わず、
    前記第1の検出手段と前記第2の検出手段のいずれでも操作を検出していない状態から、前記第1の検出手段と前記第2の検出手段で共に操作を検出した場合に前記特定の処理を行う、
    ように制御することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の電子機器。
  7. 第1の方向を指示する第1の操作と、
    前記第1の方向と垂直な第2の方向を指示する第2の操作と、
    前記第1の方向及び前記第2の方向と90度未満異なる第3の方向を指示する第3の操作とを検出する検出手段と、
    第1の動作モードにおいては、
    前記第1の操作に応じて第1の処理を行い、
    前記第2の操作に応じて第2の処理を行い、
    前記第1の操作に応じて前記第1の処理を行っている状態で、前記第3の操作を検出したことに応じて第3の処理を行い、
    第2の動作モードにおいては、
    前記第1の操作に応じて第4の処理を行い、
    前記第2の操作に応じて第5の処理を行い、
    前記第1の操作に応じて前記第4の処理を行っている状態で、前記第3の操作を検出しても、前記第4の処理を継続して行い、
    前記第2の操作に応じて前記第5の処理を行っている状態で、前記第3の操作を検出しても、前記第5の処理を継続して行う、
    ように制御する制御手段と、
    を有することを特徴とする電子機器。
  8. 前記制御手段は、
    前記第1の動作モードにおいて、
    前記第1の操作が第1の時間経過すると、前記第1の操作が継続している期間、前記第1の時間より短い第2の時間ごとに前記第1の処理を繰り返し行い、その状態から前記第3の操作を検出すると、前記第2の時間ごとの前記第1の処理の繰り返しを停止し、前記第3の操作を検出したまま前記第1の時間が経過すると、前記第3の操作が継続している期間、前記第2の時間ごとに前記第3の処理を繰り返し行い、
    前記第2の動作モードにおいて、
    前記第1の操作を検出したまま第1の時間が経過すると、前記第1の操作が継続している期間、前記第2の時間ごとに前記第4の処理を繰り返し行い、その状態から前記第3の操作を検出しても、前記第2の時間ごとの前記第4の処理の繰り返しを継続する、
    ように制御することを特徴とする請求項7に記載の電子機器。
  9. 前記制御手段は、
    前記第1の動作モードにおいて、
    前記第1の操作も前記第2の操作も検出していない状態から前記第3の操作を検出した場合に前記第3の処理を行い、
    前記第2の動作モードにおいて、
    前記第1の操作も前記第2の操作も検出していない状態から前記第3の操作を検出した場合には前記第3の操作に応じた処理を行わない、
    ように制御することを特徴とする請求項7または8に記載の電子機器。
  10. 前記制御手段は、
    前記第1の動作モードにおいて、
    前記第1の操作も前記第2の操作も検出していない状態から前記第3の操作を検出した場合に前記第3の処理を行い、
    前記第2の動作モードにおいて、
    前記第1の操作も前記第2の操作も検出していない状態から前記第3の操作を検出した場合に、前記第4の処理または前記第5の処理を前回行ってから所定時間以上の場合には前記第3の操作に応じた処理を行わず、前記第4の処理または前記第5の処理を前回行ってから所定時間未満である場合には、前記第3の操作に応じて、前回行っていた前記第4の処理または前記第5の処理を行う、
    ように制御することを特徴とする請求項7乃至9のいずれか1項に記載の電子機器。
  11. 前記制御手段は、
    前記第1の動作モードにおいて、
    前記第1の操作も前記第2の操作も検出していない状態から前記第3の操作を検出した場合に前記第3の処理を行い、
    第3の動作モードにおいて、
    前記第1の操作に応じて特定の処理を行い、
    前記第2の操作があっても当該第2の操作に応じた処理を行わず、
    前記第3の操作に応じて前記特定の処理を行う、
    ように制御することを特徴とする請求項7乃至10のいずれか1項に記載の電子機器。
  12. 第1の方向を指示する第1の操作と、
    前記第1の方向と垂直な第2の方向を指示する第2の操作と、
    前記第1の方向及び前記第2の方向と90度未満異なる第3の方向を指示する第3の操作とを検出する検出手段と、
    前記第1の操作に応じて第4の処理を行い、
    前記第2の操作に応じて第5の処理を行い、
    前記第1の操作に応じて前記第4の処理を行っている状態で、前記第3の操作を検出しても、前記第4の処理を継続して行
    前記第2の操作に応じて前記第5の処理を行っている状態で、前記第3の操作を検出しても、前記第5の処理を継続して行う、
    ように制御する制御手段と、を有することを特徴とする電子機器。
  13. 前記電子機器は、上、右上、右、右下、下、左下、左、左上の少なくとも8方向を指示する操作を受け付け可能であり、前記第1の方向と前記第2の方向は前記8方向に含まれる上、右、下、左のいずれかの互いに垂直な2方向であることを特徴とする請求項1乃至12のいずれか1項に記載の電子機器。
  14. 前記少なくとも8方向を指示する操作を受け付ける単一の操作部材を更に有することを特徴とする請求項13に記載の電子機器。
  15. 前記第1の動作モードは、右上、右下、左下、左上の少なくとも1方向を指示する操作が有効な動作モードであり、
    前記第2の動作モードは、右上、右下、左下、左上を指示する操作が無効な動作モードであることを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載の電子機器。
  16. 前記電子機器は、撮像手段を有する撮像装置であることを特徴とする請求項1乃至15のいずれか1項に記載の電子機器。
  17. 方向を指示する操作部材に対する操作を検出するための検出手段を有する電子機器の制御方法であって、前記検出手段は、第1の方向を指示する操作を検出する第1の検出手段及び第2の方向を指示する操作を検出する第2の検出手段とを含み、
    前記制御方法が、
    第1の動作モードにおいて、
    前記第2の検出手段で操作を検出することなく前記第1の検出手段で操作を検出した場合に第1の処理を行い、
    前記第1の検出手段で操作を検出することなく前記第2の検出手段で操作を検出した場合に第2の処理を行い、
    前記第1の検出手段で操作を検出しており前記第1の処理を行っている状態で、さらに前記第2の検出手段で操作を検出した場合に第3の処理を行う、
    ように制御する工程と、
    第2の動作モードにおいて、
    前記第2の検出手段で操作を検出することなく前記第1の検出手段で操作を検出した場合に第4の処理を行い、
    前記第1の検出手段で操作を検出することなく前記第2の検出手段で操作を検出した場合に第5の処理を行い、
    前記第1の検出手段で操作を検出しており前記第4の処理を行っている状態で、さらに前記第2の検出手段で操作を検出した場合、前記第4の処理を継続して行い、
    前記第2の検出手段で操作を検出しており前記第5の処理を行っている状態で、さら
    に前記第1の検出手段で操作を検出した場合、前記第5の処理を継続して行う、
    ように制御する工程と、
    を有することを特徴とする電子機器の制御方法。
  18. 第1の方向を指示する第1の操作と、
    前記第1の方向と垂直な第2の方向を指示する第2の操作と、
    前記第1の方向及び前記第2の方向と90度未満異なる第3の方向を指示する第3の操作とを検出する検出手段と、とを有する電子機器の制御方法であって、
    第1の動作モードにおいて、
    前記第1の操作に応じて第1の処理を行い、
    前記第2の操作に応じて第2の処理を行い、
    前記第1の操作に応じて前記第1の処理を行っている状態で、前記第3の操作を検出したことに応じて第3の処理を行う、
    ように制御する工程と、
    第2の動作モードにおいて、
    前記第1の操作に応じて第4の処理を行い、
    前記第2の操作に応じて第5の処理を行い、
    前記第1の操作に応じて前記第4の処理を行っている状態で、前記第3の操作を検出しても、前記第4の処理を継続して行い、
    前記第2の操作に応じて前記第5の処理を行っている状態で、前記第3の操作を検出しても、前記第5の処理を継続して行う、
    ように制御する工程と、
    を有することを特徴とする電子機器の制御方法。
  19. 第1の方向を指示する第1の操作と、前記第1の方向と垂直な第2の方向を指示する第2の操作と、前記第1の方向及び前記第2の方向と90度未満異なる第3の方向を指示する第3の操作とを検出する検出手段を有する電子機器の制御方法であって、
    前記第1の操作に応じて第4の処理を行うように制御する工程と、
    前記第2の操作に応じて第5の処理を行うように制御する工程と、
    前記第1の操作に応じて前記第4の処理を行っている状態で、前記第3の操作を検出しても、前記第4の処理を継続して行うように制御する工程と、
    前記第2の操作に応じて前記第5の処理を行っている状態で、前記第3の操作を検出しても、前記第5の処理を継続して行うように制御する工程と、
    を有することを特徴とする電子機器の制御方法。
  20. コンピュータを、請求項1乃至16のいずれか1項に記載された電子機器の各手段として機能させるためのプログラム。
  21. コンピュータを、請求項1乃至16のいずれか1項に記載された電子機器の各手段として機能させるためのプログラムを格納したコンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
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